>>日本語版と英語版、異なるメッセージ
12日にはホンダF1の英語版公式SNSにも広告が投稿された。内容は日本語版を単に和訳したものではなく、英語版オリジナルのメッセージだ。
「Thank you MERCEDES
Thank you FERRARI
Thank you MCRALEN
Thank you ALPINE
Thank you ASTON MARTIN
Thank you WILLIAMS
Thank you ALFA ROMEO
Thank you HAAS」
日本語版ではロータス、ブラバム、トヨタなどすでにF1から撤退したチームにも「ありがとう」と伝えていた。一方、「Thank you」を伝えた英語版では、今シーズンのライバルチームの名前が挙がっていた。前出のホンダ広報担当者は、日本語版では「HondaがF1に参戦してきた歴史的背景も伝えたかった」とし、ホンダが参戦した64年以降のコンストラクターズチャンピオンを中心に表記したと説明する。日本語版では「じゃ、最後、行ってきます」で締めくくられた広告。英語版は、こんなメッセージで終わっていた。
「And now it's time for one last dance.」(さあ今、ラストダンスの時間です)
>>「ありがとう」伝えたライバルからの「返事」
ファンに「ラストダンス」を誓った最終戦のアブダビGP。レッドブル・ホンダのフェルスタッペン選手は残り1周でメルセデスのルイス・ハミルトン選手を抜き、逆転勝利を収めた。ホンダでは91年のアイルトン・セナ選手(マクラーレン・ホンダ)以来の、年間F1王者誕生となった。有終の美を飾ったホンダに祝福の声が相次ぐ中、トヨタのモータースポーツブランド「TOYOTA GAZOO Racing」のツイッターは12日に「30年ぶりのワールドチャンピオン!最後まで諦めない素晴らしいラストラン!感動をありがとうございました!!! 」と投稿した。ハッシュタグには「ありがとうホンダ」と記されていた。広告で「ありがとう」を伝えたライバルからの「返事」。ホンダの広報担当者は「同じ日本メーカーとして世界のレースに挑戦されているトヨタ様から応援いただき本当に感謝しております」と語った。ファンから惜しまれつつ、F1の舞台から去ったホンダ。担当者はファンに向けて、こんなメッセージを残した。「今シーズンでHondaはF1から去りますが、引き続き我々の挑戦は続きます。モータースポーツ活動だけでなく、全てのお客様をワクワクさせる事が出来る存在になれるようにがんばってまいりますので、引き続き応援いただければ幸いです」
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