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好きな小説を語るんだよ(*`Д´)ノ
3886
:
V3
:2015/05/21(木) 23:56:47 ID:ZVDjidx6
「いくさですか、ご主人」
「おお、大きないくささ」
「でも——」
「何だ、ター・ウォン」
「もし、カウロスやトルースが、参戦しなかったら——?もし、モンゴールにつくといったら——?」
「それは、ベックの腕しだいだ」
そっけなくスカールは云った。
「カウロス、トルース、それに自由開拓民たちは、パロにも、といってゴーラ三国にもとりたててつながりもなければ恩義もない。いかにそれらを動かし、パロ軍をモンゴール軍に立ちむかえるものにするか——下手をすれば、かれらがいまやアルド・ナリスと並びただ二人、その生存のはっきり知れているパロの王族たるベック公をとらえ、モンゴールにつき出すことで、モンゴールに恩を売るが得策だ、と考えてしまうかもしれんしな。いま、パロは事実上壊滅状態で、二人の王子王女も行方知れずだ。それにひきかえゴーラ三国な日の出の勢い——わがアルゴスとて、もし縁つづきという絆がなければ、ベック公をかくまい、力をかすにはやはり考えたろうよ」
「そんなものでございますか、ご主人」
※ゴーラ三国とは、ユラニア、クム、モンゴールという同盟関係を結ぶ三国を指す。
元々ゴーラという一つの大国であったが、分裂し、今に至る。ユラニアに形ばかりとなったゴーラ皇帝を頂くが、ユラニア支配権力は別一族の手にある。
グイン・サーガ第七巻『望郷の聖双生児』
梅(*`Д´)ノ♪
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