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☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第115話☆
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全てが終わっても、エイミィは身体を縮めて、無残な姿で凍えそうな子猫のように震えていた。
簒奪者である筈のユーノの顔には、達成感の欠片もなく、空虚な瞳で小雨の降りしきる公園の暗がりを見つめていた。
ユーノはぼんやりとした視線を、凌辱され尽くされた彼女の秘所に落とす。
そこに流れる、見まごうことなき純潔の証の血を見つめて、静かに嘆息をする。
「婚約者相手に、結婚するまで貞節を守るだなんて、生真面目な君らしいや」
小雨は徐々に雨脚を強め、情事の熱の冷め行くユーノの肌を、容赦なく打ちつけた。
……全てを幣として差し出して、遂にユーノは何一つとして手に入れられなかった事を悟った。
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「はじめまして、モコ・グレンヴィルです。今日からこの無限書庫でお世話になります」
少女は勢い良く頭を下げた。
「じゃあ、分からないことがあれば、当面はわたしに聞いてね」
「はい、よろしくお願いしますっ、ローレル先輩」
ところで、とモコは目を輝かせてローレルに訊ねた。
「こちらの無限書庫には、名物になってる凄い司書長さんがいるって聞いたんですが……?」
その言葉を聞いた職員一同の表情に、苦々しい翳りが生まれたのにモコは気付かなかった。
「ああ、彼ね……」
そう呟くローレルの言葉の端には、諦めの響きがあった。
ローレルは手早く手元の端末に、ユーノ・スクライアの顔写真と公開されている個人情報を表示して、モコに突きつけた。
「はい、これがうちの名物司書長、ユーノ・スクライアさんね。もし廊下ですれ違うことでもあったら挨拶しといて。
……と言いたいところだけど、そんな機会はまず無いでしょうね」
モコは、ユーノの顔写真を食い入るように見つめて、瞳を輝かせた。
「うわあ、司書長さん、凄いイケメンじゃないですかぁ!
齢もあたしと幾つも変わらないし、こんな大きな施設の司書長さんなら年収も凄そうだし、あたし、アタックしちゃおうかなあ!」
その言葉を聞いて、ローレルは気まずそうに目を逸らして頬を掻いた。
「う、うん、まあ、わたしもちょっと前まではそう思ってたんだけどね」
「? ユーノ司書長、なにか酷い欠点でもあるんですか? 女癖が悪いとか……」
「そういう訳じゃないんだけど、ちょっとね……」
ローレルに耳打ちされた内容を聞いて、可笑しくて堪らないとばかりにモコは吹き出した。
「何それ、変〜なの! やっぱり、天才肌の人って変人ばっかりなんでしょうかね?」
やってられない、とばかりにローレルは宙を仰ぐ。
「そうそう、天才サマの考えてることはわたしら凡人には分からんわ。
せっかく猫被って媚売ってたわたしが馬鹿みたいじゃん。
あ〜あ、どこかに金持ちでいい男、いないかな〜」
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