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☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第102話☆

1名無しさん@魔法少女:2010/01/27(水) 22:25:53 ID:PTO7s./k
魔法少女、続いてます。

 ここは、 魔法少女リリカルなのはシリーズ のエロパロスレ避難所の5スレ目です。


『ローカル ルール』
1.リリカルあぷろだ等、他所でのネタを持ち込まないようにしましょう。
2.エロは無くても大丈夫です。
3.特殊な嗜好の作品(18禁を含む)は投稿前に必ず確認又は注意書きをお願いします。
  あと可能な限り、カップリングについても投稿前に注意書きをお願いします。
【補記】
1.また、以下の事柄を含む作品の場合も、注意書きまたは事前の相談をした方が無難です。
  ・オリキャラ
  ・原作の設定の改変
2.以下の事柄を含む作品の場合は、特に注意書きを絶対忘れないようにお願いします。
  ・凌辱あるいは鬱エンド(過去に殺人予告があったそうです)

『マナー』
【書き手】
1.割込み等を予防するためにも投稿前のリロードをオススメします。
  投稿前に注意書きも兼ねて、これから投下する旨を予告すると安全です。
2.スレッドに書き込みを行いながらSSを執筆するのはやめましょう。
  SSはワードやメモ帳などできちんと書きあげてから投下してください。
3.名前欄にタイトルまたはハンドルネームを入れましょう。
4.投下終了時に「続く」「ここまでです」などの一言を入れたり、あとがきを入れるか、
   「1/10」「2/10」……「10/10」といった風に全体の投下レス数がわかるような配慮をお願いします。

【読み手 & 全員】
1.書き手側には創作する自由・書きこむ自由があるのと同様に、
  読み手側には読む自由・読まない自由があります。
  読みたくないと感じた場合は、迷わず「読まない自由」を選ぶ事が出来ます。
  書き手側・読み手側は双方の意思を尊重するよう心がけて下さい。
2.粗暴あるいは慇懃無礼な文体のレス、感情的・挑発的なレスは慎みましょう。
3.カプ・シチュ等の希望を出すのは構いませんが、度をわきまえましょう。
  頻度や書き方によっては「乞食」として嫌われます。
4.書き手が作品投下途中に、読み手が割り込んでコメントする事が多発しています。
  読み手もコメントする前に必ずリロードして確認しましょう。

『注意情報・臨時』(暫定)
 書き込みが反映されないトラブルが発生しています。
 特に、1行目改行、且つ22行以上の長文は、エラー表示無しで異次元に消えることがあるそうです。
 投下時はなるべく1レスごとにリロードし、ちゃんと書き込めているかどうか確認をしましょう。

前スレ
☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第101話☆
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12448/1259008244/

128軌道上に幻影は疾(はし)る:2010/02/02(火) 07:14:26 ID:moZAq.kQ
「ひとつ多いですよ」
「あれ? 三人…じゃないっけ?」
「ふたりですけど…?」
「あはは、見間違えちゃったみたい、ごめんね」
「いえ、別にいいですけど…」

リインフォースがシュークリーム。はやてがショートケーキ。
それぞれ口にしてからみんなのお土産にシュークリームをひとつずつ。
とりとめもない話をしながら家に帰ればもう3時を回っていた。
今家にいるのは昼寝をしているヴィータだけである。起きているならばシュークリームに飛びつく事だろう。
玄関の鍵を閉めれば、ノックされた。
はて、とリインフォースと顔を見合わせる。
特に家の周辺に誰かいた見覚えはない。それに、ノックせずともインターホンするのが普通だ。

「はい」

リインフォースがドアを開けるが、特に誰もいなかった。

「?」

不思議そうに周囲を見渡すが、やはり誰もいない。
ふたりとも怪訝な顔になるが、階段からヴィータが降りてくる音がしてそちらに気が行く。
目をこすり、半分あくびしながら手を上げる。

「あー、ふたりともお帰り」
「うん、ただいまヴィータ」
「ただいま、ヴィータ」
「シュークリーム買ってきたで、ヴィータ」
「ほんと! 翠屋だよね?」
「うん。お茶淹れよう」

ふたりをほほえましく見やりながら、リインフォースは再び鍵を閉めた。

それからシグナムが帰ってきて、シャマルとザフィーラが帰ってくるともう夕方。
全員が帰ってくるまでにヴィータがもうひと眠りするために二階に上がった。

晩御飯の準備は三人でした。シャマルとリインフォースが実践、はやてが監督である。
難航したお料理教室だったがはやての的確な指示のもと、体裁は整った。
さてお皿を並べようとしたところ、階段を下りる音がした。他全員がリビングにいるのだから、ヴィータが起きたのだろう。
そう思っていたのだが、料理を並べ終えても顔を出さない。
結局、2階まで行けばまだヴィータがまだ寝ていた。
誰かが降りてきた音は聞き違い…だったのだろうか?

何かおかしい。
はやてが薄くそう思いながらも、いつもと変わらぬ振る舞いをする。
いただきますをし、ごちそうさまをし、食器を片づければお風呂だ。
ヴィータと入る事が多かったが、やはり最近はリインフォースと一緒だ。
長いリインフォースの髪をはやてが洗うのだが、それが楽しみのひとつになっている。
代わりにリインフォースがはやての髪を洗ってくれるのだ。
わしわしとはやての髪を世界が嫉妬する髪にすれば、シャワーの温度をリインフォースが確かめる。

「さぁ、流しますよ。目を閉じてください」
「いやぁ、リインも髪洗うの上手になったなぁ」
「そんな…まだヴィータの方が上手ですよ」

はにかむリインへ鏡越しに微笑めば目を閉じた。ちょうどいいシャワーがはやての頭上から降ってくる。
丁寧に髪を梳かれれば、少しだけはやてが目を空ける。
鏡越し。誰かが立っている。ように見えた。気がした。

129軌道上に幻影は疾(はし)る:2010/02/02(火) 07:15:09 ID:moZAq.kQ
「え」

まだしたたるお湯が目に入る。思わず、目を瞑った。すぐに目を開けて振り向くが勿論リインフォースしかいない。
鏡越しにも、きょとんとしたリインフォースしか映っていない。

「どうかなさいましたか?」
「ん…いや、なんでもないよ」

変だ。
徐々に、猜疑心が確信になっていく。それが決定的になったのは、深夜だった。
冬の夜だ。寒さは厳しいものである。
しかしそれも右にヴィータ、左にリインフォースを伴った川の字になれば心も体も暖かい。
しっかり布団をかぶり、三人仲良く眠っていたがふとはやてが目を覚ます。
風が頬をなでてる感じがする。
ちょっとした寒気に目が覚めたのだ。身を起こさず部屋を見渡せば、ドアが少しだけ開いている。
きちんと閉じたはずだと思ったはやてが総毛立つ。

覗いている。誰か。眼がはやてを見詰めてくる。
悲鳴を上げた。ヴィータとリインフォースが飛び起きる。

「はやて?」
「どうなさいました?」
「だ、誰かおる! ドア!」

震えるはやてをリインフォースが抱きしめ、ヴィータが入口に駆け寄る。
誰もいない。
すぐにシグナムたちも上がってきた。

「どうなさいました?」
「はやてが誰かがいるって言ったんだけど」
「誰かが覗いてた!」
「…まさか」

はやての寝室に来るまでに、シグナムはなにも感じなかった。誰かいたとして、気づかぬほどなまっているつもりはない。
シャマルも首を振っている。八神家には依然として結界を施してある。セキュリティ代わりだ。
そして、特に怪しい反応はない。

「確かにいたのですか?」
「目が…目があってん」

ザフィーラも疑うわけではないが確認をする。達人たちがこれほどひしめく家である。
ただの不審者では侵入しただけで気取られてしかるべきだ。
それが主人の部屋にまでたどり着かれるとは。

結局その場は見間違いという事で収まった。
しかし次の日も、その次の日も何かしらおかしい事がはやてに起こり続けた。
そうしてまた病院に診察してもらう日が来る。
石田の診察もそこそこに、はやては昼子を探した。リインフォースと、念のための護衛にヴィータとザフィーラもついてきている。

「空見のばーちゃん」
「おやおや、ヴィータちゃん久しぶりだねぇ」

昼子は今日も中庭のベンチ出日向ぼっこであった。
リインフォースに車椅子を押されるはやてを遠目に認めれば昼子の顔が曇った。

「こんにちは、昼子さん」
「こんにちは、はやてちゃん。それにリインフォースちゃんにザフィーラだったねぇ。それと…」

昼子がはやてのとなりを見詰める。誰もいない。
はやてがゾッとしながら昼子の視線を倣う。誰もいない。

130軌道上に幻影は疾(はし)る:2010/02/02(火) 07:15:53 ID:moZAq.kQ
「…や、やっぱりおるんですか…?」
「……いるねぇ」
「前に来た日から、ずっとなんです…ずっと不思議な事が起こって…誰もいないのに、誰かいるんです…」
「落ち着いてはやてちゃん、大丈夫。まだ大丈夫だよ」
「でも、ずっとわたしに付きまとって来るんです。窓から覗いてきたり、携帯から変な着信があったり…」
「落ち着くんだよ、大丈夫、大丈夫だから」

昼子がなだめてもはやてが震えて止まらない。
今回ばかりはヴォルケンリッター誰もが頼りにならなかった。
誰も見えない。誰も感じない。はやてにずっとまとわりついてくるのだ。

「はやてちゃん以前死相があったけどねぇ、本当に不吉な死相だったんだ」
「はい…わたしが生き残ったのも奇跡だったって分かってます」
「それが妬ましいんだよ。死ねばよかったのにと思って付きまとってるんだ」
「…わたし…わたし…」
「大丈夫、お祓いしてもらえばまだ大丈夫な程度だよ」

すぐにはやてが従った。病院から出た足で山の方にある神社へ四人で赴いたのだった。
すっかり憔悴したはやてに、誰も気のせいだとは言えない。真剣に「何かある」と確信してはいるのだ。
しかし誰も何かできなかった。結界を強くしても、探知魔法を鋭くしても、はやてにつきまとう何かの正体を暴けないのだ。

踏切を渡れば後少しで神社という所。
リインフォースが押していた車椅子が線路の真ん中で動かなくなった。

「なにやってんだ」
「あれ?」

押しても引いても車椅子が動かない。はやてが不安そうに見上げてくる。

「おい!」
「動かないんだ! 車椅子が!」

はやての顔が蒼白になった。カンカンカンカン。遮断が降りてくる。
真っ赤になってリインフォースが精いっぱい力を込めるが駄目だった。
ヴィータと背筋を凍らせながら手伝うが、動かない。
車椅子からはやてを下ろそうとザフィーラが抱き上げるが、

「痛ッ・・・!」

まるで固定されているようにはやてが動けない。誰かが腰に抱ついているような感触がある。
電車が見えた。逆に車掌もはやてたちを見えているはずなのに減速する気配はない。

「やばいって! おい!」

魔力を込めてヴィータとリインフォースが車椅子を押すが動かない。
電車が近づいてくる。止まる気配がない。
ザフィーラが電車を止めるか、車椅子を押すか一瞬だけ判断に迷う。
車椅子を押す側に回った。
力いっぱい押す。電車が通過した。
間一髪で、車椅子を線路から押し出せた。はやての耳に、しっかりと舌打ちが聞こえた。
線路の真ん中に誰かを見た気がしたが、確認しようにも電車で見えない。

「な、なんだったんだよ…」
「ひっ…!」

少しだけはやてが衣服をまくると、腰にびったりと腕が巻きついてた痕がついていた。
急いで神社まで転がりこめば、お祓いをしてもらう。

「これでもう大丈夫です。憑いていた一人は祓いましたよ」

神主の言葉にはやては思わず涙を零しそうなほど安堵した。
もうこれで恐くない。
次の日、昼子の所に報告へ行った。
やはり中庭のベンチに座ってこっくりこっくり、船を漕いでいた。
眠っていればやはり後日また来ようと思ったが、はやてが近づくと顔を上げた。

「おはよございます」
「おやおや、はやてちゃん、こんにちは」
「昨日はありがとうございました。おかげで憑いていた一人をお祓いしてもらえました」

昼子が強張った。

「視えてるだけでもまだ五人いるよ…」

はやての耳に、しっかりと舌打ちが聞こえた。

131タピオカ:2010/02/02(火) 07:19:21 ID:moZAq.kQ
実験的な話です
と、言い訳させてくだせぇ
いつかエロと恐いの混ぜた話書きたいなぁ、と思いますので、今回はそのテスト的な

お邪魔しました

132名無しさん@魔法少女:2010/02/02(火) 08:14:19 ID:Ks/1ORkw
タイトルが富士鷹ジュピロしてる。

133名無しさん@魔法少女:2010/02/02(火) 08:33:26 ID:r0Yc7ZGs
はやてにしてもフェイトにしても、作中で妬み恨みを言われたりしてるシーンが無かったのって未だにどうかと思うんだ
あれだけ被害出しといて今はエースとか、いつ刺されたり撃たれてもおかしくないと思うんだがな

で。
ううむ…病院ネタってリリなのだと使いにくいネタなのな…
ホラー系はユーノとかすずかとか、或いはローウェル繋がりでアリサかなのは
くらいしか思いつかない。俺の発想が貧困なのかな?

ユーノで思う事。
映画のユーノは良いキャラだったが、あのアルフと戦ったのかと思うと…
アルフといいリーゼといい、あの時裏で逆レイプされてたんじゃないかと…

134名無しさん@魔法少女:2010/02/02(火) 09:34:49 ID:llo3uon2
リリカルの魔法って科学の延長上じゃなかったか?プログラムの一種のハズだし

135名無しさん@魔法少女:2010/02/02(火) 11:09:36 ID:UuL1tcYs
>>131
これははやてが発狂しそうだ…(((((( ;゚Д゚))))
続編で五人にはやてを陵辱させれば、エロ恐いのは完成では?

あと、いくらザフィーラでも電車には勝てないよなと現職運転士の俺がマジレスw

136銀河昴:2010/02/02(火) 11:30:48 ID:MzIFcGvE
今日中にスバル×ギンガのレズSSを投稿しますが、宜しいでしょうか?

137名無しさん@魔法少女:2010/02/02(火) 11:51:04 ID:MzIFcGvE
今日中にスバル×ギンガのレズSSを投稿しますが、宜しいでしょうか?

138名無しさん@魔法少女:2010/02/02(火) 12:19:20 ID:6S3KA2v6
しつこいなぁ。
返事がないってことは今は誰もいないということ
そして、誰もいないということは投下が被ることはなく、投下しても誰にも文句言われないってことだ


つまり、何が言いたいかというとだな…………
期待してるから早く投下してください!!ってことだ。

139名無しさん@魔法少女:2010/02/02(火) 12:29:20 ID:MzIFcGvE
すみません……間違って二度と投稿しちゃったんです、以後気よつけますので、宜しくお願いします

140名無しさん@魔法少女:2010/02/02(火) 12:43:33 ID:6S3KA2v6
>>139
期待してるぜ

141名無しさん@魔法少女:2010/02/02(火) 15:12:07 ID:4e1RcZZw
どっかの女子寮(或いは鹿児島の某家)から退魔師連れて来れば一発で解決じゃって思ったけど
内容がクロス気味になっちゃうし、簡単に解決されたらストーリー的に身も蓋も無い事に気づいた

142名無しさん@魔法少女:2010/02/02(火) 19:07:10 ID:VFb6KJ1g
>>141
それに、その人達とはやて、って面識ないんじゃ…

143名無しさん@魔法少女:2010/02/02(火) 19:14:04 ID:DCrmofZE
石田先生→フィリス先生→リステイてな具合で某家との面識がと思ったけど、
この世界だとフィリス先生は八神家の末っ子なんだよね……

なのちゃん→くーちゃん→那美さんも無理……

144サイヒ:2010/02/02(火) 19:43:12 ID:OTJY1rE6
>前スレシガーの旦那
不倫カリムはネタがないんで勘弁してね。
代わりに旦那の好物のヴァイシグ書いてきたんで、パンツ履いてください。


というわけでヴァイス×シグナムでエロなど投下。
俺の作品では毎度のことですが、二人が恋人同士になった過程は一切合切キングクリムゾンかましてますんでそこんとこよろしく。

145男が煙草をやめたわけ:2010/02/02(火) 19:44:04 ID:OTJY1rE6
 部屋の空気が、ぬめっている。
 季節は秋口。一年で一番夜が涼しく過ごしやすいはずの季節。だが今この部屋の空気は、暖房の消し忘れに加え
て、情事で撒き散らした二人分の熱気と汗が混ざり合っている。ひどく生ぬるい熱帯夜のような状態だった。
 身体にまとわりつく空気には、不快さしか覚えない。大きく息を吸ってみても、口から入ってくるのは湿った重
苦しい空気。気分が入れ替わってくれない。
 ヴァイスは空気以上に重たい身体をのろのろ起こすと、ハンガーに引っかけたズボンへと手を伸ばした。
 ポケットから出したのは、煙草とそこそこ使い込まれたライター。一本くわえてかちりと火を点けた。
 吸い口から漂い出す霞んだ煙を、喉の奥までいっぱいに吸い込む。
 呼吸の時とは違い、肺の中ぴりぴりして少しだけ水気が取れたような気分になった。
 しかし、煙草を口から離して息をすれば、またもやついた空気が肺に入ってくる。
 煙を盛大に口から吐き、もう一度大きく吸い込む。ちりちりと、葉の燃える微かな音が耳に響いた。白い煙を吐
いて、また吸う。煙が出終われば、またもう一度。
 煙を大きく吸い込むせいで、煙草はすぐフィルターまで燃え尽きた。
 もう一本喫おうか考えていたヴァイスは、ふと背後に動く気配を感じた。
 振り向けば、隣で眠っていたはずの女が身体を起こしてじっとこちらを見つめていた。

「姐さん起こしちゃいましたか。すんません」

 女は、烈火の剣聖シグナムは、何も言わぬままヴァイスに視線を送っている。
 シグナムはいつもは束ねている髪を背中に流し、その身には何もつけていない。髪の毛結んだままや衣服を着け
たままで行為に及ぶ奴の方が珍しいが。
 大きく隆起した胸にシーツが引っかかってるのがやけに色っぽくて、ちょっとヴァイスは目を逸らした。
 その横顔を、シグナムはじっと見つめ続けている。
 なんか顔にでもついてんのか、と喫い終わった煙草を口の端にぶら下げたままヴァイスが思案していると、よう
やくシグナムが口を開いた。

「煙草」
「これがどうか?」
「お前、嗜んでいたのか」
「ああ、そういや姐さんの前で喫ったことなかったですかね」

 吸殻をもみ消し、ヴァイスはベッドに戻る。

「気分転換っつうか手持ち無沙汰っつうか、なんとなく喫いたいなぁって時にしか喫わねえっすから。三日に一本
ぐらいか」
「嫌いでもないが好きでもない、ということか」
「どっちかってえと好きなんすけどね。武装隊入りたての頃はよく喫ってました。妹は嫌いで、よく煙草くさいっ
て嫌がられたもんですが」
「主はやてやテスタロッサ達も、あまり好きではないな」

 隊長陣が揃って嫌煙家のため、機動六課は基本喫煙禁止である。
 喫煙室と自室では許されているが、亭主の好きな赤烏帽子というやつで、上が嫌っているとなればみんな自然に
慎むようになっていく。
 ヴァイスもいつしか、めったと喫わなくなっていた。

「それに、仕事上の理由であんまり喫わないようにしてんですよ」
「狙撃と煙草に関係があるのか?」
「いっぺん癖になったら、ヤニが切れるとイラついて集中力がすっげえ落ちんですよ。狙撃手は集中力が命っすか
ら」
「なるほど。……ちょっとその箱貸してもらえないか」

 ヴァイスが煙草の箱を手渡してやると、シグナムは裏の成分表や注意事項を読んだり、箱から抜き取ってしげし
げと眺めたりと、あれこれひねくり回した。
 その仕草には、普段のシグナムにはない子供っぽさがあった。珍しいもんだと、ヴァイスはちょっと眼を細める。

146男が煙草をやめたわけ:2010/02/02(火) 19:44:55 ID:OTJY1rE6
「……姐さん、ひょっとして煙草に興味あったりします?」

 ヴァイスが訊ねると、シグナムはこくりと頷いた。

「古代ベルカ時代から、煙草を好む者は多かった。あの頃は煙たいとしか感じなかったが……お前が喫っているの
を見ていたら、なんとなく興味が出てきた」
「じゃあ、一本やってみます?」
「…………そうだな。なにごともやってみないと分からない」

 一瞬逡巡の色を見せたが、好奇心が勝ったのかヴァイスの提案にシグナムは乗ってきた。
 シグナムが手にした一本を口にくわえる。

「あ、歯でくわえたら駄目っすから。簡単に噛み千切れるんで、唇で。あと、火を点けた時に息を吸って。そうし
ないと火が点かない」
「意外と面倒な物なのだな」
「いや、ほんとこれぐらいなんで。…………じゃあ点けますよ」

 ライターの火を近づける。薄暗がりの中にシグナムの顔がぼぅっと浮かび上がった。
 言われたとおりにしたらしく、ちゃんと火は点いた。だが、そのままシグナムは音が立つぐらいの勢いで煙草の
煙を吸い込んでしまった。

「っ!? げほっ!! ごほっ!!」

 当然の如く、シグナムは派手にむせ返った。

「だ、大丈夫っすか姐さん?」

 涙ぐみながら何度も咳き返るシグナムの背中を叩いてやるヴァイス。

「初めてなのに、あんな派手に喫ったりしたらそりゃむせますって」
「お前はさっき、げほっ……これぐらい大きく喫っていただろう」
「そりゃ俺は何年も喫ってますから。最初は、喉の手前で出し入れする感じで慣らしてくださいよ」
「……わかった」

 再度煙草をくわえたシグナムが、今度はちゃんと小さく煙草を喫っては煙を吐く。しかし一服するごとに、シグ
ナムの眉間に皺が寄っていくのが見えた。
 ヴァイスの倍以上の時間をかけて喫い終わった時には、どくだみ茶原液の一気飲みでもやったような顔になって
いた。

「…………うまいものではないな」
「まあ、これけっこうきついやつですし。とにかく慣れないとどうしようもないもんなんで」
「健康に悪そうな味だ。テレビでもよく、肺がんになるから止めろと言っている。百害あって一利なしとしか思え
ん」
「そんなにまずかったっすか?」
「苦い。とにかく苦い。思い出したくないぐらい苦い」

 風邪薬を無理やり飲まされた子供のような感想である。
 煙草に興味を示した時の反応といい、どうも今夜のシグナムは外見以下の仕草を見せることが多い。
 そんなシグナムを見ているうちに、ヴァイスの中にいたずら心が芽生えてきた。

「そんなに煙草は嫌っすか」
「ああ」
「烈火の剣聖なのに?」
「火と煙は関係ない。剣はもっと関係ない」

 小馬鹿にされたと感じたのか、シグナムがちょっとむっとした。
 ヴァイスは笑いながら、顔を近づける。

147男が煙草をやめたわけ:2010/02/02(火) 19:46:23 ID:OTJY1rE6
「だったら、こうやっても?」

 不意打ちで、そのまま唇を合わせた。
 驚いているうちに、手早く舌を送り込む。
 柔らかい舌を絡めとり、自分の舌に残る煙草の味を伝えるように舌を動かした。そうすれば、ヴァイスの舌にも
シグナムの甘い唾液が味わえる。
 手は、反射的に強張ったシグナムの身体をなだめるように撫でた。
 長くさらさらとした髪の毛の上から、ヴァイスは背中を撫でる。背骨のこつこつとした感触を一個ずつ確かめて
いき、腰まで到ればまた上っていく。二度繰り返したところで、シグナムの身体から硬さが抜け、くたりともたれ
かかってきた。
 そのままほとんどヴァイスのなすがままになったシグナムの唇をたっぷり楽しみ、ヴァイスは離れた。

「どうでした?」
「……やっぱり、いい味じゃない」
「じゃあもう、今晩はキスしませんけど」
「…………」

 思いっきり睨まれた。
 そのまま文句が来るかと思っていたのだが、反撃で来たのは言葉ではなく唇そのものだった。
 今度はヴァイスの口が塞がれる。自分がしたのと同じく、即座に舌が入ってきて口の中を舐め回す。
 ヴァイスも応えようとするが、それを嫌がるようにシグナムは舌に舌を絡ませ、動きを封じてくる。
 舌同士の合間から空気が入ってきては唾液を泡立たせ、くちゅくちゅと水音を立てる。
 なし崩し的に、二人を包む雰囲気は男と女のものになっていた。
 気分に押し流されるまま、ヴァイスはシグナムをベッドに押し倒し、肢体にまとわりついたままだったシーツを
引き剥がす。
 胸から腰にかけての白い肌。そして大きく柔らかな胸が暗い部屋の中で露になった。何度も何度も見ているのに、
いつもその美しさに見惚れてしまう。
 陶然としながら、ヴァイスはまず乳房に手を伸ばす。
 本人の堅物な性格とは逆に、胸はヴァイスの手へ媚びるように馴染んだ。指先に力を込めれば込めるだけ形を変
え、緩めても未練がましく手に貼りついてくる。乳首も手のひらに転がされるのを望むように、すぐ硬くなった。

「ん……くっ、はぁっ…………」

 ようやく唇を離したシグナムの吐息に艶が混じっていくのに満足しながら、ヴァイスは下半身にも手を出す。
 ほんのさっきまで、何度も突き入れて交じり合っていた場所は、ぴったりと閉じられ指を拒んでいる。しかしそ
の奥底にはまだ熱さを残していた。入り口を少し撫でただけで、冷えて固まった脂が炙られて溶け出すように、と
ろとろと愛液が垂れてくる。
 頃合を見て、ヴァイスは指を差し入れた。

「姐さんのここ、すごく柔らけぇ」
「な、何を今更……」

 シグナムの中の柔らかさは、胸とはまた違ったものがある。胸には、はっきりとした手応えがあるが、膣はつぷ
つぷと沈んでいく不確かな柔らかさ。そのくせ、しっかりと侵入者を包んできて離さない。
 自分の指が溶け出してシグナムの中へ広がっていくような錯覚すら、ヴァイスは覚えていた。

(なんか違うんだよな、姐さんのここ)

 シグナムと付き合いだす以前から、風俗で何人か女の身体は知っていた。
 彼女達に指で愛撫した時の感触を思い出すと、どうもうまく言葉にできないがシグナムの蜜壺とは違った感触だっ
たような気がする。
 魔導師として鍛えられているシグナムの締めつけが一般人より強いのか。それとも女として純粋に名器なのか。
はたまたそこに愛情とやらがあるからなのか。

(まあ、どうでもいいか)

 他の女がどうだろうが、自分とシグナムが気持ちいいならそれで万事問題は無い。
 勝手に自己解決したヴァイスは。指をもう一本潜らせる。
 シグナムも攻められっぱなしではなく、ヴァイスの股間に指を這わせてきた。しなやかな指を絡められただけで、
ヴァイスの肉棒は最大限にまで膨れ上がった。

148男が煙草をやめたわけ:2010/02/02(火) 19:47:16 ID:OTJY1rE6
「お前も気持ちよさそうだな」

 嬉しそうに眼を細めながら、シグナムはゆっくりとしごき立ててきた。
 男でもここは濡れるのか、などと心底驚いていた頃に比べれば、シグナムの指技は段違いに上達している。
 丸まった先端から出る粘液に指をまみれさせながら、全体に塗り広げていく。
 たちまち、お互いの股間から立つ二種の卑猥な音が重なった。そこにヴァイスはもう一種加える。指だけで揉ん
でいた胸へ、勢いよくしゃぶりつく。

「くぁうっ……はぁんっ!!」

 シグナムを見た者なら誰でも目を引かれる大きな胸は、見た目以上の揉みごたえある上に、感度も良好。
 乳首を甘噛みするだけで、上と下の口から涎が止めどなく流れて、ヴァイスを汚す。

「胸とあそこ、どっちが気持ちいいっすか?」
「そんなことぉ、訊くな……!」

 日常では絶対に出さない、水気と艶にまみれた女の声。
 それが聞きたくて、くだらない質問をする。

「じゃ、比べてみますか。まずこっち」
「くふぁっ!?」

 指の谷間で乳首を挟み込み、残りの指で乳房をぎゅっと握りつぶす。

「で、次こっち」
「ひゃん!?」

 胸を手から解放し、今度は指二本で秘所をぐちゅぐちゅとかき回す。

「どっちがよかったです?」
「わ、わかるかっ!」

 睨めつけてくるが、涙目なのでちっとも怖くない。むしろ可愛い。

「じゃ両方ってことで」
「ば、ばかっ! そんな……くはっ!!」

 胸も股間も、でたらめに指で弄ぶ。
 翻弄されているシグナムは、もうベルカの騎士でもSランク魔導師でもなんでもない。ただひたすら喘ぐだけの
か弱いただの女だった。
 声の響きから最期の近さを聞き取ったヴァイスは、愛撫を丁寧なものに戻し、段階を一段引き上げる。
 乳房は特に感じる先端へと責めを集中させ、左手全体でシグナムの性器を揉む。手のひらと中に挿れた指で挟み
込むようにして刺激しながら、下の突起も指で押しつぶす。
 だが、最後のもう一押しが、どうしてもいかない。快感に悶えているのに、達してくれない。
 快感が足りないのかと感じやすい場所を念入りに刺激してみるが、シグナムは指をきつく噛みしめるばかりで終
着点へ逝かず。
 明らかにシグナムは自分の意思で絶頂を耐えている。

「姐さん、なに我慢してるんですか?」
「わ、私の方が一回多かった……から」
「はい?」
「さっきしていた時、私の方が、その…………た、達した回数が一回多かった。……またお前にイかされたら……
連敗するようで、嫌だ」
「…………」

 あまりに予想外な回答に、一瞬ヴァイスは手も口も動かすのを忘れた。

(…………回数かぞえてたのかよ。ってか、こんな時までバトルマニアな癖出さなくたっていいだろ)

 けっこう本気で呆れる一方、心の反対側では俄然闘争心が湧いてきていた。
 女にこんなことを言われれば、意地でもイかせたくなるのが男という者である。

(このまま手でやれそうだけど、どうせならハンデ無しがいいか)

 その方が、勝った時の充実感は大きい。
 肉棒を握ったままだったシグナムの手を解き、切っ先を秘裂にあてがう。

149男が煙草をやめたわけ:2010/02/02(火) 19:48:00 ID:OTJY1rE6
「じゃ、いきますよ姐さん」
「ああ…………きてくれ、ヴァイス」

 肘で自分の身体を支えながら、腰にだけ体重をかけて進めていく。奥にたどり着けば、一度止まる。挿入でやや
乱れたシグナムの呼吸が整ったところで、一気に動かした。
 ぞくりと、指とは比べ物にならない快感が来る。理性が蹴飛ばされて情欲が身体を支配する。もう、腰が止まり
はしない。

「くふっ……! あっ、あっ……!」

 ヴァイスの腰のテンポに合わせて、シグナムは謳うように喘ぐ。
 鋼のような雰囲気をまとうシグナムだが、一度蕩けてしまえば後は二つ名の如く官能に燃え上がっていく。
 自分から腰を揺り動かして恋人を求め、秘所は肉棒をくわえこんで逃そうとはせず、精液を欲してどこまでも貪
欲な雌と化す。
 抽送を緩めたタイミングで妖しく腰を振られ、思わず出しかける。奥歯が砕けるほど噛んでなんとかやりすごし
たが、ヴァイスは内心冷や汗をかく。

(やべぇ……始まったばっかだってのに、けっこう洒落になんねえぞ)

 限界が近かったシグナムの様子からして余裕で勝てると思っていたのだが、逆にこっちが崖っぷちへ寄り切られ
そうである。手で引き上げられていた自分の限界が、予測していたより近かったこともある。
 へその下からくる快感の波で、理性と射精の壁へ一秒ごとにひびが入る。
 このままでは間違いなく自分が負けると悟ったヴァイスは、切り札を切る。
 少しペースを落として、シグナムの頭に理性を戻らせる。
 瞳が焦点を結んだタイミングで、囁いた。

「シグナム」
「…………っっっっ!?」

 姐さんとはつけない、彼女そのままの名前。
 効果は劇的だった。
 ただでさえ紅潮していた頬が完全に真っ赤になり、膣がきゅうっと音を立てそうなぐらい締まる。
 締めつけられてヴァイスはさらに限界が近づくが、それはシグナムも同じ。びっちりと隙間なく締めつけたことで、
膣の感度は最高潮にまで達している。
 この機を逃さず、ヴァイスは一気にスパートをかけた。

「ひゃっああああん!!」

 恥骨同士がぶつかって、ぱんぱんと音を響かせる。
 容赦なく膣壁をこそぎ落とされ、がくがくとひきつけのようにシグナムが痙攣し、切れ切れの悲鳴が上がる。

「んっ、あっ、あぁーーっっっっ!!」

 ぶつり、と全ての動力が落ちたようにシグナムの動きが止まった。反り返ったまま数回身を震わせ、ゆっくりと腰
がシーツへ落ちた。
 忘我の境にいるシグナムを満足に見下ろし、ヴァイスは肉棒を引き抜く。白い身体がもう一度ぶるりと大きく身震
いし、愛液の名残がぴゅっと漏れ出た。

「はあ…………きもち、よかった……」

 愛する男に名前を呼ばれ、愛されて達し、恍惚とした顔で横たわるシグナム。そのまま眠ってしまいそうに幸福そ
うな顔をしている。
 しかし、ヴァイスは恋人が眠りに落ちるのを許さない。
 さっきまでと変わらぬ速度で、再度腰を叩き込む。

「ああっ! あっ! あっ、あっ!」

 シグナムの背が弓のようにしなり、喉から激しい啼き声が上がる。

「あふっっ! ひああぁぁ!! ま、まてヴァイスっ!!」
「悪いシグナム、俺まだイッてねぇし」

 強く奥底を叩いて乱れさせながら、シグナムの顎に手をかけ自分の顔を向かせる。
 潤んで蕩けきった眼を見つめて、言った。

「それに、シグナムの感じてる顔、もっと見たい」
「ばっ、ばかなことを…………くはっ!!」

 腰だけでなく、指で秘芯を弄くって感じさせれば、シグナムの顔に一瞬浮かんだ狼狽が官能に取って代わられる。
 自分自身とシグナムを一気に追い込むべく、ヴァイスは腰を加速させた。
 こりっとした子宮口を突き上げ、エラ張った雁首で念入りに膣壁を擦り上げる。
 果てたばかりの膣は、乱暴な結合にも敏感に反応してくる。締まった状態のまま、襞が細かく震えて貪欲に肉棒を
しゃぶり、精液を吸い取ろうとしてくる。この動きがたまらない。
 膣に追い立てられて、快感が喉元まで競りあがってくる。もう限界が近い。

「ヴァイスっ、はぁん! 一番奥に……お前をくれっ……!!」

 本心からの言葉と腰に絡みつく足が、膣内射精以外の選択肢を消し飛ばす。
 もとより、ヴァイスもそれ以外にことは考えていない。
 いっそう強く肉棒を突き入れる。シグナムもしがみついたまま腰を振り立ててきた。
 息が切れかけた瞬間、頭の中が真っ白になり、白い衝撃が腰から突き抜けた。

「あ、ああああぁぁぁっ、い、いくぅっ!!!!」

 シグナムの叫びと共に、ヴァイスも爆ぜた。

150男が煙草をやめたわけ:2010/02/02(火) 19:48:47 ID:OTJY1rE6
          ※




 シグナムと同衾した日の翌朝は、早い。
 ヴァイスとシグナムの関係はそこそこ知られているが、風紀の乱れになるのでなるべく人目につかないように、
という部隊長直々のご命令があった。
 つまり、見つからんようにするならいくらでも好きにしてええで、ということである。
 ありがたいお言葉どおり、抱き合った次の日は夜が明けるかどうかというぐらいに部屋を出てそっと自室に戻る
のが、ヴァイスの行動パターンだった。
 早起きにぼやけた頭と身体を動かして服を着たヴァイスは、ベッドサイドに置きっぱなしだった煙草を手にした。
 まだ半分以上入っている箱を手に、ちょっと思案してからヴァイスは一本出して火を点けた。

「また喫っているのか」

 同じく身づくろいをしていたシグナムが、ちょっと批難の混じった視線を向けてきた。

「ちょっとだけ我慢してくださいよ。こいつで正真正銘最後なんで」
「正真正銘……?」

 手早く喫い終えたヴァイスは、吸殻を箱もろともゴミ箱へ捨てた。
 ライターは意匠が気に入っていており、ガスが切れても補充し使い続けておりちょっと惜しかったが、これも
未練と一緒にゴミ箱へ放り込む。

「お前…………ひょっとして煙草をやめるのか?」
「いい機会なんすよ。禁煙しきれなくてだらだら喫い続けてただけですから。ラグナにもよくやめろって言われ
てましたし」

 吸殻を発見される度に、説教一時間コースをくらっている。

「それに、姐さんに煙草くさくてキスすんの嫌だって言われるのは、俺も嫌ですし」

 自分には似合わぬ、ちょいときざな台詞など口にしてみる。
 てっきり、なにを馬鹿なことをと言われるものだと思っていたが、シグナムはきょとんとした顔をしてまじま
じとこちらを見つめてきた。
 その頬が、みるみる髪と同じ桜色に染まっていく。

「…………じゃ俺、そろそろ行きますんで」

 面映い空気に耐え切れなくなったヴァイスが出て行こうとした時、背中にシグナムの小さな声がかかった。

「ヴァイス…………煙草は嫌いだが、お前を嫌いになることはないぞ」

 思わぬシグナムの言葉に振り向けば、軽く睨まれ横を向いてしまった。
 早く出て行けと言葉が飛んでくる前に、ヴァイスはシグナムの部屋を出る。廊下を歩きながら、ヴァイスの口
元は自然と笑ってしまっていた。
 人が来るかもしれないからしゃんとしなければと気を引き締めても、すぐにまたにやけてしまう。

(あの顔が見れただけでも、禁煙の価値はあるよなあ)

 にやにやと笑み崩れながら、ヴァイスは今日もいい日になりそうだと思った。




          終わり

151サイヒ:2010/02/02(火) 19:50:36 ID:OTJY1rE6
以上です。
シグナムさんはなのは女性キャラの中でベスト3に入るぐらい好きなんですが、
ネタがまったくと言っていいぐらい思いつかない人。
俺はいつもやってるクロフェみたいなべたべた甘々なもんが書いてて好きなんで、
そういうイメージと遠いシグナムは書きにくいんでしょうね、と自己分析。
ある程度女慣れしてるヴァイスがシグナムいじくる感じでいいんかなー。


関係ないけど、ゲームのシグナムの生足はエロすぎだと思います。
勝利ポーズのローアングルとかマジヤバイ。

152銀河昴:2010/02/02(火) 21:23:25 ID:MzIFcGvE
投稿乙です

続けて今からSSを投稿します、初なのでよろしくお願いします

タイトルは「姉妹の雫」です
注意事項
エロ
スバル×ギンガ
レズSS
初投稿
レス12前

153姉妹の雫(1/12):2010/02/02(火) 21:28:36 ID:MzIFcGvE
スバル・ナカジマは久々の長い休暇を取り実家に戻っていた、最近は家族が増え、和気あいあいと暮らそうと思っていたが

ナカジマ家
今現在、スバルはソファーでテレビを見ていた
「ねぇ……ギン姉」
「なぁにスバル?」
スバルの姉、ギンガ・ナカジマは洗濯物を畳んでいた
「お父さんは何処行ったの?」
「旅行よ♪」
「ノーウ゛ェは?」
「旅行かな?」
「ウェンディは?」
「旅行じゃないかな?」
「ディエチ…」
「旅行♪」
「じゃぁ…チンク…」
「旅行」

そう今現在ナカジマ家はスバルとギンガしか居ないのだ、ギンガによると、父ゲンヤ・ナカジマが親睦を深めようとナンバーズを連れて旅行に行っているのだ
「いつ帰ってくるの?」
「そうね……私とスバルが休暇終わるの一緒だったよね?」
「うん」
「それだと……休暇が終わる1日前に帰ってくるね」
「結構長いよ!?私とギン姉の休暇(汗)」
さらにさらに聞いていいくと、ゲンヤが福引きで旅行券を引いたのはよいが、5名しか使えなかったらしく、忙しいスバルとギンガは、はぶかれたそうだ

154姉妹の雫(2/12):2010/02/02(火) 21:30:24 ID:MzIFcGvE
「私とギン姉を置いてくなんてずるい〜」
「そうね……でもいいじゃない」
「何が?」
「たまにはスバルと二人っきりで暮らすのも」
「でも〜………あ、そうだ!」
スバルは何か思いついたようにギンガの手を握った
「スバル?」
「ねぇ、来週さ旅行に行こうよ!ギン姉と二人だけで」
「えっ……でも…」
「休暇はまだまだあるんだしさ、ねぇ〜行こうよ〜」
「スバル………そうね、行こっか」
「ありがとうギン姉♪」
握ってた手を離し、スバルはギンガに抱きついてきた、どさくさに紛れてギンガの乳房を揉んだ
「ちょっ…スバル!どさくさに紛れて揉まないの!お返しだ!」
ギンガも負けじとスバルの乳房を揉み返してきた
「むぅ〜やったな〜……!」
「やったわよ………ぷっ」
「あはははははは」
「ふふふふふ……あははははは」
二人は乳房を揉み合うのを止め、笑い出した

155姉妹の雫:2010/02/02(火) 21:33:02 ID:MzIFcGvE
そのあと姉妹で晩御飯の食料を書い、姉妹仲良く料理を作って食べ、風呂に入った
ギンガはスバルよりも先に入っていたので、タオルで水滴を取り、髪をドライヤーとくしを使って髪を溶かし、白いパジャマに着替えてソファーに座っていると
「ギン姉〜」
お揃いの白いパジャマを着たスバルが風呂から出てきた
「スバル……おいで」
「は〜い」
スバルはひょこひょことギンガの近くに寄って肩をピタッと寄せ、ギンガはスバルの髪を撫で始めた
「少し髪伸びたね」
「やっぱり?」
「うん…大分伸びたね」
ギンガがスバルの髪を撫で始めると、スバルもギンガの髪を撫で始めた
「ギン姉の髪綺麗だね」
「ふふふ、ありがとう」
「私もギン姉みたいに伸ばそうかな〜?」
「スバルは今の方が丁度いいよ、それに手入れするの結構大変だよ」
「そうなの?」
「そうなの」

156姉妹の雫(4/12):2010/02/02(火) 21:35:39 ID:MzIFcGvE
姉妹仲良く髪を撫で合っていると、スバルの撫でている手が止まった
「スバル?」
急に手が止まり出したのでギンガはスバルに訊くと、スバルは
「あ、あのね……仕事仲間の人に相談されてね……同姓愛ってどうかなって聞かれたの」
突然言い出したのはスバルの仕事仲間の相談事、しかし本来は全く相談されていないのだ

そうこれは姉の気持ちを確かめたかったのだ
「わ、私はね…その人が好きだったらいいんじゃないかなって答えたんだけど……ギン姉は………どう思う」
ギンガはう〜んと悩み出し、答えを言った
「私はいいと思うよ……でも私自身とすれば同姓愛は、遠慮しとくかな」
「そ……そっかぁ……」
スバル自身としては、あまり聞きたくない発言だった、スバルは恐る恐る覚悟を訊くことにした
「じゃぁ……ギン姉は…今、好きな人……いる?」
「何を急に」
「いいから答えて」
ギンガは頷くと照れ臭そうに言った

157姉妹の雫(5/12):2010/02/02(火) 21:39:05 ID:MzIFcGvE
「うん、いるよ」
それを聞いたとたんにスバルは世界が終わったかと、そう言う感覚が突き付けられた
一番聞きたくない発言が二度も続いてきた
既にスバルは泣きそうだったのを必死に耐えていた
「わ私…もう……寝るね」
「えっ?」
スバルはいっこくも早く自室に行きたかった、この場に居たくなかった、今はギンガの声を聞きたくなかった
自室に着くと、スバルはベッドにダイブし、顔を枕に押し付けた
「ぅっ……ぅぅ…」
遂には泣き出してしまった
「(そうだよね……ギン姉もいい年だし、好きな人ぐらいいるよね……同姓愛なんか気持ち悪いよね、何期待してるんだろ……私、ちゃんと応援しない……と……いけ…ないん……だから…)」

ギンガを思うほど諦めきれず、涙が溢れてしまう

「ぎんねぇ………ぎん、ねぇ……」

するとドアが開く音が聴こえてきたので、向くと、心配そうに泣きそうな表情をしているギンガがそこに居た

158姉妹の雫(6/12):2010/02/02(火) 21:41:29 ID:MzIFcGvE
「ぎん……ねぇ…?」
「スバル………」
ギンガはゆっくりとスバルに寄り、そっと抱きしめた
「ぅっ……すばるぅ……」
ギンガは嗚咽を漏らして泣いて
「ごめんね……ごめんね……」
謝っていた、何故ギンガが泣いているのか、何故謝っているのかわからなかった
「ぎんねぇ……どうして…泣いて謝っているの?」
ギンガは抱きしめていた手を離し、スバルを見つめた
「私ね………スバルのことが……好きなの」
突然の姉からの告白
「………嘘……だよね……」
するとギンガは首を横に振った
「信じてもらえないよね……でも本当に好きだよ………」
「…………………どうして…嘘ついたの?」
嘘とは相談したときに、ギンガは異性の人とお付き合いしたいと、そのようなことを言っていた
だがギンガはスバルに告白したことは、同姓として付き合うことになる……

159姉妹の雫(7/12):2010/02/02(火) 21:45:11 ID:MzIFcGvE
「確かめたかったのと……怖かったから」
スバルは怖かったことについてはすぐに理解した
「………私が妹で……女だから?」
ギンガはうんと頷く
「だから確かめたかったの……でも……その結果が……スバルを……苦しめたんだね」
止まっていた涙が再び流れ始めた、スバルもそれが伝わってきたのか、スバルも涙を流していることに気がついた
「ぎんねぇ………」
ギンガは大粒の涙を流しながらスバルを見つめた
「これじゃ………姉として……失格…だよね………」
「ギン姉ぇ!」
スバルは手をギンガの首に回し、ギンガの唇を優しくキスした

「すばるぅ……?」
一瞬何が起こったか全くわからなかった、スバルもギンガも未だに泣き続ける
でもスバルはどこか嬉しいそうな、涙を流していた
「私も怖かっただよ……ギン姉に気持ち悪いとか拒絶られるのとか…怖かっただよ……でもね」

160姉妹の雫(8/12):2010/02/02(火) 21:48:57 ID:MzIFcGvE
「もう怖い思いは終わったんだよ……いいじゃん、お互い好きなんだから……だから……失格とか言わないでよ……」
「でも…………」
「大好きだよ……ギン姉……」
スバルは告白し、再びそっとキスをする、唇と唇を離すとギンガはスバルに抱きついてきた
「私も…大好きだよ………すばるぅ………」
スバル告白の告白を返し、今度はギンガがスバルの唇にそっと優しくキスをした

二人は少しの間、泣き合った、スバルはギンガの肩を寄せ会い、ギンガはスバルの髪を撫でていた
「ねぇ……ギン姉」
「なぁにスバル?」
「大好き……」
「それさっき聞いたよ……」
「へへへ……」
「それよりスバル……私を……スバルの物にして…」
「うん……わかったよギン姉」
スバルはギンガの唇を触れ合い、舌を入れると自然にギンガも舌を絡ませる

161姉妹の雫(9/12):2010/02/02(火) 21:51:31 ID:MzIFcGvE
「んっ……んんっ」
スバルは離さないように手を腰に回した
ギンガは徐々に閉じていた瞳を半開きなってとてもエロい感じだった、しばらくするとスバルは唇を離し、銀色の糸が二人の唇と唇に伝わった
「スバル………」
「ギン姉……」
「うん………」
スバルはギンガを横に倒し、パジャマのボタンとブラを外し、乳房を撫で掴み回した
「んっ……んぁ……」
右手で乳房を撫で掴み回していくと、スバルはギンガの乳房をしゃぶり出した
「あっ……ん……んんっ……」
「ぎんねぇ……きもちいの……?」
「んっ……うん……」スバルはギンガの唇を吸うようにキスをし舌を絡ませ、余っている手を使って、ギンガの下着の中に入れ、撫で始める
「んふっ、ん、んんっ……」
「ん…ん、ふ……ん…んん……っ」
いやらしい音が部屋中に響き渡る、二人は唇と唇を離す、ギンガの吐息がスバルに伝わってきた
「ギン姉……濡れているよ」
そう言ってギンガの下着の中の大事な部分を撫でる

162姉妹の雫(10/12):2010/02/02(火) 21:56:38 ID:MzIFcGvE
「ひゃぁん……だ、だって…んぁ…スバルの舌……きもちいんだよ……」
「ギン姉はキスが気持ちいんだね」
「ふぁぁぁっ!?」
「下もだね」
「すばるぅ……イカ……せて……」
「うん……わかった」
スバルはギンガを抱きしめ、舌を絡ませながら、秘部のところを掻き回せしていく
「んんっ!……んっ…ん、んふ……んぁっ」
秘部のところに指を激しく動かしていくと、ギンガの身体が震えだした
「んっ…んんっ!?んんんんんんんんっ!!」
ギンガは舌を絡ませながらは絶頂へと昇っていき、イッてしまった
「はぁ…はぁ…はぁ…すばるぅ……」
「気持ちよかった?」
「きもちいいよ……すばるぅ」
「うん、今度は私をイカして、ギン姉」
「うん……」
ギンガは自分にされたことと同じようにパジャマのボタンとブラを外した、ギンガはスバルの乳房を舐め回した

163姉妹の雫(11/12):2010/02/02(火) 21:57:39 ID:MzIFcGvE
「んぁ……あっ……んぁっ」
ギンガは舐め回しながら、スバルの下着の中に手を入れ、秘部を掻き回した
「ふぁっ!?…ぎんねぇ…っ…あんっ…きもちいいよ……ゃ…」
「イッていいよ……スバル」
ギンガは自分とイカされたことと同じように、秘部のところを掻き回せ、激しく指を動かした
「んあっ、だめっ、イクっ!、あんっ、ふぁ、ふああぁぁぁぁぁーー!!」
スバルがイッてしまうとギンガはスバルの唇を舌にいれ絡ませる

それからはギンガが受けでスバルが攻め、スバルが受けでギンガが攻めと交互に、舌を絡ませ、乳房を揉み回したり、秘部のところに指を激しく動かした
何回もやり続けるうちに口数が減っていったが、「好き」と言う言葉は、必ず二人とも言い合ってた

164姉妹の雫(12/12):2010/02/02(火) 22:01:47 ID:MzIFcGvE

二人はやり合ったあとベッドに潜り寄り添って寝ていた
「ねぇ……スバル」
「なぁにギン姉……」
「夢じゃ……ないよね」
ギンガは寂しそうに言う、スバルは微笑でギンガの手を絡ませた
「夢じゃないよ……現実だよ、この暖かさ……」
スバルが絡んできた手の温度を実感する、夢じゃなくて現実だと、そう思うと、嬉しくて涙が溢れてきた
「すばるぅ……すきだよ……だいすきだよ……」
そう告げるとギンガは優しくスバルの唇にキスをする
「ぎんねぇ………」
キスをしたら徐々にスバルの瞳からは涙が落ちていき、流れていた、二人とも涙を流しているが嬉しそうだった
「ギン姉泣き虫だね」
「スバルは子供のころからでしょ」
「今日は泣きっぱなしだよ……」
「そうだね……でも今日はいっぱい泣いたから、明日は笑っていよ、ね、スバル」
「ギン姉……うん!」
二人はこれ以上離れないように抱きつき合い、瞳を閉ざし、眠りについた

―――――END

165姉妹の雫(おまけ):2010/02/02(火) 22:03:59 ID:MzIFcGvE
*エピローグ
時が立ち、スバルとギンガの休暇は今日の1日だけ、ナンバーズ(現ナカジマ家の姉妹)が帰ってきた、ゲンヤ・ナカジマは朝一に仕事があるみたいなので、今日はゲンヤ抜きの朝食となっていた

「はい、ギン姉、あ〜ん♪」
「あ〜ん♪」
「おいしい?」
「うん、スバルがあ〜んってしてくれたから100倍おいしいよ♪」
「本当?それじゃあ…私にもあ〜んってして」
「はい、あ〜ん♪」
「あ〜ん♪」
「おいしいでしょう?」
「うん!ギン姉があ〜んってしてくれたから、1000倍おいしい♪」
「もう…スバルったら」
「へへへ」
「ふふふ」
二人の甘い空気をチンク達は呆然としていた
「(ギンガとスバル……えらい仲良いけど……何があったのか?)」
「(そうね……『「ゆっくりして旅行してきて』強めに言われたからね〜)」
「(そんなことより、この甘々しい空気どうにかしよっスよ!)」
「(そうだな………あ、そうだ)」
「(何か思いついたのかチンク姉!)」
チンクは思いついたことを3人に耳うちすると、「ふっふっふっ……」不気味な笑顔で笑いだした
果たしてギンガ、スバル姉妹の運命は如何に……
ちなみにスバルとギンガ姉妹の今日の朝食はチンク達に見向きもしなかった

――――続く?

166銀河昴:2010/02/02(火) 22:09:18 ID:MzIFcGvE
以上で投稿を終了します

おまけを投稿したら、近々また投稿しようと思っています
あと>>155の名前の欄に(3/12)を付け忘れました、すみません

以後気よつけたいと思っています
それとこれからはスバル×ギンガの一本でいきますので、上手く書けませんが応援よろしくお願いします

ではまた近々で

167イクスピアリ:2010/02/02(火) 22:13:47 ID:wmwD8daM
ちょっと早いけど節分要素が入った雷刃シリーズ特別編を投稿……しちゃっていいでしょうか?

168名無しさん@魔法少女:2010/02/02(火) 22:35:25 ID:OQcMqs3o
>>166
とりあえず初投稿乙

だが・・・ぱっと見、どうも・・・違和感あるな
カタカナが半角になってるのは、何か意図があるのだろうか・・・?

169名無しさん@魔法少女:2010/02/02(火) 22:42:42 ID:kc.Mnr.I
>>151
乙です。宇多田の曲を思い出した

>>166
初投下乙。半角は何か意図があるのかな…?

>>167
やっちまいな

170イクスピアリ:2010/02/02(火) 23:07:16 ID:wmwD8daM
なら投稿します
しますったらします


雷刃シリーズ特別編です
※注意

・やっぱり微エロ

・マテリアル達に名前がついてます(安易ですが私的にしっくりきたので)

・合い言葉はなのフェイフェ……ゲフンゲフン雷刃たん

・節分知識は曖昧ミーマイン

171雷刃がいる風景 特別編 〜節分〜:2010/02/02(火) 23:13:17 ID:wmwD8daM
「せつぶん?」

「そう、節分。」

商店街を歩く雷刃が首を傾げながらなのはを見る

「お、お姉さまがしたいなら……」

目を閉じ形の整った唇を突き出す雷刃

「それは接吻なの。」

慣れた手つきでポカッと叩くなのは
その横にいたフェイトも苦笑していた

「節分はその年の恵方に向いて無言で恵方巻きをそのまま食べるんだ。確か縁起が悪いから包丁とかで切っちゃダメなんだよ」

「恵方巻き?」

雷刃は二人の間に入り二人と腕を組みながら聞く

「うーん……あっ、あれだよ」

ちょうど売られていた恵方巻きを指差すフェイト
雷刃はそれを見て先ほどフェイトから聞いたのを想像する



――お、お姉さま!らめぇ!そんなに入らないよ!

――喋らずさっさとくわえるの。フェイトちゃんはもうあんなにくわえてるの

――んぐっ、はふっ、んぷっ、ぷはぁ

――ふふ、いい子だね



ブシュ、と鼻血を出す雷刃

「にゃあああ!?」

「ら、ライ!?」

「お、お姉さまぁ〜」

幸せそうに鼻血を出しながらトリップしっぱなしの雷刃の襲撃者―ライであった



何とか帰宅したなのは達
八神家、ハラオウン家、バニングスに月村と大集合したその夜、豆まきが始まる

「鬼はー外ー!福はー内ー!」

バラバラと投げられるのは落花生
普通は落花生は使わないが回収が楽なので高町家では落花生なのだ

「悪魔は外だー!」

悪乗りしたヴィータがなのはにぶつけたのがキッカケに場は戦場へと変わっていった

「全く塵芥共の遊びに「パチモンは外やー」待てぃ!塵芥!待たんか!この塵芥!塵芥!」

はやてが闇統べる王―ヤミにぶつけ車椅子でドリフトターンを室内でかましつつ逃走し追うヤミ

「……そちらから来たらどうです?私が怖いですか?」

「飛び込んだ瞬間撃ち込む狙いなのは分かっている。貴様こそ怖いのか?」

両手に落花生を持ちながらジリジリと間合いを測るシグナムと星光の殲滅者―セイがバトルマニアらしくタイマンで勝負していたりと混沌を極めながらも無事収拾

回収した落花生を手になのはが発した一言

「それじゃ年の数だけ食べるの!」

皆がポリポリと摘みライが口移しをねだったり、それを見たフェイトが嫉妬してなのはを押し倒したり、それにつられてセイまでもが突撃するなか、ヴォルケンリッターがどれだけの落花生を食したか
それを知るすべはない……

172イクスピアリ:2010/02/02(火) 23:17:49 ID:wmwD8daM
以上です

ちなみに私の家では本当に落花生まいてました

庭に投げたら回収前に雪が降り結局雪解けまで回収できなかったという逸話が……

ライ、セイ、ヤミについてはいずれ雷刃シリーズにてやる予定です


節分ネタになってるといいなぁ

173Foolish Form ◆UEcU7qAhfM:2010/02/03(水) 00:54:42 ID:uaHtZUkA
>サイヒ氏
何だろう、純愛なのに純愛って枠じゃないようなこの背徳感……
乱れるシグナムが可愛いですよぅ

>銀河昴氏(でいいのかな?)
初投下乙です。初々しくも乱れる二人がイイネ!
あと、皆も言ってたけど、名前が半角なのは仕様?

>イクスピアリ氏
恵方巻きと聞いてすぐ雷刃さんと同じことを考えた俺はもう末期。
フェイトちゃんの大事な場所に俺の恵方巻きをぉぉぉ!
(Foolishはこの後、制服の人たちに連行されました)



……さて。
やっちまったあああああああああああああああああああああああ
うぎゃああああああああああああああああああああああああああorz

「アリサイタダイタヨ」の投下で、レスが丸ごと一つ抜けていたようです。
読み返して何か凌辱度が足りないと思ったら肝心の破瓜シーン抜けてたOTL
今更該当箇所だけ書き込むってのもアレだし(というか一番ヤバいところ)、
できれば再投下したいんですが、この場合どうしたらいいんでしょ?

174名無しさん@魔法少女:2010/02/03(水) 00:59:02 ID:APObTs/o
>>173
纏めてどこかにうpして、wikiの方では完全版を掲載してもらう、というのは?

175Foolish Form ◆UEcU7qAhfM:2010/02/03(水) 01:07:12 ID:uaHtZUkA
>>174
そうか、その手段があった。いっぱいいっぱいに焦ってて気付かなかった……
完全版自体はHPの方に上がってるし、
流石に純愛祭りの後じゃ気が引ける上に大体投下ラッシュだったしで、
明日また来ます。

>>53-54&タピオカ氏は刮目すべし(マテ
では、改めて職人諸氏への感想などどうぞ↓

176名無しさん@魔法少女:2010/02/03(水) 08:08:58 ID:H4mXO4Ac
>>151
GJ
情緒的だ
男と女の関係が描かれてるのに、姐さんが可愛いって一粒で二度美味しいってレベルじゃねぇぞ
僕もシグナムがベスト3に入るぐらい好きだからもっと姐さんがたくさんギシギシアンアンしてくれればいいなと思いました


あとスナイパー相手に一時間説教かます妹パネェ

177名無しさん@魔法少女:2010/02/03(水) 08:15:57 ID:AlQ1slow
サイヒ氏GJ
これは素晴らしいヴァイシグ
アダルトでエロエロな爛れた恋人風景が堪らんばい
最高でした

178名無しさん@魔法少女:2010/02/03(水) 15:44:41 ID:wV6RZQso
>>172
GJ!
うちの地域でも巻くのは普通に落花生ですぜw

179名無しさん@魔法少女:2010/02/03(水) 19:44:27 ID:kwXHRheA
サイヒさんGJ
うちの近所だと炒った大豆だよ
落花生なんておとといのニュースで初めて聞いたよ

180名無しさん@魔法少女:2010/02/03(水) 20:51:14 ID:f.a9GlNM
ネタ振りしか出来ないが誰かトーマが主人公、アインハルトがヒロインのアナザーStsを作れないか?
つかこの二人って同い年だったよな?

181名無しさん@魔法少女:2010/02/03(水) 20:57:19 ID:M3xuK1lI
>>180
St.ヒルデ魔法学院は5年制だからアインハルトが一歳下かな

182名無しさん@魔法少女:2010/02/03(水) 21:18:04 ID:H4mXO4Ac
鍵を解除する魔法
カメラ型デバイス

この符号が意味するところはひとつ……!!

183名無しさん@魔法少女:2010/02/03(水) 21:26:39 ID:aMq3ECno
被写体を爆破する固有スキルか。by.ゲンヤ

Forceはもう少し、情報が出尽くしてから書きたいな。
まだ謎が多過ぎる。

184名無しさん@魔法少女:2010/02/03(水) 23:30:47 ID:xRQ8ILcY
写殺かw
その内、体をゴムのようにしなやかにしたり、ダイアモンドと同じ硬度ではなくダイアモンド自体になったり、
体に入れたタトゥーを操ったり、スピーカーになって大音量攻撃するレアスキル持ちたちがぞくぞくと……。

185名無しさん@魔法少女:2010/02/03(水) 23:45:58 ID:3rrwf2rg
零?

186名無しさん@魔法少女:2010/02/04(木) 00:19:57 ID:K49BttFg
美しいおぜうさんの宅の鍵をアンロック→待機→カメラ型デバイスで盗撮→リリカル

という想像をした俺はもうダメみたいだ

187名無しさん@魔法少女:2010/02/04(木) 06:54:44 ID:mgbvKjN6
リリカル汁まみれ

188名無しさん@魔法少女:2010/02/04(木) 06:55:48 ID:7lBSuc5s
ユーノ君とフェイトが変態的に濃厚なセクロスするSSはないものか…

189名無しさん@魔法少女:2010/02/04(木) 08:11:37 ID:PYwNELW.
>>188
同人誌ならあったりした気がする
と思ったら保管庫にあったでござる

190名無しさん@魔法少女:2010/02/04(木) 08:53:19 ID:Is2YcQfs
保管庫のタグ検索で一発さ

191名無しさん@魔法少女:2010/02/04(木) 17:20:12 ID:7jBNX8P.
>>188
濃厚とまでは行かないけど、なのはのパンストを使ったプレイをする二人はいたよ。

192名無しさん@魔法少女:2010/02/04(木) 17:36:43 ID:u9tHf7vU
SSならともかく、ユーノ×フェイトの同人誌があるのか?

193ザ・シガー:2010/02/04(木) 17:58:29 ID:7SoIj10I
>>銀河昴氏
初投下乙。
ギンガやスバルのエロが増えるのは嬉しいねぇ。
しかし、もうちょい1レスに書き込んでも良いのでは?
と、愚見を。


>>サイヒ氏
ヴァイシグ! ヴァイシグ! ヴァイシグ! ヴァイシグッッ!!
まさか……まさかサイヒ氏がヴァイシグ書いてくれるとはね!!
嬉しすぎて悶絶地獄を味わいましたですサー。

ってかもう、ヤバイ、これヤバイよ。
自分の方が達した回数が多いと負けた気がして、必死にイくの我慢してるシグナム姐さんとか。
一瞬で脳裏に、涙目で指を甘噛みして喘いでる姐さんを夢想した!
きっと次する時は胸とか使って挽回しようと頑張るんだね!!

ほんともう、エロいし可愛いし、文句ねえっす。
クロフェのイチャラブとは違う、どこかビターな恋模様が最高ですサー。


しかし、一個だけ問題が……


>>烈火の剣聖
その名前はアギトじゃないのか?ww 姐さんの二つ名は烈火の将、剣の騎士。
あと剣聖じゃなく剣精だったはず、アギトはww






ふう、さて、サイヒ氏のSSで興奮した勢いで書いたSSを私も投下するよ。
短編、ウェンディ、非エロ。
オリ彼氏が登場するので、そういうの苦手な人は全力でスルー推奨。

194十一番とツンデレ彼氏:2010/02/04(木) 17:59:15 ID:7SoIj10I
十一番とツンデレ彼氏


 寒空の下、男の口から白い気体が幾重にも漏れ出た。
 気温の寒さと呼気との温度差によって出るものではない、それは紫煙。
 本日十本目になる、煙草の煙だ。
 いい加減禁煙しようと思っているのだが、こうして誰かを待っている時のようにそわそわしている状況ではついつい手が伸びてしまう。
 それを自覚しながら、男は空を見上げて悪態をついた。


「ったく、もう雪降りそうじゃねえか。あいつ何時まで待たせやがる……」


 フィルター付近まで火が近づいているのに気付き、彼は懐から出した携帯灰皿に煙草を押し込む。
 もう既に中身はいっぱいで、流石にこれ以上吸うのは無理がある。
 今日はこれで吸い収めだろうか。
 そう思うとどこかもったいなくて、禁煙しようという意識が少し薄れそうな気がした。
 漂う副流煙を残り香とばかりに吸い込む。
 そんな時だった。
 待ち人が訪れたのは。


「あー、ごめんごめん、遅くなったッス〜!」


 爛漫と澄んだ声を上げながら、彼女はこちらに向かって走ってきた。
 ぴょんぴょんと上にはねた癖のある赤毛の、見るからに元気一杯という愛らしい少女。
 戦闘機人としての運命の下に生まれた、名をウェンディという。
 彼の恋人だった。




 
「ったく、ついてねえぜ……」


 と、彼は白い息を吐きながら毒づく。
 理由は先ほど入ったファミレスと喫茶店。
 今日のデートはこれといって目的のない、ただ会う為の時間だった。
 だから彼とウェンディは、とりあえずどこかの店に入って温まろうという事になる。
 が、運が悪かった。
 都合三件の店に入るも、全て満席。おまけに待合席も満杯ときた。
 時間に遅れたウェンディを待って、一時間以上も待ち続けた彼にとっては踏んだり蹴ったりだ。
 かじかむ手を擦る恋人に、赤毛の少女はすまなそうな表情で頭を下げる。
 
 
「ほんっとうに悪かったッス」

「悪いと思ってんなら今度から遅れんな」

「うう……気をつけるッス」


 そう言って、ションボリと肩を落として頭を下げるウェンディの姿は実に愛らしかった。
 だが、それとこれとは別問題。
 冷えた身体と、長時間待たされたという現実が許しを拒む。
 故に彼は、やや険をこめた言葉を呟いた。


「そう言って毎回遅れてんのはどこのどなたさんかねぇ」

「あぅぅ……」


 言葉でちくっと苛められ、ウェンディはまるで飼い主に叱られた子猫みたいに身を縮める。
 そして幾許か顔を伏せると、何か思いついたのかはっと顔を上げ、言った。
 

「じゃ、じゃあ……ちゃんとお詫びするッス」

「ん? お詫び?」


 疑問符を孕んだ彼の問いに、少女は元気良く、そうッス! と大きく頷くと、彼の手をギュっと握った。
 寒空の下で寒風に当たっていた彼の手とは比べ物にならない程温かく、そして柔らかい指。
 一瞬、彼の心臓はドキリと高鳴る。
 だがそれも一瞬だ。
 次の瞬間、彼の身体は恋人の少女に思い切り引きずられていったのだから。





 ウェンディに引きずられ、連れて来られたのは公園だった。
 休日といえどこの寒空、市民の憩いの場である場とて、人影はまばらだ。
 今にも雪が降り出しそうな曇天の下で外に出ようという者もそういまい。
 そんな時に公園に連れられて来た彼の気分ときたら、正直あまり良いものではないのは当たり前だ。
 故に言った。


「……何で俺はこんな所に連れて来られてんだ?」


 されど答える者はなし。
 彼をこんな所まで連行し、挙句の果てにベンチに放置した少女は、ちょっと待ってるッスー! と告げてどこかに消えてしまった。
 本当に、一体何だと言うのか。
 またしょうもないくらい煙草が吸いたくなり、懐に手が伸びる。
 だが彼がライターで火を灯すより早く、あの能天気な少女の声が高らかに響いた。


「お待たせッス〜!」


 シュバ、っと無意味にポーズを付けて、ウェンディはベンチに座る彼の前で華麗にダイブ&着地。
 突然の、だが見慣れたハイテンションに、男はやや呆れ顔。
 だがそんな事など露ほども気にせず、少女は手にした物を差し出した。
 それは熱気を有した円筒状の物体、内部に飲料用液体を内包した金属。
 いわゆる一つの、


「缶コーヒー?」


 だった。

195十一番とツンデレ彼氏:2010/02/04(木) 18:00:13 ID:7SoIj10I
 しかも一本や二本ではない、その数実に十本以上。
 そして、思わず彼が告げた疑問符に、答えるのはやはり能天気ボイス。


「そうッス! こんだけ買えば温かいっッスよー!」


 言うや否や、少女は早速行動を開始した。
 彼が反応するより早くちょこまかと動き、上着のポケットに缶コーヒーを手当たり次第に捻じ込んでくる。
 ちょ、おい止めろ。
 そう言うが時既に遅し、言った時には上着のポケットは軒並みコーヒーの缶に占拠され、さらには顔の前に一本の缶が差し出されていた。


「ほら、飲むと温まるッスよ?」


 そう言って首を傾げ、少女が見せたのは悪戯っぽい子猫の微笑み。
 鬱陶しいくらいの甲斐甲斐しさなのに、しかし怒る気なんてちっとも起きない愛らしさだった。
 こういうのは反則だろ、そう胸中で密やかに思いながら、彼は差し出された缶コーヒーを受け取る。


「ったく……これだけじゃちょっと足りねえだろ」


 そんな事を言いながらも、彼は少女の買ったコーヒーをしっかりと飲んで暖を得る。
 甘すぎる、ノンシュガーが好きなのに。
 もう何度も言ってるのに、ウェンディは何時までも甘いコーヒーばかり自分に飲ませる。
 だがこれにもちっとも怒る気なんて起きなかった。
 たぶん言っても、どうで三日で忘れるから。
 そう思いながら甘いコーヒーを飲む彼は、だが呆れるにはまだ早かった。


「よし、じゃあ次いくッスよ〜」

「え、ちょ、おい?」


 こっちの言葉なんて無視して、十一番の機人少女がいそいそと彼の上着のファスナーを下ろした。
 一体何事か。
 本日何度目か分からない疑問符の、答えはすぐに出た。
 上着のファスナーを下ろすや否や、ウェンディはベンチに座る彼の脚の間にちょこんと尻を乗せ、上着に包まるように身を寄せた。
 二人きりの時はよくやる温もりの体勢、しかし世間様に見られる状態では初体験の事象。
 彼の頬が、コーヒーの熱気でなく羞恥によって紅潮した。


「お、おいウェンディ……」


 何か抗議しようと彼は言葉を選ぶ。
 だが、相手は機先を制してこう告げた。


「えへへー、寒いならあたしの事ホッカイロにすれば良いっすよ〜♪」


 そう言いながら、機械仕掛けの可愛い少女は空いた彼の手を自分の腰に回させて、ごろごろと甘えた。
 ほとんど飼い主に甘える子猫の様で。
 どうしようもないくらいこちらの怒りを削ぐ。
 こんな風に甘えられたら誰だって怒るに怒れないじゃないか。
 やれやれと内心で呆れながら、彼はコーヒーを飲み、胸にすっぽりと納まった少女を片手で掻き抱く。


「ったく、しょうがねぇなぁ……」


 ただそれだけを言うと、そこで会話は途切れた。
 特に何か目的があった訳ではない。
 会いたかった、と、それだけが理由の逢瀬。
 こうして身を寄せ合えば、結局は世界のどこでも良いのだ。
 冬の寒空と寒風の中、二人は静かにコーヒーを飲んで思う。


「ま、こういうのも悪くねえか」


 と。
 胸に抱いた少女も、彼のそんな言葉に、うんうん、と頷く。
 体温が高いのか、それとも愛情か、抱いてみるとウェンディは本当にホッカイロみたいに暖かで、彼も悪くないと思った。
 そしてそんな時だ。
 ふと胸中に湧き出た疑問符が、何気なく唇から滑り出る。
 

「なあ」

「何ッスか?」

「いや、あのさ、お前なんでいつも遅れてんだよ」


 素朴な疑問だ。
 いかに普段からマイペースなウェンディとて、毎度遅れてやって来るには何か理由があるのではないか?
 そんな彼の言葉に、少女は一瞬黙る。
 どうした事かと思えば、後ろから覗く耳たぶがやや赤みを帯びて紅潮しているではないか。
 何事だろうと思うが、それより早く少女が振り返る。
 うっすらを紅色に染まった頬、そしてどこか力なく下がった眉尻。
 まるで野に咲く可憐な一厘の野花の風情に、彼は一瞬どきりと心臓が高鳴るのを感じる。
 そして、そんな普段は見せない不安そうな顔で、少女は言った。


「えっと、その……笑わないッスか?」

「ん? どういう意味だ?」

「いや、その……」


 もごもごと唇を動かし、言葉にならない呟きを口の中で転がすウェンディ。

196十一番とツンデレ彼氏:2010/02/04(木) 18:00:48 ID:7SoIj10I
 しばしそうして言葉に迷い、だが真っ赤になった顔で、少女は言った。


「来る前に……髪型整えたり、服選んでて……遅れたッス」


 と。
 恥ずかしそうに告げた。
 普段の元気ぶりや爛漫さなどどこへやらと言った、どうしようもないくらい愛くるしい乙女ぶり。
 ああもう、反則過ぎるだろう。
 遅刻の怒りなど百万光年宇宙の果てに追いやられ、彼はただただそう思った。
 恋人の少女のそんな姿に、より一層愛が深まるのを感じ。
 だがそれを言うのは恥ずかしすぎて、照れ隠しに言う言葉は少しそっけなく。
 

「ったく……バカか、お前は」


 だが、同時に力を込めた手でもっと強く掻き抱いて。
 言葉に出せない愛情を、彼はただ抱擁で答える。
 素直になれない男の数少ない愛情表現。
 それを知ってるウェンディは、ただただ幸せを噛み締めて、抱かれるままに抱かれた。
 曇天の空が遂にちらちらと白雪を地上に舞い散らせ、一段と空気が凍てついていく。
 だがそんな事はもう二人には関係なかった。
 傍にある相手の体温が切ないくらいに互いを温めてくれるから。

 寒空の下で冬を味わうのも悪くない。

 そんな平和な一時だった。



終幕。

197ザ・シガー:2010/02/04(木) 18:04:33 ID:7SoIj10I
とうかしゅうりょー。
やまなし、おちなし、いちゃいちゃらぶらぶ。
略してやおい。

いや、もうね、うん。
我が領土サイタマの大地に雪なんて降りやがりまして、久々に見た雪景色への興奮が相まって。
『よし、じゃあウェンディだ』
と、意味不明な論理回路が直結、こうして短編を仕上げた次第でござい。

オリ彼氏に関してはもう、キャラ造形すんのも面倒なので名無しにしました。
いやもう好きな名前入れて妄想してくだされ。


あといい加減、ほんといい加減鉄拳更新する。
とりあえず二月中には絶対。

198名無しさん@魔法少女:2010/02/04(木) 18:56:25 ID:Co/g5ZsU
シガー氏は毎度GJッスなあ……2月中? 絶対よ!?お願い!
 
去年の12月にクロなの書いてるっていってたのはまだかマダー? 全裸は辛いよ

199名無しさん@魔法少女:2010/02/04(木) 18:58:54 ID:Co/g5ZsU
訂正
×いってたのは
○いってた方は

200名無しさん@魔法少女:2010/02/04(木) 19:25:01 ID:AGrse3pw
>>192
たまに見かける

201名無しさん@魔法少女:2010/02/04(木) 19:27:58 ID:PYwNELW.
シガー氏GJ
オリ×ウェもいいなぁ
さて、あっちの方の第二期はやらないんですかい?

202名無しさん@魔法少女:2010/02/04(木) 19:28:37 ID:PYwNELW.
>>200
まし○まろとか・・・

203ヨコハマ:2010/02/04(木) 20:48:36 ID:JIHGLpjc
らぶらぶいいですねー。心が暖まります。
読み終わってから「さて夜の方は」とあらぬ方向に妄想を傾ける自分もいるんですけれども。
あと、揚げ足のようで恐縮ですが195レス目『たぶん言っても、どうで三日で忘れるから。』は誤字ですよね?

さて、気晴らしで漫才みたいなものを書き始めたらそっちがノッてきてしまったので投下してみます。
タイトルは「なのはや漫才」…そのままですが。

204なのはや漫才:2010/02/04(木) 20:50:38 ID:JIHGLpjc
(拍手)


「はいどーもー!八神はやてと――」

「高町なのはで――」

「「魔砲少女シスターズでーす! よろしくお願いしますー」」

「いやー私らの前のコンビはバンバン笑いとってたなぁ」

「ハァ・・・」

「ちょっとなのはちゃん、何なん? いきなりため息やなんて」

「男ができないの」

「随分ストレートにきたなぁ」

「切実なの」

「こんな冒頭で言うくらいやからな」

「大体、そろそろ『少女』なんて言ってられる歳じゃないの」

「いやぁ、そろそろって表現もどうかと思うで」

「え?」

「え?」
 
 
 
 
「とにかくここらで彼氏の一人や二人、作っておかないと」

「一人にしとかんとダメやん」

「そっか。かさばるもんね」

「え、それどういう状況?」

「ちょっと小脇に抱えて」

「無理やん」

「そうかなぁ」

「そういえば無限書庫の人とええ感じやったんちゃうの?」

「初めて会った頃は良かったんだけどね・・・」

「あら、何かあったん?」

「私より弱い人はちょっと・・・」

「それはちょっと酷なんちゃうかなぁ」

「でも喧嘩になったりしたら私が圧勝しちゃうの」

「喧嘩にもデバイスを持ち出す気かいな」

「当たり前なの」

「なんで?」

「意見が分かれた時に物を言うのは結局力なの」

「ユーノ君も不憫や」

「だから実力が同じくらいじゃないと、お互い意見なんて言い合えないの」

「そんなもんかなぁ」

「というわけで私くらい強い男、募集中なの」

「おらへんて」

205なのはや漫才:2010/02/04(木) 20:51:22 ID:JIHGLpjc
 
 
 
 
「もうちょっと現実的に考えていこう?」

「どういうこと?」

「妥協案を考える方がええと思うんやけど」

「妥協案?」

「そう、犬とか飼って気を紛らわすとかな」

「ペットねぇ」

「かわいくて寂しさも吹っ飛ぶやん」

「まぁ確かに。それは良い案かもしれないの」

「そうやろ?」

「ただ一つ問題が」

「何?」

「犬とか猫は周りにベタすぎる女だと思われそうで嫌なの」

「ややこしいなぁ自分。そんなこと言うヤツ普通おれへんよ」

「はやてちゃん甘いの」

「何がよ?」

「世間のSランク魔導師に対する偏見は、それはそれは悲惨なものなの」

「そうなん? 初耳やけど」

「『なのはさんってSランク魔導師なのに犬飼ってるんですって、ベタだよねー』とか言われるの」

「言うかなぁ・・・」

「『うわー、ベタだねー。お風呂あがりは絶対プリン食べてるよー』」

「ベタやけども」

「『えー、じゃあきっと夜は歯を磨いて寝てるんだよー』」

「別にかまへんやないか!」

「『そうそう、あとは毎晩収束砲が星まで届くか試すとかねー』」

「それはベタちゃう!」

「え?」

「え?」
 
 
 
 
「とにかく、犬と猫以外のペットがいいの」

「うーん・・・」

「飼ってるだけで崇拝されるようなペットだとなお良し」

「高望みしすぎやって」

「じゃあベタじゃなければ普通のでいいの」

「あ、それやったらインコとかええんちゃう?」

「インコ?」

「ほら、自分の言ったことをオウム返しで喋ってくれるし、かわいいと思うけど」

「なるほどね、それはいい考えなの」

「ええやろ?」

「でも・・・」

「また何か?」

「私インコを買いに行ったことないからなぁ」

「ん?」

「だから感じが掴めないの」

「言ってる意味がよくわからんのやけど」

「要は、インコを買いに行った時のシミュレーションをここでやっておけば安心できるの」

「はぁ」

206なのはや漫才:2010/02/04(木) 20:52:18 ID:JIHGLpjc
 
 
「ウィーン」

「え? ・・・あぁ、いらっしゃいませー」

「ラーメン一つ、硬麺なの」

「はい、硬麺一丁! ってちゃうやん」

「間違えたの」

「頼むで、なのはちゃん」
 
 
「ウィーン」

「いらっしゃいませー」

「手を上げるの!」

「あれ」

「強盗なの! この店にあるインコを全部この袋に入れるの!」

「あの…」

「早く!」

「違うやん」

「え?」

「普通に、正攻法で入手してもらえませんかね」

「あーそっか、袋じゃなくてカゴじゃないとダメだったの」

「そこじゃなくて」
 
 
「ウィーン」

「いらっしゃいませー」

「インコを買いにきたでヤンス」

「・・・・・・」

「店員さん、どうしたでヤンスか?」

「・・・インコですね、こちらになりますが」

「へぇー、色んな種類のインコがいるでヤンスねぇ」

「そうですね、セキセイインコなんかはよく喋ってくれてかわいいですよー」

「いいでヤンスねぇ。じゃあこの子に決めるでヤンス」

「はい、かわいがってあげてくださいね。ありがとうございましたー」

「ウィーン、でヤンス」

「・・・・・・」

「・・・・・・」

「諦めずにやり通したなぁ」

「この程度の辛さはなんともないの」

「声震えてるで」
 
 
 
 
「というかインコを買うくらいは普通にできるの」

「え?」

「はやてちゃんは心配性すぎるの」

「私が言うたんやったっけなぁ」

「それよりも大きな問題は違うところにあるの」

「ある意味な」

「どういうこと?」

「まぁ気にせんと続けて」

「問題はね、買ってきた後に家でどうするかなの」

「それはやっぱり言葉を覚えさすのが一番楽しいんちゃう?」

「じゃあそれも練習しておくの」

「まさか、私がインコやるん?」

「当たり前なの」

「まぁええけど・・・」

207なのはや漫才:2010/02/04(木) 20:53:16 ID:JIHGLpjc
 
 
 
 
「よーし『乳揉み子』ちゃん、今日はいっぱい言葉を教えるの」

「どんな名前やねん」

「揉み子ちゃん、教える前に喋っちゃダメなの」

「揉み子言うな!」

「じゃあ『海綿体』で」

「乳揉み子でいかせていただきます!」

「『生殖器』――」

「揉み子で!」

「その名前をすごく気に入ったんだねぇ」

「止むを得ずな」


「じゃあまずは、おはよー」

「オハヨー」

「こんにちはー」

「コンニチワー」

「もずく酢」

「モズクス」

「わー、ちゃんと喋れるなんて偉いの」

「なんでよりによって『もずく酢』チョイスしたんや」

「こら、モミー。普通に喋っちゃダメだってば」

「うわぁ、めっちゃ変なあだ名ついてるやん」

「ハイハイ、じゃあ次はもっと難しい言葉なの」

「鬱陶しそうに言うなや!」
 
「アポー」

「へ?」

「リンゴのことなの。はい、アポー」

「アポー」

「パァイナポー」

「パイナップルって言えばええやん」

「プァイナポォゥ」

「・・・パイナポー」

「ミッドチルーダァ」

「ミッドチルーダー」

「ヴァゥルクェンヌ ラィイットゥウワァ〜」

「もう何言うてるかわからへん」

「ヴォルケンリッター」

「普通に言えるやん!」

「うーん、揉み子 〜その情熱と苦悩〜 にはちょっと早かったかな」

「変なサブタイトルつけんといて!」

208なのはや漫才:2010/02/04(木) 20:53:51 ID:JIHGLpjc
 
 
 
 
「もう、真面目に言葉覚えさせんとあかんやろ?」

「私はいつだって真面目なの」

「ほな、アポーっていつ使うねん」

「なのはさんの給料を倍にアポー」

「言わへんよ」

「なんだか腑に落ちないの」

「そらこっちのセリフや

 そもそも今までの話はミッドの人にちゃんと伝わっとるんか?」

「うーん。あ、でもアイナさんは爆笑してるの」

「あー・・・あれはお酒が入ってるから今は何を言うても笑うよ」

「アイナさん。ザフィーラがあっちで立ちションしてたよ」

「ほら、大爆笑や」
 
 
 
 
「ハァ。とにかくお給料が上がらないならこんなことしてる場合じゃないの」

「彼氏やペットの話はどこいったんや・・・」

「どこだろうね…」

「しみじみ言うな」

「けど、この辺が良い頃合なの」

「そうやな、次の演目もあるんでこの辺で終わっとこか」

「次は『守護騎士シグナムの自虐漫談』なの」

「なんやシグナムも結構飲んどるみたいやから、お客さん気ぃつけてな〜」

「それじゃ、どうもありがとうございましたー」

「ちょっと待ち、なのはちゃん。オチは?」

「きちんとオトしたら給料アポーなの?」

「まだそんなことを・・・給料は絶対上げへんよ!」

「あーあ、この分じゃ私にはペットはいらないみたいなの」

「え、なんでなん?」

「ケチな狸さんが部隊長やってるからなの」

「誰が狸やねん! やめさしてもらうわ!」

「「どうも、ありがとうございましたー」」
 
 
(拍手)

209ヨコハマ:2010/02/04(木) 20:59:16 ID:JIHGLpjc
終わり。楽しんでいただけたら儲けものです。
面白いとか面白くないとかは二の次ということで、ね。
書こうという意思が重要であって結果が伴うかどうかは運次第とかなんとか。
まぁ言い訳はこのくらいにして、エロいのを書く作業に戻ります。

210名無しさん@魔法少女:2010/02/05(金) 06:15:10 ID:wf18eqIQ
いや、大丈夫大丈夫、面白いです、GJ!

211サイヒ:2010/02/05(金) 13:11:31 ID:n1iNO.jI
>ヨコハマ氏
GJです。
ひそかにユーノあわれw
あと、犬フォームのザフィーラが立ちションしてる姿想像して吹いたw

>シガー氏
誤字指摘サンクス&投下GJです。
ウェンディは普通にイチャらせるとナンバーズで一番似合いますねー。

>保管庫管理人様
というわけで保管の際、>>146の以下の部分の訂正お願いします。

「烈火の剣聖なのに?」
「火と煙は関係ない。剣はもっと関係ない」

          ↓

「烈火の将なのに?」
「火と煙は関係ない」

212銀河昴:2010/02/05(金) 16:16:04 ID:HryBu3Ug
また今夜にスバル×ギンガのSS投稿しようと思っていますが、宜しいでしょうか?
ただ今回はマニアックなSSですけどね

213名無しさん@魔法少女:2010/02/05(金) 19:24:51 ID:e39D9.MQ
d(^ー゜) おk

214名無しさん@魔法少女:2010/02/05(金) 19:36:28 ID:Yo/.pJjM
まぁ姉妹レズって時点で十分マニアッ(ry

215名無しさん@魔法少女:2010/02/05(金) 20:16:36 ID:RwgHrtnw
そうは言うがな大佐、深夜アニメのエロパロって時t(ry

216名無しさん@魔法少女:2010/02/05(金) 21:08:56 ID:j.msSdQ.
しかしアレだね、リリカル四期のトーマ君ほどナカジマ家でギャルゲできそうな男はいまい
・・・ゲンヤハーレムなんて目じゃない可能性を〜〜〜感じるッッ!!

ていうかエロゲ?

217名無しさん@魔法少女:2010/02/05(金) 21:19:17 ID:UhVM109w
元がエロゲのおまけシナリオなんだからw

3期までくると、どことなく原作の空気を感じさせてくれるのがなのはとクロノ、それに容姿的にヴィヴィオくらいしか・・・

218名無しさん@魔法少女:2010/02/05(金) 21:24:44 ID:BwJ1l.wA
はやて「おさる…」
スバル「亀…」

219名無しさん@魔法少女:2010/02/05(金) 21:32:36 ID:s0Ag5ubc
>>216
正ルートにリリィ、明るいサブアイシス、ナカジマ家姉妹との近親相姦、下手したら、ヴィヴィオ、アインハルト、リオ、コロナ、イクス、なのは、ティアナまで攻略範囲だからなwww
ゲンヤはスバル等を除いたナカジマ家とはやてくらい…?

220名無しさん@魔法少女:2010/02/05(金) 21:50:33 ID:71eDNEGo
>>219
はやてとディエチが攻略対象であるという事実だけで、果てしなくゲンヤさんが羨ましいです。

221銀河昴:2010/02/05(金) 22:13:25 ID:HryBu3Ug
今からSSを投稿します、マニアックなのでよろしくお願いします

タイトルは「姉妹の奴隷」です
注意事項
エロ
スバル×ギンガ
レズSS
レス11前
ジャンル:緊縛

物語は>>152の続きです

222姉妹の奴隷:2010/02/05(金) 22:18:22 ID:HryBu3Ug
スバルとギンガは姉妹の枠を越え、今は互いが信頼しあうほど、恋人同士となった
前の休暇か、温泉旅行とかデートとかいろいろあったけど、それはまた別の話、今回は甘々しい空気をどうにかしようと、ナンバーズは今日実行しようとした
そして晩御飯
「はい、あ〜ん♪」
「あ〜ん♪」
相変わらず二人はイチャイチャしている、それを見ているナンバーズ
「………なぁ、ギンガ」
「なにノーウ゛ェ?」
ノーウ゛ェはギンガに声を掛けると、甘々しい空気は中断され『邪魔しないでよ』と言う視線は全くなかった
「あのさ……父さんは?」
「チンクと一緒に仕事に行ったけど……明後日に帰ってくるかな」
『(に、逃げた………)』
そうチンクは二人が休暇でこちらに帰ってくるのを予知したのか、チンクは今、ナカジマ家に居ないのだ

223姉妹の奴隷:2010/02/05(金) 22:21:02 ID:HryBu3Ug
「そう……わかった」
言い終わるとスバルとギンガはまた甘々しい空気を創り始めた
『二人とも前よりもイチャイチャ度上がってるッス』
『確かにね……これを毎日二人見ていると、耐えられないわね』
『仕方ねぇ……本人は逃げたけど実行するぞ』
『(ふっふっふっ………)』
三人は不気味な笑顔で笑いだすが、ギンガとスバルは全く気づかなかった

5人は晩御飯を食べた後、スバルとギンガは一緒に風呂に入った、その間ノーウ゛ェは牛乳に白い粉を混ぜた
「悪く思うなよ……」
そう呟くとお揃いのパジャマを着たギンガとスバルが風呂から出てきた、ノーウ゛ェは白い粉に入れた牛乳を二人に渡した
「ほらよ」
「ノーウ゛ェ……ありがとう〜」
「たまたま牛乳飲みたかっただけだよ、ほら飲みな」
「うん……ありがとう、ノーウ゛ェ」
二人は何も疑いもなく白い粉を混ぜた牛乳を飲み干し、ノーウ゛ェに返した

224姉妹の奴隷:2010/02/05(金) 22:24:37 ID:HryBu3Ug
5人はテレビを見ていると、ウェンディがギンガとスバルのことを話し始めた
「そういえば二人とも前よりも仲良いッスけど、前の休暇中いったい何があったんッスか?」
二人とも少し戸惑うが、すぐにスバルが答えを返した
「うん!私とギン姉……結婚したから」
「へ〜…そうんなだ………って!?」
『はぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?』
「二人とも結婚したんッスか?おめでとうッス」
「ちょっと待て!どうゆうことだよ!!」
ノーウ゛ェも言いたいことがあるが何故二人が結婚したかと言うのは、それも別の話
「どうゆうことって……そのままよ、私とスバルは結婚してるのよ」
「そんな大事なことを何で黙ってたんだよ!」
「何でって……だって言われないんだもん……ねぇ〜スバル♪」
「ねぇ〜ギン姉♪」
「『ねぇ〜』じゃねぇだろ!!」
確かによく見ると、二人の左手の薬指にはお揃いの指輪を着けていた
そんなかノーウ゛ェがツッコムなか、ウェンディがある疑問を浮かべた

225姉妹の奴隷:2010/02/05(金) 22:32:14 ID:HryBu3Ug
「あ、でも姉妹同士で結婚って出来たッスか?」

「確かにウェンディの言う通り、法律上では無理だけど……スバルと一緒にいるだけで私は幸せになる……妹以上の存在なのよ」
照れながらもギンガはスバルに対しての思いを告げた
「ギン姉……恥ずかしいよ///」
すると二人は同時にあくびをし始めた
「なんだか眠くなってきた……私……もう…寝る……」
スバルとギンガは急激な眠気に襲われ、二人とも肩を寄せ合って寝てしまった
「まさか二人とも結婚してたんですね……ちょっとビックリ」
「ちょっとどころじゃねぇよ!想定外だよ!」
「でもどうするッス?実行するッスか?」
「当たり前だろこのままだと一生、甘々しい空気の中、生活しなくちゃいけねぇんだぞ」
「確かにね……さ、ノーウ゛ェ、ウェンディ、やるわよ!」
『おぉーー(ッス)』
三人はギンガとスバルを自室に運びだし、怪しげな物を装着させた

226姉妹の奴隷:2010/02/05(金) 22:33:12 ID:HryBu3Ug

「…………んっ」
ギンガは目を覚ますと目の前のスバルの姿に疑った、今のスバルは白いパジャマ姿であるが後ろ手を縛られていて、胸の上下にも縄が巻きつけられている、さらに口にはボールギャグが噛まされおり、ズボンは脱がされていて、下着に股縄をかけられて、非常にエロい感じのスバルの姿だった
「んんっ!?」
スバルを起こそうと声をかけたら、手は動けず声もだせなかった
『うそ……私…スバルと同じように縛られていている……』
ギンガもスバルと全く同じ格好をされていて、二人の首には首輪が繋がれていることがわかった
「…………んっ……んんっ!?」
スバルもようやく起きるとギンガが縛られていていることに気づくと同時に自分も縛られていていることに気がついた
「んくっ、ふぅぅ」
「あふぅ、ふぅぅっ、んふぅ」
喋ろとしてもボールギャグが噛まされいるので念話で会話する事にした

227姉妹の奴隷:2010/02/05(金) 22:37:00 ID:HryBu3Ug
『ギン姉ぇ…どうしてこんな格好されてるの?』
『わかないよ……あ、あれ見て、スバル』
「ふぅ?」
ギンガの視線にスバルは振り向くと、壁に手紙が貼っていて、その文字を読んだ

[スバルとギンガへ………我々達は二人に非常に困っていることがある、それは私達がいるときに二人ともイチャイチャしていることについてだ!はっきり言えばこの甘々しい空気を耐えるのは無理だ!私達は我慢の限界なので、二人に結婚祝いと言うお仕置きをする、最近チンク姉が言ってたには、緊縛プレイが流行っているそうなので二人には朝までその姿で夜を過ごせ、これを機会にイチャイチャするのを抑えてくれ、以上……by:ノーウ゛ェ一同]
と書かれていた
『ぅぅ……酷いよ〜……ノーウ゛ェ』
するとスバルは後ろ手に何やらリモコンの様な物を持っていたことに気づく




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