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好きな小説を語るんだよ(*`Д´)ノ
4137
:
うぉんさんの読み聞かせの会
:2017/12/23(土) 22:09:43 ID:LNssCYN6
モンテ・クリストはダングラール邸を訪問した
ダングラールは暗いが愛想良く迎えた
「伯爵、モルセールは名誉を失い死んでしまうし、ヴィルフォールは家族が妙な死に方をするし、この私はあのベネデットにしてやられて世間の笑い者になるし、それに・・・」
「それに、どうしたんです?」
「娘のウジェニーは出ていっちまった」
「え、まさか」
「あの娘の性格じゃ、帰ってこいと言ったって金輪際聞きやしません」
「仕方ないじゃありませんか
でも子供だけが財産であるような文無しと違って、あなたは地位も財産もお持ちだ
耐えられなくはないでしょう?」
一瞬、からかわれているのかと思ったダングラールだったが、モンテ・クリストの人の良い微笑みに釣り込まれるように笑った
「そうですな、私には金がある
ところで申し訳ないが今、5枚の手形に署名をしなくてはなりませんでな
続きをさせてもらえますかな?」
「どうぞ、どうぞ 何の手形ですか?スペインの?」
「持参人払いの手形です フランス銀行のね」
モンテ・クリストはダングラールが得意満面で差し出した手形をしげしげと眺めた
『フランス銀行理事殿におかれましては、小生の請求により、小生の預金より、
現金にて百万フランお支払いくださいますよう 男爵 ダングラール』
「5枚で合計500万フラン!いやはやすごいやり口ですな!」
「私の仕事のやり方はこんなものですよ」
「いや、これがすぐ現金になるとすれば・・・」
「もちろん、なりますよ」
「5枚で500万フランですよ?自分の目で見ないことには信じられませんな」
「では家の店員を銀行へお連れください
目の前で見せてさしあげますよ」
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