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まは
1
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/04/08(日) 07:48:57
まほ
2
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/04/08(日) 15:32:56
━━━夕暮れ刻。
夕焼け空に照らさる鴉が一匹、飛翔しては甲高い声で啼くだけ。人の群れの流れは、帰宅する者で溢れ今日という一日は平和に終わりを告げた。
そんな当たり前で退屈で“平凡な日常”を誰よりも彼女は愛した。
商店街に一際隅に、机と椅子という簡易な備品だけのお店が存在する。整った端正な顔付きで優雅に椅子に座る少女。『成瀬叶子』
彼女の占いは、預言と呼ぶに相応しい程に、驚異の的中率を誇る、と。一部のマニアに謳われている。
「運命の輪」
3
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/04/08(日) 19:19:35
━━━夕暮れ刻。
夕焼け空に照らさる鴉が一匹、飛翔しては甲高い声で啼くだけ。人の群れの流れは、帰宅する者で溢れ今日という一日は平和に終わりを告げた。
そんな当たり前で退屈で“平凡な日常”を誰よりも彼女は愛した。
商店街に一際隅に、机と椅子という簡易な備品だけのお店が存在する。整った端正な顔付きで優雅に椅子に座る少女。『成瀬叶子』
彼女の占いは、預言と呼ぶに相応しい程に、驚異の的中率を誇る、と。一部のマニアに謳われている。
「運命の輪〈Wheel of Fortune〉の正位置。ふふ、……ようやく運命の歯車が廻り始めた様だね。」
「さてさて、私はこの人生の分岐点の先は“死神”か。はたまた。」
4
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/04/08(日) 20:18:00
━━━夕暮れ刻。
夕焼け空に照らさる鴉が一匹、飛翔しては甲高い声で啼くだけ。人の群れの流れは、帰宅する者で溢れ今日という一日は平和に終わりを告げた。
そんな当たり前で退屈で“平凡な日常”を誰よりも彼女は愛した。
商店街に一際隅に、机と椅子という簡易な備品だけのお店が存在する。整った端正な顔付きで優雅に椅子に座る少女。『成瀬叶子』
彼女の占いは、預言と呼ぶに相応しい程に、驚異の的中率を誇る、と。一部のマニアに謳われている。
「また死神〈Death)〉の正位置、か。ふふ、……この先進み続ければ、“死”は免れないだろうな。」
「(しかし―――私はこの未来は抗い改変してみせよう。)」
5
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/04/08(日) 20:36:30
すらり、と。伸びた細い肢体を覆い隠す程の薄紫色の華美なドレスを身に纏い煌く少女。
その瞳を遮る紫色のベールからは表情を読み取る事は不可能に近く、妖しく口元が歪み。艷やかな長髪が髪を揺らす。
彼女は魔法少女と呼ばれている一人であり、名は『フォーチュン』幸運を意味する。
きらり、と。二面の光る丸い御鏡が、他の者を制する様に敵意を保ち揺れ動き
「また死神〈Death)〉の正位置、か。ふふ、……どうやら、この先進み続ければ、“死”は免れないだろうな。」
「(しかし―――私はこの未来は抗い変えて魅せよう。)」
彼女の細い手には一枚の、カードが握られていた。其れは、『骸骨の騎士が白馬に乗って何処かへ向かう絵柄』である。何回、何回やっても変わる事の無いカードの絵柄に、顔が見えてたのなら憂いた表情であろう。
6
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/04/11(水) 19:14:32
すらり、と。伸びた細い肢体を覆い隠す程の薄紫色の華美なドレスを身に纏い煌く少女。
その瞳を遮る紫色のベールからは表情を読み取る事は不可能に近く、妖しく口元が歪み。艷やかな長髪が髪を揺らす。
彼女は魔法少女と呼ばれている一人であり、名は『フォーチュン』幸運を意味する。
きらり、と。二面の光る丸い御鏡が、他の者を制する様に敵意を保ち、フォーチュンを守護する様に、そして何時でも戦闘に介入出来る様に準備を始める。
「また死神〈Death)〉の正位置、か。ふふ、……どうやら、この先進み続ければ、“死”は免れないだろうな。」
「(しかし―――私はこの未来は抗い変えて見せよう。)」
彼女の細い手には一枚の、カードが握られていた。其れは、『骸骨の騎士が白馬に乗って何処かへ向かう絵柄』である。
何回、何回やっても嘲笑う様に変わる事の無いカードの絵柄に、一瞬憂いた表情は閉ざされ伺うは無いだろ。
7
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/04/11(水) 20:13:39
夜間。ゆりかご市南部に、建設された大橋。
時刻は晩の八時を迎え、帰宅者による混雑が予想され、それは見事に的中される。
『其処』に夜闇に紛れて、ゆらり、と。した紫色のドレスを身に纏い。頭部をベールで目元まで覆い隠した“魔法少女”が居た。
彼女は、大橋の真上。丁度頂点となる骨組みの部位に車を通る下道を優雅に眺めていた嗤っていた。
「ーーーー軽自動車が四台、大型トラックが二台。」
「それに“あの”ハイエース、か…。」
赤い瞳の線が、揺れ動き。
直下に急降下し、翻す。
ゆらり、と。地上に降臨した否や直ぐ様に彼女に待ち受けるのは、ーーー眩い閃光を焚いた赤き車。
大きく跳躍し、回避。そして続け様に迫る一台、また一台と隙間を掻い潜り抜け“躍り舞う”様に避けていく。
気付けば、彼女は瞳を閉ざし、己の力のみを信じ、『未来視』で視た光景を頼りに、暴走気味の大型トラックすら巧みに迷う暇無く。回避していく。
「ーーー来た。」
『誰か助け____ッ!』
「大丈夫。ーーーキミの声、“未来”で視ていたから。」
白いハイエースの後部座席から、飛び出て来る一人の小さな女の子を、まるで『飛び出る』のを予想していたかの様に、そのまま抱き抱え、空を蹴り遥か上空へ駆け、一般道の歩行者通路に抱き抱えたまま。着地する。
“本来”なら、小さな女の子は慣性の法則に従い。地に激突し、その後車と接触し未来視はここで途切れている。運命の因果を、無理矢理、『歪めた』結果。どうなるかは神のみぞ知る。
8
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/04/12(木) 17:51:01
夕暮れ刻にて、ゆりかご市南部。ーーーとある商店街。
夕焼け空に照らさる鴉が一匹、飛翔しては甲高い声で啼くだけ。人の群れの流れは、帰宅する者で溢れ今日という一日は平和に終わりを告げる
そんな当たり前で退屈で“平凡な日常”を誰よりも彼女は愛していた。
「ーーー今日も手掛かり無し、か……。」
「うん…。どうも少し、風向きが悪いね。」
とある“調査”を独自に進めるも進展無しの日々に、少々の焦燥感に駆られる。
乱雑に束ねた紫紺の髪型が揺れ、蒼い瞳からは焦りの色が見て取れる。
この街に突如として発生した。ーーー謎の『少女失踪事件』
それは、“必然”か“偶然”か巻き込まれしまった一人の少女。『成瀬叶子』
「一体、何が狙いで数多の“魔法少女”を産み出しただろうか……。」
「(そして裏で、この事件の“糸の先”を操っているのは居るのは……)…わ、わわっ! ご、ごめんなさいっ!」
神妙な顔付きで心在らずのまま、ぼーっ、と。街を彷徨い。ーーー気が付いたら、人の影が迫り転倒する。
色々な物が布袋から零れ落ち、商売道具の“タロットカード”や“占いの本”をぶちまける。
9
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/04/12(木) 17:52:43
夕暮れ刻にて、ゆりかご市南部。ーーーとある商店街。
夕焼け空に照らさる鴉が一匹、飛翔しては甲高い声で啼くだけ。人の群れの流れは、帰宅する者で溢れ今日という一日は平和に終わりを告げる
そんな当たり前で退屈で“平凡な日常”を誰よりも彼女は愛していた。
「ーーー今日も手掛かり無し、か……。」
「うん…。どうも少し、風向きが悪いね。」
とある“調査”を独自に進めるも進展無しの日々に、少々の焦燥感に駆られる。
乱雑に束ねた紫紺の髪型が揺れ、蒼い瞳からは焦りの色が見て取れる。
この街に突如として発生した。ーーー謎の『少女失踪事件』それは、“必然”か“偶然”か巻き込まれしまった一人の少女。『成瀬叶子』
「一体、何が狙いで数多の“魔法少女”を産み出しただろうか……。」
「(そして裏で、この事件の“糸の先”を操っているのは居るのは……)…わ、わわっ! ご、ごめんなさいっ!」
神妙な顔付きで心在らずのまま、ぼーっ、と。街を彷徨い。ーーー気が付いたら、人の影が迫り転倒する。
色々な物が布袋から零れ落ち、商売道具の“タロットカード”や“占いの本”をぶちまける。
10
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/04/12(木) 17:56:15
夜間。ゆりかご市南部に、建設された大橋。
時刻は晩の八時を迎え、帰宅者による混雑が予想され、それは見事に的中される。
『其処』に夜闇に紛れて、ゆらり、と。した紫色のドレスを身に纏い。頭部をベールで目元まで覆い隠した“魔法少女”が居た。
彼女は、大橋の真上。丁度頂点となる骨組みの部位に車を通る下道を優雅に眺めていた嗤っていた。
「ーーーー軽自動車が四台、大型トラックが二台。」
「それに“あの”ハイエース、か…。」
赤い瞳の線が、揺れ動き。
直下に急降下し、翻す。
ゆらり、と。地上に降臨した否や直ぐ様に彼女に待ち受けるのは、ーーー眩い閃光を焚いた赤き車。
大きく跳躍し、回避。そして続け様に迫る一台、また一台と隙間を掻い潜り抜け“躍り舞う”様に避けていく。
気付けば、彼女は瞳を閉ざし、己の力のみを信じ、『未来視』で視た光景を頼りに、暴走気味の大型トラックすら巧みに迷う暇無く。回避していく。
「ーーー来た。」
『誰か助け____ッ!』
「大丈夫。ーーーキミの声、“未来”で視ていたから。」
白いハイエースの後部座席から、飛び出て来る一人の小さな女の子を、まるで『飛び出る』のを予想していたかの様に、そのまま抱き抱え、空を蹴り遥か上空へ駆ける____。
その後、大橋の脇道である一般道の歩行者通路に抱き抱えたまま。着地する。
“本来”なら、小さな女の子は慣性の法則に従い。地に激突し、その後車と接触し未来視はここで途切れている。
運命の因果を、無理矢理、ーーー歪めた結果。どうなるかは神のみぞ知る。
11
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/04/12(木) 18:17:01
「ーーーあー、…眠い。」
春眠暁を覚えず、そんな言葉が在り。多くの人々を苦しめる忌々しい言葉。
それ程までも、春の陽気の季節は人の心を鷲掴みにする。其処に例外などある筈も無くに、眠気に対抗する少女。『成瀬叶子』が気怠げに店番をしている。
「はあ、……占いなんて、今時流行らないだろうに、お爺様は早く店を畳んだ方が良いと思うんだけどな。」
「全く『天才女子中学生������占い師』そんな看板は、私には荷が重すぎるよ。」
申し訳程度に置かれた机の上の「筮竹(ぜいちく)」を適当に摘み、ペン回しの応用でくるり、と。回す。
12
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/04/12(木) 18:31:48
「ーーーあー、…眠い。」
春眠暁を覚えず、そんな言葉が在り。多くの人々を苦しめる忌々しい言葉。
それ程までも、春の陽気の季節は人の心を鷲掴みにする。其処に例外などある筈も無くに、眠気に対抗する少女。『成瀬叶子』が気怠げに店番をしている。
「はあ、……占いなんて、今時流行らないだろうに、……早く店を畳んだ方が良いと思うんだけどな。」
「全く『天才女子中学生。ーーー占い師』そんな看板は、私には荷が重すぎるよ。」
申し訳程度に置かれた机の上の「筮竹(ぜいちく)」を適当に摘み、ペン回しの応用でくるり、と。回す。
商店街は疎らに、閑散しており、
13
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/04/12(木) 19:03:06
「ふふ、…今週の占いで蟹座は最下位でね。」
「運の尽きを改善するラッキーアイテムはーーー」
「これは、“偶然”?いや、この世に偶然なんて存在しないーーー在るのは“必然”、さ。そしてキミに出会えたのは“運命”。」
14
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/04/14(土) 01:58:03
夜闇に紛れ、
「ふふ、…今週の占いで蟹座は最下位でね。」
「運の尽きを改善するラッキーアイテムはーーー」
「いやはや、“偶然”?いや、この世に偶然なんて存在しないーーー在るのは“必然”、さ。そしてキミに出会えたのは“運命”。」
「そうだろ?“魔法少女”。」
15
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/04/16(月) 20:28:35
「“待っていたよ”…。ーーー魔法少女。」
「まぁ、身構えないで落ち着いて。」
嗜める様に聞こえた声の主は、柵に手を掛けた少女であり背中越しから声を掛ける。ゆらり、と。後ろを振り向く。
荘厳な紫色のドレスをその身に纏い、目元を覆うベールの僅かな隙間から『紅き眼』で見据える。
「ふふ、ーーー“何故、わかったのか?”そう、聴きたそうな顔をしているね。」
「答えは簡単。Simple is Best。」
「“運命”、…かな。・・・半分冗談だよ。なんてね。」
からかう様に、お得意の営業スマイルで曖昧に誤魔化そうとし、頬を掻きながら咳払いを一つ。
職業柄か曖昧に言葉を返してしまい勝ちな点は、治さなきゃいけない点の一つであり、改めて言葉を紡ぐ事にした。
一陣の風が揺らぎ。
紫紺の髪が揺らぐ。
「ただ簡単なのは事実、さ。…こんな“時間帯”に“妙な服の女の子”。ふふ、ーーー推理の必要の無い程簡単だろ?」
「……解せぬ部分もあるだろうけど。」
「あぁ、そうそう。唐突だけど、一つ訪ねても良いかな?ーーーキミの叶えたい望みはなんだい?」
16
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/04/16(月) 20:39:38
「“待っていたよ”…。ーーー魔法少女。」
「まぁ、身構えないで落ち着いて。」
嗜める様に聞こえた声の主は、柵に手を掛けた少女であり背中越しから声を掛ける。ゆらり、と。後ろを振り向く。その少女は《神秘的》な雰囲気だった。
荘厳な紫色のドレスをその身に纏い、目元を覆うベールの僅かな隙間から『紅き眼』で見据える。
「ふふ、ーーー“何故、わかったのか?”そう、聴きたそうな顔をしているね。」
「答えは簡単。Simple is Best。」
「“運命”、…かな。・・・半分冗談だよ。なんてね。」
からかう様に、お得意の営業スマイルで曖昧に誤魔化そうとし、頬を掻きながら咳払いを一つ。
職業柄か曖昧に言葉を返してしまい勝ちな点は、治さなきゃいけない点の一つであり、改めて言葉を紡ぐ事にした。
一陣の風が揺らぎ。
紫紺の髪が揺らぐ。
「ただ簡単なのは事実、さ。…こんな“時間帯”と“場所”に“妙な服の女の子”。ふふ、ーーー推理の必要の無い程簡単だろ?」
「……解せぬ部分もあるだろうけど。」
「あぁ、そうそう。唐突だけど、一つ訪ねても良いかな?ーーーキミの叶えたい望みはなんだい?」
推理の必要の無い、と。述べる通りに“共通の知”を持って入れば解けない問題では無いだろう。ーーー不可解な点を除いて。
彼女は、視認せずに“魔法少女”と断定した後に、振り向いた。この件は、有耶無耶に曖昧に誤魔化す。
○○を指差し、ゆっくり、と。天を指差せば、問答を開始する。
17
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/04/17(火) 18:58:24
夕暮れ刻。ゆりかご市南部。とある廃教会。
「(…ふふ、。)」
ーーー星がとても綺麗だ。
天を仰ぎて、独り寂しく呟く少女。
その表情はとても絵に映え、寂し気に映る姿は儚い印象を与える。
空を飾る。星々達を見上げればただ驚嘆の声を積もらせ、純欄と輝く一番星を眺め、より一層に深い溜め息を吐く。
18
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/04/19(木) 19:48:09
夕闇の刻。ゆりかご市南部。とある廃教会。
「(今日は、天気が良くないなぁ。)」
「ーーー空が曇って見えるよ。」
寂れ、錆びれた。
こじんまり、と。した小さな教会の屋根の上。
天を仰ぎて、独り寂しく呟く魔法少女。
その表情はとても絵に映え、寂し気に映る姿は儚い印象を与える。
空を飾る。星々達が地上を照らすが、“彼女は”その光を浴びる事は無い。
純欄と輝く一番星だけを眺め、より一層に深い溜め息を吐く。
「『これ』が、魔法の代償、‥か。」
彼女の瞳に映るこの世界の景色は、赤く濁って見えた。
19
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/04/19(木) 20:00:03
「“待っていたよ”…。ーーー魔法少女。」
「まぁ、身構えないで落ち着いて。」
嗜める様に聞こえた声の主は、柵に手を掛けた少女であり背中越しから声を掛ける。ゆらり、と。後ろを振り向く。その少女は《神秘的》な雰囲気だった。
荘厳な紫色のドレスをその身に纏い、目元を覆うベールの僅かな隙間から『紅き眼』で見据える。
「ふふ、ーーー“何故、わかったのか?”そう、聴きたそうな顔をしているね。」
「答えは簡単。Simple is Best。」
「“運命”、…かな。・・・半分冗談だよ。なんてね。」
からかう様に、お得意の営業スマイルで曖昧に誤魔化そうとし、頬を掻きながら咳払いを一つ。
職業柄か曖昧に言葉を返してしまい勝ちな点は、治さなきゃいけない点の一つであり、改めて言葉を紡ぐ事にした。
一陣の風が揺らぎ。
紫紺の髪が揺らぐ。
「ただ簡単なのは事実、さ。…こんな“時間帯”と“場所”に“妙な服の女の子”。ふふ、ーーー推理の必要の無い程簡単だろ?」
「ん?解せぬ部分があるって?‥ふふ、そうだね。次はキミが推理する番、さ。」
「あぁ、そうそう。唐突だけど、一つ訪ねても良いかな?ーーーキミの叶えたい望みはなんだい?」
推理の必要の無い、と。述べる通りに“共通の知識”を持って入れば解けない問題では無いだろう。ーーー不可解な点を除いて。
彼女は、『視認せずに“魔法少女”と断定した後に、振り向いた。』この件は、有耶無耶に曖昧に誤魔化す。ご愛嬌。
○○を指差し、ゆっくり、と。天を指差せば、お決まりの問答を開始する。
20
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/04/20(金) 18:48:39
真昼のゆりかご市南部。___とある商店街。
「ーーーあー、…眠い。」
春眠暁を覚えず、そんな言葉が在り。多くの人々を苦しめる忌々しい言葉。
それ程までも、春の陽気の季節は人の心を鷲掴みにする。其処に例外などある筈も無くに、眠気に対抗する少女。『成瀬叶子』が気怠げに、占い屋の店番をしている。
「(日常の中に潜む『非日常』ーーーその境界線に糸を吊るす者。)」
「さて、…黒幕を探るなんて意気込んでたものの、手掛かりは無し、か。」
申し訳程度に置かれた机の上の「筮竹(ぜいちく)」を適当に摘み、ペン回しの要領でくるり、と。回す。
商店街は疎らに、閑散しており、先程から暇そうに高級な水晶やタロットカードで遊んでいると何か閃いた様に見回す。
「ーーーそこの可愛い女の子。キミに死相が見えてるよ。」
「おいで。」
21
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/04/28(土) 12:31:39
世の中に不満があるなら自分を変えろ、それが嫌なら耳と目を閉じ口をつぐんで孤独に暮らせ。」
結局は自分が変わるしかないんですか、それができないなら孤独になれと・・・寂しさで死にますわ!
��
22
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/04/28(土) 12:36:20
あんたはあたしを正義といったが そんなつもりは全くないよ たまたま嫌いな奴に悪党が多いだけの話さ
23
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/04/28(土) 12:37:20
あんたはあたしを悪人といったが そんなつもりは全くないよ たまたま嫌いな奴に偽善者が多いだけの話さ
24
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/04/28(土) 12:47:57
「青いなぁ……。喩え奇麗事を吼えても何も“変えられやしない”。」
「ほら、よく言うだろ。『やらぬ善よりやる偽善』ってか?」
25
:
◆Age9GRlEa2
:2019/06/10(月) 20:44:54
お前も本当に読めないやつだ
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