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☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第115話☆

626ざふぃりいん:2013/03/06(水) 11:00:04 ID:s0UQTexU
 だが幸か不幸か、ザフィーラはまだ射精するまでにまだ若干余裕があった。

「もう少し、待て。我慢しろ」

「そんな……ふぅ! むり……むりだぁ……」

 いやいやをするように首を振って嘆くリインフォースだが、こればかりは勝手が利かない。
 単調で力強いピストンの律動を早めながら、ザフィーラは絶頂を目指して動き続ける。
 リインフォースはきゅっと下唇をかみ締めて、必死になって耐えた。
 ごつん、ごつん、と子宮口を肉棒で突かれるたびに、意識が真っ白になりそうなくらい強い快感が駆け巡る。
 それを耐えるのは、ある意味拷問に近かっただろう。
 だが、終わりはほどなく訪れた。

「そろそろ……出すぞ」

「ふぅああ! きて……はやく、はやくぅ……ん! はああ!! だして! あついの、いっぱいぃ!!!!!」

 強く抱きつき、柔らかく張りのある乳房を押し付けながら、甘く叫ぶリインフォース。
 彼女の欲するものは、すぐにぶち撒けられた。
 体の一番奥で、どくどく、と振動が弾ける。
 熱く粘ついた何かが溢れ出て、膣をいっぱいに満たしていった。
 結合部からぶくぶくと泡を立てて零れていく青臭い液体。
 恍惚と満足、充実感が、身も心も染め上げる。

「あぁぁ……でて、る……せいし、いっぱい……」

 今まで何度も力のままにザフィーラを掻き抱いていた体から、ついにふっと力が抜けた。
 最上級の絶頂の快楽が、あまりにも強く、意識は半ば白く虚ろになっていた。
 深く甘い余韻の中で、ぐったりとベッドのシーツに落ちる彼女の肢体。
 その上に、褐色の肌が労わるように触れ合った。

「大丈夫か」

 目覚めた時と同じように、優しい指遣いでザフィーラが汗で濡れた銀髪を撫で梳く。
 その心地良さに陶酔しながら、リインフォースは充溢の微笑を浮かべた。

「ああ……」

 頬に触れる、ごつごつとした、太い指。
 彼の手に自分から顔を摺り寄せながら、目を瞑る。

「……お前は、いつも優しいな」
 
 そっと呟く。
 意識はまどろみに溶けかけて、再び眠りの世界が近づいていく。
 心地良い余韻の中、ふと思いを巡らせた。
 そういえば、二人の関係がこんな風になったのは、一体いつごろだったのだろうか。
 と。
 あの聖夜から生き長らえたリインフォースの命が消える日も近い。
 だから、だろうか。
 湧き上がる恐怖や不安をはやてたちにひた隠し、一人静かに泣いている自分を癒してくれた、涙を受け止めた男の胸板の逞しさ。
 そこに甘えるように何もかも差し出して、肉の交わりを持つようになって。
 男女の愛か、寂しさを紛らわせるだけの逃避なのか、卑しい肉の体の欲求か。
 そのどれであっても、ザフィーラは変わらず受け止め、癒してくれただろう。
 
「抱いてくれ……もっと、もっと強く」

 彼の分厚い胸板に顔を寄せながら、リインフォースは震える声でそう囁いた。
 ザフィーラは答えなかった。
 ただ、その手で応えた。

「……」

 無言のまま、ただ強く、太い腕に力を込めてリインフォースを抱き寄せる。
 強く、ただ強く。
 誰もが寝静まった八神家の一室で。
 誰知る事とてない二人の時間は。
 静かに、ただ静かに、夜の静寂の中で続いた。


終幕




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