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好きな小説を語るんだよ(*`Д´)ノ
4123
:
うぉんさんの読み聞かせの会
:2017/12/23(土) 21:34:37 ID:LNssCYN6
モンテ・クリストと別れたマクシミリヤン・モレルはヴィルフォール邸へ向かった
外階段からノワルチエの部屋へ
ノワルチエとヴァランチーヌはモレルに週2回の訪問を許していた
「ヴァランチーヌ、どうも近頃、君は顔色が悪いようだよ」
「身体がだるくて食欲がないの
お祖父さまの水薬を毎朝一さじ飲んでいるのだけれど
一さじから始めていまでは4さじ
お祖父さまにいわせると何にでも効く薬なんですって
すごく苦い薬なの
さっきも砂糖水を飲んだんだけど、半分残してしまったの
すごく苦く感じたの」
ノワルチエはヴァランチーヌに急いで話したいという合図をした
ところが、ダングラール母娘が訪問してきたために、ヴァランチーヌは出迎えねばならなくなった
彼女はなんとなくめまいを感じていた
ダングラール夫人とウジェニー嬢はアンドレア・カヴァルカンティとの結婚を報告に来たのであった
具合の悪そうなヴァランチーヌに、ヴィルフォール夫人は、下がって休みなさい、という
「ほんとに可哀想な娘で
私、あの娘になにか大変なことが起こりはしないか心配していますの」
夫人はダングラール母娘にそう言った
階段でヴァランチーヌは足を踏み外し、マクシミリヤンはあわてて彼女を抱き上げてノワルチエの部屋へと運んだ
彼女は痙攣をおこし、頭をのけぞらせると動かなくなった
ノワルチエのまなざしを見て、マクシミリヤンは呼び鈴を鳴らし、わきの小部屋に隠れた
駆けつけた召使は大声で助けを呼んだ
書斎からヴィルフォール検事の叫び声が聞こえた
駆けつけたヴィルフォールはヴァランチーヌを腕に抱いた
そしてダブリニー医師を呼ぶべく部屋を出て行った
マクシミリヤンは小部屋から出てくると、老僕バロワが亡くなったときと同じだと感じた
そしてモンテ・クリストの言葉を思い出していた
「何か困ったことがあったら、マクシミリヤン、私のところへ来るのだ」
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