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☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第115話☆

434キス 2:2013/02/11(月) 11:10:43 ID:dQ8saOv6
 それを十分に堪能し、紙巻きを口から離して、息を吸った時と同じくらいゆっくりと吐き出す。
細い紫煙が揺らめきながらのぼり、霞んで消えていった。
 発掘作業や無限書庫での検索業務、論文執筆で根を詰める時。精神安定と気分転換を求めて吸う、
スクライアが独自配合した紙巻きだ。
 それ程頻繁に使う物ではないのだが、市販されているわけではないので作成にどうしても手間を要する。
空いた時間にこうやって補充するしかないのが欠点だ。それに、作って長い間放置していると
香りも味も落ちてしまうので、大量に作り置きしておくわけにもいかない。
 とりあえず、シガレットケース1箱分。吸うペースを考えると、これが美味いままで吸える適量だ。
 さて、もう一口と紙巻きを咥えようとしたところで物音が聞こえた。それはドアのスライドする音。
来訪者を告げる音だ。当然ロックは掛かっているので、来訪者はそれを解除して入ってきたことになる。
 それができる来訪者はただ1人のみ。足音が徐々に近づいてきて、
「ユーノ君、こんにち――」
 声を掛けながらドアを開けて姿を見せたなのはが、ユーノを見て固まる。その視線はユーノの
手にある物に注がれていて、次にユーノが作業をしていた机に向けられて、
「だっ、駄目だよユーノ君! 管理局員が葉っぱに手を出すなんてっ! 管理局員じゃなくても駄目だけどっ!」
 盛大な勘違いを放ってくれた。タバコは駄目だよ、くらいの誤解を受けることはユーノも覚悟していたが、
まさかそこまで飛躍するとは。




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