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好きな小説を語るんだよ(*`Д´)ノ
3723
:
V3
:2015/05/18(月) 20:51:25 ID:GIZdUa.Q
「アムネリス。お前は、今年で、十八であったな」
「はい?」
「よかろう。十八ともあれば、そろそろお前も女として、結婚話のひとつも出てよい年ごろ——クリスタルへおもむき、婚礼をあげよ」
「ええっ?」
こんどこそ、アムネリスは、口をひらくことさえ忘れてしまったかに見えた。
「そ——それは…」
「タイランが委細はすべてこころえておる。このたびは向こうへ行っても、ウマにのることも、閲兵することもいらぬぞ。ドレスに身をかざり、せいぜい花婿どのの心をとらえるよう、心をくだくのだな。いや——うむ、お前はわが子ながら美しい。モンゴール一の美女といったところで何の誇張もない。これならば、まずたいていの男は、お前に心をうばわれるであろうよ」
「……」
アムネリスは、紙のように蒼白になっていた。
そして、彼女のうしろで——彼女よりもさえ、なお青ざめ、凍りついたように立ちつくしていたのは——云わずとしれた、アストリアスであった。
グイン・サーガ第六巻『アルゴスの黒太子』
梅(*`Д´)ノ♪
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