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やる夫のGL千年紀 【5マジノライン】

944名無しのやる夫だお:2023/05/12(金) 15:55:53 ID:Dde22kIw0
漫画喫茶にはめったにおいてないので、読み返せないのが悲しい

ところで智王の悲惨な最期は「原作ねじまげたアニメの反動」って誰か書いてたけど、じっさい
虎丸時代のかれは、なかなか利発で素直で勇敢で、将来が楽しみなイメージだったよね。
正宗をかばおうとしてライに切りかかったり、羅侯に剣を学んでいるあたりでは、
いずれ姉ゆずりの野戦むきの若き武将として、ライのライバルとして成長してゆく予感が
あった。
即位後の、素質としては賢くもあるものの女々しい文系軟弱男のイメージは、完全に
人格が変わったようにしかみえなかったよ。ライも再会したとき、戦場でじぶんを切
り付けてきた虎丸時代との激変ぶりに、意外の念を感じてもよかったのではないか。

後、気になることがいくつか。
連載当時、雑誌でしか読んでないので、あるいはコミックで補足されているかもだが、
ライが後宮の女たちとやってる「遊び」って、なんのことだろうね?
それから南蛮の裏切り者の金閣銀閣(兄貴は戦死)将軍は、ライの即位後には粛清
されることになっていたはずだが、そういうシーンはコミックでは補足されていない
のかな?

死せる姜子昌と飛竜によるライの暗殺未遂シーンは、もろに始皇帝暗殺の故事に由来
していたが、思えば己の首とひきかえに後事を託した姜子昌は、主君を置き去りにし
て成功率五分五分の作戦に賭けてしまったわけで、いささか早まった感もある。
彼の死後も即席とはいえ巨大な艦隊を建造した南蛮の国力の余裕をみるかぎり、姜子昌
は自国の余力をあまりにはやく見限ったのではないか?

もっとも、そもそも正宗が姜子昌の謀略にひっかかって失脚したというだけのことで
智の覇権が練にうつってしまうあたりにも、設定の無理無理さを感じている。
智の内部抗争がいかにひどくても、正宗をひきずりおろした智の新政権が、ほんらい
目下の練の覇権を、やすやすと認めてその傘下に入ったのでは、国民も納得しないは
ず(正宗は錬との怨恨関係を危惧するあまり、ライに智王を託したほどなのだから。
それは結局、完全に裏切られてしまうが…)。なんらかの事情で智の国力じたいが
瓦解するという、べつの設定が必要だったとおもわれる。




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