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500字くらいでプレレンすうヌレ^p^

65安価いもん:2010/10/31(日) 19:02:10
もんもんはいささに腹を立てていた。ざっぽさんのことだ。不用意に曲者を学園内に迎え入れるなど、とんでもないことである。まるで友好的な城の者でもあるかのように簡単に迎え入れてしまうから、気が気ではない。
その日もふらりと現れた曲者を取り逃がしたもんもんは、医務室に戻るといささに文句を言った。
それを黙って聞いていたいささは、笑って言う。
「それって嫉妬してるの」
一瞬何を言われたかわからないもんもんは目を瞬かせた。
「心配しなくても、僕が好きなのはもんもんだよ」
まるで天気の話でもするような調子でいささは言った。
呆気に取られたもんもんはすぐに我に返って反論する。
「バカタレ!誰がそんな話をしている!」
「ざっぽさんが医務室にいると、もんもんが怪我したときに気軽に来られないもんね。ごめんね」
もんもんの話を聞いているのかいないのか、いささはのほほんと笑って言うのだった。
「…お前とじゃ話にならん。帰る」
「だめ。怪我したから来たんでしょ。見せて」
赤くなった頬を隠そうと背を向けたのに、いささはもんもんの手を取って座らせ、当たり前のように治療を始めるのだった。
いささの方がよっぽど曲者だ。


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