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gid.jpに未来はあるのか?

740名無しさん:2004/02/11(水) 14:04 ID:FxfUbVek
>100円のものを作るのに1000円かけていたら、
>その会社は確実に破綻します
ここの前提がまちがっていないか?
コストが1000円かかって、それを100円でしか売れないというところに、
まちがいの元があると考えないのかなあ。
とにかくがむしゃらに安いコストをもとめてということで、例えば、東南アジア
あたりに出て行ってバカ安のものをつくり輸入する。そうすると、競争原理こそが
ただしいとする価値のもとでは、そりゃ破綻するのは当然。
1000円のコストがかかれば、1200円で売るようなシステムをつくる以外に
ないでしょ。
競争で、とにかく安ければいいし勝ち残るという発想が、環境問題もグローバル規模
の貧富の差を生み出しているのではないのかなあ。
>100円のものを60円でつくり、40円くらい
>の原材料費と20円くらいの労賃を払って、流通費・販売費をかけて、やっ
>と利益が取れるんです。そういうカタチで経済が成立してるんです
それは、よよが「是」と考えるシステムを前提にした論理でしょ。この論理を
くずす論理があれば、「そういうカタチで経済が成立」とはならないのでは
ないのか。
1000円のコストがかかったら1200円で売るのは当然。それを100円
で売って、源泉を税金であてるなどとは、私は言っていません。
用務員、バス運転手の給料を1000万にして、何百億もの差益をえている人から
はきわめて高率の税金をとる(そういう人が泣くのは一向にかまわない)。そういった
形で、ある程度は全体の価格体系が上昇するのを防ぎ、一方では、「人手がかかっ
た」商品(バスや用務員労働などはそう)については、今より高い価格体系に移行する。
そして、そのために、企業が海外逃避しないように、少なくとも、主要先進国のコスト
体系を見直し協調しあって、「人が安くこき使われることのない」体系にしていく
といいのではないでしょうか。
アメリカのグローバルスタンダードにノンを言い、それを変えていこうとする発想が
でてくれば、用務員、バス運転手が1000万をもらっても、それをおかしいと思わな
くなると思います。おかしいと思うところに、「単純労働は安くてもいいむという、
人を軽く見る差別の発想がある気がします。
実際にも、ヨーロッパでは、反グローバルの運動が生まれてきていますし、クタクタに
なる単純労働に安い給料という発想を逆転させる考え方も必要ではないでしょうか。
>誰かが不当に儲けると確実に誰かが確実に損をしているという
>ことです
その通りだと思います。だから、株の公開でべらぼうに儲けた人は、誰かに確実に損
をさせていることになるわけで、ひょっとしたら、タクシーの運転手が300万という
ことがあれば、そういった人たちに、回り回って損をさせているのでしょうね。
よよのいう経済の理論は、ひとつひとつを切り出してみてみれば、その部分は正しい
と思います。だけど、全体を見たときに、今のあり方(競争原理こそ善)を所与の当然の前提
としているところに誤りがあります。誤りというか、想像力の貧困さかもしれません。
「用務員、バス運転手のような単純労働は安くてよい」といったこととか、タクシー
の運転手が300万ということに心を痛めないことなどが、想像力の貧困さだと思います。
経済は、システムを所与のものとして数学計算で冷徹に理論化することを正しいとした
ら、そこには「人」が消えてしまいます。「人」への想像力を豊かに持つことではないで
しようか。




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