[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
| |
東方コロシアム
1
:
名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民
:2010/09/08(水) 22:21:47 ID:W4HDANLk0
第1試合
小傘 対 美鈴
小傘「う、うらめしやぁ!」
美鈴「・・・・・はぁ、これが私の最初の敵ですか。動かないでくださいね、痛みを感じる間もなく、一瞬でその首狩り取って―――ご・・ふっ!?」
ドスッ!!美鈴の背後から、一本の傘が美鈴の背を貫いた。
小傘「・・・油断は禁物だよぉ、お姉さん♪」
フッ 小傘の姿が消える。
美鈴「!?け、気配が・・な・・・どこ・・」
ドドドドドドドド―――――――――――!!!!!!!
天から雨のように降り注ぐ弾幕。美鈴は反撃する間もなく、弾幕の餌食となり、フィールドに肉片が飛び散った。美鈴に刺さっていた傘が小傘の手に戻る。
これが人を驚かすため、奇襲だけに特化してきたダークホース・・・
小傘「あーあ、見た目で判断する人はつまらないなぁ」
勝者 小傘。
2
:
名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民
:2010/09/08(水) 22:22:22 ID:W4HDANLk0
第二試合
さとり対レミリア
さとり「あなたは私に指一本触れることができません。先手はどうぞ、吸血鬼さん」
さとりがレミリアを挑発する。だが、紅魔の主はそれしきの挑発では意味がない。
レミリア「・・・ふふ、かわせるかしら」
レミリアが宙へ飛び・・・音速の弾丸の速度でさとりに突進する。レミリアは視覚化できるほどのまがまがしく膨大な妖力、紅いオーラを纏い
さとりを仕留めにゆく。さとりはまるでそれが来るとわかっていたかのように、手を前にかざし
さとり「想起 マスタースパーク」
――――――――――――――!!!光の極太レーザーで迎撃する。マスタースパークとレミリアが衝突し、互いの力は均衡していた。
レミリア「・・・・・へぇ、これが心を読むサトリ種の・・・でも、来るとわかっても防げない一撃もあるって事、教えてやるわ。・・・不夜城レッド!」
レミリアの紅いオーラが膨れ上がり、さとりのマスタースパークを何もないかのように突き破ってゆく。これでは心を読めたところでさとりには―――
さとり「・・・想起 夢想転生」
周囲一帯が光に包まれる。そして光の中で――――――レミリアの甲高い悲鳴が轟き――――光が消えると同時に、レミリアの姿もなくなっていた。
さとりの手には・・・レミリアの右腕が・・・
さとり「・・・へぇ、私に届いたなんて、これは予想外でしたね。・・・汚らしい」
さとりはレミリアの右腕を放り投げ、弾幕で消却した。勝者 さとり。
3
:
名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民
:2010/09/08(水) 22:22:59 ID:W4HDANLk0
第三試合
聖白蓮 対 天子
天子「この天人である私に挑むなんて愚か者久々じゃない!ふふ、少しは楽しませてもらえるかしら」
聖「ふふ・・・あなたが楽しめる保障はありませんよ。だって・・・あなたは私の踏み台となり消えるのですから・・・聖剣・スターソード」
聖の手に黄金の剣が握られる。まぶしい光を放つそれは、聖の膨大な魔力で編み出した必殺の剣。対して
天子「剣で私の右に出るやつなんていないわ!」
緋想の剣を構える天子。これは天人代々受け継がれる大地をも揺るがす剣。
聖「・・・行きます、はっ!」
ギィン!!音速を超えるスピードで斬りかかる聖。中級妖怪なら今ので首が飛んでいたであろう一撃を簡単に剣で弾く天人。
天子「甘い!!せやぁ!!!」
ガギイイィン!!!!剣と剣が激しくぶつかり合う。二人の剣が激突する度に天地が揺れる。
聖「ぐっ・・・!この私が身体能力で劣るとは・・・やりますね、天人・・・ですが・・・はぁあああああああ!!!!」
ゴオォォオオ――――――――――!!!!!聖の体からまばゆい光が溢れ、光は聖を包む。その神々しい姿に、天人は一瞬目を奪われていた。
だが、その一瞬で・・・・勝敗は決した。
ダンッ―――――――――!!!!光を超えた速度から繰り出される一閃。気を緩めた天人の首を狩るには十分の一撃であった。 勝者 聖
4
:
名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民
:2010/09/08(水) 22:31:02 ID:W4HDANLk0
第四試合
もみじ 対 ヤマメ
もみじ「最初にこの刀の錆になるのはお前か。地底の汚らわしき毒蜘蛛・・・ヤマメ」
ヤマメ「蜘蛛をなめちゃ駄目だよ犬っころ。・・・ましてや毒蜘蛛、お前なんか毒に侵されて地獄行きさ」
もみじ「・・・ちっ、生意気な口ききやがって。地底の底辺が・・・斬!!」
もみじが刀を構えヤマメに斬りかかる―――が、もみじの動きが宙で止まった。
もみじ「えっ・・・・・・!?し、しまった・・・!」
ヤマメ「だから言っただろう。これが蜘蛛のやり方さ・・・基礎から学ぶことだね、新聞記者なら。もっとも・・・もう手遅れだけどね」
ドスッ!ヤマメが口から吐いた三本の毒針が、もみじの額、首、腹に刺さる。針自体の威力は無に等しいが・・・もみじは終わっていた。
もみじ「ぁ・・・あぁ・・・アアアアアアアアアアアア!!!!!!イタイイタクルシイタスケァァアアアア!!!!イィイアアア――――――――」
もみじの体が腐ってゆく。皮は腐り落ち、肉は溶け、眼球はむき出しに、そして、体中からどす黒い液体が溢れ――――もみじは力つきた。
勝者 ヤマメ
5
:
名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民
:2010/09/08(水) 22:38:24 ID:W4HDANLk0
第5試合
チルノ 対 衣久
チルノ「ふっ、氷を操るものと雷を操るものの戦い・・・わくわくするね」
衣久「子供だからといって手加減はしませんよ・・・・雷よ!」
バチッバチ―――――――――!!!天から雷が降り注ぎ、チルノに被弾する。これを受けては、どんな者も皮膚は焦げ、見るに堪えぬ姿に・・・だが
チルノ「何かしたかっ!」
チルノの頭上で、雷の先端が凍っていた。雷はチルノに届いていなかった。
衣久「なっ・・・・・!?」
チルノ「・・・あたいの本気を見せてやろう・・・パーフェクトフリーズ!!!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――!!!!!!
チルノの周辺一体が全て凍った。衣久も全身凍らされ、動きを封じられていた。
衣久(ぁ・・・・・は・・やく・・・抜けださな・・・)
チルノ「消えな、最強のあたいの一撃で」
バキィ!!!!!チルノの放った氷の弾丸で衣久が砕けた。 勝者 チルノ
6
:
名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民
:2010/09/08(水) 22:46:43 ID:W4HDANLk0
第6試合。
ルーミア 対 フランドール・スカーレット
フラン「あはは!あなた知ってるよ!紅魔館の周辺をうろついてる雑魚妖怪じゃない!!私に当たったが運の尽きね!」
ルーミア「そーなのかー!じゃあ・・・封印を外すのかー」
ルーミアが自ら、髪に括られた封を解いた。―――――――同時に、ルーミアから暗黒の闇が溢れだす。
フラン「えっ・・・・な、なに・・・これ・・・!?」
ルーミア「・・・・・ぐぅ、お腹が空いたなぁ・・・なぁ、お前は美味いのかー」
フラン「ひっ・・・!ク、クランベリートラップ!!」
フランがあらゆるものを破壊する一撃でルーミアを空間ごと爆破する。だが・・・ルーミアは無傷だった。
ルーミア「うぷ・・・甘くて美味しいよぉ・・・・ぺろり」
フラン「な・・・だ、弾幕を食べ・・・や、やだ、怖い・・・助け・・・」
ルーミア「・・・暗黒 ブラックホール」
ゴオォオオオオオ――――――――――――――――――――――――――――!!!!!!!!!グチャグチョビチャベチャ!!!!!!
フラン「――――――――――――――――――――――――――――――――――!!!!!!」
ルーミアを中心に発生した黒い渦があらゆるものを飲み込む。フランもそのうちの1つで、ルーミアの口の中へ星をもただの粒子に変えてしまいかねないほどの
重力で圧縮され、まるで飴玉のように豹変し、ルーミアに食われた。
ルーミア「・・・・うー、美味しかった。ごちそうさまぁ」
勝者 ルーミア
7
:
名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民
:2010/09/08(水) 22:52:03 ID:IuwmvQuY0
○宵闇の妖怪
ルーミア
能力:闇を操る程度の能力
1面ボスです。妖怪です。
ストーリー上重要な位置に居ません。何の為に生きてるのか不明です。
実は髪の毛に巻いているリボンは御札で、リボンは取りたくてもルー
ミア本人では触れることすら出来ないのです。
実際、闇を操ってる場面を見れないですが、本当はルーミアの周りは
いつも夜になっています。
カードアタック 全3種
> 実は髪の毛に巻いているリボンは御札で、リボンは取りたくてもルー
ミア本人では触れることすら出来ないのです。
8
:
名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民
:2010/09/09(木) 00:00:23 ID:tvVqMnHQ0
椛って新聞記者じゃな
9
:
◆Youmu.kiRs
:2010/09/09(木) 00:27:54 ID:gLVJASBk0
ルーミアがいたのは紅魔館周辺じゃなくて神社上空じゃなかったっけ
10
:
名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民
:2010/09/09(木) 00:43:09 ID:S1NMIWFU0
第7試合
妖夢 対 こいし
妖夢「邪悪な力・・・斬るしかないみたいですね」
こいし「あははっ!じゃあ私もあなたを切っちゃうよぉ!」
妖夢は刀を、こいしは爪を武器にして戦闘態勢に入る。・・・最初に動いたのは妖夢。疾風のように、素早く、無駄のない剣先がこいしの喉を―――
こいし「むんっ!!」
ギィン!!こいしは妖夢の動きを完璧に捉えていた。爪で剣を弾き、妖夢は後退する。
妖夢「ぐっ・・・!やりますね・・・ですが、これ・・・で・・・!?」
妖夢の視界からこいしが消えた、直後。 びちゃぁあああ!!!!
妖夢は・・・真正面からこいしに腹を手で貫かれた・・・あの動体視力に長けた妖夢が、真正面の攻撃を決めさせるわけがない。
そう・・・これが無意識を操る、こいしの力だった。
こいし「約束通り斬るね、亡霊さん♪」
――――――――――――――――――――――――――――!!!!
こいしの必殺狂乱舞が炸裂する。妖夢はバラバラにされ・・・霊らしく煙のように消えていった・・・ 勝者 こいし。
11
:
◆Youmu.kiRs
:2010/09/09(木) 00:48:56 ID:gLVJASBk0
嫌だ!キャラソトップ2の2人が殺し合うなんて嫌だあああああ
12
:
◆MoMIJiRXGw
:2010/09/09(木) 02:00:17 ID:qO7HIb3sO
これ読んだもみじが哀しんでるじゃねーか!
でも「あんまり怒らないでください、私はここに居ますから」って手を優しく握ってくれるもみじに免じて許してやる
13
:
名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民
:2010/09/09(木) 02:02:50 ID:lDJ1MW3cO
もう少しキャラのことを知り文章力を上げてから書いたらいいんじゃないかな
14
:
名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民
:2010/09/09(木) 13:44:52 ID:H4W7oNyk0
俺(AC厨)vsカニバ
「幻想郷の新顔に、負けるわけにはいかんな……コジマ『アサルトアーマー』」
カニバは死んだ。スイーツ(笑)
15
:
名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民
:2010/09/09(木) 13:50:41 ID:H4W7oNyk0
おまけ
俺vsチルノ
「おまえが、⑨……無理ですナインボーに勝てる気なんてしません棄権します」
俺二回戦で敗退
16
:
名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民
:2010/09/09(木) 21:56:28 ID:S1NMIWFU0
第8試合。
文 対 雛
文「あややや!あなたは厄神様笑じゃないですか〜」
雛「・・・あなた、かなり厄で満ちてるわよ・・・ええ、だって、私にここで滅されますからね」
文「・・・ぷっ、リスカが趣味のメンヘラ神様なんてとるにたらない存在ですね。この竜巻で千切りにしてやるわ!」
文が巨大な竜巻を巻き起こす。竜巻は天にも届くほどの、巻き込まれれば確実に死ぬ必殺だった。竜巻は雛の元へあらゆるものを斬り裂く風を纏って襲いかかる。
雛「・・・ふ、ふふ、幻想郷の厄よ・・・集え・・・ダークトルネード」
―――――――――――――――――――――!!!!!文の竜巻と同等の規模の、だが暗黒の厄を纏った竜巻が文の竜巻と激突する。
ゴゴゴ――――――――――――――――――――――!!!!!!!
竜巻は共に相殺された。
文「はっ!!」
文が幻想郷一のスピードで雛を蹴りにゆく。文の脚力は妖怪の中では高いとは言えないが、この速度を加えることでその蹴りは鬼にも劣らぬ必殺級の技となる。
それを―――
雛「ダークカッター!!!」
ギュイイイイイイイ――――――――――――――――――――!!!!!!!!ざしゅっ!!!びちゃああぁぁ!!!!
文「ぁぎ・・・ぁ・・ギァアアアアアアアアア―――――――――――」
口の中から剣を、そして両腕に剣を構え、その状態で光速スピンする雛。文の光速の蹴りと同じく光速の世界ではある。故に、決め手となるのは剣と蹴り。
文の蹴りは・・・3本の剣を砕くほどの力はなかったのだった。文の右足が切断され、ミンチとなって地に落ちてゆく。
雛「キエエエエエエエ―――――――――――――――――――――――――――!!!!!!!!!!」
痛みで我を失っている文に容赦なく、雛のダークカッターが襲いかかる。文の絶叫とともに、文だったものが大量に地に落ちていった。勝者 雛
17
:
◆Youmu.kiRs
:2010/09/09(木) 22:26:39 ID:gLVJASBk0
弱そうな方が勝つ確率が異常に高いな
18
:
名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民
:2010/09/09(木) 22:37:43 ID:H4W7oNyk0
>>17
チルノはともかく俺がカニバより弱そうだと申したか
19
:
名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民
:2010/09/10(金) 01:09:00 ID:V3qZBTuI0
戦闘描写難しすぎワロエナイ
美鈴vs萃香
先に動いたのは伊吹萃香。ゆっくりと、足を踏み出す。
紅美鈴はその場から動かず、待ち構えた。
二歩、三歩と進み――次の瞬間、霞むような速度で美鈴の懐へ跳び込む。
右ストレート。美鈴は側面から手を叩き付け、手首を捻り、その一撃をいなした。
化勁と呼ばれる技術である。
「っく!」
まるで大砲でも弾いたかのような衝撃が美鈴の手に伝わる。
初撃をかわされた萃香は右手を戻しながら美鈴の足にローキックを放つ。
受ければ骨がイカれる。そう確信した美鈴は後ろに跳ぶことで回避。
パワーが桁違いだ。美鈴は分の悪い勝負に笑みを浮かべる。
(上等。紅魔館の門番舐めるな)
今度は美鈴が足を踏み出す。
箭疾歩。一瞬で両者の間の距離を零にした美鈴に驚くこともなく、萃香は迎撃の蹴りを繰り出す。
美鈴もまた、それを予測していたかのように化勁で以ってそれをいなした。
足首を回し、腰を回し、肘を回し、踵を地面に打ち込む。
運動エネルギー全てを掌底に乗せ、萃香の体へと叩き込む――発勁。
萃香の体が吹き飛ぶ。
(――ダメだ、威力を殺された)
20
:
名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民
:2010/09/10(金) 01:10:04 ID:V3qZBTuI0
吹き飛ばされた萃香は痛みを感じさせない動きで起き上がる。
が、内心では舌打ちしたい気分だった。
(腹筋でガード仕切れなかった。浸透勁ってやつかね)
咄嗟に後ろに跳んだことで発勁の衝撃から逃げはしたが、ダメージゼロというわけにはいかない。
腹部から湧き上がる痛みと吐き気を堪えながら、萃香は笑みを浮かべる。
(……これだから喧嘩はやめられない)
地を蹴り美鈴との距離を縮める。そしてそのまま勢いをつけ――頭から突っ込んだ。
美鈴は咄嗟に避けるが、萃香の頭の角が掠り服が千切れる。
「ぅあ、危なっ!」
僅かに美鈴の体勢が崩れた。萃香は更に距離を詰める。
零距離。左アッパーで顎を狙う。逸らされた。
ミドルキック。後ろに跳ばれる。また距離が開いた。
手足の長さはそのままリーチの違いだ。そこに関しては萃香は確実に負けている。
弾幕を使えばリーチの差を問題とせず戦えるが――
(折角の殴り合いだ。そんなものは使わない)
瓢箪も預けてある。今の萃香にあるのはこの手足だけだ。
萃香が再び地を蹴る。腹部の痛みが心地よかった。
21
:
名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民
:2010/09/10(金) 01:11:33 ID:V3qZBTuI0
萃香が攻め、美鈴がいなす。その攻防を幾度続けただろうか。
化け物じみた攻撃を受け続けた美鈴の手は、皮が剥げ真っ赤に染まっていた。指の骨は何本か折れているだろう。
萃香もまた無傷ではない。時折食らう反撃は内臓へのダメージを蓄積している。口内は血に濡れていた。
お互いに限界が見えてきていた。
そして。
「ぉおおおっ!」
「ぅらああっ!」
目と鼻が触れ合いそうな程の距離。超接近戦。
空気を裂く鬼の拳。螺旋の勁を加えた打撃。
それらがお互いを何度も殴る。殴る。殴り合う。
「――!」
「 !!」
声が出なくなる。音が途切れる。
萃香の拳と美鈴の掌底がぶつかり合う。ミシリ、と美鈴の腕から嫌な音がした。
美鈴の蹴りを萃香が頭突きで受ける。萃香の額が割れて血が溢れた。
お返しとばかりに萃香が美鈴の頭目掛けて蹴り上げる。紙一重でかわすも頬が裂けた。
不安定な体勢になった萃香の足を美鈴が払おうとする。跳んで避けられ、胸を蹴られた。
距離が離れる。どちらともなく距離を縮めた。
そしてまた、殴り合う。
お互いに顔を血で染めながら、笑みを浮かべながら殴り合った。
「っがぁぁぁあああ!」
萃香の拳が美鈴の脇腹にめり込む。バキリ、と骨が折れる音がした。
痛みで美鈴の顔が歪む。口を開けば悲鳴を上げてしまいそうだった。
動きが止まった美鈴の顔面に萃香の拳が叩き込まれた。
(あ、これ死ぬかも)
頭の中で激痛が響き、全身へと広がっていく。
このまま倒れてしまえば、気絶してこの痛みから逃げられるだろう。
悪魔が美鈴に囁く。
このまま倒れて、負けを認めれば。
22
:
名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民
:2010/09/10(金) 01:12:58 ID:V3qZBTuI0
(負け、たくない)
崩れそうになる足で、地面を踏みしめる。
美鈴の体が回転し、萃香の体へと、ピタリと背中が密着する。
膝を落とし、腰を落とし、胴を落とし、肩を落とし。
全身を、叩きつけた。
「――っ!!!」
轟音。
美鈴の踏みしめた足が、大地を割る。
萃香の体が、吹き飛んだ。
「ご、がはっ」
鉄山靠。それを放った美鈴の口から血がこぼれた。
これで駄目ならもう負けだ。倒れた萃香を霞む目で睨む。
そして――――萃香は、立った。
血塗れで、全身を震わせながらも、立ち上がった。
「紅美鈴」
萃香が笑う。
血反吐で濡れた顔で、満足そうに。
「楽しかったよ」
そうして、笑ったまま。
伊吹萃香は崩れ落ち、意識を失った。
勝者 紅美鈴
23
:
◆Youmu.kiRs
:2010/09/10(金) 01:14:35 ID:0BeEwoDw0
かああああああああああああっけえええええええええええwwwwwwwwwwwwwwwwww
24
:
名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民
:2010/09/10(金) 01:14:41 ID:9/4.mTsA0
>>22
止めを刺さないとコロシアムとしては駄目だね
25
:
名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民
:2010/09/10(金) 01:19:05 ID:EO6kFxEk0
よしきた
俺vsカニバ ラウンド2
俺「まだ息があるか……いいか、俺は面倒が嫌いなんだ」
――月光『LS-MOONLIGHT』
カニバの首は遠く遠く、天界まで飛んでいきましたとさ。
後ほど俺は永江さんにおもいっきり怒られました。
26
:
名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民
:2010/09/10(金) 01:19:40 ID:I1xrQCL.0
これはこれで中々。次に期待 乙
27
:
◆Youmu.kiRs
:2010/09/10(金) 01:21:33 ID:0BeEwoDw0
戦闘描写細かいし語彙も豊富とか
その上セリフ回しのレベルが高えwwww
ちょっとこれログ保存するわ
しかもこれ書いたの今日だろ?本当に凄いなwww
28
:
名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民
:2010/09/10(金) 01:22:29 ID:D4YZp5QM0
霊太要らねーからID:V3qZBTuI0が書いてよ
29
:
名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民
:2010/09/10(金) 01:26:06 ID:D4YZp5QM0
それにしても殺陣が書けるって羨ましいな
30
:
名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民
:2010/09/10(金) 01:29:03 ID:9/4.mTsA0
お前らこういう文体が良いのか
コピーはたやすいが
俺はこの文体気に食わないのでな
31
:
名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民
:2010/09/10(金) 01:32:17 ID:V3qZBTuI0
ぬあああ今気づいたが「笑みを浮かべた」って3回ぐらい書いてるううううう
あと萃香ちゃんの超パワー描写が出来なかった無念
32
:
名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民
:2010/09/10(金) 01:34:33 ID:uHXU1dLkO
>>31
可能なら新しくスレ立ててやってほしいな
33
:
名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民
:2010/09/10(金) 09:39:39 ID:QLs4Me.M0
カニバ・霊太・新こいし王 VS 俺
じゅる、じゅる、じゅる……。
まるで中身が腐乱した死体袋をコンクリートの床に引き摺るような、そんな不快な音が廊下の奥から聞こえてくる。
「俺はカニバだ」
じゅる……。
「僕は霊太だ」「俺はこいし王だ」
じゅる……じゅる……。
一体何人いるんだ?
脳味噌に人差し指を突っ込まれて掻き混ぜられる不快感に、肝心のヤツらの足音が掻き消されて聞こえない。
さらに困ったことに、誰ひとりとして姿が見えない。
34
:
名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民
:2010/09/10(金) 09:41:08 ID:QLs4Me.M0
俺は大きく息を吸った。
全身に駆け巡る血をすべて、手、足の末端部分へと集中させた。
俺の体の全てをアンテナへと変え、手足の先で、ヤツらの“気"を探る。
しかし、感じ取れるのは微弱な“気"のみ。
何故だ。
気配をくらましているのか。
恐る恐る、ゆっくりと足を踏み出す。
じゅる、じゅる……。
吐き気を催す音との距離だけが、異様に縮まる。
やはり姿は見えない。
どこだ、どこにいる!
35
:
名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民
:2010/09/10(金) 09:48:24 ID:QLs4Me.M0
――プチッ。
足の裏で、何か柔らかいモノを踏んでしまったようだ。
その瞬間、ヤツらの気配が一斉に消え失せた。
それと同時に、気味の悪い不快音も消え、静寂があたりを包み込む。
そっと足を上げた。
床でぺしゃんこに潰れていたのは、一匹の虫であった。
なんだか拍子抜けだった。
自分の変てこな妄想に取り憑かれて、後ろから誰かが来たことに全く気づかなかったのだろう。
これでいいのだ。
こいつは幸せのまま死んだのだから。
生命の危機とはだいぶかけ離れた、その奇妙な微笑を顔に浮かべたままくたばっているカニバを見て、俺はそう思った。
36
:
◆Youmu.kiRs
:2010/09/10(金) 17:15:59 ID:0BeEwoDw0
>>30
____
/ \ /\ キリッ
/ (ー) (ー)\ <お前らこういう文体が良いのか
/ ⌒(__人__)⌒ \ コピーはたやすいが
| |r┬-| | 俺はこの文体気に食わないのでな
\ `ー'´ /
ノ \
/´ ヽ
| l \
ヽ -一''''''"~~``'ー--、 -一'''''''ー-、.
ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒_(⌒)⌒)⌒))
____
/_ノ ヽ、_\
ミ ミ ミ o゚((●)) ((●))゚o ミ ミ ミ <だっておwwwwwwwww
/⌒)⌒)⌒) :::::⌒(__人__)⌒:::\ /⌒)⌒)⌒)
| / / / |r┬-| | (⌒)/ / / //
| ::::::::::::(⌒) | | | / ゝ ::::::::::/
| .ノ | | | \ / ) /
ヽ / `ー'´ ヽ / /
| | l||l 从人 l||l l||l 从人 l||l バ
ヽ -一''''''"~~``'ー--、 -一'''''''ー-、 ン
ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒_(⌒)⌒)⌒)) バ
ン
37
:
名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民
:2010/09/15(水) 00:04:36 ID:eQY1aJMs0
文才無さ杉ワロえない・・・
38
:
名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民
:2010/11/04(木) 16:12:06 ID:BMea9PDE0
所詮
>>1
は虫程度のレベルだ
相手にするのも面倒
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板