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【ジャッジメント・デイ〜交差するスタンド使い〜】
1
:
◆neHjiUQ7Jo
:2010/05/23(日) 20:11:00 ID:68W5OJ4M0
//ヽ: : : レ〃;;l l;;;;;;;l l;;;;/ |;;;リ
,r",r";;;;;;ri: : /,イ;;;;;;;l !;;;;;l l;;;;i' l;/ ,,.. ‐ ''"´
/ /;;;;;;;;;;:_)`7':/l;;;;;;;;;;l: l;;;;リ: : : : : ノ;/ '′ _,,.::- ‐ ''''"´
/ /;;;;;;;;;( r7 i′!;;l^l;;l. l;;;リ: : : : :/;/,,,.. :ィ"|~´|
./ /;;;;;;;;;;;;;V;;/ ,i l;;;;! l;;! l;;/: : : : ,ノィ"::ヽ、 | :| ,,,.,.,.,、
| l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ リ l;;;;l lリ i;;i : : /´ ::.. ゙i |__,| ,r',r"~ヽヽ、
.| !;;;;;;;;;;;;;;;;/ / !;;;l ll ノノ,,∠ -―- 、:: ) | | /f′,, l ヽミ
.l l;;;;;;;;;;;;;;;;i /l l;;;;l ! ,,レニ=''""´ ̄..::: `~゙'i | / /ヽ iヽ、
.l .i;;;;;;;;;;;;;;;//;;l l;;リ ,/ t=、,、,ニ=ァ",.,.,.、:::::: l lヽ .l ) :l l;;;;
.| l;;;;;;;;;;;;;ノノi;;;l //イ´ ``i::リ_,ノ" '"""゙ヽ., | | |: | r7 ノ /;;;;
l .j;;;;;;;// //:ィ''"^'ゝ '"´ ゙: l l l! l ,,ゞ'" /,i;;;; 本当にSS始めちゃうの?
l,,Lィ"/,ィ''"´ l ゙''" :; ! :| :ll l(__,. イ l;;;;;;
-‐^''"´ ,! ...::::.... ;;; l :lノ ,,.j,::::::f i;;;;;; 残念だな?
/ ゙" ゙゙ .. ;;; ナ├一''"´:l : /::.. /;;;;;
/ -―ノ ;;; l l レ'′::/;;;;/
`~゙゙゙゙`'''フ´. -―-- ,,.、 ゙' ! :l ノ /;;;;/::
`'Ttニ==''" ,,、 l l ,,ィ'" ,ノ;;;;;/::::
ヽ、,,___,,,ノ^ l K´/´ ,,/;;〃;i::::::
`i ,,/t lミ三彡;;;;;;ツ/:::::
丶、 ,,.ィ" /;;;;t l,ミ;;;;ユ L;;;;ノイ
| ゙iー‐ ''" /;;ミ;;ヽヽ ;;;;ミ三;;/
| ! ヽ;;;リ∧ヽ ;;;;;;;;;;;ノ
124
:
◆R0wKkjl1to
:2010/06/20(日) 06:43:07 ID:MlB3wU3sO
バーソロミューどんだけタフなんだ・・・
でも、自爆ってのが「らしい」最後でしたねww
乙です!続き楽しみにしてますッ!
125
:
◆U4eKfayJzA
:2010/06/20(日) 10:57:02 ID:O6JxO8HE0
紫苑えげつねぇwww まさか、ピアスを利用するとは……。
そして、自爆とは本当にふさわしい落ちwww
一見スタンドバトルっぽくないようでいて、実は能力を駆使してのスタンドバトル、乙でした!
>単発
いや、本当にお目汚しいたしました。勝手にクロスさせた揚句、見せ場を拙作関連のキャラに奪わせてしまってすいません。
>もしよろしければ〜
マ ジ で す か ?!!
願ってもないことです!
126
:
名無しのスタンド使い
:2010/06/20(日) 16:53:49 ID:???0
乙!
バーソロミューのキャラに愛着がわいてきた今日この頃
いや、もう出ないんだろうけど
127
:
◆neHjiUQ7Jo
:2010/06/20(日) 19:41:06 ID:MwZZVZEw0
>>124
お米ありがとうございます!
続きを楽しみにしてるのはこっちでっせ!次回作は単発でやられていた怪談物などいかが?
……そういえば、自分も悠や遥の様な恋愛要素も入れてみたい今日この頃。
>>125
お米ありがとうございます!
なんつーか、申し訳ないですハイ……
期待を裏切ってしまう出来でしたが、今回はキャラに焦点当てたって事で……
>>126
お米ありがとうございます!
出来れば沢山の案に出てきてもらいたいと思ってますからね〜
それでも、バーソロミュー気に入っていただいてうれしいです!!
紫苑は勝利しましたが、「殺して」ませんよね……てことは、まだ……
実は、バーソロミューってかなり強い設定なんだぜぇ……
彼については次回触れたいと思います。
「ドラゴンフォース」は本体自身が強ければスキの無い凶悪なスタンドになるし、
紫苑に「ご主人様そっくりのスタンド」って言わせたいが為にこんな設定にしましたw
原案者様、並びに絵師様スミマセンでした……。
128
:
名無しのスタンド使い
:2010/06/20(日) 22:15:39 ID:G/83SdC.0
ロンリーガール・・・独立した人格が存在する・・・のか?
ちょっとロンリーガールがかわいすぎて生きるのがつらくなってきた
129
:
◆neHjiUQ7Jo
:2010/06/28(月) 23:57:57 ID:Sg1LxhNw0
>>128
お米ありがとうございます!
おふぅ……わかってらっしゃる……
自分も何回もロンリーガールと見つめ合ってるうちに何とも言えない感情が……
ロンリーガールが独立した人格があるのかどうかはともかく
もしあったとしても、初めて(?)本当に愛してくれた女性が
自分で創りだしたもの……。耕作っっ!!
主人公チェンジの前に、小出しさせて頂きます……。
中途半端に余ってしまったので、エピローグとキャラクターデータを。
キャラクターデータを書いてるときが一番楽しいのは内緒だぜ。
130
:
第5.5話 紫苑篇第一章、エピローグ
:2010/06/29(火) 00:00:11 ID:qHzcBYwM0
同日 PM11:00 悠麗壮204
死闘の行われた悠麗壮204は、いつもの平穏を取り戻していた。
現在、紫苑の部屋には、家主の紫苑と田中、
紫苑により呼び出された能美と部下2人の計5人がいる。
哀れなバーソロミューは幸いにも一命を取りとめはしたが、
意識が無いまま能美の"組織"に収容される事が決まった。
命のやり取りをしたとはいえ、彼の末路を考えると、
流石の紫苑も気の毒でしょうがない。
「終わりました、能美さん」
部下の黒服が、小声で能美に話しかけた、
なるべく騒ぎを大きくしない為に、源さんを隣の部屋に寝かしつていたのだ。
作業を終えた事を確認すると、能美は重い口を開けた。
「ご苦労だったな。まさか島田がスタンド使いを仲間に入れているなどとは
思いもよらなかった。……しかし」
能美はニコッと笑みを浮かべながら続ける。
「お前が返り討ちにするとはもっと予想外だったな。正直見直したぞ」
「どうだ、俺たちの組……じゃない、会社で働いてみる気は無いか?」
「結構です!!」
きっぱりと断りを入れるが、能美の顔が”冗談にならない冗談”を
言う時の顔になっていたので、話題を逸らす事にした。
「そ、それよりも、俺達の計画がバレてるじゃねーか。昨日の今日の作戦だぞ?」
「幾らなんでも、漏れるのが早すぎやしないかい?」
131
:
第5.5話 紫苑篇第一章、エピローグ
:2010/06/29(火) 00:02:11 ID:qHzcBYwM0
少しうつむきながら、能美が返答する。
「確かに……我々も早過ぎる展開に正直対応が遅れてしまった」
「その事は詫びねばならないな。それと、宮下はウチの組……会社員だが、ヤツも
案の定行方不明になっていて、連絡がとれない」
「まぁ、田中ちゃんの能力を警戒したんだろうな」
田中を一瞥しながた紫苑が言う。
「問題は、俺の家に盗聴器が仕掛けられていたこと。これは流石に説明がつかない」
「相手の能力って線は無いぜ。田中ちゃんが襲われた際、救出した俺は相手に姿を見せていない」
「つまり、何が言いたいのだ?」
能美が紫苑の目を真っ直ぐに見つめながら問う。
思わず目線を逸らした紫苑は、フーと深呼吸を置いた。
「獅子身中の虫ってヤツだな。案外敵ってのは近くにいるみたいでっせ、能美さん」
「ああ……」
そう呟くと、能美は部下二人に振り返る。
「違います」とやや大袈裟なリアクションで無実を訴える二人に、紫苑は噴出しそうに
なるのをこらえながら、ある疑問を口にした。
「そういえば、昨日の関西弁は?」
「……夕方から別のシノギの為に大阪に飛んだ」
「アイツにも話聞いときなよ。アイツが犯人なら、田中ちゃんを最初に襲わせたのも
能力を警戒しての事だろう。今ん所一番クロだよ、多分」
「田中の能力では思考を読むには少し遠すぎるな。まぁ良い。見つけ出したら体に聞くさ」
出し抜かれかもしれないと言うのに、能美は不気味な笑みを浮かべている。
おそらく"体への聞き方"を考案しているのだろう。
期待を裏切らないドS振りである。
132
:
第5.5話 紫苑篇第一章、エピローグ
:2010/06/29(火) 00:04:42 ID:qHzcBYwM0
「少し話題がそれたが」
愉悦を隠す様にわざとらしい咳をすると、能美が再び切り出す。
「お前が仕留めたバーソロミュー。本名はテリー・バーソロミューと言い、
コッチの世界じゃ中々音に聞こえたヤツでね」
「ゆ、有名な人だったんですか!紫苑さん凄い!」
感嘆した田中に、ポリポリと頬をかきながら紫苑が答える。
「あのなぁ、田中ちゃん。確かに倒したのは凄いが……」
「ソレだけ俺たちのターゲットの島田は、凄いバックを持ってるってことだぜ?」
「あ…………」
「それと、能美さん」
固まる田中を尻目に、紫苑が能美の方向に首を向ける。
「モンゴメリーってヤツ知ってる?多分バーソロミューの仲間だと思うんだけど」
「モンゴメリー……いいや。知らんな。後で調べておこう……他に何か連絡事項は? 」
「うんにゃ」
紫苑の不適な顔を能美はしばらく見つめていたが、フッと笑みを零した。
「そうか……。我々はそろそろお暇するよ」
行くぞっ、と号令をかけ背を向けると、
能美は部下を引き連れながら悠麗壮を後にした。
そんな能美達の後姿が見えなくなるのと同時に、紫苑は何気なく呟いた。
「さて……田中ちゃん」
「ハイ」
「俺達は、これからとんでもないバックを持ったヤツを捕まえなければならない」
「スタンド使いといえ、一介のチンピラに凄腕の殺し屋を割り与えるってことは」
田中はうつむきながら答える
「藤崎エミリアと島田のビジネスは、かなりでかくて危険なんだろうな……」
紫苑はドカっと床に腰を下ろすと、そのまま寝転んだ。
「辞めとく?この依頼」
「ボクは……」
133
:
第5.5話 紫苑篇第一章、エピローグ
:2010/06/29(火) 00:06:53 ID:qHzcBYwM0
言葉に詰まった田中の脳裏に、天秤が浮かんだ。
片方の皿には、暗い部屋でパソコンと向き合う自分。
もう片方には、スーツを着たイカつい刺客を前に血塗れになっている自分。
どちらも絶望的ではあるが、何が一番大事かなんて考えるまでも無い。
「ボクは……他にも借金返す宛てはないですし」
……何故だろう? 気付けば田中の口からは、自分の考えとは正反対の言葉が
発せられていた。
しかし、不思議な事に訂正しようとは全然思わない。
そんな田中を、身を起こした紫苑は優しげに微笑み返す。
「俺もだな……。よしっ! 田中ちゃん、冷蔵庫開けてくれ!! 」
そう言われた田中は、首をかしげながらも、冷蔵庫を開けた。
冷蔵庫の中までも粗末で、ひんやりとした個室には調味料と缶ビールしか入っていない。
「そこに缶ビールが2杯あんだろ。乾杯しようぜ」
「チーム"NEETs"の旗揚げだ!! 」
───これから、より厳しい闘いが待っているかもしれない。
下手をすれば、もう一度死んでしまうかもしれない。
だが、田中は紫苑から発せられた「チーム」という響きに
全身から湧き上がる何かを堪えきれずに叫んだ。
「ハイっ! 絶対に成し遂げましょう!! 」
「「今日の勝利と、俺達コンビの旗揚げを祝して……乾杯っ!!」」
手にした缶ビールが、ガツンと小気味の良い音を奏で、
二人の若者の酒宴が満月の下でしめやかに行われた。
134
:
第5.5話 紫苑篇第一章、エピローグ
:2010/06/29(火) 00:12:11 ID:qHzcBYwM0
PM 11:30 外
「にしてもアイツ、やりますよね。あのバーソロミューとか言う外人
相当の手煉だったんでしょ?」
バーソロミューを"収容"した車を見送りながら、
部下が能美に話しかけてきた。
部下の問いかけに、能美はメンソールを美味そうに吸いながら答える。
「ああ……結構有名なやつだったよ」
(有名なヤツ…………?笑わせやがって)
能美はタバコを地面に捨てると、踵でゴリゴリとすりつぶした。
(ヤツは主にアメリカを中心に世界中に暗躍していた暗殺組織『アイザック』の残党)
(『アイザック』は今でこそ消滅したが、全盛期の時には、その気になれば大統領暗殺も
やれたほどの組織だぞ。俺がバーソロミューとやりあっても、一筋縄にはいかんだろう)
(負けはしないけどな。それをヤツは倒しやがった。破壊力0のスタンド使いが)
・ ・ ・
(しかも正面から、無傷で………………!!!)
「能美さん、車来たみたいですよ」
「……ああ、わかった」
能美は護送車に乗り込みながら、紫苑の住む悠麗壮を眺めた。
「職無し・学歴無し・スタンド攻撃力無しの0コンビか」
「良いチームになりそうじゃあねえか。……これからも長い付き合いさせてもらうぜ」
能美の不気味な笑い声をかき消すかのように、黒のディーゼル車は排気ガスを巻き上げながら、悠麗壮を後にした。
薬師寺 紫苑(山田 耕作)&田中 奏多──→島田を捕まえろ!
能美 忠正────→島田を生け捕りにしようとしている理由は?バーソロミューたんをどうする気ですか><
島田 明 ────→藤崎エミリアと行う”ビジネス”とは?
藤崎エミリア────→日本人が、何故アイザックの残党とつながりが?そもそもスタンド使いか??
紫苑篇 第一章 完
comingsoon Next Hero...
135
:
第5.5話 紫苑篇第一章、エピローグ
:2010/06/29(火) 00:14:16 ID:qHzcBYwM0
これから重要かもしれないワード&キャラクターデータ
暗殺集団 『アイザック』
・その昔、世界中の要人を震え上がらせていた秘密結社。スタンド使いだけでも50人前後いた。
・本気になれば大統領暗殺もできたと言われている。
・しかし『ボタンヘアーの魔女』『質量無視の小人』『幻影使い』と呼ばれる3人のスタンド使いにより
リーダーを抹殺されてからは勢いを無くし、現在は解散している。
・残党は世界中に飛び散っているが、10名前後にまで減ったと言われている。
・ほとんどのメンバーが暗殺or逮捕・拘留(国や罪状の違いで、司法取引によって普通に生活している者もいる)
されたが、”副リーダー”と”最強の能力者”は以前消息不明である。
・元ネタは勿論アイザック・ニュートンから。彼はオカルト研究家でもあったらしいよ。
テリー・バーソロミュー
国籍:アメリカ
33歳 血液型不明 身長175cm(1.12hyde)
脳みそまで筋肉。 SかMかで聞かれたらM。好きなシチュは女教師
・頭にお花畑がある暗殺者。
・欧米と北欧一部の地域で活動していた、『アイザック』の残党。
・脳系統が単純なアホではあるが、実力はホンモノ。異常なまでのタフさは訓練の賜物だったりする。
・意外にも、幼い頃に両親を無くし、親戚に虐待されて育った暗い過去がある。
・なんでこんなに日本通なのかは不明。
・ポルノグラフィティと坂本九を知っていることが判明。
作者が名前知らないお笑い芸人まで知っている。好きな球団は南海ホークスとかほざいてる。
・書いてて好きになったから、再登場あるかも。
使用スタンド
ドラゴンフォース 純粋に強いスタンド。自動操縦型にも切り替えることにより強力になる。
しかし自動操縦型に切り替えると制御不能になる。
・シンプル・イズ・ベストなスタンド。案外こういうスタンドって強いですよね。
・本体に攻撃を行うしかない紫苑をどう勝たせるかを悩んだ際、強くて相性も
最悪だが、つけいる隙のあったこのスタンドを使わさせてもらいました。
・本体、別に黒人じゃなかったですね。なんで黒人とか書いたんだろ、俺。
考案者:ID:E49wu48+0
絵:ID:4XYOCThU0
136
:
第5.5話 紫苑篇第一章、エピローグ
:2010/06/29(火) 00:16:42 ID:qHzcBYwM0
自分の作品は、我ながらバトルまで長すぎだろと思いますが、
案を採用させて頂く以上、全員を輝かせたいと思っての仕様であったりします。
だからこそ群像劇にしました。
タダでさえ長いのにもし気に喰わない主人公だったりしたら、次の主人公に先に移ってもらっても
大丈夫なようにw
ここでひとまず主人公チェンジです。
二人目の主人公は、紫苑と正反対なので正直どうなるか心配です……。
さらに、次回の話は三人目の主人公もフライングで出演しちゃいます
女っ気0のこの物語にようやくヒロインが……
紫苑篇登場スタンド
『ロンリーガール』
考案者:ID:Pyara3yC0 (自案) 絵:ID:oGXMIH.o
『ハンギングガーデン』
考案者:ID:SUZuTHY40 絵:ID:hIh5Wi3u0
『ノーベンバーレイン』
考案者ID:q3LaxOjUO 絵ID:NqWhfJYmO
『ドラゴンフォース』
考案者:ID:E49wu48+0 絵:ID:4XYOCThU0
島田??? 藤崎エミリア??? モンゴメリー???
よ、4体だけ……?次回から本気出す。
ていうか本気出しすぎて収集つかなくなったらどうしよう……
ありがとうございました。
137
:
◆6JEWITNnHo
:2010/06/29(火) 00:47:15 ID:WX92op8M0
こちらこそ被ってしもうてホンマにすいません。
次から別の主人公のお話かあ……こういう愉しみが多いのんが群像劇のええとこやね
あとボタンヘアーてry
138
:
◆U4eKfayJzA
:2010/06/29(火) 09:17:16 ID:.Izx2My60
なんか、意外なまでにバーソロミューが凄い敵だったのか……。今にして考えると、紫苑がよく勝てたな……。
次からは別のキャラ視点かぁ。どういうキャラが来るんだろ?
乙でした!
139
:
名無しのスタンド使い
:2010/06/29(火) 20:56:29 ID:bUwMwTWg0
紫苑編乙でしたっっ!!
能美さんテラコワス><
140
:
名無しのスタンド使い
:2010/06/30(水) 13:37:44 ID:k5pAtKwcO
乙!
面白かった!!
幻影使いが気になるぜ
後の二人は特定したけど
141
:
◆neHjiUQ7Jo
:2010/07/01(木) 21:19:47 ID:sZZxnuLE0
>>137
お米ありがとうございます!
いや、本当にスミマセン……
群像劇って、何より書いてる本人が一番面白いんすよねwww
>>138
お米ありがとうございます!
次のキャラは耕作とは性格や社会的地位うんぬんかなり違います。
スタンドも、ちゃんと戦闘しやすい奴ですw
>>139
お米ありがとうございました!
能美さんは後々とんでもないことしまっせ・・・ニヤリ
ドSキャラって好きだ……w
>>140
お米ありがとうございます!
こいつらはちゃんと出てきますよ!
さぁ、幻影使いとはどのスタンドの事なのか……
特定された二人、特に後者は絶対出さないとマズいでしょうしね、色々……w
142
:
◆neHjiUQ7Jo
:2010/07/13(火) 21:15:29 ID:ci70O93A0
週一連載は欠かさない キリッ!
なんてしないで良かった……
遅れましたが、新主人公登場でございます。
まぁ、早速に他主人公達とリンクしておりますが
新連載だと思って優しく見守って下さい……
143
:
◆neHjiUQ7Jo
:2010/07/13(火) 21:17:20 ID:ci70O93A0
2025年 4月17日 AM10:30 サザンカ通り(東地区):バス内。
折星町を一言で現すとすれば、「人種のるつぼ」だ。
急速に発展を遂げる姿と、変わらぬ下町の風情。
ハシで器用にソバをすする外国人に、ピザとコーラを毎日弁当に持ってくる折星町人。
真っ赤な屋根に木のログハウスが続く街の中央に、荘厳な門を構えた瓦屋根の豪邸が建つ街。
様々な嗜好・文化・価値観の違いが溶け合ってはいるが、水面下では
決して交じり合うことは無く、いつ壷から零れ落ちるかもわからない。
異文化交流の素晴らしさと危うさの奇妙な調和が、またこの街の魅力でもあった。
中でもこのサザンカ通りは、その見本市であると言って良い。
「……いい天気だ」
そんなサザンカ通りの木々を、バスの窓からぼんやりと見つめながら
国城 丞 (くにしろ じょう)は呟いた。
144
:
◆neHjiUQ7Jo
:2010/07/13(火) 21:20:11 ID:ci70O93A0
新世紀から20余年。
世界はゆっくりとその形を変えて行き、”国境無き世界”へと向かいつつあった。
日本も決して例外では無く、国城が乗っているバスの乗客も、3割程が多国籍の人間だ。
人種差別と捕えられるかも知れないが、国城が子供の頃は、淡いブルーの瞳や金色の髪を
持つ人々を、思わず目で追っていた記憶があるのだが、急速に成長を遂げる折星町に於いて、
現在の子供達は彼らに特には関心を示さない。
2025年、超国際化時代に於いて、異邦者達は充分すぎる程溶け込んでいた。
世界から壁が無くなる……
聞こえは確かに素晴らしいが、それと共に大きな問題を作り出してしまった。
それは、外国人犯罪者の増加だ。
外国人犯罪者と日本人犯罪者の大きな違いは、司法機関への認識にある。
2010年にワールドカップが行われた事で注目をあびた南アフリカ。
この国の治安の悪さの最大要因は、未だに根付くアパルトヘイトによるものではあるが
”司法機関への認識の低さ”も大きいと思われる。
外国人犯罪者は、日本人と比べて警察を恐れない。
日本で生まれ育てば、どんな悪党であれ、警察の怖さ、司法機関に立て付く事への愚かさは
人生を送る際にいやでも学び、染み付いている。
外国人犯罪者にはそれが無いのだ。
相手が一般人であれ警察官であれ、彼らは同等に襲う。司法機関の威力が通用しない。
急激な国際化の一番の被害者は警察組織と言っても過言では無いであろう。
増加する外国人犯罪に、言語の壁、価値観の違いから、国を守る警察官が
付いていけないという深刻な事態を打破する為に、政府は思い切った対応を取った。
145
:
◆neHjiUQ7Jo
:2010/07/13(火) 21:22:33 ID:ci70O93A0
それが、外国人捜査官だ。
長い歴史を持ち、閉鎖の極地である警察組織が外国人への門戸を開いた事は、
警察史上最大の”事件”であった。(2010年でも国籍があれば可能だが、少なかった)
当初は日本中が騒然とし、「日本が乗っ取られる」と反対の声も少なくは無かったが
課題であった言語の壁の軽減や、価値観の違いが生み出す副産物が効を奏し
増加し続けていた犯罪の抑止にとりあえずの成功を収めた。
今でも反対の声はあるが、「互いの国に同じ制度」というインターポールの様な形を取ることで
何とか体を成している。
ひとまずは成功を収めた外国人捜査官制度。
しかし、目には見えない綻びが、そして水面下での大きなうねりが
この超国際化時代の日本におとずれようとしている。
時代は今、大きな転換期を迎えようとしているのだ……
そしてこの国城もまた、そんな時代のうねりの中心に立つ事となる男であった。
そう、彼の職業は───────
.
146
:
◆neHjiUQ7Jo
:2010/07/13(火) 21:24:10 ID:ci70O93A0
『次はサザンカ通り一丁目〜サザンカ通り一丁目〜お降りの方は』
ピンポーンと小気味の良い音がアナウンスを遮るのと同時に、
幼い声が後方から響いた。
「あ〜! もうっ、お兄ちゃん! メグが押すって言ったのに〜! 」
「聞いてませ〜〜んww 」
席から立ち上がった国城の横を、幼い兄妹が元気良く駆け抜けて行った。
やや遅れて、父親と思われる眼鏡の男が慌てて二人を追いかける。
「もう! お父さん遅〜い! 」
「こらこら、走っちゃダメでしょ……」
父親と思われる男は、振り返り乗客全員にペコりと頭を下げると
子煩悩そうな顔をほころばせながら、料金を支払い子供達の後を追った。
「いいよな〜、日曜休みのパパさんは。まぁ俺は家族いないんですけどぉ〜 」
慌しく降車する家族を見つめながら、すっかり顔なじみになった
バスの運転手、河本が国城にグチっぽい声で語りかけてきた。
「ええ。うらやましい限りですよ」
国城は愛想笑いで応えながら、機械に硬貨を入れる。
「まぁ、それでもアンタら公務員は羨ましいよ……それより兄ちゃん、
子供作ったりしないの? 」
分厚い唇から飛び出した際どい質問を笑顔のまま適当にあしらいながら、
国城は勤務地であるサザンカ通りに降り立った。
「まっ! 今日も街守ってや! お巡りさん !!」
2nd HERO
────────国城 丞 24歳。 職業:警察官。
階級:『警部』
.
147
:
第6話 国城篇 「出会った彼ら」
:2010/07/13(火) 21:27:04 ID:ci70O93A0
同日・同時刻:バス停「サザンカ通り駅」
河本の声に片手でこたえ、バスが通り過ぎるのを見つめると、
国城は思いっきり背伸びをしながら、深呼吸を行った。
休日の雰囲気がかもしだす穏やかな空気を胸に入れると、全身にけだるさを
打ち消してくれるエネルギーが沸いてくる。
そうして体が満たされるのを感じると、国城は改めて街を見わたした。
今日は日曜日という事もあり、都心である中央街から少し離れた
このサザンカ通りも沢山の人で賑わっている。
「今日も何とか平和だなぁ…………」
そう呟くと、国城は周囲を見渡しながら、ゆっくりと勤務地となる交番へと向かっていった。
街の往来は、老若男女がそれぞれの休日をを楽しんでいる。
その姿を見るたびに、国城はこの街の人々の笑顔を守るために
働いている事への充実感に満たされていくのを感じた。
「え、マジ、イケメン発見―!! 」
「え? どこどこ!? 」
国城が通り過ぎたオープンカフェから
女子高生くらいのグループから小さな嬌声が飛ぶ。
彼女達の言う『イケメン』は、国城へと向けられたものだ。
それもそのはず。
くっきりとした顔立ちに、大きく知性を思わせる目。
全体的にいやみの無い顔立ちで、イケメンというよりはハンサムという言葉の方が似合う。
さらにスラリと伸びた足に、細すぎず太すぎない体躯。
見た目からはまるで非の打ち所が無い。
148
:
第6話 国城篇 「出会った彼ら」
:2010/07/13(火) 21:28:55 ID:ci70O93A0
見た目だけではない。
国城 丞 24歳。『警察官僚』
彼は高身長・高収入・高学歴の、俗にいう『3高』を満たしており
警察官とはいえ、国立大から国家公務員上級試験を一発でパスしたいわゆる
「キャリア組」と呼ばれる部類の人間であった。
しかも武道の心得もあるが、それを私用で使ったことは一度も無く
恵まれすぎている自分を奢った事も一度など当然無く
おまけに正義感溢れる性格で味方も多い。
欠点など皆無で、書いていて少し心が痛くなるほどの完璧人間、それがこの国城だった。
「はぁ……またか」
気分良く勤務地へと向かっていた国城から、深い溜め息がもれた。
勤務地となる交番を通る際、国城は小さな歓楽街を通るのだが、
まだ朝と言うのにも関わらず、派手なライトが一際目立つパチンコ店から
警察官の制服を着た男が出てきたからだ。
確認しなくたってわかる。こんな「こち亀」気取りの警官は一人しかいない……
岡村巡査長。42歳 厄年だ。
「岡村君、何をしているんだ。君は市民を守る警察官なんだぞ……」
毎度の事ではあるが、国城は呆れた口調で注意する。
「いやぁ〜、何やら店の中で揉め事起こしている連中がいてね、その仲裁を……」
「あのなぁ」
「それとも、パチンコ店で揉め事起こすような市民は放って置いて良いと申しますか『警部殿』」
国城はそれ以上は何も言わず、岡村と共に交番を目指した。
岡村と呼ばれたその男は、42歳で、少し訛りのある喋り方と、垂れ目に白髪交じりの頭が
印象的な中年巡査であった。
この24、5の若造による、40代の中年男性に対する言葉使いは
端から見れば奇妙な光景ではあるが、これが日本警察の『キャリア制度』である。
149
:
第6話 国城篇 「出会った彼ら」
:2010/07/13(火) 21:30:50 ID:ci70O93A0
国城は22で大学を卒業した後、いきなり警部補としての身分で
実習勤務を命じられた。
「キャリア組は警部補から」という仕組みは国城も知ってはいたが
驚かされたのはここからである。
普通の高卒や大卒の警察官は高卒で4年、大卒で1年の巡査勤務を行い
そこから「巡査部長昇格」の試験を受けることが出来る。
全ての試験を順調にパスするような優秀な警察官であっても
高卒で30、大卒で28で辿りつくのが「警部」の地位であるが
国城のような『キャリア組』はわずか1年半で、しかもエスカレーターで、その地位に着くことが出きる。
今年24の国城の階級は、既に『警部』である。
警部と言えば、副署長クラスだと思ってくれれば良い。
(なので、コナン君の目暮警部、金田一はじめちゃんの剣持警部や
2回の登場で犯人の自殺を含む13名の死者を出した俵田警部も、ノンキャリアから
その地位に上り詰めたことから、相当優秀な警察官と言えるであろう)
このまま順当に行けば、国城は早くて20代後半に『警視』の肩書きを手に入れるだろう。
それ以前に、彼はこの折星町で1年間の勤務が終われば、東京警視庁に呼び戻されることになっていた。
まさにいたれりつくせりの出世街道である。
岡村が国城にあまり歓迎的な態度をとらないのも、
永遠に巡査を続けるこの男にとって、そんな彼が面白くないからであろう。
国城は、警察大学校の同僚からある程度のしがらみの話を聞いていたが
岡村等はまさにその典型であった。
150
:
第6話 国城篇 「出会った彼ら」
:2010/07/13(火) 21:33:19 ID:ci70O93A0
「だぁーかーら! 俺はやってねえっつってんだろ!! 」
勤務先の交番に到着し、足を踏み入れた瞬間、若い男の怒声が飛び込んできた。
「まぁまぁ、紫苑さん。ここは穏便に……」
「いいや、気にすることは無いぜ、田中ちゃん。こいつらは
悪党には良い顔するくせに、庶民にはやたら厳しい連中だからな! 」
言ってくれる。だがあながち間違いとは言えない為か、
少し苦笑いのまま国城は辺りを見回した。
交番の中には、先ほどから怒鳴り声を上げている紫苑と呼ばれた青年と、
その隣に居る田中と呼ばれた青年。
その二人の調書を取っている同僚の千葉、さらに奥のほうで本を読んでいる
高校生くらいの少女の4人がいた。
「何かあったのか? 」
国城は同僚の千葉に訪ねた。
「おお、JOJO警部! いやぁ、実はですね。1時間ほど前に近くでひったくりがあったんですよ。
で、今その取調べを行っておるんです」
「またか……まったく」
最近、東地区はサザンカ通りを中心にひったくり被害が続発しているのだ。
交番勤務中の国城も、このひったくり事件には頭を悩ませていた。
千葉は、岡村とは対照的に国城には友好的で、
城と丞をかけて、彼に親しみをこめて"JOJO警部"と呼んでいる。
高卒上がりの警察官であり、年齢は国城と同じな為、打ち解けやすいと言うのもあるのだが
公私混同は避けてもらいたいものだ。
だが、ぽっちゃりとした風貌と、のんびりとした雰囲気の為か、
どこか憎めない男でもある。
「警部!? 若いっすね。キャリア組ってヤツですか? 」
紫苑と呼ばれたパーカーが、なれなれしく話しかけてくる。
美形と言っても差し支えの無い顔立ちであるが、少し軽薄なイメージを抱いてしまう。
先程の会話から、彼がひったくりの犯人として疑われているのかもしれないが、
軽薄さと裏腹に、人の良さそうなオーラを持っており、とても犯罪をするタイプには見えない。
「ハイハイ、無駄口はいいから」
「最近、ここいらでひったくりが増加してるんだけれど、その他の犯行に心当たりは? 」
「だっ・かっ・らっ! 俺は犯人じゃねーの。そこのJKが勝手に俺を間違って捕まえたの!! 」
「じぇ、JKって紫苑さん……」
JKとは奥に居る女子高生だろう。
この略称を使う者も少なくは無いが、本人の目の前で使うヤツは初めて見た……。
紫苑に呼ばれ、娘が本から顔を上げた。
151
:
第6話 国城篇 「出会った彼ら」
:2010/07/13(火) 21:35:21 ID:ci70O93A0
──────綺麗だ。
国城は決してロリコン趣味は無いが、歳が7つは離れている彼の目から見ても
その少女はかなりの美人であった。
ショートとセミロングの間くらいのサラサラした黒髪に
整った顔立ち。少し冷たさを感じる大きな瞳は、見るものを惹き付ける力がある。
洋服も、春にしては少々厚着な気がしないでもないが
派手でも無く地味でもないその着こなしが、本人の聡明さを際立たせていた。
「指。ささないでくれる? 」
少女は開口一番に、紫苑に冷ややかな目を向ける。
「私があなたを捕まえたのは、あなたがバックを持っていたからよ」
「こういう事件は現行犯逮捕が大事と思ったの」
表情を変えることなく、少女は淡々と喋り続けた。
「目撃者はいねーのか? 」
岡村が千葉に聞く。
「ソレが問題なんですよー」
千葉は少し困った表情を浮かべながら続けた。
「いやね、ひったくり被害にあったのはおばあさんなんですけれど
そのおばあさん、倒されたショックで入院しちゃって……」
「それは厄介ですね」
国城は紫苑と少女を交互に見比べながら言った。
「にしても、槙 刹那 さんと言いましたっけ? その正義感は立派ですが
危ないから今度からは控えてくださいよ? 」
千葉が視線を合わせようとしない少女に言葉を投げかけると、
パーカー紫苑も調子よく続けざまに少女を責めた。
「だいたいよー。どこの女子高生が走ってる男にラリアットかますのよ。
しかも凄い力だったし。女の子とは思えない……」
バンッッ!!!
152
:
第6話 国城篇 「出会った彼ら」
:2010/07/13(火) 21:37:41 ID:ci70O93A0
持っていた本を勢いよく閉じると、刹那と言うらしい少女は
紫苑を睨みつけながら言った。
「女の子がひったくり犯を捕まえることはおかしいこと?凄い力を持っていることは
悪いことなの? 」
口調こそは冷静ではあるが、物凄い迫力がある。
「いや……その……もう少しおしとやかな方が……」
勢いに押された紫苑が、タジタジと答える。
「おしとやか? 誰が決めたの……? 」
「いや、だから! 日本は男は男らしく! 女の子はおしとやかに生きた方が
上手く回る仕組みになってるの! 」
ほう。と思わず呟く国城。しかし刹那は鼻で笑い、冷ややかな目を向けながら続ける。
「それが女の子がひったくり犯を捕まえるちゃ駄目な理由? 」
「説明になってないわ。論理の卓越性に欠けるわね」
静かだが、見えない炎をともす彼女の瞳に迫力を感じ、
うっ……と後じさる紫苑。しかし少女は容赦しない。
「私がこの世で嫌いな物を教えてあげましょうか」
「1に悪党!! 」
「2に馬鹿!!! 」
「3に男女差別するヤツ!!! 」
『総じてアナタみたいな人ですよ。山田耕作さん? 』
「ぐはああっっっ!!! 」
あまりの迫力に紫苑、いや山田耕作はイスに座ったまま倒れこんだ。
山田耕作?
国城は奇妙に思い、千葉の付けていた調書を見る、
すると、紫苑と呼ばれていた青年の本名は山田 耕作ということが分かった。
何故紫苑と呼ばれているのだろうか?
そのままとなりの書類に目を通してみると、少女の調書であった。
本名は槙 刹那 (まき せつな)数え年で17の高校2年生。
所属高校は……愛翠高校(あいすいこうこう)
愛翠と言えば、この辺りでは一番のお嬢様学校だ。
最近は男女共学が進んでおり、一概にお嬢様学校とはいえないが、それでも
偏差値はF県でもトップクラスであったはず。
(最近のお嬢様はやけにたくましいんだなぁ〜)
心の中で国城は呟いた。
153
:
第6話 国城篇 「出会った彼ら」
:2010/07/13(火) 21:39:59 ID:ci70O93A0
(それにしても、女子高生の迫力に圧倒されるなんて、情けな……)
呆れた顔で倒れこんだ紫苑に視線を向けた瞬間、
国城は凍り付いてしまった。
「…………何だって? 」
「?どうかしたんですか、JOJO警部」
(どうかしただって? ああ。こいつは見えていないのか)
国城は心の中で呟いた。
彼が動揺したのも無理は無い。紫苑と、その連れである田中との間に
饅頭のような奇妙な生物が浮かび上がっているのだ。
(千葉には見えていなくて、俺には見えている)
(間違いない、コイツはスタンド…………!! )
(私と……俺と同じ種類の人間…………っっ!! )
ドドドドドドドドドドドドドドド
(山田耕作か、田中とやら、どちらかのスタンドと見て間違いないが……何をする気だ? )
国城の額ににじみ出る玉の様な汗が、彼の緊張感を良く現している。
彼の切れ長の目は、その少々子憎たらしいスタンドに釘付けになっていた。
「警部……」
(最近、やけにスタンドを扱える人間が増えてきたが……)
「警部…………! 」
「JOJO警部!!! 」
「えっ……何?どうした? 」
千葉から大声で呼ばれ、やっと我に返る国城。
「だから、これからどうしようかって話ですよ」
「ああ、お婆さんの意識が醒めないことにはどうしようもないが、とりあえず……」
「? どうしたんだ、警部殿」
言葉に詰まった国城に岡村が訝しげに訪ねる。
「お、岡村君。あの小柄な青年は? 」
国城の変わりに千葉が答える。
「トイレを使わせて欲しいそうです。彼は関係なさそうだし、いいかなと」
「……すまない千葉君。もう少し彼らの話を聞いていてくれ」
俺も関係ねーよと紫苑から漏れた声を無視しながら
国城は奥の廊下へと向かった。
154
:
第6話 国城篇 「出会った彼ら」
:2010/07/13(火) 21:42:02 ID:ci70O93A0
国城の所属するサザンカ通り交番は、
応対室(署員の机もそこにならべられている)が玄関兼用となっており、
部屋の奥に細長い廊下が通っており、突き当りがトイレ。
トイレの前に右が署員用の休憩室兼ロッカールーム、左が休憩室兼雑務室という造りになっている。
だいたい"こち亀"の派出所を思い浮かべてくれればよい。
田中は、廊下からロッカールームを眺めていた。
「どうされました? トイレは突き当たりですよ? 」
国城に声をかけられた田中は驚いたように見つめ返した。
どうやらスタンド使いは、この眼鏡の少年であった様で、饅頭の様なスタンドは出したままだ。
「ああ、失礼しました……」
「率直に言おう。君の『ソレ』、私はスタンドと呼んでいるのだが、私にも見えている」
「!!? 」
田中はみるみる目を大きくしながら国城に返答する
「あ……あなたも……」
かなり緊張しているのか、声が裏返っている。
「そう。どうやら私と君は同類の様だな」
田中を真っ直ぐ見つめながら言う。田中は何か言いたげに
手を上下させ始めた。
「動くなっ! 警告したっ!! キミが妙な動きを見せたら、私は君をスタンドで攻撃する!! 」
国城の怒鳴り声に反応して、田中は全身を硬直させる。
「ええ……えええっ!でもボクのスタンド、全然攻撃できないというか」
「てか……ああそうだ!あなたがスタンド使いなら話が早い」
「……そのスタンドの能力はともかく、何の為その部屋を覗いていた? 」
国城自身も、田中が危害を加える気が無い事は薄々感づいてはいた。
見た目で人の内面や実力を判断する事は愚の骨頂と言って良いが、そう考えながらも
国城は、どうしてもその饅頭型のスタンドが人に危害を加える姿を想像できなかった。
というより怖がれ! と言う方が無理な話だ。
その為自身のスタンドは出していないのだが、決して警戒は解いていない。
「実はですね…………ボクのスタンド『ノーベンバーレイン』の能力は…………」
155
:
第6話 国城篇 「出会った彼ら」
:2010/07/13(火) 21:44:15 ID:ci70O93A0
こちらは取調室。ひったくり事件の収集は一向についていない。
結局「バック」を拾ったとはいえ、中身も無く
何より肝心な目撃者が病院と来たら、進展のしようもないのは仕方が無い話だ。
「タバコ、辞めてくれませんか? 」
刹那が岡村を一瞥しながら言った。
「まだ火ィつけてねえだろ」
岡村は舌打ちし、取り出したタバコを叩きつける様にポケットに戻しながら
面白くなさそうに廊下側を見つめた。
(女のクセにナマイキなやつだ……。好みのタイプじゃねえな)
岡村は心の中で毒づいた。
(しかし、コイツよりももっと生意気なヤツもいるがな……)
国城 丞。JOJOかなんだか知らないが、この町のことも
良く知らない人間で、来年には本庁へ行くというのに、偉そうな態度が気に食わない。
本庁に戻るまで、大人しくヘコヘコしておけばよい物を。
(……ケッ! 何がキャリア組だ)
巡査長の岡村にとって、警部補ですら夢のまた夢と言うのに。
「……何をやっているんだ、警部殿は。遅すぎるぞ」
ボソッと呟くと、岡村は国城と田中を呼び戻しに行くために
廊下に出た。
(今日はどういう風にネチッこく責めてやろうか……)
156
:
第6話 国城篇 「出会った彼ら」
:2010/07/13(火) 21:46:16 ID:ci70O93A0
────
「どういうことですか? 岡村さん」
その光景を見た瞬間、岡村は心臓が止まるかと思った。
国城が、自分のロッカーを壊し、中を物色しているのだ。いや……
「どうしてあなたのロッカーから、被害者の、おばあさんの財布が出てくるんですか」
「いや、それだけじゃない。この時計も被害届が出されていたやつと同型だ」
国城は口調こそ冷静だが、燃えるような目で岡村を見つめている。
「いや……これは……」
しどろもどろになる岡村。
何故ばれたのか、何が起きているのかまったく整理できていない。
「……成る程。ひったくりで盗んだものを自分の部屋に置くわけにはいかない」
「何故なら、あなたは警察社宅で暮らしていますからね」
「そこで、あなたは協力者を用意した。私と千葉君がいない時刻に、
その協力者は堂々と交番に"相談者"としてやってくる。そこで保管していた盗品を協力者に渡す」
「出来事があまりにおおっぴらに行われると、返って見落としがちになってしまう。私もまさか警察官の犯行で
しかも取引を堂々と交番内で行っているとは夢にも思わないからな」
な、何を言っているのだ、コイツは。
岡村は、自分が連続ひったくり犯であることがバレたどころか
犯行の手口まで寸分の狂いも無く当てられてしまい、完全にうろたえていた。
ちらりと視線をずらすと、メガネのチビが得意げに岡村を見つめている。
157
:
第6話 国城篇 「出会った彼ら」
:2010/07/13(火) 21:48:48 ID:ci70O93A0
「サ、サイフ……知らないなぁ〜、そのガキが勝手に置いたんじゃ……!! 」
「そ、そうだ!! きっとそうなんだ!!! だいたいその時計は俺のだし……!!! 」
「……岡村君。この時計、シリアルナンバーが入っているのだよ」
「私は数字を覚えるのが得意でね……コレは間違いなく被害者の物だ。あとで照会してもかまわない」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
(や、やばい。何故だ。何故ばれたのだ! もうオシマイだ……!! )
(ちくしょう国城! テメエは……テメエはキャリア組らしく大人しくしておけばよい物を……!!! )
「なんだなんだ? 何が起きたんだ? 」
騒ぎを聞きつけたのか、廊下にはいつの間にか紫苑と刹那が立っていた。
首をひょっこり出しながら、紫苑は興味深げに、刹那は醒めた目で室内を見ている。
「……状況から判断して、ひったくり犯の正体は"不肖の身内"だったみたいね」
「世も末だわ……」
刹那が溜め息交じりに呟く。
「コ、コラッ! 君達!! 勝手に入っちゃ駄目でしょ……がっ!!! 」
二人を止めに来た千葉が、大きな物音と共に転倒した。
一瞬、国城の注意が千葉に向くが、岡村はその瞬間を見逃さなかった。
『動くなぁぁ!! この娘がどうなっても知らんぞ!!! 』
岡村は、素早い動きで刹那を羽交い絞めにすると、そのまま
拳銃を彼女のこめかみに押し当てた。
「げえっ! 」
「ば、馬鹿なことは辞めたまえ! 岡村君! そんなことしてどうなるのだ!! 」
「うるせえっっ!!! 」
岡村が叫んだ。
「ゲロ臭え市民の為のクソみたいな仕事に、刺激が欲しかったんだよ!! 」
「クッソ安い給料で俺達をこきつかってよぉ! おかげでこちとら借金まみれっ!! 」
「いっつもいっつも俺たちの事を税金泥棒だとよ!! 何様のつもりだゲロの分際でぇぇ!! 」
(いやいや、制服でパチンコ屋に入っていれば、言われて当たり前だろう)
人質さえいなければ、スタンドを使うまでも無く組み伏せてそう言ってやろうと思ったが
予想外の事態に、とにかく岡村を落ち着かせることしか行動が取れない。
それにしても、当の人質は、何故か涼しい顔をしている。
偉く肝の座った女子高生だ。
158
:
第6話 国城篇 「出会った彼ら」
:2010/07/13(火) 21:50:40 ID:ci70O93A0
「……今すぐ辞めれば、万引き以外の君が取った行動は不問にしよう」
「だ・か・ら!! その態度が気にくわねえんだよ!!! 」
岡村を落ち着かせるどころか、国城の態度は逆に激昂させてしまう。
肝の座った女子高生・刹那とは対照的に、顔をひきつらせている国城を見た
岡村はそれだけで満足であったのだが、自分のせいでうろたえているエリートの顔を見て
彼はますます加虐心を募らせた。
「おい、国城。この娘を無事に帰して欲しければ、土下座しろ……」
「なっ!!? 」
理屈の通じなさも、ここまで来たら怒りを通り越えて表彰モノだ。
こんなアホは、国城の能力で「打ち抜いても」問題無いのだが、
人質がいる今の状況では、岡村がにぎりしめている銃は核兵器にも相当していた。
「おい、何かひらきなおったぞ、このオッサン」
背後で紫苑が呆れた口調で田中に耳打ちすると、岡村は紫苑をナイフの様な
視線で睨みつけた。
オオ、コワッと呟き視線をそらした紫苑から、再び国城へと視線を移す岡村。
「何がキャリア組だ! 偉そうに!! 勉強できる事がそんなに偉いのか!? ああんっ!!?」
「お前達みたいなのがいるから、警察なんてやってらんねーんだよ!! 」
「偉いわよ。偉いに決まっているでしょ」
岡村の主張を返したのは、事もあろうが人質であった。
なんとも奇妙な状況に、一瞬あっけにとられた岡村だが、顔を赤くして刹那に怒鳴りつける
「テ、テメエ!! 自分の置かれている状況が分かってんのか!!? 」
「叫ばないで。口、臭い」
159
:
第6話 国城篇 「出会った彼ら」
:2010/07/13(火) 21:53:05 ID:ci70O93A0
その瞬間、場に居た全ての男達は凍りついた。
岡村は怒りに震え、千葉は刹那が岡村の逆鱗に触れるどころか、逆鱗であやとりを
始めていることに震えているが
その他の3人は、別の理由で凍り付いていた。
──────2Mは越えているであろう、人型で全身黒タイツの物体が
刹那と銃口の間に、手をかざしていたのだ。
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
(こ……この娘までスタンド使い……? 冗談だろ!!? )
固まっている男性陣を尻目に、岡村の腕の中で刹那の演説は続いた。
「このキャリア警部さんは、それなりの苦労をしてきているの」
「あなたにだって、警部になるチャンスはいくらでもあった筈」
「そんな努力もせずに、今の状況を誰かのせいにするのはお門違いではなくて?」
「うぐっ」
岡村は顔を曇らせ、紫苑というパーカーはウンウンと頷いている。
「まぁ、陰でコソコソこんな卑劣な事して、バレたからって人質を取るという
幼稚園児でも思いつかないクソ脳みそな手段を取るあなたには、無理だったでしょうけど」
岡村はいよいよ顔を真っ赤にして叫ぶ。
「テ、テメエ!!! もう一編言ってみろ小娘ぇぇぇぇ!!! 」
「ハァ……もう一回いわないとわからない?どうやら脳みそは10歳前後でとまってるみたいね? 」
「引ったくりはれっきとした窃盗罪。天下の警察官がそれをやるだけでワイドショーなのに」
「さらに関係の無い女子高生を人質に取るなんて」
「で、その理由が職務にイラついたから、と」
「あなたは人質を取ったことで、本来の何倍もの刑期を受ける羽目になるわ」
「しかもあなたの場合は警察官という肩書きがある。他の囚人から手厚い歓迎が待ってるでしょうね」
岡村の顔がみるみる青ざめていく。
160
:
第6話 国城篇 「出会った彼ら」
:2010/07/13(火) 21:55:20 ID:ci70O93A0
「そんなリスクを省みず行ったあなたの行動」
「むかついたから盗む。追い詰められたから人質を取る」
・ ・ ・ ・ ・ ・
『てんで脳無し。論理の卓越性に欠けるわ。このアホ』
「うおおおおおおおおおおおおおおお!!!! 」
プツン、と何かが切れる音と共に、
岡村は叫び声と同時に引き金を引いた。
ダンッッ・・・! !
耳を劈く破裂音に、思わず目を背ける男性陣
──────しかしその銃弾は、、火薬の匂いを残したまま、
銃口と刹那の頬との間に、空中で『固定』された。
正確に言えば、スタンド能力を持たない千葉には”そう見えた”のだ。
弾は彼女が出したと思われるスタンドの掌にすっぽりと
おさまったかと思うと、そのままカランと音を残し、地面に転がった。
「ふ、不発……ば、馬鹿な……」
岡村が全てを言い終える前に、黒タイツのスタンドは足払いをかけ岡村を組み伏せた。
何が起きたか分からない岡村は、驚愕の表情を浮かべ、地面で凍り付いている。
「何してるの!? 早く確保っっっ!!!! 」
二人の警察官は、しばらく呆然としていたが
刹那の号令と共に慌てて岡村に間接技をかけ、千葉が持っていた手錠を岡村につけた
「10:44分、岡村 陽一、窃盗、及び発砲の現行犯で逮捕するっ!!」
「世も末ね。テレビ、楽しみにしていますから」
刹那は取り押さえられている岡村に言い放つと、そのまま交番の出口へと向かった。
「ちょ、ちょっと待てよ!! 」
161
:
第6話 国城篇 「出会った彼ら」
:2010/07/13(火) 21:58:57 ID:ci70O93A0
紫苑が慌てて刹那を呼び止めると、彼女は振り返り深々とお辞儀をした。
「関係の無いあなたを突き出したりして申し訳ありません。
危うく冤罪事件を作り上げてしまうところでした。私の不徳の為、不快な思いをさせてしまい
言葉もありません」
急に態度を変え、頭を下げる少女に、紫苑は少し顔を赤らめながら
「い、いや……何もそこまですることないんだけれど……気にしてないし……」
と逆に申し訳なさそうに答える。
「ああ、そう。ならよかった」
紫苑の言葉を聞きケロリと態度を変え、刹那はそのまま交番から姿を消した。
「ちょ、テメエ! 待てやコラァ!!! 」
「ま、待ってくださいよ紫苑さ〜ん!! 」
その後姿を、紫苑と田中が大急ぎで追いかける。
「き、君達!! 待ちなさいっ!!! 」
「い、いや……もう彼らはいいでしょうJOJO警部……問題はこれから先ですよ」
上になんて言われるのかなーと泣きべそかきながら天を仰ぐ千葉。
国城は千葉の悲鳴ともとれるグチを耳に入れながらも、既に遠くに行ってしまった
3人の後姿を見つめていた。
(ま、まさか私を含めて、同時に3人の……)
(いや、あの紫苑とか言う青年の反応を見る限り、彼ももしかしたら……)
(となると……一気に4人もの……? )
国城は、交番から出るとサザンカ通りを見渡した。
街は、交番内の大捕り物などまったく気にも留めないように平和そのものだ。
「どうなっているんだ、この街は……」
162
:
第6話 国城篇 「出会った彼ら」
:2010/07/13(火) 22:01:14 ID:ci70O93A0
───────心を読む青年に
銃弾が通じない少女────────────
そして、自分もまた、超能力を持った警察官だ…………。
平和で静かな町並みと、今起きた奇妙な出来事とのコントラストに、
国城は言葉に現すことのできない畏怖を抱いた。
後に数日間世間を賑わすことになるこの大捕り物。
しかし、こんな出来事など話にならない程の大事件に
国城自身も巻き込まれてしまうことも、
ここに集ったスタンド使い達が、折星町の、そして日本の命運を
握る事になるという事も、この時点では誰も予想だにしていなかった……。
To Be Continued ...
163
:
第6話 国城篇 「出会った彼ら」
:2010/07/13(火) 22:03:40 ID:ci70O93A0
キャラクターデータ
国城 丞 (くにしろ じょう)
24歳 AB型 身長186cm (1.19Hyde)
完璧超人リア充「警部」 SかMで聞かれたら実はS
・二人目の主人公。キャリア組の警部。THE・勝ち組。
・高身長・高収入・高学歴の、俗にいう『3高』を満たしている。ルックスもイケメンだ。
・正義感溢れる性格で、武道の心得も有り。射撃の腕はオリンピッククラス
・語学が堪能。海外への留学経験が豊富で、4ヶ国語喋れる怪物。
・普段は温厚で滅多に怒らないが、怒ると…………
・勿論モテる。しかし現在は彼女無し。その理由も伏線になったりそうでもなかったり
・死ねばいいのに。と思いつつも、その職業からか、筆が止まらないキャラでもある。
・「ジャッジメント・デイ」の構想前の作品では実はメイン主人公だったが、弱い主人公を書きたかったのと、
物語が大きく方向転換した為、第二の主人公に。
・その名残からか、名前がJOJO。名前だけは一番気に入っている。
・高学歴とは思えない戦闘を繰り広げますが、そこらへんは勘弁してください。
使用スタンドは次回くらいに登場。個人的には扱いやすく、強いと思う。
避難所にいた人にとっては、ある意味意外な能力者かも
岡村:嫌味な先輩警官。捕まった。もう出てこないので覚える必要なし。
千葉:スーパーモブ。元ネタはコナン君の千葉刑事。まんま彼を想像してください。
勿論、覚える必要なし。
164
:
第6話 国城篇 「出会った彼ら」
:2010/07/13(火) 22:06:11 ID:ci70O93A0
キャラクターデータ
槙 刹那 (まき せつな)
16歳 高校2年 A型 身長164cm (1.05Hyde)
信じられるか?ヒロインなんだぜ?コイツ…… SかMかで聞かれたら言うまでも無くドS
・なゆたんみたいに愛される様にと、同じ数字のくくりで「刹那」と名付けちゃいました。
・ヒロイン兼、第3の主人公です。
・
>>1
が一目ぼれし、即ヒロインにした程の美人。
・頭脳明晰、容姿端麗、泰然自若、傍若無人のクソ女。
・意外にも友人は多い。言い寄ってくる男も多いが、打ちのめされなかった男は皆無。
・大人びた性格ではあるが、意外に恋愛小説や可愛い小物にも興味はある。
・男女差別を嫌っているが、認めようとしない事を嫌悪しているだけで、むしろ
男女差別を盾に権利を主張する連中を一番嫌っている。
・県下の名門私立、愛翠高校に通っている。
・彼女のシナリオは、おんにゃのこが沢山出てきます。正直早く国城篇を終わらせて
こっちに移りたい。
・スタンドはヒミツ。お楽しみに。
・やたらプライドが高く、努力家であるが、ちゃんと理由があったりする。
そこを書けるまで続けたいです。
・少なくてもこのクソ女をデレさせる所まで書くことが目標。デレデレになる日は、絶対来ない。
愛翠高校(あいすいこうこう)
・県下でも有数の進学校。つい最近まで女子高であった為
おんにゃのこが多い。早く書きてぇぇぇぇぇ
165
:
第6話 国城篇 「出会った彼ら」
:2010/07/13(火) 22:08:03 ID:ci70O93A0
というわけで二人目の主人公はキャリア組警察官です。
三人目はクールで傍若無人な女子高生。彼女の出番はもうちょい先です。
警察官のキャリア組の下りは、一切脚色無しの事実です。
所詮、日本は学歴社会、試験社会なんだなぁ〜と痛感させられますorz
外国人捜査官の下りはほぼ妄想です。
2025年に設定した理由の一つは、外国人の本体も沢山だせるように
したかったからです。
こんな未来嫌過ぎですね。スイマセン。
外国人犯罪者はやっかいという下りは、知人の元警察官の話を参考にしました。
それでも偏見はやめましょう。
ありがとうございました。
166
:
◆6JEWITNnHo
:2010/07/13(火) 22:10:14 ID:BcW4Xw3I0
乙!!リアルタイムで読んどったよw
JOJOの登場、刹那のスタンド、早く見たい愛翠高の風景……いやあ楽しみですなあwww
そしてやっぱりHyde換算やのんねw
167
:
◆U4eKfayJzA
:2010/07/13(火) 22:39:41 ID:???0
ヒロインえげつねぇ子だなぁw このSっぷりなら、能美さんとタメはれるんじゃなかろうか。
むしろ、どこぞの這いよる混沌や謎を食う魔人クラスのサドっぷりをひそかに期待していたり。
乙でした!
……そして、あえて濡れ衣かぶせられた紫苑と田中はスルーするのであった。
168
:
こんにちは!!
:2010/07/14(水) 13:25:34 ID:RRCour2o0
こんにちは!!
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169
:
◆R0wKkjl1to
:2010/07/17(土) 01:49:06 ID:IwSrWuf2O
遅くなりましたが乙ですッ!!
ヒロインかっけぇ・・・
こんな娘が彼女だったらいいなぁ・・www
170
:
名無しのスタンド使い
:2010/07/19(月) 00:04:01 ID:Dso/1nOw0
乙です!
小説形式だから敬遠してたけど、スラスラ読めたわ・・・・
紫苑が好きだったから残念だけど、次も期待やわ
171
:
◆neHjiUQ7Jo
:2010/07/21(水) 00:55:05 ID:1DTodzrQ0
色々ありましてレス返せずスイマセン
生きてます。生きてりゃ幸せです
そして予想通りのJOJOの空気っぷりwww
まぁ、何より自分が紫苑や刹那篇の方が書いたり構想したりするのは好きなんですけどね
>>166
お米ありがとうございます!!
楽しみを裏切らないように頑張らせていただきます……!
hyde換算は、明確な抗議が来るまで続けちゃいそうです※
>>1
はラルク好きですよ?
>>167
能美は捕まるレベルのドSだけれど、後天的なもの。
刹那は法律で許せる範囲のドSだけれど先天性なもの。
どっちの方が大丈夫なんでしょうか……wヤコはドMで本当に良かったね!
紫苑達はこれから1月くらい出番無くなるので、短編書いていただいて助かりましたw
>>169
ヒロインを褒めていただいて光栄です!
こんな娘が好みとは・・・
あなたは・・・
あなたとはいつか良い酒を飲みたい……!!!
ってまてよ、確かスタゲ先生には高校から付き合い続けている彼女が……!!!
醤油でも飲んでろ
172
:
◆neHjiUQ7Jo
:2010/07/21(水) 00:58:11 ID:1DTodzrQ0
>>170
お米ありがとうございます!
バトル少ない上に余計な描写多くてスイマセン……
紫苑を好いてくれましたか!
主人公の評価は気になるもんで……ありがとうごぜえます!
期待は適度でお願いします……w
173
:
名無しのスタンド使い
:2011/04/07(木) 02:31:48 ID:???0
お猿並みの人気SSになるんじゃないかと期待してたのに、どうしてこうなった……
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