情の隙間 素人小説家
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「ははは!おまえちょーうける!!」「笑い事じゃねぇよ・・」頬がヒリヒリ痛んだ。さっき引っ叩かれたからだ。彼は田仲依(たなかい)徹(とおる)。徹は顔立ちがよく遊び人で、そこらの女とちょちょいと遊ぶ。そのことで「あぁ、徹はあたしのことが好きなのね」と勘違いする女も少なくない。さっきも女に結婚は考えてるのと聞かれ、本気にすんなと言い平手を食らった。今は友人のコージんちに来ている。「結局はお前がわりいんじゃねぇの?」「はぁーー??」予想だにしない言葉が返ってきた。「そろそろ女で遊ぶのやめよーや。俺も足洗ったしよ。」コージはかなりのイケメンだ。だから前はナンバーワンホストだった。だが、客がうざったくまとわりついてくるのでやめたらしい。「あ、無理か、お前は女好きだもんな(笑)」「・・・ほっとけ」徹はいつまで立ってもやめられないらしく、キリがない。なので、『ふった女は数知れず』というイメージがついている。「ねぇコージちゃん、あたしどぉすればいいのよ」女声で甘える。「・・・自分で考えろや」「なによ!コージちゃんたらいけずなんだから」「出てけよ、いつまでいるきだよ(笑)」「一生涯ここで過ごすわ(笑)!」コージの家から笑い声が聞こえてくる・・・