囚われの姫 - 1302774505 - したらば掲示板

1：すもも：2011/04/14(木) 18:48:25: 「んあっ。ああっっ」
豪華なホテル――メープルホテルのスイートルームであたしは快楽の渦に溺れていた。
「牧野、気持ちいいの？」
優しい声でたずねてくるのは、花沢類。
「牧野、お前今自分がどんなかっこしてるかわかってんのか」と西門総二郎。
「牧野、すっげえエロイぞ」は美作あきら。
「やあっ。あああっっ。」
そんなあたしを見つめる道明寺司。
花沢類は柔らかで優しいキスをふらしてくれて、西門さんと美作さんの手はあたしの胸にいた。
服を脱がず、キングサイズのベッドであたしは三人から三者三様の愛撫を受けていた。
――服を着ていて良かった…。
それだけがなんとかあたしのほんの少しの理性をつなぎとめていた。
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3：すもも：2011/07/19(火) 19:00:02: なんでこんなことになってるんだろう―――。
あたしはなぜこの３人に抱かれているのか必死に思いだそうとしていた。

―――１か月前。
『道明寺ホールディングス御曹司、道明寺司氏婚約を発表。
お相手は永瀬財閥令嬢永瀬さくらさん。』
そんな見出しがあたしの眼に飛び込んできた。
え、何これ？
道明寺はまだＮＹにいてあたしたちは１か月に数回は連絡を取り合い遠距離恋愛とかいうやつを続けていた。
そういえば今月に入ってからまだあいつから何の連絡もない。
ＮＹと日本では時差もあるしあいつからの連絡が少ない事はここ数カ月しょっちゅうだった。
あたしが連絡をとってあいつにつながる…そんな感じだったから、道明寺から連絡がない事を気にもとめなかった。
仕事忙しいのかな、大丈夫かな。声が聞きたいな。そんな時あいつとの専用携帯を鳴らしていた。
こんな見出しもあいつがＮＹに言ってからはしょっちゅうだったし、その都度あいつから２～３日の間には
「あれは間違いだ。なんもねぇから気にすんな。」
そう連絡が入っていた。
だから今回も少し心がちくんと痛んだものの、いつものことだと一笑に付し、あいつからの連絡を待った。
「あれは間違いだ」というあいつからのその一言を…。
考えて見れば、こんな記事でもないとあいつからはなかなか連絡してこないのだから、いい機会かもしれない…。
そんな甘い期待さえあった。
でも…今回はいつもとは違った。
4：すもも：2011/07/19(火) 19:14:59: 「ったく。なんなんのよ、あいつ。あれ以来全然連絡つかないじゃん。」
あの記事が出てから１週間たってもあいつからの連絡はなく、こちらからの連絡も全くつながらなかった。
どうしたんだろう？
今まではどんな気しせかせて背手もあいつからの連絡があって安心できていた。
大丈夫、大丈夫だよ。いつもの事じゃん。そう言い聞かせて１週間。
あいつからの連絡は今日もなかった。
あいつと連絡がとれないたびにどんどん不安が募っていく――。
そんな時、私の携帯が鳴り響きあわてて鞄をまさぐる。
鳴ったのはあいつとの専用携帯ではなく、いつも使っている携帯だった。
『花沢類』
着信画面はなつかしい人の名前を写し出していた。
「花沢類？なんで…」
なつかしい人からの着信に戸惑いながら、あたしは携帯の通話ボタンを押した。
5：すもも：2011/07/19(火) 19:16:18: 今まではどんな気しせかせて背手も
→今まではどんな記事がでても
が正解です。