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好きな小説を語るんだよ(*`Д´)ノ

4103うぉんさんの読み聞かせの会:2017/12/23(土) 17:53:04 ID:LNssCYN6
アンドレア・カヴァルカンティはダングラール邸を訪問して、ダングラール氏に
ウジェニー嬢に対する恋心をほのめかす

はやる心を押さえながらダングラールは言う
しかし、結婚は早すぎやしませんかね
あなたのお父さんはもう帰国してしまわれたし・・・

このパリで僕が花嫁を見つけたら逃がすことのないように
身分証明やら必要な書類は全部用意しておいてくれてるんですよ

二人は持参金の話やら、アンドレアの母の遺産やら
もっぱらビジネスの話で盛り上がる

ダングラールはたずねる
それはそうと、あなたの社交界における後ろ盾であるモンテ・クリスト伯爵は、
この私どもへの申し込みにどうして一緒にいらっしゃらないのです?

僕はきょう、伯爵の家から来たのですが、あの人はいい人ですが変わってましてね
結婚の申し込みなんてことにいままで責任をとったことはないし、これからもないからというのです
まあ、公的にはなにもしたくないが、あなたが話をなされば、そのときには答えるとのことです

アンドレアは、来月はいろいろと入用なのでといって、モンテ・クリストの署名のある手形をダングラールに渡す

こんな手形ならいくらでも引き受けますよ、とダングラール

ダングラール邸をあとにしたアンドレアはカドルッスと落ち合う

カドルッスがダングラールやモルセールと知り合いだときいて驚くアンドレア
しきりに金をねだるカドルッスは、アンドレアの”金の生る木“を教えろという
アンドレアは、パリにおける庇護者のモンテ・クリスト伯爵が実は自分の父親であり、
遺言状に相続人として自分の名前を書いてくれたと言う

その伯爵はそんなに金持ちなのか?
自分の財産の総額もわからないくらい金持ちだよ
屋敷の間取りを教えろとせがむカドルッス
うすら笑いを浮かべながら、アンドレアは間取り図を書いてやる
週に2,3回オートゥイユの別荘に伯爵は行くんだけど、使用人がいなくなったら物騒で泥棒に入られますよって俺は言ってるんだけどな
『泥棒に入られたとしても、私にはなにほどのことでもない』らしいよ

アンドレアは去っていった

ベネデットの奴め、遺産を相続して悪い気はしまいて
その日を早めてやった奴は悪い友達にはなるまいよ


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