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アニメキャラ・バトルロワイアル3rd Part21

653rd / 天使にふれたよ ◆ANI3oprwOY:2015/03/16(月) 02:42:28 ID:fxNQ5zpc

それは全人類を救う神として、敗北宣言に等しいワードではなかったか。
莫迦なとすぐに吐き捨てる。
くだらないと切り捨てる。
聖杯に不可能はなく、遍くすべてを己は救うのだと、コンマ一秒も断たずにリボンズは取り直し。
その僅かな間隙こそ、全てを分けたのだと気付けない。





「■■■■cb■■■■■■■■gfx■■h■■■asf壊ghj■■■■■■■■■jhfwr■■■■■■■oas輯ue■■―――――――――!!!」



極大のGNの粒子が一方通行を焼き尽くす。
その寸前、胸の刃を、掴ませてしまった。
だからもう遅いと、ソレは嗤って。




「さいっっっこォの悪夢をデリバリーしてやるよォォォォォ!! クッソ野郎ォがァァァァァァァァァァ!!!!!」




大量の血飛沫が宙に舞う。
展開していた黒翼が再び体内へと収束し、体の中心で渦を巻く。
突き刺した呪いの紅槍へと、破壊された全身の血管を通じて、血液と一体化した汚濁を芯まで染み込ませる。
それは世界間を超えた、魔術と科学の合一だった。

柄まで染まった様はもはや黒槍であり、
槍本来の呪いなど及びもつかないほど汚らわしく歪まされた媒介を、一方通行は己の魂(しんぞう)ごと引き抜いた。


「……なァ、おィ、選ンでみろよ?」


夢か、命か。
放たれた燐光が、五体を撃ち抜かんとする寸前。
目の前の怪物(にんげん)が、リボンズへとそう問うていた。


「―――は」

握るは、この世全て悪そのもの。
放つ己は、ただの悪党。
それでいい。さあ、届け。
全部台無しにしてこいよ、と呼びかけて。


投じられる。


黒槍の刃は、明らかにリボンズ・アルマークを『外して』いた。
見当違いの方向を飛んでいく。
狙い損じたのか、否、違う。


「―――何をした、つもりだ? 人間」


それはこの世で最も、彼の憤怒を煽る行いと言っていい。
全身を焼き尽くされてなお高らかに爆笑を上げながら墜落していく一方通行など、もはや眼中には無い。
放たれた槍の一撃の描く軌跡が網膜に焼き付く。


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