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好きな小説を語るんだよ(*`Д´)ノ

4093うぉんさんの読み聞かせの会:2017/12/23(土) 17:46:42 ID:LNssCYN6
帰りの馬車の中で、アルベールは言う

僕の競争相手がダングラール家に入り込んだな
あなたが庇護なさってるアンドレア君ですよ

良くない冗談ですよ
私はアンドレア君を庇護などしておりません、少なくともダングラール氏に対しては・・・
ダングラール氏は君のことがお気に入りですよ

あの人が?とんでもない!

それは君の思い違いですよ
私はダングラールさんに対して最終的な申し込みをするようモルセール伯爵に伝えるように頼まれたのです

ああ、伯爵、そんなことはなさらないでしょう?

私はちゃんと伝えますよ
約束したんだから

モンテ・クリストはアルベールに屋敷に上がるよう誘う

エデの奏でるグズラ(楽器の名)の音が聞こえてきて、自然と彼女の話題となる
モンテ・クリストはアルベールに
エデは私の奴隷だが、あの国で最も地位の高い王女であると告げる

そんな方がなぜ奴隷に?

戦争の落とし子ですよ、運命のいたずらです

お名前は秘密なのですか

君は私の友人だし、口外するなと言えば、黙っていてくれるでしょう

名誉にかけて

君はヤニナのアリ・パシャの話を知っていいますか

アリ=テペレンのことですか?
もちろんですよ
父はその方に仕えて財を成したのですから

ああ、そうでした、忘れてました
エデはその娘です
なんですって?
アリ=パシャとあの美しいヴァジリキ妃との間の娘?それでいてあなたの奴隷?

そう、可哀想に
ある日、コンスタンティノープルの市場を通りかかったときに買ったのです

伯爵、こんなことを言うのはいかにも不作法なのですが、
僕に王女様を紹介してくださいませんか

喜んで
ただし2つ条件がある
誰にも私があの子を君に紹介したことを言わないこと
君の父君があの子に仕えていたことを言わないこと
そして
直接ものを尋ねてはいけませんよ
訊きたいことがあればまず私に言うこと

わかりました


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