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500字くらいでプレレンすうヌレ^p^
25
:
500字でもなんでもないけどせんとぅな声ガマン^p^1/3
:2009/09/13(日) 02:42:44
6年い組で作法委員会委員長の立花仙蔵先輩が、珍しく浦風藤内の長屋にやってきた。
「私がお前を愛している間、一言も話さなければ次も愛してあげよう」
はじめ、藤内にはその言葉がどういう意味か分からなかった。愛する……って……?
真っ赤な唇を吊り上げて笑う仙蔵が藤内に背を向けてどこかへ行く。直接誘われたわけでもないのに、藤内は先輩の後を追っていた。
道中、仙蔵が振り返り、また笑って藤内の手を取り駆け出した。
「あっ、ちょ、せんぱいっ……」
ついた場所は、いつもの委員会室。相変わらず首のフィギュアが置いてあったり、化粧道具が置いてあったりと、かなり特殊な空間だった。
仙蔵は、ぼーっとつったっている藤内をよそに、フィギュアや道具を片付けると、押入れから一組の布団を
取り出して敷きはじめた。
「!?」
愛するって……まさか……こういうこと……!!?一組の男女(今回は一組の男子同士だけど)が、一組の布団の上で行うことといったら……あれしかないじゃあないか……!
藤内の脳内では、富松作兵衛よろしく妄想が駆け巡っていた。
「どうした、藤内」
すでに布団に座って、頭巾も元結も解いて長い髪をおろしている仙蔵が藤内の方を向く。
「あっ、あっ、あのっ……あのっ、これって……」
藤内が言葉を紡いでいる途中で仙蔵に口づけられた。唇同士が触れた瞬間に身体の力が抜ける。
仙蔵は、藤内の手を引っ張って身体を自らの胸によせる。
「言っただろう? 私がお前を愛している間、一言も話さなければ次も愛してあげると。だから、これから一言もしゃべらなければ、次も同じことをしてやると言っているんだ。わかったら頷いて返事をしろ」
言われるがままに頷く後輩に、気を良くしたのか、仙蔵はまだ少々幼さの残るその身体をぎゅっと抱きしめた。
「いい子だ。大人しくしていなさい、わかったか?」
普段、同級生の潮江文次郎や他の6年と一緒にいるときは、仙蔵が華奢な身体に見えていたし、実際そう思っていた藤内だったが、こうして直接触れてみると、思っていたよりも体は筋肉質だと気がつく。
思い切って腕を仙蔵の身体にまわして、抱きついて顔色を窺うと、柔和に微笑む作法委員長の顔がそこにはあった。
「そうだ……、じゃあ、そこに横になりなさい」
仙蔵が藤内の身体を自分から引き剥がし、布団の上を指し示した。おずおずと藤内は横になり、目を瞑る。
「……今から、私が何をしても、一言も話すな。いいか?」
瞳を閉じたまま、藤内はこくりと頷いた。
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