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番長熊屋敷 その8

62名無しさん@ベンツ君:2019/10/30(水) 15:28:33 ID:ce13UeLU
>>60つづき、
ミサイルもりもり、電子戦装置やレーダーの換装も

 航空自衛隊のF-15J/DJは増加燃料タンクを装着していません。また、一部の機体は胴体側面に、敵のレーダー波などをキャッチして電波妨害とチャフ・フレアの発射を自動的に行なう、
統合電子戦装置「IEWS」のアンテナを追加装備しているため、そもそも増加燃料タンクの装着が不可能です。このためJ-MSIP機における「搭載弾数の増加」は、
胴体に搭載するミサイルの数はそのままで、両主翼下のステーションに4連装ランチャーを搭載して、中距離空対空ミサイルの搭載数を12発に増加させる形になるのではないかと、筆者(竹内 修:軍事ジャーナリスト)は思います。

 J-MSIP機は通常、中距離空対空ミサイルとしてAAM-4を搭載していますが、能力向上改修を受けたJ-MSIP機は、AAM-4のほかAIM-120の搭載も検討されているようです。

「電子戦能力の向上」については、前述した「IEWS」の追加を軸に検討されることになるのでしょうが、BAEシステムズが開発した最新型の統合電子戦システム「DEWS」が採用される可能性もあると思われます。
レーダーの換装も計画されており、一部のメディアは、F-15の戦闘攻撃機型であるF-15Eの近代化改修計画にも採用された、レイセオン製の「AN/APG-82(V)1」レーダーを採用すると報じています。


改修の先にF-15J/DJの新たな役割

 前にも述べたようにJ-MSIP機は、一部の計器盤をアナログ式からディスプレイに変更していますが、後述する「スタンド・オフ・ミサイルの搭載」にあたっては、コクピットのさらなる改修も必要になると思われます。
たとえば、イスラエルのエルビット・システムズは「JA2018」に、大型カラーディスプレイを使用する「F-15先進コクピットシステム」を出展しています。
このような近代的なコクピットには、アナログ計器の削減による重量低減に加えて、パイロットの負担を減らせるというメリットがあります。

 敵防空システムの、射程外からの攻撃能力を持たせる「スタンド・オフ・ミサイルの搭載」については、すでにF-15への搭載に向けた調査が行なわれている、
空中発射型巡航ミサイル「JASSM」(Joint-Air-to-Surface-Missile)と長距離対艦ミサイル「LRASM」(Long Range Anti-Ship-Missile)の採用が検討されているようです。
加えて、これらを搭載するための改修を加えたJ-MSIP機には、航空自衛隊がF-35用の対艦ミサイルとして導入する「JSM」(Joint-Strike-Missile)や、移動目標への攻撃能力を持つ誘導爆弾「ストームブレーカー」、
地中貫通型巡航ミサイル「KEPD350」などの搭載も可能になります。
 F-15J/DJは、これまで空対空戦闘を主任務としてきましたが、ここまで述べてきたような能力向上改修を受けたJ-MSIP機は、空対空戦闘能力がさらに向上するだけでなく、
空対艦、空対地戦闘も可能な「マルチロールファイター(多用途戦闘機)」へと生まれ変わり、今後も日本の空を守っていくことになります。

https://trafficnews.jp/post/82528/5


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