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エルミタージュ図書館 X (*`Д´)ノ! ! !

23JB:2020/01/04(土) 22:40:19 ID:enXoXUvE
きょう、お仕事場でちょっと良いことありました
いかにも図書館に慣れていない感じの年配の女性が
「あの〜芥川龍之介の本なんかはどこにありますか?」
年末のドラマの影響かな?と思いました
文豪たちの作品は、少なくとも我が市の図書館では、ゆるぎない地位を築いているとはとても言えません
単行本などもちろん無いし、全集も古すぎて書庫入り、新しく購入も難しい
文庫本の小汚い全集がかろうじて開架にある・・・
でも図書館のどこかに有るのです(^.^)
ドラマがきっかけで読みたくなった
すばらしい!こころがそちらに向かったことがすばらしい!
『大和物語』をみなさん、知っていますか?(イザベルは読みかけて挫折してしまった)
きっと紫式部も愛読したことでしょう
どういういきさつでこんな歌が生まれたのか、という歌物語です
そのなかの「蛍」というお話
さる高貴な女性に仕える少女が読んだ歌のお話しです
庭先に控えているような身分の低い少女は、主人である姫君のところへ通う兵部卿の宮(帝の弟宮)に恋心を抱いています
お姿を垣間見ることはできますが、言葉を交わすなどとんでもない!
でも・・・
ある夕べ、兵部卿の宮は庭に飛び交う蛍をみつけ「たれかこちらへもて」とおっしゃった
控える女房たちにはなすすべもない
そう、少女の出番なの!
着物のたもとに蛍を入れ、兵部卿の宮のすぐおそばへ・・・
そのとき彼女はどうしたか?
宮を慕う歌をよんだ(^.^)
で、どうなったかって?さあね?お話しはそこで終わりなんだって(^.^)
あとはみなさんのご想像のままに!
宮は「可愛い事をいう子だね」と一笑に付したかもしれない
少しおとなになった少女を召したかもしれない
お仕事クビになっちゃった可能性もなくはないwww
当時の人々はいろいろ想像して楽しんだんだって(^.^)
でも・・・ここは唐の国じゃないから手足を斬られるような罰は受けないだろうって(^.^)
いわれてはじめて気が付いたんだけど、
和歌の世界では、和歌のなかでは、たとえ帝に対してであっても、敬語を使わなくても許される
( ゚д゚)ハッ!そうだわと思った方も多いのではありませんか?
私たちの国はそういう国なのです
言霊を尊ぶ国、古典をしっかりと残す国、なおかつ外つ国の本もしっかりと翻訳する国(^.^)
日本ほど諸外国の文献を日本語で読める国はないとのことです
それはひとえに、翻訳者たちが真摯に原著と向き合っているから!
そんな国に生まれてワタシは幸せです(^.^)
みなさんもそうおもいませんか?

もっと
もっと、もっと!
読もう!!


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