[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
メール
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
801-
901-
1001-
1101-
1201-
1301-
1401-
1501-
1601-
1701-
1801-
1901-
2001-
2101-
2201-
2301-
2401-
2501-
2601-
2701-
2801-
2901-
3001-
3101-
3201-
3301-
3401-
3501-
3601-
3701-
3801-
3901-
4001-
4101-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
好きな小説を語るんだよ(*`Д´)ノ
3722
:
V3
:2015/05/18(月) 20:50:18 ID:GIZdUa.Q
(よくぞ、生きて戻れたものだ)
アムネリスは左手に白いかぶとをかかえ、考えこむような緑色の目を左右の見なれた、なつかしい景色へむける。いくつも建ち並ぶ太柱のあいだで、短い金色のトーガ姿の宮女たちがてきぱきと立ち働き、儀式用の鎧をつけた武将たちが行きかっている。
それはアムネリスが最もよく知っている光景なのであった。それは、いかにも新興のゴーラの一公国の首都らしく、金にあかせて贅沢にしつらえてはあってもどこか武骨で、あかぬけていない。何よりも、その金づくめの宮殿の中を行きかう人びとの顔が、男も女も日に灼け、しっかりとひきしまって、戦うものらしいきびしさを見せているのである。
しかし、そうはいっても、きれいにみがきぬかれた廊下を遠征軍の一団がすぎてゆくと、いかにもかれらは垢と埃りにまみれ、つかれはてて、敗けいくさの失態にうなだれてみじめに見えた。
アムネリスはきッと唇をくいしばり、ゆたかな黄金の髪を振りやる。
「右府将軍、モンゴールの公女アムネリス殿下——!」
グイン・サーガ第六巻『アルゴスの黒太子』
梅(*`Д´)ノ♪
※小説スレの中身は、1〜2097レスまでです
上で、付け足すのを忘れてしまったw
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板