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☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第102話☆

1名無しさん@魔法少女:2010/01/27(水) 22:25:53 ID:PTO7s./k
魔法少女、続いてます。

 ここは、 魔法少女リリカルなのはシリーズ のエロパロスレ避難所の5スレ目です。


『ローカル ルール』
1.リリカルあぷろだ等、他所でのネタを持ち込まないようにしましょう。
2.エロは無くても大丈夫です。
3.特殊な嗜好の作品(18禁を含む)は投稿前に必ず確認又は注意書きをお願いします。
  あと可能な限り、カップリングについても投稿前に注意書きをお願いします。
【補記】
1.また、以下の事柄を含む作品の場合も、注意書きまたは事前の相談をした方が無難です。
  ・オリキャラ
  ・原作の設定の改変
2.以下の事柄を含む作品の場合は、特に注意書きを絶対忘れないようにお願いします。
  ・凌辱あるいは鬱エンド(過去に殺人予告があったそうです)

『マナー』
【書き手】
1.割込み等を予防するためにも投稿前のリロードをオススメします。
  投稿前に注意書きも兼ねて、これから投下する旨を予告すると安全です。
2.スレッドに書き込みを行いながらSSを執筆するのはやめましょう。
  SSはワードやメモ帳などできちんと書きあげてから投下してください。
3.名前欄にタイトルまたはハンドルネームを入れましょう。
4.投下終了時に「続く」「ここまでです」などの一言を入れたり、あとがきを入れるか、
   「1/10」「2/10」……「10/10」といった風に全体の投下レス数がわかるような配慮をお願いします。

【読み手 & 全員】
1.書き手側には創作する自由・書きこむ自由があるのと同様に、
  読み手側には読む自由・読まない自由があります。
  読みたくないと感じた場合は、迷わず「読まない自由」を選ぶ事が出来ます。
  書き手側・読み手側は双方の意思を尊重するよう心がけて下さい。
2.粗暴あるいは慇懃無礼な文体のレス、感情的・挑発的なレスは慎みましょう。
3.カプ・シチュ等の希望を出すのは構いませんが、度をわきまえましょう。
  頻度や書き方によっては「乞食」として嫌われます。
4.書き手が作品投下途中に、読み手が割り込んでコメントする事が多発しています。
  読み手もコメントする前に必ずリロードして確認しましょう。

『注意情報・臨時』(暫定)
 書き込みが反映されないトラブルが発生しています。
 特に、1行目改行、且つ22行以上の長文は、エラー表示無しで異次元に消えることがあるそうです。
 投下時はなるべく1レスごとにリロードし、ちゃんと書き込めているかどうか確認をしましょう。

前スレ
☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第101話☆
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12448/1259008244/

878名無しさん@魔法少女:2010/03/06(土) 19:41:49 ID:06l6Ke7k
ヴィヴィオ「キャオラッッ」
アインハルト「〜〜〜〜〜ッッッ」

879名無しさん@魔法少女:2010/03/06(土) 19:59:19 ID:19WXQppA
なのは「強くなりたくば喰らえ!!! 」
ヴィヴィオ「え・・?」
なのは「アインハルトとやら・・自己を高めろ 雌として」
   「飽き果てるまで食らわせつつも―――― 「足りぬ」雌であれ!!! 」
   「祝福するぜ 二人とも」
エロパロ的にこうですね、わかります

880シロクジラ:2010/03/06(土) 20:27:39 ID:ABQVOmME
むずかしいことは僕にはよくわからないけど、つまりみんな男になればいいのさ。

先日投下した、無差別性転換SSの続きを落とします。
注意事項
・見苦しい描写が大量にアリます。ウホッ
・女性キャラだろうと容赦なく(アー イイ男に
・だから性転換とか苦手な人はスルーしましょう

NGはIDで

881シロクジラ:2010/03/06(土) 20:28:26 ID:ABQVOmME
「TSした人たちのラブソング」(1)


※前回のあらすじ→電動こけし型ロストロギアの暴走により、主要メンバーがTSし大惨事。


件の電動こけし(美少女プリントされてる)の暴走の被害は凄まじかった。
クロノが茶目っ気を出して起動したばっかりに、機動六課メンバーの半数が性転換してしまったのだ。
機動六課メンバー、といってもモブとかではない。みんな大好きなエロい美少女や美女がこぞってガチムチボディとかになった。
主な被害者が「はやて」「フェイト」「ヴィータ」「シグナム」などで、巨乳だとガチムチ率が異常に高かった。
大胸筋と股間のリボルバーカノンの発達具合が凄い。朝立ちとかほとんど嫌がらせである。
一部で「男キャラが女になればマリみてじゃね!?」と不埒な発想をした人間もいたが、大惨事の前には些細なことだった。
というより美女が朝起きたらガチムチ系男子だったとか「じょ、冗談じゃない」と言い放って逃げるヤツの方が多かった。

まさに 地 獄 ! !

さて、なんとかTSしちゃった人たちが元に戻ろうと苦労していると、ロストロギア対策課による解析結果が提示された。
そこにはTS後の結果がことこまやかに乗せられており、元の身体に戻る方法も書いてあった。
その内容とは……TSしてしまった元男にとっては過酷の一言であった。
TS被害者に届けられた一通の電子メールこそ、地獄の始まり……。

《TSしてしまった元女は、TSした元男とセックスすべし。やれば直る可能性あり》
《なお、粘膜を通しての体液交換が重要なので、避妊とコンドームは厳禁》

絶対悪意がありそうなメールだが、怒りと恥辱で理性を失った被害者を狂わせるには十分!
そういうわけで――TSした現美女を狙ってそれを追い掛け回すTSガチムチという地獄が展開された。
現在、クラナガン上空は恐怖の魔法追跡劇の舞台だった。捕まれば輪姦が待ち受けるのである……!
よって元男の美女たちは必死こいて逃げた。誰だって陵辱されるのは嫌だから。

「待てザフィーラ! 私たちと セ ッ ク ス しろ!」
「逃げるなよ、ベルカの騎士だろ?」
「大丈夫、お薬も用意したから!」
「女でSEXはいやだぁあああああああああああああああああああああああ!!」

猛スピードで逃げる青い狼を追いかけるのは、大胸筋と股間の逸物が逞しいス○ローン似のシグナムと、
ショタスキーが喜びそうなヴィータ少年、そして金髪優男っぽいシャマルだった。
全員、バリアジャケットはいつものスタイルだったため、色々と倒錯した格好だが何の問題もありません。
心の目で見ればいつものヴォルケンリッターである。きっとそうである。生足に無駄毛があってもそうである。
狼形態のザフィーラを捕らえるべく、TSいい男たちは力をあわせた。

882シロクジラ:2010/03/06(土) 20:28:57 ID:ABQVOmME
具体的には、

「ぐぁ!」

シャマルの旅の鏡がリンカーコアを貫き、

「げぼ!」

シグナムのレヴァンティンが長弓として矢を放ち、

「ぎゃっ」

ヴィータの鉄槌が鉄球を幾つも撃ち出し着弾。
フルボッコである。闇の書の闇だってもう少し手加減された気もするが。
ザフィーラ撃墜……ワンターレン死亡確認並みにテンプレ展開だった。
墜落したザフィーラを犯して元に戻るべく、ヴォルケンリッターは離脱した。
そして始まる狂気タイム……キミは時の涙を見る……。





一方そのころ、もっと兇悪な存在に追い掛け回される黒髪ロング巨乳美女がいた。
バスト90センチ以上の巨乳をたぷんたぷん揺らす、目鼻立ちの整ったTS美女である。
愛用の杖デュランダルを振り回し、高度な魔法戦を展開する(元)男の名はクロノ・ハラオウン。
今回の事件を爽やかに引き起こした張本人であり、現在はTSした恋人と義妹に追われる犠牲者候補だ。

――というより確定気味だが。

「待ってぇな、クロノ君ー」
「クロノ、一回セックスしよ?」
「スティンガースナイプ、エクスキューションシフト!!」

悪魔のような追跡者を無力化すべく強力な弾幕型制圧魔法が発動、数百に及ぶ短剣が後方の空間を薙ぎ払った。
しかし相手は野太いア○ゴさんヴォイスで、残像を残してクロノの後方へ回っている。
本能的に振り返ったクロノの目に飛び込んだのは、悪夢のような光景だった。

「酷いなあ、クロノ。一回セックスするだけだよ? それでチャラ」

883シロクジラ:2010/03/06(土) 20:29:53 ID:ABQVOmME
金髪――これはいい。
黒い身体に密着したBJ――これも義妹の我侭ボディなら許せる。
筋肉が隆起したガチムチ系プロレスラー体系――脳が理解を拒絶する。
真ソニックフォームのBJを股間から持ち上げる、巨大な肉槍――異常なサイズのペニス。
金髪以外に美人義妹の面影のない、SAN値激減する物体がそこにいた。

「う、うわあああああああああああああああああああああああああああああ!!!」
「あははは、変わり果てすぎて吃驚するやろ〜? クロノくん?」

目の前から声。鼻息がかかるほど近い。なんかもうホラーゲームの心境。
正面を向くと容姿があんまり変わってない代わりに、声が胡散臭さMAXの八神はやて(♂)がいた。

「――うわ、人妻を篭絡して肉奴隷化辺りなら余裕でやってそうだ、今の君」
「声に出てる上にデリカシーゼロォ!」

ヤバイ。クロノは恐怖に青ざめると堅く目を閉じた。
いつもなら円錐状に水蒸気が発生する謎のマッハ・パンチが飛んでくるところだ。
しかし今回は趣向が違うらしい。八神さんの両手は、TS美女と化したクロノのわがままボディに伸び、

「あうっ!」

――揉んだッッ!!
先述の通りリンディの巨乳因子が発動したがごとく、TSクロノのおっぱいは巨大である。
90センチ超過のバストはまさしく悩殺もので形もいい。目鼻立ちもクロノのそれを引き継いで凛々しい。
当然ながらセクハラマイスターはやてにとっては格好の獲物だった。

「ちょ、やめっ」
「くくくく……今のクロノくんを嬲り尽くせるなら、性転換も悪くないかも〜」

酷い悪役笑いである。
路地裏の一角で繰り広げられる悪夢。
ガチムチ金髪露出狂ルックに拘束された黒髪ロング美女、そのおっぱいを攻める優男。
絵面は最悪だった。というか安いアダルトビデオの撮影会場みたいだ(特に男優が)。
自分の眼の前に広がる風景を目に焼き付けると、クロノは恐怖で失神した。





ザフィーラの「ておぁああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」などの咆哮が響く施設内。

884シロクジラ:2010/03/06(土) 20:30:23 ID:ABQVOmME
ちなみにヴォルケンリッターの3対1激烈連続SEXが開催されていたが、
あまりに彼女らのファンに忍びないので音声でお送りします。

《う、ぐ、出るぞッッ!》
《ま、待て! ひぎゃあああああああああああああ!》
《次は二本差しよ! 日本のサムライは両刀だったらしいし!》
《意味がわからな……うぉぅ!》
《おい、ザフィーラ、しゃぶれ》

これはひどい。

さて恐怖で失神したクロノが運び込まれたのは、クラナガン市内のラブホテルである。
安っぽい内装とあらゆるジャンルの行為に備えるがゆえの割高さ……まあはやてとフェイトの割り勘なので問題はない。
今夜一晩は元の体に戻る目的も兼ねて、TS美女たるクロノ・ハラオウンを犯し抜くのである。
……まあ普段はクロノくんがはやてにしてることなので、たぶん問題はない。ないのである。
そう思いながら、八神はやてはクロノの服を脱がせる。
邪魔くさい上着はそこいらに放り投げ、肝心の胸部を拘束するブラジャーのホックへ手を伸ばす。
ソレを外した瞬間、小型のメロンみたいなサイズの豊かな乳房がブルンと震えた。
先端の乳首は可愛い陥没型、なにかそそる感じ。

――やばい揉みたい吸いたい挟みたい。

元が19歳の女の子なのに、発想が中年オヤジ並みってどうなんだろう。
そういう疑問を感じることもなく、はやては次々と服を脱がせ、最後の砦たるパンツも脱がせた。
全裸――ここにいるのはムチムチの悩ましいボディを曝け出す、白い肌の美女のみ。
正しく無防備な眠り姫に向け、はやて(♂)は愛らしい笑みで呟いた。

「クロノくーん、起きないと食べてまうよ〜」

無論、性的な意味で起きていても食べる。
いずれにせよ、怖気を感じた黒髪美女はその一言で目を覚ました。
先程、クロノの持ち物から拝借した薬のせいで朦朧としているのか、目に力が無い。

「ん……ゆ、夢か。そうだよな、フェイトがガチムチなんて悪い夢――」
「夢じゃないよ?」

突然、部屋の隅のシャワールームから全裸で現れる、雄々しいボディのフェイト(♂)。
なにかこう、その鍛えられた肉体はスパルタ戦士の逞しさを彷彿とさせた。
股間の一物はまるで戦艦の主砲の如き威容で、顔に浮かぶ表情はとてもチャーミング。

「う、嘘だ、こんな……」

TSクロノは絶句する。
……真の地獄まで僅かだと知る由もなく。


そういうわけで次回、セックス開始。

885シロクジラ:2010/03/06(土) 20:32:15 ID:ABQVOmME
そういうわけで投下完了。
酷すぎてめまいがするー
シリアスも近々。

886名無しさん@魔法少女:2010/03/06(土) 20:36:34 ID:uk5pB0do
シロクジラ氏GJ
あー、ザフィーラ災難だったな…冥福を祈る

クロノ?自業自得だろw

887イクスピアリ:2010/03/06(土) 20:58:24 ID:Gw3nS7UM
ザフィーラが完全にとばっちりじゃないか

クロノはまぁ頑張れ
原因なんだしね



ふと思ったがなのはがTSしてたらやっぱりひもパン一丁のムキムキで迫ってくるのかなぁ?

んで戻ったらひもパン一丁で露出状態でリンカーンされそうな気がしなくもない

888名無しさん@魔法少女:2010/03/06(土) 21:07:01 ID:06l6Ke7k
GJ! 心底より湧き上がるGJ!
シャマルさんが最高にノリノリなのが特に印象深いw
八神部隊長もこうなりゃただのセクハラ大好きなエロガキだぜ……へっへっへ
フェイトさんは……南無。
さぁ早く二人の剛直でクロノを苛めるんだ! 二人がかり! 3P! ぶち込め!
……でもなんか簡単に攻守逆転されそうで怖いよはやてさーん

889名無しさん@魔法少女:2010/03/06(土) 21:18:41 ID:LSQVW/Bo
さすがシロクジラ氏!そこに痺れる憧れるウウウウウウ!!!

890名無しさん@魔法少女:2010/03/07(日) 00:26:38 ID:2fFqaLCM
変態ばかりです、このスレは(誉め言葉)

891名無しさん@魔法少女:2010/03/07(日) 00:58:49 ID:JruPcdHU
>シロクジラ氏
ザフィーラ南無……クロノ自業自得過ぎる……
ダメだ他のコメントと言いたい事が被りすぎててこれ以上言うことがねぇ……
取り敢えずフェイトがクロノの尻を掘れば万事解決。GJでした!

>>890
イクス「世の中には二種類の女性がいます。変態であることを包み隠す淑女と、包み隠さない淑女です」
スバル「絶対イクスは後者ですよね!?」
イクス「スバルはもっと自分に自信を持って下さい。
 変態であることを認めた時、女性(ひと)は本当の意味で淑女(レディー)になれるのです」
スバル「何か正しいようで全部間違ってますね……とか言ってる間に胸元に手を入れないで下さい!」
イクス「私は性欲も包み隠さない主義ですので」
スバル「うわーん!!」

892名無しさん@魔法少女:2010/03/07(日) 01:15:16 ID:6n2/tgoE
>>891


(;´Д`)ハアハア

893名無しさん@魔法少女:2010/03/07(日) 02:19:23 ID:3Z0wyFX2
GJ!!
シグナムとフェイトがキモ過ぎるだろw

894名無しさん@魔法少女:2010/03/07(日) 14:37:30 ID:0bh2GY4I
流石に吐き気がした…。
次からNGにしよう。

895名無しさん@魔法少女:2010/03/07(日) 15:22:26 ID:Bkph5q9I
いちいち宣言しなくていいよ

896ザ・シガー:2010/03/07(日) 18:22:17 ID:gDpg/Flc
シロクジラ氏投下乙ぅ

これは酷い、酷すぎる(良い意味で
巨乳=マッチョ  とか、STSに限ってはかなりの割合で地獄絵図じゃねえかwww
しかもBJはそのままって、シグナム姐さんの場合太股あたりが驚異的に悪夢化しよるwww
ほんともう、よくこんな話考え付くのう。
GJでした。
次回のセックスも期待しちょります。


しかし、この理論で行くとザフィーラは相当な爆乳美女になりそうな……



と、それはさておき、俺も投下します。
非エロ、短編、カオス、タイトルは『魔法騎士(マジカルナイト)☆ダイナマイトシグナム!』

897魔法騎士(マジカルナイト)☆ダイナマイトシグナム!:2010/03/07(日) 18:23:01 ID:gDpg/Flc
魔法騎士(マジカルナイト)☆ダイナマイトシグナム!



「広報任務、ですか?」


 機動六課は部隊長のはやての執務室で、シグナムはそう問い返した。
 彼女の言葉に、眼前に座るはやては鷹揚に頷いた。


「まあキャンペーン、ちゅうか、そういうのやね。管理局のイメージアップに貢献して欲しいんよ」


 と。
 それは、時空管理局広報課イメージアップ戦略キャンペーンへの誘いであった。
 分かりやすく言えば、お堅い管理局のイメージをよりソフトにして市民にアピールする、というものである。
 そして、今回とあるテレビ番組企画として持ち上がったキャンペーンの出演者を機動六課から選ぶ事になり、シグナムの主役を頼むというのがはやての告げた内容だった。
 そのキャンペーンは何でも、子供向けの特撮だとかなんとか。
 

「しかし……またどうして私なんですか?」


 当然、シグナムはそう聞かずにはいられなかった。
 自分の容姿にまったく自信がないわけではないのだが、機動六課ならば他にも可愛い女性が幾らでもいるじゃないかと思えてならないのだ。
 その問いに、はやては含みのある笑みを浮かべて返答。


「いやぁ、ちょっとスポンサーさん、っちゅうか、上の方から条件が出てなぁ」

「どのようなですか?」

「ん、いや……まあ、ほら? 細かい事は気にしたらあかんって!」

「はぁ」

「ああそうや! もう時間や! ほらほら、早く撮影現場行って!」


 まくし立てるはやての言葉に追いやられ、シグナムは不思議そうな顔のまま部屋を後にした。
 立ち去る彼女の後姿に、はやては心底すまなそうな、だが少しだけ面白そうな顔をして、つぶやく。


「いやー、すまんなぁシグナム……上から出来るだけセクシー要員選べ、って言われとるんよ」


 机の引き出しに仕舞っていた企画書を取り出し、彼女は哀れみの表情。
 そこには実に“ステキ”な衣装がでかでかと描かれていた。
 つまりは、これからシグナムの身に起こる悲喜劇であった。





「な、ななな、なんだ……これは!?」


 シグナムは叫んだ。
 撮影現場は屋外テントの中で、衣装係に着替えさせられて、だ。
 それはまあなんとも、普段の彼女からは想像もつかない格好だった。
 まず髪型、まるでなのはやフェイトのバリアジャケット時のようなツンテールに結われている。
 そして服装、あちこちにフリルやリボンのついた超ミニスカ。
 すらりと伸びたむちむちの太股には縞々ニーソックス。
 まったくもって凄まじくフェティッシュ極まる姿、男心をくすぐるべく狙い済ました装束。
 もちろん言うまでもなく、めちゃくちゃ恥ずかしい事この上なくシグナムの顔は真っ赤に染まっていた。
 そんな彼女に、プロデューサーは言う。


「あれ? 先に企画書は送った筈ですが?」

「し、知らん! 聞いてない!」

「あ、そうですか。じゃあとりあえず撮影入るという事で」

「ちょちょちょ、ちょっと待て! まだ心の準備が……」

「ああもう、他の出演者の方も待ってるんですからダメですよ、わがまま言っちゃぁ」


 この格好で人前に出るなんて恥ずかしい、というシグナムを、プロデューサーはさながら政治犯を強制連行する秘密警察並みの冷徹さで引きずって行く。
 引きずり出された彼女に容赦なく向けられるカメラ、舞台裏の撮影、DVDのおまけ、涙目で止めてくれと叫ぶシグナム。

898魔法騎士(マジカルナイト)☆ダイナマイトシグナム!:2010/03/07(日) 18:24:02 ID:gDpg/Flc
 撮影現場のスタッフはおろか、道行く通行人までにも視線を向けられ、思い切り見られまくる痴態。
 だがそれで止めてあげるような慈悲深い者がいるわけもなく、羞恥心に辱められる彼女の姿はきっちりと記録され続ける。
 そんなシグナムの様に、既に餌食となっていた女が言った。


「ああ、シグナムさん、もう受け入れちゃった方がいいですよ」


 棒読み、心のこもっていない声、諦念に満ちた残響。
 シグナムが視線を向ければ、そこには自分とはまた趣の違う毛色の衣装に身を包んだ高町なのはの姿があった。


「な、なのは……もしかしてお前も、なのか?」


 問う言葉と共に、シグナムはなのはの格好を上から下まで見た。
 それはまたとんでもない服だった。
 むき出しになった胸の谷間、へそ、わき腹、太股。
 羽織ったマント、総じて色は黒、手にはエクシードモードのレイジングハートのごつい威容。
 ちなみに髪は下ろされてストレート。
 真っ黒でけばけばしい衣装から、なんだかワルモノ的なイメージを連想される様である。
 そして、シグナムのそんな内心を肯定する声をなのはは言う。


「……はい、ちなみに悪の幹部的なポジションです」

「そ、そうか……お互い大変だな」


 大勢の見知らぬ人にめちゃくちゃ恥ずかしい格好を見られ、いつものなのはなら顔を真っ赤に染めそうなものだが。
 先に撮影入りした彼女は、もはや羞恥心の半分くらいをアルハザードまで置いてきてしまったように、諦念に満ちた眼差しを虚しく空へ向けていた。
 そして、そんな彼女らをさておき、撮影は無情にも始まった。


「はーい、じゃあ撮影入りまーす!」





 最初に流れる番組テロップ、このドラマに登場する人物・団体名などはフィクションであり全て架空のものです、というありきたりなフレーズ。
 次いで流れるポップな歌と共に、ショッキングピンクの文字の羅列、番組タイトル。


『ダイナマイトなボディーとダイナマイトな技で、悪を根こそぎぶったKILL♪ みんなの魔法騎士(マジカルナイト)、ダイナマイトシグナム!』


 オープニング終了、CM、そして本編。


「あー、いけない、遅刻遅刻ー」


 ほとんど棒読みに近い台詞ながらも、疾走と共に揺れまくるオッパイによって男性視聴者の視線を釘付けにする美女、作品の都合上美少女と表記。
 セーラー服にダイナマイトなわがままボディをセーラー服に包み、ポニーテールを揺らして走る美少女、八神シグナム、ザンクトヒルデ魔法学院高等部一年、ぴっちぴちの十六歳(はぁと)。
 今日も今日とて食パンを咥え、胸をブルンブルンさせながら走って登校するところなのだ!
 縦横無尽に揺れまくるパイオツと共に、シグナムが曲がり角を曲がろうとした刹那、彼女はとっても逞しい胸板にごっつんこしてしまうではないか。


「いてて、どこに目をつけてるのよ!」


 転んだ拍子にしりもちをつき、盛大に純白パンティー! を見せながら怒るシグナム。
 すると彼女と劇的な出会いをした男性は、言う。


「てめえこそどこに目ぇ付けてやがるぅ、くおらぁ!!!」


 叫んだのは超絶的なまでに世紀末ないでたちの野郎。
 モヒカンヘアに肩にはスパイク付きアーマー、ムキムキマッチョなボディに凶悪な人相、そして後ろには同じような格好で手に手に己やトゲ付き棍棒を持ちバイクやバギーに跨った連中がいっぱい。
 クラナガンに巣くう悪逆非道の暴走集団、ジュエルジード団である!
 モヒカンの悪漢どもはシグナムの艶かしい肢体を見るなり凄まじく嫌な笑みを浮かべ、よだれを垂らして詰め寄った!


「ぐへへ、はくいスケじゃねえか!」

「姉ちゃんちょっと付き合えや」

「ヒャッハー! 水と食料をよこせぇー!」


 下卑た笑い、手にした凶器、女を肉穴としか見ない下郎の眼差し、そして襲い掛かる野獣共。

899魔法騎士(マジカルナイト)☆ダイナマイトシグナム!:2010/03/07(日) 18:24:43 ID:gDpg/Flc
 危うし乙女!
 だがしかし、案ずる必要などなく、次の瞬間シグナムを閃光が包む。
 もはや言うまでもあるまい……魔法少女的な全裸変身シークエンスであるッ!!


「斬るリル、KILLリル、リリルリル! 魔法騎士(マジカルナイト)ダイナマイトチェ〜ンジ!」


 魔法術式詠唱、というか、一歩間違えたら(もしかしたら間違える必要性などなく)単なる頭の痛いお姉さんもかくやという勢いで呪文を唱え、くるりと身を翻して変身するシグナム。
 一枚一枚丁寧にパージされるセーラー服、そしてそれ以上に丁寧に装着されていくふりふり衣装。
 カメラアングルは病的なまでに執拗に彼女のボディラインを嘗め回し、その柔肌の隅々を放送可能なギリギリの範囲で撮影していく。
 そしてたっぷり三十秒、世の男性方へのサービス精神を込めた変身が終わり、そこには一人の凛々しい魔法騎士(マジカルナイト)の姿。


「魔法騎士(マジカルナイト)ダイナマイトシグナム参上! 悪い奴らは、聖王(かみ)に代わって成敗よ!」
 

 ツインテールに結いなおされた髪を雄雄しく振り乱し、手にした愛剣レヴァンティンを構えて叫ぶ美少女、愛と勇気と正義の戦士ダイナマイトシグナムである。
 そんな彼女に、血に飢えた野獣さながらのモヒカン共は手にした武器を振りかぶり、跨るマシンのエンジンを吹かして襲い掛かった!
 瞬間、場の空気は一転。
 ファンシーでキュートなBGMはパンチの効いたロックサウンドへと変貌。
 背景に映る街角も世紀末っぽく荒廃したセピアの色彩に。
 そして次なる刹那、シグナムはツインテールをたなびかせ、ふりふりスカートの下の麗しい純白パンティーを覗かせ、手の刃を神速と振るった。
 大気をつんざく金属音と共に、凄まじい血飛沫と絶叫が街角を凄絶に彩る!


「ひぃ、ひでぶぅ〜!」

「死、死に、たわぁ!」


 ばらばらに身体を刻まれ、世紀末的な断末魔を叫ぶモヒカン、実に阿鼻叫喚。
 画面下に流れるテロップ、スタントマンは適切な施術で治療しております絶対にマネしないでください、という一文。
 そして続く斬殺演舞、次々に切り刻まれては宙を舞う手足胴体頭の数々。
 ついでにローアングルのカメラに生える白いパンツ。
 昨今の流血表現に対するアンチテーゼもかくやと言わんばかりのショッキングシーンの連発である。
 時流れることたっぷり十分、古き良き時代劇や香港武侠もの映画も真っ青の過激な立ち回りの後、死屍累々たる地獄絵図の中に立つシグナム。
 返り血で凄惨に彩られつつも、朗らかな笑顔を浮かべて一言。


「もう、これに懲りたら悪い事しちゃだめだゾ?」


 もちろん全員、三枚どころか十枚くらいに卸されてるので、返事など出来るわけもない。
 魔法騎士(マジカルナイト)ダイナマイトシグナムの最高のファンキーでクールでバイオレンスな日常的お仕置きであった。
 だがしかし、休息を取る間もなく高らかなる笑い声。


「オーッホッホッホ!!」

「だ、誰!?」


 シグナムが視線を向けた先、電信柱の上に立つ女の姿。
 愛機レイジングハートを手に持ち、露出度の高いいかにも悪役女ですという風情の服を着た、高町なのはその人。
 そんな彼女に、シグナムは手にした愛と勇気の魔法の剣(番組内名称)レヴァンティンを向けて叫ぶ。


「あなたは! 宇宙鬼悪魔デビルなのは!」

「ふふふ、そのとーり! 私こそ大宇宙を支配する悪の権化であーる!」


 妙に奇抜なポージングと共に自分がいかにワルモノか叫ぶなのは、彼女はレイジングハートを振りかざし、さらに絶叫に近い声をあげる。


「私の手下共をよくぞ倒したダイナマイトシグナム! だが。これで終わりではないぞ! 行けぇ! インモラルビースト・シショチョウ!」


 叫びと共に現れる新たなる敵、全身に鋼のごとき筋肉を纏ったフェレットマスクの怪人。
 キュー! という雄たけびと共に跳躍する筋肉の塊。
 シグナムは劣らぬ覇気を五体に満たし、愛剣を握り締めて雄雄しく迎え撃った!!

900魔法騎士(マジカルナイト)☆ダイナマイトシグナム!:2010/03/07(日) 18:25:20 ID:gDpg/Flc
 

 瞬間、暗転する場面、画面下に表示される“続く”の文字。
 これにて幕間、番組は終了して、後はエンディング曲と共にスタッフロールが流れ、次回の予告で〆られた。


『次回、敵? 味方? 新たなる魔法使い、脱衣戦士ストリッピングフェイト現るッ! 来週も見てくれなきゃ、聖王(かみ)に代わって成敗よ♪』
 

 普段からは想像もつかないシグナムのキャピキャピボイスが、高音域の余韻を残して画面から消えていった。

 



 「〜〜ッッ!!」


 番組が終わり、声にならない声を上げ、ヴィータは腹を抱えて笑い転げた。
 シャマルは口元に手を当てて必死に堪えようとしたが、結局、ぷぷ、といかにも小ばかにしたような笑みを零していた。
 ザフィーラは狼形態で机の下に潜っていたから分かりにくいが、噛み締めた牙の間からはやはり低い笑い声が響いていた。
 リインはもう笑いすぎて心臓が止まっていた、まあユニゾンデバイスだから死にはしないので大丈夫ではあるが。
 そんな彼らをよそに、はやては心底すまなそうな顔で眉尻を力なく下げる。


「あ、その……すまんなシグナム……まさかここまでやる番組になるとは思ってへんかったから」

 
 わりと真面目に謝罪の言葉。
 だが言われたシグナムは背を向け、部屋の隅で体育すわりをして床にのの字を書いていじけていた。
 泣きながら、彼女は思った。
 こんな番組とっとと降りてやる、と。


 だが運命は残酷で、この魔法騎士ダイナマイトシグナム、通称マジナムはその後ミッドチルダで空前絶後の大ヒット。
 映画公開、ゲーム化、小説化、漫画化、フィギュア化、etc……そして数年間のシリーズ後続を成し遂げたのであった。
 つまり、シグナムの受難はまだまだ始まったばかりなのだった。


 余談ではあるが、悪役を演じたなのはも大変人気を呼び、シリーズを継続して演じ続けた。
 そしてヴィヴィオから、ママってわるものなの? という言葉を投げかけられてはショックを受ける日々も、あったりしたらしい。 




終幕。

901ザ・シガー:2010/03/07(日) 18:27:56 ID:gDpg/Flc
はい投下終了。
ある意味TS。
何が、って、ツインテール(T)シグナム(S)だからさ!


いや、サイヒ氏のヴァイシグがあまりにもよかったので、自分もちょろちょろシグナム姐さん書こうと思って。
普通のエロやラブでも良いんだけど、こういうアホなカオスも良いかなぁ、と。
そんな事を考えてたらこうなった。

途中から自分でもどういう方向性で書いてるのか分からなくなったのはここだけの話。

902名無しさん@魔法少女:2010/03/07(日) 18:33:52 ID:QyWiLoTE
あんたバカだろwwwwww(褒め言葉)

ところで、ラストシーンから判断すると、
「日頃脱衣に慣れているフェイトは別にどうってことなかった」
という解釈でよろしいかwww

903名無しさん@魔法少女:2010/03/07(日) 18:57:10 ID:XL7UwPHA
>>901
バカ話乙wwwwwwwwwww

ここはシグナムさんを慰めるという名目の追撃で魔法少女コスプレでの
プレイが必要ですね

904名無しさん@魔法少女:2010/03/07(日) 19:58:35 ID:pkuDMQIU
シガー氏乙。
二重の意味で199X年すぎる…フェイトとかもう全裸でいいよ。
カオスと呼ぶことも憚られるカオスやった。



ところで某サークルにチンクルといって数の子にほぼ同じことをさせてる同人誌があってだね

905名無しさん@魔法少女:2010/03/08(月) 10:41:19 ID:JVGvznps
マジナム放送を待機してまってますよ(ほめ言葉だよ)

脱衣戦士ではなく悪役のなのはに食いつくヴィヴィオを見る限りフェイトそんは普段から脱衣戦士と思われてるってことでいいですか?

……ストリッピングってことは脱ぎながら戦うんだよね

906名無しさん@魔法少女:2010/03/08(月) 13:16:04 ID:9LORzDUI
>>905
アルトネリコ3で実装済み。
たぶん、脱衣するほど肌から周囲の魔力を効率よく吸収できるようになって、攻撃力が上がる。
最終奥義でマッパになるはず。

907名無しさん@魔法少女:2010/03/08(月) 16:54:03 ID:/nf2d/1w
全裸よりもソックスを履いているほうがエロく見える、ふしぎ!

908名無しさん@魔法少女:2010/03/08(月) 17:18:20 ID:7Q/5HNQM
脱げば脱ぐほど・・・ウィザードリィだっけ、脱ぐと強くなるネタの最古は

909名無しさん@魔法少女:2010/03/08(月) 18:19:17 ID:RPmbz2f6
全裸よりも着衣プレイのほうが(ry

何を言ってるんだ俺は・・・

910名無しさん@魔法少女:2010/03/08(月) 18:39:27 ID:QPNCBZu2
>>脱げば脱ぐほど・・・ウィザードリィだっけ、脱ぐと強くなるネタの最古は
多分あってる。
バトルスキンパニックが91年だからWizの忍者が最初かな。

911名無しさん@魔法少女:2010/03/08(月) 19:43:03 ID:wcKsh0lU
フェイトのラストフォームは絆創膏とか超越して、ギリモザになりそうだな。

912名無しさん@魔法少女:2010/03/08(月) 19:44:34 ID:wXhRg93c
>>909
わかる非常にわかる!
ナカジマ家なんてBJ着てもエロいからな!
トーマが羨ましいぜ

913名無しさん@魔法少女:2010/03/08(月) 20:05:34 ID:JVGvznps
でもフェイトが戦うときはバルディッシュを振るう魔力残滓やフラッシュバックとかで胸やお股は見えないように配慮され放送されるんですね

914名無しさん@魔法少女:2010/03/08(月) 20:09:05 ID:9LORzDUI
フェイト「絆創膏形態(プラスターフォーム)!」

915名無しさん@魔法少女:2010/03/08(月) 21:25:24 ID:QPNCBZu2
そんな苦労して自然に修正してもDVDではハッキリ映ってると

916名無しさん@魔法少女:2010/03/08(月) 21:32:06 ID:RPmbz2f6
>>912
気が合うな
個人的にはチンク姉のBJ(?)がツボだ

917名無しさん@魔法少女:2010/03/08(月) 21:34:16 ID:4SqtqG42
ルーテシアの衣服のエロ差がわかる同士はいないのか。

918名無しさん@魔法少女:2010/03/08(月) 21:34:18 ID:j4PtRXJM
個人的にはライダースーツみたいな全身をぴったり覆う衣装が好み
もちろんサイズは1ランク小さいやつ

919名無しさん@魔法少女:2010/03/08(月) 21:36:32 ID:rvzm0sQY
>>918
それまさにナンバーズの格好では。

920名無しさん@魔法少女:2010/03/08(月) 21:42:21 ID:j4PtRXJM
>>919
だってあれにはファスナーがついてないじゃないか
脱がせられない服に価値などない!
てかあの服どうやって着てるんだろう

921名無しさん@魔法少女:2010/03/08(月) 21:56:06 ID:HETI7zvk
>>920
BJと同じ要領だろう

922名無しさん@魔法少女:2010/03/08(月) 22:15:40 ID:wXhRg93c
>>920
ノーヴェ姉のBJマジオススメ
足と胸から股にかけるファスナーはいいぜ!
照れ屋なくせに弟もちになったのもいいな

923名無しさん@魔法少女:2010/03/08(月) 22:17:37 ID:4SqtqG42
>>920
ボディペインティング

924名無しさん@魔法少女:2010/03/08(月) 22:27:39 ID:7Q/5HNQM
>>920
刺青

925名無しさん@魔法少女:2010/03/08(月) 23:06:51 ID:RPmbz2f6
>>922
あれってレオタードみたいなやつなのかな?

926名無しさん@魔法少女:2010/03/09(火) 00:02:59 ID:lui5.yCg
キャロのバリアジャケットは露出低いはずなのに、何故か逆にエロく感じる
何処にもエロスなんかないのに

927名無しさん@魔法少女:2010/03/09(火) 00:20:53 ID:LqoMsa/Y
防壁は厚いが見える可能性は残されているところに刺激を受けるんだよ!

928名無しさん@魔法少女:2010/03/09(火) 00:49:30 ID:HDw0s3dw
なのはとキャロのバリアジャケットはまくれあがった時にチラッとのぞくふくらはぎと膝小僧がたまらない

929名無しさん@魔法少女:2010/03/09(火) 01:16:23 ID:dIJveR.M
キャロのBJは丈が長い事で逆に誰かが入り込んでいたずらしているのでは?って、
妄想を掻き立てる。けしからんな……罰としてトーレはフェイトさんと一緒に野外でアナルファックされる刑だ。

930名無しさん@魔法少女:2010/03/09(火) 07:19:17 ID:45B6XX4Q
キャロのあの厚手のBJの下には、フェイトによる調教器具が仕掛けられていると
信じている

931名無しさん@魔法少女:2010/03/09(火) 08:05:26 ID:eE2AfJCE
いやきっとルールーが仕掛けたに違いない
「これでエリオもイチコロコロリよ!」(NTRフラグ)

932名無しさん@魔法少女:2010/03/09(火) 12:47:05 ID:iTnGzVhc
もうそろそろSSみたいからヴィヴィオ×トーマと言ってみる

933名無しさん@魔法少女:2010/03/09(火) 13:53:07 ID:SouADtDI
接点どうするんだ。

そして漫画見る限り、ヴィヴィオの見た目からしてトーマがロリ(ry

934名無しさん@魔法少女:2010/03/09(火) 16:25:36 ID:eZ/nGUQI
>>915
つまりこういうことかな?

ヴィヴィオ「なのはママ!マジナムのブルーレイ欲しいー」

なのは「もう仕方ないなぁ……ってあれ?置いてない」

ヴィヴィオ「あったよなのはママー」

なのは「それじゃ買って帰ろっか」



ヴィヴィオ「おー」

なのは「ううっ……やっぱり恥ずかしい」

ヴィヴィオ「あっ、フェイトママだ」

なのは「フェイトちゃんよく平……ッ!」

ヴィヴィオ「なのはママ、フェイトママどうして裸でバルディッシュ振り回してるの?」

フェイト「ただいまなのはヴィヴィ…オ……」

なのは「ふぇ、フェイトちゃん……」

フェイト「…………」

ヴィヴィオ「おおーフェイトママのおっぱいプルンプルン揺れてるー」

フェイト「……」

なのは「駄目ー!無言で縄で首縛って死のうとしちゃ駄目ー!!」

フェイト「嫌ぁ!お願いなのは!後生だから逝かせてぇ!」

ヴィヴィオ「フェイトママってなのはママはあるのにお股の毛ないんだー」

フェイト「うわーん!」

なのは「ヴィヴィオー!」




こうですか!分かりません!!

935名無しさん@魔法少女:2010/03/09(火) 16:42:47 ID:YMCjZpVA
>>934
ちょwwwなんつう酷いもん書いてんだよwww

936名無しさん@魔法少女:2010/03/09(火) 17:22:05 ID:Be8hWGfM
>>934
ちょwwww










で、マジナムの発売日は、いつかな?

937名無しさん@魔法少女:2010/03/09(火) 18:33:21 ID:6zBLmuXI
>>934
もうAVじゃねえかwwww

938名無しさん@魔法少女:2010/03/09(火) 19:19:00 ID:2vZixyk6
クロノ「フェイト、ちょっと話があるんだ…いやなに、今度ベッドでもあの衣装を着てくれないか?」

939名無しさん@魔法少女:2010/03/09(火) 19:27:06 ID:Mt3cs4fA
これはヒドイwwwww

940名無しさん@魔法少女:2010/03/09(火) 23:11:33 ID:MCh6nMmU
・・・目つきの悪い幼女がたりねぇ。
ヴィータはあざとすぎる・・・!

941名無しさん@魔法少女:2010/03/09(火) 23:32:13 ID:iTnGzVhc
>>940
よろしいならば統べ子だ

942名無しさん@魔法少女:2010/03/10(水) 00:19:01 ID:Mvn61CnQ
>>940
ノーヴェ

幼女じゃない?細かいことは(ry

943シロクジラ:2010/03/10(水) 00:21:35 ID:CC0qYDuA
ぶるぶる ぼく わるい SSかきじゃないよ

前回の投下が邪悪すぎた(精神ダメージ的に)なので、2レス程度のコネタを。
短編ですけれど、もしかしたら続くかもしれない。一応、ジャンルは短編。
注意事項
・ロリの姉は好きですか?

NGはIDで。

944シロクジラ:2010/03/10(水) 00:22:38 ID:CC0qYDuA
短編「ロリトーレ誕生」


拝啓、義父殿へ。

いろいろあってトーレが折れ、セッテとともに私たちN2Rに加わって早半年。
ロストロギア回収任務で『男女性転換祭り・D』や『フタナリ・ぐら乳頭』などの珍品――“ちんぽの生えてない女は女じゃない!”とか叫ぶ――など
が集まったのは新手の嫌がらせかとも思ったが、とりあえずなんとか無難に任務を果たしていたのだが、とある任務でノーヴェとセッテがドジを踏んだ。
危険指定ロストロギアを誤って発動させてしまい、仕方なく近くにいた私とトーレが身代わりになったのだ。
一応、姉貴分だった私たちだ。息もぴったりで、ほぼ同時に妹たちを危険な範囲から逃し――――

――二人とも巻きこまれた。

青白い閃光の中で私のアイデンティティとトーレのアイデンティティが混ざり合い……目が覚める。
何故か身長がめちゃくちゃ高くなってて、服がかなりきつい私と……

「うぅ……な、なんだ? 身体が軽い――」

逆に服がすごく合わなくなり、だぶだぶの衣服を着た目つきの鋭い幼女。
すごくちんまい。今思い出しても背が小さすぎて笑えるくらい。反比例して巨大化した私のせいだが。
この目つきが悪いとも言える幼女……じゃなかった幼女体型こそナンバー1の身長とモデル体型を持つトーレだった。

「なっ! チンクが……巨乳だと?」
「ふ、ふふふふふ……トーレ、どうやら入れ替わったらしいな(主に体型が)」

自分の状況を確認し、身長が50センチくらい縮んだトーレらしき幼女が叫ぶ。

「な、なんだこれは――!」

起動したロストロギアは『レッツ相互理解!』というラベリングのすごくいい加減な物品だった。
性質はお互いのコンプレックスを交換し、相互理解を深めようという古代文明のよくわからない発想に基づいた品。
私ことチンクのコンプレックスは幼女体型と己の貧乳具合。
トーレのそれはセックスアピールの強すぎる戦闘に不向きな身体。
二人の姉の悩みは同じジャンルであり、それゆえに有効に機能した。



……半日後。



「――で、だ。チンク、貴様今すぐそれを起動させろ」

945シロクジラ:2010/03/10(水) 00:23:49 ID:CC0qYDuA
目つきの悪い幼女――つまり身長が140センチを下回ったかつてのナイスバディ、戦闘機人ナンバーズ三女トーレがそう言う。
彼女が話しかけているのは、トーレのコンプレックスによって高い身長およびモデル体型を手に入れたチンクだ。
それにしても大きいおっぱいである。今まで【虚乳】というジャンルだったチンクが、かつてのトーレ並みの巨乳である。
でかい。かつて自分が持っていたすべてのお色気要素を持った銀髪美女が、「ふふふ」と笑う。
チンクは幼女という自らのジャンルを捨て、お色気担当にクラスチェンジしたのだ。

「いや、待て。ロストロギア対策課の研究結果が出るまで迂闊に動かせない……がんばれよ、トーレ」
「……なんか今、すごい邪念を感じたんだが」
「トーレ。生まれたときから巨乳だったお前にはわからない経験が味わえる」
「やはり邪念あるな、チンク!?」



〜僕らはみんな巨乳星人〜

〜生きているから、おっぱい大好き〜

〜ほーらみろよあーの虚乳、まるで男じゃない〜



「わ、悪かったな小さくなって! くそぉ!」

どこからともなく聞こえる、貧乳マーチにマジ切れするトーレ。
このあと涙目で暴れそうになったトーレがいとも簡単に押さえ込まれたのは記憶に新しい。
そういうわけで巨乳と巨尻と身長を失い、目つきの悪い幼女になってしまったトーレに未来はあるのか……!


――機人幼女ラブコメトーレ、始まります。

946あとがき:2010/03/10(水) 00:27:09 ID:CC0qYDuA
うん、幼女が足りないって言ったのは俺なんだ・・・
いやさ、ノーヴェも目つきは悪いけどさ・・・だがVIVIDでメジャーになった!

せっかくだから俺はトーレ姉を選ぶぜ!
今後出番ががなさそうなのが悲しい


ロリトーレ姉っていいよね!

947名無しさん@魔法少女:2010/03/10(水) 01:01:43 ID:Ik7zKgv2
GJ!!です。
あれだ。ロリトーレを誰か似ているけど勘違いだよねって思い込むエリオあたりと、
仲良くなってイチャラブすればいいさ。んで、元の体に戻ったらライドインパルスで、
エリオは攫われるw

948名無しさん@魔法少女:2010/03/10(水) 01:03:21 ID:LZxgJRAc
畜生ふざけんな巨乳はともかくなんでロリ巨乳じゃないんですかああああ!!

949名無しさん@魔法少女:2010/03/10(水) 01:24:20 ID:UNB8vF0Y
GJです!!!
ロリトーレおいしいですウマー

950名無しさん@魔法少女:2010/03/10(水) 10:49:46 ID:TuTa2CpE
そろそろかと思ったんで次スレ立てといた

☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第103話☆
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12448/1268185587/

951名無しさん@魔法少女:2010/03/10(水) 12:31:28 ID:nnPbxTUQ
お前らアダルトチンク姉ディスるとはいい度胸だ

そして>>950

952名無しさん@魔法少女:2010/03/10(水) 12:47:00 ID:xIHJRGLU
950
乙〜

どう埋まっていくかが楽しみだ

953名無しさん@魔法少女:2010/03/10(水) 15:28:13 ID:fji.j60U
しかしながら、STSってキャラの立ってない人が大杉だな
セッテとかガリューとかメガーヌさんとかクイントさんとか
ガリューにいたっては性格どころか性別すら不明だし

954名無しさん@魔法少女:2010/03/10(水) 15:32:00 ID:jQLSxaYk
フリードみたいなもんだしなあ<ガリュ−
やっぱ鳴き声ないと難しいんのかね

955名無しさん@魔法少女:2010/03/10(水) 15:36:09 ID:2xSpUdZg
キシャー

956名無しさん@魔法少女:2010/03/10(水) 16:49:43 ID:/iW2ZHOk
>>953
逆に考えるんだ。
キャラが本編で立ってないから、エロパロですき放題に作れると。
そう考えてみるんだ。

957名無しさん@魔法少女:2010/03/10(水) 17:24:48 ID:7CDEu/n6
かく言うForceは少ないなりにキャラは立ってるよな
Vividは一期に合わせ過ぎたのか立ってるかわからないけど

958名無しさん@魔法少女:2010/03/10(水) 17:33:58 ID:e3ZZFANA
とりあえずマテリアル娘たちがディスられていることはわかった

959名無しさん@魔法少女:2010/03/10(水) 17:43:23 ID:fji.j60U
>>956
なるほど、つまりエロパロなら美少女モード搭載型ガリューがキャロルーからエリオを寝取るのもありってことか

しかしクイントさんとセッテは今後キャラ立ち皆無なんだろうな…メガーヌさんとガリューはまだ望みありだけど

960名無しさん@魔法少女:2010/03/10(水) 18:09:05 ID:qSx11OaQ
>>959
おっと、クライド父さんを忘れちゃ困るぜ

リンディさんの幸せエロパロ的に

961名無しさん@魔法少女:2010/03/10(水) 18:38:33 ID:Ik7zKgv2
クライドは闇の書の残滓として登場とか出来そうだな。

962名無しさん@魔法少女:2010/03/10(水) 18:45:43 ID:xIHJRGLU
そのままリンディさんと合体して次男誕生ですね
わかります

963ヨコハマ:2010/03/10(水) 19:19:56 ID:iqdq6Gps
流れを切るようですが、投下します。

・エロ
・タイトル『フェイトさんの教育方針 一時間目』
・続き物の予定

タイトルにフェイトさんって入ってますが、中身はエリオとキャロがメインです。

964フェイトさんの教育方針 一時間目:2010/03/10(水) 19:21:22 ID:iqdq6Gps
落ち着いた内装の部屋。持ち主の性格が反映されているのか、チリひとつ見当たらない。
そんな部屋の中の一部だけ、違う世界から切り取ってきたような差異があった。

「ふぁ……ん、気持ちイイです……」

二人が座る揺り椅子が、ふらふらと傾く。
フェイトの膝の上でもたれるように背中を預け、キャロがあられもない姿を晒す。
その身に着けたかわいらしいチェックの寝間着はほとんどはだけてしまい、所々肌を露出させている。
だらしなく開いた下半身にはフェイトの指が服越しに這いずり回り、幼い胸を弄られる毎に溢れ出る声色は次第に艶っぽく変わっていく。

「ふふ。キャロの声、かわいいね」

満面の笑みでフェイトが言う。
まるで邪気の感じられない顔でキャロの体を舐め回すように愛撫する。

「あんっ……そうですか? ん……もっと、してください……」

恥ずかしげもなく情欲を表すキャロ。
そんな少女の言葉に応えて、フェイトは手の動きを早くした。奏者の導きを得てひどく淫らな楽器が一際大きな音を奏で始める。



目の前で行われる二人の痴態を呆然と見つめ、立ち尽くす少年が一人。

「ふぇ、フェイトさん……これは……」

息詰まる声を搾り出したエリオの手は固く握り締められて、細かく震えていた。

「エリオも、こっちへおいで? 一緒に楽しもうよ」

明らかに動揺を見せるエリオとは対照的に、いつもの調子を崩さないフェイト。
言いながら、キャロを可愛がる手を止めようとはしない。
フェイトはまるで動きの見えないエリオに続けて言った。

「そんなところでぼーっとしてないで、ほら」

優しい声色と共に差し出される手。だが、エリオの動揺は収まらない。

「な、なにを言ってるんですか! 一体どういう――!」

「んもう、そんな大声出さないの」

フェイトはエリオの怒声を遮る。

「ただ、皆で一緒に気持ち良いことをしようって言ってるだけだよ」

「何を言って……そんなの……おかしいですよ」

そのまま消え入りそうな声。
想定外の言葉に、エリオは顔を背けることしかできなかった。

「おかしい? どうして?」

「どうしてって、そんなのフェイトさんならわかってるはずでしょう!」

「ふふっ。エリオが言いたい意味での『異常』ならわかってる、かな」

「それなら――」

フェイトは諭すよう言葉を掛けていく。

「でもね、エリオ。常識がおかしいと決めてることだって、無闇に否定するべきじゃないんだよ」

「…………」

意味を図りかねているのか、目を細めて黙り込むエリオ。
戸惑いを晴らすような朗らかな声でフェイトは言う。

「キャロに聞いてみれば早いよ。ね、キャロ。エッチなことするのって気持ち良いよね?」

「はい……キスも、お胸を弄ってもらうのも、おまんこをくちゅくちゅしてもらうのも……とっても気持ち良い――」

キャロはうっとりとフェイトの体に寄りかかる。

「で、でも、だからって……」

「常識が悪いって言うことはいつだって自分にとって気持ち良いことなんだよ。
 でも皆が皆、やりたいことばかりしようとすれば、社会は、人と人との関係は成り立たない。だから常識があるの」

「……じゃあ、やっぱりそんなことするのは間違ってるんです」

「そうかな? エリオはエッチなことはおかしいことだと思う?」

「そこまで言うつもりは……。でも、そんな風に気持ち良くなろうとするばかりじゃ、ダメなんでしょう?
 ましてや僕達は家族みたいなものなんですから、余計に悪いことじゃないですか!」

「うん、エリオの言うことはきっと正しいよ。でも、一番大事なことを見失ってる……」

「一番大事なこと?」

「今から教えてあげる――キャロ」

965フェイトさんの教育方針 一時間目:2010/03/10(水) 19:22:42 ID:iqdq6Gps

「はぁい」

声と一緒に、キャロはフェイトの膝の上から降りた。
瞬間、薄暗い部屋に桜色の光が差し込む。
いつの間にかデバイスを手にしていたキャロの背後から、四つの光の筋が飛び出した。
それらは対象に思考する暇さえ与えず手足の自由を奪う。

「うわぁっ!!」

発動した魔法は簡素なバインド魔法。しかし、デバイスも持っていない生身のままのエリオではそれを解除する術はない。
キャロの手がふわりと動くと、合わせるように少年の体が宙に浮かんでいく。
その体はいとも簡単に部屋の隅にあるベッドまで運ばれ、大の字に体を拘束されてしまった。

「くっ、は、放して、キャロ――」

じたばたと暴れるエリオだが、彼の腕力だけで枷を外すことは到底かなわない。
そんな姿をどこか楽しげに見ていたキャロが、無邪気に言う。

「だめだよ、エリオ君。ちゃんとフェイトさんのお話を聞かなくちゃ」

引き継ぐようにフェイトが言う。
 
「ごめんね、手荒なことしちゃって。でも、エリオにはちゃんと教えておきたいんだよ」

エリオは抵抗の力を緩めた。
頭の中は混乱の極みにある。フェイトの表情は記憶にあるままの姿で、理知的で優しい語り口調も健在だ。
だが、話すことは完全に理解の外。
エリオはまるで事態を把握出来ぬまま、ただ過ぎていく現実を受け入れることしかできなかった。



「じゃあ……言葉なんかじゃなくて、しっかりと体で感じてもらわないとね」

フェイトはそう言うと、キャロの背後に回って肩に手を置いた。
キャロの衣服は先程までの行為で乱れたままだ。
フェイトは体ごと肩に置いた手をつつっと降ろすと、邪魔な布きれをゆっくりと脱がせ始めた。

「よく見ててね。キャロってとっても綺麗な体なんだから」

するりするりとボタンが外れていく。

「そんな……私なんてフェイトさんと比べたら……」

フェイトの顔のすぐ隣、はにかんで言うキャロの頬が薄く赤い。

「そんなことないよ。私の贔屓目もあるかもしれないけど、でもやっぱりキャロはかわいいよ」

「えへへ――」

親子のような、姉妹のような微笑ましい会話。
状況さえ違っていれば、エリオの心も安らいだことだろう。
だが、今はそうではない。
 
フェイトの手によって小さな女の子の裸体が少しずつ晒される。
チェックの柄の寝間着が一つ取り去られる度、滑らかな肌の露出が増えていく。
エリオは息をすることも忘れてその光景に魅入られる。異性の、それも歳の近いの女の子のストリップショーに。
衣擦れの音と共に表れてくる、少女の微妙な曲線と肌の艶かしい光沢。それは健全な少年の心を奪うのに十分な魅力を持っていた。
やがて体を遮るものが全て無くなると、キャロが言う。

「やっぱりちょっと恥ずかしいです……」

キャロは抱くようにして、身をよじった。
幼い彼女の裸体を淫靡にくねらせた様子が、眩むような色気を放つ。
フェイトはそんな様子を見て、子犬を愛でるように目を細めた。

「さて――」

フェイトが、キャロをエリオの前に立たせる。

「どうかな、エリオ」

問いかけは単純だが、その意味をエリオは掴めない。

「ど、どう……って?」

「キャロを見て、どう思う?」

「どうもこうもないですよ……二人とも、一体何を考えてるのか……」

「キャロの裸を見た感想を聞きたいだけだよ」

「そ、それよりも先に気にすることがあるでしょう……!」

エリオは顔を赤くして、二人とは反対側を向く。

「ううん。そんなものなんて本当は無いんだよ、エリオ」

急にフェイトの語気が真剣なものに変わる。そっぽを向いていたエリオは、はっと息を呑んだ。
習慣からか、エリオは自然とフェイトの顔色を窺ってしまう。

「エリオはまだ、自分の言葉で私とお話してくれてないよ」

「そんなこと……ありません」

「さっきから聴こえてくるのは、常識の声だけ」

「そんな、ことは――」

「常識に縛られちゃダメだよ。自分の声を抑えるためにあるだけのものに関心を奪われすぎちゃダメ。
 それだけじゃ掴めない幸せだって世の中にはたくさんあるんだから。」

「…………」

エリオは言葉を発さない。
言うべきことを探しているようだった。



「エリオ君、別に深く考える必要なんて無いんだよ」

キャロがベッドに縛り付けられたエリオの側に座る。

「フェイトさんは『囚われるな』って言いたいだけなんだよ」

「囚われる……?」

呟くように繰り返すエリオ。

966フェイトさんの教育方針 一時間目:2010/03/10(水) 19:24:03 ID:iqdq6Gps

「そう。無視するんじゃなくて、自分で飼いならすの」

「……常識を?」

「欲望と常識を、だよ」

キャロはそう言うや否や、エリオに覆いかぶさるようにしてその唇を奪った。
エリオの目は、驚きで見開かれている。

啄ばむようなキスだった。
唇同士の甘美な摩擦が二人の間を行き交う。

「ん――」

一瞬の静寂の後、キャロが顔を上げる。

「キャ、キャロ……」

「ね、キスって気持ち良いよね?」

「それは……」

「深く考える必要はないって言ったでしょ? ……それとも私とのキスは嫌だった?」

キャロが沈んだ声を出すと、途端に周囲の空気が潤んだものに変わる。

「嫌だなんて……けど……」

エリオはその顔を直視できず、かといって少女の裸体に目線を留まらせることもできずに、天井の辺りにふらふらと顔を向けることしかで

きなかった。
その頬の赤味がどんどんと濃くなっていく。

「良かった。ねぇ、エリオ君。もう一度キスしてもいいかな?」

「……その……うん」

二人の少年少女は、その振る舞いを普段とは大きく変えていた。
惜しげもなく端整な裸体を晒す少女は、小柄な身には不相応な色香を纏っている。
むしろ、両手両足を縛り付けられているせいか、少年の方が不安げに瞳を潤ませている儚い少女のようだ。

おずおずと目を閉じるエリオに、二度目の口付けが訪れた。
 
先の可愛らしい口接は鳴りを潜め、ねじ込むようにキャロの舌が少年の口内へ進入した。
エリオの顔にキャロの両手が添えられて、貪るようにお互いの舌が絡み合う。

「はぷ……ちゅ、んぁ、ちゅぷ……」

粘度の高い唾液がぴちゃぴちゃと音を鳴らす。
そのキスはもはや触れ合いの延長のような、可愛らしいものではなくなっていた。

「――――」

接着剤でくっつけたようにどろりと混ざり合っていた二人の唇が、ゆっくりと離れた。

「は、はぁ――ハァ――」

エリオは取り戻すように肩で息をして、キャロの顔を見つめた。
少年の濡れた瞳からは、匂い立つような、あるひとつの感情が発せられていた。
しかし、ベッドに貼り付けられた手足を動かすことはできず、もどかしげに体をよじることしかできない。

「その様子だと、フェイトさんが伝えたいことがわかってきたみたいだね」

キャロが言う。
エリオは荒い息のまま、釣られるようにフェイトの方に顔を向けた。
フェイトは揺り椅子にゆったりと腰を据えて、含みのある微笑でエリオを見つめている。

「いい顔だね、エリオ。そんなに幸せそうな顔は今まで見たことないよ」

幸せそうな――そんな顔を自分は今しているのだろうか。ぼんやりと頭の片隅で考えるエリオ。
それも一瞬の事。ずきずきと疼くような衝動に突き動かされて、エリオは言葉を紡ぐ。

「フェイトさん……これが、教えたかったことですか?」

「その、ほんの一部だよ」

「一部……」

エリオの頭の中には、塗りつぶすように期待が渦巻いていた。それが他の思考を阻害する。

「そうだよ。まだ先が知りたい?」

「……はい。教えてください――」

応えたエリオの心は、大きく波打っていた。



「はあっ、はあっ、はあっ」

荒い息遣い。
ベッドの上でエリオとキャロの裸体がもつれ合う。
手足の枷を無くした少年は、ぶつけるように少女の体と自身の肌を重ね合わせ、擦り合わせて抱きしめる。
エリオは、絹のように滑る少女の柔皮の感覚に酔いしれ、感情を高ぶらせていく。

「キャロ、キャロぉ――! んむっ、んあぅ――」

心のままに口淫を貪り、劣情を満たそうとする。だが、それは満たされるどころか益々燃え上がるばかりだ。

キャロは言いようのない感情を沸き立たせていた。
エリオは襲うように快感を求めて、口内を掻き回していく。
普段見せる快活で温和な表情。思いやりをそのまま形にしたような言葉。その人柄を表すような透き通った声。
それら全てが今のエリオには見られない。
いつもは優しさが具現化したような錯覚さえ覚える少年は、内に秘めていた淫欲に突き動かされるばかりの獣に成り果てた。

そして、それは自分の魅力がが引き出したのだ
自分に向けて発せられる生々しい情交の合図――キャロは激しい接吻を止めさせると、右の手でエリオの頬を撫でる。

967フェイトさんの教育方針 一時間目:2010/03/10(水) 19:26:09 ID:iqdq6Gps

「これだけじゃ苦しいんだよね? この『先』が知りたいんだよね? キスより、もっと気持ちの良いこと……」

「したい……もっと気持ち良いことしたいよぉ、キャロぉ」

エリオは切羽詰った表情で、頬に添えられた手を掴んだ。

「見て――」

キャロは両脚を左右に広げる。その奥に隠していたまだ幼い淫華を、空いている左手で押し広げた。

「これが私の一番醜いところ……いっつも服の下に隠してた、いやらしい部分……」

自らの台詞に興奮して、キャロの表情は蕩けていく。

「えへへぇ、フェイトさんが教えてくれたの……ここをね、ぐちゅぐちゅって弄くるの。
 それは他の人に見られちゃいけない、恥ずかしいことなんだ、って……ふふっ、えへぇ――」

言いながらくにくにと指を肉芽に絡ませる。
何かが取り憑いたような少女の様相に、エリオはごくりと喉を鳴らした。

「ああぁっ…んぅ……そんな恥ずかしいことに夢中になってるって思うと、もっとぐちゃぐちゃに濡れてきちゃうの……。
 本当はやっちゃいけないことなのに……んああぅっ……それをエリオ君に見られてるって思うと、もっと――」

キャロの指が溢れ出す愛液でべとべとになっている。

「でもね、エリオ君が望んでるのは、それよりももっと情けなくて、恥ずかしいことなんだよ……」

「…………」

少年の沈黙は戸惑いや困惑からのものではない。
期待や羨望。エリオの心臓の鼓動は早鐘のようになっている。全身が何かを求め、それに応えるかのように。

「私達、まだ子供なのにしちゃうんだよ……。
 気持ち良いってだけなのに、誰かに見られたら軽蔑されちゃうようなこと、しちゃうんだよ」

「う、ん……」

掠れた声。エリオの喉はもうカラカラだった。

「おちんちん、そんなに大きくして、私のことを滅茶苦茶にしちゃうんだ?」

「したいよ……キャロを滅茶苦茶に……」

エリオは広げた脚の向こうから覗くキャロに見せ付けるように、雄根を突き出した。
本来なら可愛らしささえ見せるはずの男性器は、張り詰めてびくびくと跳ね上がっている。

「さっきまで嫌がってたのに。気持ちが良ければそうなっちゃうんだ……」

真綿が水を吸うように、キャロの言葉はエリオの思考へと染み渡っていく。
諦めにも似た気持ちで、エリオは現実を認識させられる。自分の浅ましさ、いやらしさを。
それでも続きを求める心には抗えなかった。性欲に塗りつぶされた体の中に、道徳心など入る余地は無い。
エリオは求めるままその先を懇願した。

「惨めでも、最低でもいい……よ……」

「うふふっ、私もだよ。一緒に最低になっちゃおう……?」

少女は麗しく微笑むと、エリオの頬に伸ばしていた右手を肩に置いて、相手の体を引き寄せる。

「キャロ……」

エリオはキャロに覆いかぶさると自身のものを秘処へあてがい、ゆっくりと奥へと侵入させた。

「ふぅ、ん………あぁぅっ」

「くっ、うぅぅ――」

少女の蜜壷はその幼さを補うように、多量の粘液で潤っていた。
しかし性交の機能を果たせるにしても、慣れぬ刺激は苦痛にも似た感覚でエリオを襲う。
エリオはそれ以上動かないよう、思わず腰を押し付けた。

「んぅ、奥まで入ってる……エリオくぅん……セックスだよ……私達しちゃったんだよ……早くずぷずぷってしてぇ……」

組み敷かれたその下で、ぐらぐらとキャロの体が揺れる。

「ひあっ、キャロ、待って……! まだ先っぽがじんじんして――」

エリオはたまらず声を上げた。

「ダメぇ……するの……セックス……セックスぅ……」

キャロは快楽を求めて、強引に腰を揺り動かした。
エリオの呻き声ともつかない喘ぎ声も、耳に届いているか定かではない様子だ。



キャロの狂熱に当てられて、全身にびっしりと汗を噴出させながら腰を振りたくるエリオ。
淫汁の絡みついた肉ヒダがしゃぶるように怒張を包み込み、ざらついた壁が出入りの度に纏わりつく。
少年の剛直から送られてくる苦痛だったはずの感覚が、いつしか
エリオは少女の体が与える快楽を求めて、ぺたぺたと肉と肉がぶつかる音をより一層大きく響かせた。

968フェイトさんの教育方針 一時間目:2010/03/10(水) 19:27:50 ID:iqdq6Gps
「あぅうあ……あン…やぁっ……! ――ア、あ、はァ……おちんちんがじゅくじゅくおまんこと混ざって……エッチすぎるよぉ……んふ
、ふふっ……」

キャロが繋がった部分を見ながら笑顔で言う。
その笑いはところどころ快楽でねじれて狂気の色さえ感じさせる。
彼女の奥からは白濁した愛液が零れ出し、中に外に出入りが行われる度に涎のようにだらだらと流れ、シーツを汚していった。
そんなどろどろの粘膜を味わうように、エリオは腰のくねらせる。

「あぁー……、あぁぁああ〜……、気持ち良いぃい……このまま溶けて無くなっちゃうよぉ……」

「そんなのダメぇ……! あ"っ、あっ、んぉ……そこ…もっとぉ……おんっ……」

 品の無い喘ぎ声で、キャロは求め続ける。

「こぉ……っ? んあっ……はぁっ、くっん……」

「やあぁっ、……あへぁ……エリオくぅん、キスぅ……んむぅ」

言葉をきっかけに二人の体がぴったりと重なる。
舌の先だけをぐちゅぐちゅと絡ませながら、時折お互いの性器を交わらせる。

「はぁ……っ、ぴちゃ……ちゅ、くちゅ……んぉっ、ぅんっ、へぅ……」

もうどちらの声かも判断できないほど、二人の交わりは深くなっている。
お互いが皮膚に汗を敷き詰めて、重なった場所がにちゃにちゃと音を立てる。
辺りに立ち込める性臭も、二人の間から拡散して部屋中を満たしていく。

織り重なった舌がやがて離れると、エリオの頭がキャロの胸へと移動する。
エリオは貫くように乳首に舌を押し付け、円を描いて周辺を唾液塗れにしていく。

「ひんっ、ぃああぁっ……ちくびぃ……だめぇ……」

エリオは思うさま舐めしゃぶり、名残惜しむように甘噛みしてからその頭の位置をスライドさせた。
舌を肌に這わせながらもう一つの先端を捉えて、ちろちろと先っぽを蹂躙する。

「はあぁ……キャロの胸、いやらしい……」

引き摺るような甘い声を出しながら、エリオは顔を上げて見つめる。
まだ少年とも見紛う少女の胸は唾液でてらてらと光り、その両先端をぴんぴんに反り返らせていた。

「やらしいのはエリオ君だよ……こんなになるまでぇ……変態……」

キャロは自身の体の変化に興奮を抑えきれない様子だ。

「もっとしてあげるね……」

エリオは自分の指をしゃぶった。
そうして唾液を塗してから、人差し指と親指でぐにぐにと乳首をつねる。

「はっ、あン……はふ、んあ"ぁっ……! んくぅ……いいよぉ……エリオ君、そのまま動いて……」

エリオは脇の下辺りを手で抱えて、親指の腹で器用に乳首をこね回しながら腰を振り始める。

「キャロの中、震えてる……」

不規則に壁が収縮するのを感じながら、エリオは動きを早めていく。

「すごいよぉ……やぁあっ……ふあっ、あぁ、あっ――」

キャロは体の内も外もびくびくと痙攣させて張り詰めた痴声を上げる。

「キャロ、イキそう……? 僕のおちんちんでイっちゃうの?」

同じように切羽詰った声を出しながら、エリオは激しく少女の奥を小突く。
エリオは自身の性技が少女を絶頂に導いていることがたまらなく淫らに思えた。

いつもは禁じられていて見せない表情を、声を、本性を、こんな醜い行いの中で引きずり出していく。
ひた隠しにしてきた部分をお互いに絡み合わせて、そこから得られる快感を浅ましく共有しあいながら、それに必死にしがみつく。
秘め事――どこかで聞いた言葉が頭を過ぎる。正に、この行為を表すに相応しい言葉だ。

「イク……いくよぅ……く、んっ……エリオ君のおちんちんでイカされちゃう……」

恍惚に歪んだ瞳を細めて、告白するキャロ。
赤ん坊のように手足を弛緩させて、ただただ喘いでいる。
絶え間ない抽送で、エリオにも堪え切れない射精感がこみ上げてきている。

「僕も、イクよ……キャロのおまんこで……」

「イって……びゅうって、出して……あ"ぁああっ、イク、ひクぅ……」

「きゃろぉ……んああぁっ、ひあ、あぁっ、あぁーっ……」

エリオは締め付けるように収縮する膣に扱かれて、抜けるように声を押し出す。
頭の中を未知の快感が貫いて、性器からは甘い痺れと一緒に淫液がびゅくびゅくと放たれる。

それと同時に、キャロの体が跳ねる。
声にならない声を発しながら、がくがくと全身を振るわせた。

969フェイトさんの教育方針 一時間目:2010/03/10(水) 19:28:37 ID:iqdq6Gps

「――――き、ぁ……く……やらぁ……こんな、しゅごぃ……」

口の端に涎を滲ませて、甘美な痺れを味わうキャロ。
エリオはそんな少女の姿に見とれていた。




 ■




「エリオ、お疲れ様」

びくっと肩を震わせて、エリオは声のした方向へ顔を向ける。

「あははっ、私のこと忘れちゃうくらい夢中になっちゃったんだね」

エリオは朗々と笑うフェイトを見て、急激に現実感が戻ってくるのを感じた。

「フェイトさん……あの……」

「どう? キャロとのセックスは気持ち良かった?」

「うぁ……あの、はい……」

見られていることすら忘れるほど熱中してしまっていたことを、今更のように恥じるエリオ。
フェイトは、そんなエリオの近くに後ろ手に腕を組みながら歩み寄ると、その下で体をひくつかせている少女を覗き込んだ。

「ふふっ、キャロもいっぱい感じちゃったみたいだ」

「はい……凄かったです……」

キャロは余韻覚めやらぬ表情で、熱っぽくエリオを見つめる。
むず痒い気持ちを胸に覚えながらエリオの頬は朱色に染まる。
そんな光景を微笑ましく見つめながら、フェイトは口を開いた。

「二人にはね、まだまだ教えたいことがあるんだよ」

「え……」

「普通じゃ味わえない気持ち良さは、いっぱいあるからね――」

エリオはその声の端にぞくりとするような冷たい響きを感じ取った気がした。

970あとがき:2010/03/10(水) 19:38:52 ID:iqdq6Gps
終わりです。

なのはヴィヴィオ。フェイトエリキャロ。八神家。
この辺ってもの凄くエロくできそうな関係だよなぁと思って書いてみました。
実際形にしてみると期待通りとはいきませんでしたが……!
やっぱ行き当たりばったり文章を書いてるのがいけないのか。

ともかく、見てくださった方はありがとうございます。

971名無しさん@魔法少女:2010/03/10(水) 23:23:12 ID:7CDEu/n6
>>970
GJです。エリオは受け男がちょうどいい
これから次第でナカジマ家も入りますね
スバル=フェイト イクス=キャロ トーマ=エリオ は割としっくりくる

972名無しさん@魔法少女:2010/03/11(木) 07:26:17 ID:urshwpu6
畜生なんでトーレがロリ貧乳なんですかああああ!!

973名無しさん@魔法少女:2010/03/11(木) 07:42:25 ID:mSUhZ33Q
>>970
GJ。エリオ可愛いよエリオ

974くしき:2010/03/11(木) 09:34:18 ID:E5gjceMc
>>970
GJです
エリオ受けは至高。
逆に、キャロ受けも至高。
裏返って二人攻めフェイト受けもまた、至高だと思うのですよ。

まだ作品を完成させていない身でありますが、小ネタを思いついたので
投下させていただきます
・オリキャラ一人称
・非エロ。微エロな会話程度アリ
・題名「公務員の仕事」

975公務員の仕事:2010/03/11(木) 09:35:16 ID:E5gjceMc
私の名前はダルカ・ルーイン。14歳、女性。
つまりは、まだギリギリの範囲で、いわゆる少女。

今日も今日とて、生活相談窓口の仕事は続く。

「なるほど。お隣からの『あの』声が聞こえてきて、日常生活に支障をきたすと」

本日のお仕事は、ミッドチルダ北部地域の中でも高級住宅が立ち並ぶハイソな土地。
そこにある、これまた高級マンションの一室から、生活相談窓口へと控えめな苦情が寄せられていた。

相談者は、ベルカ自治区出身の奥様。最近、このマンションに旦那様の仕事の都合で引っ越してこられたとの話。
旦那様は同じくベルカ自治領の出身で、それなりに名前のある騎士の家系の方だとか。

ベルカ自治区を内包するミッド北部地域は、まったく異なる二つの文化が緩衝地帯なく接している場所でもある。

聖王教を背景とした、貞操観念の高い文化であるベルカ自治領。
就職年齢が極端に低く、娯楽や性分化にも奔放なミッドチルダ文化
それらが隣り合うため、文化の違いによる住民間のトラブルが耐えないのだ。
就職年齢に関しては、私も人のことを言えないけどね。

もちろん、ミッドチルダ行政局は、ベルカ自治領に対して介入する権限は持たない。
今回は、建っているマンションがミッドチルダ行政区にあるために、こちらの生活相談窓口課に相談を寄せた、というわけだ。

貞操観念の高いベルカの深窓の奥様にとっては、ミッドの奔放かつアブノーマルな夜の生活を見せ付けられて大困惑、といったところかなー。
まあ、アブノーマルさにおいては、実はベルカ文化のほうがはるかにヤバくて業が深いんだけどね。
アンダーグラウンドにあって、表には出ないだけで。
この地域でこの仕事してると、たまに行き当たる。
宗教を背景とした強い貞操観念によって発散されることなく押さえつけられている性欲が、捻じ曲がった方向に進むのはよくあることらしい。
ベルカ文化圏の人がミッドのアブノーマルな性癖に驚いたりする話は多いけど、そのおおもとは大抵、ベルカ式だったりするんだよね。

976公務員の仕事:2010/03/11(木) 09:36:05 ID:E5gjceMc
それはともかく。
奥様の話だと、わりと頻繁に隣の住人のプレイの声が聞こえてきたり、一度など廊下でナニしてる所を目撃したらしい。
部屋の中はともかく、さすがに外では自重しろミッド人。

まあ、今回のこれは単なる住民間のトラブルで、まず相談すべきはマンションの管理人だろう、とは思う。
さすがに行政局が介入する検案じゃあない。
でも、今は別に押している仕事もないし。ある程度下調べして、こっちからマンションの管理人に相談するものアリかな、と私は結論付けた。
別に、他人の色事に興味があったからではないよ?

それに、気になることがひとつ。
ここは高級マンションであり、その手の防音設備とかはしっかりしているはずだ。
この部屋で叫んだところで、隣の部屋に聞こえるかどうかあやしい。

私は奥様の許可を得てデバイスを取り出し、部屋の中をサーチする。
壁の防音は完璧。叫んだとしても、たぶん隣に声は届かない。
対魔法設計もしっかりしていて、サーチが隣室に通らない。
このつくりなら、例えば隣室の住人が魔導師でも、あっちから魔法的な手段で声を送っている可能性は否定される。
いや、そういうプレイがあるかはともかく。
逆に、こっちから隣室を魔法的手段で覗くことも難しい。
いや、奥様がピーピングしてたとか疑っているわけではなくて。
この建物の配管配線の図なんて持っていないけど、サーチした限りでは、台所の配管から声が漏れているわけでもなさそうだ。
いや、台所でのプレイの可能性を考えたわけでもなくて。

となれば・・・ベランダ?
可能性はそこくらいだ。
サーチで残響をたどってみると、やはりそこが発生源。
ベランダでプレイしているか、ベランダ側の窓を全開にしてコトに及んでいるのか。
マジで部屋の中でも自重しろ、ミッド人。

とまあ、一通りの調査を終えてその場は退散し、後日、マンション管理人に報告。
これにて、とりあえずのお仕事は終了。

さらに後日、さすがにちょっと行き過ぎはまずいという管理人からの相談でマンション内部の防犯カメラ映像を預かり、くだんの「ベランダ映像」や「野外プレイ」場面を抽出。
行政局のデータベースで人相照合したら、某管理局本局の次元航行艦提督と、その義妹の執務官が一発でヒットしてしまい、この相談自体を全力でなかったことにしたのは、また別の話。

977くしき:2010/03/11(木) 09:36:53 ID:E5gjceMc
以上でした。
お目汚し失礼です。




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