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【日常γ】異能都市ストライク!【その12】
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≪ルールとか≫
・基本age進行で
・コテもコテ無しもどんどん来い
・レスの最初に自分のいる場所を明記してくれるとやりやすいです
・イベントを起こしたい場合は空いているイベントスレをお使い下さい
・多人数へのレスは可能な限り纏めて行うようにしましょう
・無意味な連投・一行投稿はできるだけ控えるよう心がけてください
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前スレ
【日常γ】ゆく梅雨来る夏【その11】
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12841/1341056186/
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前>>1000
引かないようなので更に威嚇。
「お前ら、引かないとコイツはどうなるか解っているのか!」
実際行き当たりばったり。
特に何も考えて無いのはマズいと判断したのか、何か具体例を出す事にする。
あんまり激しいのは面倒なので、手軽く大ダメージを与えられる方法……。
そういえば、騎士達はアウテリートの身を案じていた。上弦に怒られるからだとか。
なら……。
「それ以上近付くと、今日はコイツを返さないぞ!?」
何か違う。
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>>2
「あら?まさかのお熱い誘いじゃありませんの?…レラがそこまで私に……あ、でも私にはお父様が……」
アウテリートはニヤニヤクネクネしながら事の成り行きを楽しそうに見守り
騎士達:「「「……」」」
馬達:「「「「……」」」」
三人と四頭は顔を見合わせて、レラの発言により、何かを察したようで……
騎士1:「……なるほどやはりか」
騎士2:「うんうん、嬢ちゃんの事が好き過ぎる故だね」
騎士3:「しかしなぁ…だからと言って無理矢理は……」
兜で分からないが、三騎士はニヤニヤしているだろう
馬達は何かを察した様に、ニコニコしながらレラのすぐ近くを囲むようにグルグル回っていた
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>>3
「……ん?」
静まり返った室内に、上手く行ったかと思案する。
が、周囲の反応が何かちがう。
程なくして、自身の言葉を脳内でリピートし、認識の誤差に気づいたのだろう。
その様子は、一瞬で真っ赤に染まり上がり煙に立ち上がらせ俯く少女を見れば分かりやすい事この上なかった。
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>>4
「まぁまぁ、レラったら積極的ですわね?まさかこんな熱い告白をしてくれるなんて……」
わざとらしく乙女の表情を浮かべ、レラを煽るアウテリート
騎士達も馬達も、ワイワイとテンションを上げながら煽る煽る
騎士1:「いやぁ、お熱いねぇ!」
騎士2:「だからそんな服装だった訳だ!」
騎士3:「猫耳も嬢ちゃんの好みをチョイスしたわけか」
にこぉ〜っとお嬢様、騎士、馬達はレラを眺めている
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>>5
「やめろ! あと歩くな!」
腕を大きく振り、静止を促す。
馬に対しては強めに怒鳴り。マイホームを汚されるのはやっぱり嫌らしい。
「服装も関係ないだろ!?」
自覚を持ってから見られると恥ずかしく感じてしまい。
視線から逃れようと背を向けて丸くなってしまう。
が、ここでもう一つの衝撃の事実が発覚する。このタンクトップ背中の解放感ヤバイ。
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>>6
白馬:「ふひひwwwwサーセンwwww」
馬達は先程の威圧感は無く、もはやただのウザイ草食動物となっていた
そして、レラの背中を見た面々は……
「ほら!やっぱり狙ってそんな格好をしていたんですのね!?えーろ!えーろ!!」
アウテリートの声に続くように、騎士達もコール
いじめである
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>>7
いじめである。
「狙ってないって―――――
――――行ってるだろ!!!」
むくり。と起き上がると同時にソファの背後部屋の中央に強い光が走る。
光は一瞬で収まったが、その前後でには景色に大きな違いがあった事だろう。
何かがそこにあるのだ。巨大な機械。銃めいた紛れもなく危険な奴。
「やれ、皆殺しも許されるだろう!」
右手は腰に充て、ソファの上にビシリと立って。
左手を騎士たちに向けると、迷い無く弾丸が放たれる!!
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>>8
騎士1:「ふ、機械風情が俺達に挑もうとは……ぎゃぁぁぁ!?助けてくれぇッ!!」
騎士2:「おいバカッ!こっち来んな!?うおあぇぉぉぉッ!?」
騎士3:「ぬわー!」
ガチャガチャと鎧の音を響かせながら踊るように弾丸を浴びる騎士達
鎧は穴だらけであるが、まだ元気に動いている
「あ〜らら……レラは短気ですわね……」
馬達はうんうんとアウテリートの近くで頷く
レラの近くにいるお嬢様と馬達は騎士達が踊り狂う様を見て呆れているのだった
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>>9
「未だ、終わらんぞ?」
次の標的は馬共。
アウテリートの身体が謎の力によって急速に引っ張られて射線からフェードアウトすると、銃口が顔を見せた。
「穴を開けろ!」
そして、合図とともに猛乱射。
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>>10
「あっ!ちょっと待ちなさいな!馬がやられちゃったら帰りが大変になるじゃありませんの!」
引っ張られながらプンスカと怒るアウテリート
その姿を見るにあまり心配していない様子
ソレもそのはず、馬達またもや二足歩行を始め、あっちに行ったりこっちに行ったり、弾丸を避けていく
それは何故だが無性に腹が立つ光景であった
そして流れ弾がまた騎士達に当たり、騎士達も元気に騒いでいる
この光景でレラの暇が紛れたなら儲け物だと、アウテリートはクスクス笑っていた
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>>11
「うわぁ……」
二足歩行する馬は、なんとも奇妙な物であった。
なんというか、気持ち悪いのだ。想像してみたら、確実に。
それによってレラの怒りが無理矢理沈められたらしく、苦い顔をして馬に背を向けてみない事にしたらしい。
アウテリートを部屋の端の大きなベッド(ゼオラの物である)に移すと、自身も乗った。
「あっちは暫くああしてればいいだろ」
等と適当加減がうかがえる。
軽く手を振るとアウテリートの拘束が解けた。
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>>12
ポフンッとベッドに移されると、大きく深呼吸をする
「あぁ、ゼオラとレラの匂いがしますわぁ……」
ほっこりしながら、深呼吸を終えると隣のレラに視線を移し笑顔を浮かべる
「ほら、騎士と馬を呼んで良かったですわよね?」
しっとりした空気の二人と今だにワーギャー騒ぎ、楽しむ馬と騎士……騎士は楽しく無さそうだが……
温度差を感じながらもアウテリートはにっこり笑う
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>>13
「本当だ! ゼオラ……」
枕クンクンしながらうわ言のように。
紛う事無き変態である。
「そうか……?
余り良い感じでは無かったが……」
いじめられてたし。
しかも現在進行形で馬と騎士を煽り続ける弾丸が、同じようにしてレラハウスの壁の身を削りつつある。
それでも、何処となく賑やかさを取り戻した事を理解して、フッと笑んで。
「そうかもな……」
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>>14
「うわぁ…今の貴方の姿……さすがの私もどん引きですわ……」
ススーッとレラから離れながらその姿をジト目で見ていた
「今の貴方の行動もそうだけど、服装を見たら誰だってああなりますわよ」
まだ憎まれ口は叩くが、レラが笑った事が嬉しいのか……アウテリートの笑顔がさらに眩しくなる
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>>15
ゼオラの枕は大きくて、レラが抱きしめて丁度いい位。
腕と足で挟み込んで微かに匂いのするそれを本物の様に只管クンカクンカしていた。紛う事無き変態である。
暫くするとアウテリートの視線に気づいたのかハッとして取りやめる。そして咳払いを一つ。
「これだって理由があってやってるんだ……そう言う意味では無くてな?」
恥ずかしがりながらも、ムッとした口調で。
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>>16
「理由って……ゼオラ枕を嗅いだり、そのピチピチ服に理由があっても……けしからん理由しか想像できませんわね」
さっきの行動を見てしまったらどうにも信用できない
ジト目はずっと続く……
馬と騎士たちはまだ騒いでいた
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>>17
「敢えて防御力を低下させることで危機感の増幅を図る。
そうすることが、力を制御する鍛錬に効果的だと、判断したんだ」
ピチピチタンクトップで胸がバインバインなのも、背中がフルオープンなのも、
単に布地を薄く且つ少なくしたかっただけでそういう意図は無いらしい。
「流石に服を着ない訳にはいかんからな……」
流石に騒音被害が出るか家が倒れるかしそうなので機械の停止を命じる。
蒼い電流めいた光が砲台に走ると、駆動が止む。
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>>18
「なるほど、薄着で防御を低くすると捗ると……とんだ変態ですわね!!」
もう、この子の中ではそれで結論づけてしまっているらしい
もういくら言っても無駄だろう
銃撃が止むと、馬は普段の四足に戻り
騎士達はどうよ?とでも言うように穴だらけ鎧で格好付ける
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>>19
「チッ……!」
舌打ちと共に睨みつける。
幼く愛らしい顔の割にやはり凄みがある。日々の賜物である。
「さっさと帰っていろ」
手で跳ねのける様なジェスチャーをして、馬と騎士の退場を促した。
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>>20
「きゃー、怖い顔ですわねレラ?駄目ですわよそんな顔じゃあ……可愛い顔が台無しですわ」
どうやら小さくてもアウテリートはアウテリート
きゃーきゃー言いながら楽しんでいるようだ
騎士1:「ちぇっ、撃つだけ撃ってこれかぁ」
騎士2:「仕方ないな、愛の巣だもんなぁ」
騎士3:「バーベキューの続きしようぜ!」
三騎士は口々に言ってトボトボ歩いていく
馬達は訝しげに見ていたが、アウテリートがブイサインをしたのを見て、騎士達についていく
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>>21
「なら怒らせるな……」
小さいせいで何時も以上に遊びめいた口調が目立つ気がする。
というか、そろそろ戻るんじゃなかったのか。
「一々癪に障る奴らだ……」
騎士と馬が居なくなった後、鼻を鳴らしながら悪態を付いた。
しかし、この惨状。同居人が帰ってきたらどんな顔をするのだろうか。
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>>22
「いやぁ、中々楽しい連中ですわよね?メイドや執事達と違って無茶なわがままも聞いてくれますのよ?」
大きなベッドで転がりながら、アウテリートは自慢気に話す
なんやかんやでお気に入りらしい
「それに、さっきよりも表情豊かになりましたわよ?レラ……」
これで暇を無くす事は出来ただろう
一応、アウテリートなりにレラの頼みを聞いたつもりだった
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>>23
「フン、仲が良いんだな」
少し恨めしそうに口を開く。
「そうか……?」
頬に手を当てて、むにーっ。
自分では解らなかったのか、首を傾げる。
//すいません、眠ってました……ごめんなさい!
//また明日よろしくです……!
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>>24
「えぇ、もちろんですわ!なんてったって私の下僕ですもの!おーほっほっほ!!」
得意気に高笑うアウテリートと先程の馬や騎士を見ていると大体合っていた
多分彼らも下僕で納得するとわかってしまうのが怖い
「えぇもう、さっきは冷凍魚みたいでしたわよ?」
プニプニとレラの頬を突きながら
//サスケェ!!
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>>25
//申し訳無いです!!
「で、そのお前は僕の駒だからな?」
さも当然のように、ん? と続けてアウテリートを眺める。
レラのほっぺは柔らかい。
「むぅ、あまり触るな……」
といっても、での抵抗だけで済ます。
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>>26
「残念でした、私は貴方の友達なので、駒じゃありませんわ!」
両手でレラの頬を掴みながらそう言い、グニグニと頬をもみくちゃにする
「だからこんなこともしちゃいますわよ~」
そろそろ薬の効果が切れるのか、一瞬だけアウテリートの身体が光る
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>>27
「んー。友達、なぁ……?」
肩を竦め、そっぽを向く。
「そろそろやめろ……ん?」
腕を伸ばしてアウテリートの行動を止めようとする。
光る身体に目を細めながらも、視線を向け。
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>>28
「あらぁ?どうしましたの?まさか、私の恋人になりたいと言うつもりじゃ!?駄目ですわ!私にはお父様が!!」
やめろと言われてもやめようとせず、頬をもみくちゃにし続けるが・・・
「あら?そろそろ時間切れみたいですわね?」
そう言うとアウテリートの身体は眩しい光に包まれていく
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>>29
「そんなつもりは更々無い」
弄られる頬に不快を覚え、ジロリと睨み返す。
「うおっ、まぶしっ」
光が段々と強さを増すと両手で目を覆い隠し。
//おかししておきます! おやすみです!
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光がアウテリートを形作るように囲んでいき、アウテリートの姿が完全に見えなくなると、小さなアウテリートはいつしか見慣れた大きさの少女の姿に戻っていき・・・
「ふぅ、時間切れですわね・・・小さい姿も色々便利で楽しかったのに・・・」
光が散り、姿を現したアウテリートは背伸びをして唸る
服自体は小さい時のままで、パツパツで凄いことになっているが
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>>31
「フン、戻りやがったか……」
光が収まってくると手を離す。
徐々に明らかになってきたアウテリートのシルエットに鼻を鳴らし、そう呟き。
「とてもじゃないが……!?」
何か続きの言葉を言いそうになった所、はっきりとしてきたたアウテリートの身体に驚きを隠せない様子だ。
身体が元に戻れば、そうなるものだと想像できそうな物だが、上弦の謎パワーでどうにかなるものと思っていたらしい。
「……///」
無言で毛布をアウテリートに掛けた。
大体自分も同じ状況なのに。
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>>32
「話を中断してしまいましたわ・・・ん?レラ、顔が赤いですわよ?」
パツパツの服のまま、アウテリートはレラに近寄って行くが、毛布をかけられてしまい
「あらあら?急にどういたしましたの?レラ?」
知ってか知らずか、レラに詰め寄る
若干笑っている気がするが・・・
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>>33
「なんだっていいだろ……!」
目を逸らしたまま、腕を向けて拒絶する。
顔が赤いのを隠すために、手を向けたまま身体を捻り捻られる所まで身体を捻り背中を向ける。
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>>34
背を向けたのをチャンスとばかりに詰め寄り、レラにくっ付く
「ぬふふ・・・れぇら?まだまだ夜は長いですわよ?」
次から次へと行動を起こすのでもはや落ち着く暇などない
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>>35
「うぇぁ!?」
くっつかれると身体を跳ねさせる。
余にも予想外の行動だったようた。
「押さなければ可愛げがあったものの……!」
抱きつかれれば、更に頬を染め上げ。
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>>36
「これが私の本当の姿ですわよ!最も魅力的な姿でしてよ!」
グリグリしながら楽しそうにはしゃぎ続け、色んな場所をわさわさし続け
「あらあら?なかなか良い質感!」
レラ服の質感を気に入ったようだ
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>>37
「や……やめろ!!」
アウテリートの手を跳ね除けようとするが、成長した姿には敵わない。
つるつるとした質感のタンクトップは吸水性が悪そう。
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>>38
「さぁ!まだまだ遊びますわよ!夜は長いし色々暇潰しができましてよ!」
アウテリートはレラに体を密着させながらずっとはしゃぎ続ける
外では騎士達と馬達がまだまだバーベキューを楽しんでいる
きっとレラの暇などすぐに消えてしまうだろう
余談だが、アウテリートの服は大きさ自由自在に変えられる不思議服であった
//切りがいいかな?
//これでおわりにしましょう
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>>39
「ふざけるなよ!
これ以上お前の好きにはさせないからな!」
アウテリートに抱きつかれたまま、そう叫ぶ。
たしかに彼女の暇は潰れたが、それ以上の問題を産んでしまったようだった……。
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小百合は仕事がある程度長引くと自宅に帰らず、
千夜ビル近くのホテルや、AGカフェの奥で一夜を明かす事がある。
本日もご他聞に漏れず、小百合は
千夜ビル近くの高級ホテルの一室を借りていた。
「ふっ……食事を取ると疲れが一気に出てきてしまいますね……。」
食事を終えた小百合はラウンジのソファで外を行きかう人々や
チェックイン客、他のラウンジでくつろぐ人々などを観察しながら、
濃い目に入れたココアに口をつけつつ、本格的な眠気の到来をまっているようだ。
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>>41
そんなしばしの休憩を楽しむ小百合に、横から声が投げかけられる。
声のした方向を向けば、何時か模擬戦をした青年が其処に居るのを認識出来る筈だ。
……流石に場所が場所だけあって、普段の様な怪しさ満点の黒コート等は着ていないが。
「……ああ、居た居た、夜分遅くまでお仕事お疲れ様」
「仕事明けで上機嫌な時に俺と会話なんて不本意だろうけど、千夜からの依頼の完了報告、付き合って貰えないか?」
発見→様々な過程を盛大に吹っ飛ばして業務報告。
色々と問題の有る行動な気もするが、さっさと本題を伝えないと『何でテメエが此処に居るんだゴルァ(意訳)』みたいな雰囲気になって報告をしている場合じゃなくなる気がしたのだ。
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>>42
「――ん。」
ルファスを前にして、小百合はやや不機嫌そうに
片目を閉じた程度でいつものように食って掛かっては来なかった。
こうした不意の仕事は彼女にとって日常茶飯事であり、
なおかつ小百合もルファスと同じように多少は場所をわきまえているのだ。
「……よろしい。ここで話す内容ではないですから、私の部屋へ。」
――ホテル最上部、ヘリポートへ通じる階段に最も近い階層を
ひとつ借り切り、その中でもっとも広く豪奢の部屋が、小百合の寝室であった。
小百合は、部屋中央のソファに腰を下ろすと、ルファスにも腰掛けるように視線で促し。
「では、手短にお願いできますか?
私としては就寝前にあなたのような下賎な人種の顔を
長々と眺める趣味は持ち合わせていないものですから。」
誰も見ていないとなるや、早速口から飛び出る皮肉。
なんとも彼女らしい、といえなくもない。
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>>43
部屋に通されて早速言いたい放題言われているが、座るよう促されただけマシだと前向きに考える。
社交辞令なのは知っているが、表面上だけでも取り繕う気があるだけ良い方だ……と。
言葉―――いや、視線だが、取り敢えず小百合の意志に従い腰を下ろす。
「ああ、解った、俺も就寝前に罵られる趣味は無いし、手早く済まさせて貰う事にしよう」
「取り敢えず、変電所の異変の原因は魔物、一般的には雷獣って呼ばれてる奴が三匹、電気を盗み食いしていた事だった」
「一応、他にも原因が無いか見てみたが、見当たらなかった、少なくとも機械の数値が危険域を指してたりしたのはなかったよ―――尤も、専門の電気関係の知識が無い俺達じゃ限界が有るけどな」
数値を見ても、機械そのものが狂っていたらどうしようもないし、仮に知識を持っていたとしても、権限も無いのに機械を弄ぶ訳にはいかない。
だから、自分に出来るのは『見て確かめる』のが限界だ、そもそも、千夜側もそれ以上は求めていないだろうが。
「一応補足しておくと、魔術で雷獣を呼んだりした痕跡は見当たらなかった、あと、一応証言だけじゃ不足だろうから、軽く撮らせて貰った」
そう言って青年が取り出したのは、データが詰まっているであろう保存媒体。
機材やら何やら、一通り、事件解決直後の状態を撮影したらしい。
魔術の痕跡に始まり、報告全般の中に嘘が無い事の証明と、自分たちが機材を破壊したりしていない事の証として、用意したのだ。
「……言われるまでもなく当たり前だろうが、依頼を受けた人間として撮影したデータを余所に見せたりはしていない、と、断言しておくぞ」
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>>44
「……雷獣、ですか。
そういえば、荒野部で雲もないのに雷光のようなものを見た、という報告も
よせられていましたのであの荒野のどこかに巣があるのやもしれませんね。」
小百合はルファスからデータを受け取り、写真を確認する。
彼女に先ほどまでまとわり付いていた若干けだるげな雰囲気は消え、
非常に真剣に写真を検証している。
それが、仕事の熱心さから来るものなのか、
ルファスへの嫌がらせ、粗探しでもしているからなのかはうかがい知れないが……。
「とりあえず、任務内容は果たしたようですし、後日報酬はお支払いしましょう。
しかしながら技術者が現場を検証し、戦闘破壊等ないか確認する作業も
もありますので4日ほどお時間をいただきますけれど。」
小百合は、データを確認し終えるとルファスを見据えて。
事前の契約書どおりの内容であり、今回の戦闘で施設に与えたダメージなどを
考えても、報酬は十分な額が貰えるだろう。
「施設内を撮影したデータ類はすべて消去するように。
また施設内部の構造を許可無く口外すること、依頼内容を口外する事、
それらは一切許可しません。わかっていますね?」
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>>45
「雷獣の巣なんて想像したくもないな、アレだけでもかなり迷惑だったのに」
「でも、巣が有るとして……何で荒野のど真ん中なんだ、アレは電気を食うんだろう、普通ならあの変電所に集団で住み着く所じゃないのか?」
あの変電所には三匹しか居なかった、そして、あの変電所は格好の餌場の筈だ。
ならば、近くに住んでいる連中が何故寄ってこないのか、それが気になって仕方がない。
「ああ、その辺りは解っているから大丈夫だ、寧ろ、確認も無しに報酬を渡されたら逆に不安を覚えるよ」
魔物と交戦したなら、よっぽど相手が弱く、一方的に蹂躙出来ない限り、多少の破損は発生する。
それを確認せずに報酬を出すようなら、千夜の管理体制やら何やらを一切信用出来なくなるところだった。
「データはそれに移した後に全部消してある、それに依頼を口外するつもりなんて無い、自分の信用が吹っ飛ぶだけだからな」
「……まあ、取り敢えず、今回の仕事の結果に納得して貰えたなら何よりだ」
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>>46
「さあ……私は魔術師やら生物学者ではないので、その辺はなんとも。」
などと興味なさげに言い放つ小百合であったが、
胸ポケットからPDAを取り出すと、しばらく何かを検索するそぶりを見せた後……。
「『雷獣は落雷などで雷のマナが地上付近に滞留している場所付近に生息する。
一度落雷が起これば、最低でも数日、大規模なものであれば数ヶ月程度雷のマナが
残り続けるため、大抵は奏した場所で姿を見ることができるが、近年では
発電所や送電線等に生息場所が移りつつあり――。』だ、そうですよ。」
と、ルファスの問いにわざわざ答えるあたり
いつもよりは機嫌が良いのかもしれない。
「よろしい。他に質問などなければ、
私は就寝したいのですがよろしいですかねぇ?」
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>>47
「落雷のマナに惹かれて集まってきていた、って事か、自然現象までは気にしていなかったな……不覚だった」
電源が生きている施設や廃墟でも存在しているのか、とか考えていたが、落雷は考えもしていなかった。
雷獣なのだから、関わりは少なからず有る筈だったのに。
「……でも、だったら早く対処しないと大問題になるな、落雷で生まれたマナを食い尽くした後、変電所に興味を持つ可能性が有るって事だろうから」
荒野の中にある変電所を見つけるのは難しくても、餌を求めて駆け回れば、送電線はそのうち発見出来るだろう。
そこまできたら、変電所を見つけるのはもう難しくはない。
「……っと、そうだな、俺の用事はこれで終わり、急ぎの用だったとは言え、夜遅くに悪かった」
今回は自分に非があるので、軽口では返さず素直に謝罪する。
特に何も無ければ、そのまま部屋から立ち去るだろう。
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>>48
「今回は自然発生的な事故だったのかもしれませんが、
このようなモンスターが簡単に入り込めるのは問題ですねぇ……。
私の管轄ではありませんが、どうにかしてみましょう。」
小百合としても、あまり仕事が増えすぎるのは好ましくない。
雑事そのものは冒険者や何でも屋、仕事人といった連中に任せれば片付くが、
そうしたことが多すぎると『何も対策をしていないのではないか?』という不満の
矛先が、自分を含む上層部へ向いてしまうからだ。
「……。」
とくに、ルファスを見送る際に声をかけたりはしない。
「……ふふ、ルファスですか。あの男はなかなかに腕が立つ。
そして、使い捨てても惜しくはない立場……。なるほど、これは利用できそうだ。」
しかし、一人になった後、ワイングラスを傾けながら、
ひどく卑屈な笑みを浮かべる小百合の姿があった。
-
異能都市中心部は、いつもなにかしらの催し物が開催されている。
今日行われていたのは「都市B級グルメ祭り」なる催し。
多種多様な種族が共存する都市だけあって、
おいしそうなものから、見るだけで目をひそめてしまうようなゲテモノまで
多数の料理が出店で販売されている。
そんな一角に、小鬼が小さな店を出していた。
どうやら、お菓子を売るみせのようでポテトチップスのようなものだとか、
なにやら真っ青なニョッキのようなもの、べっこう飴のようなもの、
なんだかよくわからないものなどが、量り売りされている。
価格も安いため子供たちがそこに群がっており、なかなか繁盛しているようだ。
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>>50
【グルメ祭りの会場に一人の少女が】
「むぐむぐ…
まだあるみたいなの…」
【ディスはあちこちのグルメを詰め込んだ袋を下げまくっていた】
「あっちにはなにがあるのかなの」
【そう言って一路、小鬼がいる小さな店に足を運んでいく】
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>>51
ボロッブの店はその界隈でも頭一つ抜けて
客が多くついている。近くを通れば、なんだろうとのぞいてみる気ぐらいにはなるだろう。
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>>52
「むぐ…んんん?なんのおみせなのかなの」
【ディスは一際人の集まっているその店を確認すると】
「うーん…どんなたべものがあるのかなの…」
【匂いをクンクン嗅ぎながらお客さんの隙間を抜けながら店の中へ入っていった】
「…くんくん」
【辺りを見回して匂いを嗅いでみる】
-
>>53
臭い的にはなにやら駄菓子屋に近く、
甘い匂い、辛そうな匂い、すっぱそうな匂いなどが混在している。
売られている商品はどれも、洗練されてはいないが
どこか懐かしいようなものが多く、価格も安価なため子供たちが
おやつ代わりに買っていく姿が多くみられる。
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>>54
「…わかんないなの…
なんだかすごくなつかしい…みたいな…」
【あちこちの駄菓子を見回しながらどこか物思いにふけるディス】
「おいしそう…かなの…
こういうのとかなの…」
【棒状のスナック菓子や人参みたいな袋にまとめられたラムネ。他にも小さなチョコレートなどいっぱいある】
「もっとかってみようかなの…」
【あちこちの駄菓子を取りながら見回し続ける】
-
>>55
所詮駄菓子であり、いくら買っても
ディスがロザリアから受け取っている小遣いの額を超えるほどではなく。
全部で12,3種類程度の見たことがないお菓子を買うことができた。
この界隈はこうした、菓子やパン、なぜか雑貨やお土産などが売っている界隈のようだった。
// ごめんよ、絡むのが遅かったのでそろそろ寝ないとだから
ちょっと各レスが短くなってしまったけどこれで〆ということで
-
>>56
「うーん、おみやげがいっぱいできたなの…」
【ディスはどこか嬉しそうな顔でどんどん買い込んでいった。
ほぼ全種類と言われるくらいの量である】
「『ろざりあ』はよろこんでくれるかなのー」
【微笑みながらお店にお金を支払うと外へ出ていった】
【ディスはまだまだあたりのグルメを食べていったらしい】
//ありがとうございましたー
-
「…あー…にしても暇です…」
【軽く背伸びをしながら、鶫は大きくあくびをした】
「挑戦者なんていうのは下火になりましたけど…
一応悪者を捕まえるということぐらいはしないといけませんかね…」
【力が強くなった鶫はいつも以上に泥棒を捕まえ続けていたようである】
「力試しもいいですけど…流石に何度もは疲れますかね…」
【…要するに暇なのである】
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>>58
あ、どうもこんばんはー
【なにやら大柄な男が歩いて来てお辞儀した】
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>>59
「ん?…あ、こんばんはー」
【思わず頭を下げて挨拶を返した】
「んー…大柄ですね…
えっと、なんでしょうか?」
【顔を上げつつ、不思議そうな顔で返した】
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>>60
あはは、よく言われます【自身の体を見て】
いえ、用はないんですけど見かけたので挨拶はしておこうかと
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>>61
「あー、そうですかー…
なにかスポーツでもしてらっしゃるんでしょうか?」
【興味津々で竜斗の体を見つめる】
「ふーむ…私もちょうど暇で…
あ、せっかくだからお名前を言っておいたほうがいいですかね」
【そう言って顔を真っ直ぐに向ける】
「えー、私の名前は防人鶫(さきもりつぐみ)と申します。
千夜学園の学生なんです。よろしくお願いします。」
【丁寧に返答して改めて頭を下げた。闘祭でトップにまで上り詰めた顔なだけに割と有名かも知れない。】
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>>62
いや、とくにスポーツはしてないんですけどなんかどんどんでかくなっちゃって
【してない割には全身無駄の無い筋肉に包まれている】
あ、俺も学生なんですよ
【ニッと爽やかに笑う】
あ、俺は山原竜斗です
【こちらも名乗る】
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>>63
「特異体質みたいなものですかねぇ。
あるいは何らかの能力か…」
【しばらく考え事をするような顔で見つめていたが】
「へぇ、同じ学生の方でしたか。
だとしたら学校で会うこともあるかもしれませんね」
【楽しそうに言葉を返す】
「はい、よろしくお願いします。
山原さん。」
【そう言って軽く頷いた】
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>>64
かもしれませんね
【けらけらと笑う】
学校で会ったらよろしくお願いしますね
【ニコニコと笑う】
こちらこそよろしくお願いします防人さん
【ペコッと軽くお辞儀】
-
>>65
「まぁ、色々と気になりますね。
自分の能力を知ってみるのもいいんじゃないですか?」
【そう言ってじっと見つめる】
「もちろん、仲良く出来そうな気がしますし‥
そのときはまた」
【嬉しそうに答える】
「戦闘とかをした経験はあります?」
-
>>66
自分の能力は一応把握していますけど体が大きくなるものではないです
【と、答える】
俺も仲好く出来るとうれしいです
【微笑む】
戦闘は経験したことありますよあまり好きでは無いですけど
【と、答える】
-
>>67
「む、そうですか…
どのような…というのは野暮ですかね」
【少し申し訳なさそうに答える】
「ええ、…戦闘経験はありですか。
もしかしたら一緒に戦うこともあるかもしれませんね」
【箱庭で戦ってみたい…とも鶫は思ったが、流石に暇つぶしでは迷惑だろうと思ったためそれは心の中に留める】
-
>>68
単純に感情の高ぶりに合わせて体が強化されるってだけの能力です
【と、答えた】
もしそうなったらよろしくお願いしますね
【と、答え笑う】
-
>>69
「ふーむ、それは面白そうですね。
私の場合は武器を強化する能力みたいな感じですかね」
【そう言って拳を握った】
「もちろん。その時に備えて私は鍛えておきますよ」
【そう言って頷くと】
「えーっと…もうこんな時間じゃあ帰らないといけないかもしれません…
じゃあまた!」
【せわしなく手を振って去っていった】
//ちょっと駆け足になりましたがこのへんで終わりますー。ありがとうございました!
-
>>70
じゃあ、俺も鍛えておきますね
【ニッと爽やかに笑う】
あ、さようならですー
【手を振り見送った】
///お疲れ様でした!
-
異能都市周辺には、山岳地帯や荒野、森林といったさまざまな自然だけでなく、
研究施設や富豪の別荘、遺跡、遊牧民のキャンプや小集落といった都市内部に
生活拠点を持たない人々の住まう場所が点在している。
それらは都市の巨大さに比例するように無数に存在し、
都市部からそうした場所へ物資を輸送する仕事も数多いのだが……。
都市内部ですら治安の悪い地域が多く存在しているこの世界において、
人の手の入らない都市外部が安全というわけはなく、モンスターや野盗の集団による
輸送トラックの襲撃事件は日常茶飯事と言っていいほど頻発しているのだ。
ゆえに、こうした郊外への輸送には能力者や冒険者、武芸者といった荒事に
慣れた者たちを雇い、随伴させるのが常となっている。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
今回は、そんなありきたりな護衛任務を引き受けた人々の一幕。
――ぶろろろろろろ。
――がたん、ごとん。
君たちは報酬目当てに、あるいは戦いを求めて、あるいは善意からか
郊外の農作物栽培プラント当てに物資を届けるトラックの護衛を引き受けた。
――がたがた、がたがた。
あなた達の乗るトラックの荷台は都市の舗装された道路とは違う、
荒地の中にかろうじて道と分かる轍跡を進んでおり、ときおり大きく跳ね上がったり、
左右のふらついたりとお世辞にも快適とは言えないドライブだ。
しかしながら、気を抜くことはできない。
この周辺では、時折物資狙いの盗賊や武装集団による襲撃が頻発しているからだ。
-
>>72
【荷台の上には一人の学生らしき少女が座り込んでいた】
「…さすがにほうっておけなかったです…」
【輸送車の襲撃事件の話を聞いたあと、たまたま募集していたのを見て放っておけなかったのである。】
「何も起こらなければ尚良しなんですけど…」
【念のためと行ってリュックの中身を確認し続けていた】
-
>>72
はてさてどうなることやら
【荷台の上で呑気な発言をする大男】
-
荷台の縁に身体を預け、かつ落ちないようにしがみ付き。
外の景色を堪能……する程でも無い状況に、青年は荷台の内側に視線を返した。
>>73
すると見知った顔を見つけ、声を掛ける。
「よっ。相変わらず、だな」
金髪の青年の耳や首元にはアクセサリーがギラつく。
面識のない人間からすれば彼が『そう言う手の者』に見られかねない風貌である。
銀のチェーンの巻かれた腕を軽く挙げながら、防人に挨拶を返す。
-
>>73-75
今回の輸送隊はあなたたちの乗るトラック以外に、
肥料や農薬、プラント内の生活必需品を積んだトラック2台と給水車からなる
計4台の比較的小規模なもの。
トラックの荷台は幌でおおわれているが、
ファスナー式の窓があり、視界が良好とはいえないものの、
そこから外をのぞくことができる。
周囲は岩がごろごろと転がる丘陵地帯で、視界が悪い、とまではいかないが
死角や襲撃に適した狭い地形もちらほら見受けられる。
――チカッ、チカッ
何かが光ったような気がする。気のせいだろうか。
【探索系・感知系能力があれば何かわかるかもしれない。】
-
>>75
「あ、はい…また会いましたね」
【手を軽く振りながらラインハルトに向けて返す】
「どうも、放っておけない性分は治りそうもありません。
でも、悪くないなって思いますよ」
【そう言ってトラックのヘリに腰掛けながら微笑んだ】
>>76
「アイタタタ…ちょっときついですね、こういう地形は…」
【軽くお尻をさすりながら辺りを見回す】
「ここらへんはちょっと隠れるのが簡単そうですね…
とはいえ、きたところを狙うしかないんでしょうかね…」
【流石にレーダーなどといった装備を持ってはいないため、周囲を警戒するぐらいしかできない。あたりを注意深く見つめていると】
「今、なにか光りませんでした?」
【ふと、その方向を振り返ってじっと見つめる】
-
>>76
ん?なんか光ったか?
【一応能力を発動して光った方を見る、一応視力検査や聴覚も強化される】
-
>>76>>77
再び外を眺めてみる。
トラックで数時間走るだけでこの景色。
都市中央部からの様変わりの速さになんでもアリだな。と改めて実感しつつ。
「―――――?
今、何か光らなかったか?」
見間違いかもしれない。
確認の為に防人にも問いかける。
電子的連絡手段を持たない以上、どうにかして遠く離れた仲間伝える必要がある。
そう言った際に用いられるのが信号弾。実際に見た事は無いが、河平との会話で耳にした事が在る。
野盗が出ると予め伝えられていたからこの知識が出過ぎているのかも知れないが……。
「……視覚になる位置、警戒しておけ」
誰へと向けられた言葉ではなく、周囲全体に聞こえる様にそう口にする。
青年本人は腰に下げた機械的な棒状の端末を手に取る。
すると手の中で変形し、拳銃の型に落ち着いた。弾を込めながら窓の外に目を配らせる。
-
>>77
じっと見つめていても、特に何かが起こる様子もなく。
もしかすると気のせいだったのかもしれない。
>>78
強化された視力で光がした方向を見つめるが……。
そちらには特に、日光を反射して光るようなものが存在するようには見えない。
鉱物か何かが光ったのなら、観察している間にも何度か反射するだろう。
しかしそうしたものは一切なかった。
>>77-79
ラインハルトの目からみても、特に何かおかしな点というのは見当たらなかったが
護衛として乗り込んだもの3人が3人とも、目撃したということは誤認ということもあるまい。
そして、ラインハルトの言には一理ある。
もし敵がいるとして、電子的連絡手段をもたないのだとすれば
仲間への連絡に原始的・単純な原理な何かしらの手段を使うはず。
そうした手法に光が使われても過言ではなく。
やはり、先ほどの光は敵が潜んでいることの証左ではないか。
皆がそう考え始めた時であった。
――キィィィッ!
ブレーキが掛けられ、輸送体の歩みが止まる。
<<おい!どうした、なにがあった?>>
<<どうもこうもねえよ!道が岩でふさがっちまってるぞ。どうすんだ?>>
運転席から漏れ聞こえてくる運転手たちの無線通信会話を聞く限り、
前方が岩でふさがれているらしい。まさしく、という状況だが運転手たちは
先ほどの光に気づいていないのか、どうにか岩をどけられないか様子を見る、などと
話している……!
まずい……!
-
>>79
「うーん…確かに見えたような気がします…」
【光ったと思われる場所をじっと見ながら答える】
「気づくのがちょっと遅れるかもしれませんね、
これはまずいかも…」
【そう言って両手にエネルギーを貯め始めた】
>>80
「このあたりは何の問題もないみたいですね…
ん!?」
【突然輸送トラックが動きを止める、そこでの会話を聞いて】
「あ、大変です。すぐに後ろに下がってください!
多分かなりまずいです!」
【トラックから立ち上がって前方へと声をかける】
-
>>80
よくわからんが、まずい!
【構えをとる大男】
-
>>80
「チッ……!」
何かしらの光に、突然の急停止。
未だ到着予定よりも近いとなれば、悟るのは突然のアクシデント。
光でチラついた野盗の影で、舌打ちをして。
直ぐ様無線機に近寄るだろう。
此方からの通信が出来るタイプなら一先ず車内への非難、そして出てくるなと伝える。
呑気に外に出た所を叩かれるのが一番まずい、そう案じてだった。
>>81
「出るぞ! 俺達で何とかする!」
そう言うが早いか青年はトラックから飛び出していく。
周囲を囲まれた状況で、尚且つこちらには土地勘が無い。
何処から攻めてくるか解らない以上、車に張り付いて迎え撃つのが一番だと考えた。
片手に機械銃を持ちながら、先頭の車両へと足を進める。
-
>>81 >>83
荷台から運転席へ移動する事はできるものの、
躙り口のようなさほど広くない場所を通らなくてはならず、
咄嗟に無線機をとることは難しい。
しかしながら、鶫やラインハルトの声が通信機を通じて聞こえたようで
相手方もまだ車外に出ずに、なんだ?と様子をうかがっているようだった。
とりあえず、現状はトラックの中でじっとしているのが安全ではあろう。
>>81-83
襲撃は突然はじまった。
――バスッ!!
荷台を覆う幌を突き破り、飛び込んでくる物体。弓矢だ。
こちらの動きを封じたと見た敵の攻撃が始まった。
――バスッ、ズバッ!!
矢継ぎ早に撃ち込まれる弓矢で、みるみるうちに幌が切り裂かれていく!
この矢の連射ペースからみて相手方はそれなりの人数がいるようで、
しかも左右両側から撃ち込まれている!包囲されているのだ。
車外に飛び出したラインハルトには、敵のおおよその数がわかるだろう。
左右およそ7〜8人ずつ。計十人強。何れも弓矢を携え、腰に剣やこん棒、
片手斧を帯びている。
先ほどの光は、おそらく鏡か何かを使っていたのだろう。
信号弾や無線機といった技術を知らない、もしくは使えない文化レベルの
世界から都市にやってきてなじめず、野盗に身を落とした者たちの集団といったところか。
-
>>84
おおおおおお!
【飛んで来た弓矢を片っ端からつかみとるという離れ業をやってのける】
-
>>83-84
「うわっと!危ない!」
【突然飛んできた矢を間一髪のところで交わす】
「分かりました…!
とりあえず仕掛けていきましょう」
【そう言うとリュックを抱えて勢いよくトラックから飛び出した】
「野盗なんて真似は流石に見過ごせませんよっと!」
【そう言っておもちゃのピストルに力を込めて野盗へ向けて数発放った】
-
>>84
幾発も打ち込まれる弓矢。
数分と言わずずたぼろにされていく幌。
その光景を背後に、車両隊の最前列へとたどり着く。
敵の装備は青年から見れば時代錯誤。
このエリアに限れば普通とも言えるのかもしれないが、
都市として繋がっている以上そう感じざるを得なかった。
「畜生……!」
青年自体は遠方への攻撃手段を持たない。
機械銃の弾を牽制変わりに二、三発打ち込んで見るがこの程度でひるむとは思えない。
>>85>>86
「お前ら! あいつらを狙えるか!?」
自らの手にした情報を渡しつつ、協力を申し出る。
包囲された状況と、野盗の数と配置。
青年は有効な攻撃手段を持たないので頼もう、と言った所だ。
-
>>85-87
弓矢が付きたのか、敵からの攻撃が止まるころには
幌はずたずたに引き裂かれ、ただのぼろきれに成り下がっていて。
鶫とラインハルトの行った射撃も敵にとっては、特に威嚇にもならなかったようで
敵は役目を終えた簡素な弓をその場に置くと、次々に獲物を抜き放ち――。
「金目のものは全部取れ!!人間は全部殺していいぞ!
いけ!行け!!」
賊の中の誰かが叫ぶ――。
同時に、一斉に雪崩をうって丘を下って迫る賊の集団!
ドライバーたちは一応、拳銃で武装しているそうだが皆運転席で縮こまるばかりで
戦力としては期待できないだろう。
一人頭5〜6人を相手にすることになるが……防ぎきれるだろうか。
-
// というわけで今回はこれにて〆。また明日ー。
-
>>88
邪魔だ!
【近付いてくる賊に拳圧を飛ばし攻撃】
-
//お疲れ様でした!
-
>>88
「やるしかねぇよな」
遠距離攻撃の手段が尽きたらしく、一斉に傾れてくる。
右手の銃に残った弾二発も打ち尽くすと右腕を振る。
それと同時に新たな棒状の端末を左腰から引き抜き左で構える。
右の機械は再び変形を施し、棒状の端末へ。
最後に両手を振ると――――端末から光の刃が伸び出てきて。
「だが、都合が良い」
-
>>88
「なぁに…あんまり人を舐めないほうがいいですよ…!!」
【両手をグッと握った鶫は両足へも力を溜め込み始める】
「そぉ…れっ!!」
【その掛け声とともに地面をえぐりながら勢いよく足を振り上げた】
バシュウン!
【土砂になって野盗たちに無数の土が飛んでいく。その間に】
「はっ!」
【勢いよく駆け出して両手を勢いよく振り下ろし、敵を蹴散らしていく】
-
>>90
賊と一口に言っても、どうやら相手はそれなりの経験があるようで
大楯を持った者を戦闘に置き、それを盾にしつつこちらへと近寄ってきており……。
――ガンッッ!!
拳圧は大楯によって受け止められ、鈍い音を立てるだけにとどまった。
>>93
土も同様に、大楯によって阻まれるが、
散弾のごとく広まるそれをすべて受け止めるのは難しく。
数人が、土くれを浴びたもののどうやら衣服の中にくさび帷子でも着込んでいるのか
それほど大きなダメージを受けた様子がない。
一人先んじて、敵陣に飛び込んだ鶫。
振り回した腕が、土砂や拳圧に業を煮やして同じく飛び出そうとした一人に当たり、
それを吹き飛ばすことには成功したが・・・。
敵中に一人突入する形となり、味方のサポートを受けることが難しい形となる。
>>91-93
左右から突撃してくる賊は、車の左側から9人、
右側から先ほど鶫が倒したものをどけて8人。
そのうち右側の6人は先に突貫した鶫を包囲する形となり
残りの11人がトラックに残るラインハルトと竜斗を襲う形となる。
>>90 >>93
「ハハッハハァッ!!!なんだ、皆ガキじゃねぇかよ。
軽くもんでやるかぁ!」
賊たちは勢いそのまま、トラックの荷台へと登ろうと手をかける。
一人、二人、三人、四人……。先にたどり着いたものから次々と。
ここでの戦いはトラック上での攻防となるだろう。
>>92
――両手を振り回して暴れる鶫。
しかしながら、すでに包囲されており……。
「ウエイッッ!!!」
鶫の背後から、大斧を大上段に構え一人の賊が襲い掛かる!
-
>>94
「むう…多勢に無勢ですかね…!」
【そう言って周囲の敵へ両手を振り下ろしたあと】
「っの…危ないでしょ!」
【後ろから襲いかかってきた賊の斧を両手で刃を挟み込んで受け止める…】
「でりゃっ!!」
【その後勢いよく足を振り上げてその賊の脇を蹴り上げに行く】
-
>>94
賊たちを追って青年もトラック上へと上がっていく。
タイヤを踏みつけステップにしてトラックへと飛び乗った。
幌の切れ端を拾い上げ、刃に翳す。
光に炙られた切れ端が焼け焦げていく……。
「この刃は怖ぇぞ……?」
オーバーテクノロジーを見せつけ、賊達の恐怖を煽るつもりらしいが……?
-
>>94
チッ防がれたか
オラッ
【自分の近くにいる賊を常識を超えた怪力で殴り飛ばそうと】
-
>>95
「げぇっ……!!」
わき腹を強烈に蹴り上げられた男は、
胃の内容物を吐き散らしながらその場に崩れる。
ここまではよかった。
しかし、今度は先ほどまで正面に相対していた男、
そして鶫の右から様子をうかがっていた男の二人が、
両手で斧を受けた鶫へと、それぞれに剣を突き立て、振り下ろす。
敵は時代劇のように、一人ずつ襲い掛かってくるわけではないのだ。
>>96
「ヘッ、機械だ魔術だとくだらねぇ。
そんなものが怖くて山賊稼業が務まるか。」
「くひっ……ちげぇねぇ!」
威嚇の構えをとるラインハルトを意に介した様子もなく、
むしろ、賊たちはその姿に嘲笑すら浮かべて。
「ご自慢の刃諸よォ、共地獄に落ちやがれ!!」
一人の男が斧が獲物である、手斧をぐるんぐるんと調子を確かめるように、
手首を使って回し、そのままラインハルトの頭蓋を割らんとそれを力任せに振り下ろした。
>>97
竜斗の強靭な肉体を前にしては、たいていの人間など木端に等しいだろう。
その怪力で殴ることができれば、目の前の賊など一撃で昏倒するはず。
「野郎!」
おあつらえ向きに敵も竜斗へと突っ込んでくるが、
問題は敵の持つ剣と、徒手空拳である竜斗のリーチの違いである。
身体能力のある竜斗はスピードも圧倒的ながら……、今回は敵の剣のほうが
リーチの違いで一瞬だけ早い。
このままでは相手を殴ることができても、自分も斬られてしまうだろう。
-
>>98
このっ!
【しかし、竜斗にももう片方の手がある、その手を使って剣の刃を上手く避け、掴み取る】
-
>>98
「だったら……!」
賊の言葉通りだろう。
文明を見たのは青年のこれが初めてでは無い筈。
それでも続けているという事は……そう言う事なのだろう。
青年の言葉は恐怖の煽りを狙うのともう一つ、彼らの出方を窺うという目的もあった。
退けば重畳。元より、退くとは思っていない。
しかし、時代錯誤相手にオーバーテクノロジーを振りまわすのに吹っ切れない部分もあって。
退かないと言うのなら、相手をする他無いと割り切って。
「焦げな!」
力任せに振られた軌道なら、予測のブレも大きくあるまい。
そう踏みこんだ青年は両手のをクロスさせて潜り込み、下からX字に振り下ろされた腕を焼き切ろうとする。
迷いを吹っ切った青年は臆さず、切断に成功すれば逆の肩を貫こうともするだろう。
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