[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
メール
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
801-
901-
1001-
1101-
1201-
1301-
1401-
1501-
1601-
1701-
1801-
1901-
2001-
2101-
2201-
2301-
2401-
2501-
2601-
2701-
2801-
2901-
3001-
3101-
3201-
3301-
3401-
3501-
3601-
3701-
3801-
3901-
4001-
4101-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
好きな小説を語るんだよ(*`Д´)ノ
4165
:
うぉんさんの読み聞かせの会
:2017/12/24(日) 15:17:29 ID:LNssCYN6
激しい苦痛が青年をとらえた
「伯爵、僕には死んでいくのが感じられます・・・ありがとうございました」
視力の薄れた彼の目に、伯爵が微笑したようにみえた
と、同時に伯爵の姿が2倍にふくらんだようにも見えた
モレルはソファの上に身を投げた
麻痺が血管のすみずみに行き渡っていった
伯爵に手をさしのべようとしたが動かない
瞼はとじようとしている
伯爵が扉を開けたように見えた
美しい女性が入ってきたように見えた
ああ、あの天使は僕が失ったひとに似ている
ヴァランチーヌ!
声にならない叫び声をあげて、モレルは目を閉じた
ヴァランチーヌは駆け寄った
「ヴァランチーヌ、君たちはこの地上で別れることはない
彼は君に会うために墓にとびこんだのだから」
ヴァランチーヌはモンテ・クリストの手をとり、くちづけをした
「ああ、うんと感謝してほしい
君を幸せにしたという確信が、私にとってどれほど必要か・・・」
「私の感謝の気持ちがどれほどのものであるか、
どうぞ、エデお姉さまにお聞きになってくださいませ
私たちがフランスを発った日から、あなたのことを話してくれて、辛抱づよく私を待たせてくれたエデお姉さまに」
「君はエデが好きかい?ヴァランチーヌ」
「ええ、もう心の底から」
「それではね、頼みがある
エデを君の本当の姉にしてはくれまいか
モレルと君とで、あれを守ってくれないか
これから先、あれはこの世でひとりになってしまうのだ・・・」
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板