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姉弟改造

1姉弟改造:2013/04/21(日) 19:58:39
本スレの方で規制されたのでこちらに投下することにします

2姉弟改造 ◆Oc340crnMs:2013/04/21(日) 19:59:56
万物が赤に染まり月が出る空では紺を帯びている夕暮れ時。
二人の姉弟が道を歩いていた。弟は年は少年といったところだろう。
黒い短髪に整った顔。まだ幼さが残りつつも大人へと向かっている顔だ。
対して姉は凛々しさを感じる顔に腰まで下ろした長い光沢のある髪。
前髪と後ろ髪の先は切りそろえており、いわゆるぱっつんだ。
「姉さんのお陰でテストで95点取れたんだ」
「それはすごいじゃないか。でも私のお陰だなんて…お前が頑張ったから
その点数を取れたんだ。私の成果じゃないさ」
「でも勉強を教えてくれたし…色々良くしてくれたしさ。
礼ぐらい言わせてくれよ」
「ふふっお前にそう言われると悪い気はしないな」
微笑みながら言う姉。その顔には姉として弟を慈しむ気持ちが感じ取られる。
その微笑みに同じく笑顔で返す弟。仲睦まじい姉弟の図があった。
そして弟のほうが歩みを止め言った。
「ねえ姉さん。近道をしない?」
そう言って弟は見るからに人気のない道を指さす。
「危なくないか?人気のない道だろ?最近このへんでも誘拐事件が
起こったそうじゃないか。確かお前の親友が被害にあったのだろう?
あまり危ないことは感心しないぞ」
「親友じゃなくて同じくシスコンと言われていただけなんだけれどね…
確かに気があったけれども…でももうすぐ日が落ちるし、そうなったら
このままの道も同じだろ。
それなら近道をして早く家に帰ったほうが良くない?それに僕達二人だし
暴漢を返り討ちにするくらい出来るだろ」
この姉弟は武術を習っており特に姉の方はその道でも食っていけそうな腕前
なのだ。だが弟の方は畏敬の念を抱いている姉に対して過大評価している
節がある。
「おいおい武術を習っているからって実際に返り討ち出来るか否かは
別だぞ?実際はなんでもありなんだからな。奇襲でもされでもしたら…」
「ごめんごめん。でも夜になるなら早いほうがいいでしょ」
弟を戒めようとする姉の言葉を遮りそう言う弟。姉はやれやれといった感じで
「今回だけだぞ?ほら早くしよう」
そう言って早足で近道を歩き出す。
(いつ見ても様になっているなあ)
その姿を見てそう思いながら弟は姉を追いかけた。
「もうすぐだな」
姉が言う。もうすぐ人気のない道を抜け後は家まで一直線の道へと出る。
人気がないだけあって物静かで同じく人がいればすぐに気付きそうな道だった
そしてその道ももうすぐ終わるかという時だった。
急に姉の体が何かに拘束された。弟がそれに気づき見た時には
ムカデのような機械の手とも足ともつかない物が多数生えているロボットが
その触手を使い姉を拘束している姿だった。そのロボットは揺れており下から
ゴゴゴと小さい音がする。
「逃げるんだ!」
姉はそう叫ぶが弟はとっさに姉につかまろうとする。しかし今度は機械の触手
が弟の体に絡まり弟を捉えた。そしてそのままロボットは飛んだ。地面が離れ
建造物がどんどん小さくなっていくのを姉弟は目にした。
そしてその最中機械の触手が細かく振動しながら姉弟の服を撫でるように
動かす。するとみるみるうちに姉弟の服の繊維がほぐれ服は糸くずに名を変え
風に舞い、散っていった。おどろくべきことに靴まで分解されていったのだ。
(隠さないと…)
裸の姉の姿が地上の人に見られないように羞恥心も忘れ体を動かそうとする弟
だったが細い触手は見た目以上の力を秘めており全く動くことが出来なかった
そして上空に突如円盤型のUFOが現れ裸の姉弟を収容していった。
まず収容された姉弟の目についてのはなんといっても自分達と同じロボットの
触手に絡み取られた裸の男女だった。弟の方は良心から急いで視線を下に向け
女性の裸から目をそらす。その時だった。
「何故私の言うとおり逃げなかった!」
そう姉の怒声が響いた。一瞬周りの衆人がビクッとしたがすぐに元に戻った。
「姉さんを見捨ててまで僕は逃げようと思わないね!」

3姉弟改造 ◆Oc340crnMs:2013/04/21(日) 20:00:27
姉の怒声に呼応して弟も大きな声で言う。
「だがそれでお前まで捕まってしまったじゃないか!
それなら私だけの方が…」
後の言葉のトーンが下がっていった。そこには弟を巻き込んでしまった後悔が
にじみ出ている。
「姉さんと一緒なら僕は後悔してないよ。姉さんを見捨てたほうが僕は
後悔している」
その念を感じ取り姉に対して慰みとなる言葉を掛ける弟。それに対し姉は
馬鹿者が…と小さく呟いた。
それから次々と同じように捕らわれた人々が運び込まれた。皆全裸で
そこには例外はない。やがて人々でいっぱいになった時轟音がし姉弟はめまい
を感じる。それと同時に収容されている円盤が加速するのを姉弟は感じた。
姉弟には分からなかったがsf的な航行を円盤は行なっていたのだ。
そしてその加速がしばらくしてとまり円盤が何かと接続される音がしたのを
姉弟は聞いた。
そして天井が開き姉弟の目に飛び込んできたのは天井に全裸の男女が重力を
感じさせず並んでおり、しかも公然と性行為に浸っている様子だった。
そうでない人は虚ろな目で新たに来た人々を見ている。
その姿に弟は恐怖でおののき
「姉さん!」
と叫んだ。
「落ち着きなさい!こんな時だからこそ落ち着かないといけない。
いつも冷静に…武術の心得でもあるだろう」
そう取り乱す弟を叱責する姉。その言葉に取り乱していた弟は魔法が
かかったかのようにみるみるうちに落ち着きを取り戻した。
(姉さんはすごいな…こんな状況でも冷静だなんて…僕もしっかりしなきゃ)
その思いを胸に弟は自分も冷静であろうと決意する。姉に負担ばかりかけて
られないという思いもあった。
そうしてムカデのようなロボットは円盤から広場へと全裸の人々を
運んでいく。姉弟も運ばれ広場に並べられた。弟の左隣には姉がおり
そのさらに隣には二十代とみられる男性がいる。そして弟の右隣りには
同じく二十代と見られる女性がいた。
そして床に並べてあるチューブが人々の肛門にムカデのようなロボットに
よって差し込まれる。するとそれは肛門と一体化しあたかも体の一部のように
なった。さらに紐の先に足かせがついてある、ゴムのような材質のものも同じ
ように体と一体化する。その拘束によって自分の隣の隣までぐらいしか
いけない。
(このぐらいでへこたれてたまるものか!)
弟はそう思った。

それからしばらくたった。姉弟が分かったことといえば食事は出ないが
お腹は減らないことからチューブから栄養を補給されているらしきことと
また排便はチューブが吸い取り排尿はその辺に垂れ流すと床が吸収している
ことぐらいだった。恐らくちゃんと臭いや雑菌も消しているのだろうが
人にとって気分の良いことではない。また時々裸の宇宙人らしき生物が徘徊
していることだった。宇宙人はオス型とメス型がおり、体型や顔のつくりは
地球人に似てはいるものの体色や部分部分が違った。
オス型は黒く粘液でぬめぬめとしている皮膚を持っており体毛は一切無く
ラバー製のような質感だ。また瞳のない目は真っ赤で頭には触覚らしきものが
生えている。そして股間の部分には刺のないサザエのような渦巻状の物があり
恐らくそれは生殖器なのだろうということを見る人に誇示する。
またメス型は皮膚の質感こそオス型と同じだが紺色をしており目と触覚はオス
型と同じ。そして胸は黄色と黒の同心円で性器はイカの漏斗(ろうと)みたい
なものだった。また遠くの人から順に下に穴が空きそこへ落ちていったこと。
それ以外に姉弟は何も分からない。
「姉さん、これからどうなるんだろう」
先の見えない不安からそういう言葉が弟から出た。
「そんなことを考えても何もならない。先の見えないことを考えても
精神が磨り減るだけだ。とりあえず周りを観察しながら
私とお話でもしないか」

4姉弟改造 ◆Oc340crnMs:2013/04/21(日) 20:01:02
「お話?」
「精神を落ち着かせるには良い手段だろう。それとも私との話は嫌いか?」
「そんなことあるわけ無いだろ…」
弟にとっても姉と話せるのはとても幸せなことだった。
もし姉がいなければ弟の精神は持たなかっただろう。
(姉さんには本当に感謝しか無いよ…)
そして姉弟のとりとめのない会話が続く。しばらくたった時突然
壁の方から泡が吹き出した。
「ぶはっ姉さん大丈夫!」
「大丈夫だ。お前こそ大丈夫か?」
泡まみれになりながらお互いを心配する姉弟。だがその時弟は泡にコーテング
された姉の体を見て欲情してしまった。
(…!駄目だ、僕は何を考えているんだ!)
しかし脳裏に姉の泡まみれの裸が焼け付いてしまう。ふくよかな女性的な
丸みを帯びた体になめらかであろう肌。それに泡がまとわりついている…
その映像が目を背けたにもかかわらず弟の脳内から離れなかった。
「どうした?私の裸なら見たければ見ればいいぞ」
「いや…でもなんか恥ずかしいし」
そして突風が体に噴射され泡が飛ばされる。飛ばされた泡は床に吸収され
無くなっていった。
(ここに来てから調子が狂うなあ…)
そう思いながらも時間は過ぎていった。
その後姉弟はとりとめのない会話をした。それは安穏な時間だった。
しかしそれは女性の甲高い叫び声とともに終わりを迎えた。
弟が目を向けてみれば遠くの男性が女性を強姦しようと襲っているのが
目に映る。
卑劣な行為と弟は思うものの何かできるわけでもない。女性は果敢にも
抵抗し殴る蹴るなどの行為をしている。その時近くに宇宙人らしき生物が
通り手に持っている銃の銃口を女性に向けたかと思うと次の瞬間女性は
溶けていき、やがて消えて無くなった。
「他ノ個体ニ危害ヲ加エル因子ハ排除スル。気ヲツケルヨウニ」
そう無機質な声で言い、去っていった。その時から一斉に多くの男性が隣の
女性に襲いかかる。さっきの様子を見た女性は抵抗しない。
そしてカップルや夫婦と思われる人々はそれの対策として性にふける。
一気に広場の中は淫らな空気に包まれた。弟が姉の方へ目を向けると
姉の隣の男性が姉の方へにじり寄っているのが目に入る。
(あの野郎!)
怒りを胸に素早く姉に弟は覆いかぶさり抱きしめる。
「邪魔だこのやろう」
その声の後背中に痛みが走るのを弟は感じた。しかしその後声と気配が
なくなった。
「他ノ個体ニ危害ヲ加エル因子ハ排除スル。気ヲツケルヨウニ」
そしてその言葉が聞こえた時自分の見えないところで何が起こったか弟は
理解した。
「姉さん大丈夫?」
真っ先に急いで姉の安否を確認する弟。
「大丈夫だ…」
そう力なく答えた。姉の安全がわかり安堵した途端、裸で抱きついている
という事に気が付き急いで姉から離れようとする弟。しかし姉が抱きつき
離さない。
「頼む…しばらくこうしてくれ」
「えっでも…」
しかし横から舌打ちの声が聞こえた。弟が右隣りを見れば女性も弟の方へ
移動していた。
(そんな…僕も犯されるところだったんだ)
女性も加害者となるということはどこか幻想じみていると考えていた。
しかしそれが現実となって弟に降りかかろうとしていたのだ。
姉の頼みも相まってそのまま抱きしめることにした弟。
その時、弟は姉の体が震えていることに気がついた。
(姉さんも怖かったんだ…)

5姉弟改造 ◆Oc340crnMs:2013/04/21(日) 20:01:36
今まで弟はどこか姉はこの状況でも全く物怖じしていないのだと思っていた。
しかし実際は違った。姉も怖かったのである。だが弟の前であるからか
それを我慢して今まで平静を振舞っていたのである。
(ごめん姉さん…そんなことも気づけなかっただなんて…)
そのことに気付いた弟に懺悔の念が湧く。
(姉さん…僕もしっかりしなきゃ)
だがそんな思いも時間の経過と共に裸で抱き合っているということに
塗りつぶされていく。胸とお尻が大きくお腹が締まってくびれている
という女性としての魅力にあふれた姉の体は弟の性欲を刺激するのには
十分過ぎた。弟の男性器はずっと勃起したままで、そのことに姉は間違いなく
気がついている。しかし姉は弟を抱きしめたまま離そうとしない。
「姉さんちょっと…」
「どうした?私の体で勃起したことなら気にしていないぞ」
気にしていたことを言われ弟は動揺する。
「姉さん…姉さんは僕に襲われるかもって考えないの?」
「私に欲情しているとはいえお前は私を襲わないだろう。それにしたいのなら
私は別に構わんぞ」
姉は弟を完全に信頼している。だからこそ弟もそれを裏切ることは出来ない。
またそもそも論として二人は姉弟である。姉弟でそんなことは出来ない。
「冗談はやめてよ姉さん…」
「冗談ではないのだがな」
はいはいと弟は言いながら弟は昂ぶり勃起している性器を沈めようと姉に言う
「姉さん…その…自分でするから姉さんは向こうを向いていてくれないかな」
「駄目だ」
そうきっぱりと姉は言う。
「何でだよ」
当然のことながら不服そうに言う弟。それに対して姉は
「私が向こうを向いている間にお前が襲われたらどうする?お前を狙っている
奴もいるというのにそんなことは出来ない。どうしてもというなら私が
やってやる」
「やってやるって何を…」
そう言おうとした時姉が自分の上にいる弟を自分の体を回すことで位置を
入れ替えた。そしてそのまま自分の上半身を移動させ胸を弟の男性器に
当てる。
「姉さん!」
突然のことに驚きを隠せない弟。そしてそんな弟を尻目に姉はふくよかな
胸で弟の男性器を挟んだ。
「こんなことをするのは初めてだからな…痛かったりしたら言ってくれ」
そう言って胸を動かす姉。弟は突然のことに頭がショートしそうだった
だがそれも男性器からくる快感でそれ一色になる。
(ね、姉さんが僕のおちんちんをおっぱいで挟み込んでいる)
豊満な胸による刺激に実の姉にされているというシチュエーションからくる
興奮。さらにさっきまで裸で抱きついていたことによる男性器の勃起に
そもそもいわゆるパイズリというものをされたのが初めてであることもあり
すぐに弟に射精感が湧く。しかしそのまま射精をしてしまえば姉の顔に
かかってしまうため弟は我慢をした。だが今度は姉はなんと弟の男性器を口に
入れたのだ。それにより緊張していた男性器の筋肉が弛緩する。
「姉さん!汚いってば!」
「そんなほとないしょ。おまえのもにょだからな(そんなことないぞ。おまえのものだからな)」
咥えながら喋るとその舌の動きが男性器を刺激してしまう。弟はもはや我慢の
限界だった。
「出ちゃう!出ちゃうから離れて!姉さん!」
だがその叫んだのにもかかわらず姉は離れようしない。
弟の男性器から精液が姉の口の中へと吹き出した。
「んっごくごく」
そして姉は弟の精液を吐き出そうともせずそのまま飲み干す。
弟の体から今起こったことの刺激が強すぎて力が抜けた。
その時に弟は自分たちの方へ目を向けながら自慰をしている人が
男女問わずいることに気がついた。

6姉弟改造 ◆Oc340crnMs:2013/04/21(日) 20:02:16
(み、見られていたんだ)
周りに人がおり、さらに普段見ることの出来ない姉弟のパイズリショーは
衆人を刺激しすぎた。そのことに気がついた弟はそそくさと姉から少し距離を
置いた。
「お前、今更裸を見られているのに何を恥ずかしがっている。もっと堂々と
していればいいだろう」
姉は平然と言う。だが姉と違い羞恥心がまだ残っていた弟は
「姉さん…裸を見られていたけれどそれ意識すると恥ずかしいんだ」
と言った。やれやれといった感じの姉の近くを見回りに来た宇宙人が通った。
その宇宙人の顔を姉はじっと見つめた。
「?どうしたの姉さん?」
その仕草が気になり姉に問いかける弟。
「…もしかして事態は思ったより悪いのかもしれんな」
急に雰囲気が暗くなり真剣な顔で姉は言った。
「思ったより悪いってどういうこと?」
その雰囲気から弟も真剣な口調で聞く。
「お前、遠くの人から順に穴に飲み込まれて行っているのは
気がついているな?」
「さすがにそれは気づいているよ。そして新しい人が来る。穴に落ちた人が
どうなるのかは知らないけれど…」
「その穴の先が問題だ。穴の先ではどうなっているか自分の考えられる
最悪のケースを答えてみろ」
「実験動物にされているとか?」
「私の考えていることとは当たらずといえども遠からずといったところか…
私はな見回りに来ている宇宙人みたいにされるのだと思っている」
「そんなわけないだろ!あんな機械みたいな奴が人間であるものか!」
弟は思わず声を張り上げた。だがそれは感情的で反論といえるものでは
なかった。
「落ち着いて聞いてくれ。私は遠くの人の顔を見て覚えていたんだ。
そして穴に落ちたあと、その人の顔をしたあの生物を見た」
「それって…」
「そうだ。私たちはあの生物に改造される素体としてここに
運び込まれたんだ」
「そんな…」
「こんなことは言いたくなかった。だが現状を知らなければ打開策も
分からない。だからお前にだけは話した」
「何で僕だけに?」
「他の人に話したところで信じてもらえなさそうだし混乱して私達の身に
危険が及ばないようにだ。暴徒に巻き込まれたらどうなるか分からない」
「でも打開策なんてどうやって」
「その時が来るまでそれを一生懸命考えよう」
そう言って二人は黙り込んだ。

あれから姉弟で考えあったものの一向に打開策は思いつかなかった。
そもそも人体を改造するという未知の領域に達していない地球人である姉弟に
そんなことは考えつけなかった。そして一人また一人と下の見えない穴に
飲み込まれていき遂には次は弟の番になった。
「姉さん…打開策を見つけたら姉さんを助けるからね…」
「ああ…おまじないをしてやろう」
すると姉は弟の男性器を咥え始めた。そして男性器の根本を指で抑え
しこしこと上下にこする。
「姉さん何を!」
急な出来事に頭が混乱している弟をよそに姉は行為を続ける。そして
カウパー氏腺液がどろりと溢れだした時姉は弟の男性器を噛んだ。
「痛っ」
思わず悲鳴を上げる弟。
「これで雑念が無くなっただろう?精神の改造に抵抗するには平常心
しかないと思ってな。とりあえず己をしっかり持てよ」
そう言い終わった時弟の下に穴が開いた。
足かせは紐が外れ肛門のチューブごと下へ落ちる。そして弟は自分が何処かへ

7姉弟改造 ◆Oc340crnMs:2013/04/21(日) 20:02:57
運ばれていくのを感じた。
曲がりくねったチューブの中を移動する。そして弟の視界が広けたと同時に
動きは止まった。弟の目に飛び込んできたのは手術台のようなところで
弟は動こうとするも体に透明な何かを付けられており動かなかった。
そして弟の後頭部に何らかの機械が嵌められた。次に弟の目に飛び込んだのは
さっき穴に飲み込まれた女性の人の顔をした生物だった。
「コレヨりガイダンスを開始スル。私ハ奴隷生物603号デアリ、オ前ハ
改造素体754号デアル。改造手術終了後、奴隷生物604号ニ呼称変更トナル」
(姉さんの言うとおりだった…これからどうなるか分からないけれど
平常心だけは保たなければ…とりあえず改造の方法を聞き出せば対策を
思いつくかもしれない)
「お前が地球人を改造して出来た生物だというのは知っている。
どうやって地球人を改造するんだ?」
弟はまず改造の方法を知ろうと思った。それを知れば何か打開策が浮かぶかも
知れない。そういう考えがあってのことだ。
「地球人ノ体ニ改造キットヲ取リ付ケ薬剤ヲ注入スル。ソシテ不合理デ脆弱ナ
肉体ヲ強ク逞シイ合理的ナ肉体ヘ改造スル。──以上オ前ニ返答スルノガ
有益ト判断シタ情報ダ」
「それで改造できるのは肉体だけだろ?精神はどうするんだ」
「性的絶頂ヤ痛覚のピークにヨッテ脳ニ空白ヲ生ジサセ、ソノ空白ヲ増大サセ
不合理デ複雑ナ不必要ナ感情ヲ消去スル。ソシテ主ヘノ服従ヤ反逆ノ恐怖ト
イッタドライバもシクハ感情ヲインストールすル。
以上ノ返答ヲ以ッテ、ガイダンスを終了ト判定スル。
引キ続キ改造手術ヲ執リ行ウ」
(姉さんの言ったとおり心を平常心に保てばいけるかもしれない…
でも同時に演技をしなければいけない。演技をしながら平常心…
やるしかない)
そして弟の股間にラグビーボールを半分に割ったような形の中身がゼラチン状
の物が取り付けられた。
股間に取り付けられた物がうねうね動き、全身へ大きな注射器が刺され
薬剤が注入された。そして毒々しい緑の光線が弟の身に降りかかる。
(平常心…!平常心…!そして演技も忘れずに…!)
弟はそのたびに大げさな痛がるリアクションを取る。そしてその時
股間に違和感を覚えた。
(勃起しているのに全く感覚がない……あの時の姉さんのおまじないが効いて
いるようだ。ありがとう姉さん)
あの時の痛みによって男性器は一時的な無感覚状態になっていた。
弟は快感に悶えるようなリアクションも取り監視の目をごまかそうとする。
姉を心に必死で平常心を保ち、同時に演技もした。
みるみるうちに体色が黒に変わり体毛が抜け落ちるが心は改造されないように
必死だった。そして眼球が破裂し新しい赤い瞳のない目になり、触覚が
生えていく。遂に皮膚が全身黒色に変わりぬめぬめとした粘液も皮膚から
出る。そして性器も改造され渦巻状の刺のないサザエのようなものになる。
幾度と無く射精をした後弟はぐったりとした。
弟は感情が消去され人形になったかのような演技をしているのだ。
「感情消去終了。コレヨりドライバのインストールに移ル」
どうやら弟の演技で騙せたようで奴隷生物はドライバのインストールに移る。
弟は自分の脳内に何か詰め込まれる感触を感じたが、それだけだった。
ドライバのインストールでは感情は消去されないようだった。
(良かった…これで姉さんを救える)
思わず笑みが零れそうになったが、弟は我慢をした。
「インストール完了。改造素体754号ハ、只今ヲ以ッテ奴隷生物604号トシテ
完成シタ。起立シ主カラノ命令ヲ復唱セヨ」
(主からの命令ってなんだろう)
そう思い弟が頭の中で考えていると、何やら言葉が浮かんできた。
「主カラノ命令ニ従イ私ハココニ宣言スル。私ハ主ナル種族ノ生存ト反映ノ
タメニ奴隷生物トシテノ能力ヲ全テ駆使シ主ヘ永久ニ奉仕スルコトヲ、ココニ
誓ウ」
その言葉をそのまま口に出す。
「デハ、ガイダンス任務ヲこコニ引キ継グ。隣室ニテ準備ヲ整エ待機セヨ」

8姉弟改造 ◆Oc340crnMs:2013/04/21(日) 20:03:30
「了解」
そして奴隷生物603号は部屋を出、弟だけになった。
部屋にいる弟に脳内へ主からの命令が届いた。
「隣室ヘ向カイ、次ナル改造手術ノ準備ヲセヨ」
「承知シマシタ」
弟は隣室へ向かい改造キットを調べた。
(これが忌まわしい改造キット…肉体の改造は止められないけれど精神の
改造なら…)
弟は脳内に出来たデータベースにアクセスし姉を魔の手から救う手立てを
探した。そこで得たものは次のとおりだ。
主というものとテレパシーが出来るが内面を常時監視してはいない。
奴隷生物は体内で様々な生化学薬品を合成することが出来る。
弟はそれらの情報を元に神経麻痺剤を作った。これにより姉は無感覚の状態に
なる。
(これで精神の改造を防げるはずだ)
そして弟は断面が楕円形のラグビーボールを半分に割ったようなカプセル
──移植用性細胞というらしいが──を点検するふりをして顔に持ってきた時
口から神経麻痺剤を吹き塗布した。その時隣の部屋から音がした。
(隣室ヘ向カイ、ガイダンスを開始セヨ)
主からの命令も下った。
(姉さん…少しだけ我慢していてね)
そして弟は隣室へ行った。

(あいつならきっとやってくれている…なんだって私の弟なのだから)
チューブの中を通り手術台のようなところに着いた姉はずっとその言葉を
胸に言い聞かせていた。姉にとって弟の失敗は弟自身が改造されてしまう
ことを意味する。それだけは起こってほしくないことだった。
手術台のようなものに大の字で拘束され姉がいずれ来る時を待っていると
隣室から黒い肌に粘液が覆ってある姉にとって見覚えのある生物が入ってきた
「コレヨりガイダンスを行ウ。私ハ奴隷生物604号。オ前ハ改造素体755号
である。本ガイダンス終了後ノ改造手術後、奴隷生物755号ニ呼称変更トナル
質問ガアレバ我々ニトッテ有益ト判断シタ場合ノミ返答スル」
目の前の生物は間違いなく最愛の弟である。一見改造され心も姉の知っている
ものではないと思える。しかし姉は弟が心は自分の弟のままだと信じるしか
なかった。
(弟は演技をしているんだ…なんだってあいつは強いやつだ。精神の改造
くらい耐えてくれるはずだ!)
「本改造手術ハ肉体変質液ノ注入ニヨッテ脆弱デ不合理ナ肉体ヲ合理的デ
強靭ナ肉体ヘ改造シ、痛覚ヤ性的快感ニヨッテ精神ニ空白ヲ生ジサセ
ソレヲ増大シ感情消去ヲ行ウ。ソノ後ドライバのインストールを行イ、
主ヘノ反逆ノ恐怖ヤ服従ノ喜ビをインストールすル。
マタ外的徴候カラ性的絶頂ヲ検知シ、十分ナ性的絶頂ヲ以ッテシテ
感情消去ト判断スル」
姉の中でグルグルと不安とも恐れともつかない感情が回っているのをよそに
目の前の弟であるはずの生物が説明を始める。
恐らく監視されているため心まで改造されたふりをしているのだろう…
そう姉は思っているが不安が口から出る。
「お前は私の弟なのだろ?」
「私ハ、オ前ヲ産出シタ個体ノツガイカラ産出サレタタメ、弟ト呼バレル
存在デアルコトヲ肯定スル。ダガモシ質問ノ意図ガ弟デアルコトヲ
認メタクナイトイウモノデアルナラバ、ソレハ不合理デアル」
目の前の奴隷生物はこころまで奴隷生物にしか思えない。しかし姉は
最後まで弟を信じている。
「以上ヲ以ッテ本ガイダンスは終了ト判定。コレヨリ改造手術ニ移ル」
そして弟であるだろう奴隷生物は姉の股間のラグビーボールを半分に
割ったような中にゼラチン状の物がうねうね動いているものを股間に
装着する。それが蠕動し始めた。その時、姉は違和感を感じる。
(全く…何も感じない…そうか!やったのか!弟よ…私はお前を最後まで
信じていたぞ!)
思わず姉は笑みを浮かべそうになったが弟の行為を無駄にしてはならないと

9姉弟改造 ◆Oc340crnMs:2013/04/21(日) 20:04:03
我慢し演技をする。
「あっあああ〜そこはだめだ…あっこんなの…初めてで…凄すぎる!」
姉は喘ぎ声を上げ、注射針に刺されるたびに痛そうな演技もする。
そして注射針に刺されたところから色が紺色に変わっていき
質感もラバーみたいに変わっていく。性器に付けられたものは
女性器をいやらしいイカの漏斗みたいな奥まで見える形に変えていき
本来なら精神も真っ白にするはずだった。
遂に見た目は形以外地球人としての面影が無くなってしまった。
姉はぐったりとし感情も消されてしまったかのように演技をする。
「感情消去完了。ドライバのインストールに移ル」
そしてドライバのインストールに移るが、それが感情を消去することは
なかった。
(弟…ありがとう…お前の姉で本当に良かった…)
そう思いながらも今はまだ演技をしなければいけない。
お決まりの宣誓をして姉は隣室へ移り弟は部屋を出た。

その後奴隷生物のタッグから姉弟に戻る機会があった。
奴隷生物用の食料の梱包作業だ。そこで姉弟は再会を果たした。
「姉さん…良かった!ちゃんと成功してたんだね…姉さんの演技が良すぎて
ダメなんじゃないかと思ったよ」
「お前も精神の改造から逃れたんだな!お前が改造されていたら私は
どうしようかと思ったよ」
姉弟で抱き合いお互いの無事を祝った。
「姉さん…奴隷生物としてだけど組む相手が姉さんで良かったよ…
他の奴だったら気が休まらないからね」
「私もだ…監視が薄くなったらこうやってまた喋ろう」
いつまでもうかうかしていられ無いため、そこで会話を切り上げる。
監視が薄いとはいえ無いわけではない。それに奴隷生物は仕事を絶対に
サボらない。もしサボタージュがあるなら、それは洗脳されていない
証拠だ。再会の余韻が終わらないうちに姉弟は梱包作業を始めた。
梱包作業が終わり見回りの任務が主から姉弟に下された。
捕らわれた人を尻目に無表情を装わなければいけないのは姉弟にとって
辛いことだ。何かしてあげたい気持ちがあるがそれをしたところで姉弟は
捕まりこんどこそ感情消去をされるだけだった。
(辛い作業だな…)
弟はつくづく思う。と、その時女性が男性に襲われている所を
目にしてしまった。ここで本来なら姉がやろうとしたように見殺しにし
女性を溶解銃で溶かすべきだった。しかし弟は男性を蹴り飛ばしてしまった。
それも監視の厳重なところで。
「しまった!早く逃げないと!ごめん姉さん!」
「謝るのは後だ。早く逃げるぞ!」
姉弟は素早くその場から逃げる。
(警報!洗脳失敗ガ確認サレタ。該当個体ハ奴隷生物604号、605号。
速ヤカニ捕獲セヨ)
直ちにテレパシーの一斉送信によって他の奴隷生物にそのことが伝えられた。
たくさんの奴隷生物が姉弟へと駆け込んでいく。
姉弟は応戦するが同じスペックなら数の差はいかんともしがたく
銃口から出た電撃に撃たれ体が動かなくなってしまった。
「ごめん姉さん…僕のせいで」
「いいんだ…私はお前と一緒なら満足だ」
(僕のせいで姉さんまで…)
弟は後悔するがもう遅かった。姉弟はこれから再洗脳が施され心も奴隷生物に
なってしまうのだ。
手術室へ運び込まれ、姉弟は見えない鎖で拘束される。一つさっきと
違うのは、姉弟が重なりあうように拘束されたことだ。
(何を…)
動かない体をよそに考える姉弟だが答えはすぐに解った。
(奴隷生物604号ト605号ハオ互イニ好意ヲ持ッテイルタメコノ二人ノ生殖
活動ヲ以ッてドライバのインストール不調ヲ修復スルノガ合理的ダト判断
スル)

10姉弟改造 ◆Oc340crnMs:2013/04/21(日) 20:04:36
その指令と共に弟の体が勝手に動き出したのだ。
恐らく見えない拘束を応用したものだというのが分かる。
弟の体は生殖器を姉に擦り付ける。粘液で濡れている
体は生殖器に刺激を与えてしまう。そして弟の渦を巻いている生殖器が
ほぐれ大きく長くなっていく。
「くっ、体が勝手に…こんなことをしちゃいけないのに!」
最後まで抵抗しようとする弟。
「もういい…もういいんだ…」
しかしそんな弟に姉は驚きの言葉をかけた。
「私たちはよく頑張った…もう私たちはこれから奴隷生物になってしまうんだ
なら最後は楽しもうじゃないか」
「えっ」
弟は驚きの念を抑えきれなかった。あの姉がこんな諦めの言葉を言うとは
思わなかったからだ。
「私はお前のことを愛している…最後はこの気持ちで満たしたい…」
そう言うと姉は弟を抱きしめた。再洗脳に必要な動作さえ出来れば他のことは
自由なようだ。
「姉さん…」
(僕も姉さんと同じ気持ちで満たそう…)
姉の諦めが弟にも伝わる。そして弟も姉と同じ気持ちになった。
そして弟の生殖器が姉の生殖器の中へ入っていった。
まだ麻痺しており感覚はないが直に感覚が戻るだろう。
それまでの間、姉弟は愛を語り合うことにした。
「姉さん…愛しているよ!ずっと姉さんのことを愛してた!
いつも僕を見守ってくれている姉さんを!僕のために我慢をしてきた
姉さんを!だから僕も姉さんを守れるような男になろうって
頑張っていたんだ!」
「私も愛しているぞ!いつも私のことを考えてくれているお前を愛していた!
私のために大きくなっていくお前を見て…もう私は我慢出来るか否か
ギリギリだったんだ!だがこれからはずっと一緒だ!」
女性器の中を男性器が通り奥まで行く。そして姉弟の感覚も戻り始め
心を犯す快感が戻り始めた。
「姉さん…気持ちよくなってきたよ…」
「ああ…私もだ…」
そして姉弟はキスをした。舌を絡め合い、改造されネバネバになった唾液を
絡め合う。快感が徐々に姉弟の心を奴隷生物のものへと塗りつぶしていく。
「姉さん愛してる!愛しテいるヨ姉さん!」
「私もだ!私モ愛してイる!」
快感と同時に主への服従の喜びも流れてくる。激しいセックスをすれば
主へ服従できる…それが激しさを増していった。
「愛してイル、愛しテイル!」
その叫びがこだまする。男性器は女性器にピッタリと張り付いており
女性器が吸引を開始した。それにより男性器が大きくなっていく。
やがて男性器と女性器の筋肉により女性器の中で男性器が動き始め
摩擦により想像を絶する快感が襲う。もう姉弟の心は単純なお互いを
愛しているという思いしかなかった。
「姉サン、愛シテイル」
「私モ愛シテイル」
もはやひどく無機質になっている声でそう言った。
そして弟の男性器の先端から細長い触手が出る。それは奴隷生物の射精の
合図だった。弟の男性器から出た触手から精液が放出される。
それは人間性といったものが滲み出ているようでもあった。
そして姉弟の心の空白にドライバがインストールされた。新たな行動規範が
姉弟の心に根付いたのだ。


「オ前奴隷生物604号ト私奴隷生物605号ハコレヨリ命令待機時間ニ入ル。
ソコデ私ハ、コノ期間ニ我々ニヨル交尾活動ヲ提案スル」
「了解シタ。交尾活動ニ移ル」
これまでもこれからも続く定型文を口にした奴隷生物達は交尾を開始した。

11姉弟改造 ◆Oc340crnMs:2013/04/21(日) 20:05:09
人間が爬虫類や魚類の交尾を見ても快感を感じているとは思えないように
快感を感じているかどうか分からない交尾だが奴隷生物の内面は単純な
快感で覆われているだろう。
「オ前奴隷生物444号ト私奴隷生物445号ハコレヨリ命令待機時間ニ入ル。
ソコデ私ハ、コノ期間ニ我々ニヨル交尾活動ヲ提案スル」
「了解シタ。交尾活動ニ移ル」
そして隣でも同じ事がおこなわれていた。傍目から見れば奴隷生物たちに
幸せなどないように思えるだろう。しかしこれが奴隷生物たちの単純化した
幸せなのだ。それはこれまでもこれからも続く。


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