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母や父の感動思い出話

1名無し:2004/08/08(日) 15:47
みんなが体験した思い出話を書き込んでください。

まず私から。

私が小学生五年になった時、「五年生になったからごちそうだ。」と
母がいつも言ってくれていた。父も一人っ子だからか私を大切にしてくれて、
毎日楽しかった。特に母の料理が好きで、おみそ汁なんかを
二人で作ってはみんなで食べていた。でも、私はいつもの母の
おみそ汁の味が出せなかった。
六年になると次女ができ、私なんかほったらかしになった。
母はほぼ毎日「ご飯は適当に食べてて。」と言い、
次女ばっかりかわいがっていた。「いつも大切にしてくれたのに」と
夜な夜な泣くばかりだった。
でも妹のためと思い、お手伝いに励むことにした。母・父のご飯や
妹にあげるお粥などを作っていた。
おみそ汁なんかを自分で作っては食べていたが、どうしても
あの味が出せなかった。
でも母と父はご苦労様の一言もなく、次女に夢中だった。
次女がすくすく育っていく姿を見て安心したのか、母は私のことも
気遣ってくれるようになった。だけど焼き餅を焼いてた私は、
母に辛く当たるようになってしまった。
そんなある日、母が交通事故にあったという連絡が入った。
父・私・次女の三人で病院に駆けつけると、そこには意識がほとんどない
母の姿があった。
そんな中で母は私にこんなことを言った。
「〇〇、いつもありがとう。あかちゃんのお世話で大変だったから
あなたのことはいつもほったらかしだったね。本当にごめんなさい。」
母はそう言ってから息を静かに引き取った。
今でも母のおみそ汁ができるか作ってるが、全然作れない。

お母さん、あのときは当たってごめんなさい。
今更こんなこと言ってもお母さんは還ってこない。
最後にもう一度、あのおみそ汁が食べたかった。


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