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【オリスタ】盧山峰は屈しない【SS】
1
:
◆QXDyQcmIfM
:2022/09/24(土) 03:37:38 ID:yvrj2HoM0
注・SSは初めてです
・更新は不定期です
・この作品に出てくる組織・団体・人物はすべて架空のものであり実在する人間と関係ありません
2
:
◆QXDyQcmIfM
:2022/09/24(土) 03:41:26 ID:yvrj2HoM0
--某アパートの一室--
私の名前は盧山峰(ルゥ・サンフォン)、細かいことは言えないが軍部の人間であることは言える。
今から話す『駒』は私がとある計画で関わった少年の活躍とも言える話ともいえよう…。
---盧山峰は屈しない Act.1『駒(Jiàn)』---
アジア屈指の大国・中国
軍では特殊能力「替身(スタンド)」をテーマにしたとある計画を進めていた。
その名も「人工替身(スタンド)計画」
超能力とも言える特殊能力「替身(スタンド)」を人工的に作り出し、それを軍事利用するという計画だ。そしてその実験台に選ばれたのは、一人の少年 最近事故で両親を失い孤児となっていた、そしてその悲しみがスタンド能力を発現させていたのだった!。
--X省某所 人民解放軍第6地下基地 研究所--
「起きたか」
「ここは?一体なぜ僕はここに?、体が動かない…(ガチャガチャ 」
少年が目を覚ますと目の前は白をベースとしたSF映画に出てきそうな手術室のような部屋にいた、壁よく見ると上には4~5mの高さは離れているところには研究員と思しき男女が窓越しに見ている。
「落ち着け。今からちゃんと説明する」
「あなたは……」
「ここでは名前はあえて語るまい…だが、お前は今から「実験」に参加してもらう」
「じ、実験!?一体何のために!それより早くこの変な拘束具から出してくれッ!」(ガチャガチャ!!!
「決まっているだろう!我々の国の軍事力増強のためだ!そのためにお前には、ある「特殊な能力」を持ってもらう必要があるのだ!」
「特殊な能力って……そんなものいりませんよ!」
「そうはいかん。この計画はすでに動き始めているのだ。それにこれはもう決定事項なのだ。逆らうことは許されんぞ」
少年は渋々命令に従った。
男の後ろにいる部下の兵士が拘束具を外す、少年は歯向かおうとしなかった。
「くっ……わかりました……。それでどんなことをすればいいんですか?」
「まずは目の前にぬいぐるみがあるだろう、それを触れずに破壊してみろ」
「えっ……触らずに……やってみるよ…」
少年の目の前に水色のタツノオトシゴのような生き物のヴィジョンが現れる。
タツノオトシゴの口から水色の尖った槍が吹き出す、そしてぬいぐるみをずたずたに切り裂く。
「ほう、よし次は……」
次の指示を受ける前に兵士の一人が口を開く
「上校、あの少年をどうするおつもりで?」
「うむ、あの少年は我が軍の良いの戦力となるだろう……だが万一失敗したときは始末しろ、よいな」
「了解しました」
(僕が何をしたっていうんだ……どうしてこんな目に遭わなくちゃいけないんだよ……)
3
:
◆QXDyQcmIfM
:2022/09/24(土) 03:41:53 ID:yvrj2HoM0
それから2週間後……
少年は毎日のように様々な訓練を受けさせられた。
銃やナイフの扱い方、格闘術、射撃訓練など そしてある日のこと
「今日からお前には特別な任務を与える」
「特別……ですか?」
「ああ、今から1週間後にアメリカへ極秘裏に向かうことになった。そこでお前には「替身(スタンド)」を使って我が国の軍事機密データを盗んでくるのだ」
「は、はい、わかりました」「では頼んだぞ」
「はい……」
少年は絶望していた、両親を交通事故で失った挙げ句、いきなり国の命運を背負って他国に乗り込むなんて無茶苦茶すぎると思ったからだ。
しかし少年はこの日から少しずつ変わっていった、自分を守るために力を手に入れたいと強く思うようになった。
出発当日
「これに乗っていけ」
そこには全長10mはあるであろう大きな軍用ヘリがあった。
「これに乗れというのか……」
「そうだ、早く乗れ」
少年を乗せたヘリはそのまま飛び立った。
---1時間後---
目的地に到着し、ヘリから降りるとそこはまるで空港のような場所であった。
「着いたようだな、こっちだついてこい」
「はい」
しばらく歩くとある建物の前で立ち止まる
「ここがお前の職場になる」
「ここですか?随分綺麗ですね」
「まあ中に入ってみろ」
扉を開けると中には受付があり、女性が座っていた
「こんにちは、本日はどのようなご用件でしょうか?」
「君の仕事場に案内してほしいのだが」
「かしこまりました、こちらです」
女性についていくとエレベーターに乗せられ23階へと移動する「着きました、こちらの部屋になります」
「ありがとう」
「それでは私はこれで失礼します」
「ここからは君のみで入ってくれないかね、私は用があってここから立ち去る」
盧と女性はその場を離れていく
少年は扉を開ける、そこにあった光景は……
「ようこそ!新しい実験台さん!」
「!?」
そこにいたのは白衣を着た50代ほどの男性がいた、しかしその見た目とは裏腹にその目は狂気に満ちていた。
「お前は一体……」
「おっと自己紹介がまだだったね、私の名は「王皆民(ワン・ジェーミン)」、この研究所の責任者だ」
「責任者?ここは一体なんなんだ?」
「ここは「人工替身計画」の研究施設だよ」
「じ、人工替身だと……」
「そう、人工的に超能力者を作り出す研究をしているんだよ」
「超能力者を……作る……」
「ふっ、理解できないといった顔をしているねぇ。まあいい、君はこれから私達の実験動物として生きてもらおうかね」
「ふざけるな!僕はそんなことのためにここに来たんじゃないッ!」
「うるさい!お前はもうすでに我々の手の内なのだ!大人しく従えッ!」
そういうと王の体は体のあらゆるところかわパイプが生えた紫色の毒々しい防護服姿に変貌した。
「な、何をしたんだッ!?」
「なに、ただスタンドを発動させただけだよ」
「スタンド……だとッ?」
「これでも喰らいなッ!」
そすると王は体から生えているパイプから木の破片やプラスチックの破片が飛んで来た。
少年は自身の名もなきスタンドでガードする。
「うわぁ!」(バキッバキッ!ゴッ!バキッバキッ!
「ぐはははは!まだまだ行くぞぉ!」
その後も、王の攻撃は続いた。
「ハァ……ハァ……くそッ!」
少年の全身は傷だらけになっていた。
「くくく……もう終わりか?ならば今度はこちらの番だ」
「なっ!なにする気だ……」
「こうするんだよォ!!」
王が叫ぶと、腕のパイプから鉄の破片を噴出させる。
「ひっ……やめろおおお!!!」
「うおおおおお!!死ねええぇいぃいい!!!」
ブシャァァァァァァァァァ!!!!!!
凄まじい地の吹き出る音とともに少年の地面に倒れて吐瀉物混じりの血を吐きながら必死に何かを言おうとしていた
「あ…ぃ…ゆぅ…ゆる…ぐホぁ!…どぅしてこんな…ぐあぁっ…目に合うの…コッ!」
少年はそのまま血を吐いて力尽きた。
王は見下すように少年の姿を見る。
「ふう……こんなもんかな」
そう言っている背後からガタイ体つきの軍人が現れた、そう盧山峰だ。
「お疲れ様です王博士」
「ああ、ご苦労さまですよ」
そう、あの少年は検査の時点で我が軍の戦力に向いてなかった、だからわざわざアメリカ支部にいる王皆民博士と戦わせて殺処分させたのだ。
「それにしても随分とあっさりと片付きましたね」
「まあ、奴は所詮捨て駒だったしな、最初から殺す予定だったから問題はない」
「な、なるほど」
「では早速次の任務に向かうとしよう…」
そう言うと盧はビルから立ち去った…
---盧山峰は屈しないAct.1『駒(Jiàn)』 終---
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