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きな

41名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/16(火) 23:58:08

 ―――カツン。
      ―――カツン。


 「一度目は偶然で在るならば、二度目は必然で在った。
 ……然し、三度目が運命で在れば―――が。四度目は“無い”。」
 「……何故なら、俺は運命の赤い糸はとっくに結ばれているから。」


 革靴の音と厳かな声に適さない台詞が暗闇の船内に響き渡る。
その声は、何処か気怠げでありながらも、その足は軽々とした足取りである。───そして、その足は意図的に止まる。
 不意に、“光”が船内全体に伝播していけば、その足音の主の正体が表す。



 「よォ、待ち侘びたぜ。」








 「解放師団を妨げる事は、渡季也の理想を妨げる事と道理である。―――それならば、俺は」


 「解放師団はお前を軽視しているが、これでも俺はお前を買ってるンだぜ? ……だからこんな特等席用意してやったんだ。」


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