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チラシの裏 8枚目

32:2017/04/12(水) 09:07:55 ID:kK2hIZxc
ラノベの巻頭イラストみたいなやつ
何か悪役投票に関する話題があったけど、悪役が居なかったから
バッドエンドプリky…Yナンバーズ


ーーーーーー
鋭い一閃。

「ダメっ! 鎌鼬が勝手に、出ちゃうんですっ! 近付かないでください!」

精神までは壊れていない、まだ間に合う、皆がそう思った。
しかし、不意に三尾の表情はうっとりしたものになる。

「あぁ、でも、鎌鼬が採ってきてくれる血は、とっても甘いんです」

その言葉に、皆凍りついた。
まるで、駅前の店のケーキは美味しいとでも言うように、普段と変わらない様子で喋る三尾。

「だから、あなたも斬らせてくれませんか?」
ーーーーーー

直線的に飛んできた魔弾を武器ではじく。

「あ、避けない方がいいと思うよ。僕の魔弾はたまに"不幸な事故"が起きちゃうから」

後ろで複数の悲鳴が聞こえる。
分からせるために、わざと避けやすい攻撃をしてきたのだ。

「まだ、いっぱい有るけど、どうする?」

黒服Yの背後には無数の弾丸が、発射されるのを待っていた。
ーーーーーー

その翼の羽ばたき一つ取っても、それぞれに違う艶かしさがあり、美しい。

「私たちは人間の事はとっても好きですよ?」
「いつも愛を持って接している」
「とても愛おしいですぅ」

サキュバス達は口々に喋りだす。
恋人に語りかけるように、甘い響きを持って。

「人間だって、牛を愛情を持って育て、肉を食べるじゃないですか」
「私たちも愛を注いで育てている」
「お口の中で蕩けちゃいますぅ」
ーーーーーー

「おかしいと思わないのか? Y-No.の、特にNo.0の周囲が」

問い詰められてイクトミは戸惑った。

「訓練するだけで、契約していない都市伝説を手順を踏むだけで使ったり、急に強くなったり、新たな性質や能力を獲得したり。普通では考えにくい早さで起きている」

そんなことは、否定したいのに。

「彼女が夢日記の能力で、現実を、周囲の人や環境を書き換えているとは考えられないか? イクトミ、お前も含めて、だ」

言葉を返せなかった。


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