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千鶴編、下書き

33作者:2009/03/09(月) 20:47:51
千鶴とミッシェルは、その空中戦の様子を南極の地下にある時間管理局の一
室で、つぶさに目撃した。
「グレイの宇宙船が墜落したわ」
「そう、墜落した場所は、ロズウェル近郊のフォスター牧場だ。壊れたUF
Oの残骸と負傷したグレイ2体は、アメリカ軍に回収され、後にエリア51
と呼ばれる空軍基地に保管される事になる」
「1947年、ロズウェル事件!」
千鶴は叫んだ。この出来事は、公安調査庁で宇宙人の調査を始めた際、極秘
ファイルで読んだ。2003年の8月に、衛星軌道上に、最初のネオガイア
星人の宇宙船が探知された時、CIAと共同戦線を張る事になり、千鶴も、
研修と称してエリア51でグレイの遺体を見学した。
「あの時のグレイ・・・」
千鶴は、長い時間の放浪の果てに、巨大なループが繋がったのを感じた。つい
に元いた世界に帰って来たのだ。
「おやおや、嬉しそうだね」
ミッシェルが、からかうように言った。
「あたしが、2003年にネオガイア星人に捕まり、脳から情報を引き出さ
れた。そして、それを元にエリア51は攻撃を受け、壊滅した。同じ失敗を
繰り返してはならない・・・」
うわ言のように千鶴がつぶやくのを、ミッシェルは面白そうに眺めていた。
「歴史は、変えられないんだけどね」
「変えてみせるわ」
千鶴は、断固として言い放った。


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