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【Bイベント】漆黒の帳下りし時 冥府の瞳は開かれる【#12】

1名も無き邪気眼使い:2009/06/07(日) 21:53:46 ID:vAxwik5I
<< 邪規約 〜 争いの契約 〜 >>

【必読 初めてきた方は、一度「邪気眼大学事務室」のスレを訪れてください。】

・ここは、イベント・クエスト・戦闘などに使います。
 雑談も可能ですが、日常の範囲で済むかどうかは各自で判断してください。
・age/sage進行は各自の判断で決め、使い終わったら一発ageておきましょう
・誰も使用していない状態で沈んでいたら、勝手にブチageてください
・イベントスレはA・B・Cの3つがあります。開いている場所ならどこでも使って構いません。
・逆に、使用中の場合は混乱の元になりますので、同じイベントスレで2つのクエストを進行させることはやめてください。
 別のイベントスレを必ず使ってください。
・クエストで使われている場所を、ここ以外のスレで使うことは『構いません』。
 時間軸が異なる・平行世界である、など解釈は自由です。
・またイベントスレと他のなりきりスレに、同時に現れることは『構いません』。
 ただしそれによって起こり得る弊害は自力でなんとかしてください。
・GM役をあらかじめ決めておくとスムースにことが運ぶかもしれません。
・コテは「可能」です。強制ではありません。名無しのまま参加してくださって構いません。
 識別をしやすくするために、トリップをつけることも良いでしょう。

◆前スレ◆
【Bクエスト】奇跡の価値は?【第十一聖典】
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/11129/1243262212/

Wiki        ttp://www8.atwiki.jp/jakigaku/

2名も無き邪気眼使い:2009/06/07(日) 21:56:15 ID:vAxwik5I
※このスレは、議論スレにて決定されたスレタイ変更により、
 クエストスレ→イベントスレとなったため、早々と立てられました。
 前スレが埋まってから使いましょう

3黒金鋼 ◆FA/Bw.T3QU:2009/10/16(金) 17:07:50 ID:ryfi0lQo
「イベントスレage」

「……俺は何を言ってるんだろうか」
 KUNREN、草原フィールド。
 佇むは、一人の大柄な男。

4 ◆Utm3teRUd2:2009/10/29(木) 18:31:51 ID:ErMFn.lg
(―――或る小さな村)

(其処は邪気眼大学からはかなり離れた所に在る小さな村である)
(但し、其処を村と呼ぶかどうかも疑わしい。
邪気眼大学が存在する学園都市、
其の都市が存在する其の国だけでこの世界が成り立っている訳では、当然無い)

(其処は、そんな国と国の丁度狭間に存在する、そんな場所である)
(故に人通りなど―――略皆無)

「どうして…こん…な……っ…ぅ……」
(小さな呻き声を上げ、其れは胸部から腹部を押さえ込みそのまま倒れこむ)
(乾いた土の上は、紅く澱んだモノが其処を濡らし、染め上げて行く―――)

「そうだね…妖刀の切れ味でも試したかった…そういう事にでもしておこうか?」
(倒れた”其れ”を蹴り上げ、紅く染まった刀身を向ける)
「なァに、殺しゃしないさ!
どうせ殺そうったって殺せない、アンタもそう言う”アレ”だったよな?」
(ハハハ、と悪意溢れる声で嗤い)
「良いんだよ、今はそこで倒れててくれりゃ。
一度切られた傷口が治らない”怨念”の呪。呪や負の力を喰らうアンタみたいな種族には完全な呪にゃならないけど
暫く動きを封じるには充分だ」

(妖刀を鞘に収めると、彼はその場を歩き去る)

「………っ…こんな…ところで……はやく……伝え……」
(蒼く長い髪が風に揺れ、金色の眼は真っ直ぐ一点を睨む様に見据え)
「……ュロ……ム」
(―――其れは、ガクリと力尽き倒れ臥した)

5名も無き邪気眼使い:2009/10/30(金) 21:11:25 ID:XpqH15ZU
//助けに言ってもヨカトですか( ^ω^)

6 ◆Utm3teRUd2:2009/10/30(金) 21:16:32 ID:EzQja3OE
>>5
//救出も見殺しも誘拐もOKです。解りにくくてすまんとです…

7名も無き邪気眼使い:2009/10/30(金) 21:28:15 ID:XpqH15ZU
//了解しますた( ^ω^)

(凶つ刻)
(血染めの地に紫に輝く光点が走り、軌道を彫る)
(『旧く約されし(アラム)文字』の呪文、円き幾何学の図形)

【是ハ冥府ノ階梯デアル】

(蒼紫の輝きが魔法陣から放たれ、地に這い上りし悪魔)


…………

(<憤怒>、サタン)

8 ◆Utm3teRUd2:2009/10/30(金) 21:38:10 ID:gCmDac4w
>>7
(其処には倒れ臥している人間らしき物の姿がある)
(地面に広がるこびり付いた血は既に変色しており、大分時間が経った様子である)
(然し、其の倒れ臥している”其れ”の周囲の赤い水溜りだけは色が変色していない)
(…其処から推測できるのは、その血が止め処なく、流れているといった所か)

9名も無き邪気眼使い:2009/10/30(金) 21:45:36 ID:XpqH15ZU
…………

(幼き少女の形(なり)をした大罪の悪魔は、にわかに口を歪めた)
(悪魔の本業は魂の獲得)
(大いなる力の魂を見つけ、サタンは辿り着いたのだ)

……冥府にて、永久の安息が、あらんことを

(命の輝きを摘もうと指を伸ばして、

しかし直後、引っ込める)

……"不死なる者(アタナトイ)"?
人の肉を纏っているから気付かなかった……

……弟と焼き肉行きたかった
(ズブリ、と悪魔の身体が地へ底へと沈み)


(手が、倒れ臥す人間の手首をとった――脈の確認だ)

10 ◆Utm3teRUd2:2009/10/30(金) 21:48:58 ID:gCmDac4w
>>9
――……
(僅かだが、脈は感じられる)
(夥しいほどの出血量ではあるものの、其の命は消え失せては居ないようだ――未だ)

11名も無き邪気眼使い:2009/10/30(金) 21:56:30 ID:XpqH15ZU
……ふん
人の身の分際で、遙かなる命を手にしたのか
罪深い業深い……救い難いが、使命は果たさせてもらう

(服を脱がすと、手をかざす――が、すぐに止め)
(消毒、包帯による止血と、西洋的な医学的措置を施していく)

我も堕ちたものよな、情けない……
術が利かぬとは面妖な、悪魔の仕業か?

12 ◆Utm3teRUd2:2009/10/30(金) 22:00:35 ID:gCmDac4w
>>11
(止血により、出血の割合は減ったようだ)
(だが”其れ”は眼を覚ます様子も無い)

(傷口から感じ取れる物は、怨念の残骸、呪の傷跡)
(そして傷口の奥――
恐らく、其れの体内を巡る”ナニカ”から感じ取れる奇妙な感覚。其れは呪、怨念を…―――)

13名も無き邪気眼使い:2009/10/30(金) 22:09:18 ID:XpqH15ZU
…不遜だな、天つかう術を受け付けぬか
この我、我より傲慢なる者は赦してはおけん
(流れる金髪が風にざわつき、碧眼が更に光を増し)
(かざした掌に白き羽根が現れると、それを包帯の隙間に挟む)

気休めだが、気休め如きでどうにも転ぶのが人間よ
人如き、救えぬようでは我が立つ瀬がないのでな

14 ◆Utm3teRUd2:2009/10/30(金) 22:12:48 ID:gCmDac4w
>>13
っ……ぐ……
(意識は無い、そんな様子だが少々苦しそうな呻き声を挙げる)
(其の行為が良かれと出ているのか、それとも事態を悪化させているのか――)

15名も無き邪気眼使い:2009/10/30(金) 22:22:30 ID:XpqH15ZU
(苦痛の喘ぎに訝しげな顔をする)

ふん……羽根は苦痛を殺ぐのみの効、我慢せよ
(傷口に潜むモノを確認できない以上、痛みを和らげるしかない)
(事態の解決にはならないが、激痛のショック死は回避できる)
(もっとも、力を発揮すればの話だが)

我が施しに苦悶を漏らすとは、不遜である
裏でも掻いたつもりか、悪魔の邪傷め、ククク……

16 ◆Utm3teRUd2:2009/10/30(金) 22:26:31 ID:gCmDac4w
>>15
……――…
(声にならぬ様な、押し殺した声を挙げ、其れは漸く眼を開く)
(…無論、眼を覚ましたからといって怪我が治ったわけでも、なんでもなく)
(唯、痛みによって気を失っていた意識が表層に引き戻されたに近い)
……
(僅かに唇を動かすが、苦痛の為か声が上手く出ないようだ)
(金色の眼が漸く>>15を見る)

17名も無き邪気眼使い:2009/10/30(金) 22:31:11 ID:XpqH15ZU
(肩までの金髪、透き通る碧眼の男)
(その背に広がるのは、羽根を舞わす白き翼)
(冷たい輝きを秘した瞳がひたすらに人間を見下す)

苦痛は殺ぐ
病院にも連れよう
命は己が力で繋いでみせよ
(光を帯びし者)
(明けの明星)
(大罪、<傲慢>)

18 ◆Utm3teRUd2:2009/10/30(金) 22:37:51 ID:gCmDac4w
>>17
(何処か眩しそうに其の、自身を見下ろす彼を見る)
(最早痛みは通り越した――と言った所か。唯、身体だけが動かない)
(だが、一言だけ言葉を紡ぐ)

……てん……し…様……?

(夢物語で聞いた様な、空想の中で描いたような其の姿に、憧れを描いた事もあった。否、今でも何処かで――)
(然しそんな高貴なモノが、穢れた自身の前に降り立つ筈はない――当然そう思っているのだが)

19名も無き邪気眼使い:2009/10/30(金) 22:46:17 ID:XpqH15ZU
天使様?
曰うか人間め……我は堕ちし身よ、崇めれば悪魔崇拝に同じ
(臥す身体を抱え、巨大な翼で包み込む)
(抱擁のように)

我は天使である。悪魔である。天使ではない。悪魔ではない。
堕天使とはそういうこと。……汝を病院へ運ぶ、良いな?

20 ◆Utm3teRUd2:2009/10/30(金) 22:51:29 ID:gCmDac4w
>>19
……
(縋る様に抱き返すが)
(首を横に振る。其れは否定の意であろう)

……”医療”で呪は治せない……
私……は…人目につかないところ…に…捨て置いてくれて良い………

この”身”を流れる…呪われた血が…怨念をじきに喰らう……
…だけど…其れまでこの”身体”が持たねば…私は其れまでの命だったと言うだけだから…

21名も無き邪気眼使い:2009/10/30(金) 22:59:37 ID:XpqH15ZU
……ならば良かろう
(翼の中で、傷口に手を当てる)
(羽根のある場所が仄かに光り、その位置を告げる)

ならば、祈るが良い
遥かなる命……失するのはいささか勿体がない
汝を喪い哀しむ者がいる……その者の為に、汝が命の生を希え

(翼を広げると、そこは見慣れた森の深く)

穢れた身の仔よ……神が見捨てど、我が見捨てん

22 ◆Utm3teRUd2:2009/10/30(金) 23:06:36 ID:gCmDac4w
>>21
私には…色々と”足りない”から…な…
(そう、小さく呟き)

……ここ…は……
(途絶えそうになる意識を繋ぎ止め、周囲を見渡す)

(何処か、見覚えのある、森の様だ。
だが、今の意識では其処までしか判別が出来ない――)

23名も無き邪気眼使い:2009/10/30(金) 23:11:14 ID:XpqH15ZU
雨露を凌ぐ屋はそこよ
(指差す先にはコテージ)
当分を暮らすには困るまい、存分に抗え
そして祈れ……死は悪魔を喜ばす

(男の姿が光に包まれる)
ではさらばだ、不遜な人間よ

24 ◆Utm3teRUd2:2009/10/30(金) 23:17:26 ID:gCmDac4w
>>23
……
(コテージを見、そして光に包まれる男の姿を見る)

…まっ――……
(僅かに手を伸ばし掛け、然しハッと気付いたように手を止める)

(――何をしようとしたのか、引き止めよう等と……)
(そのような事をした所で、ただ相手に”無為な時間”を過ごさせるだけに終わるというのは、解り切った当然の事)
(唯、見送るに徹した方が良いだろうと、なんとか留めたようだ――縋ろうとした脆い心を)

25 ◆Utm3teRUd2:2009/10/31(土) 21:37:00 ID:u81v3gWM
(―――森、夜)
(木々のざわめく音が、静寂を許さぬかのように夜の帳へと反響する)
(其れはよくある、森の音に過ぎない。今宵は少々風が出ているようだ)

――ザザ……

(一夜明け、一日を越した静かな森のコテージの中)
(人影一つ、周囲は――赤)
(まるで元より紅い絨毯でも敷き詰められていたかのような風景であるが、
残念ながら紅いじゅうたんが敷かれていたわけでは、無い)

……何故…能力を持つ者…は……
夜が……闇が…好きなんだろう……な……
(人影が静かに呟き、諦めたような声で軽く笑う)

……これまで……か……

――ザザ……

(木々のざわめきは未だ続いている。風が止む様子も無い)
(風が運ぶ、其の気配は果たして木々だけのものか)
(森の夜は――更けて行く)

26名も無き邪気眼使い:2009/10/31(土) 22:03:10 ID:Cz7MSnt2
ゴウン…ゴウン…
(推進機関の大きな稼働音が、不穏な気配にざわめく森を震わせる)
(やがて森の闇をさらに暗くする陰……それは上空の物体の出現を意味する)
(それは決して小さくない、飛行機でもまだ小さい、飛空挺でもまだ及ばない)

(それは、戦艦だった)
(それ自体がまるで島のような迫力で、虹色の輝きをもって空に浮いていた)
(巨大空中戦艦『宝船』)
(この怪物艦の偉大なる名前である)

27 ◆Utm3teRUd2:2009/10/31(土) 22:08:04 ID:u81v3gWM
(戦艦の音にも、気配にも――森の節々に”在る”それらの気配は動じない)
(そのように巨大な物に空中から見張られていようと、関係ないのだ。「其れ」には)

(木々を縫い、奔る気配を察する事ができようとも、空から唯見るだけであるのなら
全く見る事も出来ないだろう)

(其れほどまでに、森の緑は深いのだから)

28名も無き邪気眼使い:2009/10/31(土) 22:13:47 ID:Cz7MSnt2
(巨体を浮かべる七色の戦艦の底部ハッチが開き、垂らされるロープ)
(それをするするーと伝い、軽やかに地面へ着地する、黒髪の美女)

……戦力差は圧倒的ね
主砲だけでも3分の1は吹き飛ばせるわ
……もっとも、魔術兵装は万全なんでしょうけど
(彼女は何の為に来たのか)
(明らかに戦う気の彼女の声が、ロッジに聞こえる)

29 ◆Utm3teRUd2:2009/10/31(土) 22:19:10 ID:u81v3gWM
>>28
………
(森の中から幾つか気配が感じられる)
主砲?使いたければ使うが良い
無論、この森を唯の焼野原にしたいと言うのなら、の話だがな…?
お前の目的は知らぬが、森を殺したいという目的なら行なえば良い
私に其の目的が行なわれようと損害は無いのだからな
(声が、森に響く)
(だが奇怪な事に声からは何処に居るのか距離が取れない)

30名も無き邪気眼使い:2009/10/31(土) 22:26:19 ID:Cz7MSnt2
(相手の距離が測れない…奇妙な現象に首をかしげながら、言い返す)
どこかの教会の人たちかしら?
異端を廃することに関してはプロフェッショナルですものね
それとも魔術結社? 科学崇拝宗教?

…まあ、どれでもいいわ
(彼女の背後の空間に亀裂が走る)
(戦闘態勢)
彼のたっての頼み、聞き届けなきゃね?
退きなさい。さもなくば、交戦します
(至って事務的に、そう告げた)

31 ◆Utm3teRUd2:2009/10/31(土) 22:34:08 ID:u81v3gWM
>>30
……ほう、それなりに詳しいと見えるな
何せ今が最大の「好機」だからな…
神の与えたもうた、この期に感謝を――…と言ったところ、だ…
(フフ、と嗤う声が響き、フッと気配が消滅する)

邪魔立てするならば交戦も仕方有るまい
此方は森ごと消したとて、問題は無いのだから

(同時に木々のざわめきに乗じて響く――)

――ギチギチギチギチ…

(不快な羽音)
(同時に、彼女へと迫る大量の黒き波――!!)
(波の様な「其れ」は、巨大な鋏を携えた蟲の様だ。最早大群と化した其れは一心不乱に噛み裂き、引き千切らんと彼女へと迫る――!!)

32名も無き邪気眼使い:2009/10/31(土) 22:42:37 ID:Cz7MSnt2
何が神よ
敬虔な信徒でもないくせに
(つまらなさそうに吐き捨てると、闇の奥から飛来する何かに目を向ける)
(回避はできない。後ろにロッジを背負っているから)
……面倒ね、『宝船』
(上空の虹色の戦艦、その側面部のハッチが開き)
(現れたのは細長い照射機――眩い白光が収束し)
ズシャアアアアアッ!!!
(放たれた熱線が、『其れ』に向かう)

……隠れられてるとダメね
森を焼き尽くしたい気分だわ

33 ◆Utm3teRUd2:2009/10/31(土) 22:48:49 ID:u81v3gWM
>>32
――ズシャァァァァ…!!!!
(恐らく、放たれた熱線が向かった先は殲滅したであろう)
(バチバチ、と草木の燃える音が響く。風景は見る見るうちに紅く熱く、変貌している)

――ギチギチ……
(然し、全てを殲滅するには其れこそ「森を焼き払いでもしないと」無理だろう)
(木々から大量に飛び出してくる蟲の群――)
(蟲である故に然程速度は速くない。だが数が常識を逸している)
(空から、地上から、其の四方八方全てから―――黒き波が彼女を切り裂き引き千切らんと迫る!!)

34名も無き邪気眼使い:2009/10/31(土) 22:56:26 ID:Cz7MSnt2
いけない
(熱線により燃えた草木の上の空間に亀裂が走り)
(火が広がらない内にそこから水をバシャアアとかける)

…ジリ貧ね
炙り出すには火をつけるのがベストなのだけど…
ダメね、さすがに品がないわ
(絶え間なく四方八方から中速で飛来する群)
(少女はそれらの眼前に次々亀裂を生み出し、閉じ込めようとする)
打つ手なし、と言ったところかしら
でもそちら側も同じこと、無駄な工程の繰り返し
根比べでも構わないわよ? そういうの大好きだから
(恐らく、その言葉通り、幾百幾千の夜も超えてみせるだろう)
(そう思わせるだけの何かが、その言葉にはあった)

35 ◆Utm3teRUd2:2009/10/31(土) 23:07:07 ID:u81v3gWM
>>34
(火は収まったようだ。元々此処の森は、不思議な事に木々が燃広がるのが遅い)

(眼前で閉じ込められ、漏れたものは更に押し寄せ…と言ったところである)
(正に、押しては返す波。距離は縮まるようで縮まらないが、少しでも片方が怠れば一気に其の距離は縮められ…喰われるだろう)

……ふ、此方とて…構わんよ
(今度は其の声の方角が解る――上空だ)
時間を掛ければ掛ける程此方には好都合
何、「其処」にだけ気を取られていてくれるのならそれで充分なのだからな

(恐らく彼女の背後――コテージの中)
(赤く染まった部屋の中には人一人分の結界が張られている)
(赤黒い幾何学模様が闇の中に薄ぼんやりと浮かび、其の内部では金色の眼をした、息も絶え絶えの”魔女”の姿が在る)
(其の周囲には――恐らく群の中から逸れ辿り着いていた”蟲”達)
(ガリガリ、と音を立て結界を少しずつ喰らっている)
(ある程度喰らっては、破裂し…そしてまた新しい蟲が喰らっている)

(恐らく、魔力を喰らう蟲なのだろう。体の許容範囲以上を喰らい破裂もしているようだが…)
(其れは確実に魔力を”削いで”いる。ジリ貧になれば成る程不利になるものは見えている)

36名も無き邪気眼使い:2009/10/31(土) 23:14:01 ID:Cz7MSnt2
…出てきてくれて助かるわ
ジリ貧勝負にならずに済みそうだもの
(事実、助かった)
(このまま森に潜まれでもしたら、本当に打つ手がなかった)
(ロッジの中で危機に瀕している魔女を気にかけながら、空中へ浮かび上がる)
(オリハルコン戦艦『宝船』は浮かべたまま、同じ高度の上空へ)

本当なら実働部隊に動いてもらいたいところだけど
どうやら無理そうだから、私が相手をしてあげる
それにしても1対1? お仲間はいないのかしら

37 ◆Utm3teRUd2:2009/10/31(土) 23:20:56 ID:u81v3gWM
>>36
…一対一?
君が計測に含むのが私だけなら、そうなる
(男は確かに上空に居た)
(漆黒の髪に、藍色の眼)
(胸にはロザリオを下げている。…服装は、まるで神父の様な漆黒の衣。だが所々に金の装飾、刺繍が成されている)

(―――そして、巨大な蟲に乗っていた)

(彼の背後からは、ヒトよりは小さいであろう蟲の集まった――群が飛び出してくる)
(織り成す大きさは、夜の月をも隠すほどである)

(地上では、蟲達が一斉にロッジに集まっている)
(果たして、耐えているのだろうか……それとも)

38名も無き邪気眼使い:2009/10/31(土) 23:29:48 ID:Cz7MSnt2
それで神父?
時代も変わったものね
(減らず口を叩きながら、下方のロッジに群がる虫たちを確認する)
(いかに力を有しても、1人だけというのは圧倒的な不利だ)
(特に、こういった集団戦では、それが顕著に戦況という形であらわれる)

増援が欲しいところね
ちょっと呼んできてくれない?
(パチィン、と指を鳴らす音)
(神父のはるか足下で亀裂が開き、そこから上を向くは鉄製の火筒)
(草木に火が飛ばない位置計算――砲火、白色の光弾が神父に下から襲いかかる)

(直後、少女は急降下)
(腕に亀裂を走らせ、隙間から青白い光刃が顔を出す)
(すれ違うように、ロッジに群がる虫を切り払っていく)
(そして、同高度へ戻る)

(無茶な戦い方)
(それでも、1人でできることをやるしかない)

39 ◆Utm3teRUd2:2009/10/31(土) 23:39:27 ID:u81v3gWM
>>38
……ほう…
(男は軽く指笛を鳴らすような動作をする)
(音は聞こえないが、彼を乗せた蟲は遥か上まで舞上り)
(後ろに控えた蟲達は一斉に砲弾の方向へと飛んで行く)
(其の様はまるで特攻隊――自身を犠牲にしながら砲弾を打破っているのだ)
(炎に燃えた赤と、後から押し寄せる黒が合わさった波が一斉に――火筒へと向かっている)
(このまま行けば、突っ込んできた蟲達によって砲口が塞がれるかも知れない)
(そうなれば、詰まった部分から何が起こるかは容易に想像できる)

――ゴオォォッ…!!!

(そして、その蟲の群の突撃と同時に、舞上った巨大な蟲から彼女へ発せられる――白く巨大な白熱線)
(最早「蟲」が発した物とは思えぬ勢い、其れは兵器の砲撃の勢いである)
(彼女を焦がし、燃し尽くさんと迫る――)

40名も無き邪気眼使い:2009/10/31(土) 23:50:52 ID:Cz7MSnt2
(高空へと舞い戻っていた少女の目に映った光景)
(下に設置した亀裂の熱線砲の火筒に、虫が一斉に飛び込む光景)
(そして、神父を運ぶ虫が放った巨大な白熱線が飛来する光景)

(それらに対して、少女は冷静に対処した)

(まず、虫が火筒につっこんだタイミングと同時に亀裂を閉じる)
(これで爆発による火事の発生を防ぐ)

(次に、飛来する巨大白熱線への対処)
(空気を焼きながら迫る白き死を前に――少女は、虹色の壁に身を隠した)
(巨大空中戦艦『宝船』。その材質はオリハルコン、対物対魔耐久最高値の金属)
("こういう使い方"をするために、少女は『宝船』をしまわなかったのだ)

(最後に)

やっと一撃、加えられそうだわ

(先ほど閉じた『火筒の亀裂』が、神父のすぐ近く、肉薄する近さで、開かれる)
(意味するところはただ1つ)
(熱線砲暴発による爆発が、神父と虫たちに襲いかかる!)

41 ◆Utm3teRUd2:2009/10/31(土) 23:56:24 ID:u81v3gWM
>>40
――ドオォォォン………

(巨大な爆発音と共に、高々と上がる炎熱の柱)
(そして落ちる小さな炎が大量に…どうやら蟲達の燃え殻のようだ)
(然しどれも小さな物、巨大な物は落ちる気配が無い)

…はぁ、やれやれ……
(溜息と共に聞こえる声)
…些か無駄な損害を出しすぎた。幾ら数はあるといえど命に無限はない。撤収するとしよう
(ギチギチ…と余り多くない羽音が夜空に響くと同時に、其処から敵意は消える)

(残るは、高々と上がった炎と…炎から守るように”結界”の張られた森である)
(結界があるという事は…命は無事なのだろう。…そう、命は)

42名も無き邪気眼使い:2009/11/01(日) 00:03:26 ID:tiaKZBkQ
…一撃ぶちかましたつもりだったのだけど
同類に比べて、私もまだまだね…
(そびえる炎柱を、亀裂から水流をほどばしらせ鎮火を試みて)
(ゆるやかに落下して着地し、ロッジへと舞い降りる)

…無事だといいのだけれどね
1人で全力で戦ったのよ
……少しくらい…、おまけしてくれても……いいわよね、神様
(魔女の安否を、確かめる)

43 ◆Utm3teRUd2:2009/11/01(日) 00:09:02 ID:ehfBcLWg
>>42
………
(鎮火と共に結界が薄らぎ、消えて行く)

(結界のあった場所には、人影がある。どうやら生きてはいるようだ)
(巨大な杖を携え、其処に座り込んでいる姿は余り無事だった…とは言い難いが)
(彼女は顔を上げると金色の眼を、>>42に向ける)

44名も無き邪気眼使い:2009/11/01(日) 00:14:31 ID:tiaKZBkQ
(急激な気温の変化に吹き荒ぶ風が、長い黒髪をもてあそぶ)
(少女は済ました顔で、心配な感情の滲み出る瞳で)
(森の魔女を、見下ろしていた)

…不憫ね、あなたも
薬はいるかしら? 体力と精神力が回復するわよ

45 ◆Utm3teRUd2:2009/11/01(日) 00:19:24 ID:ehfBcLWg
>>44
…貴方が…助けてくれたのか……
助けてくれた事には礼を言う。有難う…
(スッと頭を下げる)

(其の瞳には、命が助かったと言う安堵と、…もう一つ読み知れぬ深い哀を湛えたような色を映している)
(眼の色は、いつの間にか金色から藍色へと変化していた)

薬は、いい…大丈夫だから……

46名も無き邪気眼使い:2009/11/01(日) 00:25:49 ID:tiaKZBkQ
……さすが邪気眼大学のOBね
邪気眼使いが邪気眼使いたる理由をよく分かってるわ
(解かされることもなく、解されることもない苦痛)
虫に魔力を大分食べられてるのよ
ならせめて
(ピシリと空中を切り裂く亀裂)
(そこから、プラスチックのトレイを取り出す)
(紙で包まれた何か、赤い入れ物にたくさん入った黄色い棒状の何か、飲み物的な何か)
ハッピーになれるセットよ、せめて食べなさい

47 ◆Utm3teRUd2:2009/11/01(日) 00:30:36 ID:ehfBcLWg
>>46
……そうだな…
然し…私は…そろそろ「限界」かもしれない…
無為に年月を重ねるだけで成長できるのなら…既に悟りを開いている頃だろう…
実際、既に割り切っている人も大勢居る、と思う。
だけど……私は未だ、いや…恐らく、「籠」にいる限りは永劫に。
(そう言い、笑う)

…あ、有難う……
ハロウィン…?

48名も無き邪気眼使い:2009/11/01(日) 00:36:06 ID:tiaKZBkQ
(万物を吸い込むような漆黒の瞳で、森の魔女を見下ろす)
…じゃあ
森/檻から、出れば?
(まるで1+1を解くような簡潔さで、そう言った)
そっちじゃないわ
…食は全ての礎よ、しっかり食べなさい

49 ◆Utm3teRUd2:2009/11/01(日) 00:44:17 ID:ehfBcLWg
>>48
(一度深く、息を吐き)
……私も…ずっと、この森だけで暮らしていたわけじゃない…
(籠は森ではないのだろう。無論この国と言う訳でも無さそうだ)
…籠の中でも、悪くは無いと思っていた。…身の安全だけは、保証された生き方だから。

(だが、引き換えに世界を失い)

(永劫を得て、呪の名を得て)

(最も欲していたモノを――失った)

…そういえば、暫く何も口にしていなかった……かな…
(入物を見詰め、仄かに笑んだ口でそう紡いだ)

50名も無き邪気眼使い:2009/11/01(日) 00:49:48 ID:tiaKZBkQ
……
(詩的で婉曲な表現の整然とした羅列を、頭を使って読み解いていく)
(そして、解答を算出した)
…さみしいの? あなた
(こくり、とうなずく)
腹が減っては戦ができぬ、ってありがたいことわざがあるのよ
さあ食べなさい、なあにお代はいらないわ

51 ◆Utm3teRUd2:2009/11/01(日) 00:56:45 ID:ehfBcLWg
>>50
……そうかも。
(一度頷き、初めて返す、見せる――魔女でもない、外見年齢相応の”姿”)
あぁ、うん…でも……
今は…恵まれているほうだと思う……
(人恋しくなれば森を出て大学へ向かうのも良い)
(仕事上の繋がりしか無かれ、話をするには充分過ぎるほどである)
(今まで唯只管――忌み嫌われ、人を避けて暮らしていた其の身に余るほどの”幸せ”なのだろう。充分に)

……じゃあ、さっそく……って、何これ…
(黄色い棒状の何かを手に取り、食べる前に訝しげに訊ねる)

52名も無き邪気眼使い:2009/11/01(日) 01:03:40 ID:tiaKZBkQ
……
(小さな口元に人差し指を添えて、何やら考えごとをする)
(その思考には深刻さはなく、ただ日常の一部としてのみ)
私たち友達ね
決まり
これあたしのテレパシーの魔力周波数だから
(差し出した紙には複雑な魔法陣が描かれている)
(端には"何かあったらTELしてね"の可愛らしい文字)
最低一週間に一回かけてこないとシバきにいくからね
(不思議そうな顔をする)
ポテトよ
揚げポテト、塩味

53 ◆Utm3teRUd2:2009/11/01(日) 01:10:58 ID:ehfBcLWg
>>52
……
そんなには…無理……
(一週間に一度、と言うのは長いようで短いようだ)

…「私」達の様な存在は…貴方の様な人…いや、人と言って良いのか解らないけど…
其れを召喚して使役する事が多い…それで、永劫の苦行を和らげる人も、居る。
…まぁ、第一の理由は其れじゃないんだが…
(無論、第一の理由としては、自身の補助である。全ての力を魔力に費やす代わりに、本体は得てして”脆い”)
……昔は、私もそうしようか悩んだ事もあったんだけどね…
(今も昔も、そばにはなにも”居ない”)


……ポ、ポテトにしてはなんか…大きさがおかしい

54名も無き邪気眼使い:2009/11/01(日) 01:18:04 ID:tiaKZBkQ
どうでもいいのよ
(抑揚のない長広舌でも聞いていたかのような反応)
さすがに恋人にはなれないけれど
私、暇なときにかけるから相手してね
…こんな感じで、いいんじゃないの?
あたし<魔王>の知り合いとかいるから、よく分かんないの
(『慣れすぎて』)
(辛い宿命も、彼女にとっては日常の内)
加工してあるのよ
当然でしょ

55 ◆Utm3teRUd2:2009/11/01(日) 01:23:44 ID:ehfBcLWg
>>54
わ、私だってそっちの趣味は無いから…!
……まぁ、そういう機会でもあったのなら一度位は経験してみたかったかもな。そういうのも。

…魔王……
(魔王、に当てはまるカテゴリーが多過ぎて絞り込めないらしい)
(ルシファーか、サタンか、イブリースか、…バラモスか)

…揚げただけでこんなになるか?普通

56名も無き邪気眼使い:2009/11/01(日) 01:33:26 ID:tiaKZBkQ
『あなたがこれから経験する』ことなのよ、分かってる?
存分に経験しなさい、それこそ飽きるまでね

いいから食べなさいよ
あなたの胃袋そろそろ限界よ

そろそろいい時間…
それじゃ、また"電話"でね
(空間に亀裂が縦に走り、その隙間に体を滑り込ませる)
(そうして)
(少女は、帰った)

57 ◆Utm3teRUd2:2009/11/01(日) 01:37:55 ID:ehfBcLWg
>>56
……?
(鳩が豆鉄砲でも食らったかのように、ポカンとした顔をし)
え、えぇ?
(腑抜けたような、素っ頓狂な声を上げる)

……
(そうして静かな森に残されたのは、魔女一人。奇妙な食べ物(揚げポテトらしい)、正体不明の飲み物であった)

(先ずは、勇気を出してこれを食べてみるしかない)
(そんな事を考えながら痛む傷を抑え、辛うじて無事だったコテージに戻って行く)

58名も無き邪気眼使い:2009/11/15(日) 02:58:28 ID:GB8qTsow
【大学から然程遠くない、小高く聳える丘の上】


【昼夜に関わらず明かり灯り続け、「祭」の熱気に浮かされた空気とは明らかに異質なものが漂う】

【そこにあるのは質素な墓標。そして男が一人】


【男は墓標に白い花を添えた後】

【小さく、小さく息を吐き出して】



…………やっぱり、決めたよ。
【話しかける。今は亡き男に】

ずっと悩んでた…けどさ。決めた。


【そう告げると、立掛けられた“それ”に手を伸ばし】


誰よりもうまくやってみせる…だから。


―――信じて…託して、くれよな。


【男は誓いと共に武器を取る】
【自らの信条とは決して相容れないと知っていながら剣を握る】

59ドラゴン・ハイタワー/元"六"/"天高き塔の竜":2009/12/03(木) 21:03:47 ID:.qZ7lupw
(森の奥部は鬱蒼として、それが雨の日ならば更にそうだ)
(冷雨がしとしと、温もりを代償に木々と土壌へ恵みを運ぶ)
(竜人ドラゴン・ハイタワーは、降りしきる雨から逃れていた)
(彼のコテージ建築は、はかどってはいない)

参ったな……雨天決行するほど俺は酔狂じゃありませんよ、と
(ひときわ巨大な大樹の下で立ち尽くし、空が泣き止むのを待つ)
(眺める先には2つのコテージ……1つは、まだ完成していなかった)

60ラピス ◆Utm3teRUd2:2009/12/03(木) 21:19:14 ID:.kWnHdxI
(湿った地面を踏み鳴らし、草木を掻き分ける音を陰欝な森の中に響かせながら歩く)
(この雨の中、恐らくは街へ行っていたのだろう)

(ふと、我が家であるコテージと、作りかけのコテージの前にある巨木の下に見覚えある人影を見付ける)

…あれ、今日は作らないのか。
(いつもはコテージを作っている姿を見るのだが、今日は違うようだ)

61ドラゴン・ハイタワー/元"六"/"天高き塔の竜":2009/12/03(木) 21:28:17 ID:.qZ7lupw
>>60
(見知った"気配"を察知したのか、激しい雨音の中でもその声に反応できた)
(目だけ動かして彼女の姿を確認だけすると、寒さに凍てついて白く染まった息を吐く)

好き好んで雨に濡れながら、なんてやりたかねえよ。今日はパス、お休みだ
つーワケで寝床を借りてえ。さすがにこの悪天候で野宿はゴメンだからよ
(ふつう、異性を相手に一宿一飯を頼むなどめったにありえないことではあるが)


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