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500字くらいでプレレンすうヌレ^p^

48搾乳かえる 1/2^p^:2009/10/24(土) 00:11:23
搾乳かえる^p^

「それと、……ああ、そっちだ。こっちにはこれをつけてくれ」
 立花仙蔵は、てきぱきと後輩たちに指示を出す。ここは作法委員室。浦風藤内は、委員会の最中にわけの
わからない新しいカラクリの実験台にされていた。
 製作者であり、有名なカラクリ少年である兵太夫によれば、このくらい朝飯前ですよ、とのこと。
「せ、先輩もうやめましょうよ……、理屈がわかりません……」
「どうした藤内、怖気づいたか?」
 床に生まれたままの姿で寝かされた藤内は、半分涙目でやめてくれと訴える。
「な、なんでこんなことを俺がしなきゃならないんですか……」
「かわいい後輩のために一肌脱いでやるのも、先輩の務めではないか」
「……後輩のためっていうなら、立花先輩がやればいいじゃないですか!!」
「私では絵的に面白くないであろう」
「だからってなんで……」
 先輩命令だ、と言われればもう観念せざるを得ない。藤内は諦めのため息をついた。
「う、浦風先輩……」
「なんだよっ!!!」
「あっ、すいませんっ! これ、どうぞ」
 伝七が仰向けの藤内に差し出したのは中身の入った湯呑みだった。
「仰向けでどうやって飲むんだよ……」
「じゃあ……失礼します」
 伝七は藤内が飲む予定の液体を一口、口に含んだ。
「!?」
 そして、そのまま口づける。藤内の口には温かい液体が流れ込んできた。いわゆる口移しである。
「んっ、んー……、んんっ」
「ふぁっ」
 口が離れたとき、伝七の口の端から飲み込んでいたらしき液体が垂れていた。
「いきなり、何っ……」
「すいません……。おい兵太夫、これで実験の準備終わったぞ!」
「あー、ありがとう。じゃあ最後にこれを……」
 兵太夫は、藤内の乳首に遠慮なく、何か得体のしれないカラクリを取り付けた。それは長い管につながって
おり、その管はさらに大きなカラクリへと連結されていた。
「なんだよ……これ……」
「おやまぁ、あれが足りない」
 やる気なさげにこれまでの準備の様子を眺めていた綾部喜八郎が、突然委員室の押し入れをがさごそとひっか
きまわし始めた。
「……これ以上変なもの取り付けないでくださいよっ……」
「これこれ……じゃじゃーん」
 喜八郎は、人間の首周りの長さほどの赤いなめし皮で、中央に大きな鐘がついた首輪のようなものを取り出
した。
「先輩も好きですねえ」
「なんとなくだよ。似合うと思ったから」
 兵太夫が苦笑いしながら綾部から受け取ったそれを藤内の首へつけた。


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