「都市伝説と戦う為に（ｒｙ」のゲームがあったら…と妄想するスレ

545：名も亡き都市伝説契約者：2012/11/08(木) 21:38:11 ID:HIYoSS6g: 　男は映像の向こうの光景が見えているかのように苦笑する

「ああ、そんなにおかしなものを見るような目をしないでいただきたい
　信じられないのは百も承知ですが、それこそがこの世界の真実なのですよ
　そして、そんなに怖い顔をしないでいただきたい
　隠し通したいのは百も承知ですが、これこそが世界の真実なのですから」

　男は大仰に手を広げて訴えかける

「そう、この事実を知らないあなた方は、その事実を知っている一部の者たちの必死の隠ぺい作業に見事、騙されていたのです」

　男はふむ、と頷く

「なぜ隠されていたのか……その理由は今私の放送を見ている皆様が起こすような混乱を防ぐため、というのが一応の第一義ですね
　ですが、もうこの世に存在する都市伝説の数は増えすぎている
　人々の恐怖と願望を基にして生まれた彼らは本能に従ったまま動けば簡単に事件を起こしてしまう
　それらの事件に対しては隠ぺいが行われ、そしてまたそれらを利用した権力や金のやりとりがあります」

　そう言って、男は嘆くように首を振る

「そのような状況の中で、何も知らない大多数の人類の皆様はただただ搾取されるだけ
　それではつまらない
　だから、私は都市伝説の存在を全人類と、全都市伝説たちに対して公表するのです」

　男の言葉とともに世界のあらゆるところで悲鳴が上がった
　同時に男の映像の周囲に次々と新しい映像が現れる
　そこには世界各地の光景と、その光景の中で暴れまわる異形の者たちを映していた

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