レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。
アルテミス アナザーストーリー(改) byBiBi
-
Artemis0000.a
アルテミス アナザーストーリー
前書き
アルテミスのアナザーストーリーを書いてみました。文才も更新にかけ
る熱意も、オリジナルストーリーの作者様には遠く及びません。もし投稿
がストップした時は許して下さい。まわりくどい表現が所々に見られます
が、許して下さい。
文中に登場する名称は設定は全て架空のものです。同名または類似した名
称があっても、全く関係ありません。
*****************************************************************
前のスレの一部を書き直して、改めてスレを立てさせていただきました。
ストーリーや登場人物に大きな変更はありません。訂正内容等は >>2 を
参照して下さい。
前のスレに書き込んでいただいた感想等は省かせていただきました。書き
込んでくださった方、申し訳ありません、あと有難うございました。
|
|
-
Artemis0486
時間はあっという間に過ぎ、拷問総選挙の開演時刻になった。拷問総選
挙に用意されたのは、さざなみテレビで一番広いスタジオだった。バス
ケットボールコートが丸々2つ入りそうだ。スタジオ正面にステージが置
かれ、それを弧の形に囲むように観客席が配置されている。観客席はすで
に人で埋め尽くされていた。ネオガイア星人に協力的な日本の政治家たち
だ。彼ら、戦後約60年という年月の大半にわたって与党として君臨してき
た某政党の議員たちの関心事は、以前はいかにして民間企業から甘い汁を
吸い上げるかだったが、今はいかにしてネオガイア星人のご機嫌をとるか
に変わってる。
ステージ上にはX字型の磔台が2つ並んでいた。磔台には各々、エプロン
を脱ぎ全裸となったプリアナと股三娘が両手足を文字通りXの形に開くよ
うにして拘束されている。2人とも両目をアイマスクで覆われ、さらに周
囲の音が一切聞こえないように耳栓をされていた。見ると、プリアナが不
安そうに顔をキョロキョロさせている。
スタジオの照明が落とされ、ステージ上に現れた人影に幾条ものスポッ
トライトが集まった。拷問総選挙の司会を務める、高性能アンドロイド
BKA48号だ。その姿を見るや否や、観客席の政治家たちが一斉に立ち上がり
拍手を始めた。政治家たちは、ステージ上でスポットライトを浴びている
人物がネオガイア軍の1人である事を、事前に知らされていたのだ。見る
と、どの顔にも満面の笑みが浮かんでいる。作り笑いは選挙活動で練習済
みなので、プロデューサーの斉藤よりもずっと巧い。
「ネオガイア星万歳、ネオガイア星万歳、ネオガイア星万歳」
1人が万歳三唱を始めると、他の者も負けじとそれに続いた。
拍手と万歳三唱が鳴り響く中、アルテミスがステージの脇からワゴンと大
きな箱を押しながら現れた。ワゴンの上にはさまざまな拷問器具が整然と
並べられている。一糸まとわぬアルテミスの肉体から滲み出る色香は、厚
顔無恥な政治家たちに一瞬拍手を忘れさせるほどだった。ワゴンと箱をス
テージ中央に停めると、アルテミスは両乳房の間にマイクを挟んで、BKA48
号の隣に立った。砲弾型のGカップの巨乳は、その弾力だけでマイクの重
量を支えていた。
BKA48号がマイクを手に取った。たちまち観客席がシンと静まり返った。国
会でいつもやっているような野次罵声をとばす者は1人もいない。
「日本人諸君。今日は、ネオガイア星人の家畜として生きるキミ達にねぎ
らいの意味をこめて、素敵な拷問ショーをお見せしよう」
BKA48号が拷問総選挙の概要を簡単に説明し始めると、何人もの政治家がわ
ざとらしく何度も頷いてみせた。全員、BKA48号に好印象を抱いてもらおう
と必死だ。
「拷問を受けるのは、あそこに拘束されている2人。キューティーバニー
(C.バニー)とルビィ股三娘だ。拷問の方法は投票で…………」
BKA48号が話している間、アルテミスはワゴンの上に並べられた拷問器具を
チラチラと何度も見ていた。
(あぁ、拷問を受けるプリアナと股三娘が羨ましい。でもアシスタントの
仕事をきちんとやり遂げたら、電撃棒で死ぬほどオナニーできるのね。待
ち遠しいわ)
無意識のうちに股間に伸びそうになった手を、ハッと止めた。BKA48号の説
明が終わったのだ。いよいよ拷問総選挙が始まる。
-
Artemis0487
ビデオ購入者から送られてきた投票券は、ステージ上に運ばれてきた箱
の中に集められていた。アシスタントを務めるアルテミスは、ステージ正
面に設置されたTVカメラに向かって軽くお辞儀をしてから、箱から投票券
1枚を引っぱり出した。
「えと……、1枚目は『C.バニーのオマンコにスタンガンを押し付ける』
です。ウフフ、性器への電気ショックは拷問の定番ですわね。当選おめで
とうございます」
本職のMC顔負けの愛想良さを振りまきながら、TVカメラに向かって投票券
をかざした。
アルテミスが、ワゴンの上からスタンガンを手に取った。
(まさかマゾの私が拷問する側になるなんて思わなかったわ)
アルテミスは、TVカメラの邪魔にならないようにプリアナの脇に立った。
ちなみにプリアナと股三娘は、今回の拷問総選挙でアルテミスがアシスタ
ントを務めている事を知らない。
「ごめんなさい、プリアナ。今から私、アナタに酷い事をするわ。アナタ
が私みたいな変態のマゾだったら、きっと楽しめたでしょうに……」
しかしアイマスクと耳栓をされたプリアナには、アルテミスの声は聞こえ
ないし、今から自分がどんな目に遭わされるのかを知る事もできなかった。
放電前のスタンガンが股間に押し当てられた。敏感に部分に冷たいものが
触れて、プリアナがビクッと身体を震わせる。次の瞬間、スタンガンのス
イッチが入れられ、プリアナのオマンコを30万ボルトの電撃が襲った。
「ギャアアアアアアアアアア! ギィ! イィィィィィィィィィ!」
凄まじい絶叫が迸った。プリアナの痛覚は4倍に高められている。今プリ
アナが感じている苦痛は、常人にはとても耐えられるものではない。痛覚
と同じく耐久力もまた4倍に高められた女サイボーグだからこそ、何とか
耐えているのだ。
プリアナの悲鳴を聞いている内に、アルテミスのオマンコが濡れてきた。
(あぁ、なんだか私、興奮してきちゃったわ。マゾなのに、プリアナを拷
問して興奮してる……)
真性マゾのアルテミスは、悲鳴をあげるプリアナの姿に自分を重ね合わせ
て興奮を覚えているのだ。
(あぁ、プリアナ、なんて辛そうな悲鳴をあげるの? そんなに辛いの?
痛いの? 苦しいの? ごめんなさい。ごめんなさい。でも私、アナタが
羨ましいわ。私も苦痛が欲しいのに、拷問してもらえないの。だから、せ
めて拷問される女の悲鳴を聞かせてちょうだい)
アルテミスはなかば無意識のうちに、左右の太股をこすり合わせていた。
スタンガンが砕け散った。プリアナの陰唇には鋭い棘がサメの歯のように
生えていて、これがスタンガンを噛み砕いたのだ。
「まぁ、スタンガンが壊れてしまったわ。フフフ、スタンガンを破壊する
ほどココが辛かったのね? あぁ羨ましいわ、プリアナ」
そう甘く囁いて、アルテミスはプリアナのオマンコに指で優しく触れた。
残酷な電気拷問を受けたそこは、焼けるように熱を帯びていた。
スタンガンが使い物ならなくなったので、アルテミスは電気拷問を中止
し、箱に手を差し込み2枚目の投票券を引き抜いた。
「2枚目は『C.バニーの乳首にピアスを付ける』です。でもC.バニーの乳
首にはすでにピアスが付いているので、このリクエストは無理ですわね」
そして再び箱に手を入れた。
-
Artemis0488
「3枚目は……、あら、少しユニークなリクエストですわ。『C.バニーの
左乳首をエアガンで撃つ』です。当選おめでとうございます」
説明するまでもないが、エアガンというのは空気の圧力で小さなプラス
チック製の弾を射出する玩具だ。玩具といっても威力はかなりある。見る
と、ワゴンの上にはエアガンがすでに用意されている。アルテミスはそれ
を手に取ると、プリアナに銃口を向けた。元白兵戦コマンド隊長の彼女は、
ありとあらゆる武器のエキスパートだ。拘束された女の乳首をエアガンで
撃つなど、寝ていてもできる。引き金をしぼった。発射されたプラスチッ
クの弾はプリアナの巨大な左乳房の中心をとらえた。
「ギャアアアッ! な、何よ?! 何したの?! ギャッ、ギャアアア……」
続いて2発3発と弾が発射され、乳首を血の色に変えた。ただでさえ敏感
な乳首を襲った痛みは4倍に高められ、プリアナの脳を焦がした。20発近
く発射して、アルテミスはエアガンをワゴンの上に戻した。
「4枚目は……、あら、偶然かしら? 今度は『右の乳首をエアガンで撃
つ』ですわ。当選おめでとうございます」
プリアナの右乳房には多数の乳首が付いている。アルテミスは再びエアガ
ンを構えた。タタタタタタタタタンと軽快な音が連続して聞こえた。
「アヒィ?! ふぎゃあああああああああ! ぐ、おぉおおお……」
プリアナの悲鳴。発射された弾は、右乳房を覆う全ての乳首に1発ずつ命
中した。的を外した弾は1つもない。驚くべき射撃のテクニックだ。敏感
な肉突起にプラスチック製の弾がめり込み、その度に突起を貫く金属のピ
アスがチリンチリンと音を奏でた。
「5枚目は『C.バニーの乳首を千切る』です。C.バニーに人気が集まって
いますわね。でも……、彼女の乳首はたしか……」
アルテミスはBKA48号のもとに駆け寄った。
「BKA48号様、プリアナの乳首は手榴弾になっています」
「かまわん。引き千切って適当な所に投げろ。被害が出ても、どうせ地球
人のテレビ局だ」
「は、はい……」
アルテミスは仮面の下で一瞬ためらうような表情を見せたが、この真性マ
ゾにはBKA48号の命令を拒絶する権利はない。そのまま無言で、プリアナの
もとに戻った。
プリアナの右乳房を覆う乳首は全て手榴弾に改造されていて、乳輪ごと引
き千切って投げれば爆発する。乳首を貫通するリング状のピアスは、この
乳首手榴弾を引き千切りやすくするための物なのだ。ちなみに乳首のサイ
ズはバラバラで、大きな乳首ほど爆発力が強い。
(BKA48号様はああ仰るけど、いいのかしら……。せめて、なるべく人のい
ない方向に投げた方が良いわね)
アルテミスは一番小さな乳首を選んで、リングピアスに指をかけた。
「え?! な、何するの? もう酷い事はやめて!」
プリアナが怯えた声で叫んだ。
「ごめんなさい、プリアナ」
アルテミスはピアスを力いっぱい引っぱった。ブチブチッと小さな音をた
てながら、乳首が乳輪をくっつけたまま引き千切られた。
「ヒィィィ! い、いやぁあああああああああ!」
プリアナが半狂乱になって泣き叫ぶ。乳首を引き千切られる痛みも4倍に
高められるのだ。
(1、2、3 ……)
アルテミスは頭の中でカウントし、引き千切った乳首手榴弾をスタジオの
隅に向けて投げた。乳首手榴弾は床に落下すると同時に爆発した。爆風で
周囲の撮影用機材がなぎ倒された。
「ひぇえええええええええ?!」
爆発に驚いた観客席の政治家たちが、情けない悲鳴をあげた。
-
Artemis0489
「では6枚目です。あら、今度はルビィ股三娘の拷問ですわ。『ルビィ股
三娘のオマンコを蹴り上げる』です。当選おめでとうございます」
アルテミスは股三娘の正面に立った。アイマスクと耳栓とされた股三娘は、
それに全く気づかない。Ⅹ字型の磔台に拘束された両脚は90度以上に開か
れていて、オマンコは完全に無防備だ。
「たしか以前、股三娘にオマンコを蹴ってもらった事があったわね……。
今日は私が蹴る番よ。これを機に股三娘もオマンコを蹴られる快感に目覚
めてくれたら、素敵なマゾ仲間ができて嬉しいんだけど……」
アルテミスはモデル顔負けの美脚をうしろに引いて、そのまま力いっぱい
股三娘の股間を蹴り上げた。足の甲がオマンコを直撃した。
「ぐが……、グェエエエエエエエエエエエエ! ふぎゃあああ……」
男ほどではないが、女も股間を蹴られるのはかなり痛い。股三娘の絶叫は
長く続いた。弾丸をも跳ね返すゴム化ボディだが、苦痛までは吸収してく
れないのだ。
「では7枚目です。あら、またすごい偶然ですわ。同じリクエストが連続
して……。今度も『ルビィ股三娘の股間を蹴り上げる』です。当選おめで
とうございます」
見ると、股三娘はさっき蹴られたダメージからまだ回復していない。その
正面にアルテミスは立つと、股間を思い切り蹴り上げた。
「ぎゃおぉぉぉ……、ゲ?! ゲロ……、ゲボオオオ……」
股三娘の口から酸臭のする液体が噴き出した。ブルブルと震える太股の付
け根からも、黄色い液体がジョロジョロと滴り落ちた。
「まぁ、オシッコもらすほど辛いの? 言ってくだされば、オシッコ全部
飲んでさしあげたのに……」
アルテミスは床に広がる黄色い水溜りを見下ろしながら、ゴクリと喉を鳴
らした。この真性マゾは、他人のオシッコが大好きなのだ。
「8枚目です。『C.バニーの鳩尾を力いっぱい殴る』です。最後に『10発
連続で』と書かれますね。当選おめでとうございます」
投票券をTVカメラに向けてかざすアルテミスの耳元で、BKA48号が囁いた。
「思いきり殴れ。もし手加減したら、電撃棒のご褒美は無しだぞ」
「はい。電撃棒でオナニーするためなら、何だってやりますわ」
アルテミスはそう答えて、拳をギュッと握りしめた。
アルテミスはⅩ字型の磔台に拘束されたプリアナの正面で、ファイティン
グポーズをとった。アイマスクを付けられたプリアナは、自分がこれから
何をされるのか全く知らずにいる。アルテミスは「フン!」と短く息を吐
き、拳をプリアナの柔らかい鳩尾に叩き込んだ。元白兵戦コマンド隊長の
パンチ力は、プロボクサーや空手の有段者を凌駕する。拳は手首までめり
込んだ。
「お?! オゲェエエエェェェ!」
プリアナは悲鳴をあげる事さえできず、胃の中の物を吐き出した。その鳩
尾に2発目の拳がめり込んだ。
「あおぉおおお……オゲッオゲッ……、や、やめ……うげぇえええ……」
容赦のない打撃が3発、4発と途切れなく続いた。プリアナは胃の中が
空っぽになるまで吐き続け、空っぽになった後も吐き続けた。
(あぁ、プリアナ。ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい)
アルテミスは心の中でプリアナに詫びながらも、パンチを繰り出すのを止
めようとはしなかった。電撃棒オナニーというご褒美が、心優しい女を非
情な拷問執行人に変えてしまっていた。
-
Artemis0490
上半身を吐瀉物まみれにして悶絶したプリアナに一瞬だけ悔恨と憐憫の
視線を送ると、アルテミスは再び箱に手を入れた。
「9枚目です。『ルビィ股三娘のクリトリスを引き千切る』です。当選お
めでとうございます』
アルテミスはワゴンの上からペンチを手に取ると、股三娘のクリトリスを
覆う包皮を指で剥いた。
「アイヤァアアア?! 何するカ! そんな所、触るなヨ!」
敏感な部分を触られて、股三娘は金切り声を上げた。この元中国武術家は
嘘つきで金に汚く怠け者だったが貞操感だけは強く、他人に性器を見られ
たり触られるのをひどく嫌がるのだ。
股三娘のクリトリスは小さかった。
「このままじゃペンチで挟めないわね。いま大きくしてあげるわ」
アルテミスは股三娘のオマンコを舐め始めた。ビチャビチャという卑猥な
音をたてながら、やや肉厚の舌が秘裂の上を往復する。
「ぐ、ぐぅぅぅ……。や、やめ……」
股三娘が歯を食いしばって、強烈な刺激に対抗した。しかし長いマゾ生活
の間に鍛えられたアルテミスの舌に舐められて、その快感に耐えられる者
は居ない。秘裂は見るみる淫液を分泌し、クリトリスが勃起し始めた。
そのクリトリスをアルテミスがペンチで挟んだ。股三娘が引きつったよう
な悲鳴をあげた。股三娘の皮膚はゴム化しているので完全に潰れてしまう
事はないが、敏感な肉突起を扁平になるまで硬い金属で挟まれる痛みは普
通の人間と変らない。
「ぎゃあああああああああ! や、やめろ……ふぎゃあああ……」
ペンチが引っぱられ始めると、悲鳴が絶叫に変わった。クリトリスが文字
通りゴムか餅のように伸びた。5センチ、10センチ、20センチ……。股三
娘の絶叫も常軌を逸したものに変っていった。長さが50センチを超えたあ
たりで、それ以上引っぱっても伸びなくなった。見ると、引き伸ばされた
クリトリスが糸のように細くくびれている。それでも、まだ千切れていな
い。仕方なくアルテミスは全体重を乗せて、さらに反動をつけてペンチを
後ろに引っぱった。
「がぁあああっ……ぐぎゃあああああああああ!」
股三娘の絶叫がスタジオ内の空気をブルブルと震わせた。同時にブチッと
小さな音がして、クリトリスが付け根の部分で千切れた。股三娘の股間か
らジョロジョロとオシッコが滴り落ちた。今日2度めの失禁だった。
プリアナと股三娘が悶絶しても、拷問総選挙が中断される事はない。ア
ルテミスは新しい投票券を箱から引き抜いた。
「10枚目です。『ルビィ股三娘のクリトリスを火で炙る』です。残念です
が、股三娘のクリトリスは付け根の部分で千切れてしまったので、このリ
クエストにはお応えできません。ごめんなさい」
幸か不幸か、股三娘はクリトリスを引き千切られたおかげで火炙りを逃れ
た。
「次は11枚目です。『ルビィ股三娘のオマンコをスタンガンで拷問する』
です。スタンガンはさっき壊れて……。あら? さざなみテレビのガード
マンが持っているらしいです。それを借りましょう」
アルテミスはスタジオの非常口に立つガードマンから、スタンガンを受け
取った。20代半ばのガードマンは全裸の肉感的な美女から礼を言われて、
耳まで真っ赤にして俯いた。
股三娘のオマンコにスタンガンが押し当てられた。バチバチと音をたてて
火花が散ったが、股三娘は身体をピクンと震わせただけだった。全身をゴ
ム化皮膚で覆われたサイボーグには電気ショックは何のダメージを与える
事ができなかった。
-
Artemis0491
「次は12枚目です。『ルビィ股三娘の肛門に腕をねじ込む』です。アナル
フィストですね」
アルテミスは股三娘の背後に回り、尻の割れ目を割り開いた。元武術家ら
しい引き締まった肉の間から、小さな窄まりが姿を現した。排泄のための
穴に視線を感じて、股三娘が屈辱の呻きを漏らした。アルテミスが肛門に
舌を這わせ始めると、呻き声が1オクターブ低くなった。
アルテミスは、同性の排泄の穴を舐める行為にマゾの炎をメラメラと燃や
し始めていた。
(このまま口の中にウンチを排泄してもらえたら、どんなに幸せかしら。
ウンチ溜まってないかしら……)
ためしに舌先を肛門に挿し込んで直腸内を探ったが、残念ながら大便は溜
まっていなかった。それでも直腸内はドロドロした粘液で潤んでいた。ア
ルテミスは粘液を吸いだして口の中で転がした。
アルテミスはたっぷりと股三娘の肛門を味わってから、今度は自分の腕を
舐め始めた。全裸の肉感的な女が腕に舌を這わせる姿は、なんとも卑猥
だった。腕全体が唾液まみれになると、5本の指を束ねて股三娘の肛門に
あてがった。
「マゾじゃないアナタには辛いかもしれないけど、我慢してね」
そう小さく囁き、腕に力を入れた。股三娘の肛門はゴム化されているので、
指先はほとんど抵抗なく直腸に侵入した。
「ヒッ?! あひぃぃぃ! アォオオオオオオオオオ……」
股三娘が悲鳴をあげた。ゴム化された肛門は腕が侵入したくらいで裂ける
事はない。それでも無理やり開かれると痛いのだ。
アルテミスはゆっくりと腕を挿入し始めた。これがサディストの女看守シ
ンディなら容赦なく一気にねじ込むところだが、このあたりはマゾなので
優しい。肘の手前まで挿入すると、今度はゆっくりと腕の抜き差しを始め
た。
「お、おぉおおお……、アォオオオ……。ひぃ、ひぃ、ぐひぃぃぃ!」
股三娘の口がOの字に開き、嗚咽のような悲鳴がしぼり出された。
(股三娘の腸の中すごく熱いわ。それに腕を引き抜くたびに肛門がめくれ
て、黄土色の粘液がいっぱい垂れてきてる。なんて卑猥なのかしら)
腕の輸送のピッチが徐々に速くなっていき、それに合わせて股三娘の悲鳴
も切迫したものに変っていった。アルテミスは肛門を抉られる股三娘の姿
に自分を重ね合わせて、激しく欲情していた。ながば無意識のうちに、肛
門がヒクヒクと蠢いた。
その後10分近く肛門責めは続けられてから、ようやく腕が引き抜かれた。
アルテミスはサディストではないので腕の輸送は乱暴という訳ではなかっ
たが、それでも腕を引き抜かれた後しばらく肛門はポッカリと口を開いた
ままだった。見ると、直腸を抉っていた腕は粘液まみれで、手首の部分に
茶色い大便が少しこびりついている。アルテミスが舌でそれを舐め取って、
まるでガムか何かのようにクチャクチャと咀嚼して胃に流し込んだ。
-
Artemis0492
「12枚目です。『C.バニーのクリトリスに針を刺す』です。当選おめでと
うございます。でも……そんな事したら……」
プリアナのオマンコにはミサイルが装備されていて、クリトリスに激痛を
感じると発射されるのだ。
「BKA48号様? オマンコミサイルが発射されてしまいます」
アルテミスは観客やマイクに聞こえないように小声でBKA48号に指示を仰い
だ。それに対するBKA48号の返事は『刺せ』だった。真性マゾのアルテミス
はBKA48号の命令には逆らえない。仕方なくワゴンから注射針を取った。
プリアナと股三娘の磔台は、BKA48号の遠隔操作で変形する事ができた。磔
台が水平に倒れて、両脚を拘束している部分が持ち上がり、分娩台のよう
な形になった。次いでオマンコの真正面に観客席がくるように、磔台が回
転した。それを見たアルテミスが小さく溜息をもらした。
(観客席がオマンコミサイルの射線上に入ったわ。BKA48号様は観客たちを犠牲になさるおつもりなのね。でも私にはどうする事もできない)
観客席を見ると、オマンコミサイルの事を知らされていない政治家たちが、
身をのり出して元ポルノ女優の股間を視姦している
アルテミスの指が、プリアナのクリトリスの包皮を剥いた。姿を現した
肉の突起はやや大ぶりで、赤い真珠のようだ。
「ヒッ?! な、何するの? もう酷い事しないで、お願いよぉ!」
女体で最も敏感な部分をむき出しにされて、プリアナが叫んだ。
「ごめんなさい、プリアナ」
アルテミスはプリアナのクリトリスに注射針を突き立てた。
「ぎゃあああ! イヤアアアアアアアアア!」
敏感な部分を襲う苦痛に、プリアナが悲鳴をあげた。
しかし針はなかなか刺さらなかった。プリアナの全身は防弾仕様になって
いて、それはクリトリスを包む薄い皮も例外ではない。あっさり刺さって
いれば痛みは一瞬で済んだかも知れないのに、なまじ皮膚が強固になって
いるせいでプリアナの苦痛が長引く事となった。
「あら、なかなか刺さりにくいわ」
仕方なくアルテミスは、突き立てた注射針をまるでドリルのようにグリグ
リと回転させ始めた。
「ぎゃあああああああああ! や、やめてぇ! やめて、やめてぇ!」
プリアナのオマンコがバクバクと開閉した。プリアナの陰唇は鋭い棘に覆
われた武器で、自分の意思で開閉できるのだ。しかし陰唇の棘はアルテミ
スの手に届かなかった。
悲鳴をあげるプリアナの声が嗄れ始めた頃、ようやくクリトリスを包む
薄皮に小さな穴が開いた。アルテミスがいっそう強く注射針をグリグリと
回転させと、針の先端が薄皮に開いた穴を無理やりこじ広げながらクリト
リスに侵入していった。
「ふぎゃあああああああああ……。アヒィ、グビィ、ヒ、ヒィィィ!」
4倍に痛覚を高められたクリトリスに針を刺される苦痛は、オマンコミサ
イルを発射させるのに十分だった。プリアナの悲鳴が人間離れした絶叫に
変った瞬間、オマンコからミサイルが発射された。
-
Artemis0493
発射される瞬間プリアナが仰け反ったおかげで、ミサイルは観客席を紙
一重でそれてスタジオの後ろの壁を吹き飛ばした。オマンコミサイルの事
を知らされていなかった観客席の政治家たちは、自分たちの背後で起こっ
た突然の爆発に驚き、パニック状態に陥っていた。10年以上にわたって発
電所のずさんな安全管理を見逃す見返りに電力会社から甘い汁を吸い続け
てきた大物代議士が、恐怖で腰が抜けている事にも気づかずに逃げ出そう
として、観客席から転げ落ちた。政治家たちは、自分がネオガイア星人に
支配されているだけであって、決して保護されているわけではないという
事を、改めて思い知らされたのだった。
同じように自分の立場を再認識させられた者が、他にもいた。さざなみテ
レビのプロデューサー斉藤である。破壊されたスタジオを呆然と見つめる
その姿は、まるで魂が抜けてしまったようだ。
プリアナのクリトリスに刺さった針はすぐに抜かれたが、敏感な肉突起
は赤く腫れて見るからに痛々しかった。
「かわいそうなプリアナ。快感で痛みを和らげてあげるわ」
アルテミスがプリアナのオマンコに舌を這わせ始めた。やや肉厚の舌先が
傷ついたクリトリスの上を優しく往復する。さざなみ刑務所で数え切れな
いほどの囚人の性器を舐め続けてきたアルテミスは、男だけでなく女の快
感のツボも熟知している。たちまちプリアナのオマンコは潤み始め、クリ
トリスが勃起し始めた。
(あぁ……痛みが引いていく……。気持ち良い。すごいテクニックだわ。
誰かしら? 内股に触れるのは金属じゃなくて布だから、鉄仮面じゃない
わね……)
アイマスクとイヤホンをつけられたプリアナには、自分の股間に舌を這わ
せる者の正体を知る事ができない。
「あ、ああぁ、お、オォオオオ……感じる。すご……キャアアア?!」
クリトリスを強く吸引されて、プリアナが悲鳴をあげた。快感と痛みの入
り混じった感触が、性経験の豊富な元ポルノ女優の子宮を突き上げる。色
白の肌がサァッとピンクに染まり、女体が硬直する。オマンコが潮を噴い
た。
「あぁ、素敵。1滴残らず飲んであげるわ」
すかさずアルテミスがオマンコに吸い付いた。細い喉がせわしなく上下し
た。口腔内に流れ込む汁は、少し血の味がした。
『愛の戦士編6〜拷問総選挙 その1』 おしまい
-
■■■ 最新の投稿 2012年9月26日
>>946-958 『愛の戦士編6〜拷問総選挙 その1』の投稿
■■■ 目次
>>2 前書き
■ アルテミスのアナザー
文頭の通し番号は、Artemis****
>>3-5 『プロローグ』
>>6-15 『ざなみ刑務所の独房にて』
>>16-18 『さざなみ刑務所の廊下にて』
>>19-28 『モクバ3号 前編』
>>29-36 『モクバ3号 中編』
>>37-54 『モクバ3号 後編』
>>55-59 『格闘家たち その後1 〜 犬山と亀山弟』
>>60-63 『格闘家たち その後2 〜 ヨン・ソバ 前編』
>>64-72 『格闘家たち その後2 〜 ヨン・ソバ 中編』
>>73-85 『格闘家たち その後2 〜 ヨン・ソバ 後編』
>>86-93 『医療室にて 前編』
>>94-107 『医療室にて 後編』
>>108-116 『さざ吉物語〜その1』
>>117-125 『さざ吉物語〜その2』
>>126-137 『さざ吉物語〜その3』
>>138-146 『さざ吉物語〜その4』
>>147-159 『さざ吉物語〜その5』
>>231-243 『さざ吉物語〜その6』
>>245-250 『さざ吉物語〜その7』
>>252-257 『さざ吉物語〜その後』
>>269-276 『愛の戦士編1〜キューティーバニー誕生 その1』
>>308-322 『愛の戦士編1〜キューティーバニー誕生 その2』
>>345-358 『愛の戦士編1〜キューティーバニー誕生 その3』
>>415-424 『愛の戦士編1〜キューティーバニー誕生 その4』
>>426-430 『愛の戦士編1〜キューティーバニー誕生 その5』
>>458-461 『愛の戦士編2〜ルビィ股三娘誕生 その1』
>>474-485 『愛の戦士編2〜ルビィ股三娘誕生 その2』
>>487-499 『愛の戦士編2〜ルビィ股三娘誕生 その3』
>>544-564 『愛の戦士編2〜ルビィ股三娘誕生 その4』
>>587-590 『愛の戦士編2〜ルビィ股三娘誕生 その5』
>>592-608 『愛の戦士編2〜ルビィ股三娘誕生 その6』
>>682-690 『愛の戦士編2〜ルビィ股三娘誕生 その7』
>>692-716 『愛の戦士編2〜ルビィ股三娘誕生 その8』
>>744-760 『愛の戦士編2〜ルビィ股三娘誕生 その9』
>>782-796 『愛の戦士編2〜ルビィ股三娘誕生 その10』
>>823-829 『愛の戦士編3〜アルテミスの1日』
>>832-843 『愛の戦士編4〜股三娘の1日 その1』
>>846-864 『愛の戦士編4〜股三娘の1日 その2』
>>867-884 『愛の戦士編4〜股三娘の1日 その3』
>>887-895 『愛の戦士編5〜プリアナの1日 その1』
>>898-917 『愛の戦士編5〜プリアナの1日 その2』
>>920-943 『愛の戦士編5〜プリアナの1日 その3』
>>946-958 『愛の戦士編6〜拷問総選挙 その1』
-
■■■ 目次つづき
■ 由梨香のアナザー
『八谷早苗の回想編』
文頭の通し番号は、Artemis.UY1.Sanae****
>>160-169 『八谷早苗の回想 001 〜 出会い』
>>170-175 『八谷早苗の回想 002 〜 お掃除』
>>176-192 『八谷早苗の回想 003 〜 採用試験01』
>>193-198 『八谷早苗の回想 004 〜 採用試験02』
>>199-203 『八谷早苗の回想 005 〜 採用試験04』
>>205-209 『八谷早苗の回想 006 〜 採用試験05』
>>211-218 『八谷早苗の回想 007 〜 採用試験06』
>>220-229 『八谷早苗の回想 008 〜 採用試験07』
>>278-285 『八谷早苗の回想 009 〜 勤務初日01』
>>324-335 『八谷早苗の回想 010 〜 勤務初日02』
>>360-368 『八谷早苗の回想 011 〜 勤務初日03』
>>511-519 『八谷早苗の回想 012 〜 勤務初日04』
『囚われのコンパニオン編』
文頭の通し番号は、Artemis.UY2.Com****
>>259-267 『囚われのコンパニオン 001 〜 大量食糞実験01』
>>287-305 『囚われのコンパニオン 002 〜 大量食糞実験02』
>>337-343 『囚われのコンパニオン 003 〜 大量食糞実験03』
>>370-378 『囚われのコンパニオン 004 〜 大量食糞実験04』
>>381-394 『囚われのコンパニオン 005 〜 大量食糞実験05』
>>397-405 『囚われのコンパニオン 006 〜 大量食糞実験06』
>>469-471 『囚われのコンパニオン 007 〜 大量食糞実験07』
>>463-468 『囚われのコンパニオン 008 〜 ビーナスの虐待01』
>>611-631 『囚われのコンパニオン 009 〜 ビーナスの虐待02』
>>632-646 『囚われのコンパニオン 010 〜 ビーナスの虐待03』
>>648-680 『囚われのコンパニオン 011 〜 ビーナスの虐待04』
>>718-741 『囚われのコンパニオン 012 〜 妊娠実験01』
>>763-779 『囚われのコンパニオン 013 〜 妊娠実験02』
>>799-820 『囚われのコンパニオン 014 〜 妊娠実験03』
『放浪の真性マゾ編』
文頭の通し番号は、Artemis.UY3.Wanderin+副題****
>>408-413 『放浪の真性マゾ 01――ケチャ族の島01』
>>432-443 『放浪の真性マゾ 01――ケチャ族の島02』
>>445-456 『放浪の真性マゾ 01――ケチャ族の島03』
-
Artemis0494
『愛の戦士編6〜拷問総選挙 その2』
オマンコミサイルの直撃で、スタジオ後方の壁には大穴が開いた。見る
と、天井や側面の壁にも亀裂が走っている。耳を澄ませば、爆風で倒れた
撮影機材の下敷きなったテレビ局スタッフの呻き声が、あちこちから聞こ
える。死者もいるかも知れない。観客席には大きな被害はなかったが、そ
こに座る政治家たちは一様に血の気を失っている。かように撮影スタジオ
は被害を受けていたが、拷問総選挙が中止される事はなかった。
ステージ上を見ると、投票券の入った箱が爆風に飛ばされて、中身が床
に散乱している。幸いプリアナと股三娘は、ミサイルの爆発による被害は
受けていなかった。アルテミスが床に散乱する投票券の1枚を拾った。こ
のマゾ奴隷に、拷問総選挙を中止する権限はないのだ。ただ黙々とアシス
タントの仕事を続けるしかない。
「えぇと……、拷問総選挙を再開します。14枚目のリクエストは『ルビィ
股三娘にウンコを食べさせる』です。当選おめでとうございます」
爆風で倒れたTVカメラに向けて投票券をかざした。ただしカメラが機能し
ているかどうかは分からない。
「それでは私がウンチを出します。でもその前に……」
アルテミスがワゴンから金属製の小さな器具を取った。それは開口器とい
う、文字通り口を開いたまま固定する器具だ。それを股三娘の口にねじ込
んで、上下の歯をギリギリとこじ開けた。股三娘を拘束している磔台が、
プリアナの磔台と同じように水平に倒れて分娩台のような形に変化した。
アルテミスが磔台の上に飛び乗った。そしてTVカメラに向かって自分の尻
を突き出すように身体の向きを調整しながら、仰向けに横たわる股三娘の
顔の上に跨った。股三娘が顔をそむけられないように、両膝で頭の部分を
挟んだ。アイマスクで視覚を奪われた股三娘は、自分の口の真上に他人の
尻がある事に気づかない。
アルテミスが背後のTVカメラを振り返った。仮面の下でブルーの瞳が挑発
的な光を放ち、桃色の舌が唇の上を這い回った。
(あのカメラの向こうで、大勢の地球人が私のアナルを見ているのね。そ
れを想像しただけで興奮しちゃうわ)
カメラに向けて尻を突き出して、肛門がよく見えるように自ら両手で尻肉
を割り開いた。白桃のような尻の中心で、色素沈着の少ない窄まりがヒク
ヒクと震えている。
肛門の真正面にTVカメラ、真下に開口器で開かれた股三娘の口がある事
を確認すると、アルテミスは下腹部に力をこめた。肛門がプックリと膨ら
み始めた。ブリュブリュと、女性ならば絶対に他人に聞かれたくない破裂
音が連続でもれた。便秘気味らしく、何度も下腹部に力をこめた。そのた
びに肛門が開閉を繰り返した。
「う……、うぅ……ん……」
肛門がまるで火山の噴火口のように開き、クルミほどのサイズの糞塊が飛
び出した。
糞塊はそのまま股三娘の口の中に落ちた。仰向けに拘束された女体がビク
ンと震えた。股三娘はアイマスクとイヤホンで視聴覚を奪われていたが、
糞塊が唾液に溶けるにしたがって鼻腔に侵入してくる独特のニオイから、
口の中に入ってきた物の正体に気づいた。
「オ?! おごぉ……、う、うぐぅぅぅ! ふぐ! ムグググウゥゥゥ!」
顔をそむけようとしたが、アルテミスの両膝に挟まれて動かす事ができな
い。渋味とも苦味とも区別のつかない味が口腔に広がっていく。激しく咳
き込みながら、舌で大便を押し出した。
-
Artemis0495
「あら、好き嫌いは駄目よ。わがまま言わないで食べて」
アルテミスは押し出された大便を指でつまみ上げて、股三娘の口にねじ込
んだ。そして股三娘の顔の上に腰を下ろして、口を肛門で塞いだ。
「むぐ、ぐぅぅぅ……」
弾力のある尻肉の下で、股三娘が苦しげに喘いだ。
「あ?! 開口器がアナルにこすれて気持ちいいわ。あぁ、そんなに動いた
ら、オマンコがウンチまみれになっちゃうわぁ」
アルテミスが股三娘の顔に尻を乗せたまま、腰を前後に動かした。自分の
大便が付いた指にベロベロと舌を這わせた。
アルテミスが再び下腹部に力をこめた。排便の音がして、尻の下で股三
娘が苦しそうに呻いた。しかしアルテミスの両膝で頭を挟まれているので、
顔をそむける事はできない。手足を拘束するベルトだけが、むなしくギシ
ギシと軋み音をたてた。
「ごめんなさい。変態マゾの私と違って、股三娘には食糞は辛いでしょう
ね。でも耐えて。味わったりせずに一気に飲み込むのよ」
アルテミスは口では謝罪しながら、実は同性の口腔内に大便をひり出す行
為に欲情していた。直腸の奥に溜まっていた物が、股三娘の口の中にひり
出され始めた。今度の量はかなり多い。
「モゴ……、むぐ、オゴ……、ゲホッゲホッ……オゲェエエエ……」
股三娘は開口器でこじ開けられた口に大便をいっぱいに溜めた状態で、と
ても言葉を発する余裕はない。ただ吐き気を堪えるのに必死だった。口腔
内に侵入してくる大便を舌で押し出そうと試みたが、アルテミスの尻肉に
口を完全に塞がれていてどうしようもなかった。舌の付け根で食道の入り
口を塞ごうとしたが、それも無理だった。
「モゴォォォ……ゴグ、ゴグ……、ゲ、ゲェエエエ。おぉおおお……」
嘔吐しそうになったが、新たに口腔内に侵入してくる大便が吐瀉物を胃に
押し戻した。生温かくネットリとした物が食道内に流れ込んだ。股三娘の
喉がゴクゴクと音を立てながら何度も上下した。アイマスクの下から涙が
頬を伝った。
大きめのバナナ2本分ほどの量の大便がひり出された。その大半が股三
娘の胃に流れ込んだ。一部が口からあふれ出し、アルテミスの尻を大便塗
れにした。当然オマンコも大便で汚れ、アルテミスを悦ばせた。ひとしき
り排泄を終えると、アルテミスは磔台から降りて、股三娘の口から開口器
を外してやった。
「辛かったでしょ? 今きれいにしてあげるわね」
大便塗れの股三娘の顔に、アルテミスが舌を這わせ始めた。肉厚の舌が大
便を舐め取り、細い喉がゴクリゴクリと音を鳴らしながら何度も上下した。
股三娘と違って、この真性マゾは食糞行為に抵抗が無いのだ。舌先が股三
娘の唇を割って入り、大便で茶色くなった歯を舐め回した。アルテミスは
股三娘の顔に塗られた大便を残らず舐め取ると、今度は自分の尻についた
大便を手ですくい取り口に運んだ。
-
Artemis0496
「次は15番目のリクエストです。『ルビィ股三娘の3つの穴を残酷に犯
す』です。当選おめでとうございます」
股三娘の受難は終わらない。アルテミスはワゴンからビキニパンツのよう
な物を取った。俗に言う『ペニスバンド』というやつで、パンツの前部分
にペニスを模したバイブが付いている。主にレズ同士のSEXや、S女がM
男のアナルを犯すのに用いられる。ただしアルテミスが手にしているのは
一般的なペニスバンドと異なり、バイブが2本生えている。見ると、2本
とも長さは30センチ以上あり、太さも成人女性の腕ほどある。
「これならオマンコとアナルを同時に犯す事が可能ですわ。でもリクエス
トは3つの穴ですね……。じゃあ、これを取り付けましょうね」
アルテミスはワゴンから別のバイブを1本手に取った。長さはペニスバン
ドのバイブとほぼ同じで、太さは割り箸程度だ。それをペニスバンドに安
全ピンで留めた。こうしてペニスバンドの前面部に、細いバイブが1本と
太いバイブが2本縦に並んだ。
「これでオマンコとアナル、そして尿道の3穴を同時に犯せますわ」
大小3本のバイブを見下ろしながら、アルテミスは満足げに頷いた。リク
エストの3穴とはオマンコとアナルと口腔を指していたのだろうが、アル
テミスは口ではなく尿道だと勘違いしていた。日常的に血尿が噴き出すま
で尿道を異物で抉られている、真性マゾだからこその勘違いだった。
アルテミスが股三娘の大腿を抱えて、オマンコを指で割り開いた。股三
娘が何やら中国語で喚いたが、アルテミスには意味が解らなかった。露わ
になった尿道口に、細いバイブの先端をあてがった。太さは割り箸程度し
かないが、それでも尿道に挿れるには太すぎる。さらに残りの2本を膣口
とアナルにあてがった。
「ごめんなさい。『残酷に』という条件付きなの。我慢してね」
言い終えるや否や、アルテミスはどんな男よりも荒っぽく股三娘の股下に
腰を叩きつけた。
「うぎゃあああああああああ! ギャオォオオオオオオオオオ……」
ブチブチッという何かが裂けるような音は、同時に響き渡った悲鳴でかき
消された。普段の勝気な股三娘からは想像もできない悲鳴だ。オマンコと
アナルだけでなく、尿道にまで異物を突っ込まれたのだから無理もない。
もしも全身をゴム化されていなかったら、今のひと突きで尿道が裂けてい
たかも知れない。
アルテミスがゆっくりと腰を引き始めた。女の股間から長さ約30センチの
血まみれのバイブが3本ズルズルと引き抜かれる光景は、被虐願望のない
女性が見たらトラウマになりそうなおぞましさだ。先端近くまで引き抜い
たところでアルテミスはいったん動きを止め、先ほどよりも激しく腰を叩
きつけた。
「あぐぁあああ! いぎぃぃぃ……アヒィィィ……」
股三娘の身体がガクガクと揺れた。見ると、拘束された手首の皮膚が切れ
て血が滲んでいる。
「ごめんなさい、股三娘。多分すごく痛いと思うけど、我慢してね」
アルテミスは優しく話しかけると、獲物を捕らえる猛禽類のように指先を
股三娘の太股にくい込ませた。そして、すごい勢いで腰を前後に動かし始
めた。
「ギャ、うぎゃ、ヒギャ……ぎゃお、お、おぉおおお! アガガガ……」
股三娘が悲鳴をスタジオ内に響き渡った。悲鳴を発するたびに、Oの字に
開いた口から唾液の飛沫が飛び散った。
-
Artemis0497
残酷な地獄突きは10分、20分と続いた。男なら射精して終わるのだが、
アルテミスは女だ。ならばアルテミスが疲れたら終わるかというと……、
元白兵戦コマンドの持久力は常人を遥かに凌駕する。股三娘の3つの肉穴
を犯すアルテミスの荒腰は、普段のマゾの姿からは想像できないほどだっ
た。
股三娘の悲鳴は次第に常軌を逸したものになってきた。尻の下には、3つ
の穴から流れ出た血が赤い水溜りを作っている。オマンコにバイブが突き
刺さるたびに大陰唇が内側にめり込み、引き抜かれるたびに小陰唇が引き
ずり出された。肛門は太さが女性の腕ほどもあるバイブに貫かれて、シワ
が完全に伸びきっている。バイブが引き抜かれるたびに直腸が飛び出しそ
うになっている。見ると、出入りするバイブの表面に血と大便がこびり付
いている。股三娘は何度も気を失ったが、そのたびに直後に襲う激痛で強
制的に覚醒させられた。
股三娘の悲声が嗄れ始めた。アイマスクの下では白目を剥き、大きく広
がった鼻孔からは鼻水が垂れ、Oの字に開いた口からは泡状のヨダレが溢
れている。失神の頻度が多くなり、気を失ってから覚醒するまでに時間が
かかるようになってきた。顎が外れそうなど開いた口から聞こえるのは、
錆びた金属を擦り合わせるような音だけになってきた。そして何十回目か
の失神で、股三娘は完全に悶絶した。
「はぁ、はぁ、はぁ……。偉かったわ。よく耐えたわね、股三娘」
さすがに30分近く腰を振り続けて、アルテミスは肩で息をしている。見る
と、胸元に珠のような汗が浮かんでいる。ゆっくりと腰を引き、股三娘の
体内からバイブを抜き去った。尿道から抜き去られたとたん、血の色のオ
シッコがジョロジョロと漏れ出した。オマンコは赤く腫れあがり、肛門は
閉じる事を忘れたようにポッカリと開いたままになっている。
-
Artemis0498
拷問総選挙は継続された。16枚番目のリクエストは、プリアナのクリト
リスをペンチで潰す事だった。投票券を読みあげながら、アルテミスはス
タジオ内を見回した。先ほどのオマンコミサイルによる被害はそのまま放
置されていて、倒れた撮影機材の下敷きになったテレビ局スタッフの苦痛
の声があちこちから聞こえる。
(クリトリスを潰したら、またミサイルが発射されるわ)
しかしアルテミスには、番組アシスタントの任務を拒否する権利はない。
仕方なくワゴンの上のペンチに手を伸ばした。その手を、BKA48号が制止し
た。
BKA48号がワゴンから金属製の器具を取った。それは開創器と呼ばれる手術
器具で、手術で切開した部分を固定するのに用いられる。形状は大きなハ
サミやクリップに似ている。
「地球人にこれ以上被害を出さないように、クリトリスを潰す前にオマン
コミサイルを取り外しておこう」
そう言って、分娩台のように変形した磔台に拘束されているプリアナの前
に立った。もちろんこの非情なアンドロイドが地球人の身を案じる事は無
い。被害を出さないようにというのは口実で、本当はプリアナを拷問する
のが目的なのは明らかだ。
プリアナの両脚は90度以上に開かれて拘束されている。女体で最も敏感
な急所は完全に無防備だ。そのオマンコに開創器の先端が突っ込まれた。
女体がビクンと震える。左右の小陰唇がギリギリと割り開かれていく。陰
唇の間から、膣内に溜まっていた粘液と血がドロリと流れ出した。
「ぎゃあああ! な、何してるのよ?! やめて、やめて、やめてぇ!」
プリアナが金切り声を上げた。アイマスクと耳栓で視覚と聴覚を奪われて
いるので、自分のオマンコが今何をされているのか、これから何をされる
のか全く分からない。それがプリアナの恐怖心を倍増させていた。
陰唇の内側にサメの歯のように生える棘が開創器に噛み付いて、ガチガチ
と音をたてた。開創器の表面に無数の傷が刻まれた。しかし人間の身体程
度なら簡単に噛み切ってしまう陰唇も、硬い金属製の手術器具を噛み砕く
事はできなかった。
「きゃあああ! い、痛い。やめて、やめて、やめてぇ!」
太いペニスやバイブを何本も受け入れてきた元ポルノ女優のオマンコでも、
金属の器具に陰唇をこじ開けられると痛いのだ。
小陰唇が径10センチほど開かれた。露わになった膣口は赤く充血し、肉の
襞(ひだ)が幾重にも重なったような形状をしていた。まるで熟れたメロ
ンかイチジクの断面のように見える。数多くの男達のペニスを包み込み、
精液を絞り出してきた肉穴だ。
次にBKA48号が手に取ったのは『やっとこ』と呼ばれる工具だった。高温
の鉄などを掴むのに用いられる。形状はペンチに似ているが、サイズは
ずっと大きい。全長と太さは成人男性の腕ほどあり、先端部分は子供の拳
よりも大きい。
BKA48号がやっとこをプリアナの膣口にあてがい、そのまま無造作に突っ込
んだ。
「アヒィ?! うぎゃあああ! い、痛い、痛いぃ……、ギャアアア!」
ザラザラした金属の表面が、柔らかい膣粘膜など簡単に傷つけたのだろう。
膣口から血が滲み始めた。
「ひぃ……ギャヒィィィ! し、死ぬ、死ぬぅ!」
プリアナが半狂乱で悲鳴をあげた。異常な痛がり方だが、無理もない。痛
覚が4倍に高められているのだ。
-
Artemis0499
やっとこの先端が膣口を貫いた。ズボッという音が聞こえてきそうだ。
「ぎゃあああああああああ! や、やめ……やべでぇえええ!」
ポルノ女優ではなくハリウッドのホラー映画の主演でも務まりそうな絶叫
を迸らせながら、身体を仰け反らせた。しかし手足を拘束されているので、
逃れる事はできない。金属の異物に貫かれた穴の上あたりから、ジョロ
ジョロとオシッコが漏れ出した。
オマンコミサイルは標準で3発装填されている。1発が発射されたので、
残りは2発。2発とも子宮内に内蔵されていた。やっとこの先端がかたく
閉ざされた子宮口を無理やりこじ開けて、ズルズルと子宮内に侵入した。
「うぎゃあああ! ギヒィ……ぎゃぉおおおおおおおおお!」
子宮口を貫かれる時の絶叫は、膣口を貫かれた時の悲鳴が甘い吐息に思え
るほど凄まじかった。ブルーの瞳が、アイマスクの下でグルリと白目を剥
いた。溢れ出た血がボタボタと床にこぼれ落ちた。見ると、血の中に小さ
な肉片が混じっている。やっとこの先端が何かを探るように、子宮内でグ
リグリと動いた。顎が外れそうなほど開いたプリアナの口から、舌が飛び
出した。
やっとこ先端が硬い物に触れた。BKA48号はそれをやっとこで挟み、引っ
ぱり始めた。陰唇の間から粘液状の血がドロドロと溢れ出てきた。そのグ
ロテスクさは、気の弱い女性なら見ただけで失神してしまいそうだ。陰唇
の間から、やっとに挟まれたミサイルが姿を現した。サイズは生理用具の
タンポンくらいだ。ネオガイア宇宙軍のテクノロジーで作られたそのミサ
イルは、片手にすっぽり収まるほどのコンパクトさにもかかわらず、地球
の戦車数台を1発で木っ端微塵にする威力と、巡航ミサイルを凌駕する射
程距離を備えている。つい先日も、超合金の装甲で覆われた百足マシンを
破壊したところだ。
ミサイルを引きずり出された瞬間、プリアナは悶絶した。痛覚を4倍に
高められた彼女がいったいどれ程の苦痛を味わったか、それは本人以外に
は絶対に分からないだろう。そんな地獄の苦しみに屈した女に対して、
BKA48号は非情だった。
「たしかリクエストはクリトリスを潰すだったな」
そう呟いて、やっとこでプリアナのクリトリスを挟んだ。ブチッと音がし
て敏感な肉芽が潰れた。
「アヒィ……ぎゃあああ! いやぁあああああああああ……」
プリアナの絶叫が迸り、子宮内に1発残っていたミサイルが発射された。
ミサイルは観客席の真上の天井を直撃した。その爆発力の前に、テレビ
局の建材など紙細工も同然だった。数百トンの瓦礫が観客席に降り注いだ。
政治家達は悲鳴をあげる間も与えられず肉塊と化した。戦後約60年の大半
にわたって運送会社や人材派遣会社、電力会社などと癒着してひたすら私
腹を肥やしてきた政治家たちのあっけない最期だった。もちろんBKA48号が、
プリアナの子宮にミサイルがもう1発残っている事を知らないはずはない。
ミサイルが発射されるのを承知で、クリトリスを潰したのだ。ネオガイア
宇宙軍のアンドロイドにとって、日本の政治家の生死などどうでも良い事
だった。
計2発のオマンコミサイルの爆発で、スタジオの機能は完全にマヒした。
ここでようやく拷問総選挙が終了した。幸いBKA48号と2人の女サイボーグ、
そしてアルテミスはミサイルの被害を受けずに済んだ。プロデューサーの
斉藤も軽い擦り傷だけで済んだ。女サイボーグの拷問シーンは全て生放送
された。さらにミサイルの被害に遭った女性スタッフの映像はビデオに録
画され、全国に向けて販売された。ビデオには『拷問ジャンケン大会』な
る企画の参加チケットが添付された。拷問総選挙の視聴率は空前の48%を
記録した。
『愛の戦士編6〜拷問総選挙 その2』 おしまい
-
■■■ 最新の投稿 2012年10月14日
>>961-966 『愛の戦士編6〜拷問総選挙 その2』の投稿
■■■ 目次
>>2 前書き
■ アルテミスのアナザー
文頭の通し番号は、Artemis****
>>3-5 『プロローグ』
>>6-15 『ざなみ刑務所の独房にて』
>>16-18 『さざなみ刑務所の廊下にて』
>>19-28 『モクバ3号 前編』
>>29-36 『モクバ3号 中編』
>>37-54 『モクバ3号 後編』
>>55-59 『格闘家たち その後1 〜 犬山と亀山弟』
>>60-63 『格闘家たち その後2 〜 ヨン・ソバ 前編』
>>64-72 『格闘家たち その後2 〜 ヨン・ソバ 中編』
>>73-85 『格闘家たち その後2 〜 ヨン・ソバ 後編』
>>86-93 『医療室にて 前編』
>>94-107 『医療室にて 後編』
>>108-116 『さざ吉物語〜その1』
>>117-125 『さざ吉物語〜その2』
>>126-137 『さざ吉物語〜その3』
>>138-146 『さざ吉物語〜その4』
>>147-159 『さざ吉物語〜その5』
>>231-243 『さざ吉物語〜その6』
>>245-250 『さざ吉物語〜その7』
>>252-257 『さざ吉物語〜その後』
>>269-276 『愛の戦士編1〜キューティーバニー誕生 その1』
>>308-322 『愛の戦士編1〜キューティーバニー誕生 その2』
>>345-358 『愛の戦士編1〜キューティーバニー誕生 その3』
>>415-424 『愛の戦士編1〜キューティーバニー誕生 その4』
>>426-430 『愛の戦士編1〜キューティーバニー誕生 その5』
>>458-461 『愛の戦士編2〜ルビィ股三娘誕生 その1』
>>474-485 『愛の戦士編2〜ルビィ股三娘誕生 その2』
>>487-499 『愛の戦士編2〜ルビィ股三娘誕生 その3』
>>544-564 『愛の戦士編2〜ルビィ股三娘誕生 その4』
>>587-590 『愛の戦士編2〜ルビィ股三娘誕生 その5』
>>592-608 『愛の戦士編2〜ルビィ股三娘誕生 その6』
>>682-690 『愛の戦士編2〜ルビィ股三娘誕生 その7』
>>692-716 『愛の戦士編2〜ルビィ股三娘誕生 その8』
>>744-760 『愛の戦士編2〜ルビィ股三娘誕生 その9』
>>782-796 『愛の戦士編2〜ルビィ股三娘誕生 その10』
>>823-829 『愛の戦士編3〜アルテミスの1日』
>>832-843 『愛の戦士編4〜股三娘の1日 その1』
>>846-864 『愛の戦士編4〜股三娘の1日 その2』
>>867-884 『愛の戦士編4〜股三娘の1日 その3』
>>887-895 『愛の戦士編5〜プリアナの1日 その1』
>>898-917 『愛の戦士編5〜プリアナの1日 その2』
>>920-943 『愛の戦士編5〜プリアナの1日 その3』
>>946-958 『愛の戦士編6〜拷問総選挙 その1』
>>961-966 『愛の戦士編6〜拷問総選挙 その2』
-
■■■ 目次つづき
■ 由梨香のアナザー
『八谷早苗の回想編』
文頭の通し番号は、Artemis.UY1.Sanae****
>>160-169 『八谷早苗の回想 001 〜 出会い』
>>170-175 『八谷早苗の回想 002 〜 お掃除』
>>176-192 『八谷早苗の回想 003 〜 採用試験01』
>>193-198 『八谷早苗の回想 004 〜 採用試験02』
>>199-203 『八谷早苗の回想 005 〜 採用試験04』
>>205-209 『八谷早苗の回想 006 〜 採用試験05』
>>211-218 『八谷早苗の回想 007 〜 採用試験06』
>>220-229 『八谷早苗の回想 008 〜 採用試験07』
>>278-285 『八谷早苗の回想 009 〜 勤務初日01』
>>324-335 『八谷早苗の回想 010 〜 勤務初日02』
>>360-368 『八谷早苗の回想 011 〜 勤務初日03』
>>511-519 『八谷早苗の回想 012 〜 勤務初日04』
『囚われのコンパニオン編』
文頭の通し番号は、Artemis.UY2.Com****
>>259-267 『囚われのコンパニオン 001 〜 大量食糞実験01』
>>287-305 『囚われのコンパニオン 002 〜 大量食糞実験02』
>>337-343 『囚われのコンパニオン 003 〜 大量食糞実験03』
>>370-378 『囚われのコンパニオン 004 〜 大量食糞実験04』
>>381-394 『囚われのコンパニオン 005 〜 大量食糞実験05』
>>397-405 『囚われのコンパニオン 006 〜 大量食糞実験06』
>>469-471 『囚われのコンパニオン 007 〜 大量食糞実験07』
>>463-468 『囚われのコンパニオン 008 〜 ビーナスの虐待01』
>>611-631 『囚われのコンパニオン 009 〜 ビーナスの虐待02』
>>632-646 『囚われのコンパニオン 010 〜 ビーナスの虐待03』
>>648-680 『囚われのコンパニオン 011 〜 ビーナスの虐待04』
>>718-741 『囚われのコンパニオン 012 〜 妊娠実験01』
>>763-779 『囚われのコンパニオン 013 〜 妊娠実験02』
>>799-820 『囚われのコンパニオン 014 〜 妊娠実験03』
『放浪の真性マゾ編』
文頭の通し番号は、Artemis.UY3.Wanderin+副題****
>>408-413 『放浪の真性マゾ 01――ケチャ族の島01』
>>432-443 『放浪の真性マゾ 01――ケチャ族の島02』
>>445-456 『放浪の真性マゾ 01――ケチャ族の島03』
-
Artemis0500
『愛の戦士編6〜拷問総選挙 その3』
拷問総選挙を終え、アルテミス達はさざなみテレビを後にした。アルテ
ミスはプリアナや股三娘と顔を合わすことなく、来た時と同じようにリム
ジンのトランクに放り込まれた。だから2人の女サイボーグが、自分達を
拷問していたのがアルテミスだと知る事はなかった。
リムジンはまっすぐロボット研究所へ向かった。窮屈なトランクの中で、
アルテミスは卑猥な期待を膨らませていた。拷問総選挙でアシスタントを
務めた褒美として、電撃棒を使ったオナニーを許可されているのだ。電撃
棒とはネオガイア製の携帯型武器で、スタンガンのように相手に電気
ショックを与える機能を備えている。
ロボット研究所に戻ると、プリアナと股三娘は拷問で傷ついたサイボー
グボディのメンテナンスをするため、BKA48号に別室へ連れて行かれた。1
人残されたアルテミスは顔に巻かれた包帯をほどき、メビウス博士の自室
へ向かった。
「アシスタントご苦労だった」
部屋に入ったアルテミスを、メビウス博士が笑顔で迎えた。このロボット
工学博士はアルテミスに不思議なほど好意的だった。
「約束の電撃棒だ。ボーナスとして3本貸してあげよう」
「まぁ! ありがとうございます。感激ですわ」
アルテミスは手渡された3本の電撃棒を愛しげに握りしめた。これほどの
美女に喜ばれて、嬉しくならない男はいない。
「むふふふ。他に欲しい物はあるかね? 何でも好きな物を言いたまえ」
「他に……ですか? では大きな鏡をお借りできますか? 自分の恥ずか
しい姿を見ながらオナニーしたいです」
「あぁ、なるほど。うむ、いいだろう」
メビウス博士は、鏡に痴態を映しながらオナニーに耽るアルテミスの姿を
想像して、ゴクリと唾を飲み込んだ。
「と、ところでアルテミス君。その電撃棒を使ったオナニーだが……、手
伝ってやっても構わないが……。ど、どうだろうね?」
「ありがとうございます。でも私などのオナニーのために、お忙しい博士
のお手をわずらわす事はできませんわ」
「そ、そうか……」
部屋を出て行くアルテミスの後姿を、メビウス博士の溜息が見送った。
-
Artemis0501
アルテミスは自分専用の独房を目指して急いだ。もう待ちきれなかった。
電撃棒の話をされた時から、ずっと欲情していたのだ。床の上を見ると、
歩いた軌跡に沿って淫液の斑点模様が続いている。その日はメビウス博士
の命令で、アルテミスへの拷問は一切禁じられていた。誰にも邪魔されず、
思いきりオナニーに耽る事ができるのだ。
独房に着くと、すでに鏡が用意されていた。
(なんていやらしい身体なのかしら。でもこれが本当の私。ネオガイア宇
宙軍の白兵戦コマンドのアルテミスは偽者なのよ)
畳1枚はありそうな大きな鏡に、金属の仮面をかぶった全裸の女が映って
いる。PLAY BOY誌のモデルが裸足で逃げ出しそうな、素晴らしい肢体だ。G
カップの乳房を持ち上げてみた。すでに乳首が勃起している。
さっそく立ったままオナニーを始めた。電撃棒1本を乳房の間に挟んで、
先端をしゃぶり始めた。まるで本物のペニスをフェラチオするように、上
下の美唇で挟んで肉厚の舌を這わせる。この唇と舌にペニスを責められて、
勃起と射精を我慢できる男はいない。唾液が電撃棒の表面を伝って落ち、
乳房の谷間に水溜りを作った。そのままゆっくりと仰向けになった。両膝
を立てて、少し両足を開く。
「ハァ、ハァ、ハァ……。さぁ始めるわよ。覚悟しなさい。たっぷりと拷
問してあげるわ」
鏡に映る自分に向かって話しかけた。声に出して自分を蔑む事で、被虐の
興奮を高める事ができるのだろう。ただし電撃棒を咥えているので、発し
た声はモゴモゴという音にしか聞こえない。
口に咥えた電撃棒の放電スイッチをONにした。
「ギイィィィィィィ! がぎゃあああああああああ……」
悲鳴が迸り、身体が弓なりに反り返る。電撃棒が超合金の仮面と接触して
火花が飛んだ。残り2本の電撃棒に両手をのばした。感電した状態で身体
の動きをコントロールするのは非常に困難だが、アルテミスにはそれが可
能だった。電撃棒を拾って、その先端を左右の乳房に1本ずつ突き立てた。
そして放電スイッチをONにした。
「ぎゃぉおおお! アギャギャギャギャ……ぐびぃ! アヒィィィ!」
口腔内と両乳房に強烈な電気ショックが走る。女体が仰向けのまま、50セ
ンチも跳ね上がった。背中から床に落ちて、ブリッジをするように反り
返った。
電撃棒のサイズや機能、そして操作方法には様々なタイプがある。今ア
ルテミスがオナニーに使用しているのは長さ約50センチの警棒タイプで、
電撃以外に殴打にも使用できるタイプだ。操作方法は、殴打の瞬間に電撃
を放つ一般的なタイプと異なり、スイッチの切り替えで放電するように
なっていた。つまり放電スイッチをひとたびONにすれば、バッテリーが切
れるかスイッチをOFFに切り替えるまで電撃を放ち続けるのだ。
アルテミスは悲鳴をあげ続けた。仮面から覗く喉に青い血管が浮き上がり、
豊満な乳房がブルブルと振動している。やがて悲鳴にゴボゴボというノイ
ズが混じり始めた。見ると、電撃棒を咥える口からブクブクと泡が溢れ出
ている。何かが割れる小さな音がして、泡に血が混じり始めた。硬い金属
の棒を噛みしめる歯が、付け根の部分で折れたのだ。電気ショックを受け
て満足に呼吸ができないのか、舌が紫に変色し始めた。
「が……アガ、ガガガ……ギヒ、ギィイイイ……ぎゃあああ……」
悲鳴に、錆びた金属を擦り合わせたようなノイズを含み始めた。
-
Artemis0502
オマンコは濡れていた。床の上には、淫液が斑点模様を描いている。もと
から人並み外れて巨大だったクリトリスは人差し指の第一関節ほどに勃起
し、今にも破裂しそうだ。そのクリトリスがピクピクと震え始めた。
「ヒッ、ヒッ、グヒィィィ……。ぐ、ぐぅ……ぃぐ……いぐぅううう!」
一瞬オマンコがキュゥと締まり、次の瞬間すごい勢いで潮を噴いた。間欠
泉のように潮が噴く間も電撃棒は電撃を放ち続け、悲鳴が途切れる事はな
かった。快楽と苦痛が同時にマゾの脳を襲い、アルテミスは失神と覚醒を
繰り返した。何度目かの失神で口と指の間から電撃棒がこぼれ落ち、よう
やく悲鳴がやんだ。
5分ほどで失神から覚めた。口腔内への電気ショックの影響でズキズキ
と痛む後頭部をさすりながら、気だるげに身体を起こす。周囲を見回して、
床の上の薄黄色の水溜りに気づいた。
「知らない間にオシッコを漏らしてたのね……。ホント最低のマゾだわ」
自分を貶す台詞が、マゾの炎をくすぶらせる。その場で四つんばいになり、
水溜りに口をつけてオシッコを啜り始めた。細い喉がコクリコクリと上下
する。オシッコを全て飲み干すと、顔を上げて鏡を見た。仮面はもちろん、
襟元から垂れる金色の髪もオシッコでベトベトだ。
「自分のオシッコを飲むなんて、ますます最低。これは死ぬほどきつい罰
が必要ね」
床に転がった3本の電撃棒に視線を移して、好色な笑みを浮かべた。
その場に中腰になった。電撃棒を2本拾い、オマンコと肛門に1本ずつ
先端をあてがう。電撃棒の長さは50センチ。それを何の前儀も無く、一切
の手加減も無く、2本同時に一気に突き上げた。
「ギャッ! ぐぅううううううううう……」
アルテミスの身体が仰け反り、その体勢で硬直した。肺の空気を全て呻き
声にかえて吐き尽くし、そのまま呼吸が止まった。電撃棒は下端を3セン
チほど残して、その全長の大半が女体に侵入している。オマンコに侵入し
た電撃棒は処女膜はもちろん子宮口も貫通し、卵巣を横隔膜まで突き上げ
た。肛門に侵入した1本は直腸と結腸、さらに回腸を突き抜け、その先端
は空腸にまで達した。
アルテミスは陰唇と肛門から3センチほど覗く電撃棒の端を指でつまみ、
ゆっくりと引っぱった。10センチ、20センチと金属の棒が引き抜かれるの
にあわせて、ガニ股になった両膝がカクカクと震える。完全に抜き去る直
前で止めた。
「はぁ、はぁ、はぁ……。こ、このまま抜いてもらえるなんて思ったら、
大間違いよ。まだ許してあげないわよ」
鏡に映る自分に話しかける。そして2本の電撃棒を、一気に突っ込んだ。
地の底から湧いてきたような呻き声が漏れた。
またゆっくりと引き抜き始め、抜き去る直前で動きを止め、一気に突っ込
んだ。抜いては突っ込み、抜いては突っ込み……、これが何度も繰り返さ
れた。ガクガク震える両膝は、今にも崩れそうだ。
「あぉおおお……、ガッ、あが……はぁ、はぁ、はぁ。か、覚悟しなさい。
今までのは予行演習なんだから。こ、これからが……本物の地獄よ……」
電撃棒を握る手に力をこめた。仮面の下でニヤリと笑った。ブルーの瞳に
は狂気の光が宿っている。
-
Artemis0503
すごい勢いで抜き挿しを始めた。そのペースは1秒間に約5往復。電撃棒
が突っ込まれるたびに、臍の辺りがテントのように盛り上がった。電撃棒
の先端が、腹筋と皮膚を下から持ち上げているのだ。
「あぐ、あぐ、アォオオ……。い、いいわ。感じる。あ、あ、あぁ……。
ヒィッ?! ふぎゃあああ! う……うげぇえええ……」
快感の喘ぎ声が苦痛の悲鳴に変わり、それに続いて黄色い胃液が口から噴
き出した。オマンコに突っ込まれた電撃棒の先端が、子宮の壁を突き破っ
たのだ。無理もない。長さ50センチの金属棒で何度も突き刺したのだ。
「ま、まだよ。まだ許してあげない。もっとメッタ突きにしてあげる」
子宮に穴があいても、アルテミスはオマンコと肛門を抉り続けた。ほどな
くして肛門に突っ込まれた電撃棒も腸を突き破った。屠殺される豚のよう
な悲鳴が迸った。腹腔内では腸の中身が漏れ出しているだろう。しかし不
死身体質のおかげで腹膜炎になる心配はない。
「あ、あぁ……、い、いく。いってしまう……。でもダメよ。絶対にいか
せてあげないわ」
絶頂を迎える寸前、アルテミスはオマンコと肛門から電撃棒を引き抜いた。
2本とも表面は血と粘液まみれだ。
引き抜いた電撃棒に舌を這わせながら、床に転がった残る1本に視線を
移した。
「はぐ、もぐもぐ……、ま、まだよ。まだ許してあげないわ」
その1本を拾い上げて、3本の電撃棒を束ねた。警棒サイズの電撃棒を3
本束ねると、成人男性の二の腕よりも太くなった。
3本束ねた電撃棒をオマンコにあてがった。すぐに挿入せずに、処女膜が
再生するのを待つ事にした。身体のコンディションが良ければ処女膜の再
生には30秒とかからないが、念のため余裕をみて1分間待つ事にした。ア
ルテミスには、この1分が1時間に感じられた。
(48、49、50、51 ……)
興奮のため、両膝がブルブルと震えている。
(54、55、56、57、58、59 ……)
60をカウントすると同時に、3本の電撃棒を一気に突き上げた。男性の二
の腕よりも太い長さ50センチの金属の杭が、処女のオマンコに根元まで突
き刺さった。悲鳴は出なかった。いや、出せなかった。生殖器を襲った恐
ろしい激痛のせいで意識が一瞬遠くなり、アルテミスはその場に崩れた。
見ると、オマンコが裂けている。左右の小陰唇が接合している上下の端で
皮が破れて、下の肉が覗いている。さらに長大な電撃棒は処女膜を完全に
破壊し、出産時以外はかたく口を閉じている子宮口を貫通して子宮内に侵
入していた。
アルテミスは横になったまま、鏡に自分の股間を映した。両股の付け根か
ら3本の金属棒が数センチ突き出ている。
「がっ……はぁ、はぁ……はぁ。もっと、もっとよぁ」
3本束ねた電撃棒の端を両手で握った。太すぎて、片手では握る事ができ
ないのだ。そのままズルズルと引き抜き始めた。男性の二の腕ほどの太さ
があるので、引き抜くのにも抵抗が感じられた。見ると、子宮口が小陰唇
の外まで引きずり出されている。
電撃棒を完全に抜き去る直前で動きを止め、鏡を見た。血まみれの金属製
の棒が3本、股間から40センチほど伸びている。
「はぁ、はぁ、はぁ。さ、さぁ、たっぷりと地獄を味わいなさい」
一気に突っ込んだ。ブルーの瞳が白目を剥き、唇の間から舌が飛び出した。
「グェエエエ! じ、じぬぅ……。で、でもまだ、まだよ」
引き抜き、突っ込んだ。引き抜いては突っ込み、引き抜いては突っ込む。
狂ったようにオマンコを抉る。そのたびに床の上に血が飛び散った。
-
Artemis0504
「あぁ、あ、あっ、い、いきそう……。ダメ、いってしまう!」
絶頂を迎える寸前、またしても電撃棒の動きを止めてオマンコから抜き
去った。見ると、オマンコは血まみれで陰唇が赤く腫れあがっている。限
界まで勃起したクリトリスが、絶頂を迎えられなかった事に抗議するよう
にピクピクと震えている。
「なんていやらしいオマンコなの。変態の真性マゾにふさわしい醜さだわ。
ずっとこのままだったら素敵なのに……」
鏡に自分の性器を映しながら、うっとりと呟いた。しかし言い終えた時に
は、陰唇の腫れはなくなっていた。
「不死身体質のおかげで何度でも拷問を受ける事ができるのは嬉しいけど、
せっかくいやらしく変形しても元に戻ってしまうのが少し残念だわ」
1分とかからずに、処女膜の裂けた痛みも消えた。
アルテミスは仰向けに横たわり腰を浮かせた。鏡に股間が映るように、
身体の向きを調整する。膝を伸ばしたまま、左右の脚を180度開いた。股
関節がギリギリと軋んだ。その体勢のまま左手に電撃棒を1本握った。
「淫乱なオマンコ。電撃棒でズボズボするのは、おあずけよ。今から、別
の苦痛を与えてあげるわ」
鏡に映った自分のオマンコに話しかけて、左手の電撃棒を振り上げた。
硬い金属で作られた長さ約50センチの電撃棒を、無防備な股間めがけて渾
身の力を込めて振り下ろした。鈍い音がした。
「ぎゃあああああああああ! す、すごいぃ」
一撃で恥骨にヒビが入った。激痛が脳天に突き上がり、マゾの脳を蕩けさ
せる。一瞬フッと意識が遠のく。両脚から力が抜けて、股が閉じかける。
「ま……、まだよ。1発で許してもらえるわけないでしょ?」
すぐに意識を取り戻した。両脚に力を込めると、再び180度に開いた。電
撃棒を振り上げて、1発目よりも力を込めて振り下ろした。今度はクリト
リスの真上に命中した。太股がブルブルと震え、足の指が不規則に開閉す
る。3発目が振り下ろされた。またクリトリスを直撃。敏感な肉突起が、
中身をぶちまけながら潰れた。
「いぎゃあああ! いやあああああああああ……」
凄まじい絶叫が響いた。見ると、ブルブルと震える太股と下腹部に血管が
浮き上がている。叩き潰された陰唇の間から、オシッコが流れ出した
右手にも電撃棒を持ち、二刀流になった。1本でオマンコを、もう1本
で乳房を打ち始めた。砕けた恥骨が驚異的な早さで再生していくが、それ
を上回る早さで叩き潰した。Gカップの乳房は電撃棒がめり込むたびに拉
げ、雪を思わせる白い肌が葡萄酒のような毒々しい赤紫に変色している。
中に詰まった脂肪と乳腺が潰れているのは、いびつに歪んだ形から明らか
だ。何発目かで乳首の付け根の部分で皮膚が裂け、次の一撃で乳白色の脂
肪が裂け目からはみ出した。
-
Artemis0505
電撃棒を1本、両手で握りしめた。腹筋から力を抜いた。そして日本の
侍が切腹する時のように、先端で鳩尾を突いた。柔らかい腹筋に、電撃棒
が10センチ近くめり込んだ。
「お?! おげぇえええ! アオ、オォオオオ……」
胃からこみ上げてきた物を飲み込んだ。
電撃棒の1本を口に咥えて、そのまま食道の奥まで突っ込んだ。
「オェエエエ……。食道を塞いだわ。もう吐く事はできないわよ?」
鏡に映った自分に話しかける。鏡の中で、仮面をかぶった全裸の女が口か
ら金属の棒を生やしている。
再び電撃棒の先端を鳩尾に打ち込んだ。もちろん腹筋の力は完全に抜いて
いる。内臓を衝撃が襲い、胃の中身が食道を逆流する。しかし食道が電撃
棒で塞がれているため、行き場を失った吐瀉物が胃と食道を往復した。
「お、おえ……アオ、オォオオオ……。ぐ、ぐるじぃ……」
両目から涙を流しながら、アルテミスは苦しみ悶えた。しかしこの真性マ
ゾが感じているものが苦痛だけでない事は、オマンコから際限なく流れ出
る淫液を見れば明らかだ。
「苦しい……。もっと、もっと欲しいの。もっと苦痛が欲しいのよ」
狂ったように電撃棒の先端で、鳩尾を突き始めた。何度も何度も……。見
ると、鳩尾の皮膚が内出血を起こして赤紫に変色している。やがて電撃棒
を咥えた口の隙間から、酸臭のする黄色い液が溢れ出てきた。黄色い液に
血の色が混じり始めるまで、アルテミスは自分の内臓を責め続けた。
-
Artemis0506
ひとしきり電撃棒を使った殴打を終えると、今度は食道に電撃棒を1本
挿入したまま、残り2本をオマンコと肛門に突っ込んだ。50センチの電撃
棒を根元までねじ込む。処女膜が突き破られ、再生しかけていた子宮と腸
の傷がまた開いた。
子宮と腸に挿入した電撃棒2本の放電スイッチをONにした。
「うぎゃあああああああああ! ギャ、ギャギャ……ギャォオオオ!」
凄まじい電気ショックが女体を襲い、悲鳴が独房の空気をビリビリと振動
させた。
「ギャアアア、ガ、ガァアアア……、あ、あぁ、あぁあああ!」
強靭な意志の力で、硬直と痙攣を繰り返す手を口元に運んだ。口から覗く
電撃棒の放電スイッチに指が触れる。スイッチ、ON。
「アガ?! ガ……!+(*・ア???ア%+<・ア!¥・・・」
口と生殖器、そして腸を凄まじい電気ショックが襲う。もはや口から迸る
音は悲鳴になっていない。
さすがの元白兵戦コマンドの女戦士も、口とオマンコと肛門に強烈な電
気ショックを受けて、身体の自由を失っていた。つまり電撃棒を引き抜い
たり、放電スイッチをOFFに切り替えたりできないのだ。その日はメビウ
ス博士の命令でアルテミスへの拷問が禁じられているから、シンディが独
房に来る事はないだろう。アルテミスがこの地獄から解放されるのは、お
そらく電撃棒のバッテリーが切れた時だろう。しかし地球のスタンガンと
違って、ネオガイア製の電撃棒のバッテリーは非常に容量が大きい。実際、
さきほどから強力な電撃を放ち続けているにもかかわらず、電圧が落ちる
気配は全くない。
(このまま私は死んでしまうのかしら。地獄の苦しみを味わいながら死ね
るなら、それも良いかも知れないわ)
苦痛と快楽で朦朧となりながら、アルテミスはそんな事を考えた。
(だめ、いきそう。いってしまう!)
女体に感電によるものとは異なる硬直が走り、次の瞬間オマンコから潮が
噴き出した。
約1時間後……。
アルテミスはまだ悶え続けていた。断続的に悲鳴のような嬌声を発しては、
オマンコから潮を噴き上げている。もう何度めの潮噴きか分からない。電
撃棒のバッテリーは一向に切れる気配がない。
3時間後。ありとあらゆる体液にまみれた女体が、まるでヨガの修行者の
ようなポーズで硬直している。金属の棒を生やした口から漏れるのは、弱
弱しい呻き声だけだ。時おり身体がビクビクと震えるところを見ると、電
撃棒はまだ電気ショックを放ち続けているらしい。
9時間後。電撃棒のバッテリーはまだ切れていないらしく、女体は硬直し
たままだ。アルテミスの胸が呼吸にあわせて弱々しく上下しているので、
かろうじて生きている事だけは分かる。意識があるのがどうか、苦痛や快
感を感じているのかどうか、それは分からない。突然、断末魔の悲鳴を迸
らせた。悲鳴はその1回限りだった。もう噴く潮も枯れていた。
次の日、独房から漂ってくる異様なニオイを不審に思い、看守の1人が
様子を見に来た。アルテミスは完全に悶絶し、どんなに呼びかけても反応
がなかった。床の上にはオシッコや大便、そして吐瀉物が散乱していて、
その中にバッテリーの切れた電撃棒が3本転がっていた。
『愛の戦士編6〜拷問総選挙 その3』 おしまい
-
■■■ 最新の投稿 2012年10月19日
>>969-975 『愛の戦士編6〜拷問総選挙 その3』の投稿
■■■ 目次
>>2 前書き
■ アルテミスのアナザー
文頭の通し番号は、Artemis****
>>3-5 『プロローグ』
>>6-15 『ざなみ刑務所の独房にて』
>>16-18 『さざなみ刑務所の廊下にて』
>>19-28 『モクバ3号 前編』
>>29-36 『モクバ3号 中編』
>>37-54 『モクバ3号 後編』
>>55-59 『格闘家たち その後1 〜 犬山と亀山弟』
>>60-63 『格闘家たち その後2 〜 ヨン・ソバ 前編』
>>64-72 『格闘家たち その後2 〜 ヨン・ソバ 中編』
>>73-85 『格闘家たち その後2 〜 ヨン・ソバ 後編』
>>86-93 『医療室にて 前編』
>>94-107 『医療室にて 後編』
>>108-116 『さざ吉物語〜その1』
>>117-125 『さざ吉物語〜その2』
>>126-137 『さざ吉物語〜その3』
>>138-146 『さざ吉物語〜その4』
>>147-159 『さざ吉物語〜その5』
>>231-243 『さざ吉物語〜その6』
>>245-250 『さざ吉物語〜その7』
>>252-257 『さざ吉物語〜その後』
>>269-276 『愛の戦士編1〜キューティーバニー誕生 その1』
>>308-322 『愛の戦士編1〜キューティーバニー誕生 その2』
>>345-358 『愛の戦士編1〜キューティーバニー誕生 その3』
>>415-424 『愛の戦士編1〜キューティーバニー誕生 その4』
>>426-430 『愛の戦士編1〜キューティーバニー誕生 その5』
>>458-461 『愛の戦士編2〜ルビィ股三娘誕生 その1』
>>474-485 『愛の戦士編2〜ルビィ股三娘誕生 その2』
>>487-499 『愛の戦士編2〜ルビィ股三娘誕生 その3』
>>544-564 『愛の戦士編2〜ルビィ股三娘誕生 その4』
>>587-590 『愛の戦士編2〜ルビィ股三娘誕生 その5』
>>592-608 『愛の戦士編2〜ルビィ股三娘誕生 その6』
>>682-690 『愛の戦士編2〜ルビィ股三娘誕生 その7』
>>692-716 『愛の戦士編2〜ルビィ股三娘誕生 その8』
>>744-760 『愛の戦士編2〜ルビィ股三娘誕生 その9』
>>782-796 『愛の戦士編2〜ルビィ股三娘誕生 その10』
>>823-829 『愛の戦士編3〜アルテミスの1日』
>>832-843 『愛の戦士編4〜股三娘の1日 その1』
>>846-864 『愛の戦士編4〜股三娘の1日 その2』
>>867-884 『愛の戦士編4〜股三娘の1日 その3』
>>887-895 『愛の戦士編5〜プリアナの1日 その1』
>>898-917 『愛の戦士編5〜プリアナの1日 その2』
>>920-943 『愛の戦士編5〜プリアナの1日 その3』
>>946-958 『愛の戦士編6〜拷問総選挙 その1』
>>961-966 『愛の戦士編6〜拷問総選挙 その2』
>>969-975 『愛の戦士編6〜拷問総選挙 その3』
-
■■■ 目次つづき
■ 由梨香のアナザー
『八谷早苗の回想編』
文頭の通し番号は、Artemis.UY1.Sanae****
>>160-169 『八谷早苗の回想 001 〜 出会い』
>>170-175 『八谷早苗の回想 002 〜 お掃除』
>>176-192 『八谷早苗の回想 003 〜 採用試験01』
>>193-198 『八谷早苗の回想 004 〜 採用試験02』
>>199-203 『八谷早苗の回想 005 〜 採用試験04』
>>205-209 『八谷早苗の回想 006 〜 採用試験05』
>>211-218 『八谷早苗の回想 007 〜 採用試験06』
>>220-229 『八谷早苗の回想 008 〜 採用試験07』
>>278-285 『八谷早苗の回想 009 〜 勤務初日01』
>>324-335 『八谷早苗の回想 010 〜 勤務初日02』
>>360-368 『八谷早苗の回想 011 〜 勤務初日03』
>>511-519 『八谷早苗の回想 012 〜 勤務初日04』
『囚われのコンパニオン編』
文頭の通し番号は、Artemis.UY2.Com****
>>259-267 『囚われのコンパニオン 001 〜 大量食糞実験01』
>>287-305 『囚われのコンパニオン 002 〜 大量食糞実験02』
>>337-343 『囚われのコンパニオン 003 〜 大量食糞実験03』
>>370-378 『囚われのコンパニオン 004 〜 大量食糞実験04』
>>381-394 『囚われのコンパニオン 005 〜 大量食糞実験05』
>>397-405 『囚われのコンパニオン 006 〜 大量食糞実験06』
>>469-471 『囚われのコンパニオン 007 〜 大量食糞実験07』
>>463-468 『囚われのコンパニオン 008 〜 ビーナスの虐待01』
>>611-631 『囚われのコンパニオン 009 〜 ビーナスの虐待02』
>>632-646 『囚われのコンパニオン 010 〜 ビーナスの虐待03』
>>648-680 『囚われのコンパニオン 011 〜 ビーナスの虐待04』
>>718-741 『囚われのコンパニオン 012 〜 妊娠実験01』
>>763-779 『囚われのコンパニオン 013 〜 妊娠実験02』
>>799-820 『囚われのコンパニオン 014 〜 妊娠実験03』
『放浪の真性マゾ編』
文頭の通し番号は、Artemis.UY3.Wanderin+副題****
>>408-413 『放浪の真性マゾ 01――ケチャ族の島01』
>>432-443 『放浪の真性マゾ 01――ケチャ族の島02』
>>445-456 『放浪の真性マゾ 01――ケチャ族の島03』
-
Artemis0507
『プチレア登場』
注)本編の前に、オリジナルストーリーの第41話『巨人の侵攻』 第72話
『ロボットバトル』 第96話『ブルーと巨人女』 第111話『帰ってきた
拷問者』 第115話『ロボットバトル(その2)』をお読み下さい。
*******************************************************************
「その時空砲で、自分を撃つでつよ!」
「自分を撃つ? そうか!」
時間管理局のタイムマシンが放つ光線砲と自衛隊からの砲弾が吹き荒れる
中、タイタンの巨人族屈指の女戦士レアは、時空砲の銃口を自分に向けて
引き金をしぼった。膨大なエネルギーがレアの肉体を包み込んだのも一
瞬、身長約20メートルの巨体は時空の彼方へと跳ばされた。あとには、想
定外の展開に慌てふためく時間管理局のクルーと、何がなんだか分からず
レアが消えた地点を呆けた顔で見つめる自衛隊員が残された。
レアが消滅した直後、いや同時というべきだろうか、ここアメリカ合衆
国ニューヨークの北端に位置するブロンクス地区で、1つの怪現象が起き
た。ブロンクス地区はニューヨークヤンキースのホームグランド『ヤン
キースタジアム』で有名だが、それ以上に治安の悪さでも有名な地区だ。
その時も、地元のストリートギャングが、1人の外国人観光客の男に銃を
突きつけている最中だった。そこへ突然、バリバリという炸裂音を響かせ
ながら、数十メートル離れた地点にまばゆい光の玉が出現した。玉の直径
は約10メートル。周囲のアスファルトの地面や金属製のフェンスがマグマ
のような赤い光を残して蒸発してしまった事から、凄まじいエネルギーが
発生した事がうかがい知れる。この突然の怪事に、身の危険を感じたスト
リートギャングは一目散にその場から逃げ出した。1人残された観光男は、
呆気に取られてそのまま硬直していた。
世界有数の大都市ニューヨークにありながら、光の玉が出現した場所に
人通りはなかった。日本とニューヨークの時差は約14時間。その時刻、ニ
ューヨークは夜の闇に支配されていた。空には分厚い雲が広がり、地上を
照らそうとする月の邪魔をしている。件の場所は、ブロンクス地区でも特
に治安の悪い地域で、普段から人通りが少ない。特に夜間は、外部から訪
れる者はほとんどいない上、地元住民もかたく家の扉を閉ざして外に出よ
うとはしない。そのような訳で、幸か不幸か、光の玉に気付いたのは、逃
げ出したストリートギャングと観光男だけだった。
光の玉が徐々に輝きを落としていった。すると、その中に人影が浮かび
上がった。全裸の女が、フランスの彫刻家ロダンの代表作『考える人』に
似た姿勢で跪いている。光の玉のエネルギーの余韻だろうか、放電の火花
がバチバチと音を立てながら身体の周囲を包んでいる。驚くべきは、その
女のサイズだ。前屈姿勢であるが、それでも地面から頭頂まで5メートル
以上ある。立ち上がれば、身長は10メートル近くあるのではないだろう
か。
硬直していた観光男は、無言のままポケットからデジカメを取り出し
て、目の前に現れた巨人女を撮影し始めた。人間、驚きの限界を超える
と、かえって冷静になるのかもしれない。
しばらくすると、巨人女の周囲を包む放電の火花が消えた。女は静かに目
を開けると、顔を持ち上げた。気の強そうな野性的で精悍な顔立ちだが、
なかなかの美貌である。立ち上がった。やはり身長は10メートル近くあ
る。周囲を見渡し、自分にデジカメを向けている人間に気付いた。デジカ
メのフラッシュが、無遠慮に巨人女を照らす。巨人女の両目が、すっと細
くなった。赤い舌が唇を濡らしし、強靭な犬歯が覗いた。その顔は、あの
女戦士レアと瓜二つだった。
-
Artemis0508
巨人女が観光男に近づいていった。巨体に似合わず軽やかで、それでい
てしっかりした足運びだ。相当なトレーニングを積んだ者のみに可能な動
きである。
巨人女の膝下の部分がデジカメの液晶画面いっぱいに広がって、初めて観
光男は、相手が数メートルの距離に接近したことに気付いた。視線が液晶
画面から、被写体本体に移動する。膝から太股、下腹部から腹部、胸、そ
して顔へと、順に見上げていく。首をほぼ直角に曲げないと、巨人女の顔
を見る事ができない。おそらく身長は三階建て住宅と同じくらいだろう。
しかしすぐ目の前で仁王立ちになったその姿は、高層ビルなみの威圧感が
あった。
巨人女が爛々と輝く瞳で観光男を見下ろした。
「さっきから私に向かって光を発する、その機械はなんだ? まさか時間
管理局の武器……」
観光男に、はるか頭上から声が降りそそいだ。
「え? 武器? え、これですか? あ、あの、デジカメです」
「でじ……かめ?」
「あ、えと、カメラです。人とか景色とかを撮影する……」
「そうか。カメラか……。お前は時間管理局のクルーではないのだな?」
「じかん……え? あ、あの、違います」
「そうか。敵ではないという事か……」
「て、て、敵だなんて……と、とんでもないです!」
身長10メートルの巨人に敵かと疑われて、観光男は必死に否定した。上
を見上げたままの首が、千切れそうなくらい激しく横に振られる。
「信じよう。ところでお前、そのデジカメで私を撮影していたのか?」
「あ、いえ、あ、はい……。す、すみません」
「私の裸を撮影したのか?」
巨人女の目が凄まじい眼光を放つ。裸を撮影されて平気な女はいない。
「ひぇぇぇ! す、す、す、すみません! が、画像は全て消去し……」
「ま、待て!」
慌ててカメラのデータを消そうとする観光男を、巨人女が止めた。そして
なんと、巨人女はその場で両脚を大きく広げてガニ股になった。
「お、お願いだ。もっと私のオマンコを撮ってくれ!」
「え? えぇ!?」
「私の恥ずかしい部分を撮影してほしいのだ。そしてそれをネタに私を脅
迫して、色々な変態行為を強要してもかまわない」
「き、脅迫だなんて……」
(できる訳ないじゃないか! どう見ても、僕の方が弱いだろ……)
全く予想外の展開に、観光男はおろおろするばかりだ。だがとりあえず、
巨人に敵意のない事がわかり、ホッとした。
「で、でも裸の写真を撮られたいだなんて……、どうしてですか」
「なぜだろう。私も分からない。こんな気持ちになったのは初めてだ」
どうやら途方にくれているのは観光男だけではないらしい。
|
|
-
Artemis0509
「私は誇り高いタイタンの女戦士レア。地球人やネオガイア星人など片手
でひねり潰……」
そこで、巨人女が足元で呆然と立っている観光男の姿を凝視した。次に自
分の掌をじっと見つめた。視線が掌と観光男を何度も往復する。無言の時
間。一秒、二秒……、突然……。
「な、なんだ? お前は? 地球人でもネオガイア星人でもないな!」
両目を大きく見開いて、叫んだ。足元の観光男は、そのあまりの轟音に耳
をふさいだ。鼓膜が破れそうだ。
「え? え? ち、地球人です! 怪しい者じゃありません」
さっきの安堵感は、巨人女の叫び声に吹き飛ばされてしまったようだ。再
び身の危険を感じて、観光男は必死に訴えた。
「嘘をつくな。地球人はもっと小さいのだ。背丈はせいぜい、私の足首の
上あたりまでしかないはずだ。なのにお前は、私の膝辺りまであるじゃな
いか! お前の身長は地球人の倍はあるぞ」
「そ、そんな事ないです。僕の身長は168センチ。背は低い方です!」
「ひゃ……ひゃくろくじゅう? 168センチだと!?」
「はい!」
巨人女は周囲をグルグルと見回した。市街戦を想定して、地球の街の施設
や建造物の形や大きさは全て頭に入っている。建物の大きさ、車の大き
さ、道路の幅……。それらと自分の身体のサイズを比較する。
「な、なんて事だ……。私の身体が小さくなったのか?」
巨人女は、レアの半分しかない口で、呆然と呟いた。
「いや、違う。何かおかしい」
巨人女は自分の身体をくまなく観察し始めた。
「私はサイボーグ手術をされたはずだ。なのに私の身体には、サイボーグ
化された部分がない。しかし……」
巨人女は指先で自分の右目に触れた。巨人女の右目は外傷こそなかったが、
視力は失われていた。
「レアの記憶はあるし、右目も、あの女サイボーグのミサイルを受けて、
失明したままだ」
無言で考え込む巨人女を、観光男が不安そうに見上げていた。
巨人女は知らなかった。時空砲のエネルギーがレアを包み込んだ時、そ
の肉体が2つに分離した事を。その内の1体、よりオリジナルに近い、と
いうよりもオリジナルのレアは、ニューヨークとは別の空間に跳ばされて
いた。こちらは時空砲で自身を撃った時と、肉体も精神も寸分違わない。
時空砲も所持していて、それを使用して自衛隊の護衛艦や高校生のツアー
バスを別次元に跳ばしたりしている。
そしてオリジナルから分離したもう1人、レアの欠片と言っても差し支え
ない存在が、ニューヨークに出現した巨人女だった。レアと巨人女は完全
に分離しているので、お互い存在を感じる事はない。それどころかお互い
の存在も知らなかった。
-
Artemis0510
その時、遠くの方で数名の男達の声がした。
「こっちだ。はやく来てくれ!」
「ホントなのか? 爆弾が爆発したってのは」
通りの角から数名の人影が飛び出した。全部で4人。男が3人、女が1人
だ。その中に、さきほど逃げたストリートギャングの顔を見つける事がで
きた。4人とも、電車やバスで絶対に二人きりになりたくないタイプだ。
日本の反抗期のガキとは明らかに異なる、危険な光を両目に湛えている。
そんな危険な集団でも、身長10メートルの巨人の姿をいきなり見せられ
ては、全員その場に立ち尽くすしかなかった。
「な、なんだ? あれは」
「映画の特撮か?」
「違うぜ。アメリカ軍が開発した戦闘ロボットだ」
「でけぇ……」
「裸だぜ」
「見ろよ、あの乳首。ペニスなみのデカさだ」
それでも口々に卑猥な事を喋り始めたのは、さすがというべきか……。
巨人女は、ストリートギャング達の動きを注意深く観察しながら、足元
でオロオロしている観光男にそっと訊いた。
「あの連中は、お前の仲間か?」
「ち、違います。あの中の1人は、さっき僕からお金を盗ろうとしたギャ
ングです。たぶん他の連中は仲間です」
「ギャング……。宇宙海賊のようなものか……。つまりは……敵」
巨人女の眼光が鋭い光を放ち始める。
「おい、お前は後ろに隠れていろ。あいつらは私の獲物だ」
「獲物? やっつけてくれるんですか?」
「ん? お前、獲物を私に取られて、悔しくないのか?」
「そんな、とんでもない! お願いです、あいつらをやっつけて下さい」
「情けない奴だな……。お前、なんとなくあの男に似ているな」
「あの男?」
ネオガイア星人によって透明人間にされてしまった1人の地球人がいた事
を、観光男が知る由もなかった。
「いや、こっちの話だ。とりあえず私は腹が減っている。あの連中で、腹
ごしらえをする事にする。あいつらは私に狩らせてもらう」
「腹ごしらえ? あいつらから金を奪うんですか? でもアナタがお金を
持って店に行っても……」
身長10メートルの巨人が食料品スーパーに行っても、大騒ぎになるだけだ。
「金? 店? なんでそんな事をする必要がある?」
「え、だって……」
「あいつらを食うんだよ」
「え? え? えぇぇぇ?!」
-
Artemis0511
にわかにストリートギャング達が騒ぎ始めた。それもそのはずだ。巨人
女は普通の声を話しているつもりでも、もとが身長10メートルの巨体だか
ら音量は大きい。会話の内容は全て、ギャング達に丸聞こえなのだ。
「おい、あのデカイ女、俺たちを食うって言わなかったか?」
「あぁ、たしかにそう言ったぜ」
「くそっ、何がなんだか分からねぇが、とにかく食われてたまるかよ!」
「おぉ! やっちまえ!」
ギャング達はポケットに手を突っ込んだ。
ギャング達に武器を取り出す暇を与えず、巨人女は弾丸のような勢いで
飛び出した。約20メートルの距離を、身長10メートルの巨体の鍛え抜かれ
た脚力は0.3秒で移動した。そのまま減速する事なく、ギャング達の中央
に突っ込む。すれ違いざま、蹴り上げた膝が1人の男の顔面を捉えた。双
方の身長差は約6倍、体重差はさらに大きいだろう。ヒト型の肉塊が、も
のすごい勢いで吹っ飛んだ。10メートル以上向こうの地面に転がったギャ
ングの死体は、首が20センチ近く伸びていた。すさまじい衝撃に、頚椎が
引き千切られたのだ。
間髪いれず、巨人女は振り向きざまローキックを放った。ローキックとは
いえ、放ったのは身長10メートルの巨人である。太さが大人のウエストの
数倍はある脛(すね)が、2人目の男の顔面に炸裂した。ギャングの首か
ら上は、文字通りトマトか生卵のように炸裂されてしまった。
3人目の男――さきほど観光男に銃を突きつけていたギャング――は、夢
中でポケットから拳銃を取り出し、巨人女に銃口を向けた。震える指で引
き金をしぼる。その瞬間、銃は轟音を響かせて爆発した。銃身の内部爆
発、いわゆる腔発(こうはつ)を起こしたのだ。顔面に破片を浴びたギャ
ングは、その場にうずくまり、苦痛の呻き声を漏らした。その身体が凄ま
じい勢いで壁に叩きつけられ、ギャングは命と引きかえに苦痛から解放さ
れた。
熨斗紙(のしがみ)のように壁にへばりついたギャングの手から、弾丸を
発射する事なく爆発した銃がこぼれ落ちた。銃身の横には下手な字で『索
尼制』と油性マジックで書かれている。『SONY製』を中国語に訳すると
『索尼制』となる。もちろんSONYは日本が誇る電気メーカーの一つで、拳
銃の製造は行なっていない。
粗悪な中国製品を手にしてしまったギャングを、凄まじい回し蹴りで壁に
叩きつけた巨人女は、最後の1人に顔を向けてにっと笑った。唇の隙間か
ら、鋭い犬歯が覗く。10秒足らずで凶暴なストリートギャング4人の内3
人を肉塊に変えた巨人女は、ただの一瞥で、1人残された女ギャングの闘
争心を消滅させてしまった。
-
Artemis0512
巨人女の指が女ギャングの腰に巻きついた。身長10メートルの巨人の手
は、女の身体を鷲掴みにして持ち上げるのに、十分な大きさと力を持って
いた。二階建住宅の屋根くらいの高さに持ち上げられた女ギャングは、恐
怖のあまりパニック状態に陥り、訳の分からない事を喚いている。あんま
りうるさいので、巨人女は女ギャングを掴む指に少しだけ力を込めた。女
ギャングは蛙のような声を発し、おとなしくなった。
巨人女は指先で女ギャングの衣類を引き千切った。あらわになった肉付き
の良い身体を見て、ニタリと笑った。覗いた犬歯は、成人男性の親指より
も大きい。たわわに実った乳房に犬歯を突き立てた。身体の大きさに比例
して、顎の力も強い。そのまま乳房を根元で噛み千切った。
「ぎゃ!? ぎゃぁあああああああああ」
女ギャングが目を覚まして悲鳴を迸らせる。巨人女は美味そうに乳房を噛
み砕き、ゴクリと飲みこんだ。巨乳と呼ばれる資格十分な乳房も、身長10メ
ートルの巨人にかかっては一口サイズだ。ペッと何かを地面に吐いた。見
ると、乳首に付いていたピアスだった。
巨人女の歯が女ギャングの腰に噛みついた。バリバリという骨盤の砕ける
音がした。
「Fuck! Fuck! GaAAAAAAAAA!」
迸った悲鳴は3ブロック先まで聞こえそうだ。しかし住民たちは関わりあ
うのを恐れて、警察に通報する者はいない。ムッチリとした太股と尻の肉
が噛み千切られた。千切れた断面から血が噴き出した。女ギャングは必死
に逃れようとするが、所詮は巨人女の怪力に抗すべくもない。今度は下腹
部の肉を噛み千切られて、白目を剥いた。
傷は腹膜まで達していて、悲鳴をあげるたびに、傷からピンク色の腸がは
み出した。それを巨人女が口に含み、ジュルジュルと音をたてながら吸い
始めた。身長10メートルの巨人にとっては、人間の腸は蕎麦かラーメンと
変らない。腸を引きずり出されて、女ギャングの身体がガクガクと震えた。
もう悲鳴をあげる事すらできない。
「ずいぶんと苦しそうだな。私はあの忌々しいネオガイア星人のようなサ
ディストではない。楽にしてやろう」
巨人女は女ギャングの頭を指で摘むと、そのまま胴体からねじ切った。首
のない女体が一瞬仰け反り、そのまま動かなくなった。
巨人女は、命を代償に恐ろしい苦痛から解放された女体を、バラバラに引
き裂き始めた。身長10メートルの巨人の怪力にさらされては。人間の身体
など粘土で作られた人形のようなものだ。手足を引き千切ると、太股の肉
に喰らいついた。無残に大腿骨を露出した脚の残りは、無造作に地面に捨
てた。首と四肢を失った女体を両手で持ち、まるでホットドッグのように
丸かじりし始めた。背骨と肋骨をペッと吐いた。見ると、口元から顎下に
向かって血が赤いラインを引いている。人間1人分が巨人女の胃袋におさ
まるまで、10分とかからなかった。
-
Artemis0513
食欲を満たした巨人女は、観光男を振り返った。口の周りを血まみれに
したまま、ゆっくりと観光男に近づいていく。観光男は目の前で繰り広げ
られた惨劇に言葉を失い、その場に立ち尽くしている。無理もない。人間
が生きたまま食われる光景など、普通に生活していたら一生見る事はない
だろう。逃げようにも、恐怖のため膝が震えて満足に走れない。
「た、た……すけ……て」
「ん? 何を怯えている? 私はお前に危害を加えるつもりはない」
そう血まみれの口で答えた声は、どこか粘りつくような響きを含んでいた。
巨人女は妖しい光を湛えた瞳で観光男を見下ろして、口元に淫蕩な笑み
が浮かべた。赤い舌が、唇についた血をベロリと舐める。
「それより、さっきの続きだ。そのカメラで私の惨めな姿を撮ってくれ」
「え……?」
「どんなポーズでも、お前の言う通りにする。オマンコを広げて、中の内
臓を撮ってもかまわない」
「えぇ!?」
「た、頼む。自分でも欲情を抑えられないのだ。今さっき地球人の女の悲
鳴を聞いたら、自分も同じように泣き叫びたいと思えて仕方ないのだ」
「そ、それって……マゾって事ですか?」
「マゾ? 私がマゾ? そうか、私はマゾなのか……。マゾ、マゾ、マ
ゾ……、あぁなんていい響きだ。『お前はマゾだ』そう言ってくれ」
「え?」
「言ってくれ。『お前はマゾだ』だ」
「お、お前はマゾだ」
「あぁ……そうだ、私はマゾだ。いいぞ、もっと言ってくれ」
マゾと呼ばれて、巨人女の顔に歓喜の色が広がる。
「お前はマゾだ」
「あぁ……マゾだ」
「お前はマゾだ、お前はマゾだ、お前はマゾのメスブタだ!」
「はぁあああ……、私はマゾのメスブタだ!」
「そうだ、メスブタだ! マゾの変態のメスブタだ!」
「そうよ! そうよ! 私は欲求不満の変態女よぉ!」
観光男はなかばヤケクソになり、巨人女を貶し続けた! 一方の巨人女
は、罵倒されるのがよほど嬉しいのか、その巨大な肉体をいやらしくくね
らせて悶えまくった。
「うるせぇぞ! エロビデオはヘッドホン使って観やがれ!」
どこかから住人の怒鳴り声が聞こえた。
-
Artemis0514
住人の怒鳴り声を聞いた観光男はハッとして、周囲を見回した。地面に
はギャングの死体が4つ転がっている。しかも内1つは、バラバラ死体
だ。今のところ警察の姿はないが、身長10メートルの全裸の巨人女に死体
が4つそろったら、一緒にいる自分にどんな容疑がかかるか分かったもの
じゃない。
「す、すみません。こんな所、誰かに見つかったら大変ですよ」
「ん? 気にするな。私は平気だ。それより、もっと私を罵倒してくれ」
「いや、僕が平気じゃありません。僕はただの観光客だし……」
「そうか。身体が小さいと、細かい事を気にするものなのか……。分かっ
た。あまり人の来ない場所に移動しよう。そんな場所、知ってるか?」
もちろん場所を移動して、卑猥な行為の続きをしようというのだ。それを
想像して、観光男が鼻の下を3センチ伸ばした。
「そ、それじゃあ、その角の倉庫はどうです? 使われていない倉庫の廃
屋ですよ」
「お前、観光客なのに地元に詳しいな?」
「アハハハ、僕はそういった事のマニアなんですよ。ガイドブックに載っ
てない、マニアックな場所を探検するのが好きなんです。実はここに来た
のも、あの倉庫が目当てだったんです」
「よく分からんやつだな……」
2人はその無人の倉庫に移動した。倉庫はさほど老朽化しているように
は見えなかったが、壁のあちこちに猥褻な落書きがされていた。治安の悪
さが原因で、使われなくなったのだろうか……。倉庫の入り口のドアノブ
には鎖が巻かれていたが、巨人女が指をかけて引っぱるとあっさり千切れ
た。観光男が中に入り、内側から荷物用のシャッターを開けて巨人女を中
に迎え入れた。倉庫の中はホコリとカビの臭気が充満していた。観光男の
言葉通り、長い間ずっと放置されているようだった。
観光男は巨人女に促されて、倉庫の床の上に仰向けになった。その上に
巨人女が跨った。一見すると和式便器にしゃがむような恰好だが、両足は
倍ほど大きく開き、下に横たわる観光男の顔面すれすれまで腰を落とし
た。もとが身長10メートルの巨人である。眼前に迫るオマンコと肛門は、
卑猥さを通り越して圧巻のひと言に尽きた。またそれだけ大きいと、ニオ
イも強烈だった。観光男は非現実的な体験に戸惑いを感じつつも、むせか
えるような女の体臭に欲情していた。
巨人女が両手で尻の割れ目を割り開いた。
「どうだ、見えるか?」
地球人の数倍のボリュームの尻が、観光男の眼前に迫る。当然オマンコと
肛門も巨大だ。オマンコはすでに濡れていて、クリトリスが勃起している。
身長10メートルの巨人のクリトリスのサイズは、成人男性の親指くらい
あった。
「す、すごいです。クリトリス、無茶苦茶デカイです」
観光男は眼前に迫る巨大オマンコにデジカメを向けた。しかし被写体のサ
イズが大きすぎて、フレームに納まらない。仕方なくクリトリスのみにデ
ジカメを向けて、夢中でシャッターを押し始めた。
「あぁ……、もっと撮ってくれ」
巨人女は、自分の股の下でフラッシュが光るたびに、嬉しそうな吐息をも
らした。観光男はひとしきりクリトリスを撮影すると、今度は小陰唇や尿
道口を撮り始めた。小陰唇は掌ほどのサイズがあり、尿道口は指が3本楽
に入りそうなほどバックリ開いている。膣口は閉じているが、人の胴体で
も入りそうだ。溢れ出た淫液が、観光男の顔にボタボタと落ちた。まるで
土砂降りの雨粒みたいだ。
-
Artemis0515
デジカメのシャッター音が途切れた。見ると、観光男の息が荒い。欲情
しているのは巨人女だけでないのだ。
「あ、あの……、触ってもいいですか?」
「はぁ、はぁ、はぁ……。い、いいぞ。好きなだけ触ってくれ」
観光男が眼前の巨大オマンコに手を伸ばした。手が震えている。観光男は
童貞だった。インターネットで女性器を見た事はあっても、実物を見るの
は初めてだ。ましてや触れた事など一度もない。
「す、凄い。本物のオマンコだ。温かくて、ヌルヌルしている」
震える指先がクリトリスに触れた。生まれて初めて触れる女性器が常人の
数倍もある巨大オマンコというのは、果たして幸運と言うべきか不幸とい
うべきか……。世界中を探しても、これほど巨大なオマンコに触れた経験
のある男はいないだろう。それに今、触れているのだ。
指でクリトリスを軽く握ってみた。『つまむ』ではなく、『握る』だ。と
たんに、巨人女の身体がビクンと震えた。それに驚いた観光男が、慌てて
手を離した。
「オ?! オォオオオ……。感じる。気持ち良いぞ。離さないでくれ。もっ
とやってくれ」
巨大な女の尻が、催促するように上下に振られた。大粒の淫液のしずくが、
観光男に降りそそいだ。
(信じられない。クリトリスの感度が異常だ。私の身体は一体どうなって
しまったのだ?)
タイタンの女戦士レアにも、たしかに性欲や性感はあった。しかしそれは
タイタン星人として標準的なレベルだった。今の巨人女の感度は明らかに
異常だった。観光男の指で少し包まれただけで、軽い絶頂に達してしまっ
たのだ。
「凄い。クリトリスがビクビクしているのが分かります。これが本物のク
リトリス……。ネットの画像では、この感覚は絶対に分からない」
観光男が興奮の声をあげた。そのまま、なるで乳牛の乳を搾るように、ク
リトリスを揉み始めた。堪らず、巨人女が嬌声迸らせる。クリトリスを握
る観光男の腕の上を、溢れ出した淫液が伝わり落ちた。
「や、やめろ! 手を離せ!」
突然、巨人女が叫び、観光男は慌てて手を引っ込めた。見ると、巨人女は
両手を地面につき肩で息をしている。両膝がガクガクと震えている。
「あ、あの……、スミマセン、スミマセン、スミマセン」
観光男が訳も分からず謝った。大方、自分の触り方が下手で巨人女を痛が
らせてしまったとでも、思ったのだろう。
「オマエが謝る必要はない。ちょっと待て。いま姿勢を変える」
巨人女はずっと和式便器に跨るような格好でしゃがんでいたのだが、クリ
トリスの感度が凄すぎて、その体勢を保っているのが難しくなったのだ。
最悪の場合、腰が抜けて、下に横たわる観光男を巨大な尻で踏み潰してし
まう。
巨人女は呼吸が整うのを待ってから、両膝を地面につけ、さらに前屈して
両腕で上半身を支えた。赤ん坊がハイハイするような体勢だ。これなら仮
に腰が抜けても、観光男を踏み潰す心配はない。
「さぁ、これで良い。続けてくれ」
「あ、あのぉ……。クリトリスを吸ってもいいですか?」
巨人女の顔が恥らうように赤くなった。
「す、吸うだと?! そんな事されたら……。いいだろう。こう見えても、
私も戦士だ。耐えてみせる」
そう言って、両拳を握りしめた。
-
Artemis0516
薄暗い倉庫の中で、巨人女が蹲るような姿勢で声を押し殺していた。巨
大な尻の下では、観光男がクリトリスを頬張っている。クリトリスは成人
男性の親指ほどのサイズがあったので、文字通り『頬張って』いる。口腔
内のクリトリスは焼けるように熱い。表面に歯が軽く触れると、巨人女が
抑えきれない喘ぎ声を漏らした。どうやら、それが一番感じるらしい。
さっそく観光男は、クリトリスを歯で擦り始めた。喘ぎ声が徐々に切迫し
たものになっていく。そして……。
「も……、もういい。や、やめろ……」
耐えられなくなったのか、巨人女は観光男の上から腰を浮かすと、そのま
まへたりこんだ。
(やはり異常だ。こんなに敏感なはずはない。これでは、まるであの忌々
しい変態女ではないか……)
変態女とはアルテミスの事だ。女戦士レアはアルテミスと何度か遭遇して
いたので、その記憶を持つ巨人女もアルテミスの事を知っていた。
(身体のサイズが縮んだ事といい、サイボーグ化される以前の生身の肉体
に戻っている事といい……。私がタイタンの女戦士レアそのものでない事
は分かっている。しかしこの性感は一体……)
下を見ると、ものすごい量の淫液が大きな水溜りを作っていた。
観光男に視線を移すと、男は嬉しそうな顔でカメラを弄っていた。
「おい、何をしている?」
ビクッと観光男が顔を上げた。
「あ、はい。画像を整理してます。その……、アナタのオマンコの……」
最後の『オマンコの』の部分は消え入るように声が小さい。
「そうか。私は恥ずかしい部分を撮影されてしまったのだな?」
「あ、は、はい。あの……、もしお嫌なら、画像は全て消去します」
「フフン。その必要はない」
そう答えて、巨人女は観光男のカメラをじっと見つめた。その瞳に淫靡な
光がともった。
「おい。そのカメラで私のオナニーを撮影してくれ」
「オナニーですか?」
「そうだ。それをネタに私を脅迫して、色々な変態行為を強要してかまわんぞ?」
巨人女は観光男に身体の正面を向けてM字開脚になると、陰唇の上に指を
這わせ始めた。すぐにオマンコが潤み始めた。観光男の持つカメラが自分
の方を向いている事を意識すると、淫液の量がさらに増した。
少しして、観光男の素っ頓狂な声が響いた。
「な、なんだ!? 身体が透明になっていきますよ?」
「え? 何だって?」
巨人女が自分の身体を見ると、たしかに身体が透けている。驚いてオマン
コから手を離すと、透明になっていた身体が元に戻った。
異変はそれだけではなかった。巨人女は視覚に違和感を感じて、左目を手
で覆った。するとどうだろう。完全に失われていたはずの右目の視力が、
少しだけ回復していたのだ。
-
Artemis0517
巨人女は、身体が透明化した現象と右目の視力が回復した事について、
詳しく調べる事にした。まずこの不思議な現象が生じた時の状況を再現し
てみた。すなわちオナニーをしたのだ。結果はすぐに分かった。オマンコ
に指を這わしてしばらくすると、身体が透明になり始めたのだ。同時に、
ぼんやりとした右目の視力がさらに回復し始めた。どうやらオナニーをす
ると、全身が透明化し、傷の再生力が飛躍的に高くなるようだった。
さらに詳しく調べて、いくつかの点が明らかになった。まず透明化も再
生力の上昇も、現れるのは、オナニーで快感を得ている時に限定される事
が分かった。他者による愛撫では、どんなに気持ち良くてもこの現象は出
現しないし、またいくらオナニーをしても、快感を伴っていなければやは
り出現しなかった。
透明化に関しては、体内に取り込んだ異物も一緒に見えなくなる事が分
かった。例えば食べ物などは、口の中に入れた瞬間に透明になり、大便と
して肛門から出てきた瞬間に見えるようになる。体毛や爪は、抜けたり切
れたりした瞬間に見えるようになった。
再生能力に関しては、快感が強いほど能力が上昇する事が分かった。本来
は再生しない器官も再生するが、それにはかなり強い快感を長時間得る必
要があった。実際、失われた右目の視力が100パーセント回復するのに、
10回近くオナニーが必要だった。この点を見ると、巨人女の再生能力は、
不死身体質のアルテミスと比べてかなり限定的で低いといえた。
巨人女自身の身体能力は、タイタンの女戦士レアの30パーセント程度だ
と推測された。身体が小さい分、当然その筋力が落ちるのだ。レアならば
ネオガイアのロボット兵器キュクロプスと素手で互角に渡り合えるが、巨
人女にはおそらく不可能だろう。それでも歴戦の女戦士レアの記憶を受け
継いだ身長10メートルの巨人の戦闘能力は極めて高く、地球人の戦車程度
なら素手で破壊する事ができそうだ。透明化と再生能力をうまく使いこな
せば、レアに引けを取らない戦士となる事も夢ではないだろう。
性格は、レアよりも少し温厚だった。とは言っても、一般的な地球人と
比べたら十分に好戦的といえた。記憶はレアのものを受け継いでいるが、
比較対象としてレア本人が居ないので、記憶を完全に受け継いでいるのか
どうかは調べようがなかった。それでも惑星タイタンの事や、ネオガイア
星人やグレイ、百足星人といった星間種族に関する記憶はあった。性癖は、
やはりマゾといえた。ただ真性マゾのアルテミスと異なり、嗜好は露出や
羞恥責めに限定されるようだった。
-
Artemis0518
「凄いです。傷が治るのも凄いけど、透明になるのは便利ですよ。その能
力があったら、誰にも気付かれずに移動できます」
観光男に言われて、巨人女は左目を手で覆って右目だけで周囲を見回した。
視力は完全に回復している。その右目で、自分の身体と観光男を交互に見
比べた。
「うむ、なるほどな。たしかにこの身体のサイズで地球人の街を移動する
には、透明になる能力は便利だ」
「はい!」
嬉しそうに頷く観光男を見て、巨人女は首をかしげた。
「オマエは私のことが恐くないのか? 地球人は異星人とのコンタクトが
ないから、私のような巨人は初めて見るはずだが……」
「え? あ、はい。初めは少し恐かったけど……、でもアナタはギャング
から僕を助けてくれたし。それに……、僕の初めての女性なんです」
「初めて? どういう意味か分からんが……。まぁいずれにしても安心し
ろ。私はお前に危害を加える気はない」
レアの記憶を受け継いでいる巨人女は、ネオガイア星人に対しては強い憎
しみを持っているが、地球人に対してはさほど敵意を抱いていない。
「ところでお前の名はなんと言うのだ?」
「え? 僕ですか? 僕はヒロっていいます。日本の商社マンです」
「ヒロ?」
「はい。あ、それから僕の夢は、自分の名前の通り、世界を救う本物の
ヒーローになる事なんです」
「ヒーロー? 英雄か……」
「はい!」
(英雄になるのを夢見ているのか……)
タイタンの巨人は誇り高い戦士の種族だ。だから戦士の心をもった者に対
しては、それがどんなに脆弱な生物だとしても敬意を示す。巨人女は、英
雄になるのを夢見る観光男を、微笑ましげに見つめた。しかしその眼に映
ったのは、デジカメに保存された巨人女のオマンコの画像をうれしそうに
整理している男の姿だった。
(これは、とても英雄になれる器とは思えんな……)
小さくため息をついて宙を仰いだ。
-
Artemis0519
「あ、あのぉ……、あなたは名前なんて言うんですか?」
今度は観光男が名前を尋ねる番だ。
「レアだ」
そう即答してから、巨人女は黙り込んだ。
「いや、レアではない。レアはもっと身体が大きくて、そして勇敢な戦士
だ。私はレアの記憶はあるが、戦士の心は持っていないマゾだ」
「レアさんの身体も大きいんですか?」
「あぁ……。私よりも大きい。身長は私の倍ほどある。力も強くて、あの
忌々しいネオガイア星人のロボット兵器も素手で叩き潰せる」
「倍も……」
観光男は、そのレアという女戦士の姿を想像してみた。眼前の巨人女の倍
のサイズとなると、身長20メートルといったところか。当然クリトリスや
乳首も巨大だろう。感度はいいのだろうか……。
「どうした? なにをニヤニヤしている?」
「え? い、いえ、なんでもありません」
「そうか? なんか邪(よこしま)なものを感じるぞ?」
「え? き、気のせいですよ! そ、それより……あ、あなたの名前、レ
アさんでいいんですか?」
必死でごまかす観光男。マゾと分かってはいても、やはり身長10メートル
の巨人はおっかない。
「ん? そうだな……。私はレアであって、レアではない。さて、何か良
い名前はないものか……」
「そ、そうですねぇ……。じゃあ、プチレアってのはどうですか?」
「ぷち……れあ……?」
「あ、だ、だめですよね。もっと他に良い名前を考えます」
「いや、プチレア。なかなか良い響きだ。礼を言う。ありがとう。これか
ら私はプチレアと名乗るようにするでつ」
(ん? するでつ? 時空砲の影響で、呂律(ろれつ)がうまく回らなく
なっているのか……)
巨人女プチレアは口をわずかに開いて、舌を上下左右に動かした。
-
Artemis0520
その夜、さっそくプチレアは透明になり、先ほど殺したストリートギャ
ングの死体を回収に行った。信じられない事に、殺害してから数時間が
経っているにもかかわらず、死体は現場に放置されたままだった。死体に
気づいた者も何人かいたはずだが、トラブルに巻き込まれるのを恐れて、
誰1人として通報しなかったのだ。
プチレアはギャングの死体を倉庫に運びこむと、その内の1体を食べ始め
た。そのギャングは麻薬常習者で、しかも死後数時間経過しているので、
あまり美味しくなかった。身長10メートルの女が人間の死体を食べる姿を、
ヒロは呆然と見つめていた。その顔には、プチレアが女ギャングを食べる
のを目撃していた時のような恐怖の表情は、全く見られなかった。
プチレアは食事を終えると、ヒロの案内で、ブロンクス地区の北に面す
る公園CrotonaParkに向かった。都会の夜の公園ならカップルが1組や2組
くらいいてもおかしくないのだが、ここCrotonaParkは無人だった。プチレ
アは公園内に設置されているプールで、身体についた汚れを落とした。身
長10メートルの巨体から溢れ出した淫液の量は凄まじく、水にモヤモヤし
たものが浮かんだ。
「ヒロ、ここは地球のどの辺りだ?」
「え? 地球では?」
「うむ、そうか……、お前たちは同じ種族なのに複数の統治コミュニ
ティーに分割されているんだったな。国家だ。なんていう国家だ?」
「アメリカです」
「アメリカ?」
プチレアが記憶をたどった。レアは地球の情勢について学習していて、そ
の記憶はプチレアに受け継がれている。
(たしか地球で最大の統治コミュニティーだったな。ネオガイア星人の侵
攻に抵抗していると聞いたが……。自分の星の衛星に行くのが精一杯のテ
クノロジーしかないのに無謀な連中だ)
文明がある一定のレベルを超えると、戦争の勝敗を決する要因は地理的条
件や人口や資源の量ではなく、テクノロジーだ。強靭な肉体を持つタイタ
ンの巨人族が、ずっと身体の小さなグレイの奴隷でいなくてはならないの
が良い例だ。タイタンだけではない。この銀河系のほとんど全ての種族が
現在グレイの支配下にある。グレイのテクノロジーは圧倒的だった。その
気になれば、小規模な船隊で、タイタンやネオガイア星の全兵力を容易く
壊滅させるだろう。プチレアの知る限り、テクノロジーで唯一グレイに対
抗しうるのは百足星人だけだが、この百足星人は銀河系の覇権にはあまり
興味がないらしく、細々と海賊稼業にいそしんでいる。
そんな事をぼんやりと考えるプチレアの横顔を、ヒロは無言で見つめてい
た。プチレアが視線に気づいて見返すと、ヒロは顔を真っ赤にして俯いた。
(変な奴だな)
プチレアは首をかしげると、空を見上げた。ニューヨークの夜空はどんよ
り曇っていて、どんなに目を凝らしても、惑星タイタンが周回する恒星の
光は見る事ができない。雲の隙間から覗く細い弓のような月が、恥ずかし
そうに、1人の地球人と巨人女を照らしていた。
『プチレア登場』 おしまい
-
Artemis0521
『ラリカとユリアー 1』
注)先に『囚われのコンパニオン編』の妊娠実験の章をお読み下さい。
*********************************
広大な宇宙空間を1隻の宇宙船が航行していた。ネオガイア船籍の科学
調査船兼プレジャーボートで、船名を『イリオン』という。船主は、ネオ
ガイア星人の女性科学者ラミアーだ。彼女の専門は遺伝学で、異種生物同
士を融合させて人為的に進化を起こさせる技術を研究している。探究心旺
盛なラミアーは、なんと自分自身とヘビ型星人のオスの身体を融合させる
実験を行った。実験は成功し、ラミアーはもとのネオガイア星人の上半身
に長大なヘビの胴体をもつ、半人半蛇の姿となった。
ラミアーの探究心はそれで終わらなかった。今度は半人半蛇となった自分
と地球人の間に子供が生まれるかを実験したのだ。ラミアーの下半身はオ
スのヘビ型星人だったので、相手には梅本由梨香というメスの地球人が選
ばれた。そして由梨香は妊娠し、2体のミュータントを出産する。2体は
双子の姉弟だった。姉はユリアー、弟はラリカと名づけられた。
ラミアーは、この2体を養子にした。ただし養子にした理由は、その方が
ミュータントの成長を観察するのに便利だと判断したからで、そこに愛情
らしきものは一切なかった。ラミアーにとってラリカとユリアーは、ただ
の実験のサンプルでしかなかったのだ。
ラミアーは定期的に2人のミュータントの検査をする事にした。ただし
検査の作業自体は助手のアンドロイドに全て任せた。ラミアー自身は検査
の場に一切立ち会う事はなく、もっぱらアンドロイドから提出された検査
結果の解析に専念していた。
ヘビ型星人は老化は遅いが、成長の早い種族だった。その遺伝子を受け継
ぐラリカとユリアーも、生まれてからわずか数ヶ月で地球人の幼児くらい
の体格に成長した。また知能もかなり高く、この時にはすでに言葉を自在
に使えるようになっていた。こうして2体が成長し明確な自我を持つよう
になると、ラミアーはその微妙な心理変化を観察するにはアンドロイドで
は力不足と判断し、自分も検査に立ち会う事にした。
検査に初めて立ち会ったたラミアーが見たのは、異様な光景だった。怯
えて泣きじゃくるユリアー、そのユリアーを押さえつけて細い腕に採血用
の注射針を刺そうとするアンドロイド、そして涙を堪えながらアンドロイ
ドをじっと見つめるラリカの姿だった。
「これはどういう事? なぜユリアーは泣いてるの?」
「採血に怯えているのです。しかし検査に支障はありません」
「駄目よ。心理的にストレスがある状態で検査しても、正確なデータは取
れないわ。なんとかリラックスさせなさい」
そう命じられたアンドロイドは、なんとかユリアーを落ち着かせようと、
子供向けの映像作品を見せたりした。しかしユリアーの恐怖心を取り除く
事はできなかった。仕方なくラミアーはその日の検査を中止した。
-
Artemis0522
次の日も、やはりユリアーは怯えて泣きじゃくった。アンドロイドが
色々な方法でユリアーを落ち着かせようとしたが、全て駄目だった。
「いつまで泣いてるの?! 検査できないじゃない!」
とうとうラミアーは堪忍袋の緒が切れて、声を荒げた。ユリアーはビクッ
と小さな身体を震わせて、涙をいっぱいに溜めた瞳で声の主を見つめた。
ラミアーは思わず目をそらした。なぜか胸がチクリと疼いた。
「し……、仕方ないわ。今日も検査は中止するわ」
検査の中止を聞いて、ユリアーが少し安心したような表情になった。それ
を見たとたん、ラミアーの胸の疼きが消えた。
次の日からラミアーは、泣きじゃくるユリアーを優しくなだめながら検
査をするようにした。優しく声をかけるとユリアーは泣き止み、いくつか
の検査は可能になった。しかし採血だけはどうしても駄目だった。そんな
時は無理強いはせず、検査を中止した。検査のできない日が続いた。
(なんでこんなに怯えるの? そんなに興奮していたら、検査結果に影響
が出るじゃない! 卵子提供者が下等な地球人だったせいかしら)
ラミアーは言葉ではユリアーを優しくなだめていたが、内心では、いつま
でも採血を拒み続けるミュータントに苛立ちを覚えていた。
そんなラミアーだったが、ユリアーに優しい言葉をかける内に、心の中
に微妙な変化が生まれ始めた。検査を中止する動機が、はじめは『実験体
にストレスがかかった状態では正確なデータを取れないから』だったのが、
いつの間にか『ユリアーが可哀想だから』に変わっていた。そしてユリ
アーの怯えた顔を見るのが、自分にとって耐え難いストレスとなっている
事に気づいた。
ある日、ラミアーはユリアーの腕にいくつもの小さな出血斑を見つけた。
「これは注射針の痕だわ。こんなにいっぱい……」
ラミアーは初めて検査に立ち会った時の光景を思い出した。泣きじゃくる
ユリアーと、腕に注射針を刺そうとするアンドロイド。
「あの日から、ユリアーの採血は一度もしていないわ。この出血斑は、そ
れ以前にできた物だわ。それが、こんなにたくさん……」
その時ラミアーは、ユリアーが採血を異常に怖がる理由を知った。
ラミアーが見た光景は、あの時だけではなかったのだ。それまでも同じ事
が繰り返されていたのだ。ユリアーは泣きじゃくりながら、感情を持たな
いアンドロイドに必死に救いを求め続けたに違いない。しかしその叫びも
空しく、身体を押さえつけられて、細い腕に針を刺され続けていたのだ。
それを涙を堪えながらじっと見つめるのは弟のラリカだった。たった1人
心を許せる姉を助けたくても、幼い生身の身体ではアンドロイドに到底敵
わない。ラリカはどんな思いで、ユリアーを見ていたのだろう……。
ラミアーはユリアーを抱きしめた。抱きしめてみて、ユリアーの身体が
とても小さい事に気づいた。
「ごめんね。ごめんね」
ラミアーは、ヘビ型星人と融合した身体でも涙を流せる事を知った。
「今日も検査するの?」
腕の中で、不安そうな顔で尋ねるユリアーに、
「今日は検査しないわ。もうユリアーちゃんの嫌がる事はしないわ」
と答えていた。それを聞いてユリアーが安心したように笑顔を浮かべるの
を見て、ラミアーは今までに感じた事のない充実感をおぼえた。ラミアー
がユリアーに『ちゃん』をつけて呼んだのは、これが最初だった。
-
Artemis0523
宇宙船イリオン。いくつかある船室の中でも一番広い部屋の中央に置か
れた、アフリカゾウが5頭並んで眠れそうな巨大なベッドの上で、小さな
子供がゴロゴロと寝返りをうっていた。ベッドの端から端まで移動を終え
ると、ピョコッと顔を上げた。聡明そうな瞳と意志の強そうな唇をした男
児だ。今はまだ幼いが、きっと将来は女達が放っておかないだろう。
「ねぇママ」
「なぁに?」
部屋の隅から優しそうな声が返ってきた。見ると、これもアフリカゾウが
数頭並んで入れそうな巨大な浴槽があり、湯気の中に女の影が浮かんでい
る。
「パパはいつ帰ってくるの?」
「え、パ、パパ?」
ラリカの質問に、ラミアーは言葉を失った。
ラミアーの動揺を示すように、浴槽の湯が大きく波打った。
「え、えとね、ラリカちゃん。パパはお仕事が忙しいの。でもラリカちゃ
んが良い子にしてたら帰ってくるわよ?」
「僕が良い子じゃないから、今は帰ってこれないの?」
「そ、そんな事ないわよ。ラリカちゃんは良い子よ」
「じゃあすぐに帰ってくるよね?」
「え……、えぇ。そうね」
ザブザブと音をさせて、湯から長大なヘビの胴体が姿を現した。
「ママー。1分我慢できたよ」
湯から小さな女児が姿を現した。とても愛らしい顔をしている。
「あらあらまぁまぁ、凄いわね、ユリアーちゃん。でもあまり長く潜った
らダメよ」
「うん、ママ」
ラミアーはラリカとユリアーを、名実ともに養子にした。今では、ラミ
アーにとって2人はかけがえのない存在となっていた。
(そういえば昔、肉体は遺伝子の乗り物だという説を唱えた学者がいたわ
ね。この子達を保護したいという私の感情は、この子達に受け継がれた私
の遺伝子を保存しようとする本能なのかしら……)
そんな事を考えながら、ラミアーはユリアーの濡れた髪を拭いてやった。
指にからまる髪の感触が、心地よかった。
-
Artemis0524
ラミアーとビーナスは友人同士だった。先の妊娠実験もビーナスの協力
があって、成功したのだ。2人は時々、連絡を取り合っていた。話題は
もっぱらラリカとユリアーに関してだ。
『久しぶりね。元気にしてた?』
「えぇ。ビーナスも元気そうで何よりだわ」
『ラリカとユリアーはどうしてる?』
「2人とも良い子にしてるわ。ラリカはとてもお利口さんだし、ユリアー
は優しくて美人よ?」
ビーナスがクスクスと笑うのに気づいて、その訳を尋ねた。
『フフフ。だって2人は妊娠実験で生まれたミュータントなのに、ラミ
アーがまるで本当の母親みたいな事を言うのがおかしかったのよ』
その言葉を聞いて、ラミアーは少し腹が立った。しかし腹が立った理由は
分からなかった。
「そういえば最近、ラリカがやたらと父親の事を知りたがるのよ」
『あら、そうなの? 2人には、出生について説明はしていないの?』
「してないわ。ところで、その卵子提供者はどうしてるの?」
『捨てたわ。今頃ご主人様を求めて、地球上を彷徨ってるかも知れない
わ。もしかしたら死んでいるかもね』
「あらあらまぁまぁ。かわいそうに……」
そう言いながら、ラミアーはその地球人の名前すら忘れていた。
ラリカとユリアーは好奇心が旺盛だった。色々な事をラミアーに質問し、
そしてしばしば返答に困らせた。
「ねぇママ。僕たちはどこから産まれてきたの? ママには子供が産まれ
てくるオマンコがないよぉ?」
「え?!」
ラミアーは言葉を失った。
「な、何を言い出すの!? お、男の子が女性にそんないやらしい質問をし
たら駄目よ!」
なんとか誤魔化すが……。
「ユリアーは女の子だから質問してもいい?」
「だ、駄目よ。女の子も駄目なの。はしたないでしょ?」
「エェー、なんかつまんない」
好奇心旺盛は2人の質問をなんとかはぐらかしたラミアーは、やれやれと
いった風に天井を見上げた。
ラリカとユリアーは、地球の日本の食材が好きだった。卵子提供者の梅
本由梨香が日本人なので、もしかしたら食の好みを受け継いでいるのかも
知れない。実際ここ最近は、すき焼き、天ぷら、肉じゃがといったメ
ニューが続いている。
「今日の晩ご飯は、何にしようかぁ?」
「カレーがいい」
「うどんがいい」
「じゃあカレーうどんにしましょう!」
「わぁあああい」
和食と呼ばれているそれらの食材の味はラミアーの口に合わなかったが、
ラリカとユリアーと一緒に食べると、なぜか美味しく感じられた。
-
Artemis0525
ラリカとユリアーの知能は、ラミアーが驚かされるほど高かった。妊娠
実験の精子提供者のラミアーは優秀な科学者だったし、融合したヘビ型星
人は高い知性を持つ種族なので、2人の知能が高くなる要因は十分にあっ
た。ラミアーは自分の持っている知識を、惜しみなく2人に授けた。
「今日はこの宇宙の情勢についてお勉強しましょう」
毎日ラミアーは2人のために勉強会を開いた。実際のところ宇宙船の人工
知能にまかせておけば催眠学習で教育可能なのだが、あえてそうはしな
かった。2人と勉強会をするのが、ラミアーには楽しくて仕方なかったの
だ。
「私達が住んでいるこの銀河には多くの生命が存在していて、その一部は
ネオガイア星人のように星間旅行が可能な文明を持っているわ」
「そしてこの銀河を支配しているのはグレイという種族よ。グレイのテク
ノロジーは他のどの種族よりも遥かに進んでいるの」
グレイとは、数千万年にわたって銀河系を支配し続けている爬虫類型の種
族だ。ネオガイア星人もかつてはグレイの家畜だったのだ。
「グレイって怖い?」
ユリアーが不安そうな顔をしている。男児のラリカと比べて、女児のユリ
アーは少し怖がりなところがあった。いつぞやは岩石星人の姿を図鑑で見
て、泣き出した事がある。
「そうねぇ……。怖いの定義にもよるけど、グレイは少なくとも非情だわ。
反抗的な者には容赦しないの。いい? グレイにだけは絶対に逆らっては
駄目。今までグレイに反抗して絶滅したり、文明を奪われた種族は数え切
れないわ」
「グレイよりも強い種族はないの?」
これはラリカの質問。
「さぁ……。グレイ以上かどうかは分からないけど、百足星人のテクノロ
ジーは、一部の分野ではグレイを上回っているらしいわ」
「百足星人は怖くないの?」
これはユリアーだ。
「グレイよりも危険よ。百足星人は他の銀河から来た種族で謎に包まれて
いるけど、その正体は宇宙海賊よ」
「怖い……」
「大丈夫よ。たとえ百足星人が襲ってきても、ママが必ず守ってあげる」
そう言ってラミアーは、不安そうなユリアーを優しく抱きしめた。
その夜は、ラミアーはラリカとユリアーと一緒に寝た。ユリアーはラミ
アーの腰にしがみつくようにして、静かに寝息を立てていた。ラリカはし
がみつく事はなかったが、片手を伸ばしてラミアーの服を掴んでいる。ラ
ミアーは2人の寝顔を愛しそうに見つめながら、明日の夕食は『おでん』
にしようとぼんやりと考えた。
『ラリカとユリアー 1』 おしまい
注)作中の『うどんがいい』『カレーがいい』『カレーうどんにしましょ
う』のネタは、大好きな某コミックからパクリました。
-
■■■ 最新の投稿 2012年10月27日
>>978-991 『プチレア登場』
>>992-996 『ラリカとユリアー1』の投稿
■■■ 目次
>>2 前書き
■ アルテミスのアナザー
文頭の通し番号は、Artemis****
>>3-5 『プロローグ』
>>6-15 『ざなみ刑務所の独房にて』
>>16-18 『さざなみ刑務所の廊下にて』
>>19-28 『モクバ3号 前編』
>>29-36 『モクバ3号 中編』
>>37-54 『モクバ3号 後編』
>>55-59 『格闘家たち その後1 〜 犬山と亀山弟』
>>60-63 『格闘家たち その後2 〜 ヨン・ソバ 前編』
>>64-72 『格闘家たち その後2 〜 ヨン・ソバ 中編』
>>73-85 『格闘家たち その後2 〜 ヨン・ソバ 後編』
>>86-93 『医療室にて 前編』
>>94-107 『医療室にて 後編』
>>108-116 『さざ吉物語〜その1』
>>117-125 『さざ吉物語〜その2』
>>126-137 『さざ吉物語〜その3』
>>138-146 『さざ吉物語〜その4』
>>147-159 『さざ吉物語〜その5』
>>231-243 『さざ吉物語〜その6』
>>245-250 『さざ吉物語〜その7』
>>252-257 『さざ吉物語〜その後』
>>269-276 『愛の戦士編1〜キューティーバニー誕生 その1』
>>308-322 『愛の戦士編1〜キューティーバニー誕生 その2』
>>345-358 『愛の戦士編1〜キューティーバニー誕生 その3』
>>415-424 『愛の戦士編1〜キューティーバニー誕生 その4』
>>426-430 『愛の戦士編1〜キューティーバニー誕生 その5』
>>458-461 『愛の戦士編2〜ルビィ股三娘誕生 その1』
>>474-485 『愛の戦士編2〜ルビィ股三娘誕生 その2』
>>487-499 『愛の戦士編2〜ルビィ股三娘誕生 その3』
>>544-564 『愛の戦士編2〜ルビィ股三娘誕生 その4』
>>587-590 『愛の戦士編2〜ルビィ股三娘誕生 その5』
>>592-608 『愛の戦士編2〜ルビィ股三娘誕生 その6』
>>682-690 『愛の戦士編2〜ルビィ股三娘誕生 その7』
>>692-716 『愛の戦士編2〜ルビィ股三娘誕生 その8』
>>744-760 『愛の戦士編2〜ルビィ股三娘誕生 その9』
>>782-796 『愛の戦士編2〜ルビィ股三娘誕生 その10』
>>823-829 『愛の戦士編3〜アルテミスの1日』
>>832-843 『愛の戦士編4〜股三娘の1日 その1』
>>846-864 『愛の戦士編4〜股三娘の1日 その2』
>>867-884 『愛の戦士編4〜股三娘の1日 その3』
>>887-895 『愛の戦士編5〜プリアナの1日 その1』
>>898-917 『愛の戦士編5〜プリアナの1日 その2』
>>920-943 『愛の戦士編5〜プリアナの1日 その3』
>>946-958 『愛の戦士編6〜拷問総選挙 その1』
>>961-966 『愛の戦士編6〜拷問総選挙 その2』
>>969-975 『愛の戦士編6〜拷問総選挙 その3』
>>978-991 『プチレア登場』
>>992-996 『ラリカとユリアー1』
-
■■■ 目次つづき
■ 由梨香のアナザー
『八谷早苗の回想編』
文頭の通し番号は、Artemis.UY1.Sanae****
>>160-169 『八谷早苗の回想 001 〜 出会い』
>>170-175 『八谷早苗の回想 002 〜 お掃除』
>>176-192 『八谷早苗の回想 003 〜 採用試験01』
>>193-198 『八谷早苗の回想 004 〜 採用試験02』
>>199-203 『八谷早苗の回想 005 〜 採用試験04』
>>205-209 『八谷早苗の回想 006 〜 採用試験05』
>>211-218 『八谷早苗の回想 007 〜 採用試験06』
>>220-229 『八谷早苗の回想 008 〜 採用試験07』
>>278-285 『八谷早苗の回想 009 〜 勤務初日01』
>>324-335 『八谷早苗の回想 010 〜 勤務初日02』
>>360-368 『八谷早苗の回想 011 〜 勤務初日03』
>>511-519 『八谷早苗の回想 012 〜 勤務初日04』
『囚われのコンパニオン編』
文頭の通し番号は、Artemis.UY2.Com****
>>259-267 『囚われのコンパニオン 001 〜 大量食糞実験01』
>>287-305 『囚われのコンパニオン 002 〜 大量食糞実験02』
>>337-343 『囚われのコンパニオン 003 〜 大量食糞実験03』
>>370-378 『囚われのコンパニオン 004 〜 大量食糞実験04』
>>381-394 『囚われのコンパニオン 005 〜 大量食糞実験05』
>>397-405 『囚われのコンパニオン 006 〜 大量食糞実験06』
>>469-471 『囚われのコンパニオン 007 〜 大量食糞実験07』
>>463-468 『囚われのコンパニオン 008 〜 ビーナスの虐待01』
>>611-631 『囚われのコンパニオン 009 〜 ビーナスの虐待02』
>>632-646 『囚われのコンパニオン 010 〜 ビーナスの虐待03』
>>648-680 『囚われのコンパニオン 011 〜 ビーナスの虐待04』
>>718-741 『囚われのコンパニオン 012 〜 妊娠実験01』
>>763-779 『囚われのコンパニオン 013 〜 妊娠実験02』
>>799-820 『囚われのコンパニオン 014 〜 妊娠実験03』
『放浪の真性マゾ編』
文頭の通し番号は、Artemis.UY3.Wanderin+副題****
>>408-413 『放浪の真性マゾ 01――ケチャ族の島01』
>>432-443 『放浪の真性マゾ 01――ケチャ族の島02』
>>445-456 『放浪の真性マゾ 01――ケチャ族の島03』
-
アルテミスアナザーの1スレめが終わりました。
今までありがとうございました。
■■■ 次スレのご案内
アナザーストーリー掲示板内にあります。URLはこちらです。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/11681/1351309906/
タイトルは『アルテミス アナザーストーリー(改)2 byBiBi 』です。
まだ本文はありません。
-
□□□□■□□□□□■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
□□□■■□□□□□■□□□□□□□■■■■■■■■■■■■□□
□□■■□□□□□■■■■■■□□□□□□□□□□□□□■■□□
□■■□□■□□□■□□□□■□□□□□□□□□□□□■■□□□
□□■□■■□□■■■□□■■□□□□□□□□□□□■■□□□□
□□□■■□□■■□■■■■□□□□□□□□□□□■■□□□□□
□□■■□□□□□□□■■□□□□□□□□□□□■■□□□□□□
□□■□□□■□□□■■■■□□□□□□□□□□■□□□□□□□
□■■■■■■□□■■□□■■□□□□□□□□□■□□□□□□□
□□□□■□□□■■□□□□■■□□□□□□□□■□□□□□□□
□□■□■□■□□□□■■□□□□□□□□□□□■□□□□□□□
□□■□■□■□□□□□■■□□□□□□□□□□■□□□□□□□
□■■□■□■□□□□□□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□
□■□□■□□□□■■■□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□
□□□□■□□□□□□■■■□□□□□□□□□□■□□□□□□□
□□□□■□□□□□□□□■■□□□□□□■■■■□□□□□□□
前々から↑をしてみたかったので、この場を借りてコピペです。
うまく表示されるでしょうか……。
|
|
|
|
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板