マミさんの子供は幼年期の終りを迎えるようです　3

1： ◆aPlPNXeb6g：2013/01/27(日) 19:59:13 ID:gw.aZds60: アーサー・C・クラーク著『Childhood's End』（福島正実訳）をもとにしたやる夫スレです

1スレ目
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1318145688/

2スレ目（前スレ）
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1327748530/

それにつけても金の欲しさよ　様でまとめていただいています
http://snudge.blog38.fc2.com/blog-category-61.html

感謝
54：名無しのやる夫だお：2013/01/28(月) 21:34:27 ID:HGJAg.Sc0: >>44

＞持っているハードカバーは太陽の盾と火星の挽歌の2冊だけです

そこは時の眼も買ってやれよ！ｗ　バクスターは一人でも続ける気あるんかねあのシリーズ？

あ、今回の投下分乙でした。
55：名無しのやる夫だお：2013/01/28(月) 22:43:11 ID:1af/DZJ20: でっかい目玉に覗き込まれて仰天する話は割愛されちゃったのねｗ
あのAAかと思って期待してたのにｗｗｗ
56：名無しのやる夫だお：2013/01/29(火) 07:51:05 ID:CEiuPrkY0: >>55
このロリコンどもめ！
こうですね、わかります
57：名無しのやる夫だお：2013/01/29(火) 10:50:55 ID:oHYfjT/w0: なるほど、ロリコンどもだったからオーバーマインドは子供だけを進化させたのか…
58：名無しのやる夫だお：2013/01/31(木) 23:53:15 ID:avEkXrsQ0: 面白かった！　この小説20年以上前に読んだ記憶あるけど、
こういう話だったのか。
59：名無しのやる夫だお：2013/02/01(金) 00:15:53 ID:.znCoDuY0: 幼年期の終りもあと2回ですか。楽しみにしています。
そして3001年終局の旅の開始も。
60：名無しのやる夫だお：2013/02/01(金) 21:33:53 ID:6cWUoG9U0: 3001、楽しみですよね
61：名無しのやる夫だお：2013/02/01(金) 22:20:17 ID:nNCQKrHk0: 3001年、タイトル初見のときはパチモンのB級映画かよって思ってしまった
62：名無しのやる夫だお：2013/02/04(月) 07:34:22 ID:1aliLkYQ0: ああ、アルマゲドン２００７とかアルマゲドン２００８とかそういうやつかｗ
63：名無しのやる夫だお：2013/02/05(火) 08:21:13 ID:EiApWoTA0: ブラボー火星人２００００は期待してる
64：名無しのやる夫だお：2013/02/05(火) 08:21:39 ID:EiApWoTA0: ↑2000ですしおすし
65： ◆aPlPNXeb6g：2013/02/16(土) 23:02:42 ID:5ho4Otrk0: 業務連絡

第3部第6話は明日17日の20時から投下します
よろしくお願いします
66：名無しのやる夫だお：2013/02/17(日) 09:21:22 ID:y2FLUfEM0: さて、脱ぐか
67： ◆aPlPNXeb6g：2013/02/17(日) 20:00:01 ID:LSbgSMzM0: それでは時間になりましたので開始します
よろしくお願いします
68： ◆aPlPNXeb6g：2013/02/17(日) 20:00:22 ID:LSbgSMzM0: 　　　　　　　　　　　【　マミさんの子供は幼年期の終りを迎えるようです　】

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _,,..　-─ ─-　.,,.._
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,　''"´ ―-'",.､.:.:.:.:.:＼､.:.:｀　､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,. 'ﾞ'''''"~´:::::::::::::::＼＼::::::::"''＼"'--｀ .､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾞ'-､''l::::_,.-‐'　　 '':.:.＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　 , ´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::~'‐--‐,　　　　　'':.:.`.､
　　　　　　　　　　　　　　　　 /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/"　　　　　　　.:.:ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　 ,'.:.:.:.:.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／　　　　　　　　　 .｀．
　　　　　　　　　　　　　　　 i　....:.:.:.:.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/　　　　　　　　　　 i
　　　　　　　　　　　　　　　ｉ　　...:.:.:.:.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀l　　　　　　　　　　　　 l
　　　　　　　　　　　　　　 |　　　.:.:.:.::::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::j　　__　　　　　　　　　　 |
　　　　　　　　　　 __,.　──-　_　　　 /:::::::::::::::::::::::::::／~　　(:::/　　　　　　　｜
　　　　　　　　 , ＜.イ: : : : : : : : : ＞､__.ヽ::::::::::::::::::::::::(　　　　ﾉ/　　　　　　　　 |
　　　　　　　〃イ: : : : : : : : : : : : :i: : : :ト､`;::::::::::::::::::i'"　　　 ^^ 　　　　　　　 l
　　　　　　　　 _, イ: : /: : : : : : : : : : : 7: : /:.ハヽ､ﾞ:::::::::/　　　　　　　　　　　　　 ,!
　　　　　　　　 7: :〃: : : : : : ＿＿,.ｲ: :./: : :ﾄ:ﾊ.ﾞ￣￣　　　　　　　　　　　　　　　 ,'
.　　　　　　　　 i:./' i: : : : : : : : : :ー_,.ィ i: : :|:.! ヾ　　　　　　　　　　　　　　　 /
.　　　　　　　ﾚヾ{: /: :i: :＞'7__,: 7 　 !V: jヾ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　, '
　　　　　　　　ヾ＞-===zヽ_',:!,. ‐ﾘ V,　　　　　　　　　　　　　　　　　　／
　　　　　　　　　　/7´　　　￣￣￣｀ヽ　　ﾘ　　　　　　　　　　　　　　　　　,　´
　　　　　　　 //　　　　　　　　 _,.　i|....｀丶､　　　　　　　　　,　''"
　　　　　　　　 / l　　　　 ,. -‐'　　/.ﾄ､. 　　｀`''　ｰ-- --‐　'''"´
....　　＿_　 _,.-'　　　__,. -‐'　　　　 /　／
　　　　　　　　　　　　　 _,. t≦=!
　　　　　　　　　　＿,.　..:-‐:´: : : :i__,..Y　　　　　　　　　　　　　　　　　第3部
. 　　 _,. -‐　´￣　|`ｰ':i',￣￣￣￣i:::::::ﾄ
...ﾞ＞'´　　　　　　　j::::::::|.ト､　　　 ∨::::∧　　　　　　　　　　最後にして最初の人類
.　　　　　　　　　 |::::::::| j　　｀`ヽ､　∨::::ハ
.　　　　　　　　　 ∨::::| i　　　　　　　∨::::::i　　　　　　　　　　　　　　　第6話
　　　　　　　　　　 ',::::Y､　　　　　_,. ==V::::ﾊ-,
.　　　　　　　　　 {=' )--､_=イ:.＞': ￣:(V／　!
.　　　　　　 ,ィ::r￣_: : ヽ､: : :ィ: :.i: ,: : : :L___,.ｲ
69： ◆aPlPNXeb6g：2013/02/17(日) 20:01:44 ID:LSbgSMzM0: 　　　　　　　　/ﾆＹﾆヽ
　　　　　　　/ （0)(0）ヽ　　　　　　　　　　　　　ﾒﾀﾓﾙﾌｫｰｾﾞ
　　　　　／　￣｀´￣　＼　　　　われわれは　　変態　　した子供達を集め、
　　　　　|　,-）　　　　（-、.|　　　居場所となる大陸を一つ与えてやった
　　　　　| l　＿＿＿＿　l |
　　　　　＼　 `ー'´ 　／　　　　それ以後、彼らはもはやわれわれを必要としなくなった
　　　　/⌒ヽ　　ー‐ 　　ｨヽ
　　　 / 　　　　,⊆ニ_ヽ、　 |　　われわれの役目はその時に終わったのだ
　　　/　　／　r─--⊃、　|
　　　|　ヽ,.ｲ　　｀二ﾆﾆうヽ.　|

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　.:/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／＿＿__ 　 .::/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　VＺﾆ=-＞──-　,._＿__
　　　　　　　　　　　　この映像を見るといい　　　　　/　　　ア^／　　　　　　 r＝=≧:､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.:　　　　/　/　●　　　　　｀ヾ二ア… 、
5年後、第2段階の変態が始まったところさ　　　　 |　　　 .′ :.　　　　　　 ●　ｉ:. Y´　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｌ　,.-=#==ｘi＼　 `^ｰ' 　　 .::从 |　　　　　　'.
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.　　　＼`ｰ=i　　 {ゝ::≧ｧ---‐r＜/_＿ｌ__:::::.　　　　}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　¨¨ |　　人¨¨ :′　　 Vく{「￣「_≫:::.　　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　。｡ﾟヽ i　　　　＼j　　＼ヾ::::　　′
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｌ　ﾄ､ |`ﾇ | ｕ　し　ヽ。､｡､ﾟ＼:／
70： ◆aPlPNXeb6g：2013/02/17(日) 20:02:02 ID:LSbgSMzM0: ────────────────────────────────────────────

　　　　　　　　　　 ( ;; ;: ）　 ⌒ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（　. ;.; .; :.: ⌒)　..;.;:⌒):.ノ
　　　　　　＿＿_ノ　ノ⌒)　 .;;:.;.)　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿,ノ　　　　ノ⌒) .;. :.:ノ、
:.｀)＿　_￣￣　＿　＿＿＿_丿　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣　￣￣￣￣｀ヽ　　　. .. ;: ;.:.:;;｀ヽ _:;,）
:.;....)´￣￣￣　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿ﾉ⌒ーー'⌒ヽ　　　　ー-､、　_ノ　　 ⌒＼　.. . .;: .:; .:_,ノ
: .. ＝─　－　　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣￣ヽ . :. :;.;;;）;.;;ヾ　　　　　　 } ｌ　￣｀ヽ＿,ノ｝ヽ￣￣´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｒ´`;　　　`ｰｰ⌒‐-､__｀ー､__　　　ヾヽ、　　　 / .:;ｌi`ー-､
一⌒)　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀ﾞ´　　　　　　　　　　￣￣　　　　＼.:ヽ、 .／;;;ノ⌒ー-､;`ー-､_
::.:､::.｀ヽ＿　　　　_.ィ´　｀ヽ.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ .:V .;／　　　　　￣￣⌒ヽ
ー'￣￣´　_,.．-'''"　　　　　`ー-､_　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　} .::.:/　　　　　　　　　ｒ:.
_,,.;:-－''"´.. .. .: . :. : :.. : .::　ヽ　　｀`‐-､　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 | l ;ﾄ　　＿＿＿＿＿_,ノ::;.
.. . . .: .: . :. :.:.:＿＿＿ .: .: .: 　　　　　　＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　| ,i; |　　　　￣　￣　て .: ;;:.
. : .: .: .: .: . :/　＼＿/＼＿.: .:　　　｀　　　　`ー-､_　　　　　　　　　　　　　　　 |, ;i ;l　　　－　─＝　: .. ｒ .:;
　　＿＿／|＿_:/ ..:〉－.:;／:: .: . . .　　　＼　　　　 "'''- ．._ 　　　　　　　　　　　　　 l i; l; |　　　　　　　　｀￣
___/＼.:/l ＼ ..:;:＼/::＼/: .: .: .: .: .: .: . :. . . . . . . 　　　　 ~""'''　‐- ．..,,__　　　　　　|;i0;i ;|
､/、＿|/￣/＼／＿／、＿" "" "" "" "" "" "" "" "" "" "" "" "" "" "" "" ""　|l;　i ;;|" "" "" "" "" "" "
/　＼ /￣.:;＼,;:＞-<＼　.:;/＼-:.、w,　　　　　　　　　　　　　､ww,.　　　　　　　__,丿;i;;'､ ;ヾ＿ ,　　　　､w,.
-一""""""""＼,,､w,＼,,＞"""""　　　､w,　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀フ／w｀ヽゞ ´　　　､iklw,

────────────────────────────────────────────

　　　　　　　＿＿＿_
　　　　　　／::::::::::::::::::＼
　　　　／::::－::::::::::::－:::＼
　　　／　（ ○ ）:::::（ ○ ）　＼　　　　・・・・・・・・・
　　 |　　　　:::::::__´___:::::::　　　|
　　　＼　　 :::::::::::::::::::: 　　／
　　　　/　:::::::::::::::::::::::::::::::　＼
　　　...|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |
71： ◆aPlPNXeb6g：2013/02/17(日) 20:02:19 ID:LSbgSMzM0: ──────────────────────────────

　　　　　..... .. .. .　.... ...　　　. . ....　.. .. ........　.... .. .. .　... .. .:..... .. .. .　... :.. ..
　　　　　. ......:.:...:.:. .:. .:. (⌒ ､ . .. .... ..　.... .　. .. ...:.:.:.:.:. .:.:.:.:.:.... .:.:.:.:.:...... .. .
　　　　　:.:.:. .... ..　.:.:. ⌒　　 ⌒) .. :. :.:.:.:.. . ... :. .:.:.:.:. . ......:.:.:.:.:. (⌒~;;:::｀ヽ
　　　　　　.. .... .. . (⌒　　　　　 r' .... .. .:.:.:.:.　r ⌒ヽ .:.:.. .. . ,,;;(;;::(;;;;:
　　　　　:.:.:..　. . (⌒'　　　. . ... :. .:.:.:.: .: .. . (⌒　　 ⌒)　 ((''";;:;;　　;;;（;;::::
　　　　　. . .:. (　　　　 .. .... .. .:.:.:..: .:.: .:.: (⌒　. . ... .:.:.: 从;;;;::::(
　　　　　　　..　... :. .:.:.:.: .: .... .:.ﾊ.ﾊ　　... ..　　..　. .　　从;;(;::::::::: 　　（;;:::
　　　　　⌒~;:｀ヽ　　　　　　　(ﾛ;;;;)　ﾊﾊ　　　　　　　　 ((;;;(;::(　　　　::::(;;;;;;;;
　　　　　;;:"）　 :;;;;ゞ:ヽ.,,､,,_ __ |;;;;;u,.(｡;;;;),,.,_ _,_,.,_ __ _,,..,(;;(;:: ;;　;;:从(;;::::(;::::::::::
　　　　　　;;:"''）　::::;"'')' / 　　 .,,. 　　　　　　 i　｀ヽ(;;(;;;　　　从;;;;;;;;::
　　　　　　　;;;::::);;::);r'　/　,.,,.､.,.,,　　　　　　　　　 |　　　　ヽ(;;(;;;::　:::　::　::::
　　　　　　　:::::;;;;):;;):;)'/　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　　（;;:W;;:W::WVW
　　　　　:::ww:w:::::);）'/　　　　　　　　　　.､.,.,,､., 　 |　　　　　　　 (（ WV;;::::;;::
　　　　　v ww ::ﾉﾉ' /　　　,.,,.,　　　　　　　　　　　 |　　　 '""'"'' ν;:　 ;;::::ilﾉ
　　　　　::iil::::::ﾉ''"''/　　　　　　　　　　　　　 ,.,,.,. |　'""'　　　　 ,,, |li!;　 ;;::μ

──────────────────────────────

　　　　　　＿＿＿_
　　　　　／　　　　　＼
　　　／　　＼　　　／＼　　　　　　　あれは！？
　　／　　　（●）　（●）＼
　　|　　　　　　　__',_,　　　　|　　　　　子供達！？
　　＼　　　　　/__/　　　／
72： ◆aPlPNXeb6g：2013/02/17(日) 20:02:42 ID:LSbgSMzM0: 　　　　　　{｀ヽ､
　　　　　　l!　　｀`ヽ､　　　　　　　　　　　　　　 _, -≠ニ了
　　　　　　 !　　　　　ヽ、　　　　　　　　 , - ' ´　　　　./
　　　　　　 '　　　　　　　￣￣￣￣ `￢　　　　　　　 /
　　　　　　　',　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　　　　　これは君にとって悲しいことかもしれない
　　　　　　　ﾊ　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /
　　　　　　／/　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　　　　　　君の人間としての基準は、もう彼らに通用しないんだ
　　　　／ ./　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾍ＼
.　　／　　i 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　',　＼　　　　君が目にするのはもう人間の子供ではないんだよ
^､／　　　∧　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　∧　　＼
＼＼　　/　ﾞ､　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　',　　　　＼
73： ◆aPlPNXeb6g：2013/02/17(日) 20:03:21 ID:LSbgSMzM0: ───────────────────

　∧＿∧　　　　.∧＿∧
　(　;;;;;;;;;;)　　　　(　;;;;;;;;;;)
　(っ　　) 　　　　(っ　　)
　　( ＿_フ　　　　( ＿_フ
　　 (_/ 彡ﾋｮｲ　　(_/ 彡ﾋｮｲ

　　　　　　　　　∧＿∧ 　　　　　∧＿∧
　　　　　　　　　(　;;;;;;;;;;)　　　　　(　;;;;;;;;;;)
　　ピヨ～ン　　(っ　　) 　　　　　(っ　　)
　　　　　　　　　( ＿_フフ　　　　( ＿_フフ
　　　　　　　彡　　　　　　　　彡

　「ゝ∧＿∧ 　　　　「ゝ∧＿∧
　ヽ`(　;;;;;;;;;;)　　　　ヽ`(　;;;;;;;;;;)　愛がアップ！
　　＼ ⊂二ﾉ　　　　　＼ ⊂二ﾉ
　　　( ＿_フ　　　　　　　( ＿_フ
　　　 (_/ 　　　　　　　　 (_/

　∧＿∧　　　　.∧＿∧
　(　;;;;;;;;;;)　　　　(　;;;;;;;;;;)
　(っ　　) 　　　　(っ　　)
　　( ＿_フ　　　　( ＿_フ
　　 (_/ 彡ﾋｮｲ　　(_/ 彡ﾋｮｲ

　　　　　　　　　∧＿∧ 　　　　　∧＿∧
　　　　　　　　　(　;;;;;;;;;;)　　　　　(　;;;;;;;;;;)
　　ピヨ～ン　　(っ　　) 　　　　　(っ　　)
　　　　　　　　　( ＿_フフ　　　　( ＿_フフ
　　　　　　　彡　　　　　　　　彡

　「ゝ∧＿∧ 　　　　「ゝ∧＿∧
　ヽ`(　;;;;;;;;;;)　　　　ヽ`(　;;;;;;;;;;)　精神がアップ！
　　＼ ⊂二ﾉ　　　　　＼ ⊂二ﾉ
　　　( ＿_フ　　　　　　　( ＿_フ
　　　 (_/ 　　　　　　　　 (_/

───────────────────
74： ◆aPlPNXeb6g：2013/02/17(日) 20:04:30 ID:LSbgSMzM0: 　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿_
　　　　　　　　　　　　　／::::::::::::::::::＼
　　　　　　　　　　　／::::－::::::::::::－:::＼
　　　　　　　　　　／　（ ○ ）:::::（ ○ ）　＼
　　　　　　　　　 |　　　　:::::::__´___:::::::　　　|
　　　　　　　　　　＼　　 :::::::::::::::::::: 　　／
　　　　　　　　　　　/　:::::::::::::::::::::::::::::::　＼
　　　　　　　　　　...|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |

┏──
　　　その時、できる夫の眼に彼らの表情がうつった

　　　――彼は唇を噛んで、顔を背けようとする自分を
　　　必死で押さえなければならなかった
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　──┛
75： ◆aPlPNXeb6g：2013/02/17(日) 20:05:17 ID:LSbgSMzM0: ────────────────────────────────────────

(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)
　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)
　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)
　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)
　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)
　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)
・）　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω
υ･) 　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･
･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(
(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)
　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)
　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)
　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)
　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)
　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)
・）　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω
υ･) 　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･
･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(
(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)
　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)
　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)
　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)
　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)
　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)
・）　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω
υ･) 　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･
･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)　　　　　(

────────────────────────────────────────

　　　　　　　　　┏──
　　　　　　　　　　　　彼らの顔は、死人の顔よりもなお空虚だった――
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　──┛
76：名無しのやる夫だお：2013/02/17(日) 20:05:28 ID:zdeZ6OxA0: 謎のレベルアップ行動ｗｗ
77： ◆aPlPNXeb6g：2013/02/17(日) 20:05:54 ID:LSbgSMzM0: ┏──
　　　死人の顔にさえ、年月の重さで刻まれた何らかの歴史が――
　　　その唇が物言わぬ唇となり果てたのがいつかを物語るなにものかが現れているものだ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　──┛

　　　　　　　　　　　 /ﾆ|三二三二三二三二三二｜:.:.:.:{　　　　　|　l|　　　ヽ! {z彡}.ﾘ
　　　　　　　　　　　　 /二l二三二三二三二三二三ﾆ!:.:.:.:.:ヽ　　　 !　　　　　　　}z　/
　　　　　　　　　　 /.／,|.三二三二三二三二三二 |:.:.:.:.:.:.:.＼　　　三zx_　　　　じ/
　　　　　　　　　　　//／_|ﾆ三二三二三二三二三二|｀ヽ:.:.:.:.:.:.:ヽ.__ z=―‐ 　　ﾄ-′
　　　　　　　　　 /' /イ:.|三ﾆ三二三二三二三二三|三}:.:.:.:z-¨z≦´　　z._　　　|z
　　　　　　　　　　　/:.:.:.斗ﾆ三二三二三二三A三二.|三:.／彡‐__:.:.,;:／:.:三:｀ヽ. l三
　　　　.　　　　　　/／　｜三二 l二三二三ニ!∧ﾆ三l三{:.:.:}:.:-ｧ=デ'´-‐ ､:三:.:.:∧三
　　　　　　　　 ,′　　 |三二 /!ﾆ三二三二|zz:.l三.ド=三三zzヽ:.:.:{　　　ヽ:.:.:ハ三
　　　　　　　　　 l　 ,. z= |ﾆ三l/ハ三二三二.ﾄ､三.!　ﾄ:.:｀i　　　　｀ヾ　- ｧ .z.V:.:.:{三
　　　　　　　　 /／'´ 　 |三/.| ,三!ﾆ三二|ﾆ/三トﾐ| |∧:.j　 '´　/ 　　／　 /-ﾐ:.:ヽz
　　　　　　　　/´　　　　｜./ 三三.lﾆ三二!z|.:.三:.:{ﾍ｢｀ﾊ:{　　 /＿彡'　　　/三　ヽ:.{　／
　　　　　　／　　＿　 !/　三三.A三ニﾊ |:.:.三:{二二∧_. く､二´z彡　 /三三　j:.:ﾝ'
　　　　. ／　　　　 {:.:.:.:}._|　　三三z∧三|＼三三.l二二.　　　 ` ミ＿_　ｲ｀ヽ　　／:.:.:.:.ヽ
　　　　.'イ:/　　　　｀j:.:.:.:.｀:ーz三../　lﾆ.| 　＼三:ヽ二二　　　　　｀ ‐＜三　　'/:.:.:.:.:.::.:.
　　　　:.:./ー-　..＿　￣　７三三/　　lz.|　　　＼三:.}二二z_　　 r:i　　　ヽ r..‐.}:.:.:.:.:.:.ヾ､:
　　　　:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`:.ヽ、 {:.三z/　　 V　　　　　｀＜二二二z_　　　　　　｀ヽ!:.:.:.:.:.:.:.:.:.
78： ◆aPlPNXeb6g：2013/02/17(日) 20:06:13 ID:LSbgSMzM0: ┏──
　　　ところがここには、
　　　蛇か昆虫の顔にさえ浮かぶほどの
　　　情緒も感情もない
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　──┛

　　　　　　　　　／￣￣￣＼
　　　　　　　　／　　　　　　＼
　　　　　　／　　 ● 　　　　 ●＼
　　　　　　 |　　　　　（__人__）　　.|
　　　　　　＼　　　　　　　　　　.／
　　　　　　　／_　　　　　　　　＼＿
　　　　　　（＿__）　　　　　　　　＿）
　　　　　　　｜　　　　　　　　ﾉ
　　　　　　　 /　　＿＿＿　　(
　　　　　　　（＿ノ　　　　ゝ＿）
79： ◆aPlPNXeb6g：2013/02/17(日) 20:08:13 ID:LSbgSMzM0: ┏──
　　　これに比べれば、オーバーロードの方がまだしも人間らしかった
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　──┛

　　　　　.　＿＿　　　　　　　　　　　　　　　　　 _
　　　　　／　　＿｀ヽ　　　　　　　　　　　　 ∧＼
　　　　　　　／　　｀ヽ　　　　　　　　　　　　　　i___〉､.＼＿　／ヽ
　　　　　.　/　　　　　　　　　　　　　　　　　　／／:::::::::::::::::::｀ヽ　ｉ
　　　　　　i　　　　　　　　　　　　　　　　 /　 /:::::::::::●:::::::::::::::.
　　　　　　l　　　　　　　　　　　　＿　　／　 /::::::::::::::::::::::,　　 ●}
　　　　　　｀ヽ　　　　　　　　　　( ￣　｀ヽ､ .∧::::::::::::::::::::::｀⌒′/
　　　　　　　　丶　　　　　　　　　＞ ´　　.У　＼::::::::::::::::::::::::／{__
　　　　　::.　　　　　　　　　　_,.- "．　　　.厶〉.／::::::::::┬= T　　∨ )
　　　　　:::::.　　　　i　　　と´＿　　・．∠ -‐´::::::::::::　 !.　(__ -‐__ ´
　　　　　::::::::.　　　｀ー＝= _と_,ィ　.／　　　　　　　　　|　　| ￣　',
　　　　　::::::::::::::::......................　｀ヽi／　　　　 |　　/　/:::j.　　',　　　＼
　　　　　::::::::::::::::::::::::;:　 -‐- ､ /:::　　｀ヽ::::::::i　　|_ノ:::/　　　＼)＼)＼)
　　　　　`ー--‐‐　´　　　　　 {::::::..　　　i::::::::',　 |';:::. i
　　　　　　　　　　　　　　　　　∧:::::::::::::::ﾉ:::::::∧ .| ';:.｜
　　　　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
80： ◆aPlPNXeb6g：2013/02/17(日) 20:08:38 ID:LSbgSMzM0: 　　　　　　　　　　　/ ﾆＹﾆヽ
　　　　　　　　　　/　（0)(0）ヽ
　　　　　　　　／　　⌒｀´⌒＼　　　　彼らひとつひとつは君の体の個々の細胞ほどの個性も持ち合わせてはいない
　　　　　　　　|　,-）　　　（- |
　　　　　　　　| l　　ヽ＿＿ノl |　　　　――君は彼らの個性という、もはや存在しないものを
　　　　　　　　＼　　｀ ⌒´ 　／　　　　その表情の中に求めようとしているのだ
　　　　　　　　／　　　　　　　ヽ
　　　　　　　/　　　　　　　　　　ヽ
　　　　　　　|　　　　　　　　　　 |　|
　　　　　　　ヽ_|　　　　　　　　　|丿
　　　　　　　　 |　　　　　　　　　|
81： ◆aPlPNXeb6g：2013/02/17(日) 20:09:03 ID:LSbgSMzM0: ────────────────────

　∧＿∧　　　　.∧＿∧
　(　･ω･)　　　　(　･ω･)
　(っ　　) 　　　　(っ　　)
　　( ＿_フ　　　　( ＿_フ
　　 (_/ 彡ﾋｮｲ　　(_/ 彡ﾋｮｲ

　　　　　　　　　∧＿∧ 　　　　　∧＿∧
　　　　　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)
　　ピヨ～ン　　(っ　　) 　　　　　(っ　　)
　　　　　　　　　( ＿_フフ　　　　( ＿_フフ
　　　　　　　彡　　　　　　　　彡

　「ゝ∧＿∧ 　　　　「ゝ∧＿∧
　ヽ`(　･ω･)　　　　ヽ`(　･ω･)　精神がアップ！
　　＼ ⊂二ﾉ　　　　　＼ ⊂二ﾉ
　　　( ＿_フ　　　　　　　( ＿_フ
　　　 (_/ 　　　　　　　　 (_/

　∧＿∧　　　　.∧＿∧
　(　･ω･)　　　　(　･ω･)
　(っ　　) 　　　　(っ　　)
　　( ＿_フ　　　　( ＿_フ
　　 (_/ 彡ﾋｮｲ　　(_/ 彡ﾋｮｲ

　　　　　　　　　∧＿∧ 　　　　　∧＿∧
　　　　　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)
　　ピヨ～ン　　(っ　　) 　　　　　(っ　　)
　　　　　　　　　( ＿_フフ　　　　( ＿_フフ
　　　　　　　彡　　　　　　　　彡

　「ゝ∧＿∧ 　　　　「ゝ∧＿∧
　ヽ`(　･ω･)　　　　ヽ`(　･ω･)　器用さがアップ！
　　＼ ⊂二ﾉ　　　　　＼ ⊂二ﾉ
　　　( ＿_フ　　　　　　　( ＿_フ
　　　 (_/ 　　　　　　　　 (_/

────────────────────
82： ◆aPlPNXeb6g：2013/02/17(日) 20:09:30 ID:LSbgSMzM0: 　　　　　　／￣￣￣＼
　　　　　／　ノ　　＼　＼　　　　なぜああして、絶えず動き回っているんです？
　　　／u　（●）　（●）　＼
　　　 |　　　　　__´__　　u　　 |
　　　＼　　　.L:::::ﾉ　　　／
　　　／　u　　　　　　　＼

　　　　　　　 /ﾆＹﾆヽ
　　　　　　 /（ﾟ )( ﾟ）ヽ　　　　　われわれはあの『長い踊り』と呼んでいるものを不断に分析し続けているが
　　　　　／::::⌒｀´⌒::::＼　　　　いまだに何の意味も見いだせない
　　　　 |　,-）＿＿＿（-、|
　　　　 | l　　 |-┬-|　　l |　　　　　　彼らは決して眠らずにこの踊りを1年近くも続けるのだ
　　　　　＼　 `ー'´ 　／
⊂⌒ヽ　ノ　　　　　　<　 /⌒つ
　＼　ヽ　 /　　　　　ヽ　/
　　　＼_,,ノ　　　　　　|､＿ノ
83： ◆aPlPNXeb6g：2013/02/17(日) 20:10:10 ID:LSbgSMzM0: ────────────────────

　∧＿∧　　　　.∧＿∧
　(　･ω･)　　　　(　･ω･)
　(っ　　) 　　　　(っ　　)
　　( ＿_フ　　　　( ＿_フ
　　 (_/ 彡ﾋｮｲ　　(_/ 彡ﾋｮｲ

　　　　　　　　　∧＿∧ 　　　　　∧＿∧
　　　　　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)
　　ピヨ～ン　　(っ　　) 　　　　　(っ　　)
　　　　　　　　　( ＿_フフ　　　　( ＿_フフ
　　　　　　　彡　　　　　　　　彡

　「ゝ∧＿∧ 　　　　「ゝ∧＿∧
　ヽ`(　･ω･)　　　　ヽ`(　･ω･)　魅力がアップ！
　　＼ ⊂二ﾉ　　　　　＼ ⊂二ﾉ
　　　( ＿_フ　　　　　　　( ＿_フ
　　　 (_/ 　　　　　　　　 (_/

　∧＿∧　　　　.∧＿∧
　(　･ω･)　　　　(　･ω･)
　(っ　　) 　　　　(っ　　)
　　( ＿_フ　　　　( ＿_フ
　　 (_/ 彡ﾋｮｲ　　(_/ 彡ﾋｮｲ

　　　　　　　　　∧＿∧ 　　　　　∧＿∧
　　　　　　　　　(　･ω･)　　　　　(　･ω･)
　　ピヨ～ン　　(っ　　) 　　　　　(っ　　)
　　　　　　　　　( ＿_フフ　　　　( ＿_フフ
　　　　　　　彡　　　　　　　　彡

　「ゝ∧＿∧ 　　　　「ゝ∧＿∧
　ヽ`(　･ω･)　　　　ヽ`(　･ω･)　愛がアップ！
　　＼ ⊂二ﾉ　　　　　＼ ⊂二ﾉ
　　　( ＿_フ　　　　　　　( ＿_フ
　　　 (_/ 　　　　　　　　 (_/

────────────────────
84： ◆aPlPNXeb6g：2013/02/17(日) 20:10:34 ID:LSbgSMzM0: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｒ　－ -　､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　　　　　　　　　　　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 {　　　　　　　　　　＿＿　 .ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,.ｨ、ｌ　　　　　　　　.ｒ´　　　　ﾏﾊ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/ | |　ｌ　　　　　　　　l　　　　　　V
　一大陸全体に広がった3億を超す個体が例外なく　　　　　　　ｏ´￣　ヽ≧＿　　　　　 .l　　　　　 .ﾘ
ああやって統一された様式で動き回っているんだよ　　　　　ｒ/{ _　　ｏ　　ｒ＜７　　　　　 }
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿ｒ､ｒゝ'＿>~　　　　} .「´ ＼　　　　,'
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀ー---‐ '　　｀Ｔ　'イ　ト、　｀}>　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　{Ｖゝト‐K ヽ_ノ　ノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾊ|　|　　ヽ､{´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 'ｲ_八ﾟ､ﾟ　ｒ'
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ' ￣

　　　/ﾆＹﾆヽ
　　 /（ﾟ )( ﾟ）ヽ　　　　　おそらくオーバーマインドは、オーバーマインドの中に彼らを吸収する前段階として
　／::::⌒｀´⌒:::: ＼　　　彼らを訓練しているのだろう
　|　,-）＿＿＿（-、|
　| l　　 |-┬-|　　l |　　　そこに何の意味も見いだせないのは
　＼　 `ー'´ ＿／　　　　われわれが物理的な面しか見られないためだろう
. ／　　　 ∩ノ ⊃　ヽ
（　＼　／＿ノ　|　 |
..＼　“　　／＿＿|　 |
　　＼／＿＿＿／
85：名無しのやる夫だお：2013/02/17(日) 20:10:50 ID:.wF2xsHU0: 事態とAAのギャップがｗｗｗｗｗｗ
86： ◆aPlPNXeb6g：2013/02/17(日) 20:10:55 ID:LSbgSMzM0: 　　　　　/ﾆＹﾆヽ
　　　　/ （0)(0）ヽ
　　／　￣｀´￣　＼　　　　　では次にこれを見るがいい
　　|　,-）　　　　（-、.|
　　| l　＿＿＿＿　l |　　　　　第3段階が始まった頃の映像だ
　　＼　 `ー'´ 　／
87： ◆aPlPNXeb6g：2013/02/17(日) 20:11:47 ID:LSbgSMzM0: ────────────────────

　　　 ∧＿∧　　　　 ∧＿∧　　　　 ∧＿∧
　　　(　-ω-)　　　　 (　-ω-)　　　　 (　-ω-)
　　　|　　　｜　　　　 |　　　｜　　　　 |　　　｜
　　　U　_　U　　　　　 U　_　U　　　　　 U　_　U
　　　〉）〉）　　　　　〉）〉）　　　　　〉）〉）
　　　　　　　 ∧＿∧　　　　 ∧＿∧
　　　　　　　 (　-ω-)　　　　 (　-ω-)
　　　　　　　 |　　　｜　　　　 |　　　｜
　　　　　　　 U　_　U　　　　　 U　_　U
　　　　　　　〉）〉）　　　　　〉）〉）
　　　 ∧＿∧　　　　 ∧＿∧　　　　 ∧＿∧
　　　(　-ω-)　　　　 (　-ω-)　　　　 (　-ω-)
　　　|　　　｜　　　　 |　　　｜　　　　 |　　　｜
　　　U　_　U　　　　　 U　_　U　　　　　 U　_　U
　　　〉）〉）　　　　　〉）〉）　　　　　〉）〉）
　　　　　　　 ∧＿∧　　　　 ∧＿∧
　　　　　　　 (　-ω-)　　　　 (　-ω-)
　　　　　　　 |　　　｜　　　　 |　　　｜
　　　　　　　 U　_　U　　　　　 U　_　U
　　　　　　　〉）〉）　　　　　〉）〉）
　　　 ∧＿∧　　　　 ∧＿∧　　　　 ∧＿∧
　　　(　-ω-)　　　　 (　-ω-)　　　　 (　-ω-)
　　　|　　　｜　　　　 |　　　｜　　　　 |　　　｜
　　　U　_　U　　　　　 U　_　U　　　　　 U　_　U
　　　〉）〉）　　　　　〉）〉）　　　　　〉）〉）

────────────────────

┏──
　　　彼らは眠っているか、
　　　あるいは忘我状態にあるようだった
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　──┛
88： ◆aPlPNXeb6g：2013/02/17(日) 20:12:06 ID:LSbgSMzM0: 　　　　　　　　　　　　　　　　　┏──　　　　　　・・
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　次の瞬間、それは起こった
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　──┛

───────────────────────────────────────

　..　.:.:.:.　　... ...:.:.:.:.:. .:.:.:.:.:.... ....　..　... ..　　.... .. ..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:...　......　　. .... . .... .. .:.:.:.:. ....　r ⌒ヽ .:.:.. .. .
. ......:.:...:.:. .:. .:. (⌒ ､ . .. .. .　　　　　.. .......:.:.:.:.:. .:.:.:.:.:.... .:.:.:.:.:...... .. ..:.:.:.... ..:.:.:.: .: .. .. ... (⌒　　 ⌒) ... ..
:.:.:. ......　.:.:. (⌒　　 ⌒) ... .... .:.:.:. ..　. :. .:.:.:.:. . . .....:.:.:.:.:....　 ..... 　 . ..:.:.:.:....:.:.:..: .:.:..　(⌒　　　　. . ... .:.:.
　.. .... .. . (⌒　　　　　 r'. ..:.:.:....　　　..:.:.: .....:.:.:.:.:.　.:.:.:..... r ⌒ヽ .:.:.. ... .. ...　. :..:.:. . . ...　　　.　. .. ...:.:.:.:
. .:..　 .. (⌒'　　　　　　 .　　　.. .:.:.:.:.:.... ....　.. ... ....:.:.:.: (⌒　　 ⌒) ...:.:.:.... :. :.:.:.:.. .　　... :.　　　.:.:.:.:. . ....
. ..:. . (　　　　　　　　 . ..　　..:.. 　 . ... .　　 .. .:.:.: ...　 (⌒　　　　 r'⌒ヽ ..　　.. ..　.... .　　. .. ...:.:.:... .
... .　.　　　　.;i；';.　　　　　　.　...　　......　 ... ....　　 ...　　　　　　　　 ⌒ヽ　　　　. .. .:.:.:.:..　　　　　　... ..
　　　,.;i；';.,,;；`;；i`、　　　　... .　　　　 .　.. .　　 ... ....　　 ...　　　　　　　　.　...　　......　　　　　 .　.. .
　 ,.;；:｡;:；;:：､;；:｡;:；;,.
　,.,;:;；`;；i`:;：i;,|i!''".　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.;i；';..;i；';.
.....　""'|i!''''" 　i|!、....,........... .......,.,.......,..,.,,.,,.　...... .......,. ,.......,..,........... ...　　　 ,.;;.;i；';.,,;；`;；i`､；i`､　. ............ .
'::',:'':';:,.,i|!、:.,"'`::'::',:'':'`::'::',:'':'`　"'"' "'''.'''　"'''.''"　'::',:'':';:;..,"'`::'::',:'"'`,.;；:｡;:；;:：､;；:｡;:；;,；:｡;:；;,　,.;i；';.
　"''　　　　::':'::'　" '''.''"'"　　''"'"' "'''.'''　"'''.''"'"''"'"' 　"'''.'''　"'''.　,.,;:;；`；`;；i`:;：i;,|i!''";,|i!'',.;；:｡;:；;:：､
'::',:'':'`::'::',:'':'`::':'::',:'':';:;..,"'`',:'':'`::'::''::',:'':';:;..,"'`,:'':'`::'::',:'':'::',:'':';:;..,"'`::'::',　'""''|i!''"　　,i|! .....i|!,.,;:;；`;；i`:;：i;,.
'::',:'':';:;'"'"''::',:　'"'"''::',:::'::',:'':'`::'::',:'':';:;..,"'`'::',:'':';:;..,"'`'::',:'':';:;..,"'`'::',:'':';:;..,":,.,i|!、'`'::',:、'':';:;..,..、""'|i!''"
',:'':';:;..,"'`',:'':'`::'::''::',:'':';:;..,"'`,:'':'`:: 　　　　　　　　　　　　　'::',:'':'::',:'':';:;..,"'`::'::',:'':'`::'::　'::',:'':';:;..,":,.,i|!、
"'''.'''　"'''.''"'"''"'"' " "'''.'''　"'''.''"'"''"'"' "'':';:;..,"'`',:'':'`::'::''::',:'':';:;..,"'`,:'':'`::'::',:'':'::',:'"'''.'''　"'''.''"'"''"'"
:::　　　　　　　;..,"'`',:'':'`::''"　;;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　:::;..,"'`',:'':　　　　　　:::;..,"'`',:'': ;:;:　.
'':'`::'::',:'':';:;..,"'`',:'':'`::'::'.,"'`',:'':'`::':' "'`:　　　　　　　:'::',:'':';:;　　　　　..,"'`',:'':'`::'::',:'':';:;..,"'`',:'':'`::'::'.,"'`',
　　'':'`::'::',:'':';:;..,.　　　　　　　　　 ';:;:;..,"'`',:'':'`::'::'':　　　　'':'`::'::',:'':';:;..,"'`'::',:'':';:;.
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　'':'`　　　　　　　::'::',:'':';:;:;..,
　　　　"'"'''':'`::':;:;..,"'`',:'':'`::'::'':':';:"'"'''　"''''':'`::':':',　　　　　:'':';:;:;..,"'`',:'':'`::'::'':;:;..,　　　　"'`',:'':'`::'::'':
89： ◆aPlPNXeb6g：2013/02/17(日) 20:14:31 ID:LSbgSMzM0: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ο　　　　　　　　／　ﾊﾞｼｭｯ！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ｏ　　　　　／　　　　　　ο
　　　　　　　　　　　　　　　ο　　　　　　　　　／/　　Ｏ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,;:''"ﾞﾞ'':.,／
　　　　　　　　　　　　－―＝＝ニ二 ;:　　　　 :;　二ニ＝―‐‐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ｏ　　 :､,.　..,::'､‐-　 _　 ,､.
　　　　　　　　　　　　　　　　Ｏ　　／／｀ｖ::　､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/／　　 |　　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　 ο　　　Ｏ
　　　　　　　　　　　　　　　　／
90： ◆aPlPNXeb6g：2013/02/17(日) 20:14:58 ID:LSbgSMzM0: : :_,.,.,;::;::.:::.:::;;:;:;:;:;':':':'"´: : : : : : : : : : : : :..,;,:.:ﾞ'"..:.:'.';;:.:;. :..　　　　　　.　. .　....:...:..:::.::;:;:;;';':':':'"´
"..:.:::;:;:::;';':::':'"´ : . : : . : : . : : . : : . : :...:.:'"..:.:;;:;.:. ..,._'　　　　 ....:...:...:.:.:::.:::.:::;:;:;':':':'"´: :.._;_:,.; ._,:..
:'''´: : . : : : . : : . : : . : : . : : . : : .''""ﾞﾞ´_,.,.::;;;' : : .: : . :..:.:.:..::.::::::;;:;:;';:':':':'" : .__,.,;:"''':;';:::: .:::;'": : .
. : : . : : . : : . : : . : : . : : . : : . : :_.:_ _;::': . : :. 　....::.:::;;;:';':'':'"´: : ｀_,.,...::.':'"...:.:::;;:;:;';:;':';;:''"´.. : : .. :
.　. .　. .　. .　. .　. .　. .　.__,.,:::;':;';'"｀ ..　.　..:.:.:;:;;':':'"´ .　　_.,..:''"､:.:::.:::;;:;:;';';':''':'"´. : . : . : . : . ::
　.　.　.　.　.　.　.　.　._..,...;'"´...:.:.:::.:::;;:;:';':':':'"´.　.　.　.　.,.,.;'::':"".｀""''''"´ .　.　.　.　.　.　:　: . :
.　. .　. .　　　　_,;::."'..:.:.:::.:::;;:;:;:;';::':':'"´　｀´ 　　　　　　.　. .　. .　. .　. .　. .　. .　. .　.. .　. . ,.,:::
　　　　　._,. :.':"...:.:::;:;';':':::':'"´　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,,　,.,.;,;::::,:::::;''"　..:.::;':;
　　_.....:;;:;:;::';::':':'"´　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .,_.,::;:':''"ﾞ"ﾞﾞ'..:::::.::;::;:::;:::;:;';';:::';'::'''"
　｀　´ ...:.,.._　　　　　　　　　　　　　　 .., . . .,;:;':"...:::::.;:;:';'"'''｀ .;:;'r-=´へ、;':'":'"　 .　.
::'".,:::;:':;'' 　　　　　　　　┌へ、　　　　｀ﾞ"´　´""''''""´　　　 _,／　/ ':..ﾍ `.＼､_
"´'"　　　　　　　 _,／.::/.:::::;＞‐''ﾞ￣￣ﾊ .r─r--::;:-.:.､_:: ,＜´_,::":/:':::::..`._..::;'".へ'´＼／^
　　　　 _／｀yヽ√＼ﾍヘ:／　　..:::. ...::/ ,::'　..ｿ;:::;..i:.　　. ::...`　"_／へ.`ー-v::､,_...:,:_,／:/.:::
─'ｰ─´ｰ─----‐'ー-─'´ー-=＝;;:;'＿_,:::".::;';';:;';;;;;;;;;;;_ヾ.∠;;,,＿:::＿_＼:".::／'';;';';:;';;;;;;;;;';';
　　　　　　　　　　rュ､.　　　　　　　　　　　　　　　　 . . ..。.　　　　　　　 . ..　.^
　　　^　　　　。　　　ﾟ　　.　　.　'　　　:　　　'',　 ;　'　'　 ;　　. 　　　. 　　　;　　.　 ;　'　:
.　　.　'　　:　　　　　'　　　　,　　　　　;　　　'　　　　　'　　　　　 ;　　　.　　.　　　'　　　　　　:
　　　　::;__;;　　　　　　　　^　　.　　　　:. 　　　;　　　　.　 ;　　　　　'　:　　　　　　; 　　　~
　　:;∠´... ..￣＼;,;,;::._;　.　'　　:.......∠二ヽ....　.　　ﾟ　　.　　　　'　　　　'　,　 ;　^ : ;_;_:,.;_:_;_ :
　 /´.::;:..＼::.:､:...　＜::.´￣`ヽ::..＿　. 　　'　:　　. 　　　;　　　 ;　'　:　　　＿;∠,;;;;.:;::::;:､:;ﾞヾ
／〉　　　　::.:ﾆ;;.. ,／￣＼:::..ﾊ''´ .::::＼.　　　　　;　　.　　'　　　.　...　.::.::;／べ;:::.::'.:.￣ヾ::;:;;;,:;
,ノ.::.:::':::.:.:..;;.;;:;::.:./.::､:／´￣｀＼:-:ー:┴- ､　. 　　　;　　.　 ;　'　:　　.::/　.::;:.::::.:;:::::.;::':ヾ＞ｰ-
:.:;:べ､＿＿_,,／￣｀ヾ;:::.:..:;.:...::.:::;:.::/.:::.::......｀ヽ::::::::..　　　　　 r-､　 .:└ヾ,;:::':::::;ｨ;;;;;;;;:;;ﾂ::::::;;;;

─────────────────────────────────────

┏──
　　　できる夫たちの見下ろしていた豊穣な大地から、
　　　一瞬にしてあらゆる草木、あらゆる生物が姿を消してしまったのだ

　　　後に残されたのは波一つ無い湖、蛇行する川、緑の絨毯を剥ぎ取られた山
　　　そして――
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　──┛
91： ◆aPlPNXeb6g：2013/02/17(日) 20:15:17 ID:LSbgSMzM0: ┏──
　　　この破壊作業の全てをやってのけた
　　　無言の、冷ややかな影たちだけだった
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　──┛

────────────────────

　　　 ∧＿∧　　　　 ∧＿∧　　　　 ∧＿∧
　　　(　-ω-)　　　　 (　-ω-)　　　　 (　-ω-)
　　　|　　　｜　　　　 |　　　｜　　　　 |　　　｜
　　　U　_　U　　　　　 U　_　U　　　　　 U　_　U
　　　〉）〉）　　　　　〉）〉）　　　　　〉）〉）
　　　　　　　 ∧＿∧　　　　 ∧＿∧
　　　　　　　 (　-ω-)　　　　 (　-ω-)
　　　　　　　 |　　　｜　　　　 |　　　｜
　　　　　　　 U　_　U　　　　　 U　_　U
　　　　　　　〉）〉）　　　　　〉）〉）
　　　 ∧＿∧　　　　 ∧＿∧　　　　 ∧＿∧
　　　(　-ω-)　　　　 (　-ω-)　　　　 (　-ω-)
　　　|　　　｜　　　　 |　　　｜　　　　 |　　　｜
　　　U　_　U　　　　　 U　_　U　　　　　 U　_　U
　　　〉）〉）　　　　　〉）〉）　　　　　〉）〉）
　　　　　　　 ∧＿∧　　　　 ∧＿∧
　　　　　　　 (　-ω-)　　　　 (　-ω-)
　　　　　　　 |　　　｜　　　　 |　　　｜
　　　　　　　 U　_　U　　　　　 U　_　U
　　　　　　　〉）〉）　　　　　〉）〉）
　　　 ∧＿∧　　　　 ∧＿∧　　　　 ∧＿∧
　　　(　-ω-)　　　　 (　-ω-)　　　　 (　-ω-)
　　　|　　　｜　　　　 |　　　｜　　　　 |　　　｜
　　　U　_　U　　　　　 U　_　U　　　　　 U　_　U
　　　〉）〉）　　　　　〉）〉）　　　　　〉）〉）

────────────────────
92： ◆aPlPNXeb6g：2013/02/17(日) 20:16:16 ID:LSbgSMzM0: 　　　　　　　　　＿＿＿_
　　　　　　　／　　　ｕ　＼
　　　　　：／　　＼　　／＼：　　　　　彼らはどうしてこんな事をしたんです！？
　　　：／　Ｕ　（＠）　（＠）＼
　　　　|　　　　ｕ　　__´,_　　Ｕ　|：　　　緑豊かな大地を不毛の大地に変えてしまうなんて！
　　　：＼ｕ　　　　./__/　　　／：
.　　　　ノ　　　 /　）ヽ　　　＼
　　　(　＼　／__ノi　）　　　　)
.　　　＼　　ﾞ　／　ヽ　ヽ /　/
　　　　　＼_／　　　　＼＿ﾉ

　　　　　 |＼　　　　　　　／|
　　　　　　|＼＼　　　　／／|
　　　　　　: 　,>　｀´￣｀´　<　 ′
.　　　　　Ｖ　　　　　　Ｖ　　　　おそらくその精神の存在が邪魔になったからだよ
.　　　　　 i{　●　　　 ●　}i
　　　　　　八　　､_,_, 　　八　　　動物とか植物といった、ごく未発達な精神でさえ
. 　　　 /　个 . ＿　＿ . 个 ',　　　彼らは疎ましいと思ったんだ
　　　　　 /,,―　-ー　　､　,　-‐ ､
　　　　（　　　,　-‐　'"　　　　　）
　　　　　 `;ー"　`　ー-ー　-ー'
　　　　　　l　　　　　　　　　　　l
93： ◆aPlPNXeb6g：2013/02/17(日) 20:17:23 ID:LSbgSMzM0: 　　　　　　　/ﾆＹﾆヽ　　／｀i
.　　　　　　/ （0)(0）ヽ　 /　　ﾘ　　　　　　いずれ彼らはこの巨大な物質世界の存在さえも
.　　　　／　￣｀´￣　ヽ|　　/　　　　　　自分たちの妨げになると知るだろう
　　　　 |　,-）　　　　（-ﾘ　ﾋ
　　　　 | l　＿＿＿_／/　　,｀弋ヽ　　　　その時にいったい何が起こるのか？
　　　＿＼　｀ ⌒´.′.Ｙ´　 ,　｀ヽ｀.ｌ
　／ :　　: :介〈　　`ｰ〈::....ノ　　　Ｖヽ　　彼らは邪魔と感じた全ての物を
　 | : : : : ::〈　｢｀ヽ_ｰ､｀ヾ＿/　//:|　　　あの大陸と同じようにしてしまうだろう
　 | : : : : : /: |　{::::}　ﾌ-､｀ｰ┴‐- │
　 | : : :　〈: :│ {::::l /. :`ー‐一′ ::|
94： ◆aPlPNXeb6g：2013/02/17(日) 20:18:03 ID:LSbgSMzM0: 　　　　　/　ﾆＹﾆヽ
　　　　/ （●)(●）ヽ　　　　　　　　　これで君にもわかったはずだ
　　／　　　⌒｀´⌒＼
　／　　　,-）　　（-、＼　　　　　　　なぜわれわれが遠くからの観察しか行えなかったのかを
　|　　　　 l　＿＿　l　|
　＼　　　　｀ ⌒´　　／
. ／　　　 ∩ノ ⊃　／　　∩ノ ⊃　　われわれはまだ観察を続けているが、
(　＼　／＿ノ　　＼／＿ノ　　　彼らの土地には一歩も入らないし、機械を設置することすらできない
.＼　“　　／　　.　＼　“　　／
　　＼／　　　　　　/＼／　　　　　宇宙空間から彼らを見守ることしかできないのだ
　　　＼　　　　　　　＼
　　　　　＼　　　　＼　　＼
　　　　　　　>　　　　　> 　　>
　　　　　／　　　　／　　／
95： ◆aPlPNXeb6g：2013/02/17(日) 20:19:11 ID:LSbgSMzM0: 　　　　　　　　＿＿＿_
　　　　　　　／ノ　　＼＼　　　　　　　　　　　でもそれはもう何十年も前の事でしょう？
　　　　　／　（●）　(●）＼
　　　　／　u　　　___'__　　　＼　　　　　　　　それ以後はどうなったんですか？
　　　　|　　　　　 `ー'´ 　　　 |
　　　　＼　/⌒)⌒)⌒)　　／/⌒)⌒)⌒)
　　　　ノ　　|　/　/　/　　　(⌒) /　/ / /
　　　/　　　 |　:::::::::::(⌒)　　ゝ　　:::::::::::/
　　　|　　ｌ　 |　　　　　ノ　　/　　）　　/
　　　ヽ　ヽ_ヽ　　　 /' 　　/　　　／
　　　　ヽ＿＿　／　　 /　　／

　　　　　　　　　　　　　 ,ﾍ、　　　　.ハ
　　　　　　　　　　　　　ﾄ　＼-―-' ､l|
　　　　　　　　　　　　　 |/,ヽ　　　　　ヽ　　　　　　　ほとんど何も起こらなかったよ
　　　　　　 __ 　　　　／/ 　　（' ）　　fj
　〈＾ヽ､＿r⌒ヾ.--＜／　ゝ.　　　 -ﾍノ　　　　　　　時々いくつかの川が山の上に向かって流れたりしたこと以外はね
　(　　≧　￣　|l___／　　　ノ　　　T　,へ＼= ､
（＿＿＞-‐ﾆﾌﾉ　　　　　/|| 　　レ y-'.　＼))
　　　　　　｀￣__ 　　　 / ﾘ |　|　 |_ノ　ゞ≧_ へ　　　少しでも目的らしい物を持った行動は
　　　／´￣　　　＼ .／='' 　l　|　ト、 __　　〉　　ヽ　まだ何一つしてはいないんだ
　　/　　　　 ⌒ヽ.　/　⌒ヽ._l　|　/　V/ 〉　ししｔノ
　　i　　　　　〉,|　　　 //7)／　//./
　　ゝ.、　　　　（´ ゝ、　./　/,,,〉ゝ〈_(/
　　　　ヽ、　　＿｀ヽ　｀(しﾉ
　　　　　　｀￣　　｀ｿ
96： ◆aPlPNXeb6g：2013/02/17(日) 20:20:19 ID:LSbgSMzM0: ┏──
　　　これが地球人類の終焉なのか――できる夫はそう思った

　　　彼の胸中にあるのは、あらゆる悲しみを越えた崖に横たわる、ある達観だった
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　──┛

　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　／　　　　＼
　　　　　　　　　　　　／　　⌒:::::::::⌒＼
　　　　　　　　　　／　　（ ○）:::::（○）＼
　　　　　　　　　　 |　　　　　　__´___　　　|
　　　　　　　　　　　ヽ、　　　　`ー '´　／
　　　　　　　　　　　ノ　　　　　　　　　＼
97： ◆aPlPNXeb6g：2013/02/17(日) 20:20:59 ID:LSbgSMzM0: ┏──
　　　いかなる予言者も予見できなかった終末
　　　楽観主義と悲観主義を共に退ける終末
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　──┛

────────────────────

　　　 ∧＿∧　　　　 ∧＿∧　　　　 ∧＿∧
　　　(　-ω-)　　　　 (　-ω-)　　　　 (　-ω-)
　　　|　　　｜　　　　 |　　　｜　　　　 |　　　｜
　　　U　_　U　　　　　 U　_　U　　　　　 U　_　U
　　　〉）〉）　　　　　〉）〉）　　　　　〉）〉）
　　　　　　　 ∧＿∧　　　　 ∧＿∧
　　　　　　　 (　-ω-)　　　　 (　-ω-)
　　　　　　　 |　　　｜　　　　 |　　　｜
　　　　　　　 U　_　U　　　　　 U　_　U
　　　　　　　〉）〉）　　　　　〉）〉）

────────────────────
98： ◆aPlPNXeb6g：2013/02/17(日) 20:21:25 ID:LSbgSMzM0: ┏──
　　　だが人類終末の最終の幕は、これから上がろうとしているのだ

　　　その時――変態の最終段階がいつ起こるのかは
　　　オーバーロードにさえ断言することはできなかった
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　──┛

　　　　　　　　　　　　　　　　　 |＼　　　　　　／|
　　　　　　　　　　　　　　　　　 |＼＼　　　　／／|
　　　　　　　　　　　　　　　　　 : 　,>　｀´￣｀´　<　 ′
　　　　　　　　.　　　　　　　　　Ｖ　　　　　　Ｖ
　　　　　　　　　　　　　　　　　 i{　ノ　　　｀ヽ　　.}
　　　　　　　　　　　　　　　　　八　●　　　●　　八
　　　　　　　　　　　　　　　　 / .|ﾍ⊃ ､_,､_,⊂⊃ 　　',
　　　　　　　　.　　　　　　　./　..l　./⌒l,　 __,　イ　　 ',
　　　　　　　　.　　　　　＿/　 ...il /　 /　　　　　'...　　',＿_
99： ◆aPlPNXeb6g：2013/02/17(日) 20:22:42 ID:LSbgSMzM0: ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;;::,;;,

;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;;:,,,.,:;;:;.:;:..:;;:;:.::,,::...,.. . ..
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,;,;;;;;;;;;;;;;;:;:;,,;,:;;:;;:;::;.;.,,:;;:.:,..;:;.,.::....,..::..:. 　　　 ..

;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;;;:;:;:.;:;:.,::;:.;.;:.;:;,,.:;:,,.. :.;..

┏──
　　　オーバーマインドとその下僕達の奇妙な関係については、
　　　ついに満足のいく説明は得られなかった
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　──┛

　　　　　　　　/ ﾆＹﾆヽ
　　　　　　　/　（0)(0）ヽ
　　　　　／　　⌒｀´⌒＼　　　その質問には答えられない
　　　　　|　,-）　　　（- |
　　　　　| l　　ヽ＿＿ノl |　　いずれは君もたぶん、
　　　　　＼　　｀ ⌒´ 　／　　その真相の一部を知ることになるだろうが
　　　　　／　　　　　　　ヽ
　　　　/　　　　　　　　　　ヽ
　　　　|　　　　　　　　　　 |　|
　　　　ヽ_|　　　　　　　　　|丿
　　　　　 |　　　　　　　　　|
100： ◆aPlPNXeb6g：2013/02/17(日) 20:23:20 ID:LSbgSMzM0: 　　　　　　　　　　＿＿＿_
　　　　　　　　　／　　　　　＼　　　　　　　ではこれを教えてください
　　　　　　　／　＼　　　／　＼　　　　　最初の頃、あなた方が秘密にしていた問題です
　　　　　　／　（●）　　（●）　＼
　　　　　 |　　　　　 ´　　　　　 |　　　　　あなた方は遙か過去に、人類に対してどんな酷い事をしたんです？
　　　　　＼　　　　　⌒　　　　／
　　　　／￣￣ヽ　　　　　　　＼
　　　（｢　　　｀rﾉ　　　　　　　　　　＼
　　　　ヽ　　　ノ　　　　　　　　　　　＼
　　　　　|　　 | 　　　　　　　　｢＼　　＼
101： ◆aPlPNXeb6g：2013/02/17(日) 20:24:11 ID:LSbgSMzM0: 　　　　　　|＼　　　　　　／|
　　　　　　|＼＼　　　　／／|
　　　　　　: 　,>　｀´￣｀´　<　 ′　　　　　僕たちは過去の地球には何もしていないよ？
.　　　　　Ｖ　　　　　　Ｖ
.　　　　　 i{　●　　　 ●　}i
　　　　　　八　　､_,_, 　　八
. 　　　 /　个 . ＿　＿ . 个 ',
　　　＿/ 　 il 　 ,'　　　 '.　 li　 ',＿_

　　　　　　　　　　＿＿＿
　　　　　　　　／　　　　＼　　　　　　　　そんなはずはないでしょう！
　　　　　,---､　　＼　　／＼　― 、
　　　　 .l　　　ｌ　（●）　（●）＼　 |
　　　　 .|　　　|　　　____'___　　　|　 |　　　僕たちがあなた方の姿を恐怖と邪悪の象徴と見なすようになったのは
　　　　 .|　　　|　　　|!!il|!|!l|　　／　/　　　あなた方が僕たちの先祖に何か酷い事をしたからじゃないんですか！？
　　　　　ゝ　　　　　|ｪｪｪｪ|　　　ノ
　　　　　　＼　　　　　　　　　／
　　　　　　 /　　　　　　　 |
　　　　　　/　　　　　　　　 |
102： ◆aPlPNXeb6g：2013/02/17(日) 20:25:06 ID:LSbgSMzM0: 　　　　　　　　/ﾆＹﾆヽ
　　　　　　　/ （0)(0）ヽ
　　　　　／　￣｀´￣　＼　　　　われわれが恐怖と邪悪の象徴と見なされるほどの衝撃を
　　　　　|　,-）　　　　（-、.|　　　地球人類に与えたことはただの1度しかない
　　　　　| l　＿＿＿＿　l |
　　　　　＼　 `ー'´ 　／　　　　そしてその出来事は歴史の夜明けにではない
　　　　/⌒ヽ　　ー‐ 　　ｨヽ　　まさにその終末に起こったのだ
　　　 / 　　　　,⊆ニ_ヽ、　 |
　　　/　　／　r─--⊃、　|
　　　|　ヽ,.ｲ　　｀二ﾆﾆうヽ.　|

　　　＿_＿__　　　　　━┓
　　／　―　　＼　　 ┏┛
　／ノ　　( ●)　　＼　・
.｜ ( ●)　 ,　　　　　|　　　　　　それはどういう意味です？
.｜　　　　　　　　　 /
.｜　　　　　'~　　　/
　＼＿　　　 ⊂ヽ∩＼
　　　/´　　　 (,＿＼.＼
　　 |　　/　　　　　＼＿ﾉ
103： ◆aPlPNXeb6g：2013/02/17(日) 20:25:34 ID:LSbgSMzM0: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|＼　　　　　　／|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|＼＼　　　　／／|
　　マミ・モレルが僕たちの母星を知っていたのと同じ事だよ　　　　　　　: 　,>　｀´￣｀´　<　 ′
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.　　　　　Ｖ　　　　　　Ｖ
地球人は過去の記憶じゃない、『未来の記憶』を思い出して　 .　　　　　 i{　●　　　 ●　}i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　僕たちの姿を恐れていたんだ　　　　　　　八　　､_,_, 　　八
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　. 　　　 /　个 . ＿　＿ . 个 ',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿/ 　 il 　 ,'＿_　 '.　 li　 ',＿_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣（__.ノ　　（__.ノ￣￣

　　　　　　　　　　　/ ﾆＹﾆヽ
　　　　　　　　　　/　（0)(0）ヽ　　　　今この時――
　　　　　　　　／　　⌒｀´⌒＼　　　地球人類がすべての終焉を知らされるこの最後の年月に
　　　　　　　　|　,-）　　　（- |　　居合わせたがために、
　　　　　　　　| l　　ヽ＿＿ノl |
　　　　　　　　＼　　｀ ⌒´ 　／　　　われわれは地球人類にとって死と同一視されるようになったのだ
　　　　　　　　／　　　　　　　ヽ
　　　　　　　/　　　　　　　　　　ヽ
　　　　　　　|　　　　　　　　　　 |　|
　　　　　　　ヽ_|　　　　　　　　　|丿
　　　　　　　　 |　　　　　　　　　|
104： ◆aPlPNXeb6g：2013/02/17(日) 20:26:29 ID:LSbgSMzM0: 　　　　　　　　　　　　,へ、
　　　　　　　　　　　/: : ヽ＼
　　　　　　　　　　 /: ; -‐ﾍ　＼,､　　　　　　　　　終焉の時がまだ何万年――何十万年も先だった時代から
　　　　　　　　　厶'´　　 λ　｀ｰ　　　　　　　　人類はこの時代のことを「思い出して」いたんだ
　　　　　　 γ__二二ミ　､j　　　　　､
　　　　　　/ /　/　　｀ヽヽ　　　ｲﾊ　ヽ
　　　　　　{ {　/ 　　　ハ }　　弋ﾘ　　 '　　　　正確にはこれは記憶と呼ぶべきものじゃない
　　　　　　ヽУ　　　　　l ﾉ/　　　　　　　　l　　　　予兆と呼ぶべきものかな
　　　　　　 У　　　　　ﾋ"　　　　　　　 l
　　　　　　/､　r､　γl /　　　　　　　　ｰｧ/
,　--‐一 'ｰ'　ｰ'ノ｀ /　　　　　　　　／
　 , -‐‐'´γ'´￣　 λ　　　　　 _　ィ
｀く＿＿__入＿＿／ /　　　　　 | 　ﾊ
　　　　　　　　　　　/ 　　　　ﾊ　ﾊ
　　　　　　　　　　　,　　　　　　　　,　　ヽ、
.　　　　　　　　　 |　　　　　i　　ﾄ､__入__）　　　　＿＿＿
　　　　　　　　　　　|　　　|　 |　　　|　　　　　,　＜　　　　　　　＞､
　　　　　　　　　　λ　　 |　 |　　 λ　　／　　　　　　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　/ .ｉ　　 |　 |　　/　ヽ／　　　　　　　　　　　　＼
　　　　　　　　　/　 |　　 |　 |　 /　　ヽ、　　　　　　　　　　　　　ヽ
105： ◆aPlPNXeb6g：2013/02/17(日) 20:27:17 ID:LSbgSMzM0: 　　　　　　　　　　　＿＿＿_
　　　　　　　　　　／::::::::::::::::::＼
　　　　　　　　／:::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　　　　／　（:::::::::::::::::（ ⑪ ）　＼　　・・・・・・・・・・・・
　　　　　　　|　　　　:::::::__´___::::::　　　|
　　　　　　　＼　　 ::::::::￣:::::::　　／
　　　　　　　　 /　:::::::::::::::　::::::::::::　＼
　　　　　　　　|:::::::::::::::::::::　:::::::::::::::::: |
106： ◆aPlPNXeb6g：2013/02/17(日) 20:27:49 ID:LSbgSMzM0: ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

――22世紀

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　/ﾆＹﾆヽ　　　　　
　　　　　　/ 　（・)(・ヽ
　　　　／　　⌒｀´⌒＼
　　　　|　　,-）　　　　（-.|　　　　　あなたがたは最後の人類となるという事実に
　　　　| 　l　　　　　　 .|　　　　　　直面しなければならないのだ
　　　　＼　　｀ ⌒´ ／
　　　　ノ　　　　　　　　＼
　／´　　　　　　　　　ヽ
　|　　　　ｌ　　　　　　　　　　　＼
　ヽ　　　 -一''''''"~~｀`'ー--､　　　-一'''''''ー-､.
　　ヽ＿＿＿＿(⌒)(⌒)⌒)　)　　(⌒＿(⌒)⌒)⌒))

────────────────────────────────

――原始時代

おい、このうぜぇ顔のせいで
人類が滅んだことがあるらしいぞ
　　　　∨
　　　　　　　　　　∧＿∧
　　　 ∧＿∧ 　（´<_｀；）＜語り継がなきゃな俺ら
　　　（；´_ゝ`）　/　　 ⌒i
　　／　　　＼　　　　|　|
　　/　　　/￣￣￣￣/　|
＿_(__ﾆつ/　原始　 / .| .|＿＿＿＿
　　　＼/＿＿＿＿/　（u　⊃

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
107： ◆aPlPNXeb6g：2013/02/17(日) 20:28:15 ID:LSbgSMzM0: 　　　　／.:￣￣￣￣￣＼
　　　／: : :　　　　　　　＼　　　　　　　　　そうか…そういう事だったんですね
　／: : : 　　　　　　　　　　＼
／: : : :　-一'　　　　ﾞー- 　　＼
: : : : :／´ ｀ヽ　　　 r´　｀ヽ　　ヽ　　　　　やっとわかりましたよ…
: : : :（　f;;;;j　l,　　　　ｌ　f;;;;j　 }　　　l
: : : : ヽ_ ｀ _ノ　　　　ヽ_ ´_ ノ;;:: 　　 |
: : : : : : ´"''"　　 '　　　"''"´　　　　　l
: : : : : : . .　　　＿＿　　　　　　　／
＼: : : : : : :.　V_＿＿ヽ　　　／
／ヽ: : : : : : : : : : 　　　　　　イ＼
: : : : : : : : : :　　　　　　　　　＼

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┏──
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　と、最後の人間は言った
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ──┛
108： ◆aPlPNXeb6g：2013/02/17(日) 20:28:54 ID:LSbgSMzM0: ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;;::,;;,

;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;;:,,,.,:;;:;.:;:..:;;:;:.::,,::...,.. . ..
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,;,;;;;;;;;;;;;;;:;:;,,;,:;;:;;:;::;.;.,,:;;:.:,..;:;.,.::....,..::..:. 　　　 ..

;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;;;:;:;:.;:;:.,::;:.;.;:.;:;,,.:;:,,.. :.;..
109：名無しのやる夫だお：2013/02/17(日) 20:28:54 ID:F3YvjfFg0: ループするのか
110： ◆aPlPNXeb6g：2013/02/17(日) 20:29:24 ID:LSbgSMzM0: 　　┏──
　　　　　できる夫は、オーバーロードの基地から1キロほどのところにあった空き家に住み着いた
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　──┛

＼
ﾞ:,゛＼
ﾞ:,゛:,ﾞ:,＼　　　　　　　　　[二二]ヽ
ﾞ:,゛:,ﾞ:,゛:,:.＼　　　　,.;i；';.,,　　　i ニニiヽi_　　　　　　　________________________________________________________
ﾞ:,゛:,ﾞ:,゛:,ﾞ:,゛:,|　　；';,.　; ；';,／ＺＺＺＺＺＺＺ＼ﾞ'ｰ､_　　 {iｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴi}_________
ﾞ:,゛:,ﾞ:,゛:,ﾞ:,゛:,|　　;；';., 　／ＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺ:＼　　ﾞ'ｰ､_:.:[]i.:.:..:.:.:[]i.:.:.:.:(二二二)i.:.::.:.:[]i.:.:..:.:.:[]:..:.:.: |ｴｴｴｴｴ}
ﾞ:,゛:,ﾞ:,゛:,ﾞ:,゛:,|,.;i；';.,　／ＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺ＼ヾヾヾ　ﾞ'ｰ､_ .:.:i.:.:..:.:.:／TTT＼i.:.:..:.:.:i.:.:..:.:.:i.:.:..:.:.:::|i.:.:..:.:.::::|
ﾞ:,゛:,ﾞ:,゛:,ﾞ:,゛:,| ；';.,／ＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺ :＼ヾヾヾヾ｀ﾞ'ｰ､|__iﾄi__,.;i；ﾞ';.,ｲi；';.,,＿＿＿＿i三i : :.:..:.:.::::|
ﾞ:,゛:,ﾞ:,゛:,ﾞ:,゛:,| .／ＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺ＼ヾヾヾヾヾヾヾ＼ＮＮＮＮＮＮＮＮＮＮＮＮＮＮ＼ .:.:.::::|
ﾞ:,゛:,ﾞ:,゛:,ﾞ:,゛／ＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺ:＼ヾヾヾ irｰ-､: ＼ＮＮＮＮＮＮＮＮＮＮＮＮＮＮ＼ :::!;；:｡;:；｡;:.;；:｡;:
ﾞ:,゛:,ﾞ:,゛:,／ＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺ＼ヾヾi|　　 | ヾ＼ＮＮＮＮＮＮＮＮＮＮＮＮＮＮ＼.;；　:｡　:；.;
[エエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ ]二ニﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆiｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴ]
.: | |l.:,ﾞ:,゛:,|: .: .: .: .: .: .: | |l: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: | |l: .: .: .: .: .: .: .:.:.:|: . | |l::.:::.: .: .:|l: .:::.|l: .|| : .: .:...:..:.||: .: .: .:...:.:||: .: .|　 ||
.: | |l.:,ﾞ:,゛:,|: .: .: .: .: .: .: | |l: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: | |l: .: .: .: .: .: .: .:.:.:|: . | |l: .　 'rﾆ|lﾐ　 |l: .||: .: .,ｪｪ､::||: .: .,ｪｪ､:.||: .: .|　 ||
.: | |l.:,ﾞ:,゛:,|: .: .: .: .: .,仁| |lﾐヽ: .: .: .: .: .: .: .::,ｲｉ| |lﾆﾐヽ: .: .: .: .: : .|　 | |l　　 ||ｉｉi|l i|　|l: .||: .|i__|__i| ||: .|i__|__i| ||: .: .|　 ||
.: | |l.:,ﾞ:,゛:,|: .: .: .: .: .N_ｉ| |l ﾚ!: .: .: .: .: .: .: .: ﾄ|!| |l|＿ﾄ!: .: .: .: .: :.:|　 | |l　　 ||ｉｉi|l i|　|l: .||: .|i__|__i| ||: .|i__|__i| ||: .: .|..__||____________
.: | |l.:,ﾞ:,゛:,|: .: .: .: .: .ﾄ! .| |l ﾄ|: .: .: .: .: .: .: .:.:ﾚ:!| |l|　ﾚ!: .: .: .: .:.:::|　 | |l　　 ||ｉｉi|l i|　|l: .||.＿_______||.＿_______||.＿.|＿||
.: | |l.:,ﾞ:,゛:,|: .: .: .: .: .iｺz| |lＥ}: .: .: .: .: .: .: .:.:.ｉﾆ| |l ﾆﾆi!: .: .: .: .: : |　 | |l　　 ||ｉｉi|l i|　|l,-||ｪｪｪｪｪｪ::||ｪｪｪｪｪｪ::||:ｪｪｪｪz||
.: | |l_,,.-‐'|: .: .: .: .: .: .: | |l: .: .: .: .: /三ヽ.:/三| |l /三ヽ: .: .: .:.::.:|　 | |l　　 ||ｉｉi|l,ｨｿ!l,イ＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾
ｨｉ| |l　　_,,|: .: .: .: .: .: .: | |l: .: .: .: .::{三三}:{三 | |l{三三}: .: .: .: : .|　 | |l 　 ,ｨ彡!l,イ／Ｌ　　　.,,,　..,.,.,　　　,,.
　| |l-‐''ﾝ三三三三三| |l三三三ヽ三ノ:ヽ三| |lヽ三ノ三三三三E| |l 彡, イ　　|__Ｌ／　　.,,,　..,.,.,　　　,,..,,,　..,.,.,　　　,,.
　冖冖冖冖冖冖冖冖冖冖冖冖冖冖冖冖冖冖冖冖冖冖冖冖冖　　　　　　　　　　　　　　.,,,　..,.,.,　　　,,.
　　　　　　　　　　　　　　　　　　.,,,　..,.,.,　　　,,.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　....
.,,,　..,.,.,　　　,,.　.,,,　..,.,.,　　　,,.　　　　　　.,,,　..,.,.,　　　,,.　　　　　　　　　.,,,　..,.,.,　　　,,.
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.,,,　..,.,.,　　　,,..,,,　..,.,.,
　　　　　　.,,,　..,.,.,　　　,,.　　　　.,,,　..,.,.,　　　,,..,,,　..,.,.,　　　,,.
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.,,,　..,.,.,　　　,,..,,,　..,.,.,　　　,,.
111： ◆aPlPNXeb6g：2013/02/17(日) 20:29:58 ID:LSbgSMzM0: 　　　┏──
　　　　　　そしてその家に、約30キロ離れた隣町から運んできた設備を備え付けた
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　──┛

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　V 三 //三三三三三三三三三三三三三三三二ﾆ＞､
　　　　　　　　　　　　　　　　　 Vﾆ,//三三三三三三三三三三三三三三三三三二ﾆ>、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 V//三三三三三三三三三三三三三三三三三三二ﾆﾍ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 // 三三三三三三三三三三三三三三三三三三三二ﾊ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/∧三ィニニュ三三三三ィニニュ三三三三三三三二ﾆ!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　∧//　∨三／⌒＼三三三三／⌒＼三三三三三三三三二l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 / /∧　　Vﾆ{ ==＝' } 三三三 { '＝== }三三三三三三三三二!
　　　　　　　　　　　　　　＿＿_/_//_ }　　∧=＼.__.／三三三三＼.__.／三三三三三三三三二|
／⌒丶.._ -‐ｧァ￢､___　 | 三三三三三三三三三三三三ﾐァｧー――――――――――――‐r┐
{　　　　　　￣｀`冖ー┴┴-　、三三三三三三三三三三ﾆl | |三三三三三三三三三三三三三 li |
ヽ　＿＿＿＿＿＿＿＿＿_,ノ三三三三三三三三三三ﾆ:l | |三三三三三三三三三三三三三 li |
　　　 /　　　ノ| 三三三三三三三三三三三三三三三ニﾆl | |三三三三三三三三三三三三三 li |
　　　｛＿＿__,｣＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_＿_＿_l_|_レニニニニニニニニニニニニﾆﾆ.li |
　　　　　　　　丶ー―――――――――――――――――――――――――――――┬'’
　　　　　　　　　　　￣￣｀ヾ三三ﾌニニフ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヾ三三ﾌ¨´
　　　　　　　　　　　　　　　　|三 |　|三 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |三 |
　　　　　　　　　　　　　　　　|三 |　|三 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |三 |
　　　　　　　　　　　　　　　　|三 |　|三 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |三 |
　　　　　　　　　　　　　　　　|三 |　|三 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |三 |
　　　　　　　　　　　　　　　　〉ｰ〈　〉ｰ〈　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〉ｰ〈
　　　　　　　　　　　　乂_,ﾉ　乂_,ﾉ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　乂_,ﾉ
112： ◆aPlPNXeb6g：2013/02/17(日) 20:30:17 ID:LSbgSMzM0: ┏──
　　　遠出をする時、人手の必要なときはいつもキュゥヴェラクが着いてきてくれた
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　──┛

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿
　　　　　　　　　　　　　　　｢　＼　　＿＿　／⌒ｧ　）　｀丶
　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　　　 ´　　　　｀　　/　 /　　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　　　　　く／　　　　　）
　　　　　　　　　　　　　　　　∨　●　　　　●　Ｙ　　　　　　ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　_|{　　　､_, ､_,　　八　　　　　,′
　　　　　　　　　　　　　　／八　　　　　　　　ｲ　丶.　　　/
　　　　　　　　　　 ⌒＼/　, 　 /　ｰｧ　　　Ｔ´ {　　　＼／＼
　　　　　　　　（（⌒>く.／　/ . : /　　　　 ',: :ヽ　　　　〈）　）
　　　　　　　　　　＼{／ : : :/ : : /　　　　　ヽ-ﾍ . : : ／／､
　　　　　　　　　／＼＼＿∧: : ,′|　ｉ　ｉ　 |　∨∧／／ : : :＼＿_
　　　　　　　　（＿ﾟ: :｡ーｧ‐' : ;　　|　 |　 |　 |　　ー‐く: : : : :｡: ﾟ : _ノ
　　　　　　　　　 / . : : ｡人: : :.:| 　 |　 |　 |　 |　　 }　　＼: ｡ : : : :）
　　　　　　　　　（_／{:_:/　＼: iヽ丶ソ　丶ソ　ノ　　　　＼_ﾉ￣
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣⌒　　⌒￣
113： ◆aPlPNXeb6g：2013/02/17(日) 20:30:35 ID:LSbgSMzM0: 　　　　　　　　　　　　　　　　　┏──
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　だができる夫の思うに――
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　──┛

　　　　　　　　　　　　＿＿＿_
　　　　　　　　　　／　　　　＼
　　　　　　　　　／　─　　 ─　＼　　　　彼は純粋な親切心だけで手伝ってくれているわけではないでしょうね
　　　　　　　／　（●）　（●）　＼
　　　　　　　 |　　　　 __´　_　　　　|　　　おそらく――
　　　　　　　＼　　　　￣　　　 ,／
　r､　　　　r､／　　　　　　　　　　ヘ
　ヽヾ　三　|:l1　　　　　　　　　　　　ヽ
　　＼>ヽ/ |｀｝　　　　　　　　　　　|　|
　　　ﾍ　lノ `'ｿ　　　　　　　　　　　|　|
　　　　/´　 /　　　　　　　　　　　　 |.　|
　　　　＼. ｨ　　　　　　　　　　　|　 |
　　　　　　 |　　　　　　　　　　　 | 　|
114： ◆aPlPNXeb6g：2013/02/17(日) 20:31:20 ID:LSbgSMzM0: ┏──
　　　この心理学者は、未だに執拗に
　　　ホモ・サピエンスの最後の標本を研究し続けているのだろう
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　──┛

　　　　　　　　　　　　∠　-　､　｀丶.　　　｜
　　　　　　　　　　　　　　　　 }　　　　、 ./｜
　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　 V　 |
　　　　　　　　　　　　 ,　 ´　　　　 .　-'一´|
　　　　　　　　　　　／r=ﾆ二 _ア'´　　　　　|
　　　　　　　　　　,　　 V///　　　　　　　　｜　　　　　じ
　　　　　　　　　./　　　ヾ/.　　　　　　｜　　　　｜
　　　　　　　　　′　　　 / l　　 f^l. 　　　｜　　　　｜
　　　　　　　　 |　　　　 .′!　　し　　　,､　|　　　　　　:
　　　　　　　 .八　　　 /　 .ゝ⊂⊃　　　　_ .|　　　　　　:
　　　　　　　　　 .　　./　　　/　ー　T 「　　 |　　　　　　:
　　　　　　　「￣Xア　　　/ 　　　 V　二つ
　　　　　　　　＼▽　　　∧､　　　 ./ 　　 |
　　　　　　　　／＼＼　/　} ヽ　　　　　|
　　　　　　　./　　　ーr　二__}＿　 {　　　 |
　　　　　　　|　　　　　．　　　　　_コ.　　　｜
　　　　　　　　・ _　・ ,､__＞　　 ‘ー　⌒ｰ:｜
　　　　　　　　ヽ/ ＼ |　　　　　　　　　　　　￣￣￣￣￣￣
115： ◆aPlPNXeb6g：2013/02/17(日) 20:33:04 ID:LSbgSMzM0: ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;;::,;;,

;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;;:,,,.,:;;:;.:;:..:;;:;:.::,,::...,.. . ..
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,;,;;;;;;;;;;;;;;:;:;,,;,:;;:;;:;::;.;.,,:;;:.:,..;:;.,.::....,..::..:. 　　　 ..

;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;;;:;:;:.;:;:.,::;:.;.;:.;:;,,.:;:,,.. :.;..

┏──
　　　できる夫はときおり思いを馳せた

　　　姉のこと――母のこと――オーバーロードの母星のこと――
　　　この80年間に地球に起こったこと――
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　──┛

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿
　　　　　　　　　　　　　 __　- ´´￣　　　　｀¨ ‐ ､
　　　　　　　　　　, -'"´:　　　　　　　　　￣￣　　　ヽ
　　　　　　　　／. : : : :　　　　　　　 ,　￣　ヽ　丶
　　　　　　 ,,.'. : : : :　　　　　　　　　　/　/::::::ヽ　ｌ　ヽ、
　　　　　 /. : : : : :　　　　　　　　　　 {　 {:::::::::ﾉ　!　　　ヽ
　　　　 /. : : : : :　　　　　　　　　　丶　｀　´ ノ　　　ヽ _
　　　 /. : : : : :　　　　　　　　　　｀ー‐ ´　　　　　　　　|
　　 ./. : : : : :　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　i
　　/. : : : : :　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿　i
　 /. : : : : :　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l
　,'. : : : : : :　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /
　i : : : : : : :　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /
　i : : : : : : :　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /
　', : : : : : : :　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／
　', : : : : : : :　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／
　ヽ、: : : : : : .　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／
　　　ヽ､:_: : : : .　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／
　　　　　｀¨i : : : : :　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ
116： ◆aPlPNXeb6g：2013/02/17(日) 20:34:19 ID:LSbgSMzM0: ┏──
　　　しかしたいていの場合、できる夫は鍵盤の前に座り
　　　愛するバッハの旋律を空気中に満たしつつ過ごしていた
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　──┛

　　　　　　　　　　＿＿＿
　　　　　　　　／　　　　＼
　　　　　　　／　　　ノ　 .＼＼
　　　　　／　　（ー）　（ー）＼　　　　　　＿＿＿＿＿
　　　　　 |　　　　　 ___´___　　　|　　　　　／(/　　//￣//＼
　　　　　　＼　　　　`ー '´＿／　　　　　 >=====-----x__/,′
　　　　　　　/　　　　　　　＼　　　　　／二-━/￣// ヽ,′
　　　　　　　|　　＼　　　　 |　＼　　／二ニ━/.c　//. : : ,′
　　　　　　　|＼　　＼　　　|＼__二⌒)ニﾆ━/.c　//: : : ,′
　　　　　　　|　＼　　￣二⌒) ／二ﾆﾆ━/〃　//.: : :,′
117： ◆aPlPNXeb6g：2013/02/17(日) 20:34:40 ID:LSbgSMzM0: 　　　できる夫は、自分が本当に望んでいたものは
　　　この事だったような気がしてならなかった

　　　かつては一流のピアニストに過ぎなかった自分がいま――

.
118： ◆aPlPNXeb6g：2013/02/17(日) 20:35:10 ID:LSbgSMzM0: 　　　　　　　　　　　　　　　　　”世界一の”ピアニストになったのだ――

　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　　　　　　　　　　　 /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＿＿::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
　　　　　　　　　 /::l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／..::::::::::::::..＼::::::::::::::::::::::::::＼::::/
　　　　　　　　 /::::l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／..:::::::::::::::::::::::::.＼::::::::::::::::::::::::::::X
　　　　　　　　　　 /:::::::l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／..::::::::::::::::::::::::::::::::::::.＼:::::::::::::::::::::/　＼
　　　　　　　　　 ./::::::::::l::::::::::::::::::::::::::::|￣￣| ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. |::::::::::::::::::/.　　　＼
　　　　　　　　　/:::::::::::::l::::::::::::::::::::::::::::|　　　＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／::::::::::::::::/.　　　　＼
　　　　　　　　　|二二|二|二二二二|┴─ ,. -‐'´..:::::::::::::::::::::...｀丶､┴─|二二|二二二|二二|
　　　　　　　　　 Y　　| 　|　　　　 |　　　ﾉ .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. ヽ　 |　　 |　　　 |　　 |
　　　　　　　 l　　.| 　|　　　　 |=i=i (::::::::/l::::::::::::::::::::::::::::::::::l＼:::::)i=i=i=i :|　　　 |　　 |
　　　　　　　 | 　 .| 　|　　　　 |二二￣　l::::::::::::::::::::::::::::::::::l二￣二二二二ｌ＿＿|＿＿|
　　　　　　　 |￣ .|￣|￣￣￣￣￣￣￣￣.(:::::::::::::::::::::::::::::::::::)￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
　　　　　　　 |￣|￣|￣|￣￣￣￣￣￣　|二二二二二二二二|￣￣|￣||￣￣￣￣|￣|￣|
　　　　　　　 | 　|　 | 　|　　　　　　　 | 　|l:::::::::::l　l:::::::::l |　 |　　 | 　||　　　　 | 　| 　|
　　　　　　　 | 　|　 | 　|　　　　　　　 | 　|l:::::::::::l　l:::::::::l |　 | 　　(＿|_)　　　　 .| 　| 　|
　　　　　　　 | 　|　 | 　|　　　　　　　 | 　|l:::::::::::l　l:::::::::l |　 |　　　　　　　　　 | 　| 　|
　　　　　　　　 (＿（＿_)＿)　　　　　　　　　 |＿|(:::::::::::) (::::::::::)|＿|　　　　　　　　　 |＿|_＿)

　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿|＼
[|[||　　To Be Continued....!　　　 >
　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|／
119： ◆aPlPNXeb6g：2013/02/17(日) 20:37:35 ID:LSbgSMzM0: 本日の投下は以上となります
お付き合い戴き、ありがとうございました！

次回、幼年期の終り最終話は3月中の投下を予定しています
最後までお付き合い戴けますと幸いです
よろしくお願いします
120：名無しのやる夫だお：2013/02/17(日) 20:38:19 ID:ebSgHv4M0: 乙

そりゃ世界一になれただろうよ……
もう人間がいないんだから……
121：名無しのやる夫だお：2013/02/17(日) 20:39:37 ID:cb2XNzQc0: おつ
聴いてくれるのはオーバーロードだけか
122：名無しのやる夫だお：2013/02/17(日) 20:40:54 ID:.wF2xsHU0: おつおつお

世界（唯）一か……猿の手に願ったわけでもないのになぁ……
123：名無しのやる夫だお：2013/02/17(日) 20:43:03 ID:f/pJvZ720: 乙

ロマサガ１の戦闘終了後のステータスアップの描写だった～がアップ！の元ネタか？ｗ
幼年期の終わりももうすぐか
124：名無しのやる夫だお：2013/02/17(日) 20:44:21 ID:y2FLUfEM0: おつお
人類が細胞になる時が来たのね…
125：名無しのやる夫だお：2013/02/18(月) 00:10:15 ID:fI26uOJI0: 乙ー
世界一と言うか世界唯一と言うのが正しいなｗ
126：名無しのやる夫だお：2013/02/18(月) 00:25:57 ID:WA7d29Vg0: まさに、オンリーワン。いやさロンリーワンか。
127：名無しのやる夫だお：2013/02/18(月) 00:28:31 ID:CTz1vX3k0: 乙。

『架空世界の悪党図鑑』という本ではカレルレン（というかオーバーロード）を
「オーバーマインドの小間使いに甘んじているのではなく、地球人を実験材料にして
その域に到達せんと画策しているのでは」と見た目どおりの悪魔的存在としてるけど、
そういう解釈がなされるのもこの辺りのスタンスに由来するのかな。
128：名無しのやる夫だお：2013/02/18(月) 01:14:43 ID:yRzpsyLk0: 乙でした。何とも言えない侘しさがあるなぁ……
129：名無しのやる夫だお：2013/02/18(月) 07:49:36 ID:fQVb99Gs0: 乙
俺も子供たちがみんな巣立っていったらこういう気分になるんだな
130：名無しのやる夫だお：2013/02/18(月) 09:47:09 ID:D.qcziqE0: 乙

>>127
そんなんで悪党にされちゃかわいそうだなｗ
制御できないものを制御して、次の段階に行こうとするのは知的生命体の宿命だろうに…。
131：名無しのやる夫だお：2013/02/18(月) 12:50:19 ID:EhD.WgVE0: 乙
進化は同時に起こるみたいだけど、進化終了後に前世代のクローンを作った場合はどうなるんだろう？
精神的なものだから遺伝子に関係なく新人類になるのか
それとも、もはや別物として進化をやり直すのか
132：名無しのやる夫だお：2013/02/18(月) 22:34:28 ID:hEVa4wUQ0: >>131
DNAの構造解明の年に書かれた小説なんだよ…
133：名無しのやる夫だお：2013/02/19(火) 00:58:17 ID:zUsjCDeU0: >>131

この小説が書かれた年代は、科学が神の領域を
科学者が土足どころか、戦車で蹂躙した時代、
そういった思考実験がもっとも行われた時代、
論文なり小説を読んでみるといい
134：名無しのやる夫だお：2013/02/20(水) 16:01:02 ID:BM5U4F6Q0: 乙乙　おもしろかった

いや、しかし切ないねえ。。。
135：名無しのやる夫だお：2013/03/02(土) 06:39:33 ID:JQDNjMGs0: >>81-83

多分こんな感じ
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm10406361?group_id=22848119
136：名無しのやる夫だお：2013/03/07(木) 22:01:07 ID:LXrzLLLk0: オーバーマインドってのはすでに進化の先に行った別種族で、
地球人をその領域まで引き上げようとしてるんだっけ？
その到達点ってのは一パターンしかないのかな
137：名無しのやる夫だお：2013/03/08(金) 00:30:25 ID:C3rNnaQQ0: >>136
オーバーロードが、血と肉の進化の限界点に到達した種族
オーバーマインドがそれを超えて精神の存在となった種族
地球人はまだどちらにも到達していなかったが、オーバーロードによって精神の存在へ引き上げられた
138：名無しのやる夫だお：2013/03/10(日) 15:55:27 ID:bg9oe.cE0: こっちのスレは続いてるけど、やるおアシモフっていうかファウンデーションのスレが
見つからないんだけど、ひょっとしてエターってる？
139：名無しのやる夫だお：2013/03/10(日) 16:31:28 ID:KOf/aw4A0: それはこのスレで聞くべきことでは無いな
140：名無しのやる夫だお：2013/03/11(月) 11:03:38 ID:etQyvvx20: >>138
昨年の5月に旅行へ行くといってそれっきりだよ
141：名無しのやる夫だお：2013/03/16(土) 17:43:50 ID:bvJH6Uig0: どちらの作家の作品もちらっとしか知らなかったけど、
両・良スレの影響で古本も含めてかなり買いこんでしまった。
あとは早川さんがもっと頑張ってくれたらなあ。
142：名無しのやる夫だお：2013/03/26(火) 19:12:28 ID:NJidhhwc0: ＳＳってちゃんと完結するよりエターのが多いのかね
143： ◆aPlPNXeb6g：2013/03/27(水) 00:19:02 ID:XpqySm8U0: テスト
144： ◆aPlPNXeb6g：2013/03/27(水) 00:23:52 ID:XpqySm8U0: 業務連絡

長らくお待たせし申し訳ございません
しばらくの間書き込めない状況になっておりましたが、何とか復帰できそうです

最終話は3月31日の20時から投下します

最後までお付き合いいただけますと幸いです
よろしくお願いします
145：名無しのやる夫だお：2013/03/27(水) 00:30:22 ID:vM9UW9Ec0: 楽しみに待ってます
146：名無しのやる夫だお：2013/03/27(水) 01:08:34 ID:J4Hpr36c0: バッハ聞きながら待ってる
147：名無しのやる夫だお：2013/03/27(水) 01:36:09 ID:qnwKdjxQ0: やっほーい
148： ◆aPlPNXeb6g：2013/03/31(日) 19:56:02 ID:Lp.JONG20: テスト
149： ◆aPlPNXeb6g：2013/03/31(日) 19:57:47 ID:Lp.JONG20: 業務連絡
最終話は予定通りこのあと20時から投下します

前回までとは別の回線からの投下ですので、途中で接続が不安定になるかもしれません

よろしくお願いします
150： ◆aPlPNXeb6g：2013/03/31(日) 20:00:21 ID:Lp.JONG20: それでは開始します

よろしくお願いします
151： ◆aPlPNXeb6g：2013/03/31(日) 20:00:50 ID:Lp.JONG20: 　　　　　　　　　　　【　マミさんの子供は幼年期の終りを迎えるようです　】

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _,,..　-─ ─-　.,,.._
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,　''"´ ―-'",.､.:.:.:.:.:＼､.:.:｀　､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,. 'ﾞ'''''"~´:::::::::::::::＼＼::::::::"''＼"'--｀ .､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾞ'-､''l::::_,.-‐'　　 '':.:.＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　 , ´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::~'‐--‐,　　　　　'':.:.`.､
　　　　　　　　　　　　　　　　 /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/"　　　　　　　.:.:ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　 ,'.:.:.:.:.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／　　　　　　　　　 .｀．
　　　　　　　　　　　　　　　 i　....:.:.:.:.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/　　　　　　　　　　 i
　　　　　　　　　　　　　　　ｉ　　...:.:.:.:.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀l　　　　　　　　　　　　 l
　　　　　　　　　　　　　　 |　　　.:.:.:.::::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::j　　__　　　　　　　　　　 |
　　　　　　　　　　 __,.　──-　_　　　 /:::::::::::::::::::::::::::／~　　(:::/　　　　　　　｜
　　　　　　　　 , ＜.イ: : : : : : : : : ＞､__.ヽ::::::::::::::::::::::::(　　　　ﾉ/　　　　　　　　 |
　　　　　　　〃イ: : : : : : : : : : : : :i: : : :ト､`;::::::::::::::::::i'"　　　 ^^ 　　　　　　　 l
　　　　　　　　 _, イ: : /: : : : : : : : : : : 7: : /:.ハヽ､ﾞ:::::::::/　　　　　　　　　　　　　 ,!
　　　　　　　　 7: :〃: : : : : : ＿＿,.ｲ: :./: : :ﾄ:ﾊ.ﾞ￣￣　　　　　　　　　　　　　　　 ,'
.　　　　　　　　 i:./' i: : : : : : : : : :ー_,.ィ i: : :|:.! ヾ　　　　　　　　　　　　　　　 /
.　　　　　　　ﾚヾ{: /: :i: :＞'7__,: 7 　 !V: jヾ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　, '
　　　　　　　　ヾ＞-===zヽ_',:!,. ‐ﾘ V,　　　　　　　　　　　　　　　　　　／
　　　　　　　　　　/7´　　　￣￣￣｀ヽ　　ﾘ　　　　　　　　　　　　　　　　　,　´
　　　　　　　 //　　　　　　　　 _,.　i|....｀丶､　　　　　　　　　,　''"
　　　　　　　　 / l　　　　 ,. -‐'　　/.ﾄ､. 　　｀`''　ｰ-- --‐　'''"´
....　　＿_　 _,.-'　　　__,. -‐'　　　　 /　／
　　　　　　　　　　　　　 _,. t≦=!
　　　　　　　　　　＿,.　..:-‐:´: : : :i__,..Y
. 　　 _,. -‐　´￣　|`ｰ':i',￣￣￣￣i:::::::ﾄ
...ﾞ＞'´　　　　　　　j::::::::|.ト､　　　 ∨::::∧
.　　　　　　　　　 |::::::::| j　　｀`ヽ､　∨::::ハ
.　　　　　　　　　 ∨::::| i　　　　　　　∨::::::i　　　　　　　　　　　　　　　最終話
　　　　　　　　　　 ',::::Y､　　　　　_,. ==V::::ﾊ-,
.　　　　　　　　　 {=' )--､_=イ:.＞': ￣:(V／　!
.　　　　　　 ,ィ::r￣_: : ヽ､: : :ィ: :.i: ,: : : :L___,.ｲ
152： ◆aPlPNXeb6g：2013/03/31(日) 20:01:15 ID:Lp.JONG20: ＼
ﾞ:,゛＼
ﾞ:,゛:,ﾞ:,＼　　　　　　　　　[二二]ヽ
ﾞ:,゛:,ﾞ:,゛:,:.＼　　　　,.;i；';.,,　　　i ニニiヽi_　　　　　　　________________________________________________________
ﾞ:,゛:,ﾞ:,゛:,ﾞ:,゛:,|　　；';,.　; ；';,／ＺＺＺＺＺＺＺ＼ﾞ'ｰ､_　　 {iｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴi}_________
ﾞ:,゛:,ﾞ:,゛:,ﾞ:,゛:,|　　;；';., 　／ＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺ:＼　　ﾞ'ｰ､_:.:[]i.:.:..:.:.:[]i.:.:.:.:(二二二)i.:.::.:.:[]i.:.:..:.:.:[]:..:.:.: |ｴｴｴｴｴ}
ﾞ:,゛:,ﾞ:,゛:,ﾞ:,゛:,|,.;i；';.,　／ＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺ＼ヾヾヾ　ﾞ'ｰ､_ .:.:i.:.:..:.:.:／TTT＼i.:.:..:.:.:i.:.:..:.:.:i.:.:..:.:.:::|i.:.:..:.:.::::|
ﾞ:,゛:,ﾞ:,゛:,ﾞ:,゛:,| ；';.,／ＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺ :＼ヾヾヾヾ｀ﾞ'ｰ､|__iﾄi__,.;i；ﾞ';.,ｲi；';.,,＿＿＿＿i三i : :.:..:.:.::::|
ﾞ:,゛:,ﾞ:,゛:,ﾞ:,゛:,| .／ＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺ＼ヾヾヾヾヾヾヾ＼ＮＮＮＮＮＮＮＮＮＮＮＮＮＮ＼ .:.:.::::|
ﾞ:,゛:,ﾞ:,゛:,ﾞ:,゛／ＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺ:＼ヾヾヾ irｰ-､: ＼ＮＮＮＮＮＮＮＮＮＮＮＮＮＮ＼ :::!;；:｡;:；｡;:.;；:｡;:
ﾞ:,゛:,ﾞ:,゛:,／ＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺ＼ヾヾi|　　 | ヾ＼ＮＮＮＮＮＮＮＮＮＮＮＮＮＮ＼.;；　:｡　:；.;
[エエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ ]二ニﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆiｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴ]
.: | |l.:,ﾞ:,゛:,|: .: .: .: .: .: .: | |l: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: | |l: .: .: .: .: .: .: .:.:.:|: . | |l::.:::.: .: .:|l: .:::.|l: .|| : .: .:...:..:.||: .: .: .:...:.:||: .: .|　 ||
.: | |l.:,ﾞ:,゛:,|: .: .: .: .: .: .: | |l: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: | |l: .: .: .: .: .: .: .:.:.:|: . | |l: .　 'rﾆ|lﾐ　 |l: .||: .: .,ｪｪ､::||: .: .,ｪｪ､:.||: .: .|　 ||
.: | |l.:,ﾞ:,゛:,|: .: .: .: .: .,仁| |lﾐヽ: .: .: .: .: .: .: .::,ｲｉ| |lﾆﾐヽ: .: .: .: .: : .|　 | |l　　 ||ｉｉi|l i|　|l: .||: .|i__|__i| ||: .|i__|__i| ||: .: .|　 ||
.: | |l.:,ﾞ:,゛:,|: .: .: .: .: .N_ｉ| |l ﾚ!: .: .: .: .: .: .: .: ﾄ|!| |l|＿ﾄ!: .: .: .: .: :.:|　 | |l　　 ||ｉｉi|l i|　|l: .||: .|i__|__i| ||: .|i__|__i| ||: .: .|..__||____________
.: | |l.:,ﾞ:,゛:,|: .: .: .: .: .ﾄ! .| |l ﾄ|: .: .: .: .: .: .: .:.:ﾚ:!| |l|　ﾚ!: .: .: .: .:.:::|　 | |l　　 ||ｉｉi|l i|　|l: .||.＿_______||.＿_______||.＿.|＿||
.: | |l.:,ﾞ:,゛:,|: .: .: .: .: .iｺz| |lＥ}: .: .: .: .: .: .: .:.:.ｉﾆ| |l ﾆﾆi!: .: .: .: .: : |　 | |l　　 ||ｉｉi|l i|　|l,-||ｪｪｪｪｪｪ::||ｪｪｪｪｪｪ::||:ｪｪｪｪz||
.: | |l_,,.-‐'|: .: .: .: .: .: .: | |l: .: .: .: .: /三ヽ.:/三| |l /三ヽ: .: .: .:.::.:|　 | |l　　 ||ｉｉi|l,ｨｿ!l,イ＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾
ｨｉ| |l　　_,,|: .: .: .: .: .: .: | |l: .: .: .: .::{三三}:{三 | |l{三三}: .: .: .: : .|　 | |l 　 ,ｨ彡!l,イ／Ｌ　　　.,,,　..,.,.,　　　,,.
　| |l-‐''ﾝ三三三三三| |l三三三ヽ三ノ:ヽ三| |lヽ三ノ三三三三E| |l 彡, イ　　|__Ｌ／　　.,,,　..,.,.,　　　,,..,,,　..,.,.,　　　,,.
　冖冖冖冖冖冖冖冖冖冖冖冖冖冖冖冖冖冖冖冖冖冖冖冖冖　　　　　　　　　　　　　　.,,,　..,.,.,　　　,,.
　　　　　　　　　　　　　　　　　　.,,,　..,.,.,　　　,,.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　....
.,,,　..,.,.,　　　,,.　.,,,　..,.,.,　　　,,.　　　　　　.,,,　..,.,.,　　　,,.　　　　　　　　　.,,,　..,.,.,　　　,,.
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.,,,　..,.,.,　　　,,..,,,　..,.,.,
　　　　　　.,,,　..,.,.,　　　,,.　　　　.,,,　..,.,.,　　　,,..,,,　..,.,.,　　　,,.
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.,,,　..,.,.,　　　,,..,,,　..,.,.,　　　,,.
153： ◆aPlPNXeb6g：2013/03/31(日) 20:01:39 ID:Lp.JONG20: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 __　　＿＿＿__　　　　　　　　　 __
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 | |／─　　─　＼＝＝＝＝＝=| |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・・・・・・・・・・・　　 |/ （ー）　（ー）　　＼　　　　　| |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　__´___　 .　　　ヽ　　　　　| |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_rーー‐‐- ､_　　　　　 /￣ヽ＿＿_| |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 __ノ￣￣￣￣｀ヽ__`-ー´⌒ヽ＿ノ　 .／| |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／￣　　　　　ヽ_　_　　ーー　ヽ__　ヽ、...／　 | |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ノ　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀ヽ／| 　／| |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　)　|／　|_|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　|　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　|／

マミさんの子供は幼年期の終りを迎えるようです 3