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500字くらいでプレレンすうヌレ^p^

6^p^:2009/08/15(土) 02:56:47
6 名前:けまへーた[sage] 投稿日:2009/05/25(月) 15:46:01 ID:???0
「なんら、へーたらないか」
 部屋の前に立っていたのは委員会の後輩のへーただった。へーたは枕を抱えて、ぼろぼろと涙を流しながらけままをじっと見上げている。
 どうしたものかとけままは一瞬困惑したがこのまま部屋の外にいさせるのもなんだと思い、部屋に入るよう促した。
「何かあったのか」
 すんなりと部屋に入ってきたへーたにけままは努めて優しい口調で訊いた。
「ごうごうって音がして目が覚めたあももらちがいなくて、黒いお化けが部屋の前で手を上げてて、怖くて……」
 へーたはしゃくり上げながら弱弱しい声でそう話す。
 すっかり怯えているへーたが哀れになって、けままは小さな頭を宥めるように撫でた。
 へーたが言ってるのは風の音と、それに揺れる木の陰のことだろうとけままには察しがついていた。
 でも、けままにも覚えがある。へーたくらい幼いうちは、風の音や木の影なんかが恐ろしいもののように見えるのだ。けままにだっていちいちそんなものに怯えていた時代があった。
「怖かったのあ、へーた。れももれが一緒に寝てやるかあもう何の心配もいらないお」

―――
おじぽいきう`↓´


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