U.S. President Donald Trump and U.S. Attorney General Pam Bondi poses on the day of her swearing in ceremony, at the White House in Washington, U.S., February 5, 2025. REUTERS/Kent Nishimura
Andrew Goudsward Sarah N. Lynch
イスラエル財務大臣で、宗教シオニスト党党首、そしてイスラエルとハマスの停戦合意に断固反対を続けるベザレル・スモトリッチは、Xへの投稿でトランプへの感謝を表した。旧約聖書の言葉をヘブライ語で引用するとともに、英語で「Together, we will make the world great again(共に、再び世界を偉大なものにしよう)」と表明。彼は1月末にも、ガザの住民をエジプトやヨルダンに移住させ、ガザを一掃するというトランプの考えについて「素晴らしいアイデアだ」と評価し、トランプへの賛辞を送っていた。
一方、イスラエル首相ネタニヤフが属するリクード党員議員で国会議長のアミール・オハナは、トランプの発表をイスラエルにとっての「新たな日の夜明け」だと喜びながら歓迎する。
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2019年からイスラエルは政治的危機に陥り、2022年11月までの3年半の間に実に5回の総選挙が行われた。比例代表制のイスラエルの選挙では小党が分立する傾向が強く、選挙後に成立したどの政権も安定的多数を獲得するのが困難だった。また、いずれの選挙も汚職事件で起訴されたネタニヤフへの信任投票的性格が強かった。