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I believe in you…

1banbi.:2011/01/09(日) 23:30:21
*これは、道明寺が記憶を失ってからのお話です。

2banbi.:2011/01/10(月) 00:31:00
あたしが道明寺と別れて花沢類と付き合い始めてから、もうすぐ1年が経とうとしていた。
今のあたしを幸せじゃないと言ったら必ずバチが当たる。
でも、今でもほんの一瞬胸がチクリと痛くなることがある。
あたしの幸せは誰かを悲しませてるのではないか…という不安で。

今日は滋さんと道明寺、2人の結婚のお祝いを買うために花沢類と待ち合わせをしている。
道明寺は記憶を失った後、滋さんを記憶を失う前に付き合っていた彼女だと認識し、
今は婚約者として認め、仲良く?やっているようだ。

どれもこれも私が自分で選んだ道。そして自分で蒔いた種。

―1年前
『司が倒れたっ!』
美作さんからの1本の電話。
あたしは慌てて「今すぐ行くっ!」とだけ答えてゆうきに「詳しいことは後で話すからっ!」
という一言を告げ、アルバイト先をすぐに飛び出していた。
店を飛び出したあたしの視界に真っ先に飛び込んできたのは、見覚えのある白いスポーツカー。
その窓から顔を出すのはやっぱりあの男、〝花沢類〝だった。
「まーきのっ、そんなに慌てなくても司は死んだりしないよ?俺も今から病院向かうとこ、
乗っていけば?」
「あ、ありがとう…」
あの時は、相変わらずのマイペースな花沢類を見て、なんだかさっきまで異様な程慌てていた
自分が恥ずかしく思えた。

だってこの時はまだ、この超マイペース男〝花沢類〝をも揺るがす事件がもうすでに始まっていた
なんて誰も知らなかったから…

3banbi.:2011/01/10(月) 00:31:53
あたしが道明寺と別れて花沢類と付き合い始めてから、もうすぐ1年が経とうとしていた。
今のあたしを幸せじゃないと言ったら必ずバチが当たる。
でも、今でもほんの一瞬胸がチクリと痛くなることがある。
あたしの幸せは誰かを悲しませてるのではないか…という不安で。

今日は滋さんと道明寺、2人の結婚のお祝いを買うために花沢類と待ち合わせをしている。
道明寺は記憶を失った後、滋さんを記憶を失う前に付き合っていた彼女だと認識し、
今は婚約者として認め、仲良く?やっているようだ。

どれもこれも私が自分で選んだ道。そして自分で蒔いた種。

―1年前
『司が倒れたっ!』
美作さんからの1本の電話。
あたしは慌てて「今すぐ行くっ!」とだけ答えてゆうきに「詳しいことは後で話すからっ!」
という一言を告げ、アルバイト先をすぐに飛び出していた。
店を飛び出したあたしの視界に真っ先に飛び込んできたのは、見覚えのある白いスポーツカー。
その窓から顔を出すのはやっぱりあの男、〝花沢類〝だった。
「まーきのっ、そんなに慌てなくても司は死んだりしないよ?俺も今から病院向かうとこ、
乗っていけば?」
「あ、ありがとう…」
あの時は、相変わらずのマイペースな花沢類を見て、なんだかさっきまで異様な程慌てていた
自分が恥ずかしく思えた。

だってこの時はまだ、この超マイペース男〝花沢類〝をも揺るがす事件がもうすでに始まっていた
なんて誰も知らなかったから…

4banbi.:2011/01/10(月) 00:54:33
病院にはすでに美作さんと西門さん、そして滋さんの3人が居た。
花沢類が「司の様子は?」と聞くと美作さんが「もう心配ないって。でも、詳しいことは
目を覚ましてからじゃないと分からないってさ。」
美作さんの話を聞いたあたしはただ安堵して体の力が抜けていくのが分かった。
でも、その次の日もさらにその次の日も道明寺は目を覚まさなかったんだ。
道明寺が目を覚ましたのはそれから5日程経った、お昼頃だった。

『司が目を覚ましたぜっ!今、類がお前迎えに向かってるから用意して待ってろ。』
という連絡を西門さんから受けたあたしは、この前のバーゲンの戦利品で
なかなか気に入っているスカートをはいた。
久しぶりにあたしを見る道明寺に少しでも可愛いと思われたかったのかもしれない。
そんなことを考えていると家の前に白いスポーツカーが止まった。
あたしは慌ててそっちへよ向かった。
「牧野、そんなに慌てなくてもいいのに。でもそのスカートは可愛いよ。
着替えて正解!ぢゃあ行こうか、司もきっと牧野のこと待ってるよ。」
そんな花沢類の言葉にちょっと照れながら、あたしは病院へ向かった。

ついに決定的な瞬間が訪れることなど微塵も感じず、ただ幸せに浸りながら…

5banbi.:2011/01/10(月) 11:16:12
道明寺の病室には、すでに美作さんと西門さんが来ているようだった。

「牧野、緊張してる?」
「まあ、ちょっと…」
そんな会話をしながらあたしと花沢類は病室へ入っていった。

「「よ、牧野っ!」」
西門さんと美作さんだ。
「司がよかったな、お前の待ってたやつが来たぜ?」
西門さんはあたしの方をニヤニヤ見ながら言う。

まだこの時は道明寺の反応がおかしいことに誰も気づかなかった。

「もう、心配させんのもいい加減にしなさいよねっ!ホントどうしよーもないバカなんだからっ!」

この後、道明寺が発した言葉に誰もが耳を疑うこととなる。

「…誰、お前?類の女か?類の女にしてはずいぶん貧相だな。
てか、お前俺様になに偉そうな口聞いてる訳?殴られたいの?」

一瞬みんなの動きが固まった、何秒間だっただろう。
その後、美作さんと西門さんが続けて、
「司、寝ぼけてんの?それとも冗談かましてるつもりか?」
「あ、分かった!お前照れてんだろ?」
「俺は冗談言ってるつもりもない、いたって真面目だ。照れてるわけでもねぇ。
お前ら俺様をおちょくってんのか、馬鹿にしやがって!とにかくその目障りな女を外に出せ。」
「司、本気で言ってるの?」
花沢類の言葉が遠くで聞こえた気がした。
「類まで何言ってんだ?何回も言わせんなよ、俺は本気だ!お前の連れてきた女だろ、
連れて帰れよ。俺に自慢する程の女でもない。」

ガラッ、
「ちょっとよろしいですか?」
今だこの信じがたい状況を理解できないあたし達の元に、
道明寺の担当医だという人がやって来た。

6banbi.:2011/01/10(月) 11:34:13
「検査の結果、脳にはなにも異常は見られませんでした。ただしかし…
道明寺さんは倒れたショックで、記憶が断片的に抜け落ちてしまっている様です。
その記憶がいつ頃回復するのか、回復しないのか…それは私達にも分かりません。」
「記憶喪失ってことですか?」
「でもどうして牧野だけ?」
「おそらく強く考えすぎていた為と思われます…。」
そんな話を聞いていたら急にみんなの声が小さくなって、
次に気づいた時は白いベットの上だった。
隣には花沢類。
「あ、牧野気が付いた?医者の話を聞いてる最中に目をまわして
倒れたんだよ。覚えてる?」
そうだ、道明寺があたしだけを忘れて悲しくて無性に腹が立って、
それからみんなの声が遠くに聞こえて今はベットの上。
「そんなに心配しなくてもきっとすぐに司は牧野のこと思い出すよ。
完全に牧野のが司の頭の中から消えるなんてありえない。」
本当にそうだろうか…?
あたしはこれからどうすればいいんだろう。不安で押しつぶされそうだった。
「今日はとりあえず家に帰りな、送って行くから。明日また来なよ。」
「そうだね…ありがとう。」

7まんが館別館:2011/05/26(木) 13:09:57
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