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雑談スレ15

671名無しさん:2017/02/05(日) 19:09:56 ID:NDsxpDlM0
「そんな、貴女ほどのお方が……」

 俺の驚愕の言葉が宙にむなしく消えていく。
 教団でも高潔で屈指の実力を持った勇者であった隊長。
 その腰から蝙蝠のような一対の翼が生え、頭部には羊のように曲がった角が天を向いている。
 教団内にいた頃には想像できないほど妖艶な鎧を身に纏う、その姿はまさに堕ちた勇者だった。

「うふふ、私は魔王様のシモベに生まれ変わったの。もう勇者の期待にも戒律にも縛られず、思うままに行動できるの……」

 そして彼女は捕らえた同僚のうつくしい肢体に指を這わせると、今度ははだけた衣服の中へとその指を侵入させた。
 弄ぶようなその所業に同僚は眉根を寄せ、たまらず吐息を漏らす。

「うく……はぁっ……や、止めろ……」
「今は毎日が幸せよ。彼に想いを告げることも自由なの……あなたと違ってね」

『あなたと違って』そう言って俺と同僚を見比べるかつての勇者。
 その言葉にうっすら上気していた同僚の顔が一気に赤みを増した。
 目は潤み、自由にならない手足を必死にバタつかせ、首を幼子のように振りまわす。

「だ、ダメだ、止めろ、言うな! それをアイツの前で言うなぁ!」
「素直になりなさい……彼のことが好きなのでしょう? 同じ人を好きになってるんですもの、私には分かるわ」

 同僚が、俺のことを? そんな、いつだってアイツはそんなそぶりだって見せず、ただの同僚で……。
 呆然と立ち尽くす俺の眼前で、痴態はより一層の過激さを増す。
 胸を中心にまさぐられていた手は、今度は下半身へとその場を移し、下着が存在しているだろうそこを重点的になぞるように差し込まれていた。

「ち、違うんだ! 私は、私はそんなことは……あ、あぁ……っ!」
「あら、嘘を言う子にはオシオキが必要ね。それならちょっと恥ずかしい所を……彼に見てもらいましょうか」
「ぅぁ、あぁ、アイツが見ている前で……いや、いやぁ……!」

 ガシャン、と音を立て同僚の腰部を纏っていたスカートアーマーが、地面へと落下した。
 かろうじてまだ彼女の女性の部分を覆い隠す、白い下着。
 今まで決して異性として意識してこなかった同僚の、女としての羞恥。
 俺は何故だか動くことができず、眼前の光景に釘付けとなっていた。

「やだやだぁ! ダメだ、見るな、見るんじゃない! お前が、ダメだ! こんな所を! いやぁぁぁ……!」
「うふふ、こんなに濡らしているのに……イケナイ子ねぇ」

 同僚が悲痛の涙を流す中、しかし無情にもその下着はするり、すりりと下ろされていき――


俺はこういうのが良いな。




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