■掲示板に戻る■ ■過去ログ 倉庫一覧■
【攘夷でしょでしょ】私説・日本開国譚【ヤレヤレ開化】 その4
前スレ
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12973/1383056844/l50
2スレ目
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1367717580/l50
1スレ目
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1348143321/l50
注意点
その1.鬱ネタです。残酷な話も多いです。苦手な方はそっとスレを閉じてください
その2.過度のネタバレはお控えください(あまり意味をなさない気もするが念のため)
予告。今週中にゲリラ投下しますので、もうしばらくお待ちください。
,,,,,,;、''""゙゙''、
,,;'".::::;;;゙、 o、,-; < 期日に縛られたくないゲリラ投下主義はいいとして、埋められちゃ元も子もないやんw
,;'",,,,;;;;;、 `';
, '",,,,;;;;;;;;;/ ,;'
==ニニ,'''''''';;__,-'"゙,,,、、,,,,ノ
''~~~~γ´⌒`ヽ
{i:i:i:i:i:i:i:i:} 生存報告を怠っていたのは>1の手落ちとはいえ、
.. ( ;ω;) ,_
 ̄\_(:::::::::::::)/ ̄ 50レス以上残っているのに埋立てされるとは思わなかった・・・
___/ ̄へ√⌒l⌒´ ̄ ̄\_
´ / \ まあ4月からは本気出します。やっとリアルの忙しさが峠を越えたので。
スレ主が埋めたんかと思ってったは
あの埋めは普通に荒らしだしなあ。
業者の書き込みとか、埋め荒らしに荒らされても、誰からも報告して貰えないスレがあるとか…。
面白半分で埋めてしまいました。
申し訳ございません。すいませんでした。
誰も待ってたよ…の一言もないな…。
言っちゃなんだが、待たせてすいませんの一言も言えないんじゃ仕方ないが…。
追いついた立て乙
面白いので続き期待してます。
作者氏推薦の世界の規範となるキリスト教国家が、またマンハントか…。
ほんとに近代国家なのか…。
アメリカ・サウスカロライナ州で黒人男性を白人警察官が射殺する事件があった。
7日、その様子をとらえた映像が報じられ男性が無抵抗だったことがわかり、警察官は逮捕された。
事件があったのは、サウスカロライナ州ノースチャールストン市で、
今月4日、白人警察官が黒人男性を職務質問した際、射殺した。
アメリカメディアによると警察官は当初、「男性にテーザー銃を奪われ、
命の危険を感じて撃った」としていたが、通行人が撮影したこの映像では、
逃げる男性を後ろから銃撃し、奪われたとしていたテーザー銃のようなものを
倒れた男性の近くに置く様子も映っていた。
まあ、仮に純粋なカトリック信徒さんたちが、国から信仰を勝ち取ったとしても
ソレ、後に教皇至上主義とか反近代主義とかにつながる、負け犬路線の
方のキリスト教の流れだしな…。
ではこれより、投下開始します。
____
,. ‐''"´ ` ー- 、
/ \ \
,イ \ \::: : \
/ / ! :| :|ヽ\ \:::::. ヽ
,' .:/ .::::/ ,' :,' .::iハ . ヽ:::: :::ヽ:::::. ヘ
i .:/ ::/ / ::/!: .::,' | |∨:|ヘ:::: : :::ヘ:::::::ハ
| .:,' / .:/ ::/,' :::/ |:.! |:.:| |∨::::::::∧::::::i、
| .::i:./ .:::,イ ::_/:::/ リ !斗f‐-、::::::::::ハ::::| ! 久しぶりっす、読者諸氏。いささか唐突だが、今回は
|/:|/ :/,ィ"´/:`` / |/'_」」. i:`: :::::::|::::| |
,ィ| / ::::::/i,.>''"アiヽ /´::::}`.|:::::::::::::l::::| | 司馬遼風味の史論エッセイから始めてみよう。
/ | ,'::::/{ rT{::::::::::r ! {:::::rリ ∥:: :::::/ト、ハ|
{ | {::/::::::ヽ|:|乂、_,ノリ ヾ之' ,'|::::::::,'. | 乂
ヽ | |,' |::::|::::|`ト! ''' "´ 、 ,,,,, ハ|::::.::i ! `''ー‐
i |::::|::::l::::|ト、""゛ /:::|:::::::| ヽ お題は、日本史上最大のテーマ・太平洋戦争。ちょっと長くなる。
ハ:: l: ::|::::|::::iハ \ ` ´ .イ:|!:::ハ:::::|
∧: !::::i:,.-、「|∧ > 、 _,. <:i::|:::|:::::.ヘ:::ヘ
/::::: _厶イ ./ |:.:.|` ー-L>、:::::::|::|:::|:::::::::.`iー\
. />< \ ヘ. i:.:.i ,'!ハ| `<ュ」::|::::::::.:.∧ `ー
. ,イ-― 、` 、\ ヽ|,イ /_||__〉 ハ`ヽ :::::.:.:.∧
/ :: :: :: :: \ \`'''" `''ー-イ>=<ヽ | !:: ヘ:::::.:.:.∧
,i :: :: :: :: :: :: :\ \ く/,' ハ ト、\ ` | |:: :: }:::::::.:.:.ヘ
. /:| / ̄\:: :: :/:ヽ ヽ // ,':: ヘヽ ) | |:: :/!:::::∧::.:.ヘ
/::::| :: :: :: :: :ヽ::/:: :: ヘ ヘ く/ /:: ::.∧. | |,イ/:::::::::::ヘ:::.:.ヽ
本スレ司会役・渡良瀬準 (演者:渡良瀬準 @はぴねす!)
──────────────────────────────────────────────────
我らが神国が、史上最悪の無理ゲーこと対米開戦(大東亜戦争)に踏み切ったあげく、あんのじょう玉砕したあと・・・
──────────────────────────────────────────────────
三(^o^)
三(^o^)(^o^)^o^)(^o^) (^o^)三(^o^)三(^o^) (^o^)三(^o^)三(^o
三(^o^) (^o^) 三(^o^) (^o^ 三(^o^)
o^)三(^o^) (^o^) 三(^o^) .(^o^)三(^o^)三(^o^)
o^) 三(^o^) 三(^o^) .(^o^) 三(^o^)
o^) 三(^o^) 三(^o^) .(^o ..三(^o^)
.o^) 三(^o^) 三(^o^) 三(^o^)
o^) 三(^o^) 三(^o^) 三(^o^)
,_____,,..
|ロロロロロロロ#l;;l
|ロロロロロロロ|| .┌──、_,
ξロロロロロ ;,,|| ,.l|____くz.
|ロロロロロロロ|| |==========|
|ロロロロロロロ|| l. |##三三三三|
. |ロロロロロi;,"||..,,..∥ |==========|
λ, ,.ξ :::::;;,,:::::::;;;;;::::::::/「「「「「/;,I三三三;#;;|
| └‐┘l| |「「「「「「「|;,| ;;;;;::::::::;;;;;;:::::::;;::::,,,,
|「「「「;#《 ,,..,,...,.、 .|「「「「「「「|;,| ___
|「「「「「「|//;く‐-=ヾ |「「「「「「「|;,| トr‐イ ..::::::,,...
]「";;「「「〈#《〈〈,,,..丶\ |「「「「「「「|;,|
;;;::::::;;::::,,,|「「「「「「「「|l. |「「「「「「「|;,| /‰ⅶ
|「「「「「「「「|l. |「「「「「「「|;,| // ;;:'从ゝ
|「「「「「「「#;l :::;;;;;;;:::;;;;;:;;;;;:;;;:::;;,,,.. [:.μ::;;::;:へへ
|「「「「「「「「|l
|「メ;;;「「「「「|l
──────────────────────────────────────────────────
無謀な開戦に踏み切った意思決定の過程については今もなお、激しい感情を惹起する最大の争点でありつづけている。
──────────────────────────────────────────────────
七_ 七_ l l 二 ナ ゝ i ヽ |! |!
(乂 ) (乂 ) ノ /し cト  ̄ ̄ ̄ ヽ ・ ・
/ || || || ,/ .|| |; : " ; : ;:゙: ;": :; ; : ;:゙: ;";゙|; ; :.: ;|\:;: ;": :"#
| |l || ||,/|| || || |; ::゙ .:; : ;:゙: :; ; ; : ;:゙: ;": :; ゙; |: : ;; | ||.\ :: ゙::
| |l ||,/|| || || || | ; : ;:゙:# ;": :; ; : ;:゙: ;": :; | :: | || || \ ; ;"
| |l/.|| || || || || |; : " ; : ;:゙: ;": :; ; : ;:゙: ;"゙;| ;; " .| || || || | ;
/..|| || || || || || | ;;: ; : ;:゙: ;": :; ; : ;:゙: ;": :; ゙|;; ; ゙ \ || || |
| || || || || || || || |; ::゙ .:; : ;:゙: :; ; ; : ;:゙: ;": :; ゙; |: : ; ; ": \.|| |;
| || || || || || || || |; : ;:゙: ;": :;: ;": :; ; ;:: .: " ;; ゙:::| :: ; ::; .; ゙\! :
| || || |レ|レ|| || || | ;;: ; : ∧,,∧ ∧,,∧ ;": : ; : :゙ ; | :: ;: :;: ;": :; ; ;
| || |レ|レ||_|| || || |;; : ∧ (´TωT) (TωT`) ∧∧ |:: :;: :: ;
| |レ|レ||_|| || || || | ;;: ;( ´・ω) U) ( つと ノ(ωT` ).; ::.,| : :;: ;": :
レ|レ||_|| || || || ||  ̄ ̄| U ( ´T) (T` ) と ノ  ̄ ̄\ : ;": :;
レ||_|| || || || || u-u (l ) ( ノu-u . \: :;: ; ;; ":
|_|| || || || || `u-u'. `u-u' \: :;:: :; ;
<Sugamo Prizon>
────────────────────────────────────────────────────
しかも未だに、いくら調べても対米戦争の目的が 良くわからない。日米間に直接の外交係争は無かったのだ。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
────────────────────────────────────────────────────
【陸軍】
______
ヽ==☆= / < 南部仏印に進駐したら、資産凍結されちゃった! 東条英機や石原派の
_∩( ・ω・)∩
ヽ)=(ニ(=====)ニ)==)) 堀場一雄も激おこプンプン丸。対米報復待ったなし、チハタンばんじゃーい
/二ヾヽ二ヽ//_ /
・ニニ/ ̄/志 :|: l`r-┴──o
___ _____/_/_____:|:__| l|-┬ゝィ ̄ _
〔(___((/__/_____/__ヘ_l三l | ̄( (ニニニ・___
,-,-,-,-,-,-,-,-,-,-,-,-,-,-,-,-,-,-,-,-,-、--、 ヽ ̄ (O 厂、--、
,=´ (◎)) ̄ ̄ ̄◎) ̄ ̄ ̄(◎)r ⌒ヽ}三}'  ̄ ̄ ̄☆ ̄'\ヽ}三},
{γ⌒,ヾ =(ニニニニニニニニニニ(≒ | 〇 l}三} ̄ ̄ ̄ ∪ ̄ ̄ソノl}三}
{ | 0 |r´`Y´`Y´`Y´`Y´`Y´`ヽ ゝ__,ノ}三/_______/ノ}三}'
ヾヽ__ ノゝ 人 人 .人 人 人 ノノ___,=/}三/ゝ 人 人 ノノ__,=/}三/
`‐'‐'‐'‐'‐'‐'‐'‐'‐'‐'‐'‐'‐'‐'‐'‐'-'‐'‐'-´--´‐'‐'‐'‐'‐'‐'‐'-'‐'‐'-´--´
【海軍】
__
,.::´::::::::::::::::::`::.、
/:::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ えーと、アメちゃんの禁輸でガス欠だから、3年目以降は動けないわぁ・・・
,:::::::::::::::::::::::j!:::::::::::::::',
i::::::::/\ト、八:::::::::/:::l
∨{/● ●ヽ/::::,' (というのは建前で、実は第三次ビンソン法案<1940年6月>にビビッたの。
モグモグ |::|⊃ ' ⊂|::})::i
. § |个::..___〜(__,.ィ::/::::| 空母24隻も造られた日には、漸減遊撃戦略も破綻。もう先手必勝です)
鬥鬥 〈、 V:::「/rⅳ、イ`ヽ{:::::ノ
||. \ V::/ノVニfこ}イ从{ 鬥 鬥
.l || _\}7!l|ァ⊥|修イ| | |
,l || _|ボー `L}〈ハ〉ーく〉|| . | |
rz´`f || __,,...-=ニ二三三三三三三三三三三三三三三三三三≧x
| | || _r。s≦─‐、`ーx=x=xニ二二二二二二二二二二二二二二二二ア
TTf´| |λ幵幵幵幵─マ─\\\─vzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzァ………ァァく
xヘヘ二ニ=彡´ ̄ ̄ ̄|VA { ` </>x`ー─┼───|\‐' l | ><
/::::::\xく \_ .| VA :| ` <><´| ,.イ ヽ>r'´
\\`ト、ヾ:、ヽ\  ̄ l| VA : | ⊂⊃ ` <><>く | |ノ:::|
{二て,へ \\\ ::l|__| VA | __ ><>< | |:::::リ
──────────────────────────────────────────────
なにしろ意思決定の過程が本末転倒なもんだから、珍奇な偶発事故だったかのようですらあるのだ───
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
──────────────────────────────────────────────
アメさんの石油が禁輸されちまったでよー、冥土喫茶直通バスはこれが最終便だよー♪
\
 ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|:::::□|,||─┬──┬──┬┬─┬──┬──┬──┬──┬‐┰─┬:──:┬ー────::┐
_,,|_________|,||. ∧_∧○∧_∧ ○ ∧_∧○∧_∧ ○イタイ○ || ○キツイ...│ │
| | ____..|| (:::: ∧_∧`Д´>∧∧:(・ー(・ )(´∀`;)∩_∩ ∧ ∧||∩_∩∧∧|| 888888 .│
| |_)=@===ノ.||∧∧(; ゚〜゚) つ(`д´)つ□⊂)( │.( (´∀`;)⊃(゚Д|| ∧_∧.゚ω゚||∧_∧ ____|
| |(∀` ).||(゜゜)∧_∧888888 ∧_∧ ∧_∧ (アヒャ ) ∧_∧..||( :::::: ) ).|l ∧_∧ / / |
|ヽと[ ̄]‐|//|| ( (;´∀`(´∂` )(::::::::::::::) (゚∀゚ ) ∧∧ (.;・∀・)|| ( ∧_∧ .||(∀・ )|| | |
| ̄ ̄ ̄ ̄|/ .|| ヽ (つ|⌒i⌒|::::::::::::つ つ⊂ ) (=゚ω゚)ノ( つ||⊂(; ) .||と.__J__|| | |
| 運賃箱 |=||ウウム| | ) )⌒⌒..|:::::::::)| ( ( (〜( ) | | | .|||( ) || ( |____,|| | |
| | ̄| .| (_(_(_)_)_)_)| (_(_) ∪∪ ..(._)_)|l─┤ | |__,|| (__,|| || | |
| ̄ ̄ ̄ ̄ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| (_)_) '| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ∧
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| ふう、乗り遅れずに済んだ。冥土喫茶のドイツちゃんとヘタリアちゃんに、手土産の真珠をプレゼント モナ!
\______________________________________________
,.-- 、 -‐  ̄ ̄ `丶、
/ / ̄l / ヽ
,/ / ./ / / /〃/{ { ヽ `ヽ. ∧
| ! / l / /斗/ハ ィー‐ヽ ∨ l ・・・とまあ、一般に「日本の南部仏印進駐に反撥したアメリカの石油禁輸措置が、
l l / { { レテく ヽ\{ヽ\ ヾ │
\|_/ 乂l f r'ハ __ 7ハ\リ l 海軍を決断させた」と言われているが、ドラム缶での製品輸入は可能だったし、
| | 八,}弋ソ ''⌒ソノ ) |
| | ノイ |ゝ" ` "" { {´ | 上海から第三国経由で輸入する道もあった。避戦が望みなら時間稼ぎはできた。
| | | .| l `>、`_´_ ,イ | | i |
| | .| .| |_/:::コソ _/i | | | .|
r┴っ∩ |/, ,へ∠,へ / 7ト、| ! ! 今の日本だって原発が全稼動停止しても、ひとまずやり繰りできている(はず)。
Yニっ! l /// ,{ (_r 」' / \ ! .|
}ト7ソ/< / l/ 7 ∧ ヽ、 / / ;| | 「足りぬ足りぬは工夫が足りぬ」は、負け戦さを避ける時こそ使いたい戒め・・・
ヾ-=ン ヘ. イ ! !〈_/ ヽノ i/ ハ | |
〈ヾ_' ノV | j /ヽr‐y'⌒ヽi l
iー‐" ノヽ 〈. | V /,r }l !
────────────────────────────────────────────────────
そもそも日米交渉を遡れば1941年4月16日、「日米了解案」によりアメリカ政府は日本の要求をほぼ丸呑みしかけている。
────────────────────────────────────────────────────
:::::。::::::::::o:::::::::::::::::::::゚::::o:::::::::::::o::::::::::::::::::゚:::::::::::::::o::゚:::::::::::::::::o::::::::::::゚::::::::::。::::。:::::::。::::::::::o:::::::::::::::::::::゚:::::::::o::::::::::::::
i: : {t.| ,,,, , ,,,;l|: :.| : : : l ワ タ シ
!: : :ヽ|、 u. ,イ|: :.| : : : | っ 日本よ。合衆国は、満州国を(とりあえず)承認する用意があります!
. i: : : : | :ト、 ヽ=ニ三) .ィ.: : ソj : : : :!
|: : : : 乂: : | ト __ , ´.|′: :イノ: : : :.| つ 重慶(蒋介石)と南京(汪兆銘)両政府の合流も仲介するし、欧州勢の
| : : : : :l : : | |. i/: :.∧ : : : : |
. |: : : : : :|: : .川 ヽ ノ ./: : :,ヘハL::_|_ 太平洋からの撤退(蘭印・仏印の処理)も認めましょう───
_| _ 厶/': : / _l{: : :/_::::::::::::::::::// ̄`ヽ
/ ヘヽ:::::::〃j : :/ヘ`==´/ | : :}:::::USA::::// }
/ ヘヽ::::{{ .|: :/ ヘ::::::::::::/ }: :/:::::::::::::::::ノ/ j だから三国同盟を切り捨てて、米英陣営と組みなおしなさい!
米国(演者:非公開 @涼宮ハルヒシリーズ)
-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-
__
,,,─:゙ドラウト:\
/ : : : :/^\: :ヽ われわれカトリック神父が「日本の民間人(井川忠雄)とともに纏めた案」ということで
|: : : /一 -\;|
|:__:/ <(゚) <(゚)| 否定的に語られ易い「日米了解案」だけど、素性は決して悪いもんじゃない。
(t ' ゝ |
^ヽ、 ヽ_フ 丿 コーデル・ハル国務長官も「叩き台にする」と明言していたし、野党共和党も日本に勧めていたし・・・
__i`__-__┐´ ∩/^ヽ
/^ \; ;∧;/^ヽ | `ヽ ノ
| i ╋ | \/\/ でも野村大使への対抗心から松岡外相が反対、海軍も反対、陸軍は分裂……もう何がなんだかw
アメリカ人神父ドラウト
神父(演者:出木杉くん他 @「ドラえもん」勢)
───────────────────────────────────────────────────────
またFDRは、「アメリカが日本から攻撃されたら、助太刀する(=対独戦で英国を救え)」というチャーチルの申し出も、黙殺している。
───────────────────────────────────────────────────────
,,∠:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
,-':.:.:.:.`:..‐ -..、,,.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ハ
. 米:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..ハ∧:.:`:..、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/}
/:.:.:/ヽ: i:.:ハ:.:.:.:.:.:.i:.:.:,:.:.:.:.:.\:.:.:.:.:.:./:∧
{:.:./:.:∧:|: !:|:.:l:.:.:.:.l:.:.:,.:.:`>:.._:.:.fヽ/.:ノ) 対日共闘? ノーサンキューよ。どえらい「先払い」が付随しそうだし・・・
i:. i : :{ !l: | i:.:!:.:.:.:.l.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.>{ }}</{
!:.ハ:.:.l ├┘|/ |:.:.:.l.:.:.|`:.ー:.´:/Y丿:.:.ヽ}
V. {:∧ レ|:.:} }ノ:.:.:.:.:.:∠//:.:.:>、} (シュリンプで釣られるキングフィッシュになるつもりはないわw)
八/.} .|::.レ′:.´:.:.:.:.:.:/:.i.:.:.ヽ、{
/ |:.ノヽ>''´:.:/:.:.:.:.!:.:.:.i:.:.:
ヽ |:.!ヽ/:.:.:.:´:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.l:.:.::.
、フ ||l.:/:.:.:.:.':.:.l:.:.:.:.:.:.:.:!:.:.:.!:.:.:.:.
> ._。|ル'/:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:!:.:.:.i:.:.:.:.:.
`>∠_{:./:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:i:.:.:.:l:.:.:.:.::.
「/. }:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:l:.:.:.:l:.:.:.:.:.::.
〃-===、.!:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:i:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.::.
/' ´ `ヽ、!:.:.:.:.:.:!:.:.:.:.:.:.:.:!:.:.:.:!:.:.:.:.:.:.:.:.
/´ |:.:.:.:.:.:i:.:.:.:.:.:.:.:.!:.:.:.:i:.:.:.:.:.:.:.:.:.
. ────
イ:.:.:./ ─…… ─ミ:.:.、
. /:.:./:.:./.ィ:.:. ̄:.英:. ̄:.ヽ!:.:.:\
. /:.:.:.:/:.:./:.:.:}:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\:.:.:.ヽ
〃7:l/:.:.:. :.:.∧:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.!:.:.:.:.:.:.〈 ゚, そ、そう・・・また気が向いたら考え直してちょうだい
. / /:i:|:.:.:.:.|:./ ! 、:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.|、:.:.:i:.:.| i
ト./ l:!:.:.:._l_!__|!ノヽ:.:.:.、|:.:.:.| V:.l|:.:.| ∧
i:.:》vZ{:.:.:.:.|:|x==ミ \:(`≧ート:リ:.:.|イ.:.:. (ちくしょー。もとが同族だけに、こいつには十八番の
|:.:|│ |:.:.::.:| 伐刈` イk刈V:.:.:.| | i:.:|
|:.:|¦ |:.:.:.:.N辿リ 辿リ丨:.: | |_l:.:| 二枚舌が通用しないのよねえ・・・)
|:∧| |:.:.:.:.| ` 从/:レ:.:.:.:|
l:l l:ヽ|:.:.:.人 f´ ̄` .イ:.:/:.:.:.:.:/l:|
l:| ):从:.:.:.:.|:〕ト.  ̄ ̄ イ:.:l:.':.:.:.:.:./ :l:|
)| ゚,:∧:.:.:!:.:.:.:l ≧ー‐ 「:.:.|:.:.|:.:.:,:.:./ l;
ヽ:.:.\》:.ィ} 厶:.:l:./:.:/}:/ ′
\ノ:\:f ∨:〕ト。〃
,─<: : : : : |´ ̄ ̄ ̄`∨: : :〕ト。
ハ: i:i:i : : : : : : 「  ̄ ̄ ̄` }: : : : : :i:i:iト.
英国(演者:涼宮ハルヒ @涼宮ハルヒシリーズ)
───────────────────────────────────────────────────────
ダ キ コ ミ
戦前の日本はアメリカから送られてくるあらゆる和解・妥協のシグナルについて、国内のコンセンサスが得られぬまま深みにはまる。
そう。日本はあたかも米国と組む選択肢は最初から無いかのように、「大本命はアメリカ合衆国との死闘」と言わんばかりに動いた。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
───────────────────────────────────────────────────────
──────────────────────────────────────────────
日本政府は開戦詔書で「世界新秩序・大東亜共栄圏を標榜。「自存自衛の戦争を開始する」と宣言した。
1941年12月16日、東郷茂徳外相は衆議院で米英両国への開戦理由を、以下のように演説している。
──────────────────────────────────────────────
|、 ヽ、lヽ|ヽ、|\|ヽ,l ,
、丶j:;:ヽ!:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:,ヽ 1.重慶政権援助
_ヾ;:;ヾ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ヾ
_,´:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;,i..!!ー";:;:;:;:;:;:;:/ 2.経済断交
\:;:;:;:,i..!ー'' ノ ",,:;:;:;:;/
'´,ゝ_,:;l `ヽ ● `ヽ:ゝ 3.日米交渉で耳を貸さなかった
ゝl ● |:l/
.l⊃ r´`ヽ⊂⊃ ノ /⌒i 4.米英などによる包囲陣強化
ヽ、 ヽ ノ j.| / /
/⌒ヽ >,、 __, イ’ァ\.ヘ、_∧ 5.米英政府が全世界を屈従せしめんとしたこと
\ //ソ||:;:;:.i" i.||:::ll::;;/リ /
/:::::/||:;:;:;_|,-、,| ||:ll:,{:::: /
東郷茂徳(1882-1950)
(演者:近藤勲 @銀玉)
-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-
, ‐ ´  ̄ ̄ `ヽ、
/ 、 、 \ それなりに尤もらしい説明をしてはいるんだが、この説明は国際法から
,.'./ .:/ ;小:.. ヽ:. :\:.:.ヽ
. //:.:.:.:/.:./:. ./ i ヾ:.:.丶:. ...ヾ:ー'、 みれば稚拙だった。外務省条約局がヴェルサイユ条約、ロカルノ条約、
//,':.:... :.:厶:./- ヽ 弋:.‐\:.:.:. 丶:\
! |:l:j:.:.:´/ ィ天t、 ィ天女、-、:.. ヘ、:.ヽ パリ不戦条約という戦争非合法化の流れを無視していたとしか言えない。
! | :.!.:.:.:ハ´ち;;;j ち;;;;j !K }ヽ:.、.! ヽ!
ヽヾj:.ノ小 `::::. ' ::::´ ハイ: |`リ ノ
、_ノイ:..:.:リ;:ゝ-‐っ ー- イ:.l::|:. i | ちなみにロカルノ以外の2つは、日本も当事国なんだ。
/´/:.:/ ‐<>.、 _., .イ_.l:.:l::|:. i |
/_/∠ ァ┐l !ノーソノl  ̄ ヽ、」::|:. .:i:ハ
, ./´ `∨イしリ / ハ / ヽ ̄`ヽハ
/ |====、∧/ >‐/{ヽ‐‐< l l ヽ r/7-、_
, ' / / / 7〃 {{ヾ〉\ |/ ̄ | 厂し' / /┐
. / / / / {{. \ | | ,/=(_/_/_,人
| / / イ o. {{ \| l/ 'ヾ、/
──────────────────────────────────────────
説明のうち1.〜4.は日本の国策をアメリカが承認しなかっただけである。2.の経済制裁も、
南部仏印進駐に呼応したものにすぎず、武力行使の理由にならない。
──────────────────────────────────────────
- ―― - 、
,. -‐ ´ ::::::::::::::::::_::::::ヽ、
∠,-‐'⌒:::::::__:::::::::::::`ヽ、:::\ ブツクサ
/::::::;: -=伊 `\:::::::::::::\:::ヽ
/:::::::::/.r―────‐┐:ヽ::::::::ヽ:::ハ だいたいレイシストのナチス総統なんざ、シンガポール陥落の報に
ハ:::::::,' | 被害国 !ヽ:!::::::::::::ヽ::ハ ブツクサ
i::::|:::,' |______| 1:::!:メ::::::::::::ハ 接するなり「イギリスに加勢したい」って口走ってたそうじゃん・・・
|::::|:i::! ---―' ` ̄ ̄ ̄!::l::ハ:l:::::::::::ハ
{:!::::Nl ___,, ,,___ |:::::、-、:::::::::::ハ
N:::i:ハ _l:;j l,;:j__ |::::l::| } ー-≧ヽ 日本は「植民地解放」が大義なんだろ? 東アジア独立路線で
ハ::!::::!(( ̄´ ` ̄((|:::/::! ノ 、__>、
,':::::!::::| )) ` )l::/:::|´ / \ いえば、アメ公と利害が一致してるはずニョッキ・・・
/::/:l!::::::>、 rー―‐v、 /::!:,'::::! ,' ハ
/::/:::|!:::::k∧ `ゝ----<三;イ:/:::,' { ヽ
,/::/:::::!|::::::,' ヽ. ', ,〉〈 ,':/:::,' ヽl ヽ
/::/:::::::|l::::::;' ヽ ∨三:∨/:::,' __ ヾ ハ つくづく、面倒くさい二カ国に振り回されたものニョッキ〜
,〃::::::::__r―――――ュ___〉三レ:::::/ | | ヽ ___`ヽ
"/::::___[二 `ートレ'::::::;' .! | { f´___ ゙} .ハ
 ̄ ̄ ̄( ---} | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ {( } ノ
゙i `i __! 7 | /
└‐-‐┴──── '´ ゝ-----"´
イタリア(演者:鶴屋さん @涼宮ハルヒシリーズ)
,. -‐'''''''''''''''""¨¨¨ヽ
(.___,,,,,,,,........ -ァァフ|
|i i | 伊 }! }} //|
|l、 { j} /,,ィ//| あ…ありのまま WWⅡで 起こった事を話すニョッキ!
i|: !ヾ、_____ノ/ u {:}/|
//, '/u ヽハ 、 ヽ 『アーリア人種優越主義のナチスと、白人支配打破を叫ぶ日本軍国主義が同盟を
〃 {_{\ /リ| l │ i| 結んだあげく、イタリアは米ソ両大国を敵にまわす無理ゲーに参加させられてた』
レ!小l● u ● 从 |、i|
ヽ|l⊃ 、_,、_, ⊂⊃ |ノ│ な・・・何を言っているか分らないだろうけど、私も何が起きたのか分らなかったニョッキ!
/⌒ヽ__|ヘ u ゝ._) j /⌒i !
\ /:::::| l>,、 __, イァ/ /│ 「ローマ帝国の復活」だの「鋼鉄同盟」なんてお花畑なもんじゃあ 断じてなかったニョッキ!
. /:::::/| | ヾ:::|三/::{ヘ、__∧ | 仲間が来たらかえって助からないという、めがっさ恐ろしい現実の非情を味わったニョッキ!
`ヽ< | | ヾ∨:::/ヾ:::彡' |
__ _
. : : ´: : : : : : : : : : : .
/: : : : : : : : : : : : : : : : :\
/: /: : : : : : : ハ: : : :丶: : : : : ., ヘタリア
/:/: : : : : : l: : /l{ ヽ.: :{: :.\: : : :′ 誰かと思えば、無鉄砲な参戦で独軍の足を引っぱっただけの貴 国か・・・
/:///: :j :/l: / { \l\: :\: : :'
j:ハ: :/: :__;/斗f'′ 丶ー_、」_l_: : :'ト | つ
{ 厶': : : :灯f心. イ汀心 ハ: :|i :|\ しかし実際、戦前のアメリカに対して「東アジア植民地独立」を要求して
_乂i:l: : : : } V)ツ V)ツ/ 八|i :| ) っ
八:/: :八 .:.:.:.: ' .:.:.:.:./f'′jノ: | いたら、米国と組んで英蘭に独立交渉を かけあう道筋も可能だった
_/ /: :/; :个 . 丶 ,.イ.:l: : : : : :|
_厶イ: : : |: :rく≧-≦゚┐! :|: : : : : :.
/: /: : :rl:|爪 f{ f{ 爪l:|、:_: : : : . 現にアメリカは、米領フィリピンの独立をすでに確約していたし───
. /: 厶-‐八l >'宍'<⌒^l:|\ `ヽ: :.
/: :f{ / | く/:介:\ > l:| } /}: |
────────────────────────────────────────────────
そもそも開戦詔書にある「東アジア解放または植民地独立」はドイツの欧州征服以降に現れた「後知恵」であり、
それまでの日本は東アジアにおける米・英・仏植民地について、条約で自らの植民地と相互保障していたのである
────────────────────────────────────────────────
──────────────────────────────────────────────────────
民族自決の拡大を主張しているアメリカと満州で対立し、そうかと思えば開戦後の付け焼刃で、植民地解放主義を盛りこむ・・・
アメリカならずとも、それこそ解放されるアジアでさえ日本の独り善がりで論理が破たんしているヴィジョンに、不信感を示していた
~~~~~~~~~~~
──────────────────────────────────────────────────────
_
_,. -‐'" ̄:::::::`ー 、_
_,.. -‐'ー'":::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
r':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'、 「日本軍人ほど人種に縛られ一方的な考え方をし、他国人を理解する能力と
!:、::::::::::::::、::::::::、:::::、_::::::::::::::::::::::::::::::',
i:::ヽヽ、:::::ヽ;ヽ、_ヽ- - 、_:::::::::::::::::::::::', 他国人に自分を理解させる能力に欠けた人々は居ない・・・
ヽ::::ヽ、_ヽ:::::ヽ /二> ミ:::::::::;ヘ、:::::::i
\::|  ̄∠_/‐-、 ヽ /人';:::::::! すべての他国民に日本流を押し付けた。彼らにとって東南アジアの使命は
ヽ!二ゝ、 イにレ' " ト ! i:::::::!
ヽ(r;>| ノ人:::::i ただ一つ、日本国の利益と結びついたいくつもの満州や朝鮮となることだった」
', j ー' `ヽ'、_
', ー、 ノ i トヽ、- ────
'、 、‐‐、 i '; : `ヽ: : : : : : : : : (バー・モウ著『ビルマの活路───1939-46年 革命の回想』)
ヽ ー' / i : : : :ヽ: : : : : : : :
ヽ _,. / / i : : : : :ヽ: : : : : :
`ーァ ! / '; : : : : : ヽ: : : : :
/: :ト、 / ! : : : : : : ヽ: : : :
/: : : :i \ / ハ : : : : : : : ヽ: : :
バー・モウ(1893 - 1977)
ビルマ<現ミャンマー>の独立運動家(演者:伊達直人 @タイガーマスク)
──────────────────────────────────────────────────────
公平を期すれば、バーは「日本ほど、アジアを白人の支配下から解放するのに尽くした国は、他にどこにもない」とも明言している。
──────────────────────────────────────────────────────
───────────────────────────────────────────────────────
開戦の夜。東條英樹 首相は公邸において、男泣きに泣いたと伝わる。ちなみに彼が首相になったのは1941年10月。
───────────────────────────────────────────────────────
,..、_ _ __ ..,,__ ,,,,,,,、 _ __
l ./====/ \| .l ,、| ./ ,、 _l ,l__ レ' レ'
/ /.l`‐- ゙、| |=| .i- l ./= ,>{ ___}
. / |.| || | | |.|`' __'`ノi、l / / ゙゙゙゙| ,i _
~| |.| !! |.| .|.| | | .|ヽ. ./ / l゙ ←丶 □ □ □
| .|.!-'`二l .|| |._| .|/ `‐- / l゙ 、
|_,,,| \_丿!-‐'>,.-'゙~`、/ノ. ,l゜ ゙l――ヽ,
゙゙゙゜ ゙゚゙゙゙゙゙゙゙゛
i
li
|l
rf三≧x,_ 川
f三三≧{/ `ヽ 川
└三シ'"´ ヽ,川
ノ __ Ⅵ|
「`¨¨´ヽ\ 川
| 、 \\ 川
| ヽ ヾミミx、__,川
└┬ f ヽ` ミミ川
} ト、 ', 川
/ ノ ヽ j 川
‐=≡ニ二三三三三三三三三三三三≧=彡′
東条英機(1884-1948)
(演者:マダオ @銀魂)
───────────────────────────────────────────────────────
だが先んずる9月6日御前会議にて、開戦プログラムは発動していた。東條は、最初から詰め腹用の人身御供だったといっていい。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
───────────────────────────────────────────────────────
──────────────────────────────────────────────────────
極東軍事裁判(東京裁判)は「共同謀議」によりA級戦犯を処断したが、立証には程遠い。この罪名のみで刑死した囚人は居ない。
──────────────────────────────────────────────────────
(ヽ、00 ∩
⊂ニ、ニ⊃ ⊂ ⊃
,, -‐- \ | |/⌒ヽ 〇 〇
( ⊂ニニ / /⌒) )
`ー――'′ し∪ (ノ
(ヽ、00 ∩
⊂ニ、ニ⊃ ⊂ ⊃
,, -‐- \ | |/⌒ヽ 〇 〇
( ⊂ニニ / /⌒) )
`ー――'′ し∪ (ノ
/\ __ ノ}
/: : : : ヽ x≦::::::::::::::::::≧x、 /:ノ ,ィ
二ヱ二二ミ、:', /:::::::::::::::::::::::::::::::::r、ヽ/:/イ:ノ
: : : : : : : |く,ノ ', , ':::::::::::::::::::::::::::::::::i ̄ `:,-=≦彡 ,,--- ミ
: : : : : : :/: ヽ:| {::::::::::::::/^l、::::/ ̄ `x、 ‘, rf^}7::::::;::::::::::::::`ヽ <「共同謀議」って、成り立つか? ニュルン
: : /| :∧: : } :| :,:::::::::::/ }/ _ヾ, l rf;;;;;リ:::::::j:::::::⌒::::、::',
/ , .|/、_:,: /: :| ,>:::::::l i u .ト` ゙ ,ノ 乂ィj:::/}∧:::、:::::::::ヽ::::, ベルク裁判のナチスとは勝手が違うだろ。
=≦ {--l/: : :| <____L! ヾ、 ゚《 .|::|/ ヽ{\::::::::}:::::}
―゚ ヤ゚.l: : :| __,、ノ { u ノ 、!_, 、_ ヽ:/,、::{
´ 八: : | ,x< \x、 ヽ、 u -ノ \ ⌒L lrt_テ rt_テァ )) .}::ヽ そもそも開戦時のキーマンに、面識のないケース
r .二7/: : : : : ィ::::::::::::``''<\\ 、 ノ _, 〕 ハ j u ((-'::::::::',
- __. イ: : :/::::::::::::::::::::::::::::::::`ヾxヽ / ̄´ 〔_ ,ノ .{::::ヽ ‐ - . イ))::::::::::::} もあるわね。ナチス独裁と違い政権交代も多い
、 / |/:::::::::::::::::::/´ ̄ ̄ ̄`ミx.'./ ー ' '、::::/ニつ .{へ、::::::{
. \ /:::::::::::::::::::/ ヾ{ ,, -≦, ' 三ヲ リ:l:l:l≧┬━-、
/::::::::::::::::::::::/ ‘:, /:l:l:l:/:l/ /---'_,/:l:l:l:l:l:l:l:|:l:l:l:l:l:l:ヽ < まあ一網打尽で訴追するには好都合
, ':::::::::::::::::::::::::::/ ! ./:l:l:l:/,へ、イ:ll:l[秤]:l/:l:l:l:l:l:l:l:l:l|:l:l:l:l:l:l:l:lハ
:::::::::::::::::::::::::::::;' .l 「:l:l:l:lア:l:l:o/:l:l:lV:l:l:lア:l:l:l:l:l:l:l:l:l:l:|:l:l:l:l:l:l:l:l:l:l} な理屈だが。単純化しすぎたか・・・?
::::::::::::::::::::::::::: { .リ V:l:ア:l:l:lo/-=≦∨≧=--、__|:l:l:l:l:l:l:l:l:lノ
:::::::::::::::::::::::::::::', / / ,ィ:ア:l:l:l:lo/:l:l:l:l:>--r''":l:l:l:l:l:l:l:l:l:l:l:l:l:l:l:l:l:l:l:{
::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、! `ー―''"⌒ .{、 /:l:乂____/:l:l:l:l:l/ーイ:l:l:l:l:l:l:l:l:l:l:l:l:l:i:l:l:l:l:l:l:l:l:j
───────────────────────────────────────────────────────
なお いわゆる「真珠湾はFDRの陰謀」説は、本職の歴史学者により「はい論破」状態。「真珠湾 秦郁彦」でググれとのみ、言っておく
───────────────────────────────────────────────────────
__
, ‐ ´ `ヽ
/..:/.:/ .;イ :. :.丶.:.: \
〃:.:./ .:./:.:/小:.: ',:.:.ヽ:.:.:. ', 何しろ実際にハワイ作戦の細部を策案した連合艦隊参謀長・
l:{.:./ .:./-‐:! l ヽ:.‐-:.:.:.\:.:.!
i:}:ハ .:7ィ=ミj:ハ >=ミヽ:.:ヘヾ、 福原繁が「真珠湾謀略説? ナイナイ、それは無い」と断定して
、_メ!.:i.:.ハ r'_;j r'_;j ∧:.:}:.fヾ
乂;イ.:.∧ /イ V:.:.| リ いるから。ルーズベルトは無罪放免だよ───
_/ j/_:ノ:.介 .、 ° ,イ:.l:|:..|:.:.:.!
´/:.:,':.:.:j:|:ノーf夭‐ヘ :j:|:.:l:.:.:.:!
/.:.;ィ7´l:|\/ムヘ/`l:| `ヽ.:.:i
/.:/i // !| に不こ) !|l /!:.:.i
/.:/| ヽl l !|/〈/ i| ヽ」 !| !./│:.:.i
/ ‘,
/ |
/ / ::. ∧ / ヽ, } ますますもって「独」は不憫だよ。日独伊同盟の条文からみて日本が
ノ :.{ /| :. /独V | }
/ :爪:{`メ、」/ __ ヽ N 「 先制攻撃した対米開戦になど、つきあう義務はなかったのに・・・
. / / :|i:.{キ气x 芹弐7 l|厶 ヽ
/ /i |::.|::.乂込ソ 辷ソ{ l|ぇ) リ 総統がそうとう乗り気で対米参戦。とんだ巻き添え、こうむったよ!
. V Ⅵ: | :. ム /:/ i u/:/:/{ l厂 /|/ .~~~~~~~
. `ー=ミ|込 r‐ 、 ___/ ノ┘
/ニ7^i_______iハ≧ュ 二 >┬r'
. / ニニア/////∧/| ヽ_/ |/ハx__
i ー‐〈/////∧//|/〉-勹/|V|//777ァx
_| 厂///У//,|| ∟:/ /|//|///////
__ム| ノ !///,〈////||/::: |_/.. ..|//∨/////,
ハ厂 ̄ ̄〉l//// ∨//| Y::::::::|. . . ./.|//∧////∧
//》zzzz/八/////У/| ヽ___/ . . /. .|/く/////〃/
ドイツ(演者:佐々木 @涼宮ハルヒシリーズ)
───────────────────────────────────────────────────────
補足すると、FDR個人は反日的だった。秦郁彦氏によれば彼と大学で知り合った邦人留学生の松方某が中二病で、「日本百年計画」
オハナバタケ
なる野 望 を主張していた由。蛇足だが松方はFDRの従姉妹ローラと婚約するも、両家の反対で破局。ローラ嬢は生涯独身を通した。
───────────────────────────────────────────────────────
__
, ‐ ´ `ヽ
/..:/.:/ .;イ :. :.丶.:.: \
〃:.:./ .:./:.:/小:.: ',:.:.ヽ:.:.:. ',
l:{.:./ .:./\:! l ヽ:.:/.:.:.\:.:.! またしても新キャラ───こっちも黒歴史仲間の枢軸かい・・・
i:}:ハ .:7ィ=ミj:ハ >=ミヽ:.:ヘヾ、 オマエ
、_メ!.:i.:.ハ r'_;j r'_;j ∧:.:}:.fヾ その前に複雑怪奇な独ソ不可侵&独ソ戦はじめちゃった「貴国が言うな」だよ
乂;イ.:.∧ /イ V:.:.| リ
_/ j/_:ノ:.介 .、 ⌒ ,.イ:.l:|:..|:.:.:.!
´/:.:,':.:.:j:|:ノーf夭‐ヘ :j:|:.:l:.:.:.:! (オヤジギャグかますボ……ドクっ娘か。微妙にライバル登場の悪寒───)
/.:.;ィ7´l:|\/ムヘ/`l:| `ヽ.:.:i
/.:/i // !| に不こ) !|l /!:.:.i
____
. : : ´: : : \: : `: : 、
//. . . . . . . . .ヽ: : : : `: 、
. : /: : :/ : : : : : : : :.}: : : \: : \
/: :/: : :/ : : i : : : : : j:i: : ヽ.: : : : : : .
/. : {.: : :.|.: : :!|: : : : ://|:.: : :i: : : : : : : .
/.: : :.|:ー┼- 、|: 独: :/八 : : |: : : : : : : !
,小 : : |:{: :iハ八∨: : : :ハ_|_l__: : :} : : :! 独にだって手に入れたい生存圏の一つくらいはあるよ。
/ |/: : :|ヘ: トぞ㍉八 : : /´ Ⅵ八: : :/: : : |
|ヘ: : :{ハ| `¨´ \{-=彡リ : : ′: : :| だけどね、それを他国人に教えようとは思わない。
八:.:∨|i ノ /:./|: : : : :|
/:/∧:.Иヘ. 、 _ /イ|: : |:i : : : |
/イ/:.:/∧l |:::|\ ` ー ´ /|:| : :|:|.:i: : :| なぜなら、世界に冠たるドイツの野望というものは叶える
八:///∧|:::| / ヽ __ イ::::: |:|: : |:|:.|:.i:.:|
. -―\-ヘ{彡イ /:::::::::|:|∧|ハ:|∧:! ものであって語るものではないと考えているからなんだ
/ §__ \:| !:|/ 八八 \
/ ヽ §  ̄`ヽ , -乂
. ′ i § _ .. 〜ヘ....§ ̄`Y
// | i´ ̄ `Y:::i
───────────────────────────────────────────────────
ちなみにヒトラーは独ソ戦について、「ソ連が大兵力を国境に張り付けたから反撃する」という以外の大義は示さなかった。
───────────────────────────────────────────────────
1928年(昭和3年)8月27日
┌I─I─I─I─I─I─I─I─I─I─I─I─I─I─I─I─I─I─I┐
ヽ二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二/
| ∩. .∩. .∩. .∩. .∩. .∩. .∩. .∩. .∩. .∩. .∩ |
| ̄..≡. ̄≡ ̄≡ ̄≡. ̄≡ ̄≡ ̄≡. ̄≡ ̄≡ ̄≡. ̄≡.. ̄|
|二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二|
\:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
| 三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三 |
| _____ ____________ _____ |
| |¢ ∬ § ξ.| | ,-'''゙゙゙゙ ゙゙゙゙̄'''-、. .| |.ξ § ∬ ¢| |
| |. ( ∧∧ | | / ,-'''゙゙゙ ゙゙゙̄'''-、 \ | | ∧∧ ) .| |< ケロッグ・ブリアン条約ことパリ不戦条約、締結しましたー♪
| |⊂、⌒⊃^o^)| |. ,:' ,,:''. .'':,, ':, | |(^o^⊂⌒_.つ| |
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |/ / ヽヽ|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |
|二二二二二二二二二| ,-''゙゙゙ ゙゙゙̄''-、 |二二二二二二二二二|
\________| ,:'' . . '':, |________/
| | | | | |
| | | | | |
| ∧∧. | | | | .∧∧ |
| (,,゚Д゚) .| | | | (゚Д゚,,) < むろん日独伊も米英仏とともに署名している。
| |⊃| .| | | | ⊂|⊂ | |
| 〜| 0 .| | | | ⊂,,ノ〜 ..| 以後、先制攻撃による開戦は禁止だぞゴルァ!
| し'´ | | | | ,,∪ ..|
| ┌───┐ .| | | |. ┌───┐ |
| │ │ .| | | |. │ │ |
| │ │ .| | | |. │ │ |
| │ │ .|/ \|. │ │ |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
──────────────────────────────────────────────────────
・・・独ソ戦はこの不戦条約にもろ違反していたため、ヒトラーにしてみれば改めて美辞麗句をつらねる必要はなかったのだ───
──────────────────────────────────────────────────────
_|\∧∧∧MMMM∧∧∧/|_
> <
. | ヽヽ | _/_ヽヽ | ヽ| |ヽ ム ヒ | |
. ├─  ̄T ̄/ / /  ̄フ| ̄ | ̄| ̄ 月 ヒ | |
. |. \ / ノ / | / | ノ \ ノ L_い o o
, <: : : : : 八リ: : : \ ,
/: : : : : : : : ム{: : : : ミー==イ
. /: : : : : : : : :ソ独i!{: : ハ: : ̄: <
/: : :イ{: : : ノ‐- , {ト: : : : : : : : ヽ` 〜♪
,′: :八:イrテぅェ、 ` 'ヘ斗+-i!: : : ハ ヽ フューラー
j: : : : 」:八! しン テ示}!: : : : ハ} 総統は かく語れり・・・
八: : : l ヽ:{` , しン リン}: : j! }
, イ{: : : : : `八 , _ /イリ乂i/
{ヽ: : i{: : : :∧ ノ: l: 才:ハ
ヽ{ヽ: : : : l ヽ _ , <}: : リ: ハ:}ヽ! 「国家社会主義者は、宣 戦 布 告 といったブルジョワ的手法はとらない!」
` ートハ!_ _/ ヽ_ノ:_: イ-'ー- 、
'イLiiヽ /l:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:ハ
/:,イ:i:i:∧/:.:.:j:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
, ィ:.:.///i:/ /:.:.:.<:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./
j:.r:.:∧/:i:イ/:.:.:.:.:./:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./
!/:.:/ 'y´ /:.:.:./jヽ:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./
ノl:.:.:.l ヽ/ !:./`´:.:/_/:.:.:.:.:.:/
r':.:.|:.:.:.| i/:.:.:.:.:.ィ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/
_}:.:.:.ヽ:.:i |:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,イ
i:.:.:.:._ヽ!__!:._-<_ ,. ‐=ニニノ_
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ i , -――イ
{:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l !_ ニr=‐ ´
ヽ:.:.:.:.:.:.>:.:.ー- :.:.:.ハ しノ`ー{
__
, ‐ ´ `ヽ
/..:/.:/ .;イ :. :.丶.:.: \
〃:.:./ .:./:.:/小:.: ',:.:.ヽ:.:.:. ', ブルジョワ
l:{.:./ .:./___;ノ l 、__:.ヽ:.:.\:.:.! 開き直ってどうする。っていうか、宣戦布告って「勝ち組」がやることだったの?
i:}:ハ .:7ィ=ミj:ハ >=ミヽ:.:ヘヾ、
、_メ!.:i.:.ハ r'_;j r'_;j ∧:.:}:.fヾ
乂;イ.:.∧゜ __ ゜/イ V:.:.| リ こっちもパールハーバーやらかした以上「どっちもどっち」とはいえ・・・
_/ j/_:ノ:.介 .、(⌒),.イ:.l:|:..|:.:.:.!
´/:.:,':.:.:j:|:ノーf夭‐ヘ :j:|:.:l:.:.:.:! ユダヤ迫害を さて置いてすら、どえらい同盟国もあったもんだなオイ
/.:.;ィ7´l:|\/ムヘ/`l:| `ヽ.:.:i
/.:/i // !| に不こ) !|l /!:.:.i
──────────────────────────────────────────────────────
日独伊同盟の締結時、枢密院会議で石井菊次郎元外相は「ビスマルクこの方、ドイツは同盟国を馬のように扱う。同盟相手として
最悪の相手だ」と最後の抗弁をした。もっとも日本もまた騎馬武者であり、連合国のような作戦調整のない特異な同盟であった。
──────────────────────────────────────────────────────
,. . : : : : : : : : : : : . .、
/: : : : : : : : : : : : : : : : :.ヽ
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\
/: : : : :i: : : : : : :i: : : : : : : : : : : ヽ: :ヽ
: : : : : : :l: : : : : : :i!: : : : : : : : : : : : i: : ハ,
: : : : : :. |: : : i : : ハ: : : : :独 : : : : : ヽ: : :i
: : : : : : :|: : : l: :./ ヽ: : : : i: : : : : :i: : i: : l いまさら泣き言か? だが独を冷ややかに値踏みし、勢いがある期間
: : : : : : :|: : : | / ___ヽ:i: : :ヽ:.:.:. :.l: : :l: : l
: : : : : : :|: : :i彳 ゞヽ:/ィ≦フi: : :l: : l 限定で便乗する腹づもりだったのなら、逃げを打てば済んだことだぞ。
: : : : : : :ヽ: :l ィ==ニミ 匕:.ノ l: : i:l: : l
: : : : : : r‐i: l弋c:::::ノ/ l: :人ヽ:.l
: : : : : : l ヽ:i  ̄´´ ´ /:/.: :\:ヽ 現にイタリアを除いてもホルティ率いるハンガリー、アントネスク率いる
: : i! : : : `‐-:i /,イ: : : / `ミ =3
: :ノi: : i!: :i\iゝ ‐一´/ ,i: :/ ルーマニア、マンネルハイム率いるフィンランド・・・みんな1944年まで
:/ .l: ;人: ヽ | _/ 彡イ
. |/ _./| |::::::>x_ には敗色が濃くなった独を見限り、連合国に寝返った。忌々しいが正解だ。
/.:/\ k::∧.:.:.:i:.:.:`ヽ
/ヽ_ \ ヽ ヽ.:.:\.:.:.ハ
/.:.:.:.:.:/、 /i:iヽ_i:l-´.:.:.:.:.\:.l
/.:.:.:.:.:.:./.:.:.:\/\i:i:|i:i:|:l i.:.:.:.:.:./.:|
. /.:.`ヽ.:.:.:〈.:.:.:.:.:.:.:i 〉¨iヽ l,.:.:.:.:〈_:.:.k
. i.:.:.:.:.:.ヽ.:.:.\.:.:.:.:.:ヽ l:i:i:i:il /l.:.:.:.:.:/.:l
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
ゴ ヤ < ,,.-'´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::_ノや 言 よ
| ン / ,.r''"´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::).れ い |
ホ キ L_ ,,.-'"  ̄```-、 ,'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ !!. 返 |
| | / r''::::::::::::::::::::::::::::', ',:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::) し し
ム / ',:::::::::::::::_,,.:::::::- ', ',::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ て 何
!!! ,√ ';:,-‐'"´_ /', i:::::::__,,..-‐''"´´´:::::::_,,/|:::/ か
/_,r'f'T' :: - ̄ > (,‐''_,,,,,,,,,,,,,,,,,,_,,、'''" ┃く
', `'''` -‐ _,、 !'' - 、 r"、r''"´ / ,,;;:"--、 ┃厶
ヽ r''-''"´''', ,..-,、´, ',,,,,,,, ./ ,;""'ツ_,.. ┗ゝレ⌒Y⌒
─────'''''''''''' ヽ ゙、;;;;;/::''`´, ´ ', ヽ i;;i、 `
────┬─┛__.ゝ;-_':::::::::::::',゙ :-"~ '; .' ,'
__,.-'´‐ ´'ヾ _,. ‐'::::::::::::::::::::::i::::::'::::::::::i ', / _ U
⊂_ ',,、:'":::::::::::::::::::::::::::::i::::::::::::::::::i ヾ、. ,,r'´.、_.!. ,_,、‐'''"
_,,.--‐-ム ‐'´:::::::::::::::::::::::::::::::::::,.'::::::::::::::::::i. ゙、 .,.,r'´-'´ ', ,,.-':::::::::::::
:::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::i ', ヽ:::::::::::::::: ノ/::::::::::::::::::
::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::! `ヽ`''''''''''''"/:::::::::::::::::::::::
──────────────────────────────────────────────────────
そう。「バスに乗り遅れるな」なる便乗主義かと思いきや。日本はドイツの戦局と無関係に、ドイツの降伏後も戦い続けた。
──────────────────────────────────────────────────────
まあ東條も、中国からの撤兵を強くゴネてたから、全く責がないわけではないけどね。
──────────────────────────────────────────────────────
つまり太平洋戦争は、ヒトラーの戦争の一部ではない。そして何より、日 本 に 強 力 な 動 機 の 無 い 戦 争 な の で あ る 。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
──────────────────────────────────────────────────────
||||| | /\ \ _....| |||||
|||||/\\ \ \ /\.\|.. |||||
|||/\\ \\/ / \ \.\ |||||
||/ \\/./ ̄ \/./ |||||
|/ /.| | |. ̄ ._.  ̄ | |||||
/ //| | _|___ / \\ .| ||/\\
\// || ___|_| \ \\| |/ / /
||||| | | \  ̄ ̄ ̄ / /|
||||| | | \___./ /||
||||| _|/ | |||||
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ...:::::::::::::::...ヽ l:. ./ l lヘ \
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. ::::::::::. :::::::::. ヽ .::/ / ト、 \
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::::::::. :::::::. k/l / .| .)
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::::::::. ::::. ノl |/ .:: l /l
-,,_::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: .::::::::::::. .l/ .}:::. .: }ト:| //
''''--,=,,,,,_::::::::::::::::::___:::=-=''" l ,,/|::,-.,/::... / }
"''''-<=/_ /  ̄日''''" ./,,,,,|--='''|" .レ,- |:::::::::::.. / / この時代の俺は「何がしたかったのか?」って・・・?
:::::::::;//::::/=,,,,,/,,,,,,=-''/:::::/l:::::: l::: .ト::/ )::::::::::::::./ /l
:::/,,,/:::/|::::::::::::::: /l:::::/,,,|:::: /::: .|:/./:::::::::/" ./ |
/_: : |::./、|::::::/::::: ./-|:/": ::|::/:|:::: .|.|_./:::,::::// / l オ レ
""''-|/、:|:::/|::::: , .//,-l-'''''"l/"'|:: l.|::::::/-":::::: ノ } 知るか。まだ本編の日本は江戸時代。
-ゑ\-": :l/:::l:: /l/: : :-=,lゑ=-" l:..//:::/l::::::::::: / /"
: : : : : : : : : ::|:/: : : : : : : : : |/:':::(::::::::: / // イギリス ド イ ツ イタリア ガイコウ
: : : : : : : : : : :l: : : : : : : /l::::/^l::::::::..:: ....::/ l 主敵のアイツはもちろん鈴 宮 や佐々木や鶴 屋とも交 際してないんだ───
: : : : : : : : : :::::l: : : : : /:::/へ::::::::.. .| ~~~~~~~~~~~~~
日本(演者:キョン @涼宮ハルヒシリーズ)
, '"  ̄ `ヽ
// ^ヽ ',
.///f / j ヽ ヘ ! ヒッキー コウサイ
ノイl | レト'Vハ斗ト、_> 鎖国なんざやって、外 交 スキルが無かったせいかねえ?
lハj |.'て) 'て)|レV
ノ火ヽ"V ̄}"/゙) { 近衛文麿といい松岡洋右といい陸海軍といい、大事な局面で
// 匸 }>示iくこ八
.// ! / /《小.》「`ヽ ヽ のぼせ上がって現実を見失っている希ガス
V{ !ヽノ {: ト-イi }
レl∧く 人__j /八/
/ `7´/ l |'´
────────────────────────────────────────────
だが大戦末期から、いちはやくこの疑問の 根 源 に着目していた思想家がいる。
────────────────────────────────────────────
/ ̄/
/7 / / /7/7
/∠〃/  ̄/
/_/ ̄ / / ̄
/_/
./ ̄/ /7/7
/7クク / /
./ / /  ̄ ̄/
/  ̄ ̄/ / ̄ ̄
./ / ̄ ̄ _/
/_/
____
ソ---彡: : : : : : : : ヽ、
___ノ: : : : : ' ' ' '. . . . . ., .、"ヽ、
ヾ;; : : ' '. . . :.; : .; : : : :;; : ; : : : : ヽ、
ノ; '. . : : : : ;;; : ;;; : ; : :;;;;; :.;;;: ;; : : ::ヽ、
.|''. : : ;;; : : :;;;;: /|:/ |;.:日.;;:/|; |;;;;:.; :;;;;;,\
ノ;;;;;,;;,;;;;; : : : /|/-\、/ノ .|;/ .|/ヽ;:.;;::,/´
 ̄|;;;;;;__;;;: : : :| \せχ `- ; _彡|:;;;:|
.|;;;;;/-|||;;: :.|.,  ̄ |.せχ;;;;|;/|
|/|;;|:|::|:ヽ;:/ し .ヽ. ̄|;;/ むっ? な・なんだ、この効果音は?
ヽ;ヽヽ:ヽ|::: / .|;|
ヾ|;;~|ヽ::::: .__ /|
.|;;;/:ヾ::::. ./''''''''"/ ./
/::::::::\::.. ヽ---´ ./
ノ´:::ヽ::::::::::\:.. ~ /
.-・~ヽ::::' .\::'':::::::ゝヽ-- '"
/:::::::::::::'''ヽ' \ '''''''''∧、
:::'''' ::''' ヽ >、 /:::' ヽ,
' ヽ /' ラ ヽ' |
────────────────────
名を、和辻哲郎という。
────────────────────
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
r===─-、__
/ _ '`i彡彡r┘
. ' _, ノ,,,,,, 〈彡_ノハ
/ ='"x≦ ,゛ i;kヘ.〉ili| 「太平洋戦争の敗北によって日本民族は実に情けない姿をさらけ出した・・・」
ミr。 =`゚´.′.: iゝソ彡{
i`|_,^-\ i "___>┐
ヽ j, -─.ノ'// ̄ ̄`i
ヽ、' ̄, :.:.'´ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ、
,∠--、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.\
//: : : : \:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:ヽ
. /: : : : : : : : \:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:';:.:.ヽ
i:.:>─‐ 、: : ∥:ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i:.:.:.:.',
/: : : : : : : : \:i:i: : i:.:.:.:./.:.:.:.ノ:.:.:.l:.:.:.:.:}
ノ: : : : : : : : : : : : ハ: ノ:.:.:/:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.}
和辻哲郎(1889 - 1960)
(演者:秋山小兵衛 @剣客商売)
┌─────────────────────────────────────────────────┐
│ │
│ 日本的な思想と西洋哲学の融合、あるいは止揚とでもいうべき境地を目指した稀有な哲学者と評価される。 . │
│ │
│ 主著の『倫理学』は、近代日本における独創性を備えたもっとも体系的な哲学書のひとつであると言われている。 ..│
│ │
│ (wikipediaより引用) │
└─────────────────────────────────────────────────┘
∧
. ∧ ノ/| __ i\
|/| __ j⌒i |//| //i j ∧
i|/|、 // i//| |//i ,イ// {//.∧
_. |//| //´ |//| |.// ///i ∨/.∧
/i| |//|_///. |//| |_/ ////7 ∨./∧
|/| |////// ∨:| ///// ___ ∨/∧
|/| ノ///// ∨ //// | ///////i. ∨/_j
/{_i/| /////〈 |////.レ'´///////./ ∨|
|///| ////i./∧ ___ |////////,イ///// ∨
|///|. _ /// |//∧///// ノ/////./ .i////
|///∨| レ′ _〉/////// //////´ ////
|/////| /i////// ////// i イ///
|/////| ///////∧ ////{///| /// _,-、 / ̄ ̄ ̄/
. ∨//∧ |/// ハ/ ∧ //// |//j j// , 'ゞ'´)`ヽ ///////∠
∨//∧ |///| |///|_ /// |/| レ′.(_ 、,,, _´{;j _______////////
∨//∧ |///|__j////| レ′ |/ 、,j゛|≧r≦ノソ‐'""'/ <////////////////////<
∨//∧ ∨//////// ゙ミ´: : :ハr=ヘ{//i: : : 彡'"  ̄ ̄ ̄ ̄>////////////  ̄\
\/∧. ∨////// ゛i: : : :|: |`=イ:/: |: : : : ;" ‐=二 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/////// ̄ ̄ ̄ ̄\/
. '∨∧ \_/ j: :i:.i: : :|: У:/: :|: : : : :{ `ー─‐z///////// ̄ ̄`ヽ、_
\{ ′i|:.|: r‐/: :/: : :|:i: : : : ' ///////>-----───'
|: : : :.{: i/: :/: : : : :|: : : : | //////´
>>鎖国なんざやって、外 交 スキルが無かったせいかねえ?
それだと明治政府が、外交で致命的な失敗をしてない理由が説明できない。
終戦の昭和天皇の出した例が、三国干渉を飲んだ明治政府の姿勢だったよね。
└-、_:.|′: : : : : : : |: : : :.」 ///////
八_|`ー‐┬┬'´_)- イ ///// /
ヽ┘ト ̄`|ー|'´: :.Yiュ/ //////∧____/77
|: : : ゚ : ゚: : : :| ∨/////////////>='´
|: : : : : : : : :.| ∨////////>'´
',: : : : : : : : :}  ̄ ̄ ̄ ̄ r、∧
|: : : : : : : : :| / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄//∧__
.::::::::ノ、,-、___,イ:::... ///////, -───、////// \
::::::〈ュ-'´:::::::::::::} ヽ::::::. ////// ////\/// \
:::::::::::::::::::::::ゝ-'::::::: ////// /// / \////ヽ
///// {____///// i////
∨////////////////イ |////
\/////////////_/ /////
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ フ////
/////
ア ̄/}_/
/__/
え…?
まさか、和辻哲郎の「鎖国」を論拠にするの?
……マジ?
───────────────────────────────────────────────────
和辻は開戦の根源を禁教に・・・そう。>1がこのスレのテーマとしたところのキリシタン迫害に、帰結せしめている
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
───────────────────────────────────────────────────
___,-‐‐ 、
__ ∠三三三三≧ミミミ}
, '´ /三ヽ;/ ヽミ:<
/'´ `⌒´ iilililヽ、
/ミi´ /ノノilililiヽ
/ミj゛ 人彡彡ililヽ
//゛ .::::: i彡彡i|
/i .:::::::::::::::::::::::::::::. -- 、 /彡彡i|
{/ ::::::::::::::::::::::::::::::'´:::::::::::: {彡彡ilil|
(从从ヽ、:⌒ヽ、_,ノ'´ 从ノ)、 {ミ彡/`ヽ
i { ' ̄`ヾ\ ::ヽノ:::{ _,/-‐へ彡 `尨'/-' i
ハj _弋‐rッ-ミ、:ヽゝ≦r‐rッ‐ フ ミ ; iミ|(ヽi. /
`i ⌒ ヽ二:::イ:::: ヾ`二二 '´ i iミレノ´/\_
、 ::/:r:j::::: へヽ. / {彡/j:.:.::ヽ⌒ヽ、
, - ─へ:、 i::ヽ、 __,ノ⌒" \ ,ノ ; /: i:.:.:.:.:.:ji:.:.:.:.:.:`ヽ、_
/:.:.:.:..:..:..:.:.∧:、. {:__ __, -、ヽ, i:. ノ_/: :/:.:.:.:.:.:.:i:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:`ヽ-
_, :.:.'´:.:.:.:.:.:.:.::..:.:./:.:.:ヾ、、トj-、二二 -‐‐<:}`i ノ .///: :./:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:
}:.:..:.:.:.:.:.:.:.:..::.:.:.:.:.:.:/:.:.:.::.iヾ、 }∨____,ノノ ' /,. ′:/:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:..:.:.:.:.::
|:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.::.:./:.:.:.:.:.:|: :ヽ、⌒二二 二´ノ./ '/: : : /:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.
_j:.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.|: : : }、´ / / /: : : /:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.
. /:{:.:.:.:.:.::.:.///:.:.:.:.:′:.:.:.:.:.:|: : : : i`iーr─‐ 彡 / /: : : /:.:.:.:.:::.:/:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:
/: ∧:.:.:.:.:.::///:.:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:.:.|: : : : :.l.ヽ∨//. / /: : : :/:.:.:.:.:.::.:/:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:
: : i: ヽ:.:.:.:.:.://:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.|: : : : : :l ヽ-、.. //: : : :./:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:;
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ ┃
┃ 合理的思索を蔑視して偏狭な狂信に動いた人々が日本を現在の悲境に導き入れた。 ┃
┃ ┃
┃ が、そういうことの起こり得た背後には、直感的な事実にのみ信頼を置き、推理力による ┃
┃ ┃
┃ 把捉を重んじないという民族の性向が控えている。(中略) ┃
┃ ┃
┃ 国家の権力をもってこの(西欧)近世の精神の影響を遮断した。(「鎖国―日本の悲劇 和辻哲郎) ..┃
┃ ┃
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
──────────────────────────────────────────────────
和辻の評論は、敗色濃厚になった昭和20年3月以降、東京空襲が激化していく過程で序文が書き起こされた・・・
まさに神国の崩壊を目の当たりにしながらの渾身をこめた力作といわねばならない
──────────────────────────────────────────────────
|―‐
'、__ ユ ウ ウ ゥ ゥ ゥ ゥ ・ ・ ・
〃 〃
r",ィ、
./゙`;_シ
/ /
(o,,/ | | | |
__.||.__
/ || ヘ
\/:||:\/
/ ゙ ヘ ヽヽ
./:'"´ ̄ `゙'ヽ', ヽヽ
i i ,:、':ヽ
'、. (:::) ,,ノ ヾ_',`'゙ 、
`''-、,,,_,,,,、-'' \ \
ヽ,_。!
・ ・ ・
・
,,,
,r‐::、,_,r.‐:、 ,r:‐、(:: ::) ,, ,r‐:、_ ,r‐:、_
,r::'、::::シ ::) ::リ (:: ::)-.、:'ッ (:: ::) ::''、:) (:: ::)
(:: ::) `; /::゙; (:i'':: (:: ::) /ゞ:: ::シ:: ::)::、:: ::)/,
、ゞ: :;シ /::'' 、ゞ::::シ /;;ッ シ:: '、'' ::'' ::/
\ヽ:: :: ::)/、:: ::/:: ::/' 、..::: i:::../
ヾ:: ::;" ヾ |::::‐、 ;::´ | ̄ ̄| ::/\:: ::/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄  ̄  ̄  ̄ ̄  ̄  ̄ ̄  ̄  ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
───────────────────────────────────────────────────────
「秀吉は気宇壮大といわれるが視野は狭く知力の優越を理解しない。西欧技術の優秀を知りながら獲得の努力はしていない」、
「家康はフランシスコ・ベーコンの時代に古代シナ思想を政治の指導精神とし、支配権確保のため国際関係を犠牲にした軍人」・・・
───────────────────────────────────────────────────────
,-、 ,,,イ;′
iヽ | ∠,,;、;′
ノ., ' { ,, ー‐::ァ;', ::) __, --、__
/-‐'フ/`i¨¨ ;::' .;′. , イil'´ ̄/ノ'⌒ヽ;}
//人ノ ./ ; ,;′ /{´`´ ¨ iliヽ、 (金地院崇伝のキリシタン禁令に見出せるものは・・・)
j -イ i ,,;':::'´ /il{´ ノ彡ヘ
{ ノノ、 .ノ.;'" ノシ" ‐、 '`i彡i
ノ ノ/´ ;′ /Yj ≧z、\__‐= 〈ililiノ 「 宗 派 的 な 偏 執 と 陰 惨 な 憎 悪 と の み で あ る !」
i -‐' ハ、 ; ∠ニー‐、-、 _{ソi 弋ッミ、((、_z≦'"ミ; };ノ、 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
,.j {ヽ\´: : : :ヽ:.:.:.:.`:.:⌒{ ,´ノ ,゛_ヽ゚ニ'´ ./イ^.j (傍線は>1)
. /イ ヾ 、ヽ: : : : :i:.:.:.:.ヽ:.ヽiヾ / ゞ.._,ノヽ ‐=二ノ
/:' | i i i: i: : : : :、:.:.:.:.i:.:.:.iヽ.ゝ`ー ‐-、j, //i:.i\
: :{ \.........:::// |: ヽ: : : :.i:.:.:.:.|:.:.:.、:ヾ、゙⌒゛ー ニイ: : :|:.:|:.:.\
、: :\\:::::// /: : : : : : : |:.:.:.:|:.:.:.:|: :il ー─彡 //: : ;':.:.:.:.:.:.:.
ヽ\ :\ヽ'/./: : : : : : : : :|:.:.:.|:.:.:.:|: :|ヽ //: : :;':.:.:.:.:.:.
\`ヽ ` レ′: : i: : : : : :.|:.:.:|:.:.:.:|: :ヽ.ヽ//: : : ;':.:.:.:.:.:.
ハ: : : : : :.\: ノ: : :/: : j:.:.:.:.:.:.:.|: : : :{_/: : : : : ′:.:.:.:.:
_人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人_
> 要するに後知恵で言いたい放題! ここの>1が同類を引っ張り出しただけだろ! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
ヘ /:::::::::::::/〃  ̄
|/:::::::::::/
\ /!/:::::::::::::::: ||:::::::::/ ゙
\ /::::::::::::::::::::... ∧∧∧∧∧∧∧∧... |. \/ 〃 __-T 7
\/:::::::::::::::::::ヽ::::::::...... | ___1.____| ゝ |゙ / 7:::::::| |
|/⌒ヽ:::::\ヽノ ̄\:::: | | `´ u | . {、_ル_ノ_/:::::::| |
/゙ ノ\:::::L # ゙ ∠:::: | / ||| \ /u | . 丶:::::::::`:::::::::::::/ /
ヽ ヽ  ̄へ /fノ::: (∂|_/ 〔 ○〕.|||.〔○〕| . ( ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |
\ |( oy!レo ノ゙ #6:/ ヽ| "| 〉" メ| (゙ ̄ ̄ ̄ ̄ .| |
_ノ# ̄ <  ゙̄ J | u ___ | . _-~( ̄ ̄ ̄ | |_ - ~
/( (三三三づメノ ゙#/ \ /__/ / ... / ( ̄ ̄ニ゙/ /
゙ # ̄ ̄ ̄ノ ̄/ヽ\#゙ ... ヽ / / 〃 /ヾニ_ - ̄/ヽ
{ /゛/ヾ (
豊臣秀吉 徳川家康 金地院崇伝
───────────────────────────────────────────────────────
雑誌「展望」に連載され、昭和25年4月に刊行された和辻の「鎖国」は翌年の読売文学賞を受賞。同時代の村松恒一郎(一橋大学
教授)からは「異論はあるかも知れないが感想は正当」「表面的事実記述の平板さを突破し、精神的要素に沈潜した」と賞揚される。
───────────────────────────────────────────────────────
16世紀末17世紀初頭のヨーロッパ文明を摂取しつつ、そこからキリスト教だけを捨てて取らないのは不可能だった。
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
教会の羈絆(キハン)を脱した近世の精神が力強く動いていたとしても、ヨーロッパ人すら、それを純粋に取り出すことはできなかった
^^^^^^^^^^^^
時代である。近世の精神に参与しうるためには、それとからみ合ったものをもいっしょに取り入れなくてはならなかった・・・ /
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ./
(傍線~~~~~は>1) /
\__________________ _____________________________/
∨
/⌒ヽ
, --┴‐‐┴─ 、_
/( `}\
//゛ ⌒ヾ、
/ミ{゛ __ヽ--ー イ_,- 、ヽヽ jilヽ、
/ミノ ,,,,,,,、__ ̄ ̄__,≦))、 {彡i
|ミ/ ミ彡'二ニヾ 7r ,、‐、`゛_ ミミ|、
ハi{ 、 ヽ-ゞ' ノ′ i\`二´‐= |;k ヽ
i jヽ| `゛゛ '´,、 r 、 jミ{` |
|.{ノ||人. /└-、__, -ヘ .::::|ミiノ.ノ
\ヾjヾ{::. / ____ ヽ ; レ/
`ヽ}. {:. ノ ∠ー──‐‐ン j ノ ./´
_/: ト、 ゝ、. `二二二´、 ,.イヽ-、
/:/: : ヾ.\ "" ̄ ̄ ̄゛゛ /ノノ: :ヽ:\--、
, --イ:.:.:|: : : : :ヽヽ\ / /: : : : i:.:.:.:\:.: ̄`ヽ、_
, .::'´:.:.:.:.:/j:.:.:.|: : : : : : ヽヽ ` ー─=彡./ /: : : : :.|:.:.:.:.:.:.\:.:.:.:.:.:.:.:`ヽ、__
. /:.:.:.:.:.:.:.:.:.://:.:.:.:.|: : : : : : : :ヽ\ 彡.. / /: : : : : : |:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|
r‐‐'´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.//:.{:.:.:.:.|: ヽ: : : : : : :\\ ./ /: : : : : : : |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.|ヽ、
|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.|: : :ヽ: : : : : : : \.У /: : : : : : : /|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.i: : ヽ
j:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.|: : : : ヽ: : : : : : : ヽ /: : : : : : : :/: |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.′: : ヽ
/ {:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:/:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:|: : : : : ヽ: : : : : : : /: : : : : : : :/: : |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/: : : : : ::、
───────────────────────────────────────────────────────
現に起きた史実をひたすら肯定するのであれば、和辻のこの問題提起もまた無用の議論であろう。だが・・・
───────────────────────────────────────────────────────
, '´ \
// ,イ \
/ / / / l l ヽ 太平洋戦争という日本史上最悪の惨禍に、「歴史の必然。敗者=
/ / ./ /ィl .イ l .! ト ハ
. / / ./ /ハl/ i l ヽヽ\'、、 l 悪でFA」と言い切れる日本人が、果たしてどれほど居るだろうか?
/. l 十ナ-ェ、_ リ __X‐弋\ \ l
/// l l l V,ィ示` ` ´ rァ‐-、ヽ、 \ \ l
. // j :l l ト、{ h:::::}. h::::::::i:l ト ヽ ヽ. ハ そこを割り切れない日本人が、和辻の掲げたキリシタン禁教の歴史
// .j :l l ハ. 、ノ::リ ,_ノ::::::リ’ l l\ ', ', l ハ
/ .l l |i. l -ゞ'’, ゞzッ’ j i lノ \ ! l ハ をして「敗者=悪」で切り捨てるのは、二律違反の思考停止・・・
l l /.|l | l " "" ノ l l_ノ ,入i l ヽ
V / l| | 小 ⌒ ./ /ム-' l ヽ
. // l //i \ / / / ヽ まあここの>1も、そこに気付くまで禁教史に踏み込むモチベは
レ j // |レ ’. > 、 _. _/ / / ヽ
レ/ / ,へ ヽ---ェニ-‐'フ /7/ i \ 皆無というか、無意識のうちに避けていた命題だったのだが。
/'/ ィiヘ \/ニ-===ノ /ヲイ l l \
//' / |Lヽ-ニニヽ\ // ̄li l l .l \
-―//‐' / \ V'/ | l l l \
//¨フ/ / 〉ハヽ | l l .l ヽ
────────────────────────────────────────────────
もとより梅原猛をはじめ、和辻の論には批判者も少なくない。ほかならぬ弟子からも以下の如く冷評されている
────────────────────────────────────────────────
,. -─- 、._
,. ‐'´ `‐、
/ ヽ、_/)ノ
/ / ̄~`'''‐- 、.._ ノ
i. /  ̄l 7
,!ヘ. / ‐- 、._ |/
. |〃、!ミ: -─ゝ、 __ .l 戦争体験への反省としては、いささかピントはずれですね。
!_ヒ; L(.:)_ `ー'"〈:)_,` /
/`゙i ´ ヽ !
_/:::::::! ,,..ゝ! この書の思想的立場は、敗戦後の空気の変化に配慮して やや上すべりですよ
_,,. -‐ヘ::::::::::::::ヽ、 r'´~`''‐、 /
! \::::::::::::::ヽ `ー─ ' /
i、 \:::::::::::::::..、 ~" /
.! \ `‐、. `ー;--'´
ヽ \ \ /
湯浅泰雄(1925- 2005)
(演者:ナワヤ @MMR)
∨从 __}≧=‐、
, -‐'´ ̄  ̄`ヽミ
,∠ニ z≡彡
/'´ ̄__从彡, ノ彡
i´t===≦_""ヾ = {彡彡
_ z‐ ノ_ / j ,,,,, ヾ彡彡
≧' /´ _゛ __'_ /// i、 }彡三
‐=二. ノ '´ \ ─、 """ ∪ jシ´,-ミ
∠ ヽt⌒ \ ,;;; /{ .i-、‐
" く__ -、 ; ‐='".. ノシr┘ノ
r‐{___.. i .| j, ´ ' ` ̄__
/⌒У:.:.:.:.:.__`ニ| j リ ゝ---' `
/: : :./:.:.:.:.:,、:.ゝ- 、j.. / //,
__,イ: : : : /:.:.:.:.:.ヽ. ー--┘ __, / , イ´:
/:i: : |: : : : |:_/⌒ヽ>‐、--r-イ //: : : :
: :\: : :/¨\ \. \|`〈 / //: : : : :
──────────────────────────────────────────────────
英国の外交官にして歴史学者ジョージ・サンソムも著書にて、禁教の帰結としての鎖国に一定の必然性を認めている
──────────────────────────────────────────────────
_
,.´: : :`ヽ
(: :(´⌒)ノ
_ヽ:.ヽ_´_
∠: : : : : l: :l: : : :`: .、
/: : : : : : : :._ゞ'_.: : : : : :ヽ
/: : : :,.-: : : : : : : :.`: : : : : :.∧
l: : : :/: : : : : : : : :l: : : : : : : : :∧
. l: : :/: : : : : :/: : : :|: : : : : : :|: : : :l
. ノ: :/: : : : : :/: : : :,ノ: : : : : :,/ : : : :l
/: : :l: : :l: : : :l: :ト卞ト、,ィ: :/:.イ.: : : : :l 「鎖国しなかったら、日本が17世紀以降の太平洋における貿易国の争いに
\ 、_,ィ´.: : : : :l: : ヘ: : :lてュテ、 `'ィュチリ.: : :,ノ
\\ `ー、: : : : :入: :へ,,lゝ-'‐ `ーウ, : :イ 一役買ったかも知れないが・・・その前段階で内戦の災いを受けたであろう」
\\ `ー‐~亠チ、: :ヘ 丶 /: : : :ヽ_
\\ _ ┴=、ヘ ` ― イ人ゝ-- ' (「西欧世界と日本」より)
\\ | .lニ=-、|.| ̄|`‐┬ ´ニ=,‐、
_\γ´,, 二´ |.トⅣ |`フ //
. __,ヘ;;;;;;;;;/ レニy, Lニ.ト、 〈 / 〈 〈 ̄ト、__
/;;;;;;;;;;/;;\;;〈 `´,ヘ、 | ト,y''//ヽ;;;;/;;;;;;ト、
;;;;;;;|;;;;;;;;;;;;;`人 〈^´〉 \lx/ ∨\;;;;;;;;\_
;;;;;;;;|;;;;;;;;;;;;;;;/、`ヽ ノ`´ || ∨;;;\;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;|;;;;;;;;,イ\ ∨\ || ∨;;;;;ト、;;;;;;;
_,;;;;;;;;入. \ \  ̄ノ. || \/;;ヘ;;;;;;;
;;;;;;;;/ \. \ ヽ,/ || ヽ;;;;;;;;;;
ジョージ・サンソム(1883-1965)
(演者:一柳 弓彦 @逆転裁判)
, ― 、
( ( ̄)ノ 「イエズス会の目的がいかに崇高であろうと、彼らの行動は日本の国家的
_ヽ)_´
,. . :´: : : : : : : : :`ヽ 伝統と既成の政治組織に対する挑戦であり・・・秀吉の反動はいかに悲しむ
: : : : : : : : : : : : : : : : .
_ ,/: : : : : : : : : :ト、: : :/l: : : : :ヽ べきことだったにせよ、当然期待されるべきことだった」
l´: : :´`´,ノ: : :/: : : :l: : :l L:ノ、l: : : : : : :
ヽ: : : : 〈__,人: : : :ト: :/-、_ _ ll: : :,イ: : :l
: : : : : : : : :l \:l ∨ヽ、ヒi `ー´-フ:/:.l __
`l: : : : : : : :ゝ、 `  ̄ ⅳ|,/: : :l ,-- __ヒヽ、_`ュ____________
: : : : : : :,´l _ ゝ /: : :l: :l ,--{ニ、 ┐l l┴―――――――――'''¨¨ ̄ ̄
` 、: : : l ヽ、 丶 /`ー': : :ゝ 人__ , l .l l ./
_>=l _\ ∠_,へ、/ ,/ l/
| /´| / l二ニ=‐.´_ - ‐<>、 /ヽ _ /
____,ヘ| | | / / 人-;;;、;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽヽ. /ミミミ ヽ ス、
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;〈 l / l ヘ;;;;;;;`;;l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ / `ミミミ `ー,ヲ
. /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ l/ ` 、 ,-,┴―へ;;;;;;;;从、. / `ミミミ/
. 〈__/ ̄ ̄フ__/T〈 __ ` ー´-'、\;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;>、 / /
/;;;;;;;;;;;;;>´川 | | 、__ニ_ァ‐‐ ' '''''''''''''''''''''''''' `´ /
/;;;>- ¨ .川 | | - ‐´l /
 ̄¨ `ミミヽヽ<ッー -‐ ´ / /
ミミ `-' , へ、 i. /
`ミミ/ / ヽ、 i /
──────────────────────────────────────────────────────
しかしイエズス会を「崇高」とし、秀吉の禁教政策を「反動」とする知日派サンソム教授の見解はそれ自体すでに、
鎖国(禁教)を肯定的に捉える日本人とは相容れない価値観に基づいたものである点は、着目されていい。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
──────────────────────────────────────────────────────
' / /::: ,.イ ::: / |:: /´ | :::|! ::::: |\:::
.| ' / .'.::... / !: / |:::! !::::ハ ::::::|:::::\::::
.| | ::!:::::| ::::j -‐|‐|─ ト::| l::::| -‐─ヽ--ヾ::::
i⌒v::::|! ::|::::::ィ:´::| |: | |:::| ゝv ゝ:::::ヾ::::::ヽ
| v ::| i: l ::∧:::::| V -- ゝ \ __ \::::\ ・・・と、まあ和辻と異なる見解もご紹介した。しかし和辻の
| |:::|:: !:::l:::| ヽ_:l _ __ __`_ー
| | ::ハ::ij:::ハ::!イ`弋ゝ-'フ`` ´ !ノ__フハ 「秀吉も、マニラに朝貢を要求するほど自信があるのなら
| | :::|:V:::::::ヽヽ  ̄ ` ´
, -v ,イ V::| ::::::ハ::\ ::::::::::: ,. :::::::::::::: スペインの侵略意図など言い立てず、西欧文明を受け入れ
, -<. `| ` ヽ| :::/ゝ∧`´ <:i
, '⌒ヽ ヽ ヽ ヽ/ヘ/::l! たら良い」という主張は、鎖国肯定論の弱点を突いている
! | | -.ハ V|!:::∧
l ー| | r トi_ノ ゝ |:|:::|:::,.\ ´ ` . イ
| 人 i´ト l_ノl ノ/:::j:/::|::::ゝ.、 イ:::: |:::::
_ -‐ ´  ̄ 丶、
/ \
/ 日 、 ヽ
_/ ,/`ハ ,、 |\ト ヽ ',
7,、 l" \ V ヽl _ -‐ ', ト !
〈 l` ゙ ´ V !
^l '´≧、 r≦´` l / いやいや、だがなあ。最近の歴史学会の学説では
r! l、:::j l、:::リ l /⌒i
リ!  ̄  ̄ l/' / 「出島最高や! 鎖国なんて最初から してなかったんや」
lヘ /7´
\ _ r, /l/ という見解が主流になってるぞ。
ヾマ‐つァ=´_
__ ハ{ ノ了/ ヽ
| \/__ヱ7l__l/ ヘ
| `゛| | ̄ ̄ア‐、ム ヘ
| | | ( j_ _/
| | | `´|ヘ ̄´
\二」_|_____.! _〉
└、_/¬‐<´ヘ
| | ヽ ヘ
──────────────────────────────────────────────
山川出版社「新日本史」に至っては、「鎖国」という語彙が本文中にまったく出てこない。
──────────────────────────────────────────────
───────────────────────────────────────────────
著者の藤田覚・東京大教授は「幕府は最初から鎖国を意図していたわけでない。その状態が
たまたま200年ほど続いた『なんとなく鎖国』だったと考えるほうが実態に近い」と指摘している。
───────────────────────────────────────────────
, -─v─- 、
、_/ ニ三ミ〃三ー \._,
_ィ ´ ,イ ハヽ ヽ \` `z
_ゞ // l ! l∥l l ヾ. ` ミ-
_≧ 〃//イ.| ト| |│| l トl ヽ \.ゝ
_,彡 ノ ,イ十-(、ヘハル;リ‐弋 ヽ ヾミ_
_> ノ ノ ドニウ`ゞ` チ'セフ ヽ \<._ ./ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
_≧ ノ ,イ } ト ヽ ≦ | ‥‥オレ達は何か重大なものを見落としているのかもしれない‥‥
,彡 ー ! ヒ_,. ハ ヽ三- :|
_三.ノ ヽ -─‐-、 ,ハ ヽ<_ < 幕府は欧州との関係を制限したが、東アジアとのつながりは保った。
≧_ ノ |.\ ´ ̄" / | ハ ≦ | 4カ所の窓口による交易で利益を上げ、将軍の代替わりごとに使節を迎えた。
_,.. -‐'イハ| \.___/ ト トゞー- \________________________________
/ ルリ、 |ハゝl
/ :|ヽ、 /| |
,' |\`二二二´/| |
荒野泰典・立教大教授(演者:ミウラ @【新生MMR】)
____
,. ‐''"´ ` ー- 、
/ \ \
,イ \ \::: : \
/ / ! :| :|ヽ\ \:::::. ヽ
,' .:/ .::::/ ,' :,' .::iハ . ヽ:::: :::ヽ:::::. ヘ
i .:/ ::/ / ::/!: .::,' | |∨:|ヘ:::: : :::ヘ:::::::ハ だが素人のクセに>1は、こうした風潮に納得していない。
| .:,' / .:/ ::/,' :::/ |:.! |:.:| |∨::::::::∧::::::i、
| .::i:./ .:::,イ ::\/:::/ リ !:::i::/:i::::::::::ハ::::| ! カンケイシャ
|/:|/ :/,ィ"´/:\ / |/'〆i:`: :::::::|::::| | 掘り下げると日本国民一同のトラウマとなる禁教を、
,ィ| / ::::::/i,.≧==ミ .≦彡::}`.|:::::::::::::l::::| |
/ | ,'::::/{ rT{::::::::::r ! {:::::rリ ∥:: :::::/ト、ハ| 「矮小化したい」・・・そうゆう下心があるんじゃね?
{ | {::/::::::ヽ|:|乂、_,ノリ ヾ之' ,'|::::::::,'. | 乂
ヽ | |,' |::::|::::|`ト! ''' "´ 、 ハ|::::.::i ! `''ー‐
i |::::|::::l::::|ト、 /:::|:::::::| ヽ
ハ:: l: ::|::::|::::iハ \ ´ ` .イ:|!:::ハ:::::|
∧: !::::i:,.-、「|∧ > 、 _,. <:i::|:::|:::::.ヘ:::ヘ
/::::: _厶イ ./ |:.:.|` ー-L>、:::::::|::|:::|:::::::::.`iー\
. />< \ ヘ. i:.:.i ,'!ハ| `<ュ」::|::::::::.:.∧ `ー
────────────────────────────────────────────────
鎖国を曖昧にすれば禁教の過酷さも曖昧になる。それは幕末と戦前の迷走を曖昧にするはずだと、>1は思う。
────────────────────────────────────────────────
::::::::::::::/ |::::::::::::::::∧:::::::::::::∧::::::::::::::::::::::!::::::::::::|::|
',::::::::::;′|:ハ:::::::::/ '.:::::::::/ V:::::::::::::::::::|:::::|::::::|::|
∨::::l. |! |::::::/ '.::::; ′ ∨::::::::::::::::|:::::l::::::Ⅳ
. ∨:| |:::/ }; '_..-'´ ∨:::::::::::/:::l::|::::::|
∨ |/ _..-'´ ',:::::::::/:::::ハ|::::::|
,.. '. ' ::::/::::/::::|::::/ それを主張したいなら話を進めろ。前回は右近の後日譚で
'´ |::/:::::/|::::l::::′
ー‐---一' |/::::/ }:∧:| 足踏みしすぎて、本筋見失いかけてたぞ!
,′:/ /リ `
,:::::/ /
/:::/ ′
. | /V/
l| 厂7
. ! /∧|
/:/
/ ヽ:::::::::::
/ :::::'、 :::::ヽ::::::::::
/ \ 、 ::::ヽ ::::::::ヽ::::::: らじゃ。前置きの司馬遼風な語り口はここまで・・・
/ ,イ|\ ::ヾ`.、 :::\ :::::::``‐-.、::
{ {.l:l __,><'、ヽ:::::``.、,,__:::::::::::\
{:|::::',::::::::',l:l ___``‐`i::r'⌒ヽ:::::::: ̄``‐-ゝ 禁教政策を強化していたとはいえ家康は、殉教の宣伝効果を知っていた。
l:ト;::::',::::::::',l:lヘ.)::ノ .7 .|::|ヾニ }:::::::::::::::::::
リ.ヘ;::ヘ:::::::ヘ `y'゙ .|::| .l /:::::::::::::::::::: あくまでも辱めて棄教させ、棄教する者には賦役免除などのアメも使った
.∨ヘ::::; ' ´ |::|./ ノ::::::::::::::::::::::
ヾ |::|r(´::::::::::::::::::::::::
ヽ |::| '、:::::::::::::::::::::::
‐- |::| .ヽ::::::::::::::::::
`ヽ .|::| ヽ、:::::::::
',::ヽ、 |::|'"⌒ヽ、  ̄ ̄
ヘ:::::`ー'".|::|: : : : : ヘ , -'"
ヽ;/ リ``─-- 、 ノ
……………………………………………………………………………………………………
___ ,,.......、 ヽ, 、
/ r''`,r'" `ヽ) ヽ , - 、
/ レ" '"∠⌒`
, -、! 、゙ヽ
/ ヽ`!
/⌒> 1. ゙、
/ ',
/ ! 殉教は、させるな
i / ,i! ハハ ,!i ,'
'、 {!, i ,! l l l .l /! l ,ィ / 棄教しないのなら、もうよい。
`ヽ! ヽj、 H,,!、! .l /'! l ,!-j/jノ i
`'!, i !r',.、\l/ jノ∠゙`'l i '、 )ヽ マニラに追放せよ・・・
/( j (i i `''゚`''` ー'''"゚-" / l) `'''゙ノ
( `''-'" '! ハ j /l .! `ヽ
`> V ゙\ ー - ,/ V `ヽ
,r''~ ̄ / ,' | `''- ''" | _ ヽ `:、 !
/,r'7 ,' ハ(ー'゙r`┘、__ __,, ゙くノ ヽ__i ! ハj
'、! !____r''T"!、 ! `ー' l----------/ ,/ ,イト:、 ノ
---''" i、 `:,、゙`'' \ '!、 ,,-'' /` ー'--'" ノ `゙ヽ,
徳川家康 (演者:ヤムチャ @DRAGONBALL)
───────────────────────────────────────
家康と、その後継者の秀忠も最初は処刑を言い渡していたが、殉教が切支丹の栄誉となる
ことに気づいてからは方針を修正。「生かして、苦しませる」ことに主眼を置きはじめる。
───────────────────────────────────────
後知恵以外の何物でもないな…。
キリスト教と近代には関連性があるけど、教会組織との乖離も必要…
なんて欧州の宗教のゴタゴタが17世紀以降に収まってから分かった事で。
西洋と同時期にリアルタイムに家康が瞬時に悟って、まだみぬ近代の可能性を求めて
キリスト教をそのまま飲み込もう…なんて判断ができるわけがない。
──────────────────────────────────────────────
この期に及んでもイエズス会は、「家康の敵意はライバルのフランシスコ会のみ、自分らは別腹」という
淡い期待を抱いており、さらには「事態は好転するのではないか?」とさえ楽観視していた
──────────────────────────────────────────────
_,,,......,,,
,,,''" トマス ゙''丶
i;;:::::_::::_:::_ :::_ヽ
!:::::ノ ノ ー l 死刑囚に切支丹が混じっていたことで
r、| イ゚j` 'l゚j`l
、_: ` ' ` ノ お怒りならば、ぜひ誤解を解きたい!
ヽ、 ー- /
`i -'イ_
⌒/\/ / ̄⌒ヽ 駿府の大御所様に謁見賜りたく・・・
l./╋/ ヽ
京都修道院長ガブリエル・デ・トマス
{///r-- </////////>--、/{
l/// `  ̄ ´ }/!
_ |// l l l/{ _
,ハ{彡 ' 、 , ' |/{/ l もはや仲介の労をとる時間はない!
{i {/! ___ \ il / _ ∨!ィ }l
|、l/!. t 。ヽ_}il.{_,.ィ。 ア´ }/{/ | 宣教師は残らず国外追放する。
_,...-r-‐∧j/!  ̄ / ヽ  ̄ l//!/
 ̄ /::::}/{ヽ , ', /j//|ヽ_ これは大御所様の上意であり、私はそなたらが日ノ本に
/::::::l/∧____/ l }_ {///{::::、 >-- 、_
_,..--ィ/::::::::}//////////>-- <///77////!::::::,_ > 、 1人も居なくなるまでこの命令を遂行するまでだ!
i i i i i i/:::::::::::!////// r 二二二二二ヽ∨////}:::::::,i i i -<_
i i i i i/::::::::::::::\///{ {∨、____} } }///,イ::::::::::, i i i i i`‐<
i i i i{:::::::::::::::::| \/\>ー―――‐ '//// !:::::::::::} i i i i i i
i i_i_i|:::::::::::::::::| ', \///777777777´/// |::::::::::::| i i i i i i
;;;;;;;;;;;{::::::::::::::::::, \ \////////// / /j:::::::::::::} ̄` <_i_
;;;;;;;;;;;∧::::::::::::::{ \<\ ̄7介', ̄ ´/>/ /:::::::::::::l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;',::::::::::::l \、>/:::::::::::ヽ <,:'/ /::::::::::::::/- 、;;;;;;;;;;;;;;;;;
長崎奉行 長谷川 左兵衛 藤広(1567-1617)
(演者:レジアス・ゲイズ @魔法少女リリカルなのは)
──────────────────────────────────────────────
奉行の長谷川は陳情したこと自体を責める始末で、とりつくしまも無かった。ちなみに長谷川は自身も
生粋のアンチ切支丹であり、有馬晴信をして「岡本大八事件」で失脚させる原因になった人物でもある
──────────────────────────────────────────────
─────────────────────────────────────
この後もイエズス会管区長カルヴァリョが重ねて修道士ディエゴを長谷川のもとに
派遣するも、「公方は切支丹に大きな敵意を持っているのだ」と押し返されている。
─────────────────────────────────────
// ィうヾ \ヽ
| j >=彳 ::::l |
| l ___| |__ ::::l|
/l | | | .::::l l::\
| .| | └─┐ ┌─┘ .:::::l l:::::::.\
l ! | :::| | .::::::j ,'::::::::::. l
| l| ::└ー┘ .::::::::j ,'::::::::::: ,'
', ', l _,;:ァ-rーヾー 、_.:::::::://::::::::::: ,'
vイ´:/ !: : :!: : : :ヽ、`:x'/::::::::::: /
| l,'/> 、ヽ,: '、:ト、\:丶、:`l: 、: / たしかに形勢は不利・・・
| ! i彳tぅミ ヽ!斗≦毛zミl: ! : ヾ
l: ;イ}ゝ辷;j. ´ トィ':::j"|: l: : : !
. j : 八 ,,,, , ┴ー"'ォ ,': : : l
. ,'/ィ : : `..、 - """ィ|:!/l : : :l
//j : : : : : _´>┬_,≦ノ|㍉_: : :! でも既に、数十万人規模の信者が居るのよ? しかも本来なら成長余地も
ノ /: : : ァ´ {{:::{{ヾ- 〃:::〃ヾ,l
. /: : :/ 〃;;::::ゞ=三 彡':::〃 .} 大きな、空前の布教の畑。司祭の需要がある所に供給するだけのこと・・・
. , ': : : :イ /' ::/ / ''〃/ j
/イ: : : { { .::/ ./ .:!l/ ./l
. l,': : : :i l、;;;;;/ /;;;;;;;;;;;j' ./: :! いまさら根絶やしにして、日本に何のメリットがある?
{,ヘ: : : ', l ̄  ̄ ̄/ /: : :l
i| ', : : | 'r┐ ┌--/ /: :l: :j
カトリック宣教師アバター(演者:女僧侶 @Dragon Quest)
━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━
___
(⊂ニニ⊃)
 ̄ ̄ ̄ ト、 _
,. '´ ̄ ̄`ヽ、___ ∨ヽ >!i//\
,.イ ヽ `ヽ、 ∨/>i7//i/////
, イ ̄ , i ∧ ヘ ト、 i/7////∧////
,イ_ 7! .,'i |:::ヽi、 、 ト∨ |/iX////////ム////
〃 i i'∨::`::::::::::::::ヽ ト, i, | ヽーxi7/////////////\//
{ A ハ | :::::::::::::::::::::::::`i ! ,ィ'7 ,.ィ∨/7///////////////>
Vi `i {i _'_ ,' .,リ.{//iX//////////////////∧
ヾ .レ! ヽ、 ,.イ、 i.{ ,イ////////////////X '´ \j∧
八{レ、__,>- </|Vムイ//////////////ト<>xi
y'´: : :.7ハ/--Y,.ィjzテ////r个iヘ/X-'´Ⅵ
/: : ヽ: ヽ: :<マ/////////T.ノ i ヽ.}//テ ヽ!
i: : : : :.',: : >イ/////////iY7 .イ
,イ: : : : : /: Nイ////////r'ヽii|': ヘ ∧ 分かってないね、つくづく……
/___,.-,r--v'///>i '´i.i )ソ: t.ノ: : ハ ハ
/: : :./! { .{,ィ´: :.i: :i // i:./:i: : : : : : r-.' これは終わりの始まりじゃない、
{: : :_,ィ!i_ヽ-チ'´: : |:.i j.,' !:'、: : : : : :/
t_zz<-イ/: : : : : i7 { { ':.it \__/ 始まりの終わりだってことを!
,ィ: : : : : :.7_/∠{: : ヽ
,.イ : : : : : : /----iヘ: : : :ヽ
司会役相方:三塚井ドクロ(@撲殺天使ドクロちゃん)
───────────────────────────────────────────────
禁教の暴風が吹き荒れるなか。全国の宣教師と追放キリシタンたちも、続々と長崎に集まって行った───
───────────────────────────────────────────────
がた がた
ごと ごと
∧,,,
∧_,,, (#゚;;-゚)
ヽ ̄/∧,,, ヽ ̄/∧,,, ヽ ̄/∧,,, ヽ ̄/∧,,, と(*゚д゚)╋ /:;:;つ、 | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
/ \(#゚;;-゚) / \(#゚;;-゚) / \(#゚;;-゚) / \(#゚;;-゚) |‐--、;:つ (;メ:::;| \ ハハ__ハハ__ | 長崎 10里⇒ .|
ヽ_(;:つ†l ヽ_(;:つ†l ヽ_(;:つ† ヽ_(;:つ† / ̄\ ̄ ̄ ̄ ̄| ー-ミ ゚_')゚_') . |________|
〜(;:メ;:;:;:| 〜(;:メ;:;:;:| 〜(;:メ;:;:;:| 〜(;:メ;:;:;:|. |‐○‐| (ニニニニニニニニ) ノ " ノ ||
(;:/´l;:ノ (;:/´l;:ノ (;:/´l;:ノ (;:/´l;:ノ \_/-------´ || ̄>^||´>^|| ||
""" "" """ "" """ "" """ "" """ "" """ "" """ "" """ "" """ "" """ "" """ "" """ ""
━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━
____
,. ‐''"´ ` ー- 、
/ \ \
,イ \ \::: : \
/ / ! :| :|ヽ\ \:::::. ヽ
,' .:/ .::::/ ,' :,' .::iハ . ヽ:::: :::ヽ:::::. ヘ
i .:/ ::/ / ::/!: .::,' | |∨:|ヘ:::: : :::ヘ:::::::ハ
| .:,' / .:/ ::/,' :::/ |:.! |:.:| |∨::::::::∧::::::i、 当局の宗教迫害による、大規模な難民の群れ・・・
| .::i:./ .:::,イ ::_/:::/ リ !斗f‐-、::::::::::ハ::::| !
|/:|/ :/,ィ"´/:`` / |/'_」」. i:`: :::::::|::::| |
,ィ| / ::::::/i,.>''"アiヽ /´::::}`.|:::::::::::::l::::| | それは日本史上 前代未聞の光景だった。
/ | ,'::::/{ rT{::::::::::r ! {:::::rリ ∥:: :::::/ト、ハ|
{ | {::/::::::ヽ|:|乂、_,ノリ ヾ之' ,'|::::::::,'. | 乂
ヽ | |,' |::::|::::|`ト! ''' "´ 、 ハ|::::.::i ! `''ー‐
i |::::|::::l::::|ト、 /:::|:::::::| ヽ
ハ:: l: ::|::::|::::iハ \ ´ イ:|!:::ハ:::::|
∧: !::::i:,.-、「|∧ > 、 _,. <:i::|:::|:::::.ヘ:::ヘ
/::::: _厶イ ./ |:.:.|` ー-L>、:::::::|::|:::|:::::::::.`iー\
そもそも、政権安定を当時の為政者が求めるのは当然の事で、
和辻がべた褒めしているスペインも、当時経済を牽引してたプロテスタントの
有力者を追い出して、国を停滞させている。
ついでに鎖国はなかったという意見は聞くが、禁教はなかったなどとは
どこの出版社も書いていない。
五か条の御誓文の段でも、禁教が続いていた事が明記されてるが…。
────────────────────────────────────────────────
難民と化したキリシタン仲間を受け入れた「邪宗の牙城」長崎には、とうぜん動揺が広がっていったが・・・
────────────────────────────────────────────────
<長崎>
(⌒_⌒_⌒_)
(⌒_⌒_⌒_)
_ _A_
-  ̄::::A/::: ::::⌒::: ̄::
___ ノ:::::: :::::::::: / ::::::::: ::: :::::::: :::: ::
| | | /::::::: :::: :: ::(::A::: :|| :::::::::::::::::::
_ __ .| | _| _ | ̄ ̄|l _/::::::: _:::::::::_:::):: ::A| ||:::::::::::::::::::::
...//\| _|目//\§/\\| ||..,..□.[].‡....‡.口.|| ̄|§//\//\| |.| | |目[]□
|口| |//\ | | 口| |_ | l | ̄| _ | ̄|/ i |.----、|//\ /\\|口| | | ̄| _
//\_//\ /\\ __//\‡/ l || ̄ ̄| | | 口|_|_|田l //\ /\\
| | 田 | |/////// |_〔〕| l//\| |/ l |_|| ̄ ̄| /\\ _ | | 田 |_| /\\
§§§ | |/ ̄/\ | | 田 | ‡/ l | .|| | |/\\/\\§ //\ | | l
━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━
{ :| ! 〃  ̄`丶、
\ :l | || \
{丶 : | -==ミxl| ヽ
′ \ | .// ⌒> ⌒ヽ、 :,
, :{ /// / / / i |⌒\ ;|
′ ∨/ /斗‐x′ / | ヽ ! |
, ー=彡/ / 八 |/|i /}斗-} !: i ||
′\ |イ / iY´_笊乂/ ノノ イ ; |ハ | || さあ、宗門の皆様! 聖週間ですっ
{ ヽ V|乂从 Vソ _笊Y| j| l| ||
,ハ, 从 { .:.:.:. , Vソ,仏イ八 } ;
//} |h\ド fー 、_ .:.:} ノハ / いまは世俗のすべての活動は沈黙し、
___,,. -=彡 /{ :|八 :, 、_ノ .イ人( /
,,=‐  ̄// ノ八 :| Yハ |\_,,. イ乂 / イエズスの受難と死と復活の典礼のみに
. // / __,,. -=ニ"⌒:, { | }-} l|\{、ノ| { /
〃 ,; ′ // __,,.. 彡 丶 V jx(⌒Y八 \ 心いたされますように!
l{ l{ / / //´ ̄ ̄ ̄ ノ八 } / 人/\†\ \ \_ __
\廴/ / l{ 〃 / ノハ / /´ ̄\/^\\_)ー=、 \イ r「|〉
`7 / ∨ /,,. -==彡 /\ ヽ{ } | }\} \ `ミ=-〉
|/ / ー‐==彡 〃 --=彳 ∨ |^∨| ハ ∨
// ,; // l{ !\ / / } | / /}ハ !
〃 |{ 〃 八 \_,,/ / , |ヽ7⌒ヽ}l |
八 | \_ |l / / ), ,,. -‐ ´ / _,/ :! | ノハ|
{ \ l| ノ/ ,. =‐/ / }/ / /| :| /
\从_ 〃 /ー=彡 ´ /{__,/ / | :! /
\ 八( /{ \ 、 {\ /
/ 、 \ \_人 `¨¨′
_,,.. 、 ,{___ \ ノ
キリシタンのモブ(@「這いよれ! ニャル子さん」勢)
───────────────────────────────────────────
しかしこの時期においてもなお 「東洋の小ローマ」長崎において教会組織は健在であり・・・
───────────────────────────────────────────
───────────────────────────────────────────
不安におびえつつもキリシタン諸会派は、キリスト教最大の祭典である復活祭を執り行うことになる・・・
───────────────────────────────────────────
∧∧∩
( ゚∀゚ )/
ハ_ハ ⊂ .† ノ ハ_ハ
('(゚∀゚ ∩ (つ ノ ∩ ゚∀゚)')
ハ_ハ ヽ.† 〈 (ノ 〉 .†/ ハ_ハ
('(゚∀゚∩ ヽヽ_) (_ノ ノ .∩ ゚∀゚)')
O,_ 〈 〉 ,_O
`ヽ_) (_/ ´
ハ_ハ キタ――――! ハ_ハ
⊂(゚∀゚⊂⌒`⊃ ⊂´⌒⊃゚∀゚)⊃
━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━
ヘ ⊂⊃ヘ
ι/ヽ.∧__ ∧ヽ╋
ιノ ノ ( ・∀・) ┃ < 復活祭だよ、全員集合!
ιノノ ノ⊂ __ † つ
ιノノノ /|__二二|. ┃
ιノ /_(__)_)┃
゜。,'゜゜。;゚゚'。,'゜ヽ。★,゜'、☆。'★゚';。,,、 | !/---lX |
;。 ▲∧ ∞ ∞. | // ノリハリ).. |
∧∧ * (゚Д゚;∩ /^ /ノメリノXヽ. | ノ,,,リ ^ヮ^)ハ . |
_,,_ (゚∀゚*) (| ,ノ | ,ルリ ‘-‘)リ ∧_∧;;)~ヽ‐/つ) |:::
(__) (l 。'ヽ゜。, | |〜 ▲ リ" (つ ∞ つ ( ^^ )RURUKA...| :
<( ゚-゚) ⊂,゚と )〜:。、。し`J (・v・)★ ( ⌒) し し ) |::
__ |⊃☆ | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l' く く く ̄ ̄ ̄ ̄ ̄;;;;;;
←| |  ̄|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| ̄ (_(_) ..........::::::;;;;;;;;;;;;;__
∪∪(*・∀・) □ □
───────────────────────────────────────────────────────
だが、この復活祭が終わるのを見計らうかのように長谷川藤広は、 はかない赦免の望みを抱くイエズス会に重ねての引導を渡した
───────────────────────────────────────────────────────
Ⅵ , _ \ミ、//}
/ 、 / /_ ミ/{/`ヽ
/ -- 、_,> {__/_。_ノ }_/{ヽi } 国主(家康)さまのお望みである!
ヽ <__。〉/ ` ー-- / //,{ /,イ
} ,' / ////! ´ハ 宣教師は仲間を引き連れ日本から
', { _ ヽ { ,'////{_ノ、i}
}、 ヽ`___`_xwイ7777∨、///∧ ', 出て行く準備をせよ!
l∧ ,xイ7ir__,. -――-、ヽ\\//} /\_
|/ ヽ'´/イ/ ̄ _,..-――‐ '_///\\,! / }:::::`ヽ
∨/i//!  ̄_,.. -、---イ//////// l:::::::::::
}/i//∧_//i l///\///////// l::::::::::::
∨//l//i|///!,!/////\///イ ;::::::::::::
_,...> 、//i///i/i/////>-'/ /::::::::::::
_,.. - ´ / |:::::::T ー‐ー'´、 / />. /::::::::::::::
- '´ { |:::::::::', `ヽ / </ /:::::::::::::::::
=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=
ぱ あ ど れ は .,. =ニ"  ̄ "ニ= .、
,、,、 ,. ⌒ ヾ ヽ
こ く が い へ ヽ,ノ / i ヽ ヽ、',
/ i ハ小, ト、_ト、 .l トミ、
l ! 」斗-j 乂厂ヾリ| l八
lハい トj __ ッ=ミノ ノノ ヽ.
_______ ヾ小.'⌒ , / ′ .ト、)
. ィイト: r―ァァォ:│ l小、 t‐ ^i / / /ノ
. ィイ| │::///| | r-、_ j八 > `ニイ│ 仏イ
. ィイ|_,」 ///| | と_//`'¬へニr‐ァ厂j/ \
-七l玉玉玉玉」 L! 「 , / ,/ __ ./⌒\
[_,]ZZZZ[__] `'ト、 i レ公x/j/ 〉
._リ┘ {_リ `y / 〉 / ⌒ヽ /
/V //∨ ⌒ヽ 〈
〈::{ {::::::/ ― 、. ,'
, ―― - 、 ヽV::::イ._ ∨
/ r==ィ >'"´ ̄ ̄ヽ. i|
|( ̄´ _ / ト 八
し兀八_ト--/ , ⌒ヽ, レ::::: ':,
しイ ' . |j r――.、
| ':, ,小rヘ‐ヘヘ.〉、
| V ∧ ハ. V∧\
───────────────────────────────────────
ようやく事態の深刻さが骨身にしみた第3代日本教区長ルイス・デ・セルケイラ司教は……
───────────────────────────────────────
トJ _j__
、___} d r ヽ
) }_{
___,. ア } _j__
ア〃/, } d r ヽ
|j」L⊥く__. }_{
. 乢i |三_ J } こ、
会ト ニ=- ノ=- 、 ノ
彡'〃^ニ=ニTニム / /
} J =ニ }___ .. /
j」ノー=ニ=- __j{ { ハr冖¬{
rッ 三 乂_j≧=--- ミ
 ̄三二ア } }三〔___rッー- ミ
」三二ニ=- } { 三≧=--=ニ
し 三二ニ7rヘ.__}-=  ̄三三二
三二 ノ ノ♪___】ノニ= ニ=
三ニイ^/〃/ { 爪〔 fニ= /
三{ rfア〔_,、こニ=- ⅵ \ニ= /冖
ニ 〈三ニニニ=- ミwi¦ニ /≧=
_=ニ  ̄三二ニ=-┘州 ニ |三二
/∧, ニ= )三二 り′ |三三
//∧, 三三二ニ __/三三
//\ 二ニ=‐ _ -=ニ二三三
////个 、____ z=ニ二三三三三
////, 三二ニ=个=ニ二 三三二ニ
L」____ 三二†.ニニニ= ニ/ニ= _
日本司教 ルイス・デ・セルケイラ (演者:リハク @北斗の拳)
一 セ ( ━┓’’) こ 余 ば 読 公
生 ル ( ━┛ ) と .計 か め 儀
の ケ .( ╋ ’’ ) を な り な の
不 イ... ( ・┃・ ) : .に か 本
覚 ラ (彡‥┃ ) : っ 気
! ! (彡 .) : た を
(彡 ‡ `⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒
⌒⌒⌒⌒⌒⌒;ツ┃ ,{ ix、_彡≦⌒ヾ ミミミミミミ
ミ彳 ッ≧ミxハ 廴辷彡汽テ< ミミミミミミミ
ミ彡` Z戈式 三彡≦ ̄´ li 辷ミミミミミ
. '彡ソ _彡i 《 リ 彡ミミミミミ
(彡{ ア(廴厶-ヾ' ヾ'、 / :|ミミヾミミミ
. 爪;. {/ヾレ'^¨ヾヾヽ :{ :| し'⌒りノリ
ハ 从彡从从ミミミミヽ :} |辷彡'^川
∵∴…・・ ∴・・┿┿▼´ ̄ ̄ ̄`ヾヾリ :| ∨川川
. ∵ ┿i|・┿♪ー'三三三`´彡 | 川川 |
,≠ ∴ }:} ∧二彡宀ヾ‡‡ ”∴ } 从从ミ
:.: : { | ‡; 八
| `ヽ 】 ,.斗≦ /.::
. ,..-┤ ミ:\∠二ヽ _斗≦三ニ:/ /.:::三
/:::::::::::| ミ 二三三二三三三ニ/ /.:::三三
──────────────────────────────
この追放令のショックのあまり、急逝してしまった。62歳であった。
──────────────────────────────
r'ニニニ二二二ニニニ、ヽ
| | .@ | |
rー┤| |├、
| | | Π | | |
l l l lニ コ .| | |
| l l |_| | | |
l__l_l______|_|__| っ
| / ,イ,へ 丶、 ヘ
| ,' / // \| \ ト、 ヽ ', つ ひーっ
r:、, .f〜ァ ,ィ !j./l / ` ヽト、ヽ }
,.l!~ ,.l|~´ f! / l . | | .!/.! ○ ○ l l |ヽ,' ⊃ ほんとに追放なの?
,.r亠ォァー-:lL,,,_,'|| / ! l | | .l/////////////! | !.|
7‐-゙北フ |! l,' !!;/' l ... .| ! | ト、 ,-ー¬ .ィ| .| l
/ .:||/ .:|| λ,||': l | l ! l l` r --.' <j ,' | |
_/ |/_,,,,,,.......||__,/゙!| '. ! ... | .l ', l |ャ-ミ≡彳ァトイ ,'! !
ァ-ム.,,,__Tl"'''''==||=,ラ゙ |:! '. l
/ λ |:il |レ" __|:|,.-ヒ:、_ 」
_/,,,」 |:|.V |'i'"~,.ィニj7_ ~"'{
V T''''ー-::::幵-k,,,,,,. z''" ,. ''"7_~"'''T
V_i | !r‐''" ,. ‐''" - ''_7,,__~"'T
ソ! | |}‐''" -'',~ ‐''"_/,,_  ̄7
ノ:;;!,.:-‐弋| |!'',. ‐''" - ''"_/....,,,,_ ̄7゙
_______`ヽ;゙itttttiレ~‐_,,.. -‐''"~7=ォ芒~キ___________
7`~"'''''"~´ ,,. -7 ─‐i. ll-}
λ''ー--- ''' "´,,... -i --‐ l. 《-l'
;:;;:,,:V ~" "~ l .! ll_,7
"'"''' `';;;‐,,,、.,,_ l ~ ̄.l. ll,/,,
"::;;:.:.. ...~"''' - ゝ...,,,l..,,,ll゙;:;:.:."::'';:.:.: ::..,,..,..
"'':.:.:;;:;.;:.:...:.:"''';:.:.: .. .:..:.:.::''.':.:.:.,,.:,,.''....:.:.:.:.":.'':''.:.:.:.:.:...,,......
"'';:.:.: .:.;;;;;;;:.''.. ..:: :..:''': : :.:.;;;,:,:.:.:'':.: . .:.:.:. : : : :'': :.:.:.:.:
\∧_ヘ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
,,、,、,,, / \〇ノゝ∩ < 宣教師は余さず追放となる! 残された切支丹どもは転ぶのみだゴルァ!!
/三√ ゚Д゚) / \________________________________
/三/| ゚U゚|\ ,,、,、,,, ,,、,、,,,
,,、,、,,, U (:::::::::::) ,,、,、,,, \エーーーーーーーッ!!/
//三/|三|\ ∧_∧∧_∧ ∧_∧∧_∧∧_∧∧_∧
∪ ∪ ( ) ( ) ( ) )
,,、,、,,, ,,、,、,,, ∧_∧∧_∧∧_∧ ∧_∧∧_∧∧_∧ ∧_∧
,,、,、,,, ( ) ( ) ( ) ..(;´Д`.)こんなの ありかYo
/⌒ヽ _ -─────- 、 r‐、
/:/ i:::( _ -─────- _) /:∩j
/:/ i:::jL -─ ─ ‐- . /:/ }:|
|::| _ .j::j `ヽ /::|
/ `ヽ/:/ / \i
// V / / / ハ ヽ
/ / .′ i/ / // / ′ i .′i i i i '.
/ / / j ノ i // ァ 7フ7メ、 / i i i ii i i
. / / / ノ.イi i レ ,ィ 〒㍉// //iノノi i ∧
i / / / /i| l i{i i::::トz'/ z=、 i / / ハ
N .′/ / i | | | L::し /トz'i}′/ ,/ / ハ このあたりは前回の、高山右近が追放される時期と被る頃合
. /:/レ´/:/ i | | | | '''' i:::ソ/ / .イ ,ヘ i l
/:/ /:/ |i从 i j ,小 「 フ '''' /7フ爪 ノノ ,}}ヽ. i だよね。実はこの時期、キリシタンどもも事態の深刻さにビビ
. /:/ /:/ レjハ i iレ'{ > _ イレレソノ/ i:i ソ
/:/ /:/ Nv'レ仄Hニニ, rァ ´ ̄ ̄`Y´ /:l りだして、面白い手法で無駄な抵抗をやらかしているんだ♪
. /:/ /:/ ┌─‐レ′ヽ //:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.:| /:/
/:/ /: ′ r===≧≦ //:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| ィ:/
レ′ {ノ }} 彳〃ヾ {i{:〉/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|彡'
_ -‐==≠彡'〃 ヾji':.:i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|
. -==…  ̄ ̄ フ:.:.{/i i i::.:.:i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./
((´____ -‐=彡r ´i ゝ ___」:.::/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./l
.  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |:.:.:ヘ V:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i:.:|
-‐  ̄ ̄ `丶、
/ ヽ
/ / /〃/{ { ヽ `ヽ. ∧
l / /斗/ハ ィー‐ 、 ∨ l やり方が穏健なら「無駄な抵抗乙♪」、
{ { レテく ヽi>==、\ ヾ│
乂l f r'ハ r'ハ 7ハ\リ l アグレッシブなら「やはり邪教だ、
.八,}弋ソ 弋ソソノ ) 八
ノイ }ゝ" `_ "" { {´ 丶\ 第五列だ(怒)」ですね、わかります。
/ ,>‐r<_∧!>、 \丶
, -‐" ! ヽ{>ロ<フ〈. | \
// / / y ゝ { ;ヽ ,i 丶.ヽ
{八 〃 ハ { ,.-'‐!、 }_ = ゝ、__i、 }ヽ } }
)/ ヽ(. ヽ人,i' .,. i' `゙ゝノヽl_ ヽ! ヽjイノ
" ` / / ゝ,.| l __.!,r'/ `‐´ "
/` V l .,′´´
`ー'′ ├-/
どのみちイエズス会の活動・信仰形態は、近代化に対する「教会の羈絆(キハン)」
そのものであり、最終的に近代国家では、どこからも追い出されてる。
寧ろ、彼らの追い出しに失敗したスペインや、再びその親玉と手を組んじゃった
ドイツ・イタリアなんかが近代の逆コースを辿る。
─────────────────────────────────────────────────
長谷川の通達と公儀の動向は切支丹たちを ただならぬ動揺に陥れると同時に、信仰の闘志に火を点けもしたのだ
─────────────────────────────────────────────────
::::::::,'三〈/::::::::::::::::::/:::::::::/::::/::::::::/:::::::::::',::::::::::::ヽ::::::::::',::::}::::::|
::::::::}>'フ::::::::::::::::::,::::::::::/,.ィ゙:::::/}::::::::::::::}:::::::::::ヽ:':,:::::: ∨:::::::!
:: / {:::'::::::::::::::::::/:: , '.´.,:': / .,::::::::::::::ハ:::',:::::∧:',:::::|::゙,::::!::} ゼンチョ
,イ ',:|:::::::::::::::: {/`¨/< ハ:::::::::,' . |::::}::::::::ヘ:',:::{::::!:::}::{ キリシタンが、たとい公儀相手であろうとも異教徒の
゙{:::::::::::::::::,゙ {¨笊仆. , .` .} }:::: /‐'´}_/ヽ::::::::゙, ,ハ:::|:::|:::!
|::::::::::::::::, .', 斧笊イ〉 . ./ .,'::::/..,イ::{_}¨} }:::::::::}:}::::/::::!::{ 横暴におとなしく屈服すると思うのなら大間違い・・・
,::::::::::::::::{', ヾゞ--.' .{/ .{刈/, './::::::::/:|::,::::::::!::|
. ',:: \::::ヘ` ´ `¨´. /::::::,.イ:::{/::::::::{:::!
_|:::::::::\::ヽ ' ,:::::::/:!:}:::::::::::::::|:::!
, .< {::::::::::::::{\} _ .,.イ::/}::|.|:::::::::::::::{:::|
∧:::::::::ハ} .`丶、 . , .<:::::´::: ,:::|.|:::::::::::::::|:::|
./.. ト.,::::::', ! 丶、 `', ,_, .< }:::::::ハノ:::|.|:::::::::::::::|:::|
.,゙ .ヽヽ::::', /¨} ╋ 〉 //::/`}:::::{ }:::::::::::::::!:::!
rf、 _
___ | |、\ / /:\
 ̄ ̄ _ >. |.|. ヽ ヽ. / / \\
/ へ||. | |/ \\
/ / \ |// V∧
/ / ,。o ー ≧´、 V∧
i. / ,。 ∧ V:∧
|. / / リ ∧ V:∧
| /. / / | ∧ V::∧
| / / /. / ノ. |∧ V::∧
| / / / /_, っ /./l‐- / | |. i i
|// / / /:: /´ .,彡ェ从./ /. !. | !
|/ / / / /|:i |イ .::://,f./゙レ' ! /| |イ | /
//, ´ .:/. i::::Y':::|:::::/´抄' /.ィ 从/,リ/ |/
// :::/ |. |.,::::|:/:::::`. イ //// /'
// :::::::::::::/:/. /从 |ト、:! :::. 丶. /' でも、どうする?
/ ::::::::::::::::::::::::::::::::/ ,ィ /. リ ヽ! ,_/
ヽ::::::::::::::::::::::::::,。o≦ェ< / ' ,x. _。タ心 我々の教えでは、一向宗のように
>-----一' `>‐<_ >。 /込コソ_
/ , \ ` ´ r‐∨ | 武器を取る抵抗は許されない!
_/ ̄´ ____ <⌒丶 i | ヽ
i´< _,,.. 二才 ヽ / ヽ 殉教は最後の手段だし・・・
」 ¬ト、 }( L__
{( V) }VVL_)}VLノ}
VLⅣVV.:.‐━‐.:.VVVVVVV
VVVV:.:.:.:.;'.:.:.:.:.:.:.VV⌒ヽ/ いきなり殉教では芸が無い!
ヽVV.:.:.:.:|__.:.:_.:.:V.:.:.:.:.i
/.:.:.:.:|.:__:.:|.:.:.:.:.:.:.:.:.:|.:.:.:.:.:', われらの意思を、平和的な方法で
/.:.:.:.:/i.:.:.:.:.'.:.:.:.:.:.:.:.:.:圦.:.:.:.:.,
. /.:.:.:.:/ ';.:.:.:.:';.:.:.:.:.:.:.:/ イ\.:.:.:., 公儀に知らしめよう!
/.:.:.:.:/ ' ;.:.:キ.:.:.:.:.,:' ノ.:.:.:|ヽ.:.:.,
. /.:.:.:.:/ f‐―――く }:./ i.:.:.,
/.:.:./ , ´ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ\ |.:.:.:, /〉/〉
. /.:/! /| i! 、 ー|.:.:.:.:,――――――――TT-ー ' / /_
/.:/.:./ //l i! | |.:.:.:.:.:, // / __ -‐'
. /.:/|.:.:|. // i! l! | |.:.:.:.:.:.i //‐ 、_ ヽ
/.:/ .|.:.:| // i! i! 丁`|.:.:.:.:.:.| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄. `ヽ )
. /.:/ |.:.:|. // i! i! / | |.:.:.:.:.∧
/.:/l |.:.:|// /i i! / / | |.:.:.:/ヽ.:\
. /.:∧l |.:.:|/ / :| i! / .| |.:./ ヽ.:.\
BGM : The Doors - The End
h
ttps://www.youtube.com/watch?v=JSUIQgEVDM4
`゙゙<
`゙゙<
`゙゙< |::|
`゙ |::|"´
....::::::>"´|::| ∧ ∧ て
::::::::::::::::::::::::::::::::>"´ィ"l |H| (゚Д゚,,) そ
::::::::::::::::: . >"´ l'´lレ''´ |::::| ⊂ ⊂ | おっ? あれはなんだ?
::::::::: >"´,.ィ"l レ''´ |::::| ,.ィ | |
>'''´ |レllレb ,.ィl、,:l '"<>. U U
|レllレl ,.ィ<><>
|レ~,.ィ<>
,.ィ<>
,.ィ<>
<>
`゙゙<>..、.
< どんちゃん、どんちゃん♪
────────────────────────────
それは復活祭があけて直ぐ後。1614年4月20日のことである・・・
────────────────────────────
────────────────────────────────────────
長崎のキリシタンたちは、自然発生的にデモンストレーションの行進を始めていた
────────────────────────────────────────
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ゝ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::/⌒/"⌒、ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
| ::::::▽::;;::▽:;| /ー--、
ヽ、:::WWW,; /==ヽ i / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/ミ,,( ゚Д゚) ミ/ |/ < 信教の自由・オア・殉教!
/:::::::::::::::::†::::○ (信仰の自由をくれなきゃ、仮装行列するぞゴルァ!)
"''-;,,i:::::::::::::.:,/.ヽ
`' '~U~U/"''~~
* ▲ ツ *
☆☆ ∧∞∧ ∧▲∧ **
* (・∀・〟)∂/ハ)ヽヽ * *
* ⊂ノ†. ヽ ハ`∀´ノ * // //
/ // ゝ/ ハ \ ///////
======(_)=====∪_ノ=====ミ∥<<<<< ノノノノ
(_) (_/(_) \\ヽヽ≪
, ' ´ ` ` 、 **
; `、 ☆* オラショサセナキャ o >O<
: 、::;' ::; :; * イタヅラスルモナ!∧λ∧Ω ≫⊂⊃≪
:、 ` ; ( ´∀`)|
: `' :' W ( †.つ
`: ,、、, ;' ∥ .(⌒) (⌒) (・∀・ )クスクス
`: `` : /⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒\ (・∀・ )
_ : ;' / \
> . ̄\_ ∧_∧ | ● ● |
 ̄ ̄\_\ (;・∀・ ) | /\/\∧ ∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ミイラノ \( ̄ ̄ ̄) | |(-_-) (,,゚Д゚) < コウギノデモだぞゴルァ!
ヘンソウナンダ、 ( ̄ ̄ ̄) | |(∩∩) /つ†.⊃ \
イチオウ ( ̄ ̄ ̄) \ \/\/\/ /  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( ̄ )  ̄) .\_______/
───────────────────────────────────────────────────────
この行列はサン・アウグスチノ教会を出発し、町内各地の教会を一巡するというもの。なお行列が通過した道順は、以下のとおり。
「古川町―本紺屋町―島原町―分知町―外浦町―本博多町―興善町―豊後町―小川町―上町―新紺屋町―大工町―魚町」。
───────────────────────────────────────────────────────
─────────────────────────────────────
彼らは、ある者は十字架に縛られたり、またある者は手かせ首かせをはめ、また
ある者は藁で編んだ俵に閉じ込められるなど、思い思いの仮装をしていた───
─────────────────────────────────────
/ ̄ \
〈 \ \
ハ } \
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ j ハ ヽ`ヽ
| | __,. -=≦>‐// ハ /\ ≧=- __,ノ
| 「 ̄ /イ / { { └< \ ハ ) .いま、日本各地の都市や地方で拷問をうけ
| | / / / ヽ\ | ヽ\ \} -=ニ
/ ′ | ,' :i :!: \\_」 -┼ト > . ,) 苦しめられている兄弟姉妹に、連帯しよう!
. / / | i ト、.! \| |\N: `Y i iハ ⌒ヽ
/ / | i :| レヘ` ヽ // ,斗=ト| / } ... ノ-、
// | |八 イ乂__\ V/ j/! / !: / ⌒ヽ, -、/^ヽ「`
V \ V/´ ̄` ` jイ V }
\ |\__\ /⌒ヽ. 八 V
}ヽ! 人 `ヽ 〈: : : : ノ ,イ__●{_←首かせ
人 > .,_ `こ´/ |●ヽ } `ヽ
/ \ 「 / ̄ 〉●● ● } / /∧
{ `/ / {,.イ V 〉__ ,. //r、/ ハ
ヽ { { ノ ヽ_〉二ニニ=‐ V ̄ ̄ \
{ \ 八 r' ヽヽ_〉 \__,. / / }
ゝ V ヽ ハ「 Y´ ` ー=╋'〈/〈/ / /L
{ | ヽ/{__,| | :. `〈/ / :〉
ヽ ! // / ./ r;: ' ! | /
ヽNNNNN{
}NNNNN>_)}
_NNNNNN.:.:.:.:`:.:.-=
_,.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`:.、.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ̄.:.:..:.:.-= __ _ _ ,.:´.:.:./
....:..:.:.:`.:.、.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./
¬t、 /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ゝ=-:.:.:.:.:.:.:.:, ´ ̄\.:.:.:.:.:.:.:.:/
{( }N /.:.:./.:.:.:.:.:、.:.:.:.:.:.:.:ノ  ̄`ヽ.:.:.ヽ / \.:.:/
. 廴NNNNNN(,, /.:.:.:.|.:.:.:.|.:.:.:.ト、.:.:.:.:.! ィ㎝ ヽ.:.ゝ / \
.  ̄NNN{ '.:.:.:.:.:|.:.:.:.|ヽ.:.| \.:.| 爪リ /´7⌒ \
}NNNゝ|.:.:.:.:.:|.:.:.:.| ノj ヽ! ./ /
NNNNNヽ.:.:.:.:.\.:| ィcm '/ / 将軍家に届け、
. /NNf⌒ <N.:.:.:.:.:.:.\〈爪リ /
{NNNNN.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:\ / | われらの願い!
 ̄ ̄‘;.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ、.:.:.:.:.:.:.:.:ゝ/ 米 | 俵
‘;.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i >‐-:./ |
‘;.:.:.:.:.:.:.:.:.l / | 棄教するくらいなら、教法にしたがい
‘;.:.:.:.:.:.:.:.| /
‘;.:.:.:.:.:.:.| ./ 死んだ方がまし・・・!
‘,.:.:.:.:./ |
j:.:.:./| .|
/.:.:./.:.| .|
/.:.:./.:.:.:| .|
──────────────────────────────────────────────────────
月をまたいで20日間にわたり続いた この悲壮なデモへの参加者は、多い日には老若男女あわせて1万人にも及んだという
──────────────────────────────────────────────────────
ある意味、こういった中世的教会組織の在り方に忠良である無垢な信徒を
大量虐殺したり、国外追放した国々が近代を手に入れるのだなあ…。
イギリスしかり、アメリカしかり、フランスしかり…。
──────────────────────────────────────────────
フランシスコ会やドミニコ会は、行列の先頭に誓願の文句を書き連ねた札を掲げて立てて押し進んだ。
──────────────────────────────────────────────
\ /\
|l\/ \/
ll
\__|l
\ 我らは弱く 罪人ゆえ、己が罪をあがない、
}
\ / 侮辱申した主への信仰のために、一致して
,イ. _ヽ
,、 / ´ } 死ねるよう、我らの主なる神に、ご恩寵に
/| ヽ ./ ハ <
, イ ┴ -レ; /╋V ハ 〉 よりて誓いたてまつる!
/v╋.=、 ./ハ。}v。⌒/
// ゚ ゚ ; ; / ー '`ヽ、
i u(_ ーij ヽ i ヽ__ \
レ´ ___`ヽU | i::::::::} __/_V⌒ヽ/
ハ (::::::::::) i ,イ ', ヽ::ノ/⌒╋ ⌒ヽ \
/ } 、  ̄, イ// 丶 / / O O :. 丶
.r≦=-ュ、 / ヽ二ゝイ / }〉/ / / | i i
/; | / ヽ/ ハ; .r<二> / \/ ⌒| i |
, ' | ー' / `ヽ/ < i `___‐-u' /
| ノ / \', /ー―‐ヽ /ハ
.〉 ./ / / ̄ ̄ ハ ヽ:::::::::::ノ //⌒ヽ
i 〈 .//\ / /ヽ. \ / / / \\
キリシタンのモブ (@「キン肉マン」勢)
──────────────────────────────────────────
長崎代官・村上東安の妻ジュスタは両手に十字架牌を捧げ、頭に茨の冠をかぶって素足で歩いた
──────────────────────────────────────────
, ─────‐ 、
/: : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
ゞ从レゞ从レゞ从レゞ从レゞ从レゞ
/: /: ‐/‐ |: : : :.ハ、 : : : : i: : :.}
/: :l: :./ l: : : | ヽ: : : :.|: /:.!
|: :|: /、 l尓 И: | __ヽ: : |/: :.|
|/|/: :| 匕l ∨|:::::::/|: :.|: : : !
|: : l , 弋:://|: :l: : : :!
|: : ` 、 ー /:.|:./: : :/ 長崎代官の妻である私自身が、共に行動します
|: : / ̄丶r 7´/: :.l/: : :/
|: / ヽ Y: : /: :/ イエズスさまのように茨の冠をかぶり、十字架を捧げて・・・
. Vn╋、、 ∨: :/ ヽ
/ トri ヽヽ l: :/ 〉
,〉 ト' |:.:| !/ / だからキリシタンの市民たちよ。勇気を出して!
/ ゝ く !:.:! / /:|
/ /\ \|:.:| / /i: :|
弋ノN、 \ ` ' / 〈ヽ:|
| >‐':.>、 / ___l´: |
∨:.`/:.i:ヽ` /‐ ' l: : : : :|
/:.:./:.|:.:.i:.:.∨ l |: : : : :|
長崎代官の妻・村上ジュスタ
キリシタンのモブ (@「らきすた」勢 ※柊姉妹を除く)
_,.-‐::────::-.、
,ィ´ : : : : : : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヘ、
/: : : : : :|東 :| : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ハ
/ : : : : / : :;|.:.:.:.:|.:.:.|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
/:.:.:./:.:.:.:/:.:.:/:|:.:.:.::|:.:/|:.:.|::∨:.:.::|:.:.:.|
/'´7:|:::|:.:.:.:チ==::|:.:.:.:.|/:::|=:|=V:.:.|:.:.:.:|
/:|:.::|:.:.:.:.|:/:::::::∨:.:.|::::::ヽ:|::::::∨:j:.:.::.| 嫁が がんばっているってのに、
j:.;|:.:|:.:.:/:´::::::::::::`ヽ|:::::::::::::・:::::∨:.:.:.|
|/|:.::|::/ :: :: :: ::ノ:: :: :: : :: :: ::'":: :i'´ }:| 家長たる夫が安閑としちゃ いられねえ!
|:.:|ハ : : : : :'〈 、゛: : : : : : : : :;ハ_,ノ:|
|:.:.:ハ r-‐‐、 /|:/ヽ:|
|:;ハ::j、 i:::::::::::ヽ. / |' イベント最終日くらいは顔、見せなきゃな!
´ `ヽ、 |:::::::::::::::ヘ. /::: |
ヽ、.|_;;;;;;;;;;;;;_,〉,/::::;' :|ヘ、
`ーァ--‐ '"::::;' / \
,ィ´ |、 _,rヘ、
/ .| | 〈_/ヽ. \
/', | | /`ヽ `
/ | | ,'`ヒ
/ i | | / 廴_
/___:| | | / / `ヽ
//△V:| | |/ / i!
/ ̄ ̄ ̄| ╋/ / i li
ノ ::| |/ / |i l|i
長崎代官・村上アントニオ東安(?-1619)
───────────────────────────────────────────────────────
最後の日には東安自ら参加した。なお東安は後日(1619年12月1日)、キリシタンを擁護したことに加えドミニコ会の司祭ゆえに追放
された三男フランシスコを密かに大坂に送り豊臣方に加勢させた嫌疑で密告されて江戸で斬首の刑となり、一族も長崎で処刑される
───────────────────────────────────────────────────────
────────────────────────────────────
この大行進を数万の市民が沿道に立って見守っており、祈りを捧げていた・・・
────────────────────────────────────
LLL| _ ___ __ |¥| [=====]
|LLL| | |.. ..|≡≡| / ̄ ̄| _______|ロロロ| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |ロロロロ|
|LLL| ̄ ̄| |≡≡| | .| /ロロロロ ロロロ| |==========| |ロロロロ|
♪ \\ ♪ 使徒パウロのたまいく ♪ // ♪
\\ われらの市民権は天にあり・・・ //
, ♪ ♪
♪ ∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧ ♪
─♪──(゚0 T*) (゚0 ゚*) (゙-T *) ∩∩*) (゙-T *) (゙ -゚*) (゚0 ゚*)
| †.U | †.U | †.U | †. | | †.U | †.U | †.U
♪ | | | | | | | | | | | | | | ♪
U U U U U U U U U U U U U U
ワーワー ガンバレ・・・
.∧_∧ ∧_∧ ∧_∧
∧ ∧ (;;;;;;;;;;;;;;;) ∧∧ ∧∧ (;;;;;;;;;;;;;;;;);;;;;;;;;;;;;;;)
(;;;;;;;;゚ )(;;;;;;;;;;;;;;.)∧∧ (;;;;;;;;;;゚)(゚ *;;;;;;;) (:;;;;;;;;;;;;;;;;);;;;;;;;;;;;;;;)
ノ;;;;;;;;;| |;;;;;;|;;;;;;|(;;;;;;;;;;) ノ;;;;;;;;つ |;;;;;;;;| ∧∧ |;;;;;;|;;;;;;;;|.|;;;;;;|;;;;;;|
────────────────────────
それは まさしくキリシタン王国・長崎の───
────────────────────────
_____,,-──-、 ,、 ,ィ'´ヽ‐-.、_
_,.-‐:'": ̄:.:.:.:.:.:.:.:.:`:ー-.、 \ ,..-‐/ ∀〃 \ `ー-、
,.ィ'":.:.:.:.:.:.:;':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:......\ ,ィ'´,. / ,;ヘ:,ィ'::\ i 、 `ヽ、
/::.;':....:.:.:.:.:/:.:.:.:.:i:.:/:.:.:.:.:.、.:.:.:.........ヘ / / | /'゛``|"´| |、 ハ 、 ヘ、
. /:./............../ .:.:.:.::;|:.:|`|'゛"゛∨:.:.:.:.:.:.ハ / / i|-|-‐、 | |.| ,|-‐|-:: ヘ. ハ\
j:.:.i:.:.:.:.:.:.:.:j;-‐、:/ |::| | ,‐-、|:.:.:.:.:i:.:.:.ハ. | j:.: :|:| | | || ∨:|、::. ハ ト、 ヘ、
|:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.| |:.:/ |::| | |:.:.i:.:.|::.:.:..| | |: : |_|/___、 | |',___∨_|::: | | `゛`
|:.:|:.:::;イ::.:.:.| |;/_, |::| | 、_ |:.:|:.:.:|:::.:..:| j.._,|i:.: マ弐テォ゛ | 'ィチ弐ア::: |、. | ・・・・・
. |:.:i:.:/:::|:::.:.| ,ィf心、ヽ| ィf心.|;/:.:.リ::::.: :| {: :;||: : |、 {:ィ::;| ! {:ィ::;リ,,'ハ::: | | |
. |:.:|.;'::::::j:.:.:|イ'f:ィ:::|゛ |:ィ:::} 〉|::;/:: i::: :| ∨リ: : l ゛-‐' `‐-" {::|∨ | j/
j:/|:::::("|:::;|`弋zソ ,}={ 弋zソ,,' !´)::/ヽ::| ( |: : :,:'|、 ' ;:::| ∨リ 『世に在って あなた方には艱難が
ヽ、:::`|;/、ヽ.__,,ノ , ヽ__,ノ ,r'::::/ ` `|:.:/|:| .ヽ、 - ,.ィ'.|:| j/
∨\:::ヽ、 __ ,.ィ:::::/ |;/ ,||'´:::::;>‐r -r;‐<:::::`|:|、 ありますが、勇気をお出しなさい!
ヽ::::>‐-;r -r‐:'"::/|:;/ /::|'r‐'/ {'´ `ヽ ∧ーリ:::\
,.-─r‐r‐'" `ー-r‐r‐-.、 ヽ:/'´ / λ‐- ,-} ヘ ハ::/ 私は世を征服したのです・・・』
/" | ゛ ̄`V´ ̄" } ハ / / ハ ,| ハ ∧
{ ., \_____,,/ヽ' } _,/ ´ ̄ ̄ヽ }\,/| '" ̄` .ハ (新約聖書 ヨハネ16:33)
| :::i" ;' ╋ ハ:: | ノ ノ /::. 〈 :╋ | ',:: }
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :/: : : : : : : : : : :ヽ、: : ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:rv-、:.:.:.:.:.:.:.:.ア
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : /: : : : : : : : : : : : : : :ヽヽ : ',:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:_」 ヽ:.:.:.:.:.:.`
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : /: : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ\i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.;ミ ,>、:.:.:./
: : : | : : : : : : : : : : : : : : : : : : /: : : : : : : : : : : : : : : : : }、: : ',:.:.\:.:, --、:.:.:.:.:.:.:./ 、 ./ ',:.:.ヽ
:.:.:.: |: : : : : : : : : : : : : : : : : :/ : : : : : : : : : : : : : : : : : :.l:.ヽ:. ',:.:.:.:/ -、 ',:.:.:./ ,X ./:.:.:.:. ・・・・・
: : : :|: : : : : : : : : : : : : : : : :/:. : : : : : : : : : : : : : : : : : : :l:.:.:ヽ:}:.:.:l r' └;┘ zx、 ヽ /:.:.:.:.「
: : : :|: : : : :/: : : : : : : : : /'´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :l:.:.:.:.:ヽ:. ゝ、 、/がヽ ./:.ハ:.:.| 『彼らは いわれなく私を憎んだ・・・』
: : : :|: : :/: : : : : : : : : /: : : : : : : : : : : : : :, -、: : : : : :l:.:.:.:.:.:.:./ ` `ヾ_ `/:/ Ⅳ
: : : :|:/: : : : : : : : :_∠/ア:/ : : : : : : : : / !: : : : : l:.:.:.:.:.:./ / ´ (新約聖書 ヨハネ15:25)
: : :/: : :/ : : : : : ´: : : ´/: : : : : : : : : :イ l: : : : : :lヽ:./, {
:/: : : :/ : : : : : : : : : : /: : : : : : : :/ : l /:ハ: : : :l /´彡'´ /
': : : : :/:. : : : : : : : : : :/: : : : : : :イ: : : :,' ./ / .| : : l`ー- ._ r_, / 『私の名ゆえに これら全てのことを
: : : : ,' : : : : : : : : : : /: : : : :/: : | : : / _..イ / .! : /::::::::::::::::::::`ー- ._ 、 /
: : : :.|: : : : : : : : : : /: : : :/:. : : :.| : / |,ハ l /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽー‐ ´ あなた方に敵して行うでしょう・・・』
: : : :.|: :/: : : : : : :./: : /: : : : : : :| / / 〉´|':`:::-:::::_:::::::::::::::::::::::::::::/
: : : :.| /:. : : : : : :/ /:. : : : :. : : :.|' /:::::::::::::::::::::::::`::::::-::::::_:::::::╋ (新約聖書 ヨハネ15:21)
─────────────────────────────────────────────
老若男女も貴賤も問わない、長崎というキリスト教社会あげての幕府に対する、抗議だった───
─────────────────────────────────────────────
__
, ‐ ´ `ヽ
/..:/.:/ .;イ :. :.丶.:.: \
〃:.:./ .:./:.:/小:.: ',:.:.ヽ:.:.:. ',
l:{.:./ .:./-‐:! l ヽ:.‐-:.:.:.\:.:.! これは民意が政権の特定の政策に抗議する大規模な「デモンストレーション活動」
i:}:ハ .:7ィ=ミj:ハ >=ミヽ:.:ヘヾ、
、_メ!.:i.:.ハ r'_;j r'_;j ∧:.:}:.fヾ としてはたぶん日本史上で初の、画期的な出来事だったんじゃないかな・・・?
乂;イ.:.∧ /イ V:.:.| リ
_/ j/_:ノ:.介 .、 ° ,イ:.l:|:..|:.:.:.!
´/:.:,':.:.:j:|:ノーf夭‐ヘ :j:|:.:l:.:.:.:! その意味でも、キリシタンは特異であると同時に特筆すべき存在って気がする
/.:.;ィ7´l:|\/ムヘ/`l:| `ヽ.:.:i
/.:/i // !| に不こ) !|l /!:.:.i
/.:/| ヽl l !|/〈/ i| ヽ」 !| !./│:.:.i
// ``ヽ、\
( ( ) ヽ
\ `ー --,. '"´  ̄ ̄``ヽ -- '_ ノ
`ー-/ \
, ⌒/ , / 〃 , 、 ヽ. 、 `V´ ̄\
// .:/ .:.:.::|::|.:.:|::|.:::|.:.:ト、__,:::.ヽ\ ト、 \
/.:.:::|;;|.:.::::::|::|::∧|ヽlヽl´ヽlヽ.::l L.ヽ|\ | だからなんだよ?
/.:.:.:.::l;;||:.:.:.:|ィレ'⌒l 〒=ミ、 ハ | l |\ |
/.:/|:::/l/||::::::l/l/,ィテ ヒzシ 1 | |.:::| N \|
|/ |/\:||\::ヘ. 弋ソ 、 ー / lノ.:.::| | なるほど破壊活動じゃないけど、「平和的デモ」だって
|.:/l.:::;ヘ.' ' ' r‐┐ ' '〃 〃.::/ リ
|/ |.:/|:::.>.、 `ー _ .イ 〃 |/ しょせん反抗心の意思表示・・・そうは思わないの?
|/ .|/\::|「( ̄-‐ 7 /⌒ヽ
/l  ̄_ >只く / / ',
_/ _// ムム./ _,/ i
_, . '´ / , イ / ∠__ |
/ 、 / / l i | / i |
l `ーくi.:::',.:.:.:.:l i:.:.:.:.:| / |.:| |
───────────────────────────────────────────────────────
果たして、デモ処女だった日本政府(公儀)は甘くなかった。ある意味、安保闘争やべ平連、成田闘争に反韓流といった現代史上の
諸々の大衆運動より遥かに決定的レベルで日本の命運に関わったこのデモは、悲劇的末路とともに歴史の闇に葬られることとなる。
───────────────────────────────────────────────────────
───────────────────────────────────────────────────
じっさい苦労性の最古参組・イエズス会は、このデモ行列にはいっさい参加しない方針を、信徒に申し伝えている。
───────────────────────────────────────────────────
________
|-------------- \
|.......【イエズス】...............\\
|........__............................./ /
|._| |__.............../ /\
||_ __|.......... / /.........\
|.......| | ................. / /.................}
|.......|__|................../ /.............../
\ |______..../ /.......... / だからさあ、そういうラジカルな目立つ行動が、
\___/ ___{ __{ | \/\__/
/ __ノ\/|__ \| \__/ 権力の不興を買いその介入を招くんだってば!
/ /|[_) [_)`>、| |┐ \
/ / .|¨゛、 ¨゛ u | |ソ. |\
/ / 人 ィ| |. . | \ 「戦う教会」の精神は、布教においてこそ発揮するもの。
/| ,勹-‐< .|.|/. . . | }
___/ / .┌r―/ ー┐r―くヘ―┐ | } 反抗心は表明せず、巧妙に策を建てるべきなのよ!
/ . . | |.... |  ̄〕 ン' 厂 ̄\| ノ
/ / . . ./| |.... |: r' . ._/ | |
__/ / . . ./ .| |.....∧ 丿. . .|....| | |
/ . . ./ | |. / ..| . . . |....| | ./川\
/ . . ./ .|/ . /|. . `く/ /. . | \
. / . . ./ く . . / .| / /. . . | \__
|/| . . ./ ./ \_/ .. |_/ | /. . . . |
|/| |/ / | :| |. /. . . . . |
| | /|......| :| /. . . . . . |
|ノ|__/^| | ..... | \__/| . . . . . . |
//___| |....... | |..........| |ノ| . . . . |
//_/| | | ̄\__;  ̄ ̄| | |/| . ./
───────────────────────────────────────────────────────
なおこのデモ行進はスペイン商人アビラ・ヒロンも目撃しており、その悲壮な情景は生々しく書き残されている (以下【 】に概略を引用)
───────────────────────────────────────────────────────
----- 、
,.'´ \
/ ヽ
/ / | !
l ,ィ ∧ ! | l 私は、こわい。心の中で逃げてしまった。
{ | |_|,.ィ弋. | トァ- |
. ! !. | | / Ⅵ ./l∧ .| ! だからお願い、わたしを鞭で打ってちょうだい
l l, ヽ.ヤテ宍ミ イ /ィtfテ |ヽ|
| (t V tヒツ j/ ヒツ{|イ|
| ∧ {、xx xxイ_,r‐ァ>――- 、
j,ィヘ、V,/:>- ゚ r<「 rイ´.: : : : : ヽ: : : : :マャー-、
>'´: :.〈 了/⌒Yフハ: : : : : : : i: : : : : ヽヽ:.:}
/-:、: : : '.---|:.|: : : | l:.:. : : : : :.|:.: :.:. : :.:i V
{ニミ:\: : :'.╋!:.!:.:. :.| | : : : : : :|: : : : : : }/}
| \\: :V/:|: : : トr‐┘、: : 、: :.:|: : : : :.: ': :.:| 私もだよ、デウスを裏切った。だから私を
} 、\ヽ|/,:|: : : :.}、: : : \_`ー! -彡:./: : j:|
/ ∨/¨^¨ハ:.: :/r-\ : : : : : :': : :./ i: :.|:{ 打ってくれたら、あなたを打ちましょう・・・
〈 ,.--、ノ ∧/_}:.んト、:トニ=‐ァ¬r<{: :从: :トゝ
Y, -―} __/___{ rニ.ぅ /` ,.ィ´: : : : \∨ ∨
∧ィ´ ̄ ,.ィー'_,ん-く:l:| : : : : : : 「fヘ
{ ヽ___, ィ '´.l| | /;:.|. |:l:|: : : : : : :.|:.|:.|
`7ー r--r \_||.人{:{ {. |:l└――‐┘|:.|
i: : :.|:.:.:.|: : :.|: : : |`ー廴_. l:'二二二二二」
|: : :.|:.:.::|: : :.|: : : |: : :| } \/ {
|: : :.|:.:.:.|: : :.|: : : |: : :| / |
┏ ┓
┃ 月曜日。トードス・オス・サントス天主堂から荘厳な行列がでた。3千人以上の男女が加わっていたが、あるものは ┃
┃ ┃
┃ 血の贖罪をなし、あるものは十字架を負い、あるものは担いだ十字架に両腕をしっかり縛りつけていた。またあるものは ....┃
┃ ┃
┃ 大きな石を背や首に負い、裸の背を先を細く裂いた竹の鞭で打つものもいた。やさしくか弱い女たちは両手や首を縛り、 ┃
┃ ┃
┃ たがいに鞭打ちあった。縛られた両手に持つ聖画像やキリスト像に、敬虔なまなざしをそそぐ女もいた。 ┃
┃ ┃
┗ ┛
∧_∧ ∧_∧
( ´∀`) __::∧†∧::___ ( ・∀・) ハ,,ハ ゚。゜
( ) / ::(*T0゚):: /\ ( つ(*>o<)') ,),,.∩
| | | /| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|\/ 人 Y ~(o†.っ )) と'´;;∧,,∧::
(__)_) :| |/ し (_) ∵:@(*。;;0゚)つ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ;::ハ:: ’'; ´;;∴゙・`
ハ,,†. ∧†,, `; : '‘ ::ハ,,ハ:: ∴;ζ゚';;;),, :λλ::
~(,,(;;゙;p゙)っ(゙0Tili):: ,..lil;;,._ ハ,,ハ ::(;;。;p゙):: :∧,,∧:: '’::cuuc,)~ ::(;;゙;;0゙)::
∴´;;∴゙・` ::U @ ヽc(゙q;;゙r):: ;∴゙・`::(゙q;;。と⌒@;~ ;;@;⌒;;つ:: ´;;゙†.` (;;;;;; ⌒)
::∧_,,, ,.,.,.,.,.) (,,_†.;:;:) c,c,,,)~ ´;;∴†.`∞∞∞ (/´;;∴゙・` (;;; )
と(゚0;;。*)†.;; ;;;つ:: ; :λ,,λ ;; ; '、 ,、,、 (;;; )
∴´;;∴゙・` ::(゙q ゙ili):: ,, ::(;;;0゚):: ,、,、 / ,、,、
ξ § :: : ∴´;;∴゙・` ::/⌒ヽ,.,.,.,. ::(;;;..):: ::(q゙;;);;)' ::(0゙;;):;)'::
,,,__,,, ,,,,..ハ:: ,、,、 〜(⌒;; (ili゙;;0゙):: |: / ; ; ; \
(゙q`#);;)~ ::(゚0;。il),,)~ ,、,、 ::(゚q;゚,,),,)' ∴´;;∴゙・` | / 从;从;;从;从; \
´;;∴゙・` ∴´; ::(;;(゙;p゙):: ’;∴ ;; ' ; ; ' ; ノキメキノノヾミ
┏ ┓
┃キリシタンたちが十字架を持ち、縄を身に巻き、のこぎり・十字架・聖旗をかかげて行列に加わったのは、偶発的なものではない。.┃
┃ ┃
┃暴虐者たちの脅迫や、都や大阪で恐ろしい勢いで行われはじめたキリシタン迫害にこたえてなされたものであった。つまり、もし......┃
┃ ┃
┃キリシタンだからといって我々を迫害するなら、そら、ここにその道具がありますよ、我々はその道具を抱きしめ崇め、接吻するの ┃
┃ ┃
┃です。我々は、信仰のために捧げた生命をすてる力を与え給う われらの主なる神を信じるのです、というかのようであった…… .┃
┃ ┃
┗ ┛
─────────────────────
しまいに、不安のあまりパニックに陥り───
─────────────────────
、Х
〈`
/\
//.:::.:.::〉
〉へ::.:/ヌ/〉
/'个y´ ̄Lム、
|:.'.;| [] . :::.ヒ!
_ |;'.:.| . : : : :ロ.::|
/:/\ |.:::;|.: :.: :.:.::.:.::.:|
┌个┐| | .:_|___. |_.' |.::.:..:.[]::.:.::.:|
| .:|...:|/:/...:.:|..: : : : : :.:`L..r─┬i .//| |.: :.: :.:.:.:.:..::|
\ | └┴┬i::::|==========|: : ://__. rr┴' | |.:.::.[]:.:: : : :|
:::...>、 |[]..::[]. 〈〈::::|::::::[]::::.:.:[]..r、]: :.[_[;;::::.} ]:]:: : | | :.:: ::..::.::.:::.|. ┌::、 /〉
‐く.:〈 ,、 |. : : : :.: :\:|:::::::::::::::::::::/. : : : : :〉〉 //:: : :| | : :.::.::.:::..::.:|-┘:::L、r‐//┐ ,、
.: ::L└i _ .||_ | : : : : : :、 〉〉/〉::::::;;:::〈 : : : : :〈〈 rく〈:.;:..::..::.::_|:::/Tl::::;二/ム、| || _r─
::.: :└i:| //\| ::::ト、__ : : :||_'//、п∥::.:l| : : : : 〉〉 | :.|::|..::./rへ/レYL;/:>┘/ト┘.//::::.`L「|-┘/:::トyィ
工エ::「 /〈. ::〈|-、_/::::::..\r':.|.::[,/T>.:/ロ〃乢.: :: :〈〈  ̄└─匚|__| :| |:L:冂_| :|┐ .::::::ir==| |.:::.「.:[]:}il|{´
: :∠7ヘlコ:::|:.:..|-i_::_r√ソ\>へ:| :|:ln| :]:|:П叮  ̄ 。l;_|_|ー|__!」====l|_<>‐┴─|i|l|
: :|ェ| .:::::|:.:.|:::..|::::.|\.::::》: :::L;:.::r| .L/∟ロ⊥! rュ ´ ' ルヘ:
, ':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ヽ
, ':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: :`、
, '::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: `,
,´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,>ァ:::::::::ノi::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ',
i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::: /:::::::/;:;:;:;:;:;:.{::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: :::: i
i::::::::::::::::::::::::::::::::: ,//::::::::/;:;:;:;:;:;:;:{::/{:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}
i:::《::::::: く:::::::i ;:;:;:;:;:;:;:_ ≡≡≡、 ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::: i
i i:::ハ:::::::|:::::::::ノ ;:;:´;:;:;:゙ '´ 。`ヽ`ノミ:;`丶::::::::::::::::::::::::::::: :::::::::ノ
異教徒の手に落ちた教会が i::::ヽヽ::::ソ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;: ヽ ノ ´;:;:;:;:;:;:;:リ:::::::ノニ、ヽ::::::::::: /
i:i Y;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:.... ヽ-=≡,-────イ二ン:::::::::::::::'
辱めを受けて壊されるのを .i | ,/ ´ _ノ:::::::::::::::
ヽ / `丶-__∠ニニ二 ̄ ン::::::::::::::::::/
おめおめと目にするくらいなら、 ヽ / ` 、:::::::::::::::
/ 丶 入_ _ _ __ 〈`丶、::ト.
いっそ自分の手で・・・! / ヽ y ...::::;;;/` ヽ 、 ヽ _人:│ノ:.<ヽ
, / ヽ ヽ` - ── 、 ` ¨´ Y.:.:.:.:.:.:.:ヽ
;.;.;.;.;( 、 ヽ ヽ、 ___) ノ.;.;.;.;.;.;.;.;.;
/て.;.;.;.;.;\ `┬─ 、 丶 `く ̄ ノ.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;
───────────────────────────────
自らが所属する教会を、破壊するキリシタンまで出る しまつだったという
───────────────────────────────
, ‐ ´  ̄ ̄ `ヽ、
/ 、 、 \
,.'./ .:/ ;小:.. ヽ:. :\:.:.ヽ っ
. //:.:.:.:/.:./:. ./ i ヾ:.:.丶:. ...ヾ:ー'、 つ
//,':.:... :.:厶:./- ヽ 弋:.‐\:.:.:. 丶:\
! |:l:j:.:.:´/ ィ天t、 ィ天女、-、:.. ヘ、:.ヽ あかん・・・これはもう泥船の中で袋の鼠にされ料理される側の、末期症状・・・
! | :.!.:.:.:ハ´ち;;;j ち;;;;j !K }ヽ:.、.! ヽ!
ヽヾj:.ノ小 `::::. ' ::::´ ハイ: |`リ ノ 現代っ子の>1を含めて異教徒にとっちゃ、不可解で不快な奇行でしかない!
、_ノイ:..:.:リ;:ゝ-‐っ ー- イ:.l::|:. i |
/´/:.:/ ‐<>.、 _., .イ_.l:.:l::|:. i |
/_/∠ ァ┐l !ノーソノl  ̄ ヽ、」::|:. .:i:ハ 神国サイドの日本人を、かえって引かせてしまったかも?
, ./´ `∨イしリ / ハ / ヽ ̄`ヽハ
/ |====、∧/ >‐/{ヽ‐‐< l l ヽ r/7-、_
, ' / / / 7〃 {{ヾ〉\ |/ ̄ | 厂し' / /┐
. / / / / {{. \ | | ,/=(_/_/_,人
| / / イ o. {{ \| l/ 'ヾ、/
=ニ二二ニ=
, -―- 、
/⌒Y / 、 ヘ ヽ
. ,イ /l i!_/iハ!Tトi、 N. |
i/! i /! | l/r=、 r=、i/.!ハ! プギャー ヤツラ
iハi! レ‐ト、''┌┐''ノレj.i! i! そうゆうこと。逆効果に決まってるだろ! しょせん切支丹は日本人の「奇行種」さ!
i! i! l ‐、ノ)ー<_ i! i!
i! i! .`ト.イy 〉-、:i、i. i! i! 権力者のお仕置き心に火を点けただけだよバーカ♪
i! |`ー ' ̄ ::::::}| i!
i! |:::`ー:::::::ー'.| i!
./:::i三`ー' _ノ
/:::::::`ー' ̄ヽ
───────────────────────────────────
長谷川はさっそく、この「騒ぎ」を家康に報告。はたして家康は大激怒───
───────────────────────────────────
/::://::::::::::::::::::::::::::::::::::/ /:::::/|| ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::/
.|::/ /::::::::::::::::::::::::::::::::::/ /::/ .|| ',:::::::::::::::::::::::::::::/
.∨ ,'::::::::::::::::::::::::::::::::::/ /::/ .|| 1. ',:::::::::::::::::::::::::::| 伏見奉行の山口直友を呼べ!
|:::::::::::::::::::::::::::::::::/三ミミ、 .| ,,.|::::::::::::::::::::::::::|
|:::::::::::::::::::::::::::::::,' ./ヽミ、 ,,.≦≦|:::::::::::::::::::::::::|
|::::::::::::::::::::::::::::::l l \ミ _,,-'' |厶、::::::::::::::::::|
|::::::::::::::::::::::::::::::| ヽ__ ol ー' .{o ,,..-―' |:::,、:::::::::|
\:::::::::::/ヽ::::| `´ .〃 ヽ::/| 万が一にもキリシタンの奴輩が暴動を起こした
\::::::', ヽ| | / / | |
\:ヽ、 .', l⌒ヽ、___,,..-''"ヽ / / | | ばあいは島津の兵も動員させ、かならず
|.`ヽ..__', .|`''-..,,,____,,,.-''´| /ー''´ ,' | .
l \ .', .|r-、,.-‐‐.r―-.v'ニ| / / .| . 鎮圧させるのだ!
.', \ ', .|ニ.} l |ニ| / / '.,
'., .\ヽ、.ヽ ヽ ____丿/ / ./ ヽ
ヽ \ \.`''――――''/ / \
\ `''-..,,_,,..-''´ / ` ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
イエズス会の分析が正しいね。
そもそも民意による政治なんて遥か後に実現する事で、
西洋にしろ日本にせよ、当時の為政者が宗教に求めたのは
支配権に有利になるかどうか。
…ところで信仰心の強さと冷静な外交判断は別物で
キリスト信仰があっても、そこから派生する近代合理性がなきゃ
キリスト教徒でもヘタうつだけじゃない。
作者氏が大好きそうな、お涙ちょうだいのメロドラマ的信仰への熱意ってのは、
最終目標である冷徹な外交判断に結びつくのかい。
,=イ __
/ / ! /! .//
./ / / i i ./:i/ 、 =イ
/ i ./ | :| !/ ´´=!\ ∧
/ i_!i∨ ! ! /./! \!
! ヽ=、_ ` `/ / ,! ∧__
| .! 、 ./ i|__,=イ :i .i !/
∨、 、_,=---、! |ヽ__ /| i| |7 /i´
,> ´ __ >= ヽ /ノ / :ト=´/
/ ,=-三../´ ,==、 --、=、/
/ /ヽ,=フ == , i :|、
!/ / ! / ,=-、/ヾ ヽ i ! ヽ
! / | // ./ ,! ノi,/ :i
| :| | | | / __ノ // |
| !、! | ! ! ー-- ´ ´ ! 御意。
i \!i∧ ,=´ :レ=、
/\.! ,、 \_!___i!ii!i____,=イ / |
_| \ i ´\二(__・)/ \__(_・i/ |/ヽ :|=、___
>´ :| ∧i ー―― | ー――― |ヽ / `>、_
/ !、 ( !、 | ,イ/ ノ \
/ \i|、ヽ、 __ _:|__, , !|_!i::::::.... \
/ i!`i_|∧ ` ー―― ´ | :i::::::::: \
| ∧ ヽ ̄ ̄--´ | |::::::::.:::: .∧
,.| !、 二二、 ./ |ヽ、:::::.::: .∧ ./
/ :| ∧ :i ./::! :| ∨:: :i /
/ ! ∧ | /:::/ ヽ | /
i´ ::`ー――´:::/ | :|-<____ /
| \ ∨::::::::::::: / / _| | `=i
|=--------=、___ヽ_∨ /___/=--== ̄ |,=- !- i
| ¨\ / |/ 、ヾ::! ´ :|
| `i |´ ヽ ` \ヽ/ ` , :|
! | / / !
伏見奉行・山口 直友(1544-1622)
(演者:人造人間16号 @DRAGON BALL)
──────────────────────────────────────────────
家康は懐刀の一人・山口 駿河守 直友を起用する。当時は伏見奉行だったが関が原の時期には島津降伏の
調停に大功があった人物。実質的に九州方面を担当する交渉役だったことが、この人事につながったのだろう
──────────────────────────────────────────────
───────────────────────────────────────
山口直友は50人の手勢をひきいて長崎に着任し、数日にわたって長崎の情勢を観察。
───────────────────────────────────────
(:::::::::::: ヽ
, ⌒ヽ (:::::::::::::::::::::: )
(:::::::::::: ' (::::::::::::::::::::::::::: ヽ⌒ヽ 、
ゝ:::::::::::: `ヽ(::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ) (⌒ 、
(:::::::::::::::::: ::::::::::::::: 、⌒ :::::::::::::::: ヽ (::::::: ヽ
(::::::::::::(⌒::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::::::::::: ) (:::::::::::::::::
::(::: ::::::::::::::::::::::::::: `)::::::::::::::::::::::::::::: ノ:::::::::::::::::: Y⌒ ヽ::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::):::::::::::::::::::::::::::: ┌┐ :::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: /~'7;; |/~''7 ::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ( ( ̄| ( ::::::::::::::::::::::::
、___`t-'ーイゝ-i
ヽ] ̄二二二7
~^'""~~~~^'""~~~~^'""~~~~^'""~~~~^'""~~~~^'"^~~^'""~^'"^~~~~~~~
〜〜~ 〜〜 ~〜〜〜 〜~~ 〜〜 〜〜~ 〜~~
~ 〜〜 ~~ 〜〜 ~~ 〜〜~~~ ~~ 〜〜〜
〜 ~~~〜〜 ~~ 〜〜~~ 〜〜 ~ 〜〜 〜〜 ~~~~
=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=
___i ̄Yト!\
> \/i i!ミ ヽ/i
/ 、_>、 ヽ ノリ/ヽ
> ´ .>ヾミ彡、i,--!、
___ /-、 i /´`!、i i i-、 i
___ / ` Yi.i ,`i ! ` ノ, ノ、 ´
/´ \ / ノ !i <´ __ _i彡ノノ!ノ
../´ `Y、 i/ `i i `=゚ゝ、_ノ ふむ。ポルトガルの商船は今までどおり
i ∧ ∧ | ` 、_/
| ∧ .∧ 、.∧ ミ=〈  ̄`ヽ 長崎に入港しているようだな・・・
∨ ー―-、 ∧ .∧-- 、 >、_.ノ .i、 ∧
..∨ /::::::::::::\ ∧、 .∧ ヽ,-ヽ | ヽ .∧
\/:::::::::::::::::::∨ ! \ \ー-!、_| | `i |
.|::::::::::::::::::::::::∨ 、 ヽ \:::::::| .ノ ´ |
.∨:::::::::::::::::::::::∨ ヽ ヽ/ iヽ/| i. ノ
/:::::::::::::::::::::::::ノヽ_ \ `i .!ノ、:!ノ ,イ
./::::::::::::::::::::::::::i´, \__ .ノ ノ ノ:::!
|:::::::::::::::::::::::::::::!´ ,-ヲ ̄ ̄  ̄< ̄ |::::i
∨::::::::::::::::::::::::| > ´ ∨::::::::::::::::::!ヽ、 .ノ::::|
──────────────────────────────────────
家康は、交易だけを案じていた。「司祭が居なくなっても交易は続けられるか?」ということ
ばかり、頻りと気にしていた。長谷川を介しての山口からの報告を聞いて大喜びしたと言う
──────────────────────────────────────
_,=--、i、 ∨ \/| __
`ヽ、_ ! `ー i, _>
/ ̄ 乂 _ !リ / ト、
ー,= > ´ ヽ、_,===<
彡 ,=i /´`=! / i:::ヽ i-、
彡 ./ ´ .// ./`´/ /ヽ!
ヽ! /,=_´ /´i
,!-、 ´-、_・=ノi=-i かくかくしかじかで・・・
_>==´ ̄ |iヾi 、  ̄`´, ヽ〈
/´ ∧!=、 ` < ―´.イ ポルトガル人も商売が優先のようです、大御所さま。
...,=-==---、_ i , ./`=ソ、 二 .!=、
/ \_/ i/! ∧_ | / \=、_
\ i i `>、__/ \ `= 、
\ ∧ \ ト、 `i ヽ
∧ ∧___ \ ..| \ i ∧
∧ `=、  ̄`==-→、.!、_\ | ∧
,>=--=、_ ∧、/ \=、_ `i´ _〉 .!\ .i
┏…━…━…━…━…━…━…━…━…━
【 ℡ 】
…━…━…━…━…━…━…━…━…┛
,∧∧∧∧∧∧∧∧
| γ⌒) ))1.____,|
| / ⊃ `´ .| そうかそうか、交易には
〃/ / \ / |
γ⌒) 〔 ^〕 〔 ^〕 |∩⌒) 支障なかったか!
/ _ノ | "| 〉" メ / ノ
( <| | ___ / / ))
( \ ヽ \ _/__//( ⌒)
/ /
___
,,..-''"::::::::::::::::::::`"''-、
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'.,
,'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::トヽ、::::::::::::::',
,'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/l::|.|.| ヽ::::::::::::::ヽ
l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/.// | | }::::::::::::::::ヽ、
l::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ 〃 / .l |:/|::::::::::ヽ:::ヽ ふう、どうやら一安心だな・・・
{::::::::::::::::::::::::_,,.-''ミヽ/ /1./u./ . レ::::::::::::lヽ|
',::::::::|`''-、::l u. ,.-`''ミ、 ,,..彡/:::::::::::::l これで遠慮なく切支丹を焚滅できる
',::::::l |(|:::| ・ }ヾl .l彡彳./::::/|ノ|ノ
ヽ:::ヽヽレ' `"¨ l・__//:/
ヽ::::`7 u. 、 /´ .___
ヽ:/ \ / l-<::::::::::::ヽ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ~"'' -..,,_
/ l \ ⊂⊃/ ヽ::::::::::::', `ヽ、
__ ,,,...-‐''"´/ .',. `''-,,_/ l l::::::::::::|
_,,..-‐''"´::::::::::::::::::::::::::/ ヽ / .//::::::::::/
,..-''"::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.-‐-、 / _ノ――.<
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ ,.--、`''-、.| | | | l´}ヽ:::::::::::::::::::`''-、
\::::::::::::::::::::::::::::::::::/ / l‐-、/ヽ.__ヽ_l.__l_./ l::::::::::::::::::::::::| `''-,,
┏…━…━…━…━…━…━…━…━…━
【 ℡ 】
…━…━…━…━…━…━…━…━…┛
||| || ||
_|||||||_
/ ||| ヽ、 かしこまってございます。これより邪宗殲滅のため
/ ヽ
| ━ ━ | 長谷川殿と合流し、有馬領に向かいます・・・
| <・> < ・> |
| "" つ "" |
| ___ |
\ /__/ /
/ヽ /\.
─────────────────────────────────────
かくして彼の弾圧には、歯止めが無くなってしまうのである。
─────────────────────────────────────
-‐  ̄ ̄ `丶、
/ ヽ
/ / /〃/{ { ヽ `ヽ. ∧ しかし、なんだ・・・
l / /斗/ハ ィー‐ 、 ∨ l
{ { レテく ヽi>==、\ ヾ│
乂l f r'ハ r'ハ 7ハ\リ l 秀吉もだが家康も直接、キリシタンから攻撃を受けた
.八,}弋ソ 弋ソソノ ) 八
ノイ }ゝ" `_ "" { {´ 丶\ 経験はないのに。最初から攻撃的すぎるというか・・・
/ ,>‐r<_∧!>、 \丶
, -‐" ! ヽ{>ロ<フ〈. | \
// / / y ゝ { ;ヽ ,i 丶.ヽ
{八 〃 ハ { ,.-'‐!、 }_ = ゝ、__i、 }ヽ } }
)/ ヽ(. ヽ人,i' .,. i' `゙ゝノヽl_ ヽ! ヽjイノ
" ` / / ゝ,.| l __.!,r'/ `‐´ "
/` V l .,′´´
`ー'′ ├-/
 ̄
/ r'´  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `丶、`ヽ、
丶.ヽ、 `丶.丶、
`丶`丶、 ____ \ \
`>'´  ̄`ヽ、 _} }
,.-‐ァ'′ `く ‐∧ ∧
/ / / ,イ| | ヽ /:厂`ヾ、/_〉
. / / / / /| l | ト、 | l | | |:{ ヽ `ヽ
/ / /| l lレ廾| N l弋_工lメ ||:| 、 ヽ |
{.イ /| | | 伐ニミ ヽヽr〒テミl| l_ |:ト、 l | |/ ̄ ̄ ̄>
|/ /!ハ、ヽ._トh::::} h::::lリ ! }|:| ヽ、l| | ト┬< ̄ もともと一向一揆で股肱の家臣団に叛かれた
{\ /l / |l | ヽ {_l `ー' , `ー'/, レ' |:| l | l| /|lr┴<
>、ヽ「∨ || | ヽ、 マ ̄} // /,イ トヽノ l∧ ! {__ \ トラウマがあるからじゃない?
// _〉、ヽ.`ヽ、/,l| ト、∧ >、ニィ彡/ /|/_|/Vl:| ヽ| | `ヽj
. //_ノ 、\ }/ | l |レ=≠=、/斤=彳/::::::;:`ヽ !:l /`ー--、
/:ハ 、 \ノ/:| | | |<´:::://l { /,|/:::/:::::::::lヽヽ. ノ|ヽィ―‐'′ それに、ローマ皇帝や信長・秀吉とおなじく家康もまた
|::l ト、_ >'´ :::::| レN/ //l ト、∨/::: /:::::::::::::::ト、\ヽ[_丿 |
|::l し'´:::::::::::::::::| /ヘニ/ /:| |::/V:::::l/::::::::::::::::::|ノ \ヽ. |ー1 死後における自己の神格化を図っていたからね。
|::| 〉::::::::::::::::::::::|{ // {::| |/:::::::::: | ::::::::::::::::::|―‐、 ヽ} r┴く
レ' /∧:::::::::::::::: ∧ //! V/:::::::::::::: |::::::::::::::::::::!ー-┘ └r‐'´
// ヽ.:::::::::: / ::::V `、 [/!:::::::::::::::: |::::::|::::::::::::| |
_人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人___人__人___人__人__
__,ノ
). キリシタンの教えが広まれば臣下が自分に従わなくなる。
ソ.
,)
⌒ヽ 教会も一つでも許せば、結局は太閤様のとき同様、全国に広まる!
ノ.
⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y´`
::::::::::::::::::::::::', ` ::::::::::::::::::::::... i::::::::::/ '., |::::/ \:::::::::::::...
::::::::::::::::::::::::::‐─‐‐-.....、 ` :::::::::::::::::..... i::::::::/ ', |::/ \::::::::.
::::::i\:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.... i ` ::::::/::::::/ ', .}/ ヽ
::::::i .i\::::::::::::::;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::..... i! 1. i::::::/ i ./
::::::| ',::::\::::::::\/ ` :::::::::::....、 i::::/ . -‐‐'
::::::l '.,:::::r\:::::::\ ` `\ '.,丶丶.iノ・ , -‐
::::::', '.,::! \:::::\ ・ '., ゝ_,丶 { ,/ i
::::::::', ` !` ::\ '., ヽ i ,/ i!
::::::::::', ', `\ ', ',__,./ i!
:::::::::::::`::.. '., } ヽ `メ、
::::::::::::::::::::::::.... '., -‐ ´ } ______ / i
::::::::::::::::::::::::::::::.... \ , i!´ / / `丶 / '
::::::::::::::::::::::::::::::::::::>、 \_/ .i! { / 丶 ',
::::::::::::::::::::::::::::::::f´ i! \ / ,....‐‐-<___ , ヘ
:::::::::::::::::::::::::::::::::', fて_丶 .! / ,......: : : : : : : ,//`´///ヽ '
:::::::::::::::::::::::::::::::::::'., ( . / ,.....: : : : : : : : : : //////////ヽ ', /
:::::::,、::::::::::::::::::::::::::::'., ! ., '., , -‐ ´ ,....:: : : : : : : : : : : : : i///////////∧ ',/
:::::::\ヾ}\::',`ー‐-', i ', / /: : : : : : : : : : : : : : : :i////////////∧ i
:::::::::::::\ `\ '., ヽ___. \ > >:: : : : : : : : : : : : : : ∨///////////∧ i
::::::i\::::::\ \ ゝ ', ゞー一´: : : : : : : : : : : : : : : :: ∨////////'¨¨¨¨'., }
::::::| .\::::\ ',\ ', \:: : : : : : : : : : : : : : : : : : :.∨////// '., /
::::::| \::\ ', `ーi \: : : : : : : : : : : : : : : : : ::>‐‐一i '., /
::::::\ \\ ', { \: : : : : : : : : : : :: : : :/ i ', /
─────────────────────────────────────────────────────
晩年の家康がポルトガルの使者を引見したとき、彼は怒りもあらわに宣教師への悪口を並べ立て、このように非難している。
徳川支配への不安材料ゆえの、いわば内政を重視しての禁教であり、国防への懸念などといった外政上の動機は見られない。
─────────────────────────────────────────────────────
───────────────────────────────────────
いっぽうで交易に熱心な家康は一見すると、鎖国の責任者ではないようにも見えるが・・・
───────────────────────────────────────
∧∧∧∧∧∧∧∧
| ___1.____|
| | `´ | お金大好き! 残した遺産は金470箱、銀4,953箱、
| / \ / |
.(∂|_/ 〔 ^〕 〔 ^〕.| しめて六百万両! 予を「六百万両の男」と呼ぶがよい!
〃 ヽ| "| 〉" メ| ミ
/⌒ヽ | u ___ | /⌒i
\ll|l \ /__/ /l|lll /
人l||l/ヽ /\||l 从 バンバン
( ⌒ ) ( ⌒ )
‐‐─── ──── ──‐‐ ‐ ─‐‐‐‐ ─────‐‐─── ──── ‐ ─‐‐── ────
<時代が下って20世紀末・・・>
┌─―――――・―─ |
./ ⊂⊃__/__ .| //
┌-/ ̄ ̄ ̄ ̄┌-// || || | | < 徳川家は、ぜってー幕末のドサクサでため込んだ金を
. 目 /∧∧ 目 //∧∧ || \___| |___
/ (゚Д゚) O// ゚Д゚,,) . ||  ̄ || 埋蔵しているはずや! 見つけたるでー
____| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/| | ̄ ̄∪ ̄|| 糸井組 ||
/// | / ̄ | || ||
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ |// ̄ ヽ.| | ̄ ̄/.|__ / ⌒ \ .|| ゴウンゴウン
_/_________/ |// ヽ_|__/_____| / ヽ .||
\\\\\\\\\\\\|/ (※) l\∋\|_ /|| (※) l_||
\__________/ .ノ \__/ノヽヽ ノ
ゝゝ_____ノ ゝゝ_____ノ ゝゝ_____ノ ゝゝ_____ノ
後にキリスト教と近代が関係する事も知らずに、家康は弾圧しちゃって…。
というのが和辻先生の論なのだが、タヌキであっても予知能力者じゃないからねえ…。
宗教のゴタゴタを片付けて、自分に有利にしたいってだけ考えるのは寧ろ普通。
イギリス国王だってスペイン国王だってそーする。
' / /::: ,.イ ::: / |:: /´ | :::|! ::::: |\:::
.| ' / .'.::... / !: / |:::! !::::ハ ::::::|:::::\::::
.| | ::!:::::| ::::j -‐|‐|─ ト::| l::::| -‐─ヽ--ヾ::::
i⌒v::::|! ::|::::::ィ:´::| |: | |:::| ゝv ゝ:::::ヾ::::::ヽ >1に言わせりゃ、禁教した時点でアウト。
| v ::| i: l ::∧:::::| V -- ゝ \ __ \::::\
| |:::|:: !:::l:::| ヽ_:l _ __ __`_ー 問題は、すでに日本の側に一定勢力で
| | ::ハ::ij:::ハ::!イ`弋ゝ-'フ`` ´ !ノ__フハ
| | :::|:V:::::::ヽヽ  ̄ ` ´ 「司祭の需要」が生まれていることだ!
, -v ,イ V::| ::::::ハ::\ ::::::::::: ,. ::::::::::::::
, -<. `| ` ヽ| :::/ゝ∧`´ <:i
, '⌒ヽ ヽ ヽ ヽ/ヘ/::l!
! | | -.ハ V|!:::∧
l ー| | r トi_ノ ゝ |:|:::|:::,.\ ´ ` . イ
| 人 i´ト l_ノl ノ/:::j:/::|::::ゝ.、 イ:::: |:::::
‐‐─── ──── ──‐‐ ‐ ─‐‐‐‐ ─────‐‐─── ──── ‐ ─‐‐── ────
. ___
/___\ ___
|:::::::::::::::::::| | JAPAN|
__________ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄
||| ̄|| ̄|| ̄|| ̄|| ̄|| ̄||| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄.|
||| || || || || || ||| | |
|||_||_||_||_||_||_||| __ .| |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 「~| † | .|[i]
! .ノリノ)リ)〉 ∧∧ . |
___ノ!リ!゚ ヮ゚ノl!.| (^(^O^*) | <いらっしゃい
|| ̄ ̄.(.リ⊂i十iつ | ヽ †. | ...|
||] く/_|j〉 | | |〜 |
||___ し'ノ | し.∪ ..|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
____
,. ‐''"´ ` ー- 、
/ \ \
,イ \ \::: : \
/ / ! :| :|ヽ\ \:::::. ヽ
,' .:/ .::::/ ,' :,' .::iハ . ヽ:::: :::ヽ:::::. ヘ
i .:/ ::/ / ::/!: .::,' | |∨:|ヘ:::: : :::ヘ:::::::ハ
| .:,' / .:/ ::/,' :::/ |:.! |:.:| |∨::::::::∧::::::i、
| .::i:./ .:::,イ ::_/:::/ リ !斗f‐-、::::::::::ハ::::| !
|/:|/ :/,ィ"´/:`` / |/'_」」. i:`: :::::::|::::| | 公儀の見解はどうあれ、日本に「需要」が生まれていた・・・
,ィ| / ::::::/i,.>''"アiヽ /´::::}`.|:::::::::::::l::::| |
/ | ,'::::/{ rT{::::::::::r ! {:::::rリ ∥:: :::::/ト、ハ| 力技で圧殺するのは、現代基準では思想弾圧と呼ぶしかない
{ | {::/::::::ヽ|:|乂、_,ノリ ヾ之' ,'|::::::::,'. | 乂
ヽ | |,' |::::|::::|`ト! ''' "´ 、 ,,,,, ハ|::::.::i ! `''ー‐
i |::::|::::l::::|ト、""゛ /:::|:::::::| ヽ
ハ:: l: ::|::::|::::iハ \ ` ´ .イ:|!:::ハ:::::| 無数の悲劇や惨劇が生まれる種を、公儀は自ら蒔いてしまった
∧: !::::i:,.-、「|∧ > 、 _,. <:i::|:::|:::::.ヘ:::ヘ
/::::: _厶イ ./ |:.:.|` ー-L>、:::::::|::|:::|:::::::::.`iー\
. />< \ ヘ. i:.:.i ,'!ハ| `<ュ」::|::::::::.:.∧ `ー
. ,イ-― 、` 、\ ヽ|,イ /_||__〉 ハ`ヽ :::::.:.:.∧
// ``ヽ、\
( ( ) ヽ
\ `ー --,. '"´  ̄ ̄``ヽ -- '_ ノ
`ー-/ \
, ⌒/ , / 〃 , 、 ヽ. 、 `V´ ̄\
// .:/ .:.:.::|::|.:.:|::|.:::|.:.:ト、__,:::.ヽ\ ト、 \
/.:.:::|;;|.:.::::::|::|::∧|ヽlヽl´ヽlヽ.::l L.ヽ|\ |
/.:.:.:.::l;;||:.:.:.:|ィレ'⌒l 〒=ミ、 ハ | l |\ |
/.:/|:::/l/||::::::l/l/,ィテ ヒzシ 1 | |.:::| N \| そうは言っても「勝てば官軍」。今やマイノリティでしかない
|/ |/\:||\::ヘ. 弋ソ 、 ー / lノ.:.::| |
|.:/l.:::;ヘ.' ' ' r‐┐ ' '〃 〃.::/ リ カトリックの悲史に、感情移入する日本人は少ないよ。
|/ |.:/|:::.>.、 `ー _ .イ 〃 |/
|/ .|/\::|「( ̄-‐ 7 /⌒ヽ
/l  ̄_ >只く / / ', カトリックの史学者・松田 毅一も書いているが、「転んだ子孫」に
_/ _// ムム./ _,/ i
_, . '´ / , イ / ∠__ | 切支丹だった先祖の取材を試みても、冷ややかにスルーされるとか
/ 、 / / l i | / i |
l `ーくi.:::',.:.:.:.:l i:.:.:.:.:| / |.:| |
───────────────────────────────────────────────────
余談だが、ポルトガル・ポルト市のポルト公共図書館に、1610年・長崎刊行の「フロスクリ」というキリシタン版の書物がある。
和訳は「聖教精華」(東洋文庫)。聖書の章句や聖人の著述からの名句集だ
───────────────────────────────────────────────────
| ________
|. | 図 書 館
|  ̄i ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
__ | ,____ | ||
/___ヽ_ . | | i|| | | ||
( ´Д`) | | i|| | | ||
( ) .|,  ̄ ̄ ̄ | ||
人 Y |: | ||
し'(_) |________|___||____
__ ___
__ __/___ヽ i| |ー-、
/ /| (Д` ; ) (三三ヾヽ))
. (三三l/l ( ) (三三`;ヾ゚|
, (三三l/l ̄/ ̄ /l ̄ ̄| (三と_ノ゙ヾi
/ (三三l/ (三三/ | γ'__ゝ
/ | (_)、_)
l二二二二二二二二二二二|
| |/ | |
|__| |__|
. ∧
. / :|
. ____/ |
\ | ____
. /. ̄ ̄ ̄ \ .| / \
. / 、 | ./ \
.  ̄ ̄\ | |/ / ̄ ̄\
/ ̄ ̄ ̄ ̄. \ | ./ //三三三{
.  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\. \ .| / ///三三三Z
/ ̄ ̄ ̄ ̄ . \ \ |./ //// \
7´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\\ V !/ //// \
./ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\\\ V.//// |
}:三三三三三三三.×\\l.///×三三三三三三三:{
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄` ー――'  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
─────────────────────────────────────────────────────
その表紙裏の補強材に使われていた和紙から、キリシタンがルイス・セルケイラ司教あてに書いた書状(1606年)が発見された
─────────────────────────────────────────────────────
それを言うなら、16世紀にキリスト教なる宗教が
お行儀よく仲良く共存できる政治スタイルを
家康クンに教えてやらなきゃいけないが…。
西洋でも、新教・旧教がお互い同国人での殺し合いと国外追放の
延々コンボを一世紀以上だよね…。
ついでに、個々の信仰の問題だけでなく、キリスト教布教には
絶対に教会組織の利権を埋め込んでくる…という古来からの伝統もあるが…。
その根を排除できなかった国々が、スペインなどの後進国になる。
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃
┃ いわく───『下関まで おいでになることがあれば、そちらに15日か20日ほど、ご逗留して いただきたいのです。
┃
┃ 同地のキリシタンの男衆だけが小船で渡海しますので・・・』
┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
ビュー_ / / / / / / // / / /
/ / / / / / / // / / / / /
/ / / / / / / / / / // /
/ / / / / / / // /
/ / / / / / / / / / / / / /
/ // / / /__ / / / /
/ / 。__ ∠__\ / / / / / /
/ / __/|((・ω・`)) / ちょっとコンヒサン受けに/ / /
/ /___/.□□ |)と†. ). / 逝ってくるお / / / / /
/ /\ ヽ___.|)o TTTT / / / / // / / / /
/ / \  ̄ ̄ ̄ ̄| / / / / / / / /
彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ
彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ
=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=
| | | || | | |
| | | || | | |
| |. ―. | |
} _ - - ―― - - _|_|_ .!
. /´ |', ` 、|
/ | // / ', ',
. / / || , '/ / / _ },l. ',
/ / .| |.|/ .. _ / /リ´_ ._`ヽ ', よく いらっしゃられた。
{ /| ! |〈ト:::::↑./ ト::::::l`,l
/ ! | | r':::少 r'::少 .}ヽ ヽ
|/ リ |', | 、 | |  ̄ 、  ̄ / _\ \ 告悔を お聞きしましょう・・・
,ヽ| ',| ヽ|ヽ', / ,ゝ、Y`、 \
/ \ ヽ ア // } >、 ヽ.人 \
. / >, _ ,</ ,'込、`-.´  ̄ -- ._\
/ _ -,-, /` - / /-/ /--'- 、_ .. , ヾ
. / ,-´| / / \ _ / / / / / / ヽ l }
/ .| | { .| / / / / .{ .{ Y
. / | | l l / / / / l l ,l |
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ パードレ
┃『コンヒサン(告悔)を なしたいのです。そうして、越中殿へ ご音信としてpe衆・・・』
┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
──────────────────────────────────────────────
この書状は越中守こと細川忠興が、将軍家の威光に屈して家中の禁教を強めていった最中────
──────────────────────────────────────────────
:::: :' :..:/:/ : : : : : : : : : : : :/:/: ,: : / _ ,’:!: : : : : |: |
::: : : :/: : : : : ::, : : : : : : : : ::/:/: /⌒ ¨x、 i: :|: : : : : :!: !
::: :: /:,:': : : :../: : : :/: : : : :/:,: , ' ¨'' x: 、 __ ,:: :|:!: : : : :i ,’
: : :/:/ : : : :/: : : :/: : : /:/:/:/ u. ヽ⌒フ'' ´¨¨¨¨¨¨i : :i: : : : : :!i
: :/:/ : : : :/: : : :/ : : : : : /:/:⌒ヽ ノ( u. |: : !: : : : : :!
:/::../: : //: : : :/: : : : :.,::',ヘ''¨'ヾ,,. \ (::_ノ :!: : !: : : : : :
:.:.:/: : ,:.:' : :/:/: : : : : :../ \ {i:c:、:、 ,i _____,,:ィ_,!: : :i:|: : : : :|
: : : : : :,:: :,.':,:' : : : : / ¨'::-=:'ハ ¨´ /: : :,: ' : :_¨ ::/i: : : !:|: : : :. ! 亡き妻ガラシャへの想いゆえ、これまでは
: : : : ,:' : : :/: : : :,イ u. / ィ:ri◎':¨¨;イ/ ,!: : : ::|: : : :.:,
: : : /: : : /: : : 人/ ,'::: ::: ::: ::=¨: / .:,’: : : :i:! : : :.’ 便宜も はかってまいったが…
:: :/ : : :/ : : 人ヾ } u. ,ハ: v::ェ::..:o:::/ ..:|: : ,: :〃: : /
: /: : : 〈: : ::: ::∪V! {: ゛ ' ー='^ー-:! /: ::/ : ::ハ
: : : :: ::i:: ': :: :::}! ヽ ヽ ノ: //. : . :/:/: ::/ :: :/ノ 公儀のキリシタンへの詮議は、日を追って
\: : :: ::: ::(__ )! \ -:: 、 ,:':/. : . :/:/:: :/:: :x’
\:丶::V¨¨ | __ /¨:¨:: ̄::':: /:'´ 厳しくなるばかり。そろそろ、察してくれ───
ヽV :! ゜、 /:: :'´ .:彡;¨'´
/ : \ イ:;-='´::: :: :ト、
. / :! ; \ ィ´ ;|::: : : : ::: :: :: ::i::::ヽ
豊前小倉藩主・細川忠興(演者:ザーボン @DRAGON BALL)
Λ_Λ
(´・ω・`) ・・・・・
( ╋ )
U U
越中殿は「自分も心はキリシタンだ」
とさえ、仰っていたのに・・・
∧,,∧ ∧,,∧
(´・ω・) (・ω・`) ∧,,∧
∧,,∧ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\(ω・` ) やはり公儀には
ジュスト右近様 ( ´・ω) ∧,,∧ ∧,,∧ \ ヽ 逆らえぬのかのう・・・
ともダチなのに / ※\__( ´・)__(・` )__\_ノ
(_ ,ノ、 ※ / )※( ヽ※ ヽ
\,`ー‐ 人_o_人ー人_o_人ー─‐ヽ,
 ̄ ̄  ̄  ̄ ̄ ̄ ピルクルよろ
=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=
___
..⌒ヽ ' ⌒ヽ /.|:::::::::::|
乂乂|| |乂乂|| | |:::::::::::|
乂乂|| |乂乂|| | |:::::::::::|
乂乂|| |乂乂|| ___|_|:::::::::::|____
乂乂|| |乂乂|| /|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
 ̄ ̄  ̄ ̄ i |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
_____ .|/ ̄ ̄ ̄../|:::::::::::| ̄ ̄ ̄/
||L L | L L ||  ̄ ̄ ̄ ̄| |:::::::::::| ̄ ̄ ̄ ...... 、__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__,
||L L | L L || | |:::::::::::| _) (_
||L L | L L ||_________ .| |:::::::::::| _) ならば地下活動化するのみ! パードレ様に (_
===========l| L L l================= i |:::::::::::| _) (_
二二二二二二ヽ iヽ二二二二二二二二i |:::::::::::| ) 密書を送り、信仰を貫くまで! (
:::::::::::::::::::::::::::::::::::i ヽ| _____.i |:::∧∧ ... ) (
 ̄ ̄ ̄ ̄∧__∧≡=- ‐ ―ヽ_∧ __| |:(Д゚,,;) ⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒
 ̄ ̄ ̄ (´・ω・`)┐≡=――と(´・ω・`) _| |::::|つy=-__
:::::::::::::::::::::: と´_,ノ゙ヾ.≡=- ― ‐ ―と_ノ._| |::::| | \
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| .\ ....\|::::U~U \
| .\
──────────────────────────────────────
告悔ができずに苦しんでいたキリシタンたちの窮状を証明する、貴重な史料である・・・
──────────────────────────────────────
──────────────────────────────────────────────
キリシタンの書状は日本国内にはほとんど残っていないが、偶然残されたこの書状を見るにつけ、
宣教師とキリシタンの交流が想像以上に盛んであったことは、容易に推測できるのである
──────────────────────────────────────────────
/ ヽ:::::::::::
/ :::::'、 :::::ヽ::::::::::
/ \ 、 ::::ヽ ::::::::ヽ:::::::
/ ,イ|`.x''::ヾ`.、 :::\ :::::::``‐-.、::
{ {.l:l /.``<'、ヽ:::::``.、,,__:::::::::::\
{:|::::',::::::::',l:レ゙___``‐`i::r'⌒ヽ:::::::: ̄``‐-ゝ
l:ト;::::',::::::::',l:lヘ.)::ノ .7 .|::|ヾニ }::::::::::::::::::: 禁教を軸に考えれば、鎖国の動機はとても簡単な話・・・
リ.ヘ;::ヘ:::::::ヘ `y'゙ .|::| .l /:::::::::::::::::::
.∨ヘ::::; ' ´ |::|./ ノ::::::::::::::::::::::
ヾ |::|r(´:::::::::::::::::::::::: 交易してりゃ相手方の人間も入ってきて、その思想も入ってくる。
ヽ |::| '、:::::::::::::::::::::::
‐- |::| .ヽ:::::::::::::::::: いやでもそうなる! 不可分なんだよ、結局───
`ヽ .|::| ヽ、:::::::::
',::ヽ、 |::|'"⌒ヽ、  ̄ ̄
ヘ:::::`ー'".|::|: : : : : ヘ , -'"
ヽ;/ リ``─-- 、 ノ
‐‐─── ──── ──‐‐ ‐ ─‐‐‐‐ ─────‐‐─── ──── ‐ ─‐‐── ────
. | ヽヽヽ |
.  ̄| ̄ヽ | |
,ノ │ | __
ノ ヽノ . ヽ__ノ /
,.-─-、 -‐==ミ\
/ .', / ´ ヽヽ
│ i Europa .i // ノノ_
─◇─ ! ,' / 'ア⌒ヽ⌒\
│ ノ__ / 〈/.,_._ / { { { 八 '、 ┼
_,.ィ':::::::::::::::::`ー─ 、 /、シ `ヽ / |八 ∨ イ い
,.-‐'´...:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.`、入シ' .,、},|八 |>\/<|ノ| |八 ウェルカム日本! ぷりーず布教!
┼ /´...::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: }、 Lノ ∨ 「" r'ー┐"∠ィ|) \__
/ .::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::イ k.__,.ィ \ノ,人 、_丿 イ| , \ \
,ゝ、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::丶:::::::::::: {Y::::::::: i.,/ ∧」」≧,=y≦ト八 V⌒) 厂. │
冫:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l.:::::::::::: i::::::::: !" ノ 'ー什ト什|├‐) )く. \ ─ ◇ ─
/.::::::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l::::::::::::: i::::::: i' ( ( くr::::╋:└∠/ \厂. │
イ.:::::::::::::::::/`,::::::::::::::::::::::::::::::::::::l::::::::::::: i、::/ \ \|\r「|:::::::::::::r< F_ヲ/⌒
/.:::::::::::::::::::<ー- 、| ::::::::::::::::::::::::::::::::::i::::::::::::::: ノ ....\ノ 厶乂_/X/┘,」:.:\
─────────────────────────────────
国交をかわせば尚のこと、相手の価値観・宗教は大事な情報。だから・・・
─────────────────────────────────
,,,,,,,,, __/ ̄/ o o
;;;;;;;;;;;;; /___.  ̄/ ._ _ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
'';;;;;;;;;;;;;; ノ / /i ̄! UU/7 ;;;;;;;;;;;;;''''''''''''''''''''''''';;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;/_,./__./ ヽ、_> .くノ ..;;;;;; ;;;;;;;;;; _,,.-/-‐‐,=‐
;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;; /__:::::::::::::::::: ̄ ̄ヽ、
;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;; .l⌒r⌒ヽ /´ ,,- ヽ::::::::::::::::::::ヽ ̄
;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;; , 〈 .|_.ノ、ノ ', / ./-、 .l::::::::::::::::::::::::`''-..,,_ 伴天連は逝って良し!
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ヽ_j´ ./⌒ヽ|-..,,_-‐----ト./-''´ .l/ヽ::::::::::::::::::二ニ=-
| └.''´ |ヽ::::::ヽ |< ,,.-――――――-..,,_ (その他もろもろも道連れだが、
ヽ、 ( _/:::::::::| 〉'´ ̄`ヽ `''-,,_
>,,-''_ヽ―∠.,,..-''"´ .', _,,..-‐''" ̄ やむをえまい・・・)
/ l .( ノ\ / / .| /:::_,,..-''"´ ̄
__/___.r‐、`/''":::::::::::ヽ-.、 / 丿 /:::/
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; .| l | |__/::::::::::::::::::::::l .ヽ / ./::/_,,..=ニニ==
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;; .ヽヽl-‐' \::::::::::::/ ./\ _,,..-――――
;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;\/ /_,,..-''´
;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;; `''-..,,__.//
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; / ‐-..,, 〃
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; l `''-..,,_ ヽ _,,...-‐''"
;;;;;;;;;;;;;;; | 丿 ヽ|--‐''"´
──────────────────────────────────────────
家康とその後継者たちが禁教を追求する限り、鎖国は不可避の運命であり唯一の正解となる───
──────────────────────────────────────────
とどのつまり、作者氏は当時の西洋にもまだなかった個人の信仰の自由や
思想弾圧を悪と断じるが、16世紀における統治術のレベルに、
それを求めるのはナンセンスすぎる。
逆らうなら弾圧。
それが西洋も含めた当時の世界のデフォだった。
つーか、キリスト教国家が、弾圧をあんま酷くやりすぎたから、
新大陸まで追われた人間たちなんかが、信仰の自由を言いだしたんじゃないの。
┏┓┏┳┓ ┏━━┓
┏┛┗┻╋┛ ┗┓┏┛
┗┓┏┓┃ ┏━┛┗━┓ ┏┓
┏┛┃┃┃ ┗━┓┏━┛ ┏┛┗┓ ┏┳┳┓
┗━┛┗┛ ┏┛┃ ┗┓┣┛ ┗╋┛┃
┗━┛ ┗┛ ┗━┛
[JAPAN家]
|:i:i|:i:i:i:i:/i:i:i:/i:i:i:i// | | \ | |
|i:i:|i:i:i:/:i:/i:i:i:i/ |l | | | \ | |
|:i:i|i:i/i:i/:i:i:i:/| | || || | | | ヾ.、 | |
|三≧ー=-ィ,斗|七ア⌒マト| | | | 》 | |
|三ニ三ニニ}二二二二二二二 二二二二二二二二二 |
|=弌ニ三」 ∧ { | ヽ.| | _ ≫ | |
|:i:i|:i:i:|i:i:i:i| /|,.仏ヘ \ム/ハ | | '. ≪  ̄ | |
|i:i:|i:i:i|:i:i:i:| |γ⌒Y:l:Vγ⌒Yl| | l| ,≫ | | < 窓が全部 閉じられてる!
|:i:i|:i:i:|i:i:i:i| |.乂_.ノ|:|:|:|乂_.ノ/| |从 ″ | |
|i:i:|i:i:i|:i:i:i:|仆、 / ̄ ̄| イ,| | | | ソコク ハクガイ
|:i:i|:i:i:|i:i:i:i|八 / | 人| | | | 密室化した自宅で D V の予感ktkr
|i:i:|i:i:i|:i:i:i:||>r―┬‐< || | | |
|:i:i|:i:i:|i:i:i:i|├弋F=z」ァ― 、|| | | |
|i:i:|i:i:i|:i:i:i:| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |
, :': : : : : : : : : : : : : : : : : : : `:..、
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
,:': :/: : :. : : : : : :./: : : l: : : : : : : : : : : :':.
/: :/: : : /: : /: :〃:'|: : : ::!: : l: : : : :l: : : : : '. 鎖国という過激な手段いがい、切支丹を抹殺する方法はなかった───
. ,': ::,': : : /: : /: //:,' .l:.ト,: ::l: : :l: : : : : l: : : : : :'
|: : |: : : l: ::/l::/ ,':/ |:.', V:l: : ;l: : : : : V: : : : ::l 教義と教会の指導者層となる聖職者を奪い、外部との連絡を絶って
l: : l: : : :l: :,'-!_'-|,'‐' ヾ -ヾヘ:_: : : : : :V: : ::l:.:|
l: : :V: : :V!オ芍斗 乍芍=マェ-: : :.ヽ: :.|: | 孤立させ、徹底的な相互監視社会の中で根絶やしにする以外には・・・
. V: :.ヽ: :ハ 弋,ノソ 乂じノソ 》ヾ、: : ヘ: :|
V: :l: \ヽ , ー‐ ´ !:.ハ: :ト,: ハ;!
V:|: /: l |:.l V!:}:/: l -, , -r 、
,': : ト.、 lフ::.ヽ ,ィ' l-:': : : : : :', , - ´_ノ -―' 〃 }
/: : :.l:l::.丶 ゝ- ' ィ':j ,':: : : : : : : ハ / '´ ‐‐.::/./
/: : : ::l |: :r-| ` - ´ ,'-//: : : : : : : : : :'. l , ´ ̄- ´ /
/: : : : :..l l/ ¨`` - 、 / //V: : : : : : : : : ハ '. ァ- ´
. , -ナ- ‐―.; l / ', / , ' V:_:_:_: : : : : 、:', r二 ̄ ̄ 二7
/ 、 l l 、 / V , / / ヽ:', l  ̄ ̄ |
. / ヽ !l ヽ x≦三三フ/ミzx' j ヽ, | |
/ l |.! Y///////V,'///ハ ./ V l l
────────────────────────────────────
その過程で生まれた「宗門改」「寺請制度」「連座制」など教科書にも出てくる
江戸時代の統治制度については、本スレでは深入りを避けるが・・・
────────────────────────────────────
──────────────────────────────────────────────────────
仏教寺院は完全に公儀の行政末端に組みこまれ、宗教施設というより民衆の思想統制をかねた役所として機能することになる。
──────────────────────────────────────────────────────
____
_,.。r=77///////77=-._
////,'γ卍////////////>._
ハ////ム__ノ/////////////,'//\
マ,////〈⌒¨¬=‐- .,__/////////ハ
>///_=‐':¨:寸‐-===ヘ、//////
/,.。/^/リ_V: : :ヘr云汽: : l: :`t='<、
///,//:l _ `t、_ >`ー''¨ l`、l: : :}: : : :、 「ゲシュタポか」って? いいえ、仏教です。
///////:rl=''" 、 .l: :`:/: : : : :.:、
////r==、/: Wl、 , .、 t::/ .}: : : : : ::、
,/////-='´/: i: : :ハ ` ,:' .! .!: : :l: : : :、 邪宗門の嫌疑を免れたくば、日本人はみな菩提寺に
|///'´/_,..ノ|: : : :l: : :.',.` ュ。_ / l |: : :l、: : ト:.、
}////ノ,イ |: :i: :_ハ: : :', {`=z_¨_ _ {=ュ !: : :| ',: :l `、, 登録され、戸籍管理されるものと心得よ・・・
,/;;}¨~´//:l |: : ,' ヽ:`:、: :',::::::::Y r‐--=7: : : | .',: l ‘、、
../;;;;;;;;;},//:::::| .!: :.}:、 ' ,::'、::',:::::::) }:::::::::''__{: : : :.!. }: l `:.、
.ヽ=ニニイ:::::::::::l l: : l::::、 〉:::',,</ ̄ ̄::::::`ー.,_:l .}: ',. ヽ、
ヽ:::::::::::::::::::/::| }:.ノ::::::::, ',:::::',,:::::o:::::::::::::::::::',. `!,′:', ‘:.、
.}:::::::::::::/:::::::::l ,'{::, ;:::::::; i ;::::|l:::::::::::::::::::::::::゚:::`:、l′: :.', ヾ、
`ーt'':::::::::::::::::V: }::,. ',: :: } ;::::l:',:::::::::::::::::::::::::::::::::`y l.: :', ヾ',
.V:::::::::::::::::`、}`、、',; /、:,l:::::l i:::::o::::::::::::::::。::::::::,': :l,: :.', ',',
V::::::::::::::::::::`、 }:::, /::::',:::::/.i::::::::::::::::::l:::::::::::::/:.l: l.',: :.', ',',
仏教(演者:初音ミク @VOCALOID)
. ショボーン _______ ショボーン ショボーン
.. ∧,,∧ | ショボーン牧場. | .. ∧_∧ ...... ∧_∧
(´・ω・)  ̄ ̄ ̄|| ̄ ̄ ̄ ....... (´・ω・`) (゙(・ω・`)/゙ < 囲い込みですね分ります
""""""""" (つ旦と ,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,"""""""""""""""""""/ つ旦 """ 丶 ヽ"""
.. と__)__) """"""""""""""" """"" ,,_,,`) """.(⌒(⌒_.ノ
""""""""""""""""""""""""""""" ,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,
╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂
┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃
──────────────────────────────────────────────────────
寺請証文がなければ結婚、就職、旅行にも不自由となる。住職と対立すれば、社会的地位や生活基盤すら危うい時代となった。
──────────────────────────────────────────────────────
/::::卍:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、
ハ:::::::::,.r=''''==‐- ..__::::::::::::::::`:.、
` t_..,r-===‐‐--zz-..,二zr= 、::::::〉
_,..-=テ‐-- r''''"~゙v: : :.',: l: :=z.,__`''ー- ...___ ___ ___ _,,.. おだまり。御仏の慈悲の心は揺りかごから墓場まで。
{::::::::::::::,′: : : |/´_V: : :',: l:_:.、: : :ハ` 、: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
` 、:::::::|: ハ: : : ! rfテ:;;゚ゾ:,: : :f.λ }: : ,' ` 、: : _: : : : : : : : : : : : : : : : : :__,,..=-
 ̄l.: :,=゙ 、:.\ `¨ `V {r' /: :./ ` 、`¨ =─-- -- ‐= '''"~ 日ノ本の民は、すべからく仏門の宗徒たるべし・・・
|: : :戈、`ー` !:.} イ: :/ ` .,__`=- .,___,,...ィ
lハ: : ハ, ′ __ レ′∨  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
VWゝ..,_'ー ´ ,.:: ,..''ヘ_,、___,、_.....、 言っとくけど、これは上意だからね。
f//r-‐' `ー ''"ヽ/:::::::/:/:////{::::{::7`:.、_
,r'´//`y ,.-=, {ヾY:;:/::::/:::{////l::::l:,'::::-─≧ ..,_ 邪宗の輩は、ことごとく実力行使で叩き潰す!
{'´/7`/}y'// ./氷}:::::::/::::::l////:::::l′`::、::::::::::::::::::::::> ..,_ _,,..
f(^ヽ、リ//〈 ,/::::::llヘ::::/:::::::::::`~:::^:、:!::::::::::::`:::、::::::::::::::::::::::::::::::`¨¨ ¨¨ ¨¨::::::::
V/`ー'、//} ̄:}:l:::::::l!',l!/:::::_rヘ:::rヘ:::::〉',::::::::::::::::::::`:::、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
〕///,'//::::ll:::l:::::::ll:l',i!::::::`ハ `;:`*'´:::::`:、::::::::::::::::::::::::`::、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ム_////::::::::l!:l!、_/:::l:',i!:::::::::::`*:~、:::::::::::::`::',:::::::::::::::::::::::::::`::、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
/  ̄/::::::::::l,ハ!`ー='::::',i!:::::::::::::::::::゙:,::::::::::::::::':,:;;;;;;:::::::::::::::::::::::::`::::、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
. ,′ ,′:::::::l/~ヘ、::::::::::::',i!::::::::::::::::::::゙;:::::::::::::::::`:、;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::::::::::`::、::::_______::::::::::::
,r/ ,':{::::::::::| {i、 ゙,ヽ、::::::::',i!::::::::::::::::::::゙;::::::::::::::::::::`:.、;;;;;;;;;;;;;;,:::::::::::::::::::/ `、;;`;;;/ ̄ ̄ ̄`
ぎっしり!
__________________
/(´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)/.|
/(´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)/ |
. /(´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)/' |
/(´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)/' /
. /(´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)/' /. < その点はご心配なく。でもこうも杓子定規に誘導するのは、
/(´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)/' /
. /(´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)/' / 信仰心じゃなく忠誠心を求めてのことだよね・・・?
/(´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)/' /
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ./
| 『檀家』詰め合わせ .|./
|________________|/
───────────────────────────────────────────────────────
信仰への意欲自体は減衰を招く施策だったし、利権も絡んでくるだけに他ならぬ仏門でも「腐敗の温床」という史観で語られやすい。
とはいえ現代に繋がる民政システムの原形となり、日本人の日常生活や行事が仏教と不可分のものとなった側面は見逃せない。
───────────────────────────────────────────────────────
///// \
_ |//,| \/∧
//> 、 . -‐… : : :‐-|,//|: ⌒\}
. ///\>: : : : : : : : : : : : : :|//,|: : : : : :\
/// /: : : : : : : : : : : : : : : .:∨∧: : : : : : : \
{/У : : : : : : i: : : : : : : : : : : : ∨∧ : : : : : : : .:ヽ
|/ : : : : : : : : |: : : : : : : : : : : :ヽ ⌒゚。: : : : : : : : : ゚。 「宗教としての堕落」?
′:|.: : : .: : : :|\: : : : : : : : : : : :', : : :、: : : : : : : : : :.
i: : |.: : : : : : .:| `/: : : : : : : : : :',: :ハ: : : : : : : : : : :.
| : :|{.: : .: : .:斗 ´ ,x≠ミ.: .: .:i.: : :ト 、:',.: : : : : : : : : : :. 正攻法(宗論)では勝てない以上、手段を選んでいられるか!
. l| : 八‐: : : : |ノ||l〃爪_,心「: : :|{.: .:| ) }: :!: : : : : : : : : : : :.
. 八: : |,x=ミ: : | 乂__ソ }: :八: }|_ノ : |: : : : : : : : : : : : :. 世俗の権力に頼るのは諸刃の剣、こっちも身売り同然で
. \《 V心:{ , , , ノイ : : 八.: : .:| : : : : : : : : : : : : :
i ∧ ー' ||l |: : /}: :ノ: イ: : : : : : : : : : : : .:i 統制されるのは百も承知だけど、肉を切らせて骨を断つ!
|: : : :.' ' ` ι j/ ^V⌒ |: : : : : : : : : : : : : |
|: .: :人 ‐- . : ゚。 | : : : : : : : : : : : : :| キリシタン
|.: : .: : :> / . -‐…|: : : : : : : : : : : : : | 官学(朱子学)の下座に甘んじてでも、強 敵 は滅ぼす・・・
| : : |: : : : : : :≧= <ヽ ,...:´:.:.:.:.:.:.:.: | : : : : : : : : : : : : :|
| : : ト、: : : : : : : : :\/ .:.:._:. -‐…:.:|: : : : : : : : : : : : : |
| : : | \ : : . -‐<: ̄:.:.ー:-:.:.:.:.:.| : : : : : : : : : : : : :|
| : : | ` / ヽY:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|: : : : : : : : : : : : : |
| : : | ′ 卍 }}:.:.:.:.:.:.:.:.:.: | : : : : : : : : : : : : :|
| : : | i }}:.:.:.:.:.:.:.:.:.: |: : : : : : : : : : : : : |
=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=
_/`丶、
_∠フ::.::.::::::}::\
厶::.::.::.::.::.::.:ハ::.::\
/ ̄`::.::.::.::.::.:`ー'⌒Yハ
_/::.:__, -─-……‐-、:L_:\
>´/ , '´ \}:ヽ`┐
// / / /了}ヽ\
〃/ / , ′/ / i ヽ\ソ::.:j::::`个‐‥''^ヽ_
/' / / / / /朱 ' | i!ヽ::|::::::::l::.ー─-‐{ 良い心がけねw ま、手を汚す代わりに見返りはたっぷりよ。
/ ' / l |i / / / / ! ||〈::ノ::::::/::.::.::.::、::.::.::.|
/ i ′ll丁Tト、l| / ,/ / / , ! |{八!:::::/::.::.::.::.::.:`辷′
|l |l |≠ミ、l| ,/__,/ / / /r=≠へ、::人_::.\::.::.::.::.:ノ (もっとも、お上の片棒かつぎにジョブチェンジして布教という
|l |l |{ {_j^l| / _、__`メ、/ }イ以f}ハ}::.::.::.::.::.::`ー‐Y アナタ
| ヽi|〉! l' ´了㍉、 >、ハ戈ィくソ::.::.::,小、::.::.:: ノ 競争原理が働かなくなった仏教が、宗教としてどれほど
,-、/ ハ ' ゝィ斗/イ//又::.::.::イ〉| |ト, ̄´
〈///ハ丶 _ 〃厶イ__」_/7,ーイ/i||、ヽ 求心力を保てるかは疑問だけど・・・w)
-、 ,.─、 イ:::// :;;ヘ ___rー─/ /--‐ "´' //| l// l|| l }
. ..:\ //\\:〃::::f抔ハ〉|::::::::/ , イ、:\ //ハl//_///_ノ/ 〜♪
.::. \// ,.:: \\::::::ゞニ「 ̄`::/ /:/::::::`く // l { {─| |ー'
: ::.:// .::" \\フ|:ハ:::::::/ /:〃:::::::::::::〉/ li ヽ>|!
// /\ ::.. \\::::',::/ /://:::::_ -イ {. |l |_{
// ..: 春鑑抄\ .::.. \\/ /::::{ {/::._::.', l |l
朱子学(演者:真紅 @Rozen Maiden)
いいたかないが、別の考え方が入ってきました、でもまあ何とかなるでしょう…。
なんてのは作者氏も和辻先生もハチミツ以上に甘すぎる。
異なった宗教や思想が共存できる世界ができる…といった多文化主義に
対する無限の楽観論でしかない。
多文化・多宗教・他民族で構成される国の難しさ、悲惨さを少しは理解すべき。
__
, ‐ ´ `ヽ
/..:/.:/ .;イ :. :.丶.:.: \
〃:.:./ .:./:.:/小:.: ',:.:.ヽ:.:.:. ', ともあれ1614年11月、イエズス会の京都修道院長ガブリエル・デ・トマス以下、
l:{.:./ .:./-‐:! l ヽ:.‐-:.:.:.\:.:.!
i:}:ハ .:7ィ=ミj:ハ >=ミヽ:.:ヘヾ、 京阪の宣教師は根こそぎ長崎に移送され、115名のイエズス会員も大半が
、_メ!.:i.:.ハ r'_;j r'_;j ∧:.:}:.fヾ
乂;イ.:.∧ /イ V:.:.| リ マニラとマカオに強制送還───劇的な高山右近の追放に繋がるわけだ
_/ j/_:ノ:.介 .、 ° ,イ:.l:|:..|:.:.:.!
´/:.:,':.:.:j:|:ノーf夭‐ヘ :j:|:.:l:.:.:.:!
/.:.;ィ7´l:|\/ムヘ/`l:| `ヽ.:.:i
/.:/i // !| に不こ) !|l /!:.:.i
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
はいはい、もうこないでね。 /
______ _____/
∨
------------- 、____ ウワァァン ヽゝ バカ
/  ̄ ̄ ̄.// ̄ ̄|| |___/\ヽ(`Д´)ノ ヽ(`Д´)ノ
イッテヨシ!.∧//∧ ∧.|| | \ .\( .╋ )ヽ(`Д´)ノ ( .╋)
[/_________.(゚//[ ]Д゚#).|| | \ \/ヽ ( .╋ ) / ヽ ノ
.||_ ___|_| ̄ ̄ ∪.|.| |___\ \ / ヽヽ(`Д´)ノ ノ
.lO|--- |O゜.|______ |.|_|ニニニニニニl.|ヽ(`Д´)ノ( .╋) ゴルァ __
|_∈口∋ ̄_l______l⌒ l.|_____| l⌒l_|| ( .╋) /ヽヽ(`Д´)ノ /*‘ )⊃
──`--'───`ー'─── `--' `ー' ┐ /ヽヽ(`Д´)ノ( .╋ ) ( ( ̄
│ヽ(`Д´)ノ( .╋ ) /ヽ ノ \\
│ ( .╋) /ヽヽ(`Д´)ノ \\
│ ミ / ヽヽ(`Д´)ノ )ジャブーン ∑ (><; ) \\
│ ;: ( .╋ )’/ ヽ〃、、.. \\\□ .( O┬O ) )
ボシャーン ミ ミ\ヽ(`Д´)ノ /ミ | 澳門直行便 ̄ ̄ ̄ ̄\//
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~〜〜〜〜~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
────────────────────
しかし宣教師たちは、諦めなかった───
────────────────────
,.______
| r---------ニニニニー--、
| l::::::::::::::p⌒i.}:::::::::::::: ̄''j !
| l::::::::::::::ゞ=彡'::::::::::::::::::::::l |
| l:::::::::::┌¬:::::::::::::::::::::::::::// ̄``丶、
l l::::┌-┘ L___::::::::::::::::::://:::::::::::::::::::::',
. | l::::└┐ ___j:::::::::::::::://:::::::::::::::::::::::::!
| l::::::::::::| |::::::::::::::::::::::::://:::::::::::::::::::::::::::j
__,,| |;::::::::::L__」:::::::::::::::::::::://::::::::::::::::::::::::::::/
_,. -ー'ヾ´ ̄ j┼-ァ-t-、;;_::::::::::::::::://:::::::::::::::::::::::::::::/
ヽ _,. !:/ :/-、.| 、\`ヽ、;:::://::::::___;;;;;;;/ 信者を置いて おめおめ帰国できるものか!
``丶、.j/ l/ .::圷ミ ヽ{\\\`i`" ̄|: .: |
` 、/, '.::j.弋リ ヾ ≠テミ!/ .:/ .: :. :l
>、 ` 、.ゝ"" ' 込少" ,:ィ' .:/ :. .:! かくなる上は少数精鋭、潜伏活動で活動を続けるのみですっ!
.:/.>、 ` 、 ""/ ∠/ .:/ j :. .:!
/ `>、 `<´:< j ::/: ,': :. ',
:/. /:/.:::>.、 }ヽ::::ヾ/ /.: {: :. .:゙、
/ /,. '´ //`ヽ j j:::::::/.,イ: l:. :. .:\
// / / / / `
/ / ′ l | |
.′ .′ _. 斗|イ| | `lト l|..」_
l | l | |从| 八 l 八 从 八 l
| | |l | l| _/^7__)ミト:、 /ィ__)冬ミ、} |
l | 八|l | l| 爪 {..i::::l..} \ ∨ {..i::::l..} )〉 | | っ
、 |l | l| |^ 乂..ツ \{ 乂..ツ , |l .
. \\ ,ハ 八 | l| \ ///// / 八{ ⊃
. \`¨´ ,ノ V|八 | \ 〜ヘ __彡 彡 {
`¨´ } ヽ|弋'⌒ /⌒ . -=爪 { そうですとも、まだ終わってなんかいない!
} l 〉、 { } / ∨_/{_
r…‐-| . |〕ト.. ` ´ . イ| |:::-‐…ヘ. 終わらせはしない───
/_」::::}::::::| l |{:::::::\` ._. ´/:::| |::::::::::::::::|
/{::::::人::::| | | :::::::::::::\__,x<:::::::::| |:::::::::::::::」 ゜ パードレさまは、みんなで匿いますから!
/ 〉 }:::| | | ::::::::::_;厶]_}:::::::| |::::::::::(⌒ 。
/ { 〈::::| | | }/[/╋\}\::| |:::::::::::} |
. / } }:::| | |/{_/.二.._ヽ [\ {::〔 ̄ |
/ /| {::]| | |::::]〈:´ __ }::::]\ 〔_::}/ , 、
. .′ 、| l |_{:}_/⌒} /[__]:::::} |/ .′ \
{/ 弋,___ |:::::}_{ .′ /::]__,]// ∧ \
. / 〈 ⌒¨}:/:::. { {__]// . } \
/ \_\ /:{ ̄} 、 マ:{ { / } \
────────────────────────────────
それでも監視の目を まんまと かいくぐった27名のイエズス会とフランシスコ会・
ドミニコ会等の15名が日本に居残り、地下活動を継続することになる・・・
────────────────────────────────
/╋ヽ 通りますよ・・・
/ ´_ゝ`) ∧∧
| / (゚Д゚ ) < 日本は通行止めだ・・・他をあたれ・・・
| /| | と |っ
// | | | )〜
U .U し`J
三 ニ
シャッ 三ニ 三三ニ シャッ
/// ∧∧ ∧∧ ヽヽ
ヒュン /// Σ(゚Д゚;≡;゚д゚) ヽヽ - ― ニ´_ゝ`) 通りましたよ・・・
三ニ /// と |っ ニ- ―ニ -ニ╋三
ニ-三 | 〜 三ニ三 ― ニ-三三
三三 し`J - ―ニ―三三
────────────────────────────────────────
くわえてイエズス会には司祭の補佐役を務め、神学校(セミナリヨ)で学んできた同宿や
小物など、司祭や修道士の代役を担える日本人の人材がすでに100人から育っていた。
────────────────────────────────────────
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| まだ諦めるのは早い! 日本の切支丹教法の
| 未来は君達の がんばりに かかっている!
\
 ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∧_∧
( ・∀・ ) (○)
(O╋O) .ヾ||〃
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| (_)
| | | ̄ ̄|
_______________|.__∧∧___.|_|__|______
( )
(| |)
| |
し`J
へ. l`ヽ
. / /、ヽ l lヽヽ
// \\. l l `、`、
/ / _>―――`、`、
. / / , ' / / ヽ、 ヽ ヽ` 、
.... / /. , / l l ヽ/、 、
/ /. / / l l . l l l ヽ 、
/ l_|ヽ| /,rl/l/l、 l
,' l |ィl从 l/l/芹示l/| ,l l l
l/l \ lィ芹|lヽl 処ソ ノ ,イl/ l
.. V| l ヾ|処ソ , ∠//lヽ / l、l
ヽlゝ l/// /// イ lノ/ ノl
l 人 ー ‐' ノイ/ノ ,イ ,,イ
ヽ从l> 、 イ l, '' / l
l/ヽlr`l´,r<,' / l_
_,..-/'/>ノ ,r‐'、/__彡' lヽ
/ /ソl_l_/ / l ,イ// }
. ∧ >l l╋l,,,/___彡'/ // /
l l l´ l /(_><_) / // /
fl l l V / /`ヽ),' // ,イ
. l ヽl l ∧ 从从ノノ //.//
. l ∧ V l. / // // //
〉 〉 Vl /./ // //
. l l l.l./ // /. /
─────────────────────────────────────────
パードレ
欧州人の宣教師が払底し、宗教の核となる人材が先細りする窮状にあって、彼らが司 祭 や
イルマン
修道士の代わりに一般信徒に洗礼を授け、改宗事業の一翼を担っていくことになる
─────────────────────────────────────────
──────────────────────────────────────────────────
いっぽう高山右近を厄介払いした直後の1614年11月16日。家康は腹心の長谷川左兵衛に、薩摩や肥前から集めた
一万の兵を授け、九州全域のキリシタンの根絶を命令。冷酷なムチと慰撫のアメを併用した、家康らしい布告を発する
──────────────────────────────────────────────────
. | ‘,::::::::::::::ト、} , -ミ、. / }::::/!::::::::::::::::(
. | ト、::::::::::::} ./ x.´ 1. j/ .,'::::::::::::_____:\
. | } i:jノヽノ {___ 。 》ノ.,,/¨}/:::::/\:`ヽ `ソ キリシタンが望む殉教は許さない。
___! `ヽ / .ト、 / ` ー′"。 }./:::::/ }:::::}
:::::::::| , / | ', ' ¨"" ヽ‐'./_::ノ j/ 生きていくことを嘆く拷問があるのみ───
:::::::::,! ', / | ',. /⌒ニ- 、_´ !{
::::: / ', i . / .| ', ', /¨ ̄ ̄ ヽニ }メ.l 婦女子は都で、娼婦にならねばならぬ!
::::::i ,ヘ / | ', ', ,i:_,....._ / ノ
::::::| ` . / ', ', {_____`二ソ / その代わり棄教すれば、年貢も賦役も免除する!
i:i:i:i:i:i:::::::::::i:i:i:i:i:i:::::::::::i:i:i:i:i:i:::::::::::i:i:i:i:i:i:::::::::::i:i:i:i:i:i:::::::::::i:i:i:i:i:i:::::::::::i:i:i:i:i:i:::::::::::i:i:i:i:i:i:::::::::::i:i:i:i:i:i:::::::::::i:i:i:i:i:i:::::::::::i:i:i:i:i:i:::::::::::i:i:i:i:i:i
i:i:i:i:i:i:::::::::::i:i:i:i:i:i:::::::::::i:i:i:i:i:i:::::::::::i:i:i:i:i:i:::::::::::i:i:i:i:i:i:::::::::::i:i:i:i:i:i:::::::::::i:i:i:i:i:i:::::::::::i:i:i:i:i:i:::::::::::i:i:i:i:i:i:::::::::::i:i:i:i:i:i:::::::::::i:i:i:i:i:i:::::::::::i:i:i:i:i:i
__ ___ ._
_ --‐‐ ̄i | | | . ! |
| ,. ハ_| L.-┘_,,| └ヵ . _
レ-‐''"/ < i-‐¨ ,. ┌┘┌┘└‐┐
/ ∧ ゝ. └'二フ /l. | フノ|. | ̄
∠ - ' `´ レ' L_」 ´ L.l
l ハ ,/\ | | |__| | | | / rV
V V |/l\. | | | | | | l / /V
| /\_ |r‐' ノ ヽ`ー、 .! l //V
レ | /ヽヽ_}´ ̄ ̄ ̄`ヽ\| l/| /
レ V Y r' ̄ ̄ヽ-、 |ノ l "
lコ{ ノ⌒ヽヽ |
_/ `ー―'´ ', | .|
| |l __ j
| ____ ,j l|丁l 「ヽ!
v´ ̄::::::::::::::::::::::: ̄`ヽ| | |-|l. |
`ー――――――┬' ノノ-||__ !
Vl ̄j⌒lヾ>
/l/弋ノ`ヽ〉
l/ \
`ー‐-----―'
──────────────────────────────────────────────
左兵衛は軍を三手にわける。自身は山口直友および兵1千人とともにキリシタン王国・有馬に留まり、肥前は
領主・鍋島隆信が、千々石と小浜は平戸領主の松浦隆信が、三会、島原、有家は薩摩の島津家久が担当する
──────────────────────────────────────────────
ゴゴゴゴゴゴ・・・・・・
___
´ 二ゝ、\-‐:::--.., ,. -‐-、
/::::::::::::::::::::::::::::ノ(:`:>/:::::::::::::::ヽ
/://::::::!::∧:::::::::⌒:::::{l{:::::::::::::::::::l
i/:::{{::::/`ヽ/:::::∨ノ:|:!:!::::}ヘ:::::::::::::::::| キリシタンどもよ。すこし頭、冷やそうか───
レ'VllV ⑪:::::::::::⑪从:::イ \::::::::::::|
ヽ从⊃ r‐‐v ⊂⊃::ノ |:::::::::| 神国の本気を、見せるときが来たの・・・
/⌒ヽ__ |::ヘ ヽ ノ .リ:l::i/⌒i |:::::::::|
\ /::::トヘ|._>. __...,.. ィi/l/ / |::::::::|
/::::::// ┬ヽ只/ ∠ ヘ、__∧ |:::::::l
`ヽ<..ヽー┤|ヘ /|├:j {ヾ:::彡' |:::::::|
キリシタン迫害係のお役人ズ(@「魔法少女リリカルなのは」勢)
_丿
へ_へ _丿
__ソ \ __ノ 福岡藩
ゝ / __ノ⌒ , , ,
ゝ ̄ ゝヘ_ゝ ':::::::::::´::::'::::' ,
\__ ':::::::::::::::::::::::::::::::::' ' , ,
.__ ゝ 唐津藩 '::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::':::::::::::',
__/ │ ソ ,':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
丿´ ,::::: く, , , ' ':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::' ' 久留米藩
ソ ,':::::::::::::_ゝ ' ' ' , , ' '´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::' '
ヽ 平 '::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 佐賀藩:::::::::::::´
ゞ 戸 '::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 凸:::::::::::'
λ 藩 ',::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: _√\:::::::::::'
ζ ' '::::,::::,::::,:::::::::::::::::::::::::::::::::::/ \_' 柳河藩
ゝ ゞソ ´,::::::::::::::::::::::::ζソ `-_
} ヽ__ ゝ ',:::::::::::::::::::::::::::::ヽ 有 ´ソ
) \ \/ゝヘ__〜ヘ_ ´'::::,::::::::::::::::::::::.ヽ λ
ゝ ヘ \ ,::::::::::::::::::::::::::} 明 く
ノ ソ´ヽ ..│ ´'::::,::::,:::::::::::\ ゝ,
ゝ 大 } .ノ ,'´::::::::::::::_ソ 海 .ノ 熊本藩
\ 村 ソ ヽ '::::::::::::::::::..ノ \_
} 藩 く ヽヘ ´:::::::::::ノ ̄ \
\ ゝ .._∧ヘ__ K ´:::::::く ノ::::::::`ヘ \_
ーゝ ソ√ ....\ゝ'::':::::::::::::ヽ__ノ´ :::: ゝ
´`'ソ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ソ
ヽ_ 長崎 ::::rヘ─ノ ̄ ̄ ̄へ__ }
\ノソ・ ._ソ ._} ノ
..ノ .ソ _ノ 島原藩 ._ソ
):::::::::ノ { ___ノ
_.ノ:::::::ノ ..\ √
_ノ__ノ´ !ーノ
.∠ノ
─────────────────────────────────────────────────
この大がかりな軍勢配備の威圧の下で、追い込まれたキリシタンへの組織的迫害が敢行されたのである・・・
─────────────────────────────────────────────────
↑/ ̄〈ii⌒ヽ . ↑/ ̄〈i⌒ヽ..↑,/ ̄〈⌒ヽ..↑/ ̄〈i⌒ヽ.↑/ ̄〈ii⌒ヽ . ↑/ ̄〈i⌒ヽ..↑/ ̄〈⌒ヽ
|l/",二ヽニ0.|....|l/",二ヽニ0| |l/",二ヽニ0| |l/",二ヽニ0|.|l/"二 ヽニ0| . |l/",二ヽニ0| |l/",二ヽニ0|
||_[,,゚-゚)、__ノ . ||_[,,゚-゚)___ノ ||_[,,゚-゚)_,ノ...||_[,,゚-゚)__,ノ ||_[,,゚-゚)、__ノ . ||_[,,゚-゚)___ノ ||_[,,゚-゚)_,ノ.
↑/ ̄〈ii⌒ヽ . ↑/ ̄〈i⌒ヽ..↑,/ ̄〈⌒ヽ..↑/ ̄〈i⌒ヽ.↑/ ̄〈ii⌒ヽ . ↑/ ̄〈i⌒ヽ..↑/ ̄〈⌒ヽ
|l/",二ヽニ0.|....|l/",二ヽニ0| |l/",二ヽニ0| |l/",二ヽニ0|.|l/"二 ヽニ0| . |l/",二ヽニ0| |l/",二ヽニ0|
||_[,,゚-゚)、__ノ . ||_[,,゚-゚)___ノ ||_[,,゚-゚)_,ノ...||_[,,゚-゚)__,ノ ||_[,,゚-゚)、__ノ . ||_[,,゚-゚)___ノ ||_[,,゚-゚)_,ノ.
↑/ ̄〈ii⌒ヽ . ↑/ ̄〈i⌒ヽ..↑,/ ̄〈⌒ヽ..↑/ ̄〈i⌒ヽ.↑/ ̄〈ii⌒ヽ . ↑/ ̄〈i⌒ヽ..↑/ ̄〈⌒ヽ
|l/",二ヽニ0.|....|l/",二ヽニ0| |l/",二ヽニ0| |l/",二ヽニ0|.|l/"二 ヽニ0| . |l/",二ヽニ0| |l/",二ヽニ0|
||_[,,゚-゚)、__ノ . ||_[,,゚-゚)___ノ ||_[,,゚-゚)_,ノ...||_[,,゚-゚)__,ノ ||_[,,゚-゚)、__ノ . ||_[,,゚-゚)___ノ ||_[,,゚-゚)_,ノ.
|/"ii_ii⌒ヾ |/"ii_ii⌒ヽ |/"ii_ii⌒ヽ |/"ii_ii⌒ヽ.|/"ii_ii⌒ヾ |/"ii_ii⌒ヽ |/"ii_ii⌒ヽ
Φ' l´ |ニ0 | ゙Φ' l´ |ニ0 | Φ' l´ |ニ0 | Φ' l´ |ニ0 | Φ' l´ ニ0 | ゙Φ' l´ |ニ0 | Φ' l´ |ニ0 |
| ノ'i'i'i'i'ゝ__ノ.. | ノ'i'i'i'i'ゝ__ノ .| ノ'i'i'i'i'ゝ__ノ..| ノ'i'i'i'i'ゝ__ノ | ノ'i'i'i'i'ゝ__ノ.. | ノ'i'i'i'i'ゝ__ノ .| ノ'i'i'i'i'ゝ__ノ
| (/"U ゙ .| (/"U ゙ | (/"U ゙.| (/"U | (/"U ゙ .| (/"U ゙ | (/"U
↑ヾ''""/
|[,≡≡]
||] ゚-゚[l
|IIII:V:I/'⌒ヽ
Φ |::三 | |
|ノ,,,llll,゙| |
| (/"Uヽ__ノ
|
|
く ̄\ _|_
[≡≡,lゝ)
巛∧ (゚]_|._|/
/ ・ ミ ノ /⌒ヽ
〈_/\ X | | ノ
( |ヽ__ノ"Y
/ Y ∪_ 丿
\(/ / // /
/::/ //::/
試練に苦しむ者は幸い也!!
居たぞ!囲め!
∧_∧ ∧_∧ ∧∧ .∧∧
.(;;;;.O;;O) .(`(;;;;○;;O) .(゚0;゚'#) (OO;;;)
(;;つコ=O一 .ヾ;;;;;;;;;;;;;つy=- と†;;;;つ ─O=lニと)
.人;;;ヽノ 人;;;ヽノ |::;;;;;(~ |;;;;;;;;|~
(:::(;;;;;;;) し(;;;;;;;) (/゙ヽ) .∪゙ヽ) 三
∞∞∞∞○∞∞∞∞∞∞∞○∞∞∞∞∞∞∞○∞∞∞∞∞∞∞○∞∞∞∞∞∞∞○∞∞∞∞
, ‐ ´  ̄ ̄ `ヽ、
/ 、 、 \
,.'./ .:/ ;小:.. ヽ:. :\:.:.ヽ
. //:.:.:.:/.:./:. ./ i ヾ:.:.丶:. ...ヾ:ー'、 ちなみに、イエズス会側の記録によると───
//,':.:... :.:厶:./- ヽ 弋:.‐\:.:.:. 丶:\
! |:l:j:.:.:´/ ィ天t、 ィ天女、-、:.. ヘ、:.ヽ 伴天連追放分発令と同時期のこと。公儀は一般大衆を
! | :.!.:.:.:ハ´ち;;;j ち;;;;j !K }ヽ:.、.! ヽ!
ヽヾj:.ノ小 `::::. ' ::::´ ハイ: |`リ ノ 動員した、非常に興味深いイベントを主催している・・・
、_ノイ:..:.:リ;:ゝ-‐っ ー- イ:.l::|:. i |
/´/:.:/ ‐<>.、 _., .イ_.l:.:l::|:. i |
/_/∠ ァ┐l !ノーソノl  ̄ ヽ、」::|:. .:i:ハ
, ./´ `∨イしリ / ハ / ヽ ̄`ヽハ
/ |====、∧/ >‐/{ヽ‐‐< l l ヽ r/7-、_
, ' / / / 7〃 {{ヾ〉\ |/ ̄ | 厂し' / /┐
. / / / / {{. \ | | ,/=(_/_/_,人
| / / イ o. {{ \| l/ 'ヾ、/
────────────────────────────────────────────────
日本イエズス会管区長マテウス・デ・コーロスは1621年(元和7年)の報告書で、以下のように書いている───
────────────────────────────────────────────────
───────────────────────────────────────────
いわく 『宣教師追放の数ヶ月後、内府の命令によって日本全国の島・町村全般で───』
───────────────────────────────────────────
( ) ( ) ( ) ======== ( ) ( ) ( )
( ) ) ) =||====||= ( ) )( )
( 从 )从( 从 ) _ || || _( 从 )从( 从 )
TTTTTTTTTTTTTTT///゚ ゚\\\TTTTTTTTTTTTTTT
///!゚ | | ゚!\\\
/ //l゚ | | ゚l\\ \
/ //l゚ | | ゚l\\ \
/ //|゚ | | ゚|\\ \
/ //|゚ | | ゚|\\ \
/ //|゚ | | ゚|\\ \
Λ_Λ Λ∞Λ
( ´∀` ) (祭) ( ´∀` )
/`___У__」つY (祭)у 〈 ヽ
゚ |_|__| ゚ |ニニニ| ゚
(__)_) (_(__)
── ──‐‐‐─ ‐ ‐‐── ──── ───‐‐───── ‐‐‐‐─ ‐ ‐‐── ──── ───‐‐
.________ /⌒ヽ、
δ /____ 、、、、__\ l∧ " \
∧ ∧ δ ドン ./____@ミ ∧∧__\ ( ゚Д゚)
(,,゚∀゚). / ____ミ、、、、ミ,,゚Д゚ミ_\ 。と__ノ
⊂⊂ヽ ドコ /____________\ ♪
丶 ノ〜 ∧ ∧ || ヽWノ ♪. ||
ν (*゚ー゚) .|| .( ゚Д゚) ┏━━━┓ || ∧ ∧ ∧∧
δ /つ つ ドン .|| | つつ//┃ 太鼓. ┃ || (,,゚Дメ) (゚Д゚@) ∧ル∧
〜 ノ [||||||||||||ー| | ┗━━━┛ || / Ω| ∥と y J ゞ(゚Д゚,,)
♪ ∧ ∧ ι´U (・∀・)|| U U || || ||(___ノ ∧∧_ | つつ
(,,゚∀゚) .δ ┌───────────────┐ ( ,゚ ノ | |
|つ[|lllll]) └───── ∈-Ж-∋ ..─────┘ _| ミ) ∪∪
〜( / *∧i∧ || ノ ::(,,゚▽゚)::ヽ || __ (,(| | ヘ ヘ
),ノ ∧☆∧ ♪ (・ω・*) .|| ヽヘ::::(YYY)ヘノ || ∧_l_ ∪∪ (・∀・,,)〜
υ ( *゚∀゚) |⊃ |⊃ || ∧ ∧ ∧ ∧ || (,,゚Д゚) ∧ ∧ ♪
[|||||||||||||] |⊃ |⊃ ((ノノノヽ || ミ,,・∀・ミ (・ο・) || // | \ /Ψノノハ%
ヾ;Дメ 〜│|||│☆☆☆ 〓〓〜(___ノ〜(,,uuノ 〓〓\____/ ノ§・∀・)
/|っyっ .∪ ∪ ( ・∀・) 〜(_つつ
〜 |
' ∪ ∪
───────────────────────────────────────────
『異教徒が日本の特別な守護神と考えている、伊勢国の参詣者の多くて
深く崇拝されている天照大神と称する神の栄誉の為に、舞踏が行われた』
───────────────────────────────────────────
BGM : Rollin Stones-Paint It Black
h
ttps://www.youtube.com/watch?v=9Uj9sduV3k8
───────────────────────────
これに関しては、日本側の史料でも確認できる。
───────────────────────────
<土佐国・一宮にて>
ムクリ コクリ
お伊勢山田の神まつり、蒙古・高麗を平らけて♪
∧_∧ ∧_∧
( ・∀・) ( ´∀`)
⊂ つ⊂ つ
.人 Y 人 Y
し'(_) し'(_)
神代、君代の国々の千里の末まで豊かにて♪
∧_∧ ∧_∧
(・∀・ ) (´∀` )
⊂、 つ⊂、 つ
Y 人 Y 人
(_)'J (_)'J
老若男女、貴賎、都鄙、栄え栄えうる めてたさよ♪
∧_∧ ∧_∧
( ・∀・ ) ( ´∀` )
( つ⊂ ) ( つ⊂ )
ヽ ( ノ ヽ ( ノ
(_)し' (_)し'
お伊勢踊りを踊り候て なくさみみれば♪
∧_∧ ∧_∧
∩ ・∀・)∩∩ ´∀`)∩ 国も豊かに、千代も栄えて、
〉 _ノ 〉 _ノ めてたさよ♪
ノ ノ ノ ノ ノ ノ
し´(_) し´(_)
(西垣晴次 著『ええじゃないか──民衆運動の系譜──』より)
──────────────────────────────────────────────────────
1614年8月から翌1615年にかけて伊勢踊りが、伊勢・京都・阿波・土佐・名古屋・駿府で大流行している。歌詞は上記のようなもの。
なお日本側の史料を読むかぎりにおいては、この伊勢踊りに幕府が介入・関与していたという事実は確認できない。
──────────────────────────────────────────────────────
────────────────────────────────────────────────
然るにコーロスによれば、これはあくまでも家康の主宰だったという。すなわち『踊りまわる時、踊りに合わせて
何かの歌を唄うのが日本人の習慣なので、そのときも踊りに唄うべき歌が宮廷(幕府)から命ぜられた───』
────────────────────────────────────────────────
. /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
. /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'
´:::::::::::::::::::::::::::/ ヽ::::::::::::::::::::'
/::::::::::::::::::::::/::/ ' ::::::::::::::::::i
. {::::/:::::::::::: / /::/1. '::::::::::::::: |
. i:/|::::::::::::::}ミ x′ _j::::::::::::::リ 伴天連の追放は神国の大義! あとは公儀に歯向かう邪宗が
.. {N::::::::「 r=tzミ}i{ztチ フ }:::::::::|
L:::「 ヾ. `¨´ i `¨´ /^ヽノ 成敗されたことを、あまねく衆人に周知徹底するのみだな・・・
. ` ー’ j__ノ ;`⌒
__」ト `ニ´ 彡 ^ ー=- __
-‐=ニ / } ミミミ彡^/ ヽ ニ=‐-
´ ト 〉 /-
、 \ ' `ヾ 、_ 〃´ ′ ′ ヽ
. \ \ , / / i ミミ ,
. \ 丶 i{: / / i| | 、
\ r:、_
-‐ : : ̄{ : : : : \_
_r≦ァ'´: :/: : / ;'い: : : : : ヽ≧、_
〈 ∨: :/: /: _/| :ハ : _\ : : :', / 〉
∨ ;イ: :│/ l/ ヽ:{\ヽ: :.l_/ ノ
. |:/ | : 小テぇ. ィテハl: : |oく 〜♪
/ | : ∧ V:リ V:リ ∧Nヽ│
. |__/∨ト人.:::: t ┐ ::.:人イ_」」
|: : :l: : :|ニ=ァrーr< /)|: :|: | 出番ですね、分かりますw
|: : :|: : :|イ ヘ∨/(Y7'ヽ/: :|
|: : :|: : :|ハ. 神 ∧`^ 人:.ノ
|: : :|: : :| '、/ ′|\}}`ヽ
| : ∧ : | / / | // }
l :/ : :| / / |V/ /
|│ ヽ:|⌒{⌒}⌒八`\ 人
神 道
(演者:柊姉妹 @らきすた)
\ヽ人_从人__从_人__从_从人__从_人__从_从人_人/
≧ <
≧ さあ! 神州の皆さん ご一緒に! ニ=-
≧ ≦
/Y⌒YWW⌒W⌒Y⌒WW⌒W⌒Y⌒W⌒Y⌒WW⌒Y\
__ /ノ _ _______
, -' ":::::::::::`゛''¬-‐'ニ∠._ r'" ,二>‐'""\ >、
. ,へ イ-‐ァ /:::::::::::::::::::.|::::::―- 、:::::::::>>:"::::::::::::::::::::::::::\ イ::::::::::\
/;;;;;;ヽ「;;;;;ノ '":::-―// ,イ:::::::::ヽ::::::::\ゝフ'":::::::l .ハ:::l、:::\::::: ::|::::::::::::::::ヽ
|;;;;;;;;レ'://:::::::::,イ /| ,小 :l、:::::\:::::::::V:::::::::::::::::|,小:::|ヽ::::弋¬:::::::::::|:::::::l
. ‐L ィ V/☆rz≦/イ l/. | l |ヽ::::::ぃ\:/:::/::::|::::X| ! ぃ \ト |ヽ!:::::::☆::::::l
/rイ 7::::::::オ::で㍉ / |_レzi::::::::ト | /:::/::::::|::::ト、!_ ヽ ィ'う‐ミ /^} |::::: | 7
―く,' } |_,ィy'^尨ソ /て7ハ::::: |ヽl!/| l:: |l::::lィぅヽ Vしリハ.├r-v l
|y イ^) Y / `" 〈タ〃 |::: / | |:: |\ヘ弋ハ `‐イ l_.リ.ノ !
j/ ―レレ'ムヽ、 r‐ァ {ノ:::lイ |.ハ :|:::::(T `" ', -、 |k-‐┘` ',
. 〃 ` '"つj `丶 ニ イ::::::::|:| ! V:::::::::> 、_ヽ-' ィハ☆ヽ、 .l
l_ / , イ::::::ぃ、_ ト、<,ィ|:::::::::|:| |::::::八 ト、_」>ノj /∨ ├ニニニコ
|  ̄h二ヽ☆:::: ヽ\ `l 7l:::::::::|.| l:::/ レ' / / } |
r '"′ | ̄ ヽヽ:::::::\\_ レ'ハ::::: l:| ,、_ V ト | / , 仆――‐ ┤
_ 人 い:::::::::ヽ ミ|彡' |トl::::::ト、 ソ‐'つく ||\ ' ム イ ./ | |
‐'" / \.l ぃ:::l::::ヽラz=ァムl:::::い / ハハ ヽ ハ ̄ 神、__/∨ |
/ .l>| |. V|::::トヽ \ ̄ !、::トヽ{ノ | `ヽ| f ̄ フ「 \ | |
ハ | l/ V|::::ト、!神 ト、 弋廴.| l .l_| ./ | } / |
.ヽ、) / ||l:::| | | \\ -―! _.人 .//∨ V ノ 〈 l
}/ |::::.l ' \ l_>、 X `"7/ ./ \/ \\____ノ
`< _ /,' イ::/ _, イ }_ 」 ∠」 / \ | }
ハ l | l∠ -‐'" { / ( V  ̄T ‐- 、_ \! ノ
イヤッホォォ!
* + 巛 ヽ
〒 ! + 。 + 。 * 。
+ 。 | |
* + / / + 。 + 。 + *
∧_∧ / /
(´∀` / / + ./ 》〉 。 + 。 * 。
,- f | | ∧_∧
/ ュヘ | * ヽ ヽ ´∀`)_ 。 。
〈_} ) | ヽ _ヽ 〉
/ ! + 。 .| ({__〉 + ○ノ
./ ,ヘ | | | <ヽ |
ガタン ||| j / | | ||| ||| .| ,ヘ \ || |||ガタン i!i/, |i!ii ガタン
―――――――――――――――――――――――――――
────────────────
『その歌の意味は─── 』
────────────────
♪ /.i /.i /.i
♪ ∠__ノ ∠__ノ ∠__ノ エライコッチャ♪ \ヽ l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l //
〈,(・∀・;)ノ・∀・;)ノ・∀・;)ノ エライコッチャ \ /
└i===|┘i===|┘.i===|┘ 二 異国の野蛮人が 日本を奪いに来た 二
〈__〈 〈__〈 〈__〈 ― ―
// \
∧ __ ノ:;|...... // l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l ヽ\
/ ヘ __,〟-::─:-、/:::/-‐"::∠_
| 〉::-::-..、,ィ´:: :: :: :: :: :: :: :: :/:: :: :: :: :: ::`ヽ、
__〟-‐yユL__/:::_r-t/:.::/: : :/:: :: :: ::/::::ヽ、:: ::. :: :: :: ::\
<___/:: :: :: ,r'";;;ノ;λ;/:: ::/:: ::, :: :: :/|ヽ:: :::ハ: : : : :ヽ、_:: ::\
/:: ::レ' :: : ::/;;;;;;/;;;;;γ:: : :/:: ::/|:: :.:/ | ∨:: ::|:: :: : : : :\\::|.
/:: :: :: :: :: ::i::ヽ、;;;;/;;;;;;/:: :: :/:: ::/ |: :/神 | ∨: :|::: :: :: :: :: :ヘ `
/:: :: :: :: :: :: ::.;|:: ::|`/;;;;;;/:: :: ::.j:: :/ \.|::/ | Χ::j::: :: :: :: :: ::∧
/:: :/: :.:: i:: ::./ |:.:/ .\;;|:: :/::.:|::/ __、|/ヽ ! /__|;/^V:: ::.i:: :: ;::∧
/:/7:: :: :::|:: :.:|/'|/.__ |:::i:j:::/|: ::|;;ヤテァォヾ ,ァチ:マ7 ハ:: :: :|: :: :ト、::ヘ
.// |:: :: :: |:: ::/i ,ォテ;ャ、j:: i:|/::|:: :j ヒz7:;リ ヒz:;7リ, ハ::|:: : |:: ::/ ヽ::|
/ |:: :: :: :|:: : :| j V::メ;j|: :|: ::::|:.:;イ `-‐~ 、 `‐-~' λ:::|: :/:.:/ `
j:: ヽ、: :|: : :ト、 ヽ::ッ|:: :|: :::|/V、 〈ソ::.:|/:|::/
|:: :::∧:.:\:|:.:ハ. |:: ::|:: ::`:l‐':ヽ、 '⌒ ノ:: : メ::.:´:|
|:: :/ ∨:: :: ::i::`>|:: :::|:: ::.::|: ::| `>‐-ァ-‐tπ爪::/:: ::/:: :: :.:|
|;:/ ∨\:|::/ |:: ::.:|:: :: :|: ::|ィ´ " ,.f:〉::: {:ァ /::/:: :/、::_;γ´`} __
_|:j _,--──-‐" ̄ ̄"|:: ::.:|:::| | / j:/:: :ソ '´ / / `ヽ./ ノ
 ̄"  ̄ |:: ::.:|::|\ |-‐-/ ./:.: ::/ / / / /
:::::\ |:: :: :;リ\\ | / ノ:::/ /´ `~´ ,イ_〉____
、 _::;;_ヽ、. |:: :: :| \\ヽ| .///:::/ ___,,ノ ___,,ノ
__ヽ__,、,-‐─ー-‐´ |::i:: ::::|ヽ|:: : :| \ヽ|///:/´(,__,, ` {
|::.|:: ::::| j |:: ::|:ヽ、. ヽ_/ j::jノ λ {{{`ー-‐⌒ヽ,__`ヽ、
|::.|:: :::| | .|:: :| `> <|::| ヽヾミ≧三三彡'"`‐‐'
∧_,,∧ ♪
(´∀` ) ∧_,,∧ ♪
♪ ∧_,,∧ ( つ ヽ、 (´∀` ) )) ♪ \ヽ l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l //
(´∀` ) )) とノ ∧_(∧ ヽ、 .. \ /
(( ( つ ヽ ∧_,,∧_)(´∀` )とノ ∧_,,∧ ♪ .... 二 しかし神の国であるから それは出来ないだろう 二
〉 とノ (´∀` )( ( つ ヽ ^(_(´∀` .) )) ― ―
(__ノ^(_( つ ヽ 〉 とノ ) )) ( つ .ヽ . // \
〉 とノ ))__ノ^(_) 〉 とノ. ))) // l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l ヽ\
(__ノ^(_) (__ノ^(_) ♪
_ ,. 、- ― - .、
ーニ二_,- l 、`ヽ___
/:,: : : :l: :l:、: : 、: : :.',´;;;;;;;`ヽ /
/: :/: : :,: :.l: | |`、: l: : : :l_;;;;;;;;;;/ /
/: :イ: : :/!:/ l:| l `、l_:_: : l;;;`ヽ'、 /
,':./ l: : : l '` リ l "´ヽ: : :l;;;;;;;;;;;ノ /
レ' !: : l}`=' ー=' ヽ、l;;;;;/! /
ヽ:八 '_ ,./`: /: :| /
ヽ `!: .、 ` _,.イ/: : /: : :l /
|:<´ `l´ ィ/: : /、: : :| /
|: :ヽ,/ //: :,:'神.ヽ: | /
ー=────|: /!//:/ l: l___./
/:::::::| / /:::!──/ ` ───--- ____
<´ \ l::::::::::/ /!:::::| /  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ――― ____ ───
\ \,‐'゙ヽ-,,l:::、´ / |::::::!/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
\ }. ,}',/`ヽ、 / l::::::!
\', / /ヽ / │:::l
l ' /! ヽ,/ /、:/
ヽ /:::::l <\ | `ー,
`´ lヽヽ;! \\ /
{/∨//! ヽ > ./、
l//∨/| ////\
r、 _
ノ | \ / /
,.r──ヘ─<____ __| H /
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.}:.:.:.:.:.:.:.:.:.< /:.:.>:.r‐r:.<:.\
,.イー:/:.:.:./:.:}:.神.:.:ヽ:.:.:.:.:.:.:.> レ:.:.:/:.:神:.:|:.:.:.:.:\
/:::j::::/:.:. /:.:/|/:::|ヽ:.:.}:.: |:.l:〈:.:.|:.:.|:.:./!:./::|:ヽ!:.:.:.ヽ:.:.ヽ
. 〈::::::/::/:.:.:./:レ':::::::::::::::∨、:.:|:.ト:.∨:.:.|:./::|/::::j:::::::ヽ:.:.:l:.:|:.:|
\l;;//!:.:.:/:::::::::::::::::::::::::|∨ノ:.lヽ〉.:.Y:::::::::::::::::::::::::|:.:.Nト、!
|:.(_|:.:/ {):.∨|:.;イ:.|:.| |:/ト:.|
|:.:.: rへ (二二{ ノ:.:.:.:| |/^|:.|:.ト、 (二二{ ノ:.:.} リ
|:.:.: |:.:.:.:|>r r<|;;|:.:.:.:.| ヽト:.:>ニr‐r</ |:.:/
|:.:.:.:ト:.:.:.|:::〈___7::::::::〉 :.:| r<:::::::::〈_Y::::: ̄ス \ヽ l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l //
|:.:.:.「|:.:.:|:::::ヽ |::::::/ |:.:.:| | ヽ:::::::| |:::::::::/ | \ /
|:.:.:.| |:.:.:ト、:::::ヽ !:::/〉│:.:| | 、 ヽ::::', |::::::/ | | .... 二 立ち去れ、立ち去れ─── 二
|:.:.:.| |:.:.:l \::リ:/ l イ|:.:.:| | } | ヽ::V:::::/ |│ .. ― ―
// \
// l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l ヽ\
二二二二l \ │ /
| | ∧ ∧ / ̄\ ∧∧
| | ( ゚∀゚ )つ─◎ ─( ゚ ∀ ゚_)─◎ ( ゚∀゚)つ─◎
| | /´ ̄し' ̄し' \ /// /´ ̄| ̄ ̄| \ ///. /´ ̄し' ̄し' \ ///
 ̄ ̄| 、_人_ / 彡 ◎  ̄ | 、_人_ / 彡 ◎ ̄ ̄ ̄| 、_人_ / 彡 ◎ ̄
| _) ◎彡| | バン | _) ◎彡.| | バン .| _) ◎彡.| | パン
| ´`Y´ | | バン.. | ´`Y´ .| | バン. | #`Y´ | | パン
t______t,,ノ t_______t,ノ t____#t,ノ
_______________________________
,r-、
/'ニユλ、___
〈 、}'´ ,〉 、: : : :`;:=:=‐-.、/ヽ:‐::-.、_ __
_,ゝ ,.イ、 ,>'´;: : : : : : : 神 : : : : : : :`ヽ、|::::::::;/
{`ー-‐' {∠:;ィ´: ::/: : :;/::/|: :: : : i:: : : :ハ::ヘ::~ユ、__
,j ;{/: : ::/:.: ;//:/ |::|:: : _|__:: : : : ヘ::ハ::{:::::::\
〈ゞ‐-‐':/: :;': ::/: : : ̄`/'´ |:|`ヽ::|ヽ::: : : : :ハ::}: ヘ:;;;/
∨ j: :/: ::/: ::j:.:/ ___、 |:j ,_`__∨::: :i.: :|:j::: :λ
∨ |/|: :::j: : ::|:/チ弐z、 ´ ィチ弍z V::: :ト、:|'::: :i::∧
〉 V:::|: :/:ハ , ,'∨:.:|)ヘ: : :|:: ::ハ、 いぇい!
∨. ヽ:|;/ゝλ" r─-、 ",/_,ノヽ:| ∨::!::: : :|:ヽ、
∨ ;{: : ::i:::ヽ、 V__,ノ ,/ ∨::::: : :|: :∧
`ヽ、:: : `ヽ、::::;;ノ`>:r- r;<ー-.、_ j^,ヘ._::: :|:: : :}
\: : ゛∨ {' `} /ヽ 〈´ゝ {`〉:.:|:: : :|
`ヽ、:,' `ヽ、 ヽ‐‐/ / } /`ヽ._,ィ:;)::: |::.: :l
/ {.\丶/ /} i |,/`ヽ、__,,/:: : j:.: :j
/ i `> `ー'´_,/ |::. '" /|:::: ::/: :/
/ _,ノ 〈 ::.ト:: `〉 |::: / ,ノ:;/::.:/
〈,,r'´:j`ヽ、 ヽ、| | / |、__,,/ /:'":;/: /
`ヽノ ̄l゛〉 ´ :: | /: ::〃: /
/ / `iー-:r─r'^:r┘ ./: ://: :/
┏━━━┓ ┏┓┏┓
┃┏━┓┃ ┃┃┃┃ ////////
\ ┗┛ ┃┃┏━━━━━━━━━━━━━┓┏┳┓┏┓ ┃┃┃┃ /////
\\\ ┏┛┃┗━━━━━━━━━━━━━┛┗┻┛┃┃ ┃┃┃┃ //////
\\\ ┏┛┏┛ .┏┛┃ ┣┫┣┫ ///////
\\\ ┗━┛ .┗━┛ ┗┛┗┛ ///////
\\\\ ////////
\\\ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧ //////
\\ ヽ(・∀ ・)ノ ヽ(・∀ ・)ノ ヽ(・∀ ・)ノ ヽ(・∀ ・)ノ ヽ(・∀ ・)ノ ヽ(・∀ ・)ノ ///////
\ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ////
ヽ(・∀ ・)ノ ヽ(・∀ ・)ノ ヽ(・∀ ・)ノ ヽ(・∀ ・)ノ ヽ(・∀ ・)ノ ヽ(・∀ ・)ノ ヽ(・∀ ・)ノ ////
(( ノ( )ヽ ))(( ノ( )ヽ ))(( ノ( )ヽ ))(( ノ( )ヽ ))(( ノ( )ヽ ))(( ノ( )ヽ ))(( ノ( )ヽ )) ///
< > < > < > < > < > < > < > //
───────────────────────────────────────────────────────
・・・というものであった。コーロスによれば1615年、複数の日本の有力者が伊勢踊りの意義を『キリスト教から日本を救ってくれたこと
への、天照大神への感謝の表れだ』と語り、かつ宣教師追放とキリシタンの大量殺害で、その目的が達せられたと信じていたという
───────────────────────────────────────────────────────
──────────────────────────────────────────────────────
ヤラセ
時系列的に見てこの官製イベント、長崎でキリシタンらが繰り広げていた悲壮な抗議デモを、かき消す意図があったのかも・・・
──────────────────────────────────────────────────────
ヽ: :}
l`: .、 |:/
__|: : : :`:-:‐:''':''':'': :‐. .,,_ /: : : : : : : : : : : : : : : `ヽ
_,,. -‐'',,." ̄: :.|: : : : : : : : : : : : : : : : :`: .、 /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ---、
,.-,."-‐''/´: : : : : :.|: : : : : i: : : : : : : : : :、: : : : ヽ /::了弋___: : : :/: : : : : : : : :神.〉: : : : : `ヽ.__ヽ___,
,.-'"'" / ;. : : : : : : : :|: i; : : : i: : . . \: : : :':, /::::/ 7::::::::{: :`>': : : : : : : /: : : : :/ト、: : : : : : ヽ---rイ´
/ :/:/ . . : : : :.;|: :i; : : :.:i: l; : : : : : : . . 、\: : :', . {:::::::: | /::::::::::::∨ /: : : : : : /: : : : :/:.:| !: : : : : : : : \:::ヽl
/ /./. : : : : : i: : :.i i: :|゙、: : :.:i::l゙:、: :、_;,.: : : :ヽ: :ヽ: :.! ... ヽ::::: |.!:::::::::::: /: :{: : : : : //: : : : ,イ: :/ |:ト、 : : : i: : : : ヽ::::〉
//j:.;'.: : : : : :.::|:_:_:l i: l. ゙:、: : ::!i 弋゙:\:::. : : :.ヾ: ヾ:j \|l::::::::::::/: :,イ: : : : ィ7ー-、 / |: / |:.! ,X: : :}: : : : : :.V
// .!:l: : : : : : ::::}: : 厂丁{ ゙:、: ::i:! ヾヘ\:::. : : :i; : ゙! ... /l、::::: / / |: : : :/ イ: : / !/ l:.|´ ∨ |: : :i、.: : !
..〃 l:l: : : : : : ::::|l: :.l Ⅵ ゙:、:.i =キ三≠i、: : : :iヘrゝ .. l: :l ̄ |/r‐、l: : :.//|/ |/__ ,ィ.: :|: : :|ヽ: : :!
/ lj: : :,|: : : :::N: :ヒニ干キ ヾ! |ノしイ| l゙;:、: : :iヘ ... l : :!: : :.:.{ ヽ.|:.:.:/ヤ乍牙气 斤ァ/ハ:|: : :l \|
.l: :./ !: : : ::|::}; |゙:,∨しイ} ヾ_シ l:;::::゙i、: lヾ:、 ..... | : :!: : :.! ト、_.l/ {:辷.ソ 辷/{: :∧!: :/
!:./ l: |; : :l::ハ:ト、 ヾシ' ・,!;:::::j:,:ヾ| ` . | : :l: : :.l≦ミヽ ヽ ,,¨ ̄ ,. }/:.:!:.∨| 〜♪
V l:.!ヽ: lj i:{::゙:. ′ /!; : :i: :',| . l : : ! : / \\\ .____(^ーァ____,. イヽ:.!: :.:.:|
゙{ ヾ| i:::::ト.. ,,_ ^ _,,. イ^i:::l; : :i:::: :.i | : : l:.:,' ,.ヘ_と}_}_}_]≧、 `ヽー┴‐-、:|
i: :.::l::|::::: ̄:/丁 ,l'′`!: :.i::::::: :i. .. | : : l:.| '"´ ヽヽヽヽ- 、 }!
i; : :l:|,.-''" ∠--、/ . l: :.j,>、:: i. | : : l:.{ {:.:{:.:{:.{ 〉 {
l::',: :.l| | / ,.l :/,.-''"ヽ: i. . |: : :.l:.|ヽ、 }:.:}.:.}.:}ィノ____〉
l:::/',: :| l╋ / ,,-'',,j:/' ,,-''" i: :i. . |: : :.:/ /\_______,. -‐一'¨
ちょっと休憩。20分後くらいに再開します。
再開します。
□
┌──┐
└──┘
┌──────┐
└──────┘
_
/:..: : : : : `::、
/: : : /: : : : : : へ
,': : : :l: : : : :j: /: ハ:',
l; l: : :l: : : : ,',ィ':/ : :l
l:,:l: : :l: : : /ハ:{,)ト:リ
l: l: : .l:.: : : : : l: l:l ,′ ちょっと 聞いていいすか?
l: :!: :,:l: : : : : :.l l:l
l::,': : l;!: : : : : :lL;!
,.ァ: : : :l.:l:: : : : : :, ヽ、
,イ/: : : : l: l: : : : : : ', \
,' l': : : : :l: :.l: : : : : : ハ / l
l ,/: : : : :,': : l: : : : : :',:.:'/ l
// ``ヽ、\
( ( ) ヽ
\ `ー --,. '"´  ̄ ̄``ヽ -- '_ ノ
`ー-/ \
, ⌒/ , / 〃 , 、 ヽ. 、 `V´ ̄\
// .:/ .:.:.::|::|.:.:|::|.:::|.:.:ト、__,:::.ヽ\ ト、 \
/.:.:::|;;|.:.::::::|::|::∧|ヽlヽl´ヽlヽ.::l L.ヽ|\ |
/.:.:.:.::l;;||:.:.:.:|ィレ'⌒l 〒=ミ、 ハ | l |\ |
/.:/|:::/l/||::::::l/l/,ィテ ヒzシ 1 | |.:::| N \|
|/ |/\:||\::ヘ. 弋ソ 、 ー / lノ.:.::| |
|.:/l.:::;ヘ.' ' ' ャ‐、 ' '〃 〃.::/ リ あんだよ?
|/ |.:/|:::.>.、 . ¨ イ 〃 |/
|/ .|/\::|「( ̄-‐ 7 /⌒ヽ
/l  ̄_ >只く / / ',
_/ _// ムム./ _,/ i
_, . '´ / , イ / ∠__ |
, '´ \
// ,イ \
/ / / / l l ヽ
/ / ./ /ィl .イ l .! ト ハ
. / / ./ /ハl/ i l ヽヽ\'、、 l 中国の官製「愛国無罪」に比べれば、まだしも品位はマシにせよ・・・
/. l 十ナ-ェ、_ リ __X‐弋\ \ l
/// l l l V,ィ示` ` ´ rァ‐-、ヽ、 \ \ l
. // j :l l ト、{ h:::::}. h::::::::i:l ト ヽ ヽ. ハ 何気に民を見下ろしている権力者が好みそうな この煽りイベント、
// .j :l l ハ. 、ノ::リ ,_ノ::::::リ’ l l\ ', ', l ハ
/ .l l |i. l -ゞ'’, ゞzッ’ j i lノ \ ! l ハ わが国の公儀ともあろうものがマジで やらせたんですよね?
l l /.|l | l " "" ノ l l_ノ ,入i l ヽ
V / l| | 小 ⌒ ./ /ム-' l ヽ
. // l //i \ / / / ヽ
レ j // |レ ’. > 、 _. _/ / / ヽ
レ/ / ,へ ヽ---ェニ-‐'フ /7/ i \
/'/ ィiヘ \/ニ-===ノ /ヲイ l l \
//' / |Lヽ-ニニヽ\ // ̄li l l .l \
-―//‐' / \ V'/ | l l l \
//¨フ/ / 〉ハヽ | l l .l ヽ
,. -‐= =‐- ._
/ `ヽ、_
, -‐<ア´ / \> 、
/ / /l /| ゙< `ヽ、
. / / /〃|| |八. ト、 Y \
/ ., -、 / ., | l | j」⊥!._ 」 ヽ. ⊥._V | ,. ,.-、.\
. /.イ V/ /{ | |,イ ||/八 | ヽ. ! `iヽ | l ./ }\ヽ
..f⌒'< 八 V{ | {从 l.八 |/ ヽ| \ j.ハ | jノ 厶-‐ ¨ ̄〕
>x._ ` ^\ `ヽ', {八 .| x==、 x==x、}j |レ'´ / r=ニ¨´
__〕 }ト、 、 ヽ.〃 V ノ { / └…-=ニ、 そーだよ!
(´ ___ 、ノヽ.\`ト、\"" ' "" / / .八 ノ r‐--- -’
_>'´ | Y 八 f´ ̄ `} ノイ} , ,イ} ゙ー-=ニ.._
(´ _,. イ^} ノ. }| lヽ. ,′ /// /{八 、‐- .._ _〕 「民を煽る」? そうだね、上層部は腹の底で
/ .lノ _,.=イノ /{ | {. | /> 、 ゙ー‐' . イ」.// /} {. ヽ .≧‐- .、 ヽ、} \
. / . (´_,/ イ八|八. V/ Lノ.≧=≦ .{ ./ , ' l.| }、 -‐ >x、_〕\\ 舌を出しているかもだけど、しょせん祭りは、
. / /. 〉 ` ー ' | ヽ 〈 { `7ノイ .リ /ハ 丿 \\
./ ./ .,′ | \〉ヽ ー==‐=ア ノイ } /{、\. ヽ. 楽しんだ者勝ちで いいんだよ!
′′ { |_ \ ヽ / _,ノ{ ハ\.\
./ /} ∨ ̄二 \ ヽ. 〃 /二 ̄ 八 ハ ヽ. \
/.,ハ } \ V/ / 〈 .ハ ',. ヽ. ヽ
─────────────────────────────
コ ト
『この伊勢踊りが神国思想の高揚に果たした役割は大きい。』・・・
─────────────────────────────
──────────────────────────────────────────
『この歌詞を通じて、キリスト教の邪宗観が民衆の間に広く鼓吹され、深く浸透していくことになる
契機となった事実を見逃すことはできない』(五野井隆史著『日本キリスト教史』第六-二より)
──────────────────────────────────────────
\ヽ l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l //
\ /
二 あれ? アイツ、切支丹じゃない? 二
// \
// l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l ヽ\
ククク・・・
| | l | | /:.:.:.:.:.:.:.:.:\ | | /:.:.⌒´:.:.:.:.:.:.:`.く ̄ヽ
l | l | | l <:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.ヽ /_:.:.:.::.ト:イ:|:.:.:.:.:.:.:.:}:.:.:.:.|
,.: ----、__ ,. -―‐‐:、 /:.:.:.:.:.:.::i:.:|^^|:.:.:.:.| |:.:.:.ヘ:|::::::レ::i:.i.:.:.:.|:.:.:.:.|
/:./ /:.⌒⌒ヽ/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\ レi:.:.i.VoV::::oレ|:.:/ レv:.:.{:O::::::Oレ:..:i/:.:.:.:.:.|
. /:.:.:.:レ.:.:.:/.:.:.:.i::.:.:.}:.:.|:.:.:|:.:.|:.:.:.:.::.:.ヽ V|V .__ レ' V:} ー__‐ァ|.:/ |:.:.:.:.::.|
.|:.:.:.:.:.:.:ハ/|:i.:.:ハ|:.:.::|:.:i:. 」__;」;_:.:.__」 /:>`ー_´イハ V`ー‐<レヘ |:.:.:.:::.|
レヘ:.:.::.:.|::O:::::::OV^|:.:.|:.:|:O;_;_O:|:.| レ/ ,.イ-ト.、^' /レ へ}|:.:.:.:.:|
レヘ`._ー‐‐ .ノi|.|:.:ハ:.:|`'ー_'´イ:| r‐ァ{ニV‐‐∧┬i / .| / }:.:.:.:/ キヒヒ・・・
∧`r<´ |:.:.:|〉:|T^ヘ:::|:.| |/‐:| _H ト >| 人Vへ _ ∧:.:/
/\__∧ |:.:./ |:|└^r┼L |TT く| |_「|7| || 「「77´ /|レへ._ / Vへ
「|7 ヽ |ヘ l >| |:: ┬'|_く}┼く___,|L二 ](__二二」_____{^ く〉./ ┘ ,.イ | | |
|.|〈__ 人ヽ' Kヽ|7-L, -―-'^_________ / `―-- 、._/ | _〉.| |
|.| | \` く__〉‐{^Y ̄ ̄ / \. ̄ ̄「 | |
|.|_.」 ` >ー┴’___________/|二二二二二二二二二二|ニニニ| ̄|^
| | | `T ――――――――――― ┐/ | / .| |
┗╋╋┃┃━┣┳┓┣┣┫┗┗╋╋┃┃━┓┣┳┓┣┣┫┗┗╋╋┃┃━┣┳┓┣┣┫┗┗╋╋┃┃━┫┗┗╋
\ヽ l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l //
\ /
二 国を売る邪宗門めが。さっそく通報通報、っと・・・ 二
// \
// l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l ヽ\
,, -- ,,
/ ヾj
∠_ リ
/ ,ィ⌒/^\⌒ヽ
∠_ / : : :/: : : :\: : :ヽ
/ /: : : :〃:!:|:i : :i|ヽヽ: :ハ
∠ ∥: : :∧ハ|!!ヽ: ノlハハト: : : | フルボッコ
/ 乂| i〈(( ))i!乂ll(( ))リ ∧、 包囲殲滅ですね分かります
!ヾヘ`゙´ ::::::::::::`゙´〃i:|
∥\ミ> / ̄ ̄', ィ彡'ヾ
/: : |: >、 ( __.) ノ|: i : ゛、
/ : : i: |::::::::r| |ュ::::::::!: i \ \
╋
' / /::: ,.イ ::: / |:: /´ | :::|! ::::: |\:::
.| ' / .'.::... / !: / |:::! !::::ハ ::::::|:::::\::::
.| | ::!:::::| ::::j -‐|‐|─ ト::| l::::| -‐─ヽ--ヾ:::: 背景を考えると、乗せられて楽しんでていいのかどうか───
i⌒v::::|! ::|::::::ィ:´::| |: | |:::| ゝv ゝ:::::ヾ::::::ヽ
| v ::| i: l ::∧:::::| V -- ゝ \ __ \::::\
| |:::|:: !:::l:::| ヽ_:l _ __ __`_ー 司馬遼太郎先生が「街道をゆく・.島原半島、天草の諸道」で
| | ::ハ::ij:::ハ::!イ`弋ゝ-'フ`` ´ !ノ__フハ
| | :::|:V:::::::ヽヽ  ̄ ` ´ 仰るには、政府が30年間、本気で続けたプロパガンダは
, -v ,イ V::| ::::::ハ::\ ::::::::::: ,. ::::::::::::::
, -<. `| ` ヽ| :::/ゝ∧`´ <:i 国民の意識下に浸透して、抜けきれなくなるものだそうな。
, '⌒ヽ ヽ ヽ ヽ/ヘ/::l!
! | | -.ハ V|!:::∧
l ー| | r トi_ノ ゝ |:|:::|:::,.\ ´ ` . イ
| 人 i´ト l_ノl ノ/:::j:/::|::::ゝ.、 イ:::: |::
─────────────────────────────────────────────────
まして禁教は2世紀続いた。意識せずとも近代以降の日本人の行動基準にも、影響を与えていないはずはない・・・
─────────────────────────────────────────────────
.....::::::::::──:::::..........
. /:::::::::::::::::::/::::::::::____:::\
/:::::::::::::::::::::::::;ィホ孑"⌒ ̄¨ミメヘ
/::::::::::::::::::::::::::/:::::::/;ィ :::/ ::::::::!::::::::::':,
,'::::::::::::|:::::::::::::::| ::::/:/ |:::/ |::::::/|::::::::::::::::.
. '::::::::::::::|:::::::::::::::l-/-/-l‐' .| :;' |::ト;:::::::::: l
| ::::::::::: |:::::::::::::::l/行テメ、 レ′.l`l-l-::| :::|
| ::::::::::: |:::::::::::::::| 弋 ソ .l ィ=-j/| :::|
l ::::::::;Ⅵ:::::::::::::::!ヽ __ ノ  ̄.{ ヒリ j:::::|... 、__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__,
l :::::八-|:::::::::::::::|/// ' ` ─ ,::::::| _) (_
|::::::::::::`|:::::::::::::::l _ ,,、 //,:::::::| _) あんまりです! 公儀に逆らう意図などない .(_
八 ::::::::: |:::::::::::::::l (_ノ ノ ::::::| _) (_
. /:::::::::::::::八::::::::::::::|> .. .. <:::::::::::|.... _) 教法を一方的に弾劾するなんて───! .(_
/:::::::::::::::::::::∧:::::::::::|__ ≧y‐<:::::| ::::::::::::::| . _) (_
/:::::::::/.⌒ヽ- ヘ:::::::::|  ̄テメx;;_ :::::::l::::::::::::::::| . ) (
. i::::::/ .∧:::::| _ ||/::::::::::|:::::::::::::::! . ⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒
. /i/ ∧:::|'⌒ \|||:::::::/ |::::::::::::::;
/:ノ" .! Ⅵ ╋I⌒`゙|リ|:::::::/
/:::::(──- ,, | `} ,ム ,ノ| | :::/
. /::::::::::\ \ | | / | ∨ | |::/
キリシタンのモブ (@「魔法少女まどかマギカ」勢 ※キュウべえを除く)
── ──‐‐‐─ ‐ ‐‐── ──── ───‐‐───── ‐‐‐‐─ ‐ ‐‐── ──── ───‐‐
__
, ‐ ´ `ヽ
/..:/.:/ .;イ :. :.丶.:.: \ マジョリティ
〃:.:./ .:./:.:/小:.: ',:.:.ヽ:.:.:. ', 公儀 肝いりのイベントで、神 国 の悪意に直面した
l:{.:./ .:./___;ノ l 、__:.ヽ:.:.\:.:.! マイノリティ
i:}:ハ .:7ィ=ミj:ハ >=ミヽ:.:ヘヾ、 切 支 丹 の苦悩と恐怖は、察するに余りあるが・・・
、_メ!.:i.:.ハ r'_;j r'_;j ∧:.:}:.fヾ
乂;イ.:.∧゜ __ ゜/イ V:.:.| リ マジョリティ
_/ j/_:ノ:.介 .、(⌒),.イ:.l:|:..|:.:.:.! 白状すると その点は、多数派側たる ここの>1が優先して
´/:.:,':.:.:j:|:ノーf夭‐ヘ :j:|:.:l:.:.:.:! ~~~~~~~~~~~
/.:.;ィ7´l:|\/ムヘ/`l:| `ヽ.:.:i 案ずることでは無い。>1が第一に案ずるのは彼らでは
/.:/i // !| に不こ) !|l /!:.:.i
/.:/| ヽl l !|/〈/ i| ヽ」 !| !./│:.:.i なく自国政府(公儀)の、ひいては祖国の運命───
>' ´ >Y ``ヽ、
,__,イ ,. i:i / \
/ , ' /i:j /' ./ // トi i i ヘヽ
/ ,イ// i ,/‐、イ/ 7./ i | i ' ム
,/ , '7// .l/izzzxヽ、/イ .!|Vj ! ヘ 見てのとおり、神国が無敵に進んでお宝いっぱい大勝利だよ!
/i / i// |. ヾト::::斗 彳´ リニi` ' i | ,ハ
/ j/ y':/ j _ヒzソ i沁ゞ //i∧ i やつらが祈ったところで、何も変わらない───
./ //! .// | ムリ|.//∨ .ヘ !
' // i //.i .∧ .| ___ ' ``.i ' ∧V .iヾ
j::,′lリ// , .i,.! ,': : : :/ 从 i::i j
|::| // j ,ハ |ヽ:.、 ヽ--' .イ 7 .iリi::iⅥ これ以上、何がどう心配だというの?
|::| i::'| ∧ ト V i .∧ > . _. イi | / レ' !:i
|::| i:::|´ V ヽA V rt r< /: : T' ,′ .i::i
|::| `´ .ィ:/ヾ/t|_j-i /: : : :i .イ: >x _ j::i
|::| ,.イ:xz===イハヾヽ/: : : : :i´: : : : : /ヽ
|::| 7: : //: : /::::/ i:::ヽ ヽヽ: : : |: : : : :./: : : ハ
,. ‐  ̄ ̄ `ヽ、
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
/.:.:.:.:./.:.:.:./.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
/.:.:.:.:./.:.:.:./l:|:.l:、:.:.:.ヽ:.:.:.:.ヽ.:.:'; 近世のヨーロッパ勃興期において、日欧関係は
/.:.:.:l.:.:!.:.:.:./ |:l|:!:、ヽ.:.:ヾ:、:.:.:.\|
/.:.:.:.:|.:.l -‐/'/l:!|! ヽ` ー-ハ\.:.:.:ヽ 破綻した・・・幕藩体制下における神国の政権を
/:.:.:.:.:.:l:.l ィ_¨ヽ! | | ィ_¨ 丶、ヾ:、ヽ:.:ハ トクガワ
|:./:.:.:.:.|:l r'::::::} r':::::::::}:.:.|'ヽ l\:'; 独占せんとする、公儀の都合によって・・・
|/l:.:.:.:.:l:.! ゝ- ' , ゝ-- 'l:.:l ノ:.| ヾ
|'∧:.:.:.:l:.':、 '"'" '"'u"' /!/,:':.:.:.|
/ ヽ:.:|__::丶、 ^ ,.ィ':.//:.l:.:.:.:.:! だから後知恵であっても、以下の問いが湧くのを
/´ヾ 7'ーr,!` ´ ト/イー-、:.:.:l
;' , / ./{ // | ヽ.:.l 禁じえないのデス───
...................................
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::: :::::::::::::::
::::::::::::::: :::::::::::::::
::::::::::::::: 神州の正統を名乗る公権力よ─── :::::::::::::::
::::::::::::::: :::::::::::::::
::::::::::::::: :::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
...................................
...................................
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::: :::::::::::::::
::::::::::::::: :::::::::::::::
::::::::::::::: 覚悟はできてるだろうね? :::::::::::::::
::::::::::::::: :::::::::::::::
::::::::::::::: :::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
...................................
__,...-=≠=_,...-=≠=,...-=≠=,...-=≠=,,...,...-=≠=-,...-=≠==≠,...-=≠==x、_
/´ ̄ ¨  ̄¨ハ
|I 禁教の過程で、巻きこまれた多くの民にトラウマを刻みつけ─── I|
ゞx、_ __,,.. __,,.. __,,.. __,,.. __,,.. __,,.. _ __,,.._,,...ィⅣ
` =≠彳⌒¨ヾ=≠彳⌒¨=≠彳⌒¨=≠彳⌒¨ー=≠=≠彳⌒¨=≠彳⌒¨彳=≠彳⌒¨⌒¨ ̄
/ /: : : : : : : /: ヽ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
〈 ,: :/: : : : :У: :i: 、ヽ: : : : : : : : : :___: : : : : : : : : : : : :≧: . .
>‐z_ ,:./!: : i:/: |: : |: : }ヾ:.`㍉: : : :/ r:ヘヽ: : : : : : : :\: : : ヽ: .` ー一 \\====||===/=========//
√ i/ i:.厂: :i : |ハ:.ト、:.|:::::ヽ ^㍉! }:^Y }: : : : : : : : : :\ヽ: : ≧≠'⌒ // \\
く / /:/| : | : |::::リ:::iノ:::;′ t:ソ /: : : : : : : : : : : :.`: :<⌒ ..| | 許さないよ、切支丹・・・ | |
У ∠ / !;ハ{:.i:|、/::;/‐ ' /: : :i: : : : : : |: : : : : : 、: : ≧: : . .、 \\ //
「 / / j从' ´ i ヽ:./: :/: : : :.|{: : : : : : :`:.< ̄ ̄` . //============||=====\\
>―z_√ ヽ _ ′ ,: :./: : :/: 八: : :ヽ : : :<⌒
{ / '、 く:::{ ) / /:.:/ ヾ/: /: : :ヽ: : ハ `ヾ:{
. \ / \` ´ , ;/ .ィ/` t―‐ : :{-. .、ノ
У 丶 イ \ / /: : : : :,,‐‐、ヽ
. 〔 `¨´jノ j/:./}/ 〃: : : : / ヾ、 / \\====||===/====================//
>―く / / /:} {ヽ /: : : : :/ √{ .// \\
√  ̄〉 _/:.// |ヽ /: : : : : { \ | | 愛する身内を奪った、憎き邪宗! | |
\ /{:{: : {:{ / `7 : : : : : : { r‐< \\ //
∠ / {:{ : {:{ | // : : : : : : : { / 〉 //============||================\\
/ , {:{: :{:{ | 〃: √ゝ―<:、
非キリシタン日本人のモブ (@「とある科学の超電磁砲」勢)
__,...-=≠=_,...-=≠=,...-=≠=,...-=≠=,,...,...-=≠=-,...-=≠==≠,...-=≠==x、_
/´ ̄ カンバン  ̄¨ハ
|I 神州の名 誉 しょって、同族たるキリシタンの血で その手を染めるからには・・・. I|
ゞx、_ __,,.. __,,.. __,,.. __,,.. __,,.. __,,.. _ __,,.._,,...ィⅣ
` =≠彳⌒¨ヾ=≠彳⌒¨=≠彳⌒¨=≠彳⌒¨ー=≠=≠彳⌒¨=≠彳⌒¨彳=≠彳⌒¨⌒¨ ̄
/, -=ァ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :`\ /  ̄ ̄ ̄`ヽ
. // /.:.:.:.:.:.:-.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽr/.:.:-=ミ .:.:.:.:.:.:.:.'.
/:::: /::::::::::/::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::\-::}}:::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i
/:::::/::::::::::::::/ ::::/:::::/::::/:::::/ ::::::{:::ヽ:ヽ ::::::V:ハ:::::::::::i.:.:.:.:.:.:.:ヽ: | ,, -''
. ,':::::/ ::::::::/::::〃::::/:/::::!:::/|::::::|::::::::::}:::::}:::}}:::::::::∨:::::::::::l .:.:.:.:.:.:.: }.:| ,, - ´
|::::/| :::::::/:::: {{:::::7:丁:::j:::l`ト::::l::ヽ‐十:::ト:リ:::,'::::::ヘ:::::::: :l.:.:.:.:.:.:.:.: ! | _ ,,-'' ´ _..:.-.:''
∨ l|:::::::,'{:::::从 ::|∨ヽ八:{ \{ ヽ\{Ⅵ:∧/ ::::::l::}::::::: :l.::.:.:.:.:.:.:. ! | _ ,,, - ''' _ ..-:.:.'':.:.:.:.:.:.:.:
. |::::::ハ::::Ⅵ ::{ ィ==ミ;;;;;;;;;;;;;ィ=-ニ_j/ /:::::::/j/:::::::::::l .:.:.:.:.:.:.:.:! | ,,,,,, - '''' _ ..-:.'':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
',:::::l.ハ:::ヘ|::小 ,,,,,;;;;;;;;;;;;;;;;,,,,, `ヾ/::::/}::::l :::::::: l:.:.:.:.:.:.:.:: ! | ヽ _ ..-.:'':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
\{ \{| 八 j 彡イレ |::::l ::::::::::l::.:.:.:.:.:.:.: ! | i_,,..-:.'':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
{:::::::ヽ. ー 一 /' :::,' |::::l ::::::::::l.::.:.:.:.:.:.:. ! | .l:i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
ヽ::::{ `ト、 イ /:::::/ |::::l::::::::::::l .:.:.:.:.:.:.: ! | |:l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
>く/`=≧-z≦=|`∨:/ ! ::l ::::::::::l .:.:.:.:.:.:.: ! | |:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
-―――‐'´/ { /^\. } /く `ー- L::_:::::::::::l .:.:.:.:.:.:.: ! |_ _ ._|;」:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:_:.:;;:.:.- '''
〃::.::.::.::.::.::.::.::.:/ | /ミ{^}彡, | ヽ::.::.::.::.,--、,.─、\.:.:.:∠ー^i `i ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:_:.,,:.:.-丶''
∧::.::.::.::.::.::.::.::./ Ⅳ/∧\.Ⅵ ,r-/ ̄,i .l .Y  ̄--´ .l l |:.:.:.:._:. - ''
|::.ヽ_ -――/ ∧く_./ ヽ._>∧ l-=|,,-=ト -=|===| . |,,」,,- '''
_|::.::∧ / `ヽ _/ マ¨ ̄ ̄¨フ\}__|,;,;,t,;,;,;,ト、;,;,;ト、;,;,;,ネ ,,,, - '''
. 〃^|::. | ∨ く ̄ \::.::.::./ / ! ! l / :.:. ! |
\ヽ l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l //
\ /
二 絶対に、ヘタ打ったり できないんだよ? 二
// \
// l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l ヽ\
同族いっぱい殺してるのは、寧ろ西洋でしょ。
だから革命が起きる。
\ヽ l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l //
\ /
二 キリシタンの国である西欧に対してだけは! 二
// ~~~~~~~~~~~~~~~ \
// l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l ヽ\
<1853年7月8日(嘉永6年6月3日)・浦賀にて>
┓┓ ┓┓ ┓┓ ┓┓
━━┃ ┛┛ ━━┃ ┛┛ ━━┃ ┛┛ ━━┃ ┛┛
┃ ┃ ┃ ┃ ┛ ┛ ┛
━━┛ ━━┛ ━━┛ ━━┛
ーァ‐ , ,,,,,、_ ,
_ / /''/,,/ /二二i} 、
____ ∠ニ=≧―-=、- _ _,.ィァ=x、_// `ー〉ァ'''Ky=''"´ /`
/>= _ ヽ __ヽ==ヽ_``¨'''=‐→=《_ r==≦=-ヒ=-―''''`/
`>x、_  ̄ フ≧仝x._  ̄ ̄ ヾ≧x三≧ー―三三≧=-ェ,, ==-ァィ=トx、==ァァ=x777う=‐、T入. / 、
Y´三三ヨ`i´三三三マヨ ̄ .三i _,,,二ニ _'''''ーゝ=‐‐‐三ヲ二ニ=-=ニ¨ ̄ヾ=-ニヾ三ニ=-ニ二Y /`
| 三三ヲ |三三三ムヲ 三| (´ )ミ) ―=弓ニ二二二ニ=- ̄¨て二テ=‐-=二_三二ニ=-Kエk=/
マx北._ `マ三ムイ  ̄=‐- _二ニ=――=ニ'’ ヲ ̄ Y ,.x-=ニ=-=二_ ̄≦)ミ)ヲ'''《ゝ,.x
 ̄ ¨ヾ'''''==‐-=≪Z__ヲ三二ニモ=‐ゥェx―=-二_ ,_ノ_ゝ、_ ノ ィィィ )ミ)≫ 二ニ=〔_)そ
ヽ__/ (三二ニ> l `トx ヾ} ! ¨ヾ'''=ァ=-イ_王三二ニ壬__≦)ミ) )=t《´`
V ノ _ l二ニ=三} ! }リ´ ̄ゞx.三三ムイノ_>=''<´ ̄Yフ\
廴二ニ=-'''''  ̄ ゝ=ニ二三三二ニ=≡ィ''’ ∠二)ミ)__ム/YミY ノ,. ='’ \_
\、  ̄ ̄ ̄ ̄ `ー''‐'t=イ
\ >'¨’
 ̄~ ´
USA海軍 東インド艦隊旗艦・サスケハナ号(USS Susquehanna)
____
,. ‐''"´ ` ー- 、
/ \ \
,イ \ \::: : \
/ / ! :| :|ヽ\ \:::::. ヽ
,' .:/ .::::/ ,' :,' .::iハ . ヽ:::: :::ヽ:::::. ヘ
i .:/ ::/ / ::/!: .::,' | |∨:|ヘ:::: : :::ヘ:::::::ハ さもないと───
| .:,' / .:/ ::/,' :::/ |:.! |:.:| |∨::::::::∧::::::i、
| .::i:./ .:::,イ ::\/:::/ リ !:::i::/:i::::::::::ハ::::| !
|/:|/ :/,ィ"´/:\ / |/'〆i:`: :::::::|::::| | キリシタン禁教を「正義」とした神州の名誉は、肥溜めに落ちる!
,ィ| / ::::::/i,.≧==ミ .≦彡::}`.|:::::::::::::l::::| |
/ | ,'::::/{ rT{::::::::::r ! {:::::rリ ∥:: :::::/ト、ハ|
{ | {::/::::::ヽ|:|乂、_,ノリ ヾ之' ,'|::::::::,'. | 乂
ヽ | |,' |::::|::::|`ト! ''' "´ 、 ハ|::::.::i ! `''ー‐
i |::::|::::l::::|ト、 /:::|:::::::| ヽ 秘めた性癖をカミングアウトして描きあげた自信作の薄い本が、
ハ:: l: ::|::::|::::iハ \ ´ ` .イ:|!:::ハ:::::|
∧: !::::i:,.-、「|∧ > 、 _,. <:i::|:::|:::::.ヘ:::ヘ 読者からドン引きされたみたいな黒歴史になってしまうよ?
/::::: _厶イ ./ |:.:.|` ー-L>、:::::::|::|:::|:::::::::.`iー\
. />< \ ヘ. i:.:.i ,'!ハ| `<ュ」::|::::::::.:.∧ `ー
. ,イ-― 、` 、\ ヽ|,イ /_||__〉 ハ`ヽ :::::.:.:.∧
━━━━━━━━━・━━━━━━…━━━━━━━━━━━━…━━━━━━━━・━━━━━…━━━━━
__ヽ__,|ヽ‐:-:-.、_∧
-‐==ニ":: : :: : .:;|: :: : :: : :(__;)、_____
,ィ´~ /: :/:: : ::,ィ´神 : :|、:: :: :: : :::\ `ヽλ
〉-‐メ: : :/:.,ィチト| ヽ、::|ヘ=:-、: :: i:: :ゝ `,/
\,,|/: ;/: : :/ || ヽ| `ヽ:.:i:.: :i;.:ヽ;〉/
'゙7: ;|:: :;メァォリz zテヤ7:: :i:: :|::| ち、ちがうわっ!
||: :;i : ;ハ、ヒz:リ ..:::::::... ヒz:リ ハ;∧:;|:.:|
. |:|/:|:.;/:(_} ,‐-‐、 {_)::::V: :|
. |:: ::|/::i:: ::ヽ { } ノ:: :: :::i:: :{ 切支丹排斥の伊勢踊りは、公儀が
j:.: ::|. ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`Y´ ̄ ̄ ̄ ̄.|:: :|
|:: ::::|排邪宗ise断スi.i |:: :j 勝手に主催してウンタラカンタラ・・・
|: :: ::| ヽ( ゚ω゚ ) i.i |:: ::|
|: :: :::| (゚ω゚ )/ ∩ノフ'7 |:. :.:|
|: :: ::.:| i i ,ィ´ ´ィフ ,ィ' ヘ::.:| (そりゃそうと、なんちゅう喩えすんのよ準!)
|: :: :/ |_,ノ´ヽ、 _,,ア___〈 孑 ,〉::|
|:: :/ ,f´ `ゝ´ j´`ー'λ:|
…いや、その理論だと奥さん変えるのに、宗教弾圧始めた
当時のイギリス国王の性癖が一番恥ずかしいだろう…。
同じ理屈で、アイルランドの件で肥溜め直行だな…。
─────────────────────────────
ちなみに、官製イベントから十年後の寛永元年(1624年) 2月・・・
─────────────────────────────
_____ || ヨ || ヨ ||
/.::.ヽ ハ ,r‐-っ || イ || イ ||
_c!::::(・)o(・)___ノ:::ノ`´ || ヤ || ヤ ||
::::::( `ー―' ):::::::/ || サ || サ ||
::::゛==="::ノ ̄ || || ||
:::::;;;;;;;::::;;;;;ノ r.、
=====、 ))_.ノ ノ ,.、
ii ii ii ii ii i iヽ __ ヽ) / ∧ヽ、
i ii ii ii,,ii,,ii,,ii ヽ rニ二_ ヽ ノ / |l::::|lミヽ
'"''""\:::::ヽ"` ,.- -、ヾ| / / .|l::::::|lミ|
\::::\ l,.= =、|リ__r‐y'フ‐( / |l:::::::|lミ|
/.:::/ ( 3 小 / /__ノ _|l::::::|lミl
/.:::::く ,.<` ー..く ノ !/ / )):::::::!ミ/
`ー---' / ヽ(;;Y;;;;>,.-‐-、 ,.-‐‐- 、 ヽ`Yノ
/ヾ ヘ___/ 人__ミ、 / ,.-‐‐-、、 | l
/ ヽ/Y /_| f三y! l./ ノ` ヘ リ !ヾvヽ
\__ハ\__ノノノ | ) ソ !! (・) (・) / /
/ ◇O◇ ) | ヽ ヾ ーo.∠ /
∠____/ー‐\_) ト、|\ _/ミ|\ー‐'::.ミ/ /
/.:::::::::::::::ヽ::::::::::::::::::ヽ | ` Vミミ/\/;;ノ'ヽ;;>ヽ /
/.::::::::::::::::/ヽ.::::::::::::::::::) | ノヾ \ヽリ |
───────────────────────────
その年も伊勢踊りが、全国規模で大流行したのだが・・・
───────────────────────────
、_ ,、 __
\::`ヽ‐-|:::ヽ.-.─-..、_ /:::::}
_,..-‐'´: : : : : : ::|: : : : : : : : : :`Y::::r‐、:|、
/: : : : : : : : : :/神:|: : : |、:、_:: : : : :\::::`::\
 ̄二>: : : : : ,ィ´:/|\:.:| \: : i:: : : : : :\::::::/ ウフフフフ、いいわよ いいわよー♪ 踊り楽しめ、わが氏子らよ!
|::/: :/: :/: : : j|;/ | ヽ:| ___,\ト、: : : :|\:|:/:::\
/: :/|: : |: : :;/ __, ミ三彡 `ヽ、:|::/\::_:: ヘ 今回は お上の仕込みじゃなく、自然発生した自発的ブレイク!
|:/::::|: : |: ::ハ 彡'´ , _ン: :j ∩/ノ: :∧
´  ̄ヽ、|、,|:::ハ -‐ ァ ,ィ´:/: :|〈 γ, ,〉: : :ヘ 信心ってのは本来、こうで なくっちゃねーw
|: :: :λ ゝ__,ノ / j:/:: :/、ゝ`,ィ'_:: : : :∧
|: : /:i:|`>‐-┬ τ'_`ヽ/: : ://` ‐-‐λ: : : : ヘ
|: /::ノ:jィ' λ-‐-| /: : :/ 〈ミ三三彡}、: : : : :`ー-====-‐"
j/: : :/`/7フ7、ヘ. | /: : :/ ヽ ,〉`ヽ、_: : : : ::_;二ニニ
ノ: : ::/.r〈 ,ノ、 ヘ | /: : :/ ,,__\ _,,/  ̄ ̄
/: : : :,ィノ`‐--‐'彡〉 `/::/:/ /  ̄ ~ ̄
__,ノ´: : : // `‐-─ ´ / /::/:/ 〉
_,.-‐'": : : :,-‐'´ 〉 / ,ノ:/|::|`ヽ、 \
/: :;/: : : / 丶、____ノ /"|:/ |::ト、_,> 〉
/::/´j: : :/ // /;ノ__ノ┬‐-、jリ /ヽ、_/}}__
γ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
| 公儀の許しもなしに、何を好き勝手にやっている? . |
乂_______________________ノ
_,,.. -‐ヾr-.-.
''"ア: : :,: 神 : : : :`: .j、
.ィ, :/: : l: :,:ハ:.ト、: : ヽ!jx=:.、、 て_
/'ィ: /: : :,!:/|:! l、:!ヾ:、: :、:、イヘ;;;;`;,, .そ
〈;l: l: : :.7ァェ|! lヾ-弋: :.i:.、|;;;ヘ;;ノ (
,!:/|:.|:.行牙 イ牙ヘ:.ト、{;;;;;;〉
|/゙iV{ハ└'' └-' 'ヘ:|L!ィ′
|:.l:'「ト、 r‐ュ .ィf:゙l!:::!:| ・・・・え?
|:.|: :.|| `,ォーf''、 |:l:. l::.:l:|
|::|: : k'" |-‐ッ' `l/: /::::||
|::j: : |ミ、| ./ /!: :/l:::::l|
|:λ:.|ヾミ | /彡彳:.ハ:::::l|
|r' l: :| `ヾl!彡' j: / ヾl|
ヘゝ__\_Y \\,.-、 _______________________
彡\、/ニ二ニゝレヘ\__ |
巛巛ヽ彡三三く\メXy,=ミ:、 < お前らも、いつまでも調子に乗ってんじゃねーぞ
巛巛ヾヽミ三三ゝゝゝ ゞ-'゙ヽ |
ニ‐ニ彡ヾ三三く>/⌒ヾミゝゝゝ`ー--、 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
-_,.彡ヘヘ三=ヾf;:,, \ ,-=〒'__ヾ}
_ -'´~77∧ゝミ-_ゝ ...._〃'^^<klXN
/Xレ公ゞー三=三彡ヘー--、_ソ
/ヘ//へへヘヘィ'了`7ー-<
/ヘ//ヘヘヘ/'"レ_ノ_ノ ノ ゙ヾ:、
/ソ//ヘヘヘ//レ´  ̄`ー、-''´ _,.ノヾ':,
//ヘヘヘ/|/ ヾ''´ __,,.ノヘ
ヘヘヘヘヘ/Y `}´ ||
徳川幕府
(演者:神龍 @DRAGONBALL)
───────────────────
幕府は、伊勢踊りを禁止とした
───────────────────
巫蠱不詳の事は、王者の禁ずるところである。
人を踊らしめてはいけない。
邪神を祀ることがあってはいけない
\ /
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
丶 丶从从 / / 本当に恥知らずの |
ミヾi⌒丶 全ノ⌒イ彡彡 | ジャンクね 神道って |
ミミY ^^ ^^丶ミ彡 .... \__________/
彡ミ( ヾY/^^ )|彡ミ ,r-'⌒:ー‐v‐、
ミ彡イ( ̄\人/ ̄)|ミミ ... _f:::::::::::::::::::::::::::::`ヽ
ミ彡 | `ー-⌒ー- < |ミミ ノ:::,.-―‐- 、:::::::::::フ
ニノ 丶 )ノ i ヾノヾニ . У , ,、 \::::::{
_三丶^^ | ^^/-、 . / ラ, /--//ハ_、 、ヽ::}
三/ ∧^^ i^^ / \/ .... / /1l._ ! 、__ x-、l゙ |l i:ノ
∠_/_|^^ ^ |__/_ . / / 〈j、l!| , ヒソ./,、}´ヽ
 ̄ 7 ̄(丶Y r彳 ̄77/カ .../ / ,Y人 r 、 //-}!:! ヽ
/ (T巫巫/) //从 / ___rラ-.>- '-:イ/¨i^i-! ハ
`/斗―ヽ二二ノ-//リ从 . i >、∧_{l朱l} `ラ/'フヘ! ハ
| | //从从 . !./:::::::〉、 |::! \/::ゝ_`ー.ソ |
| i∥ 川|レ从从 l〈:::::::::/::::::¨´:::`ーム'∧: ̄:::\ .|
, -――- 、 _ _/ヽ
/: : : : : : : : : : : : : : : : !-.-.‐.‐.‐. ァ
__∧': / . . . : : : : : 神:/: : : :`: :<
. /:::::::::::::::::〉: : : : : : :./: : : :,:イ: :∧: :i: : . .\:`ヽ ○
〈::::/:::::::::::/: : : : : : :/ : : : / /: / ',: |: : ハ: : ヽ \
∨:::::::::::::/: /: : : : :/: :-∠_/_:/ |: |: : :∧: : :ヘ、 ', ○
〈:::::::::::::/: /: : : : :/: :.X // \!∧: : : :',: : : ハ\j
/\:::::/: /|: : : : /i/ \ /`ー∨: : :l: : : :.! o
,'.:: : :ヾ:./´ !: : : /  ̄ ̄ ̄ ___∨: :i:. : : :!
. i.: : : ./イ! |: : / __ \ /!: ;イ::. : :.i〉 なんですってぇぇぇーー?!
. !: : : : .::|:.ヽ_j: / /:::::`:.、 \ /、|:/:.|:::. : ,'
j: : : : : .:!:.:/ |/ \ /::::::::::::::::::〉 ! }':.:.:|∨:/ o
|: : : : : .:|:/ > 、j::::::::::::::::::/ , イ-<:.:.;イ:.Ⅳ
|: : : : : .:|' / |` ーrー-イ--‐ ' |:.:.:.∨:.!: | ←邪神扱い
|: : : : : : ! 〉 | /ヽ ヽ o j:.:.:.:.:. : !: | O
|: : : : : : | /`ー 、 | ,! }、 |:.:.:.:. : :.|: ! ○
|: : : : : : | ./ ヽ |\/,| / ハ |:.:.:. : : :.|/
/ \ │
イ ─── .│ \\ ───┐ │ __ │
/ | 二 │ / ┼─ / │\ .│ ───
│ ┌─┐ │ / │── | | | │
│ └─┘ \/ \_ / ─── \/ / .│ ───
ヽ、
__\ヽr 、
. __ ==、-_、_ _ /: : ,: : : ̄: :|: :  ̄` 、
/:::::::::::::::ーフ__}ニ、::::\ /-‐7´: : : :神イ!: l: :、: : : :、ヽ 明日は我が身というやつかorz
/: >、:::::::_:,r/: :神 ヽヽ、:{ /. . /: :ィ_./ ! !、!、:ヘ. . . Y\_
/.ィ、::::::∨/: : ィ:/|ヽ l: \ソ:>. / !: /: 7 l/ | ヽ|`ヾ-!: : l: i:::::〉`┐ キリシタン
,': :\\//_ 孑/ ! |、!: : ヾ.,イ /〈!:.:l: イコヤ! 卞弌ヶ: :ト |::人:::::l 商売敵が取り締まられたときは
!:l |:l:  ̄|/´//' ! l卞: : ハ: :l /イ ハ.:レi 辷ソ , せシ l: :l:.ト!':|!iヽノ
!l:!:l:l: : : l/_, |/ l: :j、!ト| / l:/`l _ r!/Y:::::|!:| m9(^Д^)プギャー だったんだけど・・・
. |ハハ:',: : :|ミ≡" ≡=/:!/ |' ハ `ーi: ,'::\_ ` _ ..イー':〈_」!_」
ヽl ト、: !._ _ ノ:::::::/レ |l:!: : l/!イj ̄/ハ// : /:::::::|
ヘ>ヘ、|ヽヽ┬</,イ:::/ |l:!: : l「l l::〉'/ ,/: :./||:::::::|
/ ヽ ヾj l \|/ ハァ・・・ lll:: :〃l. ∨ /! : .i ヽ!::::::| γ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄.∧
,' i ヽ. ,' ! ! |l: :./ l / / .,' : :,' l:::l:| < 露骨な用済み扱いだよね・・・ .(__;)
l | ∨ ,' l l |!: :.! y / ,': : ,' / !::|:| ゝ________________,ノ
. ,' l / / ! l |': : }_/ ,' i /i. / l:::|:|
l ├ '-、'-、, ┴、| /|: : l::::::::{ ̄i ̄`!:,'::! / !::|:|
───────────────────────────────────────────────────────
ともあれ公儀は己の権威を脅かす「潜在敵」宗教に対し、絶妙というもどこか冷笑的なサジ加減の分割統治策で、主導権を確立した。
───────────────────────────────────────────────────────
───────────────────────────────────────────────
禁教は家康が道筋をつけ、徳川幕府一代を通して貫徹された政権のレーゾンデートルといっていい
───────────────────────────────────────────────
____
,. ‐''"´ ` ー- 、
/ \ \
,イ \ \::: : \ 幕末まで、踊る氏子と禁ずる幕府のイタチごっこは続くんだが・・・
/ / ! :| :|ヽ\ \:::::. ヽ
,' .:/ .::::/ ,' :,' .::iハ . ヽ:::: :::ヽ:::::. ヘ
i .:/ ::/ / ::/!: .::,' | |∨:|ヘ:::: : :::ヘ:::::::ハ 幕府の宗教政策の根幹は、>1の見るところ社会の脱宗教化で
| .:,' / .:/ ::/,' :::/ |:.! |:.:| |∨::::::::∧::::::i、
| .::i:./ .:::::,イ _/:_;ノ リ l`ーf‐-、::::::::::ハ::::| ! あり、教条主義(朱子学)を好む世俗政権による管理社会の実現
|/:|/ :/,ィ"´/:.:/ / |/'_」」. i:`: :::::::|::::| |
,ィ| / ::::::/i,.>''"アiヽ /´::::}`.|:::::::::::::l::::| | だった。目的は、キリシタン根絶で達成できたけど───
/ | ,'::::/{ rT{::::::::::r ! {:::::rリ ∥:: :::::/ト、ハ|
{ | {::/::::::ヽ|:|乂、_,ノリ ヾ之' ,'|::::::::,'. | 乂
ヽ | |,' |::::|::::|`ト! ''' "´ 、 ハ|::::.::i ! `''ー‐
i |::::|::::l::::|ト、 /:::|:::::::| ヽ その過程での迫害の徹底性は、恐怖なくして語れない・・・
ハ:: l: ::|::::|::::iハ \ (⌒) .イ:|!:::ハ:::::|
∧: !::::i:,.-、「|∧ > 、 _,. <:i::|:::|:::::.ヘ:::ヘ
/::::: _厶イ ./ |:.:.|` ー-L>、:::::::|::|:::|:::::::::.`iー\
>>宗教に対し、絶妙というもどこか冷笑的なサジ加減の分割統治策で、主導権を確立した。
ある意味、それが近代化の一番の近道だったかもね。
多くの国が聖俗分離で躓いて、近代化に失敗している。
__ _
. : : ´: : : : : : : : : : : .
/: : : : : : : : : : : : : : : : :\
/: /: : : : : : : ハ: : : :丶: : : : : .,
/:/: : : : : : l: : /l{ ヽ.: :{: :.\: : : :′
/:///: :j :/l: / { \l\: :\: : :' さて。鬱展開の進行役はやってて楽しくないし───
j:ハ: :/: :__;/斗f'′ 丶ー_、」_l_: : :'ト |
{ 厶': : : :灯f心. イ汀心 ハ: :|i :|\
_乂i:l: : : : } V)ツ V)ツ/ 八|i :| ) 今回は短めですがここらで切り上げますか。
八:/: :八 .:.:.:.: ' .:.:.:.:./f'′jノ: | バッドエンド
_/ /: :/; :个 . 丶 ,.イ.:l: : : : : :| 本格的な地獄絵図は、次回ということで・・・
_厶イ: : : |: :rく≧-≦゚┐! :|: : : : : :.
/: /: : :rl:|爪 f{ f{ 爪l:|、:_: : : : .
. /: 厶-‐八l >'宍'<⌒^l:|\ `ヽ: :.
/: :f{ / | く/:介:\ > l:| } /}: |
というわけで、長時間、おつきあいいただきありがとうざいました。
本当は冒頭につながるエピローグがあったのですが、どういうわけだか
重すぎて投下に時間がかかりすぎたので、残りは今週中に投下します。
それではまた。
乙
しかし、カトリック教会組織の排除をやらないと、
イギリス・フランス・アメリカのように近代に辿りつけんしなあ。
無論、偏見や差別なしでやれれば良いが、そんなん西洋でもできてないし。
現代的な理想論ならいくらでも言えるが、当時の限られた知見じゃ
これぐらいが現実的な決着のしどころだろう。
同時代に宗教弾圧やってない国でもあれば、見習えたかもしれんが。
西洋は日本以上に、同族・同教に酷い事してるしなあ…。
しかし、和辻先生の鎖国が出たのには吹いた…。
ウン、家康が未来からウィスパーされて、キリスト教と近代科学の
関連性を知りえて、教会のくびきと共に、西洋文明を受け入れてれば良かったね…。
宋美齢が、(対外的)基督教国の中華民国の邪魔になる異教(マルキスト含む)徒は、プルトニウム十字軍で神に代わってお仕置きよ!
在中日本資産の略奪で財布が重い、もう何も怖くない
↓
宗教は阿片だ〜
という落ち話かと思ったんだが、そういうわけではなかったか
一口に「キリスト教」と言っても、
近世日本との関連を語るこのスレにおいては、「キリスト教」とは、もっぱらカトリックを指している。
カトリックと並ぶもう一つの大宗派、
正教―ある意味では「ローマ帝国のキリスト教」の直接の後継者―はどうなるんだ?
日本人のキリスト教理解の最大の問題点って、
視点が西欧カトリックに著しく偏っていることだよな。
「厩戸皇子」の名前が示すように、
東方キリスト教との接触が遥か古代にあった可能性もあるにもかかわらず。
広く静かに慎み深く極東へ平和裏に伝播し浸透していたネストリウス派からすれば
奴隷狩り大好きな正教徒のロシア人も他宗排斥のカトリックもいい迷惑に変わりないよ
アイヌへの一番の加害者は、大和朝廷でも鎌倉幕府でも江戸幕府でもモンゴル
でもなく、国家を組織しない異教徒を畜生の様に扱うロシア人だからな
>>156
厩戸皇子の名前のネタ元がキリスト誕生の逸話というのは否定されてたはず。
理由は、「イエスは馬小屋で生まれた」という話が出来上がったのは明治以降の日本
なので、飛鳥時代の日本がそれを参考にできたはずはないから
順当に考えれば、生誕地の地名か、親族の蘇我馬子の屋敷で生まれたことに由来する
キリストの生まれた場所が馬小屋というイメージになったのは、明治以降の日本語
翻訳のせいで、それ以前は聖書を見ても漠然と家畜小屋っぽくしか描写されていないし
その場面の絵画でも描かれてるのは牛やロバなど
ttp://www.cc.kyoto-su.ac.jp/~hiratuka/essays/stable.html
だいたい、異教でも個々人の信仰を為政者が守る道理がある…なんて考えは
当時の西洋にも日本にもない。
排撃されて、野蛮なんだと罵ってるスペイン司祭も、本国や植民地で
ユダヤ教徒などの異教徒を宗教裁判にかけて焼いてる。
要は為政者と宗教組織の都合だけ。
カトリックだけ迫害されるのは納得いかないなんて、ダブルスタンダードもいいとこ。
つーか、そういう独善的な姿勢ばっかとってるから受け入れらなかったんじゃない。
ちなみに、和辻先生の鎖国論だが、岩波文庫版では後書きにすら
厳しいツッコミを入れられている。
曰く、和辻先生が激賞しているエンリケ王子に代表される進取の姿勢や
海外展開だが、スペインってぶっちゃけダメすぎじゃない?
日本大百科全書 スペイン史
スペインの歴史の特徴は、近代化の歩みがきわめて遅いことである。
スペインは大航海時代を生み出し、ハプスブルク王朝が「太陽の没することのない」
広大な版図を誇ったように、世界に覇を唱えた時期もあったが、
世界が近代に入ってからは国際政治の中心からは取り残されていた。
近代資本主義の発展は遅れ、中産階級が西ヨーロッパ諸国のように力をもたず、
社会が古い関係を清算できず、スペインの歴史を振り子のような動揺の連続にしている。
実際のところ、和辻先生が鎖国日本と比べて、進取の気勢
西洋近代化の先ぶれ、華々しく海外展開するキリスト教社会…
などと当時の海外布教活動をとらえているのは、勘違いでしかない。
スペインやヴァチカンは近代合理化のようなモノは一切求めず
自分たちの既得権、古い世界の教会社会の復権のために海外布教を行ってた。
結果的に、古い教会組織の世界観に閉じこもっていた彼らは
日本人以上に思考が硬直化して、20、21世紀において衰退と敗北を迎える。
作者氏が大好きな無垢な信徒や司祭とかいくら関わっても、近代なんぞに
一ミリも近づかない。寧ろ、教会組織の介入を招くだけ。
当時、世界最大の保守勢力の牙城ヴァチカンやスペインを蹴りだしただけでも
結果論的に、家康は日本に道を拓いたとも言える。
>>161
性的スキャンダルとかの宗教者の堕落や近代的価値観の受容で未だにモメてるからなあ>バチカン
後者はヨハネ・パウロ2世がだいぶ受け入れたけど最近も同性愛者を巡って一騒動起きてるし
それと「無垢な民衆=美・善」ってのも考え物だと思うのよね
無垢ならば、仮に煽動されたとしても内乱や戦争への参加したことも許されるのか、と
結局、近代化とは、絶対の概念を軸に、個人信仰以外の分野で脱宗教を果たすこと。
まんまキリスト教徒になる事では全然ない。
つーか、それは単に宗教と人文科学(政治、教育 etc)が未分離だった時代への逆行。
和辻先生の論は、敗戦のショックから、ともかく早く西洋文明に触れれば
早く習熟に至る…という短絡的なスピード論でしかなく、近代化への考察が皆無。
昭和の日本が精神論にハマったのも、代理キリスト教である近代天皇制に
「信仰」でしか捉える事なく、明治憲法制を台無しにしたから。
無批判・無思慮でピュアな「信仰」を第一義に置くことこそが、近代と真逆にあるもの。
家康の禁教令に歴史的意味があるとしたら、脱宗教を果たせない信仰形態を
徹底的に排除した事。
その副作用として、脱宗教を果たす道も先送りにしてしまったが、
江戸時代の知見では、あの程度の対応が限界だろう。
現代レベルでの歴史分析ができる学者でもいれば別だが、西洋でも
自分たちの近代化を冷静に分析できるようになるのは、もっと後の時代。
スペインのように、古いキリスト教信仰形態が固定化するよりは
遥かに近代化に目が出る。
>>163
まさに明治の国家神道へのブーメランだな。精神論というより迷信・カルトへの強制は
昭和でなく明治に始まった。たかが20年で国民が狂う訳無いだろうが。(次回以降への内容で触れるだろう。)
石田心学のようなカルヴァンもどきが一時的な流行りで思想体系として残らなかったように
1がさんざん述べたように欧米本家の日本人も常連客の近代思想がキリスト教をベース
にしていることへの前提に触れず、魔女狩りのような異端弾圧やイギリス国教会のような
ローマ帝国以来の宗教ヒエラルキーの動揺を思想弾圧・統制・根絶というのは無理がありすぎる。
乙ー
キリスト教が近代のベース…で思考停止してると
超キリスト教国家だったスペインや、キリスト教の本家であるヴァチカンが
反近代路線を強硬した説明がつかない。
16世紀から17世紀に起きた、カトリックのほころびと、
それから教会組織の外側に飛び出したキリスト教徒の所産を理解しない事には
近代に辿りつけない。ヴァチカンの法皇様みたく。
そして、結局のところキリスト教をベースにした西洋近代国家は
アメリカのような特殊な事情がある国を除けば、キリスト教離れが進んでいる。
宗教ドグマ第一に世界を捉えるのは、イスラム圏や儒教圏と変わらず
20世紀までのカトリックも本質的に、それと同じ。
ついでにキリスト教になれば自動的に合理性だの、科学的精神だのが
ついて来るなんてのもギャグでしかない。
ファシズムに走ったドイツもイタリアも、それと手を結んじゃったヴァチカンも
ガチのキリスト教徒。
いまのアメリカ人は、多くが非科学的な説を、信仰から信じ込んでる。
キリスト教の絶対の概念をベースに、個々人が理性によって世界を捉え始めたのが近代。
結果、聖書世界と理性で捉えた世界との差異が大きかったため、キリスト教離れが起きた。
キリスト教徒でも、近代的理性を信仰の敵とみなす人間は近代人とはほど遠い。
信仰だけ猿真似しても無意味。
キリスト教徒は思想弾圧・統制・根絶を一切やってない?
質。量とともに最大級の虐殺王でしょw
共産主義以外、勝てる相手がみつからない。
我々(カトリック)をなめるなよ邪教徒
キリスト教の歴史は闘いの歴史だ
異端審問と異教弾圧で屍山血河を築いてきた最強の世界宗教だ
まさにこの通り
>>1 がさんざん述べたように欧米本家の日本人も常連客の
近代思想がキリスト教をベースにしていることへの前提に触れず
寧ろ>>1 氏が、近現代史やキリスト教史を書いた本なら大抵載ってる
キリスト教のなかの反近代化路線には全く触れないのが不思議。
ヴァチカンとスペインの主導による海外布教の定着が、
本当に近代に繋がるのか、読者に肝心な点を隠しているとしか思えない。
ヨーロッパ各地でプロテスタント教会と対抗したカトリック教会
は度重なる宗教改革や革命によって後退を余儀なくされました。
また啓蒙主義とフランス革命に見られるような合理主義と国家主義の台頭を受け
て、近代ヨーロッパ文明の発展に影響力を殆ど持ちませんでした。
さらにトリエント公会議以降は伝統主義路線を選択し、
第二ヴァチカン会議に至るまで、ほぼ一貫して反近代主義の立場にたちました。
19世紀、ナポレオンによる幽閉から帰還した教皇ピウス7世は
教皇至上主義を唱え、イエズス会を再興し、異端尋問を復活させました。
またピウス9世以降の歴代教皇は「禁書目録」によってカトリック内部の近代主義を弾圧しました。
また和辻先生のように、キリスト教の近代部分を受け入れるために
教会のくびきも含めて全面解禁にしなけらばならなかった…というのも
そもそもご本人が、キリスト教の近代部分と反近代部分の区別がついてない。
近代取り入れなければ!
大航海時代のスペイン見習わなきゃ!
こんな知識レベルでヴァチカンやスペインが送ってくる宣教師を
無制限に受け入れるとか、どんな結果になるバカでも分かる。
戦後の学者でもこのレベルなのが、日本人のキリスト教理解の程度。
キリスト教一律禁止のデメリットはあるが、無制限受け入れの方がもっと怖い。
日本の宗教事情が、スペイン化:・ヴァチカン化すれば太平洋戦争前に滅んでる。
端的に言えば、キリシタン弾圧の酸鼻や、太平洋戦争の狂騒をダシに
近代合理性の匂いを嗅がせて、
キリスト教の看板でいっしょくたにして誤魔化して、
反近代のカトリック路線を、ドサクサにまぎれて売りつけようとしてる様なもの。
我々が欲しいのは、そいつらの敵対勢力がつくったモノなんだが…。
和辻先生の論でケッサクなのは、外国でフランシスコ・ベーコンが
活躍している時、日本は鎖国なんかしやがって…という一説。
ベーコンに代表される様な、個々人が実験や理性によって真理を求める…
という近代思想は、カトリック教会組織によって、全般的に「禁書」扱いされてしまう。
実に「4世紀」もの間、教会組織に属するカトリック圏では、「近代」への
門を閉ざし続けていたのである。
後述の、近代思想を得るためには、キリスト教の輸入が必要…
なる文章は、とうのキリスト教の半分側の勢力が、日本よりも酷い
近代鎖国をしていた事を、この学者先生は全く知らなかったわけである。
弟子などにも批判されて至極当然。
近世の精神に参与しうるためには、それとからみ合ったものをもいっしょに取り入れなくてはならなかった…
わざわざ作者氏が傍線部まで引いたくれたようだが、ホントに傍線引いただけなのである。
近代と絡み合ったキリスト教には、実に強烈な「反近代」が含まれていたのである。
和辻先生も作者氏も、キリシタン弾圧や敗戦のショックに心を痛めるあまり
過度の西洋無謬論者になり、反作用については何ら考察をしないのである。
西洋の片方の部分は近代を生み出し、もう片方の西洋は
実に20世紀まで、それを拒否し、否定していたのである。
端的に言えば、絡み合った原因をよくよく理解せずに、カトリック宣教に
考えなしに手を伸ばしてしまったからだが…。
「近代思想のベースはキリスト教信仰」
というフレーズを、実に短絡的に考え、カトリックの信仰形態でもなんでも
ともかく入信してしまえば、何かいい感じになって近代に辿りつける…みたいな。
残念ながら、カトリック教会組織の推薦する神学では、永久に近代には辿りつけない。
近代思想を生んだキリスト教信仰は、「理神論」的な考えで、カトリック教会組織の
スコラ哲学の様な神学体系とは、まるで違う。
ベーコンもそういった哲学体系が大嫌いだったから、禁書扱いされた。
「理神論」は、ベーコンに代表されるような、個々人が実験や理論によって
真理を追及して神の意図を探るもの。
聖書や古典の記述や、組織的な宗教ドグマから真理を説こうとする
カトリック神学とは対極の位置にあるもの。
だから、カトリックは近代思想が大嫌い。
いってみれば、権威主義のオッサンが、理詰めでくる若造を嫌ってるのと同じ感じ。
しかし、近代合理性を獲得するために、反近代のカトリックを布教させましょう!…とか。
日本人が、ここまでキリスト教に疎くなっちゃったのも、確かに禁教令の罪かもしれんが
禁教令を敷かなかったら、反近代カトリック教国になってたとすると、何だかなあ…。
近代を学びたいなら、カトリック教会が禁書にした書物や、
敵対してたプロテスタント国家の、制度や信仰から学んだ方が良いよ。
近代化に限って言えば、百害あって一利なし。
>>1 はここで述べられているようなそういったことも
薄々だとしても感づいていてあえて思考実験をしてるのだと思う
カトリック諸国締め出してプロテスタントのオランダと貿易してたのは
決して悪い選択肢じゃあなかったんだよなあ
イギリスの赤字撤退が痛い
最初に布教したのが、もうちょっとリベラルなキリスト教なら
日本人も共存や近代の可能性を感じたかもしれないけどね。
最初に本格的に布教したのが、本場で腐敗して失地回復に来たカトリックだからねえ…。
ついでに、作者氏が言う、交際相手の考えを一切認めないのは、誰よりカトリックだし。
それで批判されて嫌われると、一方的に逆ギレで平等主義を振りかざすとか、もうね…。
どこに、異教や異端や近代思想を少しでも認めたカトリック社会があるよ…。
虐殺、思想統制、差別、偏見、近代化の妨げ…邪教以外のなにものでもないな…。
神の教えを悪用して私腹を肥やし、無知なで従順な信徒を奴隷として扱う。
まともな近代国家から蹴りだされたら、ファシズムや独裁国家と手を組んで
既得権を維持しようとする…。
個々人はともかく、宗教組織としては害悪としか言いようがない。
日本人がファシズムに狂ったとしても、彼らをお手本に反省とかワケワカメ。
続き投下します。
γ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
< 締める前に、ちょっといいかな司会役w |
ゝ__________________,ノ
/: . /: . :/: .;イヽ: . \: \: . : . : . : . \: . ヽ
/:/ /: . : j: . | | \ . :>:‐\‐:‐:-: . : . \: キ==、
,: /: ,′: .:.|: .:.| | `く . ,rテ气ミ、┬i- 、: . ヽ:', j!
j/l: .|: . : .:.| ,斗1 Y.Vi ::: レトj: |) }\: V', リ えっ?
|! |: .|: . : .イ ,.rテミ V、:::_ ソ |:.| ノ: . :ヽj. :,
|! |: .|: . : .小〈.Vi: ハ `ー '′ |:.|´ヽ: . : . : .',
l! |: .|: . : . }小.弋zン xww j:.j_:.',: . : . : .,
ヽ:j: . : . レ1ハ wx ' _ , ,.イ|:.| >ヘ_,: . : . : ',
ヽ: . /|:.|!: i> .. / .|:.|' ト、;; . : . : . ,
j: / .|:.||: |: . ,.斗孑 .ァく /|:.| /\\: . :,
|/ |:.||: |/ 〃 ∧y /{ .|:.|;;/ , rニ\;\: ,
.|:.|l:/ .|lヽ__/__ V__ V |:.|´ , ' / /; ̄ヽヽ
|:.|∧ |l に不こ) |:.| ,' ./ / }:l
|:.{ ヽ l| 〈/ i| ヽ」 |:.|;' / |:|
_
| |__ __
|┌─┘ ____ |_ |
L二二} ,二} | __| |
,.二} | |__|
 ̄ ̄ [} [} _
r一'ノ
 ̄
 ̄ ̄ :.
´ ハ : :`
/ | : : : : :\
/ , / .:|、: : : : : : : :.
. / / 独 . : :| \ : : : : :i: .:. 冒頭の司馬遼風エッセイ・パートで、ディスられた独が来ましたよw
/ / | . : : .:' ∨ : i :|: : :.
. ′ i : | . : .:, 厶 ― , : ハ:| : : :.
i :| { 厶斗- . : : イ/ Ⅳ :リ i : :i 日本人の自省は勝手だが、世界に冠たる存在になれた筈の旧盟友に
| i| /{\.:.| \.:./ノ′ 笊_示㍉ i‐〈: : :|
| 八 :从 笊_示 )' V:rソ: : :|ァノ : :′ 冷たいのは気になるところだ。作者の猛省を求めたい。
∨ \ トヽ V:rソ i.: .:|イ: : i
| . : :人 ,ヘ ' 从 八:.:.i.:.
| : i : : 、介:込、 ー ' イ:/: : :从:ト乂 日本でも、ミリオタとアニオタと歴オタのアイドル的存在のはずなのに?
| 八{\{\ト、(ハ≧o。 _ イ iノイ:イ )
. ノ′ ` ` i !
′ 丶
ry ´ ` ry
,..::::::ヤi  ̄ 丶 " ̄ ヌァ::::>x
/.:::::::::ヤi ヌァ::::::::::::::::i
〈 ::::::::::/辷メ辷メ辷メ辷メ辷メ::::::::::'::::::: |
,. ‐  ̄ ̄ `ヽ、
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
/.:.:.:.:./.:.:.:./.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
/.:.:.:.:./.:.:.:./l:|:.l:、:.:.:.ヽ:.:.:.:.ヽ.:.:'; あれ? いやあの、まだWWⅡネタを引っ張るんすか?
/.:.:.:l.:.:!.:.:.:./ |:l|:!:、ヽ.:.:ヾ:、:.:.:.\|
/.:.:.:.:|.:.l -‐/'/l:!|! ヽ` ー-ハ\.:.:.:ヽ
/:.:.:.:.:.:l:.l ィ_¨ヽ! | | ィ_¨ 丶、ヾ:、ヽ:.:ハ これ以上は脱線のそしりを受けかねない気もするし、
|:./:.:.:.:.|:l r'::::::} r':::::::::}:.:.|'ヽ l\:';
|/l:.:.:.:.:l:.! ゝ- ' , ゝ-- 'l:.:l ノ:.| ヾ あまり気が進まないというか・・・
|'∧:.:.:.:l:.':、 '"'" '"'u"' /!/,:':.:.:.|
/ ヽ:.:|__::丶、 n ,.ィ':.//:.l:.:.:.:.:!
/´ヾ 7'ーr,!` ´ ト/イー-、:.:.:l
;' ヽ, / ./:ノーf夭‐ヘ// / ヽ.:.l
_!_,..∠、 / \/ムヘ// l !:.l
, :': : : : : : : : : : : : : : : : : : : `:..、
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
,:': :/: : :. : : : : : :./: : : l: : : : : : : : : : : :':. あと、扱いにご不満のようだけどWWⅡ時の貴国については、
/: :/: : : /: : /: :〃:'|: : : ::!: : l: : : : :l: : : : : '.
. ,': ::,': : : /: : /: //:,' .l:.ト,: ::l: : :l: : : : : l: : : : : :' 別宮暖朗先生の下記の金言が、ここの>1のFAっス
|: : |: : : l: ::/l::/ ,':/ |:.', V:l: : ;l: : : : : V: : : : ::l
l: : l: : : :l: :,'-!_'-|,'‐' ヾ -ヾヘ:_: : : : : :V: : ::l:.:|
l: : :V: : :V!オ芍斗 乍芍=マェ-: : :.ヽ: :.|: | アイカタ
. V: :.ヽ: :ハ 弋,ノソ 乂じノソ 》ヾ、: : ヘ: :| (ついでにボクっ娘は、三塚井でお腹いっぱいだし)
V: :l: \ヽ , ー‐ ´ !:.ハ: :ト,: ハ;!
V:|: /: l |:.l V!:}:/: l -, , -r 、
,': : ト.、 lフ::.ヽ ,ィ' l-:': : : : : :', , - ´_ノ -―' 〃 }
/: : :.l:l::.丶 ゝ- ' ィ':j ,':: : : : : : : ハ / '´ ‐‐.::/./
/: : : ::l |: :r-| ` - ´ ,'-//: : : : : : : : : :'. l , ´ ̄- ´ /
/: : : : :..l l/ ¨`` - 、 / //V: : : : : : : : : ハ '. ァ- ´
. , -ナ- ‐―.; l / ', / , ' V:_:_:_: : : : : 、:', r二 ̄ ̄ 二7
/ 、 l l 、 / V , / / ヽ:', l  ̄ ̄ |
. / ヽ !l ヽ x≦三三フ/ミzx' j ヽ, | |
/ l |.! Y///////V,'///ハ ./ V l l
────────────────────────────────────────────
「ドイツはヨーロッパのリーダーではない。これは第二次大戦の審決である。」───
(別宮暖朗著「失敗の中国近代史」 あとがきより)
────────────────────────────────────────────
' / /::: ,.イ ::: / |:: /´ | :::|! ::::: |\:::
.| ' / .'.::... / !: / |:::! !::::ハ ::::::|:::::\:::: ササキ
.| | ::!:::::| ::::j -‐|‐|─ ト::| l::::| -‐─ヽ--ヾ:::: 思うに45歳のBBAである独逸さんは、花もはじらう12歳の
i⌒v::::|! ::|::::::ィ:´::| |: | |:::| ゝv ゝ:::::ヾ::::::ヽ コウサイ
| v ::| i: l ::∧:::::| V -- ゝ \ __ \::::\ 我らが日本と同盟すること自体、犯罪行為だったんや。
| |:::|:: !:::l:::| ヽ_:l _ __ __`_ー
| | ::ハ::ij:::ハ::!イ`弋ゝ-'フ`` ´ !ノ__フハ ヒアソビ
| | :::|:V:::::::ヽヽ  ̄ ` ´ 実際それが災いし、日本は戦争が出来ないよう懲罰の9条を
, -v ,イ V::| ::::::ハ::\ ::::::::::: ,. ::::::::::::::
, -<. `| ` ヽ| :::/ゝ∧`´ <:i 課せられてもうた。主権国家としてヒドイ屈辱でありピンチ・・・
, '⌒ヽ ヽ ヽ ヽ/ヘ/::l!
! | | -.ハ V|!:::∧ BBA
l ー| | r トi_ノ ゝ |:|:::|:::,.\ ´ ` . イ 戦後の扱いは、成人たる貴国が遥かに上。それで納得汁。
| 人 i´ト l_ノl ノ/:::j:/::|::::ゝ.、 イ:::: |:::::
. -―: : : : : : :―- .
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : :.\
/____: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\
/´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.、
/: : : : : : : /: : / : : : : / : : : :} : : : : ヽ: ヽヽ
/:.:./: : : : :/: : : /: : : :./ :/ :/: }: :|: i: : : : :|.: : : : :.
/:.:./: : : : :/: : : /: : : :./ :/ :/: :/:.:,|: |: :i : : |.: : : : : :.
; : /: : : : : ; : : :/: : : :./ :独/: :/:.:/'|: |: :||: : |: : i: : }.: :. 独が「優遇された」? 無知乙、撤回したまえ!
/:{: :{.: : :.i: `ト、:./i: : : :/ :/ :/: :/:.:/ |: |: :||/|: : |: /: : : :.
/: :{: :{ : i :|: : |: /`ト、/// // j/乂八:リ: : |/.: : :.i.: :.
/: : :乂V:.{ :|: : |/ ,xf≧㍉、 / /x≦、)Ⅳ: :从.: :i : | :i: :. 独だって戦後、連合国によって完全な非軍事化と
/:/ :/: : :.Ⅵ.:|: : | く ん::::)心 仏::::)ハ 刈: : :ト Y: | : |: |: : :.
,:./ :/: : : :小八:从 弋辷ソ 弋辷ソ'イ//: :| }: :} : | :| : : } 軍事産業全廃を厳命されてるよ!
. { {: :{ ! : : : |: :\\\ 、 ///: : :|_/)/:./:}: |: : :′
. 乂: 乂 : : :.|: : :|: : :|ヽ , ---- 、 //: : : 八/:./ /: 八/
\{ \八:.:人 八:.人 {V ̄`V} //: :/ /: /:./ ///
\ \ \ \ `ー―‐" イ)//////
__ -=ニ二二7ニ{ | >-< | }二V二ニ=- 、
/ /ニニニニ /ニ | \ / |ニニ∨ニニニハ
───────────────────────────────────────────────────────
日本人12歳論の元ネタは(ドイツ占領に何の責任もない)マック元帥の、「近代国家として、ドイツはアメリカと同年配の成人。確信犯
の悪党。日本は少年で、うっかり道を踏み外しただけ」という日本弁護論。むろん戦後処理で「ドイツ優遇の論拠」となった事実は無い。
───────────────────────────────────────────────────────
__ l /
, ‐ ´ `ヽ ′/
/..:/.:/ .;イ :. :.丶.:.: \
〃:.:./ .:./:.:/小:.: ',:.:.ヽ:.:.:. ',
l:{.:./ .:./-‐:! l ヽ:.‐-:.:.:.\:.:.! えっ、そうだったん?
i:}:ハ .:7ィ=ミj:ハ >=ミヽ:.:ヘヾ、
、_メ!.:i.:.ハ r'_;j r'_;j ∧:.:}:.fヾ
乂;イ.:.∧ /イ V:.:.| リ
_/ j/_:ノ:.介 .、 ° ,イ:.l:|:..|:.:.:.!
´/:.:,':.:.:j:|:ノーf夭‐ヘ :j:|:.:l:.:.:.:!
/.:.;ィ7´l:|\/ムヘ/`l:| `ヽ.:.:i
/.:/i // !| に不こ) !|l /!:.:.i
´  ̄ ̄ ̄ ` 丶、
/ 、
., ' \
/ \
./ ヽ
∧ 独 ヽ ヽ
/ '. '. } '. ・・・当たり前だろ。やれやれ───
| i ∧ i ハ i
! _| _ ノ、 、 | 」」i|_ | |
'. | 八\ |ー| i| | ケロッグ・ブリアン条約を確信犯的に破ってイワンとやりあった挙句、
∧ 八x行うミ \ . 行テY| /
ヽ {\ 《 {:::::r'| \/ |:::リ ∧ / ' 人類史上空前の災禍をもたらした戦争で無条件降伏したのだからな。
| 八_|` ー-ゝゞ= ' , ` 八i/ |
| | | ,
! i 八 r_ ; / | 西ドイツの再武装は、日本の警察予備隊創設より遥かに遅い1955年。
八 |ヽ ∧ \丶 __/ ハ 人 八
\| ∨ ヽ八ト-‐' ∧ハ/l/ハ/ }/ ヽ 連合国が認めなかったし、世論も猛反発していたしで───
/ /
∠二 _ {
/ `ヽ '.
./ \___\
/ \ ヽ
──────────────────────────────────────────
戦後の西独でも米英仏が協議して草案を創り1949年5月、ボン基本法が制定された。
──────────────────────────────────────────
──────────────────────────────────────────
ボン基本法もまた、他ならぬドイツ人自身が「自作じゃないしw」と自嘲する代物であり───
──────────────────────────────────────────
/三三三三! , , " ; 、 i三
i三三三三i 、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、i三
i三三三三i三i"_ュュ三三二≡=l | ∠=弐三ュェ_ !; ; i| 「連合国の影響を最初から感じとっていました。
i三/// i三i 弋 fア_ノ } ' /i 弋_マ __ノ i ; ; i
,∨//| i三i / ̄ ̄-‐, ′ .| i`ー ̄ \ !; , ,i ドイツ人が、みずから純粋に自由で自律的に
//////! ; i三i、 | i ; ; i
|/////,| , i三i ;. u _,.ゝ #;;; ∧; ; i 基本法を定めたというのは幻想にすぎません!」
∨////!; i三!, l ∠、/ュ` ∧ i ; i
. ∨//∧ /三!,' ヽ , , `{ 、∧./; ; i
∨//∧/三三!,'∧ , _,....---ー、 ` 、 ∧/;; , i
\////三三!,', '∧ , ,----―‐=、 、 ∧./ ;;;; i
||l |三三!y '〃\ ====- /、 / ;; i
ヾ |三三!、、、/ / \ , , ' ; /ヽ/ ,' ;;; i
ヾ三三ii! 、 y/ /~"'''''==='''"~ヾ/ ,' ;; i|
ヾ三llii! 、 、 "'' 、/ l l / ,' ;; i|
ハンスハインツ・バウアー
社会民主党(SPD)元議会評議会議員
(演者:兵藤 @皇国の守護者)
/´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : }}: : : : :`:ヽ、
ヘ||: : : : : : : , :r ,=_'_‐_´_ ` '‐= JL: : : : : : : : ヽ
|: ||:||, - , = r´': / ,-, フ ` '_r‐>-、= -、: : : : : : }
ヘ: >/竺ヽ}: : : r //:|´ r‐'´/ ヽ: : ヽ: : : /
ヽ{ !焦ンノ 二 } ノニノ .ノ 人 /_ノ \: :ヘ:/ (そんなことは百も承知───
{`'‐'-´ ‐::´:`´ノ人、 ヽ ヘ ´ノ 、 ヽ-‐,ヘ、
{/::´::::::::::::/{ ・ヽ, ノ、‐`/ `i / `\
/:::::::::::, r ' ´ ヘ ノ ヽ_,,、 !、 / ` 、 だが、我々は人間がほかの人間に対して狼に
/,::: r'i´゚ノ ` | \_ ノ ヘ: :\
'´ | `r _ - 、 | / /: : : : なりうる現実を、身をもって味わってきた・・・
.| 'ヽ ワ ' | / /ク: : : :
| ` _ , -― ' ‐ 、 ヽ、 _ , - ‐ ': : : : : : : :
ヘ r '´ r`ヽ、<: : : : : : : : : : : : : : 理想主義者の善意の産物だったヴァイマル憲法が、自らの
ヽ ノ ヽ \: : : : : : : : : : : : : :
ヘ , ‐ ´´  ̄ ̄ >==≧: : : : : : : : : : : : 制度によって自壊した轍を踏むわけには行かない!)
' - -, 、r = ´ _, - ‐_, '''''/: : : : : : : \: : : : : : : : :
/‐=`| r'´r―ツ ´ ~: : : : : : : :
{-‐i .|, -'―': : : : : ○: : : : : : :
rノ´=´ノ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
コンラート・アデナウアー(1876〜1967)
西ドイツ連邦初代首相。なお彼が重用した官房長官は、ユダヤ人迫害法に関与した黒歴史の持ち主。
(演者:新城直衛 @皇国の守護者)
───────────────────────────────────────────────────────
「ドイツ歴史図鑑」(グイド・クノップ著)によれば「(優れてはいるが)基本法はドイツ人が勝ち取った憲法ではなく、感激はもたらさない」
そうだが、ともあれその26条第1項は、我が9条ほど明瞭ではないにせよ侵略戦争の準備を禁止、つまり軍備撤廃を謳っていた。
───────────────────────────────────────────────────────
───────────────────────────────────────────────────────
なおアデナウアー首相の執務室に「日本の教育勅語が掲示されていた」なる逸話は、チャーチルが「日本人は外交を知らん」と評した
とか「李承晩は対馬侵攻を準備して北朝鮮の奇襲を受けた」というのと同様、ネットで流布しているがソース不明。つまりヨタだ。豆な。
───────────────────────────────────────────────────────
_____
...:.:.:.:´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`.:.:.:...
/:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`:.:.:.、:.:.:.\
.:':.:.: /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\:.:.:.ヽ
/,:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.、:.:.:.:.:.:.:.:丶:.:.:.:.
//:.:.: ':.:.:.:.:.:.:.: ,:.:.:.:. i:.ヽ:.:.:、:.:.:.:ヽ:.:.ヽ.:.:.',
.':':.:.:. i:.:.:.:.:.:.:.:.独.:.:.イ:.:.ハ:.:.:、:.:.:.:.i:.:.:.::.:.:.:! ともあれ朝鮮戦争が再軍備の名分となったのが、
il:.:.:..:.l:.:.:.:,:.:.:イ:.:.:.:/ :. / ヽ:.:.::.:.:.l:.:.:.:i:.:.:.l
!l:.i:.:.┼≠:メ/:.:.:.:' /‐'― - ヽ:!:.:.!:.:.:.:l:.:.: l 近所の日本じゃなく地球の裏側の独とはねえ・・・
.:.l:l:.:.:.:!//_ ':.:/ /: ' __ `ト、:l:.i:.:.!:.:.:.:!
.':':ll:ゝ:.ハイ´{うト、/´ イ´トイ心x.、:.!:ハ:.ハ:.:.:.l
.':':.:.!:.:.:ヽ.:. Vソ r:し'ノ'´:./ ! }:l:.:.:.! 50回以上、法改正してる独を見習う気はないと?
/:':.:.:i:.:.:.:.:.ハ `¨´ , ` ー ´ /:/ ./ノ:.!:i:.:.i
/:.':. /l:.,:.:..:.入ヽ /:':`ー:´:.:.,!ハ:.:.l
. {:.ハ:! |ハ:.:从ハ:.:>、 ` ´ .イ:.:.:从ノ:.:〃 }:.'
!' ヽ ` ー `ー > _ < /:.:.:イ_ ハハ' /´
r- 、 _ /| ' ´ i: : }
ヽ、 \__ /: :  ̄: イl / : : ヽ
{ヽ、!゙`、.ゝr、 l`Y\ /: : : : : : /. ! . ': : : : : : `ー.-、 __
.| | ll Y´ l ! ヽ-、 / .': : : : : :, '- 、 /: : : : :, 才 ´ ̄ヾ::. ,.、r-ィ'ヽ }ィヽ
.ヽ、゙、 ゙i ヘ | i ヽ / /: : : : : /― 、 ヽ ': : : : :/ ヾ:. , ィ´f i l i´ i l
`゙、. ヘ `"ヘノ !、_r 、 / /: : : : : / ̄ ヽ/ : : : : : / }:i ., -‐ f | } }´ l ! ,! i
`ー'‐―く ,//´'` 、 / ': : : : : / /: : : : : : : イ ':::! .r´ ! ! ! | ソ .|' /
ー-_ ,// \/ !: : : : :/ /: : : : : : : : ノ ! ':::::ヽrr|::::.....r'゙ |'´ /´ //
_ _ ___
´ `ヽ、
/ \ヽ\
, ' \.、ハ
. / l { : .\: .\\ `ー廴_ オ ッ サ ン
. ,′ / .八!\ト、斗匕 ̄ヽ、 \\ しゃーねーべ。文句あるならコーンパイプの元帥閣下に言えってのw
l l | {.ト、\ \ ,ィ斗ェ=ミァ 、_ヾ: . ハ ヽ
| ! || .ィT弋, \ ゙Vュ:::::;Y´り: ハ :.リ )
. !.! |l i| `辷ツ !Y. ; :jノ 確かに今や日米同盟の足枷と化した「不磨の大典」だが、何せ批准に
.l ハ 、 : :小 /⌒ :::: ノ:.ハ: : ; :\
. 乂 ハハ. : :l;ヘ、::: `- ' /V: :ハ : ; : : \ 3分の2を要する、改正困難な硬性憲法。全ては米帝の陰謀なんじゃ
ノ ノノ}: :リ : i:`::ー―、‐', ィ´⌒V:廴.; :ヾ: :\
ノ.:/. : .!: i : i ::「 V ヘ ,ィ》ー‐'i⌒\ : \
. /イ: : : ィT!  ̄く≫|i }≪/ ll.| 〉 : : '.,
. ,!: /´ V《 l二ニ{_}ニコ ll | / }\: :ハ
_ -  ̄` ー
/ 独 \
, ' ,、 、 ヽ
/ / ,ィ ィ/ ヽ ! | ヽ
,' l , -‐-x i / イ-─リハ l ヘ ', 何を言う。独はもちろんあの米国も改正に両議院
i l ァ≠、/ ィニテ!/ l !
,'.| ゝトヘヒノ , ゞ-ィ fヽ | l 3分の2を要する、おなじ硬性憲法だぞ?
! ! ヽ_', _ __ | f ' i i
{ ト ヽ、 ,イィ/ ィ i l,'
トゝヽヘ_、-、_` t - イ /!ィハ/ソ だが朝鮮戦争という現実をわがアデナウアーはヨシダとは
r z' ,k-、
_ ┬ ヘ 只 /`7-、 真逆に、基本法改正すなわち再軍備につなげた。
/ ', ', ヽ/ ヽ' / / \
二 ̄\_ j`ヽ ヽ 丶 / / j ヽ /⌒二つ
/ )、 ' ヽ ヽ , ' , ' ム { /{ `ー
, , / 弋ミミ} \\ _// |彡 V \ (
,/ / / ヘ 7 \ / ,' .! / 厂
_/^´ | V Y / {_/ /
ヽ } } | ! {/ /
────────────────────────────────────────────────────
むろん西独国内においても戦後日本同様、感情的な平和主義者が生まれていた。当然アメリカ主導の再軍備に反発する
世論も凄まじく、「オーネ・ミッヒ」(自分はいやだ)運動が起きるしまつ。非武装中立という選択肢すら、有りうる情勢だった。
────────────────────────────────────────────────────
, '"  ̄ `ヽ
// ^ヽ ',
.///f / j ヽ ヘ !
ノイl | レト'Vハ斗ト、_>
lハj | ○ ○ |レV あ・・・ そ、そーでしたか───
ノ火ヽ"V ̄}"/゙) {
// 匸 }>示iくこ八 サーセン。ちょっと ググり直して出直しまつ───
.// ! / /《小.》「`ヽ ヽ
V{ !ヽノ {: ト-イi }
── ──‐‐‐─ ‐ ‐‐── ──── ───‐‐───── ‐‐‐‐─ ‐ ‐‐── ──── ───‐‐
. .. -―……―- ...
.. . :´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::` : . .
.. : :´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.\
/:::::::::::::::::::::::::::::. . . : -――…‐- .::::::::::::::::::',
/::::::::::::::::::::::.. : :´ . .. -‐…‐-(YY) ` .,::::::::::i
!::::::::::::::. : :´ . : : ´ _,, ...-‐…‐-.(.ハ.).: . , ゙i:::::::!
j::::::/´ . :´ {D二二三三:::::::::::::::::::::::.:.:': 、 〉/
\{、 ´ .. -ー;;;ハッ /´ o Y゛''<ニ二三゙i゙i:.Y
′,___/´:;:;:;:;:;:;;゙ッ (, 八 ) `Y o }iィ゙i゙i \__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__/
/⌒゙ッ:;:;:;:;:;; `二 ´ ヘ,___.ヘイ;;l゙i〉 ≫ ≪
、ッ''j }:::ン ゙i゙i゛ミ /ヽiイ 从_ .≪ 主権回復のために再軍備は不可欠である!! ≫
xミ_ (, フ(, ヾ .{ッ '' / ) . ≫ ≪
,.ミ,, ッ⌒''ミ_ィィ!、、ッx ______ |/ .../⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒\
/ 'z,, (, '' ‐‐-ニ二,, `i 八
゛''‐- ,, ′くミx,, ` /
゛''‐- ,, ゙ッ_.ヘ., ,..::}゙i
゛''‐- ,, ジi゙i゙i゙i_.xミ゙ィ 〉
゛''‐- ,, \゙i゙i ///´゙i
──────────────────────────────────────────
「再軍備反対!」という大合唱の中、アデナウアーは「主権=再軍備」という鉄則を押し通す。
──────────────────────────────────────────
─────────────────────────────────────────────────
かくして再軍備を盛りこんだ西ドイツの基本法改正は、ようやく三分の二を突破して可決することができたのである。
─────────────────────────────────────────────────
_ さあ・・・可決に向けて、議会へ───
_,イ ̄f‐:, ̄`ー-、_
,-─-<ニ二二ヘ,:{ヾf::i:|::::|\ ,-─ミ、
_______//⌒ヽ、::::::::::::::::::::>、 {_::i;':::,イイ ̄ヾ::X __|__
/::::::::::::::::::::://::::>イ ̄:::::::::::::::::::::::::::\}::::f/7 ヽ (::::}} | _ノ L |
/::::::::::::::::::::::イ <::::::::::| }:::::,-──-、:::::::::::/ヽ/ i ハノ ─┼─
|:::::::::::::::::::::::::人 Y:::::::|z彡彳-─〇─-ミ,::::{ r'ノ⌒| :| !リ _/\_
|::::::::::::::::::ク〈 ヽ V::::::}'´rz彡≦三ミ≧ッ、!::::}─‐t t,カノ
|::::::::>イ{ f〉ヘ \ V:f〒!「`夊≧三≦z彡{::::}. _|コ ‐┼‐ ┌┐
. ,孑彳i >|x}ア ヾ:\::ヽ Vヽ| { ・ rヘ:::《_・ )}:|ノ::リ `「コ! |三|三|ノ_L
人>イ:::::::::::::{ { :.:}::::::}≧. \ト、__ ̄'' 」`゙ ̄ r':::/ iニメッ:ト、 ‐┼‐ 乂
/:::::::::::::::::r‐┬:八:.:.ト、::::ト、下、≧::`ヽー─‐ァ //ヘ_/ j::::\ ニニl二二
/:::::::::::::::::::::∧_斤:.:.个x_}::::!: \ \::::::::::\二´彡父 \二f´::::::::::ヽ  ̄ ̄ノ ̄ ̄
r'´::::::::::::::::::::::::::::::ト、:.:.:.z_:://'' ̄ヽ≧_X⌒ヽ,::(-< \\/j::::::::::::::::::::::::V
|:::::::::::::::::::::::::::::::::::|: \ /............. f´:::' _r‐、Yヘ \ノヽj/:::::::::::::::::::::::::::}
|:::::::::::::::::::::::::::::::::::\/\_:.:.:ヾ::ト、:{ :.:.:.. {ミY⌒ミ、X...イ\\:::::::::::::::::::::::|
|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ̄ ̄:::::\::ヾ:::>x_ヽ Tト、 {:::\::::|:.. \\::::::::::::: : |
|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/|::::::::::::::::::::::::|:::::::::::ヽ_イ>x|\::\,::.. \\x::::: : |
ト、::::::::::::::::::::::::::::/ j : ::::::::::::::::::::|'´>'⌒ヽヽ ::::::\\::\ \\ー'´
人::::::::::::::::::::/ ノ::::::::::::::::::::::::ィ'´ ヘ V::::/\\::\ \))
\ :::::::/ ∧:::::::::::::::::::::::ノ :: :\V::.. \\::\
〉、:::::::::::イヽ::.. ヾミヽ::::::Xヽ,::.. \\::\
(\二二彳 :ト、::::. ー---彡´ \x _ \\::\
ヽ `ーイ/ j\Xーァ'´ `ー-、二x_\\::\
├─// /三ヘV/  ̄¨\}:X_\__
├‐//| / ̄ ̄ヽ{ \{/ (ヽ「ヽ
ト< /ノY::::::::::::::::::| \イ{{ヘ \
}::::::::::/:::::::::::::::::::ヽ \ \
人:::::::ゞミ=、_::::::ノ \ \
 ̄  ̄ ̄ ̄ \ \
\ \
`ー\
/ ヽ
/ ',
/ / / ハ
. / .:/ / / 独 〃ヽ i | ところが話はここで終らない。朝鮮戦争当時、独の再軍備
/ .:/〃 __// // //,′ ヽ ! i |
..///7,′ ´「 7`ヽ/ .i .://ム-‐‐‐',ハ|、 | は客観的にみて、日本より外交ハードルが高かった・・・
!| i |/ |/j/! !:i .:.//'′ !ハ「 | |
!| i ! ィ斧ミメノノ | // ,ィf云ミメ、」 | !
八 i i i i i j !ノ::::} ノ / {ノ:::;::} Y| ト、 i 日本の再軍備はアメリカの後押しさえあれば基本、解決。
. ハ. |ハj ヘ |仆乂::ノ / 弋::::ソ ノ ! ! ハ !
r‐ 、 'j ,ハ| :i ハ j_ノ ', フィリピンや中華民国、大韓民国などは、内心で不安や
ヽ ヽ ./ 从 ' i ! / | | ハ
ハ V / / ヘ. 、 _, 从. / | !:ト、 ', 不満があったとしても発言権など、有って無きが如しだ。
| | ./ /! i \ .イ i !/ヘ i j i | ヽ
|/ __\/´`! | i i ヽ. .イ ノ ノノノ | i ! !ハハ! )
ノ/ `i \/ヽハハハヘi`ヽー 七升厶イ/j八八八ハj だがあいにく独の場合、有力な反対圧が働いていた!
/´ -─┐|、___) )ハ / {
/´ ,. }ノ:: } ,.-‐''て _」 \ _」\
{ イーノ:: V ̄´ .ゝー‐''"´ ノ  ̄ノ ゝ.、
\ `ヽ:::. } / 〈 ー 、 _____ 〈 ノハ
\ ヽ ハ
── ──‐‐‐─ ‐ ‐‐── ──── ───‐‐───── ‐‐‐‐─ ‐ ‐‐── ──── ───‐‐
i: : i: : .i: :: :/: : / .i: :\: :: : 仏|
|: /!: :.i : : i:. :/ ヽ: : i\: :: : |
.i/ .!:.:.:! : :.i:了ォf示ミミjヽ:::::::::|
ii :ト: :.:i:/.《 .i 三 ' :::::::::::::| ドイツが再軍備する? それは戦後欧州体制における禁則事項ですっ!
iヽ: Yヽ:!:: 、`弋少..:::::::::::::::|
i: :.ヽ! |:ハ:::::::::::::::::: : ;::|
.i: : : :.ゝj': :.、 | アメリカが何をたくらもうと、フランスは力の限り精いっぱい妨害しますっ!
. .i:/: : : :/: : :.\ -=|
i/: : : :/: : : : :|: > . ¨|
/: : : :/: : : : : :レ ´ | > -!
/: : : :/: : : : : :/:/  ̄| |
. /: :_/: : :: :,. ' l. .ノ | \\
/: ノ /.. < l__ | \{ ∨ / / |
/:./ i ム ::::::: ハ .` l, -― 、彡/ / / .│
,.':_/./;;ハ :::::::: ∨  ̄ / , ― ' X/ /
./: : : :{;;;;;;;;∧ ::::::: ∨ ̄.| | ./ ̄ ̄) / _/
./: : : :.:l;;;;;;;;;ハ ::::::: ∨ | |/ / ̄ ̄)三 _/  ̄
.,': : : : : :l;;;;;;;;;;;;;ハ ::::::: ∨.| 〃 /¨_ヽ / /  ̄
i: : : : : : ∨;;;;;;;;;;;ヽ :::::::: ヽ| :: '´ , )く
. |: : :i: : : :. !、;;;;;;;;;;;;;;;;\ :::::::: | /三X\ `` /
V: :i: : : : i:|;;∨;;;;;;;;;;;;;;;;;\ :::::::: l ハ-ト  ̄
フランス (演者:朝比奈みくる @涼宮ハルヒシリーズ)
──────────────────────────────────────────────
さよう。容易に予想できたことだが「ナチス被害者の会」筆頭のフランスは、西ドイツの国防主権に猛反対。
──────────────────────────────────────────────
───────────────────────────────────────────
「プレヴァン・プラン」なる案をブチあげてドイツに国軍を持たせず兵員だけ提供させようとするわ、
フランス国民議会も条約批准を拒否(1954年8月)するわと、嫌がらせの限りを尽くしている。
───────────────────────────────────────────
/ / / \ ヽ\
/ , | \ ヽ
, ′ .:.:./ / .,| .:l ... ヽ. ',ハ
/ / .:.:.:.:/ .:.:.:/ .:.:/::{ :.:.l :.:.:.: \:.:.:.:.. :.:. ', :.:.:. l l
/ / .:.:.:.:.,':. .:.:.:l .:.:/:::::::'. :仏.:.:.:.:.. ヽ:.:.:.:. :.:. l :ヽ:.: l l
,' / .:.:.:.:. l:. .:.:.:.|.:./:::::::::::ヽ :.:ヽ:.:、:.:..:. ヽ:.:.:.:. :.:. | :.:.l:.:.| |
l :/i .:.:.:/:i:. .:.:.:.|::{ー..,;;::::::::ヽ :.:.:\ |:;;;ゝ-ー- リ :.:.|:.:.| |
l ,' i .:. / :.:l :.:.:._ム:|::::::::::゙-::-:::::\{: :`-..゙.]::::::::ヽ-:.、/ :. :.:.|:.:.| | フッ───
リ | :.:./ ! :.:∧:.:.:.:.|:::/ Tチ示ミヾ::::::::::::::::::Xチ示.ミ゙|ヽ/|`ヽ.:.リ:.:.l |
l :./ |i :.:l:.ヽ :.:.|: : ,,{::=え:::}: : : : : : : : : : {:=え:::},, :i:|:.:.:.:/:.:./:. !
V !ヘ.:{ :/l\iヾハ:::::::::::j |::::::::イj j:.:.;イ7イ :.:. l わが国民議会が批准しない限り、条約締結は
| :.:ヽ{i|:.:.:ヽ::: :::  ̄ ,  ̄ 厶': |/ }:.:i:.:.. |
| :.:.':.:.:1:.:.:.:ハ:::::::: .....::::: /.:.:.:.:レ':.:.:i:.:.: l 座礁に乗り上げる。ドイツ人が銃を手にする
! :/ .:.:,':.:. :.:小,:::::::...:::::::: ________ /.:.:.:.:.:.!:.:.:.:.:.i:.:.: i
レ' .:.:./:.: :.:.:|.:.ヽ;:::::: ゙--- ゙ イ:.: :.:.:.:l:.:.:.:.:.:i:.:.: ', ことは、二度とないわ・・・
/" .:.:/ :.:.:|.:.:.:/>:、::::: : ,.ィ<:.i:.|:.: :.:.:.ハ:.:.:.:. i:.:.ハ
/ . .:.:/ :.:.l::.:// f| ` ー‐ '´ |\:.i:.|:.: :.:.:.',:.:.:.:.i:.:.:.:.ヽ
〃..:.:./ .: :.:.:リ''´ / j {j ヽ!:. .:.:.:.V{:. i:.:.:.:. ヽ
/:.:.:.;ィ/..:.:/:.:. .::.:/ i|'´ | !:. .:.:.:.:.レー-、:.:.:.:. ヽ
/ :.:.:./ 〃.:/:.:.: :.:./ |_ , -―- 、 ___,| |:.: :.:.:.:.:} /`ヽ:.:.:.:.. ',
── ──‐‐‐─ ‐ ‐‐── ──── ───‐‐───── ‐‐‐‐─ ‐ ‐‐── ──── ───‐‐
___ __
´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`:..、
./:.:.:/.:.:.:./ 二英二X:.:\
/:.:.:.:./:.:.:.://:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\:.:ヽ
′:.:.イ:.:.:.:.:. / \:.:.:.:! X:.:.:.:マ:.:゚, ミ ク ル
|:.:.:.く_j:.:.:.:.:.:.!⌒ ーヘ:.:.l/ハ:..:.:.l:.:.:i あーハイハイ、そこまでよ仏蘭西。
l:.:.: /,:|:.:.:.:|:.:| V_ /:.:V〕:.:.|
l:l:.〈/:.|:.:.:.:.Vー一 , "!:.:.|:.:.:l:|
lハ:.:.:.:.|:.:.:.:.:| "" 从:.:|:.:.:リ -=3
| }:.:.:.|:.:.:.込、 ⌒^ .イ:.:.:.:ハ/ 今は反ソ・反共のSOSだn・・・西欧同盟こそが急務でしょ。
,ハ:.∧:.:.:.:lV≧=‐- イ:.:l:.:.:/
/} ヽメ: \ /ト/!:イ . 鉄のカーテンが下ろされた以上、貴国のナショナリズムには興味ありません───
/⌒ヾ:i:i: : : : : V⌒ヽ: : : i:i:ト.
〃 \:i:i、: : V⌒!: : i:i:|!
英国(演者:涼宮ハルヒ @涼宮ハルヒシリーズ)
───────────────────────────────────────────────────────
英国のイーデン首相が介入してようやく事が収まり、1954年10月、パリ協定締結。ドイツの主権回復と共に再軍備が承認された。
───────────────────────────────────────────────────────
───────────────────────────────────────────────────────
Wehrmacht Bundeswehr
なおドイツでも再軍備にあたってイメージ刷新のため国軍の改称があり、 「国 防 軍 」 から 「 連 邦 軍 」 となる。これ豆知識。
───────────────────────────────────────────────────────
(~) あと、>1がじかに補足すれば、日独の指導層の選択の落差には地理的環境の
γ´⌒`ヽ
{i:i:i:i:i:i:i:i:} 差異が潜在的に反映したとみて、間違いないでしょう。船は行く行く戦車は沈む。
( ´・ω・)
__/t つ/ 100個師団より頼もしい本土防衛の立役者、それが日本の領海。ビバ島国!
r'´ と_丿ヽ
と" ` ゚ ___ノ l r'⌒Y⌒ヽ,
`て7 ̄ヽノ~ヽ ノ\ (´ヽ `ーく
(人ヽ \ r⌒ (⌒
⌒う、 ヽ \ ∧ ∧-ーヽ⌒
⌒ヽr⌒γヽ 。; ∵。 \(・∀・,,)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
λ '⌒アー-、 _ __ _ ヽノ/ (てUU ̄)
へ へ へ へ へ へ へ へ へ へ へ へ へ へ へ へ へ へ へ へ へ へ へ
へ~へ~へ~へ~へ~へ~へ~へ~へ~へ~へ~へ~へ~へ~へ~へ~へ~へ~へ~へ~へ~へ~
>1(演者:しまむらくん @2ch)
────────────────────────────────────────────────────────
2013年時点での改憲回数はドイツが59回、イタリア16回、アメリカ6回。日独が両極端の観もある。何れにせよ名実共に再軍備の時機
だった朝鮮戦争の際、吉田首相は9条を盾に米国の要請を拒んだ。だが戦時に強引にサボった再軍備を、平時にやれるはずもなく…
────────────────────────────────────────────────────────
/ニニニニ./ 乂. . . . .| `ヽ
/ニニニニニイ l| .l|. ..l| ヽ. \ ミく. . . ..| ;; \ミー-
/ニニニニニニ .ル{ | | イ l|i ./:| {寸 }ハ ___ ハ ハ} ). . ...| \`ヽ 「いったん決まったことを変えるのが、
イニニニニニニニニ八 八 {八{ ミ卞、 V V匕乂 } 小). . . . .| ,,
_/ニニニニニニニニニニニ )乂ハ| ーt_テチ乂 Vー=}==}リハ} }八. . . . / これほど難しいとは思わなかった」
(二ニニニニニニニニニニニニニニ 八(ム :;;;;;,, ̄彡 \{ }/u;;;;;;; ムイ.7. . . . ./ ;;;, }
`寸ニニニニニニニニニ |:\', :三 ;;; uヽ |;;;;;;;;;ニニ(. . . . / #:: .,,/ / (「大磯随想」より)
Vニニニニ二二二|ニニム 三 u. ` ´ };;;;;;;ム ニ7. ./ ;; .;/ /
ー-<. Vニニニニニニニニ|二ニ∧ 三 Y≡ニニ二>.ノ:;;;/ニニ7// / ∠ イ
;;;;;;;;;;#;,, \ノニニニニニニニニ|ニ/⌒\ #ー-ー三;; ;;;/⌒'V匕乂 彡イー匕
#;;;;;;;;;;;;;;#,, 寸><¨¨  ̄.|/: : : : : : :>... 彡イ: : : : : : : : : : :` ̄ ̄ ̄: : : : : : : : :
ノ⌒ヾ;;;;;;;;;;;;;;;;.,\: : : : : : : : : : : : :`:¨:´: : : : : : : : : : : : : : : : : :
( };;;;;;;;;;;;;;ハ;,, \
し'⌒ヾ{ ノ;# \
吉田茂(1878-1967)
(演者:坂田銀時 @銀魂)
=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=
__
, ‐ ´ `ヽ
/..:/.:/ .;イ :. :.丶.:.: \
〃:.:./ .:./:.:/小:.: ',:.:.ヽ:.:.:. ',
l:{.:./ .:./-‐:! l ヽ:.‐-:.:.:.\:.:.! あくまで再軍備を拒む吉田に ふりまわされた国務省顧問ダレス特使がこれを
i:}:ハ .:7ィ=ミj:ハ >=ミヽ:.:ヘヾ、
、_メ!.:i.:.ハ r'_;j r'_;j ∧:.:}:.fヾ 聞いたら、「お前が言うな」と歯茎から血が出るほど歯ぎしりするかもしれん。
乂;イ.:.∧ /イ V:.:.| リ
_/ j/_:ノ:.介 .、 ° ,イ:.l:|:..|:.:.:.!
´/:.:,':.:.:j:|:ノーf夭‐ヘ :j:|:.:l:.:.:.:!
/.:.;ィ7´l:|\/ムヘ/`l:| `ヽ.:.:i
/.:/i // !| に不こ) !|l /!:.:.i
/.:/| ヽl l !|/〈/ i| ヽ」 !| !./│:.:.i
───────────────────────────────────────────────
さすがに後年、本人もチャンスを逸したと後悔したらしい。
「そろそろ 再軍備・・・核武装(ボソ」と呟いて、「反動政治家め」と叩かれたあげくの、上記の嘆き節である───
───────────────────────────────────────────────
─────────────────────────────────────────────────
九条を盾に再軍備を拒んだ吉田(&マ元帥)の真意が、何であれ。彼こそが九条に生命を吹きこんだ張本人である。
─────────────────────────────────────────────────
<昭和27年1月18日>
_
/ \ /
/ /\ / /
// | | 竹島 /
丿 | ↓ / _
\ | 。/ ノ∞\_
| | / ノ ̄ ∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
<__ノ / / _ < #`Д´>< 竹島はウリナラの領土ニダ!
/ ∠__丿 \_/ ̄ ( つ \________
_ノ ̄\ | | |
( ( ノ\_/\ ........ 〈_フ__フ
| )  ̄) (
=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=
/ / .ィ ヘ ∧ l\ ,、 l\ト、l ´ -‐'/
/ イ l / ! /l /l ./ リ l l ` \ l ヽ/
レ. l. リ∨ レ リ l/ ` ! \l ト、l\,、‐-ゝ_ 「李承晩のせいで、この先100年はまともな
∨. l l / 、 l ト、 、 ト、」 ` ‐--/
_ ∠ l l l / ,、 ヽ l. l \ ヽ\ \´ 外交関係を築くのは難しい!」
` ‐--/ l ∨.l l、/ ヽlヽト、\',」\ `ト \ ―- _>
l/ヽ/リヽ l l' l' /\. 、\`\l`>、\ ヽ, ヘ <_
l/ l l ! ト‐-ヽ. .lヽ ヽヽ≦-‐rァテ、l l ヽ_フ´ 「下手に南鮮に譲歩したら、百年の災厄になる」
ヽノ l リ、ヽ! -‐tテ、l ̄ヽヽヽTTT T 「 .l//`
-ニ_/. !l. ', ヽ! ̄  ̄´ \ヽ l,/ニニ ニ二二 ̄ 7
/ -‐l ', l ', ` ' l::::::::::::::::::::::::::::::://
\ト、ゝ _ /l ゝ::::::::::::::::::::::::://
l  ̄ト u. ´ _ , /l从::::::::::::::::::::::::://
ィ彡/ ィ/ \ -‐ ニ ̄´ , ' .l::::::::::::::::::::::::::://-
. ト、/'l/' `、 、 ,ィ ト、::::::::::::::::::// 丶
l\\ \` 、 / l l \::::::::::::ヽヽ 丶
l:::::::\\ ヽ \ `´ l l l ヽ!::::::::// ! \
/l::::::::::::`:...` 、_ ヽ l:::::// ! 、
───────────────────────────────────────────────────────
吉田茂は李承晩を忌み嫌い、上記のような呪詛を吐いている。しかしこれは、自身の失策の深刻さを自覚しての言葉かもしれない。
───────────────────────────────────────────────────────
-‐  ̄ ̄ `丶、
/ ヽ
/ / /〃/{ { ヽ `ヽ. ∧ そもそも韓国をして日本海における「永続的な覇権の空白」を確信させ、侵略衝動を惹起
l / /斗/ハ ィー‐ 、 ∨ l
{ { レテく ヽi>==、\ ヾ│ させたあげく無為無策の醜態を露呈したのはなぜか? 憲法と国家の安全を駆け引きの
乂l f r'ハ r'ハ 7ハ\リ l
.八,}弋ソ 弋ソソノ ) 八 道具に使って米国の不信を招いた、吉田外交の「成果」に他ならないのとちゃいますか?
ノイ }ゝ" `_ "" { {´ 丶\
/ ,>‐r<_∧!>、 \丶
, -‐" ! ヽ{>ロ<フ〈. | \
// / / y ゝ { ;ヽ ,i 丶.ヽ
{八 〃 ハ { ,.-'‐!、 }_ = ゝ、__i、 }ヽ } }
)/ ヽ(. ヽ人,i' .,. i' `゙ゝノヽl_ ヽ! ヽjイノ
" ` / / ゝ,.| l __.!,r'/ `‐´ "
/` V l .,′´´
`ー'′ ├-/
 ̄
_ - ─ - _
_ - ´.:.:.:.:.:.:、.:.:.:.:.:::\
/ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l.:ヽ.:.:\.:ヽ
/ .:.:.:.:.:.:..:./.:独入.::ヽ.:.:.:ヽ.ヽ
/ .:....:.:.:..:./.:.;.':/ ヽ:..:.!:.:.:.:.l.:.:! それは興味深い。>1は保守派だそうだが、自国領土失陥の
,' .:.:!:.l.:.:___イ.:/;/, -‐‐ヽ:!:.:!:.:l:.:.|
!.:.:.:ヾト´:/ '// _,rzxト|/:|ノ:イ:.| そもそもの責は、支持政党だったという結論になるじゃないかw
,'.l:ト、ベィ卞ォ 孑_,l7:.:.:!);':|:.:!ヽ
/.::ト!:`tヘヾニソ , `¨/:.:.:,'.:.:.イ:ハ:.!
,':.:l、:.:.:.:.`ヽ、 -- ‐ /.:.:/.://' リ 野党ばかりか与党にしても、ボカシたい黒歴史というわけだ・・・
. {.lヽ!ヽトー、ーヾ t _ , イ/〆
ヾ _f´!__ノ ト--/ヘL__
/: : : 冫 '、 , -‐ 」::.: : : .|
,': :、: :f- .._ _.. ヽ/:..: : l
────────────────────────────────────────────────────
アメリカ国務省の往年の大軍師ジョージ・ケナンをして「愚者の楽園」と評せしめるにいたる戦後日本の平和主義だが、
日本国憲法が成立したさい九条を一読した英国の外交官は、日本の新憲法は過渡的なものだという見通しを報告───
────────────────────────────────────────────────────
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, ..::::|
| `-=ニ=- ' ..:::::::| +
\ `ニニ´ .:::::/ + 「無理ぽw 日本はすぐ改憲しますわコレ」、と───
,,.....イ.ヽヽ、ニ__ ーーノ゙-、.
__ /.::::::::::: l::l\/゙(__)\!::::::::::::::::`:.、
__ . /l ヽ|:::::::::::::::::::l∧ | } l::::::::::::::::::::::/^ヽ.__
. / ヽ_ノ! ! トヘ::::::::::::::::∧ | | l::::::::::::::::::: / ! ヽ. _
! ヽヽ ! ヽ::::::::::::::∧| j/:::::::::::::::: ∧ ∧ _Y ヽ_
. __∧ .l ヽ_ノ\ _!\:::::::::::::ゝノ:::: _:_::__ノ  ̄ l i  ̄ノ
/ ,_ノヽ、_.,ノ_.. -― ゝ、__ヽ:::::::::::::i:::: ´、__ ノ__ ノ-‐. `ニ' ー‐-<_
__ノ´ !ヽ、_ノ__ >ー‐´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: `‐-、 ノ
\:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
┏…━…━…━…━…━…━…━…━…━
【 ℡ 】
…━…━…━…━…━…━…━…━…┛
─…─-
:.:´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\
/. -─…─\:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
. /厶-英‐……─ヽ:.:.:、:.:.:.:.:∧
':.:.:.:.:l:.:.:.:.ト、..:.:.:、:.:..:.l:.:.:.f⌒ヽ:∧
!:.:.:.:. 、X: j:.:.:..:.:..:/斗!:.:.:.! _У:.∧ ───まあ、妥当な分析かしらね。
. 「|:.:.{:.:.:ム=ミ|:.:/}:.厶=ミj/ :.}く \.:.:.:
. く|:.:.::.从 以 ヒゾ: : :|ヽ:. 、 ヽ.:i
|:.:.:. ハ 丶 |:.:.:.レ':.l ヽ/:.i| しょせん戦争の傷跡がなまなましい現時点での、
|:.:.:.:.込、 、 _ .|:.:.:从:.!/:.:.:.リ
乂:.:.:.:.:.心、 __,...イ :|. :/:.:/l:.:.:;/.ル′ 国際世論を鎮めるための方便だってことは明白。
ヽ人ハ:.:: :i{ :..:: :ヽ/ / \! ̄`ヽ
. `ヽ: 八llハ ̄ . /j ヽ └-、
´ リ } //i/ \ } 戦後世界に日本を編入していくためには、いずれその国力にふさわしい
{! /i/r=====、 \∧
∨/i// >、.__\} 名誉と地位をも認めていかねばならないのが、国際秩序の道理・・・
∨イ;{. ¨ト、
──────────────────────────────────────────────────
まさかそのまま21世紀に持ち越すとは、想定外だっただろう。記憶モードだがどこぞの英国メディアが、戦後日本
をして「狂信的な軍国主義から、狂信的な平和主義に移っただけ」と冷評していたのも、むべなるかなである。
──────────────────────────────────────────────────
───────────────────────────────────────────────────────
いっぽうのドイツは、NATO参加と引き換えに軍備を容認されて早々の1955年6月。NATO空軍の「カルト ブランシュ(Carte Blanche)」
大演習の判定に衝撃を受ける。ドイツ本土が敵味方の200発以上の戦術核を食らい「死者170万人、負傷350万人」と予測されたのだ。
───────────────────────────────────────────────────────
::::::::::::::::::::::::...... ........::::::::::::::::::::::::::: ;;;;;;;::::::::::::::::::
γ ⌒ ⌒ `ヘ
イ "" ⌒ ヾ ヾ ドガァァァァァァァァン.....
/ ( ⌒ ヽ )ヽ
( 、 , ヾ )
................... .......ゞ (. . ノ. .ノ .ノ........... ........
:::::::::::::::::::::::::::::::::ゝ、、ゝ.....| |..., , ノソ::::::::::::::.......::::::
_ _i=n_ ._ [l_ .._....,,. .-ー;''! i;;;〜-ヽ_ii_i=n_ [l h__
/==H=ロロ-.γ ,〜ー'''l ! |'''ーヾ ヾ 「!=FH=ロロ
¶:::-幵-冂::( ( |l | ) )=HロΠ=_Π
Π=_Π「Ⅱヾ、 ⌒〜"""''''''⌒〜'"´ ノ;;'':::日lTΠl:::....
Д日lTl,,..:''''" ""'''ー-┬ーr--〜''"" :::Д日lT::::
FH=n.:::::' | | :::FL日l」::::: (実はこれでも控えめな予想。下手すりゃソ連だけで200発)
ロΠ=:::::.:. ノ 从 ゝ .::田:/==Д::
口=Π田:::. .::::Γ| ‡∩:::::
Γ| ‡∩Π::.... ...:::Eヨ::日lTlロ::::
=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=
_ ......-.―.-..、_
,..:.:,.:.: ̄:.:.:.:.:`:.:.:.:、:.:.:.:.:.:.:.:`ー..、 . /
. :':.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\ . /ヾ/
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:、:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ /
':.:.:.:.:.:.: i:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:.:.ヽ:.:.ヽ:.:.:.、:.:.:.:.:ヽ /ヾ/ヾ/
/:.:.:.:.':.:.:.:l:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:.:.',:.:.:.:.:. ハ:.:.':.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:',
.':.:.:.:.:i:.:.i:.:l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ト、:.:.:.ノ:',.:.:.:.:.: ハ:.:l:.:.:.:.:.:',:.:.:.:.:' フ ラ ン ス
l:.:.i:.: l:.:.\!:.:独..:.:.:.: l 〆:.:.:.l.:.:.:.:.:.:.:': l、:.:.:.:.:.',:.:.:.:.l 降伏する猿を 筆頭に西欧列国は、ソ連戦車の群れが自国になだれ込む
l:.i:i:.:,l:.:.:l:.:.:ゞ:.:.:.:.:.:.: l ヽ:.:.ト、.:.:.:.:.:.l:.l:.',:.:.:.:.:.!:.:.:. l
l:.i:i:.:.:l:.:.ヾ:.ハ:.:.:.:.:.:.:.:.! ,.ィ=≠ミメ:.:.:.:.:.ト:!:.:!:.:.:.:.':.:.:.:.:l のを阻止するためならドイツ人を核で数百万人殺しても、意に介さない!
l:.i:i:.:.ハ:.:.:.!ィテヽ:.:.:.:.:' γ ro !〉:.:.:.:l:.!:.:.!:.:./:.:.:.:.:.:!
レl:.i、:.:丶〈 r 0.i \/ 弋∪ノ.!i:.:.:.:'l:.:.:.:!:.':.:.:.:.:.:.:、ヽ
!ハ:.、:.:.ヾ! ゝノ ' ::::::::::::::':.!:.:/ }:.:.:.':.:.:.:':.:. i:.:.lゝ\! NATOの防衛戦略と独の防衛は、相容れない!
ヾ\ハ:::::ゝ i:.:!/:.rl:i:.:.:.:.:,':.:.:∧:.:l
i:.:.:.:.人 ゝ ̄_ ) l:.:':.:,:il l:.:.:.:/i:.:イ/ ヽ!
!:.,:..:.:.:.:.ト /l:.:.:/!ハl:.:.:/< ̄`:.、
!ハ:.:.:.:.:i:::::`...、 イヽ !:./ l:./::::::::::::::::::::ヽ
ヽ:.:.:',ヽ:、::::::T::::::ヾ 、>!' ∧::::::::::::::::::::::::::',
ヽヘ ヾ\:! ヾ`フ:.:.:.,' /::::::::::::::::::::::::::::::: ヽ
`ヽ ` {:.:.: i i:::::::::,、::::::::::::::::::::::::::ヽ
───────────────────────────────────────────────────────
かくしてアデナウアー政権は国内で盛り上がる反核平和運動と、折しもドイツに無通告で地上軍削減を公表したアメリカとの板挟み。
欧米諸国の大使を引き揚げたり兵役期間の延長要請を拒んだりと強硬な対抗策まで用いつつ、NATOでの発言権を獲得していった。
───────────────────────────────────────────────────────
, -‐" ! ヽ{>ロ<フ〈. | \
// / / y ゝ { ;ヽ ,i 丶.ヽ
{八 〃 ハ { ,.-'‐!、 }_ = ゝ、__i、 }ヽ } }
)/ ヽ(. ヽ人,i' .,. i' `゙ゝノヽl_ ヽ! ヽjイノ
" ` / / ゝ,.| l __.!,r'/ `‐´ "
/` V l .,′´´
`ー'′ ├-/
-―‐ -
. ´: : :.:.:.:.:. :. : : : . . ` 、
/ . . : : :.:.:.:.:.:\:.:. :. : : : . . ヽ
/ . . :.:.:.:.i. . : :.:i. ∧:. :. : : : . . . ヘ
/ . . : :.:.:.:l!: :.:.:.:.|: | ミ:. ヽ:. : : : . . . .ハ
′ . . . : : :.|l.独 : l! | ヽ _:ハ:. :. ノイ :. 分ればよい。むろん事情は、国それぞれだが・・・
i . . .:.:.:.i: :.:.l !. : :.:.|l |` ̄ ヽ |'. :|:.:. :. : . . :.
//: i : :斗七爪: : :.ハ! _}ハ:.:.|:._:. :.:. : .ハ
ノイ:.i | i : :|: :ハ ヘ:./ ノ〃 ̄ ̄从r ヽ:.:. : i ∧ ところでもう一つ、実は より優先的に
ハ N∧:ヾムィ⌒ }' ハ! ) } .:i: |/ト\
|小 ハ小 |: :jニ ':i :| ハ ! `ヽ 撤回して ほしかった言葉がある。
ハヘ:ハ , / イ7:.i:.∧ハ{ }'
i: ∧ i ヽ ィヽ ` .イ . :|:l:イ/ }
|/ 从: / ‐ァ〉、 ‐ < ! i:.:|/ノ'
{ /¬_/ ム┬‐' ノイ:.:ハ: : :⌒ヽ
{入}_ノ イ : く___ハ/: : : : : : : }
「ー― 7:イミ〃ミ〃ミノ /: : : : : :/
γ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
< え、なんすか? |
ゝ______________,ノ
-‐  ̄ ̄ `丶、
/ ヽ
/ / /〃/{ { ヽ `ヽ. ∧ ───なかなか過酷な環境からの、再軍備だったんだねえ。
l / /斗/ハ ィー‐ 、 ∨ l
{ { レテく ヽi>==、\ ヾ│ おなじくアメリカの主導だったとはいえ、主体性では日本よりはるかに上だ・・・
乂l f r'ハ r'ハ 7ハ\リ l
.八,}弋ソ 弋ソソノ ) 八
ノイ }ゝ" `_ "" { {´ 丶\ 「ドイツが優遇されてた」なんて僻みでした。ご要望どおり、前言撤回します───
/ ,>‐r<_∧!>、 \丶
, -‐" ! ヽ{>ロ<フ〈. | \
// / / y ゝ { ;ヽ ,i 丶.ヽ
{八 〃 ハ { ,.-'‐!、 }_ = ゝ、__i、 }ヽ } }
)/ ヽ(. ヽ人,i' .,. i' `゙ゝノヽl_ ヽ! ヽjイノ
" ` / / ゝ,.| l __.!,r'/ `‐´ "
/` V l .,′´´
`ー'′ ├-/
-―‐ -
. ´: : :.:.:.:.:. :. : : : . . ` 、
/ . . : : :.:.:.:.:.:\:.:. :. : : : . . ヽ
/ . . :.:.:.:.i. . : :.:i. ∧:. :. : : : . . . ヘ
/ . . : :.:.:.:l!: :.:.:.:.|: | ミ:. ヽ:. : : : . . . .ハ
′ . . . : : :.|l.独 : l! | ヽ _:ハ:. :. ノイ :. 分ればよい。むろん事情は、国それぞれだが・・・
i . . .:.:.:.i: :.:.l !. : :.:.|l |` ̄ ヽ |'. :|:.:. :. : . . :.
//: i : :斗七爪: : :.ハ! _}ハ:.:.|:._:. :.:. : .ハ
ノイ:.i | i : :|: :ハ ヘ:./ ノ〃 ̄ ̄从r ヽ:.:. : i ∧ ところでもう一つ、実は より優先的に
ハ N∧:ヾムィ⌒ }' ハ! ) } .:i: |/ト\
|小 ハ小 |: :jニ ':i :| ハ ! `ヽ 撤回して ほしかった言葉がある。
ハヘ:ハ , / イ7:.i:.∧ハ{ }'
i: ∧ i ヽ ィヽ ` .イ . :|:l:イ/ }
|/ 从: / ‐ァ〉、 ‐ < ! i:.:|/ノ'
{ /¬_/ ム┬‐' ノイ:.:ハ: : :⌒ヽ
{入}_ノ イ : く___ハ/: : : : : : : }
「ー― 7:イミ〃ミ〃ミノ /: : : : : :/
γ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
< え、なんすか? |
ゝ______________,ノ
>>205 は投下ミス。スルーしてください
_____________________________
\
誰がBBAだ、誰が? 独を侮辱したのはこの口かなぁー(怒)? >
/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/ `丶 \
/ \ .\::::::::ヽ
., ' , ' / ,' :::l、::i:ヽ \::::: :::::ヘ::::::::ハ
/ ./ / ::::/ :::::;' |..iヽヽ: : : ヽ:::::::::∧::::::::i、 ギュウウウウ・・・・
,' ..,' / ::::::/ .::::/ |..! |⊥L;」:::}ヽ::::::ハ::::::::| !__
| ::i.../ .::::::::;イ::-''フ リ |/ .j:人/}ハ;:::::|:::/  ̄ ̄`丶、
| /:|/ ::::::/ { :/ .__ / ≡≡っ \/ _/  ̄ ̄
,ィ|'´ ./ :::::/{ ≡≡≡ _r'"´ _,,..-zァー-
./ | .,'::::;f⌒'i:| し′ ` フ∠//7:>‐一 ´ ̄ ̄
.{ | {::/:;ゝ、_/ _ /) イ:::/  ̄ ̄
ヽ | }/ ∨_/ ) ⊂二ニニ '´ <::::::::|::::| < ひぃぃー、てっあい、ひまひゅー。いいなおひ、まひゅぅぅ!
| , ′独'"´ ∠,____, -=ニ爪 ':::::::!::::|
|/ /ート、 ./|\__/ .∨ }:::::ハ:::|
/ 人二フ {二ニヨ二Eニ二}| .}:::::::ヘヘ
./ ノーヘ .∠,.个、ゝ /| .〉::::::::i`‐\
{ r‐'´ ノヽ / | \/ .| ,イ::::::::∧. `ー
_ _ ___
´ `ヽ、
/ \ヽ\ ゼェゼェ…
, ' \.、ハ
. / l { : .\: .\\ `ー廴_ ドイツ
. ,′ / .八!\ト、斗匕 ̄ヽ、 \\ 貴国はうろたえない。いかな非難にも うろたえない。国益確保が全てに優先!
l l | {.ト、\ \ ,ィ斗ェ=ミァ 、_ヾ: . ハ ヽ
| ! || .ィT弋, \u. ゙Vュ:::::;Y´り: ハ :.リ ) まさに置屋のやり手 女将! そこにシビレるアコガレるぅーっ!
. !.! |l i| `辷ツ !Y. ; :jノ
.l ハ 、 : :小 /⌒ #:u.ノ:.ハ: : ; :\ < ヒリヒリ!
. 乂 ハハ. : :l;ヘ、:u. `- ' /V: :ハ : ; : : \
ノ ノノ}: :リ : i:`::ー―、‐', ィ´⌒V:廴.; :ヾ: :\
ノ.:/. : .!: i : i ::「 V ヘ ,ィ》ー‐'i⌒\ : \
. /イ: : : ィT!  ̄く≫|i }≪/ ll.| 〉 : : '.,
. ,!: /´ V《 l二ニ{_}ニコ ll | / }\: :ハ
,′{ \ V《 |_/ |\_| 》/ / .|: : .:, :ハ
{ ! _,,.. -ー― -ー―- 、- 、 / ,r'ミ三ミ、
ィ彡三ミヽ `ヽ ,.: ::´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`゙':::`ヽ、 ー´ ,r'ミッ⌒'ミ、
彡'⌒ヾミヽ `ー , ':::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、 、ッ
ヾ、 /:::::::::::::::::::::,::::::::::::i:::lヽ:::::::、::::::::::::::::::::::::゙i、 `―ー´
_ `ー―' /:::::::::::::::::::l:::!:::::::::::l::::l ゙、:::::i:::::::::::::::::::::::::::゙, ,r'ミミ三ミ_
彡三ミミヽ ,':::::::::::::::::::::l:::i:::::::::::il:::i ゙、::::i:::::::l:::::::::::::::::::i ヽ_ 、ッ 'ミ_
彡' ヾ、 _ノ . !:::::::::::::::!:::::li:,'i:::独::,':l::,/``゙、::i::::::!::::::::::::::::::゙、 `ー´
`ー ' イ:::::!:::::::::l_;;;l lj l:::::::,' l:' ゙、:i,::::i:::::::::::::::::::::ヽ ヽ
,ィ彡三ニミヽ __ノ. ,'/l:.:.i:.::.::.::l:.:.l i,' l:::::,'三l! ,,ィttーァ、-:.:l_,,.._:::.:.:.:.i:.:i:.゙、 なんか納得いかない、まだケンカ売ってる?
彡' ` ̄ / .l:.:.l:.:l:ヽli.:;ィftt-、';三三;;弋'o;;ノ l:.l:.l -、゙,..:..:.l:.:.ト:.゙、 ヽ __ _
_ __ ノ ' l:.、!:.l:.:.:l.iヾ;or';ナ;三三三;~´ .i::.:il _iノ.,':i:::l::li:::l `ヾ、  ̄ 'ミヘ
,ィ彡'  ̄ l、,'、:li::::l, `¨´ ' ,'::::l, - '::イ::.l゙:l.l:.l 'ミ_三ミ
ミ三彡' l:.、:!゙、:l へ /.:.:l::l::,i::/ l:,' j! ',i
l:.:l、:、:.:l` 、,'^、. /l::::::l:.i/l,' i'
l::l ゙、ヽ:.,-'-t, lー,- - '゙l´ ,':::::!l:_,,..-ー-、
l:!. , ',_ーt ト'゙./,,-tー-' jl::::,'、l:.:.:.:.:.:.:.:i
.i' .l ._/l ,l.ノ. ,'::::::/、,,、_,,,_ l::,'::::`.:.:.:.:.:.:.i
iト、゙-'´_,,-'゙ィ:./,XXXXXl'l::,'-:.:.:.:.:.:.:.i
__
, ‐ ´ `ヽ
/..:/.:/ .;イ :. :.丶.:.: \
〃:.:./ .:./:.:/小:.: ',:.:.ヽ:.:.:. ',
l:{.:./ .:./':__j:! l ヽ_:.ヽ:.:.\:.:.! 冗談ですよー、先進国クラブのお姉さまw でも、ひとまずお引き取りを───
i:}:ハ .:7ィ=ミj:ハ >=ミヽ:.:ヘヾ、
、_メ!.:i.:.ハ r'_;j r'_;j ∧:.:}:.fヾ ササキ
乂;イ.:.∧.:::: ::::./イ V:.:.| リ ・・・さて、独 逸さんのサプライズ出演で、日本の事情も明らかになったと思う。
_/ j/_:ノ:.介 .、 `´ ,.イ:.l:|:..|:.:.:.!
´/:.:,':.:.:j:|:ノーf夭‐ヘ :j:|:.:l:.:.:.:!
/.:.;ィ7´l:|\/ムヘ/`l:| `ヽ.:.:i
/.:/i // !| に不こ) !|l /!:.:.i
/.:/| ヽl l !|/〈/ i| ヽ」 !| !./│:.:.i
./.:/: | | | !l: i|: \!l│ |:.:.: ',ヽ
/⌒ヽ _ -─────- 、 r‐、
/:/ i:::( _ -─────- _) /:∩j
/:/ i:::jL -─ ─ ‐- . /:/ }:|
|::| _ .j::j `ヽ /::|
/ `ヽ/:/ / \i
// V / / / ハ ヽ
/ / .′ i/ / // / ′ i .′i i i i '.
/ / / j ノ i // ァ 7フ7メ、 / i i i ii i i
. / / / ノ.イi i レ ,ィ 〒㍉// //iノノi i ∧
i / / / /i| l i{i i::::トz'/ z=、 i / / ハ よしよし、ここで相方交代♪
N .′/ / i | | | L::し /トz'i}′/ ,/ / ハ
. /:/レ´/:/ i | | | | '''' i:::ソ/ / .イ ,ヘ i l
/:/ /:/ |i从 i j ,小 「 フ '''' /7フ爪 ノノ ,}}ヽ. i >1がキリシタンにこだわる視点から得たとかいう、今回の
. /:/ /:/ レjハ i iレ'{ > _ イレレソノ/ i:i ソ
/:/ /:/ Nv'レ仄Hニニ, rァ ´ ̄ ̄`Y´ /:l シメに持ち込もうとしている「日本の事情」とやらは、何なのさ?
. /:/ /:/ ┌─‐レ′ヽ //:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.:| /:/
/:/ /: ′ r===≧≦ //:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| ィ:/
レ′ {ノ }} 彳〃ヾ {i{:〉/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|彡'
__
, -  ̄` ヽ
/: 、 、 `ヽ
, ': : . \ ヽ : : \
,': : : :, . . , イ: . ', ', ヽ丶ヽ: : : : :ヽ なに、ことさら独創的な見解じゃないんだけど。
; : : : ;': ; ; i : i l; : : :'; : '; : : : `ヽ`ー:-:、ト、__
,' ;': : /: ; i:i| : i !:lヽ: : '; : :: ;: : :、: \:ヽ`ー、`
l ; : :,': :l: i|-!‐l-',i ヽ、ヽx‐:-;--:、 :`ヽ: ヾヽ! 憲法九条は、同盟国アメリカへの精神的拒絶の反映だということ。
i i : ;i: : :イ ,r≠ミ、', r≠ミレト- 、: ハ: ハ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
!ハ : !: : ハ〈Vi: ハ ` V、:::ハソ |ソ/ ヽ!:ソ
ヽ!: ヽ : ハ弋zン 弋zン j lノ: : : ハ ゆえに最初から、日米同盟とワンセットでないと機能しない・・・
Yノヽ: Yハ´xxx ' xxxイ| |: : : : : :ハ
ノ メ Y l:!:ゝ ー ' イ: :.| | : l: : : : :ハ 言い換えれば日米同盟を国民に呑ませるための妥協の産物、それが九条。
´ T: : :`jノ:l|: |: : >, く´ ト,: : :! |: : i: : : : :ハ
l: i :ノ : j: :i:ィノ ̄ハ イ ̄ 〉`!:|‐,--: : : : :ハ
j: l: :i:r ノ _ ィノイ ト!jノヽ〉ミ、 l:|/ `ヽ: :',ハ
=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=
:::::。::::::::::o:::::::::::::::::::::゚::::o:::::::::::::o::::::::::::::::::゚:::::::::::::::o::゚:::::::::::::::::o::::::::::::゚::::::::::。::::。:::::::。::::::::::o:::::::::::::::::::::゚:::::::::o::::::::::::::
,':i:.:.:.:l|:|:.:.:.:.:| i| ゞ少 /ソノ
,':.:|:.:.:.:l!:l:.:.:.:.:.l i .__ ′ .i/:.l: | ワ タ シ
/:.:.:!:.:.:.:.!:l!:.:.:.:!:!、u. ヽ ノ /:.:.|i.:| あのねえ親愛なる同盟国よ。ほかならぬこの合衆国が
/:.:./|:.:.:.:.:!:.i!ヘ:.|i| \ <:.:.//:|
/:.:/:.:|:.:.:.:.:.:.:i:.:.ヘ ` ー <|:.リ:|:.:.://i:.| 「憲法九条を改正してほしい」ってお願いしているのに、
< ̄`ヾハ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヘ ト、ヽ∨|:.//:.:!.:|
/´ ヽ : : ∧:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヾ、_,、-"¨'ーヘ_i:.|/':.:.:.:.':|_ なぜ そうも頑ななのかしら?
/ i、: : ::ヘ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\_,、-"゙ー、,∨:.:.:.:.:.:.:.!i`ト、
イ ! ',: : :::ヘ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヘ: : : : : : :i:.:.:.:.:.:.:.:.:|: i ヘ
/ i i USA:ヘ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヘ: : : : : :|::.:.:.:.:.:.:.:.|:.i ヽ
米国(演者:非公開 @涼宮ハルヒシリーズ)
───────────────────────────────────────────────────────
戦後のアメリカ政府は、折に触れては九条改正を希望する旨、明言している。1953年11月、時のニクソン副大統領は九条の制定を
「誤り」と認め削除を求め、ダレス国務長官も支持。2004年にはアーミテージ米国務副長官も「九条は日米同盟関係の妨げ」とした。
───────────────────────────────────────────────────────
┏┓┏┓ .、
┏┛┃┃┗┓.:.:`' 、
┗━┛┗━┛:.:.:.:.:.:.:.:ヽ, -‐ 、
/.┏━┓┏━┓:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:} ヘーイ、もどってこーい、じゃぱーん───
,'.:..┗┓┃┃┏┛.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
,'.:/:.:.: ┗┛┗┛.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i
γヾ、/..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:, '/..:.:, 'ノi/.:.:.:} ・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ζヽ米\=-______,,,,,.:.:-‐"/>'Νノ.:.:.:.:i
, '.:.:´.:.//ヽ/.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ー:.:´:/u.■■■■
. ‐´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.}:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,' u 〈 ガッデム! 日本は独立を回復して自由社会の一員に
. _ -‐.´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.,'.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:i:.:.:{. ∧/
ー=三,.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,'.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:∧.:.:',./ なりたいんじゃないの? 吉田とマックは何ゴネてんだ?
. ,':.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : :,':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: i { {'〃´/`ヽ
.. {:.:/,':.:. : /:.:. : /{: /:. : :/:.:.:.:.:.:/:. ハ:.:.|/ ∥ }
.. ',/.,':. //:.:. ,:. ': {,.':. : :/:.:.:.:.:.:/!../ |:.:} ,' /
{, ´/, '/.〃:.:.:.:./:.:. : /ノ./=".i ,'. ,' ,'
´ {/ i : ://:.:. /¨/../`¨´}/ ,' ,' ※なお当事者である吉田のみならずマッカーサーも、
{//>´}. ノ/ ,' ,'
¨´. <_ ´-― ,' ,' のちに九条憲法を後悔する発言をしている。
/≧‐- 〃` / ,'
/.: : : :. :./: :`ミゝ__ , ノ
, -‐ ´ : : : : : : /: : : : :.}‐- /
ヽ : : : : : : : : ,. '.: : : :. :.`ミ‐_. 〉
ヘ.: : : :. :./.: : : : : : : : : :.`i
───────────────────────────────────────────────────────
反米感情はやむを得ないにせよ。「護憲」が意味する日本の特徴は、明白である。ドイツやイタリアにくらべて「自由陣営に属する国」
としてのモチベーションが低く、「西側世界の中で、もっとも東寄りの国になった」(長谷川慶太郎)ことの、客観的な証拠に他ならない。
───────────────────────────────────────────────────────
、三三三三三三三三三三 三三三三三三三三三三三
三ヽ、三三三三三三三 三三三三三三三三三三三
ヽ、三 `ヽ 、三三三 三三三三三三三三三三三三
>iヘ 、三 ` ― _ 三三三三三三三三三三
ァ ´ | ヽ ` '┐- _;;;;;三三三―三_三三三三/三三三/
〃| ` ・ ´| 7:: ≧ 、三三三三三三三三三 / "ミ
r〃,"''イ ´/ ヽ::く´  ̄!` ‐=ニ―---― ''´ 〃 ミ
,," ヘ ./ ヽ ヘ、  ̄ ̄ ―ァ 〃 彡 「自ら防衛に貢献せぬまま、アメリカの両親たちに
" Y , , ;;;;, ;≧ `ヽ・ _ ,, , イ 彡
.ヽ\ ヽ { ; " '' "" 息子を犠牲にせよとは言えないではないか!」
ヽ、. ヘ ,,;;" "
} ヽ、‐-‐ 、 " ";, ""'
{ ヽ"`、 ,_ヽ , " ,
ヽ ∧ `ヽ "> ´ "
´ ~ ヽ / ∧ 、 ´ ´ 、
ミ ヽ ノ { ∧ヽ,`'、 、_ ` ' 、 `
ヽ { 7ヽ"; | ヽ ` 、` ― - _ 、 `、 、 /´ ̄`
ノ| {: : { ",| `, ` ' ― -- ̄二ニ=-、 /r/‐7~7
/ } {: : : {ヽ ", ト 、 // / /
ヽ {´ |: : :{ ヽヽ { ヽ、 、` 、 ` 、 ,;"/
=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=
/ ヽ:::::::::::
/ :::::'、 :::::ヽ::::::::::
/ \ 、 ::::ヽ ::::::::ヽ:::::::
/ ,イ|\ ::ヾ`.、 :::\ :::::::``‐-.、::
{ {.l:l __,><'、ヽ:::::``.、,,__:::::::::::\ 西独のアデナウアーは再軍備に猛反発する議会に対し、上記のように
{:|::::',::::::::',l:l ___``‐`i::r'⌒ヽ:::::::: ̄``‐-ゝ ハ ッ ソ ウ
l:ト;::::',::::::::',l:lヘ.)::ノ .7 .|::|ヾニ }::::::::::::::::::: 反論した・・・だが日本では保守ですら、この「殺し文句」は無い。
リ.ヘ;::ヘ:::::::ヘ `y'゙ .|::| .l /::::::::::::::::::::
.∨ヘ::::; ' ´ |::|./ ノ:::::::::::::::::::::: 結局のところ、素で戦友意識を持てるかどうかという違いなんだろうな。
ヾ |::|r(´::::::::::::::::::::::::
ヽ |::| '、:::::::::::::::::::::::
‐- |::| .ヽ:::::::::::::::::: 左翼に至っては心底、露骨に共産軍兵士の身をこそ案じていたわけで───
`ヽ .|::| ヽ、:::::::::
',::ヽ、 |::|'"⌒ヽ、  ̄ ̄
ヘ:::::`ー'".|::|: : : : : ヘ , -'"
ヽ;/ リ``─-- 、 ノ
〃 .: ..: ! lヽ ヽ... ヽ:::.::.
.,'..〃..:::: } .::i .:l }ハ :ヽ::::ヾ:::::ヽ
l .::://.::;:', 〃../〃::/ i:l ',.:i',ヽ::::',:',::ヽ',
l.:://:///::://::::/ il i_Li_ヽ::::l:::l::::i::!
.|:::::'ノノナ フサフ` / イ _ぃ::::::::l:::l::::| i ───そして本スレの主題を思い起こしたとき。実のところ
.|:::::ノイメi" ___ チ´:7` ! ::::::i:::l::::| i
. | l:〃(ヤ"i: ==ミ i、::ゎ l::::::::lリiヾ乂 憲法論議という不毛な無限ループについて日本人は、ある
| :|:::::ヾ、i::i ヾ_" ,ハ::::;;;;l li 乂、
| ::レ:::::::::i::i . ' /:::i::::',:l 既視感を持つことができるといえる。
| :::i :::::::i:! 丶 `ー' / :i::::i:::,i
| :::i :::::::::l ‐- r‐' :i::::i:::::| 「ヽ
| ::::i :::::::ノ l/´ヽ :i:::|::::i i l
| ::::::::/ /;;;;;;;;;;;;\ュ 、リ l l ,.┐
| ::/ /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`ヽ;ヽ.イ l/ /
/´ l;;;;;;//;;;;;;;;;;;;;;;l/;ヽ ,' l
/ i , イ;;/;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;l;;;;;;;;;;\ l
/ ', /;;;;;l/;;;;;, -'´;;;;;;;;;;;」ヽ;;;;;;;;;/ ノ
/ ヽrー<;;;;「;;;ヽ;__;;/''''''''''''lー-rゝ',
/ r '´;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、;;/;;\;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ ヽ ',
,, - ´ ̄ ̄ ̄` 、
,. ´ ヽ、
/ 、\
ィ´ / ヽ ヽヾ;ト、
/ / l r i 丶 ', l;| \
/ / / ,l l ト、 i ', !l;| ヽ
/ / ,' / / / ! ! l l ', ! l };| ゙ 、
ノ i j ! l , ィ==、! ;l |l_L==- 、l ! |;| i ',
/ l l | ! 〃 / / _ | ハ l !| ヽ l\| l;;| } l i
l /| | ハ l ;'≠ニヽl l ヽl リr z==x、ハ } !;;| l l', l ・・・・・・・・・・
レ' ! リ ', '、 lイ /:::::ヽV イ/:::::ヽヽ〃 メ,l;| i ! l !l
l ∧ ハ、l ト;::::::r} ト::::::r} / /`l;|/ |、 l リ
', / l;|`| N ゞ--'′ ゞ='' / i_ノl;| lハ l
', / !;l ! ハ//〃" 丶 ´" // / ,'l l;| / l ,イ
V l;'ハ l ゝ ., 、 ,' / ,l l;;l/ レ'|;l
!;l !l'、 |ヾ≧ュ .,_ , イ-i / / l/l;;l l;l
l;;l リ ', l_∨lr‐/ゝ_;;/ j ん-─‐|;;ト、 l;|
|;;! /〆|  ̄, - 'ィ天ヘ、 l ,' ,´|;;| ヽ__,、|;l
l;;lイ / ! l //¨//,'Y ,ヘヽ| !、 : |;;| \},|;|
z以 i ! Ⅳ// // ,' l ! ヽl ハ ,' 以 / ハ
// ``ヽ、\
( ( ) ヽ
\ `ー --,. '"´  ̄ ̄``ヽ -- '_ ノ
`ー-/ \
, ⌒/ , / 〃 , 、 ヽ. 、 `V´ ̄\
// .:/ .:.:.::|::|.:.:|::|.:::|.:.:ト、__,:::.ヽ\ ト、 \
/.:.:::|;;|.:.::::::|::|::∧|ヽlヽl´ヽlヽ.::l L.ヽ|\ | ───ああ、何を言い出すかと思えば、例の件だよね?
/.:.:.:.::l;;||:.:.:.:|ィレ'⌒l 〒=ミ、 ハ | l |\ |
/.:/|:::/l/||::::::l/l/,ィテ ヒzシ 1 | |.:::| N \|
|/ |/\:||\::ヘ. 弋ソ 、 ー / lノ.:.::| | 19世紀の列強による開国要請にたいして、公儀が
|.:/l.:::;ヘ.' ' ' r‐┐ ' '〃 〃.::/ リ
|/ |.:/|:::.>.、 `ー _ .イ 〃 |/ 鎖国を正当化するとき使った、あの「口実」のことでしょ?
|/ .|/\::|「( ̄-‐ 7 /⌒ヽ
/l  ̄_ >只く / / ',
_/ _// ムム./ _,/ i
_, . '´ / , イ / ∠__ |
/ 、 / / l i | / i |
l `ーくi.:::',.:.:.:.:l i:.:.:.:.:| / |.:| |
l ハ.::l .:.:.:l i:.:.:.:.:!. /. |::| l
! /.ノノ _ノノ !/ 、 |::| !
, '"  ̄ `ヽ
// ^ヽ ',
.///f / j ヽ ヘ !
ノイl | レト'Vハ斗ト、_> いぐざくとりぃー、まぁーむ!
lハj | > < |レV ))
(( ノ火ヽ"V ̄}"/゙) {
// 匸 }>示iくこ八 「鎖国は祖法」、そのまんまなんですよ! いうなれば
.// ! / /《小.》「`ヽ ヽ
V{ !ヽノ {: ト-イi } 憲法九条は、 新 た な 祖 法 として機能してるんです!
レl∧く 人__j /八/
/ `7´/ l |'´
.`‐r</__!」
| / /
────────────────────────────────────────────────
いわゆる「鎖国祖法」観が成立したのは、文化元(1804)年のロシア(レザーノフ)との交渉時というのが通説である。
提唱したのは幕府のブレインである儒学者・林述斎であった。
────────────────────────────────────────────────
( , ' ´ ̄ ̄ ヽ、
彳土 ┼‐ > /:} 林述斎 ヽ\
|寸 二) 〈 /::.::ノ ,.ニ、 `ニ、Vハ 新規に通信関係を結ぶことは、「祖宗之法」により禁止
_ ∟ >::'´:::;:ィ /{:。::l |:。:ト、|::.:::|
ー' (]ヽ (::.::.:::/ ′{ `/ o lト ' }ハ::.:::| されておりまする。ロシアとの国交、まかりなりませぬ!
┼ー _ >/ ,' `´ 、_ノト、ゞ=″l::.::| , -‐ 、
/ こ ー' 〈 { { j } }::.::}/ j
∟ 〉 ヽ、 `ー ′ /::/ /
┃┃ (_ (>‐' ´ ̄ `丶、 /'´ , イ
. ・ ・ / , ィ  ̄ ├一 ' ´ |
⌒V⌒V⌒V^Vー‐'´ / 丿 |
林述斎(1768-1841)
儒学者(演者:くんくん @Rozen Maiden)
ヾヽヽ チュン
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ (,, ・∀・) チュン
ミ_ノ
″″
_人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人_
\_\_ > 「祖法」だぁ? 貴国の悪法など知ったことか! まずその幻想をぶっ壊す! <
_ 〔〔!.>->  ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
\ |..``77
\ \〈-〈〈l_>->
_ \_ZZ/_/_/_/Y``77イZ=∞∞,イZ=∞∞,_________,____,___________,∑____
\__ZZl巛巛-巛巛 ̄/=__ ̄_ ̄/=__ ̄_ ̄/=__ ̄_ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄_/=_/__ .._>
(((<《三ヨ冫《くく((二ニ=冫 ̄ ̄〔=-=-=-〔〔::二二二〈〈二二_ニニ__=〈=_==《 _〉!《〉
(((<《三ヨ冫,_,_,,_,,========〔=-=-=-〔〔:_,,_,,_,,,,_,,_,,_,,_,,_,,_,,__二,/
(((<《≡ヨ冫《くく((二ニ=冫_USA NAVY_,_,_,__,__,___,__,_,/~
∠ ̄ ̄∠\_三___三__三___〈-〈〈-〈l__三__〔〔 !/ !/〕
ZZ ̄<〔______〔〔>> ̄Z ̄ ̄ ̄ ̄ ∠ ̄ ̄ ̄
───────────────────────────────────────────────────────
この「祖法」という鉄壁のガードを、問答無用の砲艦外交によって打ち砕いたのが米国の黒船であることは、言を俟たない───
───────────────────────────────────────────────────────
γ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄γ
l 21世紀の全世界もご照覧あれ─── l
l l
l (アメ公の利益になる)戦後国際政治のプレイヤーには、日本はならない─── l
ヽ、____________________________________,/
,,...、--―-..、.
.,.<.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`>..、
.,、イ´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ.
,.イ:.:!/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヾ;j`::..、
/:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/!:.:.:.:.:.`::..、
,:':.:.:.:.:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/;!i.:.:.:.:.:.:.:.:..`::.、
/:.:.:.:.:.: /!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l:.:.:.:.:.:.:.:.:/;/:.!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヘ
/:.:.:.:.:.: /:j:.:.:.:.:.:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l.:.:.:.:.:.:.:./;/:.:.!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.',
!イ:.:.:.: /:/.:.:.:.:.:.:.:.:l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.!.:.:.:.:.:. /;/.:.:.:ヘ:.:.:i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.}
! !:.:.:./:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l.:.:.:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ;'.:.:.:.:.:.:/;/:.:.:.:.!:.:ヽjヽ.:.:.:.:ハ:/
|: :/:/ :イ:|.:.:.:.:.:.:.:.:l.:.:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:./;;/.:.:. /.:.:/ l.:.:./ j′
∨:イノ |:.||.:.:.:.:.:.:.:.:l.:.:.:l.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:/;;/:.:. /.:.:/ j:ノ
/::/ !:|∨ヽ;:.:.:.:.l:.:.:l.:.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:/;;/:.:.:/.:.:/
/::/ ヽ! ∨!∨.:.:l.:.:.l:.:.:.:.:.:.:/!:.:.:.:.:.:.:/;;/:.:.:/.:.:/
/::/ ヾ\.:.:! :∧:.:.:. / |.:.:.:.:.:.:/;;/:.:;イ:.:.;:'
/::/ 冫、>::/ ∨:/ .!:./!://;;////
/::/ / i!∨ ∨ レ' ':/;;/ ` く
/::/ i \ //;;/ ヽ
γ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄γ
l 誰もこれを阻止できない。平和憲法は日本の「祖法」なんだからな! l
ヽ、______________________________,/
γ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄γ
l しかもこんどの「祖法」は、幕末とは一味ちがうぞ。神国が日米戦争の死闘で勝ち取ったもの─── l
ヽ、___________________________________________,/
,. ‐'´_,. -‐ ''´ // / | | l ヽ
, '′/ _,. -‐  ̄ ̄(て ̄` ‐ 、 |. `| | l l. |
L_二ブ ト、 「 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | ,' / ノ ̄ ̄|
,.ィ'′ ヽ、 .l::|ヽ ヽ | ヽ_j / // |
// | 、、 ヽ |::l、 ヽ、、 | ヽ_ハ/′. |
/ l | | ハト,ヽヽ_,.>ヘ';:', ', ヽヘ | |
lイ | ', l ├-リ ヽ'´ィT¨ヽト;:', l、 l ハ| 日本国憲法第九条 |
l ハ ',ヽヽl,ィ'¨」 ゃら| ';:',lノ lノ | ・・・ ・・・ ・・・ |
∨::ハトゝ ゞヤユ 、  ̄7 ,ハ:::l、 _,.rイ <神聖不可侵。改変厳禁!> |
,'::;ハ」| ,ィ ヘ r‐:1 レ1 |::|7' / | |
l:::!. V:l ゝ、 ヽノ /リ ,ィ::」 l |.| ::::MADE IN USA::::::: .|
|::! ヽト 卜ト`ニT¨´,.イノ/イ l リ :::::::::::::::::::::::: |
l::| >'´/ / _,.ノ|/ l | :::::::::::::::::::::::: |
|::l ,r7′_,.レァ‐‐'′、 l i l.| __. |
l::j /,厶イ_:.:/ ヽヽ. :l |.| 〃 i `ヾ. |
/7 /:.:「 ゝL/.| ::::..... |l L⊥」|| |
/〈 /:.:.:.:', / // | :::: |l山奇.l.| |
γ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄γ
l ほかならぬアメリカ合衆国の、お 墨 付 き ! ダメ押しで連合軍が証人だ! . l
ヽ、________________________________,/
γ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄γ
l ざまーみやがれ、忌々しいアメ公め! l
ヽ、_________________,/
,. -‐= =‐- ._
/ `ヽ、_
, -‐<ア´ / \> 、
/ / /l /| ゙< `ヽ、
. / / /〃|| |八. ト、 Y \
/ ., -、 / ., | l | j」⊥!._ 」 ヽ. ⊥._V | ,. ,.-、.\
. /.イ V/ /{ | |,イ ||/八 | ヽ. ! `iヽ | l ./ }\ヽ
..f⌒'< 八 V{ | {从 l.八 |/ ヽ| \ j.ハ | jノ 厶-‐ ¨ ̄〕
>x._ ` ^\ `ヽ', {八 .| x==、 x==x、}j |レ'´ / r=ニ¨´
__〕 }ト、 、 ヽ.〃 V ノ { / └…-=ニ、
(´ ___ 、ノヽ.\`ト、\"" ' "" / / .八 ノ r‐--- -’
_>'´ | Y 八 f´ ̄ `} ノイ} , ,イ} ゙ー-=ニ.._
(´ _,. イ^} ノ. }| lヽ. ,′ /// /{八 、‐- .._ _〕
/ .lノ _,.=イノ /{ | {. | /> 、 ゙ー‐' . イ」.// /} {. ヽ .≧‐- .、 ヽ、} \
. / . (´_,/ イ八|八. V/ Lノ.≧=≦ .{ ./ , ' l.| }、 -‐ >x、_〕\\
. / /. 〉 ` ー ' | ヽ 〈 { `7ノイ .リ /ハ 丿 \\
./ ./ .,′ | \〉ヽ ー==‐=ア ノイ } /{、\. ヽ.
′′ { |_ \ ヽ / _,ノ{ ハ\.\
γ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄γ
l この『祖法』はテメエの言質も取ってんだ、手は出せねーぞ! l
ヽ、____________________________,/
___ ___,. -- _
,. < }ノ > 、
. /./ イ| / / , \
/ / , ' ., ' |:}' // 、 ‘ ,
. //′ ,' / |:l. 〃 , , } ‘,
´ i , | / ,i|::! /_ イ /} / 、 .ト,
. |. , ' l ./ .!|::| //メ < //,' } | i‘,
. { / ,' i| , ニ||::| ,.ィ示芯}ミメ、. //} ハ ./ |.゚,
', /.| ! ',| { ,|l::| | |.圦_以 /´ x=ミ「 / ./ | ・・・ってちょっと、何をやらせるの?
. ∧ { }'| i ‘ , |: l ', ! ゞ-く_ んリ 》' ./ ,| |
/:/ ヽ .| ゚, `!::| ', { 厶ィ 厶イ{ ,'| |
/:/ ノ /! ゚, .|::| ト、. 、_ _ ’ / :!.|.| ', ,' }/ そんなの>1の勝手な思い込みだよ!
. |::| イj,ハ ハ iV|::| |、 ,イ |.| !,:∨
. |::| V_彡<.Ⅵ', !:> ,. < | ./リ |.゚,::゚,
. |::|. , : ´ ̄≧x ゚,ム:, ! _/,.≧チ} , '| ,:| / レ ',::',
. |::| , '::::::::::::::::::::: ペ,ム\,.イハ/l/レ j/,' /. }:::|
. |::| ./::::::::::::::::::::::::::::::i:ゞ:::\\!\ :|:::|/ |:::|
_ ____
´: : : : : : : : : : : : :`ヽ、
/ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : _ヽ
/ .:.:.:.:.:.:/.:.:.: /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::::::::::::ヽ
/.:.:/:.:.:.:.: / .:.:.:.:|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::::::::::ヽ
/.:.:/.:.:.:.:. / .:.:.:/│:l :.:.:.:.\.:.:.: ヽ::::::::::::::ヽ
l.:.:/.:.: /.:.,' .:.:.:/.:.:l.: | \.:.:.: 丶.:.:.:.::ヽ::::::::::i
| .:|.:.:.:.| .:l.: __/.:.:ハ | ヽ_\__\.:.::::::ヽ、:::; はい。でも そういう文脈で考えると、自由主義陣営の有力国をして
| .:|.:.:.:.|.:イ.:./.:.:/.:ハ! \-\.:.:.:.ヽ.:.:.:.:.ヽi
.l .:|.:.:.:ハ.:.jィ仔テ女 ヽ ァ7仔i心、_.:ヾ.:.:.:.`ヽ 機能不全にしてしまう九条が、「時代の役目」を とうに終えた亡霊の
.l .:|: :ノヘ小ヘ::::::j| lヘ::::::j|│.:lヘ\:::::、.:.\
.| .:! ノ ハ{ r'仁j r'仁リ│.:|.:.!.:.:ハ |\.: ヽ 筈なのに悠然と日米政府を引きずり回せる現実を、説明できる・・・
ノ イ.:.: /てヘ .:.:.::: , :::.:.:.: /!.:.j´j.:/}}:| | ヽ.:}
/.: /.: /しゝ、 、 , /./.:/.:/|ノ人! j/
/.: /.: /.:./.:.:..:> イ_l.:./.:/|´.:.: |.:. l.: | ここの>1は、そんなふうに仮説を立てているのです!
/.:.,.':. / j:/.:.:.:./ l_,ハ` ‐- <|_,,V.:厶l.:.:.:. |.:. l. |
//.:/ /.:.:.:.///l ヽ /\_, '7/_ヽ.:.: !.:. l.: |
,'' /: :;,r‐‐〃´ ̄ゝ' r‐-..,,v,r‐‐ァ | l__// ̄`ヽ!: ヽ
/.:// i i .>イ从<´. ` ̄// / ヽ.ヽ
───────────────────────────────────────────────────────
湾岸戦争の外交失点や北朝鮮の拉致発覚、中韓との軋轢の高まりなど外的環境の変容に伴い、原理主義的「祖法」支持者が徐々
に弱体化している流れも、幕末と一脈通じるものがある。米国を戦友と見なして未来を分ちあう決意や意欲は、片鱗も見られないが。
───────────────────────────────────────────────────────
───────────────────────────────────────────────────────
「日本人は、今でも鎖国したがっている」とは心理学者・岸田秀の評価だが、考えてみると戦後日本もある種の鎖国をしているのだ。
───────────────────────────────────────────────────────
,ィ: : : : : : : : : : : : \ / /
,:':://: : : : : ,: :ィ: : l: : : :ヽ / /
/:,X: : : -/// jハ:l: : : : :ハ / /
y'´: : : //-ミ、/ xl V!: :.l: l ./ /
/,イ: : :/ V::::ソ イニミ:l: ::l: :l ' ’
'/:/ハ: l `‐' , l:::V ,':/: :l / /
V: 八 l:..l __ `´ l/: : :| ./ ,
l: : : ~l:.:! ` ノ: : Ⅳ, ’ / 主権国家としての日本を縛る護憲論もまた、神国の物語の系譜・・・
|: j: : :l: ト:.、 /l: : :j / /
l::/: :,j:/| ` - <:/:/:レ7' ,
〉: ::,'/::l l:./// / , ′ だからこそ、合理性を越えて猛威を奮うことができる。作り手たち
/: : ::l:l:.::l // / /
,': : >! '´__ -‐ // / ,:' の都合や当初の意図を越えて聖別され、制御不能となる───
/, ' ! ̄ l,' ,: - /:.',
/ 、 ,| l:.. ハ: : :ヽ
, l r- ‐ ^ -'⌒ゝ- 、 ;': : : : : :ヘ
,' ト- ^ ‐' , -‐ヘ__r- 、- `{: : : : : : : :ハ
/ 〉ー ´::::::::::::::::::::::::::::::`:.< 〉: : : : : : : : :ハ
,:′ /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/: :l: : : l: : : : :.ト:',
, = - 、
/ .i i⌒i::::::::::::::::::| | | |. Y //〈リル' | |千ト \(_):::\ヽ 吉田ドクトリンが変容を強いられている時流と、無縁じゃないのかも?
| | | |o:::::::::::::::! ! ! ! | | リ祭ミ Vハムテル、 i i、::::::::::リ
| | lー'::::::::::::::_// j ! |i ヽ 辻ソ i際ミ iヘ\リ_::/
i ヽヽ::::::::::::/,ユ,// ノノノ从 r-、 `゚' |.|リ\Σ いずれにせよ護憲論は、消極的反米を正当化する「教義」であり・・・
\ ヽ二二〈,w'ユ/ `| | | |,ヽ、 ー' , ィji/ i | リ
`ー――-くr-┴i .////リ√tfr'―ツリ | |リ 最終的には自ら踏ん切りつけないと、新たな黒船を招くかもしれない。
ヽ/ ∧r、 //r-、エン、i===/ムッ' ̄ ̄ヽ、
V ̄二) ///⊂H⊃ 〉マ//:::::::::::::::::::::|
| i r--)/ノ::>-ィ::::ス_ノ///::::::::::::::::::::::::|
i、 ' ̄);:`::/ /::::::| |:://リ,:::::::::::::::::::::::ノ|
\V∧::::::T::o:::::レヽ!:::レ::::::::::::::::::::::::::::::ハ\
/ノ V∧::::ll:::ll:::::ll::::::::\____::_::_::_::_/\ \
/XXXXV∧_ll:::ll:::::ll:::::::::::::::::/|::::::::::/:i|\\ \ \
/::::::::::::::::/ /´ \:::ll::::::::::::::::|::|::::::::::|:::l!\\\ \ \
__
___,. < > 、
/_, / / ィ ハ ヽ 、fj=ミ
. ≠フ. /ィ / ./// j/ ', ト, ', ゚ , ヽ\
-=彡' 〃 l , /レ'r匕 ト-V∨ ∨ .∧ヾ、 えっ?
_/=‐ィ>' ∨}' ◯ ◯ }l ト,',、 ',
/>' ! , /| ,,,, ,,,, リ|/ |Ⅵヘ|
. /, ' |ハ i {.ト、 ,. ィi| ,' ',ハ j
∨ //.Ⅵ ,r≠≧=号=≦レレ' j/|:i ',ハ
. // ヾ,'::{:::::::}==大==}___,.r-、 Ll |::|
|:| {:: i::::::::∨/|l>i´ Y{ } |:」
ヽ_,. ィ:::::::i::::::::::: ̄:i:::::| ./∧イ
,. <:::::::::::::::::∨:::::::::::::::::::}':____j'
>>224 は投下ミス。再投下します。
___ //⌒ヽヽV´::::::::::::::::::::::::::::ヽ、
r.、 |___\ 〈/ /ニニニニニニニニニニニ、ヽ::\
(o._ノ,__ \\ 〈/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\\::| 今回の冒頭で紹介した「鎖国は無かった」論の流行は、定着していた
,r、 フ:::::::::::::\ヽ i i V::::/ ̄7777T ̄ ̄\::::rvi、\
/ .i i⌒i::::::::::::::::::| | | |. Y //〈リル' | |千ト \(_):::\ヽ 吉田ドクトリンが変容を強いられている時流と、無縁じゃないのかも?
| | | |o:::::::::::::::! ! ! ! | | リ祭ミ Vハムテル、 i i、::::::::::リ
| | lー'::::::::::::::_// j ! |i ヽ 辻ソ i際ミ iヘ\リ_::/
i ヽヽ::::::::::::/,ユ,// ノノノ从 r-、 `゚' |.|リ\Σ いずれにせよ護憲論は、消極的反米を正当化する「教義」であり・・・
\ ヽ二二〈,w'ユ/ `| | | |,ヽ、 ー' , ィji/ i | リ
`ー――-くr-┴i .////リ√tfr'―ツリ | |リ 最終的には自ら踏ん切りつけないと、新たな黒船を招くかもしれない。
ヽ/ ∧r、 //r-、エン、i===/ムッ' ̄ ̄ヽ、
V ̄二) ///⊂H⊃ 〉マ//:::::::::::::::::::::|
| i r--)/ノ::>-ィ::::ス_ノ///::::::::::::::::::::::::|
i、 ' ̄);:`::/ /::::::| |:://リ,:::::::::::::::::::::::ノ|
\V∧::::::T::o:::::レヽ!:::レ::::::::::::::::::::::::::::::ハ\
/ノ V∧::::ll:::ll:::::ll::::::::\____::_::_::_::_/\ \
/XXXXV∧_ll:::ll:::::ll:::::::::::::::::/|::::::::::/:i|\\ \ \
/::::::::::::::::/ /´ \:::ll::::::::::::::::|::|::::::::::|:::l!\\\ \ \
__
___,. < > 、
/_, / / ィ ハ ヽ 、fj=ミ
. ≠フ. /ィ / ./// j/ ', ト, ', ゚ , ヽ\
-=彡' 〃 l , /レ'r匕 ト-V∨ ∨ .∧ヾ、 えっ?
_/=‐ィ>' ∨}' ◯ ◯ }l ト,',、 ',
/>' ! , /| ,,,, ,,,, リ|/ |Ⅵヘ|
. /, ' |ハ i {.ト、 ,. ィi| ,' ',ハ j
∨ //.Ⅵ ,r≠≧=号=≦レレ' j/|:i ',ハ
. // ヾ,'::{:::::::}==大==}___,.r-、 Ll |::|
|:| {:: i::::::::∨/|l>i´ Y{ } |:」
ヽ_,. ィ:::::::i::::::::::: ̄:i:::::| ./∧イ
,. <:::::::::::::::::∨:::::::::::::::::::}':____j'
────────────────────────────────────────────────
昨年逝去した元外交官・岡崎久彦氏によれば、「日本は憲法の制約で集団的自衛権は使えない」と
聞かされた複数のアメリカ人の見識ある名士たちは、いずれも激おこぷんぷん丸になってしまったそうな───
────────────────────────────────────────────────
| 弋_ノ :;:;:; _ :;:;|
|___ ______ :;:;:;:;.(_)-イ´‘,
// ミ三フ 〈::::::::l |::::::::::::::‘,
|i| し ヽ::::.| |::::::::::::::::‘,
|i| U | 丶| |:::::::::::::::::::‘,
ム し /へ し ミ| |:::/⌒ヽ:::::::: distant ally
.ム /\`ヽ // `ヽ. | |:/. , ',:::::::: 日本は、そんなに縁の浅い仲間なのかッ!?
. ∨. \ヘ=ニ王王ニイミ≡≡≡ ` | | | |::::::
', ヾ二イ≡圭圭≡ ヾ二二ソ. i!.| ├ |::::::
', =ニ≡ | 三三彡 U | | ノ:::::::
', | `ヾミ | | yィ:::::::::::::
', | | | ヽ:::::::::
', |_ _ // \:::
. ‘, ./7 .〈ヽ u .// ///
‘, {l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ミ ヘ .// ///
\ ` -=ゝ i†! } // ////
\ ┃ // /////
/ //\__|i!!i}___┃/ .//////
/ ////. |サリヽ \\ .//////
アメリカ人モブ(@「横山三国志」勢)
=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=
_
'´ `ヽ 「日本の特殊な事情を分かっている人は、一部の対日専門家だけ。それ以外は、他の先進民主国と
.j /rノハヽハ
イi(|^ヮ゚ノル 日本は同じだと思っているから、有事になって特殊事情を説明しても感情的反応が優先される恐れ
ノj〈_j条iつ、. ,.==、
-===(((.Uj_ヽ,>===|(゚,)+@ がある・・・」(岡崎久彦著「戦略的思考とは何か」)。
し'U `==´
━━━
───────────────────────────────────────────────────────
「ヨーロッパの一員」であったドイツは戦後、回帰すべき「自由社会」と「仲間」を、ただちにイメージ出来る環境下にあったといえよう。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
しかし鎖国という過去をもつ日本は、割り切れなかった。精神的に漂流し、東アジアの非近代社会に屈折した郷愁を抱き続けた。
───────────────────────────────────────────────────────
|:::::::::::、憲:::トx':::::::::::) ̄ /  ̄ヽ_-―‥ ´, -┘_
〈、::::::::i}\::::{ィ=ミカ、 ル_ └― '´ ̄  ̄ `/l/ァ | , - 、
`ヽノ:○::::::ゝ=':jイ| \ `ヽ _ - '  ̄`ヽ /イ / ,イ / |
ト 、;t==ヲイ 、ー―\‐/´ / | // l /
r|\ヽ大_|ー、\ 〈/ _ -‐  ̄ ヽ/ , -'´ ̄ } ゝ ' | ∨
_/ └イ\! ヽノ,\\  ̄ | ´ レ゙ / ノ--、 |
_ / く ム ∨´ └-、 〉 | l / , /
└j V 〈 | し イ l / 鎖国時代の腐儒? いいえ、憲法学者です!
\/´〉,、 | ̄|rヘ / | /! /
.l、 ̄ ̄了〈_ノ<_/(^ーヵ L__」L/ ∧ /~7 /) └' |
.二コ ,| r三'_」 r--、 (/ /二~|/_/∠/ l 「和親」だろうが「安保」だろうが日米条約なにするものぞ、
/__」 _,,,ニコ〈 〈〉 / ̄ 」 /^ヽ、 /〉
./ (__,,,-ー'' ~~ ̄ ャー-、フ /´く//> 万国公法だろうが集団的自衛権だろうが、必ずや退ける…
..,  ̄ ' ー、 `ー-、__,| `"
./ ヽ
. ! ` ー、
. | , -ーjノ
.」 ,、__/
└┐ __ , -- '
∟ イ´ ` 「 ',
./ーイ lーヘ
/r イ ニ二二三三〉┐l三二
.| L {、ニ三三三三r'ー' j三二ニ
{ __);三三三三└― '三二
二三三三三二二
───────────────────────────────────────────────────────
その反映が、護憲なのだ。集団的自衛権に反対する憲法学者は国際法や条約を、対立概念を含む九条憲法の権威の下に置く。
───────────────────────────────────────────────────────
ヽ、_,人_,ノ、_,从,人.ィj、ノv1人.ィj、ノv1人.ィj、ノv1人.ィj、ノv1人.ィj、ノv1人.ィj、ノv1人.ィj
)
‐=、´ そう───無敵の「祖法」平和憲法で、無力化してやるのだわ!
)
, '⌒r‐v'ヽィ'⌒Yソ、ト、!yヘ!ソ、ト、!yヘ!ソ、ト、!yヘ!ソ、ト、!yヘ!ソ、ト、!yヘ!ソ、ト、!yヘ!ソ、ト、!yヘ!ソ
/ . ://////. : : : ::{=ミ._:_:_.ノ / , `ヽ::: ::: :: :: ::,イ
´{: : ://////. : : : : 八 , ' , / ' , 、 `:. ':,::: :: :: :: `ヽ
L::{/////. : : :, -、_:ノ , ' ,: , ' ,:' :. ∨::: :: : : : :
_j |////{: : : :{ . ' , .: / :ヽ :. :. ∨::: :: : : ;
...|: :|////|: : : :ハ , ' ' / 〃 :. :. ::: :: /
八: |///,/ : : : : `ヽ.:/ , ' , ' ,イ / / j |! i !::: ::ハ
!:{///, .: : :ハ: :.ノ/ / , ./ ' i i |::: :: :: \
ノ:|///|: : : {ー≦ "'''-、 / , イ. /彡' /憲 | i ! | _,..-''' .!::: ::: :: :
/: : !///!: : : ! ,' /, `></ ,' / /.! , ' ,/ ,: , | j>< ; ;::: :: :: : :;
ゝ: :ハ//,|: : : :ヽ. / /___ミz.、/ / l /ノ .: / ,'. / /; | ' /::: :: : /
`ヽヘソ{:_:_: : :ノ / z≦三二ニミ≧<. | ,' , ; ; / , /,イ彡≡ミz, ' ,イ::: :.,イ
ノ: ノヒミ`Y´ ,: ,' 彡'´と つ::::::::Y::.`ヽ心. , / , ,:彡少;゙::::::Y }ミ`,: | 〃`:.´
八 {仁ァ}`Y}ー 、 イハ ':,::':,;;;;;;;;j:::! ヾ!`ー./ レ z彳ノ;;;r、:;! jリ゙/ .; // ',
`ゝー彡'. : : : >ー-、ヾ:、ゝ:.ーO.ノ ノ ソ 乂=::ゝ' 〃/ レ/ .i ,
ノ. : .ヽソ- ‐' \ ` ゙ー '゙- '゙´ `゙ ´ /ノ ,イ ,'ハ :,
`ー/ ::, \〃〃 :. 〃〃 〃 /j z=ミ、:. ヽ
. / ̄ `::., ` ,: ヽ j / ,イ ' ,': : : :ヘ \
/ ::. ` ヽ ' ∧ , . - ‐、 ,' / j '. : : : : :ハ
'´ .:: ∧ /.::::::::::::::::Yj / ,イ 〃'. : : : : : : : :.
丶 :::::::. ':, .:::∧ {:::::::::::::::::::, ' . ::< // /´: : : : : : : : : : :\
ヽ.::::::. ':, .:::::::::::::}.、 ` ー ' ゙ . </ 彡'_,..-==ミ、: : : : : : : : : : : ヽ
, ':,::::::. ':,::::::::::::::::: j ヽ>ー<≦三////////////}: : : : : : : : : : : : : :}
':, ':,::::. , ':,:::::::::::/ \仁⌒Y///////////////. : : : : : : : : : : : : ノ
. ':, ':,:::::::...>==彡 jヒァ=ミ/////////////ノ. : : : : : : : : : : :/
':, .::::::::::::',:::/'´ヽ :. ノゝ=彡'イj//////////´: : : : : : : : : :>'´ 彡'
. .:::':,.....:::::::::::::::::Y、____j__:__,. <\`ー<///////////ミ` 、: : : > 彡 ' .: ´,イ
───────────────────────────────────────────────────────
ソ ホ ウ
幕末に黒船の礼砲で砕け散った「祖法」は、復活した。日本という閉鎖空間で九条という名の「呪文」は、今もまだ生きている・・・
h
ttp://www.bengo4.com/topics/1875/
───────────────────────────────────────────────────────
, ' l ./ .!|::| //メ < //,' } | i‘,
. { / ,' i| , ニ||::| ,.ィ示芯}ミメ、. //} ハ ./ |.゚, 心理学的なアプローチで鎖国と現代政治を繋げる>1の
', /.| ! ',| { ,|l::| | |.圦_以 /´ x=ミ「 / ./ |
. ∧ { }'| i ‘ , |: l ', ! ゞ-く_ んリ 》' ./ ,| | スタイルは、どこぞの木工ボンド部の野望なみに「滑る」
/:/ ヽ .| ゚, `!::| ', { 厶ィ 厶イ{ ,'| |
/:/ ノ /! ゚, .|::| ト、. 、_ _ ’ / :!.|.| ', ,' }/ かもよ? せいぜい忘れないように・・・
. |::| イj,ハ ハ iV|::| |、 ,イ |.| !,:∨
. |::| V_彡<.Ⅵ', !:> ,. < | ./リ |.゚,::゚,
. |::|. , : ´ ̄≧x ゚,ム:, ! _/,.≧チ} , '| ,:| / レ ',::',
. |::| , '::::::::::::::::::::: ペ,ム\,.イハ/l/レ j/,' /. }:::|
. |::| ./::::::::::::::::::::::::::::::i:ゞ:::\\!\ :|:::|/ |:::|
,. : : ´: : : : : : `: .、
/: : : : : : : : : : : : : : \
_ /: : : : _ノ /: : / : : : : : : ヽ
(⌒7´.:二 ̄-,イ: :ナメ、,イ./! : : : : ハ 何はともあれ、今回はここまで。
/イ.:/-、:/r,≠ミ、/// l_ト、: : : : :'.
/ /l イ /l':::::d 》/ リ`リ.i: : : :l
/./i .ゝ !{ ゞニツ ,ィf示/イ : : : l 、 深入りした きらいはあるが、憲法論自体はこのスレの主題
// ∧/ ヽ|! ' ' ' , 〈::゚ソ// : : ∧j、
//_/ノ> ⌒ヽ 、__ , ,´,/: : : :/ ではないので悪しからず。話の流れで結果的に見つめ直し
, ´ ̄ / !_ _ イ : : : /
/_ / ,.イ : :  ̄: : : :l: : / てみたら、こうなっただけなので───
/ ̄`ラ / | : : : : : : : : ! /
/ / , < l : : : : : : : : l/
/ ./ / .ヽ\__,ノ}: : : : : : : : :l
/ / ./ \_ノ: : : : : : : : : l
. / 〈 く ,. イ: : : : : : : : : : i : l
_,∠ -―- _\ ヽ , イ | : : : : : : / : : l: : !
────────────────────────────────────────────────
蛇足だが先ほどご紹介した別宮暖朗先生のドイツ評には、続きがある。ご参考までに引用しておこう。
いわく「日本もまた、アジアのリーダーではない。リーダーになりたさで中国に尽くすのは、倒錯でしかない」───
────────────────────────────────────────────────
>>229 は投下ミス。大杉・・・
___ ___,. -- _
,. < }ノ > 、
. /./ イ| / / , \ その仮説の是非は兎も角・・・「夷人が怖くて護憲はできぬ」
/ / , ' ., ' |:}' // 、 ‘ ,
. //′ ,' / |:l. 〃 , , } ‘, というのは、ボクも同感かな。だけどね───
´ i , | / ,i|::! /_ イ /} / 、 .ト,
. |. , ' l ./ .!|::| //メ < //,' } | i‘,
. { / ,' i| , ニ||::| ,.ィ示芯}ミメ、. //} ハ ./ |.゚, 心理学的なアプローチで鎖国と現代政治を繋げる>1の
', /.| ! ',| { ,|l::| | |.圦_以 /´ x=ミ「 / ./ |
. ∧ { }'| i ‘ , |: l ', ! ゞ-く_ んリ 》' ./ ,| | スタイルは、どこぞの木工ボンド部の野望なみに「滑る」
/:/ ヽ .| ゚, `!::| ', { 厶ィ 厶イ{ ,'| |
/:/ ノ /! ゚, .|::| ト、. 、_ _ ’ / :!.|.| ', ,' }/ かもよ? せいぜい忘れないように・・・
. |::| イj,ハ ハ iV|::| |、 ,イ |.| !,:∨
. |::| V_彡<.Ⅵ', !:> ,. < | ./リ |.゚,::゚,
. |::|. , : ´ ̄≧x ゚,ム:, ! _/,.≧チ} , '| ,:| / レ ',::',
. |::| , '::::::::::::::::::::: ペ,ム\,.イハ/l/レ j/,' /. }:::|
. |::| ./::::::::::::::::::::::::::::::i:ゞ:::\\!\ :|:::|/ |:::|
,. : : ´: : : : : : `: .、
/: : : : : : : : : : : : : : \
_ /: : : : _ノ /: : / : : : : : : ヽ
(⌒7´.:二 ̄-,イ: :ナメ、,イ./! : : : : ハ 何はともあれ、今回はここまで。
/イ.:/-、:/r,≠ミ、/// l_ト、: : : : :'.
/ /l イ /l':::::d 》/ リ`リ.i: : : :l
/./i .ゝ !{ ゞニツ ,ィf示/イ : : : l 、 深入りした きらいはあるが、憲法論自体はこのスレの主題
// ∧/ ヽ|! ' ' ' , 〈::゚ソ// : : ∧j、
//_/ノ> ⌒ヽ 、__ , ,´,/: : : :/ ではないので悪しからず。話の流れで結果的に見つめ直し
, ´ ̄ / !_ _ イ : : : /
/_ / ,.イ : :  ̄: : : :l: : / てみたら、こうなっただけなので───
/ ̄`ラ / | : : : : : : : : ! /
/ / , < l : : : : : : : : l/
/ ./ / .ヽ\__,ノ}: : : : : : : : :l
/ / ./ \_ノ: : : : : : : : : l
. / 〈 く ,. イ: : : : : : : : : : i : l
_,∠ -―- _\ ヽ , イ | : : : : : : / : : l: : !
────────────────────────────────────────────────
蛇足だが先ほどご紹介した別宮暖朗先生のドイツ評には、続きがある。ご参考までに引用しておこう。
いわく「日本もまた、アジアのリーダーではない。リーダーになりたさで中国に尽くすのは、倒錯でしかない」───
────────────────────────────────────────────────
──────────────────
そんなこんなで、つづくっ!
──────────────────
死
ね
男. __
の. : : ´: : : : : : : : :`:...、
娘 〃: : : : : : : : .´ /: :.、: : 、
. //: :/: : :/.i: : /: : :ハ: : : :.、 , ‐ ´  ̄ ̄ `ヽ、
//: :/ \__ l/ヽ. }: : 、: :.i... / 、 、 \
. /:{: : {:/ / 从 .`o V! ヽ}: :|: :}..,.'./ .:/ ;小:.. ヽ:. :\:.:.ヽ 死
ー=イ |i: :.:.f /  ̄ ヽ、ゝ }: :|: :}//:.:.:.:/.:./:. ./ i ヾ:.:.丶:. ...ヾ:ー'、 ね
{:八 : イ 入.`o /|: :| |/ / /〃/{ ノ . ヽ `ヽ 丶 僕
八j 〉 ----、 . ̄/ :|: :| |l / /斗/.  ̄ _,,イ´l. ヾ⌒ヽ 丶 っ
. _ ノ \ `丶ヽ /: : イ: :リ{ { レテゝ-イ::::::::::.ヽ`´.ノ ノ 八 娘
/ / \ >、_ __./: :.:.ル'.. 乂l fヘ,,<ィ´)::::::::::::::. r '{´. 丶\
/.:.:.:.:.:.:!、 /ヽ_//::.丶. ノイノイ. 八,} ゝ-〃::::::::::: ノ >、 \丶
:.:.:.:.:.:.:./ \/i:|i:i:|:l i.:.:.::./:| /イ }. l /_フ / | \
`ヽ.:.:〈.:.:.:.:.:.:i 〉¨iヽl,.:.:〈_.k / / ゝ、____,, ..イァヽ_ ,i 丶.ヽ
:.:.:.ヽ.:.\.:.:.:.:ヽl:i:i:i:il. l.:.:.:.:.:/l. , ". /. /l><l. ヽ __i、 }ヽ } }
:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ.:.:.:.:i.li:i:i:i:l/ヽ.:./.:|. // / / l /|| ||Åii jj ヽ l_. ヽ! ヽjイノ
:.:.:.:.:.ヾ.:.:/.:.:.:.:.:l、i:i/ /i.:/:.:.:| {八 〃 ハ i. / / ∨ io∨. ヽ`‐´ "
:.:.:.:.:..i.:.:.:.\.:.:.:.l..~. /l./:.:.:.:ト、 )/ ヽ( ヽ人ヽ!ヽjイノ〉 i. ヽ
.:.:.:.:.:.l.:.:.:.:.:.:ヽ.:.:.l. ̄. l.:.:.:.:.:.:.i. " `. |. io ヽ
というわけで、今回はここまで。おつきあいいただき、ありがとうございました。投下ミス多くてすいません。
今回はとりわけ本編すくなめですが、本編がキツイだけにコメディリリーフを多用した
司馬風エッセイが、本編の解説がてら増える形になるかと思っております。ご理解を。
別に祖法とか思ってはいないが「日本がアカと戦ってるのに後ろから首絞めたんだから責任もって中共潰すところまではアメリカでやれ」とは思ってるw
まだまだアメリカの若人にはアカとの戦いで率先して血を流してもらうでよw
乙でした
「決まってることだから」って突っぱねるのはお役所のお家芸だからねぇ。
このあたり朝鮮戦争スレと併せて読むと
いろいろと想像ができそうだな
前回続きがあると書かれてたんで様子見してたんですが、この展開は迷走した果ての
言いがかりじゃなくて当初の段取り通りなんだろうか。
脱線に満足して江戸時代へ戻ることを期待して、へそ曲げてエタらない様に皆さんも静観
してるんでしょうけど、このままあさっての方向に行きっ放しなら、禁教において異論がある
ように第二次大戦及び戦後政治についても異論はあるわけですから、投下の間が空けば
読者のレスが増えることになると思います。
乙
しかし、鎖国がそんなに心理的呪縛になってるなら、明治以降の海外展開熱が
説明がつかないような気がする。
確か、司馬遼太郎の若いころの夢も、大陸浪人だったはず。
鎖国より、アメリカの戦後教育が強烈だっただけでは。
軍事以外の海外展開は、今もうんざりするほどやってるしなあ…。
そもそも、開国したり改憲したりするのは、国家や個人が
合理的に自律した判断をするためで。
先進国の仲間入りがしたいとか、上辺の所属意識で行うものでもない。
和辻先生だと、開国して国家形成に努めるべき、までは分かるが
そのお手本にしてるのが、当時派手に活躍してただけのスペイン。
結局、中身の分析より勢いのある国の猿真似開国論でしかない。
岡崎氏の改憲論も、ブッシュのイラク戦争を全面支持するような
覇権国家盲従型。中国の方に勢いがあったら、中国に付く…ってレベル。
根本的に思い違いしてる気がするのだが、先進国グループに入りたいから
開国や改憲をするのではなくて、先進国になれる戦略性や資質を
獲得するために、その路線をきちんと分析・熟慮した上で行わなければ
ならない。
取りあえず、強くてカッコいい方の味方…ぐらいの意識では、とても
内在的な近代化や国際外交などできやしないと思うが。
<お茶ーっ!>
なぜか鎖国・禁教の話がWWⅡの敗戦の話になってるは
WWⅡにおける日本や諸国の分析が雑な上に見当外れだは
ジョージ・サンソムの言葉を引用しておきながら都合の良いとこだけ取り出すは
和辻氏への異論を挙げつつも結局、都合の良いところは無批判だは
挙句、「太平洋戦争で負けた日本は悪か?」=「禁教された側は悪か?」
???どうしてこれが同列に語られるの???
それについても和辻氏の論だけで、これについては異論反論を挙げてない
これって典型的な、結論は先に在ってそれに合う論拠なり先人の言葉を
無理やり引っ張ってくるトンデモのそれ、テンプレそのもの
しかしどうしてこう皆、ドイツを使って相手を攻撃しようとするのか
地理的な要因で再軍備の事情が違うように、日本の再軍備や改憲も
当時の国民感情、日米安保闘争の激烈さを考えれば自然と分かるだろうに
更にナチスやヒトラーが戦争を主導した事と
軍部自体が戦争を主導した側面のある日本では事情も国民感情も諸々違う
思考実験というなら、いろんな意見や可能性を均等に扱うべきだが…。
自分の意見に近いなら、和辻氏の様な批判の多い論でも、超持ち上げる。
逆にケンペルの様に、主張に反する論なら「同人誌」扱い。
結局、自分の好みに合わせて、適当に論を組み合わせて
有名人のネームバリューや敗戦につなげる事で、糊塗してるだけでは。
そもそも、近代の概念とかよく分からなけど、ガンガン得すりゃいいいじゃん!
みたいな、およそ原理原則のない、とんどもなく非近代的な理屈から
このスレの冒頭は、始まってるんだよな…。
長崎の切支丹の「デモンストレーション活動」を「平和的」とか書いてるけど・・・・・・
あまつさえ
>>たぶん日本史上で初の、画期的な出来事だったんじゃないかな・・・?
なんてのたまってるけど、日本の宗教史を少しでもかじってたら出てくる言葉じゃないよね?
比叡山・興福寺etcの強訴が一体いつからあってどれだけの問題を起こしたか・・・・・・
そもそも「デモンストレーション」が「平和的」て、「デモ」は立派な示威行為だ
伊勢踊りについても日本側の史料には幕府の関与は認められないとしつつ
宣教師側の記述と時系列だけで幕府のプロパガンダ扱い
日本側の「司祭の需要」を挙げつつ当のイエズス会が日本人の司祭は認めなかった事は無視
神学校や教会で勉強しても同宿:イルマン(司祭の助手)にしかなれず雑用扱いで
将来的な栄達を望めずに信仰の道を諦めていった人たちもいるんですがねえ
「思想弾圧」だとか飛躍する前に、日本人司祭がいた場合を考えるのが思考実験では?
交易に関してもスペイン・ポルトガルとは出来なくなったがオランダ・イギリスとは続いてる
更に言うなら>>1 が引用したジョージ・サンソム自身が
>>「鎖国しなかったら、日本が17世紀以降の太平洋における貿易国の争いに
>>一役買ったかも知れないが・・・その前段階で内戦の災いを受けたであろう」
と述べている。>>1 は内戦がお望みか?
そうでなくとも統治者・幕府が内戦を避けようとするのは当然の行いだろう
>>242 訂正
イルマン≠同宿
>>神学校や教会で勉強しても同宿:イルマン(司祭の助手)にしかなれず雑用扱いで
神学校や教会で勉強してもイルマン(司祭の助手)になれず雑用扱いの同宿のままで
>>78
>これは民意が政権の特定の政策に抗議する大規模な「デモンストレーション活動」
>としてはたぶん日本史上で初の、画期的な出来事だったんじゃないかな・・・?
>果たして、デモ処女だった日本政府(公儀)は甘くなかった。
中世からの宗教権門のデモは>>242 で挙げられてますけど
民衆でもキリスト教流入以前の室町時代から「土百姓一揆」とか、散々あったのですけど
。
もちろん対象は幕府や朝廷などに対しても。
江戸時代初期ぐらいでも、民衆の武力一揆という積極的なのから逃散というサボタージュ戦術まで、いろいろあるのですけど。
これで(当時の)日本政府がデモ処女だったって、もうしわけないが、教科書レベルでの日本史を知らなさすぎでは。
ごめん訂正
>>244 土百姓一揆 ―> 土一揆
そもそも、武家じたいが、中国型の中央集権体制から開拓民たちが
武装蜂起して、地方分権を勝ち取ったもので。
さらに下の百姓レベルでも、権力者とよく渡り合ってたしな。
日本では、上下で入り子細工みたいな緊張関係が、長く続いた。
欧州で「百姓のもちたる国」なんて、あったっけ。
反権力的なデモ行為なんて、日本ではごくごく一般的に行われてたってのは
確かに言われてみれば、そうだよなあ…。
>>246
フス戦争かな・・・
ちょっと違うか
歴史の闇に葬られた割に
ずいぶん著名な出来事だよな
ここの>>1 は文士を気取りたいのか
ムダに大仰だったり遠回しだったり文学的だったりする表現が多すぎる
そういうお年頃なんだろ。
「思想実験」なんて、いい年したら素で言えんよ。
攘夷と護憲が似てるって井沢元彦のパクリ?
>>250
なんか既視感があると思ったらそれか
攘夷はガッチガチのテロで(今年の大河はその辺の描写がいいとか何とか)
護憲は戦前アレルギー的な現状維持論に近いんだがねえ……
>>251
護憲も外国軍の援助による革命を阻害するものを排除するのが目的だから
革命を志向しないノンポリの日本人にとってはテロでしかない。
テロ活動に勤しんでるセクトの皆さんも、革命が成功するまでは護憲派だよ。
現状維持≒保守派ではなくて革新=護憲の定義でほぼ差し支えない。
でもここの>>1 はタフだな
ちょっと自分の気に入らん意見が書かれると
捨て台詞吐いてスレッド放棄するガキもいるのに(なおいい年した大人の模様)
異論はあるけど人の考えを聞くのは楽しいのでここの>>1 には期待している
>>248
まあそれはエンタメに落とし込むスタイルの個々人の違いってやつであろう
ちょっと理不尽なディスだなそれは
>>248
そもそもは江戸時代後期の一船乗りが「神州日本は云々で〜」と語った事からの流れなんだけど
それなら普通は江戸時代の庶民の世界観、思想史、国学とかにいくと思ったんだが
それがいきなり安土桃山・江戸時代初期の鎖国・禁教令にいくんだからな〜
んでWWⅡの敗戦は秀吉・家康の禁教令のせい、にまで飛んじゃって
戦後政治の憲法9条改正にまでそれるそれる
そら安土桃山・江戸時代初期、幕末、戦前・戦中、戦後は色々な転機だったけど
なんかメジャーで耳目を集める、ないしはセンセーショナルで本も一杯出てる時代のつまみ食いというか
禁教令もそれに伴う弾圧の過酷さ・残酷さに分量を割いててなんだかな〜と
江戸時代の200年以上の平和の為に必要な事でした、で割り切ったらいかんのか?
それに見合うだけの成果(人口の増加、経済発展、文化振興etc)は上げてると思うんだが
正直、会議とかしても自分の意見をごり押しするだけで、使えないタイプ。
当たってるときは当たるけど、
外れや間違いがあっても柔軟に修正・対応できない
無駄に意識&プライド高い系。
旧日本軍だとツジーンとかと同じタイプ。
宗教だと、近代化に反近代で対抗しちゃった歴代教皇様とか。
>>ムダに大仰だったり遠回しだったり文学的だったりする表現が多すぎる
エンタメとしても楽しめない上に、回りくどい言い回しばっかして伝わり難く
コケオドシで自論を大きく見せようっていう姿勢が鼻につく…って話し?
アイエエエ!?
名無しのやる夫がよってたかってスレを潰そうとしている!
とりあえず何をテーマに何を語りたいのか
それだけでも明示してそれに沿って話を展開して欲しい(要望)
今のままだと話がそれてボケテ飛んで
更に話題としては地雷原もいい所に平気で突っ込んでる
戦国、幕末、戦前・戦中、戦後政治に禁教令と危ない話題が過ぎる
そもそも、近代の原理や発生条件などを、きちんと考察しないで
始まったのがこのスレなわけで…。
論旨の中核を抜かしてスタートしてるので、今になって慌てて
他のトピックと鎖国を結びつける事で、ネガキャンで誤魔化してるだけでしょう。
作者氏も和辻先生も、近代化の必要性は痛感しているものの
その効用や実利しか目になく、そもそもの近代化に関する歴史は不勉強なので
論旨が片手落ちになる。
開国して熱心なキリスト教徒になるだけなら、スペインとかでも超やってたわけで。
>>254
山本七平とか岸田秀みたいな文章を書きたくてやってるって
雰囲気が濃いんだよなぁ…
<お茶ーっ!>
<お茶ーっ!>
NATOでの発言力拡大に努め再軍備も積極的に行った自主性あるドイツ
それに対して憲法9条を盾にアメリカに非協力的な日本(=鎖国)
言ってもなあ、じゃあ東アジアないしアジアのNATOって何よ?
第一、戦後の復興期でまだまだ財政的に余裕のない日本が再軍備したとして
史実の警察予備隊・保安隊以上の規模の軍隊持てたか?
例に挙げてる当のドイツが、戦後復興による産業界の労働力需要から徴兵期間の延長を見送ってて
再軍備の当初の5個師団を揃えられたのは54年開始で57年になってから(12個師団を揃える予定で)
徴兵期間の延長もやっと62年に達成
要するに日本も身の丈にあった軍備再建だったんじゃね?と
それもアメリカに負担を押し付けれる分は押し付けて、という国益重視で
なおかつ朝鮮戦争には日本の掃海隊が参加し死者も出している
ここで朝鮮戦争の当事国である韓国の大統領李承晩が
「朝鮮戦争に日本軍が参加するならそっちに銃口を向ける」
て発言かますんだけどね
更には52年1月に竹島を韓国領とする李承晩ラインを宣言
この時の日本はサンフランシスコ平和条約発効の3ヶ月前で主権回復前
この状況で正式に再軍備していたとして韓国の行いを掣肘できたか?抑止力となっていたのかね?
それとも実力で排除する?朝鮮戦争中の韓国の背中を刺す様なことを?
それこそアメリカの不信を買うだけだろう
まあ朝鮮戦争中に李承晩ラインの宣言を行う韓国の行いが斜め上過ぎなんだけど
北朝鮮への資金遮断も含めて、在日に対する経済制裁さえ平和裏に行ってさえいれば
早々に解決したんじゃないか。
当然それは社会党とマスコミ各社への資金を絶つことにもなるから、515、226の前例を超える
壮絶な抵抗をするだろうけどな。
>>199
>>「いったん決まったことを変えるのが、これほど難しいとは思わなかった」
この吉田茂の回想も、政治化引退後のもので
その時(引退後)から見ればチャンスを逃したな、というもの
吉田茂が首相だった時には旧軍の服部グループが再軍備の音頭を取ろうとしていた
服部グループのリーダーの服部卓四郎は、ノモンハン事変の主導etcの危険人物で
服部が警察予備隊参謀長就任に失敗すると服部グループは吉田茂の暗殺を計画した
吉田茂の旧軍への反感もあったろうが、この当時はそれだけ不穏な時代だったという事
そもそも再軍備を声高に叫んでいたのは吉田茂と後に対立する鳩山一郎らで
吉田茂としては鳩山に首相の座を奪われた時点で、鳩山が再軍備・改憲を実現すると見ていた
それも55年体制の革新合同により、国会の3分の2議席を押さえられずに頓挫することになったが
持ち上げてる西ドイツの再軍備もアメリカの他に欧州のバランサーであるイギリスの後押しあってこそ
当時の東アジアにイギリスの様な国あったっけ?
第一それでも西ドイツの再軍備は54年に開始、準軍事組織はあったけれど質・量はお察し
対ソの最前線でありなおかつ地続きの西ドイツであるけれど
NATOという枠組みがあり、その中での役割を求められたのは
逆に言えばそれを交渉材料に出来たという事
対して日本はアメリカ以外の東アジアに発言権のある国とは国交関係は無いに等しい
更に韓国は日本の領土主権を侵害してくる始末
しかし共産主義勢力とは韓国と海を緩衝地帯として、西ドイツと比べれば軍事的圧迫は軽い
これで戦後の再軍備の歩みが違わない訳が無い
そしてその中で日本は自らの意志でアメリカ相手に渡り合ったし
ソ連との国交回復だとかにも努めてる
これで自主性が無いとか言われてもな〜
もし吉田茂が51年のアメリカからの再軍備の要求を断らなかったら
・朝鮮戦争への本格的な参戦の可能性
・その為の早急な再軍備による経済的・財政的負担
・服部グループを中心とする旧軍の復活
・再軍備の負担による戦後復興の遅れ
・労組と結びついた国内左派勢力との深刻な対立
・経済復興に労働力を必要とする産業界の支持離れ
なんかの危険性をはらむ
特に朝鮮戦争への参戦は先の大戦の記憶生々しい庶民層の大きな反発を生むだろう
戦後の保守安定政権のもとの経済発展優先・軍備漸増・解釈改憲という
史実の日本の歩みとは随分と違ったものになっていたんじゃないかな
下手をすると左派政権の誕生やそれを防ぐための独裁政権の誕生まであったかも知れない
とにもかくにも朝鮮戦争は憲法改正・再軍備の契機ではあったが早すぎた
憲法改正についても55年体制の保守合同をもってしても失敗したことを念頭に置くべき
再軍備をしていた場合の戦後の歩みは置いておくとしても
とりあえず
>>201
>>憲法と国家の安全を駆け引きの道具に使って米国の不信を招いた
吉田茂は憲法のことだけ考えて再軍備を見送った訳ではない
吉田茂の事にしても秀吉・家康の事にしても
>>1 はその当時の情勢を鑑みず、現在の都合から一方的に過去の人・事例を裁く
その当時としては妥当だった事を、後の時代に問題になったor問題を残したからと
先を見通した判断を出来るに越した事はないが
問題に直面した時代の人が、その問題を出来る範囲で解決していくのは当たり前の事
それを後知恵でバッサリ切り捨てる、否定するのは簡単な事だけど
果たしてそれで賢くなったと言えるだろうか?
現在の問題を解決するための役に立つだろうか?
単に賢くなったつもりでいるだけの自己満足、思考停止では?
>>265
具体的にどういう手続きになるんだそれ
アメリカがレッドパージしたときみたいに法律をつくるんじゃないのか
鎖国や戦後憲法なんかで、偏見や偏向した人間が生まれたとしても
それで、対外政策としての一定のメリットまでゼロになるはずもないからなあ。
作者氏も和辻先生なんかも、ちと頭に血が上りすぎて実現性の乏しい
100点満点の回答を、江戸幕府や戦後に求めてる気がする。
鎖国・禁教に対する批判だけでも、当時なかった信仰の自由や
近代技術の積極的導入なんかで、幕府を責めるのは無理がある。
三河の田舎大名ができた新政権を維持するのがいっぱいいっぱいで
未来の近代思想や、技術格差を予知して対処しろとか言われてもねえ…。
>>266-267
辻ーんやら田中新吉やらと仲いい「札付き」服部中心の旧陸軍復活とか悪夢以外の何物でもない
鳩も鳩で戦前はファシズムに尻尾振ってたし
まあ、日本には日本の都合があって、鎖国や戦後の状態になったわけで。
欧米の都合に、全面的に合わせるのは現実的に不可能であって。
平和憲法押し付けて、ドイツみたいな当面の危機がなきゃ
世論は、軍事負担の回避に回るのは、ごくごく一般的な流れで。
ともかく契機材料は示せないけど、軍事負担を負う普通の国に
変えろよ!…とかアメリカに言われても、どこの政治家が国民に納得させられるかって話し。
作者氏も和辻先生も、後知恵ってのは、そういう変える契機や材料に
乏しい時代でも、大きな改革を、今問題になってるから、あの時代に
やっておけばー…とか言いだして、過去の政策を現代の都合から断罪する事。
江戸幕府が禁教令で警戒したのは、当然未来の技術格差とかじゃなくて
内乱の危険性を回避する事だろう。
そしてそれは、欧州の人口が激減した宗教戦争や
向こうの学者の言から鑑みて、実際に起こりえた危険性だった。
布教なしで交易してくれるプロテスタント国家があるのに、
なんで幕府が内乱のリスクは度外視して、
また存在もしてなかった信仰の自由を意識して、政策決定する理由がある?
>>184
プッ
google検索 → 別宮 暖朗は、日本の自称歴史評論家・軍事評論家。
>>1
スレ立てor投下乙
読み込みとその消化に時間がかかった
>>5
氏ね
>>14
ホントに調べたのか?
「日米間に直接の外交係争は無かった」とはとても言えないんだがw
「意思決定の過程が本末転倒」
これも因果関係を間違えてるし、アメリカの20世紀からの外交指針のひとつになった対外戦争誘導外交の始まりだし
第三次ビンソン法案なんて相手が刀を振りかぶるような物で時期的に戦争準備に入ってるじゃないかw
まあ別宮氏の出版物は読み物としては面白いよ
>>1 も文章家を気取りたい、読み物としてかっこよければそれで良いという感じだから
感化されるのも当然なのかな?
それでも別宮氏の足下にすらまったく及んでないとは思うが
>>15
「ドラム缶での製品輸入は可能」
そんな事が可能なら日本の対外貿易がゼロになる訳無いだろ
後、原発が全稼動停止したら貿易収支がマイナスになったんだが。
そこは無視か?
寝落ちしてしまったw
>>31
「日 本 に 強 力 な 動 機 の 無 い 戦 争 な の で あ る 。」
そりゃ、「日本」には明白な動機は無いよw
>>27 で「ケロッグ・ブリアン条約ことパリ不戦条約、締結しましたー♪」とか
金科玉条に挙げてるけど当のケロッグ国務長官はアメリカ議会上院の不戦条約批准の是非をめぐる討議において、
経済封鎖は戦争行為そのものだと断言したってwikipediaに記述されてるけどなw
この論理から見ればアメリカから仕掛けられてるぞ
>>29
「そう。「バスに乗り遅れるな」なる便乗主義かと思いきや。日本はドイツの戦局と無関係に、ドイツの降伏後も戦い続けた。」
ここも認識がおかしい。元々日本が始めた戦争なんだからアメリカが停戦協議に応じなければ終わらないよ
>>226
後関係ないけど、亡くなっていたんですね岡崎久彦氏
過分にして今日知ったよ
最近テレビに出てないなとは思っていたけど
>>225
「鎖国は無かった」論 は誰が言い出したかは知らないけど>1の理解は間違っているぞ
当初の管理貿易が松平定信の時代にロシア交渉で神君家康公の祖法と言い出したんだ
前例主義に囚われた徳川官僚が面倒回避に鎖国と呼び習わした。まぁ破綻したんだけどなw
>>15
・すでに民生のみならず、物資を大量消費する対中戦争で必須の燃料資源として石油(今更石炭は
無理。船舶もそうだし、まして飛行機が根本的に飛ばない)などを消費しまくっていて、その石油が
止まると対中戦争などの継続が不可能になる、太平洋戦争前の事情
・止まったのはあくまで発電用原子力で、以前からの政策で火力や水力も並立しててそれで何とか
なっている(かなり無理はしているが)現代。震災前時点で原子力は三割まで。
これを同列に並べて「現代で、原子力が止まっても何とかなってるから、太平洋戦争前も石油が止まっても
なんとかなるだろう(日中戦争を止める?そんな思い切りができている強力な決断力の政府や与論なら、
そんな苦労はそもそもしない)」というのは、論理が無茶苦茶
>>280
>後、原発が全稼動停止したら貿易収支がマイナスになったんだが。
それでも原油安にかなり救われてもそれ、ですからね。
今月、とりあえず貿易収支は黒字になったが、定着はまだみこめず、ぶっちゃけ発電の無理がなければ
こんなことにそもそもなってない。
ドラム缶での輸入については、ここに具体的解説が
「軍事板常見問題&良レス回収機構」 日米交渉
http://mltr.ganriki.net/faq08h14.html
> が,オクタン価の低い揮発油や原油・重油の輸出は,制限付きながらまだ許可されていたため,
>日本は相当量を輸入しています.
> 1940年8月10日〜1941年7月26日までの間日本が輸入した石油類は,原油1091万6491バレル,
>重油582万4279バレル,オクタン価87以下のガソリン498万4198バレルです
より具体的にいうと、「日本は航空機用燃料(主に高オクタン価ガソリンとエンジンオイル)」に必要なのが
手に入らなくなったので、「ドラム缶での輸入」ではこれを賄えなかった。
あとそもそも、燃料だけでなく、主要な工業材料である鉄の当時の主な原料である「鉄屑」が止められてる
のだが。
ここでも、>>1 よりずっと具体的にそれらの事情が述べられてる
http://ja.wikipedia.org/wiki/ABCD%E5%8C%85%E5%9B%B2%E7%B6%B2
>>14
あの、まさかとは思いますが >>1 は、そもそもの日米間の最大の争点が「中国での権益争い」であること
を理解してないなんてことはないですよね?他にもいろいろあるけど、基本的にこれがこじれた末のこと。
>>1 が、「アメリカをはじめとする各国間で中国権益を分け合う協定してたのが、日本がそれを破ってまで
独占に一心不乱になった」ことについて日本を批判してるのかとも思った、そのへんも読み取れなくて
ただ単純に「喧嘩する気がない善のアメリカに対して、愚かな悪の日本が動機も意味不明に喧嘩を売り続けた」
と >>1 が主張してるかのようにも読めてしまうのですが
それと、この件もそうですけど、今でいろいろな理由が指摘済みですけど、とにかく「読みづらい」「理解しづらい」
>>284
そりゃ、調べても判らないよw 日本にアメリカへ戦争を仕掛ける理由が「無い」もの
マッカーサーですら朝鮮戦争で日本が国土防衛ラインを大陸内部に設定した理由を理解したと言うのに
もちろん>1がワザと読者を挑発する為に「浅い歴史理解のレス」を投下したのかもしれないけどw
そら、あちこち話しが跳ぶうえに、それらを無理やり心情論だけで結んでるだけだからなあ…。
様々な要因があるのに、鎖国後遺症がなんでもおもたる原因…で毎回ファイナルアンサー。
毎回、自分の論旨を補強・正当化したいだけの、結論ありきのワンパターン。
そういうのは「思想実験」というより、単に個人的な選り好みをしてるだけじゃないか…と。
まあ鎖国メンタリティの後遺症があったとしても、
スペインから輸入される保守色の強いカトリック教義が、克服の鍵になるとも思えんし。
近代思想を生み出したキリスト教の土壌がどこにあったのか
見極める視点がなきゃ、むやみやたらに開国・キリスト教化しても無意味。
和辻先生が百人いても、何も考えずに西洋を完コピするだけなら
何の問題の解決にもならない。
特に、プロテスタントが本格布教する前の、ヴァチカン・スペインによる
海外布教によって、旧カトリック勢力圏に取り込まれちゃあねえ…。
つーか、太平洋戦争に至る過程や、改憲問題でもめてる理由が
研究が進んだこのご時世でも、ちっとも分かってなくて
鎖国のせいだーろ…で終わってるのって、鎖国状態の時代よりヤバくないか…。
歴史スレやってるモノ書きが、そんなんでいいのか…。
改憲問題・・・
日本というか東洋の法意識じゃ無闇に変えないんだけどな
タイやビルマ(ミャンマー)など東南アジアは分からないけど中国朝鮮は一度決めた事は中々変えない
それで硬直化して滅ぶから、また建国しての繰り返しだからなぁ・・・
日本もそれに倣ってずっと運用してるから
律令体制も社会情勢が変わっても建前として残ってたし官位も奈良時代から幕末まで存在してた
>一度決めた事は中々変えない
変化が全くなかった、と言うわけではないが、
大きな変化が起こりにくいほど、それなりに安定した社会だったとも考えられないか?
変化が頻繁に起こるということは、
裏を返せば、不安定な社会、未発達な社会でもあるからな。
規則内でどうにかしようとするか、規則そのものを変えるかってなったとき、
規則内でどうにかできちゃったって感じなんだろうね
カトリック教国は近代そのものを、20世紀まで棚上げだしな…。
イスラムは、今でも棚上げだが。
アジアがどうこうじゃなくて、既存宗教における自由度のあるなしだと思う。
プリテスタントは、個々人の宗教だから、根本主義者からリベラル派まで、幅広く揃えられる。
儒教やカトリックやイスラムは、教典主義や権威主義に頼ったから、近代に入って脱落した。
江戸幕府は、確かに儒教を奨励したが。教養レベルで
中国・朝鮮みたく、それを社会の絶対のモノサシにしなかった。
このスレを見て思うのは、家康を始めとした幕府連中が、
カトリック、儒教、神道、仏教など、どれも一人勝ちさせず、
近代化を妨げる、宗教ドグマの植え付けを結果的に防いだって事。
熱心で純粋忠良なカトリック教国、イスラム教国、儒教国ほど近代化が遅れた。
西洋に対して、開国していようがキリスト教化していようが、
宗教ドグマに嵌ってしまった事で、近代化できない国はいくらでもあった。
国を「開く」とは、単に貿易したり、思想や宗教や技術を受け入れるだけの事。
国を「啓く」という意味の、内在的な近代化とは似て非なるものだと思う。
まあ、司馬遼太郎が言ったように、日本人は宗教の根本的な教義部分について
ほぼ無関心で、心情的な感動や不随する文化ばっかにしか、興味を示さないからなあ…。
ちなみに、近代化以降、悪い意味での教条主義を表す「ドグマ」という言葉も
元は、カトリックの概念なんだよなあ。
【教条主義】
ドグマティズムdogmatismの訳語で,元来,科学的証明なしに,
ドグマ(宗教上の教義や教条)にもとづいて〈世界の事象〉を説明することをいう。
歴史的には一般に中世のスコラ学が代表的なものといわれる。
近代の父デカルトも、作者氏が絶賛してたイエズス会が使った
スコラ学説法をボロクソに言ってるなあ…。
近代化をもたらしたのは、教会組織やイエズス会みたいな連中の考え方に
批判的で、それに反抗したカトリック信者やプロテスタント。
で、禁書扱い。
作者氏や前スレの教授みたく、キリスト教信仰=近代化…でストップしてたら
そもそも非近代敵・非科学的と批判される
キリスト教原理主義者や根本主義者が、一番近代化してなきゃおかしい。
(前スレの教授といい、和辻先生といい、類は友を呼ぶというか…)
「ルネ・デカルトの批判」
スコラ学者の哲学研究のやり方は、きわめて凡庸な精神しかもたぬ人々にとっては、
きわめて好都合なのである。
なぜなら、自分が用いる区別や原理の不明瞭さのおかげで、
彼らは何ごとでも知らぬことがないかのように大胆に語ることができ、
もっと鋭い有能な人々を向こうにまわしてでも、
みずからの全主張を固執することができ、しかもいい負かされる心配がないのである。
この点で、彼らのすることは、盲人が目明きに対等の条件で打ちかかるために、
相手を真暗な洞穴の奥につれこむのに似ていると私には思われる。
>1の言う事は判るけど余談が多すぎるな
禁教の悲惨さは伝わるがその後の結論が捻じ曲がってる
伊勢踊りの件にしろイエズス会が言ってるだけじゃないの?
日本側の資料が無いなら「無い」んだよ
少なくても朝廷や幕府が「命令」した事実は無い
時期的に大阪夏の陣と重なってるし日本統一事業の邪魔になるから排除されただけじゃないか
戦国が終わり社会の異物に成り果てたキリシタンを排除しただけだろう
他にも戦国のあだ花が失われたからな
そもそも哲学と言う学問に深刻な疑義をいだいている
45 ななしのよっしん 2014/10/26(日) 21:53:15 ID: PKU4XGIIMu
ジョン・サールがミシェル・フーコーとメシ食ってた時
「ミシェル、あなたの話す言葉は明快なのに、書く文章はやたら難解で不明瞭ですが何故ですか?」
って聞いたら
「その方がフランスの哲学界に受けるからだよ。
だってアイツら、意味不明な文章がある程度混ざってないと『子供っぽい』とか言ってまともに読まないんだもん。」
と答えたそうな。
冗談のような本当の話。
いやあ、反吐が出るね!!
どこぞの教会や寺にでも言ってやれよ
平民が容易く読破して、解釈の余地なく理解されると困るから、そういう書き方をしてる連中にな
ソーカル事件なんかを契機に、分かりにくい言い回しや
複雑なだけで、論旨が不明瞭な行き過ぎた哲学世界に、
内外から強い批判が噴出したからねえ…。
ポストモダンといいながら、中途半端な科学知識と、複雑な修辞を
組み合わせただけの、中近世に逆行するような迷走だった…。
まあ、中身や一貫性のある論旨を示せない人間ほど、そういった虚仮脅しを好むもの。
もっとも、そういう修辞的な考え方を批判して、もっとラディカルに世界を
捉える道を示した近代哲学は必要。
キリストが生まれても、デカルトがいなければ、キリスト教は
それなりに合理的な宗教…で終わって、近代合理性までは辿りつけなかっただろう。
日本の近代化に必要なのは、たくさん教会を立てて、信者を増やして
熱心な信仰を深める事じゃない。
デカルトのような、はねっかえりの考え方を理解する事で
そこから信仰との危険なせめぎあのなかで、合理化していく事。
近代西洋をマンセーしてるクセに、保守派カトリックだろうがスコラ哲学説法だろうが
無批判・無思慮に追従する猿真似日本人は、実のところ近代から一番遠い。
カトリック信仰の深さが、近代化に繋がる…なんて、21世紀にシレッと
近代化の手柄を横取りしようとする、カトリックの厚顔無恥な主張でしか聞いた事がない。
20世紀まで、さんざん近代化の邪魔をしてきたクセに、人を食った連中だ…。
『キリスト教の歴史』小田垣雅也著
信仰の学問的(理性的)解明が可能であると考え得る時代がスコラ神学の盛期であり、
信仰と理性が一致しないと考えられるようになる時がスコラ神学の衰退期である。
それが近代の明け初めであるが、そのような推移を無視して信仰と理性の一致を主張する場合、
スコラ神学は硬直化して、エラスムスがその著『痴愚神礼讃』(1506)の中で揶揄したようなものになるだろう。
>>301
お前、猿真似日本人言いたいだけと違うかw
だいたいデカルトがいてもキリスト教が合理的な宗教にはならないな
新大陸の片隅でモルモン教が誕生したように宗教の持つ狂気は度々牙を向くからな
キリシタンは多分世界で初めてのカルト宗教だったんだよ
原始キリスト教の持つ狂気を中世で再現してしまったんだよ
イベリア半島の祖国回復運動の熱気が熱心な布教活動につながり、その狂気に日本人が感染してしまった
だから現地権力と対立してしまうし世俗と妥協できない
日本伝来より100年前新大陸で何をしたか?曲がりなりにも一つの文明を滅ぼしてしまった
それを忘れてはならない
>>301
後ヨーロッパの合理性は古代ギリシアで誕生し中世イスラムで発達した借り物
ルネサンスを忘れた発言だなw
デカルト否定されちゃうと、近代そのものが成り立たなくなるが…。
「個々人が理性によって、体系的に世界を捉える」
という、今では一般化した概念を、初めて学問上で形にしたわけだが。
それ以前は、部分的に合理的な点があっても、基本は宗教視点で
世界を捉えるのがスタンダートだった。
キリスト教徒の場合、自分たちの宗教世界と
世界の真理が、完全一致すると己惚れて、
真理や合理性を貪欲に求めていった。
何をトチ狂ったのか、アリストテレスなんぞにカブレたから
真理の証明=神の証明 にナルンダー…
みたいな、思い込みから、彼らの近代科学は始まった。
いわれるまでもなくイカれてるが、アホの様な信仰熱でそれをやって
科学を進歩させてた時代が、確かにあったんだよ。
それは、厳然たる歴史的事実だから、誰にも否定できない。
しかし、そうやって真理をドン欲に求めてるうちに、だんだん困った事になった。
「あれ? 真理と宗教世界って、完全に一致しないし、寧ろ宗教って荒唐無稽じゃね?」
みたいな結果に陥っちゃったんだよ。バカだよなあ…。
で、西洋の近代化した連中は、真理と信仰のせめぎあいの後、信仰を捨てた。
欧州では、キリスト教徒は年々減少していってる。
諦めの悪いアメリカ人なんかは、未だに宗教世界と真理は一致すると
言い張ってる。
信仰のために真理を追究してきたのに、逆に信仰を殺す羽目になっちゃいましたとさ…
みたいな超皮肉なお話し。
ここの作者氏みたく、西洋スキーが昂じて、信仰と近代科学を同時にマンセーするとか
実におきらくごくらくで、無神経で、優れた文明に憧憬するだけの
遣隋使時代から、ちっとも進歩してない日本人だと思うよ。
西洋人にしてみれば、もうちょっと彼らの近代の苦悩を知って欲しいじゃないの。
まあ、その落とし穴に気づいたカトリックなんかが、態度を豹変して
17世紀以降に近代を目の敵にするわけだが…。
あと、当時のキリスト教文化が危険だったってのは、賛成。
作者氏は、デモ活動が、なんか近代の先駆けと言ってるけどさ。
そもそも西洋の先端を走ってた啓蒙思想家でさえ、奴隷制度を肯定して
有色人種を非人間扱いしてた時代だからね。
今でも白人警官が黒人を殺し続けてるのを見ると、西洋は近代化した部分もあるし
半ば、中世的な価値観をいまだに引きずってるとも言える。
とはいえ、キリスト教がきらいだから、キリスト教の一部の人間が
近代を築いた事実は、認めるべきだろう。
作者氏は、太平洋戦争やら幕末のために、殉教したキリシタンに
申し訳ないと思えといってるけど、近代化っていう視点からみれば
根強いカトリック信仰なんて妨げだよね。
訂正
×
とはいえ、キリスト教がきらいだから、キリスト教の一部の人間が
近代を築いた事実は、認めるべきだろう。
○
とはいえ、キリスト教がきらいだからって、なんでも頭ごなしに否定せず
キリスト教の一部の人間が近代を築いた事実は、認めるべきだろう。
>今でも白人警官が黒人を殺し続けてるのを見ると
だが件の暴動でコンビニで略奪を働く黒人らをみると
裁判とかめんどくさい気持ちもわからんでもない
>>305
デカルトなんて否定してないし、このスレが問題とする時代からはちょっとズレている
日本がまさに「鎖国」しようとしている時代にヨーロッパの片隅で生まれた思想だわw
むしろ>1は反デカルト派のヴィーコを紹介した和辻哲郎を師事してるくせに歴史家の誤謬に陥ってる
>>日本がまさに「鎖国」しようとしている時代にヨーロッパの片隅で生まれた思想だわw
デカルトが、その思想の核となる「方法序説」を書き上げた年に、ちょうど島原の乱が起きてるんだよなあ…。
しかも教会組織に異端扱いされるのを恐れて偽名で書いてる。
日本に欧州並みのカトリック教会組織を移植したい>>1 氏は、何をしたいのやら。
もちろん、海外布教を全面的に認めるという事は、単に清い信者増えるだけでなく。
世界最大の宗教組織の影響力や制度の支配下に入る事を意味するのだが…。
和辻先生の、戦後の反動論文と殉教史しか読んでないか不安。
結局、和辻先生のいうように、この時代に全面開国して
作者氏が望んだように、強固なカトリック国になったとして、それで近代化が果たせるのかね。
カトリック世界観の克服こそ、キリスト教徒の近代化の最大の障壁だったのに。
禁教・鎖国の弊害はあれど、カトリック化を防いだ事で、反近代的な宗教的世界観からは免れた…
という点では、禁教・鎖国はカトリック全面開放の開国論よりは、近代化に目があると思うが。
欲をいえば、カトリックを防いで、プロテスタントのリベラル派や
禁書扱いになってる近代思想は受け入れられる禁教令にすれば良かったが…。
まあ、デカルトの近代思想が生まれた年代に、江戸幕府に
そんな複雑な設定ができるわけがないか。
デカルトは同時代ヴィーコという人に批判されてる
人の論理っていうのは結局その人の生まれた時代背景に影響を受けるんだよ
だから>>301 の「猿真似日本人」とか>>306 の「無神経で、優れた文明に憧憬するだけの
遣隋使時代から、ちっとも進歩してない日本人」
などは歴史家の誤謬に陥ってる
猿真似とかヨーロッパも古代ギリシア文明やイスラム文明の模倣から始めてる
日本は大陸からヨーロッパはイスラムから知識を輸入して発展させてる
つまり西洋東洋の文明の違いに過ぎない
日本人を非難する謂れは無いね
あと西洋の優位性は偶々西洋が発展してる時期に東洋が眠ってる(戦争が収まってた)時期で
戦争のテクノロジーの進歩が止まってたからであってヨーロッパが「幸運」っだったからだよ
案の定、近年アジアや第3世界に脅かされてる
デカルトは、シンプルに客観性を求めた最初期の哲学者だから
評価と批判が多いんだよな…。
シンプル故に、物事から普遍性を引き出す考え方としては優れてるけど
主観的な要素がある学問では、絶対の客観性なんかない。
そこから誤謬と真理を分けるのは、結局は別の方途を模索する必要がある。
そういった意味でヴィーコのデカルト批判は正しいけど、
かといってデカルトの方法論や、西洋の近代化の意味までもが否定される
とは思えんけど。
17世紀から始まる、西洋の脱宗教的な合理化活動がなければ
人類は、未だに宗教を中心にした呪術・魔術の時代だったのではないかな。
技術や戦力の上下の移動よりも、そのパラダイムシフトを果たした事が
近代化と呼ばれるものでは。
西洋スキーが昂じて、信仰も近代合理化も一緒くたにするのも
おかしな話しだが。
それと逆に、西洋嫌いが昂じて、ヴィーコの論を拡張して
技術や戦力の上下でしかなく…国優劣もなく、
西洋近代化そのものがなかった、とまで言うのなら流石に行き過ぎでは?
そのパラダイムシフトをなした事で、
先行してギリシア・ローマの学問を吸収していたイスラム社会の、
模倣・後発にすぎなかった西洋は、17世紀ぐらいを契機に圧倒的な逆転を迎えると思うんだが。
まあ、>>1 氏の西洋サンの言う通りに、ヘイヘイ宗教をありがたくいただいて
西洋サンに気に入られるような、立派で優秀なキリスト教徒になろう!
…みたいな座敷犬みたいな精神じゃ、近代精神には永遠にいきつかないんじゃない。
自分が導き出した理性や合理性を証明するためなら、場合によっては
教皇のパパとでもガチで渡りやってやるぜ!…みたいなガッツがないと。
近代化ってのは、お上品な宗教が、お上品に進化していったものではなくて
ドロドロの内ゲバの果てに、殺さないまでも宗教をへたりこませた荒業だから。
ここの>>1 に欠けている視点が分かった気がする
>>「日本もまた、アジアのリーダーではない。リーダーになりたさで中国に尽くすのは、倒錯でしかない」
との引用だが、「それでも日本はアジアの国である」と付け加えたい
福沢諭吉の脱亜論を否定するわけではない、当時の日本が目指すべきは欧米列強の国々だった
しかし、積み上げてきた過去、交流を持たざるを得ない近隣国は、アジア(東アジア)であって
それは地理的な制約がある以上、今後も変わらない
過去においても同じくだ
当時の東アジアの外交・貿易体制や日本の立ち位置と政治的風土としての外交感覚など
本来、考察の基本となるべきものを全く無視してしまっている
地に足が着かない書生論、床屋の政談に堕するのもむべなるかな
>>315
そこが誤謬なんだよ
偶然地理的要因でギリシア哲学と冶金が発達しただけであって、それがヨーロッパの優位性に繋がるわけじゃないの
そしてデカルトの普遍性っていうのもヨーロッパ人の合理性であって他の地域の合理性とは繋がらない
そもそも「宗教を中心にした呪術・魔術の時代」などない
インカ・アステカはやつらが徹底的に破壊したせいでどんな文明だったか判らない
そしてヨーロッパ限定の文化風俗を取り除いたら後は何も残らなかったので西洋近代化そのものが相対化され
「西洋近代化そのものがなかった」と極端な方向に行ったんだろう
>>318
そこは>1の前スレ「アヘン戦争」を読むしかないな
はたして中国は「被害者」だったかと問う良いスレだった
日本にとって中国は「眠ってくれ」としか言いようが無い
中国は聖徳太子の頃からの潜在的な「敵国」だからね
政治家は気づいてないやつが多いけど
>>319 の方へ
自分は>>315 ではなく>>318 で
>>315 における彼の論旨を十分に理解できているとも思っていないが
君の返答には反論としては説明不足な部分があると感じた
>>「西洋近代化そのものがなかった」と極端な方向に行ったんだろう
近代世界システム論を教わった身としては
「西洋近代化そのものがなかった」とまで言い切られるのは新鮮だ
出来れば君の知見を詳しく聞かせてもらえないだろうか?
>>319 における君の論の組み立ては端的に過ぎて理解に至らなかったんだ
>>1 がスレを何時確認しているのか分からないので
結果として無断で長語りさせる事になってしまう危険もあるから
出来たらで構わないんだ、聞かせて欲しい
>>320
前スレ「アヘン戦争」を読んだ限りにおいては「文明の衝突」という理解だ
全く異なる「文明」同士が話し合いの仕方も分からず
結果的に武力に訴える事になってしまった、というところ
前スレ「アヘン戦争」は東洋と西洋の「文明の違い」をはっきりと認識していたのに
どうしてこうなった、としか言いようが無いところだ
しかし戦前や戦後・前世紀の思想において東洋・西洋etcでの大雑把な括りで
安易な相対化を試みて痛い目を見た国・人が多くいた
その中には扇動者めいた人物もいたし、自ら事を起こす者もいた
だから君の論には素直に頷けないんだ
中国が歴史的に長いこと潜在的な「敵国」なのには同意見だ
中国という国があの規模であの版図を基本とする限りにおいては
地理的に顕在的な「敵国」に何時でもなりうるからね
なにか勘違いしてる気がするが…。
そもそも、近代化とは、普遍的な合理化をさすもので。
技術力の高さとか、文明の盛衰の事ではない。
だから、普遍的な近代法が施行させてる小国のほうが、
人民裁判やってる大国より近代化されていると言える。
近代以前は、最終的に宗教権威に、価値判断の決定権があったので
西洋人が試みたあの無謀な挑戦……あらゆる価値判断を
全て客観性・普遍性の下に晒す…というデカルト的暴挙は歴史上ありえなかった。
つーか、そんな事したら焼かれちゃうからね。
近代化そのものは、普遍性・合理性をめざすものなので
そりゃ西洋発祥でも、最終的には合理性を高めた結果
西洋独自の文化・宗教も脱臭されて、無味乾燥したモノになるでしょ。
それを西洋発祥だから、西洋独自の文化と宗教のローカル色こそ
西洋近代化なんて考えるのが、作者氏も含めた猿マネ論の勘違いじゃない。
デカルト的行為を経なきゃ、それ以前のキリスト教もイスラムや儒教と同じ。
どこまでも価値判断を宗教組織が独占する世界。
だから、そういった新時代に反抗して海外布教を行うイエズス会の
信仰形態に深入りすることが、西洋近代化みたいに捉えてる
作者氏の考えがわからん。
殉教するクラスのカトリック教徒が日本人の大半になれば、
ヴァチカンやスペインみたく20世紀近くまで近代化を受け入れなくなるのは
歴史が証明してるんじゃないかな。
宗教心の軽いプロテスタントのリベラル派を受け入れるってなら分かるが…。
例えばオランダw
結局、西洋優位スキーな感情の発露にために
殉教史をダシに、近代化そのものの考察もないまま
個人的な善悪判断で、時代を断罪してるだけではないかと。
そこに江戸時代の都合も、時代の限界性の考察もない。
だから書生論の域をでないんじゃないの。
江戸時代の統治体制やら、日本の地理的環境を考えれば
大々的な改宗が可能かっていうと、現実的にみればねえ…。
宣教師は説教が巧かった…が根拠じゃさ…。
あと、日本のキリスト教排撃の替え歌など、特別視するモンでもないな。
いわゆる、宗教時代は、どこも政権や宗教組織の肝いりで
そんな事ばっかやってた。
日本の場合は、キリスト教限定だけど、キリスト教の場合は
全方面の異教徒が対象だものw
宗教時代の日本の宗教排撃を非難するなら、同じ論法で
キリスト教はより酷かったと非難されちゃう事になるw
他宗教に対する歌攻撃が恥っていうなら、キリスト教徒は
ずっとそんな歌を「讃美歌」として歌ってるからねえ…。
全宗教に対して、我らの信仰こそ唯一で絶対という、あの考え方で。
下記みたいなのを大マジで歌っても、恥どころか誉れとしてるんだから…。
「北のはてなるこおりの山」
グリーンランドの氷の山、インドのコーラルストランド、
アフリカの砂漠、
誤りの鎖の束縛から解放してくださいとの呼びかけを聞く
それらはすべてすばらしいが、人は悲惨な状態にある
神は彼らにゆたかな贈りものをあたえておられるのに、
盲目な異教徒たちは、空しく木や石の偶像を拝んでいる
天からの知恵で照らされた魂を与えなければならない。
いのちのひかりを拒む盲目の者らに。
救い!おお救い!よろこびのおとずれを宣言せよ。
地の果ての人々が救い主の名を知るまで。
風よ、主の歴史、
栄光の海の様に、世界中に広がってください。
罪人のためにほふられた子羊。
贖い主、王、創造主、祝福の再臨より支配されるお方。
>>326
これは言い訳できませんわw
インターナショナルだな
戦後の在日プロテスタントはこっち系が多い
戦国時代のカトリックより深刻だよ
もう一ついうと、いわゆるキリスト教の殉教史とか迫害史は
手前勝手な論理や誇張が多いからなあ…。
例えば、イスラムに征服された場合、「コーランか死か」という
二者択一を迫られた…みたいな事を言ってるけど、実際の当時のイスラムは
同じ経典内での宗教には寛容だったので、ユダヤ・キリスト教にも
宗教弾圧みたいな真似はしなかった。
寧ろ、イスラム拡大や宗教改革に危機感を抱いたキリスト教側の方が
当時、一神教的な独善性をむき出しにして、他宗教の撲滅と虐殺に
躍起になっていた。
その余波を思いっきり受けたのが、大航海時代の布教地だったので
異教徒が虐殺されるか、キリスト教徒が弾圧されるかという
どちらかの悲劇が巻き起こされた。
イスラム圏や儒教圏が、混淆した宗教世界を許容したのに比べて
キリスト教徒は、同じ宗教内でも新教・旧教に分かれて互いを認めず
数世紀に渡って殺しあっていた。
殉教史だけ切りとって、キリスト教は無害で素晴らしいモノ…などと言っても
あまり説得力はないんじゃないかなあ…。
>>321
長文を書くのが面倒で短く書いたのが伝わらなかったか・・・
315の「西洋近代化そのものがなかった」って誰が言い出したのか判らない
だから想像で論を展開しただけなんだが?
そもそも「宗教を中心にした呪術・魔術の時代」など無いと言ったのはキリスト教会は政治には関与してない
そして呪術や魔術を否定している。そんな物を価値判断基準にした歴史的事実は無い
>>321
デカルトの客観性はデカルト自身にしか判らない
だから同時代の思想家らの批判があった
突き詰めるならヨーロッパ独自の物なんて異教との論戦を勝ち抜いてきた宗教理論と冶金くらいしか無いのよ
西洋近代化とは何か? ←この疑問には古今東西様々な人々が思考している
このスレで単純化されて語れる物じゃない
>>322
「近代化とは、普遍的な合理化をさす」この言葉自体デカルトの詐術
その合理性は誰が保証するんだ?
ヴィーコの批判はそこに有る。普遍性一つ取っても欧州の価値判断を元にしてるだろ?
だから数学とか科学的知見を基にしても揺らぐんだよ
それこそ優生学やナチスに繋がる狂気に行き着く
はて、宗教・呪術の追放は、自分が個人的に言った事ではなくて
文化領域における近代化の中で、一般的に言われるものだが…。
近代化は「中世世界を精神面において支配していたカトリック教会からの離脱
という内発的運動として始まった」(富永氏)といえる。
近代化の四つの領域という見方で見ると、
近代化が最も早く起こったのは、文化的な領域だった。
より具体的に言えば、心の世界、宗教や思想の部分から、
近代化が始まったのである。
この過程で非常に注目すべきことが起こった。
「呪術の追放」という出来事である。
合理化とは、合理性が増大することである。
合理性とは、ウェーバーによると、恣意、衝動、呪術、神秘主義、伝統、特殊関係などの
「非合理的なもの」による判断や、これにもとづく慣習を排して、
効率的で、かつ計算可能なルールや生活慣行を重視する傾向である。
したがって、合理化とは、こうした非合理的なものが、生活の全般にわたって
、しだいに合理的な思考方法や生活慣行に取って代わられていくことである。
そして、一般に理性を重んじ、生活のあらゆる面で合理性を貫こうとする態度を、合理主義という。
価値観の合理化の出発点として、ウェーバーが注目したのが、
「世界の呪術からの解放」または「呪術の追放」と彼が表現した出来事である。
これは宗教改革を通じて起こった出来事である。
プロテスタントはカソリックのサクラメント(秘蹟)を否定し、
「呪術」として追放した。
そして、プロテスタンティズムの倫理が、「資本主義の精神」を生み、
近代資本主義が発生・発達した。
その過程で近代人のエートスが形成された。
「呪術の追放」によって、宗教の合理化が行なわれた。
このことを出発点として、合理性が社会の全般において追求・実現されるようになった。
そりゃ、キリスト教は魔術・呪術の類は禁止してるけど、
一般論で言われている「呪術の追放」は、宗教的迷信全般の事に決まってると思うが。
近代化論で、そんなキリスト教的な狭義の意味で、この言葉が使われてる
事例なんて、逆に聞いた事がない。
独自論なのだろうか?
あと、キリスト教が政治に関与してないって…。
近代化がよっぽど進んだ国と時代ならともかく、
中世以前にそんなキリスト教国ってあるのかな?
建前上のカエサルのものは、カエサルのもとに…って言葉を鵜呑みにしてるだけ?
>>ヴィーコの批判はそこに有る。
普遍性一つ取っても欧州の価値判断を元にしてるだろ?
だから数学とか科学的知見を基にしても揺らぐんだよ。
だから、それはヴィーコの論の拡大解釈だよ。
前にも書いたように、人間の客観性や合理性には限界があるし
歴史や芸術のように、合理性が当て嵌まらない分野もある。
しかし、だからといって全てが主観的見解で、
人間には客観性・普遍性は抽出できない…なんて話しは極論だよ。
完全には無理で限界もあるが、実験や観察などによって一定の法則は
抽出できるもの。
理科の教科書や、万有引力の法則や、アインシュタインの理論がそれじゃない。
高度な分野で説が揺れる事があっても、世界には一定の法則があって
それを抽出・利用している事実は変わらんよ。
西洋だろうが、東洋だろうが、そういった法則を応用して作られた電池は
どこでも使える。
それが客観性や普遍性が存在する動かぬ証拠だよ。
合理化に限界はあるけど、それを極論してもゼロにはならない。
>>333
富永氏って誰だよw
レスを読むと何処の本から引っ張り出した言葉か判らん
中世イコール暗黒時代論か?
近年の研究で古くなってきてるんだよ
>>334
ウェーバーの言葉を引用するのは良いが古代中世だって社会上「合理性」は有ったよ
ただ時代が経つと合理的論理は変化するんだよ
古い社会通念を一緒くたに「呪術」で片付けるのも不合理だったりする
それにその論理だと何故日本にもう一つの「資本主義」が発生したか説明できない
江戸時代はプロテスタンティズムなしに資本主義が発達した
>>335
調べたらウェーバーの本の引用じゃないかw
何でデカルトからウェーバー?
キリスト教会がヨーロッパ人の生活習慣を支配してたのは歴史的背景で自明だが古くなった習慣論理を「呪術」と称したのがウェーバーだな
そもそも「サクラメント(秘蹟)」が社会に何の影響を与えたんだ?
教会が聖書の引用で布教してただけじゃないか
>>336
近代化論を言ってる訳じゃないよ
ウェーバー以外にも目を向けろ
教会が直接統治してたか?
教皇が王侯達と権力争いはしてたが「関与」はしてないだろ
>>337
>前にも書いた
どれのレスか判らん
>しかし、だからといって全てが主観的見解で、
人間には客観性・普遍性は抽出できない…なんて話しは極論だよ。
そんな事は言ってないしデカルトは否定してない
それと後のレスは意図的に客観性や普遍性を混同してるのか?
客観性はゲーデルの不完全性定理で否定された
普遍性については別に数学科学はヨーロッパ人だけが発達させたわけじゃないし
習俗はヨーロッパ人が植民地化で世界に押し付けた
ウェーバーで富永って言ったら、富永健一氏の事だと思うが…。
デカルトから始まる近代哲学やプロテスタントの活動から、
脱宗教と近代化が始まり、ウェーバーは、その事を指摘した。
そんだけの話しでは。
客観性については、デカルトの方法論や人間の客観性には
限界があると何度も書いたよ。
ヴィーコの他に、それを証明した人がいたとは知らんかったけど。
もっとも、数学科学や絶対性を梃子に、社会全般や学問体系を合理化
しようとした試みは、西洋以外では起こらなかった。
全ては理性で説明可能である…という証明には失敗したが
体系的な学問の構築や、社会の合理化には成功した。
貴方だって、東洋医学じゃなくて西洋医学の医者に行くだろうし
イスラムの法で裁判やるよりは、近代法での裁判を望むでしょ?
まあ、近代化の問題点から、西洋近代化に否定的な意見がでるのはわかるが…。
一部の限界論とか、起源論を持ち出して、西洋近代そのものを無意味とするのは
流石にいきすぎでは。
部分的に合理化が進んだ分野があったとしても、西洋の様に
体系的に、社会全般に対して、合理化を進めた動きは、
やはり西洋でしか起こらなかったんじゃないかな。
幕末スレは多々あれどこのスレは文明論中心か
>>345
いけね! 何か議論がズレて来てる
>315の「17世紀から始まる、西洋の脱宗教的な合理化活動がなければ
人類は、未だに宗教を中心にした呪術・魔術の時代だったのではないかな。」
の言葉がカチンと来たので色々書き連ねたけどイスラム圏の人々をそうだけど大層な物言いだよ
まるでそれ以外の地域の文明が合理的な文明じゃない言い方だろ
そもそも>315が言った事だぞ「西洋近代化そのものがなかった、とまで言うのなら流石に行き過ぎでは?」
>>345
デカルトは兎も角ウェーバーは時代の要請で西洋が何故他の文明を圧倒したかを論理付けて言っただけに過ぎない
大いなる後付けだよ
そりゃそうだよ、全てが西洋が如何に優れているかを論じているんだからw
他の地域が野蛮であるかを筋道立てて論じてるんだから古代中国の中華思想と変わらないよ
「数学科学や絶対性を梃子に、社会全般や学問体系を合理化しようとした試みは、
西洋以外では起こらなかった。」
偶々17世紀に技術革新がヨーロッパで起こったから、他の地域を圧倒したに過ぎない
同時期に自然界の隠された法則を解明しようとした学者は東洋やイスラムにもいたよ
347の文
イスラム圏の人々をそうだけど ←削除
○ の言葉がカチンと来たので色々書き連ねたけど大層な物言いだよ
返答をもらえたようでありがたいんだけど
他の人との論争やらで正直ちょっとよく分からないというか
聞き方もちょっと間が悪かったみたいで申し訳ない
とりあえず答えてもらったことに感謝する
誤解があるけどウェーバーは、西洋の半分のカトリックに対しては
反近代的な存在であるとしてるし、近代化そのものも価値は認めつつも
後に弊害が生まれるであろう事は、ちゃんと指摘してるよ。
作者氏みたいな盲目的な西洋中心万歳主義と断ずるのは、あんま公正とは言えないと思う。
ウェーバーは日本にも信奉者が居て様々な著書が存在するが本人の著書では日本についてはあまり深い考察が為されてない
って言う批判が日本の研究者から出ている
江戸時代の考察とか甘いとすら言われてる
果たして日本は資本主義を独自に発展させ得たか?この問いは今でも続いてる
>>351
ウェーバー自身は別に「盲目的な西洋中心万歳主義」じゃないよ
ただ時代が19世紀進歩主義的世界観が「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」を書かせたんだよ
それにしてもデカルトの普遍性とウェーバーのプロテスタンティズムは相反するな
レスの応酬で気づかなかったw
というか日本史については
西洋の概念・歴史観で捉えようとしてきたけど全部無駄だったよ
っていうのがここ最近の定説というか学会の流れじゃなかったっけ?
西洋との邂逅を経た近代日本はともかく
それまでほとんど交流を持たなかった日本の歴史を
西洋の歴史を理解・研究する為の史学で説明しようとするのは
どう考えても筋が通らないし、前提条件が違いすぎるから
これに関してはいくら普遍性がとか言っても、日本は日本だからとしか
それに近代日本にしても、それまでの日本史との連続性を考えれば
やっぱり西洋近代と同列に語れないのは自明の理だと思う
西洋の概念で断ずるというよりは、西洋の一部国家の合理化に比べて
他の地域の合理化が、どこまで進んでいたのかって話しだろうけどね。
デカルトにしろウェーバーにしろ、数学科学や新教の合理的精神など
方法論に違いがあれど、宗教的迷信や過去の因習をふりきったという点で
同じだろうし。
西洋でも、カトリックとイスラム、またはスペインと当時の日本を比べれば
合理性だけなら、カトリックの方が劣るだろうね。
商業行為などで、カトリックは制約が多く、司祭が学問を独占して
民衆の識字率が低いから、日本のように民衆側から
複雑高度な先物取引なんて生まれないだろう。
ただ西洋の一部は、デカルトやウェーバーのように
過去の誤謬、足枷であった宗教的迷信や因習をふりきって
学問全般や社会全般の合理化に成功した。
技術革新が行われたのは、その結果であって
近代化の眼目は、人間の思考や生活形態から余分なモノを取り除いて
えらい自由化・効率化が図られた点にあると思う。
日本やイスラムが、部分的に高度な合理化を果たしたとしても
その部分の重りや足枷があるぶん、社会全般の合理化や効率化の面で
どうしても後塵を拝してしまう。
世界が狭まって、そういった社会全般の合理化に成功した西洋列強と
経済的・軍事的に競合しなければならなくなると、他の地域も
そういった合理化を果たす必要性に迫られる。
宗教組織が叩かれまくった日本の場合、それをかなり楽に受け入れたが、
当時のイスラムや儒教圏、そしてカトリックはあくまでも宗教や因習に
拘ったために、受け入れられなかった。
ただ日本の場合、西洋化=近代化…という短絡的な方程式に
飛びついてしまうダメ人間が多いので、場合によってはカトリック迷信世界
を日本に早期移植すれば…とか、おかしな話しをしだす人間もいる。
短絡的な西洋至上主義に反対するってのは同じだと思う。
ただ西洋の傲岸にムカつくあまり、デカルトやウェーバーが
行ったり指摘した事までなかった事にして
単なる技術革新だったとか、他の地域と何も変わらないと断じるのは…。
それは、単なる技術革新や部分的な合理化ではなく
もっと大きな社会的価値観の変動だったと思う。
その変動を起こす必要性があると感じてるのは、作者氏と同じ。
丸コピするか、仕組みを理解して取り入れるかは別だけど。
近代化という変動自体がなく、どこも単に技術革新してるだけ…という
認識だと、どうにもまずい事になると思う。
>>355-358
まだ言ってるのか 「過去の誤謬、足枷であった宗教的迷信や因習をふりきって
学問全般や社会全般の合理化に成功した」
20世紀初頭のウェーバーは無邪気にヨーロッパが他の地域を圧倒したと仮定した論理でものを書いてたんだよ
でも、その数年後世界大戦や戦間期中のナチスの台頭等考慮していない問題が有る
第2次大戦後も優生学等、今度は科学という「迷信」に取り付かれた
欧米人はそれほど進歩的じゃないし合理的精神を持ち合わせていない
戦後の日本でウェーバーの信奉者が増えたのは「戦争に負けた」からだな
その原因を追究している内に日本には合理性が無いと考えるようになった
その後の研究で単にアメリカの地政学的要因で他を圧倒しただけと判明している
結局「偶然」なんだよ
偶然イギリスは英国国協会を設立してローマカトリックから宗教的秩序から離脱した
偶然コロンブスが新大陸を発見して、それを植民地化して経済で圧倒しイスラムの影響下か脱し軍事バランスが崩れた
三角貿易でアフリカが疲弊し大型船が進歩イスラム圏との競争に勝ち東洋に到達した時には圧倒的な軍事力を手に入れた
そこに日本が居た訳だが日本は中国が有ったから余裕が有ったし侮れない軍事力と資金力(金や銀)を持ってたので
侵略されなかった
ヨーロッパ人が「合理性」で世界を圧倒した訳じゃない
あと補足
>>355
ローマ崩壊以降カトリックは「文明の担い手」だったんだよ
司祭が学問を独占したんじゃなくてローマ教会が無ければ、ローマを破壊したゲルマン人は蛮族のままだった
商業についても紀元前からかなり遠くまで交易してるから信用取引もやってたから先物の土壌はあった
>>356
デカルトとウェーバーを一緒にすると論点が暈ける
最近の研究でヨーロッパ人は宗教的迷信や因習を捨てた訳じゃないことが判ってきた
技術革新はやはり「戦争」で発展したのは間違い無い
>>357
「西洋化=近代化…という短絡的な方程式に飛びついてしまうダメ人間が多い」
ここの部分がカチンと来るね
お手本が有れば参照するし、独自性で世界標準に対抗するのは事実上難しい
>1については交易すれば良いとか東南アジアに進出すれば良いとか短絡的で終わってる
多分日本人の習性で現地に同化して跡形も無くなっただろう(現在のアメリカやブラジルを見れば分かる)
>>358
デカルトの革新性はキリスト教世界の思考からヨーロッパ人を解放した所が新しかったんだろう
イスラム教やインド哲学とは関係ない、イスラム圏では科学的知見は発展してた
儒教はまた別、あれは東アジアの停滞の原因だから
ウェーバーはヨーロッパの優位は歴史的必然と考えていた
上で言ったように全ては「偶然」なんだが
最近でもジャレド・ダイアモンドが言及してるね
「近代化という変動自体がなく、どこも単に技術革新してるだけ…という
認識だと、どうにもまずい事になると思う。
どうまずいんだ? どうも論理が解らない
>>ローマ崩壊以降カトリックは「文明の担い手」だったんだよ
司祭が学問を独占したんじゃなくてローマ教会が無ければ、ローマを破壊したゲルマン人は蛮族のままだった
商業についても紀元前からかなり遠くまで交易してるから信用取引もやってたから先物の土壌はあった
文明の担い手でもあったが、その後その立場を守りたいために
古い時代の擁護者となり、制約者になったのでは?
あと、そういう交易や商業に携わった人間たちが
カトリックが禁じていた利子の禁止を骨抜きにして、
商業による富裕階級を生み、それがプロテスタント勢力となって
金融を視野に入れられる新しい経済体制を築いたのでは。
近代以降の西洋の迷走や問題点も色々と列挙してくれたが、
だいたいウェーバーが言及してる範囲内だなあ…。
合理化の末に、人間自身が装置化する事や、
それによってシステムに隷従してしまう社会体制が生まれる事、
過度の合理性が逆に、非合理性を生むことなどなど。
ウェーバー論で優れてるのは、単に資本主義マンセーやら
合理主義万歳にとどまらず、そこから導き出させる弊害もきちんと
あの時代に言及してる点だと思う。
反ウェーバー論は、西洋でしか近代化が起こらなかったと言ってるから
ウェーバーは極度の西洋中心主義者だ…みたいに捉えるけど、
これだけペシミズムな近代化論者も珍しいと思う。
西洋近代万能主義者ほど、読んで欲しいよ。
作者氏とか和辻先生とか。
デカルトの革新性はキリスト教世界の思考からヨーロッパ人を解放した所が新しかったんだろう
>>イスラム教やインド哲学とは関係ない、イスラム圏では科学的知見は発展してた
儒教はまた別、あれは東アジアの停滞の原因だから
ウェーバーはヨーロッパの優位は歴史的必然と考えていた
上で言ったように全ては「偶然」なんだが
最近でもジャレド・ダイアモンドが言及してるね
まあジャレド・ダイアモンドも賛否の分かれる学者だけど
いわゆる環境や物質的要因にのみで、文明の進歩が分かれるとまでは
言ってないよ。
そういったモノに比重を強く置いてるけど、書いてある通り
中国なのでは支配体制や儒教が原因だったと、宗教や文化的側面による
発展の問題点にも言及してる。
ご本人も、西洋中心主義が嫌いで平等主義観点が強くですぎてると
思うけど、人種差別について否定的なのであって宗教・文化的差異に
まったく無関心なわけではないと思うが。
>>デカルトの革新性はキリスト教世界の思考からヨーロッパ人を解放した所が新しかったんだろう
イスラム教やインド哲学とは関係ない、イスラム圏では科学的知見は発展してた
儒教はまた別、あれは東アジアの停滞の原因だから
まあ、ここまではほぼ同意見なんだけどね。
思うのだが、西洋人はいわゆる「合理化」や「学問の自由」
に非常に自覚的でなければならなかったんだと思う。
これは、文明の担い手であるカトリック教会が幅を利かせすぎたせいで
そういった側面が非常に阻害されていた時代が長かった。
カトリックは、盲目的な信仰こそ望ましいと考えていたから。
これに対して、イスラムはキリスト教社会に比べれば、
他宗教や異教文化であったローマ・ギリシア文明にも理解があったし
それらを信徒が学ぶことに反対もしなかった。
そのために、キリスト教が初期に異教的として廃棄した
ローマギリシア文明を吸収して、中世までは高度な科学を生みだした。
その後、イスラムに後れをとった西洋社会がイスラム科学や
ローマ・ギリシア文明をを受け入れて、後を追う。
しかし、科学や学問の発展を初期は応援していたカトリックが
またキリスト教黎明期みたく、色々と阻害してくる。
それで、キリスト教徒で合理性や科学を重視する人間が
「近代思想」を打ち出す必要だ生まれて、それが確固たるテーゼとなった。
いってみれば、学問的自由がなかった故に、それに飢えた人間たちが
自由に学問ができる状況を作り出し、それを維持する事を命題として社会に盛り込んだ。
イスラムに比べて、カトリックの非寛容性が原因だったのでは。
寧ろ西洋の優位性とか進歩主義史観には、逆に否定的だね。
西洋近代化は、それまでのキリスト社会の失敗や不寛容性、不自由性から
それらを解消したいと思う、後進性の克服の思想から始まったのでは。
それを克服したいと思う思想が確かに打ち立てられて、
その思想を軸に発展したのならば、それは「偶然」ではなく
確固たる「自覚」のうえで行われた事では。
穀物や武器の多寡や優劣のみであるとして、
思想面の革新を全く無視しては、進歩や発展は「偶然」に頼るしかなく
西洋人のように、不寛容や不自由を克服しようとする「自覚」も生まれないと思うが。
>>364-369
単にウェーバーの擁護をしているだけか?
長々とウェーバーの訳文を書いてるだけだね
日本のウェーバーの信奉者は「日本には合理性が無かった」って言ってるんだが?
「西洋人のように、不寛容や不自由を克服しようとする「自覚」も生まれないと思うが。」
だからこういう結論に達する
信奉者達の著作は全部戦後に書かれてるから戦争に負けた原因を「日本の非合理性」に求めてるんだよ
始めに結論が出てるからそこへの論理の組み立てに行ってしまう
そら日本には全く合理性がなかった…とかいうのは戦後日本人だけで
ウェーバー自身は、各文化圏にあった合理性についても、きちんと言及してるよ?
例えば中国では、儒教的な現世合理主義があったが、なぜそれが
社会の合理化に繋がらずに、停滞的なものになったのか…とかね。
>>365
自分は別に西洋近代万能主義者じゃないし和辻哲郎の本を読んだって「近代」が理解できる訳じゃない
それにウェーバーはその当時の共産主義に反論するために本を書いてる
共産主義は科学とまで言われた時代があったんだよ
「反ウェーバー論は、西洋でしか近代化が起こらなかったと言ってる」
誰が言ってるんだ?逆だろ
ウェーバーが「西洋でしか近代化が起こり得なかったのはプロテスタンティズムのおかげだ」と本に論理を展開してるだろうが!
「これだけペシミズムな近代化論者も珍しい」
いったい誰の本を読んでそう結論するのか判らんな
>>369
もう一つあったな
「寧ろ西洋の優位性とか進歩主義史観には、逆に否定的だね。」
何故ウェーバーを読んでその結論になる
時代的にマルクスの共産党宣言の批判の立場に立ってるが本人はドイツ主義的進歩主義史観で本を書いてる
だから同時代で論争になってる
「思想面の革新を全く無視しては、進歩や発展は「偶然」に頼るしかなく」
歴史の蓄積を無視して「偶然」と結論するのは何故なんだ
そもそも「自覚」とは何だ?
曖昧な「近代」を論じて結局西洋優位主義で結論してるだけじゃないか
反ウェーバー論は、(ウェーバーが)西洋でしか近代化が起こらなかったと言ってる
からウェーバーが西洋中心主義だと結論付けてる
主語省いてたから、誤解させちゃったのかな。
そらウェーバーは、当時プロテスタントのみが近代を開いたと、
歴史的事実を言ってるだけだよ。
部分的に合理化を果たした国はあっても、明白な目的意識をもって
社会全般の合理化を目指したのは、当時プロテスタントだけだった。
そっから、カトリックの非近代性や、近代そのものも批判の俎上にのせてるのに
西洋マンセー主義と捉えるのは間違いじゃないかなって。
>>本人はドイツ主義的進歩主義史観で本を書いてる
はて、ウェーバーは一般的には歴史主義者だと紹介されてると思うが。
歴史主義は、進歩論みたいな普遍的に社会は進化していくものではなく
逆に、地域や文化によって、限定的に変化し、時代と共に役割を終えていく
…という時間的にも場所的にも、限定的な考え方だよ。
だから西洋文明全体をマンセーなんかするわけなく、
西洋でもプロテスタントの一部地域で生まれた、という結論になってるの。
超限定しまくりだよね。
さらに踏み込むと、ウェーバーは、そのプロテスタントの倫理観も
近代資本主義が生まれて、定着した以上は、その役割を終えたので
それに関わる人間たちが、必ず信仰倫理を持つ必要はない…とも言っている。
もちろん、現在の資本主義が存続しうるための条件として、
その個々の担い手たち、たとえば近代資本主義的経営の企業家や
労働者たちがそうした倫理的原則を主体的に習得していなければならぬ、
ということでもない。
実際のところウェーバーは、西洋文化マンセーなどしておらず
近代資本主義の発生を、文化面から歴史主義的に
世界から拾い上げたにすぎない。
それが、たまたまプロテスタントだっただけの話しで、
そのプロテスタントの倫理観も、資本主義の中では20世紀には消えたと言っている。
そして、その後の近代の発展から西洋人が自惚れ、堕落していくのも言い当てている。
何をもって西洋優位主義となるのか、さっぱり分からんが。
営利のもっとも自由な地域であるアメリカ合衆国では、
営利活動は宗教的・倫理的な意味を取り去られていて、
今では純粋な競争の感情に結びつく傾向があり、
その結果、スポーツの性格をおびることさえ稀ではない。
こうした文化発展の最後に表れる「末人たち」にとっては、
次の言葉が真理となるのではないだろうか。
「精神のない専門人、心情のない享楽人。
この無のものは、人間性のかつて達したことのない段階にまで
すでに登りつめた、と自惚れるだろう」と。
>>14-18
中国のレアアース対日輸出規制は打ち破れたね
沖縄が離れても日本の輸出入はなんとかなるkもしれない
にしてもアメリカが日本の主張を呑みかけていたのは意外
太平洋戦争開戦の意思決定の具体的なプロセスがどうなっていたか
誰が真っ先に言い出したか知りたいもんだ
東条英機でさえ一時及び腰だったという
むしろ海軍の方が積極的だったという見方もあるんだよね?
>>374-377
はぁ・・・歴史的事実
フランスはどうなんだ?イギリスは?
近代産業革命に遅れてきたドイツがプロテスタントがどうのって笑止千万な言動だよ
ある意味ウェーバーはヴィーコの言う「歴史家の陥りやすい誤謬」に陥ってるよ
>>377
「プロテスタントの倫理観も、資本主義の中では20世紀には消えたと言っている。」
「その後の近代の発展から西洋人が自惚れ、堕落していくのも言い当てている。」
この二つの文と「西洋優位主義」には何の関係も無い
単にウェーバーはヨーロッパ人の行く末を憂いてたに過ぎない
何処までもヨーロッパ人の世界観だ
>>377
最後の一文についてだが、コレを引用する人間の多くは気取ってるとも言えるね
検索すれば判るなぁ。
しかし、ここまでのレスを読み返してるが何時の間にかデカルトからウェーバーに代わってしまったw
ホントはウェーバーよりもデカルトの方を問題にしたかったんだけどな
>>379
ええと…。
プロテスタントはドイツだけじゃなくて、イギリスもそうだし
フランスも、ユグノーと呼ばれて存在してたんだよ。
そんで、フランスなども含めた各国のプロテスタントについてウェーバーは言及している。
ドイツだけプロテスタントなんて、一言も言ってないが?
その経済活動が、工業化を促したり
株式会社などの近代資本主義を形成していったんだが…。
フランスは、ナント勅令でカトリック勢力を追い出すまでは
プロテスタントが築いた商業地域を軸に繁栄して、追い出した後は競争力が低下した。
スペインも大体同じコース。
だからカトリック信仰を日本に移植するのは(以下略)。
誤 フランスは、ナント勅令でカトリック勢力を追い出すまでは
正 フランスは、ナント勅令でカトリック勢力が(新教を)追い出すまでは
>>単にウェーバーはヨーロッパ人の行く末を憂いてたに過ぎない
それは明確に違うと言えるなあ。
近代資本主義は、宗教の枠を超えて
社会を否応なく合理化していくとウェーバーは言っている。
近代資本主義に関わる人間なら、当然誰しもが陥る危険性。
だから、前後の文章から西洋人及び西洋文明だけ未来が暗い…
なんて結論にはならないでしょ。
西洋人を特別扱いしないで、合理化社会全般の未来の暗さを言ってるから
西洋人優越主義者にはならんのじゃないの…と言ってるんだが。
>>最後の一文についてだが、コレを引用する人間の多くは気取ってるとも言えるね
検索すれば判るなぁ。
まあ、気取った言い方だけで中身感じさせない文章よりかはマシだし
科学や合理性を万々歳してた時代に、近代の生末を言い当てた
見識が損なわれるものでもないしね。
近代化すれば、合理化すれば未来はともかく明るくなる…
みたいな日本人の気取った文章よりかは、意味や価値がきちんとあると思うよ。
まあウェーバーやろうがデカルトやろうが、基本的な話しは同じだと思うが…。
欧州では、大きな宗教対立があり、旧教に対する反発から
科学的概念や、合理化を促す社会倫理が先鋭化した。
その先鋭化した理念をもとに、科学の発達や社会の合理化が進んだ。
要は、不合理な束縛してくる親に反発した結果、
息子が徹底して無味乾燥な理系の合理主義者になってしまったという話し。
だからカトリック信仰だけ日本に移植しても意味がなく、
西洋の宗教対立や複雑な地政条件も(以下略)。
西洋ディスってばっかと怒られそうなのに、何故か西洋優位主義者にされてる不思議。
あとジャレド・ダイアモンドのように、人種差別を嫌って
あくまでも発展要因は、ほとんどモノと地理的環境とか主張するとさ。
それで西洋人のファッキンな差別意識のカウンターにはなるだろうけど、
近代化そのものもなくしちゃうと、近代化の問題点まで認識できない事になる。
ジャレド・ダイアモンドなどの説を純化しすぎると、近代社会起きてる
システム障害とか心の問題なんかが説明できなくなってしまう。
それは、いつかは克服しなければならない問題なのにね。
文化的要因や内在的問題を、そこまで無視していいのかってのは
かなり疑問なんだが。
>>382
スペインの場合ユダヤ教徒ですね
ユダヤ人といえば近世に近代の金融システムの前身を構築した人たち
彼らもプロテスタント同様、合理主義の精神の持ち主だった?
>>382
それを言うならナント勅令じゃなくてフォンテーヌブローの勅令だ!
アンリ4世がナントの勅令で個人の信仰を認めたがルイ14世がフォンティーヌブローの勅令でまたカトリック中心の
権威主義に戻った事でユグノー達がオランダに逃げフランスの国力が低下し
それを補うために増税政策を課し
それに反発した貴族・聖職者や市民・一般国民などの不満が爆発、フランス革命の原因になった
>>382
イギリスについてはここでは語らない
長いしウェーバーのいうプロテスタンティズムの論理とも直接関係無い
清教徒革命とその経緯は面白いし近代資本主義を発展させる要因にもなったから重要ではあるけど
プロテスタントが大勢居る本場ドイツが近代に遅れた原因をウェーバーは説明してない
>>384
イスラムはどうなんだ?
彼らも高度な経済活動を行っていたが西洋勢に競り負けたんだが?
日本は独自の商業倫理を持って江戸時代を生きていたからヨーロッパの資本経済を理解できたので明治の近代化に成功してる
ウェーバーは単に西洋社会の経済活動の行く末を憂いてたに過ぎない
もし他の地域に目を向けていたなら日本というイレギュラーについても語っていたはずだ
>>385
「気取った言い方だけで中身感じさせない文章よりかはマシ」
違うね。ウェーバーを引用する人間は中身を理解してない様に見える
「近代化すれば、合理化すれば未来はともかく明るくなる…みたいな日本人の気取った文章」
? あれ? 富永健一氏の著作を元に語ってたじゃないのか?
本来デカルトの純粋哲学とウェーバーのプロ論とは直接関係無いのに「西洋近代化」で一括りで語る日本の学者の典型的な言論だと思ってけど
>344の文章なんてその際たる物だが?
>>386
同じじゃない
ウェーバーは時代的言論空間で物を言ってただけ
「自分の世界」の行く末を案じてたから「西洋ディスってばっかと怒られそう」イコール「西洋優位主義者にされてる不思議。」じゃない
日本の信奉者たちが著作で日本に絡めて言ってただけなんだよ
ところでデカルトとウェーバーを混同して語ってる学者なんて調べても見当たらないんだが?
>>387
誰も近代化を否定して無いだろ
「近代化そのものもなくしちゃう」これが良く分からない
後後半の文章の意味も分からない
ジャレドの説が何で「システム障害とか心の問題なんかが説明できなくなってしまう。」になってしまうんだ?
「克服」とは何だ?
「文化的要因や内在的問題を、そこまで無視していいのか」
誰が無視したんだ?
そら、デカルトとウェーバーの論が一緒なんて言ってないよ。
カトリックの退潮と共に、新しい思考方法や社会形態が生まれたって
言ってるだけで。
デカルトやウェーバーが社会に出てくる時代背景が同じだったって話し。
>>プロテスタントが大勢居る本場ドイツが近代に遅れた原因をウェーバーは説明してない
ドイツは、宗教戦争の影響と、小国の集合体だったので、立ち上げに苦労しただけ。
後は、戦争の混乱期以外は、大体発展し続けた。
>>395
それこそヴィーコのいう「異なる二つの時代が同一の全般的性質を持ち、そのため一つの時代から他の時代を類推して論じることができる。」だな
そしてヴィーコは歴史家の陥りやすい誤謬の原因である5つの内の一つとして
「学者が自分の性質を、歴史上の行動者に投影する」を上げてる
ウェーバーはそれに陥ってるんじゃないか?
ヴィーコはこうも言ってる
「歴史家は未来を予測できない」
>>396
それはイギリスだってフランスだってそうだよ
そしてドイツは「革命」を経験してない
イギリスフランスに有ってドイツに無いのは「海外植民地」くらいだ
>>誰も近代化を否定して無いだろ
ああ、西洋近代哲学を否定するから、近代化も結果的に否定してる
もんだと思ってた。
つまるところ、デカルトやプロテスタントの倫理は、西洋マンセーに繋がるから
認めたくなく、西洋の発展はあくまでも偶然によるもの。
代わりに宗教権威に治められてたイスラム圏や儒教圏では、
そういう個人の理性が、宗教より優先されるという
西洋近代哲学がなくても、近代化は自力でできたと。
で、だいたい根拠が、部分部分に高度な合理化や、科学発展をした
箇所があるから。
>>397
はて、現代日本と古代カルタゴを比べて論じるとかならともかく
同じ宗教改革を得て、社会に生まれたいくつかの影響を指している
ので、これらを異なる時代と断絶したものと見るのはいかがなものだろう。
>>398
ドイツの統一の難しさを無視して、イギリス・フランスに比べて
近代化が遅れたから、ドイツ自身に近代的要素がなかったとするのは
流石に無理だよ。
その後、欧州で最も発展し続けた国家なんだから。
まあ、ヴィーコの論を用いて、デカルトやウェーバーを非難しても
イスラム教や儒教が強いところじゃ、結局は近代化できないと思うよ。
できたとしたら、西洋と同じで宗教権威や因習が弱まった地域じゃない。
まあ、それだと結局、ウェーバーのいう呪術から解放され
近代合理化が進む…って話しになるが。
>>399
誰が西洋近代哲学を否定した!
「つまるところ、デカルトやプロテスタントの倫理は、西洋マンセーに繋がるから
認めたくなく、西洋の発展はあくまでも偶然によるもの。」
悪意に満ちたレスの解釈だ
これまでのレスのやり取りでどうして「そう」なる?
「代わりに宗教権威に治められてたイスラム圏や儒教圏では、」
イスラムや極東で宗教権威に治められてると言うならカトリックやプロテスタントでは生活の中にまで「信仰」が入り込んでるじゃないか?
「個人の理性」という言葉すらヨーロッパ人の哲学の用語なんだが?
「西洋近代哲学がなくても、近代化は自力でできたと。」
誰も言ってないし歴史の仮定には付き合えないな
「で、だいたい根拠が、部分部分に高度な合理化や、科学発展をした箇所があるから。」
文章が意味不明。ヨーロッパ人だけが科学知識を発展させた言い草だ
高度な哲学はイスラムにもインドや中国にも有った
>>400
デカルトとウェーバーでは時代が200年ばかり違うんだが?
>>401
それはウェーバーの時代には知りえない事象なんだが
そして「ドイツ自身に近代的要素がなかった」
こんな事言ってないし、このスレで言う日本にも近代的要素が無いみたいだな
>>402
トルコを忘れていないかね? それに現代の中国は?
>>カトリックやプロテスタントでは生活の中にまで「信仰」が入り込んでるじゃないか?
最終的に、宗教に個人主義を持ち込んだ事で、理性や合理化なんかに食い荒らされるんだよなあ…。
>>ヨーロッパ人だけが科学知識を発展させた言い草だ
高度な哲学はイスラムにもインドや中国にも有った
そう、その矜持を持ち続けたのが問題だったんじゃない。
キリスト教ってのは、一回それが破綻しちゃったからね。
その改善点として、より合理性とかを求めた。
言ってみれば、朝鮮半島がいつまでも儒教に拘って、
近代化できなかったのと一緒では。
その中での近代化や合理化や、科学の発展には、やはり限界があるよ。
西洋人は、イスラムより寧ろ遅れてたから、ギリシアローマ文明をより学び
イスラムより不自由が多かったから、発展を維持できる環境について
より真剣に考えねばならなかった。
>>401
宗教改革の影響を述べるのに、200年以上は超えてはならない
というのは厳しすぎる。
それでは最終的に、無神論者などが生まれる事にも言及もできないのでは…。
はて、第一次大戦以前でも、ドイツの発展は目覚ましいものだったと思うが。
トルコって、イスラム教の影響力を削いで、西洋グループ入りを目指して
近代化を進めてきた国じゃなかったっけ。
中国の近代化は、儒教体制下では、何度も挑戦して
一定の成果もあったが、限界を伴うもので、結局は儒教と共に破綻した。
その破綻の後で、四つの近代化とか呼ばれるものが振興したが
政治部分は、権力維持のために手つかずのままある。
しかし、終いにそこまで波及するとしたら、
日本の明治維新や欧州での革命騒ぎみたいな事になるだろうね。
日本みたく巧くやれると思えんが。
まあ、そもそも近代化が優れた文明文化の、発展形であるっていう
作者さんや貴方の見解に疑問だな。
寧ろ、宗教で大失敗したアレな連中が、宗教の事を見直す過程で
人間中心の個人主義とか合理性とかを、獲得していった過程だと思う。
カトリックの腐敗と宗教改革がなければ、西洋でもそういうのは
生まれず、近代化も科学も発展しなかったと思う。
逆に優れてるところとか、高度な哲学で安定してたところは
そういう見直しや、あらたな努力目標の設定をしなかったために、
中近世の発展形で納まってしまった。
結果的に、その時起きた逆転の差が大きかったために、
人種差別的な、西洋人の先天的優位性みたいな神話が生まれた。
しかし、こうしてレスを読み返してみるとツッコミにツッコミを重ねて脇道に逸れていくなぁ・・・
しかも論点が曖昧で判らん
ID: Rhq2RdRU0は何でそこまでウェーバーに拘るのか?
別に自分が拘ってるわけじゃないよ…。
質問やら反論に、いちいち答えた結果。
宗教改革から、文化面で近代化の要因が生まれた…という一般論に
呪術からの解放という言葉を使ったウェーバーを出しただけで。
あとウェーバーは、歴史家ではなく、社会学者だから
ヴィーコがいうように、歴史家が歴史を真に述べるのがお仕事ではなく
社会現象の原因と影響を述べるのがお仕事。
その考察が正しいか間違ってるかは、本人の分析と
その後の社会影響によって診断されるもので、正誤だすのは別に問題ない。
社会学者に、社会現象の原因とその後の影響を聞いちゃいけないなんて話しはないでしょ。
自分の予測が、その後の唯一の歴史である…なんて言い出さない限りは。
>>409
だから、こちらの疑問には答えずウェーバーの言を引用して煙に巻いてるようにしか見えないんだよ
「ウェーバーは、歴史家ではなく、社会学者だから」
こんな事言ってるわりには>375で「ウェーバーは一般的には歴史主義者だと紹介されてると思うが。」
とかレスをしてるんだが
ウェーバーはマルクスの階級闘争史観に反論としてプロテスタントの合理性で近代化が始まったとしている
彼は15歳の時「インドゲルマン諸国民における民族性格、民族発展、および民族史の考察」と言う論文を書いてる
これは歴史学者としてキャリアを始めたんじゃないのか?
>>409
結局ウェーバーが西洋と他の文明との違いに「合理性」を挙げて論を展開してたのに対して「西洋優位主義者」じゃない
と言う反論は何なんだ?
こちらが他の地域の合理性を指摘したのに「西洋だけしか近代化出来ない」と言う論拠は?
ウェーバーが「呪術」と称したのはカトリックのサクラメント(秘蹟)
他の地域社会や時代の合理的な習俗とは関係ないし、本人はイスラムの研究には手を付けてない
これまでのID: Rhq2RdRU0のレスには強烈なヨーロッパ以外の地域に対する蔑視が感じるがそれは「西洋優位主義者」じゃないのか?
なんかもう wをつけてレスをしたくなったよ
歴史主義ってのは、社会現象を歴史の流れの中から説明するもので
歴史を正確に記述するのが目的の歴史学とは違うよ。
歴史的な流れが一つの要因として、社会現象にどう影響していくかって
事を述べていく事だから。
歴主主義=歴史学=史家…じゃないんだ。
社会学者が、歴史を一要因として社会現象を説明していくもの。
それは、単に他の地域の合理性が、社会全般を変えるような
強烈な全体的な指向性を持たなかったからだよ。
個々人の合理性の多寡だったら、東西に関してさして変わりはない。
個人の資質しだい。
その過程で、優れた数学者や科学者も、どの世界でも一定は出る。
ただし、西洋では宗教改革の後、古い権威がつまづいたために
社会全般も含めて合理化しようとするコンセプトが芽生えた。
それまでは、カトリック世界やイスラム世界や儒教世界の中で
合理性を追求してたが、全く新しい器を作りだしたんだよ。
その器の中では、より社会が合理化と効率化を促した。
イスラム世界や儒教世界では、そういった権威に反して
宗教・思想批判から、新しい社会の器を作る理念や指向性が芽生えなかった。
比較的、安定してたので、安定要因でもある宗教や因習の優位が続いた。
西洋人個々人の合理性が他を圧倒したというより、
その器を作り出すという基本コンセプトが、他より有利な状況を生み出したんだよ。
いちいちカトリックやイスラムや儒教にお伺いを立てずに、
自分たちで好き勝手に合理化できるんだから。
ウェーバー自身は、西洋の合理化がそういった歴史の綾から生まれたものだと捉えた。
西洋文明が進歩していって、合理性を高めた結果に、他を圧倒したのではなくて
西洋の歴史の流れが、そういった新しい地場をたまたま作り出しただけだと。
その一要因として、プロテスタントの倫理をあげただけで
その倫理も合理性の果てに消えていくものだし、
合理性自体も、周りの連中がはしゃいでるほど良いものではなく
ロクな結果にはならんだろう…と言ってるわけ。
>>412-415
まだ理解できてない様だな?
始めに「結論有りき」で歴史の事象を「好き勝手」に抽出して論理を構築するのは科学じゃないんだよ
100年前のウェーバーの知見なら兎も角、21世紀の今プロ論を引用することに何の意味があるの?
そら結論ありきになるよ。
ウェーバーは、商業主義や資本主義が他の地域にあるのは記述している。
しかし、株式会社などの近代的組織。
均一で公正な近代ルールに則った商業活動。
簿記などで、正確に計算が可能となった機械の様な社会。
これは、近代化された一部地域でしか発生しなかった。
結論ありき…じゃなくて、事実だもの。
ウェーバーの方法論が結論ありきだった…と、避難するなら
上記の近代資本主義の要綱を満たす経済活動をした地域をあげなきゃ。
事実に目を瞑って、結論が気に食わないってんなら
科学ではなく、単なるイチャモンだよ。
>>100 年前のウェーバーの知見なら兎も角、21世紀の今プロ論を引用することに何の意味があるの?
ウェーバーの論だと、宗教改革という歴史の綾がなければ、西洋は近代化できなかっただろうからね。
カトリックのトップが、免罪符売ろうぜ! …みたいな事を言い出さなきゃ
プロテスタントも生まれず、宗教改革も行われず、
その間隙をついた合理化活動なども行われなかった。
ようは何度も言ってるように、西洋が近代化できたのは
歴史の綾のおかげであって、特に他地域に対して、文化的・人種的に優越だったわけじゃない。
そして、近代化を促した倫理も、近代化そのものも、合理化が進み過ぎれば
消失したり、空洞化する一種の歴史の綾でしかない。
だから進歩主義史観や、西洋絶対主義に対する、明快な否定になる。
それを知ったうえで、近代化を取り入れるのならば、
近代化=西洋化…という丸コピの弊害から抜け出せるし
より効率的で効果的で、近代化の問題点も理解したうえで、
賢く近代化する事もできる。
メリットなら、かなりあると思うが。
>>上記の近代資本主義の要綱を満たす経済活動をした地域をあげなきゃ。
ああ、西洋地域より先に、近代的な資本主義体制を発生させた地域を
あげるって意味ね。
発生後なら、その影響を受けて、同じような経済体制になった地域は多々あるだろうから。
貴方の言ってるように、日本はかなりいい線を行ってたと思うよ。
革命騒ぎという歴史の綾が起きなかったので、政治の近代化が起きる
契機がなかったが、それも明治維新で短期間で行われた。
政治の近代化と、均一な公正ルールや複式簿記などを導入した結果
多くの西洋社会より遥かに合理化や効率化が行われ、まあ今に至る。
和辻先生が敗戦コンプレックスで、スペインの時代背景を羨む意味が
あまり理解できないほどにね。
>>417
「近代資本主義の要綱を満たす経済活動をした地域をあげなきゃ。」
そんなものはない。強いて言えば日本がそれに近い
>株式会社などの近代的組織。
株式会社 これはヨーロッパで生まれ独自に発展した経済活動 ヨーロッパが世界に展開した結果スタンダードになったに過ぎない
それを「近代的」と称するのは成功したからだろ?
>均一で公正な近代ルールに則った商業活動。
だから「近代」と言う曖昧な言葉を使うなよ、歴史の蓄積で現在成功してるだけなんだから
>簿記などで、正確に計算が可能となった機械の様な社会。
簿記は他の地域社会にも在るんだが?強烈な「西洋優位主義者」だなw
もう社会学云々いうならウェーバー以外を引用して噛み砕いて語れよ
>>418
もう何を言ってるのか意味不明
主語が無い上に異なった事柄を恣意的に引用して何が言いたいの?
>>419
これなんか IDが一緒で自分で自分に答えてるよ
しかも論が意味不明で支離滅裂、唐突な結論で和辻氏を出す意味が判らない
複式簿記は発祥はイスラムだし、より精微で正確に計算できるものは
西洋の経済活動の過程で発展したからだよ。
近代資本主義の意味が分かってた福沢諭吉が、それを知って用語を
翻訳して導入した。
随分、目端の利くオッサンだね。
なんでも西洋勝利者主観に反発して、頭から否定するのはよくないよ。
この点では、正確性と効率性が優先されるべき。
そら、>>419 は>>417 の補完の意味で書いたのだもの。
貴方、独自に近代化が成功した例に、西洋の後追いしている後の時代のトルコとか出すんだもの。
いちいち補足しないと、近代中国とかも出してきそうで…。
>>422-423
ID: wamQrem60
複数の人間が一つのIDを使ってるのか?
論理が散漫で安価も付けずにレスしてるもんだから訳判らん
本の文章を噛み砕いて理解してるのか?答えが明後日の方向を向いてドンドン本質から逸れてるんだが
レスの内容も理解できて無い様に見える
はて、貴方は近代資本主義や近代法が単なる勝利者史観の結果であって
正確さや公正さ、合理性などで根付いたものではないと仰る。
近代が根付いたのは曖昧な概念でも、勝利者史観のせいでもないよ。
それ自体が、効率性や合理性を備えているから、中国なんかでも必要性が
唱えられたんでしょ。
近代化が単なる勝利者側の一価値観でしかなかった、というのは極論すぎて
誰も納得しないと思うが。
勝利者史観だから、複式簿記の導入に意味を見いだせない…
なんて経営者がいたら、会計大丈夫かなと思うでしょ。
>>424
貴方と自分しかいないから、いちいち安価つけずにとも
レスの受け答えを把握できると思っただけだよ。
ウェーバーの論を、最初から結論ありきと非難するなら
その結論以外の論拠を示さないと、
ウェーバーが、結論ありきで考察しなかったと断罪できないでしょ。
その事実しかなかったのなら、単に事実を述べただけになる。
だから、西洋以外で近代資本主義が発祥した地域を挙げてみて
初めて、その非難は成り立つわけでしょ。
西洋中心主義でもなんでもなく、時代の綾からたまたま西洋だけで
発祥したとだけウェーバーは言ってるわけ。
そんな細やかな見解も、西洋中心主義だとか噛みついて
あげく近代資本主義は、単なる勝利者側の押し付けでしかないと
断言するのは、いくらなんでも行き過ぎだよ。
それこそ、ヴィーコの個人の
「学者が自分の性質を、歴史上の行動者に投影する。」…だよ。
被害者意識がいっぱいで、日本の近代化は朝鮮には何の価値もなかった
とか言い出す半島人と何が違うわけ?
>>425
何処のレスを見たら、そんな受け答えが出来るの?
自分に酔ってないか?
若しくはまさかウェーバーを引用した日本の専門外の学者の本しか読んでないとか
同時代の批判者の本とか後世の歴史研究の本とか読んでないんだろ?
「近代が根付いたのは曖昧な概念」
「近代が根付いた」んじゃなくて「近代」! 近代が曖昧な概念なんだよ
勝利者史観とか勝手な言葉を作って非難したつもりでも頓珍漢な受け答えにしか見えない
「勝利者史観だから、複式簿記の導入に意味を見いだせない…
なんて経営者がいたら、会計大丈夫かなと思うでしょ。」
これなんて見たとき大笑いした、勝手なイメージで相手を想像して非難したつもりかいw
近代は曖昧な概念ではないよ。
不合理や恣意的な権力の排除といった、明確な意思や概念の上で行われる。
近代資本主義や複式簿記に、きちんと意味を見いだせるならそれでいいよ。
単に勝利者の押し付けと決めつけるのでなく、ちゃんと意味や価値を理解できるのならね。
単に答えにつまって、近代資本主義は単なる勝利者側のシステムだから
広まったとか、苦し紛れに強弁しだしたかと思った。
>>426
なんかもう、これまでのレスで人の見解を捏造できるなんて
ここまでのやり取りが徒労に終わったよ
言葉の一つ一つを一々解説しなきゃいけないのか?
勝手にレッテルを貼って非難するのは簡単だよ
しかも論理が逆転してるしウェーバーの言葉を自分の都合良く引用してる
ウェーバーの言葉をオウムみたいに繰り返したって頭良く見えないんだよ
別に難しい事はいってないけどなあ…。
宗教改革で、カトリック権威が揺らぐ。
↓
近代哲学やプロテスタント倫理が、その隙に合理化などを目指す。
(デカルトの登場や、ウェーバーの指摘)
↓
西洋で近代化が始まる。
(主な要因の一つは、宗教改革などの歴史の流れで、人種・文化的な優劣性ではない。)
宗教改革も、こういった一般論で説明されてるし、
何か間違ってる?
イスラムや儒教圏でも、宗教改革みたいのが起きれば、
同じように近代化できただろうね。
たまたま西洋で先に起きただけって話しで。
特に、イスラムや日本なんかは、西洋以上に
近代化のポテンシャルがあったと思うから、状況しだいでは
西洋の問題だらけの近代化よりも、もっと完成度の高い結果を
出したかもしれないね。
つくづく、西で教皇様が免罪符売ろうぜ!…みたいな事を言い出したのが
惜しまれる。
>>431
イスラム圏は禁欲性の強さや聖職者の否定の点でピューリタンに近いか
>>430
取り留めの無いレスだな
ID: wamQrem60の中では「近代」ってのは産業革命以降科学技術が欧州以外の地域を圧倒し始めた以降の事を指してるのか?
普通近代化ってのは14世紀以降中世封建社会が新しい段階即ち世俗が宗教権威を上回りし始めた事を指してるのかと思ってたよ
歴史学や社会学では「常識」だと思ってけどな
後、「たまたま西洋で先に起きただけって話しで。」とか
何で人の意見を自分が発したように言ってるわけ?
>>431
なんかもう「近代化」を歴史の事象として捉えずに同時代の人々の「自発的な運動」と取ってるんだな
「つくづく、西で教皇様が免罪符売ろうぜ!…みたいな事を言い出したのが
惜しまれる。」
免罪符なんてどうでも良い。
いずれ科学知識の発展はキリスト教的世界を破綻させる事は明白だったんだから
日本は兎も角、イスラム社会が緩やかな発展を遂げたら資本主義とは違う「もう一つの市場社会」を
地球上に出現させたんだろうな
>>433
なんかもう、細かい点じや話し方で、ケチつけられてるしか思えんが…。
まあ、細かい時代区分やら穿った捉え方はともかく、
主旨をようやく理解していただいたようで
こっちも睡眠時間を削ったかいがあったよ。
この後は、熱心なカトリック教徒を増やす事で、日本の近代化を図る
作者さんが、どういう論理を展開していくのか、注目したいね。
>>434
そら、ちとどうかな。
科学知識が発達した今でも、イスラム社会のように宗教体制が
続いている国もあるし、ヴァチカンも未だに残ってる。
イスラムであれだけ科学数学が発達しても、宗教権威の大きな
失墜には繋がらんかったし。
宗教改革の意味を、そこまで過小評価できんと思うが。
つーか、自分が気に食わないからって、持ちだした一般論まで
ケチをつけて否定する側にまわるってのは、貴方にとってよくないと思うよ。
まあ、なんかウェーバー論者みたいに語るようになってくれたみたいで
散々批判されたこちら側としては、複雑な気持ちだが。
原理主義が横行してるのは、パレスチナの件を共産圏や宗教山師が利用してる側面があるから
その辺は割り引いて考えるべきかな
金融への足かせは何とかせんといかんけど
>>435
趣旨を理解って・・・ 散々長文レスを繰り広げた人とは別人かよ!
しかも俺はこのスレの作者じゃないし
>>436
「もう一つの市場社会」を語る事は最早ウェーバーとは関係ないな
ID: wamQrem60の語る事は日本の御用学者みたいに癇に障るんだよ
「まあ、なんかウェーバー論者みたいに語るようになってくれたみたいで」
人の論理を自分の意見みたいに言って複雑もくそも無いだろうが!
大体ヘーゲル的歴史哲学みたいな事を言って「西洋優位主義」呼ばわりは無いだろう?
宗教権威が失墜する事が近代に繋がるとか妄想なんだよ
大体近年のイスラム指導者はヨーロッパの侵略で世俗権力が失墜したので台頭してきたから欧州とは逆なんだよ
>>438
???
同じ人間だよ?
ID変わってないでしょ。
勿論、前半部分は、同じ一読者の貴方に。
後半部分は、作者さんに向けた言葉だけど…。
貴方、強烈なアンチ西洋みたいだから、西洋崇拝者の作者さんと
同人物とは思えんし、スレのやり取りの中で、そういう両極端な捉え方って
どちらもどうかなあ…と苦言を呈させて貰ってるが…。
>>宗教権威が失墜する事が近代に繋がるとか妄想なんだよ
大体近年のイスラム指導者はヨーロッパの侵略で世俗権力が失墜したので台頭してきたから欧州とは逆なんだよ
???
だから世俗権威が失墜して、宗教権威が復権したから
前近代的な時代に逆戻りしたんじゃないの?
近代化するなら、また宗教権威に後退して貰わないといけないと思うが…。
>>普通近代化ってのは14世紀以降中世封建社会が新しい段階即ち世俗が宗教権威を上回りし始めた事を指してるのかと思ってたよ
これ、貴方の書いた文章じゃないの?
ID同じに見えるが…。
>>439
別人というのは先日から同じIDでウェーバーを引用し続けてる長文君を言ってるんだよ
アンチは安置でもウェーバー引用アンチだからな
ウェーバーは良いんだよ所詮20世紀初頭の歴史上の人物だから現在の歴史的知見からすれば古くなってるんだから
だが現在のオリエンタル論やポストコロニアル論以降にいまだにウェーバーを引用するアホには呆れる
普遍的な文明論を語るならプロ論なんか捨てろよ
>>440
だから今イスラムが大変な事になってるんだろ?
それに近代化近代化煩いが現在の地球で格差拡大や資産による階級固定化など中世に逆戻りし続けてるんだが?
こういうのをヴィーコの言う歴史循環論の螺旋構造って言うんだが?
ウェーバーは進歩主義史観でプロ論を書いているんで時代に合わないんだよ
ついでに言うなら「近代化」の解釈が違ってる、こっちは14世紀以降の社会現象について言ってるが
そっちは主に産業革命以降について言ってるんだろ?プロテスタントがどうのって唯の一要素に過ぎない
無くても別に構わない現在の世界とは似ても似つかない世界になることは確かだが
それでも科学技術は発展してる事はありえる話だ
>>それに近代化近代化煩いが現在の地球で格差拡大や資産による階級固定化など中世に逆戻りし続けてるんだが?
そらデメリットも深刻にあると、自分も多くの人間も言及してると思うが。
なにをいまさら感。
盲目的に信奉しているのは、貴方ではない人物である、ここの作者さんぐらいだと思うよ。
>>ついでに言うなら「近代化」の解釈が違ってる、こっちは14世紀以降の社会現象について言ってるが
そっちは主に産業革命以降について言ってるんだろ?プロテスタントがどうのって唯の一要素に過ぎない
まあ、どっちにしても、世俗が宗教権威を上回る事が、近代化の一要因…
という論旨には変わりないのでは。
>>無くても別に構わない現在の世界とは似ても似つかない世界になることは確かだが
それでも科学技術は発展してる事はありえる話だ
これは、近代化が無くても別に構わない…という主旨の文章なのかな。
以前、主語が省いてある文章で、意味がよく分からないとご指摘されたが。
>>443
文章の前後で類推出来ないのか?
「近代化が」じゃなくて「プロテスタント」だ
文章が読めなくて絡んでくる人間か?
それに安価が無く、よく話が飛ぶのは読んでて疲れるんだがな?
そりゃ科学数学で合理化するのも、プロテスタント倫理で合理化するのも同じでしょ。
脱宗教するのが大切と言ってるので、どっちでも構わんわな。
どの分野で、どんな要因が働くかは一過程にすぎず、
結果的に合理化が果たせればいいんだから。
イスラム内で、リベラルな派閥が台頭して脱宗教するもよし。
科学数学が発達して、迷信や因習を葬り去るもよし。
結局、何らかの要因によって脱宗教がなされて、近代化するという
一般論に落ち着くだけでは。
>>ウェーバーは良いんだよ所詮20世紀初頭の歴史上の人物だから現在の歴史的知見からすれば古くなってるんだから
だが現在のオリエンタル論やポストコロニアル論以降にいまだにウェーバーを引用するアホには呆れる
なんか誤解があるみたいだけど、ウェーバー引用してるからって
現代でもプロテスタントじゃなきゃ、近代化できないなんて言ってないよ?
20、21世紀以降、別の要因で近代化してる国は、いっぱいあるしね。
日本とか。
各々の地域や歴史の事情に沿って、近代化してけばいいってのは、同じだと思うが。
キリスト教じゃなきゃ絶対ダメだ!…なんて言ってるのは、
貴方ではない人物であるところの、作者さんだけだと思うけど。
有力な要因の一つとして、一般に挙げられてる宗教改革を挙げただけで。
身も蓋もない言い方すれば、頑迷な宗教権威がlケっつまづいてくれるのが
色々と話しが早い…ってだけ。
大友とかのキチガイ行為を勘案するに耶蘇教を叩き出したのは英断と言わざるおえない
カトリック布教は、宗教トラブルと、宗教的停滞しかもたらさない。
あと、疫病と虐殺と奴隷制度と文化破壊。
>>449
第二次大戦後ではカトリックのイエズス会というよりオプスデイ
スレッド セレクション
<コーヒーブレイク : とある掲示板の 超 編 集>
(~)
γ´⌒`ヽ 先日、例によってネットサーフィンしてたら、2chで
〃∩ {i:i:i:i:i:i:i:i:}
⊂⌒( ´・ω・) 興味ぶかいスレッドが立ってました。
ヽ_っ_/ ̄ ̄ ̄/
\/___/ 「日本人とシステム思考」に関する考察スレです。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
引用元:【体系】日本人はなぜ「ものづくり」は上手いのに「よいシステムを作る技術」に脆弱なのか?
h
ttp://anago.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1433141895/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ハ/////////////////////////////////\
i!////////////////////////////////////\
i!////////| \//////////////////////∧<./ヽ
|l////////{ `ヾ//∧`ヾ/////////////ヾヘ `ヾハ
|lⅧ//.{///| `ヽ ヾ//ハ `ヾ///////////ハ } ヾ}
| Ⅷf^メ!//fr z 、\ 寸/ハ / \//////////} 「日本はよい部品を作る技術では
Ⅶ Ⅶ乂_込乃、 Ⅳ/} ,ィf迩ツⅣ//ハl}///i!
从 ハ}|( ` ¨ ´ )=Ⅵ ` =彡)`寸刈∨/| 追随を許さないが、よいシステムを
_ ....}ーz从  ̄ ` ー‐ ´ ム寸/∨i! ~~~~~~~~~~~~~~~
,........´ ̄ ̄................刈ヘ 刈//{′..... 作る技術は貧弱である。」
/........./  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ _ ` ´ ∧ }/八................`.... ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
............./ 、 \ヽ }、 ‐- 、 / 刈|.................................` (傍線は引用者)
/...../ `ヽ 、 ヽ ヽ刈 ´/ / } l.........',.........................
ム..く \ ,.へ ー__ノゝ 〉 ノ ー ´ ./ ./ / !......................................
,......´/..........`...、 〈.............7..|......に__.ムイ ヽ ´ / }.............}........................
/..../........................\ ○ ヽ....../... l.............| \ `「  ̄ ,′........ }.........................
.ム.......................................〉.、__/... ,′...|.............| ` t_○ _ ´ ,′...........,.......................
. /........................................./.............. ,′.....|.............l 〉 ̄ /.............../............................
木村英紀(東京大学大学院:工学博士)
(演者:糸色望 @さよなら絶望先生)
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
(~)
γ´⌒`ヽ
{i:i:i:i:i:i:i:i:} なお、そのスレッドのネタ元が、以下の木村博士の寄稿です。
( ´・ω・)
(:::::::::::::)
し─J
───────────────────────────────────────────────
『現代ビジネス』HP:
h
ttp://gendai.ismedia.jp/articles/-/43526
───────────────────────────────────────────────
───────────────────────────────────────────────────────
「論理を追及する合理主義の発想がアジアには欠如しており、ゆえに近代を生み出せなかった」というのが、木村博士の持論だ。
そのアジアに属する日本もまた「理論」「ソフトウェア」、そして「システム」で、依然として欧米の後塵を拝しているというのである。
───────────────────────────────────────────────────────
:::::::::: ト;::::::::;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
::::::::::l ヽ:::::l\::::::::::::::::::::::::::::: ト、::::::::::;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
:::::::::「`ヽ::::! \::::::::::::::::::::::::! ヽ::::::',ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
:::::::::l. ヽ::ト` .、ヽ::::::::::::::::::::', ヽ::::',>:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::', 軍隊はシステムの極致であり、アメリカやイギリスの装備は
:::::::::!‐- ヾ_>、 ヽ、::::::::::::::::l.-'´'ヘ::', \::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
;:::::::ト、 {i::;o::ヽ \ヽ:::::::::::::l´ r―ヾr=o<>;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::', 幾重にもシステム化されていた。
ヽ:::::! `ー-`=イ`_ \:::::::::', 'ニ‐ ゞニУ \::::::::::::::::::::::::ト ;::::::::::::',
l ヽ::l {´ ̄  ̄ ヾァ‐-ヽ:::::::',  ̄ 丶 / \:::::::::::::::::l` ヽ`>、:',
.', ヾ .ゝ、 _ノ」 ゝ,\:::', ノ ./ イ >::::::::::::::! ヽ、 日本軍の精神主義の弊害を人々は批判するが、筆者には
-ヘ  ̄ ̄ ! \', ̄ ̄ /´ _ノ:::::::::ト ;::::l /ヽ丶、
::::ゞ、 .l `\ /<::::::;:::::::::::::l ヾ ヽ.>、 システム思考が欠けていた罪の方が重いように思われる。
::::/ヾ 、 ゝ - イハ:;::::::l ヽ:::::::::l X´ /ヽ \
::/. \\ .// λ:::::l \:::::! ヽ , 、 \ (上記『現代ビジネス』HPより)
/ \ \ ― ‐- / / / ヽ:::l X.ヽ:::l X .>< \
\ ` 、 , ' / / ヾ!. ヾl ' \. ' ` \
\ > イ / /
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
(~) 「よく言われることだが、日本人は情緒や感情に動かされて意思決定をすることが多い。
γ´⌒`ヽ
{i:i:i:i:i:i:i:i:} これも実はシステム思考の弱さと関係している。ものごとをその背後にある大きなシステムの枠で捉えるよりも
| ̄/|・ω・` )
|□ |σ_ノ ) カチカチ 特定の個人や組織に起こった具体的な事実の方に関心が向くのである」か・・・歴史スレの陥穽でもありますな
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
システムを目の前にしたとき、システムを構成する個々の要素はよく見えるが、
要素の間の結びつきは『見る』ことが難しい場合が多い。
したがってシステムを対象とする場合は、見えないものを見なければならない・・・
(木村英紀『ものつくり敗戦』より) /
/
\_______ ________________________/
∨
i `r 、_ _ハ__/::'"::::::::::::::i∧ _ /::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ __ヽ∠: : ---.: : : : : : : : : : : : : : : : :/
、_廴! i `i‐rくミ.</:::::V::::::::::::::::::::::::::::ヘ 7::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::> /´: : : : : : : : : :` : : :、: : : : : : : : : : :/
`´`匸ヽヾj_j,′::::::::::::::::::::::::::::::::::::::Ⅵ !::::::::::::::、:::::::;>、::::::::r .、::;>、x-、/_: : : : : : : : : : : : : : : :\: : : : : : : /
_,. ィく>'{Ⅳ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| ';:::::::::ヽ::::>' ,r‐ヽ:::|/、}ノ| ` \: \: : : : : : : : : : : : : : : :ヽ: : : /ヽ
ヽ>'" |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!\、:::∨_` 弋う}'.〉'" ノ ヽ: : ヽ.: : : : : : : : : : : : : : : :/ .: .: :!
!::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::! \ヽVtぅ / ./ ',: : :!: : : : : : : : : : : : : / ____l________
';::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/´\ \ ヽ. __'_ .彳 ∨ __、i }: : !: : : : : : : : : _// __
ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ \ \. /|.: .: .: .:', ヽ 厶イ` ー‐ .: 二.: x‐r' / ` .. ___
丶:::::::::::::::::::::::::∠ ー――― \ y' /.: .: .: .: ヽl. ',´ .: .: .: .: .: .:/ ! y′ ` .. ` ̄
,ィ:二::ヾ ー―― ´ー――――‐:y' ./:.: .: .:r匁trL_ |.: .: .: .: .: / ヽ/ !. 厂` .. ` ー
/::j::::::::! ` ..、―‐- .、 i/.: .: .: _j_ ,ハ、 ̄ l .: .: .: / x――‐/:! ', !.: :/ ̄¨  ̄77.T:l__
′::::!:::::::|_ 弋tヽ \___/.: .: .: /ヽ/ ,′.: / /. / \ \ :!.: {___ !i | | ヽ._
i::::::::::、::::::|,.z= ハ ヽ .: .: .: /`>イ / _,/ / ′ \ \j .: 〉 `ヽ 八__,! !
|::::::::::::\代う , /::::ヽ _\ / / >、 x―ァ' ,ニ/ | \  ̄` 、 ヽf⌒//
、:::::::::::(⌒ヽ._ . イ_::::::、ーt‐'"_,.イ r| イ /:ヽ__/二/ // ! ` .. \`ー' '
. \::::::::`¨´::::x' ´/// ̄ ̄ ̄ ,..::ニ二 ̄:::::二ニ/ /' `ヽ ヽ
ヽ::::::::::::::i : : i i/ { /::rf:う \::_,ノ / / i i
i:::::::::::::| : : | |! ヽ. ___/::厶__ ` i. / / | |
|:::::::::::::!: : ノノ 〉  ̄ \{:::::::::::;: '" ├/ { , | |
|::::::::::/= ' ' ノ ';::::::::::\rf::う__/:::{ '、 / ! !
|:::::::::: ̄ ̄ヽ _ヽ::::::::::::: ̄:::::::::::::::ヽ \ / / ′ ,
───────────────────────────────────────────────────────
例えば日本軍が、八木アンテナなど技術の下地はあったのに低性能レーダーしか出来なかったのも、「用兵側の認識の浅さもあるが
電子管・増幅器・アンテナなど、部品の組み合わせを考えるシステム技術が弱かった」と、木村英紀『ものつくり敗戦』は指摘する。
───────────────────────────────────────────────────────
| ブーン
| ブーン
――◎-◎-(^ω^)-◎-◎―― . . |
:::: ・ ::: . ||
:: ・ : . ||
───||───
\\ / ̄ ̄ ̄\ //
───━━━(◎)=====((◎))=< (^ω^) >=((◎))=====(◎)━━━───
// ( Boon - 25) \\
\___/
━< / \ ━<
/ \
━< ||| ━<
___
━< \│/ ━<
| ̄|
━< |||| ━<
.||||
━< || ━<
. |
パチ
, ヾ、
(ヽ、 ,ノ )´( 、 ゝ、
) Y 人 ヽ)ゝ'丿,
パチ !)ノ' ノ ,( ` ´(
/ (( ´!. 、 t ヽ、 `t , パチ、
,′, ヽ tゝ、丿)ノ i Y(
_.,...........
,..-:::::::::::::::::::::::::::::`ヽ
<::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヘ
. /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ 1942年春の東京初空襲で、房総海岸と三浦半島に設置
. ,.:::::::::::::::::::::::::ノ}:::::::::ハ:::::::::::::,
,':::::::::::::::::::::;、/:::::シ,ィ:;ィ:::::::::| されたレーダーは、侵入する爆撃機B25を捕捉できなかった。
. ,::::::::::::::::::;ィ| |ソ;:ィi´| ィ ,;::::::::リ
レ';:::::;/.!, ̄‐ !__,  ̄ vノムヘ
ムイ;:圦 `‐‐ ´ `‐‐´ム_ノ その二年前にバルト・オブ・ブリテンでイギリスのレーダー網が
マ/ゝ __ .ノ'レ'
. ′';`>`ニ´</ 独空軍を悩ませ英国上陸を断念させたのと比べ、差は歴然だ…
───────────────────────────────────────────────────
陸軍と海軍のセクショナリズムは深刻で、兵器の共同研究はほとんどなく、限られているリソースを奪い合った。
───────────────────────────────────────────────────
発 者 同 . 。_ ____ 争
生 同 .じ . /´ | (ゝ___) い
.し 士 .レ .__/'r-┴<ゝi,,ノ ro、 は、
.な で .ベ ∠ゝ (ゝ.//` ./`| }⌒j
.い し .ル } ⌒ /`ヽ、_∠l,ノ ・ヽ´
.! ! か の / ´..:.} >、、___, .r、 ソ、`\
/ 海} / 陸 |∨ ` ̄
/ ..:.:./ | 丶
/ _、 ..:.:.:.{ .{.:.:. \
{ ..:Y .ゝ、 {.:.:.:.:. ヽ
|、 ..:/ 丿 .:〉 >.- ⌒ . ヽ
/ {. ..:./ ソ ..:./ .( ..:.:.:` ..:}
./..:.:}.:.:./ ヘ、 ..:./ .\ ..:.:r_,ノ、.:.:} ご`ヽ、
./..:.:/|.:/ {.:./ X.:.:}.} X X ら,り⌒\
/..:.:/ .}.:| }:/ .Y丶ヽ Y.:Y / ノ ゙ヽ
. __/.:/ { } 《.〈、 _,,__>.:》丶 Y.:\ { /`Y´ _)
/.:.:.:.:.::/ !.:.:ゝ ゝ.:. ̄ヾ ´:.:.:.:.:.:.:.:.:ヾゝ \.: ̄> ヽ'^) >. ) ξ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
───────────────────────────────────────────────────────
ベンツの同じ航空機エンジンを陸海軍が別々に購入し、別の航空会社に作らせたりすらしていた。(木村英紀『ものつくり敗戦』より)
───────────────────────────────────────────────────────
陸軍 海軍
.∧,,∧ ∧,,∧ 「護衛の飛行機と補給船をまわせ」だと? 陸軍に割く余分の艦隊はないお!
( `・ω)、 (ω・´ )
( ,O―O――O─Oノ、 < 何を! だったら空母も輸送潜水艦も自前で作るお。海軍にはビタ一文もやらねーおっおっ!
ノ`u--u' u--u' `ヽ
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`:....、
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`:...、
, .'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::‐-、 _:::ヽ
. /:;:::::::::::::;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::へ `゙
/;ォ::::::::::::∧:::::::::::::ハ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
./ .,′:::::::;′.∨:::::::::::i!、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::_::::::ヽ
i::::::::::::i! ∨:::::::::i! ∨:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧`ヾヘ
!:::::::::::i! 、 ヾ::::::::::i!. ∨:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧ `
. !::::::::::_| \ ∨:::::i! ヾ 、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧ (陸海軍は)レーダーもそれぞれ独立開発し、原子爆弾さえ陸軍は
i!::::;:::/:i. 、_ヽ ∨:::i、_ ,x≦_:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ
i!::/|:ヽ:;  ̄ミ/- 、∨|彳弋_ソ〉:::|::::::::::::::::::::::::::::::::、:::::::::::::::::ハ 理科学研究所に、海軍は京都大学にそれぞれ開発を依頼し、
!/ !|、:| ー 7 ( ソ `¨.、゛_';:オヾ、::::::::::::::::::::::::::ヾ 、:::::::::::ハ
. メ, i!刈 ヽ ` _ ノ_ i! ,ゞヾ、:::::::::::::::\ハ \:::::::i 別々のチームを立ち上げている・・・
r‐ ヘ , ゛ 7 ムノ:::\::::::::::::::ヘヾ ヾ:i!
弋 ` 、- 、 .i! l .イヽ::::;、::::::::::::::::{\ハ ` (木村英紀『ものつくり敗戦』より)
ハ ` -.、 | } / Y ヾ:ト、:::::ハ. _
l  ̄ |´ / ≠-‐  ̄\:}~ |
} i! ム ´ /
. { j ´ /
) / _ -―- ` 7
ヽ_ / 〃 {
`ヽ / ´ \
,、 `l _ -- _ i! / `ヽ
. / ` ¨´ ` ー≠
i!
─────────────────────────────────────────────
成果が得られても、成果を共有しない。とりわけ暗号解読ではその弊害が出た。
─────────────────────────────────────────────
,r─-、..,ヘ:::::、:、:.`ヽー 、 |ヽ/|_
ノ.:.:::::トVシ1::l::|::|:::|::::.ヽ::.\ .\ /
/.:.:::i:::l:|ミシ1:l::|::|:::|:::::::|::::::::.ヽ |__>
./.:i::i::|:::リ_ ノ匕士ナl::/:|::::::::::::l
■■■■■■■■■■■■■
`t.:::いぃtヒり  ̄ l::::::::レ^Y:::::.ヽ ちょ、ちょっと!
``7.:::::, ' u /.:::::ノ_ノ.::::∧::ヽ
|:::l:::l\ ⌒ _ノ.:::∠"´.:.::::∧::`、:ヽ
l: l ::!::! `ーァ ´ ̄`ヽー ::::く:::.`、::.ヽ: ストリップといっても意味ちがうから!
_,-.r‐|::l.::|::| l ., / : : :::ノ :::::. `、
( l ./ /|::|:::::| / USA ..ノ/:::::/: ::::::: : :l そーゆーのじゃないからっ
(.._,,iツvV ヽト、:/ ,'::{:::;::::: :::::::::: :::i
`ー7/::::{. '"~/ {;;;li/::::l:::::: :::::::::::::{
{:l(ァ' ,, ' l::;;|l/:::{i:::::: ::: :::: ::::l
リァ' ., ´ /メ{ {l:::/ {:::l:.: : ::::|
/, ´ ノ // l {iメ {:::|i:: : :::l
/./ /::'/:/ {:i:|イ{ i::l:: i ::}
i' ´ /::::::/::/ l .:|::::|:l:::l : l : ::l
{ , イ´ /::;/ .ィ´:| }::::l:i::::i:i:. .| : :. ::l
i、__,, ィ i::::l /:,:::l //l::::l .}::::li:::::l l::::} i: i :::l
iノi l:::,l ,' /i::} { .l .l::::{.:::l:::::l::::::l }::::l l:: l ::}
________,,∧____ ,,∧___________________
∨
|| ∧__∧ ||
||_______( )] .________||
,/ \_____ /:三三ヽ:::7______/ \
/ /i [|三三三|] :i\ \
/ _/: :└─ ── └‐|」‐┘ ── -─┘:.:\ _. \
/_. ∧[::::] ′  ̄ ̄ ̄ 丶∧⊿]_\
//:::(・ [i_) _(,. ・д):::\\ < スベテマルットドコマデモオミトオシダ!
/ \と[i_ _,) ∧ / :(_ i]つ:::: \\
__/γ[二二// \|ニ二] ::\ ̄ ̄: \
\(し└|j‐┘ └‐|ヘ,_,) \ \
二/ ̄  ̄ ̄  ̄ ̄ 丶.:\ \
<帝国陸軍 暗号解読チーム>
─────────────────────────────────────────────
たとえば日本陸軍は、アメリカ国務省が使っている「ストリップ暗号」の解読に、開戦前後には成功していた。
─────────────────────────────────────────────
──────────────────────────────────────────────────────
しかし陸軍・海軍・外務省のセクショナリズムが障壁となり解読ノウハウの高度な共有化が出来ず、戦果への反映も限定的だった。
陸軍と海軍は別個に解読チームを立ちあげ、同じ暗号に個別に取り組んでいたのだ。
──────────────────────────────────────────────────────
|
_,, -ェェュ、 |
,ィハミミミミミミミミミヽ、|
/ililハilミilミliliミliliミliliミ|
/iiiiイ!ヾヾミ、ミニ=ー-ミ|
i!ハ:.:.\\_::::::::::::::/:.| 日本は
i! ヽ:.:.:.:冫': : :::/,,∠|
.i!::: ̄二ー:: : ::::ソ ・ ,| 鬼畜米英に
{ヘラ' ・_>シ;テツ"''''"|
ヽヘ`" 彡' 〈 | 監視されて
`\ ー-=ェっ |
{ミ;ヽ、 ⌒ | います
ヾミミミミト-- ' |
/ ̄ ̄ | : ::::::::::|
/ i `ー-(二つ
{ ミi (二⊃
. l ミii ト、二)
. | ミソ :..`ト-'
〜─〜─〜─〜─〜─〜─〜─〜─〜─〜─〜─〜─〜─〜─〜─〜─〜─〜─〜─〜─〜─
゚ 。 : ..:| | ...| |外|∀・| 鬼畜米英を監視している日本陸軍を監視している
゚ : 。 ..:| | ...| .__. |務|⊂._| 日本海軍を監視している日本外務省です
゚ 。 : ..:| |l ̄| | 海| |_| ̄|
: 。 ..:| |l陸| |注軍| |,(⌒)
゜ : ..:| |l軍| |意に| .|(エ)・)
゜ : ..:| |l_| . ̄ ̄ .| ⊂ノ
: ゚ ..:|;:;:.... | ______________|‐∪
゚ : ..:|;:;:.... | (~)
゜ : ..:|;:;:.... |´⌒`ヽ
。 ゚ ..:|;:;:.... |:i:i:i:i:i:i:}
: : ..:|;:;:.... |・ω・`) 以上、木村英紀『ものつくり敗戦』からも併せて援用させていただきました。
゚ 。 : : ..:|;:;:.... |::⊂ノ
: : ..:|;:;:.... |-u'
,,.,、-‐''"´~ `ー-‐'
_人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__
__,ノ
). 携帯電話、手術ロボット、半導体製造装置、医療機器、モーションキャプチュアなど
ソ.
,) 日本が海外のシェアを失ってしまった製品群も、部品だけは日本製が多い。
⌒ヽ
ノ.
⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y´`
ヾ:
,...-‐:::::::ニ二::::‐...、ヾ:
∠::__:::::::::::::::::::::::::::::::::::`:.l:|
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
,:':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/l:::::::::i
/斗:ァ:::::::::::::::::;/::::::;;∠ -/:::::::::l
/::::_>ッ:;</:::;ィ≦ィチ)7;::::::::::;'
"´7::`:l  ̄ 弋__フ/::::::::/
レ1:::ヽ r‐- 、 ノ:::::/
,へ レ/ ヾー ' ,..イ:;>'
/,/lフ´ `"7i::/レ
,.ィ l \ / :l/
,. -‐ ´ ! ニ ! .,>ム'
/ 〃 :l ,ニ ト、/.O /=
./ 〃 !ニ l.フ'ァi':= l
/ 〃 l ニ l / l =:l.
_人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__
__,ノ
). しかし部品の価値が全体の価格に占める割合は急速に
ソ.
,) 減ってきているから、日本の企業の利益は薄くなる一方である。
⌒ヽ
ノ.
⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y´`
(上記『現代ビジネス』HPより)
──┬━━┳┼┐└──┛└┼┬┓└─━━┐││┏┻┛└───┳┘┏┼┓┌┤│┃┣┼┘
┳┬┘┏─┤┃├──┳┳─┼┼┫┏┳┬─┘││└──┐┏──┼─╋┴┘│└┼┼┘└┐
┴┼─┼─┘└┘┏─┼┤┏┼┛┗┛│└┓┌┛┗━━┐┗┘┌─┼─┛┏─┘┌┼┼┓┏┘
┌╋┳┛┏┳┳─┛┌┴┘┗╋┐┏─┛┌┤┣──┳┓┝━─┤┌┼──┘┏━┫││┗╋┓
┗╋┴─┴┴┻──┴┐┌─┿┛┗──╂┫┃┌─┼┤┣──┫├┷┰──╋─┼┘┠━╋┛
┬╂───━━━──┘┃┌┘┏──┯┛┗┛│┏┛││┏┓││┌┘┌─┻─╋─┛┏╋┓
│┝━━━━──━─┐┃│┏┛┏─┼───┥┗─┿┼┛└┘┗┫┌┘┌──┸──┛┃│
┃│┏───━─━┐│┠╋╋─┻─┛┌──┴──┤┣────┨┗─┘┌─────┼┘
,.....::::´::/
,......:::::´:::::::::::::::/
,.ィ'´:::::::::::::::::::::::::::::::<
,.ィ':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.......、 γ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::> .. | 日本人は昔から繋ぐことが得意でないらしい。 |
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ 乂________________________ノ
;:::::::::;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::<
. l:::::::::lヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
. 、::::::::l. ,ィへ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::r---‐'
ヽ::::::ヾ f ,.ィァ、:::::::::、:::::::::::::::::::::::::::::::::\
. ヽ::::::::゙Yヾミ, `¨ー-`ー-、:::::::;:::::::::ヽ ̄
ヽミfヾ、` ';::::;' `ヽ::::::l / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
ソゝ' _ ヽ' lヽl | 日本人の好きな「ものづくり」という言葉には(中略)職人の体臭が付きまとう。 |
`¨`゙'-‐- ,. '´ l__,,,....L_,...._ ... \_________________________________/
`ヽ._/'"´ : : : :,.ィ''゙,.. '"´
l: : _,,..-‐''"_,.. '"
,.-レ'" : : : :ヽ.`ミ''ヽ、
l: :`゙''ー--------`゙'ーニ-ヽl
,l.---、________`ミ
,.ィ彡三三三ミ|! :: :: :l三ミ\
,.ィチ三三三三三ミ! :: :: ::l三三三丶
│││┏────┓││┃│├────┼─────╋┥┌┬──┫┏━━┥┌┬┬┬┬╂┐
││││┌──┓││┃│││┏───┛┏┯━━━┛└┼┤┌─┛┗━━┥│││││┃│
││││┃┌┐│┃││┠┛│┣┳━━┬┘┣━━┬━━┥│└──┳──┘│││││┃│
││││││┛│││││┏╋┨│┌─┘┌┼──┻──┤├──┳┘┌──┤││││┃│
│┃││┃└─┘│││├┘┠┼┘└──┘├─┳───┘┗──┤┏╋━━┨┃└┼┼╂┛
┃┃││┗───┛│┃│┏┛│┏━━━━┘┌┼┐┌┬┐┌──┘├┤┌─╋┛┌┘┗┻┓
(上記『現代ビジネス』HPより)
(~)
γ´⌒`ヽ
{i:i:i:i:i:i:i:i:} |) ゚;・。 木村博士の問題提起はさっそく 冒頭で紹介したスレで ねらーの皆さんの
( ´・ω・`)o/ 。;'。・
(:::::::::o━ヽニニニフ)) 熱いブレーンストーミングを呼び、>1も大いに勉強になりました。
. し─J ;'从从从从';
(⌒`)
(~) ( )
γ´⌒`ヽ __( ) スレじたい「政経ちゃんねる」など、幾つかの 2chまとめブログに まとめられています。
{i:i:i:i:i:i:i:i:} |;;lヽ::/ コポコポ レ ス
( ´・ω・) .|;;| □o ブロガーさんによる書きこの抽出(編集方針)しだいで印象も変わり、感想コメント
(:::::::::::::) .i===i=i
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| のムードにも差が出るのは、なかなか興味深かったですね。
(~)
γ´⌒`ヽ __ コピペ
{i:i:i:i:i:i:i:i:} |;;lヽ::/ そこで! >1も以下に、紹介スレからのレス引用、つまり「まとめ」をやってみましょう。
( ´・ω・`)∫ |;;| □o
(:::::::::つc□ .i===i=i やる夫スレで「2chのまとめ」をやるという試みも、乙なものかと・・・
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
───────────────────────────────────────────────────────
※ 全てのコピペに引用元URLを添付しています。またコピペ文中のアンカーは、混乱回避のため「>>」を「>」に修整しております。
───────────────────────────────────────────────────────
(~)
. γ´⌒`ヽ (~)
{i:i:i:i:i:i:i:i:} γ´⌒`ヽ え? 「日本人のシステム思考力」考察スレと、
. ( ´・ω・`){i:i:i:i:i:i:i:i:}
/ o━ヽニニフ >1の本編スレのテーマと、どういう関係があるのかって?
しー-J
(~)
. 冒 γ´⌒`ヽ
l l {i:i:i:i:i:i:i:i:}
/〜ヽ (`・ω・´) それがですね。このスレには開始そうそう、>1の直感に
( ).__ |/⌒ー ー⌒ヽ.
( )しま○ノト イ、ヽ ビビっとせまった、「激しく同意」な書きこがあったのです。
( )む || ヽ:::::::::::::::/_ゝ .)
|| ら.|| 丶 (_ソ それが以下の発言です!
 ̄ ̄
9 :名刺は切らしておりまして:2015/06/01(月) 16:02:56.73 ID:/YqVfKqS
歴 史 的 に 一 神 教 が 根 付 か な か っ た の も 大 き い と 思 う 。
だ か ら 物 事 を 体 系 的 に 捉 え ら れ な い 。 /
/
\_______________ ________________/
∨
__
,.....:::´::::::::::::::::::::...、
,...:'´::.::.::.::.::.:::::::::::::::::::::::ヽ、
/::.::.::.::.::.::.::.::.::.:::::::::::::::::::::::::`::、
,.:::.::.::.::,::.::.::.::.::.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/::.::.::.::./::ィ::.::;:ケ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::';
. /::.::.::.::/゙‐ソ::://;::.:::::::::::::ハ::::::::::::::::::::::::::::::l
,ィ'´ ,.'::.::.:::::;イ 'ラュヽ/ノ::::::::::::::/./:::::::::::::::::::::::::::::::l
Y::i' ,.::::::::::::::':リ f:rュ! `>、_/-レj::::;:::::::::::::::::::::::::!
l::::ヽ、 ,..:::::::::::::::::::;' `‐' ,オァーt、ヾ::::::::::::::::::::::::{
ゝ、_二ラ´::::::::::::::::::::::、 {:.ゞt ソ,::::::::;.:::::::::::::::::::l
,..ィ":::::::::::::::::::::::::::::::_;;:-':::ヽ、` `¨´,::::::::::: ハ::::::::::::::::::l
. /::::::::::::::::::::::::::::::;:-,.ィ'´::::::::::::::::ヽヽュ /::::::::::;'ィ':::::::::::::::::;'
/::::::r':::::::::::::::::::;:' ,.'::::::::::::::::::::::::::::::ヽ.__,...../:::::::;:ィ:::/::::::::::::::::::: /
::::::::{l:::::::::::::::::::{ ;'::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;::-:'":::::::;: ',:':::;イ::::::::::::::::::;'
::::::::':,ヽ:::::::::::::::v::::::::::::::::::::::::::::;:ィ'´::::;;::zニj 二.イ::; ' l:::::::::::;:イ:{
、:::::::::':, Y:::::::::::::::::::::::::::::::::::; '´ ̄`ヽ、::::::::::;;:ィ'"}~`ヾ:::::::::lノ:;'
. Y::::::::} j::::::::::::::::::::::::::::::::;:' `¬< ̄l =「r‐i::::/
.,ノ::::::;ノイ::::::::::::::::::::::::::::::::l `マーzjヾ、j::;'
ID:/YqVfKqS (演者:糸色倫 @さよなら絶望先生)h
ttp://anago.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1433141895/9
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
(~) >1のスレ史観にもダイレクトに関わってくる >9 の ご意見こそ(むろんスレ内では異論も出てはいますが)、
γ´⌒`ヽ
{i:i:i:i:i:i:i:i:} まさに木村博士の問題提起の、核心をも突いていたのです!
( ´・ω・)
⊂ ::::::::と) 从 シュート
ヽ_二つ∴ ≡ ≡ ≡ ≡ ○
(_ノ 彡 W
──────────────────────────────────────────────────
と、いうわけで───以下にこの指摘へのレスをふくめ、>1のハートとブレインにビビッときた発言を列挙してみよう。
──────────────────────────────────────────────────
16 :名刺は切らしておりまして:2015/06/01(月) 16:12:41.38 ID:l5ipl0l6
システムについては「情」が加わっちゃうんだよね
システムも技術なのにハードになりきれないというか
だから一方を切り捨てたり抜本的に変革することをすごく嫌がる
>9の言ってるのも一理あるかもね /
/
\________ _______________________/
∨
,ィ三三三三三三三ェz_
,イ三三三三三三三三三、 ̄
. /三三三三三三三三三三ム
チ三リ弋三三三rレ-弋三三三i
l三三l `¨弋彡l|三弋三三ミリ
l三三l-‐‐- 、 `~>zt圦i|三リ
V三ミi rニz, hzり |/-ハ
Vヌミ,` hxリ `¨´ l ノノ
l f へ.`~´ イ===-
丶-zェ、 t -‐ァ /ヾ=、
/ '´イ' 丶、 ` ´ イ
_ '´ l |
l `、 r-! `=i
', i / .{´ `> \
!. |γ、 ./_ `、 ./ -\
r' _,Li_〈 ,/-、`、 t-‐‐‐./ // ̄ \
〈'´ ==} `丶`丶 /// \
ID:l5ipl0l6 (演者:風浦可符香 @さよなら絶望先生)
ttp://anago.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1433141895/16
22 :名刺は切らしておりまして:2015/06/01(月) 16:17:18.58 ID:TSH1q2v0
アーキテクチャー、コンセプト、フィロソフィー
これに相当する、適当な日本語が元々ない、日本人には無理
バージョンアップ、デフォルトも日本人には無い概念
要は自分はアイデアは無いが、調整型のオッサンが先頭に立って
チマチマ改善していくのしか、日本人は出来ないんだよ
大体、客からして、自分で何をやりたいかははっきりしないし
業者に、提案書を作らせるのが仕事でしょ /
/
\_________ _____________________/
∨
,.ィ≦三ミ≧t、
/三三三三三ミt,
/三リ、三ミ、三三三ミi
{三/_ >ミ、三三三:|
、ミハィ..、 ィZi三三ミイ!
ヾ:ハゞ'. ゙~゙|ミツレ'!'
ヾッ;.、 - ,ラ' .l
` r`‐<l/ヲ ',
l ´,/〉_,.y'ゥ‐‐-..、
| ,ノ_///三三ミミi
,.ィt,l l‐‐‐‐‐'ミッ三三ミ|
r'ミミミ;| l二三ミ/三三三:l:
,l三三ミl '三三ミl二二、`ヾ:!
/‐〉、ミ三:l 、三;/ /三、/
ヾ/ V三:l ∨ ./三ツ
/ __∧三:、 ,-}. /
ID:TSH1q2v0 (演者:新井智恵 @さよなら絶望先生)
ttp://anago.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1433141895/22
49 :名刺は切らしておりまして:2015/06/01(月) 16:32:02.50 ID:gc4XOY30
まあ箸を使う日本人は、何かと手先は器用だからね。
それゆえ抽象的思考に弱い。
つまり見えるものしか考えられない。
神学や哲学がベースの欧米はいわば巨大な詐欺師だよ。
その当った結果がノーベル賞。
しかし日本にはそれに対抗する哲学も思考法もない。
まあ、アホ東大あるかぎり、現状は変わらんだろwww
ID:gc4XOY30 (演者:三珠真夜 @さよなら絶望先生) /
ttp://anago.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1433141895/49 /
\_________ ________________/
// ∨
. //
// ,. -―‐-.、
/ニぅrっ ,イ´::.::.::.::.::.::.::..ヽ、
r'二ニY´ .f::.::.,t::.::、::.::.::.::.::.::.:\
K´ruJj .」::./‐ミ:.::iヾ::.::.::.::.::.:lー''´
\::シr' {.Y!゙ty、ヾY'>、::.::.リ
. l :| `‐l`¨´ '乍ヌ/ヘ'´ ,.ィニ三ニtz、_
. l :i. \ 、_ . ノ‐ '’ ... /三三三三圭ミt、
i :i ,イ":|ー '≧、 ... ,'二三ミiヾ三iミ圭ミiヾミ=-
. i :, ,.. -‐'7.__| yY" 」 ヾミニ;-ヾミ「,ムリVチミリ ヾ!
. { :}‐ヤ 7;;/レ' :レ'" ̄ヽ、 ヾヘ'ti ' ヒリ !/)ノ
l ’_,,:ハ /;;/ /;;;;;/ ̄ヽ . i.、 _ ,.ヘ~´ な
`ー '" ヾLイ;;;`ヽ/;;;;;;/ i { l、`ァ-,.ヘ .,ィミ、 .る
i;0;;;;;;;;;;;;;;r' 〃 :| ハ .i }'ミ=lン.ニニム ほ
. l;;;;;;;;;;;;0;;;;| ./ | . _,ィミ'_,ィ'彡1__ノミ王ア゙ヽ、 ど
i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|:/ | l! ゞミチ",.ィ'.;;.;;! / ム
. l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;<._ 」 ! ,':;'.,'.;;.;;.;;.;;! / ム
________∧______________________
./ \
711 :名刺は切らしておりまして:2015/06/02(火) 11:07:08.37 ID:7Prixiem
>49
メタファー思考は下手だね、日本人
隠喩って直喩と違って、教養(リベラル・アーツ)力が必須
これが弱い
欧米はこれが強いわ〜
ID:7Prixiem (演者:大草麻菜実 @さよなら絶望先生)
ttp://anago.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1433141895/711
50 :名刺は切らしておりまして:2015/06/01(月) 16:32:28.16 ID:SgY0yN1u
まあ確かに欧米文化では何かと体系的に物事を捉えるよな
法則、定理みたいなものに重きを置いている度合いは日本人より徹底してる
ミニマルデザインなんかの分野でも欧米は画一的でいかにも法則に則ってますってかんじが見て取れる
一方日本はシンプルに作ったけどあまり法則とか考えてませんみたいなかんじ /
/
\______________ _________________________/
∨
__
......::::::::::::::::::::::....... 、
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::....ヽ
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::...\
. /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::...ヽ
. i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ
i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ '.:::::::ト、:::::::/::::::.l
i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/' '.:::: | `f/、_:::::::|
ィ::::::::::::::::::::::l::::::::::::/ .ナ==_、:| .|' /くヽ :|
/:::::::::::::::::::::::::l::::::: / x-z‐-、 |_::l l:|
/:::::::::::::::::::::::::::::l:::::/ ./::::::`ハ ヒ_レ' l::|
. /::::::::::::::::::::::シ'-、:∨ ∨o::::::ノ .l:|
/::::::::::::::::::::::::| r-,`\ `ー"´ ヽ ./:|
. /::::::::::::::::::::::::::::l ! ゝ\. u _ /::::|
/:::::::::::::::::::::::::::::::ヽ二二つー _ `ー ´ /::::::::|
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〉 ーt一 ´::::::::::::::|
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ l::::::::::::::::::::::::::::|
. /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ニ/ l:::::::::::::::::::::::::::::|
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::/,,,;;;;;V、 ト、::::::::::::::::::::::::|
. /:::::::::::::::::::::::::::::::::/,,,;;;;;;;;;;;;;;;;\ l;;;,,\::::::::::::::::::::|
ID:SgY0yN1u (演者:木津千里 @さよなら絶望先生)
ttp://anago.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1433141895/50
482 :名刺は切らしておりまして:2015/06/01(月) 22:53:41.09 ID:mql0F/lw
日本は今課せられてる制限の中で力を発揮するのは得意なんだよ。
ただ「そもそもそんな制限いらなくね?」とか、
「今は諸々の制限で実現できてないけど、本来はこうあるべきだよね」
みたいなべき論、理想論は苦手。
だから、目の前の課題をちまちま解決してる間に、理想論で突き進んでる欧米に
いつの間にか追い抜かされて、ある時にドカンとやられる。 /
/
\________________ ______________/
∨
. -―- .
, ´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`ヽ
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
/:.:.:/\:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.} ID:mql0F/lw (演者:日塔奈美 @さよなら絶望先生)
. -―- . {:.:.:.{ \.:.:.:.:.:.:.:.:.l|.:.:.:.:.:..:.:| ttp://anago.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1433141895/482
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`ヽ |:. ├- | | | | t‐!/|:.:.:.:.:.:.:.ノ
. /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\ ∨∧ __| | | |‐|十.}:./!:.:.:.:.:>
,:.:.:.:.:.:.:.:.:/!/!/|/l:.:.:.:.:.::.) \∧´ __ レ'/:.:.:.:.:\_.-‐ 7
〉ゝ〃:.:./7i7i´ -V_}:.:/ 冫ハ V ハ /レ'`¨>;l l-ァ ノハ
( |:.:.:./―- リ:.:/ ∠,:.:.:`:.フ>― '´`iヽ /ニ ニ( 》
____>|:.:./ _  ̄/:./  ̄|/ /ゝ`>;.;.;.| | ̄;.;.;X\
:.:.:.:.:./ /|.:.ト、 / ` ァ ノ:./ /《 人\;| レ´⌒ ニ
.― ´ / .|:..| /`ー‐ ´|:.:/ /。:.| |r‐ゞ /‐―彡(⌒
| ̄⌒`|:/ | |:/ ,'ニ ニ}| |ト,ニ\|.二ニニ=>
|⌒Yヽ.|l ヾ |l ∫Y⌒1.|\\;{.;.;.;.;.;.;/∧
__∧_________________________________
/ \
487 :名刺は切らしておりまして:2015/06/01(月) 23:01:18.82 ID:/T7hoNfz
>482
前提条件を安易に飲み込んでしまうところな。日本人は情報リテラシー教育を無視して
兵隊(サラリーマン)ばっかり作ってるから仕方ないな。
すべてを疑って疑って、最期に自分だけが残りましたってデカルトみたいな姿勢でないと
イノベーションは起こせないわな。
ID:/T7hoNfz (演者:加賀愛 @さよなら絶望先生)
ttp://anago.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1433141895/487
693 :名刺は切らしておりまして:2015/06/02(火) 10:52:57.12 ID:iz0+0B7s
ソフト軽視なのは 日本人が完璧主義が多いことも起因してんのかね
ソフトなんてバクがあるのが当たり前なのに、そこを良しとしないおっさんが多いよ。結果、ソフトが育たない /
/
\________ __________________________________/
∨
| __
| , :: ':: ´:: :: :: :`:ヽ
| /:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: ::\
| /:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: ヽ
| /:: :: :: :: :: :: :: :; :: :: :: :: :: :: :: ::ヽ
| /:: :: :: ::/_/ハ__/l_/ハノレl:: :: :: :: :ヽ
| /:: :: :: :/ \ l_./l:: :: :: :l
| / l´l:: :: l ク::ヽ ` ___ l:: :: :: ::l
| /イl l:: :::|l::::::/ _ `l:: :: :: ::l
|、 /イヽ l:lヾl` ' /:::::/`/:: :: :: :/
とつ |::/|:ハ ヾメ/::r i:: ::/
⊂二) l/ ヾゝ 、 イ ' ノ ハ/
と二) / \_`... イ ̄ハノイ
|ri__/ / lハノソ l/|/
|rij /
|:::rij ヽ ヽ 、
|::::::::::rij ヽrij
|::::::::::::::::rijrijrijrijrijr:::::::::ヽ
|、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ヽ
| \:::::::::::::::::::::::::::::::::::/ l
| /:::::::::::::::::::::::::::::/ /
| /:::::::::::::::::::::::::::/ /
|/::::::::::::::::::::::::::/ /
|、:::::::::::::::::::::::/ /
| ヽ:::::::::::::::::/ /
| ヽ::::::/ /
|ヽ ヽ /
|::::\ /
|:::::::::::ヽ /l
|::::::::::::::::::` ‐::::::l
ID:iz0+0B7s (演者:常月まとい @さよなら絶望先生)
ttp://anago.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1433141895/693
759 :名刺は切らしておりまして:2015/06/02(火) 13:04:56.63 ID:X8NjKESS
横並びの社会なので「他の人と同じ」=コミュニケーション能力高い
と勘違いしてる部分あるよな /
/
\________________ ______________/
∨
r-,
ヽ二 二l ______ _
「ri y´ヽ、ヽ_,. --――' ヽゥ >
L~,、ノ^ヽ' `',ィチ"´
if´ ,イチ'´_
,ィtヽヘz、. !| {ミ'ィ'´三三ミt.、 _
/、ヾi li li=ヘ、 ,.ィ三ミ,三三三三三三ミt.、 ,. - ´
ハ .il li l ilハ=ミ ,'三彡゙_l三三三三三三三三ミt.<フ´
 ̄l ゙̄iレルlf゙il'llレ~liア レイミ´ャl、三三三三三三三三;/ ./
:| |l |l li l| li二ミェzニ二7.,レ' lj 、ミl゙i三三三三三三/ /
l :li_l| li li |l二ミェzニニァ、 ヽ-、 ヾ、'´ヽ三三三;/ /
土二,llソノ,lj,li_li二ミ  ̄ `‐' .) ヽ'´l三三ミ/ ./
. i_!゚ ル'/~//i!二ミ ヽ‐'´ヽ、 ミ ヾ;/ ./
:."l`¨ゞ'/,:'/二ヲ´ ,._>'" ヽ' /
zリ、 `ー=ヌ/-' ゙t /、_./_
゙~i :} L_/__ ̄¬ー- ..
| i ヽ `ミミ≡zュ、
ID:X8NjKESS (演者:小森霧 @さよなら絶望先生)
ttp://anago.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1433141895/759
898 :名刺は切らしておりまして:2015/06/03(水) 03:37:56.92 ID:OlZz+K7E
この国の権力者が国民を分断統治しすぎた結果だ。
全体やシナジーを考えない人間しか作れなかった。 /
/
\______________________ ________/
∨
r' `i
___ ,,.. --.マ_,,.-'⌒ヽャ- 、
`ゝ、::.::.::.::.::.::.:,. ァ'´::.::.::.::.::.::.::.`メ、
. /::;,. +''"´ f::.::.::.::.::_::.::.::/::.::`i
_ 〆´ v::.::.:Y rル'<::.::.::.::.:リ
/ `y'~`ヽ、__ヘ--[三≡ャ-- 、 Y:;/ヽ ''7ぇ:::./
/ ⊆,.ィ、. ,ヾェヽェ  ̄ ̄\三Y´ ,、 .:.:.:.゙´(`
/ >''´ィシ;リ.ノリ !ヾムr'´ ヽ_,.ヶ' "
/、 .,/,.ィ'"=〃イ'´ _,,.. -‐'ヽ_アゝ
\. \ .:;/‐ ' ゝーヲ' /Y’
\ \;:/ / /::::}
__________
/ / /
/ ,, /
. / / \ /
/ __/ /
/ / ̄7 /
/ / / /
/ /
/ ___/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ID:OlZz+K7E (演者:音無芽留 @さよなら絶望先生)
ttp://anago.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1433141895/898
928 :名刺は切らしておりまして:2015/06/03(水) 08:41:15.30 ID:HByV7Jpf
モノづくりを機械加工のレベルでしかとらえられないのが先進国なんて大笑い /
/
\_____ __________________________/
∨
___
,.ィ'XXXXXXXt,
/,ア'lXXXXXXXt,
,'X,< VXXXXXXXli
レ゙i7j` ニ、XXXXXXlj
`ッ='~{゙_'ヒlXXXXXX/
`i、r-,`ノXXXXX/
//`ァ/XX/lXX:l
,レ-‐‐ャ=‐'" .l;;;'、;l
i ャミt. V ヾ、
l , ャミt ,.カt、
,.イ .l::. jiミ゙チoア゛ヽ
,';:;:| l,,.ィ'"oミi.r'´ .i
ID:HByV7Jpf (演者:藤吉晴美 @さよなら絶望先生)
ttp://anago.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1433141895/928
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
////////////////////////////// \
. ////////////////////////////////// ヘ
/>//////////////////////////////////,'∧
/ '´.//////////:∨//|:∨////|ヽ//ijV//////////∧
//////////i--∨/!、:∨///|,.:-V/:、///////////i∧
. ////////// i: x==ミ|: : :∨/.i ,x==ミ: :!/////////// ∧
///////.r 、/.〃{ー'::::::i` : : ∨7'{ー':::::}ヾi〃i.|/////i</i∧
. //////// }',:.i:!ヾ弋z彡': : : : :V: 弋z彡':j/7:.|:.!/////i `ヾ、
//>'7////i:.!:.i:', : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.,'{: :i:|///// i
. 〃 i////7:.i: {:ヘ : ハ/l: : : : : : : : :/lハ:.//j: :.Y/|\//i
|/./ ト、ヽ: `:.ヽ、: : : t _¬ フ: : : : ィ ': : : /}/.| \|
// i/:〉、: : : : : :ヽ、: : : : : : :<: : : : : :.Ⅹ/j| ',
./ ∨/ \: : : : :.}>-<:{: : : : : :./ ',ヾi| jy
イ / }: : : :∧: : : : ∧: : : :i´ ', ヽ
____________∧_______________________
/ \
935 :名刺は切らしておりまして:2015/06/03(水) 09:19:45.99 ID:5nkTb4Uo
>928
俺は工学とITを両方やったことがある人間(どっちも中途半端w)なんだが
やっぱ世界観が違うんだよね。
ID:5nkTb4Uo (演者:関内・マリア・太郎 @さよなら絶望先生)
ttp://anago.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1433141895/935
工学の世界もIT化で随分変わったんだが、やはり独特の世界観がある。
いわゆるミクロン単位の精度で性能が変わるってとこがあるし
品質管理、精度の高い同じものを大量に生産して移動して組み立てる
こういう部分ではやはり人間力=みんなが真面目に働く能力がモノをいう。
工学の世界でもやっぱシステムづくりは弱いんだけど、世界は日本人ほどまじめじゃないから
人間の品質管理が難しい中国やアメリカが日本に勝つことは絶対に無理だと思う。 /
/
\_______________ _______________________/
∨
---
, ´: : : : : : : : : :`ヽ、
/: : : : : : : : : : : : : : : : :.\
/.:.:.:.:: : : : : : : : : : : : : : : : .:.:.:ヽ
/:::::::::::::::/l:::::::∧::::::::::ト,:::::::::::::::::::::::::..
/::::::::::::::::::|」::::/ ':::::::::| ヽ:::::j|:::::::::::::::::'.
___ /:::::::::::::::::l:::| ∨`ヽ ヽ、:| '´∨ l:::l:::::::::::::::'.
/^} } } ./::::::::::::::::::::Ⅳ,rf心 ゛,rf心 Ⅵ:::::::::::::::::'.
./^) /// /:::::::::::::::::::::::l 弋っリ 弋っリ j::::::::::::::::::::::'.
/ / //,j 厶-¬7:::::::::: '. `¨´ `¨´ ′:::::::f¬-::_'.
./ / { /^) /::::::::::::::: '. // ___ / /::::::::::::::ヽ、
{ `´/ ,厶-=¬¨了::ヽ、ヽ、 ノ /:::::::f¬ー ::_ヽ
l / / 厶-ァ:::`r 、 __ イ´:::r- 、」 `
| ___ ' |/_} {_\|
| | , '´ { }^ヽ
| | ___r< ', _____ / `ヽ
| | /'. `ヽ、 '. / >、
| l r一' '. `ヽ、 '. ,/ _.. -¬¨´ ヽ
| '. r¬ヽ、`ヽ、 '. `ー´ ∧
| ヽー一'^\ \ヽ、 '. / ',
だが、ITの世界ってプログラムは脳内イメージと文字列だけだし、物の移動はコピペだしw
そこで破損したり性能が落ちたりすることもないし、ミクロン単位の精度も求められるような職人性もない。
誰でも同じプログラムをかけば同じ動きをする。 /
/
\_______ __________________________________/
∨
_,.........--───-x
, <::::::::::::::::::::::::::::::≦-- _
,.イ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::>'
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::<_ _
l:::::::::i:::::::::i',:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::>x-.`y 〃チィ
.{::::',::::|V:::::| V:::iヽ::::::::::::::::::::::::::::::._-‐<:/ _>' : : :-'フ
V::キ、i_:V:::i '¨ヽi¨\:::::::::::::::::::::::___≧,.イ<‐-..>:': ´: :, <`¨ ´#include <stdio.h>
Vムrtx ヽ:iィ7:心: : :\::::::::::::::ヘ// \ハ,. <
.V',ヒリ ヾ弋zソ: : : :j\:::ハ〃ヾi |:!.j__ int main() {
ハ″': : : :__,:″: .ィ'¨/ /ヽi'´ ', _,. i-': :|
` 、:ヽ- ':, イ_: :.7 /,.イ >-:i≦: : : : : : \ int intary[3][3] = {{11, 12, 13}, {21, 22, 23}, {31, 32, 33}};
``´ヘハ--.i/./ // i:-<: : : : : /
\ヽ!/ /: : : : : : : : :ヽ int i,j;
>x_ ,. イ: : : : : :- 、_: :, '
V: :. ̄: ー<: : : : : : : : : : : :.i`ヽー- _,-、 for (i=0; i<3; i++) {
//: :./: : :.i: : : : : ',: : ヽ: : : ,. -': : : : ___ {
/≧-i: : : :.|: :|: : : :.',: : : ヘ:./-‐ ≦ 〉__i printf("[%d,%d] = %d ", i, j, intary[i][j]);
/: : : : :  ̄イヽi,ィ:ヘ_:i/ ̄´
/: : : : : :/: :,x<- 、:.} for (j=0; j<3; j++) {
/: : : : /, <
乂__,: ≦
この世界になるとイメージ力というか、ビッグピクチャーでものを考えられるかということが最重要になるし
それに基づく広範囲な知識や人脈も必要になる。 /
/
\__________________________ _______________/
∨
_ __,,、
/ ¨‐-..,,\ー--.、
/_,,...-z=ニ三ォ'"゙<>‐-、
/ィチ三三三三ム二8゚。 ',
,,..zチ三三三三三三ニターo。゚fアニj、
,,.z=ニ三三三三三三三三ムrソ)fV、9ノ"}
,,.zニ三三三三三ニ∧三三三三三ゝ._ァヒニヂ
,,zチニ三三三三三三,'.-V三三三三三三三三l
'"゙"゙"゙"゙"゙"7三三三lVl,,..,,_:マ三アl三三三三三三l
/ l三三三li: ゙7圭リ'ヾ'゙ :,ハ三三三三三三l
r‐~ヽ'⌒<゙Y''ア⌒ヽ__ _,,.. ./ /l三三三ム: :゙ー' : : : :,'三ア'"/三三三三l
__,,ィ'"ヽf,,___c。-jネー-、o.ノ V毛リ ヽ / |三zチ'l三ヽ: : :r-.:,_: lア´: :,イ三三三三ニ|
,ィ-o'o__ ( ,ィ'∞ヽ.(__,.-o8、___,ハ彡゙ ,ヽ ./ ,:'|ヂ,' |三='ヽ:.ゝ..-' : :_,,.イ三三ニチミ三三l!
__(,.ィァ'" }ミZt、,.-'"、 )-、ノ-r‐'、_)王チ',.' ヽ/ ,' . ,' ノ、`.:‐.:7チヘ三三ニア| l `'<ム
Zツ、.ゝzィ'"゙7"¨゙t,..-‐o8 __.) )o . )'' ,.'..--‐‐' ,' ,:.--―‐:''"、_ `アf (ニヾ三ア .!.| ヽ:',
゙'y'/ l'"゙o8o'"゙゙li ( .)-‐8o‐ヘzzヽ、 . ,' ./ : : : : : : : : : : ¨{_ゝ-゙ーハミア゙ :l 、,..ィ''" ̄ l
.{ ,(ぅ、ィ' 、 ノミf'''"Vo'"y-、ノ、__ノ王ヂヽ : ,' /: : __,,; : : : : : : : : :ゝニ=、ノ l `i.、 .l
f゙'ー゙'Oゝz''" ̄)'"゙Yー' o8、__ ノ.__ノリミ主x ,'ヽ ,' ./_,.ハ__,.ム_: : : : : : : : : : : : :`:..、 . :l ! ` 、 |
>‐ヘ_ノァヘ.O'ヶ゙').ゝ..,,ノ、_ノ、_ノ}'..,_ ,' __ノ' ,.':,ハ__, (_,.ィゝ、: : : : : : _: : : : :゙Y l ! ヾl
王ミリーゝ..zゝソ-f ¨% ̄Yzチミ王彡、 ,'´ , ': :ーr、 t_,、゙ー</Tカーrf"lム ヽ: : : :! l | ,,.ィ''"
|王ツ、_ノ__ノZtzチミf" ノ_ノx=ミ: : :.\ l ,.': : : : :、`''ゝ_ ゙''ーニ''゙゙ニ゙ 二 ゙二<: : :/ l |:/ |
こういう世界観の分野を日本人は「仕事」と認識してないんだと思う。
一部の天才みたいな人か、変わり者がやる趣味みたいな感じで。
この誤解が一番マズい気がする。 /
/
\______________ _____________/
∨
,, - ‐――- 、
/:.:.:.:.:.:.:.:.:ll:.:.:.:.:.:.:`ヽ
_ ':,、:._ : :.:.:.:.:.:ll:.:.:.:.:.:.:.:.:.,、\
///ノ: : .:.:.:.:.ll:.:.:.:.:.:. 〈\\-、
,イ/ / / フ :.:, - ' ´` - 、:〈\ \ヽ ',
, ':.:.l ' / /:./ ` :\.ヽ .ト、
, ':.:.:.:.| .l ´ ヽ} !:.ヘ
, ':.:.:.:.:.:.! l \ / l l:.:.:.ヘ
_ ..ニ= '´ ,イ ,イテミ ` ′ ' ィ示ミヽ ! ヽ、:.:ヽ、 ココが、勝負の分かれ目!
_.. -‐ '' , ィ′l 弋ツ 辷ソ !ヽ、 ` <_
'' ¨ , イ:.:.:.:.:.:.', , ,':.:.:.:.`ヽ、 ¨ - ... _
, ' . !:.:.:.; ィ:.ヽ rァ‐―‐┐ , ':,、:.:.:.:.:.:| `丶、 ¨ ‐
,, - ' !/ l:.:.:ィヽ、ヽ: : : : ノ, イ:.:/ `ヽ、:| `丶、
_ .. - '' ¨i ‐- .... l/,V´:l`iー-- イVヽV `′ ,> 、
、 l |l´ヽ-、_ / : : : l´ `! : : \ ,, -r '' ¨ ヽ. ` ー-
929 :名刺は切らしておりまして:2015/06/03(水) 09:04:34.80 ID:7mdmcYge
おれ生粋のX国人だけど、このスレめっちゃ日本人の特性把握に有用だったわ。
総合すると、日本人は無知の知も知らない、無邪気な永遠の身近なことに感性豊かな12歳ってことだ。 /
/
\____________ ______________________________/
∨
_,..-―‐- 、
_r.、,.、,. '´ ` 、
ソ./.,. 'ヽ、_ ヽ、.、. ヽ.
〈 ´ 、`ー' 、 ', ヽ ',
. } }l ヽ、 \l l. l
__.j /.l-、 >、 `ヾ、 .l
. ((フニニy' lTz、 '"tュ、 ー-rァ゙'l
_ / /ハ .ハゞ' `¨´`ァ、マ l
/ `ヽ、/ ´ ノ',.ノ,ヽ. __ ,イ' `, '、
./ .〉 ,.'´,:'///`ヽ._./'゙ /l ',
〈y'"゙"゙ヽ、 / { ,.ィチミ'゙ /゙// ./ ,'ハ ',
/三三ミ/二-‐‐'"三ア' ノアi .l ; ト、ヽ、 ヽ.
;'三三三三三三三/ ,ィ'´アry.,:l l lミtェ、_ヽ. ヽ.
l三三三三三三三l.//ミ/ jィz彡〉、', l三三V } .}
`ー――''"¨´ ̄7ハl /レ' ノ、ミソ/三、 ', l.三三V /
___,,... /ミツ、 | ,イミ/´./三ミl i l ノ三三ミV./
/ ,./チ'゙ l`Yミ;' ./三ミj.l.ル'ミ三三三〈
/ ,.ィ‐ァ-‐‐'',. '/ ,.イレ'ミミ;' ./.三ツル'ミ/ヾ:三三ハ
l./ /.// ,. '゙ ヾ`¨/ミ三ミミ;' ./三ミ'´三/.l./ /、三三ハ
. l l .l,l: '´ ヽ+三三ソヽ/三三ミアl :l. ,' マ三ミハ
ヽア゙ .{l{_ヾ'"´‐lヽ'三三ミ/l ', ヾ ,.ィチ三三ミi
. く /゙/ヽ/ヽ/,':/三三三l ヽ,. 'フ'三三三ミツ
ID:7mdmcYge (演者:木村カエレ @さよなら絶望先生)
ttp://anago.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1433141895/929
そこに哲学や科学的創造性はない。
自身の長短を状況に合わせ活かす要領もまだ知らない童貞。 ./
/
\________________ _______________/
∨
____
,. '" `ヽ
/ / _ `ヽヽ
// ∧V,ヘ ヽヽ
| レ' i! i ヽ. ! i
|/ ,へ ,.ヘ \|
/ _ 戈㍉ ィ必 \\
 ̄/ ,从 " /-ク T`´
イ| `Tヽ. ___ ,.イT升 |
|.| !\ >-イ|/| { i| !
,. ノ ト、 \ | i! ! Ⅵ! ヽ
/ 〉 / ノ∧ Y ト、\\ \
,.--'-r'7 { / / | ||\\`Y }
レニマ| ! ヽ〃// /`ヽ '´ i「 ̄ } }`ヽ/
r'  ̄ V| ノⅥ{ / }ヘ / / 、
. '. Y´ | / }入 ( 、 / / ∧//_,イ 、
'. ! ,.イ / /:.:.:.:.ヽ. } ヽ. / / /イハ i ヽ ヽ
、 、 { {:.:.:.:.:.:.ノ入__} iレ' ./ / Ⅵ/´ \ 、
ヽ ヽ ヽ ∧:.:.〃´::::::ァ=、≦ !/ 八ヽ ヽ ヽ
ヽ. \ \| `Tr―' ´ ` ー--‐'7} } } } \ ヽ
ヽ. \ | iト、 /// / / \ 、
ヽ \j | ⅳ/ /| / / 〉
\ ヽ. /__,. --------、_レ' / レ{ / ./
\ /「_」┼士:士┼┤「! ∧\ \__ / /
,.イ >ァ-/|/.7|:::i|__|:::|__|_|:::|-|Ⅵ \ヽ-- / /
\\_,. -‐ ,.イ / 7 |:::i|._」:::L_r_―==、 ソ/ /
 ̄`ー' ´ レ/7ニ::ri!-┤::r` ┬ニニ ヽ ' /
/:/7__|::|┼‐|::::|__|.「「`ヽ. /
/:/‐| ̄|::|」_|::::|__|_|:::|_|:`ー'
/::{_|二:::r┼┐:┌‐┼|:::::_|::::ム
●
●
●
(~) ・・・とまあ、とりあえず>1がとりわけ興味を引いたレスを列挙してみました。
γ´⌒`ヽ
| ̄ ̄ {i:i:i:i:i:i:i:i:} 話題が科学技術系に傾きがちとはいえ、本スレ作成においてもインスパイア
|__ (´・ω・` )
\三と::::::::::::::::ヽ される要素が、多々あったと感じています。
(~)
γ´⌒`ヽ ____ とりわけID:7Prixiem(大草麻菜実)さんと ID:OlZz+K7E(音無芽留)さん、
{i:i:i:i:i:i:i:i:} | | |
┌( ´・ω・) |_|___| ID:5nkTb4Uo(関内・マリア・太郎)さん、ID:7mdmcYge(木村カエレ)さんあたりの
| (:::::::::::::) ┌┴┴┐
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ レスは、勝手ながら>1の創作方針にとっても、心強いご意見だったりシマス・・・
(~)
γ´⌒`ヽ
{i:i:i:i:i:i:i:i:} ついでに全く別の2chスレッドになってしまいますが、技術系の話題で、同じく「日本人の
(*´・ω・) ダメオシ
_(::::つ/ ̄ ̄ ̄/ システム思考力」を指摘する印象的なレスがあったので、超編集で引用しておきましょう。
(´ \/___/)
[i==========i]
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
引用元:【国際】米ロボット競技会、日本ロボット苦戦
h
ttp://daily.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1433617792/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-
228 :名無しさん@1周年:2015/06/07(日) 08:46:42.46 ID:f3XfUNhu0
>209
大きな全体のシステムを考えるのは日本人は苦手なのは同意
それが一神教と八百万の神の違いかは判然としないが
事実として小さなタネから大きなシステムに育てるのは
日本人には一度も成功したケースが無いのではないか /
/
\_______ ____________________/
∨
_ ............. _
,..ィ:::::::::::::::::::::::::::::`:....、
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヘ
/:::::::::::ハ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ
ハ:::::::::;′∨::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ
l::::::::::::ト ` ヾ、:ヘ\::::::::::::::::::::::::::::::::!
i!:::::::::::i! `_< ヾ、 \:::::::::::::::::::::::::|
. ';::::::ハ:|, 仗圷 ` ≧ ` <:::::::::::::::::;'
. ';:::::::ハ. 弋ツ └ ==- ハ:::::::/
';:::::::ハ ノ`,こ';::/
∨/\. __ く / \/
,.ィヘ ` 、` ‐ ´ ,ィ /::`ヽ
ヾ::ノ |.> < | ゞ、::/
ハ ィニノ マニ:::ヽ !:∧
,'::::i! ./::;ヘ' ソ::::::::ハ |:::::ハ
,':::::::l ,.イ:::::::∧ -―-,/::::::::::::::::ヽ ゛´
 ̄ィ==‐ - ∧_ / - ‐==≠. ヽ
ID:f3XfUNhu0 (演者:小節あびる @さよなら絶望先生)
ttp://daily.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1433617792/228
-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-
-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-
例を挙げればきりがないが
日本ではプロセッサーを開発して何に使ったかといえば
電卓であったが、アメリカではコンピューターの心臓部に使った
この発想力の差は違いがありすぎる /
/
\_______________ ____________/
∨
_.........._
...::::´:::::::::::::::::::::::::`:::...、
,..:´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
/:::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
.'::::::::l:::::/!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
i':::::::::l:::/ l::::::l!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
l::::::::;ハ/ l:::::l !::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
l:::::::;'rミ.\ ヽ:::l l:::::::::::::::l::::l:::::::::::::::::::::::::::::l
l::::::;iト小 l\ヽ! ヽ:::::::::::l:::l:::::::::::::::::::::::::::::;
l::::;'代リ `iヽ、ヽ:::::::::l:!:::::::::::::::::::::::::::/
l::;':::l L_-\ヽ:::::l!::::::::::::::::::::::::/
l/:::;i、  ̄`ヽV:::::::::::::::::::::::;
,...ネ ヽ ` _,. ´!:::::::::::::::::::::,
l::::;ノ ヽ`ー- ヽ ,.l::::::::::::::::
/:T ヽ._ -┬ ´ノr"´
/:::::l ∠! レ:´::::::;!i==ァ┐
`ー┘ ,. メ、X,} l_;::ン´│ l,....<l| || !
,/´/,>くl,ィ′ /::/! i../::{.|::::::ヽ⊥!
/ / べ/Y ヽ::::l | /::::ヾ-l:::::::::lラ
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12973/1428252538/
<USA> <JAPAN>
_________________________
| _______________________ |
| | ________ | | 計算中
| | ≡≡≡≡≡≡≡| |≡≡≡≡≡≡≡ | | ↓
| | 才是 言斥 | | シ夬 言義 | | ____
| | ≡≡≡≡≡≡≡| |≡≡≡≡≡≡≡ | | / \
| | CODE:263 | BALTASAR・2 | _____ | | / ─ ─\
| | ;:;・、::, | | |計算中| | | ┏┓ ┏┓┏━━┓ / (●) (●) \
| | :;・:;;_; \ /  ̄ ̄ ̄ ̄ | | ┃┃ ┃┃ ┃┏━┛ | (__人__) |
| | | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\/\___/\/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | | ┃┃ ┃┃ ┃┗━┓ \ ` ⌒´ ,/
| | | \ MAGI / | | | . ┃┗┛┃ . ┏━┛┃ ノ \
| | | CASPER・3 |――――‐| MELCHIOR・1 | | | ┗━┛ ┗━━┛ /´ ,. -つ=-,---,-⊂- 、 パピ
| | | | | | | | | l /  ̄フl電卓 |〔 ̄ ヽ ポピ
| | | | | | | | ヽ -´  ̄ノ -'--"- L ̄ }
| |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | | ヽ ___,ノ ̄ `ヽ  ̄ _ノ
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-
-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-
スマホだってその何年も前に日本ではゼロスリーとか色々あり
ブラックベリーの遥かに先を行っていたと思うが国内だけの話で
結局アップルにボロ負けして日本のスマホもほぼ全滅という憂き目を見た
その中身の部品をいま必死で作っているのだから情けないにも程がある /
/
\_______ ______________________/
∨
__
,.ィ'´三三三ヽ、
. /三三三三三、.ム
. ,'三三三三l二ヾl、l|
l三三三三、l ,'"ミ ゝゥ
マ三三三三ト、_ .j
. マ三三ハ ム‐' _ソ
_`゙<,r-‐‐ft三、 __
'ー'´ .r゙ー-.、.l、ー''ヾミム
ノ二二ニム ヾ'"´
t‐‐<ヾァ、王王アt‐ヘ
∨ >' 、.`¨¨´ ヾ'、i`iiー‐--,.、
. ヽ,.' ヘ. ヾト、llニllニllニl>
,.:' ヘ. _ .l ヾ、_ll_li/
,.' ,ィfミツl :l
/ ./lL」二ノ :l
l ,.ィf´l ̄ ̄:| .| l
ヽ、 ´_,ノ.l .l .| .|___l
ヽ ヾtzr二.| .|--'マツ
ヽ. ,.' j、::三| .|三ハ
.|:Y/チ',ム.:ミ| .|三三l、__
.、| |`Y二ニ}.| .|三三三三三>
,.‐y' '゙| トノ"~,¨lノ| .|三三三アミア
{_,ノ .| |'`¨¨¨゙'ミ| .|三三ミ/`'
-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-
●
●
●
(~) さて。言うまでもないことですが今回、ご紹介した「まとめ」は、体験談も
γ´⌒`ヽ
{i:i:i:i:i:i:i:i:} ふくめ、いわゆる「印象論」が主体であることは、お気づきのことと思います。
( ´・ω・`)
━━━━━━━━━━━━∪━∪━━━━━━━━━━━━
ここまで読んだ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(~) しかし───戦史・科学技術開発史という抗えぬ現実で露呈した、対欧米における
γ´⌒`ヽ
{i:i:i:i:i:i:i:i:} 「日本の弱点」の分析を試みたとき───少なからぬ日本人が木村博士と類似した
( ´・ω・)
ピョン (:::O┳O) 問題意識を共有していることは、今回の「まとめ」でも明らかになったと申せましょう。
ピョン し-||-J
⊂§⊃
§
⌒ヽ〃⌒ヽ〃
+ (~)
-=≡ γ´⌒`ヽ もちろん>1も、その一人。
+ {i:i:i:i:i:i:i:i:}
. -=≡ (´・∀・`∩
+ -=( つ┯ノ 口幅ったいようですが>1の本編スレも、この問題意識が創作モチベーションとなって
-=≡ヽ::::::::/ノ
-=≡ (_)/ います。読者諸賢にもその点にご留意の上で読んでいただけると、ありがたいです。
-= (◎) ̄))
.∩
| | (~)
.∥ γ⌒`ヽ そんな思惑もあって、何やら遠回りしちゃったわけですが───そろそろ本題に入ります。
.∥ .{i:i:i:i:i:i:i:}
S、.(ω・ ) ID:/YqVfKqS(糸色倫)さんが看破してくださった、こ の 問 題 の 根 源 。
.Φ二 ヽ
l ノ 「歴史的に一神教 (>1に言わせると切支丹) が根付かなかった」という、ご指摘について。
.| ヽ ( ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
と と ノ
. (~)
γ´⌒`ヽ
{i:i:i:i:i:i:i:i:}
(・ω・ ) これこそが、直球どストライクで正解だったんですよね。
⊂ニ=∽0ニ )
○ ト ノ と 申しますのも、木村博士の問題意識も、最終的にそこに行き着いているのです。
.ノ /
( ノ _フ
────────────────────────────────────
というわけで再び、木村英紀『ものつくり敗戦』から引用させていただこう。
────────────────────────────────────
|ニミ ∧ / ̄V ̄ ̄ ̄ :Ⅷ: ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 7 ̄ ̄ ̄'/ ̄\ / 仁|
| || ∧ 〃 V :Ⅷ. 7 / ヽ. / || |
| ||℡ ∧」| V :Ⅷ 7 ,/ lL ⊿|| |
.」 || ℡ ||: V____.Ⅷ_____.7___../ / || ⊿ || L
| ||三三|ニミ∧ / ̄V ̄ ̄`Ⅷ ̄ ̄ ̄ ̄ 7 ./ ̄\ / 仁|三三|| |
| ||三三| |ト .∧〃 :V Ⅷ 7 / ヽ./ イ| |三三|| |
| ||三三| || ℡ || .ィ V___Ⅷ____.7__./ 、 || ⊿ || |三三|| |
L..||\三| || |ニミ∧〃 :V二二Ⅷ二二二7二二/ ヽ ,/仁| || |三/||.._|
| || \| ||三| |℡|| / | | | | \. |l⊿| |三|| |/ || |
| ||三三| ||三| |ヘ|℡. 〃⌒ヽ | レ゙⌒ヽ| | 〃⌒ヽ ,.⊿|ヘ| |三|| |三三|| |
| ||三三| ||\| |ニ| |ll├―――┬┬―‐┬┬――‐┤l|:| |ニ| |/|| |三三|| |
|二>.三| ||三| |ニ| |ll |三|三|三||....|三|三|....|三|三三| ||:| |ニ| |三|| |三.<二|
|ニ|>。 | ||三| |ヘ| |ト之IIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIツ|:| |X| |三|| | 。<|ニ|
l了ト。. :| |L | |ニ| |ll├―――┤├―‐┤├――‐┤l|:| |ニ| | _|| | 。:|ヾ.|
| ||三℡| ||>| |ニ| |ll |三|三|三||....|三|三|....|三三|三| ||:| |ニ| |<|| |⊿三|| |
| ||三三| ||℡| l'<| |ト之IIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIツ|:| l>'| |⊿|| |三三|| |
| ||三三| ||三| |ニ|_|ll├―――┤├―‐┤├――‐┤l|:|_|ニ| |三|| |三三|| |
| ||三三| ||三| |ニ| |ll |三|三|三||....|三|三|....|三|三三| ||:| |ニ| |三|| |三三|| |
| ||__| ||_| |__| |ト之IIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIツ|:| |__| |_|| |__|| |
| ||三三| ||三| 「ョ| |ll├―――┤├―‐┤├――‐┤l|:| 「ョ| |三|| |三三|| |
L..||三三| ||三| |ニ| |ll |三|三|三||....|三|三|....|三三|三| ||:| |ニ| |三|| |三三||.._l
| ||三三| || ̄| l | ||lIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIll|:| l | | ̄|| |三三|| |
| || | || _L..レ|七├―――┤ ├――‐┤l|:| トl|.._|_ || | || |
| ||> 了l||<| 「ョ| ||l |三|三|三|l .〃⌒ヽ |三三|三| ||:| 「ョ| |>||l了 <|| |
| ||_,. <| ||三| l>'| l厠IIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIII ,. ======== 、..| |三|| |> .,_|| |
「 :||三三| || | |ニ| 「| n. l l l (___r‐、 \ | || |三三|「 :|
[...]|三三| ||/| |ニ| |:| |三三| L_l ___} `ー' ̄ \ノ.|\|| |
| || L.」|三| |ニ|_|:|_|三三|_|__l L>:::\_______人 < 「科学」=西欧知学とは古代ギリシャ哲学であり、傍流を含めた
| || /| ||三| | ∠イハ rtx /ナtテ-}:h:::≧
| ||/三| ||三| | ノ l lハ`ー厂`ークイl/ \ 広義のキリスト教であり、ルネッサンス以降の哲学等を包括する
L.」|三三| || | | / ̄`ー T'´ l lハ\ rっ ./l ` ー 、___
| ||三三| ||  ̄. r‐とく l. l \` </ / `ー--- 、_
| || | || . /U´ \__,....,,___l  ̄「 { r'f´l´ト、
| ||  ̄ . .... U`ー⊂イ  ̄\ o `‐ァー―-< ⊂´UUしl..}
| || ... \ o ノ´⌒ヽ  ̄ `ー‐^ー′
L弐 .> o '、.
/ o }
< o ノ
__∩__
/ ̄ ̄  ̄ ̄\
( )
\ __ ____ ノ
鬱厂 ^^”” 鬱鬱
鬱 / \ 鬱鬱鬱
〈∥ __ _ 鬱鬱 「宗教がなければ(西欧)文明は生まれなかった」
/ 「 ヽ 厂 ヽ_ /ヽ〉
.〈. ヽ ´ ノ-┤ ` ノ δ)〉
/  ̄(  ̄ ̄ ノ | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ llヽ
( ヽ__人 │ . | ┏───┓ ∥|
Г二│ ( ___ ヽ │ ..... | │罪と罰.│ ∥|
| _二====\ーーヲ │ | ┗───┛ ∥|
 ̄ ̄ │ ^^ ̄ ノ .... | ∥|
人  ̄ ノ | ∥|
/ \__ __ ノ入 ... | ∥|
/ / / \ ̄ ̄/ // \ |______∥|
/ / ( >ー< / \ \ ) ≡≡≡≡≡≡)
/ > │ / 〉〈 \/ <  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃
┃ フョードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー(1821-1881)
┃ (演者:漫☆画太郎 @漫☆画太郎作品)
┃
┃ 言わずと知れたロシアの文豪。実存主義の先駆者。
┃ アインシュタインをして「ガウス以上に影響を受けた人物」と述懐せしめた人物。
┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
<.
| ドストエフスキーは「宗教がなければ(西欧)文明は生まれなかった」と書いているが、
|
| その認識は西欧人にとっては常識の範疇に入るのではないだろうか(傍線は引用者)。
,,,イ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
/::::/
/::::::::/______ __
/:::::::::::::::::::::::7__|::::::::::::|/:::::::::
i:::/ヽ::::::/ヽ::|7;l !:::::::::::::::::::::::::
|::i r'=/ |:|シ ',::::::::::::::::::::::::::
_|_レ' i ノ:| ',::::::::::::::::::::::::
ヽ. 、 `-イ:::| ヽ.:::::::::ハ::::::
) ヽ:| ヽ:::/ i:::::
7ー-、 ` |:| |:::::
`7::::::l i:l !:::
., ┓ ,┸┓.・┳┐
, .┏:┛┸;, .;┛,.¨┗┰┓
,┏┛┸’ ‘ ’‘】;.
;】 【・
【¨‘ 宗教は知学のひとつとして人類の重要な.,‘】 ;
† ;┨
┗┓ 知的活動、遺産として継承されてきた。 .`【¨
┏┛ ’╂
┥】 ┠
┗┓ ┛,
,,┛ この認識が欠けていれば西洋文明、 【,
;】. .╂
┗┨ あるいは他者の文明を正しく評価する 【‘ `
┏┛ ┏┛
┗┰ ことは難しいのではないだろうか。 .,〓・
┗┓, ┏┸’
〝┯┓, ,〟】‡’
`¨‘┳┷∵, .. ┝ 〓
】 ┿┏¨ ╂・┓.†
│::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::│
│::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ト、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: !
│::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| ヾ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::│
│:::::::::::::::、.゙´\::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| ∨::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: i
│:::::::::::::<. ヾ:::::::::::::::::::::::::::::::::::i! ∨::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::│
│:::::; ‐ 、≧.、 ヤ::::::::::::::::::::::::::::::::i! ,.ィ ∨::::::::::::::::::::::::::::::::::::::│
│:::i{ ・ }! `ヽ ャ:::::/ ヾ:::::::::::::::::i!/ _,∨:::::::::::::::::::::::::::::::::::│
│::::::ゝ イ. ヽ`::::i! マ:::::::::::::i! , ,.ィ. マ゛ マ::::::::::::::::::::::::::::::: !
│:::::::::::≧―--イ::::::::::i!,,..―...マ::::::::::::::::::i{. ・ リ ∨::::::::::::::::::::::::::│
│:::::::::::::::::::ヽ-‐≦:::::::::::::ヽ ̄゛ト;:::::::::::::::::`≠′ 〃:::::::::::::::::::::::::: i
│:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i !_ ヾ:::::_ヽ` ゙‐--' ヾ:::::::::::::::::::::: i!
│:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i!. ヽ ヾ、 〃、:::::::::::::::::: |
│:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i!. ` __. ´ 〃、::::::::::::: |
│::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i ,'゙' 冫::::::::: |
│:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i / ,.ィ:::::::::::::::│
│:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i! /::::::::::::::::::::::::: !
●
●
●
(~) さて───木村博士のこの解析自体には、多くの読者も異論がないはずです・・・
γ´⌒`ヽ
{i:i:i:i:i:i:i:i:} ただし当然ながら、疑問もわいてくると思うんですよね。
(・ω・` )
⊂::: ⊂ ノ
し─J 「具体的に何をどう実践しろというのか? そこが分からなければ、どうしようもない」って話です。
:::::::::::::::::::::::::::::::: : :: :: : ::: : :
::::::::::::::::::::::: : : : ::
:::::::::::::::::: : : :(~)
:::::: ::: : : γ´⌒`ヽ 博士が提唱する「他者の文明の認識」じたいは、気構えしだいで誰にでもそこそこ可能だとは思う。
::::: : : ::: {i:i:i:i:i:i:i:i:}
: : : : : (´・ω・`)
___ l⌒i⌒⊂)___ 本邦にだって堀米庸三はじめ、西欧キリスト教文明を究めつくした錚々たる碩学が居るんですから。
/ ⌒'⌒ /
__/_____/|| かれらが一般むけに書いた教養書の数冊も読めば、個人的知識としては事足りるでしょう。
_|||_____||/||
||| || ||
──────────────────────────────────────────────────────
聖アウグスティヌス、トマス・アクィナス、アンセルムス、アベラール、ウィクリフ、フス、マルティン・ルター、ジャン・カルヴァン・・・
──────────────────────────────────────────────────────
( ー∀ー)
V ̄V 俺 た ち の 戦 い は ま だ こ れ か ら だ … … !
ガイア
∩∩ 夜叉猿 オリバ 花山 ドリアン 紅葉 V∩ | / カマキリ
(7ヌ) ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧ 独歩 ∧_∧ ∧_∧ (/ / l / ∧_∧
/ / _( `四´ )____( ´∀`)_∧_∧〈`∀´メ〉_∧_∧ _( ´瓜`)__(´∀` )| | (i´`Oヽ.(´∀`/)
/ / ∧_∧ / ∧_∧ ._( `∀´ )_ ∧_∧(´∀●)∧_∧ ∧_∧ヽ∧__∧/ / .!,,/\\猪狩 ヽ
\ \( ´Д`;)┘--( ´∀`) ̄  ̄( ´◇` )―-- ( ´∀`)( ´∀`)( ´∀`)/ 昂 ∧_∧ ∩
蛸 \ /⌒ ⌒ ̄ヽ 勇次郎 /⌒~ ─/─ ゲバル/ /_∧昇( ´A` )(⌒)
_∧ | アライ |ー、 / ̄| //`i 烈 | /ー、 克己 /ヽ ./ \\/ ∀`〉/⌒ /
∀` )| Jr | | ジャック/ (ミ ミ) | lΛ_Λ // /ピクル\\ / 人 本部ノ_∧加
∧_∧ | | | / Λ_Λ \ | __ _( ´∀` ) ミ)// l(_)( Y l ( ∀`)藤
( ´∀` ) ノ |シコル| / __( ´∀` )_\ | ( .|/, 板垣 ⌒ヽ\ / /\ \ ヽmヽ∧_∧ヽ
.V ゙i, | ∧__∧ / | ヽ、_ _)/ ニ)ノi Λ__Λ/\ ).\/∧_∧\ \ / _( ´∀`)∩∩
∮ 渋川 | |( ´∀`) /| / .| 刃牙 | | | ニ)徳川( ´ω` )/ / 郭(●∀●)|(__ノ/ 花田 (7ヌ)
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
.____ (~)_
/\_γ´⌒`ヽ\ ヘレニズムと決別した後の西欧文明を主導した「知の巨人」たちの偉大な足跡も、
(ヽ※/ γ{i:i:i:i:i:i:i:i:}ヽヽ
\`ー'ノ ( ´・ω・)`)_) 「まとめサイト」よろしく、訳書を含めて名著とされる教養書の3、4冊も読めば、
` ̄ `つ
\/ ̄ ̄/ あら不思議。貴方や私も、剣術を学びたての項羽少年の気分やでぇ♪
.  ̄ ̄
───────────────────────────────────────────────────────
だけどさすがの>1も、その次元では日本社会で活用するヒントに つながらないと思わざるを得ない───
彼らを生み出した背景・・・教会で讃美歌を歌い寝食のとき祈りを捧げ、聖書の一句を人生訓とする一般人を忘れては意味がない。
───────────────────────────────────────────────────────
_
/:::::::\
/::::|::::::::::::::\ Merry Christmas ミ☆
○ノ::::::::::::::::::::\ _
[_____]、 _ /:::::::\
{~タ-―=二、`ヾ、~l /:::::::\ /:::::::::\::(
,-r'"_,,........,__ ` -、 `i) /::::|::::::::::::::\ lヽ /::::::::::::::::::::ヽ○
彡;:;:;:;:;/~_Z_ ̄`ー、_ `l、 ○ノ::::::::::::::::::::\ lヽ | |/) ,.[_____]
7:;:;:;:;:/. `ー-ヲ t‐-、!`ヽi::r ,: [_____] ()ヽ| | .| |/ ,r'"::;;;_;;::::::::::__:::::::\
;:;:;:;:;/ / ,.、 `!~|:::)::/ / :K"/ r:'" ,iii ~\ .\.) | ,,...-,-、 | |/) /,.r''" ヽ:::::::::::i!
:;,;-〈 / Fニニヽ | .|:::l:::ヽ ラ-{ `"・ ・ ・ 。。 llL_/!()ヽ| | /-v" `丶、 | |/ i" ,.-。-ュ-.ヽ:::::::::;!
' fヽ ヾ--" l,/::/r'" /`ー!: |~r-。、~`-、゚_ lソ \.) |/ l ` // i ,r・')、 |:`''''' " ヽヽ:::::::ヽ
| ` 、___,..- '"|::::ゝ / l ノ i/`"'" ´゚-y' ./メ, \/ (・・)`丶、 '''ヽ l :~ ヽ! ,..-、 ヾ;:::::::::|
ヽ / レ"`‐.、_./ .レ /:; r-ニ、 K ./ 「 r'' //~~`''ーヾ'ー、 ノ l f'" '"~ノ l |::::::::L
ヽ _,.-‐-―`ー"ヽ_l ヾ `ー'",.! | |_/ | /、,,..-i'''t=ニ;ラ",l|`ゝr' ヽ ヽ-‐" //'"二
`,.-―'''''''''''<.,_ i" l ヽ....,,-" く__/ `ヽy:|`T"~、.,,__ `,i|ヾ | ヽ、 ,.:-‐-'',/,.r‐''"
'' " l i. ` / |,~`-、 | :i| F‐'''"| ! |ヽイ、_ ,..-‐f彡ゝ--‐"
| `: 、_ ╋ ノ ヽ ヽ'、 l!;;;;;;;/ / /:::::::`t''''丶、 ╋
l ~ '' ー― '' " /"`'' -、 r|ヽ ,......,,..;:"/:::r:、:::::::ノ
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
(~)
γ´⌒`ヽ もうこのレベルになるとキリスト教とは冠婚葬祭の慣習でありコミュニティの道徳律であり、
{i:i:i:i:i:i:i:i:}
( ´・ω・) 処女から生まれて刑死後は弟子に あいさつ回りした教祖の降誕祭・復活祭に いそしむもの…、
(::::つ旦O
. と_)_) つまり日本の仏教・神道と同じ、庶民の普段着としての宗教であることは、疑いをいれません。
───────────────────────────────────────────────────
それでも、彼ら生活者という礎あっての「文明」なのだ。だが哀しいかな日本では、そこが体感できない。その代りに・・・
───────────────────────────────────────────────────
| 「|
| ̄ ̄| ‐┼‐ ‐┼‐ ‐┼‐ ‐┼‐ ‐┼‐ ‐┼‐ ‐┼‐ |」
_ノ ノ| ノ| ノ| ノ| ノ| ノ| ノ| 0
<本多勝一> <高山正之>
∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(@Д@#) < 「マゼランが来た」! (・Д・ * )彡 < 「変見自在」!
_| ̄ ̄||_)_ \_________ ... _| ̄ ̄||_)_ \_________
/旦|――||// /| /旦|――||// /|
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄| . | | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄| . |
|_____|三|/ |_____|三|/
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
l)
|`ヽ 正直このスレでも、>1というかキリスト教への批判レスの、論調の一部からは感じているんだけど・・・
γ´⌒{i:i:i:} ル サ ン チ マ ン
( ´・ω) アンチ西欧史観、つまり善悪二元論史観を展開する発言者たちの民意への影響力は、甚大なもの。
( ::::::)
し─J 結果、学問レベルでの理解と世論レベルでの否定感情が乖離し、知識すら「悪意の奴隷」となり偏ってしまう。
(~) 2chでも禁教が話題になると「奴隷売買」レスがお約束で即答され、拒絶反応を合理化してFA。
γ´⌒`ヽ
{i:i:i:i:i:i:i:i:} もはやコリアンの反日史観を嗤えない・・・どうみても幕府の禁教の後遺症です本当にry───
(u ´-ω-)
(:::::::::::::)
し─J この認識をまず どうにかしないでは、「木村博士の提言も絵に かいた餅では?」と、思うわけです。
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
;;;;゙;| !;;;;;;;;;;;! .!;;l .!;;;;;;l ,!,!.|;;;;;;;;;;.! !;;;;;.! .彳|;;;;;;;;;;;l .!; ! .|;;;;} .|;;;.! .|;;;;;;l !;;;} .|;;} |;;;;;l
、;;;;;| :!;;;;;;;;;;;l .|;;.l ヽノ゛./.! .l;;;;;;;;;;} |;;;;;| !;| |;;;i.l;;;;;} ″ |;;;;| l;;;;,! |;;;;;;;| .ゞゞ |;;;l .|;;;;;|
l;;;;;/ l、;;;;;;;;}.!;;.! .l゙;.! |;;;;;;;;;;| .|;;;;.! !;| |;;;| `'" .|;;;;| |;;;;l゙ !;;;;;;.! l;;;,! .!;;;;;!
.゙‐' l、;;;;;|゛.|;;;.! .i!;;l゙ .|;;;;;;;;;,! .|,,/ .|;;! l;;;| ヽ! l;;;;.! l;;;;;;;l゙ /;;;,! ゙ー'゙
!;;;;;l l;;;;l l;;;l゙ .l.;;;;;;;,! l;;! .!;/ !;;;;l .!;;;;;;} ,!;;;;l
.゙'i;;.! l;;/ .l;;;;l `'''″ !;| |;;;;| l゙;;;;;;;! .l;;;;,!
`'゙ .!;;.!、 l;;;;| |;.! ゙''" .!;;;;;;;l `"
l;;;;l ゙''" l;;;! l;;;;;l゙
`'" :!;;.! `''"
!./
______
/7゙i^ -、:::ヽ
. / / ,|`、、 丶:::ヽ \ヽ l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l //
|//ル' ! ヒヘ、 i、!:::} \ /
!! | ,!fj , ひ!Ⅵ:::! 二 そもそも日本人は、キリスト教と どういう出会いを持ったのか───? 二
゙从. ー ノ'':/ ...... // \
`''ェ-ニス;;/ // l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l ヽ\
f ̄ / ゙、
. ╋.〈 |
b`i |==!
|-"/ノ }
/∠ ,,く ,イ \ヽ l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l //
し-:::::::ヾ;i \ /
|:::\::::::::::||| 二 そのとき、どういう関係を「鋳型」とするに至ったのか───? 二
|:::::::iヾ、:::||:| // \
|:::::::i:ヾ:、||| // l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l ヽ\
∠::::::|ヤ:::::|||
ヒニ>-"ノュ!、|
ヒニニ=''
26聖人の1人・ルドビコ茨木
(演者:進藤ヒカル @ヒカルの碁 )
───────────────────────────────────────────────────────
そこを論点とすべきではないか。禁教を「日本史上のワン・エピソード」に矮小化させると、先に進まない問題があるように思われる。
~~~~~
───────────────────────────────────────────────────────
ブチッ
┏┓┏┓
┏┛┃┃┗┓ .: .: :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. ヽ、ヽ,
┗━┛┗━┛:. :. :. :. :. :. : i:. :. :. :. :. :. :ヽヽ
┏━┓┏━┓:. ;. :. :./l:. :.日l:. ;. :. :. :. :. :. l
┗┓┃┃┏┛, 'l:. :./ l:. / l:..lヽ;.. ;、:. :. :l >1の問題意識はどうあれ史実は変わらん。このスレ自体、荒れがちだろ?
. l┗┛┗┛l/ l/ l/ l/ l:/ l:. :. :,,!
レl:.r.i :. :. l.:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;!:. :./ オ レ
!l.'´!:. : l:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;!:.,i/ 「禁教は必然だ。日本を責めるな」・・・神国の民ならそう思うべきなのでは?
ヽーl:. :l':;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;,':./'
レヽl: l i l:./
〉N ' ,i/
/l l ヽ , '
,.イ .:.:.! l ヽ、 c. ニ っ ,イ.. ヽ、
,.. ' ´. l.:.:.:.:.l. l ヽ、 ´ /. !.:.:.l..`ヽ、
,. '´ ...:.:.: .:!.:.:.:.:.:l ヽ ー './,' !.:.:.:.!.:.:... `ヽ、
....:.:.:.:.:.:.:.:.:!.:.:.:.:.:.:l ヽ、 / !.:.:.:.:.!.:.:.:.:.:.:.....`ヽ、
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l.:.:.:.:.:.:.:li , 'ト 、_ ,. 'ヽ l.:.:.:.:.:.:!.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..ヽ,
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!.:.:.:.:.:.:.:..!! /ヽ l O !! ' >':;ヽ !.:.:.:.:.:.:.l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l.!
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l.:.:.:.:.:.:.:.:.l l /`' 、>ー'-.く/ ヽl.:.:.:.:.:.:.:l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!.:l
日本(演者:キョン @涼宮ハルヒシリーズ)
:(~): アナタ
:γ´⌒`ヽ: あ、神国の「事情」は、>1もキッチリ描いていくつもりだし(震え声)。
: {i:i:i:i:i:i:i:i:}
:( ´゙゚'ω゚'): 荒れるのはマジで不本意───それでも「虎穴に入らずんば何とやら」・・・
:(:::::::::::::):
: し─J:
─────────────────────────────────────────────────────
(~)
なお最後に、今回ご紹介した2chスレッドからもう一つ、>1に深い印象を与えた書きこを引用しておきましょう γ´⌒`ヽ
{i:i:i:i:i:i:i:i:}
>9ことID:/YqVfKqS(糸色倫)さんの直下のレスだが、もし>9へのレスでなければ神発言のコンボといっていいレベル (´・ω・`)
─────────────────────────────────────────────────────
10 :名刺は切らしておりまして:2015/06/01(月) 16:03:30.97 ID:SortSA/Q
日本では、工学どまりで
システムは出来ない /
/
\_______ ____________________/
∨
ト,..._ ヽ.、 _
∨三≧トセ≦三i≧....、
. V三三三三三三三ニ`ヽ
_,.ュ三三三三三三三三三>.、
-=ニ三三刈\ハ丶三lト、三三|iト、
_ ,イ´三三| _ ヾ \! _リ|三lニニヽ
. `゛゙‐=:、::iヾl _,,` ´,,._ レ三ヽ
f´ヾ ´ヒメ 廴オ f´ iヾ、
乂 l ヒ' ノ
. ` l:.、. `´ 厶′
レ'lゝ、 ー‐ ,.ィリ
. ′|`. -. ´|
オ .ト、
/ | .| ヽ
. / .{ .} ハヽ
/l ∧ / |: :\
/ : :ハ ∧ ./ i!: : : :\
/: : : i! :ハ ∨ ./| : : : : : \
ID:SortSA/Q(久藤准 @さよなら絶望先生)
ttp://anago.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1433141895/10
それは、天皇制度が1つのシステムで、見えないものだから
違うものは必要とされて居ない /
/
\_______ ____________________/
∨
.....:::::::::: ̄ ̄:::::::::.... 、
\ /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
_______>´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
. \::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
. \::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
\::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
. >:::::::::::::::::::::::::::::::|\::::ト、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::<::ヽ
. /::::::::::::::::ハ::::::!\::| ヾ| ヾ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧ `ヽ
-‐ ,オ:::::::::Ⅵ ∨| ヽ≠ ´ ∨::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧
//:::::::::/ .ト、 ヾ /_ ∨:::::::::::::::≠ ヽ:::::::::r ミ::ハ
/:/Ⅳ 弋) 孑.卞、 Ⅷ:::::::::ムイハ ∨::ハ `゙
. ゙´ .i! ソ ゞ斗‐ |:;ハ::::;ハ: : :} }:;、::ハ
. / リ レ' 〃: :ノ ノ;' ヾ;}
. ヽ 刈こ彡´;'
)` / |/|刈!
ヽ=‐- ノ: : ∨
ヽ . .イ: : : ∨
l ´ヘ: : : : ∨
` ´ ∨: _ -====‐-- 、
∨. , ´ |
∨ / |
≠.' |
〃 i!
/ . . . ≦´:`ヽ
──────────────────────────────────────────────────
けっきょくキリシタン禁教もまた、最終的にはこの命題に行き着く。禁教を議論の正面に取り上げにくい所以でもある・・・
──────────────────────────────────────────────────
|
|
(~) しかしそれでも、切支丹は一神教システムを社会レベルで受容した日本史上唯一の、革命的な存在なのです。
γ´⌒`ヽ
{i:i:i:i:i:i:i:i:}
( ´・ω・) その一方、政治レベルでは主導権に かすりもせず徹底的な迫害で滅んだだけなので、存在感が薄い。
,ノ゙゙゙゙゙ハヽ、
`〜し-J' AA化にあたっては、気が滅入る迫害の惨状ばかりがメインになりがちで、やりにくいったら ありゃしない。
γ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
l だから・・・「べき論」を物語の組み立てに導入したのね─── |
l |
l 「鎖国なんてそもそも要らなくね?」という発想で突っ走ったか・・・ |
ヽ、______________________________ノ
γ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
,..z=ニ三三三ニ-.、 l 複数の史実を「システム思考」で、つなげてみると───? |
/ィ'三チ三三三三三ミ、 ヽ、___________________________ ノ
,.' ,':三ア !三三三三三ニハ.
,' .,'三/、 V三三三三三モ! .. -―‐- .
Vミiケt゙ >三三i三三三l /::::::::::::::::::::::::`\
_}ニ,' {リ ィォtミソ三三三,' . /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
`'ーiム'" ヒ.タ ,ィ三三ニア フーン . i::::::::∧::::::::::::::::::::::::::::r‐ヽ
ノフヽ - '"イ彡三=ア . |::::::::|`ヽ::::::::::::::::::::::::ハ
 ̄ `‐ォ''"ーイ、ヾ(`'' '::::ヘ「カ` ヽ:iヾ::::::::::rヾ
,,...ィ'",','.ィチ'"¨¨'''ー-、 . ハ::::',ゝ‐´ `ヽ‐/ゝ::i ヘー
,ィ''/ ,' ,lレ'´ _ / . ヽ!|ヽ、一, イ:|∨.`
/l l! .l/ ,. '´ `、 i/ |` ´ |ム
. / ,' .,l! | ,. '" ヽ. . 「ヾ‐┬‐ヾ .|
/ .,''" .l! |'゙ / __,,..,' / ハ.‐┴‐/ \
,..----...、
,.-ニ、三三三ムjヽ、
ヾ./三三ミi三三三ムミ三ニ=
.i三ミトミ三l三三三三lヾモt
.lミハ_ヾ,ヾミl;チミ三三リ ヾリ
ヽノlj`ヽ ヾ,イ .ノ三ア ` γ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄.∧
.ヽ. `¨´゙l/ l 歴史スレを、「メタファー思考でやってるつもり」ネェ・・・ (__;)
`ヾ_,. -.、 | ヽ、________________________,ノ
l .,ィ≠t、
.,.イ三ニニミ、 ホォー
,‐テニ王ルヘミ;:ム
.,ー;チ' l,.ィ'"゙ヽ、マ;ム
.,ム/ ,' 〉lチ''゙
./X:;' ; / .|
,.ィチ三三三モtュ、
,.ィチ三三三三三三ニミt、
,イ三三三三三三三ミ、三ム γ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
,'三三三三三三ハヾニ!ヾミム | 「バグが出ても気にすんな」、要はそう言いたいのね。 |
l三三三ミ、三チ'"´ i´、V;;ム . 乂_______________________ノ
l三三三三t.' -‐‐-、 .ハ |ミlム、
V三三三ミム yzz-、 ゞ' }ミl! ̄
lニ三三三ミムセソ /V
ノツヾ三ヂーミヾ!_ ,ィ7/ -=3
´ ノチ'`ヾハリ ` ;ー-‐ ' ハァ…
,. -‐''""゙ヽ、 ;、
ヽ fチゝ 〈カヾムt、
ヽ -‐''゙ヽィム ヾム
,'. ヽ;! ! ム.
.,' f ヽ. li'::::ヽ.
─────────────────────────────────────────
ま、そこを分かって生暖かく見守ってもらえれば幸甚ですね。何はともあれ、今回はここまでです。
─────────────────────────────────────────
\__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__/
≫ ≪
≪ 「「「「絶望した! 自己弁護で締めくくった>1に絶望したけど、 つづくッ!」」」」 ≫
≫ ≪
/⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒\
__ ...... _
,、 '": : : : : : : : :` 、
/: : : : : : : : : : : : : : : : :.` 、
_.. -‐- ..._ ,.': : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 丶
,、 '" 、 ./: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
/ Y: : : : : : : :/l: : : : : : : : : : : : : : : : : : ',
,、 '" '' 、 ,' /ヽ ,': : : : : : : / !: : : :i: : ヽ: : : : : : : : : : : :',
. / 、 ヽ _ ... _ i / / \ i l: : : : : : : /⌒!: : : ハ: : l.\ : : : : : : : : : ',
/ l-‐', ヽ,、 '": : : : : : :.` 、 l l. /__` ` 、...._l. l: : : : : : ::,',.-、l: : / ',: :.レ:::ヽ: : : : : : : : : i
l lノ ,' ゛, レ': : : : : : : : : : : : : :ヽl. l/イ:ハ l::iヽ〉l. !: : : : : : :,'.{::::::l: / ',: l::::::ハ: : : : : : : : :.!
_.... ノl'" /_` ヽ、 /: : : : : : : : : : : : : : : : : ', ヽ l. ヽ-' ヽ-'l./l l: : : : : : :l `''"l/ 、 リ`"゛ ',: : : : :.i: : : l
` ‐-i イ/(iヲ (j> /: : : : : :lヽ: : : :.l、: ト、: : : :ヽ. lヽ l l: : : : : : :l i.: : : : :l: : : l
/ 人/ ,、 /: : : : : :./=、\: :l. >-、',: : : : :〉ハ r─‐、 r-トl: : : : : : :.ト、 r──‐ァ ハ: : : : l: : : l
7/ l ヽ r‐ 、 /: : : : : :.ハ::i::l ヽl l::i::l.〉Y: ∠.... ヽ ヽ.....ノ / i l: : : : : : i:l: :\ ヽ ノ /: : l.: : : l: : : l
/ i/l lヽ、ヽ ノ /: : : : : : l `''゛ `''゛ ,': : : : / > .._ イ/ \: : : : :.li:l: : : :`:.r 、 __. ィ: : : : : :l: : : :l: : :.l、
/ / l l l`'' // 7: : : :.', r─ 、 /: : : :.〈 ̄l/__| l/ \: : :l:|l: : : : : j |: : : : : : !: : : l: : :.l \
{ / ./ / rヾ--‐'ヽ L: : : : ,.へ ` - ' ィ: : l ̄ ̄ /:::::リ ! ヽ:l lj: : ィ/___丶、_... -────- i
ヽ. / 〈/ヽイ::>、/j /l/ヽ:/l  ̄ lヽl\:l /::::::::::ヽ.---/ ‐-- \/ ,、 '" l
Yヽ ヽ 〉〈 ( ヽ` 、 , へ:フ リ\ /\:::::::::::::::::Y::: r'〆 > l
/ } / i:::::i ヽ /::::::::::\ /::::::::::Y' ヽ:::::::::::::人 _.. -‐ '" l
___________|\
[|[|| To Be Continued....! >
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/
というわけで、おつきあいいただきありがとうございました。
なんだか本編とコーヒーブレイクが交互になるスタイルが、定着した感もあります。狙ってるわけではないのですが・・・
ところで、sage進行なのになんでageになるんでしょうか? 「システム」がよくわからない・・・
>>483 修正。不要なURLが入ってた・・・
-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-=≡=-
例を挙げればきりがないが
日本ではプロセッサーを開発して何に使ったかといえば
電卓であったが、アメリカではコンピューターの心臓部に使った
この発想力の差は違いがありすぎる /
/
\_______________ ____________/
∨
_.........._
...::::´:::::::::::::::::::::::::`:::...、
,..:´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
/:::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
.'::::::::l:::::/!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
i':::::::::l:::/ l::::::l!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
l::::::::;ハ/ l:::::l !::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
l:::::::;'rミ.\ ヽ:::l l:::::::::::::::l::::l:::::::::::::::::::::::::::::l
l::::::;iト小 l\ヽ! ヽ:::::::::::l:::l:::::::::::::::::::::::::::::;
l::::;'代リ `iヽ、ヽ:::::::::l:!:::::::::::::::::::::::::::/
l::;':::l L_-\ヽ:::::l!::::::::::::::::::::::::/
l/:::;i、  ̄`ヽV:::::::::::::::::::::::;
,...ネ ヽ ` _,. ´!:::::::::::::::::::::,
l::::;ノ ヽ`ー- ヽ ,.l::::::::::::::::
/:T ヽ._ -┬ ´ノr"´
/:::::l ∠! レ:´::::::;!i==ァ┐
`ー┘ ,. メ、X,} l_;::ン´│ l,....<l| || !
,/´/,>くl,ィ′ /::/! i../::{.|::::::ヽ⊥!
/ / べ/Y ヽ::::l | /::::ヾ-l:::::::::lラ
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
>>503
自己解決。気づかずにageてたのか・・orz・
乙
欧米のグランドデザインを描く手法や思考回路についてもっと研究して
人材育成のプログラムを作らないといけないね
中国の精華大学はどうしてるんだろうか
キリスト教圏じゃない国での対処法が気になる
プロットは作成済みで最後までエタらせないという決意表明みたいなものか
情緒的、末節な事例の羅列に留まらず、体系的な展開を切に願うところだな
<お茶ーっ!>
おっ、更新来たか!
件の2chの仕様変更で最近行ってないがそんなスレがあったのか・・・
また>1の好きそうな論理の展開が有ったんだろうな、こっちはゲップが出るけどw
日本軍の暗号解読や八木アンテナの話題は厭きるほど繰り返されてるからな
とうとうキリスト教が近代に必要不可欠みたいになって来た様だw
文明のサンプルが他に存在しない以上その論法には組しないがな
ドストエフスキーを例に挙げてるけど文明を俯瞰して観られない以上唯の自画自賛だよ
後、電卓の件だけど因果関係が逆じゃないかw
まず電卓用に開発されてたマイクロプロセッサーをCPUに応用した
その開発時期もアメリカのシリコンバレーで同時期にCPUに応用出来るんじゃないかって技術屋が気づいたってだけ
まだその頃の日本じゃハードを作る環境にすらなかった
競争相手のソ連にすら作れなかったのに何言ってんだ?
システムを作るのが貧弱っていうけど、そもそもそのシステムを必要としてないだけじゃ?
今あるもので工夫して何とかしちゃって、本当にどうしようもなくなってから新しいシステムを考える性質ってだけなんだと思う
例えば、レアアースが輸入できなくなったら、どうにかして供給体制を作ろうってするんじゃなく、その少ない供給で何とかしちゃったりする感じで
力関係も影響してるんだろうけど
ルールを作るのはいつもキリスト教の白人の国だもんね
結局太平洋戦争のアレはアメリカがチート
レーダー開発で欧米に遅れを取ったからと言って日本に根本的な欠陥があったと言う話じゃなくて
思考の方向性が違っただけだからな
少ない国家予算の配分の問題
強大なドイツに対してアメリカイギリスが兄弟国として協力関係になって人的資源のリソースを理想的な配分で配置出来たのが勝因
日本ドイツは半分敵対関係で情報の遣り取りすら満足に出来なかった
キリスト教の一神教的な、教義部分が体系的な知識体系を生んだのは、誰も否定してないんじゃない。
何をいまさら感。
ただし、どれを突き詰めたのは、宗教改革以後の新しいキリスト教徒たちで。
幕府が禁教してくれた、古いタイプのキリスト教徒は、20世紀までグダグダやってるじゃないって話し。
ついでに、そんな知識体系が百年後にできあがりますから、奴隷貿易には目を瞑ろうか…なんて、例によってタイムマシン理論。
カトリック布教をガンガンしていて、熱心なキリスト教徒だったスペインがEUのお荷物になってる時点でお察しだな。
日本に問題があるからって、当時やそれ以降のカトリックのダメさ加減が変わるわけでなし。
根本的に、一神教が根付いたとしても、それが教会組織の管理下にあるものでは
頑迷なヒルみたいな神職者が民衆の上に居座るだけ。
教会組織から解放された一神教でないと、グランドデザインなど描くこそすらできないでしょ。
唯一受け入れたという、当時の切支丹が宗教体制をスペイン化したら?
日本人は、教会組織を背負って近代化できただろうかね?
キリスト教に対する偏見があり、理解が至らなくても、
近代化を目の敵にする宗派を国教にするよりは、遥かにマシだったのでは。
キリスト教の教義とギリシア哲学との因果関係は余り無い
地理的関係とローマ文明復興の気運で偶然過去の知識が利用できた西洋文明が東洋との差が出来たのは
実は17世紀以降
東洋にまるで体系的な知識体形が無いような言い草だ
余り知らないんじゃ無いだろうか?
>1が挙げてきた識者達は・・・
そもそも日本って欧州のほとんどの国より栄えていないってわけじゃないのに、日本はダメだってなるんだ?
欧州のシステムが優れているっていうのなら、そんなシステムがあるのに日本より圧倒的に勝っていない国々はどんだけダメな人たちなのかってなるだけじゃあ?
EUのお荷物国は、
ポルトガル(P)、イタリア(I)、ギリシャ(G)、スペイン(S)で
頭文字を取って、PIGS(豚野郎)と西洋と呼ばれている。
(アイルランドのIも加える場合もある)
経済規模は、韓国と同等かそれ以下で、
政治・経済・科学の分野でのシステム面では、悪い所ばかり目立つ。
韓国もそうだが、単にキリスト教を流行らせれば、
厳密なシステムで運用される先進国になれるってわけじゃなく、
宗教体制が古すぎれば、寧ろ弊害ばっか。
作者さんの意見は、ブッシュなどのネオコンなんかと五十歩百歩。
分けてみると、こんな感じか。
①
カトリック教会組織を追い出して、一神教の考え方を再構築して、
厳密なシステム構築をした、ごく一部の西洋先進国。
②
カトリックを追い出したが、一神教の教えも拒否して
近代化に成功した先進国を真似る事で、それなりの日本。
③
カトリックなどの古い宗教体制や教義を、頑迷に守り続けて
豚野郎呼ばわりされる様な、残りのダメ・キリスト教国。
木村英紀は世代的に学生運動に絡んでそうに見えるが、まじめにノンポリだったのかね
システム=共産主義の本音がどこかに隠れてないか
ついでにいうと、作者さんが非キリスト教徒で、その上で今回の様に
近代化を理解し、述べられるというなら、それこそ信仰は必要ないのでは。
内村鑑三みたく、西洋化するのに、わざわざ入信するまでもなく
福沢諭吉や作者さんみたく、社会学として理解し、取り込めばいい。
ご自身が入信してないのに、近代化が分かるといいながら
他人には入信しないと、近代化がわからないと言うのは、どうみてもおかしい。
(ちなみに内村鑑三も、キリスト教から、教会組織を引いたものを
真のキリスト教としている。)
>>495
ルサンチマンでモノを語ってる訳じゃない
単に>1の論法が間違ってるだけだ
>>497
禁教自体日本社会の防御反応であって世界史的には間違った態度じゃないし
九州を危うくスペインポルトガルの植民地に成りかけた情勢だったが?
>>498
だから自分の好みそうなレスを勝手に抽出するんじゃないw
批判的なレスにも妥当性があっただろ?
>>500
仏教伝来が革命的で無かったとでも? 消化するのに数百年掛かったんだが?
>>501
「生暖かく」には見れないねw
>>517
そういえば韓国とかキリスト教を導入してみた中華文明圏のモデルケースとして見るとまた面白そうだなあ
なんだかんだであそこはキリスト教が霞むレベルで儒教が残ってるし
個人的には芥川の「神神の微笑」が好きだからか、日本に一神教を入れても変質して
>>1 の望む形では定着しなさそうな気がするんだけどね……
プロテスタントとか、初期の近代思想家たちのキリスト教観を学べ…ってんなら分かるけどさ。
ヴァチカン・スペイン・ポルトガル系の、カトリック教義からは
どうやっても、真っ当なシステム構築ができないのは、彼ら自身が証明してくれたわけでは。
南欧系のカトリックは弾いて、先進国とのつきあいの中で
本当のキリスト教の見直しと、近代システムの関係を学んでいく…が正着じゃない。
大航海時代のカトリックの海外布教に飛びついても、なんにも得になる事がない。
それこそ善悪判断を除いて、大局的に見たら。
西洋近代の事は、近代化に成功した国とのつきあいから学ぶのが一番妥当でしょ。
つーか、今のEUの豚呼ばわりされてるダメ国家群を見ると、
今も昔も、あそこら辺は、近代システムの阻害とタカリしかしてないな…と。
政治問題はともかく、経済システムまで結合させちゃったから、
まじめな先進国ばっかワリくって、文句言われながらタカられる始末…。
作者さんみたいな、キリスト教圏単一観って、
今のEUの失敗と苦境の原因なんじゃないの。
イギリスみたく、ちゃんと相手を見て、交際関係を考えないから…。
まず、白ユダヤが根本的に間違えていてな
あいつらにとって「経済成長」は「役割を分配して効率を上げて大勢を豊かにする」事じゃなくて
「他者の役割を奪って多数を貧困に追い込んででも大量生産に傾注する」事なんだわ
だから「自分の経済圏以外の豊かな社会との交易」や「物言わ(せ)ぬフロンティアからの収奪」や「生産力や文化の異なる国への画一的な輸出の強制」が要るんだわ
そんなキチ相手にキリスト側も対抗するんだが、その対抗手段が清貧とかでな
間違いでもないんだけど「お前ら、清くもなんとも無いただの貧民だろハゲ」という体たらくで
詫び寂びの境地に達しているかというとそうでもない
で、貧しい奴は金持ちから鐘をもらって平気になるし
金持ちは他者からセイカツの糧を奪って貧民に叩き込んでも痛痒も感じないようになる
それ以外の神経細胞を、生まれながらに備える、または同じ刺激でも他人よりそちらの方の神経細胞を備えやすい遺伝子は、淘汰されて、更に教義と理屈により固められていって
知性の限りを尽くして「道徳など、動物的な欲求により一部地域で生まれたものに過ぎない」とかいう学者が出てくるくらい、彼らの神経細胞は偏ってしまっているのが現状
白ユダ系の文化学者とか面白いよ
「私たちの道徳が無くても、それは動物として当然の事であり、他の道徳もまた動物として獲た一部の奇形に過ぎない」
(だから、私たちに倫理がないのは当然であり、倫理などという現状にそぐわない動物的本能に振り回されず、理性で(他人の人生を追い詰めたりして)生きる我らが賢い)
という結論ばっかりだからw
キチガイがわいて出たw
論理がブレるから黙っててくれ!
キリスト教は論理的思考を育てたとは妄想の類
ギリシア哲学だけではローマ帝国は未だに繁栄を続けてるしキリスト教より後に出てきたイスラムが
西洋諸国に競り負けたのはオカシイ事になる
結局海外布教についてもイスラム圏には広がってないのは相手を折伏出来なかったからだろ
結局戦国時代の日本で布教できたのは寺社勢力が腐敗していて権力者がバックアップしてただけ
都合が悪ければ破棄されるわけだわ
そしてそれが出来たのは自国の軍事力が侵略に対抗できたから
日本一国で「欧米」などという複数の国(日本よりも人口も多く国力も大きい国も含まれている)の集合体の
日本より優れているであろう部分を抜き出して、劣っているのはキリスト教を受け入れなかったからだ!とかある意味ものすごい国粋主義者だw
日本一国で世界に勝てないと認めてもらえんぞこりゃwww
>日本では、工学どまりで
>システムは出来ない
鉄道関係者はこの侮辱に大いに抗議してよい
>>469
理想論にこだわった最果てが共産主義の勃興と大失敗なのでは
陥穽に気づかず、また陥穽に気づいても大惨事になるまで軌道修正できない理想論優越論など認めがたいな
>事実として小さなタネから大きなシステムに育てるのは
>日本人には一度も成功したケースが無いのではないか
ロケット事業関係者はこの侮辱に怒って良い
>「今は諸々の制限で実現できてないけど、本来はこうあるべきだよね」
>みたいなべき論、理想論は苦手。
ではここで清水建設の「ルナリング」を見てみよう
http://www.shimz.co.jp/theme/dream/lunaring.html
http://www.shimz.co.jp/theme/dream/images/luna_img003.jpg
日本VS欧米という図式で
なんの違和感も感じないのが生粋の日本人らしくはある
日本はダメだダメだと言いながら冷静に考えてみればその内心はものすごい傲慢
しかも無自覚
日本人はこんな奴が多いな
戦国時代の宣教師にも日本人は傲慢と書かれてたからこれはもう伝統だな!
伝統なら仕方ないな!
欧米のトップクラスに比べて、キリスト教を土台にした部分で
理解が足りないって程度で、平均的にみれば、十分優等生レベルだからね。
寧ろ、生真面目に信仰に凝り固まってた連中の方が、完全に劣等生。
ヴァチカン肝いりの布教活動で、スペイン・ポルトガルみたくなった日にゃ、もう…。
偏見だろうがなんだろうが、大航海時代の、ヴァチカンの海外布教を
拒んだことは、宗教ドグマの泥沼に引きずり込まれるのを回避したって事じゃない。
それで、その後に輸入したシステムに、理解が足りない部分があっても、
適宜に学んでいけばいいだけの話しだし。
禁教しないで、あの時代にキリスト教国にならないと、どんどん落伍しちゃう!
…みたいな強迫観念はなんなんだろうね。
一神教文化の粋を極めた、ヴァチカンやスペインは、きちんと近代化できたの?
2chあたりの意見を拾ってきて、自分に都合よくツギハギしても、誰も納得なんかしてくれないと思うがなあ。
例え話は誤解も多くて、完全にはたとえにならないことが多いからあまり好きじゃないが
フグの毒の部分を取り除いて美味しいところだけ食べればいいじゃないというのが日本人
毒も食わないとフグを食ったことにならないとするのが>>1
(>>1 さんすいません。叩く意図はないのですがお許しを)
なお日本人は毒を無毒化して肝を食う模様
魔改造文化の一端がうかがえますね!
例に挙げてる2chのスレは既に1000に達してるから反論は無理w
都合良く抽出したレスを出してもコレだけ突っ込み入るんだからお察しのレベル
日本軍のセクショナリズムについても諸外国の欧米に存在しないとでも?
レーダー開発はホントに世界最先端の科学技術の結晶の塊
当時の日本がそれに追いつこうとしてたのが驚愕なんだよ
核開発については当時でも不可能とも言われてたし、本格的に製造しようと等狂気の沙汰だった
アメリカぐらいだよやろうとしてたのはドイツイギリスでも無理だった
>>537
レーダーもアメリカはイギリスから技術支援されてたから
最先端を走れたからなあ……
>>452
木村英紀の「ものづくり敗戦―「匠の呪縛」が日本を衰退させる」は事実誤認が多いからなあ・・・
書評でも「日本人を辞めろか人間を辞めろ」とか極端な意見が出てる始末
結局間違った見方からは正しい結論など出ない
セクショナリズムでいうならWW2時の米海軍と米陸軍の相克は日本以上なんだが
徴用船の割り当て会議では双方が一切妥協せず怒号と物が飛ぶ蛮族の集会
いつ撃ち合いが始まってもおかしくない状態だったとか
むしろ予算を取り合う関係にある組織としては
異常に仲がいいというのはあまり知られていない>旧陸海軍
>>457
アメリカ陸軍は開戦時に10万トンぐらいの船舶を保有し
戦時には細かい数字は忘れたけどとんでもない数に増えている
アメリカの陸軍船舶の起源は独立戦争に遡り戦列艦などの武装艦を
多数保有してきたので船舶保有に異常にこだわりがある
米陸海軍の相克はガチで酷く双方が奪われまいと次々に軍直轄に
したからで、政府が仲介して共用化を進めたものの引き抜かれないよう
互いに陸海の船員が顔を合わせないよう交代したり通信機材も陸海で
別で通話ができないわ交代で使う時はいちいち入れ替えるという非効率
アメリカ国内の労働力が払底し捕虜を割り当てる際には捕虜を
政府の所轄にして輸送が決定すると陸海が船を取られる協力を拒否
仕方なく空船の徴用船を送って米本土に運ぶ非効率な事をしていた
この問題が解決するのは国防省が設立されて保有船舶に制限を課すまで
それこそ100年ぐらい続いた問題だった
日本が特別ひどく見えるのは単に自国だから探しやすいだけでしかない
どっちにしろ、独裁政権やファシズムを20世紀まで応援してたヴァチカン・カトリックには
解決できない問題だよなあ…。
なんで、近代化に失敗した国のキリスト教を、わざわざ選ばなければならないのか。
歴史にIFが許されるなら、近代化に成功したプロテスタント国家から
徐々に受け入れたほうがいいに決まっている。
どっちにしろ、近代政治システムや近代科学を拒否し続けたヴァチカン・カトリックは
何らかの形で追い出さなきゃいけなかっただろうし。
近代システムの導入に成功した西洋先進国のように。
>>455
コレに対するツッコミ
じゃ何で対戦国のドイツはイギリスのような早期警戒網を構築出来なかったの?
>>453
結局負けてしまったので負け惜しみだが、そのシステム化された英米軍が大戦初期
何で負け続けたの?
日本も拙いながらも総力戦体制を整えたけど?
>>465-479
コレ、情緒的なレスだなw 客観性が無い!
>475 ←コレなんて昨今のヤ○ー知恵袋の質問のプログラム系の殆どを無視してるねw
どのPCのソフトも同じ働きなら不調など起こり得ないのに
>>489
イスラム圏の文明を無視してるな
>>490
ドストエフスキーの言葉は歴史上に置いて宗教と切り離された「文明」が有ると想定された言葉だろうか?
むしろ宗教こそ文明の発明と言わないかね?
引用者は木村博士の事か?文明の範疇が良く判らないが
>>491
今更の話だが木村博士の方が情緒的過ぎる気がする
宗教を意識しない日本人としては自分達の精神活動が何処から来たのか探る意味で宗教を持ち出してるな
>>493
挙げた人物が全部新教関係でワロタw
キリスト教と関係ない地域では大いなる回り道でしかない
そして禁教の日本とも関係ないし、これらの知識が入ってくる必然性も無い
>>495
ルサンチマンでは無いしアンチ西洋史観でも無い
批判者が多い本多勝一や高山正之は真っ当な言を言ってるしこのスレで言う禁教鎖国とも関係無い
>>496
定番の「奴隷売買」を何か矮小化してるがアフリカは「それ」で衰亡したw
それまでは曲がりなりにも王国など組織化された勢力が存在したのに遂に19世紀にはエチオピアなど極少数の国しか残らなくなった
第2次世界大戦での日本の奮闘が無ければ21世紀の今でも植民地として残っていて
もしかしたら現世より最悪のテロリズムが横行したかも知れないんだよ
>>498-499
ところで「システムは出来ない」とレスして次に「天皇制度が1つのシステム」と来るのは
矛盾してないかw
天皇制とやらが有るとは思わないが天皇という権能は世界でも日本にしかない独自の物じゃないのか?
>>500
日本の八百万の神から外れた「でうす」なる外法の神を奉ずる集団は穢れだから消毒しなきゃ!
戦国時代と言う未曾有の混乱の時代に現れた「邪教」の類、「仏」すら八百万に組み入れる日本で
それに混ざり合えないキリシタンは傍から見れば良く判らない「日本的教養」からも外れた集団
太平の世では混乱の要因でしかない
結論から言えば>1の言う「鎖国しない江戸時代」はどういうグランドデザインなのか見えてこない
言っておくがキリスト教を受け入れた日本は思想的混乱と退嬰的な社会体制でバチカンのコントロール下での
窒息した植民地でしかないし
イギリスの様に思想的自立も出来ようもない、かなり悲惨な日本だろう
日本を差配する正当性が「かしこきところ」からいただいた征夷大将軍ではなく
バチカンの「お前は神に選ばれた王」認定になるであろう
これはまだマシな想定である
>>468
>まあ確かに欧米文化では何かと体系的に物事を捉えるよな
>法則、定理みたいなものに重きを置いている度合いは日本人より徹底してる
>ミニマルデザインなんかの分野でも欧米は画一的でいかにも法則に則ってますってかんじが見て取れる
だから共産主義なんかにいてこまされるんだよ
現実に起きてる問題より机上の空論を優先する
シェーリフェン・プランなんかその最たるもんだろうが
シュリーフェン・プランに訂正
「このカーブが居眠り運転を防止するんですよ!」(実際にはそんなことなかった)と高速道路をグニャグニャ曲げたドイツ人は許されない
日本大百科全書より要約
スペインの歴史の特徴は、近代化の歩みがきわめて遅いことである。
スペインは大航海時代を生み出し、世界に覇を唱えた時期もあったが、
世界が近代に入ってからは国際政治の中心からは取り残されていた。
近代資本主義の発展は遅れ、中産階級が西ヨーロッパ諸国のように力をもたず、
社会が古い関係を清算できず、ス歴史を振り子のような動揺の連続にしている。
20世紀スペインは、19世紀の諸特質を持続していた。
当時、スペインはヨーロッパの最後進国の一つであり、
前近代的諸関係の下に複雑な社会問題を抱えていた。
とくに深刻なものが、寄生的大土地所有によって特色づけられる農業問題であった。
また、カトリック教会は最大の地主であり、同時に金融・工業に投資し、
国富の3分の1を専断していた。
教育は教会の手に握られ、非識字者は国民の半数に上った。
『誤謬表』
教皇ピウス9世はカトリックの絶対性を主張するとともに、
諸々のことを、誤謬として批判していった。
これは自然主義や合理主義、自由主義など近代思想・文化を
否定する内容で、教皇庁と近代社会との断絶は決定的になった。
誤謬表では、以下の近代思想・文化が誤謬とされた。
・自然主義、合理主義哲学
・信教の自由、自由主義神学
・領邦教会、教会への国家の介入
・世俗法の教会法に対する優越
・非教会の学校設置
>>536
まさにフグは食いたし、毒は恐し。
キリスト教というフグを食すなら、近代思想という調理法が確立されないと
危険極まりない。
それが分からぬうちは、丸のみしないのが良識というものだろう。
必要な栄養素でも、その摂取のために中毒死してしまったらどうしようもない。
近現代になって警戒を解いて、慎重に摂取するならともかく、
あの時代に、毒を生む部分に対してのみ全面解禁とか…。
>>558
>・自然主義、合理主義哲学
アカンやんwww
もしかして>>1 はこう言いたいんじゃないか?
スペインもポルトガルもWW2には参戦していない。
つまり、敗戦は避けられたわけだから日本もカトリック受容で近代化を遅らせて国際政治の中心から外れればよかったと。
その前にスペイン内戦で荒廃してるがな。
>>551
実はヨーロッパは域外の王権を認めた事は無い
>>562
イギリスはインド皇帝の椅子にこだわっていた気がするがあれは教会関係ないか
というかイギリスはカトリックじゃないか
じゃあ尚更に糞のような展開が想像できるな
>>457
>「護衛の飛行機と補給船をまわせ」だと? 陸軍に割く余分の艦隊はないお!
>何を! だったら空母も輸送潜水艦も自前で作るお。海軍にはビタ一文もやらねーおっおっ!
空母(あきつ丸)のことなら上陸支援用の装備で
上陸用装備は陸軍の管轄だから陸軍が建造するのは何もおかしくないぞ
一式陸攻が海軍所属なのにもいちゃもんつけられそうw
>>564
陸軍製輸送潜水艦ことまるゆ一号は起工も進水も海軍製輸送潜水艦である潜輸大型一番艦の伊361とほぼ同タイミング
陸軍にやるよ、と言っていた小型輸送用潜水艦こと潜輸小型一番艦の波101よりも約一年早かった
まるゆの性能がお察しだったことも有名だけど、需要と供給という観点で語ると分業してよかったんじゃあないかなあ
まあこの辺はそれ以前の段階でいろいろと間違ってるような気もするが
>>457
あとDBエンジンについてはライセンス生産を担当したメーカーが愛知と川崎の二社あったから、て話もあるんだよな
何で二つのメーカーにやらせたかって?
片方だけじゃあ生産能力の都合上、陸海軍双方の需要を満たせなかったんだよ……
>>563
イギリスのインド植民地化は多くの示唆を有してる
インド皇帝は元々のムガル皇帝の称号じゃないんだよ
イギリス国王は植民地の地域統合の象徴として国王だったり皇帝などを自称した
つまり下に見てるんだな
バチカンの王権神授とは違うし植民地代表の地位なんて鼻くそ以下だ
ムガル皇帝最後の処遇などを見れば判る
まあ、そんなイギリスでも、カトリック教会組織を追い出した事で、
国家や個人の自律性を得て、近代化できる下地ができた。
作者さんのいうキリスト教の絶対性は、17〜18世紀において、二つに明暗を分ける。
一つは、絶対性を基軸に、普遍性や合理性を高めて、近代を築く勢力。
所謂、「近代社会・思想はキリスト教がベース」は、こちらの方。
もう片方は、絶対性を建前に、教会組織や聖書を盲信して、保守に走る勢力。
ヴァチカン勢力や、原理主義者・根本主義者がそれに当たる。
彼らは、近代化に対するルサンチマンから、基本的に反近代主義。
キリスト教に対して、忠良たらんとする人間たちほど、この陥穽に嵌り、抜け出せなくなる。
一部の日本人や韓国人は、西洋の宗教史に対して無知だから
キリスト教なら、何でも近代化に向かうと勘違いしてしまう。
反近代主義が何なのかは知らん!
そんな物を語れば語るほど>1の論理に絡め取られる
「アンチ西欧史観、つまり善悪二元論史観を展開する発言者たちの民意への影響力は、甚大なもの。」
こんな物を真に受けるなよ
件の2chスレのレスなんて反射的な印象論にすぎない
そこから論理を積み上げても間違った結論になってしまう
「日本では、工学どまりでシステムは出来ない 」
こんなのが神レスな訳あるか!世間を十分に知らない学生の戯言だ
もしくは知っていても、個人的な自論、西洋崇拝、信仰などのために、わざと混線させているかのどちらか。
特に、近代主義が優勢になってから、近代化に対して、筋違いな手柄を誇ったり
調子のよい言い訳をする、見苦しいカトリックは多い。
>>570
別に真に受けてないよ。
近代初期ならいざ知らず、近代科学思想が確立した現代で
一神教の影響力が、さほど重大な差になるとも思えんし。
非一神教文化の方が、研究成果の精度が劣る…なんて客観的な統計データでもあれば別だけど。
例によって、個別の印象論をつなぎ合わせたものでしかない。
そんで近代初期に限った話しでも、キリスト教を何でも一緒くたにする
ご都合主義論だなあ…と。
つーか、体系性とか厳密性を他人や社会には求めるのに、ご本人は都合のよい印象論ばっかなのな。
それこそ、非近代的な姿勢では。
作者さんのいうような西洋人なら、客観的な統計データの一つでも出すんじゃないの。
一つに、一神教文化が、現代的な意味で、さほどの致命的な差を持つとは考えにくい。
太平洋戦争時のアメリカとの差異や、一部の日本人の不満感を
恣意的に取り上げて、誇張しているだけで、全般的に比べてみれば、さほどの差は生じていない。
キリスト教一神文化の影響が、「現代でも」致命的な意味を持つという
個人的な意見を主張したいだけの、ご都合的な論理の組み立てでは。
先ず、結論ありきの話しから、学者や2chの意見を拾ってきている。
二つに、キリスト教信仰が近代化に影響があったとしても、
それは、保守派に反対したリベラル派のキリスト教信仰ではないのか。
リベラル派の革新・近代化を敵視した、ヴァチカン本流のカトリックを
戦国時代から日本に移植することが、なぜ近代化の早道になるのか。
むしろ、教会組織の盤石を目論み、宣教師を送り込んでいたヴァチカンやスペインのように
20世紀の代表的な反近代派となり、後進国家にさせる深い傷痕を残したのは歴史が証明していないか。
第三に、当時のキリスト教宣教が、全くの無害であったかのような記述は偏っていないか。
これも、幕府側の迫害と、キリシタン側の殉教を取り上げるだけで、
無害な被害者と、一方的な加害者という構図だけを強調していないか。
真に問題となるのは、殉教した現地信徒ではなく、
その背後にいる教会組織や西洋国家との関係性ではないか。
そもそも、当時の海外布教に対しては、現代となってはローマ法王でさえ
問題が多々あった事を認め、謝罪までしているのに、
作者氏が当時のキリスト教布教が全く無害で、日本人固有の偏見だと主張する根拠はなにか。
「ローマ法王のヨハネ・パウロ二世が三月十二日、過去2000年間にキリスト教会が犯した罪を認め、神の許しを請うミサを行う」
1.歴史上、ユダヤ人を苦しめた行為を深く悲しみ、許しを求め、真の兄弟愛を誓う。
2.十字軍遠征、異端審問などで異端に対する敵意を持ち、暴力を用いた。
これらカトリック教会の名誉を汚した行いについて謹んで許しを求める。
3.アフリカ、米大陸などへの布教では、人種、民族的な差別に基づいた
排他的な行いがあり、罪深いふるまいがあった。
異人種の権利を迫害し、彼らの伝統的宗教や文化に対する侮辱的な態度を取った。
論理の根本的欠陥を修正しないまま他人の意見をつまみ食いして
自論の正しさを印象付けようとしてもうまくいくわけないわなあ。ましてソースは2ちゃんときたもんだ。
俺も色々書いたけど投下自体は楽しみにしてるのです
へこたれず頑張ってください
論理や体系を重視するならホメオパシーなどが生き残る余地などないのではないか
大友の日向での所業を知れば知るほどキリシタン潰したのは残当としか思えなくなる
こういうことする連中と付き合えるか!!
>>575
全く無害とかは言ってないよ
ただ害より利のほうが多いのではと言ってるのだと思う
俺は害の方が多いと思うが
害としては、確かにキリスト教全般に偏見が生まれてしまった事かな。
しかし、カトリックの海外布教の方が、先に大々的に展開したからなあ…。
プロテスタントや近代西洋国家が、日本に本格的に介入してくるのは、もっと後の時代だし。
進歩的なキリスト教や、西洋文明が入ってくる前に、
教会組織の重い足枷のあるカトリックが、スペイン植民地群みたく
政教一致させたり、大土地所有したり、教会学校しか認めない国にしたら…。
布教するのに文明を破壊しなきゃ出来ないような宗教は入りません!
教義として優れてるなら全世界が塗り換わってる筈だし完成された社会を持つ地域では「変質化」している
まあ、江戸時代にキリスト教が一宗教としてでも残れれば、
社会学的に、後の西洋近代化への理解も深まっただろうけど。
ヴァチカンは、あくまでもスペイン植民地群みたく、異教の根絶と
西洋教会システムの移植を目論んでたたわけでしょ。
それを世界最大の宗教組織が、全精力を傾けて行ってたわけだから。
とても一宗教の枠に納める事は、江戸幕府にはできないわけで。
結局、大々的に繰り返し送られてくる宣教師を、渡航禁止にしてシャットアウトして
国内でも禁教令を敷かないと、いずれヴァチカンの影響下に置かれて、スペイン化されちゃう事になるのでは。
根っこの主張というか動機は
「近代日本はハードは取り入れられたけど、ソフト(システム)のそれは失敗した。
だから太平洋戦争で負けた。」
てなアメリカやアメリカを代表とする西洋(漠然)へのコンプレックスだからね〜
結論(感情)が既に先にあるんだから、何を語ろうと考察しようとね
そんでハードすらまともに取り入れられなかった、ヴァチカンやらスペインの
ソフトに飛びつくんだから滑稽。
太平洋戦争で負けようと、あの時代にヴァチカン・ソフトを導入したら
アメリカと戦う以前に国が滅んでいる。
禁教令は、デメリットや弊害もあったかもしれないが、後進化ソフトの
感染を防いだという点で、有意義だった。
おかげで、キリスト教の本当に有意義な部分も、弾いてしまった面も
あるかもしれないが、ダメソフトを必死に感染させようとする連中が
しつこかったから、致し方ない。
キリストの教えを悪用する連中の危険性が薄まってから、
適宜に導入すべき。
近代化の条件である世俗化の正反対だよな
>>583 >>584
>1は「鎖国が無い江戸時代」をグランドデザインしてない
禁教の残酷さを強調した所で同時代のヨーロッパ人の残虐性のほうが上
天皇家が改宗するなど、その日本社会上の地位や権威上有り得ない
幕府や将軍家は遠いバチカンの教皇に頭を垂れるなども権力基盤からすれば有り得ない
キリシタン大名の存在も日本社会を真っ二つにする以上幕府との対決を宿命的にするから殲滅対象
傍証は同時代のイギリススコットランドの抗争からすれば当然
(続き)
結局禁教は時代的に必然的な流れだ
オランダは貿易を独占したいからスペインポルトガルを排除したいから消極的賛成
結論は鎖国(管理貿易)は時代的必然だわ
結局、今回のコーヒーブレイクで示された
「日本人は一神教の宗教に不慣れな為、体系的な思考が苦手」
という説?の論拠は、木村英紀”工学”博士の本と2chのスレだけなのかな?
本といってもビジネス本だとかの一般書籍でしかないけれど
もしこの様な論を示すのなら、キリスト教や日本の仏教・儒教etcへの深い造詣が必要となるはずだが
(何せ、一神教に不慣れだから体系的な思考が苦手、と言うんだから
当然、なぜそうなのか、仏教・儒教etcではダメな理由も承知なんだろう)
このスレの>>1 はそこまでの該博な知識と体系立った理解をされているのだろうね?
>>それでも、彼ら生活者という礎あっての「文明」なのだ。だが哀しいかな日本では、そこが体感できない。
これが予防線でなければ、いいのだけれど
あと、少なくとも>>1 はその「文明」を体感できるんだろうね
一神教といっても、他にもあるし、キリスト教内でも後進国はいくらでもあるしね。
あと>>1 氏がいうように、ご自身が非キリスト教徒で、文明やら近代を「体感」できるのなら
それこそ、キリスト教信仰は必要ないと、ご自身で証明しているようなもの。
宗教闘争やらを経ずとも、勉強やら交流やらで、概念として学べると自分で証明してるわけだが。
なぜ、自分以外の日本人は、一旦キリスト教に入信しなければダメなどと驕るのだろうか。
個人的な話じゃなくて総体的な話ではないかな
だとしてもキリスト教じゃなくてもいいと思うけどね
>>591
>>個人的な話じゃなくて総体的な話ではないかな
それね、論だけ示して証明も何もしていないことからの逃げにしか見えないんだよね
そのために社会学などの学問があるわけでしょ。
キリスト教徒じゃなくても、キリスト教の意義や歴史を学んで
大勢の不特定多数に、伝えるために。
いちいち人間社会が、一つの文化・文明を学ぶのに生活環境から宗教まで
丸写しにして移植しなきゃいけないなんて、バカな話しはない。
そういうのが面倒だから、作者さんも改宗しないで、歴史や社会学を
学んで、近代の理念が分かる…と言ってるわけでしょ。
必要な部分だけ、学問として学んで。
なんで他人が同じ方法で、学び会得するのを是とせず、
自分以外の日本人は、改宗して体感しないと会得できない…なんてダブスタで決めつけるわけ。
いちいちタイムマシンでも作って、禁教令なしにしようぜ…みたいな
絵空事を夢想するよりさ。
ご自身がキリスト教抜きで、近代を会得した方法を示せばいいじゃない。
非キリスト教徒の作者さんが、自分は西洋近代を理解したっていうスタンスと
非キリスト教徒は西洋近代を、真に理解できないっていう主張は、
どう考えても矛盾する。
日本がフィリピンみたいになってたら、各地でイスラム原理主義テロリストやら共産主義テロリストが暴れてて、
日本の資産の9割は10かそこらの同族企業が所有してるってディストピアになってるだろう。
>日本がフィリピンみたい
正にそう
とても近代化出来そうに無い
キリスト教を導入すればヨーロッパ人のように合理的思考が出来るとか妄想の域
時期的に南北アメリカで虐殺しまくってた蛮族思考だぞw
マヤ文明インカ帝国など破壊してたし奴隷貿易で現地社会を衰退させた
スペインポルトガルなど現地人を奴隷酷使させて絶滅に追いやって黒人奴隷導入の原因
日本の禁教などカワイイ物だ
むしろキリスト教を脇へ押しやることが近代化の要因では
わかった!キリスト教を導入してキリスト教から何かを学ぶんじゃなくて
キリスト教を排除するために合理的思考を鍛えざるおえないから導入すべきと言っているんだ!
つまりやられ役ラスボスサンドバック役としてのキリスト教導入!
・・・いや俺がそうすべきと考えているわけではないからな?
それがキリスト教的合理主義なんだろう。
異教徒は人じゃないから何等問題などない
ヨーロッパ人の合理的思考、科学的知見は欧州だけが発展させた物じゃ無い事に気づかないといけない
文明なんて合理的思考が無ければ発展しようが無い
蛮族なんて偏見で見られてた遊牧騎馬民族も技術革新の余裕があった社会だった
江戸時代の思想史調べてると、儒学・朱子学からの流れで、定型的な思考・思想は充分構築してるように
みえますが。
たとえば江戸時代中期に差し掛かったあたりの新井白石、荻生徂徠。
西欧の思想導入の先頭に立った福沢諭吉も、この辺りを高く評価してたし、そもそも諭吉の教養の基本も
儒学。
他にも徂徠の孫弟子の世代の海保青陵とか。江戸時代中期に当時の資本主義の弊害を分析し、独自に
共産主義的な思想を生み出した安藤昌益とか。他にも諸々。
「西欧のキリスト教がなかった時代の日本には合理主義的思考を構築できなかった」とまで言い切られる
からには、当然、最低でも江戸時代ぐらいの思想史は一通り押さえているのでしょうね?
結論ありきで、その結論に有利な事例だけをつまみ食いするのではなく。
結局、>作者さんは、キリスト教とか近代化の歴史を、厳密に検証するよりかは
西洋の優位性と、それ以外の野蛮性を差別的に語る方にだけ興味があるんだよな。
それって、名誉白人になって他人種・他文化を見下して
自己のアイデンティティを満たそうとする、チープな差別主義でしかないでしょ。
キリスト教が西洋近代化のベースになった…という中高レベルのフレーズで
思考停止してるもの。
それは一つの真実でも、現実的にキリスト教と近代化を
語るとか受け入れるとなると、そこからもっと深い考察や検証が必要になる。
いや、それ以上深く考えると、キリスト教の複雑な内部事情や
近代化とキリスト教の緊張した関係とか
都合の悪い事や、負の歴史も直視しなければいけないから、
あえてずっと目と耳を塞いで、都合の良い話しばっかつまみ食いしてるんだろうけどさ。
キリスト教を受け入れるにしても
殉教史と、キリスト教が近代化のベースになった…という一フレーズだけ盲信して
お目目をウルウルさせて、無批判に取り入れるなんて
よほどお目出度い脳じゃなきゃできないよ。
近代合理精神の基礎になった、自由にモノが考えられるキリスト教自由主義神学を
カトリック教会組織は、絶対に認めず疎外し続けた。
あくまでも、合理性で宗教を検討したり、割り切ることを許さなかった。
いわゆる今の先進国は、そういった宗教・思想の再分析を
各々の文化で培った合理性で近世から始めた。
ヴァチカン系カトリックや、中華系儒教などは、国家権力と宗教・思想が
密接に結びついてしまっていた為に、それができずに落伍していった。
キリスト教自由主義神学は、理性によって世界全体をすべからく再解明しよう…
という宗教的熱狂から、近代科学などを発達させた。
そういう一神教的な宗教意欲がなかった、日本の近世思想は
近代科学などは西洋ほど大きく発達させなかったものの、それを受け入れる
合理精神の素地は、きちんと作り出していたのは明治で証明されてる。
同じキリスト教でも、中華系儒教やイスラム原理主義と同じ
旧態然のままのヴァチカン系カトリックが落伍したのも、時代が証明している。
江戸時代に開国していれば…カトリック海外布教をあの時、受け入れていれば…
という仮定は、大々的に海外展開して、カトリック信仰を広めまくった
スペインとその植民地群が、一国も先進国入りできなかったのが
明確に答えを出している。
>>だが素人のクセに>1は、こうした風潮に納得していない。
>>掘り下げると日本国民一同のトラウマとなる禁教を、
>>「矮小化したい」・・・そうゆう下心があるんじゃね?
と
>>鎖国を曖昧にすれば禁教の過酷さも曖昧になる。
>>それは幕末と戦前の迷走を曖昧にするはずだと、>1は思う。
の2点は、>>1 の主張したい事であると思われる。
しかし上段において「素人のクセに」と断りを入れながら、
その後は専門家の知見(当時のではなく現代の歴史家)によらずに
本屋では歴史関連で売られているがその実は一般書籍のものばかりを
典拠・論拠にしていて説得力に乏しい。
またそのやり方はとても危ない。
素人がトンデモ・独自研究にはまる典型的なパターンと言っていい。
悪い事は言わないから、自分の考えについて一度整理する時間をとって。
自分の考えや思い付きが魅力的で正しく思えても、
落ち着いてから見るとそうではなくなっていたりすることは、よくあることだから。
カトリック輸入しても、スペインみたく迷走するだけで、
むしろ、作者さんのいう西洋合理性を排斥するだけだからな。
尊王攘夷の代わりに、教皇至上主義だの、反近代だのが入ってきて
20世紀まで定着する。
尊王攘夷は、幕府を追い込む方便にすぎず、
わずかな期間で使い捨てられて、その後
日本は急速に西洋近代文明の摂取に躍起になっていく。
幕末や昭和初期に混乱があったとしても、それは、その時の
為政者や民衆が考える事。
江戸幕府が、現代の法王が謝罪するほど、無軌道な布教体制だった
カトリックを、当時のレベルの対処法で防いだとしても、至極当然。
宗教原理主義や、共産主義の理想に酔う末端は、罪のない無垢な存在かもしれないが
裏で、そういった大衆を操って、富の搾取や圧政に利用する組織がある限り
無自覚的に仕立て上げられた、哀れだが危険な感染者としか言いようがない。
そして個人の信仰の自由と、ヴァチカン宗教組織などの国や個人への介入が
きちんと整理されるのは、西洋でもずっと後の話し。
>>604
>>だが素人のクセに>1は、こうした風潮に納得していない。
>>鎖国を曖昧にすれば禁教の過酷さも曖昧になる。
これ何処の安価のレスだ?
>独自研究
論文じゃなくやる夫スレなんだから大目にみてよw
>1の出すレスにツッコミを出すのは楽しいし、思考が研ぎ澄まされるよ
日常では一々考えないからな
>>607
上の方、>>49 へのレスね
その後の>>1 の論旨の方向性を表明してるので大分さかのぼった
>>独自研究
>>論文じゃなくやる夫スレなんだから大目にみてよw
いやそれはその通りなんだが
「答え」が先にあってその為の証拠探し
という本末転倒ぶりを見てるとね
その「答え」の妥当性をまずじっくり考えてみては?と
だが待ってほしい
それをするとスレが止まるかエタるのでは
わりと楽しみにしてるので思いつくがままで良いので書いて欲しい
>>609
そういう需要があるというんなら、これ以上とやかく言わない事にするよ
>>584
「近代日本はハードは取り入れられたけど、ソフト(システム)のそれは失敗した。
だから太平洋戦争で負けた。」
そもそもこれが勘違いで
日本が負けたのは時間と金の両面で貧乏だったから
どちらかだけでもあれば「時間を金で買う」か「金を時間で稼ぐ」のどちらかができてそもそも戦争しなくても済んだ
というかソフトとやらを導入成功してたら当時のアメリカに勝てたとか本気で思ってるのかと小一時間問い詰めたい
第二次大戦前の日本には財閥がごろごろあった
加工貿易をやっていれば列強でいられたはずの日本は何故戦争したのか?
という問いに対する手がかりの一つとして期待しています
それはここに期待することじゃないだろう。
中国に投資済みの資産があって、それに関わって生きている日本人が居るなら
それらが襲われてるのを放置できない、というシンプルな理由でしかない。
多重債務者の中華民国に、債権者会議の決定を逸脱して強制執行をしたから
他の債権者から干渉されたんだよ。
こんなのに思想もクソもない。
期待する事ではないけど、>>1 が第二次大戦と日本の敗戦を釣り餌にしたからね、しょうがない
文章を魅せる側の都合として「食い付き」の良いモノを……というのは、しょうがない面もあるんだけど
戦後の日本人に一番普遍的なそれが「敗戦」なのよね
何せ(責任の有無は別として)全ての日本人の体験で
戦前と戦後で社会体制や価値観が激変したんだから
戦後世代でも、歴史に興味を持つような人なら「敗戦」について考えを巡らせない人はまずいないだろうし
>>611 ,>>612
ちょっと前の軍板(今は知らない)でも、主流ないし散見されたものとして
戦前・戦中の軍部の過失をあげつらう様なものは多かった
>>「近代日本はハードは取り入れられたけど、ソフト(システム)のそれは失敗した。
>> だから太平洋戦争で負けた。」
も色んなヴァージョンがあって
・曰く、日露戦争までの日本軍は、陸軍は独国式、海軍は英国式を手本として
日露戦争に一応勝利ないし引き分けに持ち込めた。
しかしその後は、勝利に溺れ他の先進国を模範とせず、精神主義を至上として(以下略)
みたいな論はよく見かけたもんだ
戦中の日本や日本軍の少ないリソースの配分に問題が無かったかと言うと
後知恵込みではあるが、問題が無かったとは言えない、当時としては妥当でも
問題はそこじゃなくて、第二次大戦における国家の最高意思決定機関の機能不全
軍部の暴走や、それを止められなかった政党・内閣・元老・宮中勢力・軍中枢etc
の前には正直、霞むというか瑣末な問題でしかない(社会背景や思想も絡む)
要は>>1 の言うとおり「歴史の必然。敗者=悪でFA」と短絡的に考える人が多いという事
そして、それに感情的に反駁する人もまた多いという事
「敗戦」からもう70年で当時の研究も進んできてるんだけど
なかなか人口に膾炙するまでには至っていない、というのが現状という所だろう
>国家の最高意思決定機関の機能不全
>軍部の暴走や、それを止められなかった政党・内閣・元老・宮中勢力・軍中枢etc
こういった諸々が日本特有、いや非キリスト教国特有であるならば>>1 さんの言説にも説得力が今よりは増すのだがな
そういったいざこざはキリスト教国にだってあるし、むしろ制度疲労と国難が同時に来てしまった国においては
普遍的に発生しうる問題ではなかろうか
>>616
>「敗戦」からもう70年で当時の研究も進んできてる
確かに研究は進んでるが「それほど大した理由も無い」のも困る
「アメリカが全てを引っくり返した」としか言いようが無い
サヨクが戦争反対と唱える理由に東京大空襲やヒロシマナガサキの原爆を上げるが
そんな事が出来た国はアメリカくらいしかない
イギリスでも出来なかった
レーダー技術なんて瑣末な問題
>>618
アメリカに負けた理由については概ねその通り
(まあレーダーとか暗号とか戦術やらにケチ付けてる人もいるけど)
>>616 で言いたかったのは
「対米開戦の意思決定の詳細や責任の帰属」とか
「国家の最高意思決定機関の機能不全」についての
国民的な合意が得られているか?ということ
大筋、「軍部の暴走」で片付くけれど
それに至る細かい経緯だとかは、そう簡単に説明できる事じゃない
そこに付け込んで、色々する輩がいるわけで、内にも外にも
それに何もかも焼け野原(イメージ)になった「敗戦」は
いくら論理的・理性的になろうとしても、そうなれない人を生む
>>619
まあ軍部の暴走と言えば、例えば満州事変を引き起こした石原莞爾を処刑出来なかったのが大元の原因なんだが
あれで冒険主義に囚われた野心家共を抑えられなくなった
後、日本では何故か軍人が政治家にならなかったのが政界に軍に影響力を及ぼせる人材が存在しなかった原因
議会内閣に軍への命令権が無かったとしても人脈で押さえ込もうと出来た筈なんだな
>国民的な合意が得られているか?ということ
大日本帝国憲法下では主権は天皇にあるので「合意は必要無い」
後、アメリカには明白な戦争をする理由が無いがルーズベルトには有った
何故なら日本は中国との戦争には勝利出来るが終戦させるにはアメリカの介入が必要だった
日本に中国を管理する能力が有る筈も無いし戦後復興には莫大な予算が必要だった
結局アメリカが必要だったが第1次世界大戦以降妙に日本に敵対的だった訳だなルーズベルトの所為で
それで外交チャンネルが途切れて軍事行動を拡大させざるを得なかった
イギリスの方はヨーロッパでの戦争でそれ所では無かったし、日英同盟はアメリカに切られてしまってた
結論日米戦争はルーズベルトが悪い
>>620 、>>621
細かい点については色々あるが、要点を絞ると
「国民的な合意」とは現代ないし戦後の日本でのこと
国民の共同認識とでもした方が良かったね
旧軍に対して表層的な古臭い認識しかもってないのに例題としてあげるこの博士の言説は参考にしないほうが説得力が毀損されずにすんだのではないか
日本をディスれば本がそれなりに売れた時代の表層的な古臭い言説だ
敗戦をダシに、自分の主義主張を押し通す事ができる時代も、終わったって事だなあ。
敗戦は敗戦として、それに対処する主義主張が杜撰だったり、
牽強付会だったりすれば、当然なんじゃそりゃって話しになる。
ポエムな一国平和主義とか、キリスト教に一国総改宗してればとか
国内外の事情をガン無視で鎖国しなければ…とか。
現実を全く顧みず、自分の主義主張のために、牽強付会を繰り返し
都合の悪い事には目を瞑り、対処法としても効果が望めない。
そんな敗戦に胡坐をかいた、いい加減な話しは、もう通用しないんじゃないかな。
仮にキリスト教を全面導入したとしても、作者さんの言う通りに
あっさりと絶対理性が手に入るわけでもあるまいし。
二度の世界大戦しかり、西洋キリスト教社会でのファシズムと独裁、
差別と虐殺、偏狭なナショナリズムしかり。
現在でも、神の名のもとに始めて泥沼化したイラク戦争への決議、
世界経済の不安材料となっている、EUの迷走などなど。
16〜17世紀にキリスト教化して、海外進出してれば、20〜21世紀の
問題が雲消霧散するなんてファンタジーは、時代遅れの西洋絶対主義の
産物に過ぎないじゃない。
西洋型の近代理性を獲得するにしても、それは西洋の理性的な部分を
よくよく判別する事から始めなければいけないわけで。
作者さんみたく、杜撰に西洋社会を一括りにして、無条件に
なんでもかんでも信じ込むお目出度い人間ならともかくさ。
キリスト教から、近代理性を抽出するにしても、反近代的な
部分を見極めてカットしないと、逆に反近代に引きずり込まれるのは
宣教師を送ってきているスペインの歴史を見ればわかるじゃない。
現代でも、作者さんみたく、それが判別できなくて、イエズス会経由の
キリスト教でもなんでも全面輸入しちゃえー…なんて人間がいるのが
結局は、全面禁教しなきゃいけなかった理屈じゃない。
理解不足から、全面禁教するのも、全面輸入するのも
五十歩百歩の同類でしょ。
結果、そういうのは大ざっぱなリアクションしかとれないのが、
今も昔も現実だったわけで。
仮にキリスト教徒になって、唯一神の絶対の概念を軸に
体系的かつ合理的な西洋近代化を推し進めるとしたらさ。
まず最初にやる事は、自由意志を獲得してから
カトリック坊主を殴って、その高くなりすぎた鼻をへし折る事だねw
腐った体制や、教会組織のための教義を骨抜きにして
本当の意味での、絶対を仮定基軸にした価値観を求めるよ。
ついでに、その用が終わったら、天なる父という概念も捨てて
宗教色のない近代思想にシフトするね。
キリスト教じゃないと、本当の文明じゃない…なんて、いつまでも
昔の夢に浸ってるバカな教授なんかは、いつまでも寝ぼけてればいい。
そうやって、昔の栄光にすがりついて落伍していくのは、文明が
ダメになる兆候。
作者さんみたく、犬みたく這いつくばって、ご主人様からキリスト教を
恵んで貰えれば、何も考えないワンワンでも近代化できる…
なんてのは考えが甘いし、近代を獲得するのに刻苦した西洋人に
逆に失礼でしょ。
>作者さんみたく、犬みたく這いつくばって、ご主人様からキリスト教を
>恵んで貰えれば、何も考えないワンワンでも近代化できる…
>なんてのは考えが甘いし
弁護するわけではないがそれは藁人形論法というものであろう
キリスト教に対して、常に無批判・無思慮に肯定して、取り入れようってんなら、その通りじゃない。
そもそも近代化の端緒が、カトリック教会組織の腐敗や硬直した部分への、反対活動から始まった一面がある。
作者さんの様に、カトリック布教マンセーの姿勢で、
近代に辿り着けなかったのは、ヴァチカンやスペインが現実に証明してくれてる。
寧ろ、カトリックが全く問題がないのに、日本人が偏見で迫害したために
近代化が満足にできない…などと、殉教史だけを取り上げて決めつける
作者さんの基本姿勢こそ、藁人形理論ではないのか。
当時の他の異教の地の現実にも、カトリックの近代化に対する姿勢にも
日本人の内外の事情にも、一切目を瞑って、
日本人が一方的に悪かった、偏見持ちで罪深い存在だから、満足に
近代化できない…なんて時代遅れの鎖国批判論を、今更展開されても…。
そもそも、他の信仰を認めず、寺社仏閣を焼き、
地方政権と取引して、大きな土地や奴隷の売買を行い
宗教指導者が、キリシタン大名に呼びかけて中央と対峙する姿勢すら見せた。
もうコーラを飲んだらゲップがでるぐらい、どうなるのか分かる活動内容で
日本人信徒が、美しい信仰形態をいくら積み重ねても、宣教師側が全部ブチ壊してくれてる。
秀吉にしたって、当初はイエズス会の現実にやらかしてくれた煽動に警戒して、
支配者層のみの禁教にとどめて民衆の信仰は大目にみてた。
信頼を失って厳しい目で見られるようになったのは、宣教師側の行動や
偏狭な教義のあり方に責任の一旦があったのは、至極当然だと思うが、
真面目な日本人信徒が、いくら真面目に信仰しても、この様では…。
>>630
>真面目な日本人信徒が、いくら真面目に信仰しても、この様では…。
宗教的情熱が他者を抑圧する事は良く有る事だ
むしろ真面目過ぎた事が島原の乱を引き起こした
コレには当時の権力者は驚いただろう、戦国期に起こった農民反乱とは質的に違う
大規模な「戦争」だった
それに外国勢力の援助すら想定された戦国時代とは全く違う動乱
徳川幕府は恐怖したから禁教で外国人宣教師を追放し貿易相手を限定した「鎖国」で対抗したと言える
島原の乱を純粋な宗教戦争ととらえるのもどうかな
宗教反乱の側面がないわけじゃないけど、他に多様な面を持っているのがこの事件だし
あと鎖国というか貿易制限自体は島原の乱以前からジョジョにはじまっているんだよね
>ジョジョ
変換ワロタ
家康はスペインポルトガルを信用してなかったから取引先を変えようとはしていた
オランダの他にもイギリスも候補に上がってたが東南アジアでの戦争に負けてインドに注力されたので
日本とは疎遠になった
でもイギリスが居たとしてもチムール帝国の惨状から単純に歓迎できない
1国独占による寡占の弊害もあるような気がする。
>>559
1さんは近代化要素を前倒しして日本に導入するためにキリスト教に目をつぶろうがスタンスだから
フグのおいしいところ=近代化要素で毒=キリスト教ではないかな?
あれだ、ちょっと舌がしびれるくらいが一番旨いという狂気の食通的スタンス
無制限導入ということなら肝も身も構わず丸かじりの自殺志願者でしかないという気もするが
1さん的にはそんなに毒が強いわけないという判断なのだろう
>>625
絶対理性とか言うと「市民、幸福は義務です」みたいなディストピアが想起されるなw
近代化導入
幕末明治の日本には明白な動機「欧米に追いつけ!」は有ったが
戦国期の日本には無い、ヨーロッパの知識=キリスト教は短絡的過ぎる
日本が徐々に独自性を蓄えてきたのは江戸時代なんだな
天地明察で有名になった改暦にしても唐から導入して800年した暦法を独自に計算して変えた代物だし
欧州に合わせようとして太陽暦を導入するのは無理だった
そもそもフグの身(=近代)を食おうとすると、全力で叩き落として
毒(=盲信)を口の中に突っ込んでくるのがカトリック。
せっかくキリスト教徒になっても、近代的要素は目の前で蹴り飛ばされて
おあずけを食らい、盲信と停滞のみを食わされ続けるはめになる。
作者さんがマンセーしている海外布教から、一国でも先進国が生まれたか?
勘違いしないで欲しいのは>>1 さんはこう思ってるんだろうなあという想像であって
弁護してるわけでも賛同してるわけでもない
まあ。典型的な中身がわからんから、ともかく完コピして
西洋人のライフスタイルだけ猿真似して、進歩的な人間になれると
勘違いしちゃう浅薄な外国かぶれじゃない。
そもそも。スレの最初の冒頭で近代思想がわからんと書いて
スタートそてるし。
キリスト教に対する偏見から、キリスト教をベースにした西洋近代化が
日本人は、本質的に理解できていない…とか偉そうに説教するけどさ。
そもそも、ご本人がキリスト教徒が、どのように近代化したか
理解も勉強もしてないから、反近代に進む方のキリスト教を
日本の宗教のメインストームにしようと、躍起になる。
キリスト教について、理解や知識が学問的に、充分に得られない時代ならば
カトリック保守派に限定されそうな海外布教時は、偏見でもなんでも
防衛的に防いで、近代思想をもたらす一派とのコンタクトから
徐々に解禁していった方が無難だったのではないか。
ようするに史実どうりの方が、今の 「現実の」 スペインやスペイン植民地群と
同じ運命を辿らずに済んだという、単純な事実がある。
16世紀に全面開国して得られるのは、偏狭な保守派カトリックの群れぐらいで
失うものは、近代化に進む可能性と、日本独自の分化性だろう。
単純にキリスト教徒に比率をあがれば、西洋近代化に近づく…
とかいう発想が酷く安易で短絡的。
ちょっと考えれば、盲信するだけのキリスト教徒の「数」が多いだけで
人口に対する比率が高くても、近代化できてない国は、たくさんある。
寧ろ、作者さんのような人間がいるから、16世紀に全面改宗して
ヴァチカンのキリスト教観に、一国の運命を全て賭ける…なんて
無茶なバクチを打たないほうがいいのでは。
そもそもの発想が「鎖国をしなければ近代化はもっと早く始まってた」とか日本人を買いかぶり過ぎ!
西洋の近代化も複数の国の思想家が文字通り生死を賭けて発展させた物
日本が単独で成し遂げられる訳も無いし西洋文明のお裾分けで近代思想が日本に入って発展するとか有り得ない!
江戸時代の社会成熟とか庶民の識字率の上昇、学問の奨励
どれも鎖国下の平和で培われたもの
カトリックの隷属下、国内分裂状態の緊張化では成しえない
下手をすれば秦帝国、チムール帝国、オスマン帝国等の二の舞だ
>>212
>>213
「日本国憲法を作ったのはアメリカ合衆国。いいね?」
「アッハイ」
「声が小さい。わかったか!」
「ハイ!」
「日本国憲法は改憲が実際難しく、安全保障の発揮に問題がある」
「ハイ」
「ザッケンナコラー! 返事しろッコラー!」
「ハイ!」
「極東の安全保障を担っていた大日本帝国を叩き潰した結果、
その後21世紀まで続く軍事的緊張を作り出した国家は?」
「……」
「ワドルナッケングラー! 速やかに回答重点!」
「アメリカ合衆国!」
「遥かに良いです。ではアメリカ合衆国は日本の再武装に協力する権利と義務がある。おわかりか」
「アッハイ」
「声が小さいッコラー!」
「ハイヨロコンデー!」
「遥かに良いです」
こうした日米合同研修メントが必要であることですね。
韓国軍が38度線を越えることを支援したのは飴さんだが、それ以外の軍事的緊張の要因は
全部東側
緊張がなければ、君はシベリア送りだろう。
夏が涼しければいいのか
憲法の前提は同盟、安保体制じゃなくて占領維持であり、講和が成立した時点で改正
再武装するのを当然に予想して英語の原文を作った。
マスコミに言われるまま、ハンガリー動乱プラハの春の再現を切望する社会党へ
投票するバカが想定を超えたに過ぎない。
なんか憲法論議とか流石にスレチだと思うが占領した国に憲法とか作るのは国際法違反なんだわ
ただ戦後70年以上運用された実績が憲法無効論を不可能にさせた経緯がある
憲法改正はこれからなんだな
安保法制には間に合わないが・・・
戦国・江戸時代においてm展開したキリスト教ナンデモ近代化論が、
流石に、穴だらけだろって批判を受けまくった。
そんで戦後にいきなり話しをトバして、憲法護持=鎖国メンテリティ
みたいな、大衆受けしそうなだけの、根拠のない印象論を展開したに過ぎないだろうからね。
作者さんと日常で会議とかしないといけない人は、大変だろうなあ…。
ただ、これだけ長期に渡ってスレ民に>>1 の理論ガバガバじゃねーか!
って突っ込まれてるのに継続して投下やってられるメンタルはある意味すごいと思う。
自身の理論の絶対性に対する揺るがぬ信仰を持ってるか、自分の理論に反対するやつを人間と思ってなくて
批判コメを雑音としか思ってないのでなければ到底やっていけんだろうな。
もしくは他者の書き込みを一切見ないで投下だけしてるのかもしれんが。
理由はいくつか考えられるんじゃないかな
途中で投げ出せば逃亡したという不名誉が残るが、最後まで書ききれば、そのこと自体は賞賛に値する
最後の最後にどんでん返しを用意している場合、今までの突込みは全て的外れになるetc
大どんでん返しねえ。
いままでの論旨を、ツッコミに対処して、そんなちゃぶ台返しをするなら、ロクなもんではないな。
アーアー批判聞こえない、間違い認めなーい、でも修正はコッソリやるー。
よっぼど見苦しいと思うが、まあいままでが、そんな感じだからなあ。
少なくとも、いままでダラダラやってた論旨と一貫性がなければ、そんな大どんでん返しなんて、誰も認めんでしょ。
いままでの論旨を継承しつつ、ツッコミを全て納得させるウルトラC?
そんなにハードルを上げちゃ、かわいそうじゃない。
ブログの炎上も一部の集団しか見てなかった初期と違って
いろんな人の目にさらされるようになると、この人たちがやってること正直どうなの?ってカウンターが入るようになってきたなぁ
炎上する=批判意見が、全てあらし
というような、決めつけは如何なものか。
あらしか、真っ当な批判かは、その内容の妥当性によってのみ判別されるべきで。
更に言えば、スレ民側では、一方的な決めつけ、都合のよい切り貼りの意見などやっている人間は、ほぼおらず、きちんと資料や歴史的事実を基に意見を述べている。
印象論を、さも事実の如く語る>>1 氏の姿勢の方が、いい加減なあらしに近いだろう。
そもそも、キリスト教が西洋近代化のベースという≫1氏の意見には、誰もヘイトなどして反対などしていない。
それを踏まえた上で、カトリック保守派が主導となってやっている海外布教を考えなしに鵜呑みにするのは賢い選択とは、とても言えないのでは、と言っているに過ぎない。
それを、安全の根拠も示さず、
近代化にキリスト教は必要だから、
反対意見は、全て禁教令が生んだ偏見によるヘイト、
と、穴に頭を突っ込んだダチョウみたいな姿勢で繰り返すから、ホンマに言うてる事大丈夫かいな、というツッコミが入る。
前の方のレスでも言ってる事だが「デカルト」を知らないと近代化は出来ないと言う意見には賛同できない
イスラム勢力に雄であるオスマン帝国の衰退には近代思想は関係ないからね
欧州は、古代、中世、近代、現代、すべてに於いての大戦で人口を激減してからしか戦争を止めなかった
(そこまでブッコロしてしか相手の抵抗を止めるだけの正当性も主張できなかった)
日本は、中世(アテルイの乱)の頃から「生産手段の提供」によって戦争を終えてきた実績があり
(止めきれない戦もあったが)近世始めの戦国時代ではその時代を通して人口は増加傾向にあった
アテルイの乱は古代だと思うが?
辺境異民族の反乱の鎮圧は古代律令体制の完成だと思うし
中世って武士階級の勃興から始まってると言う認識
日本がヨーロッパと一緒で「封建体制」という他の文明には見られない社会体制を構築し始めたのが近代化に繋がった
と、この認識がまだ歴史学者や社会学者などの共通認識には成ってないのかな?
後、「近世」って日本にしか無い特殊歴史区分だと思ったがな?
そろそろツッコミも出尽くしたと思うので作者さんの投下を待とう(また埋まる勢いだ)
ローマ帝国がイスラエル王国を征服
→独立を唱えるユダヤ人革命家を処刑
→そいつの提唱した(らしい)教義を採用
→軍隊が弱体化したところに北方からヒャッハーが乱入
→滅亡
(最初からアカン)
おっと降臨待ちだったな
すまぬ
油断すると干妹になりかねんからな
>>660
逆にユダヤ人の方はローマ帝国領内の都市に商業民として居住することになったんだよな
改宗者が多そうだから現在のユダヤ人全部がその子孫というわけではないが
そういう有能なユダヤ人、イスラム教徒、プロテスタントを追放・迫害して、
経済的・文化的にも、国を停滞させて没落させたのがカトリック護持を掲げたスペイン。
それで経済が停滞し、何度も破産宣告を出す。
植民地の原住民から死に至るまで搾取して、破綻した経済を取り繕ってた。
海外布教によるカトリックの拡散と護持は、宗教戦争と、拡大化しすぎた悲惨な植民地群、
反近代化の流ればかりを増加させて、スペイン内外に疾患を積み重ねていく。
和辻先生のいう大航海時代による、近代的躍進や科学進歩なんて事実としては欠片もない。
鎖国による閉鎖的イメージに適当に合わせただけの、いい加減な印象論にすぎない。(類友)
日本は、スペインのダメダメな経済・宗教の版図に組み込まれずに
自力で貿易黒字を生み出せる様に、江戸の官僚たちが頭を捻らせていた。
鎖国してんのに貿易黒字とは是如何にw
鎖国してたから海外の金銀レートが判らずに銀を大量流失させた訳だが・・・
そりゃ幕末に、砲艦外交の前に慌ただしく条約を結ばされた時の話しでしょ。
混乱が収まると、すぐに外国にペテンに掛けられた事に気づいて、改正を申し入れてる。
その間に、銀が流出したってだけの話しで、どっかの西洋国みたく延々と垂れ流してたわけじゃない。
当時は、生糸や茶などは、やはり中国などの農業強国が貿易に強く
西欧や日本は、金銀を流出させて、それらを求めるしかなかった。
もしくは、イギリスみたくアヘン売るか。
江戸時代の場合、それじゃまずいってんで、金銀の海外流出を制限したり
海産物の輸出や、生糸の国産化を奨励して対処してた。
結果的に、生糸の国産化などに成功した事が、スペインみたいな収奪と鉱山頼みの
ダメ国家との明暗を分けた。
>>666
そういう事を言ってるわけじゃないんだけど
鎖国してるのに貿易黒字とかオカシイだろ?
長崎平戸でやってたのは貿易というレベルじゃない
銀流失については砲艦外交以前に幕府の役人が「海外レートを知らなかった」
それに江戸時代の日本は地産地消で一つの小世界だったわけで貿易黒字とか頭に無かった
その中で資本の蓄積がありヨーロッパ勢に対抗できた地盤が出来た訳だな
幕府の役人はその中でのほほんと幕藩体制を維持してただけじゃ、昭和の通産省みたいな事をやってた訳じゃない
平成の日銀の悪口はそこまでにしておくんだ
鎖国中でも、清とオランダとは貿易してたし、その為に海外に金銀が流れるのを幕府はずっと神経尖らせてた。
そんで、金銀の流出に制限を掛けて、輸入品を国産化させる事が基本方針だった。
その政策…貿易制限を掛けてたので、海外レートの影響を受けずに大事なかった。
赤字解消の為にアヘン売ったり、それをきっかけに戦争したりせんで済んでた。
幕末にしても、当時の海外レートとの差異は知っていて、外国の言うことを鵜呑みにはできないって主張もしてた。
結局、力押しで不利なレートで結ばされたが、その後もレート改正の為にアメリカで日本の言い分が正しい事をきちんと証明している。
当時アメリカの新聞などでは、日本人使節が理路整然と通貨レートの問題を述べた事を賞賛している。
少なくとも、インディオを鉱山で強制労働させて、収奪したのに
何度も破産宣告しているスペインや、
アヘン売って、貿易赤字を解消してたイギリスなどよりは
もっとマシに、海外取引の問題を、コツコツ真面目に取り組んでたと思うわ。
まあ、積極的に海外に対して儲けるっていう意味での貿易黒字ってのは、ちと表現がおかしかったかもね。
金銀の海外流出を抑えたかったという、どっちかっていうと消極的な理由の方が大きいかも。
ただ、鎖国体制のもとで、大幅な貿易赤字を被る事もなく
生糸などの買いっぱなしの輸入品だったものが、主力の輸出品になって、
明治以降の飯のタネになったというメリットも、事実としてあった。
わあ、面倒臭そうw
このスレで長文で自説を開陳すんな
2chのそれ専用スレでやれ
つーか、江戸時代初期に全面開国しても、稼げる主力輸出品がないから
延々と海外に金銀が流出するだけなんだよな。
植民地収奪戦争に関わると、スペインみたく泥沼対外戦争になる可能性もあるし。
なにより道義的にアレだし。
制限的な保護貿易みたいな事を続けた方が、植民地に依存した大ざっぱな経済よりも
後の世では、真っ当に稼げて、きめ細かい経済システムに対応できたのでは。
現在の日本とスペインを比べて、和辻先生の言うように、江戸初期から開国した方が
一方的に有利で得だった…なんて事があるんだろうか。
>>673
結局は歴史ifだからアレだが、使節団を頻繁に出して
幕府の高官が知識や意識を共有することは必要だったんじゃね?
ってのはあるかな。
その為に長崎はあったし、実際そう機能してたじゃん
外国人を日本人に招くんじゃなくて
日本人を外国に送る必要は会っただろうね。遣唐使みたいに。
×外国人を日本人に招くんじゃなくて
◯外国人を日本に招くんじゃなくて
>>676
そういえば間宮林蔵は沿海州に渡ってから帰国していたらしい
キリスト教ももっとこんな風にフランクな聖書にすれば
長崎の教会が原子力の炎で焼かれた後となった今でもワンチャンスあるだろう
ttp://curry-blog.cagami.net/?guid=ON&eid=1071186
>「ああああ、オレの妹に言い寄るアホが来たらどうしよううう。妹はまだちっちゃくて、おっぱいもちっぱいだってのに、ああああ、妹は絶対オレが守るうううう」
>「ちょっとやめてよ、お兄ちゃん。あたし、もうぼいんぼいんだし、カレだってあたしのおっぱい見てムラムラしてんのよ」
>(新共同訳「わたしたちの妹は幼くて、乳房はまだない。この妹が求愛されたら、どうすればよいのか。わたしたちの妹は幼くて、乳房はまだない。
>この妹が求愛されたら、どうすればよいのか。この子が城壁ならば、その上に銀の柵をめぐらし/この子が扉ならば/レバノン杉の板で覆うことにしよう」
>「わたしは城壁、わたしの乳房は二つの塔。あの人の目には、もう/満足を与えるものと見えています」)
めちゃくちゃに薄い本にされるかもだがw
>>679
元ヤクザの牧師がいる時代だから、それくらいの翻訳書はありそうなものだ
元マフィアとか元軍人みたいに殺生をしてた奴が神職に逃げ込むのはどこにでもある。
今の日本は現役ヤクザが牧師をやってる国だよ。
ヤクザがフロント企業を経営する際の脱税手段、キリスト教国(ケシ、コカ栽培国)
通関の際の優遇措置確保の手段として宗教法人格は使われる。
このスレ何かに似てると思ったけど
アフィブログにまとめられたネタの記事とそれのコメ欄の中身の雰囲気とそっくりだ
米西部オレゴン州ローズバーグで、男が教室に押し入って銃を乱射し、10人が死亡、7人が負傷した事件で、
米CNNは男が犯行時、生徒らに宗教を尋ねてから発砲していたと報じた。
撃たれて負傷した女子学生(18)の父はCNNに対し、
「男は床に伏せていた学生に立ち上がるよう命じ、キリスト教徒かと聞いた後に撃った」と証言。男性教授には「数年間、この機会を待っていた」と語り、
至近距離から発砲したという。
2chじゃねえんだからニュース記事貼り付けるな
太平洋戦争への極端な悔恨やら、西側との僅かな近代化の差異を気にして、作者氏や和辻先生みたく
絶対一神教の重い十字架を背負うなんて気がしれんわな。
まあ、開国と近代化はいつの時代もワンセットで、ノーリスク・ハイリターン
みたいなお花畑脳だからだろうけど。
C.Wニコルがこう言ってたな。
日本人の心はとても自由です。それは宗教にも言えます。
宗教の自由というものも大事ですが、宗教からの自由もまた大切なことです。
>>685
宗教からの自由と言うより宗教に対する鈍感
だから共産主義とか新興宗教とかに引っかかる人も多い
一度罹患したら死ぬまで変わらないのもキリシタンと同じ
キリシタンの話も殉教と聞こえは良いが要は特攻とか自爆攻撃と変わらん
既存権力と折り合いが付かないから弾圧される羽目になる
>>686
まともに講和せずポツダム宣言を受託したから1945年8月15日からサンフランシスコ講和
会議までに民間人が何万人も殺されただろ
そうなることを阻止するため、まともに停戦、講和のテーブルへ着かせるために
特攻や自爆で時間稼ぎをしてたんだよ。
降伏を受け入れる側には降伏した側の生命、財産、身体の保護をする義務が生じる
訳なんだが、日本が懸念した通り戦争犯罪バリバリな連合軍はその義務を履行しなかった。
だから個別の清算ができず、連合軍側も請求権相互放棄をせざるを得なかったんだよ。
キリシタン殉教者は十字軍到着までの時間稼ぎで、愚かな異教徒を抹殺するための
尖兵だったのか?
つーか、良くも悪くも日本を特殊扱いしたがる人間達が、日本殉教史を
非常に特殊なケースにしたがってるだけで。
殉教したのは4千人程で、当時数十万いたキリシタンのほとんどは
転んで棄教している。
全て拷問と死刑で消し去ったというより、それぐらいの犠牲で巧く処理したってのが妥当。
フランスで新教徒が弾圧されたサン・バルテルミの虐殺の一事件だけでも、
1万人近く虐殺されて、ローマ教皇は、虐殺に対する祝辞まで送っている。
カトリックが、あの時代に被害者面して、一方的に殉教の犠牲者だった…なんて
ちゃんちゃらおかしい。
彼らも、殺るときゃ、きっちり日本以上に虐殺している。
日本でも信者の数が充分そろえば、同じ事をやらかしただろうね。
こちらの祖先が、“たまたま”狩られる側ではなく、転ばせたり追放できる側だっただけで、
止むを得ない一部だけを殺したってだけ。
異教徒は皆殺しは、やはり西側一神教のほうが、遥かに徹底していたのが歴史的事実。
>>687
何を言ってるのか判らない・・・
文章に論理性が感じられない、何で特攻が時間稼ぎになるんだ?
作戦の意見具申にそんな文章が有ったのか?
それと個別の清算が出来ないとか矛盾してるぞ、請求権相互放棄とか枢軸側は全部付を支払わされてるんだが?
最後の文章も意味不明、当時のスペインに十字軍を派遣する能力も名文も無いわ
つーか、一部のキリスト教徒や進歩的文化人は
新井白石の、根拠まるでなしの20万〜30万虐殺説を、
平気で真実みたく語ったりするしなあ。
あげく、ネロ皇帝以来の、史上例のない虐殺だの、信仰の自由を保障しない
反近代国家の道を歩むだの、言いたい放題だけさ。
自国でも他国でも、世界規模でもっと酷い虐殺と宗教統制を
当のキリスト教徒たちがやってた事実には、まるで言及しないのな。
一部の真面目な日本信者が、とっても立派でカワイソウ…みたいな
目先のおセンチなお話しにだけ、食い入る様にのめり込むだけで。
本場西側でも、宗教戦争と虐殺と宗教差別の温床だったのが、当時のキリスト教。
それを、貿易するからにゃ相手側の宗教も、無批判に全面的に
受け入れなきゃいけないだよ!…なんてバカも休み休み言って欲しいわ。
作者さんが国の責任者なら、数年で滅ぶ。
大友宗麟みたく。
あげく、近代化にはキリスト教が必要とかいって
反近代に突き進む、ヴァチカン・カトリックの方を移植しようとするんだから…。
度し難いとは、この事。
作者さんこそ、西洋の上っ面だけをコピーしてるだけの日本人だろう。
というのも、キリスト教や西洋近代化を真摯に学ぶのが好きなのではなく
単に西洋の優位性をひけらかすのと、未開文明とみなしたものを
断罪したり、こき下ろすのが好きなだけの卑しい差別主義者だから。
ヘイトスピーチといっしょにするなってレスあったが、これですよ
-‐  ̄ ̄ `丶、
/ ヽ さて、おひさしぶりで投下開始。
/ / /〃/{ { ヽ `ヽ. ∧
l / /斗/ハ ィー‐ 、 ∨ l われらが神州の独裁政権・徳川幕府の弾圧はいよいよ本格化していくが・・・
{ { レテく ヽi>==、\ ヾ│
乂l f r'ハ r'ハ 7ハ\リ l 信仰が、しばしば受難を養分にして強まるのは見てきたとおり!
.八,}弋ソ 弋ソソノ ) 八
ノイ }ゝ" `_ "" { {´ 丶\
/ ,>‐r<_∧!>、 \丶
, -‐" ! ヽ{>ロ<フ〈. | \
// / / y ゝ { ;ヽ ,i 丶.ヽ
{八 〃 ハ { ,.-'‐!、 }_ = ゝ、__i、 }ヽ } }
)/ ヽ(. ヽ人,i' .,. i' `゙ゝノヽl_ ヽ! ヽjイノ
" ` / / ゝ,.| l __.!,r'/ `‐´ "
/` V l .,′´´
`ー'′ ├-/
 ̄
司会(演者:渡良瀬準 @はぴねす!)
___
(⊂ニニ⊃)
 ̄ ̄ ̄ ト、 _
,. '´ ̄ ̄`ヽ、___ ∨ヽ >!i//\
,.イ ヽ `ヽ、 ∨/>i7//i/////
, イ ̄ , i ∧ ヘ ト、 i/7////∧////
,イ_ 7! .,'i | ヽi、 、 ト∨ |/iX////////ム////
〃 i i'∨`` "ヾヽ ト, i, | ヽーxi7/////////////\//
{ A ハ | ,x-、 '⌒`i ! ,ィ'7 ,.ィ∨/7///////////////>
Vi `i {i _'_, ,' .,リ.{//iX//////////////////∧
ヾ .レ! ヽ、 ,.イ、 i.{ ,イ////////////////X '´ \j∧
八{レ、__,>- </|Vムイ//////////////ト<>xi
y'´: : :.7ハ/--Y,.ィjzテ////r个iヘ/X-'´Ⅵ 取り締まる当局を煽りまくりだね。悪循環乙。
/: : ヽ: ヽ: :<マ/////////T.ノ i ヽ.}//テ ヽ!
i: : : : :.',: : >イ/////////iY7 .イ
,イ: : : : : /: Nイ////////r'ヽii|': ヘ ∧
/___,.-,r--v'///>i '´i.i )ソ: t.ノ: : ハ ハ
/: : :./! { .{,ィ´: :.i: :i // i:./:i: : : : : : r-.'
{: : :_,ィ!i_ヽ-チ'´: : |:.i j.,' !:'、: : : : : :/
t_zz<-イ/: : : : : i7 { { ':.it \__/
司会相方(演者:三塚井ドクロ @涼撲殺天使ドクロちゃん)
/ ヽ:::::::::::
/ :::::'、 :::::ヽ::::::::::
/ \ 、 ::::ヽ ::::::::ヽ::::::: いやいや しかしねえ、当局にも慎重派が居たことは確かなんだよお嬢さん。
/ ,イ|`.x''::ヾ`.、 :::\ :::::::``‐-.、::
{ {.l:l /.``<'、ヽ:::::``.、,,__:::::::::::\
{:|::::',::::::::',l:レ゙___``‐`i::r'⌒ヽ:::::::: ̄``‐-ゝ 「日本切支丹宗門史」第1編第16章によれば善政家でしられる京都所司代・
l:ト;::::',::::::::',l:lヘ.)::ノ .7 .|::|ヾニ }:::::::::::::::::::
リ.ヘ;::ヘ:::::::ヘ `y'゙ .|::| .l /::::::::::::::::::: 板倉は、大阪の陣の3、4年前、家康に以下のように諫言したそうな。
.∨ヘ::::; ' ´ |::|./ ノ::::::::::::::::::::::
ヾ |::|r(´::::::::::::::::::::::::
ヽ |::| '、:::::::::::::::::::::::
‐- |::| .ヽ::::::::::::::::::
`ヽ .|::| ヽ、:::::::::
',::ヽ、 |::|'"⌒ヽ、  ̄ ̄
ヘ:::::`ー'".|::|: : : : : ヘ , -'"
ヽ;/ リ``─-- 、 ノ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
三三三三三> 、
三三三三三三三\
三三三三三三三三ヽ
三勝重三三三三三 ハ 愚考いたしますにね、上様。キリシタンには何もなさりませぬよう。
三三三三三>-‐,三ニi
7ー-r-―ヽ´ i三ニ|
i ', |三ニ! 取り返しのつかない事件が、起きるかも知れないじゃない?
', ! ヽⅣヽ
==ヽ l ゝ=ア=、=- Yiヽ'`>. ., せっかく日本全国を平和に治めておられるのに、なんでツマラナイことで
‐tr,}:: !:: '、―irァ |yリ. . . . . .`>. ..,
`-´, |::. -`ー' ,イ' /_._._._. . . . . . . . .>、 身を危険にさらして、老後に天下の安泰とか、危うくしちゃうわけ?
,' !::::: / f7イ._. . . `.ー.‐.‐.-.,_/
' _ .l:::: !' 「. .`.ー.‐.‐.-..,_._./
`ー_´_ , / | . . . . . . . . . . / /
 ̄ -ァ‐、 / ,: . . . . . . . . . / /
,ィ{, i_! // /. . . . . . . . . .//
ヽ/!」 ) ',/ /,ィ /. . . . . . . . . ./' /
京都所司代・板倉勝重(1545-1625)
(演者・後藤喜一 @機動警察パトレイバー)
──────────────────────────────────────────
家康はこの忠言を誤解したが、それでもいくらか影響を受けて迫害を2年、先伸ばしたという。
──────────────────────────────────────────
__
, ‐ ´ `ヽ
/..:/.:/ .;イ :. :.丶.:.: \
〃:.:./ .:./:.:/小:.: ',:.:.ヽ:.:.:. ',
l:{.:./ .:./-‐:! l ヽ:.‐-:.:.:.\:.:.! 石田三成もだが有能な民政家の目には、キリシタンは脅威と映っていない・・・
i:}:ハ .:7ィ=ミj:ハ >=ミヽ:.:ヘヾ、
、_メ!.:i.:.ハ r'_;j r'_;j ∧:.:}:.fヾ
乂;イ.:.∧ /イ V:.:.| リ だが最高権力者たる秀吉と徳川幕府は、禁教について全くブレていないワケ。
_/ j/_:ノ:.介 .、 ° ,イ:.l:|:..|:.:.:.!
´/:.:,':.:.:j:|:ノーf夭‐ヘ :j:|:.:l:.:.:.:! この辺の考察は、また先々でやることになると思うけど───
/.:.;ィ7´l:|\/ムヘ/`l:| `ヽ.:.:i
/.:/i // !| に不こ) !|l /!:.:.i
,, ====、、
ゞ==== "
, ´ ̄`ヽ、
∠フ//ィナハうリヾー 、
ッ7、〃 !⌒_⌒ソ lヾ ス いいから本編に入れ!
`㌧ii 八、 l ソ ノノハiiソ
li`\゙~`卯ノィ' .li 今回は本編終わるまで出番ないしねコンチクショー。
li | | | ノメ、 li
li / イT{< \ヽ、li
ヾ/」」」ヽ> ヽ"
l'''i l'''i
l ! l !
l ! ヽヽ
L,! f┤
└ '" ゝ'
───────────────────────────────────────────
●
●
●
───────────────────────────────────────────
────────────────────────────────────────────────
1614年11月───故・有馬晴信の宿敵だった長崎奉行・長谷川藤広が、家康の命をうけ九州に着任。
────────────────────────────────────────────────
/´ ̄`ヽ
{{ リ
,>──ゞ── 、 っ っ
/.: : : : : : : : : : :',: : \ っ っ
. /: : : : : : : : : : : : : :.} : : : :ヽ っ っ
|: : : :./: : : /: :{: :{ : :j :', ',: : iト
|: : : ,{: : :./:/ヾヘ∨///\:}:ゝ かのクレイジーな魔王の全盛期。へるぷみー
|: : : :'\〈´ ○ ○ jイ rvヘ┐
|: : : :.i: :「 U cっ U .ノ, イ フ
|: : : :.|: :|≧=‐- -‐=≦´:'、_>'"
|: : : :.|: :|:::{{ 〈_,╋〉 }}::,ィ´|
キリシタンのモブ (演者: @這いよれ! ニャル子さん勢)
_丿
へ_へ _丿
__ソ \ __ノ 福岡藩
ゝ / __ノ⌒ , , ,
ゝ ̄ ゝヘ_ゝ ':::::::::::´::::'::::' ,
\__ ':::::::::::::::::::::::::::::::::' ' , ,
.__ ゝ 唐津藩 '::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::':::::::::::',
__/ │ ソ ,':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
丿´ ,::::: く, , , ' ':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::' ' 久留米藩
ソ ,':::::::::::::_ゝ ' ' ' , , ' '´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::' '
ヽ 平 ':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::佐賀藩:::::::::::::´
ゞ 戸 ':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'
λ 藩 ',::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: _√\:::::::::::'
ζ ' '::::,::::,::::,:::::::::::::::::::::::::::::::::::/ \_' 柳河藩
ゝ ゞソ ´,::::::::::::::::::::::::ζソ `-_
} ヽ__ ゝ ',:::::::::::::::::::::::::::::ヽ 有 ´ソ
) \ \/ゝヘ__〜ヘ_ ´'::::,::::::::::::::::::::::.ヽ λ
ゝ ヘ \ ,::::::::::::::::::::::::::} 明 く
ノ ソ´ヽ ..│ ´'::::,::::,:::::::::::\ ゝ,
ゝ 大 } .ノ ,'´::::::::::::::_ソ 海 .ノ 熊本藩
\ 村 ソ ヽ '::::::::::::::::::..ノ \_
} 藩 く ヽヘ ´:::::::::::ノ ̄ \
\ ゝ .._∧ヘ__ K ´:::::::く ノ::::::::`ヘ \_
ーゝ ソ√ ....\ゝ'::':::::::::::::ヽ__ノ´ :::: ゝ
´`'ソ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ソ
ヽ_ 長崎 ::::rヘ─ノ ̄ ̄ ̄へ__ }
\ノソ凸 ._ ソ ._} ノ
..ノ .ソ _ノ 島原藩 ._ソ
):::::::::ノ { ___ノ
_.ノ:::::::ノ ..\ √
_ノ__ノ´ !ーノ
.∠ノ
───────────────────────────────────────
個人的にも禁教の最右翼である長谷川藤広は、殺る気満々だった。
───────────────────────────────────────
l//ト 、////////////////> 、//!
|// ` <///> ´ ∨,{
l/! }/|
,-、|彡' ∨{- 、 いよいよ、憎き邪宗を打ち砕くときが来た・・・
j, ハ{ミ _ 、 _ _ }/!r、}
{ /} l/ `_ヽ、_ _j 〈 _,_イ l/! } l_ まずは長崎のすべての教会を潰してくれよう!!
_,. < ̄∧ヽ{i{ ー゚-' , } ー゚- ' }/!/∧ > 、
- <´ /::::ヽ_lヽ / { //|_/:::::':, `> 、
/::::::::l l/∧ , l 、 /!/{ l::::::::::::, ` > 、
_,/::::::::::| |//! ヽ __,.{ j }、_ / l//!.!:::::::::::∨_ `
__> '´i i i/::::::::::: ! lイ∧ ,xイ///> --<///>、 ///!.|::::::::::::::}i i`<_
´i i i i i i i i,{:::::::::::::::! |//イ///´ r―――――-、ヽ/77/// |:::::::::::::::li i i i i i <__
i i i i i i i i il::::::::::::::::{. \///{、  ̄_二二_ ̄´ ///// !::::::::::::::::li i i i i i i i i i`<
i i i i i i i i i!:::::::::::::::::l \///> 、_//\__,///// |:::::::::::::::::li i i i i i i i i i i i
i i i > '´;;;l::::::::::::::::::| <\ \/////////////// /> |::::::::::::::::::|`ヽ_i_i_i_i_i_i i i
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|::::::::::::::::::l \> \/////////// </ /j:::::::::::::::::::l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i_i_i
長崎奉行 長谷川 左兵衛 藤広(1567-1617)
(演者:レジアス・ゲイズ @魔法少女リリカルなのはシリーズ)
___i ̄Yト!\
> \/i i!ミ ヽ/i
/ 、_>、 ヽ ノリ/ヽ
> ´ .>ヾミ彡、i,--!、
___ /-、 i /´`!、i i i-、 i
___ / ` Yi.i ,`i ! ` ノ, ノ、 ´
/´ \ / ノ !i <´ __ _i彡ノノ!ノ
../´ `Y、 i/ `i i `=゚ゝ、_ノ
i ∧ ∧ | ` 、_/
| ∧ .∧ 、.∧ ミ=〈  ̄`ヽ (あまり気は進まん仕事だな・・・)
∨ ー―-、 ∧ .∧-- 、 >、_.ノ .i、 ∧
..∨ /::::::::::::\ ∧、 .∧ ヽ,-ヽ | ヽ .∧
\/:::::::::::::::::::∨ ! \ \ー-!、_| | `i |
.|::::::::::::::::::::::::∨ 、 ヽ \:::::::| .ノ ´ |
.∨:::::::::::::::::::::::∨ ヽ ヽ/ iヽ/| i. ノ
/:::::::::::::::::::::::::ノヽ_ \ `i .!ノ、:!ノ ,イ
./::::::::::::::::::::::::::i´, \__ .ノ ノ ノ:::!
|:::::::::::::::::::::::::::::!´ ,-ヲ ̄ ̄  ̄< ̄ |::::i
上使 山口 駿河守 直友(1566-1622)
(演者:人造人間16号 @DRAGONBALL)
──────────────────────────────────────────────────────
いっぽう先立つ8月の長崎視察で「キリシタン住民は、温和である」と家康に報告していた山口は、同行したが脇役に徹している。
──────────────────────────────────────────────────────
────────────────────────────────────────
長崎のすべての教会(天主堂)が、これを破壊する任務を帯びた軍兵の陣地とされた。
────────────────────────────────────────
†
||
/'i,ヽ
/ ..;;;i:::::;\
| ̄ ̄| ̄ ̄|
| l⌒l | l⌒l |
| |...::l | |;;;;;l |;;:ヽミゞ;; ゞ;:;:ヽ
ミゞ;;;|  ̄ |  ̄ |;:;ミ__ヽミゞ,,_;;:ヽ_;:ゞ;;____.____ ミゞ;;ミゞ;;
ヾ;:;:ヽミ;;| l⌒l | l⌒l |;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;; ゞソミゝミゞ;;ヾ;:;;:
ミゞ;;;| |....:l | |;;;;;l |;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;ヾ;:;;:ヽミゞ;;ソゝミゞ;;
ヾ;:;ゝ | |;;;;;l | |;;;;;l |;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;ヾ;:;ミヽミゞ;;ヾ;:;;:
ヾゝソ | __ | __ |;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;ゞゝヽミ;ソミゝミゞ;;
ミゞ;;;| LLl | LL;;;| __ .__ __ .__ .__ |ミゞ;;;:;ソソミヾ;:;;:
|i| | LLl | LL;;;| i_i_l i_i_l i_i_l i_i_l i_i_l | |iソ ヾ;:;;:i;i
|i| | LLl | LL;;;| i_i_l i_i_l i_i_l i_i_l i_i_l | i;i;:ヽ_;:ゞi;i
iliiliiliiliililiiliiiiliiliiliiliililiilii| |iliiliiliiliililiiliiiliiliiliiliililiiliiiliiliiliiliiliiliiliili|;:ヽ_;:ゞ
iliiliiliiliililiiliiiiliiliiliiliililiilii| |iliiliiliiliililiiliiiliiliiliiliililiiliiiliiliiliiliiliiliiliili|;:ヽ_ヾ;;;
"''"'''"'" '"''"'''"'" '"''"'''"''"'''"'"' "''"'''"'"'"'' "'''"'"'"'"'"''"'''"'" '"'"''"''
: :::
'"''' ::: "'"'' "'''" '"'
∧∧ ∧ ∧∧ ∧ ∧∧ ∧ ∧∧ ∧ ∧∧ ∧ ∧∧ ∧
(゚ー゚*)∨ (゚ー゚*)∨ (゚ー゚*)∨ (゚ー゚*)∨ (゚ー゚*)∨ (゚ー゚*)∨
(| ┃ (| ┃ (| ┃ (| ┃ (| ┃ (| ┃
∧∧ ∧ ∧∧ ∧ ∧∧ ∧ ∧∧ ∧ ∧∧ ∧ ∧∧ ∧
(゚ー゚*)∨ (゚ー゚*)∨ (゚ー゚*)∨ (゚ー゚*)∨ (゚ー゚*)∨ (゚ー゚*)∨
(| ┃ (| ┃ (| ┃ (| ┃ (| ┃ (| ┃
∧∧ ∧ ∧∧ ∧ ∧∧ ∧ ∧∧ ∧ ∧∧ ∧ ∧∧ ∧
(゚ー゚*)∨ (゚ー゚*)∨ (゚ー゚*)∨ (゚ー゚*)∨ (゚ー゚*)∨ (゚ー゚*)∨
(| ┃ (| ┃ (| ┃ (| ┃ (| ┃ (| ┃
────────────────────────────────────────────────────
「教会を破壊せよ」。公儀は長崎市民にそう命じたが、5万ともいわれる全住民がキリシタンである市で、背神の業は拒まれた。
────────────────────────────────────────────────────
__
/ _ ` ー─ 、
. | / `ヽY -‐ ∨
| `ヽi l ト〈 V
. /| 7 ∨ノ ',〈 ̄ ∨
/ j_/ j/ _ \ ー ,ノ ならばよい。兵士どもにやらせるまで!
. 八人 /⌒ヽ \  ̄∧
. ヽ `¨¨´ } {
| ー- _ ノ_人 |
. \  ̄ j | ヽ
. ヽ __ ノ 人. /
〈  ̄ ¨Τ´ ,ノ/
|\ ___jl/ /
|/\_ _/
∧∧∧∧∧∧∧∧∧
' ,、 _ -- .... < アイアイサー ! >
{ ; /::::ヽ '" ,. -―‐ VVVVVVVVVVVVV
ヽノ:::::::;! /
' | l
l ;‐ .l l __-=ニニ
, ´ ̄ ` ,. -―┴ '",.、 ヽニニ
/ /,.-‐  ̄入.ノ ,'二ニ
{ハ、 _ .'ヽ ,ヘ , ' .イニ>'"
j:::::::'r―‐:{.ノノ .ノ /,イニ/ :.
,: { i {´ /, ' ,.イニ/ ::.
i.ヽ _ !,.!ィニl_,./ /ニニ/ .:::
_! -‐ '"o.}ニ{_, イニニニ' __ .::::
-‐ ー i -‐ - 、 /ニニlニニニ!.li/ /,〉 ::::::
/ 、 {j / ::::.ヽ.'ニニニlニニニl.l7 ./7 :::::::
. { ハ 、ヾ / :::::::::i二二ニlニニ!.!l .// ,.イ'〉:
j::; -‐./ ::::::::lニニニニ!ニニl リ ''゙ ,イ/:::
ヽ{ i.ri ::::::l二二ニニニl ".:::::::::
,. -― iニl.lリ /> :::::lニニニニ,./´Y⌒i .::::::::
. { / .:l リ/イ,.ィ! :::::!ニニニ二{ {_ ノ :j _ -―
-l ,.' ::l '" ::::!ニニニニヽ!. ヽ ̄`,--、_ ,,,,
/ ::;ィil7ィ r l.,ヘ _,.-=lニニニiニニヽ_'"ヽノ_ .}7
',; , 'ニ!!/ ヽ.{ ー='" lニニニlニニニニ>、'二´o__
. ll'7/.lニ_l iニ` ー‐ '" lニニニニlニニニ',二二ニニニ
<{`-‐!_ヽ`=ニlニニニニニ,ニニニニ!二ニニニ,ニニニニニ
`ー.l二二二l二二iニニi二二二二lニi二ニニ,二二ニニ
l二二二!ニニニlニ二lニニニニニlニl二二二ニニニニ
._y-、 ,-'、 ,,-、
.i--、;;- ゙‐'~゛ /'i i''ッ ,l''i _ / ,i′ ./ /
. ̄./ ,i′ <./ .,ニゝ .〈ニ"",,ニゝ 〈ニ"",,ニゝ .l二二ニニニ‐ .{゙,'.{,/ノ.ゝ / / ,i'./
i;;;;;;ニ彡′ ,,∠> ! ,,∠>/ ,,∠∧/ _..;;/ , !'゛ .,./"
ゝ'" `ー′ .゙ー" '!'"´ 〈./ .,',,ノ
. _
. 〈∨〉〉
〉〈〈
. /∧〉〉
///´ ′
// |ト、iノ(/ | i |===
\ \i}\ //__.|i (/ | i |===
__ \ノ\ノ\ノ\/__/} /' | i |===
}=ト、 ___)\ _ \// i| i |===
iト、 __彡}=} | ,' ―=( ,' ,ri― ゜| i |===
{i i_ _ | i}=} | イi ―‐=イ 千王三¨ 。゜/i| i |===
_ i__ ノ¨}_/ ト、 i| _,ィ=/ | ‘, ゚'*。 __)r==ァ ノ⌒/ 。゜///i| i |===
_}{-イ i| l__|/イ゙′ i| 。゜__ __ ‘, __二二 ̄ ̄ ___ア //////| i |===
_厂 ̄⌒¨ | ,r≦三≧=ァ__ _ニニ― ̄ r‐i i、⌒¨込、////// i| i |===
iト. ¨ _ i¨| ,r‐‐ {三ニ少'-ュ===ア ‐==_ } { / トi /乂f、_/ i| i |===
〕iト._/ー=、 _ ri|ュ、i} |/ }≧==‐-- -=≡三 i} } { / __.ィ /⌒/i| i| i |===
⌒厂¨¨i ̄ _|/| |:i|_ / ‘, i} ̄ ̄-‐ニ ̄ ` ,  ̄ ‘,} ‐千王/i| i| i |===
xv、 /¨¨`ヽノト. ゚ *。|:i| |\/|¨ート  ̄ ̄) ∴:. ,.=ミ|ii/i| i| i ,.  ̄
‘_‘}/ i i} 〕iト. ゚'*。..|_ `|i i| |―‐、  ̄) ̄ ̄ ‘, -=≡ ゞミ'ツ、/i| i| iイ}
-‐ア' i| i} |≧= 〕iト.} ||} |}:|i i| | | 、 ':、 _)} r‐、 ヾ//{'′ }¨ / レi |i
イ___ i| i} |//| | ||¨ i|_ i|i i| | | i| ‘,  ̄ ̄} /|ュノ‐、 \/ } _ - { V从
/⌒ヽrイ´ ̄ト、 i|//| | || r‐i゚*。|i i| | |rュ| ':、 -=て /ノ.:.:.ト=f r'ソ / __ } } /}_____{///
} /`ヽ:.:.:.:.:..} i|//| | |||i¨∨八i}i i| | /ノ斧=‐ ‘, /彡 |:.:.:.|__}/儿ノ{ /:.:.} } } i}=、 i i///
\/ /Vレトノi i|//| | r‐‐‐/__{_ノ//}i i| | |ヽ`ー 、 /)/ヽノ=={ r‐‐' /⌒ヽii.:./ト' } i} 八 \/
──────────────────────────────────────────────
11月15日までに、壮麗なイエズス会の教会サンタ・マリア、聖ヨハネ、聖アウグスチノ、聖アントニオ、
聖ペトロ、聖ドミニコ、聖ヤコボ、聖フランシスコら、すべての教会が破壊された。
──────────────────────────────────────────────
─────────────────────────────────────────────────
このとき長谷川の配下にあって、ある丹波の大名 父子だけは、勇敢にも教会取り壊しの命令に背いたという。
─────────────────────────────────────────────────
从i!
l';;;;;;| ,,、
|;;;;;;;;| ノ;;;;ヽ
|;;;;;;;;;| _,,,,-‐;;;;"";;;;;;;;;;;|
/;;;;;;;;;;;| ,,,-‐''"''ー,,,_;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
|;;;;;;;;;;;;;| / ゙、;;;;;;;;;;;;;;;|
|\ |‐''''"""| / `フ;;;;;;;;;|
\;;\ | | / `ヽ、;/
l;;;;;;;゙''-,,,_ | |/`'ヽ、 /
ヽ、;;\;;;;"'''-,,,_ | |;;;;;;;;;;;;"i,, /
\ "''-,,_ "''-,,_ | |;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ /
\ "''-,,_ "''-,,__ | |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙、 /
\ ヽ、 "''-、 "''ー-'" _ `ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i,,__ /
"''-,,,_ "''‐-` ミ゙;;;;;;ヽ ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;_,,-''"
"'''-,,_ ゙、;;;;;;;;;;;l |;;;;;;_;;;-‐''"
<''" "'‐、 ___ ヽ;;;;| |/_,,.-─-.,,_
彡 l < ::::::> `' , |''" ,,'=‐-、 ───おれと息子は、此度のお指図には従わぬ。
_/ \  ̄ _,イ l (;;;;) |
/ レ'l l ;, ゙''─---─''".:|_,,-‐'''" ̄"'ヽ,,,,__メi
/| `'ヽl、 ;, ╋.:|
|;;;;ヽ ゙ヽ、 :. .:.:|
|;;|、;;ヽ "'''‐-、:. .:.:/
京極高知(1572-1622)
(演者: テト @スタジオジブリ)
Ⅵ , _ \ミ、//}
/ 、 / /_ ミ/{/`ヽ
/ -- 、_,> {__/_。_ノ }_/{ヽi } ───!!
ヽ <__。〉/ ` ー-- / //,{ /,イ
} ,' / ////! ´ハ いかに名門大名の貴殿であれ、抗命は重罪。
', { _ ヽ { ,'////{_ノ、i}
}、 ヽ`___`_xwイ7777∨、///∧ ', 大御所様に報告いたす。処分は覚悟されよ。
l∧ ,xイ7ir__,. -――-、ヽ\\//} /\_
|/ ヽ'´/イ/ ̄ _,..-――‐ '_///\\,! / }:::::`ヽ
∨/i//!  ̄_,.. -、---イ//////// l:::::::::::
}/i//∧_//i l///\///////// l::::::::::::
∨//l//i|///!,!/////\///イ ;::::::::::::
_,...> 、//i///i/i/////>-'/ /::::::::::::
_,.. - ´ / |:::::::T ー‐ー'´、 / />. /::::::::::::::
- '´ { |:::::::::', `ヽ / </ /:::::::::::::::::
,...........__
,ィ´ ゝ-
/ \
_ , イ \ わたしは北近江の大名 浅井久政の子、マリア。
≦ ̄ , 、ゝ
∠_ ト、 ,イ / ,ィ' ィ Y 司祭オルガンティノ様より洗礼を授かった身。
_> !:`、 r、/ |'そニ<ィクノ| ノ !ノ
ト 、 フ ! 〉 |レ i 它 ,z- レ ノ人
ヽ `>今、 ∨ ∨-ノ { fア/ ´ 高知よ、そなたは私の子。あなたにも洗礼を授けさせます。
\{ { >rイミヽヒュ } ィ' 〃
` ┴〈 / ㍉ゝ-〈 t_ァ ,イ
¨¨ ー-- __ __/ ,イ /ゴ 彳.ヽ、 ,ィ'リノ
¨¨  ̄ゝ〈ヽ,| |` ー=イ ,. ァ
トイ 、 | ト- 、_ , /
! , - 、 r‐ヘ、 ¨ ー--- ____ / ,/
l / , 二` r-`、'´\ ヾ } ¨ニア
i { { ヘ╋ 〈∨ ` ム-<´
ヽゝ ヽ ゝ-' | '; /
 ̄ ¨¨ ー‐--- __ / 〈 } __/
ヘ ∨  ̄` /‐--‐ ¨¨
∧. /
京極マリア(1542‐1618)
(演者:ナウシカ @スタジオジブリ)
⌒丶、_ノ⌒丶、_ノ⌒丶、_ノ⌒丶、_ノ⌒丶、_ノ⌒丶、_ノ⌒丶、_ノ⌒丶、_ノ⌒丶、_ノ
○
о
。
、 、
ト )\ )\ /(
ゝ:i:i:i:i:i:` : .、 ヾ:i:i:i:\ /:i:i:i:〃
、_ヾ:i:i:i:i:i:i:i:i:\ ヾ:i:i:i:i:i:\ /:i:i:i:i:i:〃
\:i:i:i: \ Ⅵ:i:i:i:i:i:\ /:i:i:i:i:i:iⅣ
ー-ミ \ ヾ:i:i:i:i:i:\\ //:i:i:i:i:i:i/
\ .:i:i:i:i:i:i:i:i:\ \ \\_,,..、、..,,_// /
\:i:i:i:i:i:i:i: \ \ ミ} :i:i:i:i:i:i:i:i: {彡' /
\:i: \____ヽ :i:i:i:i:i:i:i:i: └'_ ´
. \ アi:i:i´ 〃 { r=ミ:i:i:i:i:x=ォ }ミ 是非も無し。
\ ミ ミ:i:i: ,〃 込弋リ:i:i:i:i:ヒリノ ミ
`ーァ、 三:i:i: 仏 ヽ `¨´ ノ´ } (母も俺も、あからさまには出来ぬが信仰を守っている)
、} 〃:i:i: 从 ` ̄´ ,イ
} 〃:i:i:. ヽ{、 ╋ ,j/ |
|:i:i:i:i:i厂⌒ヽ ヾハ ノリ/:i:i:i:i|
|:i:i:i:i/ }:i:i:i:i:Y`^^ヽ. |
| / { | ヽ:i:i:i:i:i|
ヒ/ }:i:i:i:i:リ 、 i、
j { ゝvvv
(_v,,v,v}
────────────────────────────────────────────────────
おそらく京極高知・高広のことだと思われる(高知とその母・京極マリアはキリシタンである)。家康は彼らには目をつぶった。
────────────────────────────────────────────────────
──────────────────────────────────────
翌11月16日、長谷川がひきいる「聖戦軍団」一万人は、島原に押し寄せる───
──────────────────────────────────────
ざっざっざっざっざっざっざっざっざっざっざ……
イ
//
//
. //\
//;;;;;;;;;ゝ
. //;;;;;;;;;;;;;ヽ,,,
. //;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
//;禁教布令;/
//;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|,
. //ヽ-─'"\;;;;;/
// V
↑/ ̄〈ii⌒ヽ . ↑/ ̄〈i⌒ヽ..↑,/ ̄〈⌒ヽ..↑/ ̄〈i⌒ヽ.↑/ ̄〈ii⌒ヽ . ↑/ ̄〈i⌒ヽ..↑/ ̄〈⌒ヽ
|l/",二ヽニ0.|....|l/",二ヽニ0| |l/",二ヽニ0| |l/",二ヽニ0|.|l/"二 ヽニ0| . |l/",二ヽニ0| |l/",二ヽニ0|
||_[,,゚-゚)、__ノ . ||_[,,゚-゚)___ノ ||_[,,゚-゚)_,ノ...||_[,,゚-゚)__,ノ ||_[,,゚-゚)、__ノ . ||_[,,゚-゚)___ノ ||_[,,゚-゚)_,ノ.
↑/ ̄〈ii⌒ヽ . ↑/ ̄〈i⌒ヽ..↑,/ ̄〈⌒ヽ..↑/ ̄〈i⌒ヽ.↑/ ̄〈ii⌒ヽ . ↑/ ̄〈i⌒ヽ..↑/ ̄〈⌒ヽ
|l/",二ヽニ0.|....|l/",二ヽニ0| |l/",二ヽニ0| |l/",二ヽニ0|.|l/"二 ヽニ0| . |l/",二ヽニ0| |l/",二ヽニ0|
||_[,,゚-゚)、__ノ . ||_[,,゚-゚)___ノ ||_[,,゚-゚)_,ノ...||_[,,゚-゚)__,ノ ||_[,,゚-゚)、__ノ . ||_[,,゚-゚)___ノ ||_[,,゚-゚)_,ノ.
↑/ ̄〈ii⌒ヽ . ↑/ ̄〈i⌒ヽ..↑,/ ̄〈⌒ヽ..↑/ ̄〈i⌒ヽ.↑/ ̄〈ii⌒ヽ . ↑/ ̄〈i⌒ヽ..↑/ ̄〈⌒ヽ
|l/",二ヽニ0.|....|l/",二ヽニ0| |l/",二ヽニ0| |l/",二ヽニ0|.|l/"二 ヽニ0| . |l/",二ヽニ0| |l/",二ヽニ0|
||_[,,゚-゚)、__ノ . ||_[,,゚-゚)___ノ ||_[,,゚-゚)_,ノ...||_[,,゚-゚)__,ノ ||_[,,゚-゚)、__ノ . ||_[,,゚-゚)___ノ ||_[,,゚-゚)_,ノ.
|/"ii_ii⌒ヾ |/"ii_ii⌒ヽ |/"ii_ii⌒ヽ |/"ii_ii⌒ヽ.|/"ii_ii⌒ヾ |/"ii_ii⌒ヽ |/"ii_ii⌒ヽ
Φ' l´ |ニ0 | ゙Φ' l´ |ニ0 | Φ' l´ |ニ0 | Φ' l´ |ニ0 | Φ' l´ ニ0 | ゙Φ' l´ |ニ0 | Φ' l´ |ニ0 |
| ノ'i'i'i'i'ゝ__ノ.. | ノ'i'i'i'i'ゝ__ノ .| ノ'i'i'i'i'ゝ__ノ..| ノ'i'i'i'i'ゝ__ノ | ノ'i'i'i'i'ゝ__ノ.. | ノ'i'i'i'i'ゝ__ノ .| ノ'i'i'i'i'ゝ__ノ
| (/"U ゙ .| (/"U ゙ | (/"U ゙.| (/"U | (/"U ゙ .| (/"U ゙ | (/"U
↑ヾ''""/
|[,≡≡]
||] ゚-゚[l
|IIII:V:I/'⌒ヽ
Φ |::三 | |
|ノ,,,llll,゙| |
| (/"Uヽ__ノ
─────────────────────────────────────
長谷川は美しいキリシタン娘を強制徴用し遊女にすると通告した。
─────────────────────────────────────
ゝ
, '"⌒` く \}{ ., ' i/ /
〃 。\ >=<´。 ,' /
i 、 。 ー‐ ゙i ', /
| i i J ╋ ノ ,'
| |。 | 。 ! /
l l l }. i ', ,'
,! !, -‐ メ、 .ノ !。
/ r彡 丶/. ! ,'
/ ラ , -‐'i、 ` l
/ ゚ 。 '´i l > __ ,ノ ,'
〃 l !く 。
/ ゝ、 i l ` ー- 、_ ' ,
________ ,' 。 `´ ̄ ̄``'' ‐- 、 `゙ ‐ 、 。____
i _ -‐ '' ¨¨ '' ‐- 、._ \ 。‘,
, "⌒ 、_,,,, 斗 " ̄ 。 ヽ } _
,/ 。 J ノ / ,, )
r‐'¨´ __,,,,,,........,,,,,,__ _,,.. "ー‐'。 , (
ヽ三=-―‐'''" ̄ ̄ _  ̄ ̄ ̄ , ,, 。 \
`` -‐‐―-、
┌───────────────────────────┐
│ │
│ 「婦女子を苦役につかしめ また特に容貌の美しき女は ...│
│ │
│ 『京にともないて』 遊女となすことなるべし」・・・ │
│ │
└───────────────────────────┘
__-‐ ──── ─- 、
r―″ `丶
, ' < ゝ
__ ィ<~""''' ‐- ...,,____,,.. .-‐ '''""~ ̄ ̄ ̄ ̄ゞ |
∨ ||| |
∨ ||| ___ |
} |_|」,,.!LL!ミミ ハ川 ̄ ̄ \ |
| f´ ̄ `Y´ / | キリシタンは殉教者となることを望むゆえ
', ∧ \ !
∨. ∧ ∨ | 殺しても意味がない。生かして苦しませる───
', | 三 ∨ |
|. ! 三三 } |⌒ヘ
| 〈 __ 三三三 ___ | | } 生きていることを嘆くほどの苦しみを与えてやる!
', /^} <-=ニニ`bゝ三三三 ̄ P .ア | | |
〈 | 三三` ̄ ̄'| `、 ` ̄ ̄′ | | |
ヽ..| | | |__/ \
ゝミ | { / \. |\
| ミ | ヾ、 / | | \
/ \ {__ _ }___,.' | | \
,─┘ └‐---‐‐‐′  ̄`゛ | | {r―─--- 、
,ィ ', Ll」,,!,,|_|_|_|,,!」LlLl」,,!,,|_|_|_ / | | `丶
_, イ | ″ r──── -‐ ̄ゝ ヾ / | |
... ' | ″l,! r'|_|」,,.!LL!,,l」_|__!!メ、ィ-ヾ /. |. |
/ |\ /. |. |
/ | \ 彡ミミ /. |. |
-‐” | ミ三三三三三三三三三三ソ彡ソ/ | |
_______/ ミミLl」,,!,,|_|_|_|,,!」LlLl」,,!,,|_|_|_| /|. |‐------------------
──────────────────────────────────────────────────────
いっぽうで家康流の「飴と鞭」よろしく、長谷川は懐柔することも忘れていない。だが、島原の住民はけんもほろろだった───
──────────────────────────────────────────────────────
┌─────────────────────────────────┐
│ │
│もし イエスズ キリストの教を棄てなば、年貢と賦役は これを免除さるべく ....│
│ │
│唐船をその港に迎え、もって通商を営み、お国を 富裕ならしむべし .│
│ │
└─────────────────────────────────┘
,.::'.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..\
..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
/::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.|::.::.::.::.::.::\::.::.::.::.::.::.::.::.:.:.:.
.::.::.::.::.::.:/::.::.::.::.::.::.::l::.::.l::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::|::.::.::.:i 死ぬのに手間がかかれば、キリシタンはよけい勲功を立て、
:.:.:.:.:.:.::.::.::.::.:i::.::.::.::.::.::.::.|\::.::\:.::.::.:l.::.::.::.::.::|::.::.::.:|
i::.::.::.::.::i::.::.:/::.::.::.::.::l::.::リ,斗V 丶::.::.::.::l::.::.::|::.::.::.:: 天の恩賞にあずかれます。妻や娘たちは面目を失うどころか
|::.::.::.::.::.::.:/_i::.::.::.::.::.:.::′,≫==ミ V::.::.::.::.::.::.::.::.::.:|
:::.::.::.::.::|:::jx=ミ.::.::.::/l/ 〃r'うハ }} i::.::.::.::.::.::.::.::.::.::: 試練によってますます輝きを増すでありましょう。
i::.::::.::.从〃 rハ.::.::′ 込)'ソ ′'.::.::.::ii:::./i::.::.::.::|
丶::ii::.::.::.ハ乂リj/ /7::.::.八( /:::.::/jノ
j八::.::.::小 . /.::/;trヘ.:::.:::′
'*。.::ト ,/ //i::.:八(
)人 マ⌒) /;小⌒ヽ
丶 ¨ / l/ノ '.
゙'*. . / ト.
>-< ,/ , ⌒゙ー- ..,
/ ∧ /ヘ / =- ..,
,. -= iヘ / } . '. ,′ \
// | /\ .′ ╋| . / / '.
──────────────────────────────────────
長谷川は有馬城下において1,000の直属兵とともに陣を置き、残る軍を三支隊に分けた。
──────────────────────────────────────
______o
/ /
/厭離穢土./
____ ____ ____ / /
L__o__|_ L__o__|_ L__o__|_. /欣求浄土./
Haa Haa Haa (,, ´∀`) (,, ´∀`) (,, ´∀`) /____/
____ _( つΥ⊂_( つΥ⊂_( つΥ⊂ ____ ./
L__o__|_ L__o__|_ L__o__|_ L__o__|_ L__o__|__/
〜 ( ;´3`) (( (((,, ´∀`) (,, ´∀`) (,, ´∀`) (,, ´∀`)./
〜( つ ⌒ つ _( つΥ⊂_( つΥ⊂_( つΥ⊂ ( つ つ
〜 人 Y L__o__|_ L__o__|_ L__o__|_ 人 Y
(__(_) (( (((,, ´∀`) (,, ´∀`) (,, ´∀`) (( (__(_)
( つΥ⊂ ( つΥ⊂ ( つΥ⊂
人 Y 人 Y 人 Y
(( (( (__(_) (__(_) (__(_)
ZUM! ZUM! ZUM!
/////////////>、
{// `ー '´ ̄ ̄ヽ/∧
l/ }//l 肥前の鍋島勝茂殿はその一帯を、
{_ } l_,...ィ !//!
} 下tァ! {tォア !//{ 平戸の松浦隆信殿は千々石と小浜を、
| / ///{
l { -_、 / }//l 薩摩の島津家久殿は三会、島原・有家を
l,<////////>、///∧
|//{ '  ̄ ̄ ` >////{ ', それぞれ担当区域とする。
|/////イ/>-'////// /:,
\////////////イ/ /::::、_
∧///////// /:::::::/  ̄ `ヽ、
_//:{ \ ̄ ´//> /::::::::::/ `ー 、
/ /:::l /介\<//:::::::::::::/__
/ _,ィ/::://:::::::::::} \/::::::::::::::::/ i i ー <__
_/> ' ´ i /:::/ {:::::::::::/ ,'::::::::::::::::/ i | l | |
_/\/\/\/|_
\ /
> ´i < 了 解 ! >
> ´:::::::::::| > ´i / \
> ´:::::.==ニ<l_. > ´i > ´:::::::::::|  ̄|/\/\/\/ ̄
¨ヽ> ´イⅥ ゞ !!...... > ´:::::::::::|. > ´:::::.==ニ<l_
∧:::::::j マヘ ; .|ト. ´:::::.==ニ<l_ ¨ヽ> ´イⅥ ゞ !!
}::::ノ マヘ¨ ||...ヽ> ´イⅥ ゞ !! :::::::j マヘ ; .|ト
>¨ベ 、i {¨:」.゙∧:::::::j マヘ ; .|ト...}::::ノ マヘ¨ ||
,:::::::ヽ::ヽ ヽ i::::|. }::::ノ マヘ¨ ||. >¨ベ 、i {¨:」
, 7 ¨ ヽ\::ヽ::\ |::::l >¨ベ 、i {¨:」゙:::::::ヽ::ヽ ヽ i::::|
,'7:::::薩.:ヾ`:.、<ヽ |::::|......,:::::::ヽ::ヽ ヽ i::::|. ¨ ヽ\::ヽ::\ |::::l
i::::、::::::::::::::\ヽ >} .|::::|..., 7 ¨ ヽ\::ヽ::\ |::::l :::::肥::ヾ`:.、<ヽ |::::|
∧:::::、:::::::::::ヾヽ::::::iハ 广iⅣ¨}...::::::::::::ヾ`:.、<ヽ |::::| . ::::::::::::::\ヽ >} .|::::|
∧:::::::、:::::::::::::Ⅵ:::lハ iヽi彡,:::、平:::::::::\ヽ >} .|::::|::::、:::::::::::ヾヽ::::::iハ 广iⅣ¨}
. ∧:::::::::、::::::::::.Ⅵ::::::}トi:::::¨|゙:::::、:::::::::::ヾヽ::::::iハ 广iⅣ¨} :::、:::::::::::::Ⅵ:::lハ iヽi彡,
∧:::::::::\::::::::. 、::::l |::::::「 :::::::、:::::::::::::Ⅵ:::lハ iヽi彡,.:::::::::、::::::::::.Ⅵ::::::}トi:::::¨|
¨i  ̄¨¨∧::::::::::.、i |::::::ト 、゙::::::::、::::::::::.Ⅵ::::::}トi:::::¨|..゙:::::::::\::::::::. 、::::l |::::::「
ハ___.∧::::::::::∨ |::::::| !」 . :::::::::\::::::::. 、::::l |::::::「.゙i  ̄¨¨∧::::::::::.、i |::::::ト 、
,:::::::::::::::::::::::∧:::::::::::Ⅵ:::::{ ¨ ー.,.¨¨∧::::::::::.、i |::::::ト 、 . __.∧::::::::::∨ |::::::| !」
7:::::::::::::::::::::::::::∧::::::::::i.l¨゙゙.l>一<゙__.∧::::::::::∨ |::::::| !」゙:::::::::::::::∧:::::::::::Ⅵ:::::{ ¨ ー.,
. 7:::::::::::::::::::::::::::::::::::ゞイ´ ヾ |..゙,:::::::::::::::::::::::∧:::::::::::Ⅵ:::::{ ¨ ー., :::::::∧::::::::::i.l¨゙゙.l>一<
───────────────────────────────────────────────
1614年11月21日。棄教を拒んで長谷川藤広の前に出頭してきた200人のキリシタンが、拷問を受けた。
全裸にされ引き出された彼らは、縄をもって待ち受ける20人の兵卒に足をくくられ、鉄の鉤で押さえられ───
───────────────────────────────────────────────
ズルズルズル
r=、 ⌒ヾ:ヽ r、
ノ::( <::::::》_ __ 》丿:::} 《::::ヽ
《;;:::ゝ,,ハ>''-:.:.:.:.´ ̄`丶`ヽ《:::::::ノィヘ;;ノ
r、》:::::レ':.:.:.:.//:.:.:.:.`ヽ:.:.:.:.\:ヾ;;;《:.:.:.:.:.|
ヾУ:.:.:.:./:.:.:i:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:.:ヽヽ-l.:.:.:.:.|
/ :.:.:.:.:.i:.:.:/i:.:.:.:|、:.:.:.:.:.ヽ :.:. ハノノl.:.:.:.:.|
,':.:.:イ:.:.:.|:∥ |:.:.:.:| \\:.ハ:.:.:.:.:.',:.:|:.:i:.:.|
i:.i:.:|:.:.:.:レ!\l|:.:.:.!/ \ト、}.:.:.:.:.:.l:.|:.:|:.:.|
|八:',:.:.:.irァ=, ト:.:.l ンュz=、 l.:.:. /リ:.|:.:!:.:.|
! ヽ\:', Vリ `ヾ ヒ:.リ /ノノ:ハ:.:イ∥: | )))))))
|`:.:トゝ , |/lノ/|:.:.:.:.:|
|.:i.:.゙、 、 l .:.:l |:.:.:.:.:|
三三三二二ニニ===--- ..._r 、.ィ--x-y- ,.ィ-r.r‐fヾ> ,,_ r<ノl:.∥ |:.:.|.:.:i )))))))
三三三三三三三三三三三≧.、ヽ} ヽヾ |ニゝ! 〉 .|ノニ[二二{::{三三ノ::\, -=- :.!.:.:|
} .| . .、ゝ_イつ ̄`ー'_.r.、二 ¨´ ‘, i
rー-、
ノ;;;;;;;;;j
/;;;;;;;;彡' ,,,イ
/;;;;;;;;ノ彡=彡;;/
/7;;;;;7 ムイ/;;;;;;;;;;;;;/ /ム
/;;;;;;;;/;;;;;;7 Y;;;;;;;;;;;;r一' /;;;;;; >
. /;;;;;;;;;;;;;;;;;/ レ´ ̄ /;;;> '
/;;;ムーァ;;;;/ /;;;;;;}
. /7 /;;;;/ /イ;;;;;;| <;;;≧
/7 /;;;;/ / .|;;;;;; 斗<;;;;;;> _
./イ /;;;/ _ <;;;;;;;;;> ´ _、 x≪;;;.!
/;;;;/ {;;;;;;;;≦;;> /;;;; / 〈;. ', /:!,ヘ;;/
.// /;;;; / ',:.:´:./ ;/,.'
/' /;;;/ ノ;;;;f´ .r'´,'
/ / ' /;,イ!:.i. !ノ
/;;:,イ i;;:',
i;;:.,イ ヘ/
Ⅴ ※手抜きを兼ねて拷問のAA描写は簡略にします。詳しくは説明文。
──────────────────────────────────────────────────
引きずられ髪の毛や耳をつかんで引き回され、激しく殴打され、足をくじかれた。賛美歌も拷問で黙らされた。
──────────────────────────────────────────────────
────────────────────────────────────────────────────
それでも70人が耐えたが、翌日の朝、板につぶされて両足の骨を砕かれつつ、家族への虐待を もちだされた・・・
────────────────────────────────────────────────────
,. -―――- 、
∧>-、 _____`ヽ
/V⌒ヾ、| l7フ7///|
/V `´ ̄ ̄ ̄Vミ|
ハ|/ |ミ| 布告どおり、おまえらの子は踏み潰す・・・
{ f/ -、 {ミ|
ヘ| ゞ・>ソ {xニニ. |:;ハ . 妻や娘は裸にむかれて、辱めを受けるぞ!
∧  ̄ } ゞ゚ー' |{ }|
//} / r /:|,r'
./////X777Xァァイvx / /-―-、
_.. ‐ ニニ/:::::∨//\ ー-__ ,,`ヾハT ⌒ヽ \_
「「「「「「「「|:::::::::|\///>、/7ハ..x<7{ ̄´ ヽ「「Tゞ、
| l l l l l l |:|:::::::::l. \//// | | | | { ̄ \ \ ∨///ク
|」」」」」」|/::::::::::|、〈ヽ `フー‐r―‐ゞヘ ヽ ∨/:::
:::::::::::::: /:::::::::::::|∧ ヘ〉∧::::::∧ にシ‐\ ノ|>、:::
:::::::::::::::|:::::::::::::::| ∨ / / ̄|ヘ__/ /::>r― />':\
:::::::::::::::|:::::::::::::::| ヽ∨ |:::::::::| /::::::::::∟ -' /:::::::::
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:./ !:.:.:.:.:.:/ |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:./ l.:.:.:.:./ ___,.し斗 |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/  ̄ ̄|.:.:.:/  ̄ ̄ ̄ `⌒¨¨´ !:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|/ |:.:/ ______ _ _ _ ‘,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| |/ `ヽ ‘:.:|.:.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| `'fニニニニニニニニニニミx、 ‘;|.:.:.|.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| Ⅵ「(____):::::::「 ̄「 ヾ〉 ノ|.:.:.|\:.:.:. ・・・・・・・・・・・・・・・!!
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| !: : {::::::::::| i:l:| (__|.:.:.| \
:.:.:.:.:\:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:! : : :乂:::乂:川 |.:./
. 、:.:.:.:.:.:「\:.:.:.:.:.:.:.:′ 、:_:_/⌒ヾ(_.ノ |/
|\.:.:.:.V/,\.:.:.:.:.:.:' し `⌒´  ̄ ̄
|:.:.:.\.:.V/,:.:.\.:.:.:.′ //////
|:.:.:.:.:.:.\V/,:.:.:.:\.:.', //////
|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\, |
──────────────────────────────
しかしそれでもなお、転ぶのを拒むキリシタンが17人も残されていた。
──────────────────────────────
ViV! _,,. -‐ ―― ‐- .,,__
ViVi,.:."´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,..:.-‐.:.:.:.:.:.:.:く⌒\
ViVi{_.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.',:.:.:.:.\
ViViVi:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i.:.:.:.:.:.:.:\
ViViVi}:.:.:.:.:.:.:.:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.、
ViViV.:.:.:.:.:.:.:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|!
.:ヽiV.:.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:.:./ヽ.:.|.:.:.:.:.:.:.:|!
.:.:.:.}.:.:.:.:.:.:.:.:.′.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/.:./ |:|.:.:.:.:.:.:.:|!
.:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.|.:.:.:.|.:.:.:.:.:.|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.厶イ . |:|.:.:.:.:.|.:八
.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|.:.:.:.|.:.:.:.:.:.|.:.:.:.:.:.:.:./、___ jハ:.:.:.j/
. / .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|.:.:.:.|.:.:.:.:.:.|.:.:.:.:./ 「⌒i(_` |:.|.:./
: :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|.:./⌒ト、.:.:V:/| |::| |:.|/
: :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|/{ |.: \{ .:.::| 以 ,乂_
‘;.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ヽ |.:.:.:.:.:.:.:.:.| i
‘ ,.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:. |.:.:.:.:.:.:.:.:.| ,′ だが断る!
.. ′.,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:|.:.:.:.:.:.:.:.:.| /
. ′.,.:.:.:.:.:.:.:|.:.:.:.:.:.:.:.:.| ´/
′.,/ }ヘ:.:.:.:.:.:.:| /
. /| \:.:.:.| ≧ァ‐-
{二=- _\|___/、
/二二二=- 二二二}__
. _,. イ二二二二二=‐- 二/‐|二二=- _
二二二|二二二二二ニニ=‐くニ|二二二二二=- 、
二二二|二二二二二ニニニニニ|二二二二二二二
二二二|二二二二二ニニ╋ニニ|二二二二二二二
_,./ /r‐、//∧//|i////////////∧
/_/ /'´ ////∧/l{/////////彡//ハ
/ 〈/ // /´ `丶、Ⅵ- '´ ̄ ∨// !
! ! ,イ / u. `´ __u.(⌒ヽ ∨`ヽ
{l / イ l { ヽ\ \ハ、 \
l , , ! u. ! , 丶 ヽ \ ヽ} }
| i i {  ̄`ヽ、 、 / ∨ ∧ } l| |
| l l | < ̄。ヽ、_ (⌒ヽ,.ィ 。∨ ∧ |i i! { なん・・・だと・・・
| ; ; } ` ̄´イ \ \`¨ ∨ ´ ヽ、
,-、 ,、/ / u. / \ `ー ' ヽ ` ∨}
´: : :\ \. / / { ` ´`ヽ、 li 「! }/
: : : : : :\ \_,/∧` 〃イ///> - <//∧ l! |! |l ;'
: : : : : : : :\ >////∨//////=-- ‐ -=///∧ ! |! /' {
: : : : : : : : : :〉/////////´, - ―――- 、\! | ! ,'
────────────────────────────────────────────────
長谷川の怒りは爆発し、「殉教者を出すな。生かして苦しませろ」という将軍家の命令を忘れてしまい───
────────────────────────────────────────────────
┼ ┬┐ │ │ .. ┼/\ ___ | ヽ、 |
└ ││ レ │ . ┼ .土 /. | | |
ノ ./ / .、| 口 \. . ヽ/ ' 。
/ ....
_____
r=≦´ニニニニニ`≧┛┗
|ニ/` <三三>ニ|┓┏
|リ′ マi|
. |i} _ ヽ ノ _ }ii!
. ,=i'' ´ `ー-ィ' ゝ-='´ ` マi=、
. ム | ,ィ=≠j i≠=- Yj |
. i .A f 、 ,j /! リ
. tiニ| r=========、 ! |/
|ニ| ./ニ/'´ ̄ ̄ヾニム |ニ!
|ニム'ニ/f二二二 } !ニ|./ニ|
. |二ニ.〈└ー‐‐‐‐┘!二二.!
/|.マ二ニヘ ムニム __}ニニニ/!、
,,-=f´:::::| マ三三三三三三三ヌ' .|:::`iヽ
,,>;;;´;;;;;;;;i::::::::| >< /|::::::|;;;;;`;;<
´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!::::::::iヘヾ、 ムニニム 〃 / l:::::::|;;;;;;;;;;;;;;;;;;`;;<,
____._ _
└‐ォ |UU `
くノ \ ,,_人、ノヽ
)ヽ ( ___________________
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ - < >━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ) て
/^⌒`Y´^\ ._ _
UU/7
くノ
〈  ̄l
/ー' ヽ、 ハ __
.ヽ、 r' ノ ! / ヽ
r‐'  ̄ヽ/ ̄ ! ! !
/ = ゙ ハ __ノ / j
ヽ = ゙ / ! `ヽ-―、 / /
ヽ__ = ⌒ _ノ / ノ
l` ̄ 〈⌒/ /ヽ ノ / ノ
ヽ-‐ヘ ヽr'_/ | | /,、__!
ヽ.j. | | / {
| | _,.-、⌒
,ノ l { `!
`¨ー `ー'
───────────────────────────────────────────────
11月22日、見せしめのため全員、斬首された。棄教を偽ったとされる3人が加えられ20人ぴったりが処刑される。
───────────────────────────────────────────────
────────────────────────────────────────────────
20人のうちミカエル西七郎衛門という人は、他の殉教者が衣服をはがされるのを見て、自ら着物を脱ぎ裸となった。
────────────────────────────────────────────────
ミカエル西七郎衛門
V \ V/´ ̄` ` jイ V }
\ |\__\ /⌒ヽ. 八 V 兄弟たちと屈辱を分かち合おう!
}ヽ! 人 `ヽ 〈: : : : ノ ,イ__∧{_
人 > .,_ `こ´/ | ヽ } `ヽ
/ \ 「 / ̄ 〉 ̄ ! } / /∧
{ `/ / {,.イ V 〉__╋,. //r、/ ハ
ヽ { { ノ ヽ_〉二ニニ=‐ V ̄ ̄ \
{ \ 八 r' ヽヽ_〉 \__,. / / } < 脱ぎっ
ゝ V ヽ ハ「 Y´ ` ー=彡'〈/〈/ / /L
{ | ヽ/{__,| | :. `〈/ / :〉
ヽ ! // / ./ r;: ' ! | /
>┤/ /`ー´ | :! |
ヽ,イ { ,. 八 V |
/ { / 八 ,.' ヽ V } }/
{ .八 / /ハヽ ' :. V /
ヽト、∧_/ / :! V
〈 〈\_| ,. |
\__ ∧ {i |
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ズリッズリッ!
__ _
_/ (__)ヽ っ
. : ´ \メ. #. 人 つ
r一 ´#. #. o 3 廴 わたしは殉教以外に罪をつぐなえない罪人。この日を待っていた!
> 、 メ. .:::::メ. (_,ィ_) ::::._,ノ -=3
.(((( ⊂彡'⌒¨´` ー- . ╋ . イ もう足は砕かれているが、這ってでも償いに参る!
`¨¨¨´
アンデレア横津甚四郎
─────────────────────────────────────────────────────
アンデレア横津甚四郎は、「自分はデウスに人生で大借金をした大罪人」と称し、這って進んで、白刃の下に首をさしだした。
またヨハネ中村宗助は、ほかの殉教者を励ますため最後の処刑を希望し、役目を全うしてから殉教した。
─────────────────────────────────────────────────────
───────────────────────────────────────────────
これら20人の遺骸は寸断されて放置され、首だけがさらされて番卒の見張り番がつけられた。
───────────────────────────────────────────────
i∧:|ハ: :ヾ:, ':| : |:| // ` }: '、 .: / !:! /: ,:
|! :|: :i : : : ',|| : |:| :{ { '^: '^; ハ ヽ:. .′ ,:|:| /: /|:|
|! :|: :|: : :i: :| || ヾ, :} :.__.: :, i /,ハ∨: f !:!
|i :l: :|: : :l: :| || i| /_ _\ | :| // ∧ : | ヾ:,
|| ∨: ハ:!:|l| r; | _//ー'┬'┬くヽヽ | :| ///:/: i: :| }
ヾ:, |: } :|: :! :| r; | `ヾ二二二` <} } ! :! //: : / : : |: :| ,′
}} | : | }: i:`|、 | ::'"´ ̄`:: ` ー'^: ,' ,.ィ!:! : : { : : : !: :! /
,リ | : | {: :ヽ ヽ. / ::. :. .: / / ノ|:| : : ハ: : :,: / /
〃 ': :| ヽ|: :} f\ .: :. .: ,. ´/ | ヾ、: : :} /:/ /
{{ ':{ :!: ハ:. | ` 、 ..:: .: / ,.ィf: : : :|: : ;ハ : 〃/ {
ヾ、 |:{ \ ー‐ヽ. ___ , ´ /: :!|: : |: | : { |/:|{ | )
} ヾ、 }`ー;;;rく⌒ヾ._ . イ;;;;;;}: :,ハ: :| : 、: ∨: 八|
ノイ/{;;{ } } };;;;;{ {;;;/´} :! }: !: |ハ: ∨ \
};j ノイ八:;;;} };;} /:, | |: |/ ,ノ: }:}
};};} };} |/从 :|/ /イ://
{;j;{ {;j ノ ノィ/
{;j };}
{;{
};}
{;{
o };j
{;j
{;j
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
__
\ \ , -―‐一ァ
>=-、\ __ /___/
フ>'´ `ヽ//⌒ヽ
/ イ / 、ハ) 、 ヽヘ
∠V/ / // { ヽ\ Vl'、 \ ヘ
/ { { {{ トk从|\j斗l ',!ハ\j ',
/ V llハY冽 f冽リ j ∨ i 邪宗門の末路はこうだ!
/ / ヽ从小¨´ '_ `¨/l∨ ∨ l
/ / |.lゝ, _ イ/ ∨ l 目に焼き付けておくがいい。
/ / ̄`<⌒卞弋寸代),、 ∨ l
/ / {{/ヾ ⅦI/_,/゙ ̄`ヽ ∨ !
_,、_ / /≠ミ 〃 /⌒Y⌒`く∧ \ ∨ハ
(\ rv、_/〈〈 〈¨¨ ̄ __7 ヽ ___,∧ 〉 {ー'´ ̄} ∨∧
(ヽ\^-ゞヽ\ ヾ、ヽ _,>'´ / く _,小_\/{7 } / ヽ 丶
_`ニ)::::::::::}::::}::ヽ }} レ'7´ たニ二二/l |L二 __/ -={ \ \
‘ー ―ァ、:::::::`:ノ :::} 〃イ / _〕 //`ー┬、∧ | 丶 ヽ
(ノ ¨¨{`ー‐/_/:Ⅳ ,/ \ // { ̄ rヘ `ヽ _ _ ヽ ',
 ̄ i l|. / // /∧ にニヘ ヽヘ ∨∨| } j
 ̄ | l| / // 「/\\| | ∧ `\ // /∧ //
∨ リ / _// / ノ┬| | ∧ く//_[厶
/ /rー'〃 ∧,| L_ ∧ 〈//::\ }
切支丹迫害の担当役人モブ(演者:高町なのは勢 @魔法少女リリカルなのはシリーズ)
────────────────────────────────
だが、それを見た非キリシタンの民衆は・・・
────────────────────────────────
r'⌒r つ⌒ゝ_ 、ミ川川川川川彡
___ ,. - ──── 、 r ‐7(Y⌒′ ゝノ⌒f⌒ノ ̄ヽ ミ 彡
_ . _---- . /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\ __γ 7( ノイ弋__ノて く_ゝ <ヽ 三 ギ そ 三
____,. - ―― /⌒>-: : : : >:__: : : : : : : : :/:/::::::::::::、::::::::\::::::::::::::::ハ:::::::Y⌒<イ:: !|:!|:::::::|:イ::Y:::レハゝ---くノヽ 三 ャ れ 三
,. :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: i /: : : : : : : : : : `: : : :.\| ′.::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ::::rヽぅレノ::!ゝ イ::|::: !::!|:::::::|::|::::!:::|:::::ヾ::::とY⌒Y 三 グ は 三
. /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ミY:.:. _}/: : : : : : : :,_: : : : : : : : : :| l:::|:::|:::::|:::::::ト、:::ヾ::::::::::`7人ヽ:: |::::::::|:::|::_:!::!|:::::::ト、:=i=A::::::::|:::::::ゝ_ハ 三 で 三
//::/:/.:.:.:.:.:.:.:.:.';:.:.:.}:./ /: : : : : : :.:./ ヽ: : !: : : : :...:l:|::::_:i!::∧ー十 V‐:i!:::|::::::´ :::::::::::|::::::::|::ィ:¨!ハト、トリ VV_ }:::::::|:::::::::イ弋ノ 三 言 ひ 三
//:〃::/:/::/:::/::/ |:::j:::(::/: : :.:.:|:.|: : l:| |: |:.!:|: :.|: : :.l:l:::|/ !′ ヽ:| ィ=:Vミ/|::::::::i::::/:::: |::::::::i:::jハ=ミ z==ミx从::::::::|::::::| 三 っ ょ 三
イ/|/j::: /l/ヽ{::/::/ j::/::jハ:.::!: :|:ト|」_ハ| }/|:.!」:-:|:. :. l::::卞=ミ ぅ:ン |::::i:::|:/、::::::|:|:::::::イ f:rヽ f:f:。ハ:ゝj/:::::::::: 三 て っ .三
一'7 小{イf心/l:/ ノ⌒メ|:ハ!|:.::jルィテトリ /ーjルテ=Ⅳ/リ|::∧弋! |::::i:イ`j| ::::|从:::从 っり っ少 /::/::::::: 三 る と .三
. /:/V} Vリ アi心l:.:.:从j从゙ ㌧j 匕ソレ' (!::l!:| ′ レ'´ '_ ノ:::::::: /ヽ! ::::::: , :::::: /イ^Y::::::::: 三 の し .三
ィ/イ:::/:⊂⊃ , V_ソノ.:.ヽ|:.:.ム ` 、  ̄ r'ノ| ヘ. u イ:::::i:::::::::/::小. u rイ:::::┬ 三 か .て .三
/ l/l ::八 ⊂⊃ \::|:.:.:八 _ u ィ´ /:.:\` |:: /:::::::::イ^ヽト、 , 、 . ' ::|: |ヽ 三 !? .三
. |:∧:::\ ` u ィー:::)::./ i>. ` . ´ 」、 /:.:.:/:.li 、 - |:/:::::/:::! | |へ. .イ::::::::∧| 彡 ミ
. |::ハ::}::::>‐r 爪::{::::::/:.:/、ヽ!:.::.:.}`=く__/ ∨:.:.:/:./|l:::厂:::| /::::イ:::::::| >┬ '´ !:::::从 彡川川川川川ミ
′ノ∧/ }__,/{:从:::/:.:/ ヽハ:ノ! / ___,∨/ /八/ .::::ノ /:::/、|:::::: | '⌒:| ト/、
/\/| .ヘ{:.:.:{ }:.:リ:.:j / / Vi:.:レ':/::::/ r./:::/_:.:__:ヽ:::!| ノイ /:. ヽ
乙イ 、\ /⌒ヽ:.:l /:./}:/ _ノ厂二三ミ、 l V//:::/':⌒/:::∠ 二二ニヽV| rィ厂/:.:./>.---</.::.:.:.::.:V⌒ヽ
非キリシタンモブ(演者: @とある魔術の禁書目録 勢)
,. ‐,ニ=-
,. - ' ´ .  ̄ ̄ ``ヽ. / /.‐¬=- 、
'´ ' ´ ̄``ヽ、... l_
./ ‐ 、 、 ヽ /
¨´: :`ゝ川 ..! | / / / 、 ヽ. \ヽ} >
, -‐‐ラW: l ! j / / / 〃 //1 l ヽ \. i .. \
l .j レ'/ / ̄/_Z_フ〃 ト!j1 l l l ヽ ヽ }
l .l / /,ィ´,ィぅ、ヽ ′/lムトj l l l いV
ヘ Vイ ヽ{ トッ::リ ,fi }〃/ l l l_
ヘ. ヽ l | `ー'′ トリ1 }} l jリ , えぇっ?
. ヽ ヽl l __ ' ゙' j 〃/l /LV
. \l l i´ ノ ,.イイ/イ /イリ
_,.--- 、__ヘ. ト、_ `ー‐' _,. '´/ / っ
Y . ヽヽ `マ ヽヽ._7ー‐ ' / / ⊃
l l ', ヽ ^1 ` ーrく /
l l ヽ===l ll Y
ト、: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : /: }
ト、!::::. : : : : : : : : : : :\::.}::\: ト、: :}: :i:.:/:/: : : /: : : : : : : : : : //,ィ
_}:::::ヽ::. : : : .::::::::-=ミ:::::ヽ::::::::ヽ:::ヽ!:::i/:/:/:/:::/: : : : : : : : :∠イ/
-=::::::::`:::... : : : : : :<´:::::::''" ̄ ̄`^゙゙゙^゙゙ヽiリ/´ ̄ ゙゙̄^^㍉: -一: : : : : :/
`ヽ::::::::::::::::/::::::> u. :. / u. ミ:.. : : : : : :.〈,ィ
<::::::::::/:::::/} :. u. / _ \、 ミ:::::::...::::://
-'、::::::::::::::/::::/ __ } __,>≠}- ':::::::::::::::/ 「え?」じゃねーよ・・・
__>:::::::::::::::::::/:} `:::::..、.........ノ /:::::/{ ∧{ヽ }::::::::://
\::::::::::-、::::::/ <  ̄ ̄O`丶:::.. /::/ ̄O ̄>リ::-、:::::/
、}::::/:::::.`Y u. `ー`ー= ..::::/ i::/:::::..=一' / i /i}/ この人たちが信じている宗教には、本当に救いがあるに
>{::∨^ヽ::::. ―一'" i:{ \、∨/ /}':::|'
`ヘ {::::::.〉::::. |:i ヽ\//}リ! } 違いねえ・・・そうでなけりゃ妻子や両親、財産までも捨て、
\\::::.,::::.. u. .::} |::〉 \/'//.::/
\_ヾ::,:::::.. ノ/ /// あんな拷問に耐えて死ぬことなど、なかったはずだろ!
ミ厂: :. ^ ' u. /イ
`ヽ∧ _____ //
ヽト、 ∠-―――――‐`' /
_ノ|: : .、 ` 、::::::::::::::::::::::::7 /}-、
-=ニ:.:.:.:.|: : : : . ゙゙ / /:.:.:\
_| |_
!―i 'i―!
_| l_ _ _ _ _ _
!―i ,i―! // // // // //
|_| ,/,イ| /,イ| /,イ| /,イ| /,イ|
|,| |,| |,| .|,| .|,|
、ー- ..,,
ヽ:.:.:.:.:.:`''ー- ..,, _ __
>=-:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:'':.ー- 。. > ´ /
>.:´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:` < > ´ {
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ / /
´ .フ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:y' /
//.:.:.;.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:!{ー -- ==<´
///.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ {:.:.:.:.:.:.ト、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:',:.:.:{リ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
/ /.:.:./.:.:.:.:/.ヽ:.:/ ',:.:.:.:.:.| ヽ:.:.:.ミ、:.:/.:.:.:.:.:.:,:.:.:ゞ ̄ ̄ `゛'' 、:.:.:\
,:.:.:/{.:.:.:./!.:.:.::`ト. ヽ:.:.:.:i \:.:.',ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:}:.:.:.:,へ/!`ヽ ;.:.:.:.:.:.
/{.:.:; !:.:.:.{:ハ:.:.:.:.:! \ ヽ:.:.! .メ:.} !:.:.:.:,:.:.:.:.:/ ヽ ヽ ', }:.:.:.:.:.:,
/.:.:.:.!.//!:.:.:| !:.ヽ:.:.! \,、ヾ! {、/ ヾ }:.:.:/:.:!:.:.:\ \ ソ !:.:.:.:.:.} やっぱ殉教させたら逆効果なの!
!:.:.:.:.レ// ',.:.:! ヽ.:ル{ ○ ○ !:.:/:.:/}/ \ \ リ:.:.:.:.;
|.:.:/:.:.:{ \ヾ:! |:.ソ , , , _____ , , ,|イ:.:/´ \ / /:.:.:.:/ レジアス
|:.:ハ:.:.:.! \ lハ iVVVVVVハ. ,j:.:./ / `´ /:.:.:.:/ ぬかったな、長谷川!
|/ ',:.:.!. ヽ|:.:.ヽ.,,_} !_/:.:./ / /イ:.:/
ヾ{ |:.:.{ ト、 |_____} /:.:,' ヽ / ノ:./
レ' }ー- }.:.://__ノ/:.:/=ォ. r ´ /'"´
\ノ =-r_ソー- ==ァ:.:/ {!{ |
/{__,,.ィ7 }ヽ`゙ /:イ、____ヾソ
/ く._// ヽ!. ヾー' ゝ
`ー- 、/ ヾ ̄__,..イ
ノ、 八
,..イ_} /___ゝ..
/ \
/ / ', \
─────────────────────────────────────────────────────
有馬での処刑を命じた長谷川と山口は同日のうちに口之津でも、殉教を覚悟して出頭した70名のキリシタンを拷問する。
─────────────────────────────────────────────────────
/ニニニニ{ `ー---マニ/
/三三三三ム マ}′
. '三三三三三≧ ___ |′
'ニ/`マ三ニ.f´ ´ ̄ .≧_、__ 、 !
. /シ ,,ヘ. }ニニ./ ヽ`ー-ゞヽ、__〉 l
' { /ノムニ/i `ー′ ィ、_______ .|
ムヘ 、 i ムニ{ | 〈ヽヽ`´ヽ`.〉
. ムニヘ ゞyニニム ヽ i  ̄ ´r′
ムニニヘ_/三ニム ヽ. / _ | i かくなれば、死者が出ることを避けておれぬ!
ムニニ/ムニニニム ` .//´_ `ー-.j /
. ムニ/ .ムニニニニニヘ ,ィ`ー─----´__` ケノ ,ィ
. ム, ' .ム三三三ニニY三三三三三ニニニヽ、 /ii}
/ .ム三三三三三r‐、-‐‐‐‐‐‐-- ニニニヽ. /ニ!
. / .{三三三三ニ{´ ヽ  ̄ ‐ - __ }\ニ.|/ニニ!
/`ー---、ヽ三三三三ニ\  ̄フニ=- .__ ̄, }ニニニ|
. / \三三三三ニ`ー' ´ニニニニニヘ |ニニニ|
___
´二ゝ、\-‐:::--..,┛┗ -‐-、
/::::::::::::::::::::::::::::::::::: ┓┏::::::::::::ヽ
/://::::::!::∧:::::::::::::::::::{l{:::::::::::::::::::l
i/:::{{::::/__i/ ∨ヽ:|:!:!::::}ヘ:::::::::::::::::| ───まあそれならそれで、毒を食らわば何とやらなの・・・
ガツガツ レ'VllV ⑪:::::::::::⑪从:::イ \::::::::::::|
ヽ从⊃。、_,、_,o⊂⊃::ノ |:::::::::|
/⌒ヽ__ |::ヘ/⌒Y__) 。Oリ:l::i/⌒i |:::::::::| モグモグ
\ /::::トヘ|./ /__...,.. ィi/l/ / |::::::::|
从 l||l /// /ヽ只/ |||l人. ∧ |:::::::l
( ⌒ )// /.| |ヘ /|├:/ ( ⌒ ) .|:::::::|
,-,
,'::::、
,'::::、 `‐‐‐---、
,':::::、`‐--、-、:::::l
,'::::.,' `''!::::.l l:::::丶,,
,':::::,' .!:::::::'´:::::::::::::::``i
,':::::,' /:::::::::::::::::::::::::::::::::! __
,':::::.,' l::::::::::::::::::::::::::!`´`' , ,-‐'´ ̄::::`ヽ
,':::::.,' l::::::::::::::::::::/ 、_ヽ`、 !,-、::::::::::::::::::ヽ
,':::::::,' .l::::::::::::::::./ .'-、__,,、`‐-、__ .,'::::::::::::::::::/
,':::::::,' l::::::::::::::::i ,--`::::,__`‐‐-`ヽ_,'::::::::::::::::,'´
,':::::::,' /::::::::::::::::! .`‐-‐' `‐‐--、__:::::::::::::::`ヽ
,':::::::,' ヽ::::::::::::::::ヽ ╋:::::::::::::::l
`‐‐' /::::::::::::::::ゞ '、:::::::::::::!
i::::::::::::::::::.', .ヽ:::::`、
l::::::::::::::::::::`‐-、_ ',:::::::::`、
',:::::::::::::::::::::::::::::`‐-、_ _ ,'´:::::::::::::::)
',:::::::::.',`‐‐--、:::::::::::::::`, /::::::::::::::::./ __
',:::::::::', ``.l:::::::::,' /::::::::::::::::.、'´ ___,、_,-‐‐、,'´: :
,':::::::::', .l:::::::,' /::::::::::::::::::::::'´`´: : : : : : : : : : :
,':::::::::::/ l:::::.,' __i: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
,':::::::::/ l:::::', _,--‐‐'´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
,':::::::./ ',:::::', _,--‐‐'´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
,':::::./ _,--‐‐' `'´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
i .!_,--‐‐'´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
_,--‐‐'´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
_,--‐‐'´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
──────────────────────────────────────────────────────
ある者は全裸にされて7・8人から殴打され、目・耳・鼻からどくどく血が流れ、またある者は手足の指を順番に8回に分けて切られ、
さらに額に十字の焼印を押された。それでも棄教を拒んだため足の筋を引き抜かれ、石段から転げ落とされて死んだという。
──────────────────────────────────────────────────────
───────────────────────────────────────────────────────
39歳になるトマス荒木は大きな石をくくりつけられて2時間吊るされたため、両目が飛び出し全身が腫れて苦悶するも、生き延びた。
───────────────────────────────────────────────────────
,.-、
/ .,i
. ,ィ、 / ,イl
. / |iヘ _/ .,ィ佳|
. , 圦l / _,ィ佳圭i
.゙i .,佳|_ ゝ佳圭/ ./
., ,佳if i `iif圦 ∨
.寸圭彡 ヽ、 .圭圦. ∨
寸圦. ヘ !圭圦 ∨ 拷問に耐えられないかと恐れていたが、2日間も吊るされた
. 寸圦 ヘ .カ圭圭〉 ∨
i圭圦_ ヽ {圭圭〈 〉 殉教者の苦しみを、デウス様は思い出させてくださった・・・
.\ !圭圭i >、 `寸圭彡佳i_
.......\.....寸圭≧x':::└、{::::::::::::::::::::ト、
.. \ `i::::::::::::::::::::| / ̄ヽ:::::::::::}
_::::.. \ `7:::::`ヽ:::/`ヽ:::::::::::::::i′
:::::::::::::. /:::::::::::/::::::::::::ヽ:::::::::| _,,..-‐-、
:::::::::::::::::. i:::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::! _,,..-''´_,,..-''"´_ヽ-‐ 彡
..,,_:::::::::::::::. |::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::/ ,.― _――ノ::●{´::_,,..-''´ _,,}―''´
\::::::::::::/:::'´i::::::::::::::::::::::::::::::/_,..-――╋ `ヽ/i::o::::ヽ_{●_::●、_,,..-''"´:::::{
. \::::,:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::イ'´ _,ィf圭圭≧x,.-'><:_,,..-'´ ー .}:::〈::::_,,..-''´/
. !:::::::::::ヽ:::::::::::::::::::,.イ .!圭圭圭圭/ ,イ圭/ __ /-、/_,,.-''"´/ヽ 彡〉
、:::::::::::::::::ー‐::::/::/ ,佳圭圭圭/ {圭i{ ` / >..,,__/ヽ- つ´
...... ̄ ̄ "'''‐..,,_:::::::::::::::::/::/::| 〈圭圭圭圭ヘ ヘ圭≧z,,__/
`"'' ー</:::::l .|圭圭圭圭∧ 寸圭圭/ トマス荒木
`"''-、 |圭圭圭圭圭≧x _/ ̄ ̄ "'''-..,,_
キリシタンのモブ(演者: @キン肉マン勢)
───────────────────────────────────────────────────────
殉教者の間では、信仰の篤い臣下筋の者に、主筋の者が敬意をこめて振る舞う姿も見られたという。ともあれ釈放され帰宅した者も
衰弱死が続出し、有馬と合わせ48人が殉教。だが生存者は「指を切られても肉が焼けても、苦痛はなかった」と、宣教師に報告した。
───────────────────────────────────────────────────────
──────────────────────────────────────────────────
長谷川の拷問は、当然ながら宗旨を問わず世論から「残酷だ」と非難を受けた。彼は弁解せざるをえなかった。
──────────────────────────────────────────────────
ヒソ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ ヒソ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
/ u. \ / u. / u. \
/ u. u. ヽ / u. / u. ヽ キチクスギワロエナイ
l::::::::: | l l u. ::::::::|
|:::::::::: u. (●) (●) |. |:::::(●) (●).| (●) (●) :::::::::::| ドンビキー
|::::::::::::::::: \___/ | |:::::::: \___/ | \___/ ::::::::::::::::::|
ヽ:::::::::::::::::::. \/ ノ ヽ:::::::: \/ ヽ \/ .::::::::::::::::::.ノ イッテヤレ、イッテヤレ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
_- - ── ‐- -..、
,<.' " \
f´. ` 、___ ___ ,. . -‐‐ \
∨ ,イノ ̄ ',
∨ヽ. | ,-‐‐‐-彡 |
/ \ | / ̄ u `、. |
/ ヘ|/ / | わしは考えがあって(拷問を)やったのだ! 少数の犠牲者しか
/ u. 三三 # ヽ |彡 |
{_ 三 _', /. | 出したくなかった。片っ端から首を はねていたら死者が増える!
| \ l L_-‐‐'  ̄ |/⌒}. !
', 《にフ> | ヽ、に7.ゝ u. | |. ト、
| / .イ ` ̄´ /|. | ./ `ヽ
_|u. ,ノ ム_ \ |∧ >‐--,
,.'  ̄. | f´ ̄ゝ-‐″ `丶 u ハ_,ノ ∧ >..
. r-‐′ \ { l ̄`Y´ ̄`‐- ', u. |. / | `>、
/ .∧! | r-―─―┐l `、. |/. | \
/||. | ∧ヽr'‐-----`ノ ヾv-‐7! | / >、
/||. || | ∧  ̄ 二 ̄ / /. | |二二二二二_ ヽ / / }
./ .||. ||二二二二二ni | ∧`丶/\__/ / | | ヽヽ/ /. |
||. || / ∧________/ | | | | ̄| |
||. || / j 只 /. ! | | | |
─────────────────────────────────────────
だが拷問を担当した役人たちの間からも、こんなことを言い出す者が現れていたという。
─────────────────────────────────────────
__,,..,-‐====ミ
⌒ア´ \
/ '/‐‐ト、 |斗‐‐ ハ バテレン
//7 i| rf莎ヘ jf莎ル'/ }} われわれも宣教師の話を聴聞しよう!
''゙ { Iレi `¨´ )' `¨´| ムj
Ⅵ从 「 } ムィレ゙ /ヘ
\ `¨´ ,.イ / / /
〕>r‐<r‐‐-、 /′/ / /
r斤冂}{冂 「 \〉>‐┐ _/ / / / ,《
,..-‐==托宀宀冖冖'⌒Y´ く>'⌒ ̄ミ 、 ,ィ/ / / / /
/ jニ{ vヘ, \ r≪'/ ,:゙ / / /
/ oィア ゙vヘ `、 》 / / / / /
/ __彡'゙ \>、 } / 7Y⌒Y / /
r《 __彡ィ 从>‐--=七マ》 / 八乂乂/ /
V__彡ィ゙ 入 《\ 」L /》 __彡ヘ}//, 「¨´ \xへ,___`ニ´ 《
│ `'<\ \》 丕 《/ __彡'く人j|//, '/| ム」L>‐マ 》
广 ,X>\__ __彡'⌒'く/^>、|//, '/| 厶」7 `'´
/⌒´ '//,小≧=芋=≦ \/ |// -‐=弋____rヘ_ / /´
/ ,'// 〔」〕 ___} |/,´'⌒^ />'⌒ヽ、/ /
/ ,'// 》__,、__〔」〕 ,:へ, ̄ ̄》 \/, />'゛ '/⌒'く/__
. _/ // {i j」、・ ̄ミイ,へ>、'´⌒ハ \//,j>'゛ '/ __,ィ_,ノ、_,ノ
_厂 '// 入^>' ・>弌( ・》》`'<ハ `'く{ { r'ヽ__,,ノ
/.,_ '// {/ / | 「`'<j/ 》L_ ヒ} 乂_r'ヽ_,ノ
/⌒¨ヽ>、 ,'/ f´`ー'′ l| | ⌒''< } \__|/ /ー'′
. _,.∠ `'<'v'′ {i/ l| L \jj / /
</  ̄`ヽ、 ⅱ》 / ,《| 》 〉 / /
. Y´ / _,,ノ ,:仏 jレ’/ 《 | 《 \ / /
| し'゙ 〈///ム/ / 》 | }} \ / /
しイ j j、_)~¨¨~´/ / ll {{ \ /
──────────────────────────────────────────────────────
「バテレンは素晴らしい学者で、我らはその証人である。何しろ我々は目に見える名誉や財産のためでも、命を捨てられはしない。
だがキリシタンは目に見えないもののために、ひどい試練に打ち勝ててしまう。一体どういうことなのか」と驚嘆していたという。
──────────────────────────────────────────────────────
───────────────────────────────────────────────────────
この時期、潜伏活動に転じていた宣教師はキリシタンの慰問や救出に尽力していた。むろん要路の関所は封鎖されてはいたが・・・
───────────────────────────────────────────────────────
<1614年11月・大阪>
_、ー-、
,.-ゝ::`:::::::)'ニ二._
/:::::::::::::::::::::::::::::::::<`
/::::::::::::::::1.::::::::::::::::::::::::ヽ
,.ィ´::::::::::::::::::::;:イ::::::::::::::::::::::::::: l / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
! |イ::::::::::;:イ::// ||::::l::、:::::::::::::::::::| | 豊臣よ、消えろ
__ .|:::|::::::{={::{、! ヾxN;≧、::::::::::::| |
. P.| ヽト、:::l`亡・j亠t・_ラ` ト、::::::/ ∠ 秀頼のこわっぱに引導を渡す!
. | | `| "´ ,ノ '""" Lク/ |
,.r‐| レー、 \ `r‐ 'フ , イ::/ \__________________
| :f_〉、 |ヽ ニ´.イ |/
l. ` ノ-‐ァ! ′ └=r─- .._
. ヽ. イ ∠..__ _,.. -‐/ r ´_二_\
/|`ー-‐'´| \ ′ / // ヽ}
徳川家康(演者:ヤムチャ @DRAGONBALL)
○\o、 ∧ ∧ ○\o、 ∧ ∧ ○\o、 ∧ ∧
\ \\__(`Д´,) .\ \\__(`Д´,) \ \\_ (`Д´,)
/=/\\ / |_ |⊃ ∧ ∧ /=/\\ / |_ |⊃ ∧ ∧ /=/\\ / |_ |⊃
\\/ / ./ / / ヽ(`Д´) \\/ / ./ / / ヽ(`Д´) . \\/ / ./ / / ヽ
/___/ | | ◎ |⊂⊂| /___/ | | ◎ |⊂⊂| /___/ | | ◎ |
\\==\\__/ ( ( (〜′ \\==\\__/ ( ( (〜′ \\==\\__/
───────────────────────────────────
折しも迫大坂の陣の開戦があったことで、ささやかな時間稼ぎもできた。
───────────────────────────────────
_,,..--、
`ヽ:::::::ヽ――‐- ..,,_
.,,..-''":::::::::::::::::::::::::::::::`Vl
/-,-:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ、
./::::::::::::::,、::,.、1.:::/|::::::::::::::::<
./::::::::::::::/-レ,,_.',::::/ |:::/|:::::::::::} 長崎奉行の長谷川にも、参陣するよう伝えろ!
.l::::::::::::::::|l、 ,`∨''"レ /|:::/::::,'
.ヽ|\{ヽ.|/`´__`゙''" |/ヽ:/
.}`ヽ .|/ | メ./"´:{ 大阪が大変なとき、通商を妨げたり長崎に騒乱が起きるのは
ノ::::::::\|___|../:::::::::ヽ、
__フ:::::::::::::::`l''‐‐''|´::::::::::::::<__ 好ましくない・・・取り締まりを緩めておけ───
ヽ:::::::::::::,,-''r/_ _ヽ-..,,:::::::ヽ-''´
`7::r''´: : \ ` ´/: : :ヽ::::|
.|:/| : : : : : :ヽ/ : : : : : :|ヽ|
───────ww─────────────────wwv─√レ─ww──────www─────────
_,.. -――--_、
{7ュ<7 ̄7 ̄ィ}
} ヽ-' ´ ̄ }__: :l
l トミr} とうとう開戦か・・・やむを得ん。後のことは、わが甥にまかせよう。
{ ェォ rtォ ヽ:.}、)
l / 、 ィ: !''} だがロザリオその他の鹵獲した邪宗の品々は、焼き捨てていくぞ!
}ィゞii'wx、 /ミ{ノ}\_
,.. {i: ´_ ̄_`>´::i/ /::////> 、
_,...</ィi\i_Y:_ヽ/ /::{i i </////>、
,.<//イi i i/::{ 介、 /::::li i i i i i i i<///>、
/i i i i i i i//::/V/:::ハ. /:::::/;;;;;;\i i i i i i i;;;;;;;;;;}
{;;li i >'´;;;;;;/:::{ /::::{ `/::::::::/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;<i i {;;;;;;;;;;l
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
、__ ,、
_ ー=ニ `ー‐--ゝ\!ヽ
ヽ  ̄ ̄´ u. }/l
. \ u. ノノ! 工エエェェ(´д`)ェェエエ工? そりゃ長崎奉行は良いポストだけどサ、オレがやりたい
ーニ二´ u. `>
. _, ‐'7:/ // ,、 u. ヘヘ ̄Τ`ー-、 のは交易の仕事なんだよな───禁教なんて汚れ仕事、ガラじゃねーのに……
. \./::! .,イ l ,|,イ/l/OVlヽ、l\!、 .!` { ./
. \l/ ! .!/ !二ニ、 ,=ニ二`〉`'V l/
\.!/i ! │ │ / !、!/
. f⌒i人 ''' ''' ノf⌒ヽ´|
....  ̄ ̄'ー´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `ー´ ̄ ̄ ̄ ̄
長谷川権六(?-1630)
(演者:ザフィーラ @魔法少女リリカルなのはシリーズ)
───────────────────────────────────────────────────────
11月25日、長谷川藤広は、後事を甥の長谷川権六に託して上方へ戻る。かくして以後は、藤広の甥の権六が弾圧の現場責任者
となるが彼個人は迫害に消極的で、藤広は死ぬ年(1617年)まで甥を書状で激しく叱責し、具体的に指示を下さねばならなかった。
───────────────────────────────────────────────────────
────────────────────────────────────────────────
ともあれ、その混乱で生じた警備の間隙を縫い、潜伏宣教師は移動。潜伏先も日本人の家屋から、
より目立ちにくいイスパニアやポルトガルの商人の家屋に移し、長崎市民は家屋内でミサを行った。
────────────────────────────────────────────────
__
「~| † |
! .ノリノ)リ)〉
ノ!リ!゚ ヮ゚ノl! < チャンス到来! 宣教師たちは今のうちに分散せよ!
(.リ⊂i十iつ
く/_|j〉 イスパニア人の平服に着替えて、教会の品々も救い出す!
し'ノ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
{i }!
_/ヽ __,. ' ´|__/` -:':´ヽ/\ _.,... -― y´:.ヽ´ ̄ ̄: :``: .、
_ |  ̄ X:.:/、 |/: : : : : : : : : : : :ヽ > :´: : /: : : : : : : : : : : : : : :\
{  ̄\! 、/: : : ヽ |: : :/: : : : : |: : : : :ヘ /: : : : : :/:.|: :|: : : :/、: : : : : : \: :∧
ヘ 、 〉、 /: : : : : : :|/ : /: : : : : : ト、: : : :ハ/: イ: : : : :/\|: :|: : : { /:.ヽ: : : : :ヘ: :ハ
ゝ _/: : :`y : : : : : : : |、i: :l: :人 : /,:イヽ|: : |.: :i'´ /: :.:|: : :|: :/|`ハ: : V \!: : : l: '.: .:|
]: : /:. :i : : l : : : : : : : !:.!: i:.:l i }/ |:/. |: : |: :.| ':.:. :.:|: : :|:/x|zz |:. :| ,zzzzx:.: : :|: :|: .:|
|: : l: : :|: : :| : : : : : : : |_|: |: :.`´/ |' |: !:|ヽ:|. |:.: : .:|: : :{! i 人 |ヽ | | 人 | i}; :.:|: :|: .:| 今夜、うち来る?
|: : |: : :|: : :| : : : : : l : ! Ⅵ: : :/! ,.、 レ、:| |: /ヽ|_: .:ハ `Y´! |`Y´! ∧:|∧ : |
|: :∧ : l: : :l : : : : : l : | l:.:.,': :! {::} | |! V /´ )| |  ̄ 、_,`__,  ̄ ・ '.:Ⅵ_ノ i: ゝ 司祭様がミサをするって!
|: : :∧: : : .:] : : : : :| : |ヽ.Ⅳ: : | 、、 '. , --!、 /∨:.ヽ { i /: : :リ:.: .:V|
]: : : : :\:ヽ|: : : :.:.:| : |: /|: : : :| 〉 / _ ).ヽ |: : : >- `= ′ '′ ̄\: : : :l:|
/: : : : : : : T ! : : : : | : |/. |: i : :| , -、 / { _) ノ |: : : |: : .:/!/ ヽ: : |:|
//{: : : :∧: | |: イ : : | : '. V、.:.:|__二 ' { --i 乃、i| : : | <´ ヽ !:|
" V: : :i ∨ |/ V: : :ヽ:ハ {ヽ!./´ >、 ` -==彡_/ }:.!
V: { ∨: : :Ⅳ >' / / ヽ、 >'’´ 、 .!:.'.
∨ /^^ヽ: |^^^^´ / ,' / / ヽ\  ̄ ̄ ―‐ァ |: ハ
/ ヽ! 7 / / }. ∧ / |: :∧
〈 ` -ム__/_/∨-―} イ .|: : : ヘ
|ヽ、xYw、_, wxイ^^^^^ ハ | イ::::| |: : : :∧
キリシタンのモブ(演者: @らきすた勢 ※柊姉妹を除く)
───────────────────────────────────────────────────────
だが殉教が止んだわけではない。有馬家の国替えのさい、一度は迫害に屈するも後悔してキリシタン信仰に立ち返っていた有馬家
の旧領主・旧重臣ら4人が、同じころ処刑されている。キリシタン大名家の幹部クラスの殉教である点、印象が強かったであろう。
───────────────────────────────────────────────────────
' ,:' ,: ' ' ,:', ,: ' ' ,:', ' ,:' ' ,:' ,: ' ,:'
,:',: ' ' ,:' , ,: ' ' ,:', ' ,:' ' ,:' ,: ' ,:'
,:',: ' ' ,:' , ' ,:' ,: ' ,:',: ' ' ,:' ,
' ,:', ' ,:' ' ,:' ,: ' ,:',: ' ' ,:' ,
' ,:', ' ,:' ,:',: ' ' ,:' ' ,:' ,: ' ' ,:', ' ,:'
┃ ┃┃
┏━━┛ ┃ ┃ ┃
┃ ━┃ ┏━ ┃ ┏━ ┃ ┏━ ┃ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛
━━━┛ ━━┛ ┃ .┃ ┃
,:',: ' ' ,:' ,' ,:' ,: ' ' ,:', ' ,:'
' ,:', ' ,:',: ' ' ,:' ,
' ,:', ' ,:',: ' ' ,:' , ' ,:' ,: '
,: ' ' ,:', :' ' ,:',: ' ' ' ,:', ' ,:' ' ,:' ,: '
,: ' ' ,:', :' ' ,:',: ' ' ' ,:', ' ,:' ,:',: ' ' ,:' ,
' ,:' ,: ' ' ,:' ,:',: ' ' ,:' ,
' ,:' ,: ' ' ,:' ' ,:', ' ,:'
イ
¨´`''< ̄⌒ー---''´ ̄ ̄ ̄ 二ー-ミ、
「ノ ヽ / / ̄`''ーz>x _rー---ミ ,r< ̄ ̄「
, i/ i |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:{ ̄ ̄`ヽ _. イ´ `''ト、\ ./ ̄:.:.:.: `ヽ |
≧≫-ミ .辷ミxー----ミ、ヽ|:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:ミ、.ィ≦二アアア ̄ ̄/ / ヽ \`7⌒¨⌒ー< ̄ ̄Y´ ̄ ̄7:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i .|
∠__\__/ ̄ ̄ ̄` ≧}イ:.:.:i!:.:.i!:.;、{ /:::::::::/ /, ' ./ / \\| ムヘ___r―― 、\ \:.:.:.: i:|:.:.:i:.:|!:.:.|!: V ム
ー-、  ̄ `ー==≠ `''<::::廴// i | \ Y } 寸/ \ \! \:.从:. 川|:.:.リⅣ ./イ
─────────────────────────────────────────────────────
有馬家の重臣だったヨハネ平尾(35歳)・サルバドール平尾(22歳)の兄弟は、武士の身分を捨てて妻子とともに小浜の山中に
隠れて洞窟に潜伏していた所を捕縛され、指と鼻を削がれて顔に十字の焼印を押され、海岸に放置されて凍死したという。
─────────────────────────────────────────────────────
───────────────────────────────────────────────────────
伏見では、ヨハネ兵右衛門という武士の殉教が目を引く。関ヶ原の勲功者であり例の岡本大八の従兄弟でもある彼は、34歳で受洗。
妻マリアとともに2日間の俵責めにも耐えぬき、同情する周囲や役人の勧めで僻村に匿われ信仰を続けたが、棄教者の扱いになる。
───────────────────────────────────────────────────────
<1614年12月26日:宇治川の京橋にて>
/| .,イ,イ .,イ
_ /フ ,イレ レ /ム―7
 ̄// ̄// ̄ //''''''7/
∧ / // /' // ,イ,イ ,イ
∧|∧ // // レレ //
__∧_|_∧__ /' ,/' /'ヒ
/ ╋ \ /::::::::::/
/ヨハネ兵右衛門 ヽ ./:::::::::::/
/ , イ ::::::::|::::/ ::\ ', /::::::::::::/
ト、/ :「l 「l :::| イ「l:i!「l:\,イ /::::::::::::/
|ヘ「l | |:| |`Y i | | :| | 「l: ! /::::::::::::/
| ::l_!:| |:| |∠/::| | :| |::l_!/ /:::::::::::/
ハ_ ::::l_!_!,!川:::::l_!:::l_!:::_ハ /::::::::::/
/,イ|>ト、__ :: | :: __, イ<| ト、 /:::::;;;;;/
{〔/ |>` ̄\l/ ̄´ <! !〕} /::::;;;;;イ‘,
`yi |,イ `>-=-<´ , イ y´∠ニ斗 ‘, i
/ レヘゝ | レヘ/ー ‐- __
-‐  ̄/ |;;;\ | /;;;;| ー―
/ |;;;;;;;;;\_,|__/;;;;;;;;;;', `ヽ
/ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;j \
, イ ` ̄` ;i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;};;;;;;;;', -‐― \
/ :;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i i ;j ',/ }
, ' / ̄i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| `Y´', `、
|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; \ \ ヽ
il;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l ', } ',
i・; ,’ i j } i ; }
───────────────────────────────────────────────────────
カテキスム
篤信の人ヨハネ棄教の報が仲間を動揺させたと聞くや、出頭し入牢。異教徒の父親に公教要理を聴くよう遺言し、牢内では番人たち
にすら洗礼を授けた。6日間、日差しのなかで飲食抜きで柱に縛られても棄教せず、妻が見守るなか改宗させた囚人と共に、斬首。
───────────────────────────────────────────────────────
───────────────────────────────────────────────────────
因みに「心情的にはキリシタン」と公言していた細川忠興も1619年には、信頼あつい勇将・ディエゴ加賀山隼人(54才)を処刑する。
10歳でルイス・フロイスから洗礼を受けた生粋の信徒ディエゴは、家老職を解かれ家族と共に幽閉されても、赦免より殉教を願った。
───────────────────────────────────────────────────────
\ /⌒\/⌒\ /
//// | \\\\
/// / | \ \\\
////||\/||\\\\
///=====\\\ 加賀山は我が友・右近の元部将だし、知勇も併せ持つ。失いたくはないが・・・
_/:.u.::...\◎/:..u.:..\_
\ ̄ ̄。\ル/。 ̄ ̄/:
::...::::==/ ̄ ̄\==:::.u. 時代が時代だ。公儀より沙汰が下りるまで、加賀山は知行没収の上で小屋に監禁せよ。
(|\___ ___/|)
\∨┴┴\/┴┴∨/.:
\ |△ △|/
__\△ ⌒⌒ △/__
\ \┬┬┬┬//
\ \  ̄ ̄ ̄ ̄/ /
\___ ̄ ̄ ̄ ̄___/
細川忠興(演者:ザーボン @DRAGONBALL)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
,ィ!´ ̄``i''ー─- 、、、,,_ ,ィ!´ ̄``i''ー─- 、、、,,_
( j〉 」´ ̄ ̄``ー-、ヽ ( j〉 」´ ̄ ̄``ー-、ヽ
``ー─'"´  ̄ ̄ ̄ ``ー─'"´  ̄ ̄ ̄
,ィ!´ ̄``i''ー─- 、、、,,_ ,ィ!´ ̄``i''ー─- 、、、,,_
( j〉 」´ ̄ ̄``ー-、ヽ ( j〉 」´ ̄ ̄``ー-、ヽ
``ー─'"´  ̄ ̄ ̄ ``ー─'"´  ̄ ̄ ̄
,ィ!´ ̄``i''ー─- 、、、,,_ ,ィ!´ ̄``i''ー─- 、、、,,_
( j〉 」´ ̄ ̄``ー-、ヽ ( j〉 」´ ̄ ̄``ー-、ヽ
``ー─'"´  ̄ ̄ ̄ ``ー─'"´  ̄ ̄ ̄
,ィ!´ ̄``i''ー─- 、、、,,_ ,ィ!´ ̄``i''ー─- 、、、,,_
( j〉 」´ ̄ ̄``ー-、ヽ ( j〉 」´ ̄ ̄``ー-、ヽ
``ー─'"´  ̄ ̄ ̄ ``ー─'"´  ̄ ̄ ̄
───────────────────────────────────────────────────────
しかもディエゴの処分が決するまでの間にも磔刑で24人、斬首で12人を殉教せしめている。その中には、キリシタン探索に人々が
おののく世情にあってドミニコ会の神父を宿泊させていたユアン又左衛門の名もあった。故ガラシャの膝元でも破滅は始まっていた。
───────────────────────────────────────────────────────
───────────────────────────────────────────────────────
ついに忠興がディエゴの処刑を命じたとき、彼は「キリストの為に死ねて、殿に感謝する」と応え、妻と娘に訓戒を与え杯を交わした。
───────────────────────────────────────────────────────
<1619年10月15日・小倉城下の郊外・日明の丘にて>
_,、,-、ヘ ,..:::::::::::::::::::.、
゙、ヘ ヘ ヘ ヘ /::::::::::::::::::::::::::゙:、
゙、ヘ ヘ ヘ ヘ l:ディエゴ加賀山|
゙、ヘ ヘ ヘ ヘ .|:::::::::::::::::::::::::::::::::::.l 刑吏のお役目、ご苦労なこと。
゙、ヘ ヘ ヘ ,〉, l::::,.ー-----ーー、:::::l
゙r'゙,:'゙´:::::ヘ.V,大-、 T ,.イ゙;.゙-'j どうすれば上手く首を斬れるか、教えて進ぜよう・・・
r''ヽ\::::::::::::l |ヘ `´.| `´ ノレ'-ッ,
゙'、_)\ヽ:::::::::゙l ゙l .| ,/ ,//゙'-、
l´゙、 >゙'´,.--l `'ー''" / ,/ ,..-‐`゙''''ー..、
|:::::゙、'イ ,.--゙、 ╋,/ ,/ l:::::::::::::::::::::::::::゙l,
,l:::::::::|゙v'" ヽ、,/ / ,.-''"´゙、::::::::::::::::::::::::::.l
/ \;;;| l 、\,-'" \::::::::::::::::::;l
| | ゙l :. ゙、 l \:::::::ノ
.| | l :. ゙ ノ ,-゙'"|
,.ィ´ ゙-、____\ ゙、 ノ ノ /
''" ,..| ゙、 r----, // /
.| ノ,ノ ゙、_ `゙''レ'r---,ノ---'" /
ノ----ー'''" `l゙'''ー-、 ̄ ̄´ ,イ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
|: : : : : :|
|: : : : : :|
|: : : : : :|
|: : : : : :| ___
-----イ⌒\ ____ |: : : : : :|´ __\___
,x≦///////\ / u. :|: : : : : :| ////////≧ュ、
 ̄ ̄ ̄≠<//ヽ/ u. :|: : : : : :| /////ニニニニニニ\
/ ___/ , :|: : : : : :|ヽ〃___ヽ
,イ///// / / u. /、 :|: : : : : :| i三///////\
〃////イ / / l i i :|: : :.:.:.:r| l `<,'///\
///// // i // / | | | | | } l:|: : : :.:|/,ヽ \///,ヽ、
. /,'/// / |/ i / | ┼┼--u. | イ|: : : : :.:.ヽ,'! \//,ヘ ・・・・・・・・・・
/ // :| リ、 | |代云 |/ー:| : : : : : : |,ハ ∧ \/ヽ
./ / / \| ,'∧ u. i :| : : : : : : |,∧. ∧ `ヽ
′ / l l> ‐ | : : : : : : |/∧ ∧
. / :| :| ト、>< | : : : : : : |,/∧.∨ ∧
/ :| :! |`ヽ_|__´/| : : : : : :|//∧ ∨ ∧
. / , ´ ,' / /:: : !____//l : : : : :.:.////i、 ∨ ∧
/. / / //\ヽ : |||i,//∨⌒ヽ/////}‘,∨ ∧
. /. / i i::::ヽ/:::: |||∨/,弋__ノ<,/// ‘,∨. ∧
──────────────────────────────────────────────
刑場に向かうにあたり、神父から贈られた洋服と修道服をまとったが、途中で同行の切支丹に それを与えて
はだしになり、刑場の丘まで登った。ひざまずいてイエスとマリアの聖名を呼んで祈りを捧げ、斬首された。
──────────────────────────────────────────────
,へ、 _
/` ー―--|: : : : : : : : :  ̄:`` 、
, ': : : : : : : : :.!: : : : : : : : : : : : : : : : : 丶
/: : : : : : : : : : |:みや : : l: : : : : : : : : : : : \
/: : : : : : : : : : : :.,|: : : : :.l: : l: : : l: : : : : : 、: : : :丶
/: : : : : : : : :/: : :/ !: : : : :.|:i: :l: : :.l : : : : : : ヽ: : : : ヽ
/: : : : :, ': : : :./: : / l: : : : :.:l.|:/ !: : :!、 : :丶: : :i : : : : :',
/: : : : : :/: : : : /: : / _ノ!: : : : : |l.\l: : :l: : : : : : \l: : : : : :i
/,イ: : : :.,: /: : : : :.!`7  ̄ {: : : : : :l! l`'┼: :-:-: : :V : : :. :.}
. /' !: : /,/: :,: : : : |:./ ',: : : : :| ',: :!ヽ: : : : : : :.} : : :. : l
l: :/:./ !: : !: : : :,ハ{ ヽ: : : | ヽ! V: : : : : :l : : : : ,' 父ディエゴが死ぬのは、悲しくありません。
∨,/ |: : l: : : :.i === 、 ヽ.: :| , ==ミ V: : : : :.!: : :. /
i| {. : :!: : : :|ヽ r_ 二ニヽ ヽ! ,ィ'ニ二_ヽl: : : : :|`i : { 自分たちが生き残らねばならないのが、悲しいのです───
|| ヽ: :ヽ. : :l: :l(_ノ ゚ ° ゜ う: : : : lノ: : !
ヽ! ヽ: :{\|:. { " " ' " " l: : : : :l : : : l
\! i:/ :{ ,イ: : : :./: : : : }
/: : :丶、 ‐-―- '′: : :/!: : : : :ハ
/: : : : :/ /`>- 、 _, イ/: : : : /:.}: : : : : :i
l: : : : :j,r '"..:..:..:.l  ̄ ̄ !..:.`/: : : : :/ / : : : : : :}
l/}: / /..:..:..:/ー'′ {_..:::ハ: : : :/::..、: : ハ:./V
, -/l:./_/_..:./´ ̄ ¨ ‐ 、 ,/::::{: : : :/::.//ヽ/ リ
/ ,//´、 }/ ╋ ソ::::::::Vl:./::.://.::/ ヽ
───────────────────────────────────────────────────────
ディエゴの妻と娘は、ともに殉教できないことを悲しんだ。ディエゴの娘みやの夫は主君・細川家の縁戚だったが、夫婦ともに貧農の
身に甘んじて信仰を守る。だが13年後に密告され、子供や奉公人と共に殉教。その墓は、公に残った唯一のキリシタンの墓である。
───────────────────────────────────────────────────────
────────────────────────────────────────────────────
ともあれ潜伏して布教する宣教師たちは、早くも危難に瀕したあらゆる組織の指導者が共有するジレンマに直面していた。
────────────────────────────────────────────────────
,,,、、、、、、,,,,
 ̄  ̄ ̄ ̄ ,r,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,、 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄  ̄  ̄  ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄  ̄
ニニニニニニニ f;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,`,ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ
ノ;,;,;,;〃;,;,;,;,;,;,;,;,;r乍;', .:~: ..: .: .:~: ゜ 。.. : .: ゜:~: ゜ 。.. : .: .:: .:~: ゜ 。: .:~: 。
{;ハ〃r'´``シシノ N .:~: ..: .: .:~: ゜ 。.. : .: ゜:~: ゜ 。.. : .: .:: .:~: ゜ 。
{.:いリ >;:;;;'' ,,,,, リ! .:~: ..: .: .:~: ゜ 。.. : .: ゜:~: ゜ 。.. : .: .:: .:~: ゜ 。
ルシ'', `;. ´~ ノ‐'r'′,,、、、、、,, .:~: ..: .: .:~: ゜ 。.. : .: ゜:~: ゜ 。.. : .: .::
7 '、:; _ ー' / ,.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.、 ,,、、、、、,,, .:~: ..: .: 迫害に耐えられません
_,.- イ〈 `、 ``/,r.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`Yィイ彡ニニミミヽ .:~: ..: .: ゜ 。.. : .: ゜:~: ゜ 。.. : .: .:
.::::::',::::::::i \ `ーく ノ.:.:.:.:.:.:.:.:.:./⌒ヾ.:.:.!ィイ彡ヲ ⌒ヾ! .:~: ..: .: . ゜ 。.. : .: ゜:~: ゜ 。.. : .: .:
.::::::::i::::::::l \ /l:::::ト、{.:.:.:.:.シシシノノ ヾ.:.:.:', r、 } --、 ! : ゜ 。.. : .: 尊敬される指導的な人は、殉教していくばかり
:::::::::l:::::::::ト、 /:ヽ |::::|:::.\.::{ ,rュ `rュ 1.:.:ノiい リ "´〈 _ _ ゜ 。.. : .: ゜:~:: ゜ 。.. : .: ゜:~:
:::::::::|:::::::::l ヽ〈.:.:.::Vi::::|:::::::::l.:.i ,、、 ,!,;,;(.:.:.ノ 、 _r‐','´ ``ヽ ゜ 。.. : .: ゜:~:: ゜ 。.. : .: ゜:~:
::::::::::\:::::| 〉::〈 !::」:::::::::|::ハ r'_ __ヽ ノ.:.ノく ヽ__,」 ! } ゜ 。.. : .: ゜:~:: ゜ 。.. : .: ゜:~:
::::::::::::::./| |:::::| |\::::::::| ト.、_, イル'.:::ヽ\ 厂 ゙、 uVシ ゜ 家族や関係者を連座させるわけに参りません
:::::::::/.:::::| |:::::| |:::::|:::::::ト、 \ ハ.::::::::::::ヽ Vトト、 },,,,,,,,ィ } ゜ 。.. : .: ゜:~:: ゜ 。.. : .: ゜:~:
:::::::::i.:.::::::::| !:::::! |::::|:::::::| ``⌒´ヽ_ノ``ヽ、:::::レ⌒!::::', 〒、 、_/ 。. .^:^゜ 。.^ .: ゜。^ . ^ .:
::::::::::l.:.:::::::| !:::::! |::::|:::::::| ト、| ',:::::i ',:: V爪 二二二二二二二二二二二二二二
:::::::::::l.:.::::::| !:::::! |::::|:::::::| V:l i:::::| ! ! `ヽ
::::::::::::l.:.:::::| !:::::! |::::!:::::::| '、 l::::l | |l /! 転 び ま す
:::::::::::::l.::::::| !:::::! |:::l::::::::| i l::::l | |. /.:|
::::::::::::::l.:::::| ヾ/ !::!::::::::| ノ 」:::l | |/.:.:.|
. __ _____
|┌───―┐ L.__
||.:.:.○:.:.:.:.:.:.:| |.:.:.:.|
||:__厂l_.:.:.:.| |.:.:.:.|
||l__ _」.:.:.:| |.:.:.:.|
||.:.:| |.:.:.:.:.:.:.| |.:.:.:.|
||.:.:L.」.:.:.:.:.:.:.| |.:.:.:.|
lΤ{ア¨Τl丁{Τ|Τi| ダメだ・・・迫害ハンパじゃないワ
| レヘ、 _>'⌒ヽ! |¦i|
|ハ__゚.:::::::.゚_,.||¦i|
| {u '_ u||i | (指導層となる目ぼしいキリシタンが、狙い撃ちされているのも痛い・・・
| l> ‘__┘,.イ||i |
| |i | ,ィr┴―j ! ト.i | 人材の枯渇を呼んでるわ。いやでも裾野は崩されていく───)
| |i /|,!:ー―ヘ.| |.:}|
| |i レ'厂l_.:./.| |イ |
. 丿jj{__ _l/.:ノ川 i|
}:| |.:./.: /.:.| i|
──────────────────────────────────────────────────
現に信徒が迫害されているなか、矢面に立たねば信徒の信頼を損なう。しかし司祭を失えば、キリシタンは聖書の
教えを紐解く教師を失い、告解も正しい祈りやミサも上げられなくなる。組織の頭脳としての責任放棄になってしまう。
──────────────────────────────────────────────────
. | |:::::::.:.:.:.:.:.!、;;,丿..........|. |
. ! |:::::.:.:.:.:.:.:ڪ.............| |
. ,,:┤ l::::::.:┌ー┘ └┐......l | ウーン・・・
. ィ'.:.:.:.:! |:::::::.└ー┐ ┌┘.....| !
!::::::::::! !::::::::.:.:.:.:.:.:| l............l !
. |:::::::::::l .|::::::::.:.:.:.:.:.:|.__」............! l 我々自身も、布教には限界がある。早くも決断すべき時か・・
!:::::::::::l |::::::_;;;;;;;;;;;;;;;_::::::|.:.:|
!;::::;;;;;;> ※アメ、_ .//ノ/,ク7ァ┤
Y´| ; |. |〃、_,,ニ''〃//、/ハ: !' 残されたキリシタンたちを残して死に急ぐわけには、行かないが───
. l:.l .::'λ !"`=''" ゞ='',{:.l
l:.| ,:〃.!:.゙、""" ,"" ,!;.|
!:.l; /'ゝ!、:ヽ ,.. .ノ!l:.l
. l:.:|〃!|:.lゞヾ>=┬-;<´|:. !|:.l
. |:.:!/l{ {::.:..`ヾ;、.__゙ーπi、:.!;'|:.!.|
!;:!l::!::l!ハ;::::. ヾ、 ̄´_ヾl |,'ノlリ|
リィ'l|:::|l:!::{゙、:::. ヽ!::.ヽ ヽ\'.:,|: !
ハ! lハi|:l::ヽヽ::.:. ゙、::.┘└ノ:ノ:丿
| |:::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ...ノ;:;:;:;:;:;:;:l
| |::::::::::::::::::::::::::::::::| ̄~`l;:;:;:;:;:;:;|
| |::::::::::::::_;;;;;;;;;;;;;;;j . |;:;:;:;:;:;:;|
. | |::::::::::「 ''ー- :;;:|
,. ::'';:;| |:::::::::::L. ...----i . _ ||
r'::::::::::;::| |:::::::::::::::::::::;:;:;:;:;| |;:~`''';:;!
. |:::::::::';:';:| |:::::::::::;:;:;:;:;:;:;:;:;j . l;:;:;:;:;:;:|
. |:::::::::':;:::| |;:;:;:;-―'; T''"'''ー〈、,_;:;:;:;:;!
|:::::::::::';ゝ'" , ,;/l,;、!. };、)、`ヽ{
|:::;:-'" .;' ;'.j'A'-;j-゙;、 j_,!,j,';'; `i
!"l l'; l ;j'_,,,.,.,_ ヽ __ノノl l l , !
. ! ! .! i'; ';.jl:;;::j. ` i:;:jヽjノ';' l | だが信徒に殉教を勧める身で、
| ';';, '; ! ';,'! ~~ `" .!,!'j;' ,.!`!
| ;';; ':, !. !'、 ' ,ノ,;',',','ノ ヽ 手本を示さずして何が信仰ぞ!
. j} '; ';, ':,jヾトミ' `'''' _,. "; ;'ノ;'ノ
,;' ! ':,':,. ! ,;ヾ、`' 、.,,,. '"::::::!'ノ l''!
' l':, ._;ノ,,,',,_ヾ:、 i'' ; ;' .;;、! i ! 後につづく世代を信じ、むしろ今こそ
l >===、 ヾ、ー=、、 ; ';, ';, ','; l
j',.:' `:、ヾ;、;::`!,_:::','; ;,ヾ,ヽ! 殉教の勇気を、示してみせたいもの!
;';' .ヽ''iヽ::::::`:.、;;'.:';ヾ,ヽ,
. l ::; `:!}、::::;:-::''ヽ;.: ';'.;':ヾ、
──────────────────────────────────────────────────────
おりしも純忠の代からキリシタン保護領だった大村領では、二代目将軍の秀忠直々の命令によって潜伏宣教師狩りが行われた。
最初に捕えられたのはフランシスコ会のペトロ司祭。1617年4月8日、長崎郊外の喜々津の町で捕まる。彼は跪き、恩寵を謝した。
──────────────────────────────────────────────────────
::/| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|
.:: , |
| ___
,;,,| ||_||_||_||
,;, . |  ̄ ̄ ̄
. .;; |
|
|
|
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:::.../
/
_,.yトーゞrッヽv,、_,.
,rk´ミ、''ナ;;爻'、ー;;〃彡;,.
vf戈ハトシ〈'"リ゙、ヾ、;;jリ、〃、
Yメ从k;;、;;ij;;;ii;ヾ;ッ;仆、ヾくソ 「信仰ゆえの牢獄」を哀れな罪人たる私が許されたのも、ひとえにデウスの慈悲か……
}ソリ"i!;;;;;l;;i;;、;;:;:;;:;';;;};;iリドシゞ,
ツ;;;;;;;;;;ト、;;_リ;;;i!;;ト;=;、t;;;l;;ヒ'
ヲ;i!、:::r',;、=;'、;"リ,、=;''"リ;ij´ ともあれ修道会間の争いは、改めねばならぬ。わが遺書にしたためておかねば───
};lヾ;;j  ̄´.〃l゙ ̄´ ,';ィ′
r‐、 7;;;;|', =、j,. /仆、
} ,! _ ゞ;|:ヽ ,:ニ> /:: レ ソ\,.、- ' "´;; ̄::
j _,!ノ )" ̄>.ニト、:\` "'' ///,r/:::::::_,..、''' ..,,
フ ,、'-‐'l" ̄リ;/::;;/::} `:::`:ー'/'∠;:/`゙ヽ・.‐´
‐' 冫‐i '"フ:;/::;;;{! `r‐'"フ´〃シ:;;/ " ヽ、. リ'" ,、_,
. '",.ィ/ ̄_:;/::;;イ `'ー ''/ヲリ/;/r'/,r─‐-、 (∴,、-''"
'二⊃ヾ/.:;;/ `ー╋/Ξ/ッ/rレヘ{ | ̄| `''"
フライ・ペトロ(演者:ケンシロウ @北斗の拳)
──────────────────────────────────────────
続けて1617年4月29日。こんどはイエズス会のバプチスタ・マチャード司祭が捕われる。
──────────────────────────────────────────
i|
i|
i| , -‐  ̄ ̄ ̄"''‐- ,,_
i| / "'‐-‐ァ ,
i| / ^ーノ ノi
i| / / ,  ̄"__ノ __丿
i| / / ,' ノ 、 二-''
i|_,, -‐'" / _ ノ__ / / , i ', 、\ヽ
i| , ' ─二三二ノ_, / // |l |, l l lヘ'; ヽ',
i| ー ' ー'゙/彡´ーィ、レ | l} | i | i} '
i| / ,'/ 弋ャヽ;;レi/l/l | '
i| / /i i' ,,;;''";;;〈 / ノ′
i| / / |l | , ', ・・・・・・
i| , ' ∧ |.i l r= - '
i| / ,、' '、 i '、'、 -‐r′
i| , '^ 、ゝイ升^ソ斗ゞ T´
i| /ムメン^′ _ -‐"゙'┴─ ‐- _
i| /升 , -''" "''
i| /ィ斗 /
i|
バプチスタ・マチャード司祭(演者:シン @北斗の拳)
,、_ ,、_ ,、_ ,、_
f'´ f'´ f'´ f'´
込 鼎 丱 仍
|\ ∧ ∧ /|_
,.<三二Λ ト、| | | |// ////>、
/////////Λ.|/| .iM| .|// ////////.ヽ
///////////,'Λ|/| |//| |/,ィ.//////////∧ 判決が出ました。禁断の教法を
,'////////////∠三朝長二三ミ、////////∧
{////////////仁二二二二三ヨュ./////////∧ 伝えたかどで、貴殿らを処刑します・・・
{///////////γニミ、γ三ミ、γニミミ//////////}
V//////////{{;;ili;;}}{{;;illllli;;}}{{;;illi;;}}//////////}
∨/////////{{;;ili;;}}{{;;illlli;;;}}{{;;illi;;}};//////////
∨////////.ゞ=ィヘゞ二彡ヘゞ=彳/////////
__\////////ハr==ニ二ミV///////// '__,,
, ゝ ``<//////圷iil}.{lll}.{ll}.{iiメノ////////´ く _
<-‐''´  ̄ ̄``<//rー `'=ニ二ニ='´=ー┐/<´ ̄ ̄` ー->
` ー''´Z_ノ___,.≧{;;;;;;;;;;≧{;;;}≦;;;;;;;;;;;;}≦、.ヽ、_ヾ ー ´
大村藩士・朝長リノ純興
転びキリシタンのモブ (演者:魔女勢 @魔法少女まどかマギカ 勢)
──────────────────────────────────────────────────────
かれらを捕らえた奉行は、大村家の家臣・朝長次郎兵衛。背教者であった。2人の司祭を丁重に扱ったが、死を宣告した。
──────────────────────────────────────────────────────
r" ,,、 -- (、、、,,
(ヽ(ニゝ" ~'' - 、
/i (、ヽ 、 、、、ミミ ヽ
/、ヽー ソリ |ii|j|、||iijj、ii ii、ヽ
..... iヽー- '"" |ii ii、 ヽ
. . . ヽ、 'ヽー'" i! ! , ii ,、 、 i|ii |ii iii||、 t わが生涯で最高の日は、コインブラ大学
..... . . ~''7" i,y| ji |i| i| リ|!!||i t tii |iii||||iii,i, i
. ... . // 、{ijj_、(i、_i、|,,i(ヽtヽ__ヽ、t!! 'iii|i jji ,i に入学した日と逮捕された日、そして
. ... . // i,,i ii ;;r',r-tzテty/::;t三モラニ) tヽ、i|ii ヽ, i
..... i | 、リ | ;;;i " ̄;;;''"| ""'''':::::::-、、 iヽ、 |ヽヽ t 死刑判決を受けた日の3つである!
..... ..... ヽー リ / リiii;;;t '" i,',,,,、,, | i |ヽヽt
... i| / / iijji;;t ヽ''ノ' リ |i iiiヽヽヽ ,,,,,,,,,,,,,,,,
リ//リ jjiii i;;;t ,、、、、,, / |,||ii ii:::ヽヽヽ,,、-ー ''''"~ ,,,,,,,,,,,,,~二''-、
リiiii リ /リi| |;;;;ヽ `j;;;;;;;;; ` /i | |i.|i||.iii::,、-''" ,,、 ー'''""~
リjjj ソ リ |i i;;;i;;;;t r"、 " ,、 '"リ | |i |i,ir'" ,、-''"r''"~ ,,,,,、 - ー――― -、
リjjソ/ ./ |ii i;;;;;i;;;;;t `;;; ,、-" ,,| | ,,|i |i ''"""" ~'''''"~ ,,,、 -,,'''"~~
. リ/ii/ ./| | iii t;;rt;;;" ̄~ン-''' ~,,| |/ノ リ ,,,、- ''"-/''" ,,、-''''~
リ/|i /iii| | r''~、~'''''''"~;;;;;;;;'""-'| リ、/ / ,,,,,、 - '''"-ー''" ,,、-'":::::::::::::::
リ i| Y ||ii t >、;;;;>);;;;;;;;;;,、-(''y| |~''り===ー'''"ー'" " ,,,,,、- '''";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
i| | |,,-ー'~t"、、ヽr- ー '' ~""ヽ| | / ヽ(ヽ'"~~ ,,,,、-'""~~;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;、、、-ーー―
,,|-''i|. iりY~,j~⌒ヽ〈;;;;;;;"";;;;;;;;;;;;;| |~'/~ニ~二二二二;;;;;;;;;;rー '''""""" :::::::::::::::
,、-'" ,|-"i i ,,从;;;;ヽ''"";;;;;;;;;;;;、-''""| |t/、、 ~~''''''''' ー- 、、、,,
,,r'" ,、-'"_r'ニ| |,,从;;;;/;;;;;;;;;;;;;;ー'''";;;;''" "|,| ヽ、,~'''-、 ~''''ー- 、、,,
,r ''''"zー'r、ij" t i;;;;;;,,/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;、- ''"~ |i :::::::::~'' -、~'-、;;, ::::::::::::::::::::,,,,,,,, ~
/ ,,、-'W" ,、-''"t t /;;;;;;;;、- '''"~ :::::: ::、:~'ー 、~'''-、,, """":::::::::::"""::::::::
/ ,、='"'" ,、r"'"::::::: ヽ、╋~'''" :::::::::::::|i::~''- 、~''''-、,, ""'''::::
r"~'" ,、-'" ,/;;; / ,,,;''" ,,,,,::::::::::::~'-、::::::::::~'''-、 ~ ''''- 、,
───────────────────────────────────────────────────
ストゥディウム・ゲネラーレ
この司祭にとって殉教は、ヴァチカンに認定されたポルトガルきっての 名 門 大 学 に入学したことと並ぶ歓喜だった
───────────────────────────────────────────────────
──────────────────────────────────────────────────
例によって属する会派の違いで対立関係にあったペトロとマチャードだが、処刑前には涙ながら互いに許しを請うた
──────────────────────────────────────────────────
|゛ l!!
! ,i .〟., /
| ,..l! 儿〃il゙、 ,i7,ハ ゙'i
. ! ,-./ ;;;;;;;;;;;´'!.l|,.ll..i/./ ! _ |!′
} / . ゝ-、.;;;;;;;;;;;;;;;;゙'''リ゛ ii广゙lll, l,! / ト モ
! ,i''i i′ ,.. r┬ヘi、,,_;;;;;;;;/ .|;;;;´´;;;;;;゙.l. i〃 強敵よ。おなじ神を愛した者どうしで
! ! ,l、 / .`'ー`-Y..,,,,丁゙.,,,,_.";.___i,,..、,;;;|、 . /
! | 「.l. ! u. " |.'!ミヒ,/゙''、 .´/ ,,_.l, いがみ合ってきたことを、赦してほしい!
./ l .| i'..l l ! u.`´ ./ ._./
/ .ヽ.`ヽ.|! ト .,/ィ゛
./゙l゙ /ヽ .゙,l、 〃
./ .! vll! .゙'+l′ ''.,".‐ /
. _./ .! / ` l! .l ,,, /
゛ .l゛ .l! 'ヽ ...、´ ./、,
.| - ゙'x il゙ .ヽ
.| ‐ l./ .\ ,ilU .l,,
! ! '′ .\ / ! `''- ....,,、
ヽ .、 .″ .`ニ''''V''" / `''‐、、
..l. `. '″ / `''‐..、
ヽ ╋ '゙> `''ー ..,、
-、jr=-
, '´ _ミ
.i f゙ι
'、__ゝ 辷'ノ__ どうか私に跪かないでほしい
, '⌒_ーァ _,ノノ'" ,,-‐= 、
ノ 〆",丿ノ`七==r´::::ヘノ,!
辷/イ ,! } ヘ :::::::::::`} 獄中で、多くの背教者を立ち返らせることもできた・・・
レ' '、( ^iノ:::::. ヘ:::::.. ヽ,
,i′\ ` ′:::::::::ヘ::::::::::: ヘ_ これも修道会の違いを超えて、我らが協力しあえたことの成果───
. | ::::::/`i:::::::::::__ヘ::::::::: `/、
|:. ::| ヽ ̄ __二、::::::::: ヽ_
ヽ:::::::::i /  ̄::::::::::::::::ゞ、:::::: ノノl‐-‐==
}=-r' | ....::::::::::::::::::i `" '‐'、 (、n
ヽ‐`ゝ i :::::::::::::::::::::::::::| `‐ミ三'ョ
{ ::::::::::: :::::::::::|
,'::::::::::::::::::::::::::: |
i .:::::::::::l}::::::::::::: |
| :::::::::::i l::::::::::: l
i' ...::::::::::,' !::::::::::: {
i' :::::::::::, l:::::::::: i
/ :::::::::::i {::::::::: |
/ :::::::::::/ .i::::::... |
───────────────────────────────────────────────────────
大村家当主の純頼は減刑を望んでいたが5月21日、公儀から下された判決は死刑。せめて身分に相応しい礼遇での斬首となった。
───────────────────────────────────────────────────────
───────────────────────────────────────────────────
マチャードとペトロは処刑前、食事を勧められたがこれも辞退し、処刑判決のあった即日中に、郡の小高い丘で殉教した。
彼らの従容とした死にざまが、またしても目撃する背教者たちの立ち返りや異教徒の賞賛をもたらしてしまう。
───────────────────────────────────────────────────
r´ヽ _
.i , ノ /j r´ヽ!
!,!!, ノY i / / ノ´ ) ヽ
ヽノ ⊥、_.,(./ i iノ_/__ノ´ / ` j
`ヽ ヽ Viノ ̄ ヽ、 .ノ′
`ヽyiノ ノヽ / /
i´) ノ ヽ-, t/
ヽir""z r⌒ //  ̄⌒ヽ、
` t_"ノr'ii i i-―__ノ \__
ヽ╋=--ー´ ̄ ー-、__ノナーヘ=-
ヽ、,_,ニ='
ヽt
(" ''ヘ,、::.
(ヽ/:::::ヽ::.
ヽ:::::::::::::ヽ::.
ヽ:::::::::::::ヽ::.
, -―、 ヽ::::::::::::ヽ::.
r .:ヽ l:::::::::::::::}::.
l ..::l /::::::::::::::/::.
ヽ、 ......:::V':::::::::::::/::.
ニゝ:::::::::::::::::::::::<::..
/''"::::::::::::::::::::::::::::::::ゝ■■■■■■
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、■■■■■■
/:::::::::::::个;;:::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、■■■■■■
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
、 ヽ 朝長
ヽ、ゝ∨}/- 、
ゝ"⌒>、\ヽ∨/┼',
ゝ-‐::(( ┼┼┼゛´┼ノヽ> 、}
/::::::::::::::::\、┼┼┼┼K≦{0∂、_ゝ-、
/:::::::::::::::::::::::::::> .! 〈∧>三〈´ヽヽ、:::::\ 棄教したばかりか、司祭様を捕え
,::::::::::::::::::::::::/::::::::::::><ミ、ヽ ∧-'⌒ヾ、:::::::}
',__ノ::::::::::::::::::::::/:::ゝ<乃}∨ `/ /-ヽ\-'、}::::{ヾ 処刑する責任者にまでなるとはな・・・
::::::::::::::::::::::::::/イ:i y'彡ヽ‐- 〉/イ|||ゝ‐-∧-'
:::::::::::::::::::::/´:::::ノ ∧゚。゚。゚ヽヽi∨`ゝ'i |〈、 ゚ )}、
:::::::::::::::::::::__:::γ⌒Yノ}::::ヽ。゚。゚〈∧、∧∩iゝ`7'⌒ヾ、
:::::::::::::;/´ 〉:ゝ-、" ∧ ̄i`¨´} | ! ,∪', `` < `ヽ、 「|i
:::::::::::ノ ∨、;;:::∨ ゞヽ }:::',',≧κ0yヽ、_ .>" ̄ ̄ヽ}}三≧二二二二二二二二二二フ
¨ ̄  ̄`ヽ /`ゝ-、::}}≧ミ=-‐´ァスァスァスァスァ∧
ヽ/ / }'ァスァスァスァスァスァスァスァス ',
ゝ'-‐'ァスァスァスァスァスァスァスァス>'
`‐‐--‐────┐ァスァス/
,ァスァス/
ノ ァスァ´
/ァイァイ´
.<ァ>"
ゝ……─‐---== ´゙¨¨7´
/:::::::ゝ-‐‐二二=-‐´ノ///
/::::::::::/ γ ゝ-‐ ´////
─────────────────────────────────────────────
その3日後。早くも潜伏宣教師は切り札ともいえる要人を、殉教という模範のために差し出すことになる。
─────────────────────────────────────────────
>ァ ノヽν\)ヽγ、.|
、l´ i '´ ' ´ ' | 領主の迫害によって、多くのキリシタンが転んでいる───
、<` |
N |
< ik、 | いまや「背教より殉教を」と勧めているわれ等が、
ヽー' ミ厂\ ( i i l ツイヽ|
ト、) ミl i! // ,'イ⌒ぅ /´ i! ll 「安全な場に隠れているだけだ」という批判もある・・・
ヾ、 | i!l l l ,' / ´ii! ゙ii! ii | \
〈 ミf' i!Nヽl( ( i!i /iVi! |彡,`ヽ__ _______________________
f‐ Nミl| kトー‐、,_ヽl r'-'一'勹Tr彳 〉 //
/ l Ⅳ テt====ュ' '===='、 レ' { ( ´
´フ 从、 ヾ'゙!》''iii! | i!i!ヾミt゙リ イ ゝ
( / リ ヾl}∥_iif | ゙ミtュェl|イl |i `ヽ
ノ ' // | ll|彡'´ ヽ_j/ l | |ト、 リ
r ´ )/| il', _ _ l l |: : \ ヽ_
( ( _/: : | ヽ イ~ |N::ヽ: l`ー'-、__
-≠≦/: /: : : | \ / {: : : : l l三三三Ⅶ||
三三三l: /: : : : l ` - ´ |: : : ::ハ三三三|||||
三三三{ : : : : : l |: : : : : :l三三三||||
三三三リ: : : : : :l ╋ | : : : : : l三三三|||
三三三l: l: : : : l |: l: : : 〉:l三三三|||
ドミニコ会 代理管区長アロンソ・ナバレテ司祭
(演者:シュウ @北斗の拳)
(ミ'ミ ゙゙''' 、ィヽ)ヽ:: '彡:シ }
ミッ| リノノ::::::: ィ彡,,ノ,、} ならば、その疑念に応えるまで。宣教師に逃走はない・・・
{ ミ}r 、_ { "彡::::::''" ,,゙'' 、::j´、'
}::l|ー-、ヽ}_ O'"_,,、-''イ::ツ }jリ, リ
ヽ',シミ゙'、;;ヶ、ili、ィ;ィ;;乏彡ミ /ノ''/|,,,,__, 野蛮な異教徒の迫害ごときには
'、 `""´: | ''''''::::: ̄ /イ,,/:::}
,,、- '''"ヽ ,l,, 、::::::: /リ: } | ̄ 退かぬ! 媚びぬ!! 省みぬ!!!
,,、-''" ヽ `'-''´ ッ:: j:: レ
'"( :ヽ ー-ー ''´::: ノ::: ヽ/
ヽ,,,,,, 、-、 ::ヽ '''''''"ツ:::: /::: /
ヽ ri::::ヽ レ' /::::: /
゙' 、 ヽ/ t::::::::'、,,_,,/:::::: /
 ̄`'' -、 ゙' 、ヽ、::::::::::::::::: ::::/ ,,
,、''ヽ `'',、 '´`) `' 、ヽ:::::::::::,、-'´ ,、-''":::
r'´ / ,r" ,/'' ー- 、,゙''ー<、,,,_ ,,、-'"::::::::''"
. ," / `' フ ,、- ''"`)゙゙''''''::"::::::::::::::::///
/ , ´、,, / / 、 ,,、 ' :::::::::::::/:::::/// /:
|/' /,、 '´ ,、 '" ,,,、,,╋::/::::/ /::/ /:
ノ (,,、-'"''"゙,、',、- ''"´、 ):/ //::/ /:/
アウグスチノ会 代理管区長エルナンド司祭
(演者:サウザー @北斗の拳)
───────────────────────────────────────────────────────
2人は後任を指名したあと、決死の布教にむかう。特に背教者である大村純良と奉行・朝長次郎兵衛の改心に、望みを託していた。
───────────────────────────────────────────────────────
───────────────────────
5月25日、長崎市内にて───
───────────────────────
,ィ: : : : 、
.: ,ィ: : r ,: ,
ノ: ::o: : :o: :L.
{: : : : : : : : : : j
/:r,: : : : : : :/
/://: : : : : : : `>::、
/: : : : : : : : : : : : : : : >、
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :(
/: : : : : : : : : ╋: : : : : : : : : : : :} ザッ・・・
冫: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ::
}: : : : : : : : : : : : : : : : : : ハ : : : }
|: : : : : : : : : : : : : : : : : ::{ }: : : ::|
;: : : : : : : : : : : : : : : : : : :、ヽ: : ::
ノ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : } {: : : :
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :V: : : : :ヽ
./: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : }{: : : : : }
{: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ::|ヽ: : : : |
.∨: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :::|ノ: : : :::|
ノ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : !: : : : : :|
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :、_:_:ノ
,: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :}
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
__ /:,.;‐''~ ,.ィ‐'~ |~`―-
,.、 / \~~~``ー--ゥ'~ ,.;;-‐''~~ |, :-| |
ミ彡 /::::::::`> ,.-''~.‐'~~-‐''~~.| .| | |
工___ ミミ|彡ム-''~~ーv'~ ~:::::;;;:: i-‐i |~~| | |
\===| ミ-‐''~:::::_,.ィ''~~|~ ~~`|~ |T | |~I.| | |
\==|======i__ ミ>,-|~~`i'~I | | | | | |_,.+‐ !┴!―--'
\=|======|==|┴‐┐┐从 ,-、v-'~ 十''' |-‐'''~~~|| ,.. -‐''~~ ̄ ,,.;'~`i~`~`‐-,
||`i'~~`'~~'~~ミ―┼(`)‐i ̄~i→;;;;;/ ノヽ|~l ミ|'~::::::::::::__.|l'~ ;'`'`゜ ;;; `i _
|r'~ ミ |. |ゝ-'| |~l~`1;;;;;;;;;;;;;L!;;|,,,,.i'~''1~T~~  ̄|__,,,.....r-‐ミ ;; ;;;;;;;;;;;:;;;;;;;;;;;;::| ̄
,;'~ ~~~`iー‐、二―--‐'~~コ:::::::::j. | | |エエエエ |:::::::ミ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
ヽー-' ヽ. ヽ、_,,人_j |エエエエ |::::::::|ヾ:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
/ / \ ゝ'~_三~ト-、エエ |::::::::| 冫;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
/ / \ = ̄ '`‐-'‐-、j-、...__(;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
/~~`ー'~~```` / `ー、 ヽ;;;;;;;;;_.........
ム ( ` ヽ、
__ ___ ._
_ --‐‐ ̄i | | | . ! |
| ,. ハ_| L.-┘_,,| └ヵ . _
レ-‐''"/ < i-‐¨ ,. ┌┘┌┘└‐┐
/ ∧ ゝ. └'二フ /l. | フノ|. | ̄
∠ - ' `´ レ' L_」 ´ L.l
, -‐ ー=ミ __
ノ'´ `ヽ _ <, , `丶 、
. )イ ,.ィイ 〃 ,ニミ ゝ_ . ...:..::´/////////, , \\
{{ / j,└'ー'ヘ { く V^ー=ミ /.::::::::/ '///, \ヽー―-= _
{ゝ { /仁 V ノ _ノ`ヽー=ミ'⌒7´.:::::: イ'/, ' '//, , ー-=ミ `ヽ_ ←訓練を受けた読者には、修道服に見える。
(`Yi{/ {。ノ, 〈、 /.::::::::/ {/, , ' '//, ,____ >< `丶、
. 乢r'彡'⌒_,=、 .\ ∨.::::::::/ 〈/, ,  ̄ ̄ ̄厂 `ヽ`ヽ \
. | ´ ノ} 〉 ', /.::::::::∧ ー=ニ、, , , / >≠≠ニ二丶、
¬_くr'丿,, /ヽ ' i::::::::://∧ '/////////, , , , / / \
\<´ / i ,.::::::://// '>=ニ _ ' ' '/////// / \、
\__/ー-、_}/(]::::;′ >ー=ニ二三三ニ=彡く///// , , , , { ∨// `ヽ\
Y.::::::::l:| ´ '/////∧ ー≠/////////∧ | / j_ニヽ
/|::(]:::::l:| //∧ノ  ̄ ̄ ̄ \ |' >'"´
_/! |::::::::::八 /// ノ >'^ヽ、 /
// ; |::╋:::::::::\ // ' /, , >'八{ ヽ /
. // ; ,::::::::::::::::::::::::\ // ////, , , . ____ >' ,. '^ヽ { { ′
/::{ { /:::(]::::::::::::::::::::::::`二二二二二二二二三三三三三三二ニ7′ \ ヽヽ |
{::八_/.:::::::::::::::::::::::::::////>'":::::l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ \ |
/{'(}::::::::<\/>.:::::::://.::::::::○:::::::::ー ――――――――――‐/ \|
{ Y(]::::::::)X (:::::○ /.::○:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ー=ニ二三三{ \
\!:::::::::く,.へノ::::://.:::::::::::::::::::::::::_::二ニニ≡=-―=≡ニニ二三三:.、
V/,:::::::::::::::::: 〈//,..::::::::::,≠'"............::::::::::::::::::::::::::::::ー=ニ二三三/\
\エーーーーーーーッ!?/ ,,、,、,,, ,,、,、,,,
∧_∧∧_∧ ∧_∧∧_∧∧_∧∧_∧
( ) ( ) ( ) )
∧_∧∧_∧∧_∧ ∧_∧∧_∧∧_∧∧_∧,,、,、,,, ,,、,、,,,
( ) ( ) ( ) ( ) ,,、,、,,,
─────────────────────────────────────────────
ナバレテ・エルナンド両司祭は修道服に身をつつみ、長崎の街頭で公然と説教をはじめたのである。
─────────────────────────────────────────────
───────────────────────────────────────────────────────
はたして2人の司祭の白昼堂々たる出現は、委縮していた長崎の町を熱狂と興奮のるつぼに投げこみ、たちまち三千人が集まった。
───────────────────────────────────────────────────────
./ 7
/ / / 7
ニ ニ二7 / / / 7
/ / /二二二 ニニ ニ二7 / / /
.../ /// / /二二二 ニニ ニ二7 _/ /
/ // ./ / /// / , . /  ̄  ̄ ̄  ̄  ̄ ̄ ̄
// / / // / /  ̄  ̄  ̄ ̄  ̄ ̄  ̄/ / ̄ ̄
// / / // / / .ニ 二二 ニ≡≡三三三
// ./ / _____ _ / ./ / ニ ≡ 二二 ≡三三三三三三三
/ / .|.:.:に__」」:::::::Y^^^`ヽ___ . :. :. :. :.: .: .:.|、 = ニ 二三 ≡三 三三 三三三三
|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:_ノ |┘. : .:. :. :. :. :. :. .p'゙;;.:O . :q .: ;:;゙ ,゙,od .:'`;:; , ニ三三三三
 ̄ ̄ ̄ ̄ く | .: .:. :. :./」二」p'゙;;.:O . :q .: ;:;゙ ,゙,o彡ミミヽ __.: ;: ;:; ;:;;:;:;;
. :. :. :. :.: .: .: .:. :. :. :. :.: .: .:. :. :. :. :. :.: .: .:.``ヽ ,、、ノヽo b .〔」゙''' ''l〕.: :;:; p'゙;;.:O q .: .::.}-',ミミミ!「 -‐ ─ヽ; :; ;;;;;;
.../ l. :. :. :. :.: .: .:. :. :. :. :. :. :.: .O od .:'`;:; ,.: ;oV"´ 1 ..」ゝ‐/:`ー-、 「 ̄ | L_ノシシ , - ─ ミミヽ;:;:;;
/ | p'゙;;.:O od .:'`;:; ,.: ;oQ r;;;;;;;;;、p o ..:.,,、、、、', 1 .::.:.:::〈瓜ノ:::::::::',〈⌒〕二二ニ‐.:::::::::ノ - ─ ミミ _丿;:;;;
.|. ム) p'゙;;.:O od .:'`;:; ノー`ミミ! 彡',',',',',',;', l!.:.:::::::::::::::::.:...:: /ハ`ヽ-─-、.:::::::ノ.:.\ ノ ニ三
レ彡ミ |:::::l ,;彡ミミヽ },_, イ:::::::::ハ;;';';';'';';'';;;! il!.:::::.:.:.:.:,r ‐く ノ ノ__/。:::.:. /. :; :; :;: ;V . :. :ィイ三三
l彡彡_ノ.::ノミyイ彡ミミミミ;:y.:.::::.:.::::::::::.:}‐、i;;:r ,;:;:;:;:;! ll!;:;:;;:;:;;/jjjjjijijレ;:;:;;! i! /.: ;: ;: ;: ;:;ニ三 三 三三
レ.:.:. ニ三三 〉彡ミミミミミノィイ彡 ミミヽ.〈 ソ;:;;;;;:;:;| llll!;:;;;:/jjlijiijijiリ;:;:;:;:;! リ ,..イ. :; ; ;;;;; ニニ 三 三三三三
.:.:.:.:ニ三三ハ彡ミミミミ,'ィイ彡 ミミミミミ',ハ ,r-─ノ ノ;:;:;ヾ州州シ;:;:;:;;ノ レ'´. :; :;:;;:;: ;;ニニ ニ 三 三三三三
.:.二三三/ ヾ彡ミミミ{ィジ jijijijijijijiiiji! フ""´ ̄7 /iijiijijijijjijijjijijijijiijィイ; :; :; :;ニニ 二 三 三三 三三 三三
iニ,r'"´ ゞ;:;:;:;:;{jijijijijijijiiijijijijijl! / .:;1ij1iji1ji1ji1ii1i1l1lj1i1j; :; :ニニ ニ三 三三 三三三三三
|/ ,. .: :;:;;:;;;;;;;;;;;;:{jj州州州州州 / .:;1jli1jkl1jlk1jil1j1kj1klj1li1jil1kj ニ 三 三三 三三 三 三
| .:ィイ.:;:;:;;:;:;:;;:;:;:;:;:;;:;{州州州州州! / .:;jl1jil1;k1;1kk1||1||1||1|1||1|1|1|||||三三 三三 三三三三
───────────────────────────────────────────────
司祭らは助手として同行していたキリシタンらとともに、市の入り口に薄板で小屋を急ごしらえした。
───────────────────────────────────────────────
_V ヽ
l\ r´ _ ヽ/´ ー 、 ヽ、
_ヽ ー' / `V ミ i!i ト, ヾ、彡 l、
∠ ̄ ヽ 、 >‐ ̄ / _ ミ _ミ-一` i!i i!i i 彡 レ,
二>-、 ∧ 〈 f 三 ノi!i /タ /i 〈 ノ)
/´ ト ヽ' ∨ 、_从ソ/ノリ ノ ヽ <
> 、 lリ ヽ r=三彡=、 ゙ー、_Vレi_'' /i l ト'
\ レソ `´l t、__, ェ彡' ラ `ミョz'ィ j/ イ ノ
、 、 、 \ i l l `ー==' rfシシ'`ー`"r' //
从从ト、l、 ヽ r r / / / 《三≡彡'” | ' ´
ニ三三三ミ 、ヽ レ´<ノ' ∨ 、 l
. ニ三三三三三∧ノ / l | 〈 _ 〉-`-' ・・・告解を聴こう。
三三三三三三∧ノ_ノリ \ `¨>‐'
三三三三三三∧||ヘ \ >'
三三三三三三∧||ハ ヽ {
三三三三三三三l||||ヘ / `ヽ l
三三三三三三三||||llハ / ー - '
╋
wara wara doya doya
/:::::::::::::_イ/l:::::::::::l::::\ /,:::::::::::::r::::::::::::::::::::::\
i::::l:::::::/ r oヽ !::::/ノ!:::::::::ヽ ノ'´ ,へ::::/l l丶!丶::::::::::::::::l
l::::l£ヘl ` ´ !/ o j:::::::ll l ,<´丶`´ol⌒l_o__l丶l:::::::::::::l
i::::│ /´ `l `ノ--┘---、 ( ヽ`j┘l ̄ ,- 、 ノ-:::::::/
 ̄へ_υ/ 、  ̄ _../´:::::::::::::::::::::::::::`丶/ ` / 丶 l__ゝ ,../ ノ
/´ /´ゝ`、 :::::丶/:::::::..____-- ̄`-- 、:::::\ / 丶____ i´、,. -- 、 ぱーどれ様! 告解を聴聞してださい
\ l´ | :::::::/:::::::l::l /,...__ 丶:::::\___┌`i┌´/ _,.-、 \
/ \_/:::::::::l::l _/ l´◯ ゝ 丶`ヽ /, | j/ /__, l, - 、_ ヽ
./ │::::l::l ,....._ /。`...._ ヽl rソ / / / / ノ_ 破門者となった罪をおゆるしくだされぇ!!
!::::卜 l´◯/ l´:::::::::`ヽ、 l r----´ `´ -´ `
ナ:::::\`´ l:::::::::_..-´ _l | `----、_ノ `l |
___ !:::::::_.ゝ ゝ''´ ,イ''´ /l / ` ´ `´
::::::::::::::::`ト、 ゝ八 _..-´ ̄`丶. , l l i
::::::::::::::::::::::::::ヽ ( /´ `-ーイ γヽ \
───────────────────────────────────────────────
興奮した群衆は司祭たちの足元にひざまずき、背教の許しを願った。新たな信者も続出していた。
───────────────────────────────────────────────
`ヾ:、 /: : : /
,、 ` /: : /
_ ,' :\_,. .-‐宀'< ̄` ` 丶、
. ,. : '": : : :.`!: : : : : : : : . \ . . : : : :`ヽ、
,.. ': :,:ィ: : : : : :i: : : . . .:、: : : . . . .\ : : : : : : : \
/. '"/: : : : : : :|: : : : : : ゙i、: : : : : : : : : `:丶:、: : : : : :.丶
/' /: : : : : : /: : |.: :i|.: : : :.|\: : : : : : :`ミヽ: ; ; :`>.: : : :`:、
/: : : : : :.〃: : ;j: : |゙、: : : :l \: : : : : : : : :\: : : : : : : : :.`、
. /: : : : : : :.'': : : ;;;l: .| ヾ: : :.:i. ,.><": : : : : : : :\: : : : : : : : ゙. 司祭様! このご時勢ゆえやむなく、
i: : : : : : :/!: : : '|/i!:.| `、: : :,レ'´ _,,.>ー┐:.: : : : :\: : : :i: : : i
!.: : : : :./ .l:-ー=トミ;,;l__, ゙、":.:! '",.r-‐''"i |`l¬-、、:.ヽ: : : !: : :.! 異教の礼式で結婚してしまったのです。
. l: : : :/ l: : : :/ ¨,、 \:.「! ゙つ ll,/|| |: : : :.゙|.:`ヾ、.:.:|: : :,!
l: : :/ l:.:.:.:i ,/, ヘ ` ゙ 〈 ゙o」!゙l: : : : : !.: : : : :.!:.:/
ヾ/ l:::::ハ{{'っ iハ 。0'" ・l: : : : : :!.: : : : :|.;/ 私どものほかにも、おなじ悩みを抱える
ヾ:{ ヽ 〈 ゙ | , o l : : i : : l: : : : : ! |
`` ハO'" _, ,-‐、 ゚,l : : i|:.:/;|: : : : :|:| 新婚夫婦が、何組もあります!
/;;;! ° `Y ) ,l : : :リ:/;;;;|: : : : | i lト、
/;;;;;;\_ `¨´ , ィl : : /i'゙;;;;;;;|: : : : |.|. l..`: : 、
/;;;;;;;;;;;:;;;';;/`¨ ¬‐-ァ^;l /:.:∠.」;;;;;;;;;;l: : : : :!!: :゙、 `ヽ`丶、
. /;;;;;;;:;;;;;';;;;;/ /;;;;;」:/-、 l!ト、;;;l: : : : :| : : `、 ` 、`: 、
/;;;;;;::;;';;;;;;;;/ _∠二7゙ ヽ !llヾ;;l; : : : : : : : :`、 丶: :.\
N ' /i f ( , ヽ i ノ |ノ ト,
〉、ヽl ヽ il V l _ ノ lシ //ノ, 'リ
/_ ヾ ー-ヾ、 〉´ `V ///-ト -‐'ハ
'´リ ー--/ ̄,'/ i ,'_N /´ k'´-‐'_ ハ
l/ 彡 l | l l l i / i! |! l r一' ノヽ
ー'ノ ´/ l、 i!i! VNヽ l i! i! i! '、-'  ̄ `ヽ' ・・・・みな、ここに連れてきなさい。
'ン r‐、_/ ノヾ、_\N l レ'シィ三 .l ,'`lミ `ヽ_ィ
)//', ハ 〈 ==ュ、ノi }、-=''、t l ,' lヽ` ‐=- - 、 結婚の秘蹟を授けましょう。
ー/ l ', /r /f/( | l 〉 fi l ヾ レ /l \ -一'=、ヽ l
ノ ノ ノ`i、 ', i!f fi! 〉l '〈 i!tヾ ,' / ト- 一‐ /´ `ヽ ト-一-、
、-‐'´彡´ />| ヽヘ i! ,,'゙ー ' ヽ ヾ /´ ∧ヽ / ,'、 ヽ
r´  ̄ >´ l ヽ __,ィー‐、_ _ / V / , '/二>_ヽ'´
/_ _ >´ / ,l l ヽ `  ̄ ´ / / / ー- r' / /
/∠_-‐' ノ / l | \ / / / ノ´ //
一─ー- -ユ ヽ / リ l ヽ _ ノ / / ノ 、 _ / / />' ´ ̄  ̄
/ヽ ∨ / /ノ l / /-'´ ノ- ' '´ 、
/ ヽ∨ / / l ╋ / / _,〈 i 、_ -`一‐ '
───────────────────────────────────────────────
翌26日に2人は伊木力という土地にむかい、そこで一昼夜のうちに300人の背教者を立ち返らせるのだが・・・
───────────────────────────────────────────────
ぞろ
ぞろ
, --、 ,.--、 ,.'゙´゙゙゙゙`ヽ ,r‐‐ 、/ ⌒ヽ ,、、、,,
/,,, ,, ', (!,,, ,,,l) { ィ ‐ ‐ゝ} リo‐oリ.O Oi! / ,ィ´`ヽ
{i`'',,'' リ {i 竺 {L,../''彡''''ミヽ、ぃ '''' j! ,r ‐、,! {.:.!''' ''' !
,. '"´ト、 ニ,.イ`` ヽ/ ト、.:.:.:.:.:.:.:j! `Y´l`ヽニ/ 「``ヽ''´l L二ソト、、,,
i . |/^V ./ ; l/ヽ,;,;,;,ノ i i l/ ゙゙\| , i l/ ⌒ヽ| ヽ
| | ╋ l | | ! ╋ i | ╋ i !
| | | | ╋ | | l | ,' !
| l. | | | | | | i |
ヽj | | | | | | l |
| L__| | | | |
| ノ | 「 「 「 1
______
ムrー-ァヽ
|_ ,ィュ< | '_ おや、あなたは確か・・・
i !_,,, `マ.| 、
_ヽ_/し|
,..-―‐<:\_ヽ_ i__|ヽ__
/ ⌒}\:\ `ヽ )::::`iー-、
/.::::......::::/:::..ノ::::::::<>:::::::|:ヽ:::..
/.〉‐::::::⌒r:、/:::::::::o::::╋:::o:::ヘノ:__
/ /::''" .:::::ノ/::o:::::,....-‐t‐-:、::o:}::::...
,j ..::::........:::/:''^:::::/::::::::::_|_:::::::ヽj:::::::
/ ヽ_,.-''"\:_;:-'':_:;:-‐::''":|::`ヽ::/、::::::
/: ̄:\::::| .\-'':_:_:_r-r-'-ァ::::::| \
. |:::::::::|::::ヽj に,-,r--'―‐'-r' |
. |::::::::|:::::::/ |__./::≧ニニ≦ヘ|
. ヽ:::_:|::::/ |::l:::-=ニ三}ニニへ
} ヽ, .|ノ:::::::::::ヾニ|ニく::::::}
`i , .i ,`i /:|:::::::::::i::::|ニ|ニニ}::::|
ヽヽヽソ |:::|:::::::::::l::::|ニ|ニニ|::::|
 ̄ |:::|:::::::::::l::::l:ニ|ニニ|:::::|
| 'i ,ゝ ..:::::/
j ゝ / ..::::::::i
ゝ_,-――‐-,_,i i ..::::::::::::l
'i::::::::::::::::::::::::::i iヽ-―‐-,!
}!::::::::::::::::::::!{ .{..:i!::::::::::く i~"i__
,i'"~ ̄ ̄ ̄~"'i, iヽ_:::::::::::::} {~ ̄ i
i..::::::::::::::::::::::::::...i `ヽ`ヽ;;;;;;ヽ  ̄"i .1 ̄i i {}{}//
〔"~~ ̄ ̄ ̄~~"〕 `-‐―" .i__i i___i //
~" ̄ ̄ ̄ ̄~'
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
, - へ、
,. { / \\─ 、
/,:/| | }V:ハ V iト-、
/;'/;'/::| iハ ⅣV} | | ∧ あいつは───
′{/|/レV '´o ∨ l| | l ∧
| /{:::/=ミー=' Ⅳ}, l| l Vヘ、
_rへ-、_ j/l:{-'^〈::. \ j/ ∨l, ト、 弋 ま、まさか・・・・
/:::/:{:::::::::::::⌒ト、 | ::l r=== 、 \ l ;ハ| ノ ヘ
/:{:/人:!ハ:l:ト;::::::::::::::ヽ ∨’, !::::::, -.゙ > -< |⌒
/{::jム} }'f 。㍉::::::::::::::::l ∧ l:/ } /j / / ハ |`
{::}:{ ゚/ ー- /::::::::::::: 弋 ∧L__彡/ 厶 vV `
}:::〈 ゝ_ '⌒ノ:/^Y:「` , =fニ´-  ̄ >、
ノⅥ, {::::::::ヘー=彡{/:V _,. -ノVxム /: :./≧=---::........._
∧ l/ } .イ::::ハ从,. <::://V╋V∨/: : : /::::::::::::::::::::::::::: : : :
∧ー ,.´<--ミ<::::::::::::/: :{:く> {./: : : : :/::::::::::::::: : : : : : : :
{ニ「╋ニ=/: : : : : :: : ー< |ヘ::V^/: :⌒\/::::::::: : : : : : : : : :
\ヽ人_从人__从_人__从_从人__从_人__从_从人_人/
≧ <
-=ニ 背教者の朝長次郎兵衛! ≦
≧ ≦
/Y⌒YWW⌒W⌒Y⌒WW⌒W⌒Y⌒W⌒Y⌒WW⌒Y\
⌒ヾ.、l ||」」」///
ヾ.、r,| | ノ'ヽヽ| | ). ノi
___ Y ノ---、| |//ノ}ノ _
,. '´ ̄人_ノ人{ (フTiヽ}//_ノヽ´_人_ ̄` .、
/: `Y´`Y´ へ.ヽヘ'´}ノ{{/‐ニヽ`Y´ `Y´`Y\
/::人_人__人_人 ゝ、l ||} }ノ∠_ }/_人_人__人__ヘ ,./
|::.`Y´ `Y´`Y´ `Y 'ヘヽ|ノノ}/⌒、}´ `Y´ `Y´ `Y´ ::| /:/ r'´
|::__人_人__人_人.__∧|| |/人__人_人___人___人__::| /: :/ /: :
|:::`Y´ `Y´ `Y´ `Y´ 朝長`Y´ `Y´ `Y´ `Y´ `Y´:::| , /: : { /: : /
ヽ. l::_人_人__人_人_,ノ‐‐ヽ、_人_人___人_人::/ /V: : : : `': : : ∠.-
: : ``:ヽ.、 V::/´ `Y´`Y´ `Y´ r二 ̄ニi `Y´ `Y´ `Y´ `::/ /: : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : :`ヽ、 _ \、__人__人_人Y=ミr三Y=ヽ.人_人_人__:/ ./: _: : : : : : : : : : : : : :
: : : : : / ̄ ̄: : : `ー\Y´ `Y´ `Y´{{0}{{iO}{{0ノ:::Y´ `Y´ `Y/____∠:-:/: : : : : : : : : : : : : :
: : : : : `ヽ、_: : : : : : : : : : \ 人 ノi:::ヾt`tt'tY:::::::i|、__人__/ : : : : : : : : : : /: : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : :\: : : : : : : : : : `ヾ<{ |://ヽニノ>‐<ノヽ./ : : : : : : : : : : /: : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : >、 : : : : : : : : : : _Y ̄`ヽ<>'´ }´/: : : : : : _:. - ‐ ´ノ: : : : : : : : : : : : : : : : : :/
: : : : : : : : : : : : ヽ ` ー--─;<´、ヽ_.フフヽ、__.ノヾ、_,:< ´ ,イ: : : : : : : : : : : : : : : : : :<
: : : : : : : : : : : : : : >、 ノl|、・ ヽ._/ / ヽ\ /・人__>、_ / |: : : : : : : : : : : : : : : : : _:>
: : : : : : : : : : : : : :| `ー ‐ヘ_リ ヽ./ ./-r=ヽ. \´・/ i´ ・ |: : : : : : : : : : : : : : : : `ー─
: : : : : : : : : : : : : | ・ | / /フニニ| `ヽ、 ,ハ |: : : : : : : : : : : : : r- 、: : <
: : : : : : : : : : : : :.| _ /ヽ フ _ { |」 ||||ヽ、 r-、│/: : :ヽ.r‐ァ |: : : : : : : : : : : : : ヽ  ̄
: : : : : : : : : : : :,:| ・ヽヽ./: : :\{/i レ「l i ||| 「i´「フ'/: : : : : :/ { ・ |ヽ、: : : : : : : : : :/
: : : : : : : : : : : /i ノ ヽ: : : : |\\|:| .l || //|:/: : : : : :〈 ヽ. ノ /: : : : : : : : :ヾ. /
: : : : : : : : : : :ヽヽ‐< /: : : : :| |::フi‐ニ{○}ニ/iヽ|/: : : : : : : ヽ._/ ̄ `ヽ: : : : : r-、/}ノ /::::;
: : : : : : : : : :/´ \/: : : : : : |/| |/ | ̄:/ V |i|: : : : : : : : : :ヽ \ヘ:| < \_「\/
┃┃ ┃┃ ┃┃ ┃┃
━━┃ ┛┛ ━━┃ ┛┛ ━━┃ ┛┛ ━━┃ ┛┛
┃ ┃ ┃ ┃ ┛ ┛ ┛
━━┛ ━━┛ ━━┛ ━━┛
─────────────────────────────────────────
そこにキリシタン取り締まりの任務を負う、背教者の奉行・朝長が現れた───
─────────────────────────────────────────
γ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
l ペトロ司祭様とマチャード司祭様を殺めた、背教奉行だ・・・ |
ヽ、______________________________ ノ
γ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
| まずい・・・まずいぞ─── |
乂______________ノ
(ヽ、00 ∩
⊂ニ、ニ⊃ ⊂ ⊃
,, -‐- \ | |/⌒ヽ
( ⊂ニニ / /⌒) ) (ヽ、00 ∩
`ー――'′ し∪ (ノ ⊂ニ、ニ⊃ ⊂ ⊃
/ ̄ー―‐ 、 ,, -‐- \ | |/⌒ヽ 〇 〇
:::::::::::::::::::::::::::::::ヽ ( ⊂ニニ / /⌒) )
:::::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ `ー――'′ し∪ (ノ
:::::::::::::::::::::::::::::::::ハ::::i ., -―- 、 ___
:::::::::::::::::::___ノ、/〉' /::::::::::::::::::て/::_:::ヽ
:::::::::::::::/ u て;/7 /::::::::::::::::::;ァ、、:::「ェ ヽ::〉 __
::::::::::::/ /〈 i::::::::r、::/=ミ `く.u J/:::::::::\
:::::::::::j u 、 ´_}ヽ.|::::::iオ/u ニi < iヽァ/:::::r----J .r:´二ニヽ
::::::::::i (二7´_.L., 、ハ 〉 _ _マ/ン::::r ' ;tr /;j i::/r-、r-| r一ー、
::::::::::|、 .r ' c /、:.:.:ヽ ヽ ー」: : : : ii ヽu.___、/ _ん' `´ム.' |:::r―┤
:::::::::/ ̄ ´」ー/:.:.:.:.\:.:.\\__j: : : : : ヽ ヽフ`ヽ´ | | ヽ'ーン、 _/ハu.'_' |
i:i i:::i:iヽi ´ !':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\:.:.',:.:i: : : : : : : :「†| : : : |: ! 7!†.´|< 7マ.ヽー'
,, -――- ,,
,,-''″ ゙''-,,
/ \
/ ヽ
/ ‘,
′ }
.| /`^``^``xv-ヘ }l !^`^^ヽ、 |
j 〈 , ノノリ } j ここは祈りと告解の場。ご用件のむきは、我ら司祭が承る。
{ { ', 〈 |
| / x、、 i o ,,,x ミ |
ミ i ミx、_ `ぅx、、 ,,,z一'´,,,,彡ド | もとより捕縛は覚悟の上。逃げも隠れもいたさぬ。
‘, l rー p-ミ´ `x‐p ‐ァ | / |
.}ト、 { `¨¨¨´ l `¨¨¨´ }.イ ′
{:',L | | |ノ /
ヽゝ! l /
-‐ァ ‘, ` ´ ,′!
∧ | -‐ ‐- |``''<
/ | -,ー |
.| | \ ′ / /!
.| | \__/ /./
.| ', |/
.| / ╋ /
─────────────────────────────────────────────────────
すでに2人の宣教師は「新しいピラト」である朝長の主君・大村純頼に、書簡を送っていた。その書簡には領内での布教活動の
予告と、一度は洗礼を受けた身で迫害者の側にまわる罪深さの指摘、そして改心を勧める訴えがつづられていたという。
─────────────────────────────────────────────────────
|`\
____ | /_ __ ∧ /| __ rヘn
|_,. -┐| |// / |__ 「 |_/ |/ |_ 「 |__||」 _ 「「| __ [[|
|| |/ __|| ___| | ,.コ|. ̄ ,コ|
__|| |_,. -┘ └一 '´  ̄  ̄
| ̄ ̄ _,」
 ̄ ̄ ̄
ヽヽ〉〈〈 〉〈 /、 //
、≦、∨、||,,///`〉ゝ-‐- //
ゝ‐==‐-、朝長./ / ┼┼┼`ヽ ≦≧-'、
/┼┼┼┼ ヽ人/ ┼┼┼┼┼} γ⌒〉ヾ゙
r-、fヽ ゝ---- { ┼┼┼┼┼}i|i|{,´ ┼┼┼┼┤}‐‐-..... 〉{-ヲ' / そうか・・・・・・・・・・・・
ー≧` `¨ヽ .< :::::::::::::::: ',┼┼┼┼γ'二ヽ`┼┼┼┼ヲ:::::::::::::::::`ヽ、_人ゝ}/⌒ヽ
`¨¨¨{ /、' ∧ /:::;;:::::::::::::::::::::::::ヽ ┼┼┼ {6{{0}}∂、:.┼┼/─--‐ イ´:::;;;;;;;;ノノ、,,/::;;;;;;;:::≧、
i.j ∨ ヽ'::::::::ゝ=‐‐-、:::::::::: \ ┼┼{::`j}ェ{!´ ::} ┼/:::::::::::::/‐---==、'/ /:::::;;;;;;;;;;;;;::::`}
∨ ヽゞ=--‐ ´` <::::::::>...、 ',__`¨´ゝ、'_/::::> ´ ノ ゚ 、 。 イ ノ:::::::::::;;:::::;イ::::i
ヽ λ , ゚ ヽ `¨¨¨´、 { >< _} ¨´ ゝ三彡ゝ--‐=、¨ }¨´:::ゝ-、::::::::} ¨ij
ノi、 i;;;;;ゝ-{ `¨ノ=‐-‐´;;;ゝ=、' 、ヽi¨ i¨ゝ、`ヽ' /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::} ノ:::::〈
〉;;;;`¨;;;;;;;;;;;;;;`¨¨;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;∧ フ /三三} } 人;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::厂 、::::::ノ
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.\ヽ_ノ´ 'j_ノ,イ;;;;',;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::¨´`¨', ∨'
、__ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::":::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;',> . i! イ} ,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::;:;;;;;;;;;;;:::;:::::::::::ノ
ヽ彡,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:'::::::::::::::;;;;;;;';;;;;;::::;;;:::::::}∨i∧¨¨∧∧{;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::;::;;;;;;;;;;;;;;::::::}
∧ ∧ _丿⌒|_
(゚ー゚*) (゚∀゚*)
ノヽ~ノヽ ノヽ~ノヽ (あ・・・やっぱり改心に望みを託したのは、無駄だったか?)
ん † ) ん † )
丿 八 ゝ 丿 八 ゝ
U〜U U〜U
ナバレテ エルナンド
┏┓┃┃┏┓┃┃┏┓┃┃┏┓┃┃┏┓┃┃┏┓┃┃
┃┗┓ ┃┗┓ ┃┗┓ ┃┗┓ ┃┗┓ ┃┗┓ ┏┓ ┏┓ ┏┓
┃┏┛ ┃┏┛ ┃┏┛ ┃┏┛ ┃┏┛ ┃┏┛ ┗┛ ┗┛ ┗┛
┗┛ ┗┛ ┗┛ ┗┛ ┗┛ ┗┛
f'´ f'´ f'´ f'´
込 鼎 丱 仍
|\ ∧ ∧ /|_
,.<三二Λ ト、| | | |// ////>、
/////////Λ|ム|_.iM|_.|//_∠///////ヽ
/////////// / : : : : : : : : : : : : : ヽ、////\ 良い覚悟だ。ならば申し渡そう・・・
,'///////// , ´ : : :i : 朝長 :: : : : : : : :.`、////∧
{////////// : : : : :l : : : : : : ',: : :\: : : : .∨///∧
{////////,' : : : :/iΛ : : : :ト、 ',\ : :Y7 : : i/////} ____ パカッ
V//////ノ : ::i イ/{≧ト、: : i::::ヽ}=≦ミ| : i7i :i////∠三二ニ二三ミ、
∨/////イ : :|: {〃笊::::\{::〃 c ハ}}i : :| :i :|///仁二二二二三ヨュ.
∨/////| : :| {d廴ソ::::::::::`:::ゞ-=彡| : :| :i :|//γニミ、γ三ミ、γニミミ
\////VΛ:ハ::::::::r-' ´  ̄ ̄b-| : :| :| :}// {{;;ili;;}}{{;;illllli;;}}{{;;illi;;}}
`<//}从:込 ̄ ` 。 ,ィノハイ从// {{;;;ili;;}}{{;;illlli;;;}}{{;;illi;;}}
`<//rー,、`≧=-=≦=ー┐/>´ 'ゞ=ィヘゞ二彡ヘゞ=彳
`>{;;;;;;;;;;;;≧{;;;}≦;;;;;;;;;;;;;}≦、 Vr==ニ二ミV/
/ ゞ:;;;;;;;;:ィ;;|ト、ヾ:;;;;;;;;;;ノ `ヽ、 圷iil}.{lll}.{ll}.{iiメノ
/ `ー'´ .|;;|.iΛゞ` -'´ `、 `=ニ(\\='´
i、 |;;|ハ ヾ;\ / ヽ、 (\、ヽi
l ヽ、 i;;|llllヽ \;;\ / \ (\ }
| \ /|;;|llllllΛ VΛ \入 ノ
∧ ∧ _丿⌒|_
(゚ー゚;) (゚∀゚;)
ノヽ~ノヽ ノヽ~ノヽ ( ど、どうやら、我らの勤めもここまでらしい・・・)
ん † ) ん † )
丿 八 ゝ 丿 八 ゝ
U〜U U〜U
ナバレテ エルナンド
,'| / // _,.∠.、丶 | リノ.::八 .:/ | ヽ : : : :. : : : :.
,' |八 :/ /⌒ヽ | .: | \ │ : : .l : : :l : : : :.
,' ′ ヽ :/ ,:しハ | .:/│ .::/ `ヽ| : : :l : : | : : : :.
.: ∨ /:じ// 八..::/ l .:/,. == 、\ : :│ : : | : : : :: 私って、ほんとバカ
: / :/ (ヽヾ;/ ∨ ∨ ,二ヽ :.:| : ::|,二二/
:' ..:/ /⌒ ー' /し;ハ ∨ |/ : :| /
| .::/ _, /.:じ/リ |l .: : : |,二二/
| :〈 .: (ヽ ヾ.::;/ :リ .: : : ;′ /
| ; ヽ / ⌒ヽ '⊃′.;: : : ,:
'. |/ヘJ ト 、 厂 / : :/ ⌒ヽ /
: :|///∧ <.::..> | / : :/ ノ /
: :|////,∧ ;│ / // イ /
:, .:|:////l/∧ .ノ // :/..:/ー /
Ⅵ/// |//卜、. ___ .. <し / .:/ ..::/ /
キリシタンのモブ (演者: @魔法少女まどかマギカ勢)
┏━┓ ┏━━┓
┏┻━┫ ┃┏┓┃
┗┳━┃ ┗╋┛┃
┏┛ ┫ ┃┏┛
,. - ─- 、 ┃┏┫┗┓ ┣┫
/ ノノノノハヽ. ┗┛┗━┛ ┗┛
i ,-、_{___ l' ,. -─- 、
} | r} ` / -' | |`i / ,ヘr^、 | ,! -‐- 、
{ 'ァ' `ー'/,_ )!/リノ二二jノ / _i
,-ソ 、 ノ_ i// - r { |__∠__,へ / ̄ ̄ヽ
/#\ 、 `='ノ iニij ,ニ゙ | | r、/__,| ̄/ ノノノij
\#i\  ̄,ノ`i ヽ 、 ノi' {_ (__ハ_ ! | _ノ^i'_フ'i,!
\i#|\==|/`|\\`ー 、ヽ | i ` ,.-i{ }、|- 'i |
\|ヽ } ノ i \ | 〉ノ`ーヽ ,<j 二ノ /ソ ヽ.、, ノ デレタ?
╋/ |l/ i ノ´| _ノ\\ "{ヽ /\ ヽ、|
| リ / | i/ ヽ_|\ノヽ \_|ヽ デレタノカ?
|0` | | |\ 、 `| | | | ヽ
| | | | \ リ ╋ | ri | |
───────────────────────────────────────────────────
朝長は自分が処刑したマチャード司祭とペトロ司祭の祈りによってキリシタン「リノ」に立ち返り、悔悛と許しを請うたのだ。
司祭たちの目的は、半ばは達成されたといえる。
───────────────────────────────────────────────────
/.: : : : : : : : : : : :ヽ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \
. : : : リノ: : : : : : : : : : :゚。: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \
/.: : : : : : : : : : : : : : : : : : .゚。: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \
_{.: : :\: : : : : : : : : : : : : : : : '。i!}: : : : : : : : : : : : : : : : : : : 「⌒ヽ
. /. : : : : : :\: : : : : : : : : : : : : : :'l/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : |
′: : : |\: :.|\: : : : : : : : : : : : :.'l---≠ミ: : : : : : : : : : : : : : :
|: : : : : |: : ::`ト、: : : : : :.|: : : : : : : :.'l--/ V: : : : : : : : : : : : :|
|: : : : 八: : : { \: : : :.|: : : : : : : : 'l-/ ⌒:,. |: : : : : : : : : : : : .
|: : : : : : \: :\ >--ト: : : : : : : :'! ーrv | |: : : : : : : : : : : :.
|∧: : : : : :{\ ヘ | V: : : : : :.| ノ ノ: : : : : : : :∧: : ′
リ ∨: : : : :.\`ヽ} ,≠T==-: : : : :| r<}ハ: : : :}: :.′: /
∨: : : : :.ハ 〃 | ∨: : : : | / : : : :}ヘ } /
. ∨: :|\:./ j ∨: : : | ′ }ルノ リ
\|: : |:\ i: : : :| // }
|: : :ヽ___/⌒> Ⅳ : :|ヘ // ノへ
|: : : : | 〕ィ |ハ: :| 〉/ /⌒ヽイ \
|: : ハl >-|! }:.:| 《{ / \ \
),,、-',、'ノ,、-':ノ " , ,r )'''ノ j
,,、ノ" "//:::::::ゝ,、-'r"彡<ー'''"=| リ リ |
)ヽ" ,rr'"/''""///シ::: 彡ヽ`ヽ)三:::ヽ ノ : i
、i"((::::、| i|" -、、ヽ":::::" "リ ソ 三:: | さ : |
ノ'":::::::::ヽ、,,, レii"ヽヽ i::::: :::: / "、, ミミ=| ん j
,〈ツ:、、 、ミシ" ::::::::::::|リ/:::::::::::::::",,,、-'"))ツ ヽi. : i"
ヽ ミミツi"" :::::::リ|:::" ,、-''"..- ''""::''彡 ''-、 ノ
t 'ミ |iii ,,:::::::::O::: :tー'"::::;;彡、-ー''ーz彡 ,r"~''"7='<ヽヽ
ミニキ'tt、, りt t,,,;;~/:/" (;;゚;ム-''""" :::::::::|!!||i z/ヽヽt~'i
i/''キ ,、,,,,、-'",,、,ヽ ":::::''''" ーー、 "i:::::::::::::::::|iiリ|i,/r ":リ ) ヽ
ゝ1 iミ::::;彳ゝ),r'"|,, ::::::::::ヽ }::::''' ::::::::'从ii"-ー"/t tリ
ヽ'ミミ:ii,,r`" ノ〈 _,,,,,,, 、"" :::::',i ヽ't、,,,ノ|i ヽ ヽ
`tiiヽ" '-、( 'ヽ、 ー, -' ', |::::::::::i|ツ i、
ヽヽ ヽi ~'`"イ ', i:::::::::`'t,,,,i,, ))
`''t ', ::ii::;;、====z=、',. i::::::::: 'ー"ヽ
ヽ ', ::r、~,、-'''"ii~ii、}}ii U j::::::::: it ヽ
ヽ '、 tii|i、ii,、-ーーii}} iii、 /:::::::::::::: ii|
ヽ ヽ, iiii ;;;''"~~~:::: |ii iii /::::::::::::::::::: ii|i
ヽ, ヽ ii;; ;;;;;;::: :: ii} }"/::::::::: :::::::::::::'' ii|i
. ヽ、 ii;; ;;;::: :: iii/:::::::::iii、 :::::::::::::"
ヽヽ,ヽ、,、-ーーー'":::::::::::'' 、,iii、::::::::::::::'" :::::::
ヽ::'''"::::::::::::::::::::::::::: "ii、:::::::::::::: :::::::::
ヽ::::::::::::::::::: ::::::::::::::........ iii、:::::::: :::::::::
, -ヽ :::::::::::~' 、, ::::::::::: 'ii ::::: :::::::::::
, '"::::::::ヽ :::::::::::::::~'-、 ::::::: iii:::: :::::
──────────────────────────────────────────────────
殉教死には、命令者と実行する刑吏とがいる。命令者が背教から立ち返った記録は無いが、現に殉教のありさまを
目にしなければならなかった刑吏たちが己の命をかえりみず棄教を悔いて立ち返り、あるいは改宗に至った例は多い。
──────────────────────────────────────────────────
──────────────────────────────────────────────────
28日、2人の司祭は数千人の群衆の前で屋外ミサを捧げてから長与という土地に向かう。数え切れぬ群集が
彼らを追い「神の言葉」を望む姿は、まるで刑場にむかうイエス・キリストを追う群集のようであったという。
──────────────────────────────────────────────────
, - ‐‐‐- 、:.´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ、 /:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.ヽ、
,イ´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\:.:.:.ヽ:.:/く::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. i
/:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:--‐ヽヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.: |
/:.:/:.:.:.:/:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:./:.:.: 7|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|
. ///:.:.:.:/:.:.:/:.:.:.:/:.:.l:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.!: |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|
. / ,':.:.:.:/:.:.:.i:.:.:.:.:.i:.:.:|:. ∧:.:!、:.:.:.ヽ:.:.ヽ__:.:.:.:}:.:.:.: }:.:/ |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. |
,':.:.:.:,':.:.:.:.{:.:.:.:.:.|:.:.ハ:.i ヽヽヽ:.:._メ:.´ヽヽ:.:.i:.:.:.:|/:.:.: |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: : |
i:.:.:/|:.:.:.:. ',:.:.:.:.:|-/_|_| ヽ/,イ圷≧i:.i:.:.|:.:.:.:|:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: : | 自分たちが何をやっているのか、
|:./ .|:.:.:.:.:.:i:.:.:.:.:!:.iイうミ {::::::::ら |:}:.:|:.:.:.:!´.ヽ:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: : |
|/ !:.:.:.!:.:.ヽ:.:.:.|〃{:::j 辷シ !:.:./:.:./| ヽ.} |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| わかっておろうな?
. |. ',:. | ',:| .|ヽヽ`.ヒリ /://:.:.:! /: |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
. ヽ| リ !:.:.ヽ\ ヽ _ .〃|:.:.:.:.:./_//.!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. :.:|
. ヽ i:.:.:人 ∨ ヽ / !:.:.:.:.//. |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : :|
',:.:.:.:.ヘ `ー ' |:.:.:.:/. |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: : |
ヽ:.:.{ ヽ、 .<.|:.:./l |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
\i >.-t ´ |:/‐┤、. |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
\ r、| .-  ̄/ / i、 !:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: |
〃.ヽ ./ |::`ヽ.!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : |
i _ 彡
ヽ ミ //r,ツリノ/´´ 三 _ノ >
ヽ、 } i!l ( ( `´ i! i!i ミ ノ-,_
(li | i!\ヽ l ノi! i!i! ミ ン ノ
ラ/ kt、_ヽΝ 、tー-'ティィ、 ミ ヽ、_ 我らは、日本の皇帝(征夷大将軍)を認めません。
_ツ |-,rzェュ, `ー==ェュ´、 ミ 彡、 ノ
` ) |∥《ヾi; ヾi!i!'ヾi! ゙ミt | イ ; ヽ 我らが崇拝するのは、ただ天におられるデウスの神のみです。
レ、l《 il i〈 _ ヾ《 ヾt ゙ミi!レ' ト、 (
V fi リ ` ー ' ヾミt ヾtツ; _/ ヽ `ー
V // _ , `"" /´// /
V/  ̄ ̄ / l/|イ
', ∧ / r
l イ (/( l |
',_ _ , イ `ー'、
_ , z ≦三三ラ/|  ̄ ,イ三
_, z≦三三三三/ / /∧ /三
,ィ'㌘三三三三ニ/ //ノ ノ l /三三
/三三三三三三/ /イ // // ' ╋ /三三/
─────────────────────────────────────────────────────
事態を危惧した大村純頼は、ナバレテとエルナンドの両司祭を群衆から引き離し、離島で秘密裡に処刑することを決定した。
─────────────────────────────────────────────────────
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ\:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::://::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
________________________
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ii ,, ii ,,,ii :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ二二二二二ノ));;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'''''ll'''''''ll'''''''ll'''''':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
─────────────────────────────────────────────────────
彼は、抵抗せず死を甘受する宣教師に「侵略の意図あり」という幕府の見解を呟くのみだったが、個人的には悲しんでもいた。
─────────────────────────────────────────────────────
, ィ
{\ __/ ,'
/⌒ヽ ', /"´:::::::く_j
! 人 l__ Yrvァorvャ::i (おれも祖父さん同様、もとはキリシタン───まさか、こんな役を演じるハメになるとはな…)
!(___)厂 メ::::::::::::::::::Jメ.、
`ー' / ,ヘ:::::::::::く
. /:::::::::::::', ∩ とにかく公開処刑はまずい。キリシタンが集まって大騒ぎになる。結果、殉教者を増やすだけだ。
|:::::::::::::::::', |::|
|:::::::::::::::::::l /:/ それにまだ多くのキリシタンが残っていると公儀に知れれば、俺じしんが斬首になるやもしれん。
|::::::::::::::::::::l /::/
l::::::::l::::l::::::ヽ__/:,.'
/l:::l::::l:::l::::::::::}__/
ヽ/⌒Y::::::::::,'
ゝ- '^ヘ -'
ヽ ',
ヽ ヽ
\ ヽ
\. \
\ ヽ
大村純頼(1592-1619)
(演者:ジジ @スタジオジブリ)
───────────────────────────────────────────────────────
じきに司祭らが無人島で処刑されると噂される中。パードレの祝福をうけ、告白をするために遠来の者も含め群集が殺到していた。
───────────────────────────────────────────────────────
/ / /::::!
/ / /:::::::::/
| / /_;;;;;;;;;;ノミ
| / / __ !::/
ヽ / /'"" -__"''' .|" /
l / ./! ''""!;i"' ,'_ /
l / /::::::ヽ-イ `。 \ /
/ ./::::::::::::;;/ ヽ /
,.' /-、;;;;;;;;/ -/ ,、-'
,.' /ミ;ィ、 _,,....l, ,、-'
,.' /::::::/∧ ←─< .,、-'
/ /;;、-'" .|II| `"7 ,、-'"
. / /'"| |IiI| .l- ''"
/ ,、-' /  ̄ ____ノ お別れの時が近づいておりますので、耐えられず参りました。
/ ,、-'____/、-── 、 /´
,、-'_,/ ! .|──----、
_,、-‐' | | | `! 集まってくれた人々が慰めを得られず嘆き悲しむさまを
--─ ''" _|____ | | ./
_,、-‐''" `'-、,_ | 、 | / 見るのは、辛いかぎり───
-───‐ '"__ `''-_\\ ヽ-、 ./、,_
''"~ \ r──'" \二二ノヽ ー---`"''─── 、
\ \ `'-、_ ╋ヽ | \ \
大村純頼の祖母・マグダレナ (演者:マダム・ジーナ @スタジオジブリ)
,.-─‐- 、 /⌒ヽ、
/ ヽ /.:. ヽ
/::.:. ゙、 /.:.:. ゙、
/:.:.:. ー- 、 ゙i, /::./ ゙i,
/:::.:.:.:. ゙ヽ.:i'''ヽ::.:.:-‐ |
i':::::::::.:.:.:.:.:.:..... ,,.-‐'''"""''''‐- 、 .: : : : |
|:::::::::::::::.:.:,.-'";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`ヽ、.:.:ノ
ヽ,--,::./;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i;;;;;;;;;;;;;;` =-
/;;;/:/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l゙i|、;;;;;;;;;;;;゙、
,i';;;;i::/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;/;;;;ノ;;/ノ ゙、;;;;;;;;;;;i
i';;;;;;|:l;;;;;;;;;;/;;/////;/i;;;/ ゙i;;;/i;ノ
/;;;;;;;;lj;;;;;;;;/i/''__,,,' ,,,,,'" i;/__,,,,,,_ i';;l 尊い形見の像を戴きましたこと、忘れませぬ。
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;! !´ r'i'''゙iヽ /'i'"i` ./;;;;|
,i';;;;;;;;;;;;;;;r'ヽ;| ヾ‐' ' i、ヾ-' ' i゙i;;;;;゙i
|;;;;/;;;;;;;;;;l ヽ,゙ 〃 '′ 〃l,ノ;;;;;;| 万一のとき死は免れるよう、及ばずながら訴えてはいますが・・・
゙i;;,i;;;;i;;;;;;;;ヽ、 i;;;;;;;;;i'
゙、i、;|、;;;;;;;;i;l;;`'゙、 -─‐ /;;;;;i;ノ
ヽヽハ!|i、i、;;i;;ヽ、 /レi;ノ
ヾ''|゙'' - .,,_ _,. i''" '"
ノ.:.:.:.:.:.:. : : |
_,,. -‐''"゙ヽ、:.:.: : : トr‐- .,,,__
,,.-‐''";;;;;:;:;:::::::::::::::::゙ヽ、 __,,.ノ:::::::::::::::::`''''‐- 、
/;;;;;;;;;;;;:;:;:::::::::::::::::::::::::::::::::╋:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::゙ヽ
大村純頼の伯母・マリナ (演者:キキ @スタジオジブリ)
───────────────────────────────────────────────────────
その中には、純頼の祖母であり大村純忠の未亡人でもあるマグダレナならびに、純頼の伯母であり純忠の娘でもあるマリナもいた。
───────────────────────────────────────────────────────
───────────────────────────────────────────────────────
やがて捕らわれたナバレテ・エルナンド両司祭は、助手として献身してきた日本人伝道士・レオ田中とともに、船で大村湾を横切り
鷹島という無人島で密かに斬首された。エルナンドは太刀に接吻し、ナバレテは天を仰ぎ、レオは宣教師と殉教できる幸運を謝した。
───────────────────────────────────────────────────────
――――― ̄ ̄___ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄_____――― ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄______ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄_____――― ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
______―――━━――― ̄ ̄ ̄ ̄ ̄_____ ̄___ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄_____―━━― ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄____
―=≡|「|
/| ./| |」|」
__| |_l |_
―=、_ _ _\
| | | |
―=≡'´ | | 「|「|
―ニ三 ∠_ ―=」|」 ∧
∠/ ̄ ̄ ̄ ∠ノ
ヽ `<三三三三三三ニ\_
\ \ 三三三三三三 \\_
ヽ /\三三三三三三∧ l ィノrνr 、
ヽ /lllllll\三/  ̄ \三三≧z 、_/レ'´ / / ノイ..... :∴: :;. ;. .: :`:: ∵:゛
/llllllllllllllllllУ V三三三フ ノァ :゛;∴゛` ;`: :゛;:`´..;.∴;.`:':
. /lllllllllllllllllllll l、ィ l三ニ、ー' イ ) ゛;.゛;. ; :″:: :゛;. :∵゛ ;. :'-、
|llllllllllllllllll,ィl| i l ト l l l 斗´フ /´i!フ r- - 、ツ ツl.. ;`∵: ;`;.:`´..; ` ;.゛;.: ::゛;.゛;.
 ̄\llllllfニl´ l |l |l | フ´l/l/ィr-/r、_(/レ i! i!i! 彡 ソ..;.・:゛∴;.゛;.: ::゛;.″:: :゛;∵゛ ;
¨{三l l l l l ',_ノ/l/l/〈 V ==t r-ッノi 彡 ノ......∵∴゛;.゛;.:: `; :; `, ・
l三ヽノl_ノ `¨三ニ/l//::::::/l从|∥》 / ゙テ〒' /' l >
ヾミ三三三三ミ/l//:::::::/ / l// ヽ‐' i!《゙Уイ \
ヾ三三三三/l//:::::::ノ ', l (  ̄ ) ヾ/ ヽrー 、 )
\三三ミ 「 〈::::::::〈 l l  ̄ イ ノノ::::/l ヽ'
ヽ、三 ├‐{:::::::::l ∧ ー- ´ / /::::::l/l/l〉、
|ll ̄l├ ┤:::::::l ∧ / /:::::://l//三
lllllllll├‐lヽ:::::ノヽ `╋ 一´ イ:::::::::/l///三三
llllll├‐|lllll::::ト、 `ー─‐一7´::::::::::;ノl/l//三三
ヾll├ |lllll∨ `ー─一/::::::r一'/l///三三
〉、ト|lllllllll} /::: '´llll/\/l/三三
―――━━―――― ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄______―――――____ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄_____ ̄ ̄ ̄ ̄―━━― ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
______――― ̄ ̄ ̄ ̄ ̄_____――━━― ̄ ̄ ̄ ̄ ̄______ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄_____――― ̄ ̄ ̄ ̄__
――――― ̄ ̄___ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄_____――― ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄______ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄_____――― ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
───────────────────────────────────────────────────────
遺体は石に括りつけられて海中に捨てられた。時に1617年6月1日・・・だが、処刑に立ち会った役人たちのほとんどが棄教者だった。
───────────────────────────────────────────────────────
○O 0 0 O
0 O (__) 0 O
○ ○ 0 O
(__) 0 O 0
0 O 0 。 。
(__) 0 O O
(__) 0 O
(__) 0 O
(__) O O
○ 0 O 。
(__)O 。
O O
○ 。
○ O
O
(__)O
/ニニニニ=‐'__
/ニニ7ニニニニニ‐__
/ニニ7 ニニニニニニユ-_
〈ニニ/ニニニニニニニユニ-
〉ノニニニニニニニニ}ニ7'
/ニニニニニニニニニニ}ノ
∠ニニニニニニニニニニニノ
∠ニニニニニニニニニニニ-'
_ニニニニニニニ三ニニ=-'
/ ニニニニr'/三三ニ/
∨ニニニ〈/三ニニノ
∨ ニニ∧三r ´
_〉:ニニニユ/
/ニニニニニ/
又ニニニノ
/三/'
, '三, '
ノ━ノ
〈三/┃
... ┃
┃ ,,.. - 、
_..シ‐'" l
/´ . / ,./ ./
./ ゙_..-" ./
/ / . /
./ '" _彡'"
゙'''''"゙´
───────────────────────────────────────────────────────
彼らは殉教者の形見を懐紙に収め、司祭たちの死にざまの詳細を伝えた。感奮したキリシタンたちは、殉教への決意を固めた。
───────────────────────────────────────────────────────
| :.. / ,,,,,,,,,,,, |
{ ヾ,、、、、\r==x 、:r'''´ `''''ヾx | 皆さん。我らが血縁から離れて遠い日本に来たのは、領土や財産を
| ヽ! .:: }} リ : ; : :ミ |
/{: |.: .:::: o リ .: : : : ミ :| 求めてのことではない。あなた方に天国への道を伝えるためです。
///∧ | :::: .:: .::/ : : : : 〈 r‐、 |
. //////ヽ l 丶: | ,,ィ: : : Ⅵ ヽヽ .;′
///////八( ミ==ア ゞ==≠冖''¨´: : : :.Nヽ | | .>''´ 兄弟よ、神に心を向けてください。神以外のものは全て虚しい・・・
. {`''<'/////∧ z=≠ミ| ::::::≠===ミ: : : : : :_ノ ノ:::/
. ゝ、 ``''<///, | . : : : : : : : /:/
.  ̄ \ \'/, | : : : : ; -‐::::::/ γ´ ̄` 我らは己の血で署名された、生きた書簡。この書簡はイスパニヤや
\ ヽヘ L___,:' : : :./ :::/、 ゝ--- '
`丶、 ヘ ', / ⌒`ー- ..,,__:.:/ :// :::::::`` ー--- ローマに伝わり、1人の死は100人の宣教師を呼ぶでしょう───
. 冖'''¨ ̄ `> '' ´ ´⌒ヽ、 '´∨:.:├- __
-一 ''´ -‐‐、 \‐ 、 ∨: | 下 '' ‐-
. イ´ __ \ `Y.i ‘,`ヽ :::::::ヾ::::::::::::
. / { ´ ``丶 ヽ |ヘ, r‐!ー' \ \ (エルナンド司祭が殉教時に残した言葉)
/ ,∧ __ i i |/¨´/∧ ヽ \
ヽ / `7 | |ノ'///// ‘, \
\ r-‐‐<´ r ´ ン_ノ////// ‘, \
. У ヽ\ `¨¨ ゞイ╋/////// ', ヽ
⌒丶、_ノ⌒丶、_ノ⌒丶、_ノ⌒丶、_ノ⌒丶、_ノ⌒丶、_ノ⌒丶、_ノ⌒丶、_ノ⌒丶、_ノ
○
о
。
その書簡、確かに私も受け取った・・・
/: : :l: ヽ:{ U , U/: : : :|:l: :ヽ
l: :i:/l: : :|ヽ __ /イ: : /l: |: ヾ
V リ ヽ: :` . .、 ` _,ノ: : l:r、:.|ヽ;:l
_-ヾ、:/==t==、_rヾ__
/ ̄ ̄`゛╋< ´ ヽ
/ / |ヽ l
__,// / | リノ. |
/ / ./ | |
,/,- / | |
,. - '´ / | ト、
,. - '´ / | ヽ
,. - ' ´ / | ヽ
,.- ' ´ / | ヽ ヽ
,. - '´ /l ヽ ヽ
,. - '´ /{(| ヽ ヽ
,. - '´ /-- ヽ ヽ ヽ
,. - '´ / ,イ ヽ ヽ }
\\ | l i 川 | l i川 | l i 川 | | l i川| l i 川 | | l i川| l i 川 | //
三 三
三 後悔なんてあるわけない! .三
三 三
三 キリシタンの教えには真理も、救いもあるんだよ─── 三
三 三
// | l i 川 | l i川 | l i 川 l i川 | l i 川 | i川 | l i 川 | i川 \\
/ | 〃 _/_/_
/ | / / ヽヽ
/ |... _/ /
‐- 、 / ::::::::::::::::::::ヽ
\ ノ ::::::::::::::::\
. ヽ " ` 、:::::::::ヽ _. . -―-. ._
、 \:::::/: : : :リノ: : : : : 、
\ ヽ /: :/: : : : : : : : : : : :.ヽ
': :/: : ::. : : : : : :.\l: : :',
丶 ': :.!: : :ハ: : : :ヽ: : : ヽ: :.i
;ィ:.l: : :.l_ヾ 、: :.l,.ヽ; : : : ト、
' l:/: : :代ツ ヽ ゞ' ソ: :.! ヽ
ハ:.!: : ! '_ /:ハ:lヾ )
' V、:!` ,.‐ - 、} ' ` /
_ ―-ヽ ( `ヽ' / ./
‐ ‐ _ - _ ‐⌒ '"⌒´ `
, / ̄´ , !
' , _,.、-,╋ィ -{ !
/ ' /'",...::::::::::::::::::::::!l
、 / l::::......../:::::::::::::::::::::::;:::::::}:!
´ !:::::::::::' .}::::::::::::::::::::::::::::ノ:l
;:::::::::::' l` ー一'" l !::l
;::::::::::;' .; / .! .l:::,
,::::::::::;' ィ ' .l ':::::,
,::::::::::;' '" 人 ':::::,
,::::::::::;._ 、 ./へゝ '::::,_
;:::::::::: ,イヽ>,- .._,イノ ‐¬>;;;/.!
,::::::::;'イ .>= 、<―‐一' l=ヽ 〉
、 -=/::::::ィ.〉、 /ニ二ヽ ヽ l.二ヽ}
}  ̄´ /二ニニニニニヽ __,./二二ヽ
〉.__,/<`"ー=二二二二二二二二二ニヽ
,.' ./ ` ー __ ̄"ー――― ''"_/
ノ ./ l  ̄i  ̄', ̄ ̄ ̄´',
───────────────────────────────────────────────────────
朝長リノは知行253石。身分の高い武士で、朝鮮出兵や大坂の陣を闘った歴戦の勇士。妻は大村一族の娘で両親はキリシタン。
兄弟には司祭になった者もいた。この時期を境に彼は、「神の救済」について熱心に語り始める。そして多くの未信者を改宗させた。
───────────────────────────────────────────────────────
────────────────────────────────────────────
そればかりか、奉行の職権をもちいて牢獄に居るキリシタンがミサや告解ができるよう取り計らった。
────────────────────────────────────────────
ほ、ほんとに大丈夫なの?
___ __________/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|/ .、| 、| 、| 、| 、| 、| | パライソへのカギが、ここにある!
、| 、| 、| 、| 、| 、| | 夜は見張りが少ない。司祭様に会わせてやるぞ。
、| 、| 、| 、| 、| 、| \____ ________________
、| 、| 、| 、| 、| 、| |/
、| 、| 、| 、| 、| 、| ∧_∧
__∧ ∧____L..L..L..L..L..|__ (´∀` )
(,,゚Д゚) \| 、| 、| 、| 、| ⊂ †. ) ←リノ
/ | \| 、| 、| 、| ♀| | |
\(___ノ \| 、| 、| (_(__)
\| 、|
____________ \|
────────────────────────
さらに自分の知行地にも、司祭をかくまった。
────────────────────────
_,,,......,,,
,,,''" ゙''丶
i;;:::::_::::_:::_ :::_ヽ
!:::::ノ ノ ー l ありがたい。貴殿が匿ってくださるお陰でミサも告解も、
r、| イ゚j` 'l゚j`l
、_: ` ' ` ノ 一切の聖務を自由に果たすことが出来ます。
ヽ、 ー- /
`i -'イ_
⌒/\/ / ̄⌒ヽ
l./╋/ ヽ
宣教師モブ(演者: @ドラえもん勢)
,.l``‐'"´´` 、
:/::| : : : : : : : : : : : : :ヽ
/. . . |リノ. . . . . . . : : : : : : ヽ
/ィ: : : : |: : : i: : 、: : : :、: : : : : : : :
‐' /: :,: : /l: ,i: : |、: ::|: : i: ::l: : : : : : : : :l
.l:/イ//フ |: :| ト__|::|: l: : l: : : : : : : : :.|
.//::::l/|.',ィ,、 .|::| ヾヽl: l: ::|: : : : : : 、:从
//i::::::'::| r;i .リ ,,ォ、ヽヽ|: ::|: :i: : : : :ヽ:ヾヽ なに、これしきの事。それより司祭様方がキリシタン宛てに
l/ |::::::::::l .弋' .2;;ト 、|::::|: |:、 : : : : ヽ\
/ |i::::i:::::.、'.' .' モ;リ l:::::|l::::ヾ: :\: :ヽ あまたの手紙を書いてくださることには、感謝の言葉も無い。
._|、::|∨ム\. 、 __ ' ' ' .|:::l '::l:::::ヾ:ト.i ヾ l
|.l ヾ! W,`ヽ ____ , ,.〟壬|}/、:|.ヽ\;| ヽ
,、__,r' .l ,r ''''‐!≪´ .,)'‐、' 逆境の中で みなの信仰を固めるのに、大いに役立っております故・・・
i´ ヽク .,-/ \  ̄ l .l`.‐、 _ ,、
.| , 、 / / \ \ l :::. l. ,// .'ヽ,
./´___ `.l .X 、 \ \ :::. lヽ,、 ∫' フ
l,イ.: :`iヽγヾヽ.\ .\ .\ .ヾ:ノiヾ´二ヽノ
`/: : :/: :ゝ ヾ:ゝ、ヽ \ 、 \ ヾ :ヽ: : || l
l: : : : : : : : :,>´l: : : :\ \. ::. \.ヾ: : :/レ
.l: : : : :, ィ'´ .ゞ: : : : : \ \::::::.. .\ヾ'`
─────────────────────────────────────────────────────
折しもこの時期は、主君の大村純頼が所領を離れていたこともあり───彼はキリシタンへの便宜を自由裁量できたのだ。
─────────────────────────────────────────────────────
...................................
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::: :::::::::::::::
::::::::::::::: 壁に耳あり :::::::::::::::
::::::::::::::: :::::::::::::::
::::::::::::::: 障子に目あり─── :::::::::::::::
::::::::::::::: :::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
...................................
|
| rヘ _.. -‐‐-rヘr‐、
| 〈:/'゛: : : : : :l l: : : \
| / /: : : : : : ヽ〉: : : : ヽ
| /:/: : :.l、: : : : : : ヽ : : : : :.ヽ
| ,': :l: : :l\: :l、: : : :l二ヽ : : : : : :ヽ
| l: :ハ: :.`i:::ヽl:::ヽ: :.l /: :ヽ : : : : : :.\
| l/:| ヽ: '、 ヽl: : ,' ヽ: : : : : : : :ヽ
| ヽlヽ、_.イ l: : \ \ : : : : : : \
| //T‐‐┴ヽ: :丶 ヽ: :: : : : : : :ヽ
|,、. //__,ヽ //` 、ヽ \: : : : : : : :\
|| !, ///:::::Y: : l ',:ヽ ヽ: : : : : : : : ヽ
|l^l ' , /:::/:/:::::::::::::ヽ: :l i: :ヽ \: : : : : : : : \
|ヽ_ ,.i -, ,l::::l: l::::::::::::::::::',:.l 卍 .l: : : ヽ ヽ: : : : : : : : : ヽ
|',:::::::::::::::',/::〉/:/:::::::::::::::::::Yl_ ....l : : : : :ヽ \: : : : : : : : :\
| ',::::::::::::::::://: :,'::::::::::::::::/ l:::::::::::l : : : : : :ヽ ヽ: : : : : : : : :.ヽ
| ',:::::::::://コ i:::::::::::::::::/ l:::::::::::l、: : : : : : :ヽ \: : : : : : : : :\
| ヽ,;;/ : : l::::::::::::::::〈 ',::::::::::',ヽ : : : : : : : ヽ ヽ: : : : : : : : :.ヽ
| l: : : /:::::::::::::::::::\ i:::::::::::i ヽ: : : : : : : :ヽ \: : : : : : : : \
| /',./:::::::::::::::::::::::::::::::ヽ|::::::::::::', ヽ: : : : : : : :ヽ ヽ: : : : : : : : :ヽ
| ,''゛::::::::/::\::::::::::::::::::::::::::::|:::::::::::i ヽ: : : : : : : :ヽ ヽ: : : : : : : : :ヽ
|∧:::::/:::::::::::::\::::::::::::::,、:::::!r--‐-〉 ',: : : : : : : : :ヽ ' ,: : : : : : : : .
仏教僧(演者:初音ミク @VOCALOID)
| |i | i| l l| !i li |i | i|i l l| i
| |i | i| l l| !i li |i i|i l l| i
| |i | i| l l| !i li |i i| | i
| | | i| l| | |i i| | i
l | | i| l| | |i i| | i
l | i | |i | i
l l i | |l |
l l | | |
l | l
|
|
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : V/i}: : :.ヘ
|: : : : |: : : : : : : : : : : : : : :..:Ⅶ}: : : : :.
|卍 : |: : : : : : : : : : : : : : : : Ⅷ!: : : : :.
|: : : : ト、: : : : : : : : : : : : : : :..Ⅷ : : : :..:.
|: : : : | ヽ: : : : : : : : :i: : : : : :Y : : : : : :.
|: : : : |- ―\: : : : : : l: : : : : :| : : : : : : : 殿の留守を狙って やりたいほうだいか。邪宗門の やつばらめが・・・!
:、.: : : : `ヽ、: : :l.: : : : :.| : : : : : : :i
: ヽ : : i ヽ: :.l: : : : : |: : : : : : : |
、 : ヽ从 _,.斗≠≦≠-:!: : : :..:|: : : : : : : :. だが我ら仏僧の目を、誤魔化せると思うなよ───
、:ヽ: :ヽ '"弋::’:ツノ ヽ: :..: :.|: : : :i: : : :ヘ
ヽ:\:ヘ ´ ̄ ̄` jハ: : :i : : : | : : : : ヽ
\ /∧}: :.l: : : :.|: : : : : : :ヽ
∧//: : l.: :..: :|: : : : : : : :ハ
、 /¨¨´:i : ;′: : :| : : : : : : : : :.
イ: : : :/: / : : : : |: : : : : : : : : :
- ― ´ / !: : :/: /: : : : : :.|: : : : : : : : :..i
イ l: :./ :/: : : : : : :.| : : : : : : :..: :|
< | .: :/: :′: : : :..: :..|: : : : : : : : :..|
`¨¨´ |、__/:..:′: : : : : : : : :..|: : : : : : : : : :
/::::::} : : : : : : : : : : :..: :.|: : : : : : : :..: :.
r‐‐‐ 、r::'´::::::::::::l : : : : : : : : : : : : :.|: : : : : : : : : : :
:..: :.: :ノ|::::::::::::::::/ヽ: : : : : : : : : : :..八: : : : : : : : : :.i
──────────────────────
すいません、目が怖いんですけど。
──────────────────────
───────────────────────────────────
仏僧たちはことの次第を、リノの主君・大村純頼が所領に帰還するなり、告発する。
───────────────────────────────────
_,,. -‐=-ー、ヽー-..、
, -'' / ` `'ー-、
、=|:|:::l/ / ヽ ヽ、
l、ll|:|/ / ヽ ! ヽ.
〉::/ | / .l. |、 ヽ
∧/ /i | | !;ヾ |
|:/ ./ | 卍 .ハ l .| .|l\、 /
|.| / .| |. ∨ | | |ll,: : :::ー/::/
| 人、 ! .| ∨ .| .| |::lー:/:/::::: と、いうワケで。チクっとチクってやるもんね!
| ./___`ーl __|_,,.... メ | | .|::::|.〈//:::/
| !、: |´/,-ヾヽ |-,.__ \ .! .| |=:!、゙!||-´!:::
| | :!, | .|,!;;;;〉| \::、:|´7,´=ヽ,、、 | :|;;;;;;;;>∨i:::/ ───殿さまぁー。かくかくしかじか、これこれうまうま!
|': .ゝ ! `ー-' ヽヾ |!;;;;;;;:l |〉\:| /-、。/::/:::∥:
/ .∧ :|ゝ、"" 、 ゞ、ニ'ノ' ヾ/: ://-'/:::∥:
/:/. |:ヽ |、 、___ """/, / :/:/ /::::∥: :
,シ | ヽ:|l.\、'、_ ヽ /イ ./--''' |::::/: : ::
| |:!゙==ロヽ、___ ̄,,,;;;;‐ ./ イ-、 |::|: : : ::
| |l |>-'''' //, -':::| |:/: : : :
| | /'' __l-‐ .'''゙゙゙::::::::::::`、 /:|: : : : :
| / ./ヽ、∧::::::::::::::::::::::::::::::::::シ-、_|:::!: : : : :
|./ ∥/ ̄..┐、::::::::::::::::::::::::::/>|、/:::: : : : : :
/ ',::、 // l
. ,' ',:::、 /::/ l
i .l::::、 /:::/ l
l .:.:.l::└‐'´:::〈.:. l
l .:::;r-、:::::::::,r‐-、::.. ! っ つ
l:::/ ┃l:::::::l ┃ ゙i:::ヽ 参ったなオイ、あいつ立ち返っちまったのかよ・・・
、_ l:::::ヽ__ノ::o:::ヽ___ノ:::::::l, -‐ ____
`'i:::::::rv‐----‐v‐、:::::::/‐- /::::::::ヽ
-‐‐ヽ:::ヽィ二ニ二ブ::::ノ‐- 、/::::::::::::::::::ヽ
/"ヽ:::::::::::::::::::::ヾ´ /:::::::::/"`l::::::::}
/:::::::::::::::::::ヽ /::::::::/ /::::::/
/::::::::::::::::::::::::ヽ i::::::::i l::::::/
/:::::::::::::::::::::::::::::ヽ l::::::::l `"
i::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ::::::::l
. ',::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::l
',:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::l
i:::::::::::::::::::::::::::::l:::::::::ヽl
───────────────────────────────────────────────
告発の3日後、1617年11月4日土曜日。純頼は家老3人を同席させたうえで、朝長リノを呼び出して尋問する。
───────────────────────────────────────────────
,r',;
,r" ,;;!
,r'u. ,;;;!
,." ,;;;; __,,,,,.---‐‐‐i
,u.,,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,. u. ,r' ,.;;;;;、
l,;;;;;;:''''''''.;;;;;;;;;''''''';;;._...-‐" ,,;;;;;;;;;;;;; な、なあリ・・・次郎兵衛よ───僧侶たちの告発はホントなん?
l;;;;;;,, ┃;;;;;;;,.┃ ,;;;l ,,;;;;;;;;;;;;!"
二ヾ;;;;;;;;;;;;;;;;,,,,;;;;;;;;;;;;;;:二 ,,;;;;;;;;;;;;;!"
. ヾ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ア" ,;;;;;;;;;;;" おまえ、今でもキリシタンなの?
,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,, ,;;;;;;;;;;"
,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,, ,;;;;;;;;;"
. ,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,, ,;;;;;;;;;;"
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;v;;;;;;;;;"
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.',.;;;;;´
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,;v
,. -´: : : : _: : : : : : : : :`ヽ 、
/: : : : : : : | :` ー: : : : : : : : : :.\
/: : : : : : : : : |:リノ : : : : : : : : : : : : :.ヽ
/: : : : : : : : : : : ∧: : : ヽ: ヽ: : ヽ: : : : : :ヽヽ_,.. - - ' ´  ̄ ̄`ヽ
,r-- 、 _ _ /: : : : : : ,: : : : l: :| l: : : :.ヽ: :ヽ: :.ヽ: :ヽ: : : ヽヽ , |
/ 、 、` ー |: i: : : : : |: : : : |: :| ヾi: : : ヽ: :ヽ: : :ト: :ヽ: : :l: | 、ヽ- / |
| ヽヽ |: |: : : : : |: : : :/l: | /ヾi、: : :l、:ート、: lヽ: :l: : :|:| ヾ、/ |
| ヽ |: |: : : : : |: : :| |:|'´ ヽヽ: : l\:.| ヾ| ヽ: l: : |: |_/ /
ヽ ヽ |: l: : :l: : :ヽ::| | ヽヽ: | , -- 、 Vl: :|: :| ,/ / やだなあ、殿。バッカバカしい。
ヽ ヽ:l: : : |: : :ヽ:| , --` ` ` |: l: :i:|/ /
ヽ `i: : : |: : : ヽ|/ 、 レ': :l::k /
ヽ /l: : : |: : : : | _ ノ: : lリ、 `ヽ 、 ____/ お歴々が おそろいの席まで設けて、
ヽ ノ l: : :ヽ: : : :| r ´ l ,イ: : 人 ヽ、_ /
ヾー'´ ,|:l: : : |: : :ヽ、 ヽ、 ' ,イ: :/l: :/ \ ー/ 何を訊かれるのかと思いきや───
ゝ__,ノ ヽヽ: lヽ: : ヽヽi ー- 、 ___ =r' / Vレ' |:/ ` ーr'
ヽ __,ノ ヾヽ:{ ヾ: ヾ ,.)、  ̄ ̄ >,,< ̄ヽ,./ / /
`i、 ヽ ヽ \l ,.> ヽ{ r,!..!r, /ノ / / 人
.| \ i ヽ、 __,. -'`ー‐'`ー 、__/ ! / ヽ
| .iヽ i ,_,. -v-、_,..,╋ _ ,...._,-、 ! /l、 ヽ
| | iヽ i < ,>,.-'‐‐'-、!`> i' ,,.-'‐'‐'-i´> < | ヽ ヽ
/; ; ; ; : : : : : : リノ_:ヽ、 ,ノ
/; ; ; ; : : : : : :/ : ; :´:-‐: ー"==- _
/; ; ; ; ; ; : : /´: ;/:/: : : : : :j': : ', `ヽ
/; ; ; ; ; : ; :/イ: : ;//: : : :/: /: : :叺
、_,ィ´; ; /; ; ; :/ ;i':_: /´イ:_:ィ:'´: :ノ: : ,イi: }トヽ、
,イ; /; ;/ ; ; ;/ ; /´'y':i/彡,_,ィソ_∠∥}:イリ `
匁リ; /; ; ; ;/; ; ;ゞシ: : : ::/: iメ~仞'' {イl '
'⌒ン; ; ; ; ' ; ; ; ;iソ: : : : i:.: ´ `' ヽ: {、
'(; ;/; ;; ; ; ; ;/: : : イ:/:. ,イi 'i
炎; -/ソー彡イノイ/人. __..,!: ノ リ 如何にも そのとおりですが、何か?
_ !'ー=彡tケソ ;i!:.:'´~.: :.、 /: :/ j′
-‐  ̄ ,二ニ=- /``ヽ 、 ー亥; ィ,ナ.::.:. i;夫ァッ4ノ/ '´
, ´ /: : : : : : :ヽ _,..、'1``、、_ _b-, // ' __
, /: : : : : : : : : ヽ/:.:、._、ノ:.:.:. ` `、'v',r´'斤―--/ ,j
/ /: : : : : : : : : /-― `ヾ、、 f六' {~}゙ぅ/ ;. 火、
_, -‐―. .、 /: : : : : : : : :(´j ー―---―`-`ミ斗v' ソ-‐'´ / i
/: : : : : : : : : : :\....ノ: : : : : : : : : /_| -‐ /´``´~ ``ー'¨´ i |
./: : : : : : : : : : : : : : : \: : : : : : _,ノ-‐ ̄| _, -'´ __ ,j、_|
' : : : : : : : : : : : : : : : : : : : `>´ _l_,... -‐´ , _.,々'ューj‐-イ゚ヒ7ハ_j,1N亅
: : : : : : : : : : : : : : : : : : :/, <‐: :´: :  ̄: :i.:.:. /<{弋y些仝呈_╋ー去´'゚⌒`尺
: : : : : : : : : : : : : : : : :/'´ \: : : : : : :.ト*ж.,,.μtミ>ソ'´:::::::::::::::::::;;`´;;:::::::::::::::::::丶
: : : : : : : : : : : : : : ;/ ヽ: : : : : :!%%%%%%%{ソ'´、:::::::::::::::::::::::;;;;;;;::::::::::::::::::::;;;:}
: : : : : : : : : : : :/ ヽ: : : :.{`“亠亠‐ハ;;;;:::ヽ;;:::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;:::::::::::::;;;;;;;:j′
: : : : :_,: ; ィ'´ `ゝ_.ト、.,,,_,,.κ| 'i;;;;;:::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::;;;;;;;;;;;;;;;;;ノ'
/|
r、 //:::|
|::;r‐::::¨_::::´:/:::::::|
r、::::::/o .ヽ:::::ヽ:::|
; ゚|:::::::', リ::::::::`; ・・・・・・・・
/V:`:::::::`ー'::―-、」_
>;::::::::::::::::::::::、 ̄`ノー、
´ /ヾ、:-::::::::::::::;ン´、
`7:::::::::::'、
/::::::::::::::::ヽ
イ:::::::::::::::::::::::ヽ
───────────────────────────────────────────────────
リノはこのとき雄弁に語り、「正しく立ち返った旨を明瞭に自白した」と、「日本切支丹宗門史」第2編第2章は伝えている。
───────────────────────────────────────────────────
_,、-──- 、
,、-'";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙''-、
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ, _,、 そうか。ならば、やむをえぬ・・・
. /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l,,,,,、-'
/;;;;;;;;;;;i‐- 、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;r'"__ヽ;;;___ _,、
l;;;;;;;;;;;;;\ ゙;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;r‐'''''"フ ,、-'''" ̄
l;;;;;;;;;;;;;;;;;;\,,,,l;;;;、-‐.、;;;;;;、‐‐、;! ,、イ'''''´''´
ヾ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l ┃.!:::::l ┃.;';''"
_,、-ヾ'" ヾ;;;;;;;;;、;;::::::::::::::::::/
- '" ...::::::l;;;;;;;;;;l! ゙'''''─'''"
..::::::;、- '"゙"゙"゙
..:::::;、- '"
|:;;;;;;;;;;;;;;ヽ // .| 〆:::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
|::;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ /;;/ l ;::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;_人人人人人人人人人人人人人人人人人人_
|:::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ /;;;;;/ ,' ,;:::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;> 切 り 捨 て い ! <
';:::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;V ;;;;;;;;/ ,' i;::;;::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
';::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;/ / ,.;::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
.l:::::::::;;;;=-:/:;;;;;;;;;;/,.,., / l;::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ll;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
ヽ/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:,.,,, / l!::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l;l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
. ,.';;;;;;;、--、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;(,l,., l::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヾ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
/;;;;;;;/, ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;', l::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヾ::;;;;;;;;;;;;;;;;;;
l::;;;;;;l┃ /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l-─'";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヾ=;;;;;;;;
,-.ァ;;;;;ヽ___/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
l::´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
l::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
ヽ、;;;;;;/==' \;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
`Y´~ヾ;;;;;;;;;、-─-、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヾx;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
l-;;;;;´;;; -' ヾ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヾx;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
`''''" ヾ;::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;7/;;;;;;;;;;;;;
';::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;//;;;;;;;;;;;;
';::::::::;;;;;;;;;;;;;//;;;;;;;;;;;;;
──────────────────────────────────────────────
かくして───キリシタン迫害に暗い情熱を燃やし続けた代官・末次平蔵が、リノ処刑の執行者となる。
──────────────────────────────────────────────
ズオォォォォ…
., .r { , r r<r、_,-、}) .} ,
ヽ_゙i、ヽ((从埓艾心x' i )
>x辷仭人^シx"´~
,...-‐‐‐.{iヽイi::::::::` ‐‐‐‐‐- ...._ この逆臣めが。観念せい・・・
彡-‐‐-‐フrHiヽー‐‐‐‐‐‐‐-ヽ ヽ...-- 、
,ヘ|_ハ/゙-、 ,ニ-‐‐、 }
,イ、_@、___,> ./ .} ノ .//
ヘ※シハ※※※ヽ / / ./ /,ム-ニ二
.i| |i , , ニ.-i レ' ヘ ァ‐i-"´ / ./ / ./ ' -"--、
i | | / // ム/{rヘ i i ト /._,......._ | .| ./ /
ヘi i i // ij.i;;;;゙~ .H/ij;;ヘ .// ヽ .| .| /_/
. ', { // ./{;;;;;;;;;;;Hi j;;;;;;}ム' __,....-;;;;{ \ー‐‐ ,ニ-"
.', .', // /7-゙‐‐7./ー '‐=ニヽ___/ ` ̄´
', .', .// .//_,...┼‐<三三三三三 ヽ
ヽ ヽ、__>",/ r‐‐"´~~~ |::::::|、三三三三三三ヽ
ヽ____,.< .| __ __r<j_|_j‐\三三三三三三',
_//.V~ .///i | |‐- .\三三三三三 i
.{/∠..........// j_.|_j-....__ `ヽ、三三三 }
末次平蔵(1546 - 1630)
(演者: ホムリリィ @魔法少女まどかマギカ勢)
___
. : : : : : : : : : : : : ` ‐-
イ: : : : ‐===ミ彡´ ̄ ̄: : : : : : \
/: : : : : : : : : : -‐ : : : : : : : : : : : : : : : : \
/: : : : : : : : :/: : : : : : : ハ: : : : : : : : : : : : : ‘,
/: : : :/: :: : : :′: : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ : : : : ハ
/: : :/ : : : : : : | : : : : : : : : : : : ∧ : : : : : ∧ : : : : : :,
/: : : :/: : : : : : : :: :| : : : : : : : l: : : : : ‘,: : : : : ‘,: : : : ハ
/ /:: :/: : : : : : : : :: リノ : : : : : |: : : : : :ハ: : : : : :ハ: : : : : }
/ イ : : 〃 : : : : : / : : : | : : : : : : : |: : | : : : : }: : : : : : :}: : : : :} ┃
/: : : {: : : : : : :/ : : : : |: :: : : : :: :从: ! : : : : }: : : : : : :}: : : : :} ┃
; : : :: :{: : : : : :\ : : : /|: : : : : : ∧: : |: : : :, :} : : : : : ├=ァ: ::}... ・
|: : : : :{: : : : :/_ヽ :/ 从: : : :、/ ',: 八:/: :}: : : : : : :}/: : : }
ノ : : : 八: :: :八 ∨`ヽ ヽ: : 从 ヽ/、 : : }: : : : : : :}_ : : リ
!: : : : : : :\ !/ 弋匕 \ ニ二_ \ }: : : : : :〃/: : ; (こいつ・・・棄教者か!)
|: : : :: :/: : : `}  ̄ ∨弋ル`ヽ; : : : : : /z : : : /
| : : : /: :: :/: : `‐-う〆从: : : : /- }: : ;′
| //|/: :/ヽl人 ' /: : : : : / 丿:/メ
|′ {: / 从l \ ‐ 、 /: : : : : /_//
V jハハZ\ /: : : : : /: :/
/´ ̄ヽ 〕ア爪 ,rf千/ : : /ィ⌒ヽ _
〈 ヘ \乂xく} ̄ /: :/  ̄ ̄孑 \
入 \__>≧{}≦ゞ/:/ / ‐===ミ、
───────────────────────────────────────────────────────
この平蔵もリノ同様 もともと古株のキリシタンだった。だが、転んだあとの経歴はリノと真逆である。ドミニコ会士オルファネールを
して「長崎で行われた多くの拷問、教会の破壊にすべて関係している」と報告せしめた。その残忍さではいわくつきの代官だった。
───────────────────────────────────────────────────────
フフフフフフ
ヽニニニニニ ‐‐‐" ニ三三三三三三三ニイ ;;}三三三三三三三/|
‐------‐"~三三三三三三三三ニ-‐"´ .| ;;}三三三三三三 ./三|
三三三三三三三三三三ニ-‐" /7/ .| ;;;}三三三三三三 / 三 | キリシタンの信仰がいかに輝こうとも、きさま一人の
三三三三三三三ニ.イ{、 .__,/ 二ニ=./ ;;;}三三三三三三./三三 |
三三三ニ-‐‐"´~ } } ゙`~ _,‐- / ;;;リ三三三三三三/三三三| 力では、人を助けることはできんのだ!!
-‐‐"´ / `~~~~~~´ / ;;/三三三三三三/三三三三|
./ / ,;シ三三三三三三/ 三三三三 |
./ ,..- 、/ ,;シ三三三三三三 ./三三三三三 | どこまでも愚かなヤツ───パードレどもの死に責を
/ ___,-二-i .} ,;シ三三三三三三 /三三三三三三 |
/ _....-‐"フ{~i<-- ' ./ ,..シ'三三三三三三/三三三三三三三三 感じているなら、そのとおり。
.´~ ̄ 〈、7ハ >‐‐'‐r"三三三三三三 /ヽ三三三三三三三三
Y/{ {ニ二} }三三三三三 ,.-" ヘ三三三三三三三三
ヘV7、.i`ー '三三三三/ ヘ三三三三三三三
~ ,..TVニ} i三三,..- " ヘ三三三三三三三
<<ノヽヽ-'ニ/ ヘ三三三三三三
/:::::::::/ : ./
/:::::::::/ : ; /
/:::::::::/ : ; /
./:::::::::/ : : / \\| l i 川 | | l i川| l i 川//
./:::::::::/ : : / 三. とどめだ・・・! 三
./:::::::::/: :: ./ // l i 川 l i川 | l i 川 |\\
/:::::::::/: : : ./
_ _ /‐-.、/: : : /
./-―--――--`、 、ヽ/
ヽ_:::::::::::::_-―-::、:::::::丶丶_
 ̄ 、_:r=‐-:::、:::::7::::`‐-丶
_ -‐' ´ ` 、:::7::::::::::::::::::)
__.....--、 _ -‐ ´ -一 丶、 `ヽ ̄  ̄
---‐' ´::::::::ム-‐`' ´ 、 ` .、 l
::::::::::::::::::::::/ \ l'
::::::::::::::::::::/ 、 \ノ スッ……
:::::::::::::::::::l \, 1
:::::::::::::::::::l ‐-、 -‐丶__ 〉'
::::::::::::::::::::',,...::'´:::::::::l` ‐-‐ 7´<>:::::::/、__ノ
::::::::::::::::::::::',:::::::::::::::/ /:::::::::::::::::::/
::::::::::::::::::::::::丶::::::ノ /:::<>::::::/
──────────────────────────────────────────────────
リノはいっさい抵抗せず、ただちに斬首された。享年40。死ぬ時までイエスとマリアの聖名を唱えつづけていたという。
──────────────────────────────────────────────────
;;;、| l;;;〔;;;;;;;! |;;,! |;;;;;;;| l;,!.!;;;;;;;;;;| !;;;;.! `. l;}.|;;;゙;;;;;;} .|;;;;! .|;;;;| |;;;| !;;;;;| l;;;;,! .|;;.! .l゙;;;;|
;;;;゙;| !;;;;;;;;;;;! .!;;l .!;;;;;;l ,!,!.|;;;;;;;;;;.! !;;;;;.! .彳|;;;;;;;;;;;l .!; ! .|;;;;} .|;;;.! .|;;;;;;l !;;;} .|;;} |;;;;;l
、;;;;;| :!;;;;;;;;;;;l .|;;.l ヽノ゛./.! .l;;;;;;;;;;} |;;;;;| !;| |;;;i.l;;;;;} ″ |;;;;| l;;;;,! |;;;;;;;| .ゞゞ |;;;l .|;;;;;|
l;;;;;/ l、;;;;;;;;}.!;;.! .l゙;.! |;;;;;;;;;;| .|;;;;.! !;| |;;;| `'" .|;;;;| |;;;;l゙ !;;;;;;.! l;;;,! .!;;;;;!
.゙‐' l、;;;;;|゛.|;;;.! .i!;;l゙ .|;;;;;;;;;,! .|,,/ .|;;! l;;;| ヽ! l;;;;.! l;;;;;;;l゙ /;;;,! ゙ー'゙
!;;;;;l l;;;;l l;;;l゙ .l.;;;;;;;,! l;;! .!;/ !;;;;l .!;;;;;;} ,!;;;;l
.゙'i;;.! l;;/ .l;;;;l `'''″ !;| |;;;;| l゙;;;;;;;! .l;;;;,!
`'゙ .!;;.!、 l;;;;| |;.! ゙''" .!;;;;;;;l `"
l;;;;l ゙''" l;;;! l;;;;;l゙
`'" :!;;.! `''"
!./
, -─────- , 、__
__/ ____// \ > ∠二..
___, / ̄ ̄ ̄ ̄´ ヽ\──'┿━┿\ |
. :<: : : : : ;∠─- 、_ / 〈人 \\━┿━┿┿ヽ、 〉'⌒ヽ /
/. : : : : : : /厂`ヽ: : \∧ ` ̄ ̄ヽ \\ │|━┿━┿┿━》 ノ. : : : /
/. : : : : : : : :>┴─‐<⌒ヽ | \__ \〉 │| │ ││ / /.: : : /
: : : : : : : : :___: : : : : .\ \ \ ヽ \_/⌒ヘノ │|━┿━┿┿ / /.: : : /
l: : : : : : : リ: : //,二、 \ノヽ <⌒ヽ∧____ \ 〈 \ Ⅵ │ |_,イ /.: : : :, ′
|: : : : : : :─<| 〈 ー┘ 〉╋/ ノ<二ノ/\\ \ \_ノ\|━┿━/ | /. : : : :, ′
: : : : : : : ノ.、> 卩 / ` ¬、∠/ \\ \ Ⅵ | │ / l /. : : : : :/
: : :\: : : . \ , _ ' /> ¬'⌒ヽ / 〉八 _ヽl┿┿━|/ l. /: : : : : :/
丶: : : : 、_〈ヽ'ー┘,. イ⌒ // / \/《\\ノヾ⌒ヽ ', / ⌒ヽ: :/
\: : : : : . \ ̄.二ニヽ _,=く / く \__\\ ヽ V /
〉厂`ヽ: :.厂`ヽ r ─┬< \ \/ \ 厂丁ノ \ \ /
ノ _`フ ノ) \ ∠/ ヽ/ \__ノ) \丶、___/
ー‐<ノ) _/⌒ ̄´ \ ニニイ \__ノ
` ̄ ヽ` ̄イ
_ . . -――‐. .、
_ - ´.: : : : : : : : : : : :ヽ
f´::_ -‐  ̄ ̄ ̄ ̄ ‐-|
|´ f⌒l |
| _ -‐=ニ三三三ニ=-|
」≦三三三三三三三三>
f^Y` ー ァ ‐.\ /.、‐ 'V ^l
|リ -‐ `ニ´ {` ニ´ V|
. 〉 _ ⊥-、__,ゝ--┐ ∨
{ ,\三彡¬==='、 }
>、 ' ′ ` ,イ
- ¬ァ-‐=¬´\ ー 、 _ - ´ノ` ¬ァァァァr‐- 、‐- ...
_/_/: : : : : : : : : : :\: :.` ー 、___ - ´: :/: : : : ////: : \\\ : : `
: : : : : : : : : : : : : : : : ` ー 、:[ニ]:||:[ニ] :/: : : : : ////: : : : : : ̄ ̄: : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :`¨丁Τ¨´: : : : : /// : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : l二╋二l: : : :///: : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : L_」: : : /// : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ||: :///: : : : ==== : : : : : : :┌┬┬
大村バルトロメウ純忠(演者:モウロ将軍 @スタジオジブリ)
⌒丶、_ノ⌒丶、_ノ⌒丶、_ノ⌒丶、_ノ⌒丶、_ノ⌒丶、_ノ⌒丶、_ノ⌒丶、_ノ⌒丶、_ノ
○
о
。
/|
r、 //:::|
|::;r‐::::¨_::::´:/:::::::| ジ イ
r、::::::/o .ヽ:::::ヽ:::| ( 祖父さん。あんた、いちばん良い時期に死ねたよな・・・)
; ゚|:::::::', リ::::::::`;
/V:`:::::::`u.'::―-、」_
>;::::::::::::::::::::::、 ̄`ノー、 仏門だったオヤジ(喜前)とはキリシタン取り締まりをめぐって、ずいぶんケンカしたものだ。
´ /ヾ、:^::::::::::::::;ン´、
`7:::::::::::'、 だがオヤジが死んで、オヤジより恐ろしい公儀の矢面に立たされた今───是非も無しだ・・・
/::::::::::::::::ヽ
イ:::::::::::::::::::::::ヽ
───────────────────────────────────────────────
リノの殉教からわずか2年後の1619年11月13日、純頼は玖島城で急死する。享年28の若さであった。あまりの
突然死だったため、巷間では「迫害をうらんだ宣教師に、毒を盛られたのだ」という噂が広まったという。
───────────────────────────────────────────────
───────────────────────────────────────────
●
●
●
───────────────────────────────────────────
' / /::: ,.イ ::: / |:: /´ | :::|! ::::: |\:::
.| ' / .'.::... / !: / |:::! !::::ハ ::::::|:::::\::::
.| | ::!:::::| ::::j -‐|‐|─ ト::| l::::| -‐─ヽ--ヾ::::
i⌒v::::|! ::|::::::ィ:´::| |: | |:::| ゝv ゝ:::::ヾ::::::ヽ
| v ::| i: l ::∧:::::| V -- ゝ \ __ \::::\ さて、今回はここまで・・・ほんとごく一部しか紹介できてない。
| |:::|:: !:::l:::| ヽ_:l _ __ __`_ー
| | ::ハ::ij:::ハ::!イ`弋ゝ-'フ`` ´ !ノ__フハ
| | :::|:V:::::::ヽヽ  ̄ ` ´
, -v ,イ V::| ::::::ハ::\ ::::::::::: ,. ::::::::::::::
, -<. `| ` ヽ| :::/ゝ∧`´ <:i 禁教史は生々しい人間ドラマ、しかもエグイ鬱展開の宝庫。
, '⌒ヽ ヽ ヽ ヽ/ヘ/::l!
! | | -.ハ V|!:::∧ どこまで触れれば良いかが、悩みどころですナ・・・
l ー| | r トi_ノ ゝ |:|:::|:::,.\ ´ ` . イ
| 人 i´ト l_ノl ノ/:::j:/::|::::ゝ.、 イ:::: |:::::
// ``ヽ、\
( ( ) ヽ
\ `ー --,. '"´  ̄ ̄``ヽ -- '_ ノ
`ー-/ \
, ⌒/ , / 〃 , 、 ヽ. 、 `V´ ̄\
// .:/ .:.:.::|::|.:.:|::|.:::|.:.:ト、__,:::.ヽ\ ト、 \
/.:.:::|;;|.:.::::::|::|::∧|ヽlヽl´ヽlヽ.::l L.ヽ|\ |
/.:.:.:.::l;;||:.:.:.:|ィレ'⌒l 〒=ミ、 ハ | l |\ | だが国法を犯している限り、救いが無いのはやむをえないよね。
/.:/|:::/l/||::::::l/l/,ィテ ヒzシ 1 | |.:::| N \|
|/ |/\:||\::ヘ. 弋ソ 、 ー / lノ.:.::| |
|.:/l.:::;ヘ.' ' ' r‐┐ ' '〃 〃.::/ リ
|/ |.:/|:::.>.、 `ー _ .イ 〃 |/
|/ .|/\::|「( ̄-‐ 7 /⌒ヽ
/l  ̄_ >只く / / ',
_/ _// ムム./ _,/ i
_, . '´ / , イ / ∠__ |
/ 、 / / l i | / i |
__
, ‐ ´ `ヽ
/..:/.:/ .;イ :. :.丶.:.: \
〃:.:./ .:./:.:/小:.: ',:.:.ヽ:.:.:. ', 「当時の国法」ではね。まあその辺は、エピローグやりますんで───
l:{.:./ .:./-‐:! l ヽ:.‐-:.:.:.\:.:.!
i:}:ハ .:7ィ=ミj:ハ >=ミヽ:.:ヘヾ、
、_メ!.:i.:.ハ r'_;j r'_;j ∧:.:}:.fヾ だが法律はどうあれ、またライバルである神道・仏教・儒教の中核層はどうあれ。
乂;イ.:.∧ /イ V:.:.| リ
_/ j/_:ノ:.介 .、 ° ,イ:.l:|:..|:.:.:.! 世論レベルでは、「キリシタンへの迫害は不当」と見なす感情がもたらされていた。
´/:.:,':.:.:j:|:ノーf夭‐ヘ :j:|:.:l:.:.:.:!
/.:.;ィ7´l:|\/ムヘ/`l:| `ヽ.:.:i
/.:/i // !| に不こ) !|l /!:.:.i 朝長リノと末次平蔵を対比すれば、絵面的に禁じた側の分が悪いのはあきらか。
/.:/| ヽl l !|/〈/ i| ヽ」 !| !./│:.:.i ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
───────────────────────────────────────────────────────
当時、幕府の布令に応じてキリシタン密告者となる層は正義の告発者ではなく「金目当てのならず者」であり、民衆から蔑視された。
───────────────────────────────────────────────────────
_______
ゝ.:::::::::::____`‐、
r´:::::γヨハネヽ:;
i′,,,,√=≒||=ゞI
|.:::::;;;;(===:!!==Υ
γ:::::::: 「==.『==:∥
ヽ ̄\_¬£...:::::: ヽ¬=:Γ=.〃ヽ__、/¬
√ | \____ `:‐‐ ノ___/´ |ヽ
γ;;;;;;;; `ヽ て \、 ノ 〃 t .)
Γ〈 r ) て `╋.´ |.....`ヽ
(......... / て 〕 υ |::::::: ゝ
ヨハネ原主水 (1527-1623)
⌒丶、_ノ⌒丶、_ノ⌒丶、_ノ⌒丶、_ノ⌒丶、_ノ⌒丶、_ノ⌒丶、_ノ⌒丶、_ノ⌒丶、_ノ
○
о
。
___ --- ‐‐‐ --- ___
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`、
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::、
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::丶
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\ お奉行さま。慶長17年、東照大権現さまに追放された原胤信は、
く:::::,、,'i /{/ヽ'{/`三´`}/´}/Wト.i::::::/
ム{ i|.W=ρ≦≧}={≦≧d==ト }:::::> 今もキリシタンを続けてまっせ。浅草のハンセン病患者の家を拠点に、
{/{ i| 三 ー-‐ィ,、_,、ー‐‐'.三レ' }/\
/'ム`ヘ 三 /) ,=、 三/:::ゝ::::::\ 仲間と共に信仰活動を続けてまっせー! ご褒美ヨロシク(はぁと)
/::::::::::::::::ヽ三 . //)_ llllゝ 三/:::::::::::::::::::::i
_/::::::::::::::::::::::::::ヽ三{.i.ノ/=". 三/:::::::::::::::::::::::::|
i:::::::::::::::::::::::::::::::::::丶=|{.}.‐-‐'_ , .'::::::::::::::::::::::::::::::|
|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::{.{ }.|二|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
く:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ノ. i ̄{:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| (むかし世話になった主人だけど、背に腹は代えられねーw)
|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::、'\丿 }::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\/-‐'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::Ο::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!
\:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
密告者(演者 : ヒラコー. @実在人物パロディ)
───────────────────────────────────────────────────────
旗本の身でありながら手指と足の腱を切られて追放された原主水は、かつての従者に密告された。賭博の金に困った挙句の密告で
あった・・・原は殉教にあたり「仏僧の言葉は偽りだ。この有様でなお死に行く我が姿こそ、救い主キリストの真理の証拠だ」と述べた。
───────────────────────────────────────────────────────
<1623年12月5日・元和大殉教の翌日>
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
有難きしあわせ ∧_∧ < よくぞ報告してくれた、褒美をとらすぞ
 ̄ ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ (・∀・ ) \________________
∧_∧ ⊂ ⊂) 旦
( ) | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
( )つ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄
| | | .| |
__(_(_ )_ | |
/===/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/===/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ザワザワ
ひそひそ ブーブー
∧_∧ ∧_∧ ∧_∧ .∧_∧ ∧_∧ ∧_∧
( )( )( )( )( )( )
∧_∧ ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧ .∧_∧ ∧_∧
( )( )( )( )( )( )
───────────────────────────────────────────────────────
ヨハネ原主水と3人の宣教師を含む50人が火刑に処された翌日。多くの民衆の前で、公儀はかれらを訴え出た者に褒賞をあたえた。
それは「死んだキリシタンの中の1人のりっぱな屋敷と、1,500スクードの値に相当する30枚の金貨」だったという。
───────────────────────────────────────────────────────
───────────────────────────────────────────────────────
だが民衆は非キリシタンでさえ それを羨もうとせず、「あんな褒賞は破滅のもとだ。いつか報いを味わえばいい」と罵っていたという。
───────────────────────────────────────────────────────
ヽ ニニ
`__ ノ _ ノ \_/ ̄\_/ ̄
i:廴__ _ r‐、
少'´ ̄‘¨} __ イi:i:i:iゞイ≧=-、
‐f=r‐、/ イi:i:i:i:ゝ\__ _ ‐r‐、 {:i:i:i:i:i:i:i少'´ 丁¨
¨乂ヽ¨ _ -‐<7ァ、_ /i:i:i:i:i:i:i:i:i:少'´ ̄ノ イi:i:i:i:ゝィト__ i:i:i:才"´ ゜ 〉 < ひくわー
`゜‐7}/i:i:i:i:i:i:i:i:i`⌒i:i:\ {i:i:i:i:才''" =。zフ7 ./i:i:i:i:i:i:i:i:少'´ ̄ノ ∨{`ヽ r‐{
_zヨュ}i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/_ ̄ ̄ノ(,ri| ,〉 {:i:i:i才''"´゚ ゝ、 |从¨ \___フ
 ̄ i}i:i:i:i:i:_,,..- ''´rァ、 rァイV|`ヽ __{ ∨^ヽ `ーイ /、 \≠¬ ̄`ヽ 正直、胸クソわるいわー
: : : : :八アイヽi} 〉、 ヾ \ 'こ} |::トノ廴 r‐} /‐-、 \ \∧ i}
:ーイ`ヽ∨ー'i r‐イ {ト‐-、_` ― 从丶、 ̄ ―' / ヽ \ { i{ i
::/ iム \ 、 {__〈 _イ\/////イ、‐‐ 、圦 \込z/- ._ { i ヽ:{ i{ ト、
//ii 〉 、 \ `ー{ \ \///i} ム \丶、 `ヽ}\ \ i :l i{。} i ム
ヽ¬' i、 ', ┬少'´ 个 、≧イ} 〉、 /\ \/ } 、ム } {。} } ',
}{ gt\ム冖斗ヘ 、 ⌒} \/ { ∨ 仆、 `ヽム Vi i} {。}、 i__〉
¨ i///} ', ヽ、 i ヽ。}、 i}r{/}'7 ヽ ヾ} ト、_________i} \。} i| ',
l\_i } i \ \i || |ノイ厂⌒ヘ }{、 ハ ___} \ } i
i / / i l \r‐-宀、¨ i} ヽム }∧ :i }丶、 i
| }。{ } i 少'´ ̄ヾミ.::.:.:.:i} ‐- _ノ、 {。}イ/ヽ l 儿__ノ、 i
} }。{ | |、/ `¬-┬≦¨///\ \\ \ :i__ イ ヾ \
┌────────────────────────────────────────────────────┐
│ │
│ 要するに禁教という国法は、民衆の正義感を喚起していなかった。この辺りの分析は、山本博文著「殉教」に詳しい . │
│ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ │
└────────────────────────────────────────────────────┘
──────────────────────────────────────────────────────
この世論に対する公儀の答えが、「連座制」だったのである。いわゆる5人組だが、実際には10戸程度のこともあっただろう。
50人大殉教から引き続いて12月29日、16人の児童を含む37人が処刑されたが、このとき非キリシタンも連座して処刑されている。
──────────────────────────────────────────────────────
{l////////// i
, , ゝ、ー==‐'''" }
/:/_, , ィ'"´ `ー、 / ... \ヽ人_从人__从_人__从_从人__从_人__从_从人_人/
,ィ /::::::::::::::::::::::≧=-< / ≧ 密告を怠る民は同罪だ、捕えて処刑しろ! <
//:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::≧=- ー-‐''" -=ニ あと、残されたキリシタンの遺児らも斬れ! ≦
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::≧=-ヽ / . ≧ ≦
{:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::=- }\ / /Y⌒YWW⌒W⌒Y⌒WW⌒W⌒Y⌒W⌒Y⌒WW⌒Y\
〉''"´ ̄3.\ ̄二ニ=--‐ 7i |/ ̄ ̄ ̄ ̄ >
∧ ____,\二ニ= i´ィY / / ___
. / `ミ、'"ミヽ z=テ う }i_ / /:::::::\ / {
. 〃 ヽf ㍉ ーく゚/''" r〈/t_ヽ_,, -‐<::::::::::::::/ \
,' ハー' ι /⌒i 人ア_/  ̄ ̄`ヽ、/ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
{/ 人_ r '/_ノ/ >、 _ -― ミ:::i i __
く _  ̄ ,,ィ::/! }::レ`,ー r‐..--''"´ ∠=-‐''"´ /
Y´ ` ー-‐ ≦::::::::::,' i::レ仁|:リi /ハフ ̄>''"´ _/
{i ヽ ヾ.:::::::::::::{ ,勹::ルンi, イ_ソ-斥‐-.....--‐‐彡"´ ミx
(__ i}: i:::::::::::::::>-‐=彡イ:::::::::::::::! ̄ ̄  ̄ ミx
徳川家光(1604-1651)※額のナンバリングに注目。
(演者:ヤムチャ @DRAGONBALL)
──────────────────────────────────────────────────────
公儀はこと宗教政策については、恐怖政治で統制したといっていい。連座も含めれば、もはや全ての民衆が被害を受けたのだ。
──────────────────────────────────────────────────────
───────────────────────────────────────────────────────
ちなみに例の末次平蔵も出自からして多くの親族縁者がキリシタンだけに、少なからず血縁を失う悲哀を味わっていたりする───
───────────────────────────────────────────────────────
<リノ殉教の2年後・1619年>
ト、 ∧ /| _/|
/ ∨ ヽ./ !'´ /
__ __ /  ̄ ̄ ̄ ̄/
゛\ =: ミ''、ゞ /
_ ,“r‐'ヽ、 ∠ __
{ぃ__... こYr / ヽ <¨
`丶 冫 / / ∧ ヽ __> なあ木村とやら。お前、あの平蔵の従弟なんだろ?
/ }\ イ | l|=Yl_/:! /〈〉', ! |l ヽ >
!ハ| \ | | lル'ル'‐l/ ノ___lノハl | !', \
lル'ハ ヽ!/ヽ<亡广ゝr' <亡ナ'| !|lル' ヤ\ お前のことは、平蔵から頼まれてるんだよ───
レ!ハノ|/ |! iゝ ´ | ` |!ハノ,' ィ / ̄ ̄
lル'ミ_ソlル'\! ! !ハノ `ヽ|!ヾ 転んでさえくれたら、すぐさま釈放できるんだよ?
リl ー--ニゝ、 ___ / !ノ'"、l /|/
||`"^''''''''l|丶、 '' /レ'k.l ト、 !
/ ̄ ̄"`''ー-‐''"´ヘ、 |! トニ亡>-r」H 廴 /ゝ、!
/ ! `ー、. !! 〉/ソ `ゝ、
/ | `゙'''く\ _/ク ヽ `''‐.、
長崎奉行・長谷川権六
__ _ __ _
{i{\ /i/}i} {i}\ /^ア} ,}
{i{ \;′!i} . -―: : : : : ̄: : ‐-{i{.. \ 〃 // / }
. -‐=ニニ{i{‐: .、{{∨/. :´: : :アントニオ.: : : : .\ヽtァ'/_{i{. :´: /
. .-‐: : \: : \/. : : :/ . : : {: :{: : : .ヽ、: : :}i}: }i} : : : : ―<
. ´ ァ': : : : /ヽ/:/ // / : /:/.:∧: 、 \: : .\ }i}/∧: : : : : : : : .ヽ
/ /. : : :/ : /. : :{: { {: {: :/. :{ :' ヽ:ヽ: .\: : :'レ'/: :\: : : : : .ヽ :.
/ . : : : ´: ://:/ :/'{\{: {: {: /{:{ \\ : /:∨. : :} : ヽ: : ヽ: :} :}
ー=ニ二´ : :ー=彡:/:/ . : : {:ハ`ー-{/ {:{ ヽ 斗:´、: : :}: : : } : : }i} : : } :}: ;
/: ,: :ァ:´: : : : 〃{:{{: : : :∧ },ィ≠ミ {:{ ,ィ≠ミ:`T:}: : :/ } : }i} : : } :}:ノ デウスのお助けにより、私は正気の間は
ー=ニ´: / / . : -ァ´/ :{' {: : : { 〃ん心 ゙{ ん心 ヾx }: :/ / : :}i} : : } :}
. ,..:i:彡/. : //:// / : : ∧: : { {{ {: :fi: :} : : : : : : : {: :fi: :} }} }:/ /. : :,'i:' : i }:ノ 決してそんな罪深い不名誉なことは
.. ..:i:/´/. :_:_:/'_//-‐/. :/ ,:\:.\ tぅ-‐'゚ : : : :, : : :`゚‐-tぅ //. :' : :/i/. : :| }
/i/ /'´ ..::'/ // . : :' :/ ヽ: ゝ :〝〝 〝〝 : //. : {: /i/. : : :|:{ 致しません!
. // ′ /:i/ ー ´ /. : : // 人 :. ,:: ̄`: .: 〃. : /{/i/{: : : : {ヽ、
/' /:i/ / /. : ィ:/ ' し:。 V:__ノ 。 ゚/. : :/{{/i/ :ト、: : :{ \
' /:i/ {:/. :/ {{ { ゚ ≧‐- -‐≦゚。!: : / {{:i{ : { \:.
/:i/ {{ :/ \ \ ゚ 。r=土.ニTニ. 土=!{: :/ |:i:{ヽ{ `ヽ
{i/ {:{ / ̄`{三ニミ:、 ||| ,.-=ニVミ<゙|:i:i!
. { ヽ ――‐ ' {三三三ミ:r=iニニニ三{三ヲ |:i:∧
| /三三三ニ╋ノ三三三三{ ,|/ \
'. ヽ厶 -‐ ¨二二ニう.ニ三三} { ` 、
rヽ _/ `二二二つ\三ニ} ∨ }
У ー=/ `ヽ `二二⊃:ニ{  ̄´ :. /
/ ノ \-‐ ´ |三| !ニ{ :. /
. ′ /、 〉 |三| {ニ{ } 〈
末次平蔵の従弟:アントニオ木村
───────────────────────────────────────────────────────
イエズス会士マヨリカは、木村一族を「彼らの師父ザビエルの、意にかなう子孫のみ生みだす」と評した。現にこのアントニオや初の
日本人司祭セバスチャンを含め、木村一族は殉教者に満ちている。だが最悪の裏切者・末次平蔵をも生み出してしまうのである。
───────────────────────────────────────────────────────
────────────────────────────────────────────────────
じっさい転んだ者たちも、自分自身が恐怖と恥辱と苦痛を味わうだけでなく、ほぼ例外なく仲間や血縁を失っているわけで・・・
────────────────────────────────────────────────────
:::::::/ : : : : : : : : : : : ::\: : : \: : : \: : : : : :\l | ヘ. {
=:/ : : : : : : : : 、: : : : : :ヽヘ ,,::ゝ: : :ヘ\: : : : :: ト-iJ .} /
7 : : : : : : : : : : : : \: : : : : : ヽ ///\::\\: : : :\ ∨ /
; : : : : : : : : : : : : : : : \: : : : : /://心 ,\:\\: : : :\: \ /
: : : : : : : : : : : : : : : : : : \: : /:/||iin〉 i∥ ヽ::ヽ r|ヽ: : :ヽ:\. |\ /
: : : : : : : : : : : :\: : : : : : : :\{ { ||に,ノ∥ .ミヘノ | ヽ: ::i \::\| \/ こんなに辛いなら・・・
: : : : : : : : : : : : : : :\: : : : : ::ヘii:|::|| 彡 ミ し )/ \ゝ / .|
: : : : : : : : : : : : : : : :: N\: : : :ノ:〉::ヽ ;; ミ . | .|i .i
: : : : : : : :ヽ: : : : : : : : :.ヽ \: : ::i: ::} . / . | |ヘ,,,,___i__ 苦しいのなら───
: : : : : : : : : :\: : : : : :\\ \:|::.| ./ | | L,,____
: : : : : : : : : : : :\: : : : : :\:ゝ Xゝ ヽ | \
: : : : : : : :: : : : : : \: : : : : :十.t / ;; l / 「ニ二二
ヾ: : : : : : ヾ: : : : : ::\: : : : ::|: :i./沁-ト ./-t/./
ヾ: : : : : : :\: : : : : ::ト---十 |.|ni〉 |i| ミ / | / ,,,--
入: : : : : :: \: : : : :\,,-ー |辷ツ ミ ,, -――''' ̄ ̄ ̄
/ \: : : : : :: \:/  ̄ ̄ ̄'' ヽ/
: : : :/ 入: : : : :/ ,ー /
転びキリシタン (演者: 悪魔ほむら @魔法少女まどかマギカ)
[][]
/ ̄ ̄ ̄ /
 ̄ ̄/ /
___ノ /
/____,./
,_
_______√ `′ ∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/' 7'7./ 7
ー'ー' / /
__,ノ /
/____,/ [] [] /'7
//
l::::::::::::::l::::::::l::八:::l l:l:::} -ミx|二,,|__| l:::l::::::::l:::::::::::::::::::::::l
l::::::::::::::l::::l:::l::l ヽ| lヘ:| {({紗刀冖ー::::l;;;;、::::::::::::::::} ヽ、_,人_,ノ、_,从,人.ィj、ノv1人.ィj、ノv1
l::::::::::::::l::::ト l::! l | `ミ冖==- l::::::::l癶Y::::::::::::::j . )
l::::::::::::::ト:::l l:l |  ̄ l::::::::l }}:::::::::::::; ‐=、´ 信 仰 な ど 要 ら ぬ ! !
l:::::::::::::::l l l:l ヽ l::::::::l fタ::::::::/::/.. )
l:::::::l::::::::ト、 l:l l:::::::j{し:::::::/::/... , '⌒r‐v'ヽィ'⌒Yソ、ト、!yヘ!ソ、ト、!yヘ!ソ
l:::::::l::l::::::l::\l:! >‐-、,,,_ , ノl:::::::ハ::::::::/::::;
l:::::::l:::l::::::l:::::::lト、 / \ ィ::::::j:::::/:::::::::/::::::!
l::::::::!::l:::::::l:::::::| / ̄~冖ー- \-‐''"--┴ 〉j::::/:::::《》::::::l:::{
l::::::::l:::l:::::::l;;;;/l {x‐-、 \ ハ/::/--―-く::l::::!
/ ̄|:l:::::::l/ / \ }/::/ \:l
─────────────────────────────────────────────────
あげく末次平蔵のように、迫害者の手先になる極端な例まで出したわけで。全ては公儀の政策がまいた種。
─────────────────────────────────────────────────
''';;;,,,,, ,,;;;;'''
____ ''';;, ,,,,,,,,,,;;;;;;;''''''''
....:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..... '';;;;;;;'''';;;;;,,,,,,,,;;;;;;''''''''''''
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
/::斗-―――--ミ:::::::::::::::::::::::::::::::\.
//'" ̄ ̄ ̄`〜x \:::::::::::::::::::::::::::::ヽ.... ,;,, ,,,,,,,;;;;;;;''''''';;;,,,,,;'
/::::::::::/::::::::::::::::::::::「 ̄ ̄\>‐、x-――-、::ヽ. ,,,,;;;;'''''';;;;;,,,,;;;;'''''',,,,;;''
/:::::::::::/:::://:::::/∧ こ / /-― ノ::::::::::、 ;;;;;'' ''';;;;;''';,,,,;;;''';
/::::/::::/‐く /::::/ /::::L_ ノ〜弋 /::::::::::::::l..... ;;;'';
/:::::{:::/{/ ;:::/{ {:从:::::l::::::l {:::\__}::::::::::::::::}
/:::::八{ 气x、 }/ l「"ト、l:::::l /l:::::::::::::l::::::::::::l::::::l
/:::::/::::j 、_代} _l八\l j }::::::/:::l::::::::::::l:::::; わたしはあの時、信仰を捨てた───
,:::::::;::::::j `~ミ'゙ 冖ミx,,_ j l j::::/::::::l::::::::::::l::/
l:::l:::l::::::{ ,,_ {r(价Y L/::/:::::::::l::::::::::::l いや、神国の血が目覚めたのだ・・・
j{:::{:::{::::八 "  ̄~冖/_j::::/::::ハ::l:::::::::::::l
l:l::::!::l:::/ ヽ 、 /:::::/:::/:::/ ノ::l::::::::::::::
{::い::∨ \ ヾニ=-‐ /::::/::::::::::/イ::::::}::l:::::::::::::、 あの聖なるものを おとしめて、蝕んでしまった私を───
l:::ヽ\\ \ /::::/::::::::::/-《》::::j:::l::::::::::::::\
l:::::::::{  ̄  ̄ ̄ヽ-/:::::/:::::/:::/;';'V::l:::l::::l::::::l::::::::::::\ 失望だけはさせないでね、わが神国・・・!!
八:::::::l У::/::/:::/;';';';';Vl::l::::::l::::::l::::::::::l::::::\
ヽ:::::l 乂___/:::::::::彡::/;';';';';';';';l::l:::::::l::::::!::::::::::ト:::::::::\
\乂 ー--―冖〜ミ;;;;;;;;/;'人;';';';';';';l::l::::::::l:::::l:::::::::::l:::\:::::::\. '';;;;;;;'''';;;;;,,,,,,,,;;;;;;''''''''''''
 ̄ -―フ;';ノj/l/ ヽj`⌒l::::::::::::l::::l::::::::::::l:::::::\:::::::\
/  ̄ l:::::::::::::l::::}:::::l::::::l:::::\::\:::::::\ ,;,, ,,,,,,,;;;;;;;''''''';;;,,,,,;'
/ l l::::::::!:::::l:::j:l::::l::::::}::::\\::\::::::::.... ,,,,;;;;'''''';;;;;,,,,;;;;'''''',,,,;;''
{ } j::::::::l::::::l::ハl:::::l::::ハ::::::::ヽ::\::\:: .;;;;;'' ''';;;;;''';,,,,;;;''';
、 _ヽ ___ノ/::::::::l::::::j/:::}:::::l:/l::::::::::::::゙、::::\::: . ;;;'';
ヘ _ノ;';';';';';';';'7;';';';';';';';/:::::::::l:::::/::::::l::::::l::::l::::::::l::::::::::::::::::::.... ,,,,,;;;;''';
ヘ _{;';>'" __ヽ;';';';';';'/:::::l:::::l:::/::::::::j::::::l::::l::::::::l:::::::::::::::::::: ,,,,;;;;''''
───────────────────────────────────────────────────────
モンテスキューは「法の精神」第1部第6編第13章で、幕府を腐敗した専制政治の典型例とした。「為政者は熱狂的に残虐で極端な刑
を課す。その熱狂はキリスト教を破壊した」とし、日本人の長所である「児童や奴隷への優しさ」を、為政者こそが持つべきと評した。
───────────────────────────────────────────────────────
-―- 、
_ / \
. ´ / r-ァ ', 「専制主義は自己を酷使することはできる。だが、それができる
/ { {⌒ ー一´ } }` 、
/ }/{ Y ヽ / `Y´! \ ことの全てだ。日本の専制主義は良い制度を欲して努力したが
,イ ⌒ ) Ⅵヘ ノヽ |ノ \
// ,/ ト弋tォ川匕tォフイ | \ 法の残酷さが、かえって法を無力化している・・・」
/ /_ , イ ̄ ヽ 人〉 r } _ュ ) ! ハ \
{/ / \ ヽ`マ三三ア//} |\
,イ {l \ \_ // { ト、 |_ ヽ
// { >ヽ/ / { 〉⌒ヽ /`ヽ `、
/ { {ト、 \ {  ̄ ̄ ̄ ̄/ / ̄ ̄`ヾヽ }
/ 八 人 \  ̄人 \ {l {l ', l! }
. ,' } >-7´ \ ー-{ \ \ \ il !人
. ,イ }/ , ' \ -个 、 \ !} / `、
/ / {`{ ̄´{ \ ∧ l! / Yハ
/ / \Y´ \ / \ |/ } !
シャルル=ルイ・ド・モンテスキュー(1689-1755))
┌───────────────────────┐
│ │
│ フランスの哲学者。権力分立制の基礎を築いた。...... │
│ │
└───────────────────────┘
(演者:ビスケット・オリバ @バキ)
_
'´ `ヽ
.j /rノハヽハ これみよがしの逆三角形・・・もとい三権分立のお人だね。「将軍(家光)が男色家で正妻と険悪なので、乳母が愛妾を
イi(|^ヮ゚ノル
ノj〈_j条iつ、. 探した。だが愛妾が生んだ息子は暗殺された」なんて記述まである。側室が、堕胎薬を盛られてた疑惑はあるそうだ
__ _
. : : ´: : : : : : : : : : : .
/: : : : : : : : : : : : : : : : :\ ともあれ禁教の過酷さは、欧州にその悪名が とどろきまくってたワケだ。
/: /: : : : : : : ハ: : : :丶: : : : : .,
/:/: : : : : : l: : /l{ ヽ.: :{: :.\: : : :′ いまや神国は、ザビエル以前の日本ではない───
/:///: :j :/l: / { \l\: :\: : :'
j:ハ: :/: :__;/斗f'′ 丶ー_、」_l_: : :'ト |
{ 厶': : : :灯f心. イ汀心 ハ: :|i :|\ 禁教を通じたありとあらゆる「負の感情」とひきかえに、中央政府の統制力
_乂i:l: : : : } V)ツ V)ツ/ 八|i :| )
八:/: :八 .:.:.:.: ' .:.:.:.:./f'′jノ: | が かつてなく高まった社会だ。そこが狙いではあったのだろうが・・・・
_/ /: :/; :个 . 丶 ,.イ.:l: : : : : :|
_厶イ: : : |: :rく≧-≦゚┐! :|: : : : : :.
/: /: : :rl:|爪 f{ f{ 爪l:|、:_: : : : .
. /: 厶-‐八l >'宍'<⌒^l:|\ `ヽ: :.
/: :f{ / | く/:介:\ > l:| } /}: |
| | | ,′ , イ′ヘ, ト、 ヘ, ヘ,
| | | /| /| | l | | | |
│ │ l 八 / |/ | ,.イ ト、| | | | │
│ │ l ∨ 」>く `'<,_ ハ | j i そんな解釈、なんだか絶対おかしいよ!
│ │ | 厶ィ斗扞Tァ r于テミメ、 l / l|
| 八 八 ヽf^)-y仆、 刈 ::::::::::: ト、 .刈`《V./ リ
レ、 \ \|/ .人 V//( :::::::::::::::::: |V//( YY^l k ト、 くそっ、転びキリシタンどもも勝手に邪宗になったあげく、
. 〉 〉、 \/〔 { ゞニ ┘ .、 └ -ニ゚_,/ .j l | 》 |V》,
_,《V \j\j| ` ` ,ノ / / |│|V》 | V》, 出戻れば出戻ったで何気にめんどくさそうじゃない!
《V | ∧ \_ (´ `) __/ _/ ,ノ│| V》\j
V{ │ r―宀冖  ̄ ̄ ¬┐ ,/ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ミメ.リ V》,
′V .小 | | | / | /V》,
--
.:.:´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
/:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.、
/:.:.:.:.:.:.:.:彳:.:彡イ:.:.:.:/:.:从
/:.:.:.{:.:.:.:/:/:./ノ:.:/:ィ'刈':イ:.}ヾ
. /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ゝ:.:/wゞ {..:{: 八 } 哀しき切支丹たちよ・・・
_ /:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.{:./ _ ノ:./乂ノ
/ - ニ ― -/:./:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:从:{ゝぅ´- ' 誰よりも信仰深きゆえに───
乂 __>:.':.:./:.:.:.:./:.:.:/:.:.:.:. { ̄7-'.....、
-='<:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ :.:.:.:. /:.:.:/:.: /}: :{......{...........}___
〃´⌒-ァ :.:.:.:.:.:.: /:.:/:.:.:/:.: /. }: :{.....,...........,ノ⌒ヽ
-=彡 _ -:.:.:.:._ =- ノ:.:.:./:.:.:/:.:.:/.....{:八./........./ (あ、いまの神谷ヴォイスで脳内変換お願いします・・・)
(:.:r  ̄ _...-=彡:.:.:.:.:.: ノ : :/____.{:.:.:.:\..../.}
ヾ /:.r― >:.:.:.:.:.:.:.: /.../.....\:.:.:.:.\..{
___,ノ }:.:.:.:) ('  ̄ ̄ ハ.イ........./..\:.:.:.:.\
 ̄ ):从. \ ,....{.........../........ ≧=- :.)
ー=彡' ,../=-../.........../...{.....}(
/........../__.........{.{ ̄..ミ,\
/............./_....\,.......ー.....
>' ´ >Y ``ヽ、
,__,イ ,. i:i / \
/ , ' /i:j /' ./ // トi i i ヘヽ
/ ,イ// i ,/‐、イ/ 7./ i | i ' ム
,/ , '7// .l/izzzxヽ、/イ .!|Vj ! ヘ
/i / i// |. ヾト::::斗 彳´ リニi` ' i | ,ハ あのさ、それ原典知らないと緊張をほぐすボケに見えないから!
/ j/ y':/ j _ヒzソ i沁ゞ //i∧ i
./ //! .// | ムリ|.//∨ .ヘ !
' // i //.i .∧ .| ___ ' ``.i ' ∧V .iヾ っていうか配役に登場したとはいえ、なぜにセリフ回しがサウザー祭りなの?
j::,′lリ// , .i,.! ,': : : :/ 从 i::i j
|::| // j ,ハ |ヽ:.、 ヽ--' .イ 7 .iリi::iⅥ
|::| i::'| ∧ ト V i .∧ > . _. イi | / レ' !:i
|::| i:::|´ V ヽA V rt r< /: : T' ,′ .i::i
|::| `´ .ィ:/ヾ/t|_j-i /: : : :i .イ: >x _ j::i
|::| ,.イ:xz===イハヾヽ/: : : : :i´: : : : : /ヽ
───────────────────────────────────────────────────────
gdgd
もちろん>1のイチ押し北斗キャラが、法王もとい鳳凰拳伝承者だからだよ。まあ掛け合いも悪乗りになっちゃったのでここらで閉幕。
───────────────────────────────────────────────────────
__
, . - : : : : : `:ヽ.
,ィ´r、: : : : : : :、: : : : ヽ
,イ: : :l: :`リノ、: : :i: : : : : : ヽ
/: : : : i: :i: : :i、: ',: : ト: !: : 、: : ト、
l:,: : i: : |i:ハ: : :i、:,ィ´l_: : ハ: :ヘ \
l:j: : :l: : ハ__'; : :iヽ!;イjヾ'l : |ヘ: :リ
jイ: i:ハ: :!´ !`\! ヾメ沙i: :l ソ:i: } r、
' |: :i: :ヘ:l r== 、 l: rヽj|:j { i つづくっ! ・・・と いうと思った?
|イ:!|: ハ! , ィ´) j 〉 ∨ l i
|ハ ト: ! ; :ヽ_ ` ´゚イ |i ハ ヽ ! i
r , _! ヽ: ハ从  ̄ヘ_,ィ´ !ハィハ ソ 〉-、 残念、今からエピローグがあるのでしたー
l ! /´) ヾ_ィー-/イヽ ノ/ / ,-l‐-、 / / )
,、_j {/ / ノ _アゝ、_ィ_X_ ソ,イ、ー-' ゞ、イハ
,ィ、ゝ、_ / ,ィ´ ̄、_ __ _`ー' !ハ≧-ー-フ j
〉、ヾュ `(,ィヾ ハ }rミィュ、rィ-'='ソヽ l 〉ゝ  ̄´ ノ
{ `≧ュ-' ヽ: : j_j!-/: : `╋''´: : :`ヾィ>l/' ヾ>-イハ
ゝ、 /: ;ィ / /: : : : : : : : : : : : : `7 l ! ハ
}: ヽ_,,ィr'´ !/ ゝ::::: :'ィヽ: : : :::::::::::イ ', !ハ
!: : : / j/ }=-''´o|! ヾ、__ゝ ', ! l
↑
今さらだが まどか勢は、転び(魔女・悪魔)と立ち返り(魔法少女)をAA表現できる点、切支丹モブとしては まことに便利。
>1の深謀遠慮の勝利である(というのは嘘でこの人物の配役がさんざん難航していたおり、偶然ひらめいたのは内緒だ)。
<エピローグ>
(~) さて。前回、チョーシこいてホットな九条論まで余談しまくった>1ですが、懲りずもせず
γ´⌒`ヽ
〃∩ {i:i:i:i:i:i:i:i:} 先走りの余談をば。今回は日本国憲法の第20条に関しての、ちょっとした雑考をば───
⊂⌒( ´・ω・)
ヽ_っ_/ ̄ ̄ ̄/
\/___/
>1(演者:しまむらくん @2ch)
______________ __________
{\ `\ \
\\ 日本国憲法 . \ \
\\ \ \
\\ 第20条 \ \
\\ \ \
\\ 信教の自由 \ \
\\__________\ ___________\
\ソ三三三三三三三三三三ミ彡三三三三三三三三三ヘ
`く三三三三三三三三三三入三三三三三三三三三三ゝ
┏┓ ┏┓
┗╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋┛
┏╋───────────────────────────────────────────╋┓
┃| |┃
┃| 第1項 信教の自由は、何人に対してもこれを保障する。(以下略) |┃
┃| |┃
┃| 第2項 何人も、宗教上の行為、祝典、儀式又は行事に参加することを強制されない。 ...|┃
┃| |┃
┃| 第3項 国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない。 |┃
┃| |┃
┗╋───────────────────────────────────────────╋┛
┏╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋┓
┗┛ ┗┛
,;:''""'':;,
,;: '';.., ,..,'' :,
,;:'';, ,; ; ; ; ''':,
,;'':.:. ; ; ; ; '';, この条文について、スレの主題にそって考えてみましょう。
,'ii;:ii;:ii;:ii;;ii;:ii;:ii;:ii:;ii;;ii;:ii;;ii;;ii;;ii',
,'ii;:ii;:ii;:ii;;ii;:ii;:ii;:ii:;ii;;ii;:ii;;ii;;ii;;ii',
',ii;:ii;:ii;:ii;;ii;:ii;:ii;:ii:;ii;;ii;:ii;;ii;;ii;;ii,'
';:.:.:.:./ \ ':
';::.:.:.:. .● ● ;' ヘ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
';:::.::.:. (__人__) ;' // /
'':;,:.:.:.:.:. . ,,:'' // /
,;:'':.:.:. ;, '':,. // VAIO /
;':: ""''':. ,// /
;::: ,; // /
':;:;:;:. """| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(~)
γ´⌒`ヽ
{i:i:i:i:i:i:i:i:} 言うまでもなく江戸幕府の禁教と日本国憲法20条の精神は、水と油。
( ´・ω・` )
(:::::::::::::) 議論の余地がないほど、相反しています。だとすれば、ここに一つの疑問が湧く・・・
し─J
┌──────────────────────────────┐
│ │
│ 歴史的なスケールで見た場合、「この条文の最大にして │
│ │
│ 実質的な受益者となりうるのは誰か?」という問題である─── ...│
│ │
└──────────────────────────────┘
──────────────────────────────────────────────────────
クリスチャン
そう、疑う余地もなく切支丹である。その総数は明治以降の新教その他を含めても、人口の1%に満たない絶対的な少数派だ。
──────────────────────────────────────────────────────
|┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃|
|┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃|
|┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃|
|┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃|
|┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃|
|┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃|
|┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃|
__|┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻|________________
〃"ナ'⌒ ~´ヘヘ^
// ,ハノノソヽソハ
ハ ヾl.゚ -゚ノ!.ノ (チッ・・・敵性宗教が大手を振る、悪夢の時代の到来なの)
○7|..7⊃
./ソ、j、iヾ.
/~(_>!(_>`.
ずーり
, z=== 、
/´ ヽ___/\/\ ずーり
〃 ,ィ彡Y : : : : :\/ /
〃 /´: : :/⌒ : : : :.::/ /\:\
〃 / : : : /: : : : : : :、 \/\/ : : 、_ ,イ た・・・助かった─── 遂に監獄世界の外へ。ビバ新憲法!
∥ /: : : : : /: : !: : : : : :i: : : : ヽ: :ヽ : ヽ_,ノ
∥ /: : : : : : |: :| l : : : : : |: : : : : i: : : ', : :\ヽ
i| ∥: : : : : : i: :| |: : : : :i ト、 : l : :|: : : :i: : : : : `ー'^ー、 ))))
|| |: i : : : | | ト-‐,:、: : : /‐-l: ∧ :| : : : |: : : : : : : : : : : ソ
l! ! |i: : : :V、| V、\: :/ノ !ノ |リ: : :/リ \: : : <⌒ヽノ
| 乂ヘ : : : f \::::::::::::./ / :ノ^ヽ : :ヽ__`フ
╋ ∨へi /::::,:::::::::\。.ノィ/ /タヽノ三ノ ノフ^ーヘ ))))
(/l ! 、__ フ´ /⌒ー^===\::::::,人j
(( r─ヘY≧z, ゝ ノ__rへ /ニニZ  ̄
⌒ ̄  ̄ ̄⊂ニ亠‐' ))))
──────────────────────────────────────────────────────
ネ キ ゙リ
むろん仏教や神道も為政者の手で統制され制限され、あげく教義に介入さえされて来たが、根絶政策という絶望的な経験は無い。
──────────────────────────────────────────────────────
<1868年:神仏分離令>
...\人_人,_从人_人_人,_从,人/
) 吊るされるーっ! (
\::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: /⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒ヘ
::::::\::::::::::::::::::/^>》, -―‐‐<^}っ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::\::::::::::/:::::::/,卍´:::::;::::::::ヽ.:つ::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::\:::/:::::::〃:::::::::/}::::丿ハ:::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::メ::::::::i{l|:::::/、 ノ/ }::::::}::::::::::::::::
::::::::::::::/:::::\瓜イ > <,'。:゚:ノ:゚:゚:。゚:。
::::::::/::::::::::::|ノヘ.{、 Д_ノノイ:::::::::: ズルズル…
:::::::::/::::::::::::: |:::::/  ̄(つ(つ::|::::::::::::::::::::: \ヽ人_从人__从_人__从_从人__从_人__从_从人_人人__从_从人_人/
::::::::{::::::::::::::::ノ//^´|::| l、::::::ノ::::::::::::::::::::::::. ≧ <
::::::::::::ゝ、::::::/:::ヽ/____|〓|_ヽ(:::::::::::::::::::::::::::::: -=ニ この生臭が! 徳川の世で腐敗しまくった報いを受けろ! ≦
::::::::::::::\;ゝ::::::::::\ |、 |~、ゝ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ≧ ≦
::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゞノゞノノノノノ:::::::::::::::::::::::::::::::::::: /Y⌒YWW⌒W⌒Y⌒WW⌒W⌒Y⌒W⌒Y⌒WW⌒Y⌒Y⌒WW⌒Y\
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
(⌒`)
(~) ( ) ヒャッハー
γ´⌒`ヽ __( ) 明治初期に起こった廃仏毀釈の騒動とて、あくまでも現場サイドの暴走。それに伴う破壊は
{i:i:i:i:i:i:i:i:} |;;lヽ::/ コポコポ
( ´・ω・) .|;;| □o 無視できないものの局所的かつ一時的で、仏教排斥を本旨としていたわけではないのです。
(:::::::::::::) .i===i=i
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
(~)
γ´⌒`ヽ いっぽう日本国憲法第20条にかんしてカトリック関係者のコメントを検索すると、やはり
〃〃∩{i:i:i:i:i:i:i:i:}
⊂⌒( ´・ω・) 彼らにとっては20条こそが、何はともあれ最優先の死活問題なのだと痛感します。
`ヽ_つ _⊂ノ
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
/ / ´ / / `丶
. / / / // / \\ \
/ / / i i ヽ \ ヽ
. / / i |
/ / / i | :i | | iハ
; i !/ :/| i|: |: イ⌒iヽ| .::|│ (世間には9条関係の団体は、いっぱいありますが・・・)
i | ││ |ィ ⌒|八:::. 八 |.斗ト | :::|│
| | ││ ..:::|八斗=ミ\::.\/ イ_}::j } リ .:::リ│
| | ││..:: ::〃 _}::jハ \/ V__ソ厶 .:::::∧│ このたび私どもカトリックは、「カトリック20条の会」を
| | ∨ 八:::::八ヾ乂__ソ . // /|::/∧:::.|
| | /乂. ∨: :::\// __ ∠ イ /\:八 発足いたしました! 基本的人権である信教の自由に
| | ⌒´ \|\|\_> {/ } / / /⌒トミ
∧|∧ ` ._ _ノ イ/ / ´ リ ついて、全ての司教の賛同を得てメッセージを発します!
\ / 〉ハ V⌒≧=ァ:r< // / ∧ \
. \ \ / (\∧ ー= Z∨⌒∨/ / /::::::. \
 ̄ /\ \ マ-{__}=ー {/ / /:::::::::::::.
| /:::::::|\ ∨| |\__,/ / / , ::::::::::: iハ::.
| :::::::: | ヽ } トミ人_/l / / /:::::::::::::│| ::. | 2008年6月6日
| 八::::人 | | 、╋ト |厶 _彡∧ ::::::::: リ│::i | ttp://www.pauline.or.jp/wherewewent/went080606.php
∨ 广⌒\⌒\| { 厂「 / }\::/ .丿丿 i丿
──────────────────────────────────────────────────────
かようにクリスチャンが愛してやまない日本国憲法第20条は、しばしば「国家神道がもたらした暴走の反省」という文脈で語られる。
──────────────────────────────────────────────────────
. /.:/.:::::::::::::::.ヽ =ミ
/..:::/.::::::::::::/.::::::/∧/;:::::::::\
::::::::/.::::::::::::::|::::::::i::}::.∨/',:::::::::.丶、
::::::;::::::::::::::::j」;:L|::{``^ヽ:::::∧::::::::::::::.丶、 「宗教の自由は確立されるべし」とポツダム宣言にある通りに、進めたまで・・・
:::::'::::::{:::{/-|‐::ト|ゝ 米\:::',::::::',::::::::::::i
:::::!:::::::Xiヽx≧」L! ,=ミ::!::::::}::i:::::::::!
::八:::::ト■■■■■■■■■■■::ハ! 神道指令(※)にはむろん衝撃もあったようだけど、けっきょく日本は従った・・・
:::::::.ヽゝ■■■■■■■■■■■
:::::::::::::| ``゚゙ ヒ:ハ}:/:::|:::ル' ともあれ宗教政策それ自体は、新憲法の争点ではなかったのよ。
:::::::::::::| ' ' ノ` {:{ノl/
:::::::::::::| , ‐v 从:i
:::::i::::N ー /.:::::|
::八:::| 、 r‐v'.:::::;リ (※)1945年12月15日、GHQが発した覚書「国家神道、神社神道ニ対スル政府ノ
::::::::ヽ、 __| {:::::/::!
:::::::::::::.\ /.:::::::::| ';::::::八 保証、支援、保全、監督並ニ弘布ノ廃止ニ関スル件」の通称。
米国(演者:非公開 @涼宮ハルヒシリーズ)
.、 ,ィ: :、
ィ´: : :.マフ: : : : \:、
r=彡": i: : : ヘ ,:ヘ: : :i: : :`=ミ:、
/: : : : : :.:|:i:.:∧::v:::::!: i:|: : : : : : ‘,
/: : : :i: : : :|:l: ト-‐'…}i:.l:|: : : i: : :. :.',
/イ: : i: |: : :!:|:l: | 米 .::!从: : :.|: : : : :.:.
{〃: : ハ:|: i: !斗=ァ ャ≡ミ: :イ: : : :.:.i ちなみに日本国憲法のテキストとなったフィリピン1935年憲法は当時、
ハィ: :i::l:|:才√ヾ_ ハノ__ }`ハ: : :i :r
リ: :|:ハ:{´,ィチ芋 :笊ミ:く}: : ;ィヘ. アメリカ本国以上にラジカルな政教分離を実現した憲法だったのだけど、
√ヘハ■■■■■■■■■■■:ト.
/: : イ: :圦 j .′:.:.|:.:ハ 日本国憲法ではそれをさらに上回る厳格な条文になった・・・
.:イハ∧: : ヾ:、 _ __, 〃: : :ハ/:.∧
{/Y7: ヽ: : :マi丶 ー /}/: :/: 〃: : :.
〃/: : : :.入_:ゝ: :}` .__ . イ: :〃イ.:.:./: :i:. :.:.、
/ /: : : : /: : : :Y彡 トミ「: :. :./: : :|:.:ト、:ヽ (参考文献 : 北原仁 著「占領と宗教──比較の中の政教分離(1)」)
v⌒ヾ>{: : : : :.| |: : : イ才r⌒Y}:
′ v!:.:. :_:_:| :. |:/: : { Y´ ヾ ゞ、:
───────────────────────────────────────────────────────
蛇足の余談ながら日本国憲法のテキストとなった1935年憲法は日本軍のフィリピン占領期、事実上の軍政下で改憲させられている。
───────────────────────────────────────────────────────
,.. -‐- .
/ ` 、
/ ヽ.
/ \
/ / 、 日本の兵隊サーン
/ / ヽ
.<\i^ヽ、 7 〃 ヘ
\〉○ ヽ /⌒′/ ', バロットは要らんかねー?
. 〈 i! .| / ○ ,′``7 ∧ ∧ ',
\ ゞ V 〃 ,イ ∧ _. -‐- ..__. -‐=┘ ミィ'′} ', 出来立てほやほや、美味しいヨー
,x-┴-、'´l| {:::L.ィ"´ `ヽ / `ヽ::::::::!¨`ソ
{ ○ /、、{ }:::::::::{ γ⌒ヽ }{γ⌒ヽ }:::::::l /
/ゝ、 {__\! ,イ´::::::::ヘ、 ゝ.__ノ 八ゝ.__ノ_ .ノ::::::::レ'′
/○〃  ̄ヾ ンく ∧:::::::::::::`.ー‐ァ='"´ ̄`゙〜っ::::::::::::/
,′ i! ○ i! ',`ヽゝ::::::::::::::::^ー-‐'⌒⌒7¨´:::::::::::; ′
. { ○ ○ } \::::::::::::::::::::::::::::_,シ′:::::::::/
. { ○ } /\/::::::::::::::/⌒!:::::::::::::r─く
ゝ、○ ○ノ r┘:::/:::::::__/´ ̄`)::::::::::(´ ゙̄〉
` ── '" ≧::::{::::::::::::′::::::二)::::::::::::(´二゙)
└─ゝ、::___:::ィ--'′:::::::::::::;ヘ \
>、::::::::::::::::::::::::::; イ \ン
}::{´ ̄ ̄`}::{
___j:::! j:::L____
>::::::::::/ \:::::::::::<
ハ,,ハ
( ゚ω゚ ) というわけで、ここは1943年のフィリピンです!
─┬=====┬─┬─┬
ヽ┴-----┴ 、/_ /
==||:|: :|: 「r-┴──o
____________ |:|:__ :|: ||--┬┘ ̄
|ミ/// / ~~|ミ|丘百~((==___
└┼-┴─┴───┴──┐~~'''''-ゝ-┤
((◎)~~~O~~~~~O~~(◎))三)──)三)
ゝ(◎)(◎)(◎)(◎) (◎)ノ三ノ──ノ三ノ
ε≡Ξ
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
,iー..
/ /
/ /
/ / _, -‐ ´
/ / _, -‐' ´ 宗教関連の項目は、従来通りでいいから > 日
/ . / , '´ 日
/ . / _ ,/ _
/ / /´ , -‐ ´ ̄
/ . / / / ノ
/ / l ,ィf
/ . / -_ノ ,ィfl'´
, ‐'./ ,i゙.、 . ,' ,i'´`゙'ー ,,,
,/ У ./ .|______l,/ ノ u. .`'''ー ..,,,,、
/ , ‐‐'~´ く_ イ そ、そうですか・・・ > 比
! ( ! u. _ 比 u.
l ./丶、___._.ノ┬―-、.. ;;ン' u.
.゙/ ./ ヽ .,,゙_''く |''ー .._
/ .,/ゝ⊥_,l‐、.( 八. | . ̄^゙''''''"゛
l./ `''、 l_)ー'ーー- ..,,___, _,,..
’  ̄ ̄
──────────────────────────────────────────────────────
いわゆる1943年憲法である。興味深いことにこの憲法、政教分離の規定については1935年憲法をまるっと踏襲していたそうな。
──────────────────────────────────────────────────────
(~) ツッコミ
γ´⌒`ヽ 「あれ? ハーグ陸戦条約違反がどーこー ブーたれる割に、日本軍も類友してね?」という疑念はさておき・・・
{i:i:i:i:i:i:i:i:}
( ´゙゚'ω゚') 20条にかんしてはGHQの改憲草案にも、当初のうち「聖職者の政治活動の禁止」、「反社会的な宗教団体を
(:::::::::::::)
し─J 認めない」などの規定があったそうですが、それすら取っ払われました。
(~)
γ´⌒`ヽ
{i:i:i:i:i:i:i:i:} さすがに貴族院議員の華族から、「新興宗教のカルトが乱立する土壌となり、社会秩序に
( ´・ω・)
(:::::::::::::) 有害な事件が起こる」と危惧する声があったそうですが(米陸軍マコーン大佐の証言)───
し─О
(~)
γ´⌒`ヽ
{i:i:i:i:i:i:i:i:} いずれにせよGHQは国家神道をカルトと見なし、「政府肝入りで創られた国民従属ツール」と判定。
(・ω・` )-、
,(mソ)ヽ i 廃止を命じました。しかし共同体の習慣や祭祀をつかさどる民間宗教としての神道は、存続されたのです。
/ / ヽ ヽ l
 ̄ ̄ ̄ (_,ノ ̄ ヽ、_ノ ̄
───────────────────────────────────────────────────────
ちなみに昭和20年、日本の占領統治に着任そうそうのマッカーサー元帥は鶴岡八幡宮に参拝し、破魔矢を授与されている。
───────────────────────────────────────────────────────
<昭和20年9月2日・鶴岡八幡宮にて>
◇ ミ ◇
◇◇ / ̄| ◇◇
◇◇ \ |__| ◇◇ 破魔矢ドゾー
彡 O(,,゚Д゚) /
( P `O
/彡#_|ミ\
</」_|凵_ゝ
__,. -―- 、
_, - '´ 、 :.:ヾ'=-
,イ 、 ヽ、、丶.:.:.:.丶、
/ ; , : i:..、 .:.:..、ヾヽ:.:.:.:トミヽ 私は四十年前、父アーサー少将の副官(当時は中尉)として、
| ,' i f:.:.l、:i、:.:.:.:.ミ'、:.:.:.:.:.:.ト、`
lイ:..l:..:.',:.l_l| |ト、ト、f6):、、:.ミ、 共に このお宮に参拝したことがあるのだよ───
' l:.:.l:、:.',:l'リィti、ヾti{ '、```丶、
八:トミ、:.:ト、`″ ヾ!l::.. \
!l ヾリ !_,、,ィ! /-、 \___
'′ `~`ー' ) ヾニ>)
〈 .:./ i ゙i
,! .:/ ,' l
/ ,: /,..、 l | ← なお当人の宗旨は聖公会
,イ ,:':_// ン, } !
,ム=‐'" / /ィ { l
ゝ / /,ノ/〉 /〉
ダグラス・マッカーサー(1880 - 1964)
(演者 : 怪盗X @魔人探偵脳噛ネウロ)
┌─────────────────────────────────────────────────────┐
│ │
│ ご存じ米国陸軍元帥。複雑な性格だがシーザーのごとき独裁者のカリスマを持ち、大統領FDRをして「米国で最も危険な2人 │
│ │
│ の男の内の1人」といわしめた人物。ちなみにもう1人は、FDRの最強の政敵ヒューイ・ロング上院議員(1935年、暗殺された)。 .│
│ │
└─────────────────────────────────────────────────────┘
_,ノ:7
_,.-‐─-ィ'ト-‐─-‐':.:<´
,ィ'´: : : : : : : : |: : : : :: : : : : ` ̄:`‐-、
/ : /: : : : : :j:: : |ト、: : :i: . . . . . . . .ヘ ̄`
/:ヽ、r',: :/: :/: : : /|:: : | 神}: :|: : : : : : :: : : ハ
/::rー-|: :/: : :|::;-‐'´|:: .:j | |: :|`‐-: : : i:: : : :ハ
/:::j:::::∧/::|: : |::/ |: :/ | |::j ∨: : : |:: : : |::|
/::::|::::/::/::/|: ::j/ __j:/ | |/___ ∨: : :|:: : : |:j
\:|::〈::::|:/::|: :/ヤ〒行` オテヤハ:: ;小、:: :j/
|::::::\_(|;/ `、ヒィzj {んソ,λ/::i::| ∨ 異民族統治で定石の懐柔策と分かってはいても、乗るしかなかった───
|:::: ::|:: :| `ーヘ  ̄ 、  ̄ j::::::::i::|
|:: : : |: ::| ヽ、 、‐-, ,イ:i::::::|::| 存続を望むなら、背に腹は代えられない。反抗しないかわり、本領安堵。
|:: : : |: ::| ` ー-_ァ`ニ-‐"´ |::|:::: |::|
|: : : :|: ::| ,r'~ ,ィj {、`ヽ、|:::|: : |::|
|: : : :|: : | r' ̄ `ヽ、 } |: :|: : |::| ま、お蔭で神道指令と改憲も丸のみ。実質的国教の地位は失ったけど・・・
|: : : :!: : | j´`ヽ、. \\|ー‐j ,|: :|: ::}::|
|: : : : : : | ノ {`ヽ、\| / /|: :|: :|:λ ,ノ^ァ‐、__ノ´)
⊂ニ´ ̄ Y^ヽ: : : |/" ヽ、. \|./ /,/|: :|: |`ヽr'" { {{´ <_
ノ γノ 丿 `ヽy `ー-,"、ー'´ :|: ::|::j 〈 ゝy、~゛ 、、`>
<ノノノアー< `゛ ,/ / i `ヽ、|: :j:/:、 /  ̄`‐'´
`~`´ |`ー-、 /〉、 / j \ |;ノ: : :| \_,/
|: |: :|::|ヽ_,,/ / ゛ j__,.ノ \ _〉: :|
|: |: :|::| 〈__________|:.: :|
レ'|: :|::| / .j | | | i {:: : :j
|: |リ / / | | | | λ: :/
ヽ| / / | | | | ハ'´
神道(演者:柊かがみ @らきすた)
───────────────────────────────────────────────────────
disestablishment
アメリカ自体「 国 教 廃 止 」が建国の理念だったため、神道指令はある種の必然だった。GHQは国家神道を「神道の教理と
信仰を歪曲して国民を欺き、侵略に駆り立てた過激な国家的宣伝」と定義。指令の失効後も、趣旨は憲法20条に継承された。
───────────────────────────────────────────────────────
:::::::::::::::::::::::::::::::: : :: :: : ::: : :
::::::::::::::::::::::: : : : ::
:::::::::::::::::: : : :(~) ト リ オ
:::::: ::: : : γ´⌒`ヽ ともあれこの20条、明治以前から地盤を保障されてきた神仏儒には、いまいち有難みが実感しにくい。
::::: : : ::: {i:i:i:i:i:i:i:i:}
: : : : : (´・ω・`) そもそも維新政府が国家神道を構築したのはキリスト教に対抗し、その流入を阻止することが目的でした。
___ l⌒i⌒⊂)___
/ ⌒'⌒ /
__/_____/||
_|||_____||/||
||| || ||
(~)
γ´⌒`ヽ クリスチャン
{i:i:i:i:i:i:i:i:} だからそれを否定したGHQ憲法は自動的に少数派に有利に、神道は割を食う形に機能しやすいわけで・・・
( ;´゚Д゚)】 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(:::::::::::::/ 戦後の神道は戦前とは打って変わって、法曹界から有難くないお呼び出しを連発されることになります。
し─J
\人_人,_从人_人_人,_从,人_人,_从,人_人,_从,人/
) ちょっと待て、その神社は違憲だぞ! (
/⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒ヘ
,- 、 _ _ _ _ ,-、. _
i  ̄`'- 、. ,- -、_
`' - ─ ┐ `'ヽ、, ;'´ ゙,>
! ` ' - 、, _ i_,_ ,.ゞ
゙、 `'' -'⌒ヾL) (
ヽ、- 'ヽ、人 ゙'、
゙' - - ー 、, _ ゙' 'ヽ
゙ ' ' ' ─ 、 |
`ー、- 、 、
,. >‐.: : :`: :「`:''': :-. 、 。
, -'". : : : : : : : /:,.|: : : : : : : :\ ○
/-ァ' , . /. . // l.:!、: . : . : :.ヽヽ o
/. ./: : : 厶、_//神 !l `v--:、: :.ヘ:.Y´ ̄`ヽ
/. :./: : : /: : / !′ l.l ∨: ヘ: : : :.i:.!`ヽ |
. ,':.; イ: : : ,': :./_| !| _V__i : : l.:l:| ゙ ,!
i:/ |:i.: : i: :ヌ`゙゙ト ィ''Tヾ刀: : |、| Y えっ?
{' r:|ハ: :.l∧Υリ | Υリ | ヘ}、:.|ノ} ノ
ヽ|∧.:|'^l ヾ-'' //// ヾン ',ヘ:|: |、_,/|
|: :ヘト人 r-┐ ,_,ノ'.:! |: : i:| /〉
l: :/: :.l:,r≧;,,,、` '′ _,. イ|!: : : :,! |: : :l| /ノ)
l:./: : ,!'//ニ''-‐`=</_ l//: : :i|: |: : :.l! ,ノ /
. l/: :/,,''/ ∨ユ、〃: :_/」-!-、;l、ベ、 ,レ^!
/: :.// _ _,. . -=' "´ ゙i ヽヽ∨/
/: :,/イ '' '"´ ヽ ゙!.゙!.|′
. /: :/::::::l L!-''
/: /:::::::::::l >,、、_ ...:::_,ノ
/: : :7'r:.、::,! ,. :''" / Vヾ!>,、___,,. . r:'':"|:|
/: : :/:.|: : / ゙ヽ、j |/'ム|: : l !: : :|:|
──────────────────────────────────────────────────────
そう。戦前戦中の反動は、免れなかった───津地鎮祭訴訟(1977年。棄却)に自衛官護国神社合祀事件(1988年。原告敗訴)、
愛媛県靖国神社玉串訴訟(1997年。原告勝訴)、砂川政教分離訴訟(2010年。原告勝訴)・・・神社相手の訴訟は目白押しである。
──────────────────────────────────────────────────────
',:::', ' ,:::::; ,':::; ',:::::::::::::;:::::::::::::::::::::; ' ,...':::::; ' ,...::
',:::, ,::::; ,:' ,':::::; ' ,':::::::::::::::::;' ,...':::; ' ,....::'::::::::; '
', ' ;' ;:::; ,..':::::;' ,:::::::::::::::::;' ,...',:: ' ,.....':::::::::::::::::::::;
:::'., ,:::, ,.':::::::;' ,'::::::::::::::::;' ,..'; ' , ', ' ',:::;::::::::, '
';::::', ,:::, ,:::::; ' ,.':::::::::::; ' ,..', ' ,' ' ' '
';::', ;::, ,:::;' ,.':::;::::; ' , ' '
' ', ;:; ;::; ,' ' , ' ,
;:'.., ' ; ,::; , , ' ,....;' '
' '., ; ,:; , ' ,...'::; '
' , , ; , ,..':::::; ' , ,......', '
' , ,':;::; ' ,....::'::::::::::::'::::::'::;:::' , '
,....':::::::::::::::::;::::; ' '
,..':::; ' ' ' ' ,':::;':::;':::;'::,_,
, -―/l-//
∧: .: .: .: :|: .: : ̄‐-..,
. < 廴) : .: :イ:神: i: :ヘ: .: .:\
. / /.:|: : :|‐-<|:|. ヘ.!_..,:ハ: :lヾ:ハ
/ |: :| :.r--_l:/ _lン、 :ト、 :|
\イ| :,i.: :ハ'=! f刋.ト:|:ハ |
. |: | (.ヘ〈. __ |:V/V
. |: :i : ハ:\└‐ ‐゙ _ノ.∨
|: : V:∧ { f´\: : .| ワタシ
. |: / V:∧、ト-イ| V:| どうみてもイジメでしょこれ。神道、目のカタキにされてるよ───
. |l V:∧〉.- '| ./ !: |
|| V∧___!. l. ヽ!
|〒‐┬V: :!iハ-| |._./:|
| |: | V ト.ゝ| ! |:.|
| |: | V| | || ! |.:|
| l: l ゙|ハハ_l. 1 |.:|
(~)
ちなみに砂川政教分離訴訟についてご紹介しますと、原告の1人は中帰連 γ´⌒`ヽ
{i:i:i:i:i:i:i:i:}
(中国帰還者連絡会)のメンバー、もう1人は「戦時中はアマテラスを毎日拝み.... (・ω・` )
(:::::::::::::)
海軍航空隊に志願した皇国少年、でも戦後は共産党員兼プロテスタント」だとか。..... . し─J
<砂川政教分離訴訟(2010年。原告勝訴)>
>- ' ´ ̄ >‐|:::::::::::::::::::::::::::イ ノ /
> ' ´ ,,,xxz/::::::::ト:::::::::::::::::::::::/::∨;,//
/ /;;:'´,'´l::::::::::>弋:::::::::::::::/::::::::::i 〉
, ' , ' / ,' ゙x:::::::::ゝニ二ニソ::::;;::::ノ./ 「市有地を、S神社の敷地として無償で使わせている」
/ ,,,/ , ' , \_::::::::::::::I´∨〈`v'ヽ
,,,.-‐´ , ' _{_ '''''====ゝ 丶ヘ \l 「T神社の敷地になっていた市有地を、地元町内会に無償譲渡した」
_,,,, - ‐ ' ´ , ' ,イ `ヽ、 ヽ ヾl、_!
シ ト-、 ,- \ \゛、
,' ゞ_〉、 /〉 、`"ー Y
ィ' `';. 'ワ"、 ̄` " l 以上2件は宗教団体への公金支出や特権付与を
_ゝ .. / イ;ト<- l
_゛ニ_‐- "゛ `´ l` _} 禁じた、憲法の政教分離規定に違反する!
>'´::"゙ッ、 ヾ__ノ' ==キ{、 _L、
/:::::::::::/::::| テx,,ノゝ- ,,,,,='´:::::∧__ ソ ト
, - ' : : : :::/::::::| l 一` サ゛´ー〉::::::::/k_//::::\
, - ' ´ . . : : :::::::::l:::::::::l `―'´! l>-' 〉:::::ゝー...'..´::::::::::::::
ヽ . . : : : : ::::::::::::::l:::::::::::l ,' // /::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::
.|::::::::::::::::::::::::::::::::::::、::::::::∨ ,l_/ レ-‐./:::::::::::::::::\::::::::::::::::::
〉:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::∨_l 〈 7/:::::::::::::::::::::::::\:::::::::::::
./:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::〉 l 〉 /::::::::::::::::::::::::::::::::::\::::::
市民運動家(演者:ラプラスの魔 @Rozen Maiden)
\ヽ-lヽ―- 、
,..-‐ ̄: : : : :. :. :. :∧
/ . /: :// /|: : : : : :ヽ: ヽ
/://. :.// / 神ト、: : : |ヽ. :ヽ
//7,.:.:.:j ─ ヽ ─ }Ⅵ |: :| \
i:.:.:/| ○ ○ |: :j、 |イ/ ・・・・・・・・・・・
l::/ l⊃ 、_,、_, ⊂⊃.ノ | :|
/⌒ヽ|/_|:ヘ j ./⌒i :|
\ /// V >,、 __ イァ/ /j :|
/// ヽ ヾ::i.ミ/::/ ヘ、__∧j :|
ヽ< ヽ ヾ∨::/ ヒ;___彡 :|
──────────────────────────────────────────────────
なお「特定宗教への公金支出の厳禁」については憲法20条3項にくわえ89条でも、より具体的にダメ出しされている。
──────────────────────────────────────────────────
(~)
γ´⌒`ヽ 結果、最高裁の判決は「S神社は違憲、T神社は合憲」か……
{i:i:i:i:i:i:i:i:}
(u ´-ω-) 宮司が常駐しない近代以降の神社だったとはいえ、
(:::::::::::::)
し─J 神社サイドにとっては痛恨の一撃だったかもですナ。
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : `ヽ_
_, ― ´: : : : : : : : : : : : : : : : : : /;;´;;;;;;;;ヽ
/: _: : j: : : : : : : : : : : : :\: : : : :/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;',`ヽ
"´ /: ,': : : i: : : 、: : : : : : : : ヽ: :/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ: :ヽ
/: : :/: i: : :|: : : :ヽ: : : : : : : : :\;;;;;;;;;;;;;;;_;-;;;;;/: : :l
. /: /:.,': : j: : :',: : : : :.\: : : : : : : : ヽ;;;;;;;;´;;;;;;;;;/__: : :l
//: : /: : :|: : : ヽ: : : : : :.\: : : : : : : }`ー--;;'、´_: : :`ヽ まあね。公有地に神社が建っている例は、今回の件だけじゃ
´ {: : :.|:神 :ト、: : : :\: : : : : :ヽ: : : : : :l: :ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;`ー,: : ヽ
. l: : ∧: : :.j ヽ: : : : j 、: : : : : :',: : : : :l: : : };;;;;;;;;;;;;;;;/: : : : :} ないし・・・今後を思えば、禍根を残した恐れはあるわ。
!: / ',: : :l 、 \: :.l ヽ: : : : }: : : : l、: : :l;;;;;;;,.::'´: : ', : : : : l
l,:' .',: :.l } ヽ:} \: :l|: : : :l ヽ:}`ー' \: :/ ',: : : : ',
、:.! / ヽ}`、: :l /.`: : : : : :/ ,: : : : l
` ヽ j:./ /: : : : : : :/ l: : : : :l
ヽ - /:./: : : : : : / |: : : : :l
\ _,ヽ ̄ ̄/: : : : : :/ ̄ ̄ ̄,: : : : :l
`ー ' 、 } /: : : : :/ /j: : : : :l
l l /: : : / / l: : : : :l
/ /: : / `' 、: : |
, .ヽ /: / \l
/:::::;/: / ヽ
____
__,...\_/_ `ヽ、
ー- 、_: : : :`{: : ヽ: : : : : : : :/:ヽ: : \___
/:  ̄: :.|: : : : : : : : : : : : : : V77//////ヽ
/: : /: : : l: : :l: : : : : : : : : : : : :Vr―--、/// 「砂川訴訟」原告の1人は、クリスチャン(新教)なんだよね?
/: イ´: : : : : /!: :.|、: : : : :∨: : : : : :∨/////`ヽ
/ /: : : : /: / |',: :| \: : : :.∨: : : : : :∨//////!
イ: : : : イ、/ |神| \: : :∨_: : : : :.∨/////
l: : : :,ハオ≧、 ',:| , イ\ ̄_、: : : : : l//// でも長崎の市有地にある「日本二十六聖人記念館」だって無償だよ?
|: : :///l トijl リ イ示心ア 、: : : : :|/イ
|: :///八`¨ , 弋z(ソ \:l\: : l: :.|
l/ ` ̄´l\ _ , イ/: : l\!: :| 岩手県奥州市にある切支丹武士の顕彰施設(後藤寿庵廟)も、住民
|: :._>`_` _,.. < /イ: : : | |: :.|
|: \ | / l/ l: : :,イ |: :.| が市に寄付した上で、地元の教会が祭事に利用してるし───
|: :./ 〉 / { /: : :/  ̄`ヾ、
/|: :{ 〈 / ,r-_| /: : :イ ,
l |: :l V{、 ,.:´::l ; : :,' } (あと「殉教者の列福式」とかでも、長崎の県営施設を使ってたしねー)
. | |: :| /:l::ーイ::::::::l l: : l ! イ、
| | _ ─ 、∥´ \
| | > ´ /´ ̄ {`ー-、 ヽ
| |// ´ / | } \ }
∨ ' {/ / / /ハ , || } ヽ |
} ∧ {/ |/\|/| ハ }| }八\} |
/i } 从_ \ ∨/_リ | } リ リ
/. | /`ー⊂⊃ ̄ ' \ ,リ ト、 /
/. | / | } / ̄/ ⊂⊃|/ なんでカトリックに振るんですか? (原告団が仏教僧の例もあるのに)
/ /(i_ノ | i`} / / ノ ハ
/ / 〉, | ハ ::::}ー'_ イ | ヽ
ノ/ { ∨ | }::::}ー、i::レ:i | ∧ 長崎も奥州も、その手のツッコミには市の担当者が「観光振興に貢献」、
/ / | ∨ | |:::}、i_i::i_.{ |L ∧
/ / .八 ∨ | {:::::| }::i_i:::、 、:|、∧ 「文化財だから」と、キッチリ別枠の扱いであるむね説明してますから!
/ / /-\∨ _}:::╋}_i::i_i::ヽ、i_\_、
/ / / {:::::::{ヽ Y::::::::} }::i_i::i_i:ヽヽ }\  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
/ / /  ̄L::{ ー:::: | }:::i_i::i_i::::}ヽ.ノ \ いやそういう問題じゃないから(神) >
_________________/
───────────────────────────────────────────────────────
まあ砂川訴訟の原告氏はいろいろ濃い印象だが、敗戦に傷ついた「皇国少年」こそが、他の属性に優先する原形だと>1は思う・・・
───────────────────────────────────────────────────────
─┼─ |_l \__
─┼─  ̄| ヽ /
| | ノ  ̄ ̄ヽ /
\/ | _ノ \__
<´ ̄ ̄ ‐- __,,,
/ `i ¨> 、
/ :i ! ヽ ヽ \ とにかく神社を愛する日本人なら、モヤモヤした想いは味わったはず。
/ / / :| / ヽ ヽ ',丶丶、
_,. <~ハ / :/ i神/ i ', i i\ `゙
ヘ;:;:;:/;:;:;| ,' ー-/、 /j: /| ∧ | l: lヽ;:} 欧州ではキリスト教が国教だったり政党名に掲げたり、神父・牧師が公務員
t;/:;:;:;:;| i≧x、ン`゙ー// | 7''ーl‐l'" l l;:;:;:》
| \;:;:;| ,.| ミて ≧ミ/ !/,,.ィ杉i /l l;:;:/ だったり王が国教会首長とかもある…政教分離の定義が偏執的すぎない?
| T´( |/ ヾニシ frシ/ / /: リ-'i
| ヘ `t-ヘ ::::::: 、 ::::u /_|/ /: ハ
,' \ \ \, -、-‐ _ ィ / ∧ ヘ
/:i } ヽ ',/ <ヽ_i`i´| \/ / ', \
//| ,xf<ヽ/ ァ-、゙i::::/つ: :/ ,'>ー、ト \
// / fi i: : :/トヽヽ,.-' イ V: / // `ヘ\ ヽ
/" / i ', V`ヽ、`´,イ 'ヘ/:/ / / / >`-、 ヘ
/ / ,' j _,ィ': : : : : :/ } /:/ / / / ヽ r'" く彡 \ ハ
/ / / /V `ヽ=-i l /: { / / ̄/\ Y ,へ、ンKv ̄> ',
/ / //i } ljl[/: : i ,' / /' ̄`l l ゙!ゝ》,.イ ̄ \
(~)
γ⌒ヽ
{i:i:i:i:i:i:} ま、「宗教=アヘン」思想を感じる訴訟ではありますナ・・・でも左翼思想の神通力が、ご本尊諸国の失墜によって
(´・ω・) ホープ
(:::::::) 消え失せた今。彼らに目のカタキとされてきた民族宗教の貴女こそが、一周まわって真打と目されるターンでっせ。
し-J
,.-; __,._;ィ''"
,.-:'':": ̄: :.|´: : : :`:`:.丶. 、
/; :.' : : : : : : |: : : : :.、. `ヾ:.`ヽ、
,.-‐'''"゙/:/: :, . . ,!|`ト、. .`、. : : : \-、
l;;;;;;/,!:':,: : /: : : : :/ ||ヽi.`、: : `: : : : ヽ:`:{
У;;;;/,.イ: .:/: : : : / ! l神! i. `、: :j、: : : : ヾ、`、
i゙;;;;;;;;/イ/:.:::,': :-:ァ'''" j l l`ト-`:.;!:i::. : :.l: :!;;ヾ:、 そうよね。そろそろ、捲土重来を期さなければ・・・
ヾ;;;;;'゙;;;;!:.::;j: :_:∠、_ !j l |_,,,,,Vヾ!::. : l:. :l/ ``
\;;;;;j.::/j: オ゙,、ノ::::| リ !|,.ノ:::::!7゙!:: :.;!: :.!
|゙Y|/rレヘ !;イ_トj !;イ_トi ,'!:: ハ:.l こんなハラスメント臭い裁判に煩わされててたまるもんですか。いっそ神道を
|:::!':::! ` ヾ-┘ └-"' |:./:|j!/ ベ ッ カ ク
|.::l.:;:::`ー;l、 _´_ r-{/:::|:! 国教待遇にしても、大多数の国民は納得する時代だと思わない(使命感)?
!: :l:l: : :::::!:l丶 、_  ̄ ,. イリ:::::::: l:|
!: :.!:i: : : ::!j ,r' ,j` -:i"ヽ |l|::: : : :!:|
|: : l,;i: : : :l:!,ノ | __`| \j:l!: : : :l: |
|: : :l: !: : : ゙! 「 | `!: : : :l: :!
|: : :!:.i: : : i ! l ;!: : : :!: :|
. |: : :/ヾ:、: : :i l j i: : : /: :.l
(~)
γ´⌒`ヽ 願う人は一定量いるかと───ただ戦前の国家神道は祭祀。「非宗教」扱いだった点お忘れなく。
{i:i:i:i:i:i:i:i:} ~~~~~~
/´・ω・`\
/:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:\ 「信仰の自由」を謳いつつ神国のタガをはめるための苦肉の策だったのですが、戦後は神社
/:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;\
/:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:\ が宗教法人化して名実ともに宗教施設となった。微妙にハードルが上がってる。それに・・・
/::多数派こそがお山の大将;\
/:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:\
───────────────────────────────────────────────────────
禁教史に注目すると、憲法20条が少数派を救済し一定の発言権を与えている事実は、やはり重い。改憲のさいは要注意個所だ。
───────────────────────────────────────────────────────
(~)
γ´⌒`ヽ ともあれ。思いますに憲法20条は、明治以後を含め「神国の正史」の中に、萌芽・受容の要素がない───
{i:i:i:i:i:i:i:i:}
( ´・ω・) まして鎖国時代の日本人にとっては、「天地をひっくり返された異常事態」でしかない。
(:::::::::::::)
し─J
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
:.:.:/:.:.:.:./:./:.:.:.:.:.:/:.:.:.:/:.|:.:/!:.:.:.:ハ:.:.:.:.:.:|:.|:.:.:.:.:.:.:.:l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヘ:.:.:.:.:.:.:.:.:. |
:./:.:.:.:.:.i:./:.:.:.:.:./:./:.:./:.:.!:.i .|:.:.:.:| .',:.:.:.:.:!:.i:.:.:.:.:. : |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!:',.:.::.:.:.:.:.:. |
/:.:.:.::.:.!:.i:.:.:.:.:/:.:ハ:.:./i:L|_i_. |:.:.:.| i:.:.:.:.:i .!:.:.:.:.:.:.;|、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.| }:.:.:.:.:.:.: : | 「未来の日本では神社への公的支援が禁じられ、あげく
:.:.:.::.:.:.|:.|:.:.: : i:孑i´,'|| |:.| | `ト:. | !:.:.:.丁弋:`:ト-|、i:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:} i:.:.:.:.:.:.:.:.:|
:.:.:.:.:|: |:.!:.: ´:,'|:| !,' .| i:i ',:.:| \:.:! . ヽ:.:.:.:.| !`ヽ:!:.:.:..:i:.:!:.:.:.:.:.:.:.: | 邪宗門の一味が、神社をお上に訴えてる」ですってぇ?
:.: :.:.|:. !:.',:. : { リ |i i| ヽ| \', .\ | マ:.,':.:.:.:/:.,':.:.:.:.:.:.:.:. |
:.:.:.:.:!:.: ',:.i:.:.:.:! | | _ .| _ヽ .ヽ マ:.::.:.///:.:.:.:.:.:.:.:.: |
:.:.:.:.:.',:.:.:.',ヽ : ', ヽ,,,____,,,,,,== ==,,,___,,__ イ. //:.:///:.:.:.:.:.:.:.:.: : | 寝言は寝てから言うの。んなことになったら、神国も
:.:.:.:.:| ',:.:.:.:トヽ:.',  ̄´´´´ ```` ̄ 〃//レ〃:.:.:.:.:.::.::.:.: : | ,...,
:.:.:.:.:| ヽ:.|:.:..:.\ ///: !:.:.:.:.:.:.::.:.:.: : | ,' } オワコンなの。邪宗の国の、ポチになってしまうの。
:.:.:.:.:| ヽ:.: : ハ i //:. !:.:. : |:.:.::.::.:.::.:.:.:.:.:.| / ./
、: : | !.:.:.:.:iヘ /:. /|:.:.:.: |:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:./ ./
. \:| ヽ:.:.:.:! .\ ― ― イ/:.: / |:.:..:. |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ ./
| .\ :.ヽ、. ヽ イ ./::. / |:.:.: |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./ {/`ヽ,
\ ヽ ./| >.、 , < |, ./:.:./. |:.:.: |:.:.:.:.:.:.:.:.:./ _/´) /`ヽ
ヾ≠\. `´ /.i、/:/ . |:.::.:. |:.:.::.:.:.:.:.:/‐' _,ィ" / /ヽ
,、r´ .| ヽ 、_ - ´ .|/ ヽ . !:.:. : |:.:.:.:. ,' ,ヘ(__ノ , ' ,. }
,、r:´/ .| /、 ,ヽ .| ∧`ヽ.|:.:.:.: |:.::.:.:.:,' } ,゙ー'ーヘ_j
,、r::´:::::::::/. | /ゝ‐‐./ i .| ∧:::::`ヽ:. |:.:.:.:.:.ヽ / ∧
───────────────────────────────────────────────────────
ニホンジン モチベーション
切支丹迫害を、消極的であれ必然とする異教徒は多い。だがその史観から、20条を受容し維持する価値観は生まれうるか───?
───────────────────────────────────────────────────────
ノ ̄〉 ___ _____
|| ./  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄.| | || __ __ !
|| .\ィ} [] [] [] l ̄  ̄l l ̄.! └ └ |
|| | ̄  ̄| l ̄  ̄l! lコ lコ !
||  ̄l. [] [] [] l ̄  ̄l l ̄.!___ ___.!
|| (~) l ̄______ ̄| l レl.┌─┘└─┐
|| γ´⌒`ヽ .. フ `>r‐‐, r‐ヘ < \´ / / .二二| |二二
|| {i:i:i:i:i:i:i:i:} .< ./ ! ハ } \ > ¨´ .|_______|
|| (´・ω・`) . ` `¨ `¨ ´
|| (::::::::::::)
||__| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|__E[]ヨ_____________________________
.└──| |───────────────────────────────
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
___
´二ゝ、\-‐:::--..,┛┗ -‐-、 piki piki !
/::::::::::::::::::::::::::::::::::: ┓┏::::::::::::ヽ
/://::::::!::∧:::::::::::::::::::{l{:::::::::::::::::::l ・・・あ? 「第20条」なるものの時代が来る? びっくりするほどディストピアなの!
i/:::{{::::/__i/ ∨__:|:!:!::::}ヘ:::::::::::::::::|
レ'VllV ● ::::::: ● 从:::イ \::::::::::::|
ヽ从⊃、_,、_, ⊂⊃::ノ |:::::::::| 邪宗は踏み絵で選別して斬首に火あぶり、水責め・俵責め・蓑虫踊りに穴吊りと、
(⌒ヽ__ |::ヘ ⌒ (⌒ヽ__ |:::::::::|
``y:::トヘ|._>. __...,..ィ``y:::::|ヽ |::::::::| 拷問フルコースが定番なの。どういう前史があれば、20条なんて許されるの?
/::::/ / ┬ヽ只/ ∠/:::::/ 丶 |:::::::l
`ヽ<..ヽー┤|ヘ /|├:j`ヽ< ノ |:::::::|
l .::/| ::∧ :|:::::::::: //::/| :| :| Vい \ \
u. | ¬ト、_| \八::::::::::::://::/ :| ::/|:ィ∧ :iハ│ / / オーマイガー、いつの時代から迷いこんだ魔王デスカー?
|:::::::L.斗≧ァ<\::/ .::厶斗≦| / |: i八| \ \
:.. :::::〃 ん'//し /\/ ん/ しヘ |:: | | \ / / 日本国憲法をスタディして、出直しなサーイ
:::::.. Ⅵ{ ih{ :::::} i u. ih{::::} i }Ⅳ::/ │广⌒゙ 〈 〈
::::::\(こ乂____ソ 乂__ソつ厶/::: /|/ 〉 〉
ハ ::::::::::ゝ : : : : . ' : : : : ∠:::: .イ 〈 まずい余り物のGHQチョコあげるから、二度とその
|人丶::::::\: : : : :u. : : : : /:::: イ:リ 〉
:::::::\::>⌒ ⌒アT|/|/ つ // デンジャラスなフェイスは見せないでクダサーイ
:i圦 ⊂ニ==ー- イ::: i八 っ /
\ :|i::个ト <::i::|:: i \
⌒丶、_ノ⌒丶、_ノ⌒丶、_ノ⌒丶、_ノ⌒丶、_ノ⌒丶、_ノ⌒丶、_ノ⌒丶、_ノ⌒丶、_ノ
○
о
。
(~) エラソーナコトイウヨウダケド…
γ´⌒`ヽ
{i:i:i:i:i:i:i:i:} ユダヤ人差別や黒人奴隷にも、「当時は合法」というエクスキューズがあります。江戸時代の禁教令も然り───
( ´・ω・` )
(:::::::::::::) 「当時の必然性」を肯定するのは簡単ですが、ではなぜ今はダメなのか? その自問自答を欠くのは不均衡かと・・・
し─J ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
───────────────────────────────────────────────────────
因みに改憲をめざす自民党の有力な支持母体である某神道団体は、わりとガチで祭政一致(事実上の国家神道復活)に意欲的だ。
───────────────────────────────────────────────────────
単なるAA上の表現デス
↓
:γ´⌒`ヽ: プルプル
:( ;ω;): なにしろ「昔は良かった」という人間の情念は、本能レベルで つきまとうものですしおすし───
:(:::::::::::::): カ ミ
: し─J: >1だって保守派だから、そこはよく分かる───「去ってしまった神国」への、郷愁ってやつは!
ii!i!i!i!ii!;.;i!i;..;ii;i;:..:ii\  ̄`丶、.;.i!;;.;.i!i!;.;il!;;.lii!;l!;.;!ii!;.;;.i!;.;/ /;ii!;..;.i!i!;.;i!;;.i!i;.!ii;.ii!
iliil|;il;ii;.::ii;.:; .:.i;;.:.i__\ \:. \;;.;i!i!l;.ii!i;.i!il;i!;.;i!i;.;.;..ii..′ /.;ii;.:ii!;.;.:.:i!ii:.;ii;.;ii!:ii:i!:ii!
ii;;ii;i;.ii;.;;.ii;;.:., ´___  ̄`ヽ、 )-‐…‐ -‐…‐- 、 | _厶====‐- 、;.;ii;..:ii.:ii;i.:ii!
ii;;ii;;i;.:ii;;..:i/ , -=ニ  ̄..: .: .: .: .:.:.:.:.:.:. .: .:.:.:.:.:. :. ´V^L -‐…‐-ミ \;. ii:.ii:i:.ii
i;.:ii;.i;:.ii;...:.:./ , -‐.: .: .:.:.: .: .: .:.:.:.::::::::::.::.:.:::::::::: :.:. :. :..V´ `丶、:ii:.;.;.i\ ヽi:.ii:.:ii:
;;.;ii;;i;;..i;. :./ / / .: .: .: .:. .:.:.:.:.:.:.:.::::::::::::::.:.:.:.:::::::::.::.:.. :.:.ハ、 \;.;.i:. .;ヽ、‘;ii:..ii:
;.;ii;;.i;; ;; :.′.′,:′ .:/ .: .: : .: .:.: : .:.:.:.::::::::::::::::::::::::.:.:.: :.:. :/i \ ,ハ.;i:..:.;..i:V∧:.:ii すべてはアメリカの陰謀なの・・・
;;ii;;.i;; .;;.:i i ′ .:/ 〃 .: .:.:|:. .:/.:/| .:ト、:l:. .:} :l: :.:. :. |:.;i.;.\ │;. .;..i:.:.:, :,.;ii
.;ii;..i;;. .:.:| |ⅰ :/ :|l:. l .: :.|:.:/.:イ│.:| | |:. .:ハ:.|:..:i:. : │;i;. .;i.:\ |i;. .;. .i;..:.} ;;ii
;ii;. i:.;. | | |: ;イ:. :八:.│ .:」厶斗tヘ.:{ }:l|.:フ7 jト、i:. i :j .;i;..;.i :. .:.`i;. .;. .i:.:,′′i 戦後デモクラシー? そんなの神国が精神的に去勢
;ii;..i;.:. .:! , レー|:. .;イ ヽ| .:vィfテ抃´{ }ル巧テメvj:. i ′ii;. .i. .: .;.;; .;. ;. :.イ/.;. ;i
ii;..i; :. .; :, ! .; |: / | .:代:.:.:从 込タ.: .:::::::: :.込タ 介jレ゙.:;.;ii;. .i. .:. .;;.:. .:/イ.:. .;..;.i され腑抜けとなりはてた醜態の、ゴマカシなの───
ii;..i;. .;:. ′ i...;..:レ゛ V/,'| )ハヘ .: .:.::::::'::::::.:.:..:. ムイ.: .;;.;ii;ブツブツブツブツ.:.:. .;. i;
ii;.;. .;.; .:.:..\,: .;.;. .;.. V/|...;..,.;.:} }>、 .:.:::ー:::::.:..:イ ii j.: .:.:;. i;. .:; .: .;. .;. ..:. .;. ; .: .;;. i;
i;..;. .;.;. .. ;. ..;.;.\.;.;. .;.;. ..:v.: ;. : :乂 「 ≧=≦〔、jノjノ.: .:.;. :i;. .;. .: .: : .;. .;. :. ;. ;. .;; プレスコードガー、WGIPガー……
i;. .;.:;. .;. .;;., .. .: .;. .;.; .; .. :._ イ .:.::〈 r‐┐ /.:.:`丶、.: .;;. .;;. ;.;. .:. ;.;. .;. .;; .; ; .:. .;;
.;. .;.;. ;:.;. .;.;... . ;.:.;..:厂 ̄l「l〔_.:.::::::V⊥V:.:.:::::.:.:.. 〕j´ ̄`ヽ .:;. .;. .;. .;. ..;.; .;. .;.;
───────────────────────────────────────────────────────
くわえて禁教の正当化史観は、現行20条と相性が悪い。おまけに わが国には、「反米感情の根深さ」という問題がついて回る。
───────────────────────────────────────────────────────
./l .,イ,イ .,イ
// レ レ // .,イ
./ ニニフ // //
// /' // ,イ,イ ,イ
、二二フ // レレ //
./' /'
\\
ヽ、 \ \〉
` ー ゝ }゙ヽ
__,. ---───‐‐‐┐ 了 ゝ
\ 20条 | ハ 》
`-- ─ー‐‐─‐--=! { ,r'
_ . ∧ i /
/{ . / / ∨ そんなクソいまいましい悪法は9条ごと、
/ 了 . ____ / <
《 ハ \ ソ / ∠> /| 「占領憲法無効論」で、こうしてくれるの!
ヽ } . Σ ̄ ̄ ̄ \∧ .|/| , ‐'゙ /
ソ . > > .| / ヽ ∧ _,.. ‐´ ''´ .... ヽl ,、( l/
.  ̄\ | |/ ゝ/ / ̄ ̄Σ ノ_,. -''´ ^ヘヘ`~ ⌒`ナ゙`ヾ
Σ ̄ ̄ ̄ ̄. \ | ./ //三三< ´ Oo ハヽハヘヽハ ヽヽ エイッ !
.  ̄ ̄ ̄ ̄\. \ .| / ///三三三Z O ゚o _ _ (. i、-'ノシ ) )
/ ̄ ̄ ̄ ̄ . \ \ |./ //// \ o O ゚ラ仁こf..|Fi(^> ' ´
7´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\\ V !/ //// \ /\ Oo゜ /ソ、j、iヽ)
./ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\\\ V.//// | \l .... '<_)!<_)~ ヽ
}:三三三三三三三.×\\l.///×三三三三三三三:{
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄` ー――'  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
───────────────────────────────────────────────────────
カウンターパート
左 翼 思 想 が退潮した現在。改憲の過程でこれらの要素が化学反応を起こせば、国家神道系の国粋主義にも復権の芽はある。
───────────────────────────────────────────────────────
サ ワ ヤ カ ナ エ ガ オ ー
/
' `∨7r'" `ヽ
/ \ \ \ ≦´ ̄ ̄ `ヽ::::::ヘ
´ / l \ \ ヽ ヾ 、 ',:::::::
ィ─‐- 、 / ' .|\ \:::::::..\ ヾ::::. !::::::! .. ・・・と、いうわけで───おいこら邪宗門ども!
< \/ i i i l .:| \:::::..... \:::::::..ヾ :::::::::', /:::::/
 ̄`入__才:. | ! ./ ∧.!:::::! \::::::|ーヽ:::::::ヘ:::::::八 /::/
,イ _ノ ,〃 /.:.:| !/ /:::::ゞ:: .ヘ. \,| ㍉:::::',::::::::::i爪ゞ´ お前らも心を入れ替え、公式行事での神社拝礼を義務とせよ。
/イ´/ / /::: / l.:.:| ! /::::ヽ:::::::| ヘ ヾ ヾ从::::::::| |
. /::::/ '::::/.:.1.:.!,人::::::: ',\ | ′ ,>====z,::: . | | 明治憲法の系譜に則り、白人のための宗教に枷をはめるの♪
/:::::: ,' !::::::ハリ:: j ::::::\::::::ゝ\ r'" }::::::| |
.′::::: l::::: !八ソ:::::::::::: \} ,>===z ゛゛゛゛゛ !: : | ∠ W G I P
. {::::::::::i ',::::l .i :::::::::::::∧ r'" ヽ 八:::i | 全日本人を米帝の洗脳工作から解放し、神国に面従腹背する
!:::::::::::. ∨ !:::::::::: /:: :, ゛゛ ─┐ / |:::, |
ヽ、:::::::'ー─- 、 ′::: ::i ::::::\. r'" | / .!/ .| 輩を滅却した後にこそ、あるべき真の祖国が再生するの♪
ー──一'" ヽ:::: |\:::::: \ \ ノ ,/ ,リ ',
\! \::::::ヾ>=─---- イ >'" ̄7
\:::::\  ̄>< ̄ / \
, -──‐`≧z、/ \ イ`ー───- 、\
∧ / lllll llll \ / .!
{ .入 r'" ̄ ̄`> llllll llllll <´ ̄\ i ,j / .| `ー─一─一─一─一─一─一─一─一─一─一 '"
_ノノ¨\
Y´ノ⌒ヽ. ヽ っ
. _ ノ(从リリノ) ' _ っ
れっつ l∨lリ≧ω≦リソノ いゃー!
. , -=≡ミx、
. 〃 -‐ ' ヽ´ ̄`丶
. ∥ / / ハ ヽ ヽ
{{ イ / |i .} } i ∨ハ オーノー。反米ルサンチマンを 煽ったあげくの反動キタコレ!
/7 |ノ八 ./`ヽ∨ │ }
レNヽl● ヽ/ ● | i |
. { i ||_,、_, || ! 7ト | ウォーギルトインフォメーションプログラム
. /⌒ヽl ヘ ||ゝ._) || レ/⌒i | 「 W G I P 」 なんて、「地脈を断つ棒杭」と目クソ鼻クソ。
\ .| | >,、 __ イァ/ ./ |
. \| | :::\;;;╋;;;;;/ヽ=/ :| フォース ノ カンコクメン
. | |i:::::::ハY||Y;ハ:ヾ::ノ } :| 「甘えの構造(by 秦郁彦)」がもたらす、被 害 妄 想 デース。
、-‐- 、 ,..--:::‐-/、ゝ二 `
,r':::::::::::::::゙i<:´:::::::::::::::::::::::::::::::::::\
l:::::::::::::::::::}l}:::::::::::::::::::∧::!::::::\\:゙i
|:::::::::::::::::ヘ{::::!:!:|:,r'∨ 三゙ii!、゙i::::}}:::i どのみち靖国や国旗国歌にケチつけてるだろ、お前ら?
|::::::::::::/ ト:::从 ○三三○VllV'/
|:::::::::| (,::⊂⊃ 、_,、_, ⊂从,r' どうみても極左の活動家と同類項なの(怒)
|:::::::::| ii::l:リ i__i ノ::|
|::::::::| ゙il゙iiィiィ ..,...__ .<_____
l:::::::| ,r' イン、 ゙i只,r'┬ |::::| 〉
|:::::::| /,ミ_:::j::┤|゙i ヘ |::l´ ヽ ̄ ̄ ̄ ̄
, ―― 、
/ ヽ
/ ノ
_ y___
., '´ ミヽ、 だからってクリスチャンに神道への忠誠を義務化するのは、ナンセンス!
/ / / 、.ヽ\
/ ./ .l ! l i \
i ! l l l l ハ それに「押しつけ憲法」論争は、戦後の皇室をもディスるブービー・トラップ。
| | レヽl弋人V,ノソナンレ l
.! .! .! 。> <.{ l 。
'. | ! l .V. l 。 ラスボス
i. l ヽゞ __, ⊂⊃| マック元帥とフ・レ・ン・ドして新憲法を「夢がちゃんとある」と許可した顧問は誰?
|. l l / 1 ノ l
/ | l |) {___ノイ | i | ! メグネエ タロウマル
/ /´l lー― v-「::3ヽ l l. _|_ ユーの偶 像、そう昭和天皇! かくして「皇室=アメリカの 走 狗」理論の成立デス!
/ .l ,r'―- [;;;>{ };;]::l `i l. ,亠l.l.l
/ メo./ 、 }//╋::::ヽ∞' / 、 \
/ / / / `ーv-J;;;;;;;;;;;;;;;;ノ V し、__,__}
/ / / /:::::::::::::::::::::::::| /
___
´ 二ゝ、\-‐:::--.., ,. -‐-、
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::`:>/:::::::::::::::ヽ そんな不敬な理論は、考えるだけで不敬なの。考えたら( ピー!)なの───
/://::::::!::∧:::::::::::::::::::{l{::::::::::::::::::::l
i/:::{{::::/ノi/三∨ヽ:|:!:!::::}ヘ:::::::::::::::::|
レ'VllV ◯三三◯ 从:::イ \::::::::::::| とにかく「国民主権・天皇は象徴」は間違った占領憲法だから、ノーカンなの!
ヽ从⊃、_,、_, ⊂⊃::ノ |:::::::::|
|::ヘ i__i .リl::i |:::::::::| 日本は天皇を中心に回る神の国(※)だということを、国民にしっかり教育するのっ!
ミ_ ̄ ̄ ̄).,.ィi/ l:/ |::::::::| ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ミ_―――'只/∠イ:::ヽ .|:::::::l
l::| ヘ /|├::j:::::::彡ヽ .|:::::::| (※)「神の国発言」…2000年5月15日、森喜朗首相(当時)。
───────────────────────────────────────────────────────
現行憲法無効論は必然的に、「国民主権は、明治憲法の改正限界を超えているから無効」という理屈に行き着く。だが「待て・・・占領
オミコシ エリート
憲法を上諭した昭和帝も、責任者だ。皇室の発言権はイラネ」となる。国民も皇室も蔑ろにした、「忠臣」の腐敗専制の一丁上がり。
───────────────────────────────────────────────────────
───────────────────────────────────────────────────────
中東イスラム世界では奴隷制すら復活した。現状を汚辱とみなし「あるべき過去」への盲従を強いる心理は、バカにできない。
切支丹迫害を是認する思考に、自らを鞭うつ思想警察(特高)の台頭を是認する・又は否定の論拠を捨てる一面があるのは確かだ。
───────────────────────────────────────────────────────
. , -=≡ミx、
. 〃 -‐ ' ヽ´ ̄`丶
. ∥ / / ハ )└ヽ
{{ イ / |i .} } i ⌒、 ハ ・・・ 以上の寸劇のとおり戦後デモクラシーのキーストーンは、実は「信教の自由」なのデス。
/7 |ー'∨ /`ー∨ │ }
レNヽl● ヽ/ ● | i | 反米エクスキューズの「軍隊放棄」なんざ飾りデス。神国のウヨサヨには分からんのDEATH!
. { i⊃ 、_,、_, ⊂⊃ 7ト |
. /⌒ヽl ヘ ゝ._) レ/⌒i |
\ .| | >,、 __ イァ/ ./ |
. \| | :::\;;;╋;;;;;/ヽ=/ :|
. | |i:::::::ハY||Y;ハ:ヾ::ノ } :|
l) ともあれ>1の結論。「日本は依然として神国。神国を暴走から守っているのが、第20条」です。
|`ヽ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
γ´⌒{i:i:i:}
( ´・ω) 自民党の20条改憲案には、神社がらみの裁判対策なのか「儀礼・習俗は、宗教と別枠」との文意が盛られています。
( ::::::)
し─J 改憲のさい手柄のある支持団体への論功行賞しだいでは、線引きを巡って今まで以上に息苦しい問題が生じるかも?
( 現行憲法および自民党改憲案比較表 : ttp://www.dan.co.jp/~dankogai/blog/constitution-jimin.html )
───────────────────────────────────────────────────────
改憲が可能になれば、20条も「9条バリアーに守られていただけのヌエかどうか」が問われるだろう。そして「ヌエが去ったらゴジラ
来襲、日本オワタ\(^o^)/」となる可能性も、ゼロではない。禁教という史実をどう解釈するかは、国運を決めるカギかも知れない…?
───────────────────────────────────────────────────────
ノ }
ヽク ノ }
__,イ|__ ... .ィ ヽソ
, :<´ : : : |: : : : :ー<..
/: : :/: :/} :小: : : : : : : : ≧ー
__,/ /: : /: :/ ,|神 ∨| : : : : : 廴
f´/ }:/.: :.ム斗' | /| `ヘ}ヽ: : : : ヘく
∨ ,イ: : :{ :/ j/ V | : : ∨
ヽ、{∧ 圷旡≧/ / /≦乏ア:| ト、:ハ
|:ヽ}ヘ:/ | |/ / / / | | Ⅳ |:「ヽ} ワタシ
|: :|:`ー.、| | , -- 、 | | {ム/:{ 以上、可哀想な神道の身の上話でしたっ!
|: :|: : :|:|> 、ー'⌒ー'_. イ: : |: :|
|: :|: : :|:| ,.≦厂 「x |: : :|: :|
| : ', : :',|/ {___7`ーl: : :|: :| つ づ く っ!
|: : :', : :| | .′ |: : :|: :|
| : : :',: :', 、 '. / :| : :′:!
| : : ∧ :ヘヽ、 Ⅴ ,. イ| ∧ : |
| : 〈 ヽ:ヘー r‐ァ―-く/ 〉:|
|: : :|\_{ヽ{ ハ ,イ_/l: l
|: : :{三マ\__/¦\_/ |三イ} |
|: : : 7 { / } }´ ', :│
_l . , -=≡ミx、
\ 〃 -‐ ' ヽ´ ̄`丶
< ∥ / / ハ ヽ ヽ
. / {{ イ / |i .} } i ∨ハ
. /7 |ノ八 ./`ヽ∨ │ } ワッツ? 脈絡もなく再登場、お涙ギブミー・
レNヽl● ヽ/ ● | i |
. { i⊃ 、_,、_, ⊂⊃ 7ト | スタイルでミーの十八番を横取りですカー?
| ヘ ゝ._) レ i |
| |/⌒l、 __ イァ_i | :|
| ./ /;;;;╋;;;;;/::::::| |ヽ :| ダーティさすが異教徒ダーティでーす!
| l l::ハY||Y;ハ:::::::| |:::} :|
(~)
γ´⌒`ヽ と、とりあえずそのガイジンなまりの芸風は、今回限りにしようね。
:::::::::::.: . .. {i:i:i:i:i:i:i:i:} . . . .: ::::::::
:::::::: :.: . . /彡ミ゛ヽ;)ヽ、. ::: : :: そんなわけで───
::::::: :.: . . / :::/:: ヽ、ヽ、i . .:: :.: :::
 ̄ ̄ ̄(_,ノ  ̄ ̄ヽ、_ノ ̄
___________|\
[|[|| To Be Continued....! >
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/
<おまけ>1/2
(~)
γ´⌒`ヽ 今回はここまでです。おつきあい頂き、ありがとうございました。
{i:i:i:i:i:i:i:i:i:}
( ´・ω・) まあ改憲の機運そのものは安保法制が改正されたことで当面、鈍っている印象もありますね・・・
(っ(,,■)
ノ~~~じじ 蛇足ながら先日の「軍艦島」世界遺産認定さわぎの件について、ちょっと触れておきたいと思います。
,,,,,,,/´・ω・` \,,,,,,,,,,
──────────────────────────────────────────────
ビジネスジャーナル
「政治介入&疑念まみれで『汚れた』世界遺産 軍艦島登録に地元・長崎が猛反発の真相」
ttp://biz-journal.jp/2015/09/post_11552.html
──────────────────────────────────────────────
記事によれば今回の「産業革命遺産」の件、もともとは「長崎の教会群とキリスト教関連資産」の申請となるはずだったものが、
首相官邸の異例の介入により、強引に割りこまれたのだとか。文化庁も長崎の県・市も、このゴリ押しには反発していたそうな。
教会関係者には「日本の近代キリスト教史からみて、節目の年だった」という思い入れもあったとかで───しかるに首相官邸側に
政治力で押し切られ、産業革命とは脈絡のない吉田松陰の松下村塾までネジこまれる始末(まあ首相の地元なのはお察しですが)。
イコモス(国際記念物遺跡会議)からは「重工業だけに絞れ」と言われたのに、首相の意向でしつこく残したとも言われています。
然るに安倍政権をベンチマークしていた伏兵・韓国に、軍艦島の「強制労働」なる言いがかりで横槍を入れられたのはご存じのとおり。
最終的に、世界遺産には登録されたものの。相手にしてみれば「世界の満座の中で、日本政府を罵る構図」さえ得られれば、目的は
達成できるわけで。首相肝入りの世界遺産候補は、認定の行方をいわば人質として韓国に取られ、お祝い気分は台無しにされました。
日本国民の反発は韓国だけでなく日本政府にも向けられ、「おともだちに華をもたせようとした」首相の思惑が裏目に出た格好です。
(2/2に続く)
<おまけ>2/2
安倍政権の韓国への怒りは想像に難くありませんが、そもそも首相のこだわりに起因する日本側の不協和音こそが、韓国に攻撃の
糸口を与えた気もする。禁教の歴史を背負うカトリック教会を無造作にしりぞけ、海外の共鳴を得にくい愛国ナショナリストの史跡には
無理筋でお墨付きを与えようとした───信念というには粗雑な「講談史観」の無神経さであり、韓国には つけいる隙に見えたはず。
もちろん安倍首相の「吉田松陰への思い入れ」と教会への無関心は、歴史修正主義ではない。日本人のありふれた価値観の範囲内。
しかしそれ自体、本スレで触れましたように近代思想の重要案件である「信教の自由」を矮小化しつつ、「神国の英雄史観」を無批判
に「近代」につなげた代物といえる。今回のトラブルは、大げさにいえば「近代日本」の定義を曖昧にしてきたツケなのかもしれません。
安倍首相は胆力もバランス感覚も持つリアリストですが、身内にすら無教養を指摘される人物。良くも悪くも理念型の政治家ではない。
ミーハーなのはご愛嬌だが、縁故政治に走りやすい。今回の件はその弱点を露呈したと思う。「理念」と「利権」を分別する見識に乏しく
下心のある取り巻きが群がる・・・支持者ですが、戦後レジーム脱却とやらが厄介な特権層をも生む危険度の高さは、警戒しています。
::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;;;;;::::::::::::::::::::::::::::::::::: ┼ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::*::::;;;;;;;;::;;;;;;;;::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: │ ..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ∧ ..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.... i i ..::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: * ::::::::::::::::::::........ /\.__________ ...:::::::::::::::::::::::::::::::::。:::::
:::: ::::::::::: ...::::::::::: ::::::::::::::::::::::.......... / _____ \ ヽ、...::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::: * :::::: :::::::::::::::::::::::::::...... i i::i::i |  ̄ ̄ ̄i ...::: ..:::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::: ..::::::::::::: ::::.. ::::::::..... _,,(⌒;;);;) i::i::i | ┘ ┘ i;;) ...::: :::: :::::::::::::::
::::: ::.... :::: :: : :::::::: ::.. ..... (,,,,,;;;; --` -- (;;;`;:;;;⌒):,,,,, ..: ...::: ::::::::::::
,,,,---;;;;:::::::)''''''''''''''"""""~~ / ヽ ""'';;'''''''''''';;:;`;:;;;:;
〜以上〜
PS.今度こそ次スレは、埋まる前に建てます。
エタらないのは非常にありがたいのだが、伝聞の伝聞であることないことを書き続けて
本筋を進めるのを引き伸ばすのには何か意味があるのかね
時代が時代だから、一次史料の幕府の記録や現場で目撃した第三者の日記等だけだと
さしたる内容にならないのもある以上、その辺の胡散臭い資料を当てにするのも止むを
得ないんだけど、「預言」電波を脳内に受信してしまった大工一家の自称婚外子が自分の
「預言」を否定しないために刑死したのとは違い、何等意地を張って死ぬ必要のない一般
信者へ、狂信者となって死ぬことを強要していたのを自慢してる様にしか見えんのだよ。
あと、戦後の神社に対する訴訟については、神社の収入源を絶つことで経営を悪化させ
宗教法人格を脱税用に買い取る暴力団と原告団との関係もあるから、原告の表向きの立場
だけでやってるわけでもない。
ついでにいえば、バチカンはナチを支持していて、米軍で無差別虐殺を指示した者
その実行犯になった者、とりわけ原爆投下した連中は散々GODの御名を口にして
自らの罪をGODに擦り付けてきたから、戦争に協力していた日本の教会も含めて
そういうのは皆同罪だよ。
大体日本の裁判所や国会では明治の頃から神棚に宣誓していた訳ではない。
おつです
ああ、自慢してるようにしか見えない人がいるのね
自分は政府等からの恐怖感おぞましさの方が先に見えるからなぁ
神風とかムラ社会とかも嫌な人なんだろうか
世俗君主を認めず、国王に従わないって時点で、イエスの教えにも聖書にも背いているって気づいてないんだね
>>829
大工一家の自称婚外子ってあれただの誤訳だぞ
実際は『処女』じゃなくて『美人』『若い女』という意味の言葉で生前処女懐胎なんて主張してない
あとイエスさんの電波発言はほぼ後世の神格化のためのもので、本人はいたく真っ当に活動してて電波ちゃうぞ
お、投下あったのか。乙です。
帰ってからゆっくり読まさせてもらいます。
>>835
「乙女」みたいなものか
>>832
まったく感じない
>>835
本人の説法など100年後に成立した古教会の教えには反映されてない
聖書は正典儀典合わせて数十種類存在するが「本当の教え」なぞ存在しないといわれてる
投下乙だが
相変わらず独自路線だな
禁教の具体的描写は同時期の欧州の異教徒への弾圧に比べれば「まったく優しい」
あくまで「殉教」の異様さに為政者側がたじろいでる様子が伺える
>>759
こんな事を言っちゃう宣教師はアウトだろw
>>792
モンテスキューは典型的な後付、同時期のフランスの事でも語ってくれとしか言えない
後伝聞の悪口はいだたけない
憲法20条の件だが
>798で「この条文の最大にして実質的な受益者となりうるのは誰か?」とか言っておきながら
>799で「そう、疑う余地もなく切支丹である。その総数は明治以降の新教その他を含めても、人口の1%に満たない絶対的な少数派だ。」
とは人口1%とは矛盾してないか?
優れた教えなら明治以降太平洋戦争後には爆発的に増えてないとおかしい
>>803
ダグラス・マッカーサーはモデルに選んだフィリピン憲法の通りの日本(素朴な農業国)にしたかった?
日本軍のフィリピン占領は事前調査も無い場当たり的な代物案の定激烈な抵抗運動になったわけだが
これはナポレオン戦争時のスペイン占領と変わらんね、ラテン系布教運動には何か熱狂的な宗教運動は備わってるのかな?
フィリピンはアメリカの理想通りの独立国になったが戦後ぱっとしない国になった
南ヨーロッパや南米と同じラテン病になったと言える(キリスト教信仰国で謙虚な)
>>823
被害妄想かは知らんけど戦後「売国奴」が様々な影響を社会に与えてきたのは事実
秦郁彦は「はじめに結論有りき」でモノを語る学者モドキ、真に受けてはいけません
>>822
カウンターパートに思想を置くのはもう時代遅れと知れ(左翼思想自体がもうゾンビ思想)
W G I PはGHQの占領政策だったかもしれないが独立後を語るには不十分
日本の戦後を語るには馬鹿にした考えだな
>>824
森首相が言っていた事を充分捻じ曲げて言っていたマスコミを言う事など信じてはいけません
彼の「神」の定義については神道以前の素朴な精霊信仰だと思ってる(八百万の神)
最後の2行は被害妄想、明治憲法の改憲可能性についてはまだ議論の余地は残されてる
>>825
>中東イスラム世界では奴隷制すら復活した
随分イスラム教徒を馬鹿にした発言だなw 当のイスラム教徒すらISIS(ISIL)は邪教と言ってるのに
>>826
信教の自由(20条)が破棄されて国家神道が復活するとは論理を思いっきりジャンプした結論だな
国家神道を復活する大儀など現代社会には無い
>>827-828
これは「蛇足」
だが>1は本当はコレが言いたかったかもしれないな
コレについては情報が少なすぎるため何も判らない、単に安部をディスってるようにしか見えない
>まったく感じない
>あくまで「殉教」の異様さに為政者側がたじろいでる様子が伺える
まったくじゃないということでok
99%の神道やらの勢力は元々優位にあったから今更信教の自由と言われてもさして変わりなく
キリスト教は今後弾圧される可能性が無くなったと言う意味で利益を最大に受けるって意味でしょ
USAでも信教の自由を得ることで、今後キリスト教がマイナーになっても弾圧されない権利を勝ち取ったという見方もあるし
森首相の発言に関して当時のマスコミの発言をさらにエキセントリックにしているってのは同意
>我らは、日本の皇帝(征夷大将軍)を認めません。
>我らが崇拝するのは、ただ天におられるデウスの神のみです。
そりゃキリシタンが根絶やしにされるのも残当だろ
>>846
>832のレスは安部の話かと思ってた
軍艦島の件は基本「どうでもいい」 翌年の申請は長崎の教会関連なんだけどな
申請が早められたのは単に近年吉田松陰がクローズアップされただけじゃないか?
長崎市長はキチガイの部類、国に反抗するのが格好良いとでも思ってんじゃない
あと禁教の弾圧を見ても棄教に対して異常なまでの抵抗が為政者に恐怖心与えたのは江戸時代の特徴
頑な過ぎて「殺菌」でもしなければ秩序が乱れると思っての行動だと思う
キリシタンの行動は異常だよ
キリシタンが異常ではなくて、キリスト教の社畜になったという印象
この点においては自分も日本がキリスト教国になった所で合理化は無かったと思う
なんで、作者の今後の話の行方に興味がある
ありそうもない可能性だけなら、誰でも言えるよね。
逆に、我々としては、20条がなくなったら、キリスト教徒にヒャッハーされないか不安だわ。
そもそも、西洋でキリシタン同士が殺し合いし過ぎたから、できた概念だろうに。
信教の自由って。
問.今でも信徒同士で殺し合いをさせている一神教の神様の名前は何?
問.憲法遵守を貫いている穏当な神道系君主は誰?
問.近代憲法や政教分離に最後まで反対して、独裁者やファシストにアシストし続けた組織はどこ?
問.ナチスといっしょになって、ユダヤ人の迫害を助長し続けた宗派は何?
問.当時、ザビエルを始め、地球の裏側まで行って異教徒を焼き殺し続けていた組織は何?
問.根本的に、他の宗教の存在を認めない教義をもつ宗教は何?
しかし、礼拝や神社への態度で揉める程度なんだよな、国家神道とやらも。
片方、信教の自由が憲法で保障されているのに、現代でも銃で殺し合ってる近代国家って…。
我々は、相手の聖典を焼いたり、モスクに手りゅう弾を放り込んだりしないよなあ…。
どっかの自由と平等と博愛の国みたく。
あと、信教の自由の最大受益者が、キリスト教徒とかそれはギャグで以下略w
信教の自由ができる以前の、キリスト教徒は生誕から埋葬まで、カトリック教会組織に
全ての人間が管理されてきた。
信教の自由が生まれてから、宗教を取捨選択する自由が生まれて、
キリスト教は精神世界の唯一絶対の王者の地位から転落した。
後は、本場の西洋でも深刻な教会離れや、聖職者のなり手の不足が社会問題になっている。
ようは、信教の自由で、自由に選べるようになったら、西洋でも減少していってるのがキリスト教。
1パーセントを超えないのは、鎖国のせいとか被害妄想・八つ当たりも甚だしい。
日本で国家神道の復活なんて、ありもしないファンタジーを心配するより
時代に合わせて聖職者の結婚を認めて、児童の性的虐待を防ぐ方が先決だろう。
神道や仏教では、普通に時代に合わせてやってる。
銃と暴動と迫害の国か
移民受け入れは失敗でした、と欧州がとっととギブアップをしてくれれば
第三次世界大戦も遠のくな
自分たちの迫害や差別や虐待、反近代の膨大な流れを棚にあげで
一方的に迫害を受けて被害者面して、近代思想や信教の自由の担い手みたいな顔で
他者を大声で非難する厚顔無恥はなんなんだろうね。
西洋ではまず、教会の支配から逃れるのが近代化であり、精神の自由化だった。
最初の指導者の教えや、日本の真面目な殉教者をダシにして、宗教組織がやらかし続けた事を
誤魔化したり、責任転嫁するな、と言いたいわ。
>>851
同じ島国で大航海時代にキリスト教を受け入れたフィリピンを比較にすると良いかもしれない
一歩間違うとあんな国になるかも知れないと考えれば良い
第2次世界大戦中日本に激烈に抵抗したのは東南アジアに移民した華僑とフィリピン人くらいだ
確かに「文明化」されてたねフィリピンw
>>852
自民党の改正案では信教の自由を廃止するとは思えない
ただカルト排除は条文で決めないとこれからの日本では立ち行かないと思われる
>>856
日本の宗教界でも後継者不足は深刻だ
誘惑が多い現代社会でも宗教的生き方は重要だが誰でも安易な方向に流されてしまう(新興宗教はソコを突いてる)
信教の自由の最大の受益者は「新興宗教」詐欺師が始める事業で一番容易いのもそれだから
外国でカルト認定の某政治団体とか創始者はどうみても詐欺師だよ
結局のところ、西洋を規範とするなら、西洋のように信教の自由を保障するために
教会組織の影響力を排除しなければいけないって話しになる。
信教の自由が最大の保護者みたいな話しだが、宗教の自由化が認められれば
聖職者の婚姻も認めない、古い体質をいつまでも引きずった宗派が落ち目になるのは
火を見るよりも明らか。
迫害の心配よりも、宗教自体が、そもそも精神文化の一部に転落して
近代国家からは、消え去っていく運命を認めた方がいい。
殉教史でいくらゴネても、太平洋戦争でゴネてる中韓国人と同じ程度にしか思われないわな。
衰退や非難される理由は、彼ら自身にある。
まず何より日本の“教会”はそっち系統が非常に多い
聞かれてもいないのにわざわざ「当教会は統一教会ではありません」と書いてるところは
十中八九教会の建物を利用したそっち系の連中だと思うべき。
言ってる事やってる事が統一教会と同じだから、最初にそういう言い訳をしてる。
こういう教会こそが受益者だろう。
証拠を集めて令状を取り警察が踏み込んだら「宗教差別だ〜」と騒ぎ立てる犯罪者の
道具でもあるわけだよ。
作者氏が、殉教史と太平洋戦争でしか話しができないのは、他に移ると
信教の自由に対する罪業など、そっくり教会組織に跳ね返ってくるからだろう。
いい加減、ワンパターンの詐術にも飽き飽きなんだが…。
要は、俯瞰的・客観的に理屈を述べられないから、お涙頂戴や残虐描写で
歓心を買って、他人の同情や理解を買おうって話しだろう。
どっかの国々や進歩的知識人が戦後によくやった手だね。
最近じゃ、通用しなくなったみたいだけど。
論理や理屈じゃなくて、情や残酷描写に訴える情けない手法の、どこが近代的・合理的なのか
さっぱり分からんが。
信教の自由を大日本帝国よりも認めなかったヴァチカン・カトリックを
全面的に受け入れれば、信教の自由が保障される。
それは、ギャグで以下略。
禁教について日本が驚くべき点は比較的に被害を少なくして徹底的にやった事だろう
イギリスもキリスト教カソリック派を追い出すときには残虐な事をやったが被害甚大でしかも徹底されてないから
国内がギクシャクしてしかも数百年後(現代)に復習されてるわけだ「スコットランド独立運動」
東方十字軍やアルビジョア十字軍とか異端に対しての暴虐行為や
南北アメリカの文明破壊は言うに及ばずだが
作者さんがいくら針小棒大に騒ごうが、日本の宗教情勢は比較的穏当であり
規範にしべき海外の方が、遥かに残虐で非近代的で、殺伐としていて、
今でも宗教間で殺し合いをしている事実。
あの時代に、ヴァチカン・カトリックを輸入すれば、皆に信教の自由が保障されて
それ以後も、西洋並の寛容国家になれる?
バカなお節介は止めていただきたい。
殉教を望む姿勢は一向宗に通じるモノがあるんだもん
そりゃ弾圧されますわ
家康なんかそれで散々苦労してるやん。股肱の臣に信仰故に背かれたり。
家康だけでなくノブノブも身内死にまくり、秀吉もノブノブの下で苦労した。
過度の影響力、組織力を持った宗教組織など、信者達がいくら善人でも、社会的には害悪以外の何物でもない。
一向宗しかり、ヴァチカン・カトリックしかり、国家神道しかり、近代カルト宗教しかり。
大体が日本において、縮小されるか、潰れてくれて良かったとしか。
神職側は国家神道(笑)に職務を課されただけで、前二者や後者の様に政治、社会を積極的に
操ろうとしたわけでもない。
戦国以前の豪族としての各神社の神官家がその戦力を失って以降、そういうのは神社組織
と無関係な個人としてたまに出てくるだけに過ぎないだろう。
綿貫も結局鳴かず飛ばずだったな
ついでに、森首相の神の国発言よりも、ブッシュの十字軍アピールの方が
遥かに深刻な問題だろう。
今でも、米のキリスト教右派は、近代化に対してカルト化して、宗教戦争を現代でも起こす事ができる。
第十次十字軍とか、キリスト教徒は、あのシリーズをいつまで続けるつもりなんだろうね。
アマゾンのレビューにもあるが、日本人がキリスト教を警戒するのは
昔の欧州や、今のアメリカで宗教と政治、経済や戦争などが
あまりにも密着しすぎた、歴史的事実があるからだろうね。
信仰しか見えない「善良な信徒」に支えられた愚行の数々でいっぱいだから。
お馴染のネオコンの人たちや、馴染はないが、
そんな人がいそうだということは想像できる狂信的なキリスト教右派の指導者達が
宗教を政治に利用しているのはわかりやすい大問題だけど、
「そんなに悪い人たちじゃない」「普通の」人たちの真心の一票一票が
「信仰心に篤いブッシュ」を大統領に当選させているというのは
アメリカの外からではよく見えないだけに怖い。
>>867
日本がローマカトリックを受け入れる?
征夷大将軍や天皇がローマ教皇に頭を垂れる?
日本中の神社仏閣が破壊される?
悪夢のような事態だ >1がスレで描写した九州の有様は本人は全然意識してないがまるで同時期の南米の有様だよ
日本の文化が破壊され遠い異国の理屈に頭を洗脳された日本人の様子は当時の為政者には恐怖の対象だよ
>>863
種本が当時の宣教師の言い分しか載せてないのを見ればお察し
連中の言う事を客観的に証明する手段は無いなあ
秦郁彦を参照するのはちょっと・・・WGIPは実際に行われた占領政策なんだけどなあ
占領軍から利益を享受してた連中が戦後影響力を持ってたのも事実だし、それを「甘え」と言われても困るわ
キリスト教徒 「私たち、恐ろしい異教徒に弾圧されちゃうー、殺されちゃうー、信仰奪われちゃうー、差別されちゃうー」
世界 「……は?」
>>865
戦前の天皇万歳の風潮下でも大本教という神道系新興宗教が存在してましたなw
戦後はキリスト教系や仏教系の新興宗教が流行してる
大して変わらん
オームで化けの皮が剥がされたが公明党の連中が政権与党に入ってしまったからマスコミに圧力を掛けて
新興宗教を擁護してしまった(未だに被害は続いてる)
公明党は元々社会党と政策をほぼ同じくしていて協力関係にあったのとスポットCMを買い
捲ってたから、野党時代から創価学会の批判自体が少なかった。
現在でも政策的には民主党と似たり寄ったりで、自治労との協力関係も維持している。
与党だからという事でマスコミに圧力をかけられるなら、民主党政権時代と今のマスコミを
比較してみればいい。
民主党はマスコミに手のひら返しされたって愚痴ってたね
>>877
それはマスコミにシンパが居たからだと思うぞ
創価関係者はそこら中に居る
民主党については流石に庇いきれなくなったと観ている
民主党政権時代終ぞ政策運営に批判の目が向けられた事は無かった(あの福島すら)
選挙で政権打倒されたのはネット等の草の根運動からだと本気で思ってる
近代化には、キリスト教が必要 → 脱ヴァチカンしたキリスト教徒の方ね 反近代の方はイラネ
信教の自由がないと迫害されちゃう、現政権で廃止されるかも… → 妄想乙
とてつもない酷い拷問と弾圧だった。西洋見習え → モンテスキューの祖国だけでも、一事件で日本の倍以上殺してる
キリシタンは全て立派で、日本人に強い感銘を与えていた → 殉教したのたった4千人 数十万人はアッサリ棄教 西洋の虐殺は一回で万単位
「キングダム・オブ・ヘブン」だったかな
エルサレムに向かう騎士たちに向かって「異教徒を殺すのは良いことです!」と連呼する坊主がいた
なかなかリアルに当時の風潮とキリスト教(一神教)の根本的性質を再現しているなと思った
一神教と但し書きしたのはむろん敵手のイスラームの根本的性質も大して違わないから
この時はエルサレムからの退去をサラディンは認めたけど、もともとサラディンは温和な性格だったという個人的な資質によるものが大きいと見ている
あと力関係。エルサレムに立てこもるキリスト教勢力との戦力差はイージーでも
本国が消えて無くなるわけじゃないからな。
欧州は圏外に外征軍を派遣できるけどイスラーム世界が欧州に軍を派遣できるような力は持ってなかったから
ぶっちゃけ当時のイスラームは欧州というかキリスト教圏よりは弱かったから
しかし、ホントに日本での弾圧なんて、天が落ちてくるのを気にするより
現実的な、自然消滅の方を気にした方が良いと思うわ。
西洋人自身が、キリスト教を最早、過去のものとして扱っている。
後は、イカれたブッシュのお仲間達みたくなるかのどっちか。
1950年代においては、フランスで司祭になろうとする人間は毎年1000人程度いた。
ところが、現在では毎年100人程度と、10分の1に減っている。
その結果、2009年の時点で、フランスの司祭は8715名しかいなくなった。
日本では、仏教の僧侶の数は、31万人もいる。
しかも、そのうち1315名は外国からやって来た司祭である。
2025年には、フランスの司教区のうち3分の1は統廃合されることになるだろうと推定されている。
米紙『ウォールストリート・ジャーナル』が西欧各国で、
何百ものキリスト教会が、信徒の減少により閉鎖されたり閉鎖の危機にさらされていることを取り上げた。
キリスト者の減少は西欧全域で見られ、地域共同体だけでなく、
各国政府に対しても問題を突き付けている。
全体で見ると閉鎖された教会の数はまだ少ないとは言え、国によってかなり差がある。
英国では、国教会が毎年約20カ所の教会を閉鎖している。
デンマークでは、およそ200教会が存続不可能と見られている。
ドイツのカトリック教会はこの10年間で515教会を閉鎖した。
極端なのはオランダ。
同国のカトリック教会は、現在の1600教会の3分の2が10年以内に活動を停止すると見ている。
プロテスタント教会も700カ所が4年以内に閉鎖されそうだ。
こうなると、教会の問題に留まらない。
かつては住民にとって聖日のミサや礼拝の場所であり、共同体のよりどころであったのに、
今は空っぽになってしまった教会堂をどうすべきかという問題にもなっている。
この窮状は、西欧各地で見られる。
長年キリスト教が信仰されてきた西欧が、どんどん非宗教的になりつつあるからだと。
他の宗教もキリスト教と同じ傾向をたどっているわけではない。
欧州で優勢な正統派ユダヤ教は、比較的安定を維持している。
イスラム教は、アフリカや中東のイスラム国家からの移民が増えていることを背景に、信徒を増やしている。
ガーディアン紙は次のような所見を述べています。
「ローマ・カトリック教会には,20世紀を通じてファシズムと共謀したという嘆かわしい経歴がある。
スペイン内乱後にフランコ将軍に祝辞を述べたり,最近ではピノチェト将軍のために尽力したりした」。
同紙は,戦時中に法王だったピウス12世が「喜んで[ヒトラー]と協定を結び,
ホロコーストに対する糾弾など,当惑を招きかねない事柄は避けた」とも述べました。
ザ・エージ紙はこう述べています。
「キリスト教であるとの主張がむなしく響く時が多すぎる。
クリスチャンは自分たちの間で平和や一致を首尾よく保てなかった。
……キリストへの改宗者を得るという名目で正当化されてきた
多くの戦争による略奪や征服が,その証しである。
ホロコーストを生み出したのはキリスト教国であり,
日本に核戦争の恐怖を解き放ったのもキリスト教国である」。
ドイツでは押し寄せる難民を信徒にしようと教会が頑張ってるようで。
・・・大丈夫かよ。
>>881
それはちょっと違う
軍隊の海上輸送力が劣ってたのは否めないが当のイスラム諸国がヨーロッパ侵略を考えてなかったのは重要
軍事力に関してはイスラエルに橋頭堡を築いたのは快挙だが当のイスラム圏では内乱が勃発して統一戦線が作られなかったのが大きい
現に強力な政権のマムルーク朝が成立した後はイスラエルが陥落してエルサレム王国が滅亡した
海軍力が圧倒したのはレパント(地中海)とディーウ沖(インド洋)の海戦からの16世紀以降だ
>>887
それを踏まえての「弱い」です
足らなくて申し訳ない
結局、一部の日本人信者が立派だったってのと、ヴァチカンが
独裁者とツルんで、信教の自由を疎外し続けたってのが、今回も全く繋がらんね。
一部の日本人が立派に殉教しただけで、西洋の方は既得権の死守のために
グダグダ醜い行いばっかしてるだけじゃん。
殉教したのが立派というよりも、殉教すると立派になれる、殉教されるように役人を挑発すると
ぱらいそに行ける、と吹き込まれたから狂ってみせた、という感じだよ。
壷を買えばカルマが落ちる、気絶するまで殴られて蘇生すれば総括できる、といった連中と
大差ない。
>>888
「当時」の幅が大きいよ(十字軍の頃(12世紀)はまだイスラムの方が優勢)
イスラエル建国は当時としては火事場泥棒みたいなもので維持に100年持たなかったんだから
結果東ローマ帝国の寿命を縮めたのでバルカン半島から攻められた
マジでオスマンのウィーン包囲はヨーロッパ滅亡の危機だった
皮肉にもオスマン帝国の艦隊がイタリア諸都市の艦隊を撃破した所為で欧州の大航海時代を用意したと言える
(オスマンの高い関税で地中海交易が打撃を受けて新航路を開拓する必要に迫られたため)
この人は単に山本七平とか岸田秀みたいな文章かきたいだけでしょ…
ま、いくらキリシタン側の資料だけ用いて、殉教史を美化・誇張しようが
西洋自体や、他の布教地でキリシタンが、遥かに大量虐殺している事実は、変わらんからね。
カトリックとして立派だろうがなんだろうが、統制しなければ、
いつかは、フランスのプロテスタントや、他の植民地のように虐殺されてた。
信教の自由も、社会に甚大な害悪を与えるカルト宗教には適用されないでしょ。
スターリンなどの共産主義以外に、比べるものがない大量虐殺を、
禁教された地域以外で、ずっと繰り広げたのがキリスト教徒。
現代のローマ法王や、西洋人ですら、当時のキリスト教の海外布教には
深刻な問題や汚点があったと反省しているのに。
西洋かぶれの日本人が、必死に迷惑被った布教地側にだけ、責任を押し付けて非難するとか。
そんなに御自分の西洋アイデンティティーがお大事なのか。
当の西洋人は、とっくに真摯に反省してるのに、日本の西洋かぶれが周回遅れで正当化とか、滑稽な話しだ。
南米を訪問中のローマ・カトリック教会のフランシスコ法王は9日午後、
ボリビア東部サンタクルスで、15世紀以降のスペインなどによる
中南米征服の歴史に触れ、「謙虚に謝罪したい」と述べた。
教会の布教の一方で先住民の虐殺や奴隷労働があった負の歴史について、
歴代法王より踏み込んだ表現で謝罪した。
先住民団体の代表らを前にした演説で、
法王は「神の名の下に、先住民に対したくさんの深刻な罪が犯された」と発言。
「はっきりと言いたい。アメリカ大陸征服の際、
先住民に行われた犯罪行為について謙虚に謝罪したい」と語った。
まあ、真っ当な宗教に、信教の自由は大切だよね…。
他の信教の自由を、著しく阻害するカルト宗教は、当局が取り締まらないといけないけど。
去る6月22日、イタリア訪問中のローマ法王フランシスコは、
市内のプロテスタント・ワルドー派の寺院を訪れ、
カトリック教会が何世紀にもわたって同派を迫害したことを
ローマ法王として初めて謝罪した。
ワルドー派は12世紀、フランス・リヨン出身のワルドーが
清貧と道徳的な生活を掲げて教会改革を目指して創設し、
南仏から北イタリア一帯に布教勢力を伸ばした。
アッシジの聖フランシスコが、清貧をモットーに
カトリック教会の改革を実行したのとほとんど同時代だ。
だが、ワルドー派はローマ法王に認められず
幾世紀にもわたり異端として迫害されたのである。
特に1655年4月の復活祭前後、この派の信者たちは、
法王庁の了解のもとにサボイア王家とフランス王国の連合軍により徹底的に虐殺された。
「失楽園」で有名な英国詩人ジョン・ミルトンも、この殉教者たちにささげて
詩「ピエモンテの虐殺」を書いたほどであった。
カトリック教会は過去、ユダヤ教徒以外の他宗教や他宗派に対しても、
数多くの非人道的行為に及んでいる。
日向での奇行を見たうえで素晴らしい宗教だと思えているんだから、単なる集団錯乱だろ
宣教師が自発的に「邪宗の寺社を破壊してその材木で教会を作りましたエッヘン」
といわなきゃ長崎の平民は知らないよ。
>>895
>1655年4月
年代に注目!!!
日本で禁教とか迫害とか言ってるが同時代にこれだけの事をやってる
寛容さが無い宗教だわ
秀吉や徳川幕府はその危険性に気づいてたとしか思えない
今日初めてこのスレ見たけど切支丹がすごい哀れに感じるな
仏教や神道よりキレイなのものと思って改宗したのにそんなことはないということが
十字軍によりイスラム教徒から略奪した自然科学に魅せられて入信し
現代もとあるイスラム教国の国法である、イスラム教から改信するものは死刑
という様な腐った教えをバテレンから押し付けられ、殉教するぞするぞするぞするぞ
と狂信者の呪いを聞かされ続けるようなものだろう。
何等科学的ではなく不合理じゃないか
そもそも、ギリシア・ローマ文明を異教的として、徹底的に破壊したのが初期カトリック。
有名な女性哲学者ヒパチアを誘拐して教会の中へ引き摺り込み、
服を脱がせて、ガラスの破片で殺したりしてる。
殺された彼女の書簡。
「考えるあなたの権利を保有してください。
なぜなら、まったく考えないことよりは、誤ったことも考えてさえすれば良いのです」とか
「真実として迷信を教えることは、とても恐ろしいことです」という言動は、当時のキリスト教徒を激怒させた。
391年、テオドシウスはキリスト教司教の求めに答えて、エジプトの非キリスト教の宗教施設・神殿を破壊する許可を与えた。
キリスト教の暴徒は、寺院やアレクサンドリア図書館や他の異教の記念碑・神殿を破壊した。
その後、393年には法律で暴力、特に略奪とユダヤ人のシナゴーグの破壊を抑えようとの試みがなされた。
だが、412年、アレクサンドリアの総司教の職権が強硬派のキュリロスへと継承された。
この後に、新たな異教徒の迫害および破壊活動が起きた。
そしてキリスト教徒の集団により、414年、ユダヤ人の違法で強制的な追放がなされ、
緊張がその頂点に達する中、ヒュパティアの虐殺事件が起こる。
415年、四旬節のある日、修道士たちは、ヒュパティアを馬車から引きずりおろし、
教会に連れ込んだあと、彼女を裸にして、カキの貝殻で生きたまま彼女の肉を骨から削ぎ落として殺害した。
キュリロスは、アレクサンドリアから異教徒を追放した功績者として大いにたたえられた。
その死後、彼は教皇レオ13世により「教会の博士」として聖人の列に加えられている。
ヒュパティアの無惨な死は多くの学者たちが亡命してしまうきっかけともなり、
古代の学問の中心地であったアレクサンドリアの凋落を招く一因になる。
これらの事件により、ピタゴラスの誕生から綿々と続いてきたギリシャの数学・科学・哲学の歴史は終焉する。
愚かで野蛮なキリスト教徒が破壊した古代文明の遺産を復活させたのがイスラム教徒で
彼らに対する遅れの焦燥から、キリスト教徒は自分達の祖先が破壊・迫害したものを
逆輸入する形で、研究しなおす事になった。
基本的に、初期カトリックから、ホロコーストまで千年経っても悪癖は治っていない。
人数が揃って、権力と癒着できれば、寺院破壊・迫害・虐殺を、可能な限り広範囲で行おうとする。
ヒトラーが特異なのではなく、連綿とキリスト教徒に流れる伝統的な宗教文化。
一切の歯止めを掛けるな、という方がどうかしている。
日本近代で一番酷いファシズムの時代でも、参拝形式で揉める程度。
片方、西洋では大々的なホロコーストがヴァチカン黙認の形で行われている。
信教の自由と、生命の安全をより危惧しなければいけないのは、非キリスト教徒の方。
近代理性も、キリスト教徒は、キリスト教信仰が単純発展してできたものと
未だに考えている連中がいるがとんでもない。
多くは、教会が押し付けた権威への絶対的な盲信・服従に対するカウンターとして
「近代理性」が生まれた。
ヴァチカン復興活動である海外布教や、教皇直属のイエズス会や、
殉教者からは近代科学も信教の自由も、欠片も生まれなかったのは歴史が証明している。
以下、つい以前のキリスト教とイスラム教のやりとり。
ローマ法王ベネディクト16 世は、
「イスラム教には神と知性の間に不可分の結びつきがない。
イスラム教のジハードは、知性と神に反するものだ」と話した。
バルダクオール長官は、
「この発言は十字軍精神の再生だ。キリスト教会はイスラム教を常に敵対視し、
それゆえ預言者ムハンマドとイスラム教をおとしめるような宣伝活動を行った。
およそ10 回にわたる十字軍遠征で被害を受けたのは、イスラム教徒だけではない。
ユダヤ教徒も被害を受けた。現在の歪んだ理解は過去に起因する。
4 世紀、キリスト教神学者らは世界を二つに分けた。
「キリスト教世界 」と 「悪魔の世界 」だ。
キリスト教会は、信仰のもとおこなった破壊を知性の結果と考えている。
しかし、キリスト教そのものをも破壊してしまったようだ。
教会は、知性を働かせず、批判を抑え、自ら神の名のもと人々の心の中を支配したため、
西欧には啓蒙時代が訪れたのだ。」
>1は「啓蒙」をキリスト教の葛藤の結果だと思ってる
バカがバカやって他人に迷惑かけてたのが、馬鹿が増え切ってバカ同士で迷惑かけあって収集つかなくなって、やっと冷静になっただけだろ
現地政権の調教が成功したところは現地文明の崩壊から逃れられただけで
過去の文明を潰すだけ潰しても、他の選択肢が無ければバカ文明を引き継ぐしかないわなってだけの話で
日本の過去の失敗も「暴走して拡張するバカに張り合う必要があっただけ」って話で
バカの影響が減ったら幸せにしかならない
>>905
「近代理性」という言葉の響きから連想される傲慢さ
歴史として → 禁教は必然、過去の出来事を現代の基準で裁くのは論外
現代人として → 必然とはいえ多くの血が流れた悲しい出来事ではあった
対外国的に → 現代の人権や信仰の自由という観念から見て悲劇的なことであった
しかしそれは過去のことであり現代日本では憲法で保障されていて
人権や信仰の自由を尊ぶ先進国の一員である
これで何の問題も無くね?
切支丹殉教について風化させてはいかんだろうが
殊更に煽り立てても誰も得をしないと思うんだ
科学的に立証できる事実なら構わないんだけど、中国人みたいに白髪三千丈を出してきて
それを前提にしろというのはさすがに勘弁
大多数の日本人にとっては、禁教とそれに伴う殉教なんて
社会科の授業で習ったかな?程度のこと、良くて”歴史上の出来事”や”過去の出来事”
どれだけ騒ごうと大多数の無関心な層にとってはそんなもの
ましてや切支丹の受難を声高に訴える人や団体もそんなにいない
切支丹の受難が世間的にそういった扱いで損や実害を被る人達(煽りたい人は含まず)が
いるとは思えない現状で、そんなに神経過敏にならずともいいと思う
ましてや相手は科学的な立証を放棄した手合い、まともに相手にするだけ損
とはいえ繰り返すようだが、切支丹の受難を殊更に煽り立てて誰が得をするのか?
無論、もっと時代が下がって、海外布教の毒性が薄れた時代なら
相互的に、信教の自由を認める必要性は生まれただろうけどさ。
当時のコロンブス君たちみたいな、ヒャッハーしまくるやり方が
横行している時代じゃ、犠牲を伴っても禁教政策もやむなしじゃないの。
西洋が互いの殺し合いに疲れて、信教の自由という妥協点を作るのは
もっと後の時代だし、領主による宗教統制を試みたのは、東西どこもいっしょ。
島国だった日本は統制に、ほぼ完全に成功して
地政学的に複雑だった欧州では、妥協点を見出すしかなかっただけ。
その妥協から生まれた建前は貴重だけど、西洋でも実質は
差別と弾圧が、宗教観の欠陥から度々、大規模に吹き出すのは
現代まででも、変わらんしなあ。
>>911
カルトが自分達の言動、犯罪行為を指摘されて「宗教弾圧だ〜」と言い放つ時は
禁教を引き合いに出して騒ぎ立てるもんだよ。
ようは、鎖国・禁教しないで、早期にキリスト教入信してれば
日本は西洋型の国になって、西洋近代化が、早く完全にできた…って言いたいんでしょ。
で、日本の非近代性とか遅延の原因を、鎖国・禁教に求めるから
日本の野蛮性と、西洋の近代理性の象徴として、殉教史をピックアップしてるんじゃない。
この場合、キリスト教なら、なんでも一緒…というのが穴だと思うが。
ヴァチカン・カトリックだと、逆に近代化と信教の自由を阻害する側に回るからなあ。
つーか、そもそもヴァチカンのカトリック単独主義を克服するために
信教の自由という概念は、作られたようなもので。
ご自身のイメージ優先の方程式に当てはめるだけで、
信教の自由を疎外する親玉をもってして、信教の自由の象徴とするってのが…。
独善単独主義のヴァチカン・カトリックの教義を排除 (ようは鎖国・禁教)。
ヴァチカンの影響力を排して、相互的に信教の自由を保障できる連中との
つきあいから、信教の自由化を始める…のが正着じゃね。
この場合、カトリックの独善性に呆れて、偏見や犠牲なども生まれてしまうが
時代的にしょうがない。(犠牲は犠牲として哀しむとして)
>>913
それってもう相手する必要ないよね?カルトで犯罪とか役満ですやん
過去の禁教やそれに伴う殉教が社会問題化しているのならともかく
現代で明確な被害者もおらず、注目度も低い状況で神経過敏なのは
逆に問題だと思うよ
被害者がいないと言ったが、切支丹の子孫や日本人キリスト教徒の方はいるわけで
歴史学とは別に、現代社会としては彼らを刺激したり敵にすることは得策ではない
学問は学問、現代の社会問題は現代の社会問題、割り切って行こうよ
モンテスキューさん、江戸幕府の将軍を指して専制君主とか門外漢は黙ってて下さい
そしてそれを引き合いに出した>>1
いい加減にネームバリューで押し切ろうとするのやめましょう
キリスト教精神が、何でもかんでも近代の理性の時代に繋がるから
繋がらない他の宗教は劣ってる → 故に駆逐が正義! という方程式が、そもそも間違ってるね。
作者さんも、前ローマ法王も。
カトリックの教会組織を最優先にする固陋さに、反発したキリスト教徒が
生み出したのが西洋近代化。
だから、カトリックの大筋は、強烈な反近代になった。
立派なカトリックが増えれば、立派なキリスト教精神が根付いて、
近代化にどんどん近づくんだー♪
…なんて、短絡的で直線的な考えは、
根本的に西洋近代が生まれた、理由や時代背景を理解してない。
新旧の反発し合う作用と、その緊張状態を維持できる、
複雑な地政学があったヨーロッパでしか育成が困難。
カトリック片方だけじゃ、近代化は全く生まれない。
寧ろ、近代化の動きに対して、どんどん頑迷な教条主義に走っていく。
それは、当時の海外布教で、カトリックに深く染まり過ぎた
スペイン、ポルトガル、南米植民地などが、著しく近代化が遅れたのが証明している。
信教の自由を確立するのに、弾圧者の神仏儒を排して、可哀想なカトリックを輸入すれば
OK・・・というのは、上辺は正しく見えるが、全く繋がっていない。
少し考えれば分かる事だが、カトリック弾圧をする神仏儒を排しても、
当のカトリックが、それ以上に信教の自由のみならず、
人間の自由意思すらも疎外してくる。
飼いならせる犬を追い払って、自分たちを貪り食う狼を招き入れるようなもの。
ヨーロッパの如く、宗教間での壮絶な殺し合いの果てから、信教の自由という
概念を生み出すのでないなら、どちらかが勝って君臨するだけの話し。
島国を統治する江戸幕府が、そんなレベルの宗教戦争を認めるわけもなし。
カトリック単独で、プロテスタントも神仏儒も、それぞれ自由に信仰していいよー♪
なんて言い出すわけがない。
寧ろ、徹底的に異教を弾圧してくるに決まっている。
寧ろこの時代、イギリスやフランス、アメリカや日本など、国家や行政機関が
宗教を組み敷いた国々が、今日的にも宗教勢力に対して統制が効き、
個別の信教の自由が保障できている。
それでも、日本の国家神道や、イギリスの国教会、アメリカの市民宗教など
統合に必要な宗教に、優位性を与える必要悪が生まれた面もあるが
旧態然な宗教体制を維持したスペインなどよりは、遥かにマシ。
家康や、以心崇伝を追い払ったら
ローマ法王やら、キリシタン大名が
近代化や信教の自由を、日本の民衆にもたらしてくれる?
そんなわけないじゃない。
カトリック一教縛りを強要されて、教会運営に都合の悪い
近代思想を、禁書目録などでシャットダウンされるだけ。
もっと悪い
教会の権威で領主を破門したり「異教徒を弾圧」したりで神社仏閣を破壊
スペインポルトガルの軍隊を駐留して日本に内戦を誘発したりで徐々に支配領域を広げ仕舞いには天皇家すら破滅させて
植民地を完成させるだろう
実際危うく九州を日本の領域から切り離される所だった
カトリックが弾圧されたのは、彼らが他の一切の信仰の自由を、認めなかったから。
命の危険?
キリスト教徒が、異教徒や黒人や中絶医を、バンバン殺してるのは知ってるけど
日本で誰か一人でも死んだっけ?
教師のアメリカ先生は、ちと弟子を見習うべきじゃない?
偉そうに教えて置いて、先生のお国の宗教事情ときたら、今でも十字軍レベル。
まず天孫降臨の地の主な寺社仏閣を焼くだろ、焼き出された僧侶を拷問して「避難先」も特定して焼くだろ
その教えを守っている村も焼くいて帰る家を無くして島津にぶつけて捨て石にするだろ
難民になっても村も残されていなければ、妻や子の屍骸しかないので「島津の統治下でとても物静かに暮らす」だろ
対、大友戦では兵士一人一人が命を投げ捨てるくらいの奮戦をするだろ……
難しい事は分からないが、自分が当時の支配階級だったらキリスト教を弾圧
してたと思う。敵対者からは狂信者にしか思えない。
そら、数十万のうち、わずか四千人が殉教したに過ぎないから、
残り数十万は、普通に棄教している。
衰退理由を、権力者や他宗教の弾圧のせいばかりにしているが、
西側先進国や日本などの、人間理性を中心に近代化に成功した国々では
キリスト教は、どんどん廃れていく一方。
頭の悪いのが殉教だなんだと持て囃され、騙されて、
古い宗教体制の維持のための喧伝材料にされてるだけ。
当時、殉教を持て囃したヴァチカンや、海外布教を促進した
スペイン・ポルトガルなどは、完全に近代化の敵でお荷物になった。
この時代から、宗教の必要部分だけを取り除いて、換骨奪胎する
人間理性が、宗教や神をコントロール下に置く時代が始まる。
盲信するだけのバカは、永久に近代に辿り着けない。
日本では、各宗教の経典をきちんと論拠にして、理性による比較宗教の
著述を書いた、転びキリシタンのハビアンなどがいる。
また内村鑑三は、政府による弾圧ばかりピックアップされるが、
彼自身は、日本近代化のためには、キリスト教が必要と考える人物であったが
教会組織を通じたキリスト教は、本来のキリスト教にあらずと、プロテスタント的な
個別信仰を掲げている。
信教の自由も大事だが、近代化に本当に必要だったのは、
キリスト教を、盲信しないでも殺されないすむ人間たちを生み出す事。
西洋では、そういう体制までもっていくのに、多大な犠牲と時間がかかった。
「神の意識は人間の自己意識であり、神の認識は人間の自己認識である。人間と人間の神とは一つである。」
『キリスト教の本質』という本では、宗教が所詮は、
人の頭が考え出したものという、身もふたもない事実を、看破してしまっている。
ここまでドライに捉えられる人間がでないと、キリスト教ベースにしても
西洋近代化は始まらない。西側は、宗教バカばっかだったから。
カトリックは、ひたすら人間理性を認めず、教会組織の定めた
ヴァチカンに都合のよい宗教定義しか認めなかった。
だから、ヴァチカンと、ヴァチカンとずぶずぶになったスペインなどは
史書に、近代化が著しく遅れた国々と特書される事になった。
殉教などを持て囃して、盲信を貫いた国々 → 20世紀を超えても、近代化できず
教会組織の影響力を排除して、理性的に宗教を捉えなおした国々 → 早期に、近代化に成功
結局のところ、当時ありもしなかった信教の自由を、当時の日本にだけあてはめ、反近代と捉えるか。
(あの時代、西洋も領主による統制・弾圧・虐殺は、日本以上に酷くやってるにも関わらず)
もしくは、少しは頭の回った日本人たちが、西洋の反理性的なカトリック宗派に
危険を感じて、なんとか締め出せたか・・・と捉えるかだろうね。
ヴァチカン教会組織の影響力を締めだしたのは、近代化した国々は
結局はどこもいっしょだけど。
カトリックが主体だったフランスは、その難業のために、遥かに多い犠牲者を出した。
ファビアンの次の指摘が、当時のキリスト教・・・というか、
ヴァチカンの作った反近代や狂信の原因を、端的に言い表していると思う。
第一戒の、「万事を越えてデウスを大切に敬い奉るべし」 が問題である。
デウスのためなら、君父の命令にも従ってはならず、身命をも軽んぜよと説くのは、
国家を傾け奪い、仏法、王法をみな滅ぼしてしまおうという意味が含まれている。
すべて最高の教えなるものは、人民が日々に用いる倫理道徳の外に求められる必要は無い。
人の道は、五倫、すなわち、君臣、父子、夫婦、兄弟、朋友の職分を尽くすことに極まる。
実際に、スペイン、フランス、中南米などでは、カトリック教会組織に国を乗っ取られた事実。
フランスは巧く追い出したが、海外布教組は、軒並み寄生され続けた。
当然、カトリック以外の信教の自由もナッシング。
>キリスト教を、盲信しないでも殺されないすむ人間たちを生み出す事
>少しは頭の回った日本人たちが、西洋の反理性的なカトリック宗派に
>危険を感じて、なんとか締め出せたか
最初からそうやって語ってれば良かったのに、ヘイトばかりだったのがもったいないと思う
作者は、意図的に殉教行為と近代理性を混同している。
というか、はなからキリシタン擁護する結論ありきで、反近代信仰も、美談風に語ることで、あたかも近代理性のように見せかけている。
日本を過剰に叩くのも、逆に持ち上げるのも、最初に変なイデオロギーありきで、平気で歴史を捻じ曲げる。
和辻哲郎のスペイン見習って開国、近代化しろとか、それはギャグで略。
西洋にしたら、ヴァチカンカトリックなど反近代の急先鋒だろうに。
>>931
近代理性もかなり怪しい・・・
19世紀のイギリス人外交官がオスマン帝国の裁判を野蛮と非難してるがイスラムの裁判は長い年月を掛けて
合理的に運用されてる社会に信頼されてるシステムなんだな
それを壊したのはイギリスを代表する西洋諸国、あいつらに「理性」なんて無い
だから、宗教馬鹿が外を滅ぼしきるまで馬鹿やり続けてきたんだが
馬鹿が増えすぎてバカのほとんどが馬鹿に迷惑かけ続けられる社会になって
「やべぇ、宗教馬鹿やべぇ」って気づいて
馬鹿が馬鹿を否定するようになって最低限の理性を持ち始めたって話であって
馬鹿が馬鹿だったころに理性なぞはないし、理性を得るにしてもスムーズに移行したわけでもないだろ
当時の日本人は、信教の自由を保障しろもクソも
当時の西洋では、カトリック以外の宗教・考え方をすると即殺される時代だった。
そこからキリスト教徒が脱出するまでが、非常に長く苦しい戦いが続いた。
スペインなんかじゃ、第二次世界大戦が終わっても、まだ続いてた。
日本は禁教で、遥かに楽に追い払ったが、西洋じゃ虐殺と弾圧のデスゲームの繰り返しだった。
キリシタンやらイスラームやらがしおらしいのは比較して弱者の地位にある時だけだろう
力を持てば何やりだすかわかったもんじゃない
・・・いや実はわかってるけどな
弱者の頃からテロりまくって、ネロとかがキレてたような
っていうか、日向民族浄化、虐殺ってのは一地域の少数のTOPに取り入っただけの結果で
日本的に見ればかなりの少数派の頃よ
まあ、その比較して弱者ってのが「10人そろえば1人の弱者を探して虐殺始める」って意味なら、合ってるともいえるけど
ぶっちゃけ、アレ教に合理的な思考があったら、そもそもローマの技術が廃れて暗黒時代に突入するなんてことにならない……w
日本のイスラームが「我らは実際平和的。ごあんしんだ」とか言ってるけど
数が増えて力をつけたら主張しだすに決まっとる
耶蘇教もだ
欧米が押し付けた、アラブの春とやらで、結局は多数決でイスラム教国家を志向したしな。
欧州でも、キリスト教が衰退して、イスラム移民が増えれば、宗教の逆転が起きるのは、時間の問題。
西洋ご自慢の、民主主義と信教を自由を保障するなら、数の多いイスラム系が政策の決定権を握るw
まあ、その前にドイツの刺された移民推進派の政治家みたく、粛清と差別・弾圧だろうけど。
西洋のいつもの、お得意技。
自分たちの自由と公平は絶対守るが、他者には偉そうな建前とは天と地ほど違う対応をする。
どっちにしろ、あの時代にカトリックが根付いたところで、
カトリック以外の信教の自由は保障されないし、専制政治はもっと酷くなるだけだろう。
ヴァチカンに都合の良い国ができるだけ。
近代思想も近代科学も、教皇の禁書目録でシャットダウン。
今のスペインやポルトガルみたく、教会組織に足を取られて、近代化が
著しく遅れた国になるだけ。
殉教を持ち上げて、政府弾圧に対する反権力が、何でもかんでも民主化=近代化に繋がるという
戦後の化石リベラルの馬鹿の一つ憶え。
共産主義者やカトリシズムの説く、腐った社会を変革して、
地上の楽園を築こうなんて、見え透いた悪魔の誘いには乗りたくないわな。
政府に問題や変革の必要があったら、もっと穏当で無味な思考・方法で改善すべきで
共産主義やらカトリシズムなんかで、社会変革なんぞして欲しくない。
革命戦士やら殉教者やらを、いくら美化して持ちあげようが
大元の共産党やヴァチカンが腐りきってやがるから、上辺だけの美談に乗せられたくないわ。
案の定、ドイツで難民をバットで集団リンチか。
難民を狙った襲撃、放火が多発。
こうゆう民度や宗教文化だから、明確に法や思想を定めねばならなかったのだな。
最初から理性的だったわけではない。
第一に、近代思想・科学を受け入れるために、当時の開国が有利という点だが。
当時、日本周辺の海をうろついていたのは、信仰バカのヴァチカン・カトリックと
そいつらに対抗心を持ってたオランダだけ。
ヴァチカン・カトリックは、作者さんご自慢の、近代思想も近代科学も
今回の信教の自由も、一切もたらさないどころか、それらを目の敵にしている連中。
西洋近代化という餌を自慢しぶら下げながら、
それらを敵視・排除する連中を招き入れよとは、どうかしている。
根本的に、キリスト教と近代化の流れ、関係性を分かっていない。
今頃になって、カトリックが近代化はキリスト教の手柄などと言っても、
少しは歴史を学んだ人間なら苦笑するだけだろう。
第二に、日本の真面目な殉教者だけを見て、カトリックは安全という主張だが。
・現代のローマ法王でも、当時の布教方法は、問題だらけであったと謝罪。
・当時西洋でも、信教の自由は休戦間の建前で、勢力バランスが崩れれば即弾圧・虐殺。
・信教の自由を、西洋で最後まで認めなかったのが、ヴァチカン・カトリック。
・今現在でも、同じ神の名の下に、宗教間の殺し合いを継続。
などなど、キリスト教徒の狂信・暴徒化は、幕府や他宗教の被害妄想など
逆に、まったく根拠がない。
独善的な教義と、他への排他性と、史実に残る宣教師の言動などを見るだけで充分。
作者さんのいう、穏健派であると主張するヴァチカン・カトリックと
仲良く共存できた国など、どこにも存在しない。
彼らの最終目標は、あくまでも異教撲滅と植民地化であり、
その迷惑な努力は、成否はともかく決して怠らない。
カトリックに支配されるか、彼らが追い出されるかのどちらかだったのが、歴史的事実。
結局、自分の望む論を通すために、一部の美景を強調するだけで、
歴史的な大局には、まったく目を瞑っている。
海外へのパイプは、もう少し太くする必要があっただろうが、
カトリック相手では有益な情報や技術は流れて来ない。
害悪のある信仰バカになる事を強要されるだけ。
結局、信仰と関係のない国とだけパイプを持つという形しかなくなる。
穏健派となら、カトリックとでも仲良くお手て繋いで、有利に情報収集・近代化
…など、妄想以外の何物でもない。
それは、近代化した国に対して、ずっと国を開いていたにも関わらず
まったく近代化を受け付けなかった、ヴァチカン、スペイン、ポルトガルなどが証明している。
フランスの様に、ずっと後になってヴァチカンを蹴りだしたカトリック連中ならともかく
そんな旧教徒は、当時は全く存在していない。
鎖国・禁教による、半世紀ほどの遅れとそこそこの偏見。
カトリック化による、第二次世界大戦以後までの遅れと、終わる事のない宗教対立。
どちらが有利に働くかは、一目瞭然だろう。
フランスでテロか。
テロリストもテロリストだが、背景にフランスによるイスラム・ユダヤへの
差別・迫害が、背景にあるからなあ…。
近年のヨーロッパではムスリムの移民が増えるにつれ、表向きの「寛容さ」とは裏腹に
イスラーム教徒に対する差別・蔑視・偏見などが横行し、
それに反発してイスラームにすがる移民との間で緊張が高まった。
フランス国内では、イスラム教関連施設に対する襲撃や器物損壊が226件に上り昨年同期の約6倍。
またユダヤ人に対する嫌がらせなどは、テロ以前から増加傾向にあるという。
所詮、西洋の平等主義や信教の自由は、キリスト教徒間だけで
互いに殺し合いに疲れた時に、生まれただけのもの。
それを建前にしたから、結果的に異教徒や他人種も含まねばならなくなった。
けれど根っこの排他性は変わらんから、ユダヤ、イスラム、有色人種への差別は
20世紀を越えても、延々と続いていく。
今の日本で、キリスト教徒が虐殺される可能性はゼロに近いと思うが
西洋じゃリアルに、差別と殺し合いは起きてるよなあ…。
上辺だけの建前を盲信して、徒に異文化・異教を混ぜ合わせた結果がどうなるか…。
西洋近代を盲信する人間は、もうちょっと考えるべきだった。
君達これは思考実験なんだから先回りしてガチレスを連射してネタ潰しするのはやめたまえ(震え声
・・・思考実験なんだよね?
むしろ、そうであってほしい
へっぽこ実験大名大友サーガ
>>947
「反省」したはずのドイツでは今でも移民、難民への襲撃や焼き討ちがあるというね
>>952
むしろ、移民の側がドイツじゃご法度の反ユダヤ主義振り回し始めてる始末。
反応してレスを増やすなよ
>>953
「元」シリア国民としては反イスラエルになるのは仕方が無いよ
立派で敬虔な穏健派ばかりなので、何も問題は起きない…そう思っていた時期が私にもありました。
あくのどくさいしゃ・せんせいせいじを打倒すれば、西洋近代思想によって平和と繁栄が築かれる…そう思ってry
結局、1の考え方って、今の欧米のミスったやり方と同じ?
フランス首相も、移民・難民問題でギブアップか。
安い労働力目当てだったんだろうけど、逆に高くついたな。
交流するなら、相手国の宗教も全面的に受け入れるのが、世界の常識 ドヤァ
経済メリットだけ目当てにして、宗教を締めだした徳川政権という俗物 ドヤァァ
過去の虐殺から、日本で宗教弾圧が起きるのが超心配 西洋には信教の自由があるから ドヤァァァ
この中でバルス首相は、「ヨーロッパはもう、こんなに多くの難民や移民を受け入れることは
できないと言うべきだ。EUと域外との国境管理は、EUの将来にとって重要だ。
これができなければ市民らは『EUにはうんざりだ』と言い出すだろう」と述べました。
2chのレスが根拠になるなら俺も外国人の掲示板のレスを提出してみよう
スレッド「日本はキリスト教国家になったほうが、より良くなると思う?」より
ttp://www.all-nationz.com/archives/1003746029.html
15 万国アノニマスさん
流石にないわー
キリスト教が原因でヨーロッパの科学が抑圧されてたんだぞ
キリスト教がなければ500年は先に進んでいたと思う
>>956
なんつーかパターナリズムの権化で文化多様主義とかの近代的な考え方を持ってないって印象
あけおめことよろでございます。
次スレをヒロイン板に立てました。よろしくお願いします。
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/15956/1451624975/
こちらは今から、埋めネタを投下いたします。
<埋めネタ>
引用文献:谷真介著「新版 キリシタン伝説百話」
その1:羅漢寺の怪異(11話。大分県・本耶馬渓)
──────────────────────────────────────────────
豊後のキリシタン大名・フランシスコ大友宗麟が、大分県の本耶馬渓に兵を進めたときのことである───
──────────────────────────────────────────────
ざっざっざっざっざ・・・
;:: ∧∧ <,_し`ヽ,)_,,∧∧ <,_し`ヽ,)_,,∧∧ <,_し`ヽ,)_,,∧∧ <,_し`
;:: (゚ー゚*) (゚ー゚*) (゚ー゚*) (゚ー゚*)
;:: ( ╋ ^ヽ ( ╋ ^ヽ ( ╋ ^ヽ ( ╋ ^ヽ
;:: , | -|lニ) , | -|lニ) , | -|lニ) , | -|lニ)
w ;:: ∧∧ <,_し`ヽ,)_,,∧∧ <,_し`ヽ,)_,,∧∧ <,_し`ヽ,)_,,∧∧ <,_し`ヽ,)_,,ヽ
;:: (゚ー゚*) (゚ー゚*) (゚ー゚*) (゚ー゚*)
;:: ( ╋ ^ヽ ( ╋ ^ヽ ( ╋ ^ヽ ( ╋ ^ヽ ::;
;:: , | -|lニ) , | -|lニ) , | -|lニ) , | -|lニ) ::;
、y, ;:: ∧∧ <,_し`ヽ,)_,,∧∧ <,_し`ヽ,)_,,∧∧ <,_し`ヽ,)_,,∧∧ <,_し`ヽ,)_,,ヽ ::;
;:: (゚ー゚*) (゚ー゚*) (゚ー゚*) (゚ー゚*) ::;
;:: ( ╋ ^ヽ ( ╋ ^ヽ ( ╋ ^ヽ ( ╋ ^ヽ ::;
;:: , | -|lニ) , | -|lニ) , | -|lニ) , | -|lニ) ::;
;:: <,_し`ヽ,)_,,ヽ <,_し`ヽ,)_,,ヽ /l<_し`ヽ,)_,,ヽ <,_し`ヽ,)_,,ヽ ::;
;:: l/ ::;
;:: ∧,..,. ∧∧ / ::;
;:: (゚ー゚*) (゚ー゚*)/ ::;
w ;:: ( ╋ ^ヽ (i:i:i:i:iと) ::;
;:: , | ━|l二二ニ) ノノヽ,/〜 ::;
l /
__,,..-‐‐‐-、_ ′/
,ィ´ィ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::ヽ
l i'´ ゞ、:.:.:.:.:.:.:.:.::::`,
ヽn____v'´'i::::::::::::l
ノリ リノ::::::::ゥ´
`l__ rゝ:::::ソ むっ? あの寺はなんだ?
. l /: : :l
ゝ=ニニ--‐‐ュ
_,,╋三二彡".::::`'‐、
,r'´/ l,.ィ'´:.:.:.:.: ヽ
/ ,r´ l:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.
ゝ ト、, l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::l
`'ィ'´`'-‐':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::::::::l
l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::l
大友フランシスコ宗麟(1530‐1587)
(演者:ムスカ大佐 @スタジオジブリ)
───────────────────────
岩山の頂きに、寺院と思しき建築物があった
───────────────────────
__
┌┐.┌i ┌┐ __ ┌┐ | | [][]
|└[][]L.ロロ | [][] | | ロロ |.[][] l└─┐
|┌┤.r‐┘│┌┘ | └┐└─┐l ̄ ̄
└┘..凵 └┘ | l ̄__l ̄ ̄.┘
└┘
、,, ,
`、`゙'''ー=============================ー'''゙´ノ
`ゝl!i!li!lil!il!ili!lil!i!li!lil!il!ili!lil!i!li!lil!il!ili!lil!i!li!lil!il!ili!イ´
|=|_|^|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|^|=|
|=|_|^|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|^|=|
|=|_|^|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|^|=|
|=|_|^|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|^|=|
,.r''"=|_|^|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|^|=`゙'、,,
,.r''"=/^|^|^|^|^|^|^|^|^|^|^|^|^|^|^|^|^|^|^|^|^|^|^|^|^|^|ヽ=`''、,,
__,.r''"=/^|^|^|^|^|^|^|^|^|^|^|^|^|^|^|^|^|^|^|^|^|^|^|^|^|^|^|^|^|^|^|=`゙''-、__.;i;';.
:、;;`、エ@=@=@=@=@=@=@=@=@=@=@=@=@=@=@=@=@=@=@=@=@=@エr''´.;i;';.
;i;';.:;;:、;<__人__>-------<=二二二二二二二二二=>-------<__人__>.;i;';.Y;:;;::
:;;::、;;:。; |□|田田田田田||.(;;;)(;;;)(;;;)(;;;)(;;;)(;;;) ||田田田田田|□|;:。;:;;::。;:;;::、
`;`;;i`.:;:i..''|| :田田田田癶||ロロ| .§. . .. . |ロロ||癶田田田田 .||'`,:'':'`:Y:'';;::,:'':';:
`;i`.;` ;;i`´.||〒〒〒〒(:::::)ロロ| .,--§--.、 .|ロロ(:::::)〒〒〒〒';.,,;;`;;i':';:;..,,:'':';:;"
`;;ii|!:;. ,,;...;)}{{.|llll|llll|llll|llll|┃||ロロ|____.| ̄ ̄ ̄ ̄||___|ロロ||┃llll|llll|llll|llll|.}}ヾ':';:;..,"i|!i|!,:'':';:;..
─-==-_─三─≡-=─-==-.::::; ̄ ̄ ̄ ̄ヽ、:::..─-==-_─三─≡-=─-==-_
二三_-==-_─ ̄三─≡ ̄-:::::/: : : : : : : : : : : ヽ::::.-==-_─-==-_─三─≡-==-_
,,,,_,,ー,,,- ,,,- ,,,, _,:,, ,,- ,,,::::r'' : : : : : : : : : : : : : :゙''、::::..ー,,,, ,,,,,,ー ,,,,- ,,,,,, -,,,,,,,- ,,,,ー ,,,, ,,
-
/ ` 、
、 ' ヽ
..\ _/ ,__
\ f ,...-゙ ,, !! ,, ―i .!
ヽ.. \ l', .!::::l 〈l li ||. 〃/〉 i:::::! .l 地元民が言うには、羅漢寺という古刹だそうです!
. \.. \ (l | |::::l. k li ll.〃〃 _l::::l__l)
. \. \. _f,-、 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄,-,ヽニ‐-_
. \. \. _,.イニニl'ー' ト、 ◯ ,.イ ー /ニニニ\
. \ \'ニニニヽ ヽ.` ー一'" / /ニニニニニヽ
\ \ニニ二\ ー--一 _ イ二二二二ニニ,
. /_\ \.二二> ___,. <二二ニニニニニニニ,
/ニニ\ \二二lニ╋ニニニニニニニニニニニニ,
. 'ニニニニ\ rー\二lニニニニニニニニニニニニニニi
. 'ニニニ二二\l. \!二二二二ニニニニニニニニニニl
'ニニニニ二二二\ /lニニニニニニニニニニニニニニl
'ニニ二二二二/ニニ/ , !ニニニニニニニニニニニニニニ!
'ニニニニ二二二二/ / .lニニニニニニニニニニニニニニl
. 'ニニニニニニ,ニニ/イ廴,イlニニニニニニニニニニニニニニl
. 'ニニニニ二二/ニニニニ二ゝlニニニニニニニニニニニニニニl
_,ノ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l ̄`ヽ:::::::::::::\
/:::::::::::::,=、::::::::::::_,, -‐ソノ ヽ:::::::::::::::ヽ
/::::::::::::::::/ ,r、'-ァ――――-Y`ヽ ',:::::::::、l/
l::::::::::::::::::{ { i' ヽl l ヽ ',::::::::',
l::::::::::::::::::ハ ` \ } l:::::::::}
',:::::::::::::::::::::〉'i `´ ヽ:::/ノ
',:::::,,..=ーl/' l ,_ .',:/
_,,...-t―-<ー‐- ,_ ヽ r-、 r'´ まあどのみち異教徒の寺だ、焼き払え!
"´ ヽ:::::::::\ > 、 \ `ヽヽ /
\::::::::\ >= ,,_ \ ` ー/
::::::::::::::::::::::::::::::::マ:::::::::\  ̄`iー 、 .,'
:::::::::::::::::::::::::::::::::::マ::::::::::::\_ | ヽ ノ
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::マ:::::::::::::::\`ヽ |,r―<´
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ー―- 、::\ `ー-=、╋ 〉
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::t―=='::::::::\/´>、  ̄`ヽ
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\:::::::::::::::::::::::\ >、 ハ はっ! >
─────────────────────────────────────
ところが、とつぜん山頂から妖しい光が射したので、兵士たちは恐れて近寄ろうとしない
─────────────────────────────────────
ヽ \ \ 丶 i | / / / /
ヽ \ \ 丶 i. | ./ / / /
ヽ \ \ ヽ i. .| / / / /
ヽ \ \ ヽ i | / / / /
ヽ \ /
\ /! ,,.rァ
/ l゙ ,,、r'´ / ---‐‐‐
‐‐‐‐--- | l_,.r''´ /
| ,.、r'! / -----‐‐‐‐‐
ー―――――――― ,,l ,,r'’ l /
____________ ./ .l゙ l ./ -----------
二二二 / ./! l! l゙/ _,,.rァ === 二二二
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ r'´ ./ .| | r''´! ./゙ /  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
--------‐‐‐‐‐‐‐‐ | ./ | | /| .| ,l / ./ ‐‐‐‐‐‐‐‐-----
| ./ | | | | |/./ . /
---‐‐‐‐‐ レ' | / .| ./ ./ ./ ‐‐‐‐---
|./ l/ / ./
/ / ;'_/
/ / / \
/ / / 丶 \ \
/ / / / | i, 丶 \ \
/ / / / | i, 丶 \ \
/╋\ ウワァァァァ!
(゚Д゚ ;) /╋\ ヒィィィィ!
/╋\ ⊂ (;´Д`) /╋\
(´Д`;|)/⊃ ⊂_ ⊂ 丶(´Д`;,)
ゝ / (´⌒;;;Y ソ と_ ⊂ノ(´⌒;;;
し Y 人 (´⌒;;;/╋ (_)Y 人ヽ≡≡(´⌒;;;
(_)'し ⊂(゚Д゚ ;) (_) ソ ≡(´⌒;;;
─────────────────────────────────────
激怒した宗麟だが、かれ自身も怪光を不気味に思ったので・・・
─────────────────────────────────────
/ / ゙i, ヽ
j ,ィ/ | |
lィ' ,ィ/j/ | iリ
| /l / '"` | j
リ! /,ノ _,、-''''` /リ
| _.._ l/ ,.--;==ミ 、 ___,.ノ /{.○-゙‐rV 近習の坂部左近を呼べ!
ヽ,/`ヽヽト、 ´ {,.○-`‐‐ 、,.-ト| ,ノ
∧ ゙i, `ヽ,r'´ ノ. ゙、--‐''´|
,,.く ヽ ゙i ヽ、 __,,、-'" 〉 /
ハ'´ | ゙i | ' ' iヽ''" ̄ ̄ ̄`゙
゙、゙i,_r'シニZ`ー┬ト'i _____ , | \
_゙V ヽ,.レ''ヽヽ `ー─''''"´ / \
/./ ヽ/ ,」ヽ __,,、-─‐-、j ヽ
/ r'´ --‐‐'''"´ ヽ \ (.r‐'''""゙゙`ヽ,`) /
l .| __,,、--`ヽ \ ___ヽ /´| ∠__
j | ,⊥`ー 、 ゙! レ' | |
| | -‐''"´ ヽ、⊥ヽ| |彡'| |
_____
,.≠´三三三三三三三ニ=-___
/三三三三ニr´ ̄ヽ三三三三二ニ=─-
/三三三三ニ/ ` ̄ ̄=ニ三三三ニ/
/三三三三三ム、 ´ ̄ ̄`ヽ `!/
/三三三三三ニ7 /´⌒ヽ._ j '´ 、
/三三三三三ニノ '´⌒ヽ三ニ`ヽ.__ ' _,.ィ'ヘ}
ハ三三三三三/´ !、 _ニ\三三ニ=〉 〉三ニ=1
!三ニ/^ヽ.三 | `ー`´ ̄ヽァ <j /‐、,-、/
、三イi´ノ!| }三.! / / | |ヽ ̄ !
ヽニ| / /1三.| / ' 1 | ヽ |
ヽ !、ん_ソ{三.1 / ! l ヽ.│
ヽニ\`ーl三 | / -__ナ_`.〉 |
Y´ `ー>‐' ' ' -ヽ/ ./ 用件を聞こう・・・
/ ヽ _,.==、 /
r-'7 `、 ,.ィ/´ ソ`ヽ. /
,ノ キ \ 、_,. ⌒ヽ /
\ `\ /
\ \ ! /
`ヽ ヽ.____ソ
 ̄``ー、 ``ー、 三三フ|`ヽ.
\ \ .╋ | \
\ `ー-.._ ノ、 \
坂部左近 (演者:デューク東郷 @ゴルゴ13)
. --ミ、
/ ヽ ペコッ
./ ,、 ヽ _..... 、 あ、こりゃどうも ( いかん、AAに条件反射して近習に頭を下げてしまった)
{ f' ゝ--ミf¨ヽノzーr= ¨´:::::::::::::\
\ヽ ハ/ .〈 .爪::!::::::::::::::::::::::::::::::丶
`ゞ「 _, | // !:|:::::::::::::::::::::::::::::::::::丶 あの寺に古ギツネか古だぬきが居るみたいなんです。
`ヽ..イ=イイ{〈:::::::::::::::::、::::::::::::::::::::::丶
〈:::::アi╋`V:::::::::::::::::::::\:::::::::::::::::::::ヽ 君のプロの腕で、なんとかしてください
ヽ/| ゚。:::::::::O::::::::::::\::::::::::::::::ハ
──────────────────────────────────────────────────
依頼を受けた左近はスイス銀行の口座に入金されたのを確認後───もとい命令のままに、山門の扉に銃口をむけた
──────────────────────────────────────────────────
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\ ィ≦二二≧x
../::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ <´/////////.ヽ、
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l <´///, -─‐ 、//ヘゝ
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ ̄ヽ::::/ニニニニト、 <´ミミ.////::::::::::::::::::ヽ//.|.|
:::::::::::::::::::::::::::::::::::/ //::::::: \ヽ <´三三ミ|///{::::::::::::::::::::::}//.|.|
:::::::::::::::::::::::::::::/ / ///|::::::::::::::::::::::::|.|xく三三三三//.弋::::::::::::::::::///ノリ
`───ー''" / /Y//ヽ、:::::::::::::::// /三三三三三メ//`三三三´//リ
/ ____\ __./l::/|三\三/三彡イ//マ三三三三三三'ヘ、///////
、∠:::::::::\/リ |/|//|三//ヽ/ィ´二|//マ三三三三三三三三>´
〃==<:::/ミlニニ\ヽ..// /γ´二二.ヽ//\三三三三三>´
.`-‐‐fツ {///\三// ̄//|. i 仁フ二l二\/ヽ三三三>´
ヘ ∨/// // / {//', ゝ三三三.////ヘ
. ヘ /`'--´(ニニニ〉 ム//ヘ、`ー─彳/圭圭.\
ヽ ヘ / / ////ム///`ゞ=ニ==彡/圭圭圭\
../.ヘ / {. ///// ム三三三三三/圭圭圭圭::.\________
圭圭 ヘ. マ///////. |/////////|圭圭圭圭圭圭::.\ /
圭圭圭\ .マ==イ>//////|三///////|::圭圭圭圭圭圭圭.\ /
圭圭圭圭\/ |ニ|//////|三三/////|:::圭圭圭圭圭圭圭圭\ ./
圭./ ̄ ̄ /. |ニ|//////|三三三///|/⌒ヽ圭圭圭圭圭圭圭\ /
./. /.. .|ニ|:::::/三| |二二/´⌒ヽ 〉 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /
l / //三三| |三三',ヽ─´ \_/_______ /
マ / 三三三ニ| |三三 \ ヘ:圭圭圭圭圭/ /
._ マ /::rヘイ⌒ヽ、三三三三ヽ、 \圭圭圭/ /
\ ∨::::\ \ ヽ、ニ三三三 ゝ、 〉ミ圭/ /
\ f⌒Y \≡ ヽ、三三三 | /圭/ /
────────────────────────────────
すると妖光は寺の山門ばかりか、山頂全体を包み込んでしまったのだ!
────────────────────────────────
/| l7l7
| |_
| __>
| |_
|___>
___/|___
\ / |\
| / ̄| / _ _ __ | ./
l/ l/ l/l// / l/
∠/ ⊿
|
\ /
ニニ≧z _ _ (m) _
二二二二二ニ≧ _ |ミ|
ニニニニニニニニニ≫.、 _
ニニニニニニニニニニニ≫.、 , ´ ` 、
寸ニニニニニニニニニニニ:\ / 妖 光 \
寸ニニニニニニニニニニニム , \ 卍 ヽ
寸ニニニニニニニニニニニ:.. / \ :.
, 寸三=―――<ニニニニム. i __. -- \ i
寸ニ≧<ニニニ\ニニニニム. ! 弋. a .)ヾ } ノ =≠ミ.
\ニニニ≧<ニ\ニニニニ>!、 `¨¨´ 込P _ ノi
. ̄ _ \ニニニニ≧<ニニニi介 ` 、 ィ .} .|
\二二二二二≧<_|{ Y ¨´ |
` <ニニ>==ミ :、vL , -- }
-―======- _ /: : : : : : : : : : \ _ム \ /
/..:::::::::::::ヽ: : : : : : : :ヽ } \ /
/::::::::><: : : : : : : : : : : : : ≧ミ _ /
, : : :≦: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\ ー -_ .ィ
/:::::: ≦: ≧<: : : : : : : : : : : : : : : : : : ::  ̄´!:ニム
====--――〃:::: /: : : : : : : : : \: : : : : : : : : : : : : : : :イ ,:ニニム
//////////:::::/: : : : : : : : : : : : : : Y--- ミ: : : : : イ: :人 、 ,ニニニニi
///////// /: : : : : : : : : : : : : : : :./}: : : : : :.\: : >: :.v.ヽ.\iニニニニ!
///////./: : : : : : : : : : : : : : : : : /: : : : : : : : : :\ <:::::ゝ!::. \ニニニ|
-----/: : : : : : : : : : : : : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : :i_ <:::! VニN、
イ〃: : : : : : : : : : : : : : : : :.〃: : : : : : : : : : : : : :j: : : ミ. .、 {ヾニム
Y:{{/: : : : : : : : : : : : : : : : :./: : : : : : : : : : : : : : 〃: : : : : : \ 廴ニ:ム
妖光(演者:サイタマ @ワンパンマン)
───────────────────────────────────
左近も、宗麟も、ほかの兵士たちもみな、その異様な光に目を射られて地に倒れた
───────────────────────────────────
,.,,,.--;;,.、
,.-':::::::::::::::::::\
j';;:::::::::::::::::::::::::::::ス 目がぁ、目がぁーーーー!!
l':::::r',l,.,っ:;-;:::;:(゙ 、;、
l:l'j -' l/,''-ァ- y lぃ
. ゙l ′' /j''゙l ,l' ,.-、
. ,.......゙, ,''ニ__;.l ゙y 〉::::::`:::::-::、
/::::ヾ 、 ,ィ'゙-- ' ,゙-、 / /::::::::::::::::::::::::`:::-
/:::::::::::::::,ィ゙ - 、=,ッ''l:::゙、ケ入::::::::::::::::::::::::::::::::
r'ス::::::::::::::::::/:l゙ -ッ=---、:::::゙l,;;;;;;;;` -、::::::::::::::::::::
,l'::::::::::::::::::::/:::::::゙、,j::::::'.:ヾ.:.:.`.、:::::` :y;;;;;;;`::-、:::::::
,./::::::::::::::::::/;;;;;;;;;;;;;;;;j::::::'╋:.:.:.:.:.:.:.゙、::::::::l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
/:::::::::::::::/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,l::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.;.:- イ:::::l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
\ ,. '"" ̄ ~~""""''''',;
\ / (",、_" ヽ
\ i ,,.、 //へ.ニ7ノ
\ ! {(`l | `ヽ==ji,ヽ
\l ll (l | / ヽ.==
゙、 >`l | ' ェ‐゙
ヽ,__,/ ヽ l,,| 'ぅ 失敗はしていない。サングラスを忘れただけだ・・・
、/ \ヽ、 , 〉
/ ヽ╋{ ̄ / =====
〈 __ノ ====
\ \_ \
\___) \ ====== (´⌒
\ ___ \__ (´⌒;;(´⌒;;
\___)___)(´;;⌒ (´⌒;; ズザザザ
, --―-- 、
/`ヽ_o .o_/´ヽ.
l / `ー´ヽ. .l
|. l三三三l .|
. | l三三三l |
/ \
, ヽ
/ 大 蛇 ,
, 卍
i i
| ___ ___ .| ちなみに怪光じゃなく、竜のような
!. -- 、 -- 、 ,⌒:.
.ハ ( ・ ) (. ・ ) .Y .! 大蛇がとぐろを巻いていたので
! ハ `¨¨´ ! `¨¨´ /) /
ヽ . { / ./ 大友勢を寄せ付けなかったという
∧ ____ ./¨´
:. \ _ / , 説話もある!
\ .イ
|lーーー.l|
|lーーー.l|
|lーーー.l|
|lーーー.l|
|lーーー.l|
|lーーー.l|
⊂ニニニニニニニ⊃
ノ ヽ.
/ニニニニニニニニニヽ.
/ ヽ
l ニニニニニニニニニニニ l
---=================================================================---
へ
/ '⌒ヽ
{/___
. : : : : : : : : : : : .
. / : : : : : : : : : : : : : ヽ ヘ かくして御仏の霊験により、領内で唯一、大化元年(645年)いらいの古刹は
. / : : : : /{ : : ト、 : : : ヽ : У /L_
'コ: l7: :/‐、 : :|-‐、 : : : ' 〈//´⌒ヾ 大友の十字軍から守りぬかれたのですっ。 ありがたやありがたや。
i : : : : 厶、', : | __ 、: : i:彡!:i: : : : : :.
|:i : : 〃r心 ヽ{〃r心\{ ,ヘ!:i : : : : : ',
|ハ: : :| 弋リ 弋リ}: :/ /| i: : : : : : i ただし羅漢寺HPによると、史実では大友軍にほとんど焼かれているというオチつき・・・
{ 〉 人 、 , 厶' ┘ : : : : : : : :!
/ : ヽ{i≧=‐r-‐t< ! i : : : : : :! なお昭和18年(1943年)にも火災が起こり、本堂が焼けています
.′: : : | rf7r ´ ノ 、 | i : : : : : :|
; : : : : : | レ介vイ′ i | i : : : : : :|
i : : : : : | ′7 〈 1卍| | i : : : : : :|
仏教僧(演者:初音ミク @VOCALOID)
その1の注釈:秀吉の本音
─────────────────────────────────────
天正一三年(1585)秋、高山右近が高槻から明石に、国替えになったときのことである
─────────────────────────────────────
ポリポリ
'、三三三三三三三ゝ-、
_ ,,, __, -'" ̄`~""'’三三三三三三三三三ヽ
_,,-_´,三三三三三三_三三_三三三三三三i
`"' 、三三_三//三ハ三三三i三三三i___
.i;;;`;;、三i0'i i,、 /´ }三/_i/⌒i三三, -'"
‐--――、-――i く i'-,`==- -==ニi''´ i 9/三/
‐-、_,‐-,,-,,_`ー三ゝ、i、 i' -i i- i /-'"三〈,,__ マンドクセ
ヽ;;;;i `ー 、 ` ーi  ̄ y ` ̄ ノイ ̄"'' ̄`
i;;;;;i `--.ノi ヽ -― , '" i
i;;;;;;;', i´ ゝ-- " i`ー、-、
/;;;;;;;;;i iヽ / ヽ-―、
‐-,,_/;;;;;;;;;;;;;i i;;;;ゝ,,_______, -'/
"'- 、 / i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/
豊臣秀吉(演者:孫悟空 @DRAGONBALL)
∠㍉//7x-‐‐- .
, '" /⌒ ''"´⌒`ヽミメ、 r‐、
/ / ヽ|ii|:》、
. / / / /{ ト、 ヽ ヽ ハ. |ii|⌒ヽ
/__/ / 乂_,.イ | '、 '. V::vハ :、
′/ /x≦ミ、|卍 xヘ }:::vハ :.
/{ /《 ら沁 l j ゞ=-‐ i :| マ ' 左大臣 関白殿下!
/ | ,'cっ辷ソ Ⅵ/ x=ミ、 i i! i! '
. / | γ /i/i/i/i , らr心', i ハ ,'| i 聞けばこのたび、明石にキリシタン大名が
/ i|八 o /i/i/i ゞ辷ソ∧ i /:::レ | |
. / ,八 个u. rヘ=-、__ とつ /册} | | 封じられるとか・・・
/ ヽ{⊇へ`¨` -、) o/ /∨:::::/ ! |
| /⌒'{i>t---z-ο厶イ>ゞ=" | !
|((n/YY'y::〉rf''"i} 01ヽ | | なにとぞ関白のご威光で保護してくだされ!
|「ヾ=x_っ{ n^YY'h_j | |
||厂i:::: ̄7::| {ゝ==彳}| | |
※なお高山右近は仏寺にも、分け隔てなく安堵状を発行している。
─────────────────────────────
明石の仏僧らが、秀吉に嘆願を直訴したところ・・・
─────────────────────────────
\..、 ヽ、
|::::\l::ヽ
知るか、 .|::::::::::::::::`ー―-..,,_
..|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
そんなこと .|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧__
./:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
\___/\|:::::::::::/ |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::/|:::::::l |::::::::::::/⌒ヽ:::::::::::::
/´/::::::::::,ィ::::::::| |/|/l/lj l/ヽ ∨::::::::
. /:::::::/ |:::::::::|. ,ィ彡 Y/ /:::::::::
..l::::::/ ヽ、:::::l. 〃 ヽ ‐'::::::::::::
. ヽ、| ``\lo / """""
} / .l
ゝ'l__r 、 / /
<_, /| / .i
ヽ‐' / ./ |
// .|
__/ ___,,..-'"
/_,,..-''"´: : : : : : : : : :
,.-''"´: : : : : : : : : : : : : : : :
xェェz. -: : : : :-. .、 __
/イ: : : : : : : : : : : : :`ヽ///∧
,.イ: : : : : : : : : : : : : : : : : :.V∨∧
. /: : : :i: : : : :|: : : : : : : : : : : :ヘ ∨∧
/: : :..: :|: : :..:..|: : : : : : : : : : : : : :///∧ はい?
,: : : i:-/ヽ:..: :..ト、; -‐:-: : : : : : :i:.}///ソ
. ,: : : :|:/__ ヽ:..:| \: :ヽ: : : : : :.|;'//ヽ
/ヘ: :..ヾ{ f:㍉ ヾ{ イ笊ミxi: : : : : |ヽ: : : : \
ヽ: : :i 弋リ 弋::う ! : /:.: :| ヽ: :..: : :.\
ヽ从 、 ムイミヽ:{ ヽ: : : : : : ヽ
ヾゝ、 V ̄ヽ /三彡'` ヽ: : : : : : : :
ヽ:> ` ‐ ' ィ /: :ヽ_ ヽ: : : : : :
j// i¨ヽ /: : /  ̄ ヽ ∨: : : :
: /: :{__/: : : :/ : ∨: : :
i ,: /ヽ: : : : :/ 卍 ! : : : :
l/:´:{:::::::}ヽ:./{{ i _ . i: : :
/: : /:`:f´: : : : :ゝ/´xェュ `′ /: : :
_ --、__
r´_´ ー二_
}三三ミュ_、_>ー´
ムィ⌒Y
/ j! | \ 、
/ j ! ヾ≧ュ、 }l.
{ ハ \ マニニュ jム
レ リ ヽ }ニニニュ. /ニ /
{ 人ニニ=、∨ニニニニ∨ニニ /
/ j/ マニニニニニニニニニニ/ 自領内で領主がどんな政治をやるのも領主の勝手だ!
| i , マ、ニニニニニニニニ/
! | { ト、マニニ=ニニニニム 坊主どもの仏像など、まとめて焚き木にしてしまえ!
i ! }ニr、/ニニィニニニニニ!
ト ハ 人」 }</ニ≠ニニニニj-――
ム `ーy イ7ヽイ!X{ /_」ニ/jニニニニ=ュ、
X{ j ∨ィ三7 八 ヾ^ ーッ=ァイ´ヲニニ\
ヽ マ三三三7 / ト r´ュ ̄ィニニニュ、 `ヾム
} マ三三7 ム、 ヾア´⌒マ=ュ_` `
八 マ三/ j三≧!、 ̄ ー} j7 ー、
/ ヽ マ / !三三三三三 j _z ィ
ヽ L / 三三三三ア / / /三三!
人 ` / マ三三ア //三ニキr'
/∧∧x<: : : : : : : : 卍: : : : :\
/⌒ヾ∧: : :/ : : : : : : : : : : : : : :ヽ
: : : : : }〉》〉/ : : : : : :ハ : : : : }i:. : : : : :.
: : : : :///,' : : : : : :/ l: : : : ハ:.: : : : :.i
: : : :/‐- i : : : : : // ! : : /\ヽ: : : : :l
: : :/¨`ヽ| : : : : / |: / ': : : : | 頼った私がバカだったーっ
: :,'il }{ : : : イ i⌒i! |.:/ i⌒i! i : : : }
:/ |l ,ニV/:: { とー' / 'ー'' }: : : :ハ っ
|L_ノニノ ' ,⊂⊃ ⊂⊃.:/: :i
'ー r 《 >:Ⅵ / ̄ー‐ヽ ハ:/: : : l っ つ
,.:マヘへ:/リ、 {___ソ .イ.:/′: : : |
∠-ァ\ヽ::\ >=ァ┐‐≦ | :/ |: : : : :|
/⌒ヽー=ニ匸_]〈: :.{.__ |/ |: : : : :|
──────────────────────────────────────────────────────
>1が思うに、世俗支配者にとって宗教は潜在敵。まして独裁者は「『俺様=神様』なんだよ言わせんな恥かしい」というのが本音
──────────────────────────────────────────────────────
その2:本蓮寺の杉戸の絵(48話。長崎)
─────────────────────────────────────────
慶長18年(1613年)、家康の全国的禁教令をうけ、26聖人で有名な長崎西坂の近くにある、
孤児院や病院が付設されたサン・ジュアン・バプチスタという教会が焼かれた───
─────────────────────────────────────────
_
ト、 ^)ノrァ
|し'!、_ノ |_ノし! リ rイ
し-‐1 r―‐'´ :ト、ィ__j しヘ
,イ | |! |! :| ィ――''イ | ト、__,ィ ト、
)ノ_j l| :八,ィ し' / / し‐ ニ!:/ イ ,ィイ ム l
 ̄ ) _ノ:(__ノ _./ / // レ' し' (ノrイ ) |
/'´ /'´ ̄ /´ _,.ノ / ^)/
/´ ̄ _,
⌒)ノ
.::... . . .':::;:, .:.
..:.:λ:: ::'; ::,)、::.:;.:,:;.:
╋ 人ノ从:.ソ)ノ ):.: .;,.'
┃-,-,-,-,-,-,-,-,-,-,-,-,-,-,-,-,-,-,-,-,-,-,-,-,-,-,-,-,-,-,n ィ' (ソヘ (::.:.:'.,; :. .
/ _ 人 て:;;':.
/ ,' 人)ヾ; 从 (::..
/ (:';:;:;:;: _ノ _人 (,_ ソハ ,ゞ.:.
/__________',;:;:;:;:));:;:;:;:________从 (⌒ ゙ /⌒ (: :.
`―┬―――――――――};:;:;:/(;:;:;:;:――――――_ ゝ . 火:.::ノ ):::...
| ,' ノし': :ヽ;:;:;: 人 .,;,., `ヘ/
| ┌───((,イ: : :: :V);: _,ノ .,.,; ;,,., ( _
| │ 、ゝ: : : :(ノ};: `ヘ( 从;: .; ;, ∨(
| │ |ヽ: :: : : :: :/;:;:;:;:;: _) ,; ;, 从
| │ | ゝ;:;;::;从;ノ;:;:;:;:;: ⌒ヽ .;: :;, ノ_イ
| └───┴;:;:;:;:;:;:;:;:;:;: _人ノ, ;: ;; /
| ヽ ; .,ノl火) 'ヘ,
| ,火_)i_从 ;: ;; 火/(_
| ._ノLノl ; l( ; ヾ.,_从
_火` 、从_ ゞ_人_
,,'`"゙"''`ー;、从_ノ(_.,;:.)ヘ )L从_;:,火,.;:ー'"゙⌒
<サン・ジュアン・バプチスタ教会>
────────────────────────────────────────────────
このとき、教会や病院にとどまろうとした信者たちは、役人に捕われて庭の中にあった井戸に投げこまれたという
────────────────────────────────────────────────
.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : _,,--'"´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`゛'--.,,,_: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : /..,,:;:;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:...,.\: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
 ̄ | ̄|:| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄|| ̄
| ;|:| | ;|;|
| :|:| | ;|;|
| :|:| | :|;|
| :|:| | :|;|
.| :|:| ,,―ー――-、、 | :|;|
"'~ ''""'~"'~ ''""'~| :|:|"'~ ''"l、,.:.:.:.:.:.:.:.:.:._,,;ll"''~''~| :|;|"'~ ''""'~"'~ ''""'~'~"'~ ''""'~~"'~ ''""
| :|:| |,,,,"l""゙'''"_l_゙,.| | :|;|
| :|"' |'ト二二ニ,|--トl | :|'"
"'"' `''―--―-‐''" '"''"'"
::'' ;,
::'' ;, ::'' ;,
---=================================================================---
. __
\_ | |Yl.
. _l | |ハ| ○
. └‐┘
__「L._トト、 ○
└┐r‐レレ
〈〉|_|〈〉 o
○ [|
ロ o
o
,.ィニア
, /ニニ/
}:、 /ニニ/ ,.. ==.、
マニ、 .ィニニ/ ,.ィニニ.ィ}
Vニ≧=--=≦ニニニ乂_..z≦ニ.ィニ/
ヽニニニニニニニニニニ>__/ニ/!
マニニニニニニニニニニニニ//
iニニニニニニ/ニニニ-=彡/
:,ニニニニニニニニニニ>''´
Vニニニニニニニ/´
jニニニニニニ/
/ニニニニニ∨
/ニニニニニニ/
/ニニニニニニ/
──────────────────────────────────
その教会の跡地には寺が建てられた。日蓮宗本蓮寺である。
──────────────────────────────────
癶.:
i;:.f ・。・。・ ゚・。・。・。・ ゚・。 (}}≡{{).: .
i;:.l ノ ・゚・。・ソ゚・゚・。・ ゚・。・゚ .:.//\\:: . ・。・。・。・。・ ゚・。・。・゚・
i;:.i ・゚・。・,,/⌒´ : ://|:::;;:::|\\:: . ・。・。・。・。・ ・. ・゚・。・。゚゚・。・。・゚・
i;:.vノf/ ..//ロロ.`-'´ロロ\\:: . 。・゚・。・・.゚・-。・。ノ・゚・ソゝ゚・。・。・゚・
i;:.rソ'' : .:;,//..ロロロロロロロロロロ.\\:: .。・゚・。・_ソ`⌒´⌒ \ii゚・。・・。・。
i;:.i .: :;_,,-''":../.ロロロロロロロロロロロロロロ.\'。・/'¨` .ヽ!l:.!:iY・。・。
i;:.ノ : :;_,,-'": 。゚。。・=====================ソ .`゙''-、_:: :. : ・。・。・。・ ゚・。・。゚i;: i;: i;: ・゚・。・。
/ : :;_,,-''": ・゚・。・ ゚・。・。・。・:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`゙'''ー:、:: ・。・/⌒ヽ-´`´´`"\_i;: '''i;:
::_,r'": 。・゚゚・Y。・゚゚゚・゚,,r-ゝ、,,_,。・。:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`゙'' ソ : :. \r'¨・゚・。・
,、_,,-'',´´ '¨`。・゚゚・,〆'')・゚。・゚丿::::::::::::ヽ、。;;、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::゙'''ー、,,,、_. )i;:・゚・。・
ヽ、 \ソiiiiii'¨`。・。人..(___ノ´・。/iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiヽ、。゚。。iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiフ./ (i;: i;: ・゚・
i;`ヽ \[ロ゚・゚・ソ・。・-゚・__・ノ´ロ=ロ=ロ=ロ=ロ=ロ=ロヽヘ_..。ロ=ロ=ロ=ロ=ロ=ロ=ロ=ロ=ロ=・゚・。・。゚・・。・ ヽ、i;:
i;: ;.) ・゚・。r゚・。・゚・-。・゚"""\,,・。・。___Y二二二j≡≡ソ≡f二二二Y______。/⌒´⌒`\・。 )i;:
i;: ;;|・゚・。・;;_・。,,/´ | | ̄ ヽ。・ ゚・:。,...| | ̄ ̄||∧..;;. .∧|| ̄ ̄| |. .. ||:: :..i!i:l| | ... vi }i;:
i;: ::レ;´;;/´´ | |: : ::: ||⌒"ヽ、゚| | ̄ ̄||圖.. ..圖|| ̄ ̄| |. .. ||:: :..i!i:l| | ... ||i \i;:
i;: ;rソ'' | |:l;;l:..:...|| .. . | | ̄ ̄||f´ ; ; ;; `l|| ̄ ̄| |. .. ||:: :..i!i:l|゚・。゚・゚・。・。 ||!) ``
i;: ;| | |l!i:!: : .|| ... | | ̄ ̄||(YYYYY)|| ̄ ̄| |. .. ||:: :..i!i:l。/´⌒`\、。。・i。ゝ
i;: ;| | |i!i:l:: :..||. .. | | ̄ ̄||.†.†.†.†.†|| ̄ ̄| |. .. ||:: :..i!i:l| | ヽ、(。・。・。・。・
i;: ;| ゝ================| | ̄ ̄||__| ̄ ̄| || ̄ ̄| |================ソ ∨ノ´⌒`ヽ、・。_
i;: ;|; : : : : ; : : : : ..`=|:|====|:|====|:|===| |三三三三三三三三^| |===|:|====|:|====|:|=" .; : : :||>; : : : : :.\・。; :
i;: ;) : : : : : : : :~ :..[二二二二二二二二| |,!================| |二二二二二二二二]・゚・゚゚・。・ゝ: : : : : : : :`):
────────────────────────────────────
ところが。くだんの井戸のそばにある庫裏(居住区)の部屋で、怪異が起こり始めた・・・
────────────────────────────────────
<コケコッコー !!
∧_∧ ふう、良く寝た───
(´・ω⊂ヽ゛
/ _ノ⌒⌒⌒`〜、_
( ̄⊂人 //⌒ ノ ヽ)
⊂ニニニニニニニニニニニニニニ⊃
∧ ∧ あ───あれ?
(´・ω・) :. _
r'⌒と、j ミ ヽ
ノ ,.ィ' `ヽ. /
/ i!./
(_,. //
く.,_`^''ー-、_,,..ノ/
`~`''ー--‐'
┏┓ ┏┓ ┏┓┏┓
┏┛┃ ┏┛┗━━┓ ,.、/レノヘrト、 ┃┃┃┃
┏┛┏┛ ┗┓┏━┓┃┏━━━━━ / V-‐'ヽ、 }━┓ ┃┃┃┃
┏┛┓┃ ┃┃┏┛┃┗━━━━ r'/i } fニ、i V⌒i ┃┃┃┃
┗┛┃┃ ┃┃┗━┛ ゝ{{:! j_ `ー' j ,' . ┗┛┗┛
┃┃ ┃┃ イ /`| ハ ヽ_, イ / ┏┓┏┓ な、なぜ?
┗┛ ┗┛__ ,. .- 一==彡 / ヽ〃∨{_}V ,ノヽ. ┗┛┗┛
.-=_ニ- ̄-‐== ニ二三_ イ Y 卍= 〉∨ \ 東向きに寝たはずなのに、西向きになってる?!
/, ィ´ ,. -== ¨  ̄ / / } ! ‘ ヽ
// / / ≠ / } \ ヘ
/ ./ // ヘ 、 ヽ/ 〈 \ ` ー-
ノイ ノレ r‐=才/ヾ〃^ヾ彳^ヽ. ヽ
ヽγ´ 《/,/_/_j_八_\\}}
ヾァ冖⌒ー==ー¬''"
∨ ⌒У⌒ヾ/ ※ 「枕返し」は日本の怪談のテンプレ
| ̄|
_ l二 フ/⌒\ ,ー―-- 、..__ /\
///\ / レ /`ヽ | 'ー―-- 、..__/ / /
|///ヽ ヽ ノ / / / / _⌒l
|/ ||  ̄|__| ∠_ノ \/ | し')
/ / `ー'´
//
_ヽ_ l l i
_ゝ ヤ ⌒ヽ o o
(__ イ ノ
_ヽ_ l l i
_ゝ ヤ ⌒ヽ o o
(__ イ ノ
_ヽ_ l l i
_ゝ ヤ ⌒ヽ o o
(__ イ ノ
,ィ´ ┼ュ ____ ┃
. | | ッ ・
/: : //: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :  ̄`ヽ、.| .\
/: : /:/: : : : : : : :ヽ: : : : : : lヽ、: : : : : : : : : :l、::|,: : \
./: : : :/ `/: : : : : : : :/´ヽ、: : : :| |ヽ、: : : : : : : : |、_l、: ::
´: : : :/ l': : : : : : : ::/.|、_|\: : ::|__|,-|ヽ : : : : : : : :|'゙ ∨:
: : ::./ |: : : : : : : :/| | | |\: .| | | `l、: : : : : :.| ∨
/ |: : : : : : /,,,==、、| | .|\! !=,,,| ヽ: : : : :/
. / |: : : : : /.ll、 )ll| !. | |l ll|l |\: : : /l ひいいいい!
/ !、: : :/ ゙゙=='' ゙゙=''゙゙ /ヽノ /
___ ゝ、:| !〜〜〜‐ .| |::ノ
\, \.|、 |::::::::::::::::::| / /'´ 誰も居ないはずなのに・・・真夜中なのに・・・
/ `ヽ、_ |:::::::::::::::::::| ___ノ゙∨
 ̄ ̄ `ー--,-、―,'''' 人のざわめきが! 泣き声がぁーっ
, '´l. :ヽ卍 `lヽ
/ ,∧ ノ-、 /、, `l,,
/ / ''└┘` ヽ . !,
────────────────────────────────────
ある夜、気が強い若い僧が小刀を懐にして、この部屋で一泊することにした
────────────────────────────────────
//
へ〈 し――へ
/ しノ
/ // し
// / /二二二V| し 俺の小刀が光って唸る!
|// |こ0 こ0〉 | |V ノ
\ | く | / V 物の怪を倒せと輝き叫ぶ!
/ ̄ ̄\ マ /|/ ̄ ̄\
/ \_/ ,()\ _ \
. / ノ丿 \\ っつ
/ / ⌒__,ノ /\__ \
| // /⌒^\ / 〉 ̄ ̄\\
| | / \ / / \\
| | |\ \ / \\ 小刀
| | | \_ /⌒\ ノ || ̄| \\ ↓
_____ へ\| へへへへ|| _|_ \\
/|//\// // / (\_/ || | |^ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
\|/\//\|| | | (_.し| | | /|| |_|〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 ̄ ̄ ̄ \ヽヽ ノ ししし(_|| |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
^^ ̄ ||_|
若い僧呂 (演者:ドモン・カッシュ @機動武闘伝Gガンダム)
─────────────────────────────────
この部屋の入り口には、老人の姿絵を描いた杉戸があった───
─────────────────────────────────
 ̄ ̄ ̄ ̄|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| ̄ ̄ ̄ ̄
|| || ||
|| || (.゚_゚.) ......||
|| || (∩∩) ||
|| || ||
||_____||_____||
||_____||_____||
||O ※※※※||※※※※※||
||※※※※※||※※※※※||
____||※※※※※||※※※※※|| ____
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/
│/ /
│ /
| /
└───
____
,ィ≪i:i:i:i:i≫ュ、
,ィくi:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i\zz、
ィi:i:i:i:》,i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:V》
ィi:i:i:i:i:i:i:》,i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:iL》
‐=辷三三ミミミ>、 ̄l l ̄ ̄,ィイ⌒ __
》i:i:/ ____,ヾー〉〉,ィイ=ニニニニ=‐-
《テくrヘ ^⌒¨フYヽヽー='〈
〈⌒>:::ヘ _ノ vヘ 〉
〉、(}:::::ヘ r'、_ `ー-' ノ 、 ∧
〕ー::::::ト `ー======‐'イ::::ト
rくj j::::::ヘ ー-、-‐/ j:::::|
」`丶、j:::ii:::ト、 } 〈 ji::::j
/ミト、 ` jj:::ト、\ 〉-りヘ __
厂 ミ `丶、 `¨¨}} yー‐彳ヘ 〉 \こ´ \-‐ 、
`丶、}} y ∨ \ }}
弌》, 》 〉 〉 ll
弌》 / / ll
|l| / / ll
老人(演者:キラル・メキレル @機動武闘伝Gガンダム)
───────────────────────────────────────────────────────
それは山口右衛門作という、西洋油絵を学んだキリシタン(島原の乱の唯一の生存者)が若いころ描いた絵で、見事な写実画だった
───────────────────────────────────────────────────────
────────────────────────────────────────────
やがて夜更けになると、人の足音が聞こえてくる。若い僧は小刀を手に闇の中で身を起こした
────────────────────────────────────────────
/`ー-、_ r ¬
`ー-、_/ _二 .r¬
〈`'ァ L_ノ / / /ヽ
/`'ニ__ __ノ / くィ i´ [八] n
`ー--' └-―-‐'’ L」 r'ニノ
.:.:.:| |.:.:|.:.:.:.:.:.:.:.:.:|||..:.:.:.:.:.:.:|| |.|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:┌┐____
.:.:.:| |.:.:|.:.:.:.:.:.:.:.:.:|||.:.:.:.:.:.:0|| |.|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/└┘(二),/|
.:.:.:| |.:.:|.:.:.:.:.:.:.:.:.:|||..:.:.:.:.:.:.:|| |.|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. |[二二二二]| |
.:.:.:| |.:.:|.:.:.:.:.:.:.:.:.:||| . || |.| ||______.|| |
.:.:.:| |.:.:| ||| . || |.| ||______.|| |
.| | |◎ .|||.. /,||_|,l,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,||______.|| |
.| | | . ||| //.. .|[二二二二]|/
.| | | . ||' /
.| | | //
.| | | //
.| | |//
._| | |/
./| | | / /
. | l/ / /
./~ ヽ  ̄ ̄`¨''' ー- .._ .l
/ ̄`` ヽ / l !!
/ ヽ/ ! l
/ .イ ./ / /----‐‐‐ヽ ヽ /./|
// l/ l l /-----‐‐‐‐ヽ l ∠-' / (おいでなすったな・・・)
/ | l ./ /| l>-、! 、_. -<| .l l /
l/l /l !`’-‐〉 ’-‐ l/l lヘ-<
l l / ト、メ、 ヽ .l /‐' ___` ー/
r ┴'''''77li、 ‐_‐- /|/r'''´ /ハl‐'
. | .//||\ ,.イ /.lヘト .// ||
ノ-‐ ノノ:::::| |  ̄ / .ト、 //::::||
/ ̄ ̄`¨/ ∠_ ̄`ヽヽ___/_`l /:::::::|L___
/ `==''´ `'ー- ̄ -‐'''¨´ ̄て_)、  ̄`\
─────────────────────────────────────────────────
みれば杉戸に描かれた老人が絵から抜け出し、眼を青白く光らせながら自分に覆いかぶさって来ようとしていたのだ
─────────────────────────────────────────────────
__ みしっ
_.. ―''''" \
.-'" ,.! みしっ
/ ./ .ノ'!- ..,,_ _..-''''''"⌒'''ー....、
r" _.. i;;ナ メ ..,,_ `゙゙'''ー ..,,_ ,,〃::::::::::::::::::::::::::::::::\
. ,,イ i",、,-''" .,../ ´゙'''― ..,,_ `゙''''ー ..,,!|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.l、
''|゙''' |-'"^^^^´ ,! _二ニir- ..,,_. 〃:::::::::::::::::::::::::::::::::_,, ;;ソl'冖'^'、 ,,-''''"`゙‐'"
ノ / l ,/´;;;;;;;./ ::::::::::::::~l、:::::::::::::::::::::::::::// ゙´:::./_:`| `''- 、 ,.―- ァ゛ ._..ッ′ ,
/ | ,,,,,,..-'゙;;;;;;;;;;;;;./ ::::::::::::::.|二´゙ミー、,,:::::::::::::.〃::::.,∠ .`゙"'〜 .|,,,_ `'- ,/... /./ .//
/ ./ !_.∟_..;;;;;;;;;;;;;;;; l ::::::::::::::::: l、:o: l:`ー;;;;`-T弋‐'少〈:::::.フ''''ー- ..,,,、 `゙`弋,Α_./ /_/
/ / } >;;;;;;;;;;;;.l ::::::::::::::::::::./l゙`7'-,,l、o`''i`i ./ヘ,.ノ :::/ ,ノ`"''‐v ..,,,__ / ./ ./ i
.! .! . ! ,,ノ;;;;;;;;;;;;;;;;.!::::::::::::::::::::::.|、7゙._,,...゙'ミ;;;;彡'".!;:;;.ヽ./ / / .]__/'t/ /
l " / `'''-、;;;;;;;;;;.!::::::::::::::::::::::: .´]エニア' _..-゙.!ヽ〃 ,/ ,/ ゙ヽ..!l゙ / ,
} / .,ミ;;;;;;;;;;;.l,:::::::::::::::::::::::::(, ⌒ / :::::.,..-'" / / .,..ー-|/.`´"
.| .″ ...il.... v;:;.,,人:::::::::::::::::::::::::::`''''゛::,..-'" .'゙ .'" ./゛;.ン /
! ,..-'" .!" .l :::::::::::::::::::::::::::_ / ,. ./ /;:,,-ノ / i
`--'" ̄ ̄ ̄´ /l:::::::::::::::::::::./ / . / . / ;;;;;iノ / .|
| .ゝ. ::::::: / . / . / ,/;;.i―ゞ ! |
l ''''"゛ '" ./ iシ|゙.l;;;;;;.|、 .! ,!
ゝi..、 / / ,! .|--ミ \ \ l
/ ゙''、 / "./ `‐、、 ヽ
ヽ . _,, ‐''゙ l | \ /
/"'ゞ、. ._,,. " . / \__,, "
──────────────────────
若い僧は素早く老人にとびかかり・・・
──────────────────────
...\ \ .l l / /
\ \ l | / /
\ \ l .| ;' / /
`゙ ー ..、 \ \ l l ;' ./ ,r-/
`゙ ー..、 \ \ | ;' / / (
`゙'' ‐-..,,__ .- 、 /⌒l. | ./ /| ヽ _ ___,,、 ./|
`゙'' ‐(_,ィ\. ヽ-' | | / /,へヽ ゛'- ‐ ' " ´ ヽ ./ !
 ̄ `゙ '' ‐- __\ \ | | r‐ 、/ \ ヽ/ .l /l
| 、 \\ ゙ー' .ト_,、 - ‐ ' ゜ ヽ / //
:二二ニニ ヽ__)\ ∨ /- ‐ ‐ ' / l∠--― ' " ゜ /
_〉 / / /゛ / ________,、 ヽ / .//
_,,,..... --― / 、_,ィ | ./ ./ // \ l ., 、 ー--- 、// ./
_,,.. ヽ__) \ i ././ / /--------∠ヽ } \/ .} ゜"゜ /
_,,.. -‐ ''"´ _,. -‐ `ー--―'´ .l ./ i / ! /.. '\、 .( / U ゞi ! |ヽ l /⌒丶、
_,. -‐''´ / / l \ |/ .|./ l/ .i ヽ'゜ i ゜' ‐ '.レ / .lヽヽ / ゜' ー 、
_,. -‐''´ / / | |! ...| l } .〈 く .| ./ //|/ ( / ⌒ヽ 〉
/ / l || リ 丶、 _ ,、 -、 .l ./|/ . i.⌒ ヽ゜' " , - ‐ ' ゛ 〉
/ ./ | | / ヽ、 i______〉 .| / / 丶 ヽ / ___ , -‐ 〉
.. / / .| ./ 丶 /.!/ ./、 \ / / / 〉ー
/ .. ../ | / _ ゜‐ イ゜ ./ \ ゜"( /ヽ/ ./ /l
.. / / .| ./, r‐'"゜ ゛'、 /.{゜'"゜ヽ \ .゜' " / ./ / /
/ | \ ! ヽ、 .! ヽ _ _ , - ‐ ' "7 .( ./、 /-‐'‐-- 、
.. / | .. ヽ, ) |/ /゜ー "‘ "
──────────────────────
小刀で一撃のもとに、老人の両目を くりぬいた
──────────────────────
┏┳┳┳┓ ┏━━┓ ┏┓
┏┛ ┗┻┛ ┃┏┓┃ ┃┃
┗┓ ┏┛ ┗┛┃┃ ┏┳┳┓ ┗┛
┗┛┃ ┃┃ ┗╋┛┃ ┏┓
┗━┛ ┗┛ ┗━┛ ┗┛
| i ||| i ||| i ||| i
l! i i! |l! i i! |l! i i! |l! i
| i ||| i ||| i ||| i
l! i i! |l! i i! |l! i i! |l! i
| i ||| i ||| i ||| i
l! i i! |l! i i! |l! i i! |l! i
__
,...-.'::::::::::::i:`:‐.、
/ `ヽ ハ :::\
/ ノ ,...---.、` 、 ::::ヽ
,'`ゞ、 /、_ヽ;;;;;;;;ヽ ,ゝ‐、_:',
| |;;;;;;;;●ー-;;| '´::::|
'; ゝ;;;;;;;;;;;ヽノ .::::::,'
ヽ:‐く `゙―‐'" .:::、_/
\..`.ー -、 _...::::::::/
`ゝ、:_::_Y__;;;: ´
──────────────────────
老人は声も無く、闇の中に消えてしまった
──────────────────────
_____
\__ /
/ 〈 .,、
/ /マ∧ ,x=' 'ーx
 ̄ マ:| |/ ̄ 7/
` ,/′ O o 。
 ̄―――― ==  ̄ ̄ ̄ ̄_――_━ ̄ ̄ ――_―― ̄___ ̄―=‐―
___―===―___ ―――― ==  ̄ ̄ ̄ ――_―― ̄ ̄―‐―― ___
 ̄ ̄―‐―― ___ ̄ ̄――― ___ =―  ̄ ̄___ ̄―===━___ ̄―
__―_____ ̄ ̄ ̄ ̄‐― ―――― ==  ̄ ̄ ̄ ――_―― ̄___ ̄―
 ̄___ ̄―===━___ ̄― ==  ̄ ̄ ̄ ――_――__―_____ ̄ ̄ ̄ ̄‐―
___―===―_― ==  ̄ ̄ ̄ ――_―― ̄ ̄―‐―― ___
―――― ==  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ―― __――_━ ̄ ̄ ――_―― ̄___ ̄―=
_,,,.. -ー'''ニ=ニニニ'''''''''┬ー┐
_.. ‐'´;;;;;;;;;ン'"::::::::::::::::ゝミ;;;;;;;;;;゙l ゝ ..,、
'|´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ :::::::::::::::::::::::: ‐:il;;;;;;;;;/ ,..,,,|,
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|、::::::::::::::::::::::::: : :ll_、;;/ .`''i
|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; |.::::::::::::::::::::::: ':::i!..l∠イ ____ |
l_;;;;;;;;;;./'"゙.! ::::::::::::::::::::::: l;;;;;;;;./ /´ \
_ フ~/:_,y;;;:l!\、::::::::::::.,..イ'トッ-'" / _.. ----、 │
./ i‐'Λ /..`´゙i;;シ刀' |ヽ,,゙'''`--‐′゙'i : ".,,ィ│;;;;;;;;;;;;;; l .,!
.! l゙,....|.l-、,,,. l゙ ._,/ __.ヾ;、 ̄ .( : // ´゙''、;;;;;;;;;| .l
.,, l .lrl7'ァ、ヽ `''ー..、 / . ,/ン'" `'ニ¬;;t'''´ ヽ : |/ .`|;;;;;;| .l
../i'゙.!゙ュ.!゙l゙゙''イ.|..,、 `''-、、 . ,......イ.;\,,,.〃゛ ... .`.、.゙!__./ヽ l゙ /;;;;;;;.l .!
..|,ヽ ゙i,フ,ト''./ `゙''ー..,,, `''< ヽ,;;;.//¬'''.;;;;;;....、 ヽ..l ゙ゝ..、.、 /;;;;;;;;;;:! /
ゝニシ'"゙゛ `''ー ,,_ ! _〃,./ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`' ヽ.l /'、,;;;;;;./ !
|.._,゙;;グ「|.!.`li;;‐'゙゙'''゙´;゙- ..,;;、、 ゙i}、 │ `^゙ l゙
― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_-_ ̄ ̄― -_ ̄― ― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄
__―_____ ̄ ̄ ̄ ̄‐― ̄ ̄―‐―― ___ ̄ ̄――― ___―― ̄ ̄___ ̄―==
―― ̄ ̄___ ̄―===━___ ̄― ―――― ==  ̄―― ̄ ̄___ ̄―===━
──────────────────────
翌朝、杉戸の絵を見た僧は、戦慄した
──────────────────────
\ │ /
/ ̄\
─( ゚ ∀ ゚ )─ アサー
\_/
/ │ \
\: : : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : /
ー―――ゝ : : : : : /: : : : : : : : :/: :/
: : : : : : : : : : : : : : :, : : : : : : : :〃:/ャー――――
\: : : : : : : : : : : :/: : : : : : : ://:/\\ u. l
-、_: : : : :h: : : :/ : //:/  ̄`\\ \ こ、これは───!
____ >: :l |: : :/: :/// ftリ〕\\ 〉
―――‐: : : : : : :l | : /: //^\ _/`ァイ个
\: : : : : : : : : :N: :l: /ハ l ≧ァ'´ / !
 ̄ ̄ ̄`才::l: :|/L_l l _ / |
_/: : :::|:/ヘ、ム-ギ´u. / l|
/: : : : : : : |': : : ¨´! | u. j
―一: : : : : : : : : : : : : : : :∧ 丶 u. /_
: : : : : : : : : : : : : : : : : : :/: : :\ _ `゙
: : : : : : : : : : : : : : : : : : ': : : : ::/\ /´ _
────────────────────────
絵の中の老人の顔から、両目が無くなっていたのだ!
────────────────────────
 ̄ ̄ ̄ ̄|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| ̄ ̄ ̄ ̄
|| || ||
|| || (-_-) ||
|| || (∩∩) ||
|| || ||
||_____||_____||
||_____||_____||
||O ※※※※||※※※※※||
||※※※※※||※※※※※||
____||※※※※※||※※※※※|| ____
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/
│/ /
│ /
| /
└───
三三三三三三三三三三三三≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡========──────
圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭三三三三三三三三三三≡≡≡≡≡≡≡≡======
::::::::::::::::::::::i i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ /;;彡彡'"
三三三二≡=‐- 、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;: /彡彡'"
三三三三三二≡=ミミヽ、_;;;;::: -─‐'''''"""",,彡彡'"、
.ヽ、 ̄ ̄ ̄ ̄゛゛゛''‐-=ミミミヽ、‐ ''''ヽ""~~ ̄彡'"::::::::::::ヽ
i1 ̄~~"'''''''''''''',"二二 =‐゛''ミミ:、 .》 ノ/::,,ィ'''''""~`ヽ
、|||:::::::::::::::::::::/:::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;_:::::゛`‐--‐''"::::/:::::::::::::::::::::::i
.ヽ|:::::::::::::::::/::::::/:::::::::::::::::::::::::ヾ::::::::::○:/::;;___, -‐ァ
. ヾ:::::::::::/:::/::::::::::::::::::::::::::::::::::i:::::::::::::::/:::` ‐----‐‐'"/
ヾ:::::::i:::/:; 、..__...... -‐_フ/::; ィ ⌒i、:::::::::::::::::::::::::/
. ヾ::::|:::l::::~'' ───''"~:// i .|ヾ、、:;;;;;;;;;/
ヾヾヾ、:::::::::::::::::::::::// .l .| `''''"/
ヽ `ヾ、::`::‐--‐::''"/ l .| ,.r'"
ヽ、 ` ‐--‐''" ノ l .| '":::|
ヽヽi ,r─--------- / l .|:::::::l
:::i | / ,r''<.""" ` ‐-- .._ |::::::ヽ
三三三三三三三三三三三三≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡========──────
圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭三三三三三三三三三三≡≡≡≡≡≡≡≡======
────────────────────────
若い僧はその夜から、何者かに うなされ始め・・・
────────────────────────
___∧_∧ __ ウーン ウーン
:||___( ;´Д`)_||
|\ _,,,(,O'"''"O、,,_\.
| .\/ ゞ ``丶、
: \/ \ 丶、
ヾ / r==============、
ヾ / .|| || || || || || ||
ゝ 「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄「|
.丶,,/|」―――――――|」
---=================================================================---
┃ ┃ ┃
┏━━ ┃ ┃ ┃
┃ ━━━━ ┛ ┛
┃ ,╋ ,╋ ,╋ ,╋ ,╋ ,╋ ┛ ┛
|、 l| //
l::::. l| 〃
ト、|::::::Vノー'癶リ
}::::::::::::::::::::::::::::〈
ト '::::ヒz==ミ、:::::::::厶
_ ,ゝ::::ノ‐ソ ー' 7::::::::::イ
ーァ:〈 }ニ7ノィ:::::::::(_ . . : : : : :
三ュ: . . '⌒>ハ |_/イ _ソ:::::::〈_ o . : :
: : : : . o /ヘヘ二 ≧::::::::::::ミ` l| 川
: : : : |l _ __ r=⊥ -彡ァーrく  ̄`ヽ jリ:
: : : : /´ / √」___/ / ー一ヘ 〈: :
: : : l/ / / ´_`ヽ 〈 / ̄ ̄`V.: : :
. : : : -‐〈 /ー/ ノー 丶-' _ └: : :
. . . . : : : ィ'ー、/ `T¨ 八__ ∠ /\ : : : .
: : : :∠ ― 、  ̄ /\ 丶  ̄ / \ : ァ: : : :
\ _/ / l \ l l /  ̄` ー′
 ̄ ̄ | / \, / /
/ / l /
────────────────────
数日後、狂いながら悶死してしまったという
────────────────────
───────────────────────────────────
両目をくりぬかれた老人の絵の杉戸は、その後、寺の名物になっていたが──
───────────────────────────────────
________________________________________
【】【】【】【】【】【】【】【】【】【】【】【】【】【】【】【】【】【】【】【】【】【】【】【】【】【】【】【】【】【】【】【】【】【】【】【】【】【】【】【】
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
_______i;;;,,............................: 、 _..‐ .,∠............,,、
.,,/´´ _!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.l\、 . / ._.v'″::::::::::::::::::::::\
...-''´  ̄´゙''、. ..,,,,,,. ゙''ー 、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/:::::::,>´ . ,..-'´{゛ !:::::::::::::::::::::::::::::::.l
\. ../;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ / .,..-'゙>ー''トェソ´゙"t〒ミ三/--{
>- ..,,,.._,,| -‐''、;:;;_ン'″ _ / ゛::::::::|:::::::!l゙ ! ./;:;;.l .゙.l.;;;;;;;.!
、 ,l.;;;;;;;;;./ ゛ .< `ヽ.,..-'´::::::::::::::::::.!::::::'.l `l._;;;l.! .`-'"゙'ヽ
゙'-、, ゝ;;;;;;:| 、 ヽ .゛!.:::::::::::::::::::::::::::::.l::::::.;.l. .||.!;.! `―-/ ̄´
`゙ ̄´l~゙゙匸,゙,゙'.l、 -、 \,//゙:::::::::::::::::::::::::::::::,/彡-'゙'-....゙,,|.l 、、 `!、
_ン!、 _ / . ,> ノ''""`''''‐- ...._::::::::._,,,...ニニ.... .....|..,_ ″ .`'-...ノ
_,l" ゙ヽ .,..;;_,.,,,_.........  ̄'''' _, !
丿 ´..l ´ ._,,,,.. -―¬'''ブ~゙゙二ミ;;..、 .`'ニニ‐,ト
,..人 /、 ._,, / . / ;、./ ゙.l .`j
´ .,..-゙'i ,,, .,r',,..../ ._,,./ ;;;;:l'''''´ .,) !
-'" ./ ./:ヲ/ / . ,. .∠.;;;;;;;,r.,゙ 〃 !
________________________________________
【】【】【】【】【】【】【】【】【】【】【】【】【】【】【】【】【】【】【】【】【】【】【】【】【】【】【】【】【】【】【】【】【】【】【】【】【】【】【】【】
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
\∧_ヘ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
,,、,、,,, / \〇ノゝ∩ < 皆サーン、これが伝説の切支丹の絵ですぞ! ,,、,、,,,
/三√ ゚Д゚) / \____________________ ,,、,、,,,
/三/| ゚U゚|\ ,,、,、,,, ,,、,、,,,
,,、,、,,, U (:::::::::::) ,,、,、,,, \オーーーーーーーッ!!/
//三/|三|\ ∧_∧∧_∧ ∧_∧∧_∧∧_∧∧_∧
∪ ∪ ( ) ( ) ( ) )
,,、,、,,, ,,、,、,,, ∧_∧∧_∧∧_∧ ∧_∧∧_∧∧_∧∧_∧
,,、,、,,, ( ) ( ) ( ) ( )
────────────────────────────────
1945年、長崎への原爆投下で寺の建物ごと、焼失してしまった───
────────────────────────────────
. -‐ニ ̄ニ‐- .
_/ \_
=二 ̄ / ',  ̄二=
 ̄7'' ―― ___ ―― 戈 ̄
――― 从,,i ; `. 、 .尢r、――――――
/\じ'jl|此ト=メ i;_,,爻,,i| 刈ゞメ
``‐ヾ:;!Iヅ 〃!iメト辷-" ^
---=================================================================---
________________________
[_i _;;i_ _,i__; i _;;i ;;i;;i_]
i;:;i;;_;;i_ _,i__; i _;;i ;;i
i_ _,i__; i _;;i ;;i;;_;;i_,i
i;;_;;i_ _,i__;,,i _;;i ;;i;;;iww
⌒⌒ ̄ ̄ ̄⌒⌒ ̄ ⌒
───────────────────────────────────────────
しかしキリシタンたちを投げ込んだ井戸のほうはフタをされたまま、いまなお本蓮寺の庭に残っている
───────────────────────────────────────────
その2の注釈:井戸の現状
───────────────────────────────────────────
なお「キリシタン伝説百話」著者氏が長崎のシスターと取材のため同寺を訪れたところ、井戸には
季節の花が供えられており、豪放磊落な住職氏から こう語っていただいたとのことである───
───────────────────────────────────────────
/⌒`ヽ、
___ / 、__)
. , '´⌒'"ヽ.
{ ((从从))
ノj、ゝ゚ ヮ゚ノリ お邪魔しまーす 取材に参りましたー
/ノ⊂リl.†lリ⊃
( ( ( <込ェェl〉))
` ``` し'ノ '′
__,.ァァ ー-- ._
. r:i´:.:.:/:,'.:.:.:.:.:.:.__> 、
ノ:.j:.:.:.:|/:.:.:.:.://_____ヽ.-、
. |:j'´ヽ∠.-‐''¨´ ̄ ヽ.___, ヘノ_
. |' /.:.:.:.:.:.:.:〉: 〉
. /_ | / ーァ___,ノ:|/、
ヽ.ゝ、_ノ ノ __,. -‐''ヾ.__:::___::::|,ノ、 キリシタンであろうと誰であろうと、ここで亡くなった人たちの霊を
ハヾ〉 ゝ'<ゞ.フ¨フ゛ /:l:::{,.イ Y::::/
. 〈 ´7 ' .ヘ `‐'´| /.:.:!:: Yァ l:::/:〉 慰めるのは、住職の務めです。
|〉 | ! 〈 `¨ / ,' :/:l:::::|' /'´V::}
|:.:V、_,ノ´`ヽ、_ ,' !:/.: !:イ|1 {::;ハ キリスト教徒の人たちもぜひいらして、いっしょに供養しましょう
|:|:ヘ ̄¨¨''ー 、', l ,'|1:|: l:||ノ| ソ:/
VV 〉 ̄¨''ー'' `,' / Vl: リ' | ソ:} この井戸に十字架でも、マリアの像でも建ててください───
i | ,ノ _, ィ | V_,.ノ| {, イ
. _____ `ゝr_、___/_,.‐ ¨´ ヽ、 {::ハ
,.ィ¨ ̄.::.::.::.::. ̄¨'' -、_,.---――} |:::::::r'´ ̄ __/  ̄ ̄ ̄
/.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::. ̄.::.::.::.::.::.::.::._人|:::::::} ___,.-‐'¨.::.::.::.::.::.::.::.::.:/
. /::.::.::.::.:|.::.::.::.::.::.::.::.::.______} ̄¨¨{ ̄-‐'´.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::./.::.
i ::.::.::.::.::|.::.::.::.::.::.::./::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::./.::.::.::.
} ̄.r――――――――― i  ̄{
└‐┤... お し ま い ├‐┘
. `ー―――――――― '
と、いうわけで次スレからは>>960 でご案内したとおり、ヒロイン板になります。よろしくお願いします。
こっちは適当に埋めてください。今年もよろしくお願いいたします
>>974
信長とか家康とかは世俗支配者じゃないという説かw
無駄に大げさに話を広げようとせず、一つの説話からはお一個人の類推にとどめた方が恥をさらさなくていいんじゃねw
世俗君主が、宗教組織を規制して、政教分離や土地所有を制限したのが
西洋近代化の端緒じゃなかったっけ。
尚、東洋では檀家制という形になり、宗教組織がそのまま官僚組織になって明治に至った模様
廃仏毀釈も詰まる所「幕府のシステムとして生きてきた官僚機構を破壊する」という至上命題故の強行だったんだよね
日向の国のガチ焼き払いとか、僧の家族を虐殺レイプしてその生き残りに僧侶を呼ばせて、その僧侶をリンチして避難場所も聞き出して残らず燃やすとか
そういう系統の弾圧ではなかった(弾圧ではあったけど)
このスレだと、宗教弾圧=絶対悪=反近代
みたいなスタンスを貫いているけど、宗教弾圧、宗教対立こそ
宗教から近代化に進むために、必要な歴史アクションだったんじゃないかな。
いわゆる作者さんが提唱するような、どの宗教も満遍なく受け入れて
宗教組織を大切にしながら、皆で近代化…みたいな国を聞いた事がない。
外人さんが言うには「日本の禁教自体は評価出来るよね〜」って話
あの頃の日本の指導者はキリスト教徒がアジアで何やったのか良く知ってた、だから禁教にしたんじゃねぇーのと
<お茶ーっ!>
うめ
■掲示板に戻る■ ■過去ログ倉庫一覧■