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元女性恐怖症

1舒龍:2023/11/17(金) 15:41:36 ID:oIB0H/lM0
 過去ログにある、女性恐怖症(ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/otaku/12949/1347870244/)の続編です。
最終投稿である>>41に、もう出産なんて懲り懲りと笑う奈々子さんだったが、その数年後、また出産してしまうことになるのはまた別のお話……。
とあるので、その時の話です。

主要登場人物;
今野 隆之:20歳。前作では高校生だったが、大学に進学している。女性恐怖症は克服した。
今野奈々子:27歳。隆之の妻。前作で隆之の女性恐怖症を治すために奮闘。一児の母。
今野 奈緒: 2歳。前作で産まれた隆之と奈々子の娘。
今野 優子:45歳。隆之の母。前作では殆ど出てきませんでした。名前はこちらで勝手に設定させて頂きました。

片山 麻衣:20歳。専業主婦? 旧姓:丹下。隆之の小学時代のクラスメイトで、隆之が女性恐怖症になってしまったきっかけを作った人物。
片山 武瑠:25歳。麻衣の夫。
片山 北斗: 2歳。前作で産まれた麻衣の息子。

 小学生の時、クラスメイトに虐められて女性恐怖症になってしまった僕だったが、
母さんが友人の娘さんである奈々子さんを僕に紹介した。
女性恐怖症を治す為だったのだが、それが功を奏して、僕の女性恐怖症は完治した。
それどころか、とても魅力的な奈々子さんにメロメロになってしまい、奈々子さんは僕の子供を出産するまでに至った。
女性恐怖症になってしまった原因である丹下麻衣とも再会し、トラウマを克服できた。
菜々子さんが産んでくれた娘は奈緒と名付け、今が可愛い盛り。
大学に行きながら子育ても積極的に手伝う毎日だった。
 そんなとある日。
病院に行くと言っていた奈々子さんが帰って来て、ニッコリと笑いながら僕に囁いた。
「赤ちゃんができたの……」 と。

2舒龍:2023/11/17(金) 15:47:44 ID:oIB0H/lM0
 思わず菜々子さんの顔を凝視して、それからお腹のあたりを見てしまう。
当たり前だが、見た目は妊娠しているようには一切見えない。
妊娠が分かったばかりという事は、8週目とかそのくらいか。
「やったね! おめでとう……ってか、ありがとう」
 手を叩いてまるで子供のように喜んでしまった。

 2年前、奈々子さんが産んでくれた赤ちゃんは、奈緒と名付けられ、すくすくと育っている。
奈々子さんの名前から一文字借り、人と人を結ぶ役割を持った子になって欲しいという二人からの願いが込められている。
今が可愛い盛りだが、手がかかるのでしょっちゅうはできないものの、母さんにも手伝って貰って、夫婦ふたりだけの時間もなるべく取るようにしていた。
想像していたよりもかなり早い第二子だったが、嬉しいことに変わりはない。
僕の女性恐怖症を治すために心を砕いてくれた奈々子さんの負担にならないようにしなくちゃ。
母さんは友人らと泊まりで旅行に行っているため、帰ってきてから報告する事になった。

3名無しのごんべへ:2024/01/11(木) 11:29:42 ID:yaxrZEi60
 母さんには、旅行から帰ってきた時に奈々子さんの妊娠を報告した。
母さんはまるで自分の事のように飛び上がって喜んでくれた。
正直、僕の女性恐怖症が治るかどうか半信半疑だったものの、完治してくれて本当に良かったと涙を流して喜んでくれた。
その様子を見て僕は涙ぐんでしまったし、隣に座る奈々子さんも目が潤んでいた。

「本当に良かったわ。でも、これでしばらくはお預けね」
 その日の夜、二人でベッドに入った時に奈々子さんが呟いた。
セックスの事を言っているのは僕でも分かった。
極初期の頃は流産しやすい。お腹に負担のかかるセックスは止めたほうがいいとされている。
奈々子さんがこの家にやって来てから3年あまりが経っているが、未だに僕は奈々子さんにメロメロになっている。
元々小さくはなかったおっぱいも、妊娠と授乳を経て更にサイズアップしている。
時間を見つけては軽く運動しているからか、ウエストも以前の細さを取り戻しつつあった。
奈々子さんの体に触れられないのは正直残念だけれど、お腹の赤ちゃんのためにしょうがない。
 昨日病院に行って来て、お医者さんから9週目だと言われたのだという。
その時に赤ちゃんの心拍も確認したのだという。僕は大学があるから一緒に行けなくて残念だった。
次の検診は一ヶ月後に予定されているから、その時は授業を休んでも一緒に行こうと話し合った。

 そしてその一ヶ月後。
大学の授業もなかったので朝から奈々子さんと一緒に産婦人科に来ていた。
当たり前だが、待合室にはお腹の大きな妊婦さんで溢れかえっている。
壁際に立ちながら、順番を待つ。
その時ふと丹下さんに似た妊婦さんを見つけてドキッとしてしまった。
丹下さんは僕が女性恐怖症になったきっかけを作った人物だった。
2年前、この産婦人科でバッタリ再会してから、おとなになった僕は丹下さんを克服し、女性恐怖症も治った。
その時に丹下さんと2回に渡ってトイレでセックスした。
奈々子さんとする優しい愛あるセックスじゃなくて、互いの欲望をぶつけ合うような激しいセックスだった。
その事をふと思い出したのだった。
しかしよく見るとその妊婦さんは丹下さんじゃなかった。よく似た別人だった。
思わず安堵のため息が漏れる。
どうやら奈々子さんの順番が来たようで、一緒に診察室へと入った。

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5名無しのごんべへ:2024/04/26(金) 14:32:59 ID:TW0iG8u60
 奈緒を妊娠していた時は、多少の気恥ずかしさと丹下さんに絡まれた事もあって一緒に診察室に入ったことがなかった。
診察室で待っていたのは、奈々子さんよりも少し年上に見える女医さんだった。
女性恐怖症は完全に克服したので、女医さんでも怖くなかった。
「奈緒の時もこの先生だったのよ。まあ、あの時はお腹大きくなかったけど」
 奈々子さんが囁いて教えてくれた。
奈々子さんが言うように、女医さんのお腹は大きく膨らんでいる。
お腹の大きさからするにかなり月数は進んでいるのかもしれない。
「あら、今日はご主人も一緒なのね」
 女医さんは、びっくりしたように大きな目を見開いた。
奈々子さんとも違うタイプだけれど、美人には違いない。
その後いろいろな検査をしたりして13週目に入った赤ちゃんは無事に育っていると確認できて一安心だった。

 いろいろな話を奈々子さんとしながら、家に帰った。
そこでふと、丹下さんの事をまた思い出してしまった。丹下さんも奈緒と同じ日、さらには陣痛室では隣同士だった。
できるだけ検診には一緒に行ってあげたいけれど、また丹下さんに絡まれたら嫌だなと思った。
その悪い予感が当たってしまう事になるんだけど、この時はまだ知らなかった。

6舒龍:2024/08/17(土) 11:53:09 ID:6JdBR3Dw0
 その悪い予感が当たってしまったのは、次の検診の日だった。
この時期の検診は、4週間に一度行われる。
直ぐに次の予約をして、カレンダーに印をつけておいた。
大学の講義日程も上手く調整し、一緒に検診に行けることになった。
 そして待ちに待った次の検診の日。
17週目、5ヶ月目の第2週目に入った奈々子さんのお腹はぽっこりと膨らみ、妊娠しているのが分かるようになってきた。
奈緒を妊娠していた時よりもお腹が大きい気がする。
奈々子さんはまた妊娠したのが嬉しいらしく、結構薄着だからそう思うのかもしれない。
そして、奈々子さんは弱い胎動のようなものを感じるらしいけれど、
毎日のように菜々子さんのお腹を触っているというのに、僕はまだ一回もそれを感じたことはなかった。
 検診のために病院へ向かう。
7月も下旬に入り、結構暑くなってきている。
そのせいか、今日の奈々子さんは結構薄着だ。
なんて言うか分からなかったので、奈々子さんに聞くとキャミソールワンピというらしいと教えてくれた。
 病院に着いて待合室で順番を待つ。
少子化が叫ばれているけれど、嘘なんじゃないかっていうぐらい待合室には妊婦さんで溢れかえっていた。
中にはスイカを丸呑みしたかのような大きなお腹の妊婦さんや、まだ初期なのかまったくお腹が目立たない女性もいる。
どうみても学生にしか見えないような若い女の子もいて少しドキッとした。
待合室が混んできたので、外で待つことになった。
 すると、駐車場に一台の車が滑り込んできた。
黒い大きな車でどっちかっていうと、不良や陽キャに人気のイメージがある。
てっきり駐車場に車を止めるのかと思ったけれど、お腹が目立つ妊婦さんを降ろしてから何処かへ走り去っていってしまった。
その様子をなんともなしに見ていたが、車から降りてきた妊婦さんを見てドキッとした。
背が高く、黒い長い髪を一つに束ねている。どことなく丹下さんに似た雰囲気だ。
そう思っていると、その妊婦さんは早足でこちらに向かってくる。
どことなく挑発的な切れ長の瞳が僕を射抜く。僕は思わず顔を逸らしてしまっていた。
近くで見ると丹下さんによく似ていた。いや、そっくりというレベルだ。
「あら、弱虫たっくんじゃない? こんな所で何してるの?」
 ニヤニヤと挑発的な笑みを浮かべながら丹下さんは仁王立ちで僕を睨みつける。
2年前の僕だったら、トラウマが蘇って萎縮してしまっただろうが、今は違う。もう女性恐怖症も克服したのだ。
「検診の付き添いだよ。丹下さんも、妊娠したんだね」
 余裕を持って答えることができた。
そう。仁王立ちで腰に両手を置いた丹下さんのお腹は、再会した時ほどではないものの、お腹が目立つ。
奈々子さんのお腹の大きさを思い出すと、だいたい7ヶ月ぐらいだろうか。

7名無しのごんべへ:2025/05/02(金) 17:34:24 ID:dI6KKOlg0
「ええ、貧乏の子沢山ってね。今度は双子らしくてもう大変よ」
 丹下さんは誇らしげにお腹を撫でる。
なぜだか知らないが身体を後ろに反らせるような体勢になっているので、手を這わしたお腹の上のおっぱいがブルルンと揺れたのが見えた。
どちらかというと、スラッとした体型の丹下さんだが、出てるところはしっかりと出ている。
揺れるおっぱいを見て、2年前、この産婦人科で再会した時のことを思い出してしまった。
妊娠によって性欲が増大してしまった丹下さんだったが、旦那さんが怖がってレスになっている。だから、言う事を聞くだろう僕に目をつけたということらしかったが、
都合2回、トイレの個室でこの丹下さんとセックスしたのだった。
「あと、丹下さんって呼ばないで。私はもう片山麻衣なんだから」
 依然仁王立ちで挑戦的な瞳が僕を射抜く。
そういえばそうだよな。旦那さんと思しき男性もいるし妊娠したんだから、姓が変わっているはずだった。
「いいよ、片山さん。それに、僕のことももう弱虫たっくんなんて言わないで。トラウマは克服したんだから」
 負けじと丹下さん……じゃなかった、片山さんを見返す。
小学生の時と違って、もう大学生になっている僕は背丈を追い抜いているから見下ろすような格好になる。それが僕にさらに勇気を与えた。
「……そうね。あなたはまだ今野なのよね。さん付けも悔しいし、今野で良いわよね」
 僕を見上げた片山さんはなぜだか少し悔しそうだった。
呼び捨てなのが気になるが、今の状況なら僕のほうが優位に立っている。その事を確認して、僕はさらに勇気が出た。
「そろそろ奈々子さんの番だろうから、僕は中へ入るよ」
 片山さんの反応を確認するまでもなく、僕は産婦人科の中へと入っていった。


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