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幼女を崇めるスレ

62ケーン:2014/05/28(水) 23:36:13
「このたびは『ダンディーな著名人アワード2099』にて、見事ベスト4へのランクインおめでとうございます大蓮社長」

一人が腰掛けるにしては幅が余る黒いソファーを向かい合わせ、トーキョータイムス入社4年目になる石原律子27歳と御歳54になる大蓮政朱がガラステーブルを隔てて向き合っている。
白とグレーを貴重とした質素な応接室の隅には観葉植物である桑の葉が鉢から伸び、空間の中心の壁には一枚の額縁が立てかけられている、額縁の中の絵はモニターで一定の時間で切り替わり世界遺産の写真を代わる代わるに表示している。
話題を投げた律子の容姿はやや小顔で髪は後ろでテール状に纏まっている、この時代では珍しい眼鏡を愛用しているようだがファッションなのか何かしらの理由があって掛けているのかは判断できない。
服装は毎度の通りの黒いビジネススーツで、彼女がこのスーツ以外を身に付けている姿を政朱は見たことがない、総じてインテリな雰囲気を醸し出す律子はまるでエージェントのようだと彼は比喩している。
テーブルの上ではICレコーダーが二人の会話を聞き漏らすまいと音も無く秒数を進めている。

「なんだいそれは、そんなことになってるなんて初耳だよ」

政朱は短く生えている白い顎ひげを掻きながら首を傾げる。

「言葉通りですよ、例年行われているダンディーな著名人を決める投票で社長が4位に食い込んだんです」

彼の顔立ちは歳の割りに童顔であり、温和な表情が好印象である、加えて企業家兼工学エンジニアという立場も彼の溢れる才気を窺わせる。
甘いマスクと知的な雰囲気を兼ねる大蓮政朱の風貌は密かに女性ファン(主に中年代の層)の支持を集めていた。
そういえば近頃は写真撮影など本業とは毛色の違ったオファーが来ることが多くなったことに政朱は思い当たった。


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