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【予備スレ】異能都市予備用スレッド

1名も無き異能都市住民:2010/09/03(金) 18:54:57 ID:nt2rofAoO
【このスレッドは】
・このスレは、他のスレッドの『代用』として利用する、所謂予備スレです。
 目的のスレが空いていない場合にどうぞ。
・例えば、雑談スレッドでの議論を、中〜長期的なものとする場合に雑談と分ける場合や、
 イベントを行いたい時にイベントスレが全て埋まってしまっている場合など。
・このスレとしてのルールは『ありません』。
 利用の際はその時に代用とする元のスレのルールに従って下さい。

・勝手な名無しが勝手に立てたスレなので、不要でしたら雑談ででも罵ってから削除依頼でも出してください。
 もし不要だったら板汚しすみません。

5924:終に向かう足音:2016/08/15(月) 21:23:12 ID:p1won6CY0
>>591
――悪くない目です、この先スカウトも良いかもしれませんね。
防人の眼を見て、心中でそう呟く。
この先は恐らく考えるより壮絶な状態だろう。
今いるメンツはデスクワークメインの1課と優奈に弓形と秋雪。
あの三人はいくらでも自衛できるだろうが、1課の援護は期待できまい。

「では、行きますよ。
もしふらつきそうな時は言ってください。考えがありますので」

防人の手を握る、彼の手は冷たく――まるで死人のようであった。
顔や雰囲気には生気が宿っているというのに体の熱がまるで無くなっている。
彼は扉の奥へやや早歩きで進んでいく。
やがて廊下へと到達すると。

「……これは……」

そこには先程の犬のような生き物や、猿のような生き物が、
スーツを着た1課の人間と壮絶な乱戦を繰り広げていた。
1課の人間は主にナイフや銃を主としているが、連携に因って敵を撃退している。
だが防衛は万全だが攻め入る力がないのだろう、こちらの援護は出来なさそうだった。

593防人鶫 ◆My6NsjkSfM:2016/08/15(月) 21:46:43 ID:UDmw2dg.0
>>592
「ふう…ありがとうございます。」
この先に何があるか、それを考えると
不安がないわけではない。
とはいえ、今の状況をどうにかするには、ここを突破する他ないだろう。

「…冷たっ…いえ…すいません…
 その…」
思わず差し伸べた手に感じた冷たさに
またしても背筋を震わせた。
一瞬ぞっとしたのだが、それでも付いていこうと考える。

少し足取りを追うのに置いて行かれそうになる。
だが、それでもなんとか躓かずに先へ進んでいくと

「…あそこにも居るんですか…」
廊下の辺りで戦いが繰り広げられている。
抑えているのならば助けに行きたいとも考えるが…

(今の私では……足手まといになるだけかもしれない…)
そう思って、少し不安になりながらも彼らを見つめ続ける。
今は自分の装備が必要なのではないだろうか…そう考えながら

5944:終に向かう足音:2016/08/15(月) 21:59:55 ID:p1won6CY0
>>593
「ああ、失礼。
昔からの体質でして、体温が低いんです。
能力を使っている時はもっと下がってしまうようで」

眼の前から目線を変えず、彼はそう話す。
そう言っていると道を見つけたのか。

「二つ目の十字路の左、確かあそこに荷物はあったはずです。
…この激戦区をまっすぐ通るしか無いとは、中々」

不可能とは口にしない、言いながら既に彼は、
歩幅を防人の方に合わせながら進んでいた。
そこに数匹襲い掛かってくるが、片手の剣戟と足を取る戦法で、
匠に防人に近づかせない。

万全の状態ならば彼一人で圧倒してしまうのではないか――。
掌の温度はさっきよりも冷たくなっているが、錯覚させられそうになる。

595防人鶫 ◆My6NsjkSfM:2016/08/15(月) 22:11:38 ID:UDmw2dg.0
>>594
「い、いえ気にしないでください。
 夏は暑いですからね。これくらいがちょうどいいですよー!」
気にしてるかもしれない。と思ったのか
何だか励ますように言葉を送る。

「仕方ないです…
 ひとまずここは突破しましょう…
 あの人達もなかなか頼りになりますし…」
彼のちからを少し掌から感じ、
彼の力があればなんとかなるか…とも思えてくる。

「…あの人達は…大丈夫でしょうか。」
時々襲ってくる的に軽く身を震わせながら
周囲の人達に心配そうな表情を向ける。

5964:終に向かう足音:2016/08/15(月) 22:45:37 ID:p1won6CY0
>>595
「おい、セキュリティなんで動かないんだ!」
「セキュリティルームから侵入してきたんだ、乗っ取られたんだよ!」
「喋ってないで交代してくれ!」

見ると、最低三人のチームで攻撃と補給を入れ替わりで行っている。
不意に飛び込んでくる相手も、バックに控えた複数人が素早く迎撃している。
どうやら弱点は脳天のようで、そこを正確に攻撃している。
制圧射撃と迎撃、弾の準備……それぞれが完璧な役割だ。
それが1課の武器なのだろう。

「彼らなら心配いりませんよ、
此処に配属されている以上、そういう経験がないわけではないですからね
……まあ、デスクワークメインですから、実戦は私達よりは浅いですが」

氷剣も徐々に血で赤く染まっている。
彼の表情は変わっていないが、時間とともに冷たくなる手は、
嫌でもよくない想像をかきたてていく。
やがて狙いを絞ってきたのか、数匹の敵がこちらを取り囲んだ。
猿や犬とは違う、猫背だが爪のような武器をつけた…人間のように見える。

「……成程、鶫。
狙いはたしかに貴女のようですが…エイジでは無いようですよ」

597防人鶫 ◆My6NsjkSfM:2016/08/15(月) 23:44:32 ID:UDmw2dg.0
>>596
「……セキュリティルームから…?
 なんだってそんなところから…」
時折聞こえてくる会話から、侵入ルートを考える。
セキュリティを止めた上で仕掛ける…という行動ならば
間違いなく計画的な行動だ。

「そうですか…
 …なんとか戦えているなら…
 私は急いだほうが良さそうですね。」
と、冷たい掌に嫌な想像を考えていく。
まるで死人に触れるかのような冷たさを感じてしまっているようだ。

「…囲まれた?!」
防衛線を一部突破されたのだろうか。
そして、自分に目線を向けられてるのを見て
間違いなく自分が狙いだとわかる。

「…あの子ではない?
 他の人間にも何か心あたりがあるんですか?」

5984:終に向かう足音:2016/08/16(火) 00:06:17 ID:p1won6CY0
>>597
「ええ、おかげで一つ線がつながりました。
何故エイジが私達の捜査網をたやすく抜けつづけられたのか、
ここまで大それた行動を取れたのか……それは裏に繋がっている一つの組織があったからです
犯罪組織アンサング――既に壊滅したと思っていましたがまだ生き残っていたとは」

一瞬、取り囲む相手が怯んだように見えるが。
直ぐにこちらに襲いかかってきた!

「―っ!鶫、伏せてください!」

鶫を押し倒すように地面に倒し。
直ぐに氷の壁を創りだすが、間に合いそうにない!

599防人鶫 ◆My6NsjkSfM:2016/08/16(火) 00:19:54 ID:UDmw2dg.0
>>598
「犯罪組織…?
 そのアンサング…という組織がそんなことを…!?」
と、驚きの顔を見せた。
犯罪組織というものは居るかとは思っていたが…

「でもなんでそんな組織が
 私一人のために…!?」
と、凄まじい勢いでバケモノが襲いかかってきた!

「あうっ…!
 まずいですよ…!」
氷の壁を作り出す前にこちらが狙われる!
鶫は、なんとか出来ないかと考える

「くっ…プロメテウス…!!
 来てっ…!!」
はたして、今の容態で出てくるだろうか。
そうは思ってもやってみるしかない!

6004:終に向かう足音:2016/08/16(火) 00:28:46 ID:p1won6CY0
>>599
「ダメです鶫さん!今の貴女の容体では――」

氷の壁が間に合わず、身を挺して守ろうとしている。
然しその時、大きく姿を揺らめかせているが、
炎の巨人は現れた、一瞬、相手がそちらに目が行く。
次の瞬間――一発の銃声とともに呻き声を上げて周りを囲んだ人間らしき生き物が倒れていく。

「鶫さん!収めてください!
その力は――使うほど貴女の命を削っているんですよ!?」

夢中で彼は叫ぶ。

601防人鶫 ◆My6NsjkSfM:2016/08/16(火) 01:36:31 ID:UDmw2dg.0
>>600
「はぁっ…なんとか…!」
急に重い感覚が自分にのしかかったように感じる。
だが、なんとか周囲の敵を払うことが出来たらしい。

(これは…いったい…?
 でもこれなら…!)
体に感じる異様な重みを気にしながらも
なお力を振るおうとした所で、

彼から驚くべき言葉を聞かされる。

「い、命を…
 命を削っている……?」
その言葉を聞いて、彼女は目を丸くする。
炎の巨人の動きを止まらせ、驚愕した表情を浮かべた。

「それは…つまり…うっ…!」
直後、巨人の姿が乱れ、霧のように掻き消えた。
鶫の顔から汗が吹き出す感覚を覚える。

6024:終に向かう足音:2016/08/17(水) 22:21:54 ID:p1won6CY0
>>601
「いいですか、貴方は――」
「本来ならペルソナは自らに由り、
そして自分の力で開いていく力……僕のようにね。
だが今の君はどういう訳かその能力の源泉が君に負担をかけている。
それは自身を直視しない愚かさか、或いはその力そのものが借り物であるか」

見慣れない、白い銃を持った秋雪――最初にあった男は言う。
そばには弓形も一緒だった、どうやら共に行動しているようだ。
しかし、彼の発言を事実とするならば、
防人に負担をかけているのはどちらなのだろうか――?

「…一先ず此処はもう大丈夫だ、一分後に東雲さんが来る。
君の荷物を撮りに行こう、防人鶫」

603防人鶫 ◆My6NsjkSfM:2016/08/17(水) 22:38:44 ID:u4c9BrJU0
>>602
「…あなたたちは…」
先ほどであった人達の姿を見て、


「……むう…
 一体どんな問題なんでしょう…
 いずれにせよ…使ったら危ない…ということですか…」
自身を直視しないこと…借り物の力ゆえ…
一体自分の妨げとなっているのは何なのか。
…だが、今はじっくり考える時間もなさそうだ。

「わかりました…
 やはり今のままでは……
 足手まといっぽいですね…」
促されるまま、彼女は
案内される方向へと歩いて行く。
先程よりも足取りがややふらついている。
負担が大きかったのかもしれない。

6044:終に向かう足音:2016/08/24(水) 20:36:24 ID:p1won6CY0
>>603
――先ほど秋雪や富野が防人に言ったことは半分は本当だ。
ペルソナは使用者の精神を糧として何らかの力を呼び出す力だ。
呼び出すものが強大であるだけ、負担は大きい。
ましてや覚えたての状態でここまで使っていれば、なおさらだろう。

秋雪は防人を扉の奥に入れる。
中には彼女の荷物が丁寧にまとめられていた。
…着替えもあるかと思い、秋雪は弓形を残し廊下へ出て行った。

「……一応私、監視役。
後、足手まとい、ではないと思うわ。
富野も、さっきは助けられたと思っていると思うわよ」

弓形はそう言うと、壁に身体を預けている。
――いつの間にか廊下は静かになっている、鎮圧、されたのだろうか。

605防人鶫 ◆My6NsjkSfM:2016/08/25(木) 22:06:23 ID:u4c9BrJU0
>>604
「ふう…こ、こっちですね」
扉の奥に入ると、そこには鶫にとって馴染みのある装備が揃っている。
着替えはあるのだろうか…
制服も探してみることにするが…

「監視…まぁ、無茶をしたら危ないですからね…
 …足手まといではない…ですか。
 ありがとうございます。あの時は…無我夢中だったので…」
そう言ってちょっと微笑んだ。
今は病院着のままであるが、制服があるならそっちに着替えておく。
馴染み深い服のほうが、なんとなく能力を行使しやすいと思ったのが理由だ。

「…収まったみたいですが…
 どっちが勝ったんでしょう…?」
静かになった廊下の方を期待半分、不安半分で見る。
扉を開けるべきかと思いながらも、ひとまず弓形に聞いてみることにした。

6064:終に向かう足音:2016/09/01(木) 20:56:19 ID:p1won6CY0
>>605
近くの棚にかなり綺麗に畳まれた制服が置かれている。
…というより、損傷があったりしている部分などがまるごと修繕されている。
そのさまは新品と見まごうほどで、プロの手が入っているとひと目で分かるだろう。
……着れば、色んな所に隠しポケットが増えてるのがわかるが。

「この一件が終わったらスカウトが来るかも、ウチの次官から。
…人ではほしいし、貴方はそれを抜きにしてもいい才があるもの」

感謝もあるのか、優しい微笑みをみせる。
無表情さからは想像できないほどの綺麗な微笑みだった。

「……時間通りなら、多分ウチの仲間が間に合ったと思うわ。
多分、序に情報も持ってきてると思う」

607防人鶫 ◆My6NsjkSfM:2016/09/04(日) 12:19:20 ID:P.sjRvN.0
>>606
「やっと、馴染みの制服になれます……」
と言って制服を手に取る。

その手触りはまるで新しく買ってきたかのように
素晴らしい仕上がりになっていた。
戦いによって損傷した箇所も修繕され、
しかし

「…ですけど、フィット感も上がってるような気がします。」
実際に着込んでみると、彼女にちょうどいい馴染み具合だ。
そして、いろんな場所を触ってみると

「これは…」
色んな物を仕込めそうなポケットが隠されている。
自分の戦い方に合いそうな気がしてきた。

「見事な仕事です。ありがとうございます!
 …スカウトですかー。
 もしそうなったら私も嬉しいですよ。
 その、街を守れる仕事って感じがしますし…」
と言ってから、一通り着替え終える。
学生服の状態を一通り確認した後で

「ふむ、
 しばらく待ってたら大丈夫…でしょうかね?」
と言いつつ、外の様子を軽く見てみる。

6084:終に向かう足音:2016/09/06(火) 21:19:10 ID:p1won6CY0
>>607
「やったのは私じゃないわ、優奈よ。
できたら本人に言ってあげて、喜ぶわ(一寸ウザいくらいね…)」

何時だったか、彼女の能力をほめた時は凄まじかった。
撫で回し、抱きつき、声が大きい。
……まあ、最近は当人も自重はしているけれど。

「街を守ると言うより、色んな人の裏を見るほうが多いわ。
疑心暗鬼に陥りたくなかったら、あんまり勧めることは出来ない…」

外を見ている防人を見ながら、それになれた自分に少しため息が出た。
いいこともあったけど、其れより人間の汚さは、気分が良くはならない。

外をちらりと見ると、そこには――。

「オラァッ!好き勝手やってくれやがってこの犬公!」
「東雲さん、流石に死体殴りはちょっと感心できませんよ」
「……こっちは片付いたぞ」

オールバックの、粗暴そうな男が先ほどの犬のような生き物を殴って飛ばしていた。
その手を覆う手袋は血に濡れており、拳が武器なのだろう。
そのそばには先程の富野と、痩せ気味の頭にチョーカーを巻いた変わった雰囲気の男が立っている。
男の手には大きなライフルが握られている。
――ここからでは僅かだが、さっき防衛に徹していたスーツの男達が書類の片付けや、
電話などを行っていた。

609防人鶫 ◆My6NsjkSfM:2016/09/07(水) 22:02:23 ID:NGsdvApE0
>>608
「そうですかー…
 わかりました。感謝の言葉を後で伝えておきます。」
どんな人なのだろうと思いながら
自分の服をジロジロ見つめる。

「えーっと…
 あー、なるほど…
 裏の仕事ですか。
 私は…なかなか難しそうですねー、
 その手の仕事は…」
彼女の言う言葉を聞いて
少し考えを改める。

いろんな人の裏を見る、
それは自分にはどれだけ辛いだろうとも思う。

そして、ちょっと外を見てみると。
「………うわー、もう終わってますねー。
 …何だかちょっとやり過ぎな人もいますけど…
 皆さん強いみたいですね。」
安心した様子で外に出ていく。
元気そうな様子で安心したようだ

6104:終に向かう足音:2016/09/13(火) 22:16:35 ID:p1won6CY0
>>609
「おい富野、例の子は?」
「無事目を覚ましました、ドクターが興味深い反応を見つけたと。
なんでも、脳細胞が増加している痕跡が見られる、と」
「……それは奇っ怪、だ」

チョーカーの男は首を傾げ、本当か疑っている。
一方粗暴そうな男は少し訝しげな顔をすると、立ち上がって。
首をコキリと鳴らして。

「……まあ、富野がきっちり聴いたなら、俺から言うことはない。
だが今回、裏にいるのがアンサングなら面倒だぞ、事は大きくなる」
「解っていますよ、彼らには気取られ無いように、でしょう?
ジェネオンの皆さんも、もう今は一般人ですからね」

聞いていると、側にいる弓形は。
青い鳥を腕に留まらせていた。体躯は大きい。

611防人鶫 ◆My6NsjkSfM:2016/09/15(木) 22:17:22 ID:WiQuCITk0
>>610
「……えーっと、例の子…ですか?」
と、自分を指差して、何気なく聞いてみる。
脳細胞が増加、と聞いて少し考えたのである。

「…あ、どうもこんばんはー…
 ひとまず本日は、お疲れ様…
 でいいんでしょうかね?」
そう言って彼らに対して声をかけた。

「どうやら敵は退いたみたい…ですかね。」

6124:終に向かう足音:2016/09/17(土) 18:17:56 ID:p1won6CY0
>>611
「ん…ああ、お前か。
例の怪我して倒れてたってのは、傷はもう良いみたいだな。
自己紹介しておく、東雲 結城だ。
異能都市公安局2課五系の主任…こいつらの上司だ、先の協力に感謝する」
「緒方守谷……捜査官だ」

粗暴そうな男が東雲と名乗り、傍のチョーカーの男は守谷と名乗った。

「今回は退いたが、それで終らないだろうな。
おい優奈!奴の居場所は!」
『もうちょっと時間をくださ〜い!』

東雲が大声で呼ぶと、先程話したフレンドリーな声が聞こえる。
どうやら先の敵の居場所を探っているらしい。

「…一先ず、お前の話をしよう。
さっき、富野からその能力のリスクを聞いたか?」

613防人鶫 ◆My6NsjkSfM:2016/09/18(日) 11:29:06 ID:MDJbiWNQ0
>>612
「東雲さん、ですね。
 まぁ…今日起きたばかりなのですが
 怪我の調子は大丈夫そうです。
 …えっと、緒方さんもよろしくお願いします。
 こちらこそ、助かりました。」

二人に視線を向け、申し訳なさそうに頭を下げた。

「ふう、また仕掛けて来る可能性があるんでしょうか。
 だとしたら油断できませんね、これは。」
まだ敵が来る可能性があるのだ。
しかも直接的に仕掛けてきた。
このままだと危ないと感じる。

「…能力のリスク…
 ペルソナ…でしたっけ?」
そう言って少し首を傾げて

「使ったら…命を削ると聞きましたが…
 何らかの負担をかけている、というふうなことを…」

6144:終に向かう足音:2016/09/24(土) 21:58:49 ID:p1won6CY0
>>613
「ペルソナ――降霊術の一種だが、
それには人や才覚によって異なるものがあることがわかっている。
ウチの秋雪なら精神負担、フラッシュバックなどが現れてる。
だが、お前のそれは秋雪とは違う。その能力はお前の脳髄を明らかに拡張している」

東雲は表情を変えずに言い放った。
能力がお前を使いやすく改造しているのだ、と。

615防人鶫 ◆My6NsjkSfM:2016/09/24(土) 22:10:11 ID:0KYg72rs0
>>614
「脳髄を拡張…
 つまり…」
脳改造?という恐ろしい発想を一瞬思いつく。
少し頭をくらつかせてから答えた。

「能力を操るはずが、
 逆に能力に飲み込まれかねないという…
 そんな感じなんでしょうか?」
その表情はどこか不安げだ

6164:終に向かう足音:2016/09/29(木) 21:02:09 ID:p1won6CY0
>>615
「能力がお前の中に住み着こうとしている、と言ったほうが良い。
使い魔が契約者の精神を間借りするように、お前の脳髄の中に自らのスペースを作りかけている。
使い続ければ五感から影響を及ぼしていくだろうな、見ている景色に違和感を感じたりな」

東雲は事実のみを告げるように言い放つ。
まるで見たことがあるように。

617防人鶫 ◆My6NsjkSfM:2016/09/29(木) 21:13:53 ID:T6CeeFeI0
>>616
「…恐ろしい話です…
 まさかそのまま…」
ゾッとする気分だ。
何かが住み着いていき、そのまま自分の感覚を変えていくということらしい。

「…今、影響が出てたりするんでしょうか?」
不安に思ってあたりを見回す。
なにか違和感を感じるものがあるのだろうか?

6184:終に向かう足音:2016/10/04(火) 23:28:13 ID:p1won6CY0
>>617
「今はないだろう、ドクターは影響をおよぼすのは、
老化が始まってから……10年20年先だそうだ」

東雲はそう言いながら立ち上がり、歩き去っていく。
彼も何かやることがあるのだろう。
心配そうな様子の防人を見かねてか、富野が近づいてきていた。

619防人鶫 ◆My6NsjkSfM:2016/10/06(木) 20:55:06 ID:RpO8Xi4A0
>>618
「うーむ…
 もしそうだとしても…
 いずれ起こるみたいな話なんですね…」
どうしよう、そんな顔をしながら
東雲の背中を見送る。

「………ん、あ…
 どうも…」
ちょっと気の抜けた返事を、富野に向けて返す。
あまりに唐突な話だったので、まだ驚いているのだろうか

6204:終に向かう足音:2016/10/09(日) 18:23:48 ID:p1won6CY0
>>619
「どうか気を落とさずに…と言いたいですがそうもいきませんね。
秋雪のように上手く付き合っていく方法があれば良いのですが…」

考え込む表情は重く、彼にもどうにもならないのだろう。
その時、高揚した女性の声が響いた。

『緊急緊急――!町外れの港の方で能力反応!
こりゃ凄いぞ、ただの異能者じゃないよ、とんでもない強さだ!』
「……1人はエイジだとして、戦ってるのは誰でしょう…?」

疑問を浮かべる富野に、5系の部屋から出てきた秋雪が口を開く。

「多分僕の知り合いだ、良く知ってる。
急がないとエイジが殺されるかもしれない、富野。バイク借りるよ」

秋雪は手袋をつけていて、すぐにでも動けるような状態だ。
このまま任せてよいのだろうか。

621防人鶫 ◆My6NsjkSfM:2016/10/09(日) 21:33:07 ID:G10kQbM60
>>620
「はぁー…うまく付き合っていく方法ですか…
 どうやったら見つけられるんでしょうねそれ……」
はぁ、とため息を付いた。
仕方ない状況だったとは言え、新しい力を手に入れたことに
少なからず後悔を感じているが…


「ん、この声は?」
どうやら能力者が現れたということらしい。
二人が戦っているという話だが…

(…?戦う理由…
 いや、それはいいか…)
自分が戦ったら危ないのかもしれないと思うものの、
それでも気になってしょうがなかった。

「あ、あの…
 その知り合いの人って…
 もしかして私の知り合いかもしれない…ですか?」
質問がよくわからないことになっているが、どうやら戦っている相手のことが気になるようだ。

「ちょっと様子を見に行きたいのですが…」
戦ったら危ないのかもしれないと思いながらも、様子を見たいと考えた。

6224:終に向かう足音:2016/10/20(木) 21:43:18 ID:p1won6CY0
>>621
「弓形、いいか?」
「別に、安定してるし、大丈夫だと思うわ」
「よし、サイドカーあるバイク貸してくれ」
「はい、これを」

富野からキーを投げ渡され、素早く受け取り同行を促す。
恐らく秋雪にはそこにいるのが誰なのか確信があるのだろう。
秋雪は落ち着いた様子のまま、歩き始める。

「早まるなよ――」

623防人鶫 ◆My6NsjkSfM:2016/10/20(木) 22:19:01 ID:XgqqmDTU0
>>622
「ありがとうございます…
 一応…無茶はしないつもりです。」
誰なのかはなんとなく想像がついているようだ。
鶫も二人の様子を見て理解する。

「…大丈夫です…」
と口では言うものの、
やはり実際に出会うときのことが心配だ。
どんなことになっているのかと思いながら、
自分の乗る場所を探す。

6244:終に向かう足音:2016/10/26(水) 20:06:58 ID:p1won6CY0
>>623
「そこ、サイドカー座ってヘルメット付けて。
かなり飛ばすからしっかり捕まっていてくれよ」
ヘルメットを付けながら防人に席に座るよう促す。
バイクはスポーツタイプのモノで、黒と金色のカラーリングが施されている。
黒を基調としながら金を少ない線で強調した色使いは富野の趣味なのだろうか。

「準備はできたか?」
エンジンに火を入れる準備をしながら問いかける。

625防人鶫 ◆My6NsjkSfM:2016/10/27(木) 22:57:36 ID:0YGwBtJE0
>>624
「すいません、
 ありがとうございます…
 しっかりと掴まっておきますよ」
と言ってうなずき、ヘルメットをかぶった。
そしてサイドカーに座り、バイクを軽く見てみる。

「かっこいいデザインですねー…
 これは…カスタマイズされたものなんですか?」
と言ってまたじっと見つめる。

「えっと、あはい…
 準備はいつでも…」
そう言って頷いた。

「どれくらいのスピードが出るかはわかりませんけど…
 飛ばしても問題ないですよ!」
そう言いつつも、ちょっと心配そうにサイドカーにしがみついた。

6264:終に向かう足音:2016/11/02(水) 00:58:55 ID:p1won6CY0
>>625
「富野の趣味じゃないかな…経費使ってやってたら不味いけど。
これ、一応備品扱いなんだけど」

手袋をギュッと締めて、ハンドルを握りしめる。
重く低いエンジン音が響き、原動機が唸りを上げる。

「――行くぞ」

アクセルをかけると、縄を解かれた猛獣のように。
勢い良くバイクは走り出した。
果たしてそこで何が起こっているのか、
終わりの時は、近い――――。

(了)

//さんざ時間かかってすいませんでした、ありがとうです

627防人鶫 ◆My6NsjkSfM:2016/11/05(土) 22:22:03 ID:T9cYhHcs0
>>626
「まぁ、それなら
 問題ないんじゃないですか?
 頑丈そう…ですし」
そう言ってバイクをほほえみながら見つめる。
その言葉の端々には緊張の色が見え隠れしていた。

「…了解です。」
この先にあるであろう戦いに
どこか不安を感じながら
鶫は向かっていく…

…その場所には一体何が待っているのだろうか…

//いえいえ、ありがとうございました

629終章:真意:2017/02/09(木) 21:26:50 ID:p1won6CY0
バイクが到着したのは古い倉庫の並ぶ港だ。
再開発が計画されているが、遅々として進んでいない。
普段は若者たちのたまり場になっているこの場所は、今は。

人の気配のない冷たい空気が漂っていた。
バイクから降りると、それを待っていたように。
2人――裕太と香音が待っていた。

「凄いな、ホントに来るとは思ってなかったよ」
「言ったろ、公安局は絶対に来るって……」
「……天沢、それと…今は照井、か」

冷たい眼光で、秋雪は睨みつけていた。
彼らを敵と認識しているように。

630防人鶫 ◆My6NsjkSfM:2017/02/09(木) 23:25:37 ID:c7f2kc.s0
>>629
「…到着しましたねっと…」
サイドカーには以前であった少女の姿もある

「久しぶりなんでしょうかねー…
 あの、今の状況は…どうなってます?」
少し警戒をしながら二人の姿を見る
ひとまずは、現状がどれだけ危ないか

そういうことが知りたかった

631終章:真意:2017/02/13(月) 20:54:35 ID:p1won6CY0
>>630
「アイツならこの先にいるぜ、待ってるさ。
アイツの能力が復活するまで4時間ってところか、復活したら手がつけられなくなるぜ
行くなら速くした方がいいだろうな」
「だが……お前たちを行かせる訳にはいかない」
「……やっぱりか、構えろ防人。
……彼らは此処を通してくれないよ」

腰の銃に手をかけて、防人へ向かっていった。
理由を意図的に隠すように秋雪は防人を急がせている。

632防人鶫 ◆My6NsjkSfM:2017/02/13(月) 23:34:50 ID:/H75gO4o0
>>631
「ふう…それならとおして…
 はくれないみたいですね……」
ため息を付いて彼らの姿を見る。

「そういうわけにも行かないんですよ…
 私がもともと持ってた能力の半分…
 それを返してもらわないと行けないんで」
そう言ってぐっと拳を握る

「貰い物の能力だとどうにも落ち着かないんです。
 やっぱり一番は自分自身がもともと持っていた力です。
 …そういうわけで、ちょっと通させてもらいますよ」
両足に自身の能力を込める。
スキあらば飛び出して先へと進むことができる状態だ。
二人が攻撃を仕掛けてくるか…
それを用心深く確認している

633終章:真意:2017/02/16(木) 20:51:36 ID:p1won6CY0
>>632
構えるとともに、小さく秋雪は防人に言った。

「――防人、君は先にいけ。
彼らは僕一人でやる」

そう言うとともに、青白い炎が吹き上がっていく。
目の前の二人も同じだった、香音は短刀を。
裕太は徒手空拳のまま構えを取っている。

「秋雪、荷物抱えてオレに勝てると思うのか?」
「心配に感謝するよ香音、だが昔と同じと思うなよ」
「お前もだ、防人。
今の俺は――一切手加減はしないぞ」

裕太の冷たい戦意が、防人へと突き刺さる。

634防人鶫 ◆My6NsjkSfM:2017/02/16(木) 21:31:47 ID:kp7Bdw7Y0
>>633
「……了解ですよ。
 ひとりじゃちょっと不安ですがね…」
そう言って二人の様子を交互に見る。

「心配せずとも大丈夫です…
 色々と考えましたけど…」
と言って、肌で感じる戦意に少し体を震わせる

「ケリを付けたいのはきっと自分も一緒なんです…
 だから、」
そこで一気に足の力を爆発させる

「あなたとの勝負はやっぱりやめときます!」
一気に最短距離を突っ走りに向かう。

635終章:真意:2017/02/20(月) 21:50:11 ID:p1won6CY0
>>634
「行かせるって――」
「仕掛けろ!オンギョウキ!」

その通路を塞ごうとする香音の動きを、
背後から双刃刀を持った鬼が斬りかかる!
しかし、それを二刀流の鎧武者が受け止めた!
その僅かな隙間を縫うように防人が駆け抜ける!

防人の背後で剣戟と銃撃の音がこだまする。
追ってくる様子がない以上、足止めできているのだろう。

「どうした、僕一人くらいわけないんじゃないのか!?」
「っ…おい!」
「香音、諦めろ。後ろを見せたら容赦しないぞ、こいつ」

636防人鶫 ◆My6NsjkSfM:2017/02/20(月) 23:03:09 ID:q/XdrU4s0
>>635
「どうもありがとうございます…
 じゃあとりあえず…
 お先に失礼!」
そう言って一気に走り出す。

「戦う相手は…
 この先なんでしょう!
 なるべく早く……それが終わってると…良いんですけど!」
一人で行くのは心配でもある。
軽口を言うかのようなその声はやや震えていた

(…いやいや…
 ここは…私だけでもどれだけ…
 できるか頑張らないと…)
ぐっと顔を挙げて先へと進んでいく。
そこに何があるのかと考えながら

637終章:真意:2017/02/26(日) 22:23:50 ID:p1won6CY0
>>636
向かった先、戦いの音すら遠くなったような場所。
倉庫の扉を背にして、彼はそこに居た。
以前よりも肥大化した三本目の腕、病的に白い肌。
目を閉じ、何かを待つように彼は佇んでいる。

「――」

目を開け、エイジは防人を見た。
その眼は獲物を見る目ではなく、明確な敵意を宿している。
肌を焼かんばかりの殺意を込めえ、彼は睨みつけた。

「やはり――君が最初か」

638防人鶫 ◆My6NsjkSfM:2017/02/26(日) 23:09:39 ID:q/XdrU4s0
>>637
どこか強い気配のようなものは感じていた。
しかし近くにまで来たら流石に息苦しさをも感じ始めていた。

「…どうもこんばんは。
 何日ぶりでしょうね…
 何でだか懐かしく感じるような気がします…」
そう言ってぐっと拳を握る。

「…ものは相談ですが…
 やっぱり能力を取られた状況は落ち着かないみたいです。
 返していただけませんでしょうか…?
 あの時に手に入れた力は自分には…合わなそうなんですよ…」
そう言いつつも鶫は両手に力を込める。

「……そっちの事情を知る時間くらいはあってもいいですが…」

639終章:真意:2017/03/03(金) 21:12:59 ID:p1won6CY0
>>638
「それは出来ない相談だ。
そして僕にも時間は無い――それに、事情はあの時話したことがほとんどだよ」

そう言って彼は構えた、徒手空拳。
武器はないが、その背から伸びる今やがしゃ髑髏の片腕の様なモノは異様な雰囲気を発している。
触れられるだけで何かが削られていきそうな――。

「ことここに至っては語る言葉はないさ、そうだろう?」

公安とあの二人が何を思ってるかは知らないがね、そう付け加え。
彼は敵意を向ける!

640防人鶫 ◆My6NsjkSfM:2017/03/04(土) 01:45:03 ID:q/XdrU4s0
>>639
「時間がないですか……
そっちの事情は知らないですけどねー…
こっちの事情も考えてほしいところですね…全く…」
説得に応じるとは思っていなかった。
戦うのは避けられない……
そう思って彼女はぐっと拳を握った。

「そういえば……
その腕でしたっけ…私の能力を盗られたのは…」
彼女は武器を取り出して答える。

「まぁ…そうですね。
お願いじゃなくて、無理やり取り返すほうが良さそうです。」
相手の出方を伺うように彼女が取り出したのは拳銃。
どうやらおもちゃではなく本物のようだ。
(やれやれ…念のためにと持っておいたものが役に立ちそうです。)
彼女はそれに力を込め始める。
能力は下がっているものの、だからこそ威力の高い武器にも
馴染むようになっているようだ。反動が大きくなりすぎないように…

641終章:真意:2017/03/20(月) 19:32:19 ID:p1won6CY0
>>640
「――さぁ、最後の心残りを果たすとしよう」

銃を構えられる前に、彼は弾丸のように迫っていく!
防人の正面向けて掛けた彼は、どういう手品か次の瞬間背後から掌底を放とうと迫る!


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