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500字くらいでプレレンすうヌレ^p^

90安価せんもん:2010/11/14(日) 04:29:13
「もんもん、眠れない」
布団に潜り込んでいたもんもんをせんつぉは揺すった。もんもんが徹夜明けなのもお構いなしである。
「起きろ、もんもん。私に構え」
「あ゛あ゛?」
寝入り端を起こされたら、機嫌も悪くなるというものだ。地を這うような声をものともせず、せんつぉは衝立を越えてもんもんの居住区に入り込み、その布団を捲り上げた。
「構え。何か面白いことをしろ」
「ふざけんな。こっちは寝てねぇんだよ。鍛錬にでも行け」
「乗り気でない」
平然と言い放ったせんつぉは、しかし少しの間何か考え込むように口元に手を当てた。
そして、布団を取り返そうともがくもんもんをすっ転ばし、自分も布団に入り込む。
「…何やってんだ」
「寝不足だと言うなら仕方ない、添い寝で我慢してやる」
「はあ?」
そして、もんもんの枕を奪うと、さっさと横になってしまった。
「お前な…せめて枕は自分の使えよ」
「これなら問題ないだろう?」
そう言ってずい、と差し出された腕を、もんもんはポカンと見つめた。
「ほら、私が腕枕してやるなんて一生に一度あるかないかだぞ。有り難く思え」
「何がしたいんだよお前は…」
それでも睡魔とせんつぉの悪戯めかした誘惑には勝てず、もんもんはせんつぉの腕に頭を乗せた。
眠れない、と言い放った割に、せんつぉはすぐに寝息を立てる。それを聞きながら、もんもんもゆるりと眠りに落ちていく。


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