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幼女を崇めるスレ

65ケーン:2014/05/29(木) 14:23:21
>>57誤植が多すぎる、訴訟。以下が正本。


西暦2099年の現代、ここ一世紀の間に世界の科学技術は加速度的に発展した。

電光掲示板は空中に文字を映し、紙の文庫本は骨董品と化し代わりにネットワーク経由で文字をダウンロードする端末に変化し、遊園地は広大なVR空間を展開し客をおとぎの世界へ誘う。
自動車は空こそ飛ばぬものの電磁力を用いてガソリンを不要にし排気ガスを出さなくなった、日本はメタンハイドレートの商業化に成功して資源国家へと昇りつめた。
そんな産業界からの追い風を受けた国内での機械産業の進歩はめざましく、とりわけ自立型作業用アンドロイドを一般家庭にまで普及せしめた大蓮ネクスト社はアンドロイド世界市場の約半数以上のシェアを担っており各国に支店を持つ産業界の重鎮となった。
香織の所有する花陽も大蓮ネクスト社製アンドロイドであり第二世代モデルに属する筐体だ、見た目が骨組みの様だった第一世代型よりもパフォーマンスに優れ耐久性も格段に高い、なにより人に近い外観が人気を集め、更には大蓮ネクスト社から最新のソフトウェアのアップデートが受けられる機能も備わっており末永く使用できるモデルとしてアンドロイドの爆発的ムーブメントを引き起こした火付け役だ。
花陽が香織の元へやってきたのもモコミチと同じく二年前で、両親が一人暮らしを始める彼女の家事をサポートするために購入した。

セカンドモデル(第二世代型)が発表されてから早10年、生産ラインと需要が軌道に乗っているおかげで現在は一般家庭でもかなり安価でアンドロイドが購入できる。
香織は家事全般を花陽に任せているが炊事だけは譲らなかった、アンドロイドもレシピを入力してやれば料理はできるのだが味覚や触角を持たない彼らのメニューは些か大味なのだ、微妙な火加減や味付けの繊細さを加味する人間の技術には今日日の科学技術を持っても遠く及ばないらしい。

「ねぇ聞いてよ花陽さん、モコミチのせいで左耳がただれてきちゃってるの、どうすればいいかなぁ……」
その問いに花陽は一旦首を傾ける、この動作は彼女の思考ルーチンが作動していることを表している。


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