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好きな小説を語るんだよ(*`Д´)ノ

3722V3:2015/05/18(月) 20:50:18 ID:GIZdUa.Q
(よくぞ、生きて戻れたものだ)
アムネリスは左手に白いかぶとをかかえ、考えこむような緑色の目を左右の見なれた、なつかしい景色へむける。いくつも建ち並ぶ太柱のあいだで、短い金色のトーガ姿の宮女たちがてきぱきと立ち働き、儀式用の鎧をつけた武将たちが行きかっている。
それはアムネリスが最もよく知っている光景なのであった。それは、いかにも新興のゴーラの一公国の首都らしく、金にあかせて贅沢にしつらえてはあってもどこか武骨で、あかぬけていない。何よりも、その金づくめの宮殿の中を行きかう人びとの顔が、男も女も日に灼け、しっかりとひきしまって、戦うものらしいきびしさを見せているのである。
しかし、そうはいっても、きれいにみがきぬかれた廊下を遠征軍の一団がすぎてゆくと、いかにもかれらは垢と埃りにまみれ、つかれはてて、敗けいくさの失態にうなだれてみじめに見えた。
アムネリスはきッと唇をくいしばり、ゆたかな黄金の髪を振りやる。
「右府将軍、モンゴールの公女アムネリス殿下——!」

グイン・サーガ第六巻『アルゴスの黒太子』

梅(*`Д´)ノ♪

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上で、付け足すのを忘れてしまったw


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