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好きな小説を語るんだよ(*`Д´)ノ
4089
:
うぉんさんの読み聞かせの会
:2017/12/23(土) 17:44:11 ID:LNssCYN6
フランツは息子にとってはあまりに恐ろしいこの朗読を終え、涙をぬぐっていた
ヴィルフォールはこれ以上騒ぎを起こさないでくれ、とノワルチエに懇願しようとしたとき、
フランツはノワルチエにたずねた
あなたはこの痛ましい事件を詳細にご存知なのだし、立派な署名でそのことを明らかにされています
どうか教えてください
このクラブの会長の名前を!
父を殺した者の名前を!
ヴィルフォールはうろたえたようにドアのノブを探った
ヴァランチーヌは誰よりも早く、老人がなんと答えるかがわかり、一歩あとずさった
ノワルチエさん、お願いです!
『よし』とノワルチエが答え、辞書をみつめた
フランツは辞書を取り上げ、震える声でアルファベットを読み上げMまで唱えた
『それだ』
青年の指が単語の上を走る
だがどの単語にも老人は否定の答えをする
ヴァランチーヌは両手に顔をうずめていた
ついにフランツはMOI(私)という単語に到達した
『それだ』と老人は答えた
フランツが叫んだ
あなたが!あなたなんですか!私の父を殺したのは!
『そうだ』ノワルチエは威厳をこめた眼差しで答えた
ヴィルフォールはドアを開けて逃げ出した
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