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【第1回放送〜】平成漫画バトル・ロワイヤル【part.2】
931
:
◆UC8j8TfjHw
:2025/08/28(木) 23:06:34 ID:ftVzt7Bs0
【お知らせ】
本日をもって平成漫画ロワは1周年となりました。
1周年?たかが通過点にすぎん…だなんて言えればカッコイイのでしょうが、正直長いようで長かったです。
「流行り物0のロワなら長続きできそう」との発想で始めた平成漫画ロワですが、
この1年の間、古見さんが完結したり、昼飯の流儀がアニメ化したり、マ●シルさんが色んな意味でえらい目に遭っていたりと、「まだまだ平成漫画(ステマ棚)も捨てた物じゃないんだな」と実感する次第でございます。
改めまして、俺ロワ掲示板管理者様、読者の皆様、毒吐き掲示板の皆様、他関係者の皆様に日頃のご愛顧を感謝申し上げます。
中でも、拙作『#018 ラヂヲヘッド(現:『(元)小日向くん』)』での、高木さんのエミュ度の足りなさを指摘してくださったお方には大変感謝しております。
現状、ほぼ意地のみで書き進めている当ロワでありますが、これから非リレーロワの企画を考えている人達の見本となれるよう、どうにか完結まで付き進めたいと思いますので、
これからもこの頭のおかしいロワをどうかよろしくお願いします。
はい。
『頭のおかしいロワ』とは自虐ではありません。むしろ誇りのつもりでいたりします。
次回以降、どんどんどんどん超変化球かつ超展開&そして超発想に参りますので、このただ者ではないロワを、最期の時までご賞味あれ。
932
:
◆UC8j8TfjHw
:2025/08/28(木) 23:10:53 ID:ftVzt7Bs0
>>907
様。
返信が遅れてしまい、大変申し訳ございません。
また、当ロワのページ作成を検討していただき、誠にありがとうございます。
次スレッド以降当スレは『ステマ棚漫画バトル・ロワイヤル』に改題しますので、
正式名称は『ステマ棚漫画バトル・ロワイヤル』で記事作成して頂ければと思っております。
私は幼少期からパロロワ辞典@wiki様に、自分のSSが載ることが夢でしたので、大変光栄に思います。
本当にありがとうございます。
933
:
『人畜無骸』
◆asMWoVpuyo
:2025/09/02(火) 23:25:44 ID:oXQIdaV60
**『人畜無骸』
[登場人物] [[マイク・フラナガン]]、[[藤原千花]]、[[土間タイヘイ]]、[[札月キョーコ]]、[[吉田茉咲]]、[[田村ゆり]]
934
:
『人畜無骸』
◆UC8j8TfjHw
:2025/09/02(火) 23:26:07 ID:oXQIdaV60
…
……
………
──“……ごほっ、ごほっ…!!”
──“…はぁはぁ……マイク…、歌、一緒にいいかな………。”
──『………え? 歌…ですか……?』
──“………なんでもいいよ……。もう、最後だからさ……デュエットしたいんだ…。なぁマイ……、”
──“……んっ…!!! げほっ……!! ゲホ、ゴホッ……がぁ………ッ”
──『リョ、リョージさん!!! …大丈夫デスか………!! あまり無理は…、』
──“……はぁはぁ…。大丈夫…、大丈夫だから…………。…はぁ…はぁ…”
──“……『just the two of us』……あの歌を…歌おう”
──『……………はいっ』
──“……………これが、俺とお前との…最後の共同作業だな……”
……〜♪
………〜♪
──“………マイク…”
──マイク…。
──マイク……。
………
……
…
935
:
『人畜無骸』
◆UC8j8TfjHw
:2025/09/02(火) 23:26:26 ID:oXQIdaV60
◆
「……マイク…さ、…マイ……………」
「…………………」
「────…マイクさんっ!!」
「……あっ!!」
コトコト──、グツグツ────。
マンション二階の一室。男二人、台所にて。
厚手の鍋で煮込まれるカレーからは、マイク・フラナガンを遠い記憶へ誘うほどの『カナダの香り』が漂っていた。
「………だ、大丈夫ですか? …俺、てっきり具合でも悪いのかと思って……。休みますか?」
「いえいえ。大丈夫デスよ、タイヘイさん。…ちょっと昔のこと思い出して、ボーっとしてました」
「そっか。なら良かったです。ほんと、急に固まっちゃうから心配しましたよ」
「ハハハ、それはスミマセン〜…!」
土間タイヘイ・アシストの元、男の料理として仕上げたのは『カナダ式カレー』。
基本的調理工程、スパイスは日本式と大きく変わらないが、このカレーには肉の代わりにサーモンを使う。
隠し味はメープルシロップ。
ぶつ切りにしたサーモン、ジャガイモを鍋に入れ、カレーパウダーを投入後、生米と一緒に煮込む──そんな一風変わった料理だ。
俗名にすれば、さしずめ『カレー風雑炊』とでも名付けれそうな代物である。
スパイスの刺激と甘さ、そして濃厚さ。
、極寒の大地──カナダを彷彿とさせる、その香り。
蓋を開ければ、キッチンはあっという間に北米の風土に抱かれた。
ぐぅう〜…──
「…あっ!! スミマセンスミマセン〜。ワタシ、ちょっとお腹空いてたみたいで」
「ははは! そりゃ俺も同じですよマイクさん。時間はもう朝食どき。…俺だってがっつきたいくらいですから!」
「オー! それはHAHAHAデス〜!! ではタイヘイさん、満を持して皆のトコにもっていきマショウ!」
「ええ!──」
タイヘイは六枚の皿とスプーンを、マイクは大鍋を抱え、四人の女子が待つリビングへと向かう。
自身の胸元にて匂い立つ、カレーの優しい温もりさ。
その味は、かつてのフィアンセ──折口涼二の面影。
料理が不得手なマイクのために、婚約の日々に彼が教えてくれた、唯一のレシピだった。
ウッドハウスのキッチンで、ぎこちなく魚を切り、
不器用な手つきを笑い合いながら、やがてテーブルには二つの皿が並ぶ。
吹雪の夜、窓の外を白に閉ざされながら、温かな皿を挟んで顔を見合わせ、
同じ味を、好きな人と共有して──、
「──(………ハハ。…リョージさん………!)」
──マイクにとっては、決して色褪せぬ思い出の味だった────。
「お〜〜〜いマイク〜〜〜〜!! ちょっと来てくださいよ〜〜♫」
「ん?」 「あ、フジワラさん…」
ふと、リビングの扉越し、玄関の方から声が響いた。
高いトーンで弾むその声は、まるで花が一瞬で咲き誇るように軽やかで、そして同時に場の緊張感を(良くも悪くも)吹き飛ばす無邪気さを持つ。
──藤原千花。ノ〜天気な書記娘の声である。
「どうしたんデスかね〜…。………あ、ではタイヘイさん、申し訳ないデスがワタシ…」
「ええ構いませんよ! …ただし冷めないうちに、手短に〜…で!」
「ハイ!!」
一体なにが話したいのかと。大鍋を託したマイクは、キッチンをあとにした。
………
……
936
:
『人畜無骸』
◆UC8j8TfjHw
:2025/09/02(火) 23:26:39 ID:oXQIdaV60
『ですからぁ〜、…Kレコレさんに……マネーの方、二十万円頂きたいんですけどぉお…』
『だから渡さね〜つってんだろ虚言ババア!!! ったくテメェはよぉ…ボケ!!』
「……んじゃ、そういうわけだから。私がカレーに手つけなくても文句言わないでよねっ。…特に吉田っ!」
「…あ?」
「血以外のモノ口にしたら私、グロッキーになるんだってば!! 『食物無駄にするな〜』とかアホみたいな説教するんじゃないわよっ!! ねぇっ! 吉田!!!」
「…チッ、釘刺すんじゃねぇよ。それくらい分かってるわ…ったく……。──つかおい書記!! さっきからなんなんだよこの動画!!! 悪口しか言わねぇじゃねぇかコイツ!!」
「ほ〜おやおや〜〜? ヤンキーの吉田さんともあろう方が知らないんですかぁ〜〜? 暴露系YouTuberの配信ですよっ!!」
「…ぁあっ?」
「わ、わ?! す、凄まないでくださいよ!!? もう!! ──…今やSNS台頭時代!! 困った時に『ドラえも〜ん』はもう古いんですっ!!──」
「──つまりは〜っ!! コ●たんにバトル♡ロワイヤルのことをリークして、脱出を図ろう〜〜…って考えたんです〜っ!! …もう相談の予約取りましたからね〜! 動画止めないでくださいよ…、──」
──ピッ
「──な?! え、ちょっとゆりちゃんっ?!!!」
「え、なに? ────…何」
「はぁ?! ゆりちゃんが凄んでも別に威圧感ないですからね?!!? もう〜話聞いて下さいよぉ〜!!!」
「いやNICEだから田村。こんな不愉快動画、田村の情操教育に良くないわよ。…ねぇ〜田村〜!! カレーは私がフーフーしてあげるから、安心して食べなさいよ〜!!」
「………札月さんも、いい加減そういうのいいんだけど」
「…キョーちゃんのゆりちゃんに対するこの甘さなんなんですか……?!」
──ガチャッ
「…おっ」
「みんなお待たせ! 今カレーできたから………って!!!──」
「──コラ藤原さんっ!!! マイクを置き去りにするんじゃないっ!!──」 「あれ? タイヘイさん〜マイクと一緒じゃないんですかぁ〜〜〜?──」
「「──…………。…………………ん?──」」
「──えっ…?!」 「──…へ?」
………
……
…
937
:
『人畜無骸』
◆UC8j8TfjHw
:2025/09/02(火) 23:26:56 ID:oXQIdaV60
薄暗い廊下を過ぎて、玄関。
青白い太陽光を遮るように、マイクの目の前には、確かに藤原千花が──いた。
「いい匂いだね、マイク。…カナダ式カレー……だっけか。思わず足を運んでしまったよ」
「………………っ、…………誰…デスか」
──厳密には藤原千花の『声』が、いた。
「ただ、勝手を言うようだけどね。具材がサケとイモだけとは…少し味気ないんじゃないかい?」
「………アナタ…………『何者』なんデスかっ…!!」
彼女と瓜二つ。
──いや、というよりもまんまの声色を放つ、異型の獣。
微風に毛並みを吹かれ、見た者全てを二度見させる容姿の『奴』は、凍りついたマイクを傍目にふと笑い、
どこからともなく一つの『植木鉢』を差し出す。
「だから、『この食材』を持ってきたんだよ。ちょっとした土産だ」
「………え…………? …だ、だから……、」
「…悪かったね、君の武器をさくら棒なんかにして。我々も時間がなかったのだ」
「……答える気はないんデスか……? ……アナタはっ……」
「そうそう。この植木鉢の中身は『マンドレイク』という……まぁ…野菜みたいなものだよ」
「…アナタは誰なんデスかっ…………!!! ワタシに一体何の…、」
「是非とも君には『引っこ抜いて』、味見してもらいたいさ。主催者直々のプレゼントだよ」
「………………え…?」
「ははは。──」
奴は──。
唐突の来訪者である奴は、植木鉢──植生魔物『マンドレイク』をマイクの足元へ寄せて──、
「──私、────【主催者】からの──ね」
「…えっ」
──AIが描いたイラストかのような偽装された笑みを浮かべた。
◆
#075『人畜無骸』
◆
938
:
『人畜無骸』
◆UC8j8TfjHw
:2025/09/02(火) 23:27:23 ID:oXQIdaV60
折口涼二の死。
午後1時36分17秒、電話口でその報せを受けたマイクに、哀しみの情が押し寄せたのは実に二十五分後の事だった。
理解を拒んだ事実が脳を打った時、──まず彼は呼吸を忘れた。
次に──いま自分がどこにいるのか、その座標をも見失った。
────そして、脈々と伸びていく汗の感触で、自分という存在を辛うじて自認できていた。
「……大声…出しマスよ」
「ん? それは何故だい、マイク」
「それとも、吉田さん達を……皆さんを連れてきたほうがいいデスカ……ッ。──」
「──主催者ッ………!!」
早朝、無音の廊下。
時間を停止させられたかのような、──霊安室にも似た沈黙の中。
立ち尽くすマイクの額からは、一筋の汗がゆっくりと滴り落ちていく。
「…確かにそうだね。君たちにとって私は憎悪の対象。ましてや一対六、立場は圧倒的不利だ。捕まった暁にはどうなることやら…。…私には想像の勇気がないよ」
「…何をふざけているんデスかッ…!!! ……あなたは…ッ、あなたのことは絶対に…ワタシたち…許すことができな…、」
「ただね、私は君との一対一を望みたい思いかな。いいかい、マイク。藤原千花…土間タイヘイ…札月キョーコ…吉田茉咲…田村ゆり。──」
「──君が大声を上げた瞬間、以上五人の首輪を爆発させます。そして折口夏菜の家を燃やします」
「………ッ…?…!!!」
「………ははは、陳腐な脅迫をして申し訳ないね。私も性格上、気が進まない発言だったから、ご容赦してもらえないかな」
「……。……な、…………なんなん…デスか………ッ」
「…ありがとう、大声を出さないでくれてね。……やっぱり君は優しい心の持ち主だよ、マイク」
吐息が、異様なほど冷たく頬を撫でた。
気がつけばマイクの膝は崩れ落ち、巨体は制御を失ったように震えていた。
汗を抑えきれず、表情を強張らせながら、ただその場に押し留められているマイク。
──そんな彼へ、慰めるかのように優しい声をかける【主催者】。
いや、奴が雄《男》なのか、メスなのか。そもそも人間なのかさえ今は知れず。
奴もまた気が付いた時には、四足歩行の容姿から、藤原千花へと姿を変じていた。
「……うーん、そうだな…。常日頃から『都合の良い嘘』で人々を欺く私とはいえ、…優しい君に嘘を付くのは多少罪悪感がある。…そこで、率直に述べるとするよ」
「………え…」
黒いリボンをわざとらしく整えた後、主催者はマンドレイクの葉に指を這わせた。
「マイク。君には優勝してもらいたいのさ」
「………ッ、……優勝って…それは…」
「ああ、皆殺しだね。だが君が気負う必要はない。──」
「──……このマンドレイクという魔物はね、引き抜けば雄叫びをあげる。聞いた者の精神を、粉々に砕くほどの絶叫をあげるのさ。──」
「────いわば、発狂するってわけだね。…形は違うとはいえ、マンドレイクも、そして君自身も」
「…………発…狂……………」
「知らず知らずの内…。意識が混沌とする中、君の身体が勝手に暴れて、そして目を覚ましたら優勝という筋書きさ。どうだい、これほど楽な殺し合いは中々無いと思うよ」
「………………」
「正直私はね、君に大いな期待をしているのだよ。なにせこの恵まれた体格にこのパワー! 優勝候補としてはチップを山積みにしたいほどさ。…ははは。──」
「──だから君は、ただマンドレイクを引っこ抜けば良い。それだけなんだよ」
「………………ッ。──」
地中に埋まるマンドレイクの半目に、睨まれた気がした。
マイクに注がれる、乾ききった二つの視線。──内、一つはなんとか潤いを偽装した視線。
無論、マイクにはそんな微笑みなど通用する筈もない。
「…………アナタ、怖い物知らずデスね………」
「…ん? ……それは褒めているのかな。それとも皮肉かな?」
939
:
『人畜無骸』
◆UC8j8TfjHw
:2025/09/02(火) 23:27:34 ID:oXQIdaV60
「…ッアナタは愚かだッ…!!! 『怖い物知らず』なんて…良い風に言っただけの言葉……ッ。アナタは愚かだから…ワタシたちの怖さを知らないんダヨッ…!!!!」
「………」
悪魔の目になど合わせることなく、彼は力いっぱい植木鉢を払い除けた。
邪魔だった。自分には十分過ぎるほどに邪魔だった。
視界にさえ、入れたくなかった。
940
:
『人畜無骸』
◆UC8j8TfjHw
:2025/09/02(火) 23:28:07 ID:oXQIdaV60
「……吉田さんに…ッ、田村さん、タイヘイさん、キョーコちゃんに藤原さん………ッ!! アナタは参加者誰一人の怖さを…知らないッ…! 何もかも知らないんだッ………!!!──」
「──何よりも…アナタは、ワタシのことを一ミリさえ分かっていないッ…!!! …何が“プレゼント”…デスか…? …ッふざけるのもいい加減にしてくれッ!!!!──」
「──ワタシは優勝なんて考えていないッ…!!! あなたの見込みは的外れ…何も分かっていないんだッ!!!!──」
「──だからもう出ていってくれ…ッ!!!!!」
「…ぽくぽくぽくぽ〜〜…。……いやぁ、それは困りましたよ〜マイク〜〜♫」
「…ぃいッ!!!! だから出ていけと言っているダロッ!!!!」
ましてや藤原千花の姿と声で、耳を汚すような囁きをしてくる奴は、爆発的な不愉快さだった。
マイク・フラナガン。
──亡くなった涼二を以てして、マイクが激昂する様は見たことが無いという。
朝起きても、夜疲れていても常にニコニコ温厚で。
つい彼に当たることがあれば、何一つ非は無いというのに謝ってきてくれる。──お菓子とお酒を愛する、温厚人物だった。
そんなマイクをここまで激情させ、感情のままに言葉を吐かせた────【奴】。
奴──主催者を、『怖い物知らずの愚者』と評したのは、モノの見事といえようか。
遭遇依頼、初めて面と向かい、睨みが止まらないマイクの目を見ても、藤原千花の無邪気な瞳はただ一切の揺らぎを見せなかった。
「……ぃッッ…………」
「……ははは。にらめっこなら、夏菜ちゃんとする方がいいんじゃないかな」
「ッッッ…!!!!」
無邪気にして醜悪なその笑みに、掌で握り潰したい衝動が胸を焼く。
だが──理性が、最後の良心が、それを押しとどめた。
偽物であれ、憎むべき主催者であれと。藤原千花の顔を傷つける真似は、彼にはできなかった。
「………もういい。アナタのことは知らない。……関わったワタシが馬鹿デス」
「…おや、おや」
相手にするのも馬鹿らしい、と。
そう自分を誤魔化しながら、マイクは踵を返し、リビングへ戻ることを思い立った。
ただ、『誤魔化す』とは言っても、僅かばかり不器用である彼には百パーセント包み隠すことはできない様子で。
主催者視点からして、ゴツゴツしたその背中からは、目には見えない怒りのオーラが隠しきれていなかった。
──それでもマイクは、後を去り、なんとか主催者との遭遇を『無かったこと』にしようと奮闘した。
「おーい。マイク〜、どこに行くんだ〜〜〜い?」
「………………………」
たとえ、緊張感のないほんわかした藤原千花の声が、彼を挑発するかのように追いすがってこようとも。
マイクは堪え続けた。
「“ワタシのこと何も分かっていない”──そう言ったけど、私は君のことを全部知っているのだよー?」
「……………………………」
一歩、また一歩。
確かに遠ざかっていく背中へ、声は執拗に張り付いてくる。
「そりゃ主催者の務めだからね。君の家族や過去、折口夏菜ちゃんとの関係や、弥一が君をどう思っていたのかも………。私は全て知っているのだよ〜〜、マイクーー」
「…ッ、………………………………」
主催者とて偽装するほどの余裕さがなくなってきたのか。
藤原千花の声に、時折野太い男が混じり入った声で、奴は執拗に呼びかけ続けた。
「君の亡くなった婚約者──涼二のことだって、私はなんでも知っているのだからなァアーー」
「……………っ。──」
「──……………………………………」
“それが切り札のつもりなのか”──。
“リョージの名を出せば足を止めると思ったのか”──。
941
:
『人畜無骸』
◆UC8j8TfjHw
:2025/09/02(火) 23:28:18 ID:oXQIdaV60
マイクはそう思ったのかもしれない。
だが、どうあれ彼は振り向かない。
語らぬ背中を突きつけたまま、歩みを止めることはなかった。
「おーい!! おーーい!!」
何度も何度も呼ばれても、
「おいって。…おい。おーいっ」
声質が完全に、化けの皮が剥がれ。男の声と化しても、
「……おーいッッ!!!!」
「………………」
942
:
『人畜無骸』
◆UC8j8TfjHw
:2025/09/02(火) 23:29:04 ID:oXQIdaV60
マイクは空腹の事ばかりを無理矢理考えて、無視を決め込んだ。
リビングに続くドアノブを、力を抑えて押し込むマイク。
──その握り拳を、普通の人間なら憎たらしい主催者奴へ、絶命の限り決め込むというのに。
主催者の言葉通り、
────マイク・フラナガンは、本当に『やさしい人間』であった。
「おーい!!!」
「………」
「────おい。……待ってくれよ、マイク」
「…………………えっ」
六度目の「おーい」が響いた時。
マイクの手は、ドアノブから弱々しく落ちていった。
「……え…………」
「ははは、やっと振り返ってくれたか。マイク」
その声はもはや藤原千花のものとは全く似つかわぬ、三十代半ばの男──低く湿った響きだった。
振り返る必要などない。
無視しなければならないと、自分に言い聞かせていた。
絶対に応じてはならなかった。
──だが、人は、過去に縛られる生き物だ。
もし、失くした宝物が見つかったという情報を耳にしたら。
もし、夢の中で亡くなったペットに声をかけられたなら。
もし、三途の川の向こう岸に、大切だったあの人が立っているのだとしたら。
「……………ぁ、あ…………」
──分かっていた。
罠であることは、分かっていたはずだった。
それでも、マイクの瞳に映る────その男。
「やぁマイク…。元気だったか?」
「リョ………リョージ…さ…………」
植木鉢を片手にニコリと微笑む、
────折口涼二の姿を。その声を、目の当たりにして。
「……俺との『約束』………、果たしてくれたよな?」
「………ぁぁ、あ………リョ、リョージ……………ッ」
「ははは。ワガママで悪いけどさ、もう一つ約束…頼めるかな? …いや、その話はいいや。ともかくさ…」
「…………え?」
943
:
『人畜無骸』
◆UC8j8TfjHw
:2025/09/02(火) 23:29:26 ID:oXQIdaV60
「……好きだ。もうずっと一緒だよ………。何があっても絶対に離さない。──」
「──………愛してるよ、マイク…」
「…リョ、リョージ………さ…、」
マイクの全身から力が抜けてく。
霧散するように、怒りが消え失せていた────。
──────ブチュリッッ……
──ベチャッ……ベチャ、ベチャ……
「………………………ぇ」
刹那。
内側から押し広げられた風船のように膨れ、音を立てて弾け飛ぶ──涼二の肉体。
四肢は節ごとに断たれ、顔は輪郭を失い、ねじれた蝋細工のように飛散する。
手足、臓腑、眼球、脳漿、筋繊維。
赤黒い破片が空中に散り、降り注ぐ雨。
床に叩きつけられ、ピクピクと温もりを保った臓物と骨の破片──。
──亀裂まみれの顔面の涼二。
「ぁ…あ、あ。ぁあ、あ…」
「…イッ、イイ………ッ」
──張り裂けんばかりの高笑いを噴き上げながら、涼二はマイクの眼をがっちり合わせた。
「やあ、マイク!!」
「ぁぁああ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!!!!!!!!!!! あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙ッッッ!!!!!!!!!」
「あははははははははははははハハハハハハハハハハハハはははははははは──────っ!!!!!! あ゛っははははははははははははは!!!!!!!!」
944
:
『人畜無骸』
◆UC8j8TfjHw
:2025/09/02(火) 23:29:59 ID:oXQIdaV60
「ぁぁああ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!!!!!!!!!!! りょ、りょうじざぁァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!」
「ひひひひ……はははは……あ゛っはっはっはぁぁぁっ!!! 痛い痛い、死ぬのはイヤだよぉ……あーっははははははははッッ!!!!」
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!!! あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ッッッ!!!!!!!!!!!」
「ぼっくんをまた一度見殺しにする気かいっ!!!? そんなのは嫌だ…嫌だぁああああ!!!! 痛いよぉおおおおおおおおおよよよよよよよよよよよよよよよよよよよよよよよよよ!!!!!──」
「──あはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははっっっ!!!!!!!!!!」
945
:
『人畜無骸』
◆UC8j8TfjHw
:2025/09/02(火) 23:30:11 ID:oXQIdaV60
もう、かつての落ち着きを見せていたマイクはいなかった。
髪を乱し、自身の頭をわしづかみにしながら、喉を裂くような絶叫を吐き続ける。
指の間からは汗と血がにじみ、爪が頭皮に食い込む。
理性の残滓などすでに砕け散る。
ただ「あ゛」の連なりだけが、獣のように響き渡るのみ。
脳細胞が一秒ごとに潰れていく錯覚の中、頭を真っ白にしてマイクは叫び続けた。
「あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙」
「…す、素晴らしいっ!!! 君の優しさは存分に認めるとしよう、この私は!!!」
そんなマイクを、心の底から慰めるように。
ズルリっ、ズルリ──とトマトソースのように崩れた涼二が、彼の体へ纏わりつく。
崩れ落ちた膝から、胴にかけて。首元まで、スライムの如くゆったりと。
──ズボッ──。
赤黒いスライムから、引き裂かれんばかりに口角を上げる、涼二の顔が浮き上がる。
「だが私はね、優しさとは『余裕』がある者の特権だと思っている!! だからこの世の中は陰湿で悪い人間ばかりなのさ!!! 皆、余裕なんてないのだからぁ!!! さて、君はあるかね?! 今、余裕なんてものは、心にあるのかね?!!!」
「あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙ぁぁぁ…」
「そうさないとも!!!! 君の心はもう容量オーバーだ!!!! …私は知っているぞ?! なんでも知っているぞ!!!! 折口涼二のことは、君以上に知っているのさぁ!!!!」
「ぁぁあ…あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙…あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!!!!!!!!!!!!」
──片目を零し、肉が崩れてぐずぐずに溶けた涼二の顔。
──静かに笑みだけを貼りつけるその顔は、指一本も入らぬほど近い距離で。
946
:
『人畜無骸』
◆UC8j8TfjHw
:2025/09/02(火) 23:30:29 ID:oXQIdaV60
「涼二の死因は病死なんかじゃない!!! 自殺なんだよ!!! 就寝前、インシュリンをあえて打たなかったことによる自殺!!!! その選択を私はこの目で見たのさぁ!!!──」
「──彼の最期の言葉も聞いたぞ!!! 『どうして俺は、普通じゃないんだ…』──彼は同性愛を疎む世の中を恨んで、怨念のまま死んだんだ!!!! 未練たっぷりに死んだんだよ!!!!!──」
「──涼二は生きたかった!!!! ほんとは生きたかったのに許してくれなかったんだ!!!! 愚母が…愚父が…愚かな弥一が!!!!! 世の中がぁ!!!! …だから、偏見のない世界を作ることこそ、君の役目なんだよっ!!!!!!──」
──血交じりの唾液を激しく散らした後、奴はマイクに──、
「────『弟の夫』マイク・フラナガンくん。私なら、君と涼二の【約束】を叶えられるんだよ」
「ぁ、ぁ……ぁ……………………」
────悪魔らしく、優しい声色で囁いた。
──ガチャリっ────と、ドアが開かれる。
現れた者は土間タイヘイ。凄まじい雄叫びに慌てて駆けつけたのだ。
「大丈夫ですか!? マイクさん!!」──そう声をかけようとした時。もう、涼二──主催者の姿はなかった。
「……え?」
「………」
「………マイク…さん?」
丸太のような腕から引き上げられる、一本の『魔物』。
──マイクの代わりとして──、土から引っこ抜かれたマンドレイクが、事のすべてを雄弁に説明するまでだった。
…
……
キィヤアァァアエエエエエエエエエエエエエエエエッッ─────
エエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエェェェ─────────ッッ
……
…
947
:
『人畜無骸』
◆UC8j8TfjHw
:2025/09/02(火) 23:30:48 ID:oXQIdaV60
◆
歌を、歌えば、
気が晴れるらしい。
…
……
──“悲しいときは歌えばいいんですよっ!”
──“歌には不思議な力があります! 悩んでるときはまず歌えば、バッと気が晴れるものなんです!!”
……
…
誰が言った言葉だったのか、もうマイクは思い出せなかった。
「…ゲキキキキ……!!──」
「──♪One day〜, in the forest〜〜…ゲキャキャ!!」
(♪ある日〜、森の中〜)
「♪I met〜, a bear〜〜♫ ききき!!!」
(♪熊さんに〜、出会った〜)
実に楽しげな笑みを浮かべ、町を闊歩する男──マイク・フラナガン。
彼が唯一覚えていたのは、
──マンドレイクの叫びで泡ぶくを噴き出した、土間タイヘイのこと。
──自分が標的に定めた、四人の女子たちのこと。
──馬乗りになって、鼻血が出てもなお、拳を浴びせ続けた、札月…キョー…………のこと。
──自分の頭へ、木刀で殴りかかってきた……吉田……ま………………のこと…。
──勝てないと見込み、たむ……ら…………と、タイヘ……と…、。デイバッグを置き去りに……、三人を抱え逃げる…………よし…だ………と…きょー………のこ、と……………。
──そ、し……て。
──………抱えられたうちの、『一人』……、桃色髪の女子の脚を……掴み上げ、
──………四人を追いかけることを…放棄し………、ピンク髪の………彼女だけの…抹殺を…開始…する……。
──…ベランダから………放り投げて、…………地面に…叩きつける轟音を響かせた………………、
────…名前の忘れた、あの子。
「………。──」
948
:
『人畜無骸』
◆UC8j8TfjHw
:2025/09/02(火) 23:31:05 ID:oXQIdaV60
「──On a flower-blooming forest path〜〜〜♪──」
(花咲く森の道〜〜♪)
「──♪a bear〜…、」
(くまさんに〜…、)
「…出会っ……た…ぁ………………♪」
「………………」
「……マイ…ク…………。…つらい……とき…は………一緒…に……歌いましょう…よ…………」
「……………ぃいぃい?」
彼の歌声に、足元からかすかなハモりが重なる。
「…独唱は…つまら、ない…で…しょ…………?」
「……………ぃいい〜??」
「………だから……行かない…で………よ………………」
ズタボロで、目から光が消えかかっている彼女。
倒れ伏せる彼女を見ても、マイクがとどめを刺さなかったのはどういう心境か。
単なる偶然なのか。
それとも、まだ心の奥底に、『本来のマイク』が残っている証なのか。
「………oh,…産め!!! 産め神の子を!!!! しゅうう〜〜〜りょぉおおお〜〜〜〜〜〜〜!!! ゲキャキャキャ!!!」
「…ま、いく………………………。──」
「──……ぅっ…………」
何はともあれ、マイク・フラナガンは『考える』という煩わしさをもう放棄しきり、獲物を探しに歩き続ける。
全て忘れ切り、
自分さえも完全に見失っても、
──『歌うこと』だけは忘れずに。
「………。──」
「──………二番〜、にばん〜〜〜〜〜〜!!! パチェ湖の汁を添加したぱちゅたぁ〜〜げいっげいっげぇえええ〜〜〜〜〜!!!」
意識の途絶えた藤原千花を振り返ることなく、一人、街をさまよい続けた。
949
:
『人畜無骸』
◆UC8j8TfjHw
:2025/09/02(火) 23:31:16 ID:oXQIdaV60
♪
くまさんの、言うことにゃ、
お嬢さん、お逃げなさい、
すたこらさっささのさ…、
すたこらさっささのさ…………。
【札月キョーコ@ふだつきのキョーコちゃん 第一回放送通過】
【田村ゆり@私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!! 第一回放送通過】
【吉田茉咲@私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!! 第一回放送通過】
【土間タイヘイ@干物妹!うまるちゃん 第一回放送通過】
【藤原千花@かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜 第一回放送通過】
【マイク・フラナガン@弟の夫 第一回放送通過】
950
:
『人畜無骸』
◆UC8j8TfjHw
:2025/09/02(火) 23:32:15 ID:oXQIdaV60
【1日目/G5/住宅街/AM.05:11】
【藤原千花@かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜】
【状態】気絶、暴行痕複数
【装備】護身用ペン@ウシジマ
【道具】ワードバスケット@目玉焼きの黄身
【思考】基本:【対主催】
1:………マイ…ク………。
【マイク・フラナガン@弟の夫】
【状態】精神完全崩壊
【装備】なし
【道具】なし
【思考】基本:【マーダー(発狂)】
1:rfghfれghfげrhfrghjけgqhgfrへgbふへrhfヴぇrhfgrへgfrgfh
【チーム・キョンシーズ】
【札月キョーコ@ふだつきのキョーコちゃん】
【状態】暴行痕複数、鼻骨折
【装備】なし
【道具】なし
【思考】基本:【静観】
1:マイクに激しい恨み。
2:ふ、藤原…藤原が…ぁ………!
【田村ゆり@私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!!】
【状態】ハーフフット(ロリ化)、キョンシーの服装
【装備】なし
【道具】なし
【思考】基本:【静観】
1:……な、なにが起きたの………。
【吉田茉咲@私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!】
【状態】暴行痕複数
【装備】木刀
【道具】タイムマシンボール@ヒナまつり
【思考】基本:【対主催】
1:………マイクの野郎ッ!
【土間タイヘイ@干物妹!うまるちゃん】
【状態】意識消絶、背中に痣(軽)
【装備】なし
【道具】ボイスレコーダー
【思考】基本:【静観】
1:…………………………。
951
:
◆UC8j8TfjHw
:2025/09/02(火) 23:32:48 ID:oXQIdaV60
【平成漫画ロワ バラしていい範囲のどうでもいいネタバレシリーズ】
①つい先日散々大絶賛しておいてアレですが、『颯爽と走るトネガワくん』からChtagtに書かせるのやめました。
②理由は単純。自分で書いた方が楽しいから。
③せっかく1年も書いてきて、自分なりの手つき・小説論を掴んできたものですから。これからも、私の癖全開な文体で書き進めて行こうと思います。
④つまり、何を一番に言いたいかと言うと、挿絵も手書きで始めるので急激に画力が劣化します。ご了承ください。
【次回。多分9月9日投下。】
──勇者であれ。
──Be ambitious.
「我が友よ冒険者よ」…来生、ライオス、ハルオ、オルル、早坂
同時上映「め組の」…うっちー、早坂
952
:
◆UC8j8TfjHw
:2025/09/02(火) 23:33:41 ID:oXQIdaV60
【お知らせ】
今回をもって、この「どうでもいいネタバレシリーズ」はラストになりました。
これまでゴアイコーいただきありがとうございます。
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